My Aim Is True

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ほとんど全ての韓国人は、「昔、日本は朝鮮を植民地にした」と思っている。

そして、残念ながら、反日左翼思想を信条とする日教組主導の戦後教育、あるいは南北朝鮮と付き合いの深い朝日新聞TBSなど左翼メディアの悪質なプロパガンダが刷り込まれ、多くのニホン人もそう思っている。


しかし、日本は朝鮮を植民地にしていない。

日本は朝鮮を併合・合邦(annex)したのであって、植民地化(colonize)したわけではない。戦前、どこの国も、朝鮮が日本の植民地だと思っていない。日本と朝鮮が条約によって併合した大日本帝国の領土だと思っている。イギリスは今でもイングランドとスコットランドとウェールズと北アイルランドの併合国家である。

※「日本帝国」と言うと、今のニホン人は大袈裟に感じ、プッと吹き出してしまうかもしれないが、イギリスは「英国」ではなく「英帝国」である。そんな時代である。今でも韓国のように「韓民国」と「」を付けないと気が済まない国も存在する。


かつての朝鮮半島を日本の「植民地」と言い出したのは、独立後の南北「朝鮮」であり、日本の左翼であり、マルクス主義に影響を受けた人たちである。

どうしても、日本の朝鮮半島統治を「植民地」と呼びたければ呼べば良いが、となると、全く統治形態の異なった西洋諸国の植民地統治と同じ呼称であるのは変なので、西洋諸国の「植民地」という呼称を変更するべきだろう。

西洋諸国の植民地統治と、日本の朝鮮「植民地」統治は性質も目的も全く異なる


西洋諸国にとっての植民地統治は、その地が持つ豊かな資源・食料といった物や金を搾取する場である。金になるから持っているのである。当然、物や金の流れは、植民地→宗主国である。そうした経済的利益を守るために軍事力を行使することもあるが、所詮、縄張り争いに過ぎない。植民地とは豊かな資源・食料さえを出してくれれば良いのであり、その地が発展しようがしまいが関係がない。民衆は愚民であればあるほど統治しやすかった。


日本にとっての朝鮮「植民地」統治は、全く逆である。物や金の流れは、日本→朝鮮である(基本的には)。経済的な利益など最後(敗戦)までなかった。植民地ではなく、日本の「領土」(併合国家)であるため、遅れていた朝鮮半島を発展させようと最後まで投資した。日本の朝鮮「植民地」統治の目的は、明治維新時の「朝鮮は日本と共に近代化、発展して強い国になって、一緒に西洋諸国の侵略に抵抗しよう」の延長であり、行政協力が駄目なら保護国とし、それでも駄目だったから、朝鮮側の要望もあって併合したのである。「強い国になってもらいたい」のだから、搾取して、弱体化してしまっては目的に反するのであり得ないのだ。

また、愚民化政策こそ植民地統治の基本なのに、日本は名古屋大学よりも大阪大学よりも先に京城大学(現・ソウル大学)を作った。優秀な朝鮮人を育て朝鮮半島を発展させるためである。

ちなみに朝鮮が「中国」の属国(植民地)だった時の、物や金や女の流れは、朝鮮→「中国」である。ただ、たくさん貢物を持ってくる朝鮮のような属国に対して、「中国」は建前として国防の義務を負っている。

まあ、今のアメリカと日本の関係と似ている。

北朝鮮が「日本はアメリカの属国」ということに反論は出来ないだろう。


朝鮮が日本の植民地だったのなら、日本の皇族と朝鮮の王族の結婚を認めるはずがない(朝鮮皇太子・李垠と梨本宮方子の御成婚)。西洋諸国のどの国が自分たちの王族と植民地の王族と結婚させたろうか?

朝鮮が植民地であったなら、朝鮮人の朴春琴を衆議院議員にしただろうか?

イギリスはインドに駐屯するイギリス軍の費用をインドに払わせたが、日本は朝鮮半島に駐屯する日本軍の費用は自腹で負担した(ただし、大戦末期は朝鮮総督府に軍事費の負担をさせている)。今でも日本政府はアメリカに「思いやり予算」を与えているくらいだ。


西洋諸国は植民地を他国に奪われても、経済的な損失はあるが、自国の安全保障にとって何ら影響はない。

日本は朝鮮半島を自国の安全保障の生命線だと思っていたのだから、日本列島同様に守らなくてはいけない。

そのため、日本は朝鮮半島が発展し強くなってもらうために、現在の貨幣価値で100兆円にも及ぶ金を投じた。

それでも、「いや、朝鮮という国家がなくなってしまった!」と言う人もいるかもしれない。可哀想だが、日本が併合しようがしまいが、朝鮮という国家はなくなっていただろう。そう言う韓国人がいたら、こう問えば良い。

