From: 若林宏和  <unticongsang@y...>
Date: 2005年2月19日(土) 午後4時33分
Subject: Re: 子供は風の子

「子どもは風の子」は終わっていますね。
エアコンの効いた部屋で、テレビゲームに興じている少年たちに半ズボンの必要性は薄れています。
また、健康優良児が称賛されたのは、日本人の体位がまだ見劣りした時代の話で、今なら少年の太りすぎが問題になるでしょう。
ひ弱な今時の子を叩き直す意味なら、説得力もあるかもしれませんね。
また、一時は人権上の問題から姿を消した野球部の丸刈りも、最近自分の意思で丸刈りにする野球部員が増えています。ただし、かつてのようにバリカンによる丸刈りではなく、鋏を使った丸刈りが。これならバリカン特有の「虎刈り」にもならず、丸刈りの欠点をだいぶ克服しているそうです。
半ズボンも、カブスカウトの制服のように股下を数センチ伸ばし、ゆったり作れば、「横チン」や「はみパン」が気になる向きでも納得させられるでしょう。



--- In hibarikkonokai@y..., 相良 幸孝 <ganbarail@y...> wrote:
> 　膝（ひざ）丈はおろか、スネ丈の長いハーフパンツが、 
> 盛夏期であろうとも、今では小学５・６年生男児にも主流とな
> りました。　 
> 　しかも、シャツのスソをズボンの中に入れずに、 
> ズボンの外に出すスタイルが、今では格好良いと見られるので
> しょうか、 小学生男児も、見かけでは私服の中高校生や、大
> 学生と変化ない服装に見えます。 
> これでは、幼い頃にこそ学ばせるべき、服装規範・美意識など
> は、 まず、私服である公立小学校で育ててゆくことは不可能
> と見てもよいでしょう。 
> 
> 　他方、１２歳前後の子供たちは、スキャモンの発育曲線にも
> 現れているように、 本来であれば、冬でも可能な限り肌を露
> 出していることが求められます。 
> 
> ８０年代には薄着や、はだしの教育も盛んに行われましたが、
> 今では、 それですら、積極的に学校でやらせているとは思え
> ません。 せいぜい、関東地方以南の小学校では、 
> 今でも通年、半そで半ズボンで体育の授業を行う点が、その名
> 残とも思えますが。 
> 
> 　一年中、半袖半ズボンの子が学校で表彰されたり、 
> 「子供は風の子です」といわれる時代は、もはや終わってしま
> ったのでしょうか。

From: cheung john  <johnxxx82jp@y...>
Date: 2005年2月23日(水) 午前10時13分
Subject: Fwd: 助け ! 香港の警察殺害香港の人々、 2 月転送メール。

From: 若林宏和  <unticongsang@y...>
Date: 2005年2月24日(木) 午前0時40分
Subject: 「これが流行だから」で納得するのはやめましょう

「ザ・掲示板」に、「小学生男子の半ズボン」というスレがある。そこに、なかなかの名見解があったので紹介する。

半ズボン廃絶は、小学生男子に限ったことではない。泳ぎづらくて仕方がないのだが、成人男性用の海水パンツもハーフパンツ化されている。つまり、この国の男子から、太ももを晒す習慣が消滅しているのである。

競泳用には短い海水パンツも残っている、との反論があったが、それを言ったら陸上競技用にもジョギパンは残っている。つまり、タイムを競わない限り、太ももは晒さないというわけだ。

なぜなのかは分からない。男性の女性化は、噂されているだけで生理学的に証明されているわけではない。私は大学院に落ちたが、ガンバレール氏の奮闘を応援したい。

From: 若林宏和  <unticongsang@y...>
Date: 2005年2月28日(月) 午後0時46分
Subject: 世界一強固なアンチ・ペドフィリア国家でも

以前、「たのみこむ」に、半ズボンは性犯罪を招きかねないから法律で禁止している国があるとの投稿があった。
もし禁止しているとしたならイギリスだから、イギリス大使館商務部にファックスで事実関係を確認した。
するとすぐにファックスで返信あり、「弊部では存じ上げません。」
衣料業者としてイギリスに半ズボンを輸出したいと述べたのだから、もし禁制品ならばそのように知らせてくるだろう。
半ズボンが性犯罪を招きかねないなど、半ズボン廃絶派による流言だ。

