《俺Tuee企画・主人公案》 ※【憑依深度】   形而上憑依症候群が憑依者に与える肉体的影響度。   能力とは別に憑依者となることで得る身体の異常強度。   (能力の使用に際する肉体的フィードバックを抑えるもの。    例)超高速移動能力を得たが移動した瞬間ブラックアウトした、ということの無いよう)   憑物が高位存在であれば強いわけでなく、憑依者と能力との相性によるもの。 常人ランク:一般的な人間。全く影響はない。 達人ランク:オリンピック選手。通常の人間の限界。 超人ランク:人としての限界を超えた人外レベル。 神域ランク:神ならぬ身にて天上の意思に辿り着くもの。絶対的な力。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【形而上存在】テュポーン 【種族】魔神 【原典】ギリシャ神話 【憑依者】 【憑依深度】神域 【属性】混沌・善 【能力】暴風/不死 【背景】  ギリシャ神話に登場するガイアの怪物。暴風の神。  奢り高ぶったオリュンポスの神々に対する怒りから生まれた対神兵器。  一度は最高神たるゼウスをバラバラに引き裂き、自身も重症を負いつつ封印に成功するも、  勝利の為に手に入れた「勝利の果実」が決して望みの叶うことのない「無常の果実」だったため敗北。  不死の魔神であるが故にゼウスにも殺すことが出来なかった為、エトナ火山の下敷きに封印された。  憑依者はあらゆる風の上位に位置する暴風の担い手。  また最高神ですら殺すことのできない不死性を持つ。 【俺Tuee設定】  攻守ともに絶対的な純粋に強い能力者。  ただ最強の攻撃力と、絶対に死なない不死性からくる厭世観。  怠惰(面倒臭い、目立ちたくない)か孤高(強すぎると恐れられる、孤立する)等の、  オーソドックスな理由から普段は能力を隠している典型的タイプ。  低能力者などと日常を満喫しつつ、能力など関係ないと嘯く。  自身が絶対的安全圏にあり、相手よりも上位者であるからこそくる余裕から、  上から目線の説教臭い主人公になり勝ち。テンプレ。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【形而上存在】バロール 【種族】魔神 【原典】ケルト神話 【憑依者】 【憑依深度】常人 【属性】混沌・悪 【能力】死の邪眼 【背景】  ケルト神話に登場する邪眼の魔神。死の瞳。  見たもの全てを死に至らしめる邪眼を持ち、普段は重い瞼に閉じられている。  フォモール族の魔神としてダーナ神族を従属させていたが、自身の孫に殺される予言を受ける。  娘エスリンを幽閉し成就を阻止しようとするも、結局最後は孫であるルーに打ち抜かれ死亡する。  なお、その際に邪眼が後ろにいたフォモール族の兵士を凝視し壊滅させているという。  憑依者の力は死の視線。殺す瞳。最凶の邪眼。  視線を向けるというそれだけで相手を絶命させる究極の暴力。 【俺Tuee設定】  即死系という使いどころの難しい能力者。  同様の魔眼で知られる某殺人貴とは違い、視線を向けるだけで発動可能。  反面、線を切るなどの手順を介さず見た瞬間に殺してしまう為、誤爆の危険性を孕む。  過去に能力によって大切な人(家族・恋人)の命を奪ってしまい、能力を忌避しているタイプ。  所謂、暗い過去を背負ったヒーロータイプの為、基本的に暗い。  更に言えば「相手を殺す」以外に使えない応用性皆無の能力の為、日常では常人でしかない。  殺さなければ殺される、大切なものを守れない、等の葛藤を乗り越え、再び能力と向き合う。  そういった成長物として暗から明へと移行する主人公。ただし能力はザラキ。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【形而上存在】火之迦具土神 【種族】神 【原典】日本神話 【憑依者】 【憑依深度】神域 【属性】中立・中庸 【能力】原初の火 【背景】  日本神話に登場する神生みイザナミの最後の子。火の神。  生まれた時の炎で母神を焼き殺し、父たるイザナギに切り殺される。  その際に飛び散った血肉からは様々な神が生まれたとされている。  憑依者の力は炎。単純な文字通りの火力では暦市最高。  ただし、その力は制御することが出来ず、一度解き放たれたら最後全てを焼き尽くす。 【俺Tuee設定】  攻撃的かつ制御不能という、どちらかというとヒロイン向きの能力者。  周囲に敵しかおらず、建物など重要施設もないという限定状況ならば最強。  