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別に新ジャンルじゃない「ひょんなことから女の子」
1 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 21:47:14.69 ID:sDljFet40
ここは「ひょんなことから女の子」スレです。

誰かが女の子になったり、何かが女の子になったりしています。
デフォのキャラがいないので、自由にキャラを作って下さい。
別に新ジャンルじゃないし既出も上等。
あなたも「ひょんなの子」を妄想してみませんか?

・過度のリアル報告・自虐、自動保守は避けましょう。

まとめwiki http://www12.atwiki.jp/hyon/pages/1.html
避難所 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/computer/31732/1155745234/


2 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 22:02:23.57 ID:3cBXNx0U0
 

3 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 22:06:30.30 ID:aoCxpTe7O
>>1
乙。

4 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 22:22:00.49 ID:aoCxpTe7O
保守

5 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 22:51:00.77 ID:XwPpTe770
>>1


6 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 23:10:28.90 ID:XwPpTe770
貼ろうと思って見直してたら根本的な問題発見
よって保守

7 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 23:33:47.49 ID:XwPpTe770


8 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 23:34:22.29 ID:9uA3T6PM0
ぬるぽ

1分以内にガッされたら作品つくってみる

9 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 23:35:34.71 ID:aoCxpTe7O
ガッ

10 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 23:35:44.52 ID:sjUO4hSN0
http://www.orange-mushroom.com/qvga/

11 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 23:36:04.01 ID:aoCxpTe7O
ちくしょおおおお

12 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 23:38:36.63 ID:9uA3T6PM0
1秒遅かったなw

13 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 00:08:56.03 ID:S3vHTtBK0
1分以内にガッされなかったけど作品つくってみた、一部だけど

これは投下するべきなの?あまりにも過疎ってるし・・・

14 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 00:14:17.65 ID:R8Wce+mE0
支援

15 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 00:15:52.87 ID:bewdk0eG0
wktk


16 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 00:20:16.80 ID:S3vHTtBK0
この世は不思議に包まれている

現代では科学技術が発達したきたことにより、かつて不思議な謎とされていたことや祟りなどというものが
今ではすっかり「科学的根拠」というものにより薄っぺらいものになってしまっている

しかし、科学技術はまだ完全ではないというのもまた事実

この世は未だ不思議に溢れている

まだ未知なる世界が、私たちの知らないところにある

現実的な世界と不思議な世界・・・それが混じったものが今私たちがいる世界

そんな曖昧な世界に・・・また一つ不思議が生まれる


これは一人の少年が遭遇したちょっと不思議でちょっと甘い物語


                 第一章:その名はドッペルゲンガー?

17 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 00:21:24.51 ID:S3vHTtBK0
wktkするしないは自由だけど、文才のなさに失望するかもしれないからwktk非推奨ね

頑張って続き書いてくる

18 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 00:26:28.33 ID:bewdk0eG0
ならば私はこう言おう、「頑張れ」と
とりあえず乙

19 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 00:28:58.11 ID:S3vHTtBK0
第一話


2月某日、とあるマンションの一室

「アル晴レタ日ノコト〜♪」

携帯にセットしておいたアラームが鳴る・・・そのことから午前7時であることの確認
手探りで携帯を見つけ出し、アラームを止める

僕は秋空勇人(あきそらゆうと)、現役高校1年生。早生まれだからまだ15歳
詳しいプロフィールとかは無し、普通の高校生だし

いや、アラームの曲にハレ○レユ○イの時点で普通じゃないとか言わないで・・・

「菜の花〜、風に揺れて♪」

もう一つ設定しておいたアラーム、携帯じゃなく目覚まし時計が鳴り始める

自分で設定しておいて言うのもなんだけど、朝っぱらから眠いときに巨大な音が近くでガンガン鳴ると
非常にイライラしてくる、しかも今日は土曜日だから尚更のことである

今日は特に用事があるわけじゃあ、ない。それなら何故アラームセットしてまで目をさます必要があるのかと
言うと、生活習慣が狂ってしまうからである

まぁゲームしたいっていうのもあるんだけど・・・魔法師高いなぁ・・・あ、これは通じる人にしか通じないや

布団のなかで温もりを味わいながらそんなことを考えていた

20 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 00:30:10.74 ID:S3vHTtBK0
「ブンブンブブブン、黄色いバカンスよ〜♪」

そういえばアラーム鳴りっぱなしだ、いい加減止めないと電池がもったいない

というわけで目覚ましを止めるために手を伸ばす、毎日やってることなのでもう見なくても場所は分かる

ポチ・・・・・・・・・・・ペタ


ペタ?


・・・何だ、いまの?・・・いや、目覚ましはきちんと止まったんだけど、何か他の感触もある・・・
というより、何かの「熱」を感じる。決して熱いわけじゃなくて・・・そう、人の体温くらいの「熱」

何かと思って寝ながら首だけを目覚まし時計のほうに向けると・・・


僕と同じポーズをして固まっている・・・一人の「少女」がいた

21 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 00:31:18.39 ID:S3vHTtBK0
「「え?」」

お互いに声を重ねて言う。シンクロ率高いな、とかそんなこと思う暇なんてないくらい混乱している

「「えっ・・・誰?」」

またもやお互いに声を重ねて言う

「「えっ・・・えっ?何で?というか誰ですか?」

布団から起き上がり同じ動作をする、少女の布団なんてもちろん出した覚えはない
記憶障害なんて1年近く一人暮らししてるから、そんな重大なことがあったら困る

僕は目の前の少女と仲良く、状態異常:混乱にかかっていた


一体誰のどんな思惑なのか・・・僕の日常がちょっぴり非日常に変わってしまった

22 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 00:32:07.41 ID:S3vHTtBK0
連投規制と皆さんの反応が怖いです

でも過疎ってるよりはマシ・・・・でもないか

23 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 00:36:36.59 ID:wqAXJw7bO
>>22
悪くねぇぜwwww

24 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 00:36:53.20 ID:bewdk0eG0
この展開は好き

25 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 00:38:06.22 ID:R8Wce+mE0
あんまり見たことないパターンだ

26 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 00:40:10.87 ID:uhNBekj70
いいじゃないか
wktk

27 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 01:00:33.35 ID:S3vHTtBK0
第二話

僕は現在リビングでコップに入れた牛乳を飲んでいる

目の前には先ほど仲良く混乱していた少女がいる、その少女の前にも牛乳がある

今はお互いに落ち着いているものの、ちょっと前まではお互い・・・というか少女が異常に暴走していた

少し回想してみよう


----------------------------------------------------------------------
勇人「あの、どちら様です?」

とりあえず聞いてみる

少女「えと・・・この部屋の住人なんですけど・・・ってあれ?」

少女が首を傾げる。おかしいな、この部屋の住民は僕のはずだけど

少女「あーあー、もしもーし。」

独り言を言っている、何がしたいのかが全く分からない

少女「何か声が変になってる」

いや、女性の声としては普通だと思われる いつもと違うなら風邪じゃないの?

少女「あ・・・あれっ!?」

28 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 01:01:42.63 ID:S3vHTtBK0
自分の身体を見下ろして素っ頓狂な声を出す

・・・しかも自分の胸や下半身急所まで触る始末

勇人「ちょっ!何やってるんですか!人の目の前で卑猥なことしないでください!」

少女「え!?何で!?」

全く聞こえてないのか、少女はそのまま洗面所に行って鏡を見始める

少女「え!?僕女になってる!?」

いや、何を寝ぼけてるんだ?この人は。・・・まぁ危害加えそうにないからまだ大丈夫かもしれない

しかし、混乱してるのは僕も同じなのである。このままだと事態が進展しそうにないので

勇人「あの、ちょっと落ち着きませんか?」

と声をかける。すると少女は

少女「あ・・・はい、すみません」

ここからお互いに質疑応答の時間に入った

29 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 01:02:50.75 ID:S3vHTtBK0
彼女の話を要約すると

「ありのまま今朝起こったことを話すぜ!昨日の夜普通に寝たと思ったら朝起きたら女になってた
しかもそれだけじゃなく、目の前に男の自分がいたんだ。何を言ってるか分から以下省略」

らしい、つまり客観的に見て「僕が二人に分裂して、片方は女性になった」ということである

そして今に至る

---------------------------------------------------------------------------------

勇人「成る程。つまり記憶や思考能力等の内面的能力に変化はなく、身体的な特徴が」

少女「はい、あなたと同じ記憶を所有しています。思考も完全に同一です」

勇人「では、質問します。僕に関するちょっとした質問です。第一問、僕の名前と多少のプロフィールを」

少女「秋空勇人、現在15歳で高校1年生。学校では一部の友人のみしか話さないので、あまり目立たない人種」

勇人「第二問、いきなり難易度が上がります。誰ともメールしなくても携帯に20通近くメールがたまる理由は?」

少女「多人数送信により、チャット機能化させたようなメールを友人としているから」

30 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 01:03:23.93 ID:S3vHTtBK0
勇人「ラスト・・・あまり聞きたくないけど、僕の性癖」

少女「性癖は特にあるわけではないが、2次元では不思議で感情の少ないキャラが好き。ぱ○ぽ○の一○さんやひ○ら○の古手
○花が代表れ」

勇人「いや、もういいです」

実際自分では分かっていても、他人に・・・しかも女性に言われると酷く凹む

少女「信じてもらえました?」

勇人「70%程度。ほとんど信用出来るけど、科学の発達した今の世じゃちょっと難しい」

少女「ですよね・・・僕自身も未だ信じられません」

まぁ幸いにも土曜の今日から月曜の創立記念日までと3連休ある。対策は簡単であろう

勇人「しかし、事実はこうなんですからね。これからのことを考えましょう」

少女「あ、はい」

31 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 01:03:46.75 ID:uhNBekj70
wktk

32 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 01:03:49.87 ID:S3vHTtBK0
勇人「えと、何て呼びます?勇人は男の名前ですし、それに自分の名前呼ぶみたいで」

少女「それもそうですよね・・・じゃあ勇人という漢字をあわせて優(ゆう)はどうです?」

勇人「悪くありませんね、では秋空優さん。これからヨロシクお願いします」

優「あ、それと自分に対して敬語は変ですよ?」

勇人「それもそうか・・・じゃあヨロシクな、これでおk?」

優「よろしくねっ、秋空勇人君♪」

満面の笑みで言われた・・・ちょっと顔が赤くなる

僕が優のことに関わる必要はないんだけど・・・自分のドッペルゲンガーについては気になるからね
今のご時勢にこんなことに出会えるなんて面白すぎるし

何より優がちょっと僕のタイプってのもあるんだけどね・・・同じ感性してるならバレてるかも、あーあちょっと憂鬱

33 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 01:04:26.49 ID:S3vHTtBK0
ストック切れた\(^o^)/

また書いてきまっす

34 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 01:08:29.64 ID:uhNBekj70
>>33
GJ

35 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 01:09:05.95 ID:wqAXJw7bO
こりゃあ期待できるな

36 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 01:09:47.85 ID:R8Wce+mE0
あ…なんか俺が書こうとしてたのと逆パターンみたいだ
まあとにかく乙

37 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 01:10:38.37 ID:H/CQuhty0
おやかたぁ

38 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 01:30:05.24 ID:XHqIIQb2O
前スレの『弟が女体化』
にもwktkしておこうか。

39 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 01:32:13.64 ID:S3vHTtBK0
第三話

まず何をすべきか考えていたところ、洗面所に向かっている最中に優がパジャマの裾を踏んで豪快に転倒したため
服を買いに行くことにした

男一人で女性の服買いに行くのは周りの目が危なすぎるので優も同行、ってかサイズの問題もあるし

しかし、女性と並んで歩くというのは予想以上に恥ずかしい。いくら自分だと分かっていてもである

優「もしかして恥ずかしい?」

しかも自分なんだから簡単に人の思考をズバリと当ててしまう。迷惑ってレベルじゃねーぞと叫びたい

勇人「自分のことも分からんのか?」

半分キレ気味に言う、しかし優は

優「腕組もうよ♪」

なんて言い出す始末、自分の性格を恨んだのは今まで生きてて初めてのことである

勇人「普通に歩けないのか、お前は」

と言ったにも関わらず

優「勇人君♪」

豪快に腕に抱きついてきやがった、人の話を聞かないってのがどんだけ迷惑なのかが分かった気がする

40 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 01:33:17.94 ID:S3vHTtBK0
勇人「お前っ、離せって!僕が恥ずかしがるの分かっててやってるだろ!」

優「うん、そうだよ?」

上目遣いでこんなこと言ってきた、本来なら可愛いはずのその顔も今は悪魔の笑みに見えてしまう

優「あ、着いたね。じゃあ服&下着買ってくるねー」

結局腕組んだままここまで来てしまった・・・クラスの連中に見られてないよな?

服に関してだが、同行する予定であったものの自分のセンスのなさはお互い承知なので店員任せという結論が出た

僕は外で飲み物飲みながら待つことにした。長くなりそうだから椅子に座ってしばし考察モードに入る


自分のドッペルゲンガー・・・しかも異性の
自分が女だったらという想像はしたことがあるものの、実際になってみたいと多少は思ってた
実際に女になった優はどうなんだろう・・・あとで詳しく聞いてみるか

ちょっと眠くなってきた・・・少し寝よう

そのまま夢の世界へ落ちていった



「・・・」

ん?何だ?

41 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 01:33:43.37 ID:S3vHTtBK0
「ぉ・・、・・君」

何かが聞こえる

優「おーい、勇人君?買い終わったよー?」

勇人「ん・・・、あれ?僕熟睡してた?」

優「うん、気持ちよさそうだったよ。それよりこれ見て!」

と言われて優を見る・・・そこにはよりいっそう可愛くなった彼女がいた

優「えへへ、似合う?」

僕とは思えないような言葉遣いだが、それもあまり気にならないくらい似合ってる

優「これ、店員さんが選んでくれたやつのなかで気に入ったのだけ買ったんだよ」

42 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 01:34:05.16 ID:S3vHTtBK0
成る程・・・優が気に入る=僕も気に入るだからな。というかほんと惚れそうだ

優「どう、惚れちゃうでしょ?」

勇人「微妙」

図星だったものの、ちょっと反抗してしまう。

優「あ、ひどいなー」

言葉に反して顔は笑顔だった。やっぱり心を読まれてるのだろうか・・・あーあ憂鬱

勇人「とりあえず帰るか」

優「うん、そだね」

二人並んで夕焼けの道を歩いていった

荷物持っていたから帰りは腕組まされなかった、荷物が多くて有難いと思うなんて・・・

43 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 01:35:00.56 ID:1c63svQQ0
>>37
「あ、あんなにむさ苦しいヒゲ面の親方が…!」
「よ、幼女になってるー!?」
あんなに暑苦しかった筋肉は、影も形も無く…有るのはぷにぷにの体。
「お前ら、いつまでも喋ってねぇで、さっさと仕事しねぇか!」
見た目は幼女だが、中身は普段の親方のままのようだ。
「「は、はいっ!」」
……。
「くぅっ…このパイプ…重いぞ…!んぐ…んぐぐぐっ!」
「お、親方っ!それは俺が運びますから!奥で休んでてください」
「そ、そうか?すまんな…こんなに力が無いとはなぁ…情けない」
「あっ、親方ー。アイス買ってきましたよ!食べてください!」
「あ、アイス…?か、買ってきちまったんじゃしゃーねぇ。食わないのも勿体無いからな!」

っていうのを瞬時に連想した俺はHEN☆TAI

44 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 01:35:57.97 ID:S3vHTtBK0
よく聞く改行規制とやらがホントキツイですな

あと、コテとかってつけるべき?自己主張激しいやつって見られそう・・・こんな駄作なのに

45 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 01:38:28.57 ID:wqAXJw7bO
>>44
酉くらいはいんじゃね?

46 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 01:38:57.59 ID:1c63svQQ0
>>44
別にどっちでも良いんじゃね?
コテはともかく、トップリは付けておくとまとめの人がやりやすいかもしれん

あぁ…弟が女体化買いてこなきゃな

47 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 01:39:34.84 ID:uhNBekj70
改行規制は専ブラつかったら分かりやすい
コテはあったほうが分かりやすいかな
それと駄作駄作ってあんま自虐するのよくないんだぜ
wktkして待ってる

48 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 01:40:51.83 ID:S3vHTtBK0
みんなの優しさに感涙です

・・・ちょっとコテのつけかた探してきますね

49 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 01:46:23.69 ID:hBLu0jGWO
良スレの予感。
だから保守!!

50 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 01:49:47.54 ID:S3vHTtBK0
これでいいのかな?

51 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 01:51:34.24 ID:wqAXJw7bO
>>50
おk

52 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 02:00:46.05 ID:b2uakBLe0
>>43
ネタが被った……ごめんなさいorz

俺はとある修行中の大工。今日も現場で仕事だ。厳しくも優しい親方と仲間に囲まれ、楽しくやっている
「にしても親方遅いっスねwww。いつもはもう来てるのに」
「そうだな。」
「お、来た来た」
親方の車がやってきた。社名入りの軽トラだ
「おはよーさん!あーもうこの体は運転しづらくて仕方ねえや」
「は!?」
俺たちはみな呆然としている。軽トラから降りてきたのが中学生くらいの女の子だったからだ
「あの、あなたは?」
「あ?そうか。わかんねーか。親方だよ。朝起きてたらこうなってた」
「な、なんだってー!?」
そんな馬鹿な。この可愛い子が親方?だが信じられない様子の俺たちを尻目に女の子は仕事を始める
「なにしてんでぃ!さっさと始めねえか!!」
「で、でも」
「信じられねえってか?そんなことは仕事を見てからいいな!!」


「親方、お茶です」
その子の慣れた手つきはまさに親方そのものだった。この子は本当に親方なんだ。
「おう。おめえもだいぶ巧くなってきてるな。頑張れよ」
「はい!ありがとうございます」
こんな姿になっても親方は親方。俺の憧れの存在だ。この人についていけば大丈夫だ。
「さて一本……げほっ……ごほん…煙草まずっ!!」
「お、親方ぁ―!?」
……大丈夫だよね?

53 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 02:08:16.56 ID:uhNBekj70
親方・・・

54 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 02:11:38.67 ID:S3vHTtBK0
第四話

勇人「ふぅ〜」

帰宅完了、久しぶりに動いたっていうわけでもないのに汗だく

優「ふぅ〜」

同じ様に優も汗だくである

勇人「よし、じゃあ早速買ってきたやつの処理するか」

処理というわけではないが、値札取ったり洗濯したり・・・変な言葉選んでしまった。まぁいいや

優「うーん、汗だくベタベター」

勇人「黙って手伝え」

優「あ、パジャマ洗濯しないでいいからもう着させてもらうね」

勇人「貴様もう寝る気か?人に任せて自分は寝るとはいいご身分だな」

優「やや、違うって。汗流すからシャワーあびてくるね」

・・・随分女性らしくなったな、僕。男の僕は汗だくでも全く気にしないのに

55 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 02:12:30.89 ID:S3vHTtBK0
勇人「そうか、じゃあ着替え持っていってさっさと浴びて来いよ」

優が着替えのパジャマを取る、だが風呂場に向かわない

勇人「何やってんだ?さっさと浴びて来いって」

優を見るとニヤニヤ笑っている・・・これは悪い予感がする

優「勇人君〜♪」

案の定というか、優が抱きついてきた。

勇人「流石に多少は抵抗力ついてきたぞ、街中ってわけでもないしな」

優「勇・人・君♪一緒にシャワー浴びない?」

勇人「ぐっ、げほっ!」

これは想定ラインから10mくらい外れている、そのせいか豪快にむせてしまった

優「えへへ〜、勇人はかつての自分の身体だもんね〜?私は平気だよ?」

私は平気だよ?にでも勇人は平気じゃないもんね、という意味が込められてる・・・

56 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 02:13:05.45 ID:S3vHTtBK0
勇人「15歳の人間に18歳以上のことを要求するな」

優「私・・・いいよ、勇人君なら・・・優しくしてるって信じてるから・・・」

勇人「寝 言 は 寝 て 言 え 。蹴 り 殺 さ れ た い か ?」

優「うぅ、酷いなぁ・・・。じゃあ浴びてくるねー」

着替えを持って風呂場に向かう優、チキンだなとか言うなよ

勇人「さて・・・さっさと片付けるか」

目の前の服の山を見てそんな独り言を言う、はぁ・・・先は長そうだ


片付け開始から10分後、大体半分くらい終わった頃である

ガシャーン!!

風呂場から豪快な音が聞こえてきた、どうやったらこんな音出せるんだ?というくらい大きい音である

勇人「おい、大丈夫か?」

とりあえず声を大にして聞いてみる、しかし返事がない

勇人「おい!大丈夫なのか!」

不安になって風呂場へ向かう、のぼせて転倒して頭強打したなんてなったら大変だからな

57 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 02:13:39.50 ID:S3vHTtBK0
勇人「おい、優!どうした?」

風呂場の前で聞いてみる、それでも返事がない

これは流石に危ないと思った僕は優の状態を確認することにした

ガラッ!

勇人「おいっ、だいじょ」

風呂場のドアを開ける。内心かなり不安だった・・・が

優「やっぱり勇人、一緒に浴びたかったのね♪」

といきなり抱きつこうとする優

ガラガラ

そして華麗に無言で閉める

優「えぇ!?勇人それは酷くない!?せっかくどうにかして大きな音出したのに・・・」

勇人「お前一回死んで来い!氏ねじゃなくて死ね!」

58 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 02:14:12.70 ID:S3vHTtBK0
優「酷いなぁ・・・私は勇人と一緒にシャワー浴びたかっただけなのに・・・」

無言で風呂場から立ち去る、僕は何も見ていない何も見ていない何も・・・

だが脳内ではさっきの優の裸体が再生されている、しかも一緒にシャワー浴びたいなんていうから余計に・・・

勇人「最悪だ・・・自分の性格がここまで酷かったとは・・・」

何でこう・・・挑発的な性格になってしまったんだ、って今日ほど思った日はない。あーあ憂鬱

59 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 02:14:59.15 ID:OCSQhSK/0
まとめが更新されているな保守

60 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 02:17:42.19 ID:S3vHTtBK0
うーん・・・もう眠いので寝ますね

他の職人さんの作品をwktkしながらお休みなさい

61 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 02:19:42.97 ID:wqAXJw7bO
恥を承知でまとめサイトのURL頼む

62 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 02:21:35.91 ID:uhNBekj70
>>61
どうみても>>1だろ

63 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 02:25:02.21 ID:wqAXJw7bO
>>62
見落としてた・・・スマン・・・

64 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 02:37:35.02 ID:1c63svQQ0
>>52
イイヨーおやかたイイヨー

65 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 03:41:19.93 ID:b2uakBLe0
>>60
乙&GJ!