「どれが良い? チベットになりたかったか、カンボジアになりたかったか、今の韓国で良かったか」

もし、日清戦争(1894)で日本が負けていたら、朝鮮は「中国」に併合され、今のチベットと同じように少数民族として二度と独立できなかったろう。仮に一時的に独立できたとしても、「中国」は一度でも自国の版図に加わった国は、「有史以来、不可分の『中国』固有の領土!」と主張し、何度も侵略を試みるだろう。実際は版図になっていなくても、かつて朝貢冊封関係のあった国は「中国の領土!」と主張しているくらいで、毛沢東も「朝鮮半島は中国の領土!」と主張していた。もちろん、日本に併合されてなかったら、日本の莫大な投資が行われていなかったから、韓国は世界屈指の極貧地帯のままであったろう。

もし、日露戦争(1904)で日本が負けていたら、朝鮮はロシアの領土になり、ロシア革命と共に共産化し、国民の3分の1を大虐殺したポルポト政権時のカンボジアのような国になっていただろう。つまり、今の北朝鮮以下の地域である。

暗黒の李氏朝鮮に最も似ている国家は、北朝鮮である。一部が裕福な暮らしをしている中で餓死者が絶たないなど李氏朝鮮そのものである。ただし、北朝鮮も日韓併合時に莫大な恩恵を受けており、独立後も北朝鮮系「在日」朝鮮人に日本から多くの金や技術を送ってもらい、かろうじて現在の経済規模を維持できている。

つまり、日本に併合してもらえなかったら、韓国は、チベットかカンボジアか北朝鮮よりもっと酷い地帯になっていたということである。


日本が朝鮮半島の近代化、発展のためにどれだけ良い政策をしたかを韓国人留学生に教えると、彼らの反応は大きく分けて二つに分かれる。


一つは、「日本人の言うことは全て妄言」と全く聞き入れないタイプである。

個人的に、このタイプを「キムチ・パワーが強過ぎる」タイプと言っている。全てにおいて勝たないと気が済まず、特に日本との比較、韓国人と異なる日本人の見解には何が何でも打ち勝たないといけないと燃えるタイプである。

このタイプの韓国人留学生に、冬の帰り道、「寒いねぇ。冬の韓国の気温は何℃くらいなの?」と訊くと、「マイナス○○℃くらい」と言うので、「そっか、じゃあ、日本より寒いんだね」と言うと、

「韓国にはオンドル(床暖房)があるから、日本の方が寒い!!」

と返されてしまいました(笑)。

中国人留学生も「あいつら(韓国人)は、どうして、あんなに自信過剰なんですかね」と、よく口にするが、むしろ僕は自信の無さ(コンプレックス)が根源にあるがために、表面的な強がりに繋がっていると感じることがあります。

幼い頃、イジメられていた人が、大きくなってイジメられなくなると、不自然なほど自信過剰に態度を大きくする人っていますよね?

それと似たような感じです。


こういった感情的に話し、論理的に話すことが出来ない韓国人も多いのですが、そうではないタイプもいます。

ただし、論理的に物事を解釈することが出来つつも、朝鮮民族主義(日本には負けない)が根強く、僕の言うことは理解できるけど認めるわけにはいかない、何とか打ち負かそうとする人がほとんどです。


ある韓国人留学生は、僕が話す、日本の朝鮮統治の善政を理解しつつも、「日本の良いことばかり言って!」と言います。

そこで、「いや、俺は日本の朝鮮統治が全て正しかったというつもりはないよ。良いことをたくさんしたけど、良くないこともしている。ただ、韓国の歴史教育では、日韓併合時代、日本がまるで悪いことしかしてなかったかのように教えているから、俺はあえて日本がした良いことを教えて、バランスを取ってもらおうとしているだけだよ。俺は日本がした良いことも悪いことも話せるけど、あんな教育を受けた韓国人が日本がした良いことを知っているとは思えない。俺は日本がした悪いことも認めることが出来るから、試しに何か日本がした悪いことを挙げてみて」と言うと、

「朝鮮総督府庁舎の建てた場所」を指摘した。

良い指摘である。

※朝鮮総督府庁舎は朝鮮王朝の宮殿(景福宮)と光化門の間に建てられたため、街から民衆は景福宮が見えなくなった。現在、朝鮮総督府庁舎は撤去破壊されている。


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「あれは最悪だね。朝鮮人の神経を逆撫でする行為だ。あれは日本が謝罪すべき点だね」と言うと、

「そうよ!あそこに建物を建てたせいで、韓国には良い『気』が通らなくなったのよ!その影響は今でも続いてるわ!」と言うので呆れてしまった(笑)。


風水だか陰陽道だか知らないが、この韓国人の言うことを別の表現にすると、

「(暗黒の)李氏朝鮮時代も幸福に暮らしていた朝鮮人が、あそこに建物を建てられたせいで、不幸が訪れ、世界で最も優秀な朝鮮人の国が、日本みたいな、中華思想的に下位の国に後れを取り続けてるのよ」

