昨夜、 ニューヨーク州VIP市にて未曾有の生物災害が発生しました。 原因はウィルスによるバイオハザード。 人口的に作られたものかどうかについては現在調査中とのことです。 公式発表死者数はすでに四千五百人ほどに達しており 過去、異例を見ない大惨事となりました。 連邦議会では「町に核を投下する」ことに議決し 今日、午前6時にて核を投下しました。 全国から「いくら生物災害とはいえ、核を投下するのは間違いだ」との指摘も多く 連邦議会では今後どう対処するのかが注目されます。 9月3日 21時15分 オールタウン マンションの一室 ツン「そうとう追い込まれているようね、連邦は」 血まみれの軍服を脱ぎ、真っ黒なウェアに着替える。 トゥルルルルル 電話が鳴った。 ガチャ 受話器を取る。 ツン「もしもし」 ツン「あぁ、うん」 ツン「・・・」 ツン「ホントに!?」   「・・・」 ツン「わかった、場所は?」 紙とペンを取りだす。 ツン「わかった    シベリア中央大学ね」 ブチ「ニャア」 一匹の黒いネコがゆっくりと近づいてきた。 ツン「わかった、じゃあね」 ガチャ 受話器を置いた。 ツン「ブチ、お留守番できた?」 ネコの頭をなでた。 ゴロゴロと奇妙な音を立てながら横になる。 ブチ「ニャアッ!!」 突如ネコが飛び跳ねた。 ツン「ど、どうしたの?」 どうやら先ほど脱いだ軍服の匂いに驚いたらしい。 ツン「(そりゃあ汚染した服だもんね・・・血もそうだけど・・・)」 テレビを見るとコントがやっていた。 ジャージを着たおっさんが二人立っている。 つっこみ「なんやねん『お』って」 ボケ「2CHじゃあ!悪いか!」 ツン「・・・」 ( ^ω^)(ニート「ツン・・・すまないお」 ツン「・・・」 思わずその場に立ち止まった。 蘇った・・・ あの時の言葉が 私にとって二度と忘れることなどないであろう あの4時間 何が起きたのか 何処で誰に出会ったのか 語ろう 今こそ 昨夜、 ニューヨーク州VIP山中北部にて、腐乱死体が発見されました。 被害者は、トム・アンダーソン(26)。 死亡原因は何者かに肉体を食いちぎられたものよる出血死だと考えられます。 歯型が人間の歯型と酷似していることから、人間が噛み付いたものだと考えられています。 この件ですでに10名以上の死傷者をだしている件もあるため 警察は、山中内のパトロール及び護衛を強化するとのことです。 第一部 全てはここから始まった。 「レストラン編」 目的 ・? 昨日 9月2日 18時39分 VIPシティー北 レストラン「おっぱいうp」前通り ガラス張りに展示されたTVの前で一人の男が立っていた。 ( ^ω^)(ニート「またこの手の事件かお」 眉をひそめながらじっとTVを見ている。 電気屋の店員「あんたいつまでいるんですか?いい加減他の客の迷惑なんですがね」 ( ^ω^)(ニート「す・・・すまないお!も・・・もう帰るから」 電気屋の店員「TVくらい家で見てくださいよ」 ( ^ω^)(ニート「わかったお(本当はないんだけど・・・」 しぶしぶと去っていった。 内藤ホライゾン。23歳。 彼は職に興味がなかった。 家でだらだらとパソコンばかりで まったく就職しようとする気はない。 生活費は親が残した貯金、20万円で暮らしている。 そんな状況が5年以上たち 現在のTVもロクに買えないビンボー生活となってしまったのだ。 レストラン「おっぱいうp」 店内 リサ(ウェイトレス「いらっしゃいませー」 町内で一番の美人だといわれているリサだ。 ウェトレスとして働いていたのは知らなかった。 ( ^ω^)(ニート「(うはWWWマジで美人だWW)」 内藤はニッコリと笑いながら一番奥の席に座った。 ('A`)(ハッカー「よう、内藤」 ドグオは恐ろしく冴えたハッカーだ。 彼は交渉術、PC技術などあるゆる技術を網羅している。 また闇サイトの情報にも詳しく、臓器がどうたらと怖い話しかしてこない 彼とは小学校の時に出会ってから、気が合うのか定期的によく話し合っている。 ちなみに以前、彼の口座を見せてもらったら一億ドル以上の大金がガッポリと貯まっていため どんな方法で貯めたのかちょっと気になっている けど、その件については怖いので口をださないようにしているお レストラン「おっぱいうp」 店内 ('A`)(ハッカー「おう、よく来てくれた」 ( ^ω^)(ニート「すまないお、ちょっと遅れた」 ('A`)(ハッカー「いや、別にいいよ          話を聞いてくれるか」 ( ^ω^)(ニート「おう」 ('A`)(ハッカー「これはかなり深刻な問題なんだ          信じれる友である内藤だからこそ言えること」 ('A`)(ハッカー「この町にウィルスを持ってる奴がいるかも知れない」 ( ^ω^)(ニート「・・・・・・・・は?」 ('A`)(ハッカー「・・・率直に言い過ぎたか?」 ( ^ω^)(ニート「・・・??」 ('A`)(ハッカー「(混乱してるな・・・)」 俺が闇サイトに詳しいって知ってるよな? 闇サイト、そう そんじょそこらの出会い系サイトなんぞ非にならない 闇オークションサイト、臓器売買サイト等・・・ ( ^ω^)(ニート「?うん」 ('A`)(ハッカー「で今回問題なのは闇オークションサイトだ」 ( ^ω^)(ニート「ほう」 ('A`)(ハッカー「闇という言葉が名につくとおり、オークションにでる品はかなりヤバい 例えば 臓器、ウィルス、女、兵器なんかも・・・ ( ^ω^)(ニート「ほうほう」 ('A`)(ハッカー「果たしてそんな危険物を落札して何に使うのか?          軍事目的か?それともテロか?          気になって落札者のレスを読んでみたんだ          そしたら」 ( ^ω^)(ニート「そしたら?」 ('A`)(ハッカー「「このウィルスをVIP町にばら撒いてやる」みたいなことが書いてあったんだよ           それでそいつのIPアドレスを調べてみたら           VIP町5丁目33番地だったんだ           本当ならかなりヤバいことだと思うが」 ( ^ω^)(ニート「ほう           つまり、このVIP町にウィルスを持ってる奴がいるってことかお?」 ('A`)(ハッカー「そう          冗談だと思うか?」 ( ^ω^)(ニート「んー信じられないお」 ('A`)(ハッカー「そうか・・・じゃあ俺だけで調べに行くよ」 ドグオはそう言うと席を立った。 ( ^ω^)(ニート「あ・・・まってやっぱ俺も!!」 ('A`)(ハッカー「おっマジ・・・」 リサ(ウェイトレス「キャァァァアッッ!!!」 ( ^ω^)(ニート「!!?」 ('A`)(ハッカー「!!?」 あらすじ アメリカ 東西南北すべてが森に囲まれた小都市、VIP市。 この町はレストラン「おっぱいうp」、アクセサリーショップ「ぬこ」、ダディクール像、謎の芸人「カンチョーマスターK」、VIP博物館、VIP川 など様々な観光スポットも存在する。 さらに「ポコたんクエスト」の作者、ジースがいるなど 小都市とは申し分ないほどに知名度は高い 内藤はドグオに呼ばれレストランで「ウィルスを所持する人間」の話をすることになる。 なんでもこのVIP町の人間の一人が闇オークションからウィルスを落札し、現在この町のどこかで所持しているらしい。 これが本当であれば大事件であるが、内藤はドグオのその話はいまいち信じきれない。 そんな時、突然レストラン内で叫び声が聞こえた。 突如、奇怪な叫び声がレストラン中に響きまわった。 メイス(学生「何?ね、何があっ・・・」 ジミー(会社員「う・・・うわっ」 オーム(警備員「ああ・・・キリスト様キリスト様・・・」 客は一斉にその方向へ目を凝視させる。 それは、現在このVIP市内で発生している奇怪な殺人事件。 誰も立ち会うとは思わなかったあの・・・ ('A`)(ハッカー「・・・食人鬼」 食人鬼「ヴァッヴゥ」 リサ(ウェトレス「だ・・・誰か助けてェッ!!」 肉を蝕む奇怪な音がレストラン中に響き渡る。 ジース(作家「あ・・・ああ・・・」 客、定員は皆、彼女を助けることができなかった。 突然の奇妙な出来事に圧倒されていたのだ。 アーサー兄(学生「このゾンビ野郎ッ!!」 勇敢にもアーサー(学生)は肉を蝕む食人鬼に向かって突進した。 食人鬼「オヴィアッガァ」 ドカッ 狂人は鈍い音を立てながら転がっていく アーサー弟(学生)「さすが兄貴! おれたちにできない事を平然とやってのけるッ そこにシビれる! あこがれるゥ!」 アーサー兄(学生)「早くあの食人鬼を抑えろ!!」 アーサー弟(学生)「あっはい」 ジミー(会社員「え・・・えらいぞボーズ!!よくやった!!でかしたぞ!!」 レン(会社員「えらいぞー!!よくやった!!」 パチパチパチパチ 皆、拍手し始めた。 ジョージ(医者)「そのウェイトレスの容態を!!」 医師が血相を変えて走って来た。 もう安全だろう。 アーサー兄(学生)「はい!!」 彼は医者にリサ(ウェトレス)を差し出した。 アーサー弟(学生)「兄貴ィーッ!!近くにあった鎖でこいつを縛っておきやしたぜッ!!」 アーサー兄(学生)「でかした!ここの店長に通報させろ!」 アーサー弟(学生)「はーい」 ('A`)(ハッカー「猟奇殺人事件もこれで解決だな。いい瞬間が見れたよ。」 ( ^ω^)(ニート「いい話だお」 パシャパシャ ドグオは一生懸命写真を撮っていた。 ( ^ω^)(ニート「どうしたお?」 ('A`)(ハッカー「記者に売りつけりゃあ、たけー金もらえるぜ」 ( ^ω^)(ニート「何をいうかと思え・・・まじでかお!!?」 ジョージ(医者「(・・・歯の食い込みが骨部まで達しており、肩関節が砕けている・・・そんなバカな・・・)」 彼は勘付き始めていた 強大な何かの存在を ミルコ店長「わかりました!!至急通報を!!」 アーサー弟(学生「(これで・・・おれと兄貴は人気者だぁーwww)・・・エヘ・・・エヘヘヘ」 アーサー兄(学生「ちゃんと見とけよ」 アーサー弟(学生「はい」 アーサー兄(学生「(まぁ85sのラグビー部主将である俺のタックルくらって動ける奴なんざぁまずいないか・・・) ん?」 食人の足が動いていた。 アーサー兄は目を疑った。 食人鬼「・・・ヴヴヴ・・・」 食人鬼は痙攣をビクビクと起こしながらまた立ち上がったのだ。 アーサー兄(学生)「な・・・」 思わず背筋が凍る。 彼のタックルをくらってまとも動ける人物など今までに誰一人いなかった。 300kのデブ、ましてや馬までも ところがその食人鬼はかなり小柄で筋肉もそれほどついてない。 絶対に起きれるわけがないのだ アーサー弟(学生)「オラッ!!」 バキッ 食人鬼「オヴッ」 鈍い音と共に食人鬼は地面に足をつけ、再び倒れた。 アーサー弟(学生)「何やってんスか兄貴」 弟が鈍器で食人鬼を倒してくれたらしい。 アーサー兄(学生)「す・・・すまん」 アーサー兄(学生)「なんなんだ?・・・あいつ」 ジミー(会社員「じゃあ帰るかな」 レン(会社員「お・・・おう」 ミート(学生「あ・・・あたしたちも帰ろう?ね?」 客達は緊張がほぐれたのか一斉に帰り始めた。 ミルコ店長「待ってください!!!」 帰ろうとする客の前に店長は急いで立ちはだかった。 ミート(学生「?」 店長はかなり深刻な顔をしていた。 ミート(学生「何ですか?いっとくけどあの食人鬼とは微塵も関係はないですからね」 店長は首を縦に振り、こう答えた。 ミルコ店長「今、この町でバイオハザードが発生しています!!!」 ミート(学生「は?」 レン(会社員「は?」 一同は騒然とした。 ミルコ店長「先ほどVIP警察から聞きました!!       触れる等で感染するウィルスらしいです!!       危険です!!決して外にでないでください!!」 ジミー(会社員「な・・・何を言い出すのか思いきや」 ベタッ!! 突然奇妙な音が聞こえた。 ガラス窓に手をひっつけたような・・・ ベタベタベタ・・・ 客達は奇妙な光景を目の当たりにした。 ジミー(会社員「・・・;」 レン(会社員「・・・;」 真っ黒に変色した手がガラス窓にベタベタと張り付いていたのだ まるで透明なガラスに気づいていないかのように ミート(学生「な・・・何してんの?この人」 ベタッ!! ベタッ!! ベタッ!! ガラス窓の外側に人がだんだんと増えていく。 レン(会社員「何だこいつら!!ガラス窓に次々と張り付いていっていやがる!!」 スータン(学生「ヒィイィッ!!ゾンビだァッ!!」 ミルコ店長「落ち着いてください!! 数分後に警察が助けに来てくれます!! どうかそれまで辛抱を!! マイク!!木の板を持ってきてくれ!!バリケードを貼る!!」 マイク(店員「はい!!」 客達が皆混乱している中、一人だけ冷静な人物がいた。 ('A`)(ハッカー「(・・・先ほどの食人鬼も『感染』の影響か この窓ガラスの外側からベタベタしてる奴も『感染者』だな となるとウィルスの症状は 人を食おうするため ・食を求める 手が真っ黒に変色していため ・皮膚の壊死 ガラス窓に気づかないため ・知能の低下 カンッ!!カンッ!! 釘を打つ音がドグオの脳を揺さぶる。 ('A`)(ハッカー「(店長は『触れると感染』言っていたが 実際に猟奇殺人事件は3ヶ月くらい前からすでにおきていた。 『空気感染』というのはスピードがかなり早い。 そのため、今回はじっくり感染が進んでいったことになる それを考えると『触れると感染』というのは正しいだろう ウィルスの発生原因だが・・・ やはり闇サイトの奴か?・・・」 レストラン「おっぱいうp」に訪れていた客 ・メイス(学生・レン(会社員 ・('A`)(ハッカー・( ^ω^)(ニート ・ミート(学生・アーサー弟(学生) ・アーサー兄(学生)・オーム(警備員 ・ジミー(会社員・ジース(作家 ・ジョージ(医者・バータ(警備員 ・ミル(学生・ウェンディー(学生 etc 現在の場所 レストラン「おっぱいうp」 ・一階のみ。 ・屋上はファンぐらいしかない 現在の状況 ・レストランの四方八方ゾンビ(感染者)に囲まれている。 ・店内にもゾンビが一人いる。 ・そのゾンビによってリサ(ウェトレス)が感染。 希望 ・警察の救援 ゾンビ(食人鬼)の特徴 普通の人間がウィルスに感染し、生き人を食らうようになったもの 感染方法 ・感染者に噛まれる、引っかかれる等 ・ウィルスが混入した液体を飲む。 ※空気感染はしない 症状 ・知能の低下 ・人を食らう ・力の増強 ・皮膚の壊死 ※複数に襲われれば感染以前に食い殺されて死んでしまう 重要キャラクター紹介 名前:内藤・ホライゾン 年齢:23歳 服装:ボロボロのジーンズ、Tシャツ 性格:単純、バカ 職業:ニート 学歴:中卒 能力:?? 弱点:頭の悪さ 名前:ドグオ 年齢:23歳 服装:真っ黒で高そうなスーツ 性格:冷静、カリスマ性アリ 職業:ハッカー 学歴:大卒 能力:キレ者、PC技術、広知識 弱点:体力はあまりない マイク(店員「木が足りないです!!店長!!」 ミルコ店長「テーブルを壊して使え!!」 マイク(店員「はい!!」 ミルコ店長「この店には一丁と銃数発しかありませんが・・・」 そういって店長は赤色の箱を客達に差し出した。 レン(会社員「何だこれは?」 ミルコ店長「拳銃です」 ('A`)(ハッカー「グロック 17か?」 ミルコ店長「はい、確かそんな名前です」 ミート(学生「そっそんな物騒なの持ちたくない・・・」 オーム(警備員「・・・同じく」 ('A`)(ハッカー「店長が持っとけよ」 ( ^ω^)(ニート「いや、俺が欲しいお」 内藤ホライゾンがめずらしくが興味を示した。 さっきまで静かだったのに ミルコ店長「?・・・どうぞ」 店長はその赤い箱を彼に手渡した。 箱を開けるとその中にはピカピカの拳銃が入っていた。 ('A`)(ハッカー「まったく触っていないようだが・・・」 ミルコ店長「所詮自己防衛用に買ったものなので」 内藤ホライゾンはその拳銃を持ち上げ、調べ始めた。 ( ^ω^)(ニート「・・・どうやって撃つんだお?これ」 ダァンッ!! 重い轟音がレストラン内に鳴り響いた。 ('A`)(ハッカー「バッ・・・バカ!!」 ( ^ω^)(ニート「いや〜すまないお〜」 ('A`)(ハッカー「人に当たってたらどうするつもりだ!!」 ミルコ店長「感染どころじゃなくなっちゃいますよ!!」 ( ^ω^)(ニート「いやっほんとにすまないお」 腰をクネクネしながらニヤニヤ笑いで謝った。 ミルコ店長「キメェwwww」 ('A`)(ハッカー「(・・・?待てよ・・・確かグロック 17は3つの安全装置がかかってるはずだ トリガー前方の小さなレバーを引きながらでないとトリガーが引けないトリガーセーフティ ファイアリングピンの開放をブロックするドロップセーフティ ファイアリングピン(撃針)の前進を常時ブロックし、暴発しないようにするファイアリングピンセーフティ 内藤はこれらを全て解除したのか?・・・)」 内藤ホライゾンは説明書を持っていた。 だが、それでもすぐにできるシロモノではないはずだが・・・ ('A`)(ハッカー「怖いから俺が持っとくぞ」 ドグオは内藤から銃をパシッと奪い取った。 ( ^ω^)(ニート「ああ・・・」 その銃を見るとやはり安全装置が全て外れている。 ('A`)(ハッカー「おい・・・内藤?」 ( ^ω^)(ニート「な」 ダァンッ!! !!?また分厚い銃声が聞こえた。 ('A`)(ハッカー「うわぁッ!!(撃っちまったのか!!?)」 だが、グロック 17の銃口には煙などでていない。 ミル(学生「キャアァアアアァッ!!」 悲鳴がレストラン内に響き渡る。 ドグオ達は悪夢の光景を目の当たりにした。 ミルコ店長「う・・・撃ち殺されている・・・」 人が一人倒れていた。 頭から脳みそを噴き出して・・・ ジミー(会社員「レ・・・レン!!」 ウェンディー(学生「ハァ・・・ハァ・・・ ゾンビ共はみんなぶっ殺してやる・・・ハァ・・・」 一人の学生が、こちらに銃口を向けていた。 ('A`)(ハッカー「(・・・あいつ錯乱してやがる;)」 ジミー(会社員「レ・・・レン」 目の前には脳みそを噴出して倒れているレンがいる。 彼はだんだんと頭に血が上り、殺意がでてきた。 ジミー(会社員「ぶっ殺してやる!!」 ジミーはウェンディーに向かって殴りかかった。 ミルコ店長「危険だ!!やめなさい!!」 ダァンッ!! また、もう一人会社員が倒れた。 ウェンディー(学生「これで・・・二匹目・・・ハァ・・・ハァ・・・」 ミル(学生「やめてェエェェッ!!」 オーム(警備員「悪夢だ・・・」 ('A`)(ハッカー「ぐ・・・この野郎」 ミルコ店長「(災害は人間をも悪魔にさせる・・・)」 ('A`)(ハッカー「(・・・奴の持っている銃はFN ハイパワーか・・・ めずらしい銃だな。マガジンは確か13発まで・・・ 性能はベレッダよりちょっと下ぐらいだが・・・)」 ('A`)(ハッカー「ヘタな行動はするなよ・・・          刺激して撃たせないように」 ミル(学生「はっはい・・・」 バキッ!! 今の音は?・・・ バキキッキキッ!! バリケードからいくつもの手が飛び出した。 ミルコ店長「ついに破られた!!?」 ウェンディー(学生「ヒィ・・・ヒ・・・!!」 ダァンダァンダァンッ!! FN ハイパワーの分厚い銃声が何度も鳴り響いた。 だが、変色している手達は臆せずにバリケードを壊してゆく。 カチッカチッ ウェンディー(学生「う・・・わわわ・・・」 学生は撃つのをやめ、後退し始めた。 ('A`)(ハッカー「今だ!奴を!」 ミルコ店長「はいッ!!」 店長がウェンディーに向かって走っていく。 バキッキギッ!! とその瞬間、学生の後ろのバリケードが破られた。 ザワッザワッザワッ ウェンディー(学生「うわぁぁあぁ」 学生は無数の手に引き込まれていった。 ウェンディー(学生「ぁあぁぁヴがギ・・・イガ」 わずかに見えるガラスに無数の血が飛び散る。 ミル(学生「・・・・・・」 オーム(警備員「神はなぜ・・・このような・・・」 いったい誰がこんな事態を予測できただろうか・・・ 食人鬼・・・生物災害・・・死者・・・ バキッキギキギ ('A`)(ハッカー「おい!何ボーっとしてる!逃げないとゾンビ来るぞ!」 アーサー兄(学生)「あっ・・・」 化け物共が侵入してくるのも時間の問題だった。 次々とバリケードが壊されてゆく。 バータ(警備員「ちょっと待て・・・どこから逃げるんだ? 四方八方ゾンビに囲まれてるんだろう!? いったいどこから逃げるんだよ!!!」 ミルコ店長「厨房に下水道があります!あそこからなら!」 ('A`)(ハッカー「オープナーは!?」 ミルコ店長「倉庫の所に」 ('A`)(ハッカー「わかった」 ミルコ店長「私も行きましょう」 ('A`)(ハッカー「みんなは厨房に行っとけ!」 バータ(警備員「(警察の野郎・・・救援に来るとか言っておきながら・・・)」 19時25分 レストラン「おっぱいうp」 厨房 ('A`)(ハッカー「持ってきたぞ!!」 ゴゴゴ・・・ バタンッ!! ('A`)(ハッカー「さぁ早く中・・・うわっ!!」 ドグオは思わず目を疑った。 下水道の中は無数の虫でワサワサと溢れかえっていた。 ('A`)(ハッカー「う・・・」 恐らく、ウィルスの影響か・・・ アーサー兄(学生)「うわぁぁッ!!」 メイス(学生「キャアァッ!!」 ミルコ店長「これでは・・・入る事ができない・・・」 とその瞬間、虫達がこちらの存在に気づいた。 ('A`)(ハッカー「早く閉めろ!!来るぞ!!」 バタンッ!! マンホールの中からぶつかる音が何度も聞こえた。 バータ(警備員「・・・これで脱出する方法はなくなっちまったな」 ジョージ(医者「おい、このウェトレスも危ないぞ。すでに感染が」 バータ(警備員「・・・・・てめぇまだそんな事言ってやがったのか!!? そんなウェトレスほっとけよ!!!」 ジョージ(医者「!?」 バータ(警備員「どうせ感染してんだろう!?」 ジョージ(医者「な・・・何を言ってるんだ!医者としてそんなことはできない!」 バータ(警備員「キレイ言抜かしてんじゃねぇ!! それじゃあそのリサとかいうウェトレスをどうやって感染から助けるつもりだ!!?答えてみろよ!!」 ガシッ 誰かがバータの肩を掴んだ。 バータ(警備員「誰だこの野郎!!」 ( ^ω^)(ニート「それは何時どんな時でも言ってはいけない言葉だお」 バータ(警備員「何だとこの野郎!横から口出しやがっ・・・」 マイク(店員「うわぁあぁ!!皆さん!!逃げァガッグ」 肉を蝕む音が店内に響き渡った。 メイス(学生「つ・・・ついにゾンビが?」 ミルコ店長「・・・侵入してきた?」 バータ(警備員「本当にどうすんだ!!!出口はどこにもないんだぞ!!? 死ぬのか!!?俺達は!!?感染して死んでいくのか!!?」 メイス(学生「どうすればいいの?・・・ねぇ!」 ('A`)(ハッカー「(落ち着け・・・どこだ・・・逃げ道はどこにある・・・ 現在考えられる脱出方法は・・・2つ・・・ ・虫に攻撃される覚悟で下水道に入る。 ・屋上から他の建物に飛び移る。 前者は・・・危険・・・やはり無理だ・・・ 後者は・・・ここは1階立てだ・・・不可能だ・・・ 終わりかもしれないぞ・・・これは ドンッ!! ドンッ!! ゾンビ達はひたすら厨房のドアにぶつかっていた。 先ほどのバリケードと違い、そう長くはもたないだろう。 ミルコ店長「皆さん!ここに武器ならいくらでもあります!今のうちに!」 皆に包丁を配った。 メイス(学生「持ちたくないんだけど・・・仕方ないか・・・」 バータ(警備員「へっもしもの時はこれでゾンビどもをねじ伏せてやる」 ('A`)(ハッカー「(落ち着け・・・落ち着け・・・方法は・・・ん?)」 やたら低い換気用の窓から裏路地の様子が見えた。 そこは表口に比べ比較的にゾンビが少ないように見えた。 道が狭いからだろうか? ('A`)(ハッカー「裏口へ行くぞ!!」 ミルコ店長「・・・な、なんだって?」 バータ(警備員「ゾンビは四方八方にいるんだろ?なら・・・」 ('A`)(ハッカー「ここにいるよりかマシだろう!!」 