今日の夜から実家だからしばらく投下できねえや。みんな頑張ってください



66 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 03:44:33.28 ID:IFFxPR740
煙草まずwwwww

67 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 04:10:49.34 ID:+5DGLVq0O
オス、オラ初代スレ>>1
あれから半年近く、ろくにVIPに来ていなかったが、
まだスレが続いててオラわくわくしてきたぞ。
別の話が放置したままだけど、いっちょ新作投下してみっか!

68 名前:続・ひょんなことから女の子 :2007/02/18(日) 04:16:13.36 ID:+5DGLVq0O
 俺っち、男!
 男ってのは通称で、別に人間らしい名前があるはずなんだけどさ、まぁ男って覚えてくれや。
 俺さぁ、最近悩みがあるんだ。
 それは体が女になっちまったってこと。(よい子はまとめPart5参照をだぜ!)
 そのせいで彼女、あ! ダチって言うんだけどね。
 その子とエッチぃこともできなくなっちまって……
 いや、しようと思えばできるんだよ。百合プレイとか、ペニバンとか。

「するかぁっ!!」

ガッ!

 ちょっ! おまっ!
 女の子に向かってなんてことするんだ!

「うるせぇ! さっさと先に進め!!」

 ……でさ、もう一つ気になることがあるんだ。
 世界中の男の犯罪者が、女体化しまくってるんだ。
 別に15、6歳ぐらいだったとか童貞だったとかじゃなく。

「別スレの話をするなよ……」

 とにかく、この世界中ひょんなの子事件は、誰かの仕業としか考えられない。

「勝手な事件名をつけるな」

69 名前:続・ひょんなことから女の子 :2007/02/18(日) 04:21:49.16 ID:+5DGLVq0O
 俺は決めた。
 事件を解決して、俺も元に戻るって。
 そしてダチとあぁ〜んなことやこぉ〜んなことをするんだもーん。

「……」



 ……男を女にしたのは俺なんだけどね。
 みんな、久しぶり。俺はダチ。ひょんなことから女の子になっちまった第一号だ。
 最近頻発してるこの事件、男じゃないけど確かに気になる。
 ひょんなことから女の子になる現象……
 最初はなんかの病気とか突然変異とか、そんなことだと思ってた。
 でもこれは、性別を変える力を持つセ、セ……セックスノートのせいだった。
 あー、恥ずかしい名前だぜ……
 で、そのノートは、デュークっていう変なカミサマが持ってて、
奴が忘れたのか置いていったのかは知らないけど、俺の手に渡った。(よい子はまとめPart5を参照な)
 それで男の性別を悪戯心で女に変えちまったわけだけど……
 このノートは、元々の性別をカミサマに渡すことで、死んだ人間を生き返らせることもできるんだ。

70 名前:続・ひょんなことから女の子 :2007/02/18(日) 04:28:07.43 ID:+5DGLVq0O
 この事件は、ノートを使ったとしか考えられない。
 こんなに大量に人を、しかも犯罪者だけを女にしてる。
 男じゃなくても、気になるってもんだぜ……



続・ひょんなことから女の子 セックスノート編



ダチ「休学届けって、お前なぁ。それになんで俺まで……」

男「問答無用! エロエロ大魔神であるこの男様が、女になってしまったとはなんたる不覚!
こうなりゃ、この事件の犯人である『ブーン』を捕まえるまで、俺は殴るのをやめない!」

ダチ「誰を殴るんだよ……」

 そんなことを言いながらも、ダチの目はついついセックスノートの入っているカバンを見てしまう。
 このセックスノートが他にあり、世界中の犯罪者達を女の子にしているとしたら。

ダチ(でも、それだとなんか緊張感がないよなぁ)

 確かに、犯罪者が可愛い女の子になるというのは、愛らしい事件ではあるが。
 だが、これは人の性別を弄ぶ倫理を脱した行為であると、糾弾する者も多い。

71 名前:続・ひょんなことから女の子 :2007/02/18(日) 04:33:36.96 ID:+5DGLVq0O
男「よし、情報収集に街へ繰り出すぞ!」

ダチ「えー……」

男「一度やってみたかったんだ。逆ナンとか援交とかwktk」

ダチ「や め ろ !」

ガッ

 男が女になっても、ダチのツッコミには容赦がない。



 繁華街に着いた頃には、すっかり日も暮れていた。

男「うふふふ〜、あははは〜」

ダチ「はしゃぐな!」

男「だってぇ、あたしぃ、ミニスカとか穿いたの初めてだしぃ」

ダチ「キモイ喋り方をするな!」

男「キモーイ。童貞が許されるのは小学生までだよねー」

ダチ「はぁ……」スタスタスタスタスタスタスタスタスタ

男「待って呆れないで置いてかないで〜。ごめんよ言ってみたかったんだよ〜」

72 名前:続・ひょんなことから女の子 :2007/02/18(日) 04:37:28.63 ID:+5DGLVq0O
ダチ「うっせぇ、話しかけんな」

 ツンとして、男を突き放す。
 時には辛く当たる。これも愛だ。

男「うえ〜ん!! ダチがいじめる〜!! ○○○なこともや○○○なこともした仲なのに〜!」

ダチ「ちょっ!馬鹿、やめろ!!」

「ママー、あのお姉ちゃん達何言ってるのー?」
「しっ!聞いちゃいけません!」

ダチ「……」

男「ダチとはピーッしたりズキューンッとかやったりそれから(ry以下自主規制」

ダチ「もう……やめて……」

 でもやっぱり傍若無人の男には勝てないダチ君なのでした……



男「ちぇっ。結局なんの情報もなしかぁ」

ダチ「一般人の俺達が何かできるかよ」

男「そりゃそうだなぁ」

73 名前:続・ひょんなことから女の子 :2007/02/18(日) 04:44:26.73 ID:+5DGLVq0O
 トボトボと帰路に着く二人。

男「あ、コンビニ寄ってこうぜ」

ダチ「何買うんだよ。金あんまりないぞ」

男「肉まん」

ダチ(食べたい)

 先を歩く男の服の掴んで、一緒に歩く。
 夜ともあり、コンビニの前ではDQN達がたむろしていた。
 しかし、さすが元男の二人、DQN達がナンパしてきても軽くあしらって店に入った。

男「なにしよう。迷うなぁ。いっぱいあって迷っちゃう〜」

ダチ「キモイ動きをするな。ピザまんでも食ってろデブ」

男「オパーイはあるがデブじゃなーい。でもピザまんにしよ」

ダチ「俺も」

 二人はピザまんを買って、コンビニを出た。

('A`)「うへへ、お姉ちゃん遊びに行こうぜ。オレ渋井丸毒男。だからシブドク」
(;><)「キモイです。やめてください」

74 名前:続・ひょんなことから女の子 :2007/02/18(日) 04:50:36.93 ID:+5DGLVq0O
ダチ「まーだやってるよ」

男「いっちょシメるか?」

 ダチ達と擦れ違い、DQN達には目もくれず少年がコンビニに入っていく。

ダチ「ん?」

男「どした?」

ダチ「なんだろ……?」

('A`)「どうせ暇だろ」
(;><)「わかりません><」

 OL風の(;><)は逃げ出した。
 ('A`)がバイクで追いかけようとする。
 だが、その時!!

(;'A`)「ひゃあ!オレ、幼女になっちまったぁ!!」

 バイクにまたがる、幼女。
 ブカブカの服を着て、ぷにっとした顔が青ざめていく。

ダチ「これって……」
男「まさか……」

 ひょんなことから女の子。
                    つづく

75 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 04:53:49.17 ID:+5DGLVq0O
そういえば
深夜の保守とかいらなくなったらしいNE

orz

76 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 04:57:34.38 ID:s9dgN1Rp0
じゃあ俺が保守

77 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 05:08:21.86 ID:3Q0vd6bI0
まさか再び初代>>1に出会えようとは。
お帰り。

おまいさんのお陰で色々なストーリーが生まれたんだぜ。
感謝。

78 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 08:50:17.23 ID:wqAXJw7bO
楽しみが増えたよーwwwww

79 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 09:37:47.04 ID:3MWK4KCa0
初代氏乙

80 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 10:03:39.32 ID:ev8yADyVO
金持ちの完璧人間が女になった話って前スレであったよね

81 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 11:32:25.16 ID:3MWK4KCa0


82 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 13:00:13.87 ID:bewdk0eG0


83 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 13:04:28.72 ID:zA9A+Bfl0
ほ〜ら☆
えっちなものだよぉ〜
(携帯可)
http://gareki.ddo.jp/ki/ki/ki_9111.xxx

84 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 13:19:25.87 ID:S3vHTtBK0
今北産業

85 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 13:52:28.89 ID:hBLu0jGWO
捕手

86 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 14:03:49.27 ID:S3vHTtBK0
5分以内にガッされたら続き投下

87 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 14:07:51.53 ID:P8JNs3+Y0
ガッ

88 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 14:08:01.05 ID:yCJlCmSjO
>>86

89 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 14:08:17.43 ID:HK1kVDKF0
痛いオッサン発見
http://ex17.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1171775242/

90 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 14:09:23.91 ID:S3vHTtBK0
みんなROMってるんですかぃ?

ってなわけでメモ帳漁ってくる

91 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 14:10:11.28 ID:S3vHTtBK0
第二章:HKOK症候群


第一話

目が覚める、目覚ましが鳴ってないことを考えるとまだ7時前のようだ

今日は・・・昨日が土曜日だったから日曜日か

優「すーすー」

優の寝息が聞こえる、やはり昨日のことは夢じゃなかったようだ

夜寝るときに、これが夢だったら何て思ってしまったが現実は甘くなかった

優「すーすー」

起きる気配がない、いくら同じ人間でも起床時間に多少の違いが生まれるようだ
というより僕の視点で言えば同年代の女性と寝てるわけだから、ゆっくり寝られるわけがない

時計を見る、午前7時5分・・・どうやら昨日目覚ましをセットし忘れたらしい

昨日の夜は大変だった。あの後シャワー浴び終わった優と片付けをしていたんだけど・・・

片付けが終わって僕が今日はもう寝て明日考えようと言ったら優が一緒に寝ようとか言い出す始末

もちろん二人分きちんと布団を敷いてやったけど

何でそうやって・・・僕のことを大人の領域に誘うのかが分からん。こういうことがあったから今日は
少し早く目覚めたのかもしれない。警戒心丸出しだな、僕

92 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 14:10:45.88 ID:S3vHTtBK0
優「うーん・・・あ、おはよう」

勇人「おはよう」

優が起きて朝の挨拶を交わすものの、すぐにまた布団に潜る。起きてから1時間経たないといつも通りに
ならないってのもやっぱり同じみたいだ。流石ドッペルゲンガー

まぁ僕もまだ完全に目が覚めてないから布団に潜ることにする


1時間後

優「勇人おはよう〜、昨日は楽しかったね。今日は何処行く〜?」

勇人「はぁ・・・」

優が昨日と同じテンションになる、いくら目が覚めてても朝っぱらからこのテンションに付き合うのは疲れる

優「溜め息つかないでよ、せっかくの日曜日なのに」

勇人「彼氏彼女ってわけじゃないんだ。今すべきことを考えろ」

優「むむむ、今すべきこと?」

勇人「生活用品は全て揃えた。食料も大丈夫。暮らしていくのに必要なものは一通り揃った」

優「じゃあ出かけようよー」

93 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 14:11:12.92 ID:S3vHTtBK0
勇人「何で肝心のことを忘れるんだ、ドッペルゲンガーと女体化について調べないでどうする」

優「うーん・・・面倒臭いなー」

勇人「今日も休みだからな、一日全部使って調べ上げるぞ」

優が不満そうな顔をする、こいつ本来の目的忘れてるんじゃないか?

優「あ、寝起きのシャワー浴びてくるね」

もう別人レベルにまで性格に違いが出てきた気がする・・・今まで寝起きのシャワーなんて浴びたことないぞ

優「ねー、勇人。い」

勇人「先に原因調べてるからさっさと浴びて来い」

と言ってパソコンを起動、優がまたもや不満そうな顔をするがもう知らん

優が風呂場に向かうのを見て再度パソコンを見る

早速僕は「女体化」でググってみた。件数が多すぎる・・・

ヤフーでも「女体化」で検索してみた。これも件数が多すぎる・・・

いきなり前途多難、やる気が0になってしまった

仕方ないからvipに行くことにした。今日も何か面白いスレ見つけられるかなという期待

94 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 14:11:57.23 ID:S3vHTtBK0
板一覧からvipを開き、スレをぼんやりと眺めていく

新ジャンル詰め合わせ、新ジャンル素直HOT、新ジャンル掃除用具、新ジャンルひょんなことから女の子
なんか最近新ジャンルスレ多くないか?なんて思った

勇人「え?」

危うく見逃すところだった、見間違いかと思ったが確かに新ジャンル:ひょんなことから女の子というスレがある

新ジャンルスレだからいい情報は期待出来なさそうだが、念のため見ることにする

1 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/○○(土) 21:47:14.69 ID:
ここは「ひょんなことから女の子」スレです。

誰かが女の子になったり、何かが女の子になったりしています。
デフォのキャラがいないので、自由にキャラを作って下さい。
別に新ジャンルじゃないし既出も上等。
あなたも「ひょんなの子」を妄想してみませんか?

・過度のリアル報告・自虐、自動保守は避けましょう。

まとめwiki http://www12.atwiki.jp/hyon/pages/1.html
避難所 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/computer/31732/1155745234/

実際に発生したケース http://


あった!実際に発生したケースがあるらしい。さっそくリンクからそのページに飛んでみた
その先には

95 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 14:12:41.00 ID:S3vHTtBK0
「HKOK症候群 正式名称:突発性女体化症候群

性染色体がXYからXXに書き換えられ、さらに細胞が再構築されることによって男性が突然女性に変異する病気
10年に1度患者が出現するという非常に珍しい病気である

特徴として、朝起きたら既に女性になっていたケースしか見られず徐々に変化する様子は誰も見たことがないらしい

女性から男性に変化することがないようである

発症例が極端に少ないため、治療法不明、発症原因さえ未だ明かされていない

最近は、1995年の○○国での発症を最後に未だ世界各国でも発症者は発見されていない」


勇人「・・・」

驚いた、まさかここまで珍しい病気だとは全く予想していなかった。しかし、女体化は確率が低くても
HKOK症候群で説明出来るとしてドッペルゲンガーはどうなる?まさかそれも珍しい病気なのか?

優「ふぅー、気持ちよかった」

後ろを見ると優が着替え終わってバスタオルで髪を拭いている

優「何か分かったことある?」

勇人「あぁ、どうやらHKOK症候群とか言うらしい」

96 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 14:13:00.32 ID:S3vHTtBK0
優「HKOK?何それ、青酸カリ?」

勇人「青酸カリはKCNだ、とりあえずこれ読んでみろ」

そう言ってパソコンの前からどいた。優が熱心に読んでいる

優「もしかして・・・僕が発症したってこと?」

勇人「そうとしか考えられんな」

優「え?じゃあドッペルゲンガーについてはどうするの?」

勇人「それは分からん。ドッペルゲンガー症候群なんて聞いたことない」

お互い無言になる・・・何処か気まずい

勇人「まぁお先真っ暗というわけじゃないんだし、別にいいんじゃないか?不自由してないだろ?」

フォローをする僕、でも男だったのにいきなり女になって不自由じゃないわけない。言ってから気付いた

優「うん、まぁそれもそうだよね!何とかなるって!」

笑顔になる優、こいつが笑顔じゃないと調子狂いそうだ。何でかは知らん

97 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 14:14:27.61 ID:S3vHTtBK0
げっ、>>1を全部コピーしたからWiki行きのURL張っちゃった

みなさん、ゴメンナサイ・・・

98 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 14:17:34.23 ID:tAcwW/Kg0
>>97
乙tk

99 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 15:13:29.15 ID:S3vHTtBK0
どのくらいロム中の方います?

作品投下準備万端ですが、過疎ってレベルじゃありませんね

100 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 15:18:56.58 ID:tAcwW/Kg0
昼間だし今はあんまりいないと思うよ

101 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 15:20:51.54 ID:S3vHTtBK0
なるほろ・・・時間を見計らって再度来ます。
ゴールデンタイム辺りにやってくるかもしれません

102 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 15:26:28.11 ID:tAcwW/Kg0
>>101
wktk待ってる

103 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 16:16:06.10 ID:3MWK4KCa0


104 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 17:00:59.98 ID:ev8yADyVO
ほあー

105 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 17:12:19.14 ID:XBWmfrOX0
俺はオナ禁をしていた
男としての欲求と戦うのだ、自分を強く持つのだ
しかしどうやら反抗期だったらしい俺の息子は役目を果たせないことが不満だったのかどこかにいってしまい
朝起きると俺は女になっていた

「これが・・・・俺?」
鏡に映ったのは普通の女だった
身長は155程度、胸も普通、体格もごく普通
はたから見れば元男だなんて分かりっこなかった
「女になった・・・・何かしよう」
俺の頭の中はピンク色だった
胸元を除くと乳房があるしパンツをめくれば筋がある
俺はおもむろに性感帯をいじりはじめた
〜〜〜〜〜〜ご想像におまかせします〜〜〜〜〜〜〜〜
女の快感は男の数倍というが本当にそうだった
なによりイってそれでおしまいじゃない、イき続けられる
ただただ女であることがうれしかった
次に俺は銭湯へいくことを思いついた
「女の裸見放題wwwwwwwwwwwっうはwwwww」
さっそく俺は更衣室へ入った、まわりはおばちゃんばっかりだ
「これはひどい・・・」
しかしよくよく探すと若い女がいる
俺は近くのロッカーで着替えを始めた
俺の奥に眠っていたのだろうか
女のはずなのに女の裸に興奮する・・・・俺の息子が蘇った
俺は問答無用で御用になった
あれ以来もう一度女になりたくてオナ禁をしようとしているが
女になった自分とあの快感を思い出すと我慢できないのであった

106 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 17:48:36.63 ID:cp/2Lz7dO


107 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 17:53:46.90 ID:Ihoxrd2qO
ttp://imepita.jp/20070218/642460

108 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 17:58:12.84 ID:S3vHTtBK0
帰還。ゴールデンタイムって何時からでしたっけ?

というより今何人います?

109 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/18(日) 18:01:19.05 ID:cp/2Lz7dO
>>108


110 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 18:06:56.43 ID:bewdk0eG0
>>107
これはいいドッペル
線きれいでいいなぁ

>>108


111 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 18:08:01.95 ID:S3vHTtBK0
むむむ、夕食いってきます
>>109氏、少々お待ちを

112 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/18(日) 18:09:49.57 ID:cp/2Lz7dO
俺も投下しようかな…

113 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 18:33:33.47 ID:5CIQPAyAO
>>111
かなり期待している

114 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 18:56:50.02 ID:q2OnH68I0
>>111
期待の新人ですな
30分で戻ってきてね

>>112
期待して待つ

115 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 19:03:45.35 ID:3MWK4KCa0
wktk

116 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 19:25:17.90 ID:g6SoA94H0
ほし

117 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 19:34:15.57 ID:S3vHTtBK0
やや、すみません皆さん遅れました
30分で戻って来いって言われたのに1時間半近く時間かけてしまいました・・・

>>107
まさか絵を投下されるとは思ってませんでした・・・けど光速で保存しました( ・∀・)

ゴールデンタイムっぽいですが、どのくらいの方います?

118 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/18(日) 19:35:57.76 ID:cp/2Lz7dO
>>117


119 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 19:47:23.85 ID:S3vHTtBK0
一瞬何処までか忘れてた、では行きます

120 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 19:48:37.06 ID:S3vHTtBK0
第二話

勇人「ドッペルと女体化はとりあえず考えない。そうなると次の問題は今後の生活だ」

僕はマンションを借りて一人暮らしをしている、15歳で一人暮らしかよと言われるかもしれないが
入学した高校があまりにも家から遠かったからである。というより一人暮らしのために今の高校へ入学した
というほうが正しいかもしれない

優「うーん、でも特に困ることってないんじゃない?」

勇人「昨日も今日も休みだからな、火曜日から学校だ。そこでまた問題が発生するかもしれない」

優「じゃあまず僕が勇人とどういう繋がりなのか聞かれたら?」

勇人「従兄弟・・・はちょっと近いな。はとこあたりでいいんじゃないか?」

優「うん、それでいっか。他は?」

勇人「学校は当然だけど僕が行く、優は家に残って家事とかしててくれ。ゲームもやってくれてかまわない」

優「何か夫婦みたいだね」

勇人「それは言っちゃいけないお約束だったのに」

と、その時

121 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 19:49:22.49 ID:3MWK4KCa0
>>117
待ってたノ

122 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 19:49:32.14 ID:S3vHTtBK0
ピンポーン・・・ドアホンの鳴る音が部屋に響く

勇人&優「えっ!?」

しまった、一人暮らしといえど誰か来客はある。その可能性を忘れていた

勇人「優!何処か隠れろ!」

優「えっ?あ、うん!」

優が隠れたのを見て僕はドアを開ける

トモ「よう勇人、遊びに来たぜ」

勇人「へ?遊ぶ約束してたっけ?」

トモ「おいおい、忘れたのか?金曜帰るときに、日曜遊びに行くからなって言ったじゃねーか」

勇人「あ・・・」

あああああああああああああああ、しまったあああああああ!完全に忘れてたああああ!

勇人「ご、ごめん。今日用事が出来ちゃって・・・」

トモ「え?マジで?」

勇人「うん・・・だから今日は無理。また今度にしてもらえる?」

123 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 19:50:14.69 ID:cp/2Lz7dO
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!

