イベント143“幸せってなんだっけ” 月光ほろほろの一日 1.朝 たけきのに仕える月光ほろほろという男がいる。 この漢、最近婚約をした、背の君となる女性の名は月華陽子。皆からはヨーコさんと呼ばれている。 そんな彼の一日の風景を覗いてみよう。 皆が目覚める一刻ほど前・・・ 舞台はある道場。 稽古場には数人の藩国民が眠りについている。 どうやら昨晩から酒盛りをしてそのままつぶれてしまったようだ。 そこに褐色の肌の女性が現われる。 月光ほろほろの彼女(個人ACEともいう)月華陽子である。 彼は家を持っていないので、彼女は泊まったりは出来ないのであった。 (旦那様はまだよく寝てますね、ふふふ、かあいいデス) 寝顔を見つめながら、旦那様を起こさないようにそっと寝台からそっと放れました。 今日は家に帰らなきゃいけないのデス、その前にせめて奥さんらしいことをしていきまス。 静かに静かに台所に行くデス。 奥さんの役割、今のままでは充分に果たせていないですが、せめて今日の朝ごはんは用意してあげたいデス。 冷蔵庫をのぞいています。 ・・・びーるばっかデス・・・ 旦那様の健康はワタシが注意しないといけませんネ! そういえば昨日も酒盛りをしてかえってきました・・・ 朝から重いものでは食欲が湧かないでしょうから、何がいいでしょうか? ※月光のイラスト(ヨーコさんの絵) ヨーコは冷蔵庫から「たまご・たくあん・塩鮭・シジミ」を手に入れた。 しばらくして台所からリズミカルな音や香ばしいにおいが漂ってくる。 とんとんとん、じゅうじゅうじゅう、ことことこと。 「甘い卵焼き。 たくあんのお漬物。 香ばしく焼いた塩鮭。 シジミのおみおつけ。 炊き立てのご飯。」 シジミのおみおつけは荒れた肝臓にやさしいでしょう。 これで献立が一通り整いましたデス、お掃除は昨日済ませましたから後はお洗濯デスネ。 昨日銭湯で着替えた服だけだからすぐ終わりまス。 玄関前の水場に備え付けてある盥と洗濯板つかってごしごしするデス。 じゃぶじゃぶ、ごしごしごし、ジャブジャブ、ぎゅ〜〜〜。 ぱんぱん、ぱんぱん、ぱんぱん。 ふう、いい風が吹いてます、今日もきっとお陽さまが照らしてくれますネ。 少しでも旦那様に寝ていただきたいので、このまま戸締りをして寮に帰ることにしましょう。 /*/ じりじりじりじりじりじりじりじり。 部屋に響き渡る目覚ましの音。 う〜ん、ヨーコさん・・・えへへ・・・そんな大好きです・・・うっ、う〜ん。 はぁ〜ぅ・・・うぅぅ、もう朝かぁ、ぅぅん、はっヨーコは・・・あぁ寮に帰ったんだ。 はぁぁぁぁぁ、早く二人で過ごす為にも家を買わないとな〜 その為にも今日もがんばって働かないとね。 歯磨き、洗顔〜着替えに朝食〜今日もがんばって働こおぅ〜♪ あれ、ちゃぶ台の上に何か紙がおいてる、ヨーコの書置きかしら? なになに。 「月光さん、まだ呼び捨てにするのは恥ずかしいです。 朝ご飯作っておきました、食べてください。 それと洗濯物は陽のあるうちに取り込んでください、 そうそう、掃除のとき見つけた靴下洗濯して箪笥にしまっておきました。 あなたのカダヤより」 ・・・・・・・・・・・・・・・・くつした・・・ってのは置いといて、俺って愛する人にあんまり報いてないなぁ・・・ 家が無いこともそうだけど、愛する人の手を洗濯で荒れさせるのはやっぱ男として駄目だろう。 洗濯機やテレビとか、まだまだいっぱい揃えないと! その為にもヨーコの作ってくれたご飯を食べて力をつけないと。 おいしいなぁ、ほんとおいしい。 シジミのおみおつけを啜ったときにはなぜか涙が出てきた。 僕たちが守るべきものこそが、この一般的な人々の生活そのものだと再確認したよ。 そうだね、こんな平凡な生活こそが何より守るべきものであり、われらがたけきの栄光と比すべきものものであると。 よし!