大河物語 第一回オンラインセッションリプレイ 編集:yellowgate  キャラクター紹介 ミーク 年齢/性別:28/男 職業:賢者 人種:ラクセン人 能力値:武勇1 機敏2 精神6 HP:20 スキル:召喚魔法 魔力付与 魔力盾 所持金・装備品:若木の杖 革製の胴衣 織布のマント 廃都物語 5万G ナザリの知識人。20代後半の男で廃都物語の大ファン。 だったのだが、最終巻の超展開に愕然。三日三晩悩んだ末に、 「遺跡のどこかに未発見の続編か外伝があるに違いない」と妄想するに至ってしまう。 普段の行動力の低さには定評があり、面倒なことは人工精霊を召喚してどうにかしている。 納得のいく結末を見つけるため、珍しく自分から思い立ってホルムにやってきた。 家事用人工精霊「七番ちゃん」は皆のアイドル。 キャスバル 年齢/性別:?/男 職業:芸人 人種:シバ人 能力値:武勇3 機敏3 精神3 HP:20 スキル:芸能 隠密 百科事典 所持金・装備品:5万G 狼牙棒 シタール お面         ずた袋(保存食 ランプ 油 フック付きロープ)  パンピーあがりの冒険者兼中世版琵琶法師。 幼少期、故郷に滞在していた吟遊詩人の語る物語に感銘を受け、楽器片手に旅に出る。 冒険者業をこなす傍ら、旅の出来事や出会った人物を歌にしている。 また、ミルドラ崇拝者であるが、神話に対してはいわゆる「日本人的」な見解を持っており、いたらいいよね程度の信仰心である。 ハッピーエンド至上主義者にして芸人魂の塊。 ロイス 年令/性別:実年齢13才(人間換算22才)/雄 職業:剣士 人種:獣人族 能力値:武勇4 機敏3 精神2 HP:20 スキル:鉄腕 変身 サバイバル 所持金・装備品:短剣 胸当て 3万G (但し主力武器は爪)  所謂狼男。一見すると人間と見分けが付かないが、犬歯と腕毛と足毛が凄い。 腕毛と足毛は格好悪いと思っているので服で隠している。手袋は戦闘の度に破れる。 自分の意志のみで変身し、その時の姿は狼そのもの(精神-2、武勇機敏各+1)。 目よりは鼻が効く。  出身はフォーランディアにある小さな獣人集落。 あまりに脳筋な里の教えに「これからは知性の時代だぜ」と反発して家出し、 遺産の一つでも持って帰って鼻を明かしてやろうと考えてホームに向かう。  「知的なインテリ」に淡い憧れを抱き、自分でも書物を買うなどして知識を得てはいるが、元々おつむは良くない。  パーティの肉弾戦主戦力にして、肉とアイスの人。 ハヤテ 職業:盗賊 年齢/性別  31歳男 人種:東夷 能力値:武勇1  機敏 7  精神 1 HP:20 スキル:発見 射撃 鍵開け 所持金・装備品:5万G 棒手裏剣(5本セット×2の束を腰に)         短刀 革袋(鉤縄 火打ち石 包帯 酒入りの小ビン ピッキング道具) 身長170cm 体重55kg 年齢31歳 髪と眼の色は黒。矢じりのように尖った顔をしている。 日輪国で密偵をやっていた男。仕えていた弱小領主が滅亡したあおりを受けて、 アークフィアの地域に落ちのびる。最初はほとんど盗賊に近い、探偵業のようなことを していたが遺跡発見を聞いてホルム(ホーム)にやってきた。 密偵の腕はそこそこで手裏剣術が得意。訓練を受けているため、暗闇でもある程度目は利く。 ただし赤外線視力などの特殊な視覚からは程遠い感度である。趣味は伝書鳩の育成。  協調的な性格で、仲間内の多数決で自分とは逆の意見の指針が取られてもそれほど反発はしない。(一応説得はしようとする) 凶悪なほどの機敏の値を生かして活躍するNINJA。