124 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 19:50:24.94 ID:S3vHTtBK0
トモ「うーん・・・うん、分かった。今日のところは帰るよ」

勇人「ホントごめんねー」

ふぅ・・・危なかった。トモが人の事情にあまり口出ししない性格でよかった

優「そういえば金曜に約束してたの僕も忘れてた・・・」

勇人「お互い様かもわからんね」

優「ところで誰だった?」

勇人「あぁ、トモだった」

優「新田智弘(にったともひろ)君か・・・そういえば金曜帰り際に約束した記憶が今蘇ってきた」

勇人「とりあえず、今日は外出出来ないな」

優「え、何で?」

勇人「トモを用事があるって追い返しておいて、それで何処か外出してるとこ見られたら困るだろ」

優「あ、そっか」

結局その日は外出出来なかったので家でまったりと過ごした

125 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 19:51:12.51 ID:S3vHTtBK0
その次の月曜のことだが、トモがいきなり家にやってきて

トモ「よ、今日は大丈夫か?」

何て言い出しはじめた。もちろん断った、今日も用事があるって

トモ「そっか、じゃあまた明日な」

口出ししないのは嬉しいが、連絡無しに人の家来るのはどうにかならないのか・・・と思ったが言わないでおいた

というわけで月曜も家で一日中過ごすはめになった・・・二日連続で外出しないのは慣れていたが優がすごい不満そう
にしていた。自分の立場をちょっとは考えるべきだろ、これからずっと外出出来ないし日中一人で過ごすというのに

3連休はあっという間に過ぎてしまった。明日から学校が始まる

まさか自分の趣味で自分の首を絞めるとは、月曜の今日の時点で全く予想出来なかった。あーあ、死ぬ程憂鬱

126 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 19:52:34.44 ID:S3vHTtBK0
さーて、ストックがあと一章分しかありません

というわけで続き書いてきますノシシ

127 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 19:53:45.38 ID:q2OnH68I0
お帰り
バンメシなんだった?

128 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/18(日) 19:53:48.83 ID:cp/2Lz7dO
>>126
待ってるよ

129 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 19:55:16.62 ID:S3vHTtBK0
>>127
バンメシは鍋でした
今日は寒いからいい感じにモグモグと

130 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/18(日) 19:56:30.68 ID:cp/2Lz7dO
>>129
お、俺と同じか

131 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 20:29:42.07 ID:hBLu0jGWO
期待保守

132 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 20:46:14.13 ID:0fhO80ywO
ほしゅ

133 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/18(日) 21:11:27.99 ID:cp/2Lz7dO
保守

134 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 21:39:21.17 ID:MLKn65xm0
久しぶりの保守

と言いたい所だが長編物を4ヶ月くらい放置していた事を思い出してしまった
さてどうしたものか…

135 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 21:41:08.25 ID:3MWK4KCa0
書いてしまえばいいじゃない

136 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 21:44:04.96 ID:S3vHTtBK0
第4章書き終わったから第3章投下しようと思うんですよ

今何人くらいいますか?

137 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 21:50:45.49 ID:hBLu0jGWO


138 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 21:51:31.64 ID:bewdk0eG0
風呂あがた


139 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 21:56:01.55 ID:S3vHTtBK0
メモ帳あさってきます

少々お待ちを

140 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 21:57:16.72 ID:S3vHTtBK0
第三章:猫耳と火曜日と学校と


第一話

半分目が覚めている状態、けどまだ眠いから布団のなかでゴーロゴロ

優「勇人ー、起きる起きるー」カンカン

ふとそんな声が聞こえてくる、変な金属音も聞こえる

優「ゲットアップゲットアップゲットアーーーップ、起きろー」カンカンカン

勇人「朝っぱらから騒がしすぎる」

と優に文句を言う、だが優の姿を見てちょっと唖然

勇人「何でエプロンつけてるんだ?」

何故かエプロンを装着している

優「朝食つくってた」

土曜日、日曜日、月曜日とそんなことしなかったのに。まぁ新たな才能の開花かもしれん。そんなことより

勇人「じゃあ右手のコメットレイドル(おたま)と左手のアグニパン(フライパン)は何だ?」

優「秘技・死者の目覚め」

成る程・・・変な金属音の正体はこれか。時計を見るといつも通り午前7時

141 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 21:57:47.58 ID:S3vHTtBK0
勇人「随分とテンション高いな、まだ7時じゃねーか」

優「1時間前にはもう起きてたもん」

勇人「なんつーか・・・はりきってるな、自分」

優「ホントだよね、以前の僕じゃあ考えられないや」

テーブルを見る、トーストと卵焼きとサラダが置いてある。気合入ってるのはいいけど

勇人「僕が朝食異常に食えないっての知ってるよな?喉の通りが悪いんだぞ、朝は」

優「脳が活性化しないぞ?そんなこと言ってると」

そんなことは百も承知。まぁせっかく作ってくれたんだし、頑張ってみるか

勇人&優「いただきます」

二人テーブルに対面に座って言う、飲み物がコーヒー牛乳なところが僕らしいな

勇人「あれ、結構美味い」

優「でしょ?頑張ったんだよ」

ふむ・・・いつも自分でつくる朝食は美味い。というか家事も優がやってくれるのか・・・案外この生活悪くないかも
しかも、僕と優じゃ何故か知らんけど性格完全に違う人間レベルにまで到達してるよな。元自分だって全く思わないし
そう考えると・・・

142 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 21:58:27.65 ID:S3vHTtBK0
勇人「案外、このまま夫婦になっても悪くないかも分からんね」

優「えっ・・・?」

優が素っ頓狂な声を出す、しかも見る見る顔が赤くなっていく

勇人「おい、どーした?顔赤いぞ、朝っぱらから酒飲んだのか?」

優「えっと、勇人さっき何て言った?」

勇人「ん?えっと・・・『おい、どーした?顔赤いぞ』」

優「う、ううん。違う違う、その前」

何て言ったか覚えてない・・・寝起きのボケた頭でふと口にした言葉だし。それでも記憶の糸を辿って何とか思い出す

勇人「んと・・・『案外、このまま夫婦になっても悪くないかも分からんね』?」

優「えっ・・・あっ、うん。その・・・あ、ありがと////」

更に顔が赤くなる、普通に言ったつもりなのに赤面されても困る

勇人「もう僕と優はほとんど別な人間だし、気にならないよ。事実、僕は自分があまり好きじゃないけど優は好きだし」

優「!!」

そんな今日は火曜日、三日ぶりの学校。まぁいつも通りなんだけどね


人が目の前で気絶したのを見るのは初めてだったけど。優のやつ顔真っ赤にして倒れやがった。世話のかかるやつだ

143 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 21:59:04.92 ID:S3vHTtBK0
第二話

学校に着く、教室に入る。するとトモがいた

トモ「よう勇人、おはよう」

勇人「おはよう」

トモに挨拶をする、日曜月曜と遊びの誘いを断ってしまったからちょっと罪悪感
僕はそのまま自分の席へ行き、荷物の整理をして机に伏せて寝る。これが毎朝の日課

クラスではトモ以外とあまり喋らないため、いつもこうしている。トモはトモで友達がいるから
僕はこうしてトモの気がむいたときに話しかけられるのを待つだけである
昼食はいつもトモと食べている。一人で食べてもなんら問題ないのだが、昼休みはゲームの話題で盛り上がりたい
らしい。

さて今日の授業は

1時間目:数学 よかった、今日は僕さされてないから寝ようっと
2時間目:化学 これはまぁ適当に聞いてるか
3時間目:古文 まぁ比較的楽かもね
4時間目:体育 これは・・・疲れるな。しかも今日は寒いし

午後は5時間目6時間目両方学年集会のようだ、今日は結構楽かも

1時間目開始のチャイムが鳴り、数学が始まった

はやく帰りたいな、なんて思ってた。優が心配である、心配というか何かやらかさないか不安である

144 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 21:59:31.53 ID:S3vHTtBK0
時間はあっという間に過ぎて行き、昼休みに入った


トモ「はー、疲れた。でも体育の後だと腹減るから飯が美味くなるぜ」

そう言いながらトモが僕の席に来た、前の席の人の椅子に座っているが既に許可はとってある

勇人「まぁ僕も少しお腹減ったかも」

実は今日弁当を忘れていたので、急遽購買でパンを買ってきたのである

トモ「とりあえず食おうぜ、んで早速なんだけど昨日道で狩ってたら猫尻尾ドロしてさ」

そして、いつもの様に昼食を食べながらゲームの話。昼食のときが学校で一番喋る回数が多い

トモ「結構人いなかったから効率よかったんだけど、唯一いたもう一人がメトテシ装備のやつでさ」

勇人「あー、もしかして溜め込み?」

トモ「そうそう、別にメトテシなのはいいんだよ。公平厨なんて俺は思わないし。でも溜め込むのは危険だろって」

勇人「今は大丈夫だけどPOTディレイ来たらねー、本人が可愛そうだよね」

トモ「あ、その後で被ダメ1のDEFルシの人がいた」

勇人「何それ、TUEEEEじゃん。道で被ダメ1とか相当だな」

トモ「それでさ」

とトモが何か言おうとした瞬間

145 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 21:59:56.84 ID:S3vHTtBK0
クラスの人間(主に男子)「おおっ!!」

何故か歓声が起こる、しかも皆同じ方向を向いている。つられて僕とトモも同じ方向を見る。すると

優「んーっと?あ、いた。勇人勇人ー」

お決まりというか何と言うか・・・優がいた。しかも私服で目立ってる。あと何故か非常に知りたいが頭に猫耳

優「やっと見つけた。はいこれ、お弁当忘れてたよ?」

と言って差し出してきたのは僕が忘れていた弁当

僕は何か言いたくても何も言い出せない状態だった・・・状態異常:沈黙

優「むー、せっかく持ってきたんだからお礼の一つは欲しいよ」

勇人「お弁当持ってきてくれたことには感謝する。でもさ、常識ってものがないのか、君には」

優「忘れ物をして困ってたんでしょ?困ってる人を助けるのは常識だもん」

勇人「おk、百歩譲って常識としよう。だがその頭についてるものは絶対常識と認めん」

それって前僕が動物娘にハマったときに買ったやつだったような・・・

優「あ、これ?前買っておいたけど結局用途のなかったやつ。似合うでしょ?にゃんにゃん♪」

うん、まぁ似合うけど。問題はそこじゃない。というか後ろから抱きつくな苦しい

146 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 22:00:22.62 ID:S3vHTtBK0
勇人「とりあえず有難う。感謝感激した。だからもう帰ってくれないか?」

優「酷いなぁ、感謝の念が篭ってないぞ?」

そりゃ当然だろう、感謝してなけりゃ感謝の念が篭るわけない

勇人「有 難 う ご ざ い ま し た 。 お 帰 り く だ さ い」

と言いながら優を帰るよう促す。不満そうな顔をするが、それに応じて帰ろうとする優。

だが帰り際

優「じゃーねー勇人。またお風呂一緒に入ろうー、今夜は眠れないよ♪」

トモが飲んでいたお茶を豪快に吹いた。クラスの男子も飲み物吹いていた

優はドアの前で手を振ったあと、スタコラサッサと帰っていった

・・・もう悪魔とか鬼って言葉じゃ追いつかないくらい迷惑な人間だ
あそこまで酷くなった覚えはないぞ僕、やっぱり性別が変わると性格も変わる・・・というか悪くなるのか?

僕は無言でトモの前、自分の席に座る

勇人「もうパン食ったから満腹だって、これどうすっか」

トモ「えーっと・・・あのさ勇人」

147 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 22:00:56.58 ID:S3vHTtBK0
クラス一同「秋空(君)!今の一体誰!?」

クラスの皆に囲まれた・・・最悪だ畜生・・・

クラスメイトA「今の誰?」
勇人「僕のいとこのいとこ。つまりはとこ」
クラスメイトB「名前は?」
勇人「秋空優」
クラスメイトC「歳は?」
勇人「同じ15歳」
クラスメイトD「お風呂一緒に入ろうとか言ってたのは!?」
勇人「度の強い冗談。本気にするな」
クラスメイトE「じゃああの頭についてた猫耳は?」
勇人「あれも冗談。頭のネジ数本抜けてるから」

これ以降色々と質問される。一通り質問が終わったところでトモが質問する

トモ「そういえばお弁当持ってきたけど、一緒に住んでるってやつ?」

勇人「ん?あぁ、まぁ住んでることには住んでる。あまり気にする程のことじゃあないけど」

トモ「あれ?でも勇人って一人暮らしだよね?じゃあさ今勇人と彼女の二人暮らし?」

お、おいっ、余計なこと言うなって

クラス一同「秋空(君)〜〜〜〜??どういうことだ〜〜〜〜??」

またもや皆に囲まれた・・・

今日程、学校の屋上行きたいって思った日はないね。I can flyしたかった・・・

148 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 22:01:30.17 ID:S3vHTtBK0
第三話

帰宅後

勇人「ただいまー」

優「おかえりー、どうだった?久しぶりの学校」

知ってて聞くあたりこの野郎・・・いや、もう諦めよう

勇人「非常に充実しておりました。いつもの3倍、いや、30倍くらい人と話しました。どうみても人気者です本当に」

優「楽しそうでなにより♪」

・・・落ち着け・・・COOLになれ秋空勇人

トモの余計な一言のあと、質問攻めにあうかと思ったら学年集会が始まるってことで移動
そのあと帰りのHRが終わったら迅速に帰宅した、また質問攻めにあうのは嫌だからな

と、その時

ピンポーン、ドアホンの鳴る音が響く

僕は優に隠れるよう促したあと、ドアの方へ向かった。ドアを開けるとそこには

勇人「・・・トモ、どうしたんだ?」

そこには、トモの姿があった

149 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 22:01:46.98 ID:3MWK4KCa0
これはwktk

150 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 22:02:06.90 ID:S3vHTtBK0
トモ「遊びに来た。日曜月曜と遊んでなかったからな、今日でもいいだろ?」

僕はトモが何を言いたいかすぐ理解した。だから

勇人「うん。どうぞどうぞ」

そう言ってトモを部屋の中へ入れた

勇人「優、トモだ。出て来ーい」

優「ん?あ、どもー」

そう言いながら優がクローゼットの中から出てくる・・・何でそんな微妙なところに隠れるんだ?

トモ「ホントだったんだ・・・」

トモが唖然としている。とりあえず座るよう促した

勇人「まぁ昼間見たから分かるだろ。改めて言おう、こいつは秋空優。僕のはとこにあたる人で現在同居中。」

優「始めまして。ヨロシクお願いします」

ペコリと頭をさげる。それにつられてトモも

トモ「あ、こちらこそヨロシクお願いします」

トモも頭をさげる

勇人「悪いな、トモ。隠したりして」

151 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 22:02:37.81 ID:S3vHTtBK0
トモ「いや、いいって。今日は勇人、俺を家にあがらせてくれたじゃないか」

勇人「ん・・・そっか」

トモはこういう性格でもあったんだよな・・・ホント友人として有難い存在である

勇人「まぁそういうわけだ、トモ。これで全て納得したか?」

トモ「え?いや・・・実は」

トモが言いずらそうに下を向く。珍しいな、トモのこんな様子

トモ「あのさ・・・一つだけ聞いてもいいかな?」

勇人「ん?ああ、いいよ。何でも答えてやる」

ドッペルのこととかHKOK症候群のこと以外だけど、まぁそこまで想像出来ないだろ

トモ「その・・・、昼間優さんが言ってた『今日も一緒にお風呂入ろう♪』ってのは・・・?」

勇人「え゛」

昼間、度の強い冗談って言ったじゃないか

152 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 22:03:08.76 ID:S3vHTtBK0
優「うん、そうだよ。勇人と私、毎日一緒にお風呂入ってるんだ♪」

勇人「おい、お前何を」

トモ「えっ・・・あ、そ・・・そうなんですか」

勇人「おい、トモ!信じるな!信じるな!」

優「でね、今日もこれから一緒に入るんだ♪それから布団一人分だけしいて・・・えへへ、夜のお楽しみ♪♪」

トモ「こっ、これからですか!?しかも夜のお楽しみって」

勇人「おいトモぉぉぉぉ!!」

トモ「あ、あのっ、俺今日はそろそろ帰るから・・・。お、お二人でどうぞごゆっくり」

そう言ってドアを開けて帰宅するトモ

勇人「トモ!トモ!お前だけは大丈夫だって・・・信じてたのに・・・信じてたのにいいいい!!!」


そんなこんなで一日が終わる。今日も賑やかな秋空家。


優の冗談に振り回されてるのに、楽しそうにはしゃいでいる自分がいた。何で楽しんでるんだ・・・あーあ憂鬱

153 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 22:04:07.84 ID:S3vHTtBK0
どうみても連投しすぎです、本当に

すみません、これからは少し自重します・・・

154 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 22:06:30.79 ID:3MWK4KCa0
>>153
かしこまり過ぎなんだぜ?
GJ

155 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 22:13:38.38 ID:bewdk0eG0
GJ!
見る分には連投なんて気にならないぜ

156 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 22:13:47.21 ID:hBLu0jGWO
今後の展開wktk

157 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 22:21:25.01 ID:JlGbmpbc0
>>153
グッジョブ!!


> COOLになれ秋空勇人
死亡フラグ?

158 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 22:21:32.64 ID:S3vHTtBK0
今後の展開かー

ちょっとシリアス(?)な感じになるかもしれません、ならないかもしれません

こうご期待

159 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/18(日) 22:28:25.07 ID:cp/2Lz7dO
飯食ってる間に…
wktk

160 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 22:46:30.41 ID:JlGbmpbc0
まとめで

> カタカナ ホワイトブラウニー6

とかってなってるけど、ホワイトブラウニーの名前欄にはEgoって書いてあるよ。

161 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 22:47:21.41 ID:JlGbmpbc0
> カタカナ ホワイトブラウニー6
ってのは『NEW!』ってところね。

162 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 22:48:20.35 ID:ev8yADyVO


163 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 22:55:24.44 ID:d8O/OoxA0
>>160-161
対応しました。申し訳ないです。

164 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 23:01:50.69 ID:JlGbmpbc0
>>163
いえいえ、わざわざ直してもらってこちらこそすみません。
過去ログも持ってないようなヤツが生言ってすみません。
お詫びに書きます。
ガンバって。
なるべくエロルートに入らないように。

165 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 23:07:46.26 ID:q2OnH68I0
明日も頼むヨンッ

期待してっからよ

何時ぐらいに書き込む?

166 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 23:15:59.94 ID:S3vHTtBK0
よし、5章書き終わった

ってなわけで4章投下しますよー?何人います?

167 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 23:17:33.96 ID:ev8yADyVO


168 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 23:18:00.21 ID:hBLu0jGWO


169 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 23:18:29.76 ID:S3vHTtBK0
とりあえず誰かしらいることを確認

投下しまーす

170 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 23:18:32.60 ID:L2KA13lbO
wktk

171 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 23:19:14.34 ID:S3vHTtBK0
第四章:水曜日と疑問


第一話

トモ「よ、よぉ・・・おはよう、勇人」

学校へ着いて教室入ったらトモに挨拶された、けど何処かぎこちない

勇人「おはよう。まさか昨日のこと本気で信じてるの?」

トモ「いや、勇人のことだからそれはないと思うんだ・・・けど万が一のことを考えて」

・・・いい奴なんだけどな、たまに下らない想像もとい妄想するから困る

勇人「トモさ、僕のこと信用してないんだね」

トモ「い、いや。そういう訳じゃないんだ・・・ただ優さんのことを考えると」

あぁ・・・確かに。強引に風呂場連れて行きそうなイメージだよな。
つまり僕もそういうイメージってことか?・・・最悪だ

勇人「大丈夫、あいつは肝心なところできちんと抑えるやつだ」

トモ「優さんのこと信用してるんだね」

そりゃ自分が信じられなくなるほど人間的に壊れた覚えはないからな。でもそうは言えないから

勇人「まあな」

172 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 23:19:32.09 ID:S3vHTtBK0
とだけ言っておいた。トモが何か言おうとしたら後ろから不意に話しかけられた

クラスメイトA「おい、秋空。昨日はどうした?色々聞きたかったのによ。優さんと何か進展あったか?」

こういう茶化すやつがいるから困る。トモの茶化しは気にならないが、他の人間の茶化しは酷く不快に感じる

勇人「何もない。眠いんだから帰れ」

無愛想に言ってやった。特に傷ついた様子もなくクラスメイトAは自分の席に帰っていった

クラスメイトB「ねぇ、今日も優さんだっけ?来るかな?」

別の人間が話しかけてくる。茶化しではないものの、はっきり言って邪魔である

勇人「忘れ物はしていないから、今日は来ない」

クラスメイトB「なーんだ、また見たかったなぁ。可愛かったよなー、優さん」

そんなこと言いながらクラスメイトBも自分の席に戻る。いつもは話しかけて来ないくせに
こういうときに限って話しかけてくる。下心丸見えなのが余計僕を不快にさせた

それを悟ったのか、トモが僕に話しかけてくる

トモ「気にするなって。勇人は普通に生活するだけでいいんだ」

トモがふとそんなことを言って来た。高校入ってからの付き合いでも、トモは僕の気持ちを
よく読んでくれている。そして優しく励ましてくれる

勇人「うん、そうだよね。有難う」

173 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 23:19:52.35 ID:S3vHTtBK0
トモ「そういえば1時間目何だっけ?」

勇人「確か・・・家庭科じゃなかった?」

トモ「あ、今日調理実習か。勇人忘れ物ないよな?」

勇人「うん、大丈夫。5回くらい荷物の見直ししたから」

トモ「5回もか・・・随分張り切ってるな」

調理実習のためじゃなくて、優がまた忘れ物届けに来ないための対策だったんだけどね

トモ「とりあえず調理室行こうぜ」

勇人「そだね」

174 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 23:20:07.45 ID:S3vHTtBK0
第二話

調理実習開始、だがトモと一緒だとちょっとふざけてしまう

勇人「おらおらトモ、ル○アン・カルツ様の登場だ。我が奥義、円舞でも食らうか?」

トモ「はっ、甘いな。俺は二刀流の使い手、ナ○トレイ様だぜ。影分身で葬ってやる」

始まって早々、そんなことをやりだす始末

勇人「ふん、雑魚が。食らえ!召雷剣!」

左手にかまえたおたまをトモに向かって突き出す。だがトモはそれを両手に構えたしゃもじでガード

トモ「そんな技食らうかよ。手前こそ食らいやがれ!ピアシングスラスト!」

トモが両手のしゃもじを同時に突き出す

勇人「させるかっ!チャンスガード!」

僕は右手にかまえたフライパンでトモのしゃもじをガードする

トモ「くっ!」

勇人「がら空きじゃねーか。食らえ!飛連波!!」

おたまを横に振る。トモの腹にダイレクトに当たる

勇人「クリカンスト7kダメージ!!」

175 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 23:20:24.45 ID:S3vHTtBK0
トモ「くそっ・・・まさか俺が負けるとは・・・」

クラスメイトC「ふざけてないで少しは手伝えよ、お前ら」

同じグループのクラスメイトCにつっこまれる。まぁ当然か

トモ「やや、すまんすまん。つい面白くってな」

トモがクラスメイトCに謝って、手伝い始める。だが僕は

勇人「ご飯マダー?AA略」カンカン

未だに持っていたおたまとフライパンでいい感じの金属音を出す

トモ「はやく食いたいなら、お前も手伝え」

勇人「へいへい」

全力で体をはったボケも見事にスルーされてしまったため、僕も手伝うことにする


・・・だがここで違和感を感じる

勇人「・・・ん?」

トモ「おい、どうした?」

トモに呼ばれてる。でも何か違和感を感じて返事が出来ない

176 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 23:20:41.65 ID:S3vHTtBK0
勇人「あれ・・・?」

トモ「おい勇人、どうした?」

勇人「ん・・・いや、何でもない」

トモ「ん、そっか。何かあったらすぐ言えよ?」

勇人「うん、分かった」

返事はしたものの、意識は完全にさっきの違和感のほうに向いていた

一体何だろう・・・この違和感。トモと戦ってるときも感じた・・・

何が原因?召雷剣?飛連波?それともご飯マダー?

