12.4 渋谷逮捕事件検証資料その1

by pippo

1、WEB上に流布されているデマ・中傷・攻撃予告典型例

例えば、http://wondery.blog134.fc2.com/blog-entry-280.html


デモ参加者に飛びかかり妨害するなどしたとして、警視庁渋谷署は4日、暴行の現行犯で、男(27)を逮捕した。

逮捕容疑は、同日午後3時25分ごろ、東京都渋谷区神南の路上で、デモに参加していた 60代の男性に飛びかかり、暴行を加えたとしている。

同署などによると、デモの参加者が男を取り押さえ、デモの警備をしていた警察官に引き渡した。デモには約100人が参加し、朝鮮学校に対する抗議活動をしていた。

ソース: MSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/101205/crm1012050003000-n1.htm
>これからの主権回復を目指す会の行動予定。

西村修平を柔道技で投げ飛ばした、崔檀悦(チェ・ダンヨル)の在学校の千葉大学へ謝罪&退学要求。

>千葉大に確認の電話入れた方からの連絡あり。
>大学は何も知らないようです。

武道の有段者の手足は凶器に成ります。これはれっきとした犯罪です。
千葉大043−251−1111

大学の体育会柔道部在籍経験から恐らくは有段者なので講道館で謝罪&段位の取り消し要求。

朝鮮語の語学教師をしているらしいので勤務先に謝罪&解雇要求。

朝鮮学校出身と思われるので卒業したと思われる千葉の朝鮮学校への謝罪&ヘイト街宣。

こうしたデマや中傷、攻撃予告の大元は何だろうか?



2、虚偽流布の元その1・産経新聞記事

WEB上の虚偽流布は、殆どが上記、産経新聞の記事から発している。

記事見出し

朝鮮学校への抗議デモ参加者に飛びかかり妨害 27歳男を逮捕
2010.12.5 00:00

しかし産経新聞は被疑者の釈放を知って、掲載後わずか3〜4日しかたっていないのにこの記事を削除した。「飛びかかり、暴行を加えた」が事実に反しているためである。

(1)現在WEBから削除されてしまった跡:
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/101205/crm1012050003000-n1.htm
(2)削除されたMSN−産経記事の保存キャッシュ(魚拓)は
http://megalodon.jp/2010-1205-0148-55/sankei.jp.msn.com/affairs/crime/101205/crm1012050003000-n1.htm
(3)魚拓のプリントスクリーン画像は
http://pipponan.fc2web.com/s_komet/001_sankei_gyotaku.jpg



3、虚偽流布の元その2・はなうさぎ氏写真

デマ・中傷・攻撃の元となって居る二つ目は、「はなうさぎさんのページ」に掲載された写真である


これには次のような見出しとキャプションがつけられていた。

  「在日がデモ隊に突入、主権・西村氏 に暴行!」
  「乱入した在日がまさに西村修平氏を倒そうとしている瞬間の画像」

しかし「突入」をイメージさせる右側の鉢巻男はデモ主催者「排害社」の旗手である加藤哲史氏である。また後に連続画像で詳述するが、被疑者は西村修平氏がつかみかかってきたときに身を翻したところ、西村修平氏が転んでしまったというのが真相である。被疑者は暴行を加えていない。

 

4、虚偽流布の元その3・Youtube「速報動画」

デマ・中傷・攻撃の元となっている三つ目は、WEB上にアップされたこの動画である

【速報】西村修平が朝鮮人に暴行される【渋谷デモ】 1分48秒
http://www.youtube.com/watch?v=4FLmzsX09fU

この動画の後半は、秒間を10倍にスローにしたリピート部である。

 



【動画から静止画抽出/実時間約2秒】


この動画の経過時間1分以降が遭遇場面だが、どちらが先に暴行を働いたのか、この動画では手前の人物の陰となって、はっきりとは映し出されていない。



しかし最初につかみかかったのは西村修平氏だったことが垣間見える。


突進してタックルに向っているのは、被疑者ではなく「排害社」の旗手を務めていた加藤哲史氏であったことはいうまでもない。「飛び掛った」のは加藤哲史氏であった





この動画では、西村修平氏が転ぶ2秒間のみを切り取り、20秒に拡大してリピートしているので、あたかも被疑者が技をかけたように見える。










動画はここで終了している。後半の曖昧な画像から、「背負い投げ」だとか「巴投げ」だとかの、とんでもない臆測がWEB上を飛び交っている。

 

5、遭遇の瞬間を捉えた動画

被疑者が「飛びかかった」わけでもなく「暴行を加えた」わけでもないことを証明する動画が現れた。12月6日、地検に送致されたあと、検事が見聞したビデオである。web上にもアップされている。

  「12.4黒い彗星@渋谷」
  http://www.youtube.com/v/qvdXPdxFjt8

 

【動画から静止画抽出】

白の矢印は「27歳の青年」=被疑者である。

 

「27歳の青年」はマルイシティ前交差点を、ゆっくりと歩いていった。そして、デモ街宣車とデモ隊最前列との間に入ってゆく。






「27歳の青年」はデモ隊列の前まで行き、手製の横断幕をひろげようとした。そこに、「60代の男性」西村修平氏が側面から近付いてきて、抱きついた。相手の体に最初に手を掛けたのは西村修平氏だった。 以下は拡大画像。



上着の中から手製の横断幕を取り出し、それを頭上で広げようとする「27歳の青年」。彼を取り押さえようと、右手に「日の丸」を持った60代の男、西村修平氏が側面から接触してきた。

西村修平氏が「日の丸」の旗竿を向こう側に廻しこんで、「27歳の青年」を羽交絞めにしようとした。


西村修平氏が日の丸の旗竿を使って、青年の右背面から羽交い締めした瞬間。
旗竿が折れたのは、これが原因だろう。→
<主権>サイトの写真

「27歳の青年」は横断幕を頭の上にかざして、広げようとしてた。



「27歳の青年」は、背面からしがみつく西村氏の背中に右腕を添えながら体を右に回転させた、無意識のうちに振り払おうとしたのだろう。回転力で西村氏は転がってしまった。それが「柔道の技をかけた」と宣伝されている行動だ。『巴投げ』だとか『背負い投げ』だとか、インターネットでは大袈裟なデマが飛びかっている。


おそらく私服警官たちが騒ぎの声を聞いて注視した時には、西村修平氏は地面に転がりかけていたのではないか。西村氏が青年を羽交絞めにした瞬間を見落としていたとしか考えられない。
突っ込んでいくハチマキ姿は排害社の加藤哲史氏。「27歳の青年」が柔道ワザをかけたとする「花うさぎ」氏撮影の宣伝写真は、この瞬間を反対側から撮ったものだ。http://hanausagi.iza.ne.jp/



西村修平氏は地面に転びつつある。

 

分析スライド参照 

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このように、被疑者は「飛びかかった」のではなく、逆に「飛びかかってこられた」のだ。またこの後、集団に囲まれ暴行を受け大きな怪我を負ったのは、被疑者の方だ。暴行罪の嫌疑は全く無い。

 

以下は、遭遇の瞬間から僅か21秒後の、ビデオに記録された「暴行被害者」西村修平氏の姿。


こちらは28秒後。


 

〜〜〜〜〜〜〜〜 以上 資料として