、今日一日がんばって働いて明日につなごう。 月光は人の道場で、そんな事を思うのだった。 2.午前中 朝の柔らかな日差しが降り注いでいる。 さわやかな風が畑の作物の葉をさやさやと揺らしている。 田園地帯に広がるジャガイモ畑には農作業に従事する人々が仕事を始めていた。 だがこのような人々はたけきのでは少数派であった。 豊富な食料自給率と藩王の厚い人民保護策の影響で、人々は働かなくとも生活できる環境が保障されているのであった。 無職国民の一部がニート化し問題となっていたのである。(ある意味平和な悩みであったが・・・) さて、そこに住む月光ほろほろは結婚間際になって我が身を振り返ってみてこのままではヨーコに何一つ報いてあげられないことに気付く。 家はない、ヨーコと一緒に暮らすとしても日々の暮らしを楽にする機械の一つとして持っていない。 未来に向け、まず家を手に入れることが幸福への第一歩と決心した月光は、政庁の仕事の合間を縫って畑仕事に精を出し始めたのである。 ※化野さんのイラスト(農作業) 「月光さん今日も精が出ますね」 「農作業は腰に来るけど、月光さんは大丈夫かね?」 「今日もお日様が照って仕事甲斐があるねぇ」 農作業仲間が月光に次々と話しかける。 「皆さん今日も精が出ますね」 月光は集まってきた人々に律儀に会話を返しながら、午前中の作業について配分を考え作業計画を立てた。 「よし、今日もがんばりましょう、とりあえずはお昼を食べることを目標にね!」 3.お昼 午前中の仕事を終え、今は昼休み。 近くにある派出所の一室を借り、昼食をとることにした。 ニコニコしながらカバンから包みを取り出す。 そこに現れた物は朝、ヨーコさんから渡された手作り弁当であった。 「へへ・・・ やっぱうめぇなぁ・・・」 涙も流さんばかりに弁当をほおばる月光。 幸せなひと時である。 だがしかし、そんな平穏は長く続かない。 給湯室のドアから声が漏れてくる・・・ 「・・・奥さん、見ました?」 「見た、この目でしっかり見たんよ!」 「あの、みたんって言われると、その・・・」 「別にひわみさんの名前は呼んでないでござる」 (ひそひそひそひそッ) 「砂神に・・・ひわみ!?」 すさまじい勢いで話し始める二人に圧倒される月光。 そんな月光を置いていくように部屋の照明が落ち、入り口にスポットライトが当たる。 「地位も名声も手に入れた、ある有名なシェフはこう言った。 どんなに修行を積んだところで、 かつて母親が自分に食べさせてくれた料理の味を越えることは出来ない、と」 「し、志水・・・?」 あっけに取られる月光。 そして窓の破れる音。 「ある美食家はこう言った。 世界中の絶品と呼ばれる料理は、ほぼすべて食べつくした しかし母親の手料理を越える絶品には未だ出会ったことがない、と」 「モモ!?」 振り返れば逆光の中に、中年メタボ代表モモがいた。 目を細めて見ていると、月光の座っていたデスクの引き出しが唐突に開く! 「つまり、母親の手料理に勝てるものなど存在しないッ その弁当はまがい物だーーーっ」 「は、藩王・・・なんて事を! っていうかどうやってそこに入ったんですか!?」 「体丸めればなんとかなるッ・・・ でも出れない!はまった!」 藩王を引き出しから引っこ抜き、腕を組み部屋から出る面々。 彼らからは冷やかしと殺気が交じり合い、何とも言えない空気が漂っていた。 「・・・・・・飯、食うか」 4.午後 「月光さん手伝いに来たよ〜」 昼食を取って休憩していた月光の元に数人の人影が集まる。 「月光さん水臭いですよ、たけきの藩国の恋の呪いを解いたあなたは私たちの希望なんだからもっと堂々としてください」 後で予定していた飲み会のメンバーが手伝いに来たのだ。 集まった面子は藩国以外の仕事で多忙を極める人も少なくない、それでも月光を祝福しようと何を置いても参加を優先したのである。 