どれも原因な気がする・・・でも、どれだか分からない


結局、その違和感が何だったのかは分からなかった


第三話

昼休みになった、もちろん優は来ていない

1時間目の調理実習のときに感じた違和感についてはもう考えないことにしていた

177 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 23:21:15.01 ID:S3vHTtBK0
第三話

昼休みになった、もちろん優は来ていない

1時間目の調理実習のときに感じた違和感についてはもう考えないことにしていた
2時間目、3時間目、4時間目とずっと考えていたが分からないままだったからだ

トモ「よう、飯食おうぜ」

と言いながらトモがいつも通り僕の対面に座る。だが

勇人「なぁ・・・1時間目調理実習で飯食ったのに、昼休みも飯食うのか?」

トモ「当然だろ。あれだけでは足りない」

凄い食欲だな・・・僕には到底出来ない芸当だ

勇人「なんという食欲。見てるだけで満腹になってしまった。トモは間違いなく太る」

トモ「おい、さりげなく酷いこと言うな」

ちっ、バレたか

勇人「それにしてもホント凄い食欲だね。僕にはやっぱり無理だ」

トモ「だから勇人は痩せてるんだぞ。もっと食え、すぐ折れそうな体しやがって」

勇人「うるさいな、僕だって好きでこんなに痩せてるわけじゃないんだ」

178 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 23:21:47.20 ID:S3vHTtBK0
トモ「お前それ嫌味だぞ、特に女性向けの」

勇人「痩せてる人だって痩せてるからこその悩みだってあるよ。僕にそんなこと言うなよ」

トモ「悪い悪い」

そう言ってトモは食事を再開する。しかし、一口食べたら僕を見たまま固まってしまった

勇人「ん?どしたの?」

トモ「なぁ・・・一つ聞きたいことがあるんだけど」

ん、昨日も同じこと言ってたような。でも昨日とは態度が違うから、何か真面目な質問なんだろう

勇人「ん、いいよ。何でも答えてあげる」

昨日と同じ応答をする。ただ、今日の方が少し真剣味を帯びている

トモ「答えたくなかったら答えなくていい。そしたら俺は何も聞かなかったことにする」

勇人「うん。分かった」

よほど重要な質問なのだろうか・・・トモの顔から冗談の色が全く見られなかった


179 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 23:23:33.71 ID:L2KA13lbO
wktk

180 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 23:27:46.47 ID:bewdk0eG0
書くの早くてうらやましい

181 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 23:29:16.77 ID:NWCoKPmqO
トモ「じゃあはっきり聞く。去年の二学期、つまり中3の9月まで勇人さ、自分のこと俺って言ってたんだって?」
勇人「!!」
驚いた。まさかトモがこんなこと知ってるとは思ってなかった
トモ「でもお前は二学期始まって話しかけたら自分のこと僕って言うようになった」
勇人「・・・」
やっぱり・・・そのことか・・・でも何でも答えるって約束したからな
トモ「それと、俺と同じ中学のやつがお前と同じ中学のやつと友達だったから一回遊んだんだ。
   そのときに聞いたんだ。去年の中3の8月に起きたあの『事故』」
勇人「・・・」
トモ「その『事故』について俺はもう全て知っている。ごめん、勝手にこんなこと聞きだして」
勇人「いや・・・」
トモ「けど、本当に全てを知っているわけじゃないんだ。お前のことがどうしても解決出来ない」
トモは俯いてしまった。罪悪感からだろうか・・・
トモ「優さんが来てから、お前が明るくなったって・・・お前と同じ中学のやつに言ったんだ・・・
   そしたら、あいつは本来あのくらい明るかったって言ってたんだ」
優が来てから・・・僕が明るくなった・・・?

182 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/18(日) 23:29:23.96 ID:cp/2Lz7dO
ショウヘーイ実況から戻ってきました

183 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 23:31:16.32 ID:NWCoKPmqO
トモ「それで・・・どういうことかそいつに聞き出したんだ。ゴメン、勝手に人の過去を聞きだして」
僕は・・・黙っていた
トモ「でもそいつも原因が分からないって。二学期始まったらそうなっていたって」
トモ「じゃあ何か夏休みの間に大きな出来事はなかったのか?って聞いたら」
勇人「その・・・例の『事故』のことを聞いたんだな?」
トモが無言で頷く
トモ「それ以上何も分からなかった。でもお前を苦しめてることがどうしても気になったんだ」
勇人「・・・」
また僕は黙る
トモ「だから・・・俺に・・・教えてくれ・・・」
その先は聞かずとも分かる・・・だが僕はあえてトモに言わせることにした


トモ「その『事故』の被害者と、お前・・・どういう関係だったんだ?」

184 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 23:35:54.14 ID:NWCoKPmqO
第4章終わりでっす

見事に規制にかかっちゃったけど

じゃあ今日はここまでっ、お休みなさーい

185 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 23:36:08.63 ID:L2KA13lbO
wktk

186 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 23:36:17.63 ID:JlGbmpbc0
>>184
マジグッジョブ!!シリアス展開ktkr

関係ないがオレはイスピン派だ。

187 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/18(日) 23:37:27.58 ID:cp/2Lz7dO
乙!
次回も楽しみに待ってるよ

188 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 23:37:57.07 ID:hBLu0jGWO
GJだぜ

189 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 23:39:38.26 ID:ytwHAFdFO
>>184
GJ!!!文才に嫉妬したw

190 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/18(日) 23:42:52.18 ID:cp/2Lz7dO
さて、まなびまで時間たっぷりあるし…
まだ途中だけど投下してみようかな?

191 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 23:45:10.11 ID:bewdk0eG0
>>184
GJ!

192 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 23:45:51.30 ID:bewdk0eG0
>>190
バッチコーイ

193 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/18(日) 23:48:53.70 ID:cp/2Lz7dO
よし、投下しまーす。かなりベタなのは気にしない方向で。

194 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/18(日) 23:50:00.60 ID:cp/2Lz7dO
『チュンチュン…』
朝。
?「……眠…」
いつもは8時頃に起床、慌てて学校へ向かうのだが、今日は一時間早く目覚めた。
毎晩夜更かししている“彼”は、朝に弱い。
?「………ふぁぁ」
“彼”の名前は刹那。
日曜日の朝に早起きするのは、刹那にとって良くない。それは、日曜日くらいしかゆっくり寝る事が出来ないからだ。
夜更かしの理由は、深夜アニメを観ているから。只観るだけならビデオに録画すればいいのだが、刹那は『リアルタイムで観るから良いんだ』と言う。一般人には理解出来ないだろうが、そこは刹那なりに信念があるのだろう。

195 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/18(日) 23:51:01.47 ID:cp/2Lz7dO
しかしやる事が無い。二度寝しようと思ったが、出来なかった。
刹那「……ションベン」
そう言い、目をショボショボさせてトイレに向かった。



刹那「…………ん?」
おかしい。何かがおかしい。
トイレの近くにある洗面台。そこにある鏡を見て刹那は驚いた。
確かに自分なのだが、何かがおかしい。顔が少々変わっていて、髪は伸び、背は縮んでいる。訳がわからない。
しかし、刹那は今小便をしたい。
余計な事は考えないようにして、トイレに入る。

そして、事件は起こった。



刹那『うわああぁぁあぁああぁあッ!!!!!』


196 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/18(日) 23:52:24.88 ID:cp/2Lz7dO


刹那は自分の股間を見て、頭の中が真っ白になった。
当然である。あるはずのモノが無いのだから。

…そう。息子が無いのだ。
刹那「いったいどうなって……何?何がどうなってんの??」
そこで気づく。何故か声も高くなっている事に。
それに、胸も膨らんでいる。
刹那「これは…これは………」





『女になっちまったのかあああッ!!!?』





……………。
刹那「…………オーケー、状況を把握しようか。」


197 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/18(日) 23:53:49.83 ID:cp/2Lz7dO
まず顔。眼は少し大きくなって二重になった。鼻は少し小さくなったような気がする。
次、髪の毛。昨晩までは襟にもかからないほど短かった髪が、今では肩のあたりまで伸びている。
次、声。気づいてから、違和感ありまくり。
ラスト、身体。胸は膨らみ、息子は無くなっている。尻も柔らかくなっているし、ウエストが細すぎるような気もする。
刹那「……わけわかんねェぞ、おい。こんな漫画みたいな事が起きるなんて…………まだ人生捨てたもんじゃねえな」
そんなことを言って、ニヤニヤする刹那。そんなことをしている場合ではない。

198 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/18(日) 23:57:29.86 ID:cp/2Lz7dO
しかし、あまりに騒ぎすぎせいか、誰かが近づいてくる。おそらく、父親だろう。
父「どうした!何があった!?」
やはり父親だった。
しかしいくら親とはいえ、この事実を伝えるのは気が引ける。
刹那「いや……ウンコがさ、なかなか出なくてな。声に出して力んじまった。」
我ながらなんて下品な言い訳だ、と思った。
父「ん?なんか声が高く……」
刹那「何でもない何でもない!ウンコしてんだからどっか行け!!(声色)」
だが、父親は動かない。
父親「刹那……あのな……」
刹那「な、何だ?父さん…(声色)」
気づかれたと思い、焦る刹那。

199 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/18(日) 23:58:34.89 ID:cp/2Lz7dO
しかし、そんな事はなかった。
父親「お、俺もウンコ……早く出て…」
刹那「何ィィッ!!?」
これはこれでマズい。
もし胸が小さければ、気づかれる事はない。だが、今の刹那の胸は結構デカい。女としては嬉しい…のかも知れないが、男としては嬉しくない。
刹那「……仕方ない」
もう説得するしかないな、と悟った刹那。ゆっくりとドアを開けて父親の目の前に立つ。
刹那「あのな、父さん…」
父親「すまん、話はウンコしてからだ!」
『バタン!』
我慢でもしていたのだろうか。父親はドアを勢い良く閉めた。
刹那「……急ぎすぎだろ」

200 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/19(月) 00:00:34.22 ID:HxE5z3ayO


数分後

『ジャー…』
父親「ふぅ〜、スッキリした!で、話は何だ?」
刹那「いや、その…」
目をそらす刹那。父親はそんな刹那を不思議そうに見ていたが、数秒後、異変に気づいた。
父親「お前…その胸はどうした?」
刹那「いや……これは…」
いつもよりデカい胸を凝視する父親。いくら親でも恥ずかしい。
刹那「…そんなに見るなよ」
父親「うーん…偽物かな…」
しばらく胸を見た後、顔を離す。刹那がはあ、と溜息をつくと
『むにっ』
刹那「なっ…!」
父親が胸を揉んできた。
しかも、手馴れている。

201 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/19(月) 00:01:31.73 ID:HxE5z3ayO
刹那「ちょ……何を…」
父親「偽物かどうか確認してるんだよ。………ふむ。本物だな、これは…」
数秒揉んだ後、手を顎に当てて考え出す父親。刹那は胸を腕で隠し、頬を赤くしている。
刹那「もう行っていいか……?////」
父親「イっていい?お前結構エロいな」
刹那「違わぁ!もうリビング行っていいかってことだよ!!」
父親「それくらいわかってる。しかし…何故そんな身体になってしまったんだ?」
刹那「知るか!もう行く!」
父親「イくって(ry」
刹那「やかましい!!」
いい加減、父親がうざくなってきた。話をやめて、刹那は急ぎ足でリビングに向かった。
父親「ふむ…」




202 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 00:04:03.30 ID:zZpK8QzS0
なんという父親(^o^)

203 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/19(月) 00:06:02.15 ID:HxE5z3ayO
刹那「おはよう母さん」
女になってしまった事実を隠すのは面倒だと思い、もう思い切ってハッキリと言う事にした。
母親「あら?刹那…なの?」
刹那「そうだよ、母さん。」
刹那の身体を見て、頭の上にクエスチョンマークを浮かべる母親。
母親「刹那…女装趣味だったの」
刹那「違う!女装じゃなくて、今は本当に女になってるんだよ!」
再び頭の上にクエスチョンマークを浮かべる。状況をよく理解出来ていないようだ。
刹那「……オーケー、わかった。少し時間を空けて話をしよう。」
母親「うん…そうする」
母親の返事を聞いた後、頭をかきながら刹那は自分の部屋へ向かった。




204 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/19(月) 00:06:51.45 ID:HxE5z3ayO
カズキ『死んでもやっちゃいけないコトと、死んでもやらなきゃいけないコトがあるんだ!!』
刹那「ム〜ン、カズキかっこいいよカズキ。」
30分くらい経ってから母親に話をしようかな、と思い、それまで暇つぶしにアニメを観る刹那。
興奮も最高潮に達したその時。
『コンコン』
誰かがドアをノックした。
刹那「んあ…?何ですかい」
ビデオデッキの停止ボタンを押して、ドアに向かって
刹那「誰〜?」
と訊く。しかし、返事がない。
刹那「(何だよ…声くらい出せっての)」
そんなことを考えながら、ドアを開く。


205 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/19(月) 00:07:51.34 ID:HxE5z3ayO
そこにいたのは、弟だった。
弟「……………!?」
刹那「弟か。何か用か?」
弟は刹那をじっと見たまま動かない。
なんだコイツと思ったが、その直後に思い出した。
刹那「(あ、俺女になってたんだっけ)」
なんでこう…すぐ忘れるかな。
おでこに手を当てて、自分の記憶力に絶望。
弟「あの…誰……すか?」
弟も状況把握が出来ないようだ。…無理もない。兄の部屋から、そこそこ可愛い女の子がいきなり出てくるなんてあり得ない。
弟「え〜……兄…貴の………………カノジョ…?」
当然、こんな勘違いをしてしまう。


206 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/19(月) 00:08:45.93 ID:HxE5z3ayO
刹那「えーと…勘違いしてるね、弟。俺は刹那…お前の兄貴だ。」
腕を組んで、弟の前で仁王立ち。
しかし、そんな事を信じられるわけがない。兄の性別が変わったなんて。
弟「え?兄…えぇ!?兄貴!?そんなわけ……あるわけがない…」
弟は頭をかかえて悩み始めた。
刹那「いや……本当なんだって。俺だって信じられん…」
そんなこと言っても信じてくれる訳がない。
どうすれば信じてくれるか、悩んだ結果
刹那「じゃあ…これなら信じてくれるか?」
弟「?」



207 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 00:09:43.63 ID:zZpK8QzS0
wktk

208 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/19(月) 00:11:22.85 ID:HxE5z3ayO




弟『やめろー!その事を話すんじゃなあああいっ!!』

父親「なんだ?今朝は騒がしいな…」



刹那「信じてくれた?」
弟「うん……あなたは…僕の兄貴だ(涙目)」
刹那は、二人だけが知っていることを弟に話した。しかしそれは、弟にとって“黒歴史”である。
刹那「いや、本当にすまない…」
弟「…謝るなよ偽善者」
刹那「………ごめん。とりあえず部屋入れ」
弟「うん」



どうやら弟は、刹那に本を借りに来ただけらしい。なのにいきなり部屋から女性が出てきた驚いたそうな。


209 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/19(月) 00:12:07.95 ID:HxE5z3ayO
刹那「うーんと……確かここに…………お、見つけた。メダロット2攻略本」
弟「ん、ありがと。」
刹那「つか何で今?やってんの?」
弟「うん。」
刹那「じゃああの頃のように対戦すっか。ドッカンボーでボコボコにしてやんよwwww」
弟「やめてくれww…じゃあ、後で対戦な。忘れないでくれぃ」
刹那「把握した」
会話を交わし、弟は部屋から出ていった。思いのほか、普通に話せた。

刹那「…あ、母さん忘れてた」



210 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/19(月) 00:13:19.96 ID:HxE5z3ayO
ここまでしか書けてないんです><

てなわけでこれまで。どうでした?

211 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 00:18:06.14 ID:F0+0oNkTO
>>210GJ!!
続きが気になるお

212 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 00:19:42.67 ID:zZpK8QzS0
GJ!
長さは十分だと思うぞ



213 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/19(月) 00:20:16.48 ID:HxE5z3ayO
流石に授業中とまではいかんけど頑張って書くよ!

俺は放置癖があるから困る

214 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 00:26:15.64 ID:S1RHhToI0
ナイスジョブ!!

メダロットナビやろうぜ!

215 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 00:26:40.93 ID:YjF0pZNVO
>>184>>213
久しぶりに楽しませてもらったぜぃ!
 
自分ももし書けたら投下するかも(´・ω・`)

216 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/19(月) 00:31:18.41 ID:JnbzGJi90
>>214
ナビは放置気味ww
ソニックスタッグの右腕威力低くてワロタ

217 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 00:39:03.83 ID:IaFLTQUAO
メダロットは1しかやったことない(´・ω・`)

218 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 00:40:36.09 ID:3xelPuzGO
携帯厨が通りますよ。
このスレってまだ有ったんだ。すげぇ…。
しばらく書いて無かったけど何か書いて見るかな?

219 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 00:42:26.73 ID:vn7uK+gq0
wktk

220 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/19(月) 00:50:51.36 ID:TEmjX5KX0
http://imepita.jp/20070219/024210


とりあえず刹那。髪の毛が雑なのは気にすんな



>>217
俺がやった事あるのは
1(両方)、2(両方)、2パーコレ、弐コア(カブト)、3(カブト)、3パーコレ、4(両方)、ナビ(クワガタ)、ブレイブだけなんだぜ
どちらかといえばカブト派

221 名前:愛謝 ◆AwRoH5fkCI :2007/02/19(月) 00:52:39.85 ID:3xelPuzGO
思いつきだからあんまり期待しないで下さいね。
導入だけ投下しますよ。

222 名前:愛謝 ◆AwRoH5fkCI :2007/02/19(月) 00:53:30.70 ID:3xelPuzGO
この街には正義の味方がいる。弱きを助け、悪しきを砕くあれだ。
俺と同じクラスの女子は実際にDQNに絡まれているところを助けてもらったらしい。
まぁ、そんなヒーローと出会うような縁は俺には無いだろう。
………そう思っていた。
「何で俺は追いかけられてるんだよっ!!」
答えは簡単。偶々、俺が、殺人の、現場を目撃したからだ。
しかも、俺を追いかけているのは見るからに頭に『ヤ』のつきそうな強面の方々(10人くらいか?)。


223 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/19(月) 00:53:34.92 ID:TEmjX5KX0
>>221
ktkr

224 名前:愛謝 ◆AwRoH5fkCI :2007/02/19(月) 00:55:24.23 ID:3xelPuzGO
「おい!兄ちゃん………もう逃げられねえぞ」
声をかけられて気づく。
袋小路に逃げ込むなんて俺は馬鹿か。
「兄ちゃんに恨みはない。まぁ、運が悪かったと思って諦めてくれ…」
男はそう言うと胸元から拳銃を取り出し、構え、俺に銃弾を撃ち込む。
(あぁ、多分死ぬな。声は出ないし、視界真っ白だし)
「ま……わ……って……め……ん」
誰かが何か言ってるけどよく聞き取れない。
でも、この人が何を言ってるのかは何となくわかる。
俺の頬に落ちた雫は温かかったから。
(あんたは悪くない。俺の運が悪かっただけだ)
「間に合わなくてごめん。だけど………貴方は死なせないから、絶対に」
今度は聞き取ることが出来たが………
(女の子?)
そこで意識が途切れた。

225 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/19(月) 00:56:52.08 ID:TEmjX5KX0
wktk

226 名前:愛謝 ◆AwRoH5fkCI :2007/02/19(月) 00:57:31.89 ID:3xelPuzGO
今日はこれだけです。
また投下すると思うんで、そん時は読んでやって下さい。

227 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 01:00:11.83 ID:TEmjX5KX0
>>226
イエス

228 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 01:03:04.76 ID:S1RHhToI0
>>226
いつまででもwktkして待ってますね。



オレは1(カブト)とナビ(クワガタ)とG(クワガタ)だけ。
アンチシーとアンチエアーうめえwwww

229 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/19(月) 01:07:41.54 ID:TEmjX5KX0
>>228
Gやったのか。羨ましい

230 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 01:08:24.29 ID:S1RHhToI0
さて、結局ってかいきなりエロルートになったんだけどそれでもいい?