だがどことなく不運なのは何故なのか。 イズー 性別:女 年齢:17 職業:神官 人種:ラクセン人 能力値:武勇2 機敏2 精神5 HP:20 スキル:治癒魔法 応援 人徳 所持金・装備品:メイス 木の盾 僧侶の長衣      司祭様のくれたお守り(中身は不明) 5万G 設定: ネスの北方の貧しい農村出身の少女。 子供の頃に大河神殿に預けられ、すくすく元気に育つ。 『すごい神官』になってぱーっと世の中の役に立ちたいという野心(?)に燃え、ホルムにやってきた。基本的に明るく元気。とりあえず行動してから考える突撃型の神官見習い。 パーティ一番の良心。間違いなくヒロイン的ポジション。 GM: 裏でわいわいやってる間に8時だよ! 全員集合!それではみなさん、改めてキャラクターとしての自己紹介お願いします。 ミーク: 一番バッター! ナザリからやってきたミークだよ。廃都物語のためにやって来たわけで、まあよろしくっ! キャスバル: 俺の名前はキャスバル 吟遊詩人の傍ら冒険者をやってる。よろしく頼む ハヤテ: 拙者は日輪国出身の忍者ござる。弱小領主に仕えていましたのじゃが、まともな仕事を探しているうちに遺跡の話を聞いてホルムにきたのでござる。 イズー: イズーです、ネスの田舎からやってきた神官見習いです。困ってる人をがんがん助けたいです! ロイス: 俺はロイス、遺跡で掘り出し物でも見つけようと思って来たんだ。みんなよろしくな! GM: さて、数か月前までいろいろ騒動があってごちゃごちゃやっていたホルムですが、遺跡の怪異はすべて領主の嫡子であり新領主でもあるキャシアスくんが解決してくれてしまったため、みなさんはそう大きな仕事をゲットすることもなくひばり亭でうだうだしております ハヤテ: うむむ・・・ 平和なのは良いが、仕事が来ないと銀シャリが食べられないでござる・・・ イズー: とりあえず平和になったのはいいですよねー。 GM: たまに来る仕事は、遺跡から出てきちゃった雑魚モンスターを退治することくらいですが確かに金はないかも。 キャスバル: 不景気だねぇ。本業のほうもあまり儲からんぜ。 ロイス: もっとさあ、カッコよくドバーンと活躍してすごい財宝とか出てくると思ってた。 ミーク: やっぱりパーッと稼がないと書物も買えないね、やだやだ。 ハヤテ: 何か儲け話がないものかのう・・・ GM: で、みなさんが酒場でぐーたれておりますと、女将のオハラさんが「あんたたち、暇なら仕事を紹介しようってやつがいるけど会ってみない」と。 ロイス: オハラさんありがとう! どこどこ? ハヤテ: 渡りに船とはこのことでござる。オハラどの、かたじけない。 キャスバル: ちょどよかった 今金が必要だったんだ。で、依頼主はどこだい? イズー: 喜んでお手伝いさせて頂きます。 ミーク: 行くいくー、暇だしねー。 GM: で、オハラさんが指さす先には…「ばりす屋」と書かれた派手なエプロンをまとったチンピラ風の男と、ツインテールの童女がいるわけなのですが。 GM(エプロンの男):「観光ガイド や ら な い か ?」 ロイス: 観光ガイド? ハヤテ: 何やら心通じ合うものを感じるでござるよ。 ミーク: (うわぁ、柄悪そうだなぁ。私、あの手の人は苦手なんだよねぇ)ええと、ガイド、ねぇ? イズー: キャラたちはパリスたちのことを知ってるんでしょうか? GM: まあ、一応英雄の仲間だから知ってはいるんじゃないですか。 