月光はありがたさに胸が震えた。 「みんなありがとう、ほんとにありがとうございます、ですがこれは私事です、みんなに手伝ってもらうのはあまりに心苦しいんです」 「私事、違うね君が幸せになることがみんなの幸せなんだよ」 「そうそう、恋愛に呪われた国たけきのの呪縛をといてくれる君こそが我々の希望なんだよ」 「だから土仕事をがんばって夜の宴会を楽しみましょう」 黄昏を迎えるころ仕事を終えた仲間たちは、こんこの所有する道場(別名:宴会場)へ連れ立って向かっていったのである。 …たけきのの宴会それはあるものは「天国」といいあるものは「地獄」と言う、人類の極限に挑戦する楽しそうな宴会であった… 5.夕方 ここはこんこの道場。 既に酒盛りの準備は済んでいる。 月光とヨーコ、その仲間たちは仕事あけに集合した。 月光ほろほろ : 「あー今日も疲れたぜ。早速飲もうぜ?」 志水高末 : 「酒!酒!酒!酒!」 竹戸 初 : 「こんばんはー」 ていわい : 「よーし、みんなついだかな?」 TAKA : 「つまみは仕出し屋が届けてくれています、お酒類はすでに酒屋さんが配送してくれています、皆さん気兼ねなく楽しんでね」 こんこ : 「おっさけ〜」 仕事あけのせいか、全員テンションが高い。 飲み会でテンションの上がる面子、と言えるかも知れない。 化野‘IMAP’忌々 : 「さーけ!さーけ!」 ヨーコ:「お疲れ様会、するデス。命の洗濯デス」 でいだらのっぽ : 「お疲れさま、っと、まずはビールだな」r:コップ配りはじめる 竹戸 初 : 「ご厄介をかけます(ぺこり)」 二郎真君 : 「で、いつ結婚式するんだい、月光さん」 r:こっそりぐびぐび 月光ほろほろ : 「そ、それはですね二郎さん」r:ヨーコさんを見て ヨーコは真っ赤だ。二郎が言った結婚の言葉に反応している。 志水高末 : 「コップ?ジョッキだ! サーバーごと持ってこい!」 ← #一応たけきの藩摂政 TAKA : 「すでにボルテージはMAXですねぇ、うふ」 竹戸 初 : 「閣下、少し落ち着いてw」  でいだらのっぽ : 「まさに命の洗濯…」 こんこ : 「せっしょー、とばしすぎて倒れるなよ」 でいだらのっぽ : 「テンションあげすぎだ」www 化野‘IMAP’忌々 : 「せっしょーにはもう口に向けてビール放水で良いんじゃないですか?」 志水高末 : 「いっぺんサーバーの蛇口に口つけて飲んでみたい」(カス TAKA : 「ここは新婚の月光さんに挨拶の音頭をかねて挨拶してもらいましょう」 二郎真君 : 「って、俺もう飲んでるぜ」 ※月光のイラスト(乾杯) 月光ほろほろ : 「やるな二郎!じゃあ、今日もお疲れでした、乾杯!」 竹戸 初 : 「おつまみも摂らないと、身体に障りますよ」r:おつまみの皿を差し出しつつ でいだらのっぽ : 「乾杯!」 竹戸 初 : 「かんぱ〜い!」 ていわい : 「お疲れさまー かんぱーい!」 志水高末 : 「かんぱぁぁぁい!」 化野‘IMAP’忌々 : 「かんぱーい!」 こんこ : 「かんぱ〜い」 竹戸 初 : 「かんぱ〜い!!」 TAKA : 「二人の未来に幸多からんことを、乾杯ですわっ!」 ヨーコ:「飲み過ぎ、良くないデスよ?乾杯デス」 でいだらのっぽ : 「…ありゃ、悪い見本だな…知らない人に迷惑かけんなよ」www>摂政 志水高末 : 「ヨーコさん、何言ってんだ。アンタは月光の面倒だけ見てりゃよろしい」 志水高末 : 「月光が嫉妬しちゃうぞ☆」 仕出し屋から料理が届いた。まだ湯気が立っている。美味しそうだ。 化野‘IMAP’忌々 : 「茹で落花生どこー?」 志水高末 : 「落花生?神棚のところにあった気がする」 二郎真君 : 「・・・このぼけなすーーーーー!!」  