ドグオ達は裏口へ向かった。 19時29分 レストラン「おっぱいうp」 裏路地 案の定、裏路地は通れるほどゾンビは少なかった。 これなら十分出れそうだ。 ('A`)(ハッカー「全員来てるか?」 アーサー兄(学生)「?弟がいねぇ!!クソ!!どこ行きやがった;・・・」 アーサー弟(学生)「兄貴ィーーーッ!!!」 バータ(警備員「まだ厨房にいるぞ!!」 アーサー兄(学生「あの野郎!!」 アーサー弟はゾンビに囲まれ、今にも食い殺されようとしていた。 アーサー弟(学生「ヒィィイッ!!」 アーサー兄(学生「今助けに行くぞ!!」 ('A`)(ハッカー「だめだ!!間に合わない!!」 アーサー兄(学生「ウォォオォッ!!!」 ('A`)(ハッカー「やめろォッ!!お前まで死ぬつも・・」 ダァンッ!! ダァンッ!! ダァンッ!! ダァンッ!! 突如銃声が鳴り響いた。 ('A`)(ハッカー「・・・え?」 異様な光景だった。 誰もが思わず目を疑った。 ('A`)(ハッカー「な・・・」 アーサー弟(学生「・・・れ?」 ( ^ω^)(ニート「・・・・」 アーサー弟を囲んでいたゾンビは全て、頭から血を噴出していたのだ。 ドサッ ドサッ ゾンビ共は将棋倒しのように倒れていく。 ('A`)(ハッカー「(間違いない・・・          これは誰かが撃ったんだ          今?誰が?)」 拳銃特有の火薬の臭いがする。 前には拳銃を持っている者など誰もいない 後ろを振り向くと・・・ ( ^ω^)(ニート「・・・・・」 内藤ホライゾンの手にはグロック 17があった。 俺の手から取ったものらしい しかも銃口からかすかに煙が出ている、これでは確実としかいいようがない。 アーサー弟(学生「兄貴ッ!!」 腰を抜かしながらも必死にこっちまでやってきた。 アーサー兄(学生「マジでダメかと思ったぞ!!本当に良かった」 バータ(警備員「おい、あんたスゲーな」 ( ^ω^)(ニート「照れるおw」 ・・・絶対に不可能だ グロック 17で約10m向こうのゾンビの頭部に全弾命中など プロもできることではないのに しかも一体狙うのに1秒もかかっていないんだぞ・・・ そういえばあいつ安全装置の時も ・・・あいつ何者だ? アーサー兄(学生「本当にすみません・・・心から感謝します」 アーサー弟(学生「・・・すみません」 ( ^ω^)(ニート「まぁいいのよぉ」 路地の向こうの方からゾンビが向かってきているのが見える。 ('A`)(ハッカー「早くいくぞ!!裏路地にゾンビが集まってきてる!!」 ミルコ店長「どこへ向かう!?」 ('A`)(ハッカー「とりあえず・・・VIP警察所へ行こう!」 19時25分 どこかの道路 ゾンビ「オオォオオォ・・・」 バキッ 一台の装甲車がゾンビを蹴散らしながら走っていた。 ヲン(警官「ふぅ〜       車の前にはゾンビなどゴミよ」 サム(警官「・・・」 ヲン(警官「どうした?」 サムの顔を覗いた。 すると サム(警官「オォオォォ・・・」 ガジッガジュ サムに肩を噛みつかれた。 ヲン(警官「アーッ!」 思わずハンドルを離す。 キィイイィィ ガガガガガガ 装甲車が裏路地に入ってしまった。 ヲン(警官「(しまった!!        ブレーキを!!)」 ところが、ゾンビ化したサムがアクセルを踏んでしまい止まれない。 ヲン(警官「あ・・・」 そのまま意識を失った。 内藤達は慎重にゾンビを倒しながら着々と裏路地を進んでいった。 ('A`)(ハッカー「恐らくゾンビ共はいくつかの団体を作って動き回っている          それらにさえ合わなければ武器で楽々と殺していけるだろう」 ( ^ω^)(ニート「レストランのゾンビ共もその団体が集まってきたのかお?」 ('A`)(ハッカー「多分そうだろう 恐らくあのウェトレスの血のにおいでも誘われて・・・」 ('A`)(ハッカー「とりあえず、『量に気をつけろ』ということ チリも積もれば山となる、ってやつだ」 走っているうちに皆、息が上がってきた。 メイス(学生「ハァ・・・ハァ・・・」 ジース(作家「待ってくれ!・・・ハァ・・・ハァ・・・息が」 建物の裏口ドアからはゾンビがもがいている様子見える。 バータ(警備員「なかなか大通りにでない・・・それどころか建物の間の隙間すら見つからないぞ」 ガガガ・・・ ('A`)(ハッカー「?」 何かが走ってくるような音が聞こえた。 車だろうか ('A`)(ハッカー「ん?今何か聞こえなかったか?」 ミルコ店長「気のせいでは」 ガガガガ・・・ ('A`)(ハッカー「まただ、また聞こえた」 ミルコ店長「ああ、聞こえました」 メイス(学生「なんか引きずる音に聞こえない?」 ガガガガガガガ!! 音が一段と大きくなった。 何かが近づいてきているのだろうか ('A`)(ハッカー「?」 ドグオは後ろを振り向いた。 ('A`)(ハッカー「・・・なっ!?」 ドグオの顔がいっきに青ざめた。 ('A`)(ハッカー「!!?急げ!走れェッ!!!」 ドグオは全速力で走り始めた。 ミルコ店長「?なぜ?またゾンビか?」 後ろを振り向く。 ガガガガガガガガ!! 装甲車だ! それも障害物などおかまいなしに異常な速さで襲ってくる! バータ(警備員「なんでこんな狭い路地を警察の装甲車が!!!」 ('A`)(ハッカー「いいから逃げろォォオッ!!!」 19時33分41秒 裏路地 大通りまで25m付近 装甲車との差は30m・・・それまでに大通りへ出なければならない リサ(ウェトレス「は・・・走れます!」 ジョージ(医師「しかしその肩では・・・」 リサ(ウェトレス「どうせ感染してるんです! むしろあの装甲車に潰されて死んだ方が・・・」 ・・・言い返すことはできなかった。 19時33分59秒 裏路地 大通りまで10m付近 差は18m ジース(作家「ア」 グギグチャ 耳障りな肉壊音が響き渡る。 メイス(学生「ヒィィッ!!」 ('A`)(ハッカー「聞くな!!走れ!!」 バータ(警備員「(ケガ+感染者より足が遅い方が悪い・・・)」 19時34分8秒 裏路地 大通りまで5m付近 差は5m 装甲車がだんだんと巨大な化け物に見えてきた。 バータ(警備員「脱出まですぐそこだ!!!」 ('A`)(ハッカー「でたらすぐ横へでろ!!!いいな!!!」 ガガガガガガガ!! 大通りまで5cm付近 装甲車との差は10cm タイヤに跳ねられた石が何度も足にあたる程、装甲車との差は近い。 ('A`)(ハッカー「とりゃッ!!!」 足の軸を変え、飛び跳ねるように飛び出す。 ミルコ店長「(これなら抜けれるぞ!!)」 だが ミルコ店長「(スピードアップした?)」 メイス(学生「キャァァガッボッ!!!」 後ろから人間の断末魔が聞こえてくる。 そして、 ミルコ店長「うわぁぁガッ!!」 バランスを崩し、壮絶な激痛と共に肉体はバラバラなっていった。 ('A`)(ハッカー「とりゃッ!!!」 バータ(警備員「オッブフッ!!」 ドサッ! ドサッ! ドサッ! うまく横へ倒れこんだ。 後ろからは無数の肉解音が聞こえる。 ガガガガガ!! 壁を引きずる音が消えた。 装甲車も路地裏をでたらしい。 装甲車はバランスを崩し、横になった。 キィィイィィ 壮絶な音と火花を散らせながら滑っていく。 そして目の前にあった店にぶつかって止まった。 ('A`)(ハッカー「痛・・・・」 ( ^ω^)(ニート「危なかったお」 意識がもうろうとする中、必死に辺りを見渡す。 ('A`)(ハッカー「た・・・たった1人・・・あれだけいたのに?」 内藤だけ?そんなバカな・・・ バータ(警備員「俺もいる・・・」 ('A`)(ハッカー「だ・・・大丈夫か!?」 バータは手が片方肘からなくなっていた。 バータ(警備員「肋骨も少々やられた・・・ お前も大丈夫か?その足」 ('A`)(ハッカー「え?」 自分の足を見ると血がダラダラ流れていた。 ('A`)(ハッカー「す・・・擦り傷かなにかだろう? ともかくこれを」 ベルトを取り、バータの腕を締めた。 バータ(警備員「すまねぇ」 ( ^ω^)(ニート「て・・・手伝うお」 ('A`)(ハッカー「お・・・お前無傷なのか?」 ( ^ω^)(ニート「そうだお」 ('A`)(ハッカー「(・・・・ 昔、ネットで変わった話を聞いた事がある。 『サバイバル能力』って奴だ 天才とは少し違う あらゆるサバイバルに耐えうる力 簡単にいえば『サバイバルの天才』 あらゆる物を瞬時に理解したり 状況を読み、瞬時に解決方法を見出したり 限界反応速度が急激に増加したり そんな力を持つ人間がたまに存在するらしい たまに聞くだろう 水もなにもない砂漠で無事生還した人や 災害から自力で無事脱出した人なんかを いつもどこでもその力があるのではない 危険な場、サバイバルに直面したときのみだせる『火事場の底力』 もし、その力が内藤にあるのなら・・・ バータ(警備員「・・・裏路地は見ないほうがいい、悲惨なことになってる         予測だが・・・この装甲車はあの時ミルコ店長が呼んだ警察の救援の奴かと」 ('A`)(ハッカー「この町で一番美人といわれていたリサも・・・VIP高校ラグビー部主将のアーサー兄も・・・ JOJOマニアのアーサー弟も・・・この町の名店だったレストラン「おっぱいうp」のミルコ店長も・・・ VIP病院では有名な医師であるジョージも・・・「ポコたんクエスト」を連載していたジースも・・・ みんな死んだのか!?」 バータ(警備員「落ち着けよ。お前クールキャラなんだろ?そんなんじゃ・・・」 ('A`)(ハッカー「答えてくれ!!」 バータは突如裏路地の方向に指を刺した。 バータ(警備員「見てみろ」 ドグオは恐る恐る裏路地を覗いた。 ('A`)(ハッカー「・・・そんな」 今まで平然と話し合っていた人々が 目の前では見るも無残な肉片となっていた。 信じたくはない 信じたくはないが・・・ 装甲車の中を覗くと、二人の警官が乗っていた。 名刺によると、サムとヲンという名前らしい。 ヲンの肩から血がでているのを見たところ 恐らくゾンビ化等のトラブルでハンドルを持てなくなったのだろう。 ('A`)(ハッカー「ちくしょう!ちくしょう!ちくしょう!」 ダァン ダァン ダァン ドグオは装甲車に向けて拳銃を連射した。 ( ^ω^)(ニート「ちょ!引火したら危ないお!」 ('A`)(ハッカー「お前の助けたアーサー弟も死んだんだぞ!?」 ( ^ω^)(ニート「後で貸してくれお」 用語集 ・T−ウィルス 人間をゾンビにするウィルス 噛まれる、食われる等で感染 ねずみ算に増えてゆく VIPシティは警察の活動空しく2時間ほどで壊滅した。 ・サバイバル能力 先天的な能力。 いわば『火事場の底力』 災害時のみ筋力や新陳代謝 及び限界反応速度が極限にまで増加する ・VIPシティ 東西南北すべてが森に囲まれた小都市。 この町はレストラン「おっぱいうp」、アクセサリーショップ「ぬこ」、ダディクール像、謎の芸人「カンチョーマスターK」、VIP博物館、VIP川 など様々な観光スポットも存在する。 さらに「ポコたんクエスト」の作者、ジースがいるなど 小都市とは申し分ないほどに知名度は高い 第二部 見えてきた『光』、加速する『悪夢』 「警察署編」 目的 ・情報を集める ・脱出ルートを計画する 20時12分 VIP警察署 2F パソコン室 カタカタカタカタ・・・ 2人の警官がパソコンを触っていた。 ミフ(警官「レストランに行かせたあいつら・・・戻ってこないわね」 ゲンゾウ(警官「・・・恐らくやられたな」 ガタンッ 突如部屋全体の電気が落ちた。 ミフ(警官「あっ!!・・・電源が」 ゲンゾウ(警官「う〜んブレーカーが落ちたようだな、俺が見てこよう」 キィィイィ 正面のドアを開ける音がした。 ('A`)(ハッカー「おーい!!誰かいるのか!!?」 バータ(警備員「誰もいねーな・・・電気すらついてねぇ・・・」 ゲンゾウ(警官「誰か来たようだな、ついでに見てくる」 ミフ(警官「早く帰ってきてよ。ゾンビに襲われたら怖いから」 VIP警察署 1F ホール バータ(警備員「もしかしたらここもすでにゾンビに・・・」 ('A`)(ハッカー「嫌なこというなよ」 すると一人の警官がこっちへやってきた。 バータ(警備員「ふぅ・・・いたな」 ゲンゾウ(警官「大丈夫か!?処置室へ連れて行こう」 バータに肩を貸す。 ( ^ω^)(ニート「ふぅ・・・ちょっと気が抜けたお・・・」 内藤は尻餅をついて倒れた。 ('A`)(ハッカー「これからだぜ、内藤」 ( ^ω^)(ニート「・・・え?何が?ゾンビかお?」 ('A`)(ハッカー「駆除方法さ」 ( ^ω^)(ニート「駆除方法?」 ( ^ω^)(ニート「ウィルスの駆除方法?そんなのわかるのかお?」 ('A`)(ハッカー「お前、さっきウィルスの話覚えてるか?」 ( ^ω^)(ニート「?」 ('A`)(ハッカー「(やっぱり・・・)」 ('A`)(ハッカー「『ネットで「ウィルスをばら撒く」と宣言した奴』のことだよ」 ( ^ω^)(ニート「あ!思い出したお!レストランの時の」 ('A`)(ハッカー「そう、恐らくこの生物災害はそいつがばら撒いたものだとして間違いない そしてそいつはウィルスをネットオークションから手に入れた ならばこのウィルスを売りさばいた「製作者」がいるってことだ 自分が感染した時の保険に駆除方法は用意しているはず・・・ないわけがない」 ('A`)(ハッカー「そんでそいつから駆除方法がわかれば・・・」 ( ^ω^)(ニート「え?でもそんな都合よく教えてくれるのかお?」 ('A`)(ハッカー「いざとなればどうにでも聞きだせる方法はあるさ」 ( ^ω^)(ニート「(うっうわ・・・この人怖いお・・・)」 ( ^ω^)(ニート「でも・・・電話番号は?」 ('A`)(ハッカー「わからないな だが「製作者」はHPを持っていたはず そこから奴のパソコンに侵入して情報を根こそぎもらう手もある 自ら駆除方法をうpしてる可能性もあるしな」 ('A`)(ハッカー「今からパソコン室へ向かうが・・・どうだ内藤?」 ( ^ω^)(ニート「すまん、ちょっと休ませて欲しいお」 ('A`)(ハッカー「そうか・・・」 ドグオは階段を登っていった。 足に巻いてある包帯に血を滲ませながら・・・ ( ^ω^)(ニート「・・・・」 20時19分 VIP警察署 1F 会議室(仮避難所 エール(主婦「ほーら口からヨダレがでてるわよ」 インク(子供「だーだー」 ジム(地下鉄職員「ほんとこれからどーするんだよ」 ケビン(警官「知らねーよクソッタレ」 ダンッ!! チャーリー(会社員「レンとジミーが死んだだと!!?」 ・・・辺りは静まり返った。 チャーリー(会社員「ウソをつくのもたいがいにしねーか?おいコラ」 ( ^ω^)(ニート「本当だお」 インク(子供「えーんえーん」 エール(主婦「ちょっとー、静かにしてもらえませんか?」 チャーリー(会社員「女子は黙ってろ!!!」 ケビン(警官「おい、轟じゃねーんだから静かにしようぜ」 ( ^ω^)(ニート「辛いかもしれんが、あんたにとって知るべきことだお」 チャーリー(会社員「ちょっとトイレに行かせてくれ・・・」 彼は部屋を出て行った。 ジム(地下鉄職員「へーいおチビちゃーん」 インク(子供「あははは」 ケビン(警官「ジム」 ジム(地下鉄職員「?」 ケビン(警官「キモい」 (;゚;ж;゚; )(学生「なぁあんた」 ( ^ω^)(ニート「なんだお?」 (;゚;ж;゚; )(学生「どうなってんだよ。この町」 ( ^ω^)(ニート「生物災害だお」 (;゚;ж;゚; )(学生「い、いや、そんなことはわかってるけれども」 ( ^ω^)(ニート「じゃあなんだお?」 (;゚;ж;゚; )(学生「もっとウィルスの特性とかさ」 ( ^ω^)(ニート「自分でググれお」 VIP警察署 1967年に建築。 随分昔からある警察署。 「住み心地のよい町作りを」がモットーである。 避難所にいるメンバー ・インク(子供・エール(主婦 ・ジム(地下鉄職員・チャーリー(会社員 ・内藤(ニート・ドグオ(ハッカー ・ケイト(ハッカー・カント(記者 ・(;゚;ж;゚; )(学生 ・エキサイト(警備員 ・カール(会社員・アル(老人・バータ(警備員 計12人 警官 ・ケビン(警官 ・ミフ(警官 ・ゲンゾウ(警官 ・バック(警官 20時26分 2F パソコン室 ('A`)(ハッカー「あ」 ミフ(警官「?・・・どうしました?」 ('A`)(ハッカー「えーっとパソコン使えるかな?」 ミフ(警官「今ちょっと電源が落ちてますので警官のゲンゾウが電力を戻しに」 ('A`)(ハッカー「(ゲンゾウ?ホールへ来た奴か・・・)」 ('A`)(ハッカー「バッテリーなら持ってるので」 ドグオはそう言ってパソコンを改造し始めた。 ミフ(警官「(その手のプロなのね・・・)」 ('A`)(ハッカー「80Wに変えてと・・・」 PCに電源が入った。 ミフ(警官「あっすごーい」 ('A`)(ハッカー「(2時間までしかもたないからな、いそいでやらなければ・・・)」 カタカタカタ・・・ ものすごい速さでPCを触り始めた。 ミフ(警官「(すごい、何をやってるのか全然わからない・・・)」 ('A`)(ハッカー「(あったぞ・・・『製作者』のサイト!)」 見た限り、『駆除方法』に関するリンクは見られない。 ('A`)(ハッカー「(仕方ないな・・・侵入するか・・・)」 そんな時、ページ下部に 『このサイトのどこかに「駆除方法」に関する情報のページがあります。必要とあらば探してみてください』 ('A`)(ハッカー「!!?」 モララー(警官「何ぃ・・・『このサイトのどこかに・・・』?」 ('A`)(ハッカー「(うpしてたか・・・ならば)」 ガシャァン 突如、後方からガラスの割れる音がした。 ('A`)(ハッカー「うわっ!!」 激しくビビった。 モララー(警官「見てきます・・・」 彼女は一歩一歩身長に足を進めた。 暗いため、様子がまったくわからない。 ピチャ、ピチャ、ピチャ、ピチャ・・・ ('A`)(ハッカー「な・・・何だ?」 何かの足音のようだ。 どちらかというと爬虫類に近い・・・ ('A`)(ハッカー「(爬虫類の動物の足音にしちゃあ大きすぎる・・・ それにこれは二足歩行の音だ・・・)」 ?「キィィァアァッ!!!」 ピチャピチャピチャピチャ 足音の速さが上がった。 ('A`)(ハッカー「これはあきらかに走ってる音だぞ!!! 気をつけろ!!!」 ミフ(警官「え?」 そんな時、突如ミフの目の前を何かの影が通った。 ミフ(警官「きゃ」 ('A`)(ハッカー「パソコンの灯りで見えたが・・・何だありゃ・・・」 ミフ(警官「そ・・・そうですか!どんな?       痛ッ!」 手で触れると頬からは血がでていた。 ミフ(警官「(まさか・・・今ので?)」 ('A`)(ハッカー「一瞬だからあまり見えなかったが・・・ 緑色で猫背の奇妙な生物だ 手からは大きな爪が生えている」 ミフ(警官「じ・・・十分わかりました・・・化け物だと・・・       ともかく1F逃げましょう!」 ('A`)(ハッカー「わかった」 20時24分 VIP警察署 1F 会議室(仮避難所 ダァン ダァン 2Fから幾度となく発砲音が聞こえる。 ケビン(警官「誰だ?上でドンパチやってる奴は」 ( ^ω^)(ニート「(二階って確か・・・)」 内藤は血相を変えて扉から出て行った。 ケビン(警官「俺らも行くか?」 ジム(地下鉄職員「おーけ−」 20時25分 VIP警察署 2F 廊下 カチッカチッ ミフ(警官「弾を補充しないと!」 ('A`)(ハッカー「そんな暇ねぇ!早く来い!」 異形の生物は平然と動き回っている。 それなりに打撃は与えたはずだが・・・ 化け物「キィィィィァァアッ!!!」 化け物は頭上高く飛び上がった。 ミフ(警官「キャアッ!」 とその瞬間、何か大きな物体が後ろから飛んできた。 ('A`)(ハッカー「し・・・消火器?」 ゴッ それは化け物の頭にクリーンヒットした。 化け物「ガッ」 アッパーを食わされたボクサーのように吹き飛んだ。 ミフ(警官「あ・・・」 ('A`)(ハッカー「誰だ!?」 とっさに後ろを振り向く。 ( ^ω^)(ニート「俺だお」 見えたのはいつも見慣れている親友であった。 ( ^ω^)(ニート「銃なかったからかわりに消火器使ったおwテヘヘw」 ずいぶんと軽く言っているが、本来並みの人間がこんな芸当できるわけがない。 ('A`)(ハッカー「すまん、ちょっと来てくれ」 ( ^ω^)(ニート「?」 ('A`)(ハッカー「ウィルスの駆除方法がわかるかもしれないんだ」 20時27分 VIP警察署 2F パソコン室 ( ^ω^)(ニート「あー本当だお、『このサイトのどこかに「駆除方法」に関する情報のページがあります。』って」 ( ^ω^)(ニート「隠しページってやつかお?なつかしいお・・・うふふ」 ('A`)(ハッカー「そんなことをする必要はないさ」 ('A`)(ハッカー「サーバーに侵入してデータを全部かき出せばいい」 ( ^ω^)(ニート「えええええ!!?」 ところが、あるのは何の変哲もないただクソページばかり。 駆除のデータなど微塵も見つからなかった。 ('A`)(ハッカー「どういうことだ・・・」 さすがのドグオも不安を隠せない。 ( ^ω^)(ニート「やっぱり普通に探した方が・・・」 ('A`)(ハッカー「サーバーにないもんをどうやって・・・あ」 外部リンクを忘れていた・・・ ('A`)(ハッカー「Tabキー・・・Tabキー・・・Tabキー・・・」 ( ^ω^)(ニート「あっこれじゃないかお?」 それはあきらかに奇妙な部分からリンクしていた。 カチッ リンクを開いた途端、動画を読み込み始めた。 ('A`)(ハッカー「動画だったのか・・・てっきりHTMLファイルかと・・・」 読み込みが100%になった。 ( ^ω^)(ニート「始まるお」 カチッ ドグオが再生を止めた。 ( ^ω^)(ニート「どうしたお?」 ('A`)(ハッカー「この警察署にいるメンバー全員を呼んできてくれないか?できればみんなに見せたい」 ケビン(警官「もう来てるから」 20時40分 VIP警察署 2F パソコン室 パソコン室に全員集めた。 チャーリー(会社員「いったい何を見せようってんだ?」 ジム(地下鉄職員「映画でも流すの?」 ('A`)(ハッカー「警官達・・・帰ってこないな・・・スクリーンの準備終わったのに」 ( ^ω^)(ニート「もう見ちゃおうおww待ってられないおww」 ('A`)(ハッカー「(なんだこの上映会的なノリは)」 ('A`)(ハッカー「そうだな・・・バッテリー切らしたら元も子もないもんな」 カチッ 再生を始めた。 ジム(地下鉄職員「始まった」 でてきたのは椅子に座った3人の大学生だった。 顔は布で隠しており、背景も真っ白なカーテンで覆われている。 ----映像---- 学生A「この動画を撮影した理由は他でもなく『罪悪感』からのものだ」 学生A「住所は後にでも教える。殺しに来ても構わない」 学生C「この動画は簡単に言えば『サバイバルマニュアル』。君達にとって重大な救い手となるだろう」 学生B「では生物災害の原因であるそのウィルスについて語ろう」 学生B「そのウィルスの名称はt−ウィルス」 学生A「始めは軽い実験のつもりで創ったものだった」 学生A「『感染者が自らウィルスをばら撒く』。そうすれば空気感染よりも効力の高いウィルスが生まれるのでは?と」 学生A「だが、それは常識すら超えた成功を見せてしまったわけだ」 学生A「では、ウィルス駆除方法を教えよう」 ('A`)(ハッカー「・・・ゴクッ」 ( ^ω^)(ニート「・・・ゴクッ」 固唾を飲む。 ----映像---- 学生C「駆除方法は 今のところない ('A`)(ハッカー「・・・」 今、『ない』と言ったのか? いや、そんなわけは・・・ バータ(警備員「・・・考えて見ればそうだ ワクチンってのは感染する前にうつもんなんだよ! なってからじゃ遅いんだ!!」 ジム(地下鉄職員「え?え?マジで?」 ( ^ω^)(ニート「待てお、まだ終わってないお」 ('A`)(ハッカー「?」 ----映像---- 学生B「だが、抗生剤ならある」 学生A「t−ウィルスにだけ聞く特殊な抗生剤の生成方法だ」 学生A「本来なら4時間ほどで症状が現れるのだが、これなら一ヶ月、いや5年はもつことができる」 ケビン(警官「ほぉ〜、いける口じゃねぇえか」 ('A`)(ハッカー「おお!」 ----映像---- 学生C「生成方法は」 ('A`)(ハッカー「・・・ゴクッ」 ( ^ω^)(ニート「・・・ゴクッ」 固唾を飲む。 ----映像---- 学生C「今のところない」 ----映像---- 学生C「すまん、冗談だ。ガッハッハw」 ('A`)(ハッカー「(こういう時に・・・)」 ----映像---- 学生A「生成方法はペニシリンにスズメバチの毒である『アミン類,低分子ペプチド,酵素類』を調合することだ どんな成分かはググれ」 学生C「副作用等も確認済みだ。量さえ間違えなければ危険ではない。」 ('A`)(ハッカー「ペニシリンはVIP病院から取るとして・・・スズメバチの毒は?」 ( ^ω^)(ニート「だからまだ映像は終わってないおって」 ('〜`)(ハッカー「・・・」 ドグオはしぶしぶ黙った。 ----映像---- 学生B「ではt−ウィルスの カチッ 誰かが動画を止めた。 ケイト(ハッカー「その必要はない、この町には専用の研究所がある」 ジム(地下鉄職員「マジで?」 ('A`)(ハッカー「?・・・なんでそんなこと知ってるんだ?」 ケイト(ハッカー「あんたまさかハッカーで有名なドグオ?」 ('A`)(ハッカー「そ・・・そうだが」 ケイト(ハッカー「俺は  VIP町5丁目33番地  だよ?ん?」 ('A`)(ハッカー「VIP町5丁目33番地・・・あっ!」 そう、ウィルスをばら撒くとネットで宣言した・・・ ('A`)(ハッカー「お前か!ウィルスをばら撒いたのは!」 ケイト(ハッカー「そうだよ?何か?」 ('A`)(ハッカー「ぶっ殺してやる」 ダァンッ! 重い銃声が室内に鳴り響いた。 ('A`)(ハッカー「なんでウィルスを流した!!」 ケイト(ハッカー「怖いことするなよ・・・発砲だなんて・・・当たったらどうするんだい?」 ('A`)(ハッカー「なんでウィルスを流したって聞いてるんだ!!」 (;^ω^)(ニート「とりあえず落ち着けお!」 内藤はドグオを押さえ込んだ。 ケイト(ハッカー「理由か・・・正直この町嫌いだったんだよな〜だからかな〜」 チャーリー(会社員「ふざけんな・・・じゃあレンとジミーはどうなるんだよ!無駄死か!!?」 ジム(地下鉄職員「こいつばら撒いたくせに生きてるっていうのがいかんな」 ケイト(ハッカー「言っとくぜ 誰一人助からねぇ ケイト(ハッカー「みんな死んでGAMEOVERよォ ウヒヒヒヒヒヒヒヒ」 チャーリー(会社員「クソ・・・キチガイか・・・・」 バータ(警備員「誰かこいつを追い出してくれ」 ( ^ω^)(ニート「その研究所はどこだお?」 ケイト(ハッカー「知らないおw」 ( ^ω^)(ニート「その研究所はどこだお!!」 額を寄せ、脅迫するように言った。 ケイト(ハッカー「た・・・確かこの動画の後の方に住所が」 ( ^ω^)(ニート「・・・そうかお」 内藤はケイトを蹴り飛ばし、パソコン室から追い出した。 バータ(警備員「コマとばすか?」 ( ^ω^)(ニート「いや、じっくり見ていこうお」 ----映像---- 学生B「ではt−ウィルスの効力ついて話そう」 学生A「くれぐれも言っておくが、効力のパターンは無限大だ」 学生A「突然変異などいくらでもおこる、環境しだいでな」 学生A「だが、基本的になる生物は3種類≠セ」 ジム(地下鉄職員「三種類?」 ----映像---- 学生B「一つ目は『食人化』」 学生A「すでにご存知だろうが、症状は主に『皮膚の壊死』、『知能の低下』、『食欲の激化』 学生A「一般的な症状だ。大半の人間はまずこれになる」 学生A「次に第二のパターン、『狩人化』」 ジム(地下鉄職員「おお」 ----映像---- 学生A「ゾンビがより『戦闘用』へと変異したものだ」 学生A「『猫背』、『皮膚の著しい変色』、『耳の消滅』、『爪の刃物化』が基本的な症状」 ('A`)(ハッカー「(さっき襲ってきた化け物か・・・)」 ----映像---- 学生A「機動性も上がり、『爪の鋭利化』によって武器を手に入れている」 学生C「ヘタをすれば首を取られることも・・・」 チャーリー(会社員「おっかないバケモンだな」 ----映像---- 学生A「だがゾンビがそれになる確率は研究上、百分の一」 学生A「したがって集団で現れることはまずない」 学生C「注意して対処すれば大丈夫だろう」 学生A「そして第三のパターン、『暴君化』 学生A「こいつに対しては注意しなくていいと思う」 学生A「なぜなら確立は、一億分の一」 学生A「ごくわずかな遺伝子配列の生物にしか発生しない」 学生C「実のところ、我々も実験においてその生物の発見はできなかった」 学生C「あくまで計算上のものでしかない」 ジム(地下鉄職員「ほぉ」 ----映像---- 学生A「だが計算上、発生すれば恐ろしい力をもつ」 学生A「『筋力の劇的な増強』、『知能の強化』など・・・」 学生C「だが、発生の確立は宝くじを当てるようなもの」 学生C「心配する必要はないだろう」 学生B「今のとこ・・・ ダァン!! ダァン!! !?突如銃声が聞こえた。 チャーリー(会社員「なんだ!!?今のも動画の音か!!?」 バータ(警備員「いや、下から聞こえてきたぞ」 ('A`)(ハッカー「(やっぱりそうか・・・)」 名称:狩人(別名ハンター) 形容:爬虫類に近い皮膚、猫背、長いつめ 動き:かなり速い 力:人間より少し強い、シャッターくらいなら簡単に潰せる。 補足:t−ウィルスの二次変化。 ゾンビがたまに変異する。 名称:暴君(別名タイラント) 形容:不明 動き:かなり速いらしい 力:壁程度なら簡単に壊せる 補足:一億分の一の特殊な配列の人間のみが変異する 力、及び頭脳は異常なほど上昇する。 21時02分 VIP警察署 B1F 電力室 近くに置いてあった懐中電灯であたりを見渡す。 ('A`)(ハッカー「誰かいないのか!?」 ( ^ω^)(ニート「あれ?誰もいないお」 バチッ バチッ これはあきらかにショートしている音・・・ ('A`)(ハッカー「うわっ!」 ( ^ω^)(ニート「?・・・うわっ!」 警官が感電して息絶えていた。 下に水が垂れており、ゾンビが7、8体ほど倒れている。 ('A`)(ハッカー「あの警官達(ゲンゾウ、ミフ等)じゃないようだが」 ( ^ω^)(ニート「つまり・・・これはゾンビを感電して倒すために・・・」 ('A`)(ハッカー「署内のブレーカーが落ちたのはこれが原因だな」 ( ^ω^)(ニート「それじゃあ警官達(ゲンゾウ、ミフ等)はどこへ行ったんだお?」 ('A`)(ハッカー「さっき下へ行くって言ってたが・・・もしかしたら」 ダァン!! またしても重い銃声が聞こえた。 ('A`)(ハッカー「この音の大きさ・・・やはりこの階のどこかだ!」 ('A`)(ハッカー「どこだ!!どこにいる!!」 必死に叫ぶが、何の反応もない。 ( ^ω^)(ニート「ちょっと黙れ、耳をすませお」 ピチャピチャピチャピチャ・・・ ('A`)(ハッカー「この足音は・・・狩人か」 ( ^ω^)(ニート「動画で言ってたやつかお?」 懐中電灯であたりを見回す。 だが、そんな化け物は一体もいない。 ('A`)(ハッカー「いないな・・・音は?」 耳を澄まそうとしたその時 ミフ(警官「逃げてください!」 ('A`)(ハッカー「・・・!!?」 目の前の懐中電灯にもう一つ人影が映った! 何かが内藤の上空に飛び上がっている! ( ^ω^)(ニート「うわぁあっ!!」 ('A`)(ハッカー「内藤!」 急いで内藤に懐中電灯を向ける。 狩人「キィィィイイッ!」 異形の生物が内藤を押し倒す。 (;^ω^)(ニート「グギギギギギ」 ('A`)(ハッカー「この化け物!」 狩人に銃を向ける。 (;^ω^)(ニート「だ、大丈夫だお!」 グギッ! 内藤は化け物の首をへし折った。 狩人「ァガッ!」 化け物はその場に倒れこんだ。 (;^ω^)(ニート「ふぅ・・・」 内藤はゆっくりと立ち上がった。 ('A`)(ハッカー「(・・・すげーな)」 (;^ω^)(ニート「警官(ゲンゾウ、モララー等)は?」 モララー(警官「ここです」 懐中電灯を向ける。 ('A`)(ハッカー「なっ・・・大丈夫か?」 ミフは大量の血を流して横たわっていた。 かなり重傷のようだ。 もう一人倒れている警官が見える。ゲンゾウだろうか? モララー(警官「ハァ・・・ハァ・・・かなり化け物に切られました・・・」 ('A`)(ハッカー「これはひどい、もう一人(ゲンゾウ)の方は?」 モララー(警官「ハァ・・・ハァ・・・首をやられています、息はないようです。」 ('A`)(ハッカー「そうか、肩を貸そう」 ('A`)(ハッカー「よいしょっ」 ミフをかつぐ ( ^ω^)(ニート「水浸しの電力はどうするお?」 ('A`)(ハッカー「無理だな、ヘタに触ったら俺達まで感電するぞ」 ( ^ω^)(ニート「拭いても無駄だろうね・・・予備電源は?」 ミフ(警官「あります・・・が少々複雑で」 ('A`)(ハッカー「ほぉ・・・可能か?」 ミフ(警官「恐らく、これが予備電源の設定方法です」 説明書のような紙をドグオに渡した。 ('A`)(ハッカー「なるほど・・・こりゃあ複雑だ・・・」 ミフ(警官「当初はゲンゾウ部長と予備電源を動かすつもりでしたが・・・このありさまでは・・・」 ('A`)(ハッカー「まぁ・・・バッテリーもアレだしな、やらなくても・・・」 ヴォオァァアァァゥアアァッ!!! ('A`)(ハッカー「・・・!?」 ( ^ω^)(ニート「・・・・」 突然、ドス黒い雄たけびが室内に響き渡った。 ('A`)(ハッカー「な・・・なんだ?また狩人か?」 ( ^ω^)(ニート「違うんじゃないかお?」 ('A`)(ハッカー「内藤・・・後ろを見ろ、俺は前を見る」 ( ^ω^)(ニート「おK」 背中を合わせてゆっくりと進み始めた。 ('A`)(ハッカー「確か・・・Tウィルスは3種の効力があると言っていたな」 ('A`)(ハッカー「『食人化』と『狩人化』と『暴君化』」 ( ^ω^)(ニート「先ほどの雄たけびの主は暴君とでもいうのかお?」 ('A`)(ハッカー「まぁ・・・一億分の1だもんな」 ( ^ω^)(ニート「ウィルスの進化は無限だとも言っていたし・・・新種かもしれないお」 ('A`)(ハッカー「そう・・・だよな・・・」 そうこうしているうちに階段のところまで着いてしまった。 まったく気配すらない。 この階ではないのだろうか? ('A`)(ハッカー「銃声や叫び声が聞こえていないことから避難民を襲ったりはしてなさそうだが」 ('A`)(ハッカー「まぁ・・・動画を全て見て終わったら住所の所へ向かおう とりあえず戻ろうか」 ミフ(警官「あ・・・ああ・・・」 ('A`)(ハッカー「どうした?」 ドグオは後ろを振り向いた。 ('A`)(ハッカー「!!」 そこには奇怪な生物がいた。 皮膚は全て剥け、真っ赤。 服は着ていない。 腕が六つも存在しており 目は醜く潰れている。 口をポカンと開けており 耳などはない。 ('A`)(ハッカー「(声の主はこいつか!!?」 六つ手「ヴァァア・・・・」 ゾンビとは少し違う腐乱臭がする。 硫黄が少し混ざっているような・・・ ( ^ω^)(ニート「よし、じゃあ戦うお」 ('A`)(ハッカー「バカッ!死ぬぞッ!」 内藤を力強く引っ張った。 ( ^ω^)(ニート「大丈夫だって」 ('A`)(ハッカー「おわっ!」 内藤はさらに強い力でドグオをひっぱり返した。 ('A`)(ハッカー「(な・・・なんちゅう力だ・・・)」 ( ^ω^)(ニート「おまいはその警官かついで2Fへ行けお」 ('A`)(ハッカー「あ、ああ・・・」 階段を上っていく。 ('A`)(ハッカー「内藤!?」 ( ^ω^)(ニート「ん?」 ('A`)(ハッカー「本当に大丈夫なんだな!?」 ( ^ω^)(ニート「まかせろお!」 ('A`)(ハッカー「危険なら逃げてこいよ!!」 ドグオはモララーをかついで再び階段を上り始めた。 ('A`)(ハッカー「(内藤なら・・・やってくれるさ、絶対)」 ( ^ω^)(ニート「さぁーてと」 六つ手「ヴゥ・・・」 内藤はゆっくりと銃を構えた。 ( ^ω^)(ニート「一戦やろうお」 名称:むつ手 形容:六つの腕、真っ赤な皮膚、潰れた目 速さ:どちらかというと遅い 力:強いものの壁等は壊せない 補足:VIP市の環境によって生まれた新種 恐らくt−ウィルスによるものだと思われる。 かなりタフでゴキブリのように生命力が高い。 攻撃した生物をしつこく追う習性がある 21時27分 VIP警察署 2F パソコン室 チャーリー(会社員「おいおい大怪我じゃねぇか!」 ミフをゆっくりと下ろす。 ('A`)(ハッカー「すまん、俺には医学の知識はねぇんだ」 チャーリー(会社員「この中に医学をかじった奴は・・・」 いそうもなかった。 主婦、子供、警備員、会社員と・・・ カント(記者「む・・・昔医学を勉強してた時が」 チャーリー(会社員「おお、頼む」 カント(記者「だが・・・ ・・・・・ 「お前なんて医者になれるわけねーよ」 「医者になれなかったら芸人か?なにがカンチョーマスターKだ」 「皆・・・皆をすこしでも幸せにしようと・・・・」 「気持ちわりぃんだよッ!」 「ゴブゥッ!」 「あっそうだ。こいつ裸にして外で縛り付けてやろうぜ!」 「いいなそれ」 「・・・・・・」 「医者になれなかったから芸人になるだと!?この恥さらしが!!」 「・・・・・」 「頼むからなぁ、家系の名を汚すことだけはやめてくれないか?」 「・・・ごめんなさい」 「とっとと家から出て行け!」 「・・・・・・わかりました」 ・・・・・・・・無理ですよ」 チャーリー(会社員「頼むよ、このままでは警官が死んでしまう」 カント(記者「(・・・死ぬ?)」 カント(記者「死ぬ?・・・」 チャーリー(会社員「そうだ」 ('A`)(ハッカー「なんだか知らんが頼むぜ」 カント(記者「わかりました」 チャーリー(会社員「おお!」 カント(記者「処置室の方へ」 ('A`)(ハッカー「俺がかついで行こう」 ケビン(警官「いや、俺がかついで行く。一応警官だしな」 カントはカバンから手袋を持ち出した。 手袋には『K』と書いてある。 インク(子供「ああ!カンチョーマスターKだ!」 カント(記者「間違えた」 ('A`)(ハッカー「あんただったのか・・・謎の芸人カンチョーマスターKは」 インク(子供「サインサインー」 エール(主婦「だーめ、後にしてもらいなさい」 インク(子供「えー今がいいー」 カント(記者「かまいませんよ」 カバンからペンと色紙を取り出し、サインを書いた。 カント(記者「どうぞ」 インク(子供「やったーwwサインー」 エール(主婦「本当にすみません、ホラありがとうは?」 インク(子供「ありがとうございましたー」 カント(記者「いえいえ」 エール(主婦「(よっしゃwwサインゲットww)」 ガラララッ!! 誰かがパソコン室のドアを開けた。 ('A`)(ハッカー「誰だ!?」 ( ^ω^)(ニート「俺だお」 ('A`)(ハッカー「なっ内藤!!」 チャーリー(会社員「な・・・なんだその後ろの生物は!!?」 エール(主婦「あああ!!」 ('A`)(ハッカー「内藤!!」 内藤の後ろにむつ手がいた。 彼はまったく化け物の存在に気づいていない。 むつ手「ヴォオオォ・・・」 巨大な六つの手を大きく広げる。 ( ^ω^)(ニート「しつこいお」 ガッ! むつ手の顔をガッチリとつかむ。 ミシミシミシ・・・ 骨の軋む音が聞こえてきた。 むつ手「アガァッガァアッ!!」 パキャッ!! むつ手の頭はタマゴが破裂したように飛び散った。 ('A`)(ハッカー「内藤・・・」 ( ^ω^)(ニート「多分これでもう蘇らないお」 チャーリー(会社員「・・・しょ、処置室へ向かうぞ!」 2Fパソコン室 ・インク(子供・エール(主婦 ・ジム(地下鉄職員・内藤(ニート ・ドグオ(ハッカー・(;゚;ж;゚; )(学生 ・エキサイト(警備員・カール(会社員 ・アル(老人・バータ(警備員 計9人 1F処置室 ・チャーリー(会社員・カント(記者 ・ケビン(警官・ミフ(警官 計4人 死亡確認 ・ゲンゾウ(警官・バック(警官 21時34分 VIP警察署 2F パソコン室 むつ手の死体は外へ投げ捨てた。 ケイトはいなくなっていた。 どこへ行ったのだろうか? ( ^ω^)(ニート「それじゃあ動画の続き見ようお」 ('A`)(ハッカー「そうだな」 カチッ ----映像---- 学生B「・・・ろ、この三種だけだ」 学生A「では、最後に一つだけ『頼み』を聞いてほしい」 学生A「『P−ウィルス』というものを持ってきてくれないだろうか?」 ('A`)(ハッカー「『P−ウィルス?』」 ----映像---- 学生A「某社が開発したといわれているウィルスだ」 学生A「どうすればいかに攻撃的で不死身な『生物兵器』を作りあげられるか」 学生A「そういうコンセプトで作られたウィルスらしい」 学生C「国にでも売って金儲けするつもりなんだろうな」 学生A「実のところ、我々が作ったこのt−ウィルスも」 学生A「このコンセプトを基礎として作ったものなんだが」 学生A「だが、P−ウィルスはt−ウィルスのように兵士(ゾンビ)生産主義じゃない」 学生A「注入された人間を極限にまで進化させるのだ」 ('A`)(ハッカー「ほぉ・・・」 ----映像---- 学生A「そこで」 学生B「今見ている君達に頼みがある」 学生B「『P−ウィルス』を取ってきてくれないか?」 学生B「謝礼はする、金でもかまわん」 学生A「ウィルスを駆除する方法を我々が力の限りサポートしてやってもいい」 ('A`)(ハッカー「ほぉ・・・そりゃあいいな」 ----映像---- 学生B「『P−ウィルス』はニューヨーク州VIP市、北に連ねる大工場の下の生物研究施設にある」 学生A「ほぼ間違いない」 ('A`)(ハッカー「で・・・ここがVIP市か・・・すごい偶然だな」 ジム(地下鉄職員「生物研究施設?北の大工業地帯に?」 ジム(地下鉄職員「なんでそんな所にそんなもんがあるのさ」 ジム(地下鉄職員「不自然すぎないか?」 ドグオはジムの肩を持ってこう告げた。 ('A`)(ハッカー「すでにこの事態が不自然だよ」 ----映像---- 学生B「我々の『偽善』はここまでだ」 学生B「無事助かってくれ」 ('A`)(ハッカー「(ウィルスを作った本人のクセに・・・)」 ----映像---- 学生B「あっ・・・一つ言い忘れていた」 学生B「『T』と『P』は絶対に組み合わせるなよ」 ('A`)(ハッカー「(最後の言葉が気になるな・・・)」 ジム(地下鉄職員「あ、動画終わった」 ( ^ω^)(ニート「どうするお?研究施設行く?」 ('A`)(ハッカー「そう・・・だな、とりあえず処置室へ向かおう」 21時40分 VIP警察署 1F 処置室 カント(記者「モララーさんの傷口を縫合しておきました。出血はもうないでしょう」 チャーリー(会社員「(なんで糸を持参してんだよ・・・記者なのに・・・)」 ( ^ω^)(ニート「北工場地帯には行けますかお?」 カント(記者「大丈夫でしょう・・・と言わざるおえませんが・・・」 カント(記者「しかしすごい傷口でした・・・あたかも剣で切られたかのような・・・」 ('A`)(ハッカー「(狩人・・・)」 警官が突然立ち上がった。 カント(記者「まだ動いちゃだめですって」 ミフ(警官「そ、装甲車が・・・2台ありますので・・・それで・・・」 モララー(警官「駐車場に・・・あります・・・それで障害物の少ない小路地を渡っていけば」 ('A`)(ハッカー「わかった、鍵は?」 モララーはポケットの中をゴソゴソと探しはめた。 モララー(警官「これ・・・です」 バタッ! ミフはその場に倒れた。 カント(記者「おまwwwだから言ったのにwww」 カント(記者「・・・大丈夫ですか?その傷」 ('A`)(ハッカー「大丈夫だって・・・ッ!!」 足に激痛が走る。 装甲車に追われたときについた傷だ。 いつの間にか傷口は紫色に変色している。 少々気分も悪い。 ('A`)(ハッカー「・・・・」 自分の体のことぐらい自分でわかる。 俺がそうであることも・・・ 装甲車の定員は一台につき7人まで ※2人は先頭座席、5人は囚人用座席へ 装甲車(一台目 ・ジム(地下鉄職員・ドグオ(ハッカー ・ケビン(警官・バータ(警備員 ・ミフ(警官・(;゚;ж;゚; )(学生 ・カント(記者 装甲車(二台目 ・アル(老人・インク(子供 ・内藤(ニート・エール(主婦 ・カール(会社員 ・チャーリー(会社員・エキサイト(警備員 21時55分 VIP警察署、駐車場 装甲車の中(一台目 モララーをタンカで運び、装甲車の中へ入れる。 バータ(警備員「おいおい狭いな」 ケビン(警官「俺が運転しよう」 ジム(地下鉄職員「事故ったりするなよ?信用してるんだからな」 ケビン(警官「まかせろ」 そう言って前の座席に座った。 ドグオは無線を取り出した。 ('A`)(ハッカー「内藤!」 無線「ガガ・・・ガ・・なんだお?・・」 ('A`)(ハッカー「小路地に沿って北工業地帯へ向かうぞ!」 ('A`)(ハッカー「この車の後ろについて来い!はぐれるなよ!!」 無線「ガガ・・ガ・・・チャーリー?・・・ガガ・・・だお、頼・・・・おK!!」 ('A`)(ハッカー「(チャーリー?あの会社員が運転するのか?)」 ブルルルッ!ブルルルッ! エンジン音が鳴り響く。 車が痛快に走りだした。 ジム(地下鉄職員「子供のころ、よくバスで学校登校してたなぁ・・・」 ('A`)(ハッカー「昔に浸っている余裕じゃないぞ、全方位を見まわせ!」 ジム(地下鉄職員「ケッ」 22時02分 装甲車の中(一台目 運転中 ブルルルルルル・・・ ゆっくりとエンジン音が鳴る。 ジム(地下鉄職員「スー・・・スー・・・」 ケビン(警官「(ちきしょー・・・俺もねむてぇ・・・)」 皆、緊張でも解けてしまったかのように眠っていた。 これだけ大きな一日だったのだから仕方もないだろうか。 ('A`)(ハッカー「・・・ハッ!」 急いであたりを見回す。 ケビン(警官「寝てて大丈夫だぜ、到着まであと10分はかかる」 ('A`)(ハッカー「そうか・・・」 とその時 ドォオォオォンッ! 後ろから壮絶な爆発音が聞こえた。 皆、一斉に目が覚める。 バータ(警備員「何事だ!!」 ジム(地下鉄職員「うわぁあッ!後ろの装甲車が!!」 後ろの装甲車はものの見事に大破していた。 ('A`)(ハッカー「ケビン警官!車を止めるな!!」 ケビン(警官「なんでだ!?」 ('A`)(ハッカー「後ろの装甲車は大破しながらも走ってきてるッ!止めるとぶつかるぞッ!」 ケビン(警官「わかった」 いっきにスピードに上げる。 急いで無線を取り出す。 ('A`)(ハッカー「内藤!大丈夫か!内藤!」 無線「ガガガガガ・・・」 連絡が一向にこない。 不安が募る。 22時05分 VIP市北 VIP博物館前 小路地 後ろの二台目の燃焼している装甲車がようやく止まった。 ブレーキを踏み、装甲車を止める。 ('A`)(ハッカー「内藤ッ!」 急いで燃焼している装甲車へ向かう。 爆発はガソリンによるものだろうが・・・ 発火原因は何なのだ? ジム(地下鉄職員「・・・これはひどい」 装甲車は炎に包まれていた。 これでは近づくことすらできない。 バータ(警備員「ちきしょう・・・またかよ」 ジム(地下鉄職員「し、死体が・・・」 奥の方からいくつかの人影がうっすらと見えてきた。 しばらくすると肉の焦げたような匂いが漂い始めた。 バータ(警備員「人間焼きかよ・・・」 カント(記者「オヴェエェッ!!」 思わず異物を吐き戻す。 ('A`)(ハッカー「(な・・・内藤!)」 一気に顔が青ざめた。 唯一の気休めか・・・ 人影からは素性が一切わからないため、誰の焼死体かはまったくわからない。 