それ以外の状況・環境では、結局のところ嫌ボーン要員でしかない。  ※ 嫌ボーン:主人公が重症・殺されるなど、精神的負荷が生じた際「嫌ぁー!」と叫んで爆発。         といったテンプレ的な覚醒の仕方をするヒロインを指す。  主人公として活躍させるならば、まず制御を成功させるイベントを用意する。  それこそ嫌ボーン並に典型的な「ピンチに覚醒」で構わないので、まず制御させる。  そうなれば、後は主人公無双させるだけで俺Tueeが自動的に成立する。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【形而上存在】ヴィーザル 【種族】神 【原典】北欧神話 【憑依者】 【憑依深度】常人〜神域(相手により変動) 【属性】秩序・善 【能力】「悪」を踏み拉く力 【背景】  北欧神話に登場する神の一人。主神オーディンの子。  巨人族たる母グリーズより「強い靴」を与えられ、その力は雷神トールと同等と言われる。  曲者の多い北欧神話においては理性的な性格をしており、ヴァージの森で半ば隠遁生活をしている。  神々のトリックスターで知られるロキの口論において唯一、詰られることのなかった神。  ラグナロクにおいてはオーディンを飲み込んだフェンリル狼を、その強い靴で踏みつけ倒している。  最終的にラグナロクを生き延び、新しい世界を見守る神の一人となる。  また、語源的にインド神話のヴィシュヌとの関連性を示唆する説も有る。  神々の敵・アスラの王・悪神バリが天と地と地底を支配した際、  ヴィシュヌは化身ヴァーマナの姿にて三界を踏み抜き世界を取り戻している。  ヴィザールもまた神々の黄昏ラグナロクという世界の危機に際し、  世界を飲み込まんとした悪狼の大顎にその一歩を踏み降ろしている。  ヴィシュヌの最後の化身カルキが「終焉の時、全ての悪を滅ぼし新たな世界を築く」という行動も、  またラグナロク後に新生する世界を見守るヴィーザルと関連性を見出す事が出来る。  憑依者は純粋にただ強い力を得る。  ただ、相手が「悪」に属するものである時、その悪意に対する際には世界を踏み抜くほどの力を得る。 【俺Tuee設定】  相手によって能力の幅が上下する能力者。  普段は常人並のため、一見すると無能力者のようにしか見えない。  ただし、相手が「悪」に属する存在の場合、その力は正しく「神」に匹敵するものとなる。  「実は隠してたけど〜」な俺Tueeとしては本人の意思が介在しないタイプ。  自分の意思で実力を隠している訳ではないため、まず敵ありきな主人公。  相手が強大な悪であればあるほど、比例するように能力が増すという有る意味チート。  普段は弱い主人公が巨悪と対する時だけヒーローとなる活劇物。  善性でありながら必要悪を貫くようなタイプが出るとピンチ。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【形而上存在】件(くだん) 【種族】妖怪 【原典】地方伝承 【憑依者】 【憑依深度】常人 【属性】中立・狂 【能力】予知 【背景】  牛に似た姿と老人の顔を持つ妖怪。  決して外れることのない未来を予言する。   【俺Tuee設定】  外れる事の無い未来予知を可能とする能力者。  予知した未来を変えることの出来ない絶対の物と考えている。  あるいは、幼少期に不吉な予言をして忌避された過去があるのかもしれない。  諦観のために能力を積極的に使用しないタイプ。  未来は絶対ではないと意識改革するところから覚醒する主人公。  超近未来予知による先読みにより常人レベルでありながら高レベル能力者と対する。  予知能力者でありながら予知を覆す、バトル以外にも展開できるタイプ。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【形而上存在】グレムリン 【種族】妖怪 【原典】地方伝承 【憑依者】 【憑依深度】達人 【属性】混沌・悪 【能力】電磁波を操る 【背景】  世界大戦時にも登場した機械を故障させる悪魔的存在。  0時以降に食事をしても凶暴化しないし、水が掛かっても分裂したりはしない。 【俺Tuee設定】  周囲に無秩序に強力な電磁波を撒き散らすはた迷惑な能力者。  この機械全盛の時代、使用するだけで周囲に影響を与える厄介な力。  使うたびに苦情がくることから自由に使うことを制限された能力。  