r:いきなり月光さんのえりをぐいとつかむ ていわい :r:二郎さんを止めに入る 竹戸 初 : 「あわわわ、落ち着いて落ち着いて!」 月光ほろほろ : 「ぐは。どうした二郎?いた、痛いって」 ていわい : 「どうした二郎さん。どうどう、落ちつけ。」 志水高末 : 「二郎!これを使えっ」r:空になったビールジョッキを投擲 ていわい : 「アターック!」r:ビールジョッキを打ち返す 志水高末 : 「竹戸ばりやー!」r:竹戸を盾にする 竹戸 初 : 「洒落になりませんぞ!」 r:宙でビールジョッキをキャッチ。 r:竹戸はビールジョッキを真剣白羽取りした。 二郎真君 : 「よーーーーーーこさんの手料理はどしたぁぁぁぁぁぁぁ」 r:仕出し料理を睨みながら月光をネックハンギング 化野‘IMAP’忌々 : 「乾杯したとたんコレかw」r:神棚へ落花生を取りにいく ヨーコ:「作ってあるデス」ヨーコは料理を並べ始めた。 でいだらのっぽ : 「うまそうだな、冷酒いたたくか」>料理 ていわい : 「二郎さん、手料理きましたよ。おー、これは旨そうだ。食べましょう、食べましょう」 こんこ : 「うまうま」r:周りを気にせず飲み食い 二郎真君 : 「・・・ふ、分かってだぜ、月光。」 r:輝く笑みでごめんなさいorz TAKA : 「そうそう、この間法官仕事仲間で世間話したんですわ、他の国ではテレビィとか洗濯機とかなにやら便利な機械があるんですって、うちにもあれば主婦の方の助けになると思いましたの」 月光ほろほろ :「ヨーコさんの料理、んめぇぇえぇぇえええええ!!!!」 ていわい : 「あー、それ聞いた事ありますよ。テレビとか、ずいぶん面白いらしいですねぇ」 志水高末 : 「洗濯機か・・・。アレは悪魔の兵器ぞ・・・」 TAKA : 「ヨーコさんも便利な機械があれば結婚生活が楽になりますわよ、月光さんにおねだりなさいな」 竹戸 初 : 「では、僕(やつがれ)も」r:料理に手を出す竹戸。その片手には、血塗れビール瓶が。 でいだらのっぽ : 「洗濯機やら掃除機は便利らしいねえ」 化野‘IMAP’忌々 : 「もくもく」r:被害の無さそうな隅で落花生を食べる ヨーコ:「でも、贅沢は敵デス」 ていわい : 「おぉー。こりゃうまい」 二郎真君 : 「とりあえず、TVは欲しいよな。面白い娯楽番組とかあるらしいし」 r:もぐもぐ でいだらのっぽ : 「…うむ、うまい」r:手を伸ばしてさりげなくヨーコさんの料理をとる TAKA : 「うちの国にはテレビィはほとんど無いですけど、すっごく楽しいらしいですわ」  r:ごごごっ、ビールを飲み干す 竹戸 初 : 「美味しいですね〜」 ヨーコ:「テレビ…」 志水高末 : 「やべ、この料理酒がすすむ」r:ごっきゅごっきゅ ていわい : 「まぁ、少しくらいの贅沢なら生活の潤いですよ」r:ビールを飲み干す 化野‘IMAP’忌々 : 「日々頑張ってればたまの贅沢も良いんでないですか?」 こんこ : 「面白いのが多いって言うねぇ」>テレビ 月光ほろほろ : 「ぷ、プレゼントするよ!君が見たいというのなら、おれは頑張って働くさ!!」 竹戸 初 : 「おお〜!」 r:拍手。 でいだらのっぽ : 「ああ、アレか…綺麗になると価値が減るとか言ってた…」 TAKA : 「テレビィとか他の機械とかも他の国ではぜいたく品ではないんですって、うちもそんな国になれば良いですわね」 r:みんなにお酒をついで回る 二郎真君 : 「いよっ、亭主の鑑!!」 r:げっこーさんがんばれー ていわい : 「おー、月光さんかっこいいぜ! おーい、誰か角砂糖もってこーいw」 でいだらのっぽ : 「…ほほう、月光殿はやる気のようだ」ニヨニヨ ヨーコは嬉しそうに藩国民(あなた方)を見た。輝くような笑顔 二郎真君 : 「・・・俺も結婚してーなー!!」 