231 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/19(月) 01:14:44.60 ID:TEmjX5KX0
>>230
おk

232 名前:Allonym ◆iqP3HuSAqU :2007/02/19(月) 01:21:37.05 ID:S1RHhToI0
「変態!鬼畜!!ひとでなし!!!」

パソコンをやっている男に罵声を浴びせる。

「なんとでも言え。この写真をばら撒かれてもいいならな」
「うぅ…………」

そう言われると何も言えなくなってしまう。
コイツはホントに酷いヤツだ。

何故こんなのことになったのか。それは今から1時間前に遡る。

233 名前:Allonym ◆iqP3HuSAqU :2007/02/19(月) 01:24:31.81 ID:S1RHhToI0
オレは特に目立ったところもない、どこにでもいる平凡な大学生だった。
講義にはちゃんと出てるし、赤点を取ったこともない。
それが自慢といえば自慢だ。
そんなオレには大学に入ってから仲のいいダチが出来た。
そいつはオレなんかより頭が良かったが、講義はサボりがちだった。
ま、ダチもどこにでもいる平凡な感じのヤツだ。
大学二年のある日、まあ今日のことなんだが、オレとダチは大量の酒を買って飲みまくっていた。
今日はダチの誕生日だったからだ。
オレの誕生日は既に過ぎていたから、二人で飲もうということになったんだ。
しばらく飲んで、ビールの空き缶が5本に増えた頃、ダチは冷蔵庫からジュースを取り出してきた。

「ツマミもなくなってきたから、ここらで一旦酔いを和らげて買出しに行こう」

まあそういうことだった。
差し出されたジュースは初めて見るものだった。
オレはそのジュースを受け取ると、

「一番、一気飲みやります!」

と言い、一気に飲み干した。

「おおっ!」

ダチが感嘆の声を上げる。
一気飲みは昔からの特技だ。ファンタ350ミリ程度ならイケるぜ。
しかし、なんだか変だ。
クラクラしてきた。
酔ってるのに一気飲みなんかしたからか?
そんな感じでオレの意識はフェードアウトしていった。

234 名前:Allonym ◆iqP3HuSAqU :2007/02/19(月) 01:26:36.57 ID:S1RHhToI0
「ん……」

頭が痛い。
ココはドコだ?
えっと…………そうだ、確かダチと飲んでて、フェードアウトしたんだった。
とりあえず体を起こそうとするが、手が動かない。
そして手首が痛い。
これはもしかして、縛られてる?
なんで?

「ダチ?」

呼んでみる。
しかし、なんか変な声になってしまったな。

「あ、起きた?」

ダチが寝ているオレを上から見下ろす。

「手ぇ解いてくれ。これじゃあ動けん」

まだ声がおかしいな。

「…………気づいてないのか?」
「何に?」
「体だよ」

235 名前:Allonym ◆iqP3HuSAqU :2007/02/19(月) 01:28:49.15 ID:S1RHhToI0
体?
変な事を言うヤツだ。まさか寝ている間に落書きでもしたのか?

「っておま、なんで裸なんだよっ!!」

ダチは裸だった。

「……お前も裸なんだけどな」
「え?」

言われて自分の体を見てみると、形の良いおっぱいが露わになっている。
ふむ、これは間違いなく裸だ。
…………。
え?
おっぱい?

「なんでおっぱいが……」
「そりゃあ女になったからだろ」
「は?」

女になった?

「誰が?」
「お前が」
「なんでまた?」
「さっきジュース飲んだじゃん」

ジュースを飲んだから女になった?

「ありえねええぇーー!!!!!!」

236 名前:Allonym ◆iqP3HuSAqU :2007/02/19(月) 01:31:57.39 ID:S1RHhToI0
「マジで?」
「マジで」

コレは夢か?

「マジカナ?」
「マジダヨ♪」

夢って言って欲しいな。
…………って、ちょっとまて、

「お前さ、あのジュース飲んだら女になるって分かってたんだよな?」
「ああ、もちろん」
「じゃあ何でこんなことしたんだ?」
「そりゃあ犯すためだろ」
「なんだそっか。なら先に言えよ」
「いや、ワリィワリィ」
「って犯す気なのかよ!!」
「当然」
「オレは男だぞ」
「もう女じゃん」

…………オレ、マジで犯されんの?

「……手ぇ解いて」
「ヤダ」

うわ、初めてなのにSMですか。

237 名前:Allonym ◆iqP3HuSAqU :2007/02/19(月) 01:34:32.64 ID:S1RHhToI0
「ところでさ、その手のカメラは何?」

実はさっきから気になっていた。
何故かダチがずっとカメラを持っていたからだ。

「何って、写真を撮るに決まってるだろ」
「何の?」
「カメラマン俺様、被写体お前、タイトル陵辱」

ひでえ。

「お前Sか?」
「おう」
「中出しとかしちゃう気か?」
「ぶっかけもするぞ。陵辱っぽいし」
「何言っても無駄か?」
「何言っても無駄だ」
「…………ならせめてやさしくしてくれ」
「だが断る」
「お前は岸辺ろhやっ、いた、やめ」

238 名前:Allonym ◆iqP3HuSAqU :2007/02/19(月) 01:36:02.06 ID:S1RHhToI0
そんな感じで今に至る。
つまり、女にされて、犯されて、写真撮られた、ってことだ。
オレの重大事件はたった一行か。なんだか悲しいな。

「さて、この写真をばら撒かれたくないなら一生俺の肉奴隷でいてもらおう」

どっちに転んでも地獄かよ。

「一生っていうのは無理じゃないのか?」

大学卒業まで、あわよくば今週だけとか……

「無理じゃないさ。結婚しよう」
「ええええええええええ!!!!!!!!!!!!???????」

何この新しいプロポーズ。

239 名前:Allonym ◆iqP3HuSAqU :2007/02/19(月) 01:40:03.62 ID:S1RHhToI0
こんな感じで…………続くのか?

240 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 01:43:33.99 ID:sv0MYHsq0
>>239
乙tk

241 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 01:56:58.86 ID:B4kMkw3L0
>>239
乙tk
こんな友達いたら嫌だwww

242 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 01:59:53.35 ID:YjF0pZNVO
なかなか寝かせてくれませんね皆さん(´・ω・`)
もとより寝る気ないからまだ誰か来るかとwktk

243 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/19(月) 01:59:57.39 ID:TEmjX5KX0
なんという鬼畜………

244 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 02:49:19.08 ID:S1RHhToI0
久しぶりにメダロットがやりたくなった。
ひょんなの子スレだったはずなのになんでだろ…………

245 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 03:42:45.11 ID:U0P6mzIJ0
保守

246 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 03:43:40.77 ID:eGbgoULD0
初投下しようと思うんだが人いるかな

247 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 03:44:29.60 ID:S1RHhToI0
メダロットがひょんなことから女の子に…………ごめんなさい。

248 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 03:44:47.57 ID:S1RHhToI0
>>246
ノシ

249 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 03:46:33.11 ID:sv0MYHsq0
人がいないときの投下もいいもんだよ
反応なくて凹むなら別だけど

250 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 03:51:20.88 ID:S1RHhToI0
ラッツホイールだかってやつのログがないのはdat落ちギリギリに投下したからなのさ。
でも続いてないから封印されて良かったと思う。

251 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 03:58:47.34 ID:eGbgoULD0
とりあえずいってみます


目覚ましの音。
重いまぶたを三分の一ほど上げる。
瞬間、自分が見知らぬ部屋に居ることに気づき、一気に目が覚めた。

どうやら女の子の部屋のようだ。
もしかして酔った勢いでそのまま…、
いやいや、俺はまじめな高校生で酒なんか飲んだこともないはず。
…寝起きで頭が混乱しているようだ、顔でも洗ってくるか。
そのとき、ふと部屋にあった大きな鏡に目が向いた。
そこには『彼』の姿はなく、一人の女の子が呆然と立ちすくんでいた。

252 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 04:12:11.00 ID:eGbgoULD0
居間では、二人分の朝食が出来上がっていた。
「あら恵、今日は早起きなのね。」
「母さんっ! 俺、女に………めぐみ…って誰?」
「何寝ぼけたこと言ってるのよ、恵。」
「いや、俺は正樹で…。」
「正樹ならもう朝練があるからって学校行ったわよ。
 で、何のドッキリ? 正樹の口調そっくりだけど…。」
これ以上問いただしても意味は無いみたいだ。
急いで朝食を食べ終わると、恵は部屋に戻った―本来ならこの場所は物置になっていたはずだ。

正樹は高校一年生。元々は一人っ子だった。
だが、恵が机においてあった教科書から得た情報は
           立花恵 高校三年生
つまり、恵は正樹の姉という存在だということだった。
次に恵は正樹の部屋に入ってみる。
そこには昨日とほぼ変わらないままの『自分の』部屋が広がっていた。

253 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 04:23:20.14 ID:eGbgoULD0
「で」
部屋に戻った恵は部屋に掛けてあるセーラー服とにらめっこしていた。
「これ…着るのか…」
10分後、ようやく覚悟を決め、パジャマを脱いだ恵に、更なる葛藤が待ち受けていた。
「そういや…ぶらじゃー着けなくちゃ…ダメだよね…」
約1時間かかって、ようやく全部着替えることに成功した。
「スカート、ひらひらして気持ち悪い…」
ちなみに季節は夏である。そうでなかったら恵は風邪を引いていたに違いない。

ちょうどその時、ドアベルが鳴り、一人の男の声が聞こえてきた。
「めぐみー、迎えに着たぞー。」

254 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 04:26:41.96 ID:eGbgoULD0
とりあえずここまでで

255 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 04:36:57.85 ID:gzyUIgMgO
>>254

続きwktk

256 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 06:15:52.29 ID:eGbgoULD0
保守っとく

257 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 06:48:33.19 ID:SjzNpkds0
ほしゅ

258 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 08:11:48.92 ID:7a57+eZK0
ごめんね、昔かいたっきりでそのままな作品があってゴメンネ('A`)

259 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 08:26:29.06 ID:IaFLTQUAO
保守

260 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/19(月) 09:12:42.84 ID:HxE5z3ayO
ほし

261 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/19(月) 09:56:42.66 ID:HxE5z3ayO
保守

262 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 10:03:16.54 ID:yNLPoSO60
h

263 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/19(月) 10:38:50.11 ID:HxE5z3ayO


264 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/19(月) 10:57:53.91 ID:HxE5z3ayO
しゅ

265 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/19(月) 11:24:11.01 ID:HxE5z3ayO
保守

266 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 11:24:46.01 ID:VVWV01JNO
保守

267 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/19(月) 12:02:20.49 ID:HxE5z3ayO
保守

268 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/19(月) 12:37:10.45 ID:HxE5z3ayO


269 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/19(月) 12:51:45.76 ID:HxE5z3ayO
しゅ

270 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/19(月) 13:00:26.50 ID:d47t50WBO
今北

他の職人さんの作品wktk街

271 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 13:52:34.65 ID:VVWV01JNO


272 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/19(月) 14:40:48.11 ID:HxE5z3ayO
保守

273 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 14:45:14.03 ID:yNLPoSO60


274 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/19(月) 15:06:22.10 ID:HxE5z3ayO
ほぁたあ

275 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/19(月) 15:11:56.46 ID:ihCRI2bL0
規制かどうかテスト

276 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/19(月) 16:07:28.53 ID:HxE5z3ayO
保守

277 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/19(月) 16:29:06.81 ID:HxE5z3ayO
保守

278 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 16:50:48.19 ID:+KIuG/zx0
そろそろ誰か
投稿して繰んないかな?

279 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/19(月) 16:56:50.40 ID:HxE5z3ayO
そろそろ投下を考えてるよ。短いけど。
今どのくらい人いる?

280 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 16:58:33.87 ID:OJ+BqXgiO


281 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/19(月) 17:04:14.37 ID:HxE5z3ayO
では投下しまーす。
あらすじは>>194-209あたりで。

282 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/19(月) 17:05:08.63 ID:HxE5z3ayO


母親「あら、せっちゃん」
刹那「そのあだ名やめい」
手に女物の洋服を持っているとなると、父親に話してもらったらしい。
母親「私、女の子が欲しかったのよねえ。ホラ、これ着てみて!」
これはワンピース……というモノらしい。だが、刹那に着る気はまったく無いようだ。
刹那「悪いけど、母さんの期待には応えられん。いくら女とはいえ、脳みそはまだ男みたいなものだから」
そう言いながら、テーブルの上にあるピーナッツを口に運ぶ。
ちらっと母親を見ると、心底ガッカリしたようだ。

283 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/19(月) 17:05:55.36 ID:HxE5z3ayO
刹那「…はあ」
俺の親は何を考えてるんだ……などと思い、冷蔵庫を開ける。すると

『ピンポーン』

チャイムが鳴った。
母親「刹那、出てよ」
刹那「母さんが出ろよ」
母親「めんどくさい」
刹那「…………はあ」
溜息をつき、玄関に向かって歩く刹那。
刹那も、めんどくさいと思っていた。


玄関のドアの目の前に立つ刹那。文句を言いながら外を覗いてみると、そこには見慣れた人物がいた。
刹那「(げっ…ヒカル!?)」
ヒカルとは、刹那の悪友。幼稚園の頃からの付き合いで、刹那は色々と巻き込まれてきた。


284 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/19(月) 17:06:38.30 ID:HxE5z3ayO
刹那「(こいつは…またアポ無しで来やがったか)」
腕を組んで、自分の部屋に戻ろうとする刹那。しかし、ほうっておけないのが玉にキズ。
刹那「………くそ、俺の馬鹿…」
頭をかきながら、ドアをちょっとと開け、隙間からヒカルを見る。
刹那「……………なんだよ(声色)」
そこに、嫌らしい笑みを浮かべた男がいた。
ヒカル「遊びに来たんだよ、わかるだろそれくらい!」
刹那「はあ…」
溜息をつく刹那。まだ午前中だというのに、よくこんなに溜息をつけるものだ。


285 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/19(月) 17:07:12.70 ID:HxE5z3ayO
その直後
ヒカル「ばーんっ!」
刹那「!!!」
ヒカルが勢い良くドアを開けた。刹那はあまりに突然の事だったため、驚いた。
ヒカル「いじりに来てやったぜ!有り難く…………って…あれ?お前どうした」
流石悪友。付き合いが長いだけあって、刹那だとわかってくれた。
刹那「俺も知らんわ…」
ヒカル「なんか声高いな。さっきのは声色か……しかし、可愛い女の子になっちまったな」
刹那「可愛くなんかねぇよ。」
そんな会話をしながら、ヒカルは刹那の部屋に向かって歩いてゆく。でも、これはいつものことだ。



286 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/19(月) 17:08:48.08 ID:HxE5z3ayO



ドアを開けて、刹那の部屋に入るヒカル。
ヒカル「ただいま〜」
刹那「ここはお前の部屋じゃない。出来る事なら今すぐ帰ってくれ」
ヒカル「嫌だね〜」
刹那「…そうかい」
刹那はそう言って、部屋のドアを閉めた。
ヒカル「しかし、本当に女の子になっちゃったなあ。顔がちょっと変わっちゃったし、胸デカいし。」
鼻の下を伸ばしながら、刹那を舐めまわすように見る。
刹那「なんだ、お前…その顔は。俺をエロ目線で見てんのか?」

287 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/19(月) 17:09:26.88 ID:HxE5z3ayO
ヒカル「まぁね。俺はお前のすべてを知っているつもりだ……お前の良い所、悪い所。勿論、性癖もだ。だからお前を弄り倒した時を妄想すると……(*´д`)ハァハァ」
刹那「なっ…馬鹿かお前は!(////)」
ヒカル「うん、馬鹿だよ。そしてエロエロだよ。」
刹那「うぅ…」
これから俺はどうなるんだ……
刹那は将来に不安を感じながら、そう思った。

288 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/19(月) 17:09:52.31 ID:HxE5z3ayO
ここまでです。ほんまに短いね。

289 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/19(月) 17:47:21.75 ID:HxE5z3ayO
保守

290 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 17:54:57.24 ID:U0P6mzIJ0
GJ

291 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 18:04:41.18 ID:YjF0pZNVO
マジGJですよー(*´Д`*)

292 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/19(月) 18:19:48.58 ID:HxE5z3ayO
気に入ってもらえたようでよかった。

293 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/19(月) 18:36:55.28 ID:ihCRI2bL0
再度こんばんは、第6章書いてきます

第5章はちょっと・・・というかかなり暗い物語なので

>>186
やや、ぶっちゃけ僕もイスピン派なんですよ。
COOLネタもご存知とは・・・話が合いそうですな

294 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/19(月) 18:41:07.43 ID:HxE5z3ayO
キタコレ!!

295 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/19(月) 19:09:38.82 ID:HxE5z3ayO
ほし

296 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/19(月) 19:37:15.16 ID:HxE5z3ayO


297 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/19(月) 19:49:18.17 ID:ihCRI2bL0
第6章書き終わったので第5章投下しまっす

どのくらいの方おりますか?

298 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/19(月) 19:52:25.67 ID:HxE5z3ayO


299 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/19(月) 19:57:15.64 ID:ihCRI2bL0
じゃあ行きます

それでは第5章ー

300 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/19(月) 19:58:14.92 ID:ihCRI2bL0
第5章:俺と僕


第一話

トモ「その『事故』の被害者とお前、どういう関係だったんだ?」

トモにその質問をされた僕は固まってしまった。時間が永遠のように長く感じる

トモ「・・・そうか。いや、答えたくないなら答えなくていい」

潔くトモが言う。だけど僕は何でも答えると約束してしまった・・・だから

勇人「・・・分かった」

トモ「え?」

勇人「今まで誰にも言わなかったけど・・・でも、トモならきっと」

きっとの後の言葉が思いつかなかった。でも何が言いたいか分かるだろう。

トモ「いいのか、勇人」

勇人「うん、大丈夫。いつまでも過去に囚われるわけにはいかないから」

トモ「・・・」

トモが無言になる。そして僕がそのときのことを話し始める

勇人「あれは・・・夏真っ盛りの8月のことだった」

301 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/19(月) 19:59:11.59 ID:ihCRI2bL0
夕食行ってきます

続きはCMの後で

302 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/19(月) 20:01:29.47 ID:HxE5z3ayO
ワクテカ

303 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 20:09:57.77 ID:+KIuG/zx0
おい!!またか!!
今度は30分ジャストでヨロ

304 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/19(月) 20:23:07.87 ID:HxE5z3ayO
ワクワクテカテカ

305 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/19(月) 20:28:39.11 ID:ihCRI2bL0
大体30分経過、ジャストは無理でっす

ってなわけで続きを、番組再開ー

306 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/19(月) 20:33:17.27 ID:ihCRI2bL0
第二話

7月某日

?「おーい、勇人ー。はやくはやくー。チャイム鳴っちゃうってー」

勇人「ちょっと待ってよ。まだ時間あるから」

?「そんなこと言ってるとホントに遅刻するぞー?」

勇人「ダイジョーブダイジョーブ」

?「はぁ・・・ホントに勇人はマイペースだなぁ」

俺は秋空勇人、現在中学3年生。7月だと受験で忙しい時期なのだが、俺の学校はエスカレーター式
なので、そんなに熱心に勉強しなくても進学出来るという。怠け者の俺には丁度いい学校である

?「おーい、ホントのホントに遅刻しちゃうぞー?」

前で叫んでる少女は新井ユウ(あらいゆう)。名前がそのままカタカナなのが特徴である
それと、何故かたまに男口調。まぁ悪くはないんだけど

勇人「んー、人生焦っていいことないぞ。俺のモットーは急いてはなんちゃら」

ユウ「もう少し僕を見習ったらどうなんだい?」

朝、一緒に登校しながらそんなことを言う。男女で登校なんて仲いいなとか言われるかもしれないが
お互いそんなことは思っていない。ただ同姓での友人が少ないからたまたま家が近い二人がよく話す
ようになり、気付いたら一緒に登校するようになってただけだ

307 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/19(月) 20:34:27.41 ID:ihCRI2bL0
勇人「俺がユウから習うことなんて何一つないぞ」

ユウ「ひっどいなー。何一つないわけじゃないでしょ?」

勇人「ぶっちゃけ見当たらない」

ユウ「僕を何だと思ってるんだ・・・」

ユウは女性なのに何故か自分のことを僕と呼ぶ。兄の影響らしい

そんな会話をしながら歩いていたら

キーンコーンカーンコーン

ユウ「やばっ!ホントに鳴っちゃったじゃない!」

勇人「んー、いいのいいの。よくあること」

ユウ「よくあることじゃない!いいから走るよ!」

ユウに言われるまま走る

校門をくぐるときも、廊下を走っているときも、誰一人見当たらなかった。遅刻だから当然か

教室のドアを開けたら既に朝のHRが始まっていた

ユウ「すみません、遅刻しました」

勇人「やー、すみません」

308 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/19(月) 20:35:26.48 ID:HxE5z3ayO
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!

309 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/19(月) 20:35:41.46 ID:ihCRI2bL0
先生「お前らまた仲良く遅刻してるのか?」

ユウ「いや、僕は急いでたんですけど・・・」

勇人「でもユウも結局遅刻したじゃん」

ユウ「勇人のせいだろ!」

先生「HR中だ。痴話喧嘩してないでさっさと座れって」

クラス中から爆笑が起こる。中には下手な口笛を吹くやつまでいる。だが俺もユウもそんなこと気にしない

そんな幸せのような毎日を過ごしていた。ユウとは異性の親しい友達レベルでそれ以上の進展はないけど
俺自身そうは望んでいなかった。ユウとはこのままでもいい。いや、このままでいたい。そう願っていた

何も変わらなくても、幸せが目の前にある。なら、何も変わらなくていい。それが俺の願いだったんだ



でも、人の願望何て・・・一瞬で消えてしまうものだって

そんなこと・・・このときの俺が・・・予想出来るわけないだろ?