From: 若林宏和  <unticongsang@y...>
Date: 2005年3月3日(木) 午前6時08分
Subject: 時代の流れとは

昨夜のニュースツースリーの多事争論で、筑紫哲也が言っていた。
ずっと昔なら、東アジア共同体を唱えたら、大東亜共栄圏を目指す気かと言われた。
ちょっと昔なら、東アジア共同体を唱えたら、アメリカからクレームが付いた。
今は、東アジア共同体のメリットが盛んに言われている、と。これも時代の流れだそうだ。

「ウィキペディア」で私が執筆した半ズボン記事が少なくとも２箇所で引用されている。いわく、
お下がりの半ズボンを着用して登校したら、からかいに遭う・・・まあ、格好悪いと言うことでしょうなあ。ハーフパンツに乗り換えた世代が完全に成人してしまい、半ズボンの実物を見たことがない世代が台頭すれば、半ズボン復活の可能性は充分にあると思いますよ。ブルマーのようなあからさまな嗜好品でもないし。・・・私もハーフパンツって嫌いなんですよ。型がステテコと同じで、親父が室内でくつろいでいるみたいなんですよね。半ズボンが嫌ならば、長ズボンを穿けばいい。中途半端なハーフパンツは感心しない。・・・制服小学校の半ズボンを見ると、見るからに寒そうなんですけれども、懐かしいと言うか、新鮮と言うか、やはり男子はこれでなくてはね、と思います。

懐かし過ぎて却って新鮮、という印象が一般的になれば、半ズボンもレトロの対象になる。
しかし、２ちゃんねるの育児板の主婦たちは、「長いのがいい。半ズボン厨などスルーしろ。」「今時半ズボンをほしがる人なんているの？」。
半ズボン復活の機はまだ熟していないように思える。

From: 若林宏和  <unticongsang@y...>
Date: 2005年3月9日(水) 午後0時27分
Subject: 公開掲示板の醜態

「ザ・小学生男子の半ズボン」が大荒れだ。
中国企業から、半ズボンの輸入を始めたことにあるおばさんがケチツケを始めたことがきっかけになっている。
その点、登録制のこの場所を待避所に指定した「ザ」の管理者は、賢明だったと言えるだろう。
そもそも、ネットは相手がどこの誰だか分からず、匿名であることから、実社会以上の常識を求められる。常識を守れない者が、ネットユーザーになったら、ネット社会は争いだらけになる。文明の利器であるネットには危険性もあるわけだから、同じ文明の利器である自動車と同じように、免許制を検討してもいいのではないか。
「ザ」は、自由投稿制で、不真面目なもの、誹謗中傷を目的にしたもの、最初から荒らしや叩きを目的にした書き込みがあとを絶たない。子どもの教育の問題であり、ともすれば少年愛者呼ばわりされかねない論題なわけだから、自由投稿による議論は避けたほうがいいだろう。
先ほど「ザ」を眺めたら、「半ズボンかハーフパンツかなど、時代の流れだけで説明が付く問題だ」で終わっていた。
そうではない。私が半ズボン全盛の８０年代前半から半ズボン廃絶を心配していたのは、当時からティーンエージャー向けのファッションや思春期アイドルが低年齢化する勢いを見せていたからだ。
子どもの意義は、子ども時代を理想化する者にとっては、必ずしも種族保存にはない。半ズボンを受け入れるか受け入れないかは、何のための子どもであるかに関わる問題である。