内藤も無事生きていることを願いたいが・・・ ('A`)(ハッカー「・・・」 ドグオは燃焼している装甲車の裏を見てみた。 焦げて千切れた導火線のようなものが見える。 当たり前のことだが、本来車に導火線などついていない。 ('A`)(ハッカー「(まさか・・・)」 ('A`)(ハッカー「警官!!」 ケビン(警官「どうした!?」 ('A`)(ハッカー「そっちの装甲車の裏を覗いてみてくれ!」 ケビンは一台目の装甲車の裏を覗き始めた。 ケビン(警官「こりゃあまさか・・・」 ('A`)(ハッカー「嫌な予感がする!来い!」 ケビン(警官「・・・ぐ!」 ケビンは装甲車からすばやく離れた。 ピーッ 電子音? とその時 ('A`)(ハッカー「伏せろッ!」 ドォオォオォンッ! 壮絶な爆破音が鳴り響いた。 ジム(地下鉄職員「うわぁっ!」 ゆっくりと一台目の装甲車を見る。 ('A`)(ハッカー「ば・・・爆発しやがった」 一台目の装甲車も炎をあげて燃えていた。 ケビン(警官「爆弾・・・誰が?」 バータ(警備員「・・・・」 バータ(警備員「ドグオ、銃を貸せ」 ('A`)(ハッカー「内藤が持っていたが・・・」 ケビン(警官「俺が持ってる」 ケビンはバータに銃を差し出した。 バータ(警備員「ありがとう」 ケビン(警官「何か思いついたのか?」 バータ(警備員「・・・・・」 カチャ バータは銃を向けてきた。 バータ(警備員「爆弾を仕掛けた人物はこの中にいるんだろう?」 ('A`)(ハッカー「な・・・何!?」 バータ(警備員「素直にでてこい、でないと全員撃つぞ」 ケビン(警官「てめぇ!そいつがここにいる確証はあんのかよ!」 ダァンッ! ケビン(警官「いってぇッ!」 腕を撃たれたようだ。 思わずもだえる。 バータ(警備員「今度は頭だぞ」 ('A`)(ハッカー「ちょっと待て!もしケビンが犯人じゃなかったらどうするつもりだ!!」 バータ(警備員「知らん」        「犯人は先に殺しておかねばいつ殺られるかもわからんのだ」        「今のうちに潰すに限る」 ('A`)(ハッカー「全滅させるとは、自分をかわいくしすぎじゃねーのか?おい!」 バータ(警備員「誰もが自分はかわいいものだ」 ドグオに向け、銃を構えた。 ('A`)(ハッカー「(クソ・・・俺の命もここまでか)」 ドグオはゆっくりと目をつぶり、身構えた。 とその時 バータ(警備員「アガッ!」 ?「もう少し冷静に考えた方がいいお」 今の声は? ゆっくりと目を開ける。 ('A`)(ハッカー「な・・・内藤!!」 そこには、バ−タにヘッドロックしている内藤がいた。 しばらくすると、バータは気絶して倒れた。 ( ^ω^)(ニート「ふぅ・・・」 ('A`)(ハッカー「お前・・・なんで爆発するのわかって逃げれたんだ?」 ( ^ω^)(ニート「なんとなくだお、カンってやつ」           「まさか爆発するとは思わんかったお」 『カン』?だって? 死亡者 ・アル(老人・インク(子供 ・エール(主婦・カール(会社員 ・チャーリー(会社員・エキサイト(警備員 計6名 ケビン(警官「いてて・・・」 カントはケビンの腕に包帯を巻いている。 ジム(地下鉄職員「・・・・」 ('A`)(ハッカー「どうした?」 ジム(地下鉄職員「子供が・・・これから青春を開いていくはずの幼い子供が・・・」 炎はまるで火葬しているかのように 彼らをやさしく包んでいく 今咲かんとしていた花も それを見守る花も 花を詰まれ、怒り悲しむ花も 包まれた死体達は ゆっくりと浄化されて 灰となってゆく この町では いつまでこんな悲しみが続くのだろうか いつなれば平穏な時が訪れるのだろうか ('A`)(ハッカー「あのモララーとかいう警官は?」 カント(記者「心配ないです」 ('A`)(ハッカー「これから・・・どうすればいいんだ?」 ケビン(警官「ゾンビが来たらやばいからな」       「近くの建物に避難しよう」 ケビン達は美術館へ向かった 22時15分 ニューヨーク 国連 「VIPシティの状況・・・だが」 「はい」 「ウィルスによるバイオハザードがおきている」 「死者、及び感染者は述べ100万人以上 ウィルスの効力は単にいえば『ゾンビ』 人を食らい、そうすることによって感染者を増やしていく ケガさえしていなければ感染することはない」 「なるほど」 「そこで君達には少しでも生存者を少しでも多く助けてほしい 報酬は100万だ、君なら容易いことだろう?」 「はい」 「『ゾンビ』に関するデータは全てヘリに詰んでおく 武器、等も」 「・・・『爆弾』を多く詰んでもらえませんか?」 「いいだろう」 「幸運を祈る」 用語集 ・T−ウィルス 人間をゾンビにするウィルス 生成方法は不明 大学生が作ったのだろうか? 噛まれる、食われる等で感染 症状は別々にパターンがある ねずみ算に増えてゆく VIPシティは警察の活動空しく2時間ほどで壊滅した。 ・P−ウィルス 某社が作ったといわれるウィルス あくまで生物兵器を作るために生成されたものであり 症状等は一切不明 これを持参すれば、大学生が全力で援護してくれるらしい ・サバイバル能力 先天的な能力。 いわば『火事場の底力』 災害時のみ筋力や新陳代謝 及び限界反応速度が極限にまで増加する ・VIPシティ 東西南北すべてが森に囲まれた小都市。 この町はレストラン「おっぱいうp」、アクセサリーショップ「ぬこ」、ダディクール像、謎の芸人「カンチョーマスターK」、VIP博物館、VIP川 など様々な観光スポットも存在する。 さらに「ポコたんクエスト」の作者、ジースがいるなど 小都市とは申し分ないほどに知名度は高い 名称:むつ手 形容:六つの腕、真っ赤な皮膚、潰れた目 速さ:どちらかというと遅い 力:強いものの壁等は壊せない 補足:VIP市の環境によって生まれた新種 恐らくt−ウィルスによるものだと思われる。 かなりタフでゴキブリのように生命力が高い。 攻撃した生物をしつこく追う習性がある 名称:狩人(別名ハンター) 形容:爬虫類に近い皮膚、猫背、長いつめ 動き:かなり速い 力:人間より少し強い、シャッターくらいなら簡単に潰せる。 補足:t−ウィルスの二次変化。 ゾンビがたまに変異する。 名称:暴君(別名タイラント) 形容:不明 動き:かなり速いらしい 力:壁程度なら簡単に壊せる 補足:一億分の一の特殊な配列の人間のみが変異する 力、及び頭脳は異常なほど上昇する。 第三部 加速した事態は、大きく捻じ曲がる。 「VIP博物館編」 目的 ・『研究所』へ行き『抗体』と『P−ウィルス』を手に入れる 22時20分 VIP博物館 1F、絵画展示室 トゥルルル 電話の音が鳴り響く。 アリッサ(記者「どうだった?」 マリック(従業員「やはり・・・繋がりません」 アリッサ(記者「やはり・・・警察も全滅したのかしら・・・」 ガチャッ ドアを開ける音が聞こえた。 シンディ(ウェイトレス「あっ」 口を手で押さえられた。 アリッサ(記者「・・・少し様子見ましょう」 22時22分 VIP博物館 正面ホール ミフをタンカから降ろす。 ジム(地下鉄職員「ふぅー」 尻餅をついて座り込んだ。 ('A`)(ハッカー「人はいないのかな?」 周囲を見渡すが、血しぶきなど一切見当たらない。 まるで災害前かのようにキレイだった。 ところどころ妙な『ツタ』のようなものが生えているのは謎だが ケビン(警官「いねぇんじゃねぇのか?」 ジム(地下鉄職員「子供の頃、よくここでいたずらしてたなぁ」 ('A`)(ハッカー「正面門を封鎖しておくよ          内藤は使えるものを探してくれ」 ( ^ω^)(ニート「おkだお」 VIP博物館 1F、歴史人物展示室 歴史人物に関する像が大量に置いてある。 『モハメド・モナー(826年』 ( ^ω^)(ニート「(あっこいつ覚えてるお!)」           「(確かこの土地を制圧した奴とかなんとか)」 内藤は興味を持ち、何かと探してみることにした。 ( ^ω^)(ニート「(な・・・何だこれは?)」 腕がなく、まるで白骨化した死体のようだ。 他の像とは一風変わった姿をしていた。 名前は・・・ 『グローサム・クルス』 ダァンッ! 目の前の像がバラバラに吹き飛んだ。 『グローサム・クロス』の像は見るも無残な光景になってしまった。 ( ^ω^)(ニート「(あちゃー)」 ?「動くな」 内藤の耳に冷たい銃口が当たった。 ?「あたし達はあなた達と仲良くするつもりはない」  「武器をよこせ、それで脱出方法も教えろ」 ( ^ω^)(ニート「・・・」 内藤は銃を捨てた。 そして右の人物がその銃を取ろうとしたその時 バキッ! 「アガッ!」 アリッサ(記者「なっ・・・クソッ!!(なんて力なの?)」 ( ^ω^)(ニート「武器を返してもらうお」 そう言って銃を懐にしまった。 シンディ(ウェイトレス「ああ、アリッサさん!」 アリッサ(記者「シンディッ!?」 シンディ(ウェイトレス「あ、生き残りじゃないですか!!             良かった」 シュン! パシッ! シンディ(ウェイトレス「キャアッ!」 巨大なツタがシンディを捕まえた。 アリッサ(記者「あれは・・・何?」 ( ^ω^)(ニート「植物が・・・動いている?」 割れた壁の隙間からでてきたいくつものツタがウネウネと動きまわっていた。 ( ^ω^)(ニート「化け物ってことには変わりないお」 ダァン! ダアン! ハンドガンを発砲した。 植物「グァオッ!」 ツタは奇妙な音を立てながら隙間の奥へ引っ込んでいった。 アリッサ(記者「シンディ!」 急いで向かう。 シンディ(ウェイトレス「・・・だ、大丈夫」 ( ^ω^)(ニート「正面玄関に仲間がいるから合流してくれお            ライター持ってるかお?」 シンディ(ウェイトレス「持ってますけど・・・なぜ?」 ( ^ω^)(ニート「俺は化け物植物をしとめてくるお」 アリッサ(記者「わ、私はあなたを認めて・・・なぃ」 シンディ(ウェイトレス「できるのですか?」 ( ^ω^)(ニート「うん」 アリッサ(記者「無視するなwww」 VIP博物館 B1F 倉庫 私は・・・ 植物にして自我がある プラント42「・・・」 私は動物が憎い ウィルスもなしに自我を持ち、動けるのだから 私は、この町を手に入れる! このちか・・・ ボォ! プラント42「ギィイイィイィ!!」 ツタが真っ赤な炎をあげて燃えた。 プラント42「(誰が!!なぜ!!)」 ツタには大量のオイルが塗られていた。 近くに火を消せるものはない。 プラント42「(まさか・・・歴史人物展示物の時に!!)」 プラント42は真っ黒に干からびてしまった。 ( ^ω^)(ニート「ふぅ」 22時40分 VIP博物館 1F、正面ホール アリッサ達と和解し、メンバーを全員集めた。 アリッサ(記者「さっきはごめんなさい」 ( ^ω^)(ニート「もういいお」 マリック(従業員「工場地帯の地下に研究所か・・・」          到底信じれることではないが」 ジム(地下鉄職員「・・・クーンシティ?」 アリッサ(記者「ん?今なんか言った?」 ジム(地下鉄職員「あ・・・いや別に・・・」 ケビン(警官「それどっかで聞いたことあるな」 シンディ(ウェイトレス「私も・・・」 美術館内のメンバー ジム(地下鉄職員・アリッサ(記者 ケビン(警官・シンディ(ウェイトレス マリック(従業員・ケイプス(婦人 ロイス(婦人・マンス(婦人 内藤(ニート・カント(記者 バータ(警備員・ミフ(警官 ドグオ(ハッカー 計12人 マンス(婦人「ねぇ警官さん」 ケビン(警官「なんだババァ?」 ロイス(婦人「ババァですって」 ケイプス(婦人「何て下品な」 マンス(婦人「ひどいったらありゃしない」 ケビン(警官「・・・」 マンス(婦人「あんた警察でしょ?どうなってるのかしら?」 ケビン(警官「どうしたこうしたも       警官は俺とミフと何人かを残し、全員どっか行って帰ってこない       警察署のメンバーも俺とミフを残し、全員死亡だ」 マンス(婦人「そ・・・そんな・・・・ああ、神様」 ロイス(婦人「どうするの?」 ケイプス(婦人「どうしようもないんじゃないの?」 ('A`)(ハッカー「要は安全に工場地帯まで向かうことができればいいんだ          そのためには車か、ゾンビのいない隠し通路のようなものが」 アリッサ(記者「『下水道』はどうかしら?」 ('A`)(ハッカー「下水道? ・・・下水道の中は無数の虫でワサワサと溢れかえっていた。 ('A`)(ハッカー「う・・・」 恐らく、ウィルスの影響か・・・=v         ('A`)(ハッカー「ダメだ・・・虫が暴れまわっている」 と言っているうちにアリッサはすでにマンホールを開けていた。 ('A`)(ハッカー「おい!コラ!」 アリッサ(記者「大丈夫のようね」 下水道の中には虫など一匹もいなかった。 ('A`)(ハッカー「あれ?」 アリッサ(記者「行く?このままいてもあれだし」 よく見ると虫がコンクリートの壁を擦った後が各所に見られる。 移動して終わった後というやつか ('A`)(ハッカー「そう・・・だな、降りるか」 ザクッ!! ロイス(婦人「アァッ・・・ンゥガッ」 ('A`)(ハッカー「!!」 ( ^ω^)(ニート「!!」 刃物の食い込む音が館内に響いた。 同時に人が倒れる音も・・・ ('A`)(ハッカー「誰が刺しやがった!!」 周囲を必死に見回す。 案の定、奴だった。 バータ(警備員「危険分子は殺せと・・・あれほど言ったのに・・・」 ('A`)(ハッカー「(・・起きてやがった!!)」 ロイス婦人は頭に大きな穴が開いている。 あれでは助からないだろう・・・ ('A`)(ハッカー「・・・内藤、うまく近づいてくれ」 ( ^ω^)(ニート「おKだお」 バータ(警備員「銃だ!!銃をよこせ!!」 バータは寝起きのせいか、さらに混乱している。 このままでは・・・ ( ^ω^)(ニート「・・・・」 内藤はゆっくりと近づいていく。 バータ(警備員「さもないとこの娘をッ!!」 シンディ(ウェイトレス「キャアッ!!」 ( ^ω^)(ニート「クソッ!!」 ザクッ!! 刃物の食い込む音が館内に響いた。 シンディ(ウェイトレス「・・・!!」 思わず身構える。 だが、刺されたのはシンディではなかった。 バータ(警備員「アガ・・・ガガ・・・」 バータの腹から大きな腕が顔を出している。 ('A`)(ハッカー「こいつは・・・まさか」 皮膚は全て剥け、真っ赤。 服は着ていない。 腕が六つも存在しており 目は醜く潰れている。 口をポカンと開けており 耳などはない。 むつ手「ヴォオォオオ・・・」 ジム(地下鉄職員「パソコン室の廊下にいた?」 バータ(警備員「ガガガ・・・ガガ」 口からダラダラと血を流して痙攣している。 むつ手「ヴォォオオォオオオオッ!!」 ブンッ!ブンッ! バータを宙に持ち上げ、振り回し始めた。 グチャッ!メチャッ! バータは血をばら撒きながらバラバラに吹き飛んだ。 シンディ(ウェイトレス「キャアアッ!!」 ('A`)(ハッカー「何で生きてるんだ!?確か頭部を潰されたんじゃないのか?」 ( ^ω^)(ニート「・・・」 むつ手「ヴオウォゥオォ・・・ナ・・・イ・・・トウ」 ゆっくりとこちらへ近づいてくる。 むつ手「ヴォォオォオォッ!!」 いきなりこっちへ突進してきた。 ('A`)(ハッカー「う・・・うわっ!」 必死に左へ移動する。 なんとか避けることができたが・・・ 内藤は? ('A`)(ハッカー「(マ・・・マジかよ・・・)」 内藤は異形の生物と対等に押し合っていた。 むしろ、化け物の方が負けているような・・・ ( ^ω^)(ニート「しつこいって言ってんだろ?おい」 むつ手「ナナ・・・ナイドウ・・・・ナイドウ!!」 ( ^ω^)(ニート「先に下水道へ行っててくれお!!」 ('A`)(ハッカー「わかっ・・・」 マンホールはガレキで埋め尽くされていた。 このままでは下水道に行けない。 ( ^ω^)(ニート「マジかおッ!?」 ( ^ω^)(ニート「ともかく・・・外へ逃げてくれお!!           「俺はこいつを潰すから!!」 ('A`)(ハッカー「わ・・・わかった!!」 皆、一斉に外へ逃げる。 22時50分 VIP博物館前 小路地 ジム(地下鉄職員「フーッ」 アリッサ(記者「ねぇ、なんなの?あのニート?なんであんなに強いの?         まさか人造人間とか!?」 ('A`)(ハッカー「・・・サバイバル能力」 アリッサ(記者「サバイバル能力?         生物が生きていくために太古から存在する能力といわれている?」 ('A`)(ハッカー「恐らく」 アリッサ(記者「ホントに?」 ('A`)(ハッカー「あいつは昔から不思議な力を持ってた」 ('A`)(ハッカー「中1の時だったかな          『VIP樹海探検』という行事があったんだ -----10年前----- ( ^ω^)「や・・・やめてくれお!!」 生徒1「きちっと縛ったか?」 生徒2「おお」 生徒1「せいぜい先生に見つけてもらうことを祈れよ」 先生「全員来てるか?」 生徒1「全員来てます」 生徒3「内・・・」 バキッ 生徒1「言うんじゃねぇよ」 生徒3「は・・・はい」 先生「今なんか言ったか?」 生徒3「なんでもないです」 先生「よし、行くぞ」 数時間後、俺は内藤に気づく。 ('A`)「(・・・ん?内藤は?」 どこにも内藤はいない。 まさか・・・ 先生「いいか、この森は一度迷うとマジで危ないからな」 女子「ええー怖ーい」 先生「そんなこと言ってると俺が襲っちゃうぞー♪」 女子「キャー」 女子「キャー」 先生「アハハハ」 ('A`)「(クソ・・・)」 先生「お、到着だぞー」 宿が見えてきた。 生徒5「ふー疲れた・・・」 生徒6「腹いっぱいメシ食うぞー」 女子「オフロ入りたーい」 ('A`)「先生」 先生「どうした?」 ('A`)「内藤がいないです!!」 先生「・・・・!!」 表情が一気に変わった。 やはり何度探しても内藤はいない。 先生「ヘリとレスキュー隊の手配を!!すぐ!!」 女将「はい!!」 生徒1「覚えとけよ・・・ドグオ」 ('A`)「探してくる!!」 先生「待て!!危険だ!!」 ドグオを止める。 ( ^ω^)「その必要はないお」 ('A`)「な・・・内藤!!」 ('A`)(ハッカー「もちろん生徒1はボコボコにしたよ」 アリッサ(記者「ホントに樹海から抜け出せたの?         コンパスすら持ってなかったんでしょ?」 ('A`)(ハッカー「そうだ」 アリッサ(記者「(これはいい記事になるわね・・・)」 23時02分 VIP博物館前 小路地 様子がおかしい。 まだ戦闘が終わらない。 アリッサ(記者「まだなのかしら?」 ('A`)(ハッカー「・・・・」 VIP博物館 1F、絵画展示室 むつ手「ヴァゥアッ!!」 壁に叩きつけられる。 ( ^ω^)(ニート「さぁーて、今度は完全にとどめを刺すお            焼殺?それとも爆殺?」 ( ^ω^)(ニート「どっちにす・・・」 ザクッ! ( ^ω^)(ニート「・・・・?」 腹を見る。 すると手を突き刺されていた。 ( ^ω^)(ニート「!!?・・・ちくしょ」 むつ手「ヴィォォオォオオォアァ!!!!」 意識がもうろうとする。 痛みはない。 ( ^ω^)(ニート「せめて・・・銃で!」 カチャ 銃を構えた。 カチッカチッ ( ^ω^)(ニート「!!!」 ・・・弾切れ? いや、マガジンにもう弾がないのだ もはや充填する余裕もない 終わりか・・・ むつ手「ヴヴ・・・ナ・・・イドウ」 まさか・・・やられるとは思わなかった・・・ いまさら助けを呼んでも間に合わない。 バータのようにバラバラになっておしまいだ。 もはやどうしようもない。 ガチャ ドアを開ける音がした。 ('A`)(ハッカー「内藤!!」 ザクッ!! むつ手「ヴォォオオォオォッ!!」 頭部に包丁が刺さった。 思わず内藤を離す。 ('A`)(ハッカー「ほら」 内藤に肩を貸した。 ( ^ω^)(ニート「ドグオ!?なぜここへ!?」 ('A`)(ハッカー「カンだ」 ('A`)(ハッカー「さーて、化け物。次は俺の番だ」 おもむろにライターを取り出す。 ( ^ω^)(ニート「ドグオ!!何を・・・」 ドグオの足は傷口を中心に変色し、壊死していた。 その姿はまるでゾンビを思わせる。 ( ^ω^)(ニート「ドグオ!!まさか!!」 ('A`)(ハッカー「どうやら、傷口から・・・な          知っていたさ          自分がゾンビになろうとしてるぐらい」 ('A`)(ハッカー「内藤」 ( ^ω^)(ニート「?」 ('A`)(ハッカー「お前は俺にとって太陽のような存在だった」 ( ^ω^)(ニート「・・・え?」 ('A`)(ハッカー「楽しかったよ、お前といるときは」 内藤は何とも言えぬ不安に身を駆られた。 ('A`)(ハッカー「だから今後もお前には太陽でいてほしい」 ( ^ω^)(ニート「さ・・・さっきから何を言ってるんだお!?」 ('A`)(ハッカー「いままでありがとう」 サッ ドグオはダイナマイトを取り出した。 ジュボ ライターで導火線に火を点ける。 むつ手「ヴォオォ・・・」 どうやらターゲットをドグオに変えたらしい。 ゆっくりと近づいてくる。 ( ^ω^)(ニート「ダイナマイト!?・・・まさか」 ('A`)(ハッカー「こういうダイナマイトは投げたりして使うと簡単に壊れ、爆発しなくなる                              ではどうすればうまく爆発できるのか?                    わかるか?化け物」 ドグオはおもむろに走り始めた。 ('A`)(ハッカー「相手の動きを止める!」 ガシッ 六つ手の足を必死に掴む。 ('A`)(ハッカー「そしてダイナマイトを下に置く!! ( ^ω^)(ニート「やっやめろお!!ドグオ!!」 必死に体を動かそうとするが、まったく動かない。 ('A`)(ハッカー「それが最も確実な方法!!」 むつ手「ヴォッヴォッ!!」 ('A`)(ハッカー「じゃあな、内藤」 (;^ω^)(ニート「ドグオォォオォォオォォォッ!!」 ドォオォオォンッ!! 壮絶な爆発音が美術館内に鳴り響いた。 人間とは・・・ なぜこれほどに貧弱なのだろうか なぜこれほど簡単に命を奪えうことができるのだろうか なぜ・・・蘇ることができないのだろうか ( ^ω^)(ニート「ドグ・・・オ・・・」 目の前で友が死ぬのを見てしまった。 はっきりと この目で・・・ バタンッ! バタンッ! 一斉に人が入ってきた。 ジム(地下鉄職員「ドグオ君!!ドグオ君は!?」 カント(記者「大丈夫ですか!?        誰か救急箱を!!」 ケビン(警官「俺が取ってくる!」 ・・・今さらやってきても・・・遅いお・・・ドグオは・・・ 内藤は気絶してしまった。 ( ^ω^)(ニート「ここは?・・・」 昼のVIP小学校だった。 ( ^ω^)(ニート「確か災害があったんじゃあ・・・」 目の前にはドグオがいた。 ( ^ω^)(ニート「ドグオ?」 ドグオはこちらへは振り向かず、ゆっくりと向こうへ歩いていく。 ( ^ω^)(ニート「ちょwwwドグオ!!」 ('A`)(ハッカー「内藤、がんばれよ」 ( ^ω^)(ニート「え?今なんて?」 ドグオは消えていった。 用語集 ・T−ウィルス 人間をゾンビにするウィルス 生成方法は不明 大学生が作ったのだろうか? 噛まれる、食われる等で感染 症状は別々にパターンがある ねずみ算に増えてゆく VIPシティは警察の活動空しく2時間ほどで壊滅した。 ・P−ウィルス 某社が作ったといわれるウィルス あくまで生物兵器を作るために生成されたものであり 症状等は一切不明 これを持参すれば、大学生が全力でワクチンに関して援護してくれるらしい ・サバイバル能力 先天的な能力。 いわば『火事場の底力』 災害時のみ筋力や新陳代謝 及び限界反応速度が極限にまで増加する ・VIPシティ 東西南北すべてが森に囲まれた小都市。 