※補足について 力のつりあいを直接確認したいわけですね? 左の斜面の傾き角α,右の斜面の傾き角を上からβ,γとおきます。 また,左の糸の張力T1,右の糸の張力T2とします。 左のおもりのつりあい:mg sinα = T1 右上のおもりのつりあい:T1 = mg sinβ+ T2 右下のおもりのつりあい:T2 = mg sinγ 3つの式を足すと, sinα = sinβ+ sinγ となっていればよいことがわかります。図を見てそうなっていることを確認するのは難しくないでしょう?これが成立するためには3つの斜面の長さが等しくなければいけません。 もちろん,このやりかたで小学生が解くには,sinα=H/L などと長さの比で表すことになるでしょうが,斜面方向の分力という考え方はやはり困難ですから,仕事の原理を使うのがベストです。 左のおもりが下から頂上にいったとき,頂上のおもりは中間点,中間点のおもりは下まで行きます。最初の状態と最後の状態を比べると,3つの配置は変わっても,頂上に1つ,中間点に1つ,下に1つという点では変わらず,位置エネルギーが変化していません。つまり,途中のどの点においても,つりあいが成り立っているということになるのです。