キャスバル: あの英雄様の一味じゃないか どうしたんだ? ミーク: え、有名人? (発掘物ばっかり注目してたから怪異なんてよく知らないヨ!) ハヤテ: ひそひそ(近頃の異変を解決した有名人らしいですぞ、ロイス殿、ミーク殿) ロイス: ひそひそ(えー? そうは見えないけどなあ) ミーク: ひそひそ(うわぁ、そうなの? 見えないなぁ、全然) キャスバル: ひそひそ(きっと広後方支援だったんだろ) GM(パリス):「そ、観光ガイド。遺跡も平和になっちまったし、あの騒動でこの町も一躍有名になったから、外国から観光客を呼んで遺跡ツアーをしようと思ってさ」 イズー: 怪異が一段落したあとはホルムの復興のために真面目に働いてるんだ。偉い人だなあ。 キャスバル: ほう で、外国の観光客とやらにあてはあるのか? イズー: でも遺跡にはまだ夜種が残っているのでは…? ハヤテ: ひそひそ(きっと金払いも期待できると思うでござる。いわゆるギャラというやつでござる) ロイス: ひそひそ(おおっ、それはよさそう……) イズー: ええ、ちょっとそろそろひそひそな三人に、目でこら!って合図しといていいですかw GM(パリス):「でも、神殿未調査の部分にあんまり足を踏み入れると怒られるから、宮殿と大廃墟の一部分だけだけどな。それだけじゃボリュームが足りないから、魔王役をやってくれるやつを雇って大廃墟に置いてるんだ。隠された武器を探してソレを倒すのが目的ってショーをやるんだ」要はライブRPGですねw ミーク: ふーん。いいねぇ、まるで物語に入ったような気分になれそうだ。 ハヤテ: せっしゃ何やらわくわくしてきたでござる。 GM(パリス):「そう、夜種が残ってる可能性があるから冒険者に頼みたいんだよ。もうそんなに強いのは残ってねえだろうけど。ちなみに、レプリカの武器を宮殿のどっかに隠しておいてそれで倒す、ってことになってる。演出は魔法でなんとかするんだけど」 ハヤテ: ふむ。具体的にどれくらいの夜種が残っているか見当はついているのでござるか? ミーク: 要するに、お客さんが武器を見つけて魔王を倒すまで、案内と護衛をするのがガイドなのね イズー: 「なるほど、地域復興のお手伝いですね!」かって知ったる大廃墟なので大丈夫とは思いますが…お客さんの人数によっては少し大変そうですね ロイス: ちょっと難しそうだけど、夜種なら前からやっつけてるし大丈夫だよ、きっと。 GM(パリス):「任務はお客のボディーガード。まず魔王のところに皆を連れて行って、襲われたふりでもして、誘導しながら宮殿に逃げこんでくれればいいから」 ロイス: うんうん、魔王んとこ行って、うわーって言って、宮殿に行けばいいんだね。 GM(パリス):「神殿の調査隊も遺跡に入ってるくらいだし、もうほとんど夜種はいないと思うぜ…たぶん」 ハヤテ: なるほど。危険はあまりなさそうでござるな。 ミーク: 負けるふりかぁ、なんだか面倒だけど…。 キャスバル: なるほど。で、報酬はいくら出すんだ? ロイス: あ、そうだそうだ、報酬報酬! キャスバルさんありがと、忘れてたや。 イズー: キャスバルさん頼りになるなあ。 GM: 報酬は一人2000だそうです。まあ難しい仕事ではないので。あとなんかあったらボーナスつくかもね、ってとこ。 キャスバル: 太っ腹だなあんたw ロイス: おおお、2000もあったら久しぶりに肉が食える…(じゅるり) ハヤテ: なるほど・・・ 久しぶりに白い米が・・・ イズー: ありがたいことです。 GM(パリス):「なんでみんなそんなに飢えてんだよ!?」 キャスバル: で、日取りはいつだい?こっちも準備があるのでね。 ロイス: あ、お客さんって何人? GM: お客は10人ほど。