この町はレストラン「おっぱいうp」、アクセサリーショップ「ぬこ」、ダディクール像、謎の芸人「カンチョーマスターK」、VIP博物館、VIP川 など様々な観光スポットも存在する。 さらに「ポコたんクエスト」の作者、ジースがいるなど 小都市とは申し分ないほどに知名度は高い 名称:むつ手 形容:六つの腕、真っ赤な皮膚、潰れた目 速さ:どちらかというと遅い 力:強いものの壁等は壊せない 補足:VIP市の環境によって生まれた新種 恐らくt−ウィルスによるものだと思われる。 かなりタフでゴキブリのように生命力が高い。 攻撃した生物をしつこく追う習性がある 名称:狩人(別名ハンター) 形容:爬虫類に近い皮膚、猫背、長いつめ 動き:かなり速い 力:人間より少し強い、シャッターくらいなら簡単に潰せる。 補足:t−ウィルスの二次変化。 ゾンビがたまに変異する。 名称:暴君(別名タイラント) 形容:不明 動き:かなり速いらしい 力:壁程度なら簡単に壊せる 補足:一億分の一の特殊な配列の人間のみが変異する 力、及び頭脳は異常なほど上昇する。 第四部 事態は、大きく捻じ曲がり、生まれ変わる。 「下水道編」 目的 ・『研究所』へ行き『抗体』と『P−ウィルス』を手に入れる 01時32分 下水道管理室 ( ^ω^)(ニート「・・・」 ドグオは目が覚めた。 緑色の天井が見える。 シンディ(ウェイトレス「どうですか?気分は?」 シンディ(ウェイトレス「記者(カント)さんのおかげですよ」 ( ^ω^)(ニート「ここは?どこだお?」 シンディ(ウェイトレス「下水道管理室です」 内藤は急いで起き上がり、シンディに掴みかかる、 ( ^ω^)(ニート「ドグオは!?」 シンディ(ウェイトレス「残念ながら・・・」 ( ^ω^)(ニート「そうか・・・」 シンディ(ウェイトレス「(ていうかもう起き上がったの?おなかに穴が開いたっていうのに)」 ( ^ω^)(ニート「化け物の方も?」 シンディ(ウェイトレス「はい」 マーク(警備員「おー!あんたもう起き上がったのか?」 デビット(配管工「タフなもんだな」 ( ^ω^)(ニート「?初めて見るお」 シンディ(ウェイトレス「下水道にいた生き残りです」 下水道のメンバー ・マーク(警備員・デビット(配管工 ・ダム(配管工・マーカー(配管工 ・シンディ(ウェイトレス・ジム(地下鉄職員 ・アリッサ(記者・ケビン(警官 ・マリック(従業員・ケイプス(婦人 ・マンス(婦人・内藤(ニート ・カント(記者・ミフ(警官 ・( ;゚;ж;゚; )(学生 計15人 01時30分 VIPシティ 北市街地 上空 無線「ガガガ・・・ガガ・・・第一派着地しました!!どうぞ!!」 フリーザ(中尉「その場で待機しろ、どうぞ」 無線「ガガガ・・・ガガ・・・了解!!」 01時40分 北市街地 大通り前 バリバリバリバリ・・・ いくつもの軍用ヘリが着地する。 軍人達は次々と何かの機材を取り出す。 爆弾・・・だろうか? スー(伍長「爆破物及び銃器の整備、及び確認が完了しましタ!!」 フリーザ(中尉「よし」 フリーザ(中尉「言っておくがこの作戦において我々も無事では済まない」 ブルース(新兵「・・・」 フリーザ(中尉「死者はかならずでる!いや、全滅すら有りうる」 ブロッサム(伍長「・・・」 フリーザ(中尉「だが作戦を成功させ、無事脱出できたのなら」        「皆で一杯飲み明かそう!!」 兵士達「オーッ!!」 フリーザ(中尉「声が小さい!!」 兵士達「オォオォオォォォッ!!!」 フリーザ(中尉「・・・うるせぇよ、ちょっとだまれ」 兵士達「エエエエエ!!?」 作戦内容 ・爆弾等を使い、『ゾンビ』を一掃せよ ・生存者を救助せよ ・ウィルスに関する情報を入手せよ 01時37分 下水道 シンディ(ウェイトレス「無理しない方が・・・」 ミフ(警官「大丈夫・・・です」 シンディ(ウェイトレス「でも・・」 ケビン(警官「シンディ・・・俺にまかせろ」 アリッサ(記者「あっ!カントじゃない!何で仕事サボったのよ!」」 カント(記者「も、申しわないっす」 アリッサ(記者「あのあと大変だったんだからね!!」          カント(記者「も、申しわないっす」 ( ^ω^)(ニート「・・・・」 友が消えた今、内藤は何もできなくなっていた。 絶望すぎて落ち込む気にもなれない。 こんな気分は生まれて初めてだ。 ふと、婦人が嘆いているのに気づく。 マンス(婦人「ロイスさんが・・・ロイスさんが・・・」 ケイプス(婦人「仕方ないわよ・・・」 レストラン・・ 警察署・・・ 今までにも何人もの人が死んでいった。 皆、一人一人に家族があり、友がいる。 人生がある。 死ねば悲しむ・・・誰もが ( ^ω^)(ニート「・・・・」 俺は今、何をできるだろうか? ケビン(警官「しかし・・・リーダー格がいねぇとな・・・」 ジム(地下鉄職員「ハッカーの奴?」 カント(記者「彼がいなかったら今頃、何処へ行けばいいのかもわからなかったよ」 シンディ(ウェイトレス「とりあえず・・・工業地帯へ行きましょう」 01時45分 下水道 工業地帯下 なかなか研究所のようなドアは見当たらない。 ケビン(警官「まったく見つからねーじゃねーか、どうなってんだ」 ジム(地下鉄職員「不安になってくるじゃん」 マーカー(配管工「あっそういうの見たことあるぞ」 マーカー(配管工「見たことあるよ、なんか機械っぽい感じのドア」 ケビン(警官「本当か?どこで?」 ジム(地下鉄職員「そういうのは先に言えよな」 マーカー(配管工「ついてきてくれ」 マーカー(配管工「確か・・・」 入り組んだ下水道を的確に歩いていく。 皆、見失いそうになりながらも必死についていった。 しばらくすると・・・ ケビン(警官「おい、こりゃあ・・・」 振動だ。 それもかなり大きい シンディ(ウェイトレス「上でなにかしてるんだわ!!」 ジム(地下鉄職員「つ・・・津波だぁーッ!!」 ドドドドド 轟音と共に津波が襲ってきた!! ケビン(警官「どこへ逃げる!!?」 皆、必死に周りを見渡す。 マーカー(配管工「地上へ出よう!!」 ジム(地下鉄職員「いったい何をどうしたらこうなるんだ!!?」 デビット(配管工「上で爆発があったか・・・ダムが崩壊したか・・・だな」 ジム(地下鉄職員「さっきの振動からすると爆発かな」 デビット(配管工「恐らく・・・」 ケビン(警官「雑談はいいからとっとと逃げ道考えろ!!」 上にマンホールが一つ見える。 あそこから出れそうだ 急いで向かう。 ケビン(警官「だめだ!開かねぇ!        上に車でも載ってるんじゃねぇか?」 マーカー(配管工「なんだって!?」 他に逃げれそうな道など見当たらない。 このままでは波に飲み込まれてしまう。 ジム(地下鉄職員「俺はまだ死にたくねーよ!!」 マーク(警備員「・・・ゾンビになるよりかはマシかも知れんな」 ( ^ω^)(ニート「・・・俺にまかせろお」 随分と奥の方で波がやってくるが見える。 恐らく2,3分後にはこの場も水槽となるだろう。 ( ^ω^)(ニート「ふんッ!」 マンホールを力強く押す。 だが、ビクともしない。 ケビン(警官「(当たり前か、少し期待していたが・・・)」 ( ^ω^)(ニート「ふんッ!」 もう一度マンホールを押す。 だが・・・ ( ^ω^)(ニート「(やはり無理があったかお・・・)」 マーク(警備員「あきらめろ、人間には無理だ」 ( ^ω^)(ニート「ふんッ!」 ギギ・・ ギィイ ( ^ω^)(ニート「オラァ!」 バタンッ! マンホールをこじ開けた。 ドスンッ! 上からとてつもなく鈍い音がした。 何か重いものがマンホールの上に載っていたのは間違いないだろう。 マーク(警備員「ウソだろう!?」 ケビン(警官「いいから急げ!!」 02時00分 北市街地 大通り前 皆、一列に上っていく。 ケビン(警官「あと何人くらい控えてる!?」 ケイプス(婦人「5人ほどかしら」 ケビン(警官「『波』はどれくらい近づいてきてる!!?」 ケイプス(婦人「視力の悪い私でも見えてくるぐらいよ!着くまで2、3分ってぐらい?」 ケビン(警官「わかった!!急いで上れ!!いいな!?」 ケイプス(婦人「ああッ!!」 マリック(従業員「うわっ!」 アリッサ(記者「キャア!」 ケビン(警官「どうした!!?」 どうやらケイプスがハシゴから落ちたようだ。 その下を上っていたマリックとアリッサも同時に落ちる。 アリッサ(記者「痛・・・」 ケイプス(婦人「ア・・・バガガ」 アリッサ(記者「・・イ・・・ィヤッ!」 ケイプスは口からダラダラと血を出しながら死んでいた。 恐らく、頭のうち所が悪かったのだろう。 マリック(従業員「俺も・・・腕をやられた」 アリッサ(記者「・・・ああ・・あ」 ケビン(警官「急げ!!波がくるぞ!!」 地上からいくつもの声が聞こえる。 ケビン(警官「急げ!!もう時間がねぇ!!」 ジム(地下鉄職員「このままじゃ死んじゃうぞ!!?」 だが、アリッサの耳にはそれが聞こえなかった。 アリッサ(記者「イヤ・・・そんな」 グロ動画すら見たことがない彼女にとって、その死体は衝撃的だった。 アリッサ(記者「ひ・・・」 マリック(従業員「さぁ!ホラ!」 アリッサの肩を持つ。 マンス(婦人「さ・・先に行かせてもらいますわね」 マンスは先に上っていった。 ザァアァアアアアァ 波の音が聞こえるほどに近くなってきた。 到達までもう1分もない。 ケビン(警官「クソ!(行くしかねぇか)」 下へ降りようとする。すると カント(記者「俺が・・・行きます」 ケビン(警官「?・・・そうか、頼む」 同業者か・・・ マリック(従業員「クソッ!」 アリッサを肩車する。 カント(記者「俺も手伝います!」 マリックを支える。 ケビン(警官「急げェッ!くるぞォォッ!」 ドドドドド 激しい水しぶきが下水道内を制圧してゆく。 この場もあと数秒で埋め尽くされるだろう。 ダメだ・・・ このままでは間に合わない。 ケビン(警官「ほらよ」 マリック(従業員「よし」 ドサッ アリッサを降ろす。 ケビン(警官「あんたも早く!」 マリック(従業員「俺は・・・む ザァアァッ!! 彼は一瞬にして消え去った。 ケビン(警官「マリックーッ!!」 ドォオオォッ!! マンホールから水が一斉に吹き出す。 まるで鯨の水しぶきのように ケビン(警官「飲まれやがった!!ちくしょう!」 カント(記者「・・・」 ジム(地下鉄職員「・・・」 ゾンビ「オォオォ・・・」 後ろからうめき声が無数に聞こえた。 カント(記者「!!」 ジム(地下鉄職員「!!」 忘れていた・・・ 上にはゾンビがいることを ゾンビが各所から次々とやってきた。 マンス(婦人「アァァッ!!」 肉を蝕む音が鳴り響く。 婦人は押し倒され、あっという間にゾンビに埋め尽くされてしまった。 ジム(地下鉄職員「うわぁッ!」 ダァン! ダァン! ケビン(警官「撃てェッ!」 ダァンッ! ダァンッ! ゾンビ「ウゥ・・・」 足をひざまずき、倒れた。 マーク(警備員「クソッ!撃っても撃っても次から次に・・・」 ( ^ω^)(ニート「あ・・・あんたは」 それは・・・見たことのある顔だった。 ウェンディー(ゾンビ「ヴゥゥ・・・」 こいつは・・・レストランの時にいた奴 発狂し、会社員を射殺した・・・ ウェンディー(ゾンビ「オオォ・・・」 内藤目掛けて近づいてくる。 ( ^ω^)(ニート「・・・クソ」 内藤には引き金を引くことができなかった。 先ほどまで人間だった人物なのに・・・ ダァンッ! ウェンディー(ゾンビ「ヴグッ」 その場に倒れた。 マーク(警備員「ちゃんと撃て!内藤!」 ケビン(警官「逃げるぞォッ!」 とその時 ダダダダダダダダダ! 銃器の連射音が聞こえた。 アサルトライフル? ゾンビはバッタバッタと倒れていく。 カ−ター(二等兵「ツン伍長!市民を!」 ツン(伍長「こちらへ!!」 ケビン(警官「軍人・・か?」 02時15分 北市街地 裏路地 古小屋 ツン(伍長「こちらで待機をお願いします」 兵士が5、6人座っている。 うち、一人は大怪我をしているようだ。 右腕と腹と足をひどく損傷している。 そうとう危険な状態らしい カ−ター(二等兵「こちらを」 濡れたタオルを差し出す。 フリーザ(中尉「く・・・すまん」 マーク(警備員「いったい何があったんだ?」 ツン(伍長「そこの窓から大通りを見てください」 マーク(警備員「?」 外を見渡した。 マーク(警備員「なっ!?」 悲惨な状態であった。 大通りのコンクリートはめくり上がり 各所から火が燃えさかり 人間の肉片がそこら中に散らばっている。 そんな状態が大通り全てを埋め尽くしていた。 ジム(地下鉄職員「俺も見せてくれよぉ〜」 デビット(配管工「先ほどの逆流はこれが原因か」 ケビン(警官「そのおっさんは被害者か?」 ツン(伍長「はい」 ツン(伍長「爆破によるゾンビ退治です 大通りを北部から南部までおよそ3mずつに5個大型C4爆弾をしかけ ゾンビを集めて爆破するというものでした。 一応、成功はしましたが・・・ ブルース(新兵「小事故により30人以上いた隊員は分散         隊長である中尉もこんな状態         参ったもんだぜ」 スー(伍長「まったくでス」 ツン(伍長「現在、無線機で仲間の収集を行っていますが・・・どうにも」 ケビン(警官「けっこう苦労してるな」 カント(記者「アリッサ」 アリッサ(記者「・・・何?マリックとかいう人のこと?知らないわよ、向こうが勝手に・・・」 カント(記者「大丈夫か?」 アリッサ(記者「・・・」 その一言で今までこらえていた涙がいっきにあふれ出た。 現在のメンバー ・デビット(配管工・ケビン(警官 ・ジム(地下鉄職員・マーク(警備員 ・カント(記者・アリッサ(記者 ・内藤(ニート・ダム(配管工 ・マーカー(配管工・シンディ(ウェイトレス ・内藤(ニート・ミフ(警官 ・( ;゚;ж;゚; )(学生 軍人 ・スー(伍長・ツン(伍長 ・ブルース(新兵・カ−ター(二等兵 ・フリーザ(中尉 計19人 ケビン(警官「政府に雇われたのか?」 フリーザ(中尉「・・・そうだ、報酬は100万だったかな」 ( ^ω^)(ニート「『研究所』について知らないかお?」 フリーザ(中尉「研究所?」 あの動画の話をした。 フリーザ(中尉「知らんな、聞いていない」 ブルース(新兵「おい、まさかそこへ『行く』つもりだったんじゃねーだろうな?         残念だが、俺たちはそこへ移動することもしないし         移動せるわけにもいかない」 マーク(警備員「なんでだ?」 ブルース(新兵「俺たちの目的の一つには『市民の救助』があるからだ」          ブルース(新兵「市民に危険なマネをさせるわけにはいかないのさ」 ケビン(警官「知るかよ、行くぜ」 ダァンッ! 銃声が古小屋内に鳴り響いた。 ケビン(警官「なっ!」 ケビンすぐ左の壁に穴が開いた。 ブルース(新兵「何がなんでもいてもらうぞ!」 アサルトライフルを構えた。 カ−ター(二等兵「待て!やりすぎだ!」 カ−ター(二等兵「いかせてやれ」 ブルース(新兵「いいや、これは兵士の義務だぞ」 カ−ター(二等兵「だがな」 無線「ガガ・・・こちらエドワード!!応答お願いします!!・・・ガガガ    ガガ・・現在北工場地帯にて六つ手の化け物と交戦中!!繰り返します!現在工場にて六つ手の化け・・・ガガガ」 ブルース(新兵「・・・その『研究所』とやらは北工場地帯にあるのか? マーク(警備員「そうらしい」 ブルース(新兵「仕方ねぇな・・・・行こうか」 ジム(地下鉄職員「今・・・六つ手って!」 ケビン(警官「クソ!なんで生きてる!!」 ( ^ω^)(ニート「行こうお」 シンディ(ウェイトレス「ニート・・・」 用語集 ・T−ウィルス 人間をゾンビにするウィルス 生成方法は不明 大学生が作ったのだろうか? 噛まれる、食われる等で感染 症状は別々にパターンがある ねずみ算に増えてゆく VIPシティは警察の活動空しく2時間ほどで壊滅した。 ・P−ウィルス 某社が作ったといわれるウィルス あくまで生物兵器を作るために生成されたものであり 症状等は一切不明 これを持参すれば、大学生が全力でワクチンに関して援護してくれるらしい ・米軍救助隊 政府が特別に出動させた 目的はゾンビの殲滅と市民の救助等 殲滅は成功、しかし事故により過半数が分隊した 現在無線機を利用し集合を進めている。 ・サバイバル能力 先天的な能力。 いわば『火事場の底力』 災害時のみ筋力や新陳代謝 及び限界反応速度が極限にまで増加する ・VIPシティ 東西南北すべてが森に囲まれた小都市。 この町はレストラン「おっぱいうp」、アクセサリーショップ「ぬこ」、ダディクール像、謎の芸人「カンチョーマスターK」、VIP博物館、VIP川 など様々な観光スポットも存在する。 さらに「ポコたんクエスト」の作者、ジースがいるなど 小都市とは申し分ないほどに知名度は高い 名称:むつ手 形容:六つの腕、真っ赤な皮膚、潰れた目 速さ:どちらかというと遅い 力:強いものの壁等は壊せない 補足:VIP市の環境によって生まれた新種 恐らくt−ウィルスによるものだと思われる。 かなりタフでゴキブリのように生命力が高い。 攻撃した生物をしつこく追う習性がある 名称:狩人(別名ハンター) 形容:爬虫類に近い皮膚、猫背、長いつめ 動き:かなり速い 力:人間より少し強い、シャッターくらいなら簡単に潰せる。 補足:t−ウィルスの二次変化。 ゾンビがたまに変異する。 名称:暴君(別名タイラント) 形容:不明 動き:かなり速いらしい 力:壁程度なら簡単に壊せる 補足:一億分の一の特殊な配列の人間のみが変異する 力、及び頭脳は異常なほど上昇する。 第五部 物語は少しずつ終幕へ進む 「工場編」 目的 ・『研究所』へ行き『抗体』と『P−ウィルス』を手に入れる ・六つ手と交戦中である兵士を助ける 02時20分 北工場地帯 東棟 バルプ工場 エドワード(一等兵「オブゥッ!!」 腹に巨大な腕が突き刺さる。 ジャン(曹長「エドワードォッ!!」 六つ手「ヴォォオオォッ!!」 ジャン(曹長「この野郎ーッ!!」 ダダダダダダダ アサルトライフルをひたすら連射する。 オン(技術兵「ヒィイィッ!!」 慌てふためきながら逃げていく 02時30分 北工場地帯 南棟 タイヤ工場 カ−ター(二等兵「応答お願いします!」 無線「ガガ・・・ガガガ」 ブルース(新兵「やられたんじゃないか?」 見たころ、この工場は最近まで使われていたようだ。 サビついた箇所もなく、新品そのもの 機械の起動音も聞こえる。 カ−ター(二等兵「大丈夫ですか?」 フリーザ(中尉「・・・うむ」 ツン(伍長「広すぎ・・・これじゃあ何処にいるのか」 ケビン(警官「地下へ行く出口なんて見あたらねーぞ」 ジム(地下鉄職員「本当にあるのか不安になってきたな」 シンディ(ウェイトレス「まぁここは広いんだし・・・」 オン(技術兵「カーター二等兵!フリーザ隊長!」 東棟の方から軍人が一人やってきた。 ブルース(新兵「オンじゃねーか!」 カ−ター(二等兵「生きていたのか!?」 オン(技術兵「ハァ・・・ハァ・・・命からがら抜け出してきたよ!」 カ−ター(二等兵「何があったんだ!教えろ!」 オン(技術兵「手が六つもあるバケモンだよ!」 六つ手!! 奴は粉々に吹き飛んだはず なぜ生きている!!? ( ^ω^)(ニート「・・・」 カ−ター(二等兵「エドワードはどうした!?」 オン(技術兵「死んじまったよ!ジャンも!ガイも!レイモンドも!」 カ−ター(二等兵「本当か・・・」 ブルース(新兵「それにしてもよ」 ブルース(新兵「てめーなんで無傷なんだ?」 オン(技術兵「い、いやそれは」 ブルース(新兵「まさか仲間を無視して逃げ出したとか言うまいな?」 オンの胸倉を掴んだ。 オン(技術兵「ヒッヒィ」 カ−ター(二等兵「よせブルース」 ( ^ω^)(ニート「お前、六つ手にあったのかお?」 オン(技術兵「え?」 ( ^ω^)(ニート「答えろお!」 今度は内藤がオンの胸倉を掴んだ。 オン(技術兵「ヒッヒィ」 ブルース(新兵「よせニートってあれ?」 カ−ター(二等兵「お前もつっこむなww」 オン(技術兵「あっ会った!全滅って!」 ( ^ω^)(ニート「あの野郎ォ!」 胸倉を離した。 ケビン(警官「今度こそ潰すつもりか?」 ( ^ω^)(ニート「もちろんだお」 カ−ター(二等兵「場所は?」 オン(技術兵「東棟のパルブ工場だ」 ブルース(新兵「行くか」 オン(技術兵「えぇ!?」 オン(技術兵「まだいるかも知れないんだぞ!?」 ブルース(新兵「嫌なら来るな」 オン(技術兵「・・・」 オン(技術兵「・・・・・・」 オン(技術兵「誰が行くかよ!」 どこかへ走って行った。 02時35分 北工場地帯 東棟 バルブ工場 こちらは先ほどの工場と違い、かなり古びた感じだ。 そこら中がサビついている。 ネチャ ブルース(新兵「・・・血だ」 しかもあたりには銃弾が大量に落ちている 肉片も・・・ カ−ター(二等兵「近いぞ」 ツン(伍長「市民の皆さんも警戒をお願いします」 マーク(警備員「お・・・おう」 ツン(伍長「キャアッ!」 カ−ター(二等兵「・・・ガイだ」 上半身のみ見つかった。 かろうじてガイとわかる。 ブルース(新兵「死んでやがる」 スー(伍長「この死体は私が調査しマショウ」 ケビン(警官「おいあんた」 カ−ター(二等兵「どうしました?」 ケビン(警官「人がいる」 ・・・ハァ・・ハァ 息づかいが聞こえた。 カ−ター(二等兵「(こんなことを気づくとは・・・           意識が集中してなければこんなことには気づかない           ・・・よほどの修羅場だったんだな)」 ブルース(新兵「あれか?」 向こうの壁で誰かがもたれているようだ。 軍服を着ているのがわかる。 カ−ター(二等兵「いくか」 ジャン(曹長「ハァ・・・ハァ・・カーター、それにツン、フリーザ隊長も」 彼は腹部を大きくえぐられていた。 ブルース(新兵「どうしたんだよ!その腹は!」 ジャン(曹長「六つ手の化け物にやられた・・・ゾンビなんかよりも数倍凶悪だ・・・ハァ・・ハァ」 ( ^ω^)(ニート「そいつはどこへ行ったお!」 ジャン(曹長「?・・・北棟の方へ行ったが」 ( ^ω^)(ニート「行ってくるお」 ブルース(新兵「おい待て!いかせ・・・ 内藤はブルースを睨んだ。 ブルース(新兵「くっ・・・;」 他の感性はまったくない。 復讐の鬼といった感じの目だった。 ケビン(警官「奴は親友をやられて怒ってる        ものすごくな」 ブルース(新兵「・・・;」 ケビン(警官「きっと肉片になって帰ってくるぜ        六つ手の奴は」 ツン(伍長「・・・」 カント(記者「医療道具なら俺が持ってます        応急処置をしましょう」 ブルース(新兵「お前記者じゃないのか?」 カント(記者「医療技術はもってます」 カント(記者「ともかく止血を」 02時40分 北工場地帯 北棟 鉄生成工場 六つ手「ニクガ・・・イル」 ひたすら肉片を口に入れる。 ギコ(管理人「うっうわぁあ!!」 ヘブン(従業員「なんなんだよ!この化け物は!」 ギコ(管理人「研究所の奴らめ!こんな化け物をほっときやがって!」 とその時 六つ手の真上の鉄筋がグラつき始めた。 だが六つ手は気づかずに肉片を食いあさっている。 バキッ! 鉄筋が落下した。 すさまじい勢いで落ちる。 グチャ! 六つ手「ヴォッ!」 化け物の背中に的中した。 ドス黒い血が噴出す。 ?「久しぶりだお」 六つ手「ナ・・・ナイドウ!!」 ( ^ω^)(ニート「さぁ、決着をつけようお」 六つ手「ヴォオォオオォッ!!!」 内藤に向かって突撃し始めた。 だが、内藤はうまく避ける。 ( ^ω^)(ニート「なぜ、ダイナマイトで粉砕されながらも生きているんだお?」 六つ手の首を掴んだ。 六つ手「ヴオァ・・・アッガッ」 バキッ! 六つ手の顔面をぶん殴った。 六つ手「アガァッガ」 苦しみもだえる。 ( ^ω^)(ニート「お前さえ・・・」 六つ手「ヴグ」 ( ^ω^)(ニート「お前さえいなければ!」 六つ手「ウグギ」 ( ^ω^)(ニート「ドグオは死ななくて済んだんだお!!」 六つ手「チガウナ」 ( ^ω^)(ニート「!?」 