である(笑)。

これは、「暗黒の500年」李氏朝鮮時代の史実を知らないからである。教わっていないからである。そして、中華思想的には、下位の日本に後れを取っていることに対し、日本に対する侮蔑意識とコンプレックスを露わにしたものである。


ちなみに、日教組教育を受けて、「左翼育成大学」ICUに通っていたサヨク学生(以前登場した極左学生とは別人)に、日本統治時代、日本は朝鮮に良いこともしたということを話すと、「すべて、日本のためにやったことでしょ!」と言われた。

恐ろしいことである。日教組&ICU教育、恐るべしである。

サヨク化してしまった、このICUのサヨク学生は、もはや、日本(人)の視点から歴史を見ることが出来ないばかりか、客観的に見ることも出来ず、日本の歴史を反日主義の朝鮮人の視点からしか見ることができないのである。

元々、この子には「自己愛が強過ぎる」と指摘したこともあるため、自分が「自分のやることは全て自分のため」であるが故に、「全ての人は全て自分自身のために行動している」という意識が抜けないのであろう。

もちろん、こうした左翼化した人にしてみたら、日本(人)の視点から歴史を見たところで私個人にとって何の得になるんだ?金儲けの役に立つのか?としか感じないだろう。


別の韓国人留学生は史実を理解し認めざる得ない(しかし、認めるわけにはいかない)という態度で、「どうしてもわからないのは、何故、日本はそこまで韓国のために色々してくれたのか?」と言う。


日本人なら、そんな単純な二元論では考えない(ニホン人は別)。

日本の朝鮮統治の善政は日本のためか?朝鮮のためか?という問いに改めて答える必要があるのかわかりませんが、言うまでもなく、それは「日本のためでもあり、朝鮮のためにもなった」のである。

国際社会における大部分の条約、協定、協調はお互いの利害関係が一致して成り立っているのである。

戦後、韓国に「漢江(ハンガン)の奇蹟」と呼ばれる経済復興を成し遂げた朴正熙(パク・ジョンヒ)大統領(在位1963-1979)は、「日韓併合は韓国にとって、ベストではなかったが、間違いなくセカンド・ベストであった」と語っている。彼が思うところのベストは、恐らく、韓国が自力で近代化することだったろうが、現実的には不可能な幻想である。チベットやカンボジアになるより良かったと言っているのである。


日米安保条約(日米同盟)は日本のため?アメリカのため?

言うまでもなく、日本の国防&とりあえず経済復興政策と、アメリカのアジア戦略という利害関係が一致したから成り立っているのである。

僕は「日米安保(日米同盟)は日本にとって、ベストではなかったが、間違いなくセカンド・ベストであった」と考えている。ベストは日本が独力で主権独立国家として冷戦を勝ち抜くことであったが不可能であったろう。

1960年、日米安保(改正)騒動が起き、日本国内、国会は大荒れとなった。

反対!と大騒ぎ&大暴れした人の大半は改正案の内容すら知らず、単に左翼メディアに踊らされた大衆であり、そもそも、この騒動の黒幕はソ連の工作員であったことが、今では判明している。

ちなみに、これまで日本はアメリカのために基地を提供するだけだったのだが、この改正によって、基地を提供する代わりに日本を守る義務を認めさせるものであり、日本の国防にとって有利な改正であった。

ただ、日本共産化を夢見る左翼にとっては許しがたい改正であった。チベットのように「中国」に「解放」(侵略されて共産化)して貰いたかった左翼には在日米軍は邪魔者である。

そのため、当時の社会党(現在は民主党と社民とに分裂)の委員長は、訪中して毛沢東に「日米安保改正を阻止できませんでした」と謝罪しているが、毛沢東はさすが「大物」であり、「今回のように国論を二分することは歓迎すべきことであり、これは革命への第一歩となる」とたしなめている。

ちなみに僕は、「日本国憲法」(占領基本法)と日米安保を盾にして、「焼け野原の日本にまずは経済復興を」という戦略を全面否定するつもりはありませんし、結果的に成功したと思っています(あの「憲法」に塗り込まれた左翼思想が日本を破壊していった面はあるが)。

ただ、経済復興を成し遂げた70~80年代には「憲法」を改正、あるいは新憲法を制定しなくてはいけなかった。残念ながら、日本人は戦後レジームのぬるま湯から抜け出せなくなり、ぬるま湯がすっかり冷めて、冷水に変わってしまったのが今の日本である。やがて、日本は冷水ですっかり冷え切ってしまった丸裸で、そこから飛び出さなければならない時が来るであろう。


う~ん、またしても脱線。

長い前置きになったが、次回からは「よこせ」神話の実体を記したい。

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