310 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/19(月) 20:36:15.18 ID:ihCRI2bL0
第三話

8月某日

その日、俺とユウは買い物に出かけることにした。ユウが向かえに来てから俺が出発という感じである

ピンポーン ドアホンが鳴る

勇人「ほいほーい」

ドアを開けると、そこにはユウの姿があった。しかもやけに可愛い服装。そのせいかユウがいつもより可愛く見える

ユウ「やーやー、来たよ?」

勇人「おお、可愛いじゃねーか。似合ってるぞ」

ユウ「そう?苦労した選んだ甲斐があったってものだな、うん」

勇人「出たな男口調。まぁ俺はもう準備万端。ってなわけで行くか?」

ユウ「そだね。しゅっぱーつ。レッツデート!」

勇人「デートなのか?」

ユウ「さぁ?どうなんだろ?」

いつもの様に、こんな感じである。赤面という言葉は俺らになかったようだ

311 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/19(月) 20:37:11.84 ID:ihCRI2bL0
それからバスで色々な方面へ向かった

まぁ一番時間使ったのが服の購入になんだけどね・・・一応ユウも女ということか

ユウ「どう?これ似合う?」

服を持って俺にそんなことを聞いてくる。ノロケ全快かもしれないが、こいつは可愛いから何着ても似合うだろ

勇人「お前は別に何着ても似合うんじゃね?」

そのまま言ってやった

ユウ「うーん・・・でも多少の違いはあるわけだし」

やっぱりこいつの辞書には赤面というものがないようだ。今更だけどな

ユウ「うん、これに決めた!」

君に決めた!だったら某小型怪物の主人公だったのにな

ユウ「荷物持ち手伝ってよー?」

勇人「え?マジで?」

ユウ「当然」

・・・ま、いっか

それから他の店にも行った、昼食後も店巡り。本来ならつまらないはずなのに、ユウと一緒というだけで楽しかった

312 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/19(月) 20:37:42.84 ID:ihCRI2bL0
楽しい時間が過ぎるのは早いのは世の真理なのか、すぐに夕方になってしまった

せみの声と、僅かだがひぐらしの声も聞こえる

勇人「そろそろ家帰らないか?もう夕暮れの時間だ」

ユウ「うん、そだね」

帰宅しないか提案したらユウはあっさり承諾、というよりこれ以上荷物持てない

勇人「ちょっと買いすぎだろ。縦に積んで持ってるから前が見えないというオチだ」

ユウ「大丈夫大丈夫。僕が誘導するから」

こいつに誘導させるなんて危ないにも程がある。とりあえず自分一人で歩くことにした

ユウ「大丈夫?何か左右にヨロヨロしてるけど」

勇人「ヨロヨロしてるんじゃない。前が見えなくて真っ直ぐ歩けないだけだ」

ユウ「あ、信号赤だ。止まってー」

辛うじて交差点の歩行者信号が赤になってるのが見えた

信号が青になるまでボーっと立ってる

313 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/19(月) 20:38:26.69 ID:ihCRI2bL0
そのときだった・・・本当に一瞬の出来事だった


ユウ「危ないっ!!!」

ユウがそう叫んだのと同時に左から何か力が加わり、俺の体が右方向へ吹き飛んだ

積んでいた荷物が倒れ、目の前の視界が広がる


そのとき俺が見たものは・・・俺を突き飛ばしたユウの姿と、そのユウ目掛けて高速で走ってくる



自動車の姿があった



俺の目の前で・・・ユウは・・・




10メートル近く・・・吹き飛んだ


314 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/19(月) 20:39:12.78 ID:ihCRI2bL0
第四話

全てがスローモーションのように感じられた

だが、自動車が電柱にぶつかる音がして・・・俺の世界の速度が戻った

俺は死ぬ気でユウのもとへ走っていった。

何も考えずにユウのもとへ走っていった。そして、ユウが倒れている場所に辿り着く

そのとき俺が見たものは・・・血だらけで倒れている・・・ユウだった

勇人「ユウ!!」

これ以上出せないくらいの大きな声でユウのことを呼んだ。だがユウから返事がない

勇人「ユウ!!おい、ユウ!!しっかりしろ!!ユウ!!」

ユウの血が周辺に飛び散っている。でも、俺の脳は・・・目の前のユウ以外の情報を遮断していた

ユウがコホッと血を吐く、まだ息はあるみたいだ

勇人「どうして・・・どうして・・・」

声が震えてしまう。どうして震えるのか分からなかった。いや、本当は分かっていたのだろう

声が震える理由を・・・無意識に認めたくないと俺が思っていたのだろう

315 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/19(月) 20:39:35.13 ID:ihCRI2bL0
ユウ「ゆう・・・と・・・」

ユウが辛うじて声を出す。だがユウとは思えないくらい弱々しい声

勇人「ユウ・・・俺のせいで・・・こんな・・・」

ユウ「違うよ・・・体が・・・私の体が・・・勝手に・・・動いてた」

私と言うあたり、余裕がないのが分かってしまった。また分かりたくないことを分かってしまった

勇人「待ってろ!今救急車が来るから!それまでの辛抱だから!!」

ユウ「大丈夫だよ・・・私は・・・もう助からない・・・自分のことは・・・自分が・・・一番分かるもん」

勇人「!!」

どうして・・・どうして・・・

勇人「どうしてそんなこと・・・言うんだよ・・・」

目から涙が流れる。涙は頬を伝っていき、ユウの頬にポトッと落ちた

ユウ「もう助からない・・・だからこそ・・・出来ることが・・・あるんだよ」

勇人「ユウ。もう喋るな、血が・・・」

それでもユウは話すのを止めない

ユウ「聞いて欲しい・・・私の・・・最後の願い・・・」

316 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/19(月) 20:44:40.58 ID:HxE5z3ayO
。・゚・(ノД`)・゚・。

317 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 20:51:52.17 ID:+KIuG/zx0
"(/へ\*)"))ぅぅぅ
たまらんぜ

318 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 20:56:51.88 ID:YjF0pZNVO
全俺が泣いた

319 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/19(月) 20:57:38.41 ID:HxE5z3ayO
もしかして規制?

320 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 20:58:50.16 ID:+KIuG/zx0
規制ってどうやったらなるの?
俺もたまになるけど…


321 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/19(月) 21:01:17.16 ID:d47t50WBO
最後・・・この言葉がここまでつらい響きを持っていたなんて・・・

勇人「あぁ・・・もちろんだ」

ユウはアリガトウといいたげに微笑んだ

ユウ「実はね・・・もう・・・分かってると・・・思うけど」

言葉をゆっくりと紡いでいく。俺は・・・ユウの最後のお願いを、黙って聞く

ユウ「勇人のこと・・・好きだった・・・。異性として・・・好きだった」

勇人「・・・」

ユウ「でもね・・・勇人が私のこと・・・異性として・・・恋愛対象として見てくれなかったらって・・・思ったら」

ユウの目からも涙が溢れる

ユウ「だから・・・聞けなかったんだけど・・・」

勇人「大丈夫だ。俺もユウのことが好きだ。友達としてではなく。異性として、恋愛対象として好きだ」

ユウが驚いたような表情をする・・・けど、すぐに笑った

ユウ「じゃあ・・・私の人生・・・最後のお願い」

ここまで来たら・・・もう・・・聞かなくても分かってる

けど、俺はユウからこの言葉を聞かなかったら・・・一生後悔する。だから黙って聞くことにした

322 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/19(月) 21:03:50.85 ID:d47t50WBO
ユウは少し間をおいて・・・それから、小さいけど、はっきりした声で言った
ユウ「勇人が好き・・・です・・・。キス・・・してください」


勇人「あぁ・・・もちろんだ・・・」


そして・・・俺とユウは・・・唇を重ねた


永遠にも感じられる長い時間・・・ずっとこうしていたかった

けど、俺は自分から顔を離した

ファーストキスだった・・・。初めてのキスは・・・死と、血の味がした

ユウ「ありがとう・・・ゆう・・・・と・・・・・・・」


ユウは静かに目を閉じた

この世に未練など全くない・・・そう言いたそうな表情である

323 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/19(月) 21:05:35.58 ID:d47t50WBO
勇人「ありがとうだって・・・俺が言いたいよ。俺だってずっとユウのこと好きだったのにさ。
   でも・・・そう言うの、恥ずかしくって・・・ユウが好きだって言えなくて・・・
   言いたいのに言えなくて・・・でもユウから・・・ユウから言ってくれた・・・
   俺のこと・・・好きだって・・・キスまでしてくれて・・・
   お礼を言いたいのは・・・こっちなのに・・・」

声が続かない・・・涙が滝のように出る・・・我慢の限界のようだ・・・



勇人「うわあああああああああ!!!!!!!ユウうううううううううう!!!!!
   何で!!!何でだよ!!!!!!!!!!!うわああああああああああああ!!!!!!」


俺は・・・ありえないくらい大きな声を出して泣いた・・・声が枯れるまで泣いた

声が枯れたって・・・大声で泣いたって・・・ユウは帰ってこない

そんなこと分かってるのに・・・でも・・・溢れてくる涙と感情を抑えることが・・・



どうしても出来なかった

324 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 21:06:08.54 ID:YjF0pZNVO
(´;ω;`)ブワッ

325 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 21:07:35.32 ID:+KIuG/zx0
。・゚゚ '゜(*/□\*) '゜゚゚・。 ウワァーン!!

326 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 21:16:39.37 ID:hc890BCeO
(´;ω;`)全米が泣いた
良文バンザイ

327 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 21:17:07.63 ID:saUjuAAxO
こうゆうので鳥肌が立ったのは初めて

328 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 21:24:16.96 ID:3gwHZ/FS0
|゚д゚ )

329 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 21:27:06.29 ID:RKKCDj1S0
ちょっとまて!!
信号待ってたんだよな?
そこに車突っ込んできたんだよな?

(´;ω;`)ウゥ・・・ッ

330 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 21:29:30.56 ID:3gwHZ/FS0
|;д; )

331 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 21:30:25.17 ID:3gwHZ/FS0
|,д, )

332 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 21:30:51.88 ID:3gwHZ/FS0
| д  )

333 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 21:36:16.84 ID:3gwHZ/FS0
wktkしながら話書いてたら似たような話があったwwwww(´・ω・`)

334 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 21:37:30.50 ID:eGbgoULD0
>>333
つ既出も上等。

335 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 21:40:05.36 ID:F0+0oNkTO
涙が止まらないんだぜ

336 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/19(月) 21:46:11.56 ID:ihCRI2bL0
規制テステス

337 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/19(月) 21:48:22.55 ID:ihCRI2bL0
よかった、書き込めてる

今第7章作成中なので第6章は少しお待ちを

338 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/19(月) 21:51:20.38 ID:HxE5z3ayO
今風呂からあがった。

………( ´;ω;`)

339 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 21:57:20.34 ID:F0+0oNkTO
>>337
wktkして待ってるぜ

340 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 22:03:25.79 ID:3gwHZ/FS0
さて…物語に終わりが見えないがちょっと投稿してみっかな…こういうのはじめてなんだが…

341 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/19(月) 22:08:15.62 ID:HxE5z3ayO
バッチコーイ

342 名前: ◆Z5if4Sx6mU :2007/02/19(月) 22:10:00.62 ID:3gwHZ/FS0
午前3時、今日も夜中にインターネットをしていた。

「ん…ひょんなことから女の子?」

興味本位で開いたスレには、様々な女体化の報告がなされていた。

「ねーよww全員釣りだろwwww俺も何か書くかw」
『やべぇ、夜中に目が覚めたと思ったら俺も女になってたww』
「んー、テラ反応薄いwwwもう寝るか」

こんなつまらない事で夜中まで起きているなんて相当おわってんな。
そんな事を考えながらユウキはベッドに入り、ものの五秒で熟睡した。

343 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/19(月) 22:10:47.11 ID:ihCRI2bL0
疲れたー、ちょっと休憩します

>>340
期待しております。ちなみに現在の僕の進行状況は第5章で大体折り返し地点でっす

344 名前: ◆Z5if4Sx6mU :2007/02/19(月) 22:12:00.46 ID:3gwHZ/FS0
午前6時
あたりはまだ静かだ。ゆっくりと目を開ける。
なんでこんな早く目が覚めたんだろう。
サイドテーブルに置いたケータイを手探りで探すがうまくいかない。
あれ、なんだろう。この感覚は…

ゆっくりと寝返りを打ってうつぶせになる。
体とベッドとの間に何かが挟まったような感触がした。

「んぇ!なにこれ」

慌てて飛び起きる。
挟まったんじゃない。平たかった胸が、ふくらんでいたのだ。

体中を触る。肩幅が狭くなってる。腕の筋肉もない。
腰が広くなってる!足の筋肉もなくなってる!股間が!!!
顔…は…?おそるおそる触るがよくわからない。
目をつむって鏡の前に立つ。
ゆっくりと目を開けると、自分に似ているようだが何かが違う。

カワイイ女の子がそこに立っていた。

345 名前: ◆Z5if4Sx6mU :2007/02/19(月) 22:14:00.29 ID:3gwHZ/FS0
「朝っぱらから五月蠅いなぁ…え……」
「あ、母さん…」

ここで声が高くなっているのにも気づいた。
いや、新たな発見をしている場合じゃない。

「アキ…じゃない…だれやあんたは!」
「アキやないよ、ユウキ。」
「いや…似てるけど…似て…ほんまにユウキか?」

アキは姉だ。ぼくら姉弟はよく似ていると言われる。
要は女顔なのだ。かといって女に間違えられたことは無く、
今現在の、どっからどうみても女のボクは全くの別人に見えたはずだ。

「そう。起きたらなんかしらんけどこんな事になってた。」
「そんなアホな事があるかいな。「夢やがな」とかそういうオチ?」
「こだまひびきか。でも夢ちゃうねんて、ほんまに。」

事の重大さに気づいたのか、突然質問責めとなった。
本人確認から、女体化の経緯、いまの体の事。
女体化の経緯なんて聞かれても解らない。
気になるのはあのスレだが母親には言わない事にした。

346 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/19(月) 22:14:58.19 ID:HxE5z3ayO
>>343
折り返しか!ワクテカして待つよ!

347 名前: ◆Z5if4Sx6mU :2007/02/19(月) 22:16:00.12 ID:3gwHZ/FS0
朝食をとった僕は、早速パソコンを立ち上げる。
デスクトップが表示されるとすぐ、ブラウザを起動。
自動更新チェックをはじめたブラウザが、
「ひょんn(ry」スレを表示させた。

『おま…冗談で書き込むんじゃねーよ…ヤバいぞ。過去ログ嫁』

僕の書き込みへのレスだった。
いったいどういうことだ。
まさか僕の書き込みと女体化に関係が?

過去ログを読むまでもなかった。
まとめサイトにはこう書いてある。

 このスレにはウイルスコードが仕込まれており、
 特定の書き込みによってパソコンから異常電磁波が発生、
 染色体に影響を及ぼして女体化してしまいます。
 ウイルスコード起動条件となる書き込み時間や単語の詳細は不明。
 専ブラでもウイルスコードが働くので安易に試さないで下さい。
 報告事例では…(ry

まさか。
でも信じる信じないの問題じゃない。
すでに僕は女体化してしまったのだから!

348 名前: ◆Z5if4Sx6mU :2007/02/19(月) 22:17:00.26 ID:3gwHZ/FS0
僕は幸運な事例だと思う。
前から女装に少し興味を持っていたのだ。
いまの境遇に不安を感じながらも楽しくなってきた。
女性服は持っている…が、そんな事を親に知られたくないので、
いつものように男もんの服を着てリビングに降りる。

「ちょっとでかけるわー」
「ま、まちなさい!そんな格好で外出るつもり?
 アキの服、着れるやろ。ブラジャー…サイズあうかな…」

そんな協力的な母のおかげでなんとか、
普通の女性の格好で外出することができた。

349 名前: ◆Z5if4Sx6mU :2007/02/19(月) 22:18:00.34 ID:3gwHZ/FS0
半分、元に戻らなくてもいいやという思いがあるものの、
やはり元の姿に戻らなくてはという思いもある。
過去ログには元に戻ったという報告はなく、
それゆえに、元に戻る方法も解らないという。
ウイルスコードを作った奴なら戻せそうなものだが、
残念ながらそういう話もなかった。

ちょっと気になる事があった。
僕は携帯電話を取り出すと、友人に電話をかけた。

「もしもし。」
「あ、トモ?」

なんとか低めの声で話を進める。
適当な理由を付けて、車を出してもらうことに。

「……そんで、駅まで迎えに行ったらええねんな?」
「うん。あ、ちょっと変な格好してるけど驚かんといてな」
「なにそれw んまぁええわ。じゃぁ、10時にな」

電話を切る。
どうしよっか…女体化の事言えなかったwww
た…たぶん、僕だとわかってくれるはず!…信じよう。

350 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/19(月) 22:18:02.18 ID:HxE5z3ayO
ワクテカ

351 名前: ◆Z5if4Sx6mU :2007/02/19(月) 22:20:00.25 ID:3gwHZ/FS0
午前10時半
駅の南口で車を待っている。
トモの愛車“205”には何度も乗ってるし、
そもそもあまり見ない車なので来たらすぐわかる。
でも、来ない。遅いな…いつもならちょっとの遅れでも連絡くるはず。
そんな事を考えていると、突然携帯電話が鳴り出した。

「もしもし?やっぱ渋滞してる?」
「ん…あ、いや…駅に着いてんけどな…?」
「え?南口やろ。どこにも205見あたらへんねんけど」
「あーうん、ちょっと離れたところ」
「なにしてんねんな。早よこっちきいや」
「いや快く受けたものの…ちょっと重要事項を忘れてたんや。」
「どないした」
「それでちょっと顔あわす勇気がなくて…さ」
「だからどないしてんさ」
「あの…さ、女体化って知ってる?」

352 名前: ◆Z5if4Sx6mU :2007/02/19(月) 22:22:26.32 ID:3gwHZ/FS0
聞くとトモも一週間前に女体化してしまったという。
ちょうど大学の春休みが始まった直後だ。
自分も女体化していると打ち明けると、
おまえもか!と仲間を見つけた喜びについに泣き出した。
性格まで女性化してんな、こいつ。

「おちついた?」
「あ、うん。ごめん。いまそっちに行くわ」
「んじゃいったん切るね。」


この物語もいったん切るんだそうな。

353 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 22:23:51.34 ID:3gwHZ/FS0
えと、ここまでです。

>>343
折り返し地点wktk〜

354 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/19(月) 22:24:58.69 ID:HxE5z3ayO
友達も女性化かwwww

355 名前: ◆Z5if4Sx6mU :2007/02/19(月) 22:35:13.00 ID:k0PVTanr0
今更規制くらったwww

物語書くって難しいですねー
あと、友達も女性化って無いかなーとおもったらあったしwww
めげずに続き書いてきますーノシ

356 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 22:45:34.78 ID:gNuj5RQMO
>>343
目が腫れて明日仕事に行けないや…

357 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/19(月) 22:55:53.49 ID:ihCRI2bL0
さて、第7章書き終わってませんが大体構想は考え終わってるので第6章投下します

規制の可能性が高いので、ちょっと準備してから投下しますね

358 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 22:57:53.65 ID:S1RHhToI0
>>355
いいよいいよ。続き待ってるよ。

>>357
wktk

359 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/19(月) 22:59:11.52 ID:HxE5z3ayO
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!!
ワクワクテカテカカラテカキタコレ

360 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 23:01:59.40 ID:zZpK8QzS0
なんという盛り上がり
レス数を見ただけでwktkしてしまった
このスレは間違いなく伸びる

>>357
待ってる

361 名前: ◆iIl1lB4oT2 :2007/02/19(月) 23:03:12.75 ID:eGbgoULD0
wktk

>>251-253だけど酉付けときます

362 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/19(月) 23:10:54.15 ID:ihCRI2bL0
第6章 金曜日と更なる違和感


第一話

勇人「そして僕は、ユウの意思を受け継ぎ・・・自分のことを僕と呼ぶようになった」

トモ「・・・」

勇人「僕はこのことを忘れるため、勉強してわざわざ遠いこの学校に入学した」

話を続ける

勇人「事故を起こした奴のことも、死ぬ程恨んだ。けど、そんなことしてもユウは帰ってこないと分かった」

トモ「・・・」

トモは、僕の話を聞いてる間、ずっと黙っていた

勇人「ユウは、僕の・・・恋人、とかそういう関係じゃなく・・・ただ、大切な人だった」

これが・・・

勇人「これが、全ての真相だよ」

僕の話が終わる。するとすぐに

トモ「・・・ごめん」

トモが謝った

363 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/19(月) 23:11:21.67 ID:ihCRI2bL0
勇人「え?何が?」

トモ「ホントは・・・こういうこと聞いちゃいけないはずなのに・・・」

勇人「・・・」

トモ「俺が・・・俺が興味半分でこんなこと聞いて・・・」

今度は僕が黙る番だった

トモ「誰にも言いたくないような話を・・・お前の苦しみだなんて都合のいい体裁で聞き出して・・・」

勇人「・・・」

トモ「俺は・・・最低の人間だ・・・」

勇人「そんなこと・・・」

トモ「・・・ごめん」

そう言ってトモは自分の席に戻った

勇人「過去のことなんだから・・・気にすることないのに・・・」

昼休みが終わり、5時間目の授業が始まった

勇人「過去の・・・ことなんだから」

364 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/19(月) 23:11:52.60 ID:ihCRI2bL0
午後の授業は全部寝ることにした。腕をクッションにして、机に伏せるように寝た

目が覚めたら放課後だった。急いで帰宅した


起きたら袖が濡れていた・・・目もちょっと赤くなっていた




次の日、トモとは一言も喋らなかった

トモと話さないだけで、一日がこんなに長く感じるとは思わなかった

365 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/19(月) 23:16:26.21 ID:ihCRI2bL0
第二話

朝、いつも通り教室に入る

勇人「おはよう」

昨日はトモとは話さなかった。一日経った今日なら大丈夫だと思って、話しかけてみた

トモ「おう、おはよう」

トモがいつも通りの返事をしてくれる。それだけなのに、何故か安心している僕がいた

いつも通りのことがないと不安になる、それは昨日感じたことである

日常が非日常に変わるとき、僕は多大な不安を感じる人間らしい

でも、優が来たときは・・・全く不安を感じなかった

何故不安にならなかったのか・・・それは僕にも分からない

『いつも通り』という言葉の有難さを考えていたら、時間はあっという間に過ぎてしまった

・・・最近授業全く聞いてないや。テストヤバイかも分からんね

まぁ過ぎてしまったことは仕方ない。過去に捕らわれちゃいけないって自分で言ったじゃないか

トモ「よし、食おうぜー」

本当にあっという間に過ぎてしまった・・・もう昼休み?何て思ってしまった

366 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/19(月) 23:16:51.90 ID:ihCRI2bL0
勇人「そだね。いただきまーす」