六つ手「コノ『マチ』ニオイテ、『シ』ハダレノセイデモナイ」 ( ^ω^)(ニート「(こいつ・・・ここまでしゃべれるように)」 バキッ! 内藤は顔面を殴られた。 ( ^ω^)(ニート「うわっ!」 後方へ吹き飛んだ。 六つ手「そしてマタ、『シ』ハそんざいシナい」 シュッ! 飛び出すように内藤へ向かう。 六つ手「『屍人』ダ」 グイッ! 内藤に向け、手を構えた。 ( ^ω^)(ニート「フっ!」 バク転し、うまく避ける。 六つ手「イワバ・・・ゾンビ」 再び内藤の近寄る。 ( ^ω^)(ニート「それは『死んだ』と同じだお!!」 ヘブン(従業員「なぜ・・・あんなにも強いんだ?あいつ」 ギコ(管理人「・・・いいから地下へ逃げるぞ!!」 カント(記者「傷口の縫合は終わりました。        これで安静にしていれば」 ジャン(曹長「すま・・・な・・・」 力尽きたように動かなくなった。 ブルース(新兵「ジャン!」 カント(記者「いや、寝ただけですよw」 向こうから軍人が一人やってきた。 スー(伍長「おい」 ブルース(新兵「スーか、生き残りを見つけたぜ」 スー(伍長「ほう、容態ハ?」 ブルース(新兵「安静ってとこかな、彼が治療してくれた」 カントの方を向いた。 スー(伍長「?彼は記者じゃないのカ?」 カ−ター(二等兵「何かと聞きたいことはあるが・・・これじゃあ聞けない」 ブルース(新兵「さーて次どうするよ、次」 カ−ター(二等兵「ジャンのことも考えろよ          しばらくはここで待機だ」 マーク(警備員「内藤はどうするんだ?」 ケビン(警官「行っても無駄だろう、待とう」 02時42分 北工場地帯地下 バイオ兵器研究施設 B2F 北棟廊下 ヘブン(従業員「上では・・・まだ戦ってるようですね」 ギコ(管理人「しばらくここで身を隠そう」 コース(従業員「しかし・・・ここも危険では?」 ギコ(管理人「危険なのはB7Fのあたりだ、ここはまだまだ安全地帯」 ギコ(管理人「t用の抗体は・・・いくつ持ってる?」 ヘブン(従業員「3個ってとこですかね」 コース(従業員「自分は1個だけ」 ギコ(管理人「作ってくるか?」 ヘブン(従業員「いえ、大丈夫でしょう」 02時47分 ( ^ω^)(ニート「また俺の・・・勝ちだお」 六つ手「・・・;」 化け物の腹には大きな鉄筋が刺さっていた。 六つ手「・・・・・」 ( ^ω^)(ニート「・・・・・」 六つ手「・・・ナゼ、オレガコウモ『不死身』ナノカ教えテやろうか?」 六つ手「リョ」 グチャッ!! 頭部はこっぱみじんに吹き飛んだ。 ( ^ω^)(ニート「ハァ・・ハァ・・・」 疲労のあまり思わず座り込む。 奴は戦闘のたびに成長している。 内藤もまた同じことだが、奴はそれ以上に早い。 彼がゲームのとボスするなら 六つ手はプレイヤー 死ねば何度でもコンテニューできる このままではやられる時がいつかくるだろう。 ( ^ω^)(ニート「(仲間のもとへ戻らないと・・・)」 ゴゴ・・・ウィーン・・・ 機械の駆動音がいくつも聞こえる。 駆動音? この工場の機械類は一切起動していないのに。 ( ^ω^)(ニート「これは?」 謎の地下階段を見つけた。 そこから機械の駆動音も聞こえる。 ( ^ω^)(ニート「・・・まさか」 ここが大学生の言っていた『研究所』だろうか? ( ^ω^)(ニート「(連絡しなければ・・・)」 身の装備を隅々と探す。 ( ^ω^)(ニート「・・・そうだったお」 無線は・・・ドグオが・・・ ( ^ω^)(ニート「(歩いて戻るしかないか)」 02時45分 北工場地帯 東棟 バルブ工場 (;゚;ж;゚; )(学生「ねぇ!誰か連れションしてくれよ!!            怖いんだって!!」 ブルース(新兵「あァ?そこでやれよ ていうかお前誰だ?」 (;゚;ж;゚; )(学生「え?いたがな」 ※すみません 生き残りまとめに(;゚;ж;゚; )入れるの忘れてますた>< ブルース(新兵「いいからそこでやれ」 シンディ(ウェイトレス「・・・」 ブルース(新兵「おっおお!すまん!誰か連れてってやれよ!」 マーク(警備員「俺がついていこう」 ダム(配管工「俺も」 (;゚;ж;゚; )(学生「すみません」 ツン(伍長「何かあったらすぐ戻ってきてくださいね」 ブルース(新兵「まったく・・・それぐらい我慢しろっつの」 カ−ター(二等兵「まぁまぁ」 バルブ工場外 空き地 (;゚;ж;゚; )(学生「・・・」 マーク(警備員「どうした?はや」 シュッ マークの首から血が噴出した。 ダム(配管工「!!?」 最初、ダムは何が起きたのかまったくわからなかった。 ブシュウゥゥッ!! マーク(警備員「ヒュー・・・ヒュー」 しかし、学生が『ナイフ』を持つ姿を見て理解した。 ダム(配管工「・・・てめぇ!!」 スパナを構える。 (;゚;ж;゚; )(学生「・・・」 ダム(配管工「てめぇ!猫かぶってやがったな!!        装甲車爆破も貴様か!!」」 (;゚;ж;゚; )(学生「・・・そのスパナでどうするつもりだ?」 ダム(配管工「俺の質問に答えぇ・・・」 シュッ (;゚;ж;゚; )(学生「・・・・」 ブシュウゥゥッ!! ダム(配管工「ヒュー・・ヒュー・・」 (;゚;ж;゚; )(学生「2名、殺りました」 小型無線「ガガ・・・残りは?・・・ガガガガ」 (;゚;ж;゚; )(学生「17人・・・といったところでしょうか?            軍人と内藤と呼ばれる人物には注意しなければなりません」 小型無線「ガガ・・・なぜだ?」 (;゚;ж;゚; )(学生「内藤は『サバイバル能力』というものを持っているそうで           かなり厄介だと思われます           引き続き任務を続行いたします」 小型無線「ガッ」 02時50分 北工場地帯 東棟 バルブ工場 カ−ター(二等兵「おっ帰ってきた」 学生が戻ってきた。 しかし、他の二人がいない ブルース(新兵「二人は?」 (;゚;ж;゚; )(学生「後で来ると言ってました」 ブルース(新兵「勝手な奴らだな」 デビット(配管工「(・・・どこか、気にかかる)」 ( ^ω^)(ニート「くそ・・・」 頭がクラクラする・・・ ニ、三発衝撃を入れられたからだろう。 せいぜい東棟まで十数mって短い距離なのに それ以上に長く感じる。 ( ^ω^)(ニート「う・・・」 ドサッ 内藤はついに倒れてしまった。 ?「ニートさん!」 ( ^ω^)(ニート「・・・・」 目が覚めた。 ツン(伍長「大丈夫かな・・・」 女性軍人だった。 どうやら頭にタオルを載せてくれていたようだ。 ( ^ω^)(ニート「す・・・すまないお」 ツン(伍長「あっ!べ別に看病してたわけじゃ」 ( ^ω^)(ニート「地下施設の入り口のようなものを見つけたお            他のメンバーは?」 ツン(伍長「ひ、東棟の方に」 ( ^ω^)(ニート「行くお」 立ち上がった。 ツン(伍長「あっまだ!」 ツン(伍長「・・・・」 あの顔は怒りと悲しみがあふれていた。 ブルースに見せたあの顔 憎悪や不安、怒り、悲しみが交互に入り混じり 壮絶な『オーラ』を発していた。 彼はきっとこの町でいくつもの悲しみを体験したのだろう 親友、親戚、家族を失いながら 助けてあげたい 彼を 現在のメンバー ・デビット(配管工・ケビン(警官 ・ジム(地下鉄職員・カント(記者 ・アリッサ(記者・内藤(ニート ・マーカー(配管工・シンディ(ウェイトレス ・内藤(ニート・ミフ(警官 ・( ;゚;ж;゚; )(学生 軍人 ・スー(伍長・ツン(伍長 ・ブルース(新兵・カ−ター(二等兵 ・フリーザ(中尉・ジャン(曹長 計17人 ケビン(警官「マジか?」 ( ^ω^)(ニート「本当だお!」 ジム(地下鉄職員「場所は!?場所は!?」 デビット(配管工「待て!!」 デビット(配管工「・・・マークとダムはどうする」 ジム(地下鉄職員「・・・そうか」 ブルース(新兵「ジャンもだ」 03時01分 北工場地帯 東棟 バルブ工場 ( ;゚;ж;゚; )(学生「彼ら(マークとダム)なら大丈夫だよ」 カ−ター(二等兵「なぜですか?」 ( ;゚;ж;゚; )(学生「ほら」 無線を見せた。 ブルース(新兵「ほほう、連絡できるんだな?」 カ−ター(二等兵「ジャンはこの俺がオンブしよう」 用語集 ・T−ウィルス 人間をゾンビにするウィルス 生成方法は不明 大学生が作ったのだろうか? 噛まれる、食われる等で感染 症状は別々にパターンがある ねずみ算に増えてゆく VIPシティは警察の活動空しく2時間ほどで壊滅した。 ・P−ウィルス 某社が作ったといわれるウィルス あくまで生物兵器を作るために生成されたものであり 症状等は一切不明 これを持参すれば、大学生が全力でワクチンに関して援護してくれるらしい ・米軍救助隊 政府が特別に出動させた 目的はゾンビの殲滅と市民の救助等 殲滅は成功、しかし事故により過半数が分隊した 現在無線機を利用し集合を進めている。 ・サバイバル能力 先天的な能力。 いわば『火事場の底力』 災害時のみ筋力や新陳代謝 及び限界反応速度が極限にまで増加する ・VIPシティ 東西南北すべてが森に囲まれた小都市。 この町はレストラン「おっぱいうp」、アクセサリーショップ「ぬこ」、ダディクール像、謎の芸人「カンチョーマスターK」、VIP博物館、VIP川 など様々な観光スポットも存在する。 さらに「ポコたんクエスト」の作者、ジースがいるなど 小都市とは申し分ないほどに知名度は高い 名称:むつ手 形容:六つの腕、真っ赤な皮膚、潰れた目 速さ:どちらかというと遅い 力:強いものの壁等は壊せない 補足:VIP市の環境によって生まれた新種 恐らくt−ウィルスによるものだと思われる。 かなりタフでゴキブリのように生命力が高い。 攻撃した生物をしつこく追う習性がある 名称:狩人(別名ハンター) 形容:爬虫類に近い皮膚、猫背、長いつめ 動き:かなり速い 力:人間より少し強い、シャッターくらいなら簡単に潰せる。 補足:t−ウィルスの二次変化。 ゾンビがたまに変異する。 名称:暴君(別名タイラント) 形容:不明 動き:かなり速いらしい 力:壁程度なら簡単に壊せる 補足:一億分の一の特殊な遺伝子配列の人間のみが変異する 力、及び頭脳は異常なほど上昇する。 最終章 見えた終幕は『光』か?『闇』か? 「研究施設編」 目的 ・『研究所』へ行き『抗体』と『P−ウィルス』を手に入れる 03時10分 北工場地帯地下 バイオ兵器研究施設 B3F 北棟 総管理室 ローヴィン(所員「何者かがこの研究所内に侵入してきました。17名です」 ?「名前はわかるか?」 ローヴィン(所員「いえ、ニートや軍人などがいるようですね」 ケイト(教授「きたか・・・ドグオ達め」 ローヴィン(所員「お知り合いで?」 ケイト(教授「『警察署』で少し・・・ね、胸倉を掴まれたこともある」 ローヴィン(所員「へぇ・・・」 ガチャ 誰かが入ってきた。 ヨーコ(所員「t−ウィルスの抗体、及びP−ウィルスを入手しました」 03時12分 北工場地帯地下 バイオ兵器研究施設 B1F 北棟廊下 先ほどの工場とは違い、いたる所が灰色でキレイにコーティングされている。 天井には膨大な量のパイプ管が隅々まで取り付けられており 扉がいくつもある。 本格的な施設のようだ。 ブルース(新兵「確かに・・・研究所だな」 ジム(地下鉄職員「早く行こうよ」 ブルース(新兵「現在、工場地下の研究施設にて潜伏中!聞こえるか?」 無線「ガガ・・・ガガガ」 カ−ター(二等兵「・・・帰ってこないか」 ブルース(新兵「まぁ、全兵士に届くようにしたからな         おそらく一人は聞いてる奴がいるだろう」 デビット(配管工「何処にあるかまでは言ってなかったのか?」 ケビン(警官「ああ」 ジム(地下鉄職員「ここまで広いと探す気がなくなるなるね」 カ−ター(二等兵「おい!この部屋人がいるぞ!!?」 皆、一斉に振り向く。 B1F 北棟 収容室 ケビン(警官「・・・」 異様な事態に皆、言葉をなくした。 おぞましい数の死体。 皆、裸で倒れている。 あきらかにこの災害が原因ではない。 殺しあったのか? それとも実験材料に使われたのか? カ−ター(二等兵「血が固まっていない・・・          殺されたのはつい最近だな」 ブルース(新兵「ライフルの弾を見つけた         こいつらは銃で撃ち殺されてる」 ケビン(警官「・・・ん?」 死体の山の中で何かがモゾモゾと動いているの見つけた。 ケビン(警官「(虫・・・か?」 ゆっくりと近づく。 ?「kgvgtygふy!?」 人の声が聞こえた。 ケビン(警官「生き残りがいたぞ!!」 ジム(地下鉄職員「本当に!?」 急いで死体をかき分ける。 子供だった。 カント(記者「急いで容態を!」 ジム(地下鉄職員「何があったんだい?」 子供「・・・?hlふg?」 ジム(地下鉄職員「へ?今なんて?」 マーカー(配管工「そいつ・・・この国の言葉しゃべれないんじゃないか?」 ジム(地下鉄職員「えええ?じゃあどうすれば」 シンディ(ウェイトレス「その子・・・セムラ民族じゃないかしら?」 ジム(地下鉄職員「セムラ民族?」 シンディ(ウェイトレス「アフリカの民族よ、昔勉強してたから             少しならセムラ語しゃべれるけど・・・」 ジム(地下鉄職員「ああ!頼むよ!」 シンディ(ウェイトレス「ljkhkh?」 子供「k;・jlh!」 子供は喜び、話を始めた。 子供「;lkjghyg!jhkgkg!」 シンディ(ウェイトレス「hkhkg」 2、3分ほど話し合った。 マーカー(配管工「何って?」 シンディ(ウェイトレス「名前がモナー             本人も何故ここにいるのかわからないらしい             病院で検査を受けてたらいつの間にかここへ来てたって」 ジム(地下鉄職員「眠らされていたのかな?」 ケビン(警官「この死体の山も一人一人別の国から連れてきたってことか」 ジム(地下鉄職員「なぜそんなことを」 ブルース(新兵「工場の下に埋めてるような研究所だぜ?         何かヤバい実験をしてたんだろう」 カ−ター(二等兵「銃殺した理由は?」 マーカー(配管工「さぁ・・・」 カ−ター(二等兵「・・・これは」 日記のようなものを見つけた。 6月24日 「P−ウィルス」なるものが上部から送られてきた。 遺伝子操作を行いやすくするウィルスらしい これで生物兵器を作れってか 7月2日 ケイト教授とかいう奴が担当としてやってきた。 こいつ天才らしい。 自称なら笑いものだが 7月5日 こいつは本物の天才だった。 早速手が六つもある化け物を作ってしまった。 しかも銃撃に耐えうることができる。 こいつはP−001と名づけられた。 7月9日 実験台を20人ほど買ってきた。 どいつも生きがいい。 200万ほどかかったがまぁ仕方ないだろう。 7月7日 ついに量産型P−156シリーズが完成した。 これは力作だ。 意思を共有することにより、一斉制御を可能とした。 しかも個々が銃撃に耐えれるほど強い。 ケイト教授は本当にやってくれる。 天才肌と言う奴か 7月8日 上部には大評価だった。 10月頃には輸送する。 それまでに何かと改良しておけってさ これで俺の地位も格上げってことか 本当にうれしい 7月26日 ケイト教授がオークションで買ってきたウィルスを研究し始めた。 t−ウィルスとかいうらしい。 Pの研究をそっちのけでまったく 7月28日 それは「感染者がゾンビ化するウィルス」らしい 教授はなかなか興味深いもの拾ってきた。 カ−ター(二等兵「t−ウィルス・・・」 8月03日 そのウィルスは想像以上に恐ろしいもんだった。 これはゾンビ化するだけじゃない ・より、ゾンビがすばやく攻撃的になる「狩人」 ・特定の遺伝子配列の人間が変異する「暴君」 特に「暴君」はかなり危険らしい カ−ター(二等兵「暴君?」 8月07日 あの教授の野郎、 「暴君」に変異する遺伝子を持つ人間を全国から集め始めやがった もし、制御できなかったらどうするつもりだ? 8月08日 ローヴィンとヨーコの奴、ケイト教授にいつもくっついている。 奴の才に見惚れたのか? 8月10日 あいつは絶対に頭がおかしい 町にt−ウィルスをばら撒きやがった 幸い、この研究所内にはまだウィルスがいきとどいてない 俺達は逃げなければ 8月12日  悪の 態だ B4F 化け物が暴れ した  手を ってし った  う助か ない かゆ うま カ−ター(二等兵「(・・・かゆ?うま?)」 カ−ター(二等兵「ブルース」 ブルース(新兵「なんだ?」 カ−ター(二等兵「この研究所、かなりヤバいことをしてるらしいぞ」 カ−ター(二等兵「調査しよう」 ブルース(新兵「そうだな」 ケビン(警官「おい、何かしら話し合ってるが        俺たちには用事がある        先に行かせてもらうぜ」 ブルース(新兵「なんだと?」 ケビンに突っかかろうとした。 カ−ター(二等兵「待てよ、大丈夫だ          だが、無線は持って行けよ」 スー(伍長「ケガ人もいるからナ       俺が看病スル」 ケビン(警官「(・・・ウゼぇなおい)」 ジム(地下鉄職員「おい、ケビン」 ケビン(警官「どうした?」 ジム(地下鉄職員「どこへ行けばいいのさ?」 マーカー(配管工「同感だ」 シンディ(ウェイトレス「ともかく・・・下へ降りてみましょう」 03時18分 北工場地帯地下 バイオ兵器研究施設 B1F 北棟廊下 ツン(伍長「何かあったら連絡くださいね」 そう言って軍隊人達は分散していった。 ジム(地下鉄職員「これってエレベータじゃないかな?」 『北東』と書かれた巨大なエレベータを見つけた。 有に横縦は2mを超えており、かなり大きい。 上にはB9Fまで表示されている。 マーカー(配管工「地下を使いたい放題だな・・・」 カチッ ジムがボタンを押した。 シンディ(ウェイトレス「反応は・・・ないですね」 ケビン(警官「電源を切りやがったのか?        どちらにせよ階段で行くしかないな」 デビット(配管工「・・・これを見てみろ」 エレベータの電力コードがナイフのようなもので切られていた。 シンディ(ウェイトレス「壊され・・・たの?人為的に」 ( ^ω^)(ニート「ふんッ!!」 ググググ エレベータのドアをこじ開けた。 ジム(地下鉄職員「え?なんで?」 内藤はエレベータのコードに乗りかかった。 ( ^ω^)(ニート「ここから降りた方が早いお」 マーカー(配管工「(いや、別に階段からでも・・・)」 現在のメンバー ・デビット(配管工・ケビン(警官 ・ジム(地下鉄職員・カント(記者 ・アリッサ(記者・内藤(ニート ・マーカー(配管工・シンディ(ウェイトレス ・内藤(ニート・ミフ(警官 ・( ;゚;ж;゚; )(学生・モナー(? 軍人(分散 ・スー(伍長・ツン(伍長 ・ブルース(新兵・カ−ター(二等兵 ・フリーザ(中尉・ジャン(曹長 計18人 B2F 北棟廊下 ギコ(管理人「・・・まったく」 タバコをモクモクと吸う。 ギコ(管理人「こんなことなら地下を譲らなければよかった        ホント、とんだ迷惑だよ」 ヘブン(従業員「どうします?これから」 ギコ(管理人「あ?逃げるに決まってんだろう?」 ギコ(管理人「できれば地上から出たかったがな」 ヘブン(従業員「まさかB7Fの車両で?」 ギコ(管理人「おう、それしかねーだろ?」 ヘブン(従業員「あそこは陸よりも危険じゃないですか         上から出たほうが」 コース(従業員「ヘブン、見ただろう?         化け物はすでに地上へ上がってきている」 ヘブン(従業員「あー・・・それも・・・そうか」 ヘブン(従業員「ところで、あの人間もそうだったのか?」 コース(従業員「何のことだ」 ギコ(管理人「あのニートか?」 ヘブン(従業員「はい」 ギコ(管理人「ワシにもわからんな        本当に普通の人間だったようだが」 ヘブン(従業員「普通の人間が化け物と対と・・・ ギギギギギギギ エレベータのドアを何者かが内側からこじ開けようとしている。 ギコ(管理人「武器は!?;」 ヘブン(従業員「工場で拾ったレミントンM870(ショットガン)を」 散弾銃を構えた。 ゆっくりとエレベータへ近寄る。 ギギギギギギ ドアは奇怪な音を立てながら開いていく。 ついに相手の顔が見えた。 ( ^ω^)(ニート「?」 ヘブン(従業員「お前か」 コース(従業員「いったい何をやってるんだ?」 ( ^ω^)(ニート「ちょっと・・・近道をしてたお」 ヘブン(従業員「ち・・・近道・・・だと?」 ギコ(管理人「わっはっはwwこりゃ傑作だww・・・はいいが        なぜここへ来た?」 ( ^ω^)(ニート「抗体と『P−ウィルス』を手にいれるためだお」 ギコ(管理人「・・・」 表情が冷徹なものへと変わった。 ギコ(管理人「『動画』・・・を見たのか」 ( ^ω^)(ニート「うん」 ヘブン(従業員「動画?何のことですか?」 ギコ(管理人「・・・ついてこい」 03時20分 B1F 北棟階段 ダァン! ダァン! 重い発砲音が棟内に幾度も鳴り響く。 ケビン(警官「ビクともしねぇぞ!このシャッター」 階段はシャッターで完全に塞がれていた。 銃撃ですらビクともしない。 カチッ カチッ 弾がなくなってしまった。 ケビン(警官「クソッ!他に銃持ってる奴は?」 ミフ(警官「3発ほど」 ハンドガンを差し出した。 ケビン(警官「すまねぇな」 カ−ター(二等兵「どうしました?」 軍人がやってきた。 ケビン(警官「見たとおりだ」 穴がいくつも空いたシャッターを見せる。 カ−ター(二等兵「なるほど、なら」 ガチャ アサルトライフルをずっしりと構えた。 ダダダダダダダダダ! 所内に壮絶な銃撃音が鳴り響く。 ケビン(警官「オラ!」 シャッターを蹴り飛ばした。 すると綺麗に倒れた。 カ−ター(二等兵「何かあったら連絡してくださいね          俺達はこの階を散策してますので」 ケビン(警官「おう、サンキュ」 カーターはどこかへ歩いていった。 03時20分 東棟 エレベータ内 ( ^ω^)(ニート「ここは動くのかお?」 ヘブン(従業員「ああ」 ギコ(管理人「工場からの進入方法は北棟からと下水道からのみ        しかも不審物やクリーチャーが入ってこないように何かと塞いである        エレーベータや非常階段もな」 ( ^ω^)(ニート「あ」 他のメンバーはまだB1Fにいるのを思い出した。 ガゴンッ! ギコ(管理人「うわッ!!」 エレベータが突然止まった。 明かりもなくなる。 ヘブン(従業員「コードが千切れたか?」 コース(従業員「いや、化け物もありえるぞ」 ギギギギギギギ 鉄を捻じ曲げる音が聞こえた。 コース(従業員「化け物だ!!ヘブン!!銃を持て!!」 ヘブン(従業員「おう!」 ショットガンを構える。 シュッ! ヘブン(従業員「うわっ!」 何か、『糸』のようなものが絡まった。 ギコ(管理人「ちくしょう!クモだ!」 ヘブン(従業員「うわぁああッ!!」 空いた隙間から引きずり込まれていった。 グチャッ! バキッゴキッ! 肉解音が鳴り響く。 コース(従業員「ヘブゥンッ!!」 ギコ(管理人「クソ野郎め!!」 コース(従業員「おい!あんたすごいんだろう!?なんとかしてくれ!!?」 ( ^ω^)(ニート「・・・」 内藤はまるで神経を研ぎ澄ましているかのように静寂していた。 コース(従業員「テメー!!」 ギコ(管理人「待て!」 ギコ(管理人「奴に任せてみよう」 キチキチキチ・・・ エレベータの外からは虫の動く音が無数に聞こえる。 コース(従業員「お、おい」 ( ^ω^)(ニート「・・・」 シュッ また糸が飛んできた。 パシッ! 内藤はうまく掴んだ。 大蜘蛛「ギ・・・ギギ?」 ( ^ω^)(ニート「このまま引きずり込み返してやるお」 内藤はとてつもない力で糸を引っ張り始めた。 大蜘蛛「ギギギギギギッ!!」 コース(従業員「おお!」 大蜘蛛「ギギギギギ!ギギ!」 苦しそうなう泣き声が響く。 大蜘蛛「ギャッ!」 