From: 若林宏和  <unticongsang@y...>
Date: 2005年3月12日(土) 午前4時57分
Subject: ドミノ倒し

関西の某ローカル紙の生活部の記者から、紙ひこうき衣料についての電話による取材があった。まだ確定したわけではないが、４月中旬に「消えた半ズボン」についての特集を企画しているという。
県内の小学生に、なぜ半ズボンを穿かないのか聞いて回ったそうだ。半ズボンを持っているという小学生はいたらしいが、穿けない理由としてトランクスを着用しているからと答えたそうだ。
トランクス。意外に半ズボン以上に嫌われているのかもしれない。汚れた場所が目立つことから、洗濯しやすいとされたが、ミソパンやレモンパンは決して名誉なことではない。現在では汚れが目立たないカラーブリーフも開発されている。横チンやパンチラを防止するためなら、股下を５〜６センチに伸ばすだけでいいように、汚れを隠したいならカラーブリーフを着用すればよい。何も街の景色を一変させるようなイメージチェンジは必要ない。
ちなみに、県内の衣料業者にも取材したそうだが、この県では体操着のハーフパンツ化のほうが早く、約１５年前とのこと。
同夜、この新聞社にファックスを送り、個人では相手にされないこと、会社組織の衣料業者でも営利事業には協力できないと言われてしまうことを指摘し、ジャーナリズムの立場から公立小学校に調査協力を依頼できないかと申し上げた。
１．９０年代後半に、ハーフパンツに乗り換えた親子に、乗り換えた理由を取材する。
２．現在の親子に、
（１）半ズボンの実物を見せ、印象を聞く。
（２）自宅で１週間試着した印象を聞く。
（３）１週間半ズボンで登校した周囲の反応を聞く。

なお、（３）については、最初から調査だと分かっていれば周囲は静観する可能性があると友人に指摘された。周囲が冷静に受け止めてくれれば、中には自分も採用してもいいと言う少年が現れる可能性もある。

From: 若林宏和  <unticongsang@y...>
Date: 2005年3月18日(金) 午前1時38分
Subject: 寛容でない議論

「ザ・小学生男子の半ズボン」が崩壊寸前だ。
自由投稿制の半ズボン関連板でうまく行ったためしがない。
なぜそうなるのか。目標と立場が異なるからである。

（１）目標の違い
私は、半ズボン復活のために具体的な議論をしたいと最初に述べた。行動なき復活願望や、絶滅した文化に対する品評会などしたくもないからである。前進なき議論なら最初からするな、私は言いたい。マンモスを現代に復活させたところで、社会的には全く意義はないが、研究者は怨念でマンモスのＤＮＡを抽出しようとしている。

半ズボンの製造・販売を再開させ、着用できる環境を用意する。

それだけで構わない。

（２）立場の違い
「親は子どもを命がけで守っている。半ズボンはリスクがあるから穿かせられない。」
たびたび寄せられた意見である。
寄せられた分には構わないのだが、自分は正しいことを述べているのだからあなたも自分と同じ立場に立て、と言わんばかりの論理展開には賛成できない。

父母であれ、兄姉であれ、元少年であれ、半ズボン文化に愛着する者なら誰でも構わない。逆に言うならば、たとえ親であっても、半ズボンを否定する意見は細心の注意を払って投稿してもらいたい。なぜならば、半ズボンが消えたことに心を痛めているのだから。

From: 若林宏和  <unticongsang@y...>
Date: 2005年3月18日(金) 午前5時14分
Subject: ７０年代を色濃く残し

最近、スカパーのテレビ朝日チャンネルで「俺はあばれはっちゃく」が始まり、毎回楽しく見ている。
エンディングの「はっちゃく音頭」が気に入った。録画したあと、エンディングシーンを再生し、この歌を楽しんでいる。
私の父が言った。
「これって、ウルトラマンやタイガーマスクの歌をドーナツ盤で聞いているような感じだな。」
ショックだった。
いつも私が述べているように、半ズボン文化の確立は恐らく１９６９〜７０年頃と思われる。ウルトラマンにせよ、タイガーマスクにせよ、同時期だ。と言うことは、半ズボン文化は明くまであの時代の生活環境を反映していることになる。
７０年代は、子ども向けの音楽でも、演歌調が多かった。あの時代がたまらなく懐かしい。
まるでタイムマシンという工作船で、２１世紀という異国に拉致されてきたような感じだ。

From: 若林宏和  <unticongsang@y...>
Date: 2005年3月20日(日) 午前10時43分
Subject: 戦中世代の功績

現在の小学生たちは、小型の若者服を着用している。
親たちはこれを可愛いと感じ、本人たちはカッコいいと感じているのだろうか。
だとしたら、同世代とのセンスの違いが極まれりといった感じである。
小学生たちの親は、私と同世代のはずだが、なぜ自分が親たちから与えられた文化を子どもたちに伝えようとしないのだろう。若者志向で、軽いことを良しとした文化を創造したのは中学時代の私の同世代だ。
同世代たちが好んでこの文化を選択しているわけでなく、この文化しか流通していないからだと願いたい。
この文化をよしとする世代が作る社会ならば、貢献するものは何もない。