出発は三日後、二日後に予約客が到着する感じ。 ミーク: 10人だね。こっちは5人だし大丈夫…か GM(パリス):「あ、それと、遺跡は危険なんで回復アイテムを渡しとく。うちの店で扱ってるものなんだけどね」といいつつなにやら箱を取り出したり。 イズー: わーい、ありがとうございます!報酬以外にも回復アイテムまで… ミーク: うわぁ、嬉しいけど、使わないで済みたいな。いやホント ロイス: 「傷薬ー傷薬ー、いい人だなあパリスさん」(ハッハッハッハッ GM: いえ、傷薬じゃないです。「夜種王のワキオニギリスペシャル」と書いてあります。 イズー: ああ、なぜか受け取るのをためらうアイテムです… ハヤテ: 危険な香りがするでござる・・・ キャスバル: でも受け取ろうw GM: ★アイテム:夜種王のワキスペシャルおにぎりセット 4個セットのおにぎり。具は4種類×1個ずつだが外見では見分けがつかないため、使用時はダイスでどれを引いたか決める。戦闘中は使用不可。 HP回復の効果があるが、副作用がある。副作用の持続時間は、リアルプレイ時間で30分。 GA 焼き肉味 回復量1d6 副作用:マッスル化(武勇+2、精神と機敏が−1。ただし0にはならない)。外見も面白いことになる。 B 鳥皮味 回復量1d6 副作用:鉄皮化(精神以外の能力値による攻撃のダメージを−1)。外見も面白いことになる。 C 激辛キムチ味 回復量1d6 副作用:ハイテンション(精神+2。技能のうち一つが、ランダムで使用できなくなる D 怪しい薬草の佃煮 回復量2d6 副作用:能力低下(ランダムでどれかの能力値が下がる) ミーク: ほくり(……なんとなく、いざというときまで食べないほうがするぞ) イズー: 「……」(一生懸命作ってくれたおにぎり……文句をいってはいけません) ハヤテ: (キタキタと言いながら踊る幻影が見えたでござる) ロイス: 「おにぎりー」(何だったっけなあ、あの魚料理……ぽら、ぽら……?) GM(パリス):「あ、そうそうそれと、新領主の婚約者が差し入れてくれたポララボもあるぞ」w と、ポララボ二つが入った箱をにこやかに差し出してきます。 ★ポララボ 効果は本編と同じ。HP1で戦闘不能回復。目が覚めるまずさ。  ※フランエンド後日談の扱いであります。 キャスバル: がはぁw ロイス: あ、そうそうポララボポララボ。人間の食べるので、確か「珍味」って言うんだよね キャスバル: ロイス、若干間違いだ。人間の食べるのではない。…誰が持ちます? ロイス: 俺持つかい? ミーク: ロイスちゃん、持ってもいいけどつまみ食いしちゃダメだよ? ロイス: はーい。でもこの前人間が寝ながら食べてたよ? ハヤテ: あれは「食べさせられていた」のでござるよ。 イズー: ああ、またすごい癖のある料理を…ありがたいけれど…「えーと、廃墟の中にいるぱりす屋の人は、私たち以外は魔王役のかただけなんですか?」 GM(パリス):「案内役は妹がやるよ。というより、俺は当日は地上に残ってこっちの受付やらなきゃいけないから・・・」 ミーク: あらま。兄妹…だったんだね。(似てない…) GM(チュナ):「はい。兄さんは店長だから、店を見てなきゃいけないし・・・」 イズー: こんなに小さいのに大丈夫なのかな、と GM: チュナを守るのもみなさんの任務の一つです。パリスがすがるような眼で見ています。 キャスバル: (シスコンめ・・・) 依頼を受けたからには完遂するさ、安心してくれ。 ロイス: 任せてあんちゃん! 俺が守るよ! 廃墟入った事ないけど! イズー: うわ「おまかせください、無事に護衛します!」 