独自に能力の制御、使用を練習し発展させていくタイプ。  自身に電気を流すことで身体を高速に動かすなど、電気系のテンプレを踏襲。  努力で「使えない能力」を「使える能力」まで昇華させる主人公。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【形而上存在】ケルピー 【種族】妖怪 【原典】地方伝承 【憑依者】 【憑依深度】達人 【属性】混沌・悪 【能力】物質透過 【背景】  川べりにて旅人を誘い水死させる馬の上体に魚の尾を持つ魔物。 【俺Tuee設定】  そもそも水が必要だと勘違いしていた透過能力者。  物体を水に潜るように透過し、また透過中は自在に動ける。  それだけでも十分にトリッキーだが、この透過は能力にも応用可能。  憑物的に自分の能力は役立たずだと勘違いしている主人公。  確かに水棲生物の能力が陸上で使えるとは普通は考えない。  真の能力に気付いてから、その能力をどのように応用していくか展開するタイプ。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【形而上存在】ブラウニー 【種族】妖精 【原典】地方伝承 【憑依者】 【憑依深度】達人 【属性】中立・善 【能力】組み立てる能力 【背景】  北欧などに見られる蜂蜜を代償に様々な仕事をしてくれるお手伝い妖精。  木靴職人の老人の話がブラウニーではないかと言われている。 【俺Tuee設定】  壊れた物を組み立て、直す程度の能力者。  リサイクルには便利だが、ただそれだけしかできない。  手先が器用になる程度の恩恵しかないものと思われていた。  物作りの才と合わせることで変幻自在の道具を作り上げる。  壁をひっぺがして盾にしたり、廃材を利用して銃をくみ上げたり。  様々なものを瞬時にくみ上げることで自在の戦場を展開できる。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【形而上存在】ピカソ 【種族】英霊 【原典】史実 【憑依者】 【憑依深度】常人 【属性】混沌・中庸 【能力】深層意識の具現 【背景】  その道の人間でなくても名前は知っている有名画家。   【俺Tuee設定】  絵筆を持って現実を塗り替える能力者。  スケッチブックに描き出された怪獣は現実に足を踏み出す。  人を描けば当然、その人が具現化されることとなる。  非常にトリッキーな能力の為、その価値に気付いていない主人公。  火の絵を描けば火が、雪の絵を描けば雪が降るなど、その本質は万能。  あらゆるを可能とするため、使いこなすのが難しいタイプ。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【形而上存在】チンギス・ハーン 【種族】英霊 【原典】史実 【憑依者】 【憑依深度】達人 【属性】混沌・善 【能力】支配する能力 【背景】   【俺Tuee設定】  非常に強力かつ万能の絶対能力者。  ……であるにも関わらず、憑物が非協力的であるため使いこなせない。  憑物と憑依者の信頼関係によって真価を発揮するタイプ。  支配する場においてあらゆる命令権を持つ支配者としての能力。  散れと命ずれば物理法則を無視してでも拡散し、爆ぜろと命ずれば砕け散る。  相手が神域の存在であろうと影響は免れず、相対すれば能力が著しく減退する。  が、繰り返すが憑物が非協力的なため、そこまでの影響力を維持することは困難。  信頼関係を築き、協力しあえる敵に立ち向かうとき、戦いは始まる。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【形而上存在】ドナルド 【種族】英霊(?) 【原典】ハッピー・セット 【憑依者】 【憑依深度】神域 【属性】混沌・中庸 【能力】ランランルー♪ 【背景】  世界的に展開するファーストフード・チェーン店のマスコット人間。  皆も一緒に覚えようよ! ランランルー♪ 【俺Tuee設定】  ランランルー♪ ドナルドは、楽しくなるとつい殺っちゃうんだ♪ ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【形而上存在】 【種族】 【原典】 【憑依者】 【憑依深度】 【属性】 【能力】 【背景】 【俺Tuee設定】 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――