グチャッ! 03時32分 B4F 東棟廊下 エレベータ前 ゴゴゴゴゴ エレベータのドアをこじ開ける。 ( ^ω^)(ニート「ふぅ」 コース(従業員「ヘブンの野郎、こんなもん置いていきやがって・・・」 ギコ(管理人「レミントンM870か」 コース(従業員「クソ・・・」 コース(従業員「ギコさん、あの巨大クモは・・・」 ギコ(管理人「おう、たしか下水道の奴らだ        入り口から進入したか」 ( ^ω^)(ニート「下水道?」 ジム(地下鉄職員「つ・・・津波だぁーッ!!」 ギコ(管理人「ここはゾンビがいなくて安全だったが        いよいよ危険地帯になってきたな」 03時32分 B2F 北棟廊下 ジム(地下鉄職員「内藤・・・いないね」 シンディ(ウェイトレス「どこへ行ったのかしら?」 ケビン(警官「あいつなら単独行動してもどうってことねーだろ」 ジム(地下鉄職員「(確かに・・・)」 「えーっと、お子さん一人でだいたい50万ドルほどですね そうすると残り借金は2万ドルほどでしょうか」 「本当ですか?ぜひお願いします」 「ですが・・・今後まともな形で会える保障はないですよ」 「いえいえ、構いませんよ、どうぞどうぞ 息子なんて掃いて捨てるほどいますから」 「かしこまりました、ただち実験用トラックを手配いたします」 「ホラッ!さっさと入れ!!」 「なんだよ!俺に何するつもり・・フグッ!」 「お兄ちゃん!!」 「ジェーンッ!待ってろ!すぐ戻ってくるからな!!」 「お兄ちゃーんッ!!」 「ジェーンッ!!」 03時32分 B5F 西棟 実験生物管理室 膨大な量の狩人が六つ手を囲っていた。 バキッ! 壮絶な衝撃を加えられ、吹き飛ぶ。 狩人「ギィイィアッ!!」 六つ手「ヴォォオォッ!!」 狩人「ギッギ」 狩人「ギィ!」 ハンター達は六つ手を一斉に襲った。 1、2とステップし、一気に飛び掛る。 シュッ! シュッ! ブシュゥウゥ! 血が大量に噴出す。 だが、噴出したのは六つ手ではなかった。 狩人「ギッ!フギッ・・・」 ハンター達はバタバタと倒れていった。 六つ手は、ゆっくりとその場に座った。 六つ手「(コノ・・・記憶はナンダ?     『ジェーン』とはダレダ?     『兄ちゃん』トハナンダ?     俺は・・・何者ダッタンダ?     俺は・・・誰なんだ?)」 03時40分 B4F 南棟 バイオ生成室 冷凍庫がいくつも置いてある。 ( ^ω^)(ニート「ここかお」 ギコ(管理人「おう、ちょっと待てよ」 一番左の冷凍庫を開けた。 ガシューッ! ひやりとした冷気が顔に当たる。 ギコ(管理人「えーっと」 ガサガサと中身をあさる。 ギコ(管理人「ほれっ」 一つの試験管をヒョイと内藤に投げた。 パシッ ( ^ω^)(ニート「P−ウイルスかお?これが」 ギコ(管理人「おう」 ( ^ω^)(ニート「ありがとうお、ところで」 ギコ(管理人「『俺がなぜこれほど詳しいのか』か?        この身なりで」 ( ^ω^)(ニート「はい」 ギコはタバコを口につけるとしゃべり始めた。 ギコ(管理人「・・・俺は上の工場地帯の管理人でな」 ( ^ω^)(ニート「ほぉ」 ギコ(管理人「地下を貸したぶん、ちょっとしたコネももってんのさ」 ( ^ω^)(ニート「へぇ」 ギコ(管理人「あと欲しいもんは何だ?抗体か?」 ( ^ω^)(ニート「まぁ、そうだけど            それは場所だけ教えてくれたらいいお            あとでメンバーそろえて行くから」 ギコ(管理人「そうか」 コース(従業員「ギコさん」 コースは扉から廊下を覗いていた。 何かがいるらしい。 ギコ(管理人「どうした?」 コース(従業員「・・・小声でお願いします         こちらへ」 ゆっくりと扉の前へ近づいた。 ギコ(管理人「なんだ?」 コース(従業員「大蜘蛛です         5、6匹         廊下を歩き回ってます」 ギコ(管理人「本当・・・だな」 コース(従業員「一箇所に集まったらこのショットガンでやりましょう」 ギコ(管理人「どうやって集める?」 コース(従業員「何かものを投げて・・・」 ( ^ω^)(ニート「俺がおとりになるお」 コース(従業員「・・・き、危険だぞ?         確かにお前ならいけそうだが」 コース(従業員「よ、よしわかった         1分後にいくぞ」 ポケットから弾を取り出し、充填する。 コース(従業員「さぁ行け!」 ( ^ω^)(ニート「おう!」 5分後 ( ^ω^)(ニート「・・・」 銃をしまう。 内藤は一人で大蜘蛛軍団を撃退してしまったらしい。 コース(従業員「おい、あんた作戦違う」 ギコ(管理人「はっはっ倒せたんだからよしとしようぜ        ほらニート、これが地図だ」 ( ^ω^)(ニート「!」 急いで向かう。 ( ^ω^)(ニート「これですかお?」 ギコ(管理人「おう、ここだぞ」 第二バイオ生成室≠ニ書かれたところに指を刺した。 ( ^ω^)(ニート「B4F・・・かお?」 ギコ(管理人「おう        俺達はとっととB7Fの地下列車から脱出するぜ        じゃあな        無事を祈るぜ」 ギコ達はどこかへ消え去った。 ( ^ω^)(ニート「・・・さて、戻らないと」 03時50分 B3F 北棟廊下 何十匹という大蜘蛛がケビン達を襲っていた。 弾も切れ、軍人や内藤もいない今 市民達はどうすることもできなかった。 ジム(地下鉄職員「ケビン!ケビィアガァッ!!」 グシャ! バキゴキ ジムはあっという間に大蜘蛛にやられた。 ケビン(警官「ジムゥーッ!!        ちくしょう!このクソ蜘蛛がッ!」 鉄パイプを振り回す。 デビット(配管工「ケビンを止めろ!          あのままじゃやられるぞ!」 マーカー(配管工「おう!」 ケビンを取り押さえる。 ケビン(警官「ジムッ!ジムーッ!!」 マーカー(配管工「ぐ、軍人は?弾は?」 シンディ(ウェイトレス「どちらもないわ!!」 デビット(配管工「B1Fへ逃げろ!          あそこで軍人が調査していたはず!!」 03時50分 B1F 南棟廊下 ( ^ω^)(ニート「やっぱ無線いるお            あれないとやっていけねぇや」 急いで走っていく。 グシャッ! 何かグロい音が聞こえた。 ( ^ω^)(ニート「?」 腹を見ると、大きな腕が自分の体を貫いていた。 ( ^ω^)(ニート「・・・やられた」 内藤はその場で意識を失った。 六つ手「勝った・・・」 六つ手「勝ったぞ     ついに勝った     奴を倒せたのだ     だが、この虚無感はナンダ?」 六つ手「俺は勝ったハズ     ナノに」 ダダダダダダダダ!! アサルトライフルの連射音がこだました。 六つ手「?」 ツン(伍長「内藤には指一本触れさせない!」 六つ手「・・・」 ツンに対し近づいてきた。 ツン(伍長「・・・;」 うまく距離をとる。 内藤はまだ生きている。 重症ではあるものの 処置をすれば間に合うだろう。 それがバレてしまえば確実にやられる。 かといってこんな武器(M16)では到底歯が立たない。 なにか強大な武器で・・・ ポケットには手榴弾が入っている。 これで押さえ込めれば・・・ 六つ手「ヴォォオオォオオオ!!」 こちらに向かって突撃してきた。 ドスドスドスドス! 壮絶な足音が鳴り響き、とてつもない迫力で襲ってくる。 ツン(伍長「キャア」 間合いのおかげか、うまく避けれた。 現在の六つ手との距離は2、3mだろうか この廊下の横幅はおおよそ2m。 障害物は特にない。 ガシャ ツンはM16を六つ手に向けた。 ダダダダダダダダダダダ!! 壮絶な銃声がなり響く。 六つ手「・・・」 やはり、六つ手はビクともせずこちらへ近づいてくる。 ツン(伍長「(離れないと・・・)」 撃ちながらゆっくりと後退する。 六つ手「ヴォォオオォオオオ!!」 再びこちらに向かって突撃してきた。 ドスドスドスドス! 壮絶な足音が鳴り響き、とてつもない迫力で襲ってくる。 ツン(伍長「キャ!」 再び避けた、だが 六つ手「俺を闘牛とでも勘違いしているのカ?」 六つ手は真後ろにいた。 ツン(伍長「・・・;」 ツンはあくまで常人だ 内藤のような超人まじりの格闘などできない やられる 確実に カ−ター(二等兵「ツン伍長!」 ツン(伍長「カーター!!」 カ−ター(二等兵「・・・;」 一目でわかった。 ツンが危機に直面していることを カ−ター(二等兵「オオオオオオ!!」 ダダダダダダダダダダ!! カーターは叫び声と共にM16を連射し始めた。 カ−ター(二等兵「ツン伍長!逃げてください!!」 ツン(伍長「カーター・・・」 六つ手「ヴォォオオォオオオ!!」 カーターに向かって走っていく。 カ−ター(二等兵「(に、逃げないと!!どっちへ・・・左だ!)」 カ−ター(二等兵「うわぁッ!!」 どうにかして横へ避けれた。 が カ−ター(二等兵「・・・ヴ」 腹から大きな手が突き出していた。 カ−ター(二等兵「オ・・・ヴ」 口から血をドロドロと吐き出す。 ツン(伍長「カーター!!」 六つ手「あとは・・・一人か」 再びツンの方向を向いた。 カ−ター(二等兵「あばよ」 カチャ ドォォオォンッ!! 壮絶な爆発音が鳴り響いた。 ツン(伍長「キャア!!」 思わず身を伏せる。 パラパラ・・・ ホコリが舞う。 ツン(伍長「カ、カーター」 恐らく、彼は手榴弾を使ったのだろう。 六つ手は完全に消えている。 吹き飛んだのだろうか? ツン(伍長「・・・」 ツンは彼に敬礼をした。 軍人として・・・ ツン(伍長「・・・」 その場に座った。 目の前には内藤が横たえている。 内藤? ツン(伍長「な、内藤!」 すっかり彼の存在を忘れていた。 腹を貫かれていたはず。 相当な大怪我だ。 生きているのか? 急いで容態を診る。 ツン(伍長「大丈夫?内藤?」 ( ^ω^)(ニート「・・・う〜んむにゃむにゃ」 寝ている? そんなバカな 出血は完全に止まっていた。 内臓もひどい損傷はないように見える。 脊髄が少々心配だが・・・ ( ^ω^)(ニート「・・・ドグオ・・・ドグオ」 ツン(伍長「・・・ドグオ?」 友人か何かだろうか? ツン(伍長「・・・」 もしかしたら私は彼に対して一目惚れしてしまったかも知れない。 だから・・・これほどに守りたくなるのだろうか 03時55分 B5F 西棟 実験生物管理室 ブシュー カプセル内の液体が落とされていく。 六つ手「俺が」 六つ手「なぜ」 六つ手「不死身なのか?」 六つ手「それは」 六つ手「量産型だからではナイカネ?」 04時00分 B1F 北棟廊下 ブルース(新兵「ハァ・・・ハァ・・・」 スー(伍長「ハァ・・・ハァ・・・」 辺りには大蜘蛛の死体が一面と広がっていた。 ブルース(新兵「ケガ人や死者は?」 デビット(配管工「一名のみだ」 ブルース(新兵「スー伍長はエレベータ付近を見回せ!         俺は階段側を見回す!         化け物を見つけたら撃て!」 スー(伍長「おウ!」 ツン(伍長「ブルース新兵!スー伍長!」 ツンは誰かをかつぎながらやってきた。 ブルース(新兵「ツン伍長か!?         そのかついでいるのはケガ人だな!         急いでこっちに!」 ケビン(警官「内藤か?大怪我じゃねーか        なんかあったのか?」 ツン(伍長「手が六つもある化け物にやられました!       誰か医療技術をかじった方は?」 カント(記者「俺が」 カント(記者「全て急所を外している・・・        博物館の時もそうだった        そんなバカな」 ( ^ω^)(ニート「P−ウィルス、手にいれたお            それと・・・抗体を場所、見つけたお」 地図を差し出した。 ケビン(警官「B4F、第二バイオ生成室?」 ( ^ω^)(ニート「上の工場の管理人とかいう奴にもらったお」 デビット(配管工「わかった、もうしゃべるな          怪我が悪くなる」 ケビン(警官「本当かどうかは信頼できねーが        行ってみようぜ」 ツン(伍長「ブルース?」 ブルース(新兵「どうした?」 ツン(伍長「カーターがやられた」 ブルース(新兵「・・・何だと?」 表情が一瞬にして変わった。 ガシッ ツンの腕を掴む。 ブルース(新兵「ウソをつくなぁ!         奴が・・・奴がやられるはずがねぇ!!」 ツン(伍長「・・・六つ手の化け物に腹を貫かれ       手榴弾で相殺を」 ブルース(新兵「黙れ!         あいつは!あいつは俺より頭がいいんだ!!         死ぬわけが!死ぬわけがねぇ!!」 ツン(伍長「・・・」 ブルース(新兵「・・・」 その場に座りこんだ。 ケビン(警官「お互い様だ        俺も先ほど親友を殺られた」 デビット(配管工「ともかく・・・          ケガ人を連れて行くわけにはいかない          待つ人数と行く人数を決めよう」 マーカー(配管工「軍人さんはバランス良くいてほしい          この所内も化け物がわんさか増えてきたからな」 カント(記者「俺はケガ人の看病をしよう」 スー(伍長「俺も同じク」 マーカー(配管工「あんたは?」 ブルース(新兵「あ?行くに決まってんだろ         六つ手とかいう奴は不死身と聞いたからな         ぶっ殺してやる」 マーカー(配管工「(も・・・目的違う)」 カント(記者「アリッサ、君も行くか?」 アリッサ(記者「・・・行くわよ、行けばいいんでしょ?」 フリーザ(中尉「俺も・・・行くぞ!」 立ち上ろうとした。 スー(伍長「待ってくださイ隊長!!まだ怪我が!」 フリーザ(中尉「仲間すら助けられず何が隊長だ!!         行くといったら行く!!」 ブルース(新兵「ハッ!」 バキッ フリーザの後ろ首にチョップが炸裂した。 B4Fへ「抗体」を取りに向かうメンバー ・デビット(配管工・ケビン(警官 ・( ;゚;ж;゚; )(学生・デビット(配管工 ・シンディ(ウェイトレス・アリッサ(記者 ・マーカー(配管工・ブルース(新兵 B1Fに滞在するメンバー ・ツン(伍長・カント(記者 ・モナー(?・ジャン(曹長 ・内藤(ニート・ミフ(警官 ・フリーザ(中尉・スー(伍長 他界した者 ・カ−ター(二等兵・ジム(地下鉄職員 04時10分 B4F 南棟エレベータ デビット(配管工「ちょっと待て」 マーカー(配管工「ん?」 デビット(配管工「抗体の調合材料は何がいるんだ?」 ケビン(警官「えーっと、ペニ・・・なんとか」 シンディ(ウェイトレス「・・・」 ケビン(警官「ち、違う違う;」 マーカー(配管工「ペニシリンか?」 ケビン(警官「あー、それっぽい」 マーカー(配管工「他は?」 ケビン(警官「えーっとだな        ハ・・・ハ・・・」 シンディ(ウェイトレス「ハチ?」 ケビン(警官「そ れ だ !!」 マーカー(配管工「ハチ?ありゃあ毒なのに?          何蜂だ?」 シンディ(ウェイトレス「ミツバチ?」 ケビン(警官「うーむ、そんなのじゃなかった気がする」 マーカー(配管工「スズメバチ?」 ケビン(警官「そ れ だ !!」 マーカー(配管工「本当かよ          もし違ってたら毒に犯されるぜ」」 ポンッ! どうやら4Fについたらしい。 ガーッ エレベータが開く。 ケビン(警官「うわっ!」 マーカー(配管工「わっ!」 シンディ(ウェイトレス「キャア!」 何十匹ものクモの死骸が落ちていた。 ケビン(警官「誰かが戦っていたのか」 ブルース(新兵「まだいる可能性が高い         気をつけて進め」 ケビン(警官「『第二バイオ生成室』は東棟らしいな」 マーカー(配管工「早く行こう」 ガキィンッ!! シャッターの壊れる音が聞こえた。 ブルース(新兵「!!」 狩人「ギィィイイィイィッ!!」 ピチャピチャピチャ ブルース(新兵「来るぞ!身を構えろ!!」 ブシュウウゥウゥッ!! デビット(配管工「ヒュー・・・ヒュー・・・」 デビットの首は綺麗に吹き飛んだ。 シンディ(ウェイトレス「キャアアアアアアッ!!」 マーカー(配管工「・・・え?」 ダダダダダダダダダダ アサルトライフルを連射するもなかなか当たらない。 ブルース(新兵「クソッ!!動きが早い!!」 マーカー(配管工「・・・・」 マーカー「よう!お前が新入りか!」 デビット「・・・黙れ」 マーカー「おいおい、礼儀ってものがねぇな      お前って『火の玉のデビット』だろ?      結構、高校の間では有名だったぜ      俺はマーカー、よろしくな!」 デビット「・・・よろしく」 マーカー「はははw      配管工はなにかとしんどいぜ?がんばりな」 マーカー(配管工「よくも・・・デビットをやりやがったな          ぶっ殺してやる!!」 狩人に向けて突進し始めた。 ケビン(警官「待て!落ち着け!」 狩人「ギィィイイィィッ!!」 ダダダダダダダダダ 04時10分 B7F 避難用列車内 コース(従業員「電力配信OK!         エンジン起動しました!」 ギコ(管理人「ふぅー」 タバコをゆっくりと吸う。 ギコ(管理人「(でれたらどうしようかねぇ・・・         工場立て直すか?)」 ギコ(管理人「コース、ど・・・        !!!」 コースは倒れていた。 ギコ(管理人「コース!!」 コースは首から血を出して死んでいた。 これは・・・ あきらかに人為的による殺人!! ( ;゚;ж;゚; )(学生「お前は・・・」 ギコ(管理人「!!」 後ろに誰かがいる。 ( ;゚;ж;゚; )(学生「情報を知りすぎた」 ギコ(管理人「掃除屋・・・か」 ギコ(管理人「クソッ!ならば!!」 カチャ レミントンM870を構えた。 誰もいない。 いつの間にか目の前の学生は消えていた。 ギコ(管理人「え?な?そんなバカな」 シュッ ブシュウゥウゥゥッ! ギコ(管理人「ヒュー・・・ヒュー・・・」 ギコも倒れた。 ( ;゚;ж;゚; )(学生「私はありとあらゆる訓練をしている            武器など通用せんよ」 ヒュンヒュン ナイフを振り回す。 ( ;゚;ж;゚; )(学生「これがあれば            他は何もいらない」 無線「ガガ・・・緊急情報だクロ・・・ガガガ」 ( ;゚;ж;゚; )(学生「?」 無線「ガガ・・・コードXXXの発令が決まった・・・ガガガ」 ( ;゚;ж;゚; )(学生「なっ・・・政府の奴・・・            時間は?」 無線「ガガ・・・6時丁度・・・・だ・・・ガガガ」 ( ;゚;ж;゚; )(学生「あと・・・一時間ちょいか            無理難題を言ってくれる」 無線「ガガ・・・手早く頼むぞ・・・ガガガ」 ( ;゚;ж;゚; )(学生「了解」 04時20分 B1F 北棟廊下 ブルース(新兵「戻ってきたぜ」 スー(伍長「おー本当カ!?       抗体持ってきたカ?」 ブルース(新兵「おう         たんまりな         だが、二人やられた・・・」 スー(伍長「ソウか・・・       注入するのを手伝おウ」 ( ^ω^)(ニート「大丈夫だお            もう動けるお」 ツン(伍長「な、何いってんのよ!動けるわけが」 ( ^ω^)(ニート「大丈夫だおって            ほら」 ヒュッ 華麗にバク転した。 ( ^ω^)(ニート「こんなこともできるおw」 ツン(伍長「・・・」 生き残り ・ケビン(警官・( ;゚;ж;゚; )(学生 ・シンディ(ウェイトレス・アリッサ(記者 ・カント(記者・内藤(ニート ・モナー(?・ミフ(警官 軍人 ・ブルース(新兵・ジャン(曹長 ・フリーザ(中尉・スー(伍長 ・ツン(伍長 計12人 死亡者 ・デビット(配管工・マーカー(配管工 ・ギコ(管理人・コース(従業員 全員に抗体の注入を行った。 シンディ(ウェイトレス「これで・・・一安心ね」 ケビン(警官「これよ、なんと5年もウィルスの進行を抑えれるんだぜ        スゲーだろ?」 ブルース(新兵「さてと・・・次はどうするつもりだ?」 ケビン(警官「もう用はねーだろ?        B7Fに避難用列車があるって聞いたから        そこへ」 ブルース(新兵「いいや、俺にはまだ仕事があるぜ         仲間を探さないとな」 ケビン(警官「まぁ、それもそうだな」 その時 兵士1「動くな!!」 タタタタタタ 突如、大量の兵士がやってきた。 シンディ(ウェイトレス「!!?」 ケビン(警官「なんだ!?お前らの仲間か?」 ブルース(新兵「いや、こんな奴ら知らねーぞ」 スー(伍長「ここの研究所のガードマンみたいなものカ?」 兵士2「ケイト教授がお前らを呼んでいる!ついて来い!」 銃を突きつけ、移動を強制させられた。 ブルース(新兵「くっ」 ( ^ω^)(ニート「(ケイト?・・・どこかで)」 04時35分 B3F 北棟 総管理室 電力ケーブルや計器が大量にある。 管理室だろうか? ケイト(教授「やぁ、内藤君        それにケビン君」 ( ^ω^)(ニート「お前はまさか・・・」 ケイト(ハッカー「俺は  VIP町5丁目33番地  だよ?ん?」 奴は警察署にいた・・・ ウィルスをばら撒いた張本人!! ケイト(教授「ドグオ君はどうしたのかね?」 ( ^ω^)(ニート「死んだお・・・」 ケイト(教授「え?なんて?」 ( ^ω^)(ニート「死んだお!!」 ケイトに向かって突撃しようとした。 兵士1「奴を抑えろ!」 兵士2「ハッ!」 ( ^ω^)(ニート「グッ!」 内藤はあっという間に抑えこめられた。 ケイト(教授「こいつらは俺が片付ける」 ケイト(教授「俺はハッカーなどではない        我が社、「傘」の手駒よ」 カチャ ケイトは銃を取り出した。 ケイト(教授「t−ウィルスをオークションで手に入れたというのは本当だがね        この町にばら撒いたということも」 ブルース(新兵「バラまいた?だと」 シンディ(ウェイトレス「そんな・・・」 ケイト(教授「ローヴィン!ヨーコ!」 ローヴィン(所員「はい」 ヨーコ(所員「はい」 ケイト(教授「発砲を許可する」 ケイト(教授「ギコ共も掃除屋が殺ってくれた」 ( ^ω^)(ニート「ギコ?・・・管理人のことかお!!」 ケイト(教授「おう        現在のところ        この町で脱出を企ててる奴はもうお前らしかいない        お前らを殺ってしまえば、情報が外に漏れることもないのだ        死ね!!」 カチャ トリガーを引いた。 ガコンッ! 兵士1「うわぁああぁッ!!」 兵士3「お、大蜘蛛だァッ!!」 蜘蛛が一斉に現れた。 ケイト(教授「?        どうし・・・」 大蜘蛛「キチキチキチ・・・」 大蜘蛛「キチキチキチ・・・」 大量の大蜘蛛が総管理室に進入してきた。 兵士3「アアァアアァッ!!」 ダダダダダダダダ ひたすらアサルトライルを連射する。 ブルース(新兵「今のうちに逃げるぞ!!」 ケビン(警官「おう!」 モナー(?「kjhkh!(痛!」 手に大蜘蛛の折れたキバが刺さった。 シンディ(ウェイトレス「hgg、glj?(どうしたの?」 モナー(?「・・・・」 黙り込んでしまった。 あきらかに様子がおかしい。 ケイト(教授「・・・おい        なぜ、そいつがいる」 シンディ(ウェイトレス「?」 ケイト(教授「そいつらは全員殺したはずだ!!        なぜ生きている!!」 ダァンッ! 銃音が室内になり響く。 モナー(?「ウグッ」 銃弾はモナーの頭部に直撃し、倒れた。 脳みそが飛び出る。 シンディ(ウェイトレス「モナー!!」 ケイト(教授「兵士ども!!そのガキを撃て!!撃ちまくれ!!」 兵士3「ですが今は蜘蛛に」    ケイト(教授「早くしろ!!」 兵士3「・・・;」 兵士達はモナーに近づいた。 次の瞬間 我々は奇妙な光景を見た。 シンディ(ウェイトレス「・・・え?」 ( ^ω^)(ニート「・・・・」 モナーに近づいた兵士は全て頭が宙に飛んでいたのだ。 本来モナーがいた場所には2mもの巨人がおり 無表情で仁王立ちしている。 