ミーク: (うわぁ、なんかガンつけられてるよ)ま、まあ、怪我させないように頑張るよ ハヤテ: 役目を無事果たすのが忍びの使命でござる。 GM(パリス):「オーケー、交渉成立。じゃ三日後にな」 イズー: よろしくお願いしますねー。 GM: ま、そんなわけで。二日後には観光客の団体がつくわけです。…西シーウァから。それまでにやりたいことある人います? ハヤテ: ダンジョン内部の下見ってできます? GM: 下見ですか?普通にできると思いますよ。調査隊が入って、いろいろ調べてます。急な階段とか、手すりがつけられてたり。あと「最近発掘のときに地下水が出てきちゃって、よく崩れるんだよねー」とか調査隊の人がぼやいてます キャスバル: じゃあ地面に気をつけなきゃいかんな。 ミーク: 水が出るなら油と光源は多めのほうがいいのかな。あとは崩れたとき用のロープ ハヤテ: 地下水でござるか。固まって行動するより、拙者が先行して安全かどうか確かめた方がいいかもしれないでござる。 キャスバル: ロープは一応何人か持ってるしたいまつランプはあるから問題ない・・かな? GM: 打ち合わせもさせてくれます。特に何も起きませんね。大廃墟の中心に、魔王シーフォンの事務所があって、逃げ方とかいろいろ指示されます。 ミーク: 事務……所? ロイス: 魔王って玉座にいるもんだと思ってた。 ミーク: 庶民派魔王… GM: まあ、予算もそんなにないんでw 人口精霊が並んで「ま゛〜ま゛〜ま゛〜」とか無駄に荘厳な音楽を奏でる中、「僕の足を引っ張ったら焦がすからな」とかすごまれますね イズー: 普段から演技に入り切るタイプなんだなあと思って見ています。 ミーク: うわぁ、また柄の悪いのが…。てか人工精霊がいるってことは魔術師なのかぁ。 ハヤテ: 拙者の故郷にもノブナガという魔王がいたでござるが、ここまでではなかったでござる。 キャスバル: 真ん中に客を入れるとして。前はハヤテ氏に任せるとして、後ろと横はどうするね? ロイス: 「陣形……ハヤテさんが先導するってさっき言ってたかな。俺も前の方がいいと思うけど、しんがりやった方がいい? イズー: んー…ミークさんが人工精霊を召喚できるんですよね。 ミーク: それじゃ横に立候補。いざってときに前後どっちも支援できそうだし。 ロイス: 敵が前から来るなら、俺も横かなあ。 イズー: 召喚したら一日いるんでしたっけ。客の人数が多いから召喚しておいてもらった方がいいかも… キャスバル: 遠距離攻撃できる奴は横についてくれ。 後ろから奇襲されると(安全らしいから無いと思うが)きつい。まあそんなルールないんですけどねっ! イズー: じゃあ私は後衛に…戦闘ではあんまり役に立たないような気がするので。ミークさんの人工精霊ってどんな人?なんです? ロイス: 『ま゛〜』とか言う? ミーク: まるっこいけど家事の達人だよっ! イズー: ええ、かわいいw キャスバル: 前 ハヤテ ロイス 右 ミーク 左 キャス 後 イズー でOK?人工はどこに置く? イズー: えーと、前後が分断された時のために後ろに置いていただけると… ロイス: それでいいと思う。精霊さんは後ろ希望。 ミーク: イズーちゃん、人工精霊7番ちゃんと仲良くしてあげてねー GM: じゃ、観光客たち到着しますね。シーウァの豪商とか貴族とか、そんな感じの人たちが物珍しそうにわやわやとやってきてます。 ハヤテ: けっこう身分の高そうな方々でござるな。 ロイス: 「ようこそー」 イズー: 本当に観光客なんですね。