トモと一緒に昼食タイム。一瞬の沈黙の状態が続いたが、トモがすぐに話しかけてきた

トモ「その・・・一昨日のこと・・・ごめんな」

そんなことを言ってくる。トモは基本さっぱりしてるのに、変なところで後悔するような人間である

勇人「いいんだよ。過去のことだって言っただろ?」

トモ「ん・・・分かった。スマンな」

ごめんと言わず、スマンと言ってるからにはもう大丈夫なのだろう。けど

勇人「完全には分かってないだろ」

トモ「え?」

勇人「いいんだよ。って言ったのにグリーンダヨって言ってないジャマイカ」

トモ「あ・・・やべっ、気がつかなかった」

勇人「ダメダメじゃないか」

トモ「やや、悪い悪い」

もう大丈夫だろう。『いつも通り』のトモに戻ったな

トモ「んでさ、お前のイ○ピン何レベだよ今」

367 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/19(月) 23:17:16.77 ID:ihCRI2bL0
ゲームの話題を出してくる。やっぱりトモはこうでないと

勇人「まだ123だ」

トモ「お、もう少しでメトラじゃん。メトベル装備?」

勇人「メトベルでもいいと思うんだけど、メト菊も装備してみたいなぁ」

トモ「メト菊?ピンなのに?」

勇人「うるせぃ。ロマンだロマン。ボリのお前は直刀しか選択肢ないだろうけど僕には」

話してる途中で、トモが僕の手をじっと見てるのに気付く

勇人「ん?どしたの?」

トモ「いや・・・ホントそれ器用だなぁって思って」

左手を指しながら言ってくる。あぁ、成る程

勇人「左利きが?僕から見れば右利きの人が凄いって思うんだけどな」

トモ「いや、でも割合からすれば少ないじゃん?珍しいし、格好いいなぁなんて」

勇人「別にどっちでもいいと思うけどね。というより板書してると手やばくなるんだよ?」

トモ「どんな感じに?」

勇人「ノート左から右に書くじゃん?それで左利きだと手を擦るような感じになるから小指の脇がヤバイのなんの」

368 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/19(月) 23:17:41.20 ID:ihCRI2bL0
トモが左手で板書の真似をする

トモ「あぁ・・・ホントだ。でも格好いいからイイジャン」

勇人「格好よくでも実用性がない。ぶっちゃけ不便極まりな・・・」

そこで僕の言葉が止まる

トモ「おい、勇人。どうした?」

・・・・・・・・・・・・・

勇人「いや・・・また変な違和感が」

トモ「おい、大丈夫なのか?前も言ってたよな、それ」

勇人「うん・・・大丈夫大丈夫」

トモ「少し疲れてるんじゃないか?土日の間、ゆっくり休むといいぞ。優さんがいるから家事しなくて済むんだろ?」

優がいるから家事はしてなくて済むけど、家事より優の話し相手になるほうが疲れる。つまり、家事の有無関係なし。

勇人「うん、そうするよ」

そう返事しておいた。チャイムが鳴り、昼休みが終わる

今日の午後の授業中もずっと考え事をしていた。さっきの違和感についてである

本当のことを言うと、この違和感にはかなり困っていた。一度発生すると長い間考え事をしてしまうからである

369 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/19(月) 23:18:10.74 ID:ihCRI2bL0
調理実習のときもそうだった。ほぼ一日潰してまで考えたけど、結局結論が出なかったのである

しかも、今回の違和感は前回と違うのである。前回よりもずっと強い違和感を感じたのである

調理実習のときと昼食のとき・・・どちらも食関係ではあるものの、それなら何故毎日の昼食や夕飯で感じないのか

・・・帰ったら優に相談してみるか

そう決めて、寝ることにした。あぁ・・・授業サボリすぎだ・・・

370 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/19(月) 23:23:36.40 ID:ihCRI2bL0
第三話

帰宅

優「おっかえりー」

勇人「ただいマラッカ海峡」

今日地理でやったところだ

優「今日はちょっと暇だったからお昼寝しちゃった」

のん気な奴だ

勇人「ふぅー」

自分の部屋に行き、鞄を置く。明日の用意とかもあるけど、その前に優に話すことがある

勇人「おーい、優」

優「ん、なーに?」

勇人「ちと話したいことがあるんだ」

優「ん、いーよ。もしかして夜の」

勇人「いきなり本題入るぞ」

優のいつもの冗談を華麗にスルー。不満そうな顔しているが、冗談に付き合うほど暇じゃない

371 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 23:42:47.37 ID:F0+0oNkTO
一応、保守

372 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/19(月) 23:43:18.45 ID:HxE5z3ayO
ワクワクテカテカ

373 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/19(月) 23:43:33.53 ID:ihCRI2bL0
勇人「今日昼休み、いつもの様にトモと飯食ってたんだ。そしたら話してる途中で何か違和感を感じたんだ」

優「違和感?」

勇人「そう、何に違和感を感じたのかは分からない。前例もあって、調理実習のときにも違和感を感じた」

優「2回も感じたけど、何が原因か分からないって?」

勇人「そう、優なら分かるかなって思って聞いてみたんだけど」

うーん・・・と優が考え始める

優「共通してることは食だけど・・・」

勇人「それは僕も考えた。でもそれなら、何で夕飯のときとかに感じないのかが疑問なんだ・・・」

二人でうーん・・・と考える

優「分からないなぁ・・・他に手がかりは?」

勇人「残念ながらない」

優「そっか・・・それじゃあ分からないや」

やっぱり分からないよな・・・同一人物の思考回路じゃあ無理か

優「そのうちなんとかなるんじゃない?」

勇人「ま、それもそっか」

374 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 23:44:19.27 ID:gNuj5RQMO
文庫で読みたいな。
wktk

375 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/19(月) 23:46:15.78 ID:d47t50WBO
やっぱり考えないことにする

優「それでさそれでさ」

いきなり話しかけられる

優「土曜日か日曜日、どっちか暇?」

こいつ、この質問したいがために適当に考えてやがったな

勇人「明日はトモが遊びにくる。明後日は・・・まぁ暇だな」

優「そう?じゃあまた出掛けようよ!」

出掛けるのが随分好きになったな・・・インドア派の僕とは思えない

勇人「面倒臭いな・・・」

優「いいじゃん。行こうって」

まぁ元々断るつもりはなかったし、予定ないのも事実だし

勇人「んー・・・じゃあ出掛けるか」

優「やったー♪」

嬉しそうにはしゃぐ優・・・かつての自分とは・・・いや、もうやめよう

376 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/19(月) 23:47:50.19 ID:d47t50WBO
そういえば、明日土曜日か・・・優が現れてから一週間も経つらしい

時間の経過は早いものだ、と年寄り臭いことを考えてしまった。もう心は老人かよ。あーあ憂鬱

377 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/19(月) 23:54:22.69 ID:d47t50WBO
というわけで第6章終わりです

しかし、授業中のちょっとした妄想がここまで発展するとは・・・

378 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 23:55:03.59 ID:YjF0pZNVO
ワ、ワクテカー!

379 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 23:55:04.75 ID:eGbgoULD0


380 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 23:55:35.48 ID:7a57+eZK0
>>377
幾らでも発展してください。楽しみに待ってます

381 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 23:55:39.66 ID:k0PVTanr0
>>377
乙&wktk

382 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 23:57:24.47 ID:S1RHhToI0
>>377
グッジョブ!!

アンタはスゲーよ。ホントにスゲー。オレなんてまだLv38だもん(ぇ

383 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/19(月) 23:58:14.47 ID:zZpK8QzS0
>>377
乙カレー

384 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/20(火) 00:00:26.85 ID:4fFbPU/XO
GJ!!


歯磨いたら投下しようかな

385 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 00:01:03.69 ID:gmSuFpMO0
>>377



なんか人の入りも戻ってきたな
定期的に投下があるのはいいことだ

386 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 00:01:30.83 ID:mOV/JE7U0
スレ読んでたらか非常に書きたくなったから書いてみたんだけどこれから投下してもいい?

387 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 00:03:25.86 ID:jz4bPQE5O
>>386
拒む理由があるとでも?バッチコイwwwww

388 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 00:05:19.38 ID:mOV/JE7U0
……もし10分以上投下がなかったら規制中ということで次の機会に……

始まり

今日も、いつもと変わらない朝だった
いつも通り目覚ましのなる少し前に目を覚ます
顔を洗って、ぼんやりとニュースを見る
そのまま服を着替え、ようやっと焼き上がったパンをくわえて家を出る
そして、家を出る

いつもと変わらないのはここまでだった

家を出て少し走っていると、だれかにぶつかった
食パンくわえながらT字路でぶつかる、いかにも少女マンガチック
ちょっと違うのはは相手が私服で、さらに問題があるということ

……俺が車だった、という事実だ

一応、信号を無視して直進してきた相手が悪いわけだし、そこまで罰せられまい
ひき逃げというのも後味が悪いしな
運良く……本当に良いのかは分からないが目撃者は一人もいない
仕方あるまい
出社までは多少時間もある
俺は病院へと車を走らせた


389 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 00:06:56.42 ID:mOV/JE7U0
生憎、患者さんは意識不明の重体だとか……
とにかく親族の方が来たら裁判も覚悟しておけとのこと
俺の人生\(^o^)/オワタ。

このままいくと今の職も手放さねばなるまい
そう思うとただかったるかった仕事に急に熱が入るもんだ

病院の方には当面の入院費は私が出しますと言っておいた
保険はきかないので10割負担で支払うわけで、今までの貯蓄は全てパー
家を買おうとか、幸せな結婚生活とかの夢は霞んで消える
べ、別にいまのマンションが嫌いなわけじゃないんだから!
ああ、別に付き合ってる彼女とかいねーよ、ああ、いないさ
いろんな意味でこぼれ落ちる涙をどうにかこらえて
俺は病院をあとにした……

390 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 00:08:17.40 ID:mOV/JE7U0
本編

……目が覚めた
すごく長く眠っていた気がする
ぼんやりと目に写っている天井はいつもと違って白い
「先生!目が覚めましたよ!」
意識のはっきりとしない頭に、なにか響く声がある
ことばとしては聞き取れるのに、その意味はよく分からない
「あの。ここは何処ですか……?」
帰ってきた答えは意外なもので、どうやらは僕は交通事故にあって意識を失っていたらしい
「……君のことなんだが、」
「あ、あの…!」
「残念ながら、警察にも頼んだんだがね、家も住所も、名前すら分からなかったんだが……」
……え?
どうして?
「実は君が事故にあった日、一人行方不明者は出ているんだが……」
「………」
「いなくなったのは男の子で、君はどう見ても可愛らしい女の子だ」
「………(女の子?)」
「そういうわけで、目も覚めたんだ。君の名前を教えてくれないか?」
どうやら今の僕は身元不明の女の子らしい
昔の僕には生きている価値はなかった、これはチャンスかもしれない
「あ、名前……ですよね……あれ?名前…」
本当に記憶をなくした人間になんてあったことは無い。だからそれっぽく頭を抱えて演技をしただけ
「ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ……」
謝るのには慣れている
涙を流すことにも……

391 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 00:08:59.00 ID:mOV/JE7U0
とりあえず病院生活に何の問題も無かった
精神科医の先生が色々なことを試して、色々なことをしているうちに
ほんの少し何かを思い出したかのように動くだけ
名前を思い出してしまうとぼろが出そうなので、最初の頃は困ったけど、それも馴れた
今は、こんなのが頭に残っている、と女の子らしい単語を言って、それが自分の名前になった
不安なんて、事故に遭う前に比べたらたいしたことじゃ無い
このままこの病院で暮らしていけたらいいな、なんて思った
ここはみんな優しくて、僕に手を焼いてくれる
僕は、記憶喪失じゃないけれど、確かに精神病患者だったのかもしれない

392 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 00:10:17.01 ID:mOV/JE7U0


「……というわけで、そろそろ退院できますよ!」
目の前でヤッタネ!ヨカッタネ!といわんばかりに笑顔で看護士が言った
なんでも、もう社会に出ても問題は無いと判断されたらしい
名前とか、住民登録とか、そんな面倒くさい手続きも終わっていて、僕が回復次第こうなる予定だった、ということだ
「よかったですねぇ」
嬉しそうに笑う看護士のお姉さん
いつも僕の面倒を見てくれていた、まるで家族みたいに接してくれる優しい人だった
「ふふ、ありがとうございます」
我ながら笑顔が上手くなったものだ
心に仮面を被るのは昔から上手かった、今との違いはただその面が笑っているかどうか、だけ
お姉さんゴメンナサイ……


393 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 00:12:00.70 ID:mOV/JE7U0
どうもこの員長先生は白が好きらしい。院長室一面、机、椅子まで全て白い
「それで、住む所なんですが……」
自分の荷物をまとめて、もうあとは出て行くだけだ
最後に今後について院長先生からのお話
「実は、ある男性がそれなら是非家へ来てくれと言っているのですが……」
喋るたびにおでこの汗を拭う面白い先生
「二人屋根の上に住むというのもあれですので……」
喋るたびに口元にチョビとはやしたお髭が動く
「貴女がそれでよい、というのであればどうでしょう?」
「あ、へ、は、はい!……えーと…もう一度お願いします」
「このたび…」
「あ、はい、思い出しました。……それでその方は一体どういう方ですか?」
「……コホン。……非常に申し上げづらいのですが、先月貴女と接触事故を起こした方です」
「…どうしてそんな人が?」
「いままでの入院費も全てその方が出してくださっておりまして……
 『事故を起こして申し訳ない、家族が見つかるまでに必要なことは何でも言ってくれ』と、
 だ、だから根はいい人なんですよ。このことも貴女の意志を尊重して、
 場合によっては貴女のために一室を借りてもいいと、言ってくださいまして……」
世の中にはそんな役回りをする人がいたものだ……

話は20分ほど続いた

394 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 00:13:39.48 ID:mOV/JE7U0
どうも僕はこの一ヶ月でものすごい被害を知らぬ誰かに与えてしまっていたらしい
「わかりました。その方の所へ言ってみたいと思います」
これが最善だ、と思いそう告げると、電話番号、住所をメモした紙を渡される
「今日一日は家にいる、ということですから、はい、これタクシー代です」
紙幣、福沢諭吉のプリントされた紙
………
「どうしました?」
「な、何でもありません」
慌ててお辞儀をして、ありがとうございました、と一言いうと、お札をポケットにクシャとしまい込んだ
「多分大丈夫だと思うけど辛くなったら、またきていいんだよ?」
ちょっと心配そうにいったこの言葉が胸に刺さる
部屋の出入り口の所で振り向いて、もう一度、ありがとうございます、と言った
「その笑顔、忘れちゃだめだよぉ〜」
廊下にいても聞こえる大きな声
「他の患者さんに迷惑です!」
多分、多分うまれて初めて、大きな声で叫んだ。それも笑顔で

病院では静かに。車いすに乗った、少年に諭された……でも不思議と嫌な感じは受けなかった

395 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 00:14:58.75 ID:mOV/JE7U0
ピンポーン
インターホンで「彼」に僕が来たことを告げる
「…………………」
「………………………………」
「……………………………………………」
返事が無い……
ピンポーン……ピンポーン……ピンポーン……
秘技三連打!

やはり返事は無い

「ま、待つことには馴れてるから」
未だ冬の寒い廊下に、扉を背もたれに座り込んだ
風邪が吹くたびに凍えたけれど、さっきの話から想像するにこれからの生活はそれなりに温かそうで…
それほど嫌な気分じゃない

はやくこないかな……

396 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 00:15:04.25 ID:gmSuFpMO0
さる防止

397 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 00:15:34.52 ID:hyy7gKII0
規制阻止

398 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 00:15:59.42 ID:mOV/JE7U0
「あの、もしかして貴女が……」
どのくらいたったかは分からないけれどようやっと彼が来た
「寒かったでしょ。とりあえずこれどうぞ」
コンビニの袋をガサガサと鳴らし、中から美味しそうな肉まんが出てくる
「時間に余裕あるかな、と思っていろいろ買ってきたんだけど…ごめんね」
他人が申し訳なさそうに頭をかく姿なんて初めて見た
こういう風に何かを貰ったのも初めて
謝られたのも初めて……
「あ、ご、ごめんね。いやホント女の子が寒い所で一人で……あの、いや…あんまんは嫌いだった?」
あんまんなんだこれ……
「別に嫌いじゃないです」
はむとかぶりつく
温かくて、甘くて、一緒に紙も口の中に入ってきて
それにちょっと塩辛い
「おいしいです」
とても上を向いてはいられなかった
「中に入ろうか?」
僕のより、もっと大きな手がそっと肩にかかる
ううん、もう少しこのままでいて…ください……

399 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 00:17:50.62 ID:gmSuFpMO0
wktk

400 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 00:22:19.14 ID:jz4bPQE5O
ワク・テッカー博士

401 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/20(火) 00:24:55.68 ID:4fFbPU/XO
ワクテカ

402 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 00:25:46.78 ID:CvGjOGbI0
わくてか

403 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 00:33:40.09 ID:YEf/AhbwO
wktk

404 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 00:40:54.66 ID:CvGjOGbI0
規制かな?

405 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/20(火) 00:46:15.00 ID:4fFbPU/XO
規制か…俺も昨日くらったもんだ

406 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 00:51:11.23 ID:wrBwrSeIO
投下しようかな

407 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 00:53:05.29 ID:CvGjOGbI0
どうぞどうぞ

408 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 00:56:01.35 ID:gmSuFpMO0
ktkr

409 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/20(火) 01:03:42.63 ID:4fFbPU/XO
くそう、ときメモが近い
投下はときメモ終わってからにしようかな…

410 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 01:07:28.10 ID:CvGjOGbI0
誰も投下しないなら先に行くぜ?
短いけど

411 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/20(火) 01:13:19.94 ID:4fFbPU/XO
どうぞどうぞ

412 名前:253続き ◆iIl1lB4oT2 :2007/02/20(火) 01:13:20.95 ID:CvGjOGbI0
慌てて時間割を見て教科書とノートを詰め込み、階段を駆け下りる。
そこにはよく見知った顔があった。
「先輩…」
「? 何言ってるんだよ、さ、早くしないと遅れるぞ。」
彼の名は新庄英雄、正樹のサッカー部での先輩である。
行ってきますと声を残し、二人は玄関を発った。
「先輩は朝練行かないんですか?」
「今日は休みだよ。それより『先輩』って何だよ。」
このときは彼の反応も、恵の母親のそれと同じようなものだった。
「ところでもうすぐ模試だけど、どう? はかどってる?」
「あ…」
朝からそれどころじゃない展開が続いてすっかり忘れていた。
「二年分ほど、足りてないようです…」
「大丈夫? 見てあげようか?」
でもでも、そんなことより今はもっと気になることがあって…、
「あの…私達ってどういう関係なんですか?」
「え…は…恥ずかしいこと言わせるなよっ!」
ああ、やっぱりそうなんだ…。
顔が火照ってきた。
うつむいて気持ちを落ち着けようとする。
ひょいと英雄が顔を近づけてきた。
「何かあったの?」
近い近い近い…。心臓の鼓動は更に激しさを増した。
「分かった! 言います、言いますから!」
「別にそこまで追い詰めてないんだけどな…」

413 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 01:13:25.93 ID:jz4bPQE5O
wktk

414 名前: ◆iIl1lB4oT2 :2007/02/20(火) 01:14:16.65 ID:CvGjOGbI0
「というわけで俺は本当は立花正樹なんです。」
「…ひとつだけ、訊いていい?」
「なんですか?」
「昨日練習終わってから僕が言ったこと、覚えてる?」
忘れるはずがない。昨年の全国大会にも出場した憧れの新庄先輩。
彼が掛けてくれた嬉しい言葉を、たった一日では。
『立花君、頑張ってるね。
     〜〜〜
     (中略)
     〜〜〜
この調子だと夏にはベンチ入りできるかもしれないよ。』
「…うん、一字一句間違いない。これは認めるしかないか。
 恵も正樹君もそんな悪い冗談言うような子には見えないしね。」
そこからは一言の会話もなく、学校に着いたときに「また後で」と取り付けただけだった。



ストックこれだけだったんだけどね

415 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 01:17:25.02 ID:HvLBj6Be0
それだけだろうとグッジョブに変わりはないんだぜ?