From: 若林宏和  <unticongsang@y...>
Date: 2005年3月26日(土) 午前3時35分
Subject: 過剰反応

先日、埼玉県所沢市で知的障害の青年が捕まった。
下校途中の小学生の頭を小突いて回ったかどでだ。
彼は今、起訴され懲役を求刑されている。
誰を殺傷したわけでもないのに。

今朝、「俺はあばれはっちゃく」を見た。
女の子が痴漢に狙われる物語で、長太郎の同級生がパンティーを盗まれたり、長太郎の姉貴が強姦されそうになったりしている。
しかし、父ちゃんは「そいつはいけねえ。捕まえてもらわなくっちゃ。」
担任の先生も、「警察に任せておけばいいことだから、君たちは関わらないように。」
どちらにしても、警察の領分であり、保護者や学校がどうこうする問題ではないとの認識に立っている。

今の世で、こうした事件が起きたらどうなるか。
スポーツ新聞は連日犯人像を憶測し続けるだろうし、地域では子どものあるなしに関わらず自警団が結成されるだろう。もし事件を真似たいたずらをすれば、「犯人」は冗談のつもりだったのが厳罰に処せられるだろう。

以前、「あばれはっちゃくの世界で子どもを育てたい」と私が発言したことが、「ザ」で反発を招いた。
今の世と、あばれはっちゃくの時代と、どちらが子育てに適した時代だったか答えてもらいたい。

From: 若林宏和  <unticongsang@y...>
Date: 2005年4月3日(日) 午前8時23分
Subject: 民草よ　夜明けは近い？

我が家の温度計では、今年初めて２０度を超えた。
先ほど、母親を車で買い物に連れて行ったのだが、ハーフパンツは４７人中何と３人、１００人中に直せば６人、寒の盛りより少なかった。
途中小学校の前を通過したときも、校庭で遊んでいる子どもたちを見て、「あらー、ほんとハーフパンツいないわねー」と母が言った。次から次へ現れる子どもたちが全員長ズボン姿であるのは壮観だ。今までなら、４月の声を聞いた途端、ハーフパンツの割合が急増したものだ。
新学期になっても、ハーフパンツが２割を超えないようなら、ハーフパンツが飽きられてきたと考えてもいいだろう。

なお、昨日駅で礼服姿の子どもが穿いているズボンがすね丈だった。公の場でストリーターにヒントを得たズボンを穿こうなど、どうかしているのではないか。

今年こそ、暗く長かった夜が明けることを祈りたい。

From: 若林宏和  <unticongsang@y...>
Date: 2005年4月12日(火) 午後5時24分
Subject: レトロはそこまで？

「俺はあばれはっちゃく」のＤＶＤを購入した。
キャッチフレーズにいわく、「あの昭和のガキ大将が戻ってきた！」。
ガンバレール氏が、昭和４０年代まではレトロの対象になっていると述べていた。
ようやくこれで、昭和５０年代がレトロの対象として認知され始めたのだろうか。

From: 若林宏和  <unticongsang@y...>
Date: 2005年4月23日(土) 午前1時51分
Subject: 新聞記者も素人なんだよな

http://www.kobe-np.co.jp/kurashi/200504hatena/01.htm
神戸新聞の記事。
単刀直入に聞いた記者はどうかしている。
私はこの記者から電話取材を受けたとき、どのような取材をするべきか具体的にアドバイスしたつもりだ。
聞き入れられたのは、被服心理学の教授に取材することだけだ。

From: 若林宏和  <unticongsang@y...>
Date: 2005年4月24日(日) 午後1時19分
Subject: 戦術なら高等

http://www.kobe-np.co.jp/kurashi/200504hatena/02.htm

神戸新聞の記事に、反応が集まり始めたようだ。
ハーフパンツのほうが安心できるとの意見がある反面、半ズボンのほうが子どもらしいとの声がある。

半ズボンを肯定する意見を引き出すために、半ズボンを否定する意見ばかりを載せたのならば、直情的に気持ちを表現してしまう私には出来ない高等戦術だ。