「こんにち……いらっしゃいませー」 キャスバル: うむ金をたらふく落してくれそうだ。 GM: で、中に一人、10代前半のチュナとおなじくらいの年の女の子がいたり。年が近いせいか、チュナと楽しそうに話してたりもします。 イズー: ああ、いいですね。ほのぼのします。 ミーク: あらまあ、可愛い子供たちだこと。飴があればあげてるんだけどなぁ。 ハヤテ: これは万が一にも危険な目にあわせるわけにはいかないでござるな。 GM: 女の子はリィカというようです。メンバーの中に従者っぽいの連れてるから結構なお嬢ですね。シーウァの身分高い人ってことは、なんかあると国際問題になりかねないわけで… 停戦したばっかりで問題起こしたくないでしょうし頑張ってくださいw イズー: えええ、いきなり責任重大! キャスバル:チョロチョロされると面倒だな。はぐれないように見ていてもらいたいが・・・。 ロイス:手つないでてもらえば大丈夫じゃないかな。 キャスバル:いや古今東西子供というものは暗い所などでははしゃぐ修正があるのだよ。 ロイス: 俺が子供の時は暗闇では息を殺したけどなあ……女の子は違うのかな。 キャスバル: おれは暗くて狭いところで詰まっていた。女の子は知らん。 ロイス: そっかー。 イズー: お二人ともどういう子供時代なんですか。 ロイス: 夜の森で群れからはぐれたのを、食べてた。 ミーク: おじょうちゃん、こんにちは。 今日はお供の人と二人? パパママはいるのかな? GM: リィカ「父と母は仕事がありますので国に残っております。でも、従者のロナルドがついてますから!」 イズー: ああっ、すごくしっかりしてる。 ハヤテ: 従者の強さは一般人並みなのかな? GM: とくに武装してたりはしませんね。一般人だと思います。 ハヤテ: 健気な御子でござるなあ・・・ ロイス: 「ロナルドさん、洞窟の中は暗いからリィカちゃんに気を付けてね……ください」 イズー: 「お利口だね。あのおじさんから離れないようにねー」とハヤテさんを指さします ハヤテ: ニンニン(指さされて手で印を組んだりします) ミーク: ほらほら、あれがかの有名なNINJYAだよ。決して怪しい人じゃないから安心してね。(とか言いつつ胡散臭いスマイルを貼り付けている) GM: ロナルドはうさんくさそうな目でハヤテを見ています。むしろリィカが「失礼でしょ!」ってたしなめる感じで。 キャスバル: なんて出来たお嬢さんだ。 GM: まあ、戦闘系じゃない上流階級にとっては冒険者なんてうさんくさい人扱いでしょうしね。 あ、言い忘れましたがリィカはアークフィア神の聖印をつけたマントをはおってたり。もしかしたら大河神殿の偉い人の娘かもしれないですねー責任重大ですねー。 ロイス: マジすかw キャスバル: ・・・信仰については黙っておこう。…よし、お面をかぶっておこう 顔を覚えられてたまるか!w ミーク: (ああ、キャスちゃんまで…不審者に見られちゃう…っ!) キャスバル: 「みんなもお面をかぶればいいじゃないかHAHAHA」 GM: というわけで、当日です。魔王事務所まではなんの障害もなくたどりつけます。人工精霊を並べたステージの上で、魔王が「ふはははは、よく来たな雑魚どもが」とか決め台詞吐いてますね。ノリノリで。 イズー: 「ああっ、邪悪な魔王があらわれました!」(若干棒読み) ロイス: 「でたな魔王めっ! せいばいしてくれる!(棒読み」 キャスバル: 「なんだって!魔王!? うわあああああ!(棒読み」 ハヤテ: 今こそ伝説のあの武器を!・・・でござる ミーク: 「むぅ、こんなところに魔王が現れるとは…!」 