r:ぷはー 志水高末 : 「月光・・・ 頑張んなきゃなぁ・・・」 化野‘IMAP’忌々 : 「やー、男前ですねぇ」ニヨニヨ 月光ほろほろ : 「砂糖はいらないってば!」r:ていわいを見て 化野‘IMAP’忌々 : 「砂糖でなければサッカリン?」 でいだらのっぽ : 「うーむ、この幸せ者め!もっと飲め!」r:月光さんに酒をつぐ 月光ほろほろ : r:のっぽにつがれた酒を飲み干して「あー美味い。やっぱみんなで飲む酒は美味いな」 竹戸 初 : 「実は、それこそが一番の贅沢なんですけれどね。大いに同感です」 r:かなり酔って来た。 でいだらのっぽ : 「そうだな、俺もキレイな嫁さん欲しいぜwww」 志水高末 : 「おーし。今日は二人の為に、用意した酒全部飲み干してやる!」 TAKA : 「私たちは今ある幸せをなるだけ延長する形で、日々を暮らしていけたら良いわね・・・月光さんがんばってね」 月光ほろほろ : 「おう、おれはみんながいる日々に幸せを感じるぜ…TAKA」 こんこ : 「・・・・・・・ふむぅ(ニヨニヨ」 TAKA : 「ヨーコさん幸せになってくださいね」 ヨーコ:「はい、デス」>TAKA ていわい : 「仕事して、仲間と飯食って酒飲む。うちらは幸せじゃなー」 志水高末 : 「次は竹戸、お前だ・・・ 潰してくれようぞ」r:ケラケラケラ 竹戸 初 : 「ふっ。さっきは加減し過ぎたかな?」 r:また血染めのビール瓶に手を出す。 月光ほろほろ : 「良い事言った!ていわい!日常のなんと素晴らしいことか。TAKA、もう1回乾杯だ!!」 ていわい : 「じゃあ、月光さんとヨーコさん、そして我らとたけきの藩国のみんなの幸せにかんぱーい!」 でいだらのっぽ : 「わはは、乾杯!」 こんこ : 「か〜んぱ〜い」 月光ほろほろ : 「かんぱーい!!」 竹戸 初 : 「かんぱ〜い!」 化野‘IMAP’忌々 : 「かんぱぁぁぁぃ!」 志水高末 : 「かんぱーい!」r:ごっきゅごっきゅごっきゅごっきゅ TAKA : 「みんな、このまま行くとまで行っちゃいますわよ〜、ごうとぅへぶん〜」 志水高末 :r:ごっきゅごっきゅ・・・「ぶぼっ!!!」ドサッ ヨーコは飲みつぶれた藩国民に毛布をかけたあとに微笑んだ。 こうして、たけきのの夜は更けてゆく・・・ 6.深夜 「んんん…」 小さくうめき、月光が目を開ける。 いつの間にか酔いつぶれてしまっていたようだった。 頭を2・3度振ると夜風に当たろうと縁側に出る。 「目、覚めたデスか?」 「よ、ヨーコさん!まだ帰ってなかったんだ?」 縁側にはヨーコが座っていた。空には煌々と月が輝いている。 「隣、座ってもいい?」 ヨーコは笑顔で少し右に座っている場所を移動する。月光はそこに座った。 二人は月を眺めている。 風は穏やかで、空気には草の匂いが混じっている。 「あんまり遅くなると危ないから、送っていくよ」 「ありがとデス。でも迷惑だからいい、デス」 「迷惑なんかじゃないよ。おれが送りたいんだ」 ちなみにヨーコはみなし職業に「白兵鬼」を持っていて、間違いなく月光よりも強いのだがヨーコは黙っていた。 彼女は優しさが何であるのかを、ちゃんと把握していたのだ。 月光はヨーコを見つめる。月明かりに照らされた彼女は、すごく、綺麗だった。 頬を赤くした月光は、右手をヨーコの左手に重ねた。 ヨーコ、顔を赤くしたが、振りほどきはしなかった。 空には輝く月が、世界を見守るように輝いていた… ※月光のイラスト(縁側の月) /*/ スタッフ 行動計画作成:月光ほろほろ イラスト:月光ほろほろ(1・3・4枚目)、化野‘IMAP’忌々(2枚目) SS:TAKA(1・2・4)、志水高末(3)、月光ほろほろ(6) ロールプレイ編集:二郎真君 ロールプレイ参加: 志水高末、月光ほろほろ、TAKA、化野‘IMAP’忌々、こんこ、ていわい、竹戸 初、でいだらのっぽ