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OSK日本歌劇団トップの高世麻央が22日、大阪市内で行われた大阪松竹座「レビュー 春のおどり」(5月19~27日)製作発表会見で退団することを明らかにした。
「いつか卒業していくときは来る。OSKを残すことを考えて走ってきたが、(昨年)95周年も成功し、ようやく自分自身のことを考えられるようになった」
横浜市出身。1994年、日本歌劇学校に入学し、96年入団。2003年に当時の親会社、近畿日本鉄道が劇団を離れて劇団存続の危機となった際は「OSK存続の会」の一員として新生OSKの立ち上げに貢献し、桜花昇ぼるの後を継いで14年にトップスターに就任した。
「100周年に向かって新しい力強いエネルギーでつないでいってほしい。先輩に教えていただいたOSKのDNAを後輩に残したい」
「キラキラ輝けるような公演に」と意気込む公演は、和物レビュー「桜ごよみ 夢草紙」と洋物レビュー「One Step to Tomorrow!」の2本立て。最終公演は東京・新橋演舞場「レビュー 夏のおどり」(7月5~9日)になる。
「結婚? そういきたかったけど、なかなかうまくは…」と苦笑いで寿退団は否定。「まだ何も考えられない」と、退団後の進路も未定という。