人工精霊7番「ま”〜」 GM: 魔王「ふはははは、我が下僕たちの贄となるがいい」!とか言いながら人工精霊を、当たらない程度にぶつけてきます。魔力の幻影付きで。で、まあちょうどそれと同時なんですが……リィカちゃんの悲鳴が聞こえます。 イズー: えっ!? ハヤテ: 何事! キャスバル: 「ええいあれほど離れるなと!」 魔王にやられて逃げるふりをして駆けつけます GM: 何やら来ましたね。 真 上 か ら 。 人口精霊の顔に、かかしみたいな適当な胴体をつけて、唇を塗料で真っ赤に塗って、イブニングドレスみたいな服をひっかけた、翼のはえた生物。 キャスバル: 気持ち悪っw ロイス: 「なな何コレッ!」 GM: それがリィカをつかんで…飛び去っていきます。あっという間に見えなくなりました。魔王がぼそっと「あんなの台本にあったっけ?」 ミーク: ん…おぉ? ひそ(ちょっ、こら魔王! これ演出?) キャスバル: ひそひそ(おい魔王!あれはなんだ!)倒れながら。 GM(魔王):知らねーよ!こんな演出入るなんて聞いてねー!(ひそひそ) イズー: (ええっ、じゃあ本物の怪物!?) ミーク: って、ことは夜種…? 不味いなぁ、追いかけないと。 キャスバル: ひそひそ(しかし人口精霊の頭だったぞ?あんなもん魔術師の作りものだろう) GM: 倒れたキャスバルの顎を掴んで、「ふ、しょせんは人間か」とかっこつけるふりをしながら、「ここは演出っつーことでごまかすから、早く探しに行けよ!」と真っ青なシーフォンであった。 ハヤテ: (無理やり決着がついたことにして、追った方がいいでござるよ!) ミーク: ひそひそ(ハプニングは確定。お客さんは魔王に任せましょうか) キャスバル: 「ぐふう・・・魔王め!呪ってやる!」 よし追おう。 ロイス: ひそひそ(魔王のあんちゃんよろしく!) ハヤテ: ひそひそ(この分は追加報酬をお願いするでござる!) ミーク: みなさん! すぐに助けを呼んできます! 魔王を刺激しないようにおとなしく捕まっていてください!(客に向けて) ロイス: 「ぎゃー、魔王に吹っ飛ばされたー!(棒読み」 (飛んでいった方向に走り出した) イズー: リィカちゃんを追いかけます! GM: じゃ、魔王は「ふははっは、あの娘はいただいた!返してほしければ私を倒すがいい!」とか叫びながら宮殿に逃げ込んでいきますね。時間を稼ぐつもりでしょう。チュナも「急いで転移装置を探して兄さんを呼んできますから、あとをよろしくお願いします!」と駈け出していきます。 ミーク: む、夜種が飛んでいった方向はわかる? GM: 謎生物が飛んで行った方向には、地面に大きな裂け目ができていて、古代の屋敷がまるごと中に陥没してる、みたいなのがあります。二回の窓から入れるでしょう。 ロイス: これ、あいつの家かな……でかいな。 ミーク: うーん、嫌な雰囲気…。 GM: 窓は開いてますね。床は傾いてますが、古代の貴族かなにかの屋敷でしょう。結構しっかりした石造りで、豪華な感じです。 ミーク: 様子見て突入。陣形は客がいなくなったけど打ち合わせどおり。リィカちゃん発見を最優先。でいいかな? ハヤテ: では拙者が先に侵入するでござるよ。 GM: ちょっと待ってください、ロダに地図をあげてきます。青文字はドア、赤文字は部屋番号です。(二階地図参照) ロイス: 続いて俺が入るけど、ハヤテさん、中は暗い? キャスバル: 前衛が心強いなぁ。 イズー: ここで隠密を使うと、キャスバルさんが発見される確率が単独で下がるんでしょうか? キャスバル: しかし発見が消費なのはなぁ・・・山カンじゃないと使えないのが。 