ケイト(教授「終わった・・・        俺達はもう助からない・・・        教えてやろう        あれは暴君(タイラントだ」 シンディ(ウェイトレス「タイラント・・・そんなまさか」 ケイト(教授「ウソではない        モナー率いる彼らは我が社が探し出した        暴君化する遺伝子を持つもの」 ケイト(教授「暴君化すれば知能や力、限界反応速度が神がかりに進化する        内藤、お前『サバイバル能力』みたいなのがあったな」 ( ^ω^)(ニート「・・・・」 ケイト(教授「それでも、奴には到底勝てない」 ( ^ω^)(ニート「・・・・わかってるお」 内藤の足は笑っていた。 ケイト(教授「一秒でも早く逃げろ!!        そ・・・」 ケイトの首を真っ二つに切りはなれた。 ローヴィン(所員「き、教授!          うわぁああぁッ!!」 ダダダダダダダダ 銃器の連射音が各所から鳴り響く。 ブルース(新兵「行けッ!!こいつは俺らが止める!!」 ケビン(警官「すまねぇ!!」 フリーザ(中尉「やっと俺らの出番よ」 ジャン(曹長「はい!」 フリーザ(中尉「いいかお前ら!心してかかれ!!」 軍人一同「おう!!」 ブルース(新兵「ツン伍長!!」 ツン(伍長「何?」 ブルース(新兵「内藤達と逃げろ!!」 ツン(伍長「え?」 ブルース(新兵「お前は内藤を守ってやりたいんだろ!!?」 ツン(伍長「・・・」 ブルース(新兵「知ってたんだ         お前が内藤を好きになってたって」 ブルース(新兵「どうせ俺達は死ぬ!!         行け!!」 ツン(伍長「・・・ごめんなさい」 走っていった。 大蜘蛛「キチキチキチ;」 大蜘蛛軍団は一斉に逃げて行った。 生物的な勘だろうか? ダダダダダダダダ 暴君の体にいくつもの弾が食い込む。 暴君「・・・・」 フリーザ(中尉「(クソッ!これだけの一斉射撃だというのに          ビクともしねぇ!) ジャン(曹長「あ」 スー(伍長「う」 ブルース(新兵「お」 3人の首が一斉に飛んだ。 フリーザ(中尉「バカな・・・」 暴君の動きなどまるで見えなかった。 銃弾のように速く 機械のように強い それはまさしく映画のような 人間、いや生物には到底踏み込めない世界 暴君「・・・」 無慈悲な表情でゆっくりと向かってくる。 フリーザ(中尉「ぐ・・・ならば」 手榴弾を大量に投げた。 ドォォオンッ! ドォォオンッ! しかし、暴君は軽々と避ける。 ドォォオンッ! 暴君「!!」 爆発が直撃した。 フリーザ(中尉「手榴弾地雷よ」 無論、投げた手榴弾が直撃したわけでない。 フリーザはあらかじめ、踏んだらピンが外れるようにした手榴弾を仕掛けていたのだ。 土ぼこりで暴君の様子がよくわからない。 フリーザ(中尉「(これで・・・無傷なら・・・          もう終わりだ)」 フリーザ(中尉「あ」 フリーザの首は吹き飛んだ。 案の定、暴君は無傷だった。 04時37分 B3F 北棟廊下 シンディ(ウェイトレス「どこへ行けばいいの!?」 ケビン(警官「しらねぇよ!!」 カント(記者「とっとと地下の緊急用列車に乗って逃げた方がいいんじゃないか?」 ケビン(警官「そ・・・」 暴君「・・・」 カントの真後ろには暴君がいた。 ケビン(警官「(た、たった2分で軍人が・・・)」 シンディ(ウェイトレス「え」 シンディの首は綺麗に吹き飛んだ。 かつて1度も体験したこのないような恐怖がこみ上げる。 ケビン(警官「う・・・うわぁ!!」 カント(記者「に・・・逃げろォッ!!」 ( ^ω^)(ニート「お、俺にまかせろお!!」 ツン(伍長「・・・私も」 ケビン(警官「いや、こい!!        絶対に勝てねぇ!!」 (;^ω^)(ニート「いいから!! ケビン(警官「・・・B7Fだぞ、B7Fにこいよ!!」 ケビン達は走っていった。 (;^ω^)(ニート「・・・」 勝てないな・・・これは ツン(伍長「内藤・・・」 (;^ω^)(ニート「女軍人・・・お前」 内藤はツンの目でわかった。 彼女は、内藤を愛していた。 ツン(伍長「生きて・・・内藤」 (;^ω^)(ニート「・・・おう!!」 暴君「・・・」 彼はただ無表情に内藤を見つめていた。 (;^ω^)(ニート「さぁ!・・・?」 突如腕が熱くなった。 (;^ω^)(ニート「う、うわぁぁッ!!」 すると今度は今まで感じたこのない壮絶な痛みに襲われた。 見てみると一目わかった。 腕がない。 肩からは血がドボドボと流れていた。 ツン(伍長「内藤!!」 暴君がずっとあそこにいたはずだお なのに・・・なぜ なぜ腕が・・・ 見えないほどの速さ 高速・・・というだろうか? ギュッ ツンは破れた布で肩を締める。 ツン(伍長「だ、大丈夫?」 ツンの足は震えていた。 だが、それでも内藤を治療している。 (;^ω^)(ニート「逃げろ・・・逃げろお!」 それでもツンは内藤を立たせようとしている。 ツン(伍長「さぁ!早く!」 暴君「・・・」 奴はただこちらを見下している。 死んだお・・・ ドグオ・・・ごめん ガシッ! 掴む音? (;^ω^)(ニート「・・・!?」 ツン(伍長「あれは・・・」 六つ手「よう」 六つ手は暴君を押さえ込んでいた。 暴君「・・・・?」 (;^ω^)(ニート「て、手助けしてくれるのかお?」 六つ手「俺はP−156     P−ウィルスによって誕生した生物兵器」 六つ手「だが、本当の俺は6歳の子供だった」 ( ^ω^)(ニート「まさか・・・生前の記憶を?」 六つ手「4人家族の下で生まれた。     妹はジェーン     俺達は仲良く暮らしていた     本当に楽しかった     金がなかったという事以外はな」 ( ^ω^)(ニート「・・・」 六つ手「そして俺は多額の金を条件に実験台として売られたのさ」      ツン(伍長「・・・そんな」 六つ手「肉体を強化されていた時の記憶はない     あまりも痛かったんだろうな」 六つ手「俺が戦ってやる」 ( ^ω^)(ニート「だが・・・            暴君は強すぎるお」 六つ手「心配ない     なぜなら・・・」 ( ^ω^)(ニート「・・・おお」 大量の六つ手が各所からゾロゾロとやってきた。 ツン(伍長「量産型・・・」 ( ^ω^)(ニート「だから・・・不死身だったのか」 六つ手2「俺達の脳はリンクしている」 六つ手3「だからこんなことができるわけだ」 ( ^ω^)(ニート「・・・すまないお」 六つ手「友のことはすまなかった     これはせめてもの償いだ」 ( ^ω^)(ニート「・・・」 六つ手「内藤」 ( ^ω^)(ニート「?」 六つ手「最後に、一つだけ心残りがある」 ( ^ω^)(ニート「なんだお?」 六つ手「俺の名前を決めてくれ     それだけが思い出せなかった」 ( ^ω^)(ニート「・・・ジョン?」 ジョン「ジョン・・・いい名だ     さぁ行け!!こいつは俺が倒す!!」 ツン(伍長「・・・ご、ごめんなさい」 本当にここは異形なる世界だ 先ほどまで憎みあっていた敵が 今となっては味方になり助けてくれる 生き残り ・ケビン(警官・( ;゚;ж;゚; )(学生 ・アリッサ(記者・ツン(伍長 ・カント(記者・内藤(ニート ・ミフ(警官 計7人 死亡者 ・シンディ(ウェイトレス・ブルース(新兵 ・ジャン(曹長・フリーザ(中尉・スー(伍長 ・ケイト(教授・兵等 05時04分 B7F 緊急用列車内 ケビン(警官「おおよその準備は完了した!」 カント(記者「あとは内藤とツン伍長を待つのみか」 ケビン(警官「見張りをしておこう」 外へ歩いて行った。 ( ;゚;ж;゚; )(学生「・・・」 ナイフのようなものを取りだした。 カント(記者「どうした?ナイフなんか持ち出して」 ヒュンヒュン 今度はナイフを振り回し始めた。 ( ;゚;ж;゚; )(学生「・・・」 カント(記者「・・・?危ないなぁ」 ( ;゚;ж;゚; )(学生「『暴君』が誕生するのは誤算だった」 カント(記者「・・・へ?」 ( ;゚;ж;゚; )(学生「だが、それはそれで構わない」 カント(記者「・・・;」 ( ;゚;ж;゚; )(学生「どうせ全滅させるから」 ケイト(教授「ギコ共も掃除屋が殺ってくれた」 掃除屋 まさか・・・こいつが? カント(記者「お前ら逃げろ!!        早く!!この場から!!」 ケビン(警官「!?どうし」 ブシュウウゥッ!! ケビンの首から血が噴き出した。 アリッサ(記者「キャアッ!」 カント(記者「・・・アリッサ隠れろ」 アリッサ(記者「・・・え?」 カント(記者「いいから」 ミフ(警官「ケビン・・・」 05時07分 ( ;゚;ж;゚; )(掃除屋「さて・・・あとは2人」 ミフ(警官「私は・・・ま、まだ」 ザクッ ミフ(警官「アァッ!!」 ヒュンヒュン ナイフを振り回す。 ( ;゚;ж;゚; )(掃除屋「暴君相手じゃ、やられてる可能性も高いがな」 05時20分 B3F 総管理室 ローヴィンはドアから廊下を覗いていた。 ローヴィン(社員「す・・・すごい」 手が六つもある化け物が大量にのたれ死んでいた。 その真ん中に一体の暴君の死体がある。 ヨーコ(社員「どう?」 ローヴィン(社員「あの六つ手の化け物、暴君を倒したらしい          いけっ・・・」 ローヴィンの首は吹き飛んだ。 スーパータイラント「・・・」 無慈悲な暴君は再び蘇る 破壊と混沌を渦巻くために ヨーコ(社員「ひっ・・・」 ゆっくりと後退する。 カチッ 何かのボタンを押してしまったらしい。 警報「ブーンブーン・・・緊急爆破スイッチが作動しました    10分後にこの研究所は爆破します    所内に残る研究員はただちにB7F緊急用列車より脱出してください」 ヨーコ(社員「(なっなんで!?)」 本来爆破装置は何重にも層があり、そう簡単には発動しない。 誰が開けた? ヨーコ(社員「は、早」 ヨーコの首は一瞬にして吹き飛んだ。 05時20分 B7F 緊急用列車内 ( ^ω^)(ニート「な・・・」 ツン(伍長「・・・」 目を疑った。 皆、死んでいた。 首から血を流して ( ^ω^)(ニート「・・・誰だお」 ( ^ω^)(ニート「こんなことをしたのは誰だおォッ!!」 ( ;゚;ж;゚; )(掃除屋「お れ だ」 警報「ブーンブーン・・・緊急爆破スイッチが作動しました    10分後にこの研究所は爆破します    所内に残る研究員はただちにB7F緊急用列車より脱出してください」 警報が鳴った。 ( ;゚;ж;゚; )(掃除屋「誰だ?爆破スイッチを押したのは」 ( ;゚;ж;゚; )(掃除屋「まぁいい、お前ら2人を殺せば俺の任務は遂行される             10分もあれば逃げれるだろう             さーて」 ヒュッ! すさまじい速さで近づいてきた。 ナイフを向ける。 ( ^ω^)(ニート「フッ!!」 バク転して避けた。 ( ;゚;ж;゚; )(掃除屋「ほう、片腕なしなのにやるじゃないか」 ( ^ω^)(ニート「まぁね            いっとくが」 ハンドガンを取り出す。 ( ^ω^)(ニート「俺はお前を絶対許さない」 ( ;゚;ж;゚; )(掃除屋「フッ・・・            私のコードネームは「クロ」            以後覚えてほしい            外で戦おう」 05時20分 B7F 緊急用列車前 ホーム ダァンッ! キィンッ! ダァン!ダァン! ナイフと銃の壮絶な攻防が始まった。 少しだけ掃除屋の方が優勢と見えるが ( ;゚;ж;゚; )(掃除屋「よくもまぁ            それだけ強くなるものんだな            サバイバル能力は」 ダァンッ! キィンッ! ( ;゚;ж;゚; )(掃除屋「『殺しのプロ』である俺と互角とは・・・            しかも片腕がないのに」 ダァンッ! キィンッ! ダァン!ダァン! ( ^ω^)(ニート「それは怒りも混ざってるからだお」 ( ;゚;ж;゚; )(掃除屋「感情だと?」 キィンッ! キィンッ! キィンッ! ( ;゚;ж;゚; )(掃除屋「そんなものでは力など到底得れんと思うがね!!」 キィンッ! キィンッ! ダァンッ! ( ^ω^)(ニート「得れるお!!」 ( ;゚;ж;゚; )(掃除屋「くっ」 ( ^ω^)(ニート「なぜ、なぜだお!            なぜ殺したお!!」 ダァンッ! キィンッ! ダァン!ダァン! 攻防が続く。 ( ^ω^)(ニート「なぜ、お前はこんな時でも人を殺めれる!!?            なぜ、協力して脱出しようと思わない!!?」 ジム(地下鉄職員「子供が・・・これから青春を開いていくはずの幼い子供が・・・」 ケビン(警官「この死体の山も一人一人別の国から連れてきたってことか」 ( ^ω^)(ニート「みんな、生きて帰りたかったんだお!!」 ( ;゚;ж;゚; )(掃除屋「仕事だからだよ」 ダァンッ! キィンッ! ( ;゚;ж;゚; )(掃除屋「それだけの事」 ( ^ω^)(ニート「なんだと?」 ダァンッ! キィンッ! ( ;゚;ж;゚; )(掃除屋「マークとかいう警備員なんかも俺が殺った」 ( ^ω^)(ニート「何?」 ダァンッ! ダァンッ! ( ^ω^)(ニート「お前に」 ( ^ω^)(ニート「お前に人の名を語る資格はないお!!」 ( ;゚;ж;゚; )(掃除屋「そりゃどうも」 ダァンッ! キィンッ! キィンッ! ( ;゚;ж;゚; )(掃除屋「いっとくが            誰でも自分はかわいい」 バータ(警備員「誰もが自分はかわいいものだ」 ( ^ω^)(ニート「くっ」 キィンッ! キィンッ! ( ;゚;ж;゚; )(掃除屋「お前もこれまでに            気が狂った奴            人を信用できず殺人を始めた奴            仲間を助けず、自らのかわいさのあまり逃げ出す奴            いろんな奴を見てきただろう?            みんな自分がかわいいのさ            お前だって死にたくはないはずだ?内藤」 サッ ナイフが内藤の首に向けられた。 ( ;゚;ж;゚; )(掃除屋「エンドだ」 (;^ω^)(ニート「くっ」 ( ;゚;ж;゚; )(掃除屋「!!!」 掃除屋の様子が変わった。 (;^ω^)(ニート「?」 ( ;゚;ж;゚; )(掃除屋「内藤・・・戦闘中止だ」 (;^ω^)(ニート「な、なぜ」 ( ;゚;ж;゚; )(掃除屋「奴は生きてい・・・」 掃除屋の首は吹き飛んだ。 (;^ω^)(ニート「・・・」 首が吹き飛ぶ? まさか・・・ スーパータイラント「・・・」 奴は生きていた。 (;^ω^)(ニート「く・・・クソッ」 その場にひざまずく。 (;^ω^)(ニート「ゲームオーバー・・・か」 過去の出来事がフラッシュバックする。 生徒1「せいぜい先生に見つけてもらうことを祈れよ」 電気屋の店員「TVくらい家で見てくださいよ」 (;゚;ж;゚; )(学生「もっとウィルスの特性とかさ」 ブルース(新兵「小事故により30人以上いた隊員は分散         隊長である中尉もこんな状態         参ったもんだぜ」 ジム(地下鉄職員「生物研究施設?北の大工業地帯に?」 ('A`)(ハッカー「じゃあな、内藤」 学生B「『T』と『P』は絶対に組み合わせるなよ」 『T』と『P』? 現在、内藤はPウィルスを所持しており 抗体を注入したとはいえ、Tウィルスも体内に存在している。 『T』と『P』 なぜ組み合わせてはならない? まさか・・・ ( ^ω^)(ニート「・・・」 内藤は死を覚悟した。 これほどの人間が死んでしまった。 ならば一人でもいいから生かせておきたい。 そう ツンを ツン(伍長「内藤!!」 ツンがこちらへやってきた。 ( ^ω^)(ニート「ごめんお」 ツン(伍長「へ?」 トンッ! ツンは気絶した。 ( ^ω^)(ニート「おらっ!」 ドサッ! ツンを列車内に突っ込んだ。 ブーッ! 列車のブザーが鳴り、路上を走り始めた。 窓から内藤とスーパータイラントが見える。 内藤は、こちらを振り向きこう答えた。 ( ^ω^)(ニート「ツン・・・すまないお」 ツン(伍長「・・・内藤・・・内藤!」 意識が遠のいてゆく あれだけ 彼を守ると誓ったのに 彼を愛したのに 私は彼を助けることができなかった ( ^ω^)(ニート「・・・」 スーパータイラント「・・・」 暴君はただ無慈悲にこちらを見つめていた。 ( ^ω^)(ニート「・・・」 Pウィルスを取り出した。 抗体を入れていたときの注射器を取り出し P−ウィルスを詰め込む。 ( ^ω^)(ニート「熱っ!」 ブシュゥウゥゥッ!! 腹から内臓や血が噴出した。 こいつ・・・遊んでやがる (;^ω^)(ニート「うわぁあぁッ!!」 もだえ苦しむ。 (;^ω^)(ニート「(俺が死ねば・・・             奴は列車へ向かうだろうお!!             なんとしてでも!それは!             それは・・・そ・・・)」 だんだんと意識が薄れていく。 スーパータイラント「・・・」 そして、内藤は動かなくなった。 スーパータイラント「・・・」 暴君は列車の方へ顔を向けた。 暴君の攻撃対象は完全にツンにへ定められていた。 スーパータイラント「?」 暴君は腕に痛みを感じた。 見てみると・・・ 腕がなくなっていた。 スーパータイラント「?」 無慈悲だった表情が歪む。 ( ^ω^)(変異「さて、リターンマッチと・・・           いこうか」 NEW−ウィルス PとTがお互いに進化しあう結果、生まれるウィルス 発症した生物はパワー、運動神経がケタ違いに上昇する 暴君すら敵わない究極の破壊兵器となれる だが、知能も急激に進化するため 人類への敵になってしまうのだ これを知っているのはあの学生達のみ 他人に教えないのは悪用を防ぐため 戦闘能力表 ※感染等は抜き ・常人(武器なし)10 ・常人(武器あり)50 ・警官      80 ・軍人     150 ・ゾンビ     20 ・狩人     100 ・大蜘蛛     40 ・プラント42 150 ・六つ手    350→500→700 ・サバイバル能力500→300 ・掃除屋    300 ・暴君    1000 ・スーパータイラント3000 ・NEW   8000 内藤の傷はキレイそっくり治っていた。 なぜ? あきらかに先ほどまでの内藤は違う。 自身満々の笑み。 スーパータイラント「・・・;」 足が笑う。 いつかとは逆状態となった。 ( ^ω^)(変異「攻撃を・・・与えてみろ           すべて・・・受け取ってやる」 スーパータイラント「!!」 バキッ ズカッ 必死に内藤へ攻撃する。 だが、かすり傷すらできない。 スーパータイラント「・・・;;」 ( ^ω^)(変異「ばいばい」 グチャッ! 無線「ガガガ・・・どうしたクロ!!早くその町からでろ!!・・・ガガ」 無線「ガガガ・・・コードXXXが発令したぞ!!・・・ガガ」 05時30分 緊急用列車内 ガタンゴトン ガタンゴトン 電車特有の走る音が聞こえる。 アリッサ(記者「ねぇ、ねぇってば」 ツン(伍長「・・・ん?」 ツンは目が覚めた。 アリッサ(記者「あたし達、助かったの?」 ツン(伍長「え?アリッサ?生きてたの!?       ・・・よかった」 アリッサ(記者「カントに・・・助けられた         隠れてろって」 06時00分 VIPシティ 大通り前 小通り オン(技術兵「ちくしょう・・・」 空が明るくなってきている。 オンはその場に座った。 ゾンビ「オオオ・・・」 角からゾンビが現れた。 オン(技術兵「ヒッ!」 ダァン! ダァン! ゾンビはのっそりと倒れた。 ジャラジャラ ポケットから箱を取り出す。 オン(技術兵「はぁ・・・ベレッダもあと25発か」 オン(技術兵「(俺もあいつらについていった方がよかったかな・・・         いや、六つ手のバケモンが・・・)」 タバコを取り出し、吸う。 オン(技術兵「(時期に救助隊が来るはずだ・・・         それまで辛抱しないと・・・」 とその時 ギィイイィイイィィン オン(技術兵「ぐぅっ!」 何かが空を切る音だ。 飛行機か? もし飛行機であるなら好都合だ。 無線を持っているので連絡できる。 オン(技術兵「おい、聞こえるか!!」 無線「ガガ・・・ガガガガ」 オン(技術兵「(クソ、壊れたのか?)」 オン(技術兵「おい!!助けてくれ!!」 急いで大通りへ向かう。 オン(技術兵「そ、そんな」 それはミサイルだった。 06時00分 列車内 ガタンゴトン ガタンゴトン どうやらVIPシティを出たらしい 窓から空が見えた。 外はもう明るい。 外には森が生い茂っており すごくいい景色だった。 まるで生物災害などなかったかのように ギィゥゥゥウゥン 何かが空を飛んでる音だ。 飛行機だろうか? いや、違っていた。 ツン(伍長「・・・ミサイル」 カッ 町が光った。 爆発はレストラン、警察署、博物館、下水道、工場施設、地下研究所 全ての建物を消していった。 そして巨大なキノコ雲がVIPシティを覆った。 ニュースです ニューヨーク州VIP市にて未曾有の生物災害が発生しました。 原因はウィルスによるバイオハザード。 人口的に作られたものかどうかについては現在調査中とのことです。 公式発表死者数はすでに四千五百人ほどに達しており 過去、異例を見ない大惨事となりました。 連邦議会では「町に核を投下する」ことに議決し 今日、午前6時にて核を投下しました。 全国から「いくら生物災害とはいえ、核を投下するのは間違いだ」との指摘も多く 連邦議会では今後どう対処するのかが注目されます。 06時00分 VIP山中北 ラージシティ前 シュー 列車を止めた。 ツン(伍長「どうする?これから」 アリッサ(記者「学生のところへ行かないと」 ポケットにP−ウィルスが入ってなかった。 ツン(伍長「あ!ない!」 アリッサ(記者「もう別にいいんじゃない         5年もつのでしょ?時期がきたらまた注射すればいいのよ」 ツン(伍長「それも・・・そうか」 2人はラージシティへ歩いていった。 これはきっと始まりの一つにすぎない 歯車はこれから狂い始める 私達にはたくさんの壁が待っているだろう それでも私はたくさん死を抱え、戦うつもりだ 生き残り ・ツン(伍長・アリッサ(記者 計2人 残り全員死亡 この災害においてわかっている限りの死亡したもの達 猟奇殺人事件 ・トム レストラン編 ・メイス(学生・レン(会社員 ・ミート(学生・アーサー弟(学生) ・アーサー兄(学生)・オーム(警備員 ・ジミー(会社員・ジース(警備員 ・ジョージ(医者・ミル(学生 ・ウェンディー(学生・ヲン(警官 ・サム(警官 警察署編 ・インク(子供・エール(主婦 ・チャーリー(会社員・エキサイト(警備員 ・カール(会社員・アル(老人 ・ゲンゾウ(警官・バック(警官 美術館編 ・バータ(警備員・ドグオ(ハッカー ・ロイス(婦人 下水道編 ・マリック(従業員・ケイプス(婦人 工業地帯編 ・エドワード(一等兵・ガイ(二等兵 ・マーク(警備員・ダム(配管工 研究所編 ・デビット(配管工・ケビン(警官 ・ジム(地下鉄職員・カント(記者 ・内藤(ニート・マーカー(配管工 ・( ;゚;ж;゚; )(学生・モナー(? ・スー(伍長・ブルース(新兵 ・カ−ター(二等兵・フリーザ(中尉 ・ジャン(曹長・兵1・兵2・兵3等 ・ローヴィン(所員・ヨーコ(所員 ・シンディ(ウェイトレス・ミフ(警官 ・ギコ(管理人・ヘブン(従業員 ・コース(従業員・オン(技術兵 計55名(約 彼らに捧ぐ 悪夢のサバイバルに臆せず、勇敢に戦い抜いたことを These stories are records by STARS. 「ブーンの町でバイオハザードが発生したようです」 END 9月3日 22時00分 灰と化したVIPシティ ザシュ ザシュ 砂漠と化したVIPシティでただ一人、歩く者がいた。 確固たる威厳を携えて 「・・・・・・ツン」 おめ