416 名前:愛謝 ◆AwRoH5fkCI :2007/02/20(火) 01:22:46.67 ID:wrBwrSeIO
目を覚ませばいつもの俺の部屋。
「…夢…だったのか?」
胸に手を当てるが銃弾を受けた痕などない。
「…ハハハッ。なんだ、夢だったのか」
「いいえ、現実だ」
声のする方を見ると、知らない女の子が秘蔵のエロ本を読みながら答えた。
「貴方は確かに銃弾を受けた。これは事実」
鋭い眼差しで俺を見る。
「貴方が持っているエロ本の殆ん
どにぶっかけシーンが多いのも事実」
うら若き乙女が真顔でそんなことを言ってはいけません!
「それはともかく、体は何ともないか藤田雅明君?」
四肢に力を込めてみるが特に不調はない。
「あぁ、何ともないよ………って何で名前知ってるの?」
「貴方の母上から聞いた。朝食は美味かったぞ。特に玉子焼きは絶品だった。君も食べてくるといい」
「あなた図々しいですねっ!!!!!」


417 名前:愛謝 ◆AwRoH5fkCI :2007/02/20(火) 01:23:59.19 ID:wrBwrSeIO
―30分後。
食事を終えた俺に先ほどの女の子が話の続きを始める。
「簡単に言うとだ」
俺はうなずく。
「ヤクザに殺されかけた君を私と仲間が助けた、以上」
簡単すぎるだろう。
「心臓を撃たれたのにピンピンしてるのはどうしてさ?」
「ふむ…」
彼女は一息つく。
「殺されかけたというのは正しく無かったな。君は一度死んでいるのだから」
はい?俺が死んだって?
「一度死んだ君は…」
彼女の口は
「改造人間として蘇生したんだ」
そう告げた。

418 名前:Allonym ◆iqP3HuSAqU :2007/02/20(火) 01:27:47.69 ID:HvLBj6Be0
「早く飯にしてくれ。俺もう腹減って死にそう」

後ろのほうからうるさい声が聞こえる。

「オレ、料理は得意じゃないんだから、ちょっとくらい待ってろ」

とりあえず返事をして料理を続ける。
この間まで料理=チャーハンだった男なんだから手際よくないっての。
ちなみに今日の夕飯はシチューだ。
まあ簡単そうだったし、カレーなら作ったことあるし。
既に材料は切って炒めてあり、今はホワイトソースを作っているところだ。

「ひゃっ!!?」

突然の感覚に思わず変な声を上げてしまう。

「かわいい声だなぁ……」

耳元で囁かれる。
急に胸を揉まれたんだ。当然だろ。

「今は火を使ってて危ないんだから変な事するな!」
「いや、だって裸エプロンだぜ? "料理もいいけど私を食べて"ってことだろ?」
「お前がムリヤリこんな格好にしたんだろうがっ!!」

さて、何故こんなのことになっているのか。それは今から二日前に遡る。

419 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 01:28:24.44 ID:P0J3TCjBO
【芸能】声優の林原めぐみさん、センター試験を受験
http://live25.2ch.net/test/read.cgi/livemarket2/1171302468/

420 名前:Allonym ◆iqP3HuSAqU :2007/02/20(火) 01:29:02.75 ID:HvLBj6Be0
「"結婚しよう"って、お前、頭大丈夫か?」

かなり心配だ。
そういえば普段から少し変わったヤツだったな。

「ああ、大丈夫だ。だから結婚しよう」

本気で心配だ。
そういえば天才と馬鹿は紙一重って言うもんな。

「結婚って…………正気か? オレは男だぞ?」
「いや、流石に今すぐとは言わないさ。とりあえずは同棲からだろ」

ああ、かわいそうに。コイツはもうダメだ。
そういえばコイツは馬鹿のほうだったかもしれない。いや、間違いなく馬鹿だ。

「あのな、オレは男と付き合う趣味はないの!」
「イヤならいいぜ。写真をばら撒くだけだからな」
「だ、大体さ、その写真はオレとは関係ないだろ。元々存在しない女なんだからさ」
「ばら撒いてもいいのか? ネットでばら撒いたら、もう外歩けないぞ」

ぐっ…………それはかなり困る。
まさに外道とはコイツのことだ。

「…………わかった。とりあえず同居はしてやろう」
「同棲な」
「まあどっちにしろ反りが合わないとかですぐにイヤになるだろうし」
「1ヶ月も経つ頃にはお前のほうからねだるように調教してやるからな♪」

こいつ、変態ってレベルじゃねーぞ。

421 名前:Allonym ◆iqP3HuSAqU :2007/02/20(火) 01:30:05.98 ID:HvLBj6Be0
「ところでさ、どうすれば男に戻れんの?」
「戻れないよ。……あ、男溺泉でも探してみれば?」
「ふざけんな」

そんな会話をした後、オレはまず風呂に入り、着られそうな服に着替えた。
そしてとりあえず寝ることにした。
もちろん性的な意味ではない。
翌日、オレの部屋からダチの部屋へと必要なものを運び込んだ後、
オレの服なんかを買うため、デパートへ行くことになった。
近所のデパートに入ると、平日のせいか、かなり空いていた。
あ、そういえば大学…………ってもこの姿じゃどうせ無理か。
今まで一度も足を踏み入れたことがない婦人服売り場で良さそうな服を物色する。

「このスカート短くね? これにしろよ」

とかなんとかうるさいが、そんなのは完全に無視して、
なるべくジーンズとか着るのに抵抗がないものを選ぶ。
20分ほどかけて服を選んでいると、ふと、紙袋が目に入った。

「あのさ、その紙袋どうしたんだ?」

紙袋を持っているダチに尋ねた。

「ああ、お前の服。俺が選んで買っておいたから」
「おい」
「金ないんだからこれ以上は買えないな」

…………鬼畜ってレベルじゃねーぞ。

422 名前:Allonym ◆iqP3HuSAqU :2007/02/20(火) 01:33:43.64 ID:HvLBj6Be0
「でさ……」
「なに?」
「下着、買うんだよな?」
「俺は別にお前がノーパンノーブラでも構わないけど?」
「よし、買おうか」

そんなわけで下着売り場へとやってきた。

「今度はオレが選ぶからな?」
「選べんの?」

…………中々痛いところを突いてきやがる。

「店員に選んでもらえば?」

だーもうっ、くやしいがココはそれが最良だろうっ。
というわけで店員にサイズを測ってもらい、適当な下着を選んでもらった。
下着も買い終え、もう特に買うものもないので夕飯になるものを買って帰ることにした。

「あ、そうそう。明日から飯作って」

コイツは毎度毎度唐突過ぎる。

「オレ、料理はあんまり出来ないんだが」
「気にすんな俺なんてカレーもチャーハンも作れねえ。目玉焼きぐらいしかできねえぞ」

…………流石にしょうがないか。

「わかった。でも期待すんなよ」

423 名前:Allonym ◆iqP3HuSAqU :2007/02/20(火) 01:35:13.32 ID:HvLBj6Be0
そんな感じで今に至る。
つまり、同棲することになって、服買われて、料理当番になった、ってことだ。
結構色々あったのに、まとめるとたった一行か。なんだか悲しいな。

「で、お前はいつまで人の胸を揉んでるつもりだ?」
「いいじゃんいいじゃん」
「大体さ、さっき"腹減って死にそう"って言ってただろ」
「性欲は食欲にも勝る」

もうこの子は本格的にダメだな。

「料理中は危ないんだからやめろ」
「そんなこと言っててさ…………ホントは感じてるんだろ?」
「だから料理中は危ないんだってば」

ホントにダメだな、あとで精神病院の場所でも調べるか。
ま、今日のところはもう仕方がない。

「…………材料入れてフタしたら、ほっといても平気だから」
「それまで待てと?」
「いや、別にオレは欲求不満とかじゃなくって、ただ写真をばら撒かれたくないだけ……」

……やめよ。

「ホラ、もういいぞ」
「じゃあまずはしゃぶってもらおうか」
「お、おう……」

…………ってアレ? オレ、もしかして調教されてる?

424 名前:Allonym ◆iqP3HuSAqU :2007/02/20(火) 01:37:40.60 ID:HvLBj6Be0
さて、オレだけ一人で変態文を書いてるわけだが。
こんなんでいいの?
今からでも軌道修正しようか?
いや、ホラ、ボクってエロ書くとやる気なくなっちゃう子だからさ。

425 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 01:42:15.66 ID:SfyUOSNC0
>>424
それなのにエロにしてしまったのかwww
オレはエロい子だからこの路線でもいいけど
自分が書きたい方を頼みます

426 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 02:00:42.54 ID:EIzKs6r90


427 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/20(火) 02:02:35.06 ID:4fFbPU/XO
ときメモ実況から帰ってきましたよ!

さて、今人いる?

428 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 02:04:09.28 ID:HvLBj6Be0
ときメモ?
オレは伊集院さえいれば他には誰もいらない。



429 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/20(火) 02:05:23.83 ID:4fFbPU/XO
じゃあ投下いきまーす。
また短いんだぜ

430 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/20(火) 02:06:01.75 ID:4fFbPU/XO
ヒカル「さて、見せてもらおうか」
椅子に座り、いきなり刹那にそう言ったヒカル。
刹那「…何を見せろって?」
そう訊いたが、大体の予想はついていた。
ヒカル「おっぱいとまんまん」
刹那「死ね!氏ねじゃなく死ね!」
顔を赤くして怒鳴る。それでもヒカルはめげない。
ヒカル「むん?顔赤くしちゃって。気持ち良くなりたいか?すぐにイかせてやるぞ?」
刹那「ふざけんな!つかお前童貞だろ!!」
ヒカル「大丈夫。お前で童貞卒業するから」


431 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/20(火) 02:06:36.73 ID:4fFbPU/XO
ヒカルの言動はエスカレートする。あまりのエロさに腹が立ち、刹那はヒカルの腹を思いきり殴った。
ヒカル「おま…………ガクッ」
ヒカルは何かを言おうとしていたのだろうが、言えずに倒れた。
刹那「…これも一つの結果だ、ヒカル」
こんな時にスザクの物真似。正直、何言ってるんだ俺。と刹那は思った。

ヒカル「まんこみせい……」
刹那「…しぶといな」



あれから数時間。
2人はいつも通りに軽くゲームをやって、ヒカルを帰した。


432 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/20(火) 02:07:14.55 ID:4fFbPU/XO
刹那「まったく、男に戻れないもんかね……」
リビングにあるソファーに座り、バラエティー番組を観る。しかし、つまらないものばかりだ。
刹那「内P観たいな〜……」
そう言って、沢山あるビデオテープをあさる刹那。けど途中から面倒くさくなってやめた。
刹那「あーあ、明日学校か。鬱になるわぁ………………え?…明日…………学校?」

そう。明日は学校。
もしこのまま学校に行けば、騒ぎになるのは目に見えている。
刹那「マズいな………騒ぎになるのは嫌だぞ。」


433 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/20(火) 02:07:42.16 ID:4fFbPU/XO
明日どうすればいいか悩む。やはり包帯で胸を抑えつけて行くか……などと考えるが、胸はデカいから包帯では抑えきれないし、顔が少し変わっているからすぐバレる。
そう悩んでいると
『これを着て行きなさい!!』
後方から、大きな声が聞こえてきた。
後ろを向くと、女子の制服を持った母親が立っている。
刹那「………………うーん、包帯はやっぱり…」
母親「ちょっとちょっと!わかりやすく無視しないでよ!」
刹那「何だよ。それ着て行けばそれこそ騒ぎの元じゃないか。」


434 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/20(火) 02:09:15.49 ID:4fFbPU/XO
制服を見ながら、そう言う。しかし、母親は何故女子制服を持っているのだろうか。
母親「馬鹿ねぇ。もう女の子になっちゃったんだから、隠しても仕方ないでしょ」
刹那「……わかってねえよ、母さんは」
母親「ちょ、ちょっと刹那!」
母親を無視し、ピーナッツを口に含んで刹那は風呂へ向かった。




脱衣所。
服をいつも通り脱いでいくが、自分が女になったと考えると、ちょっと興奮してきた。
刹那「…自分の身体だから……無問題だよな…」
そう呟きながら、鏡の前で素っ裸になる。
刹那「……なんか……………うん。」

435 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/20(火) 02:10:13.35 ID:4fFbPU/XO
確かに、男の時に見れば興奮しただろう。女になったからなのか、自分の身体だからなのか、裸を見ても興奮が高まることはなかった。むしろ興奮が冷めた。
刹那「……さっさと風呂入って寝よう」






1時25分
刹那「まなびまで後5分だwwww実況はええwwwwww」

結局寝るのは3時になりました

436 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/20(火) 02:10:55.15 ID:4fFbPU/XO
ここまでです。
もう寝ようかな

437 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 02:14:11.97 ID:SfyUOSNC0
>>436
乙かれー&GJ
また頼む

438 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/20(火) 02:16:26.95 ID:4fFbPU/XO
明日学校だし、あまり夜更かしは出来んのでもう寝ます。
夜間の保守お願いします

439 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 02:24:15.89 ID:HvLBj6Be0
> 刹那「……わかってねえよ、母さんは」

>>438、アンタさ、わかってねえ、わかってねえよ。

440 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 02:25:35.44 ID:HvLBj6Be0
>>438
あ、おやすみです。グッジョブでした。
「わかってねえ」は二回言うべきだと思う。

441 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 02:59:35.82 ID:HvLBj6Be0


442 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 03:00:27.96 ID:EIzKs6r90
やべぇ、夜中に目が覚めたと思ったら俺も女になってたww

443 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 03:22:44.90 ID:EIzKs6r90
もう寝るか… 保守人いるかな?

444 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 03:26:35.26 ID:HvLBj6Be0
>>443
オレがお前の代わりに寝るから、お前は保守を続けてくれ。

445 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 03:39:47.90 ID:5v1aJOL1O
あー俺も女の子がよかった

446 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 04:41:59.38 ID:P24EqQ26O
保守

テスト今日なのにやべぇ

447 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 05:53:36.27 ID:GAfVBPoPO
<ο√    ‖
くく
保守

448 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 07:32:05.66 ID:bHSpRo890
ho

449 名前:>>388 :2007/02/20(火) 07:42:01.29 ID:mOV/JE7U0
規制受けたまんま寝てしまいました。この後もぼちぼち続くので適当によろしく
他の方の作品のスパイス程度に楽しんでください

と今頃言ってみる

450 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 08:20:49.32 ID:jz4bPQE5O
補習

451 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/20(火) 08:44:27.48 ID:4fFbPU/XO
>>439
>>440
スマンコ

452 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/20(火) 09:17:56.67 ID:4fFbPU/XO
保守

453 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/20(火) 09:43:27.16 ID:4fFbPU/XO
保守

454 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/20(火) 10:04:31.41 ID:4fFbPU/XO
保守

455 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 10:52:43.20 ID:UcrR47Fo0
久々に来たらコテ雑談になっていた
泣ける

456 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/20(火) 11:08:40.61 ID:4fFbPU/XO
コテじゃなくてトリじゃね?

457 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/20(火) 11:27:15.72 ID:4fFbPU/XO


458 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 11:51:14.29 ID:HvLBj6Be0
コテもトリも識別子なんだからしょうがないんじゃない?

459 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/20(火) 12:08:20.58 ID:4fFbPU/XO
とりあえず保守

460 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 12:23:13.49 ID:jJy3JVsCO
トリついてる人はいっぱいいるけど、談話はしてないぞ

461 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/20(火) 12:52:01.70 ID:4fFbPU/XO
保守

462 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/20(火) 13:24:14.80 ID:4fFbPU/XO
ほしゅ

463 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 13:56:52.99 ID:YEf/AhbwO
ほしゅ

464 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/20(火) 14:16:44.96 ID:4fFbPU/XO


465 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/20(火) 14:58:10.92 ID:4fFbPU/XO


466 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/20(火) 15:26:24.28 ID:4fFbPU/XO


467 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 15:49:30.95 ID:YEf/AhbwO


468 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 16:06:18.72 ID:SfyUOSNC0


469 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/20(火) 16:37:52.14 ID:4fFbPU/XO
保守

470 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/20(火) 16:56:51.32 ID:4fFbPU/XO
しゅ

471 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 16:59:24.52 ID:GM/tz22s0
アゲとくネ

472 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 17:37:58.32 ID:hyy7gKII0


473 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/20(火) 17:53:51.22 ID:4fFbPU/XO
しゅ

474 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 18:31:18.90 ID:hyy7gKII0
\(^o^)/

475 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/20(火) 18:54:11.13 ID:4fFbPU/XO
保守

476 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 19:08:31.96 ID:BO9ifLGS0
保守

477 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 19:44:27.69 ID:jz4bPQE5O
☆彡

478 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/20(火) 20:02:48.38 ID:4fFbPU/XO
ほす

479 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 20:05:04.17 ID:+Fk3uyADO
隠すようになったんだわ
学習のお陰で
あと中途半端に若い既婚はあのオサン以来要らねんだわ
マンドクセし

480 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 20:05:32.62 ID:mOV/JE7U0
>>398の続き投下します〜どう続いていくかはわかりませんが
他の方の作品のスパイス程度にお楽しみ下さい

例によってさるさんきたら(ry

481 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 20:08:33.21 ID:mOV/JE7U0
こたつは非常に温かい
こたつの外もストープのおかげで温かいのだが
なによりもこたつのほうが落ち着く
「えっと、君はお茶飲む?」
ぼけーっとテレビを見ている僕に、彼は色々と世話を焼いてくれる
「私がやります」
初めはそういったのだが、まぁまぁ君は座ってて、と言われ、それ以来ずっと座っている
こくり、とうなずく。彼はそう、と微笑み、台所の方へ歩いていく
いつもなら問答無用に僕がやらされたものだ
それを、今では全てやってくれる
僕は、ただ座っていて、と言われたから、ただ座っている
「はい、どうぞ」
粗茶ですが、というのが彼なりの流儀なのか……コトと置かれた湯のみはいい香り
ズズ………あちっ
流石にいれたては熱い
ふー、とベロを出していると、ガラスのコップに水
「ふいまふぇん……」
「お茶、熱過ぎたね。次はもう少しぬるくするよ」
ハハハ、と笑われた
……同じお茶、同じ「笑い」でも昔とは随分と違う
「あ、あの!……ゆ、夕食、私が作ります!」

……少しでもお礼がしたいですから

482 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 20:09:55.35 ID:mOV/JE7U0
初めは俺が作るから座っていて、と言っていた彼も「じゃあ、一緒に作ろう」ということで落ち着いた
自分の意見が通ったのも、自分から食事を作ろうとしたのも、どうも初めてばかりだ
もしかしたら、もしかしなくても……迷惑かもしれないけど、おいしい料理は作れるはず
こんなことで感謝の気持ちが伝わるかは分からないけど、どうにかお礼がしたい
「あの、何かリクエスト、なんでもいいです……ケド…なにかありますか……?」

大丈夫、きっと上手くいく……はず

ははは…言わなきゃ良かったかも……


483 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 20:11:41.34 ID:mOV/JE7U0
彼のリクエストで、頑張ってコロッケを作った
この一ヶ月、一切料理はしてこなかったけど、まずまずの出来だった
キャベツを刻んで、お味噌汁を作って、ごはんを炊いて、

彼の作ったコロッケは挙げている最中に崩れちゃったけど……

それでもなんとか食卓の完成
うん、なかなかの出来栄え。これなら彼も……少しは喜んでくれると……いいなぁ……

484 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 20:14:11.09 ID:mOV/JE7U0
「それじゃあ、いただきます」
…お箸が衣を割き、ソースを絡めたキャベツと一緒に彼の口の中に……
「………………」
「…………サクサク」
「………………」
「…………モグモグ」
自分の食事そっちのけで、彼の口が開くのを待つ
「………………」
「…………モキュモキュ」
「………………」
「…………ゴクン」
「………………」
「…いや、じっと見られると食べにくいんだけど……」
あ、う、い、いや……ご、ごめんなさい
「…上手く作るたかどうか心配で……あの、美味しかったですか?」
「ん?ああ……人暮らしはじめてから食べた食事で一番……だな」
……え?あ……ホ、ホント?
「ありがとうございます!」
お礼は俺の方だって彼は言うけど…そんな、感謝したいのはこっちなのに……
あ、あれ?少しでも役に立ちたかったから、これでいいのに
「お、おい!泣くなよ、な?」
失敗したコロッケは俺が食うから、って言うけどそれは全く関係ないよ?
ふふ、関係ないけど…お腹……入りそうも無いや
おいしい?それじゃあ、私の分もどんどん食べてください

485 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 20:15:34.02 ID:mOV/JE7U0
そんなこんなで妄想ばっかり加速していきます。
ああ『可愛い』女の子になって素敵な恋がしたい

486 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/20(火) 20:28:51.99 ID:4fFbPU/XO
キタコレ
1日くらいなら女性になってみたいんだぜ

487 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 20:37:33.87 ID:HvLBj6Be0
好きな時に男に戻れるのなら、今すぐにでも女になりたい。

488 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/20(火) 20:57:58.03 ID:4fFbPU/XO
いきなりだが短い投下いきまーす。

489 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/20(火) 20:58:28.46 ID:4fFbPU/XO
朝。
昨日起きたのが早めだったため、今日は一段とつらい。これが布団から出たくない病というものなのだろうか。
布団の中から壁に掛けてある制服を見ると、昨日母親が持っていた制服とは少々デザインが違ったものがあった。どうやら、刹那の『わかってねぇよ』を“趣味をわかっていない”と勘違いしたらしい。
刹那「……う〜…」
学校に行かなきゃ、と思う自分と、学校休もう、と思う自分がいる。
刹那「……もう、変に真面目なんだよな俺……」
刹那は只今、無遅刻無欠席。そのせいか、学校に行かなければいけないという義務感を感じていた。義務教育ではないのだが…。



490 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/20(火) 20:59:07.77 ID:4fFbPU/XO


刹那「おはよう」
父親「グッモーニン刹那。」
リビングに行くと、満面の笑みを浮かべた父親がいた。
刹那「どうした父さん…いつもなら“あ〜会社かったりぃ〜行きたくねえ〜寝てえ〜”とか言ってんのに」
父親「いやあ、これを見なさい」
刹那「?」
父親は刹那にアタッシュケースを渡してきた。
刹那「(見なさい、と言っているから見てもいいんだよな…)」
刹那はアタッシュケースをゆっくり開ける。
そこには、諭吉がいっぱいいた。
刹那「ッ━━━━━━━━━━━!!!!!!」
あまりに突然すぎて、信じられなかった。


491 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/20(火) 20:59:45.30 ID:4fFbPU/XO
何故この家にこんな大金があるかわからない。
軽いパニックに陥っている刹那に父親が
父親「そうだ、これ渡してきた人がコレを刹那にって」
刹那「?」
それは、折り畳まれた紙だった。
刹那「これは?」
父親「知らない。なんかスーツ着た女の人がこれと諭吉を渡してきた。この紙に書かれている内容は刹那以外読んじゃ駄目って言われた」
刹那「…頭おかしいのか?」
喋りながら、紙を読む。
そこには



492 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/20(火) 21:00:13.62 ID:4fFbPU/XO

“勝手に女の子にしてしまってごめんなさいね…そしてありがとう。このお金はその御礼です。受け取って下さい。”

と綺麗な文字で書いてあった。
刹那「(これって……)」
その文を全部読んだ刹那は、数秒硬直した。
父親「お…おい、刹那?」
心配そうに父親が刹那の顔を覗きこむ。しかし、前髪のせいで見えない。

刹那「…父さん、俺……今日、学校休むよ」
起きたばかりだからなのか、呟くように言う。


…その時、刹那は確信した。
刹那「(この女……確実に…)」




“俺の女化について知ってやがる…!”


493 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/20(火) 21:00:42.17 ID:4fFbPU/XO
短い投下終了。

494 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 21:05:57.45 ID:CvGjOGbI0

そろそろスレ落ちそうだ

495 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/20(火) 21:06:49.29 ID:4fFbPU/XO
な、なんだってー!?

496 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 21:28:04.40 ID:HvLBj6Be0
あと20分

497 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 21:36:14.63 ID:jz4bPQE5O
な、なんだってー(AA略
次スレはたつかな?

498 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 21:40:02.92 ID:CvGjOGbI0
じゃあ立てる


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