ビートたけしがテレビから総スカン…視聴率好調『情報7DAYS』も降板？

　新型コロナの猛威がますますひどくなる中で、民放各局は来年度に向けて急ピッチで予算の組み直しをしているという。

「CMスポンサーとなる大企業が軒並み宣伝広告費を削る方向で予算を組み直し始めています。それに伴い、テレビCMがいま以上に厳しくなることが明白です。現在は、コロナ前に組んでいた、今年度の予算を消化するためにCMが復活し始めているのですが、それも来年の4月までの話。年度が変われば、見直す会社が多くなるので今年よりも来年のほうがテレビ局には厳しい年が待っている。それを見越して、経費削減や番組予算の大幅な削減を各局が行っています」（大手広告代理店関係者談）

　これまでは考えられなかったような番組の終了も相次ぐという。

「『とくダネ！』（フジテレビ）や『グッとラック！』『噂の！東京マガジン』（ともにTBS系）などは打ち切りが決定しています。リニューアルという形で、ゲストがいらないYouTubeなどの動画を使った番組も増える予定で、まだ幾つかの有名番組が打ちきりになるそうです。中には、これまでの半分近い予算しか割り当てられない予定の番組も出てきて、各番組のプロデューサーは頭を抱えています」（民放関係者談）

　タレントに払うギャラも各局半分近く削る方向で調整をしているという。中でもギャラの高い大御所タレントでリストラ候補の筆頭が、ビートたけしだという。

「『奇跡体験！アンビリバボー』（フジテレビ）は、打ち切りとなるという報道もありましたが、視聴率が好調だった『新・情報7DAYSニュースキャスター』（TBS系）もたけし降板が囁かれはじめている。どうやら、リモート出演が続く中で視聴者から、ろれつが回っていなくて『何を言っているのかわからない』と苦情が相次いだ事が原因だとか。たけしサイドは、かなり抵抗をしているようですが…」（民放関係者談）

　かつては各局にレギュラー番組を持つほどに大人気だったビートたけしだが、なぜリストラの危機にあってしまうのか？

「18歳年下の女性と再婚をし、そのA子さんが現在のたけしのマネージャーを務めている。A子さんと弟子のたけし軍団は意見が合わずに、次々とたけしの元を去っていっている現状です。弟子の中には、『洗脳されているのでは』と心配をしているメンバーもいて、ガダルカナル・タカを中心にA子さんと別れるように説得をしたようですが、たけしが逆上して話にならないとか。さらにA子さんがテレビ局と交渉もするようになってから、このご時世なのにギャラのアップや待遇改善を伝えるようになって、今回の各局のリストラにつながっているようです」（民放関係者談）

　そんなビートたけしを尻目に、盟友たちには新番組の声もかかっているという。

「所ジョージとタモリには、NHKを中心に新番組の企画が幾つか立ち上がるようです。ゲストをスタジオに呼ばないで、MCと局アナだけの番組を増やす際に番組を取り仕切れる力があるのは所さんとタモリさんくらい。また、好感度も抜群でたけしさんのようにスキャンダルの心配もないので、広告代理店からの受けもいいので声がかかるのでしょう。」（民放関係者談）

　裸の殿になってしまったビートたけしに、復活のときは来るのか？

小林真一（こばやし・しんいち）

出版社、IT企業、テレビ局勤務を経て、フリーライターに。過去の仕事から、ジャニーズやアイドルの裏側に精通している。