GM: あ、発見スキルを使わなくても、「精神」による行動判定に成功したら多少情報出します。目標値は高くしますけど。 ミーク: ん、じゃあ私が辺りの様子を探って見ましょうか? イズー: はい、お気をつけて GM: とりあえず最初の廊下ですが。床に古代の書物っぽいものが大量にまきちらされています。 キャスバル: 価値はありそうですかね? ミーク: キャスちゃん、ちょっと光をこっちの書物に。(調べてみます>>GM) GM: かわら版的ななにかとか、粗悪な紙とかで、古代の週刊誌的なものなんじゃないかと思いますね。どの書も、挿絵には妙齢の貴婦人が描かれています。ちょっとリィカに顔が似てるかも。 イズー: ええ?なんだろう?? ミーク: あら、綺麗な絵。これ、出版物…? イズー: 週刊誌wの解読ってできますか? キャスバル: 「あの子供に似ているな。偶然か?」 GM: まあ普通に読めます。書記長…というか、タイタス16世に仕えていたけっこう偉い人の奥さんのようです。「今をときめく書記長夫人の優雅なティータイム」とかそんな感じ。 ロイス: 「あとでロナルドさんに見せたげよっか。にしても床に撒いたら踏んじゃうよなあ、何考えてんだろ」(丸めて懐にしまい込む) ミーク:なんだこりゃ。 ハヤテ: 魔法使いの家にあるものとしては不自然な題名でござるな。 GM: 資料的価値はあるのかどうか。貴族の間で出回っていた娯楽誌的なものじゃないかな。この人は美女で、社交界に顔もきいて、人気者だったみたいですね。だから記事によく登場する、と。 イズー: 女性の魔法使いだったのかも……です。 GM: ですが、乱雑に積み上げられた上にところどころ踏まれてたり ロイス: 「しょきちょう……はわかんないけど、このねーちゃんリィカちゃんの母ちゃんか何か?」 ハヤテ: ことによると先祖だったのかもしれないでござるな。 キャスバル: うむ、何百年も生きているとは素晴らしいお母さんだ。 ミーク: ロイスちゃん、それは違うと思うなぁ。 ロイス: 「そっかー、人間って長生きだからてっきり……」(頭ガシガシ) キャスバル: とりあえず廊下はこれだけですか? GM: 記事の日付的には、この記事たちが作られた数年後には大洪水で帝都滅びてたんじゃないかなーと。 ミーク: うーん、あんまり手掛かりにはなりそうにないねぇ。先に進もうか? ロイス: いっぱい部屋あるよな、ノックしてみていい? ハヤテ: ノックはまずいでござるよー キャスバル: マナーとしては正しいが待て。 GM: 扉、調べますか? ロイス: 「ほ」の扉に近づきます ミーク: 開ける前に、鍵の有無とか開けた形跡がないか調べたいです。 GM: この扉は開けたあとがないですね。鍵は簡単なのがついてますが扉そのものが歪んでるからどうだか。 キャスバル: 開きはするんですね。 ハヤテ: ううむ・・・ 無理に開けようとすると大きな音を立ててしまうのかも・・・ ミーク: ぶち破ろうとすれば破れそうだね。鍵開けは消費だからとっておきたいし… GM:ちょっと開錠ハウスルール説明。消費技能を使わなくても、「鍵あけ」技能を持ってる人は「機敏」判定で鍵あけできますが目標値は高めなのでぶち破ったほうが早いです。ちなみに一度失敗した扉は再挑戦できません。ぶち破る(武勇技能)のは開錠より目標値低いですが、一回につきHPを1消費します。失敗してもHPをよぶんに消費して達成値を上げることができます。まあ普通に再挑戦もできますが。 つまり開錠は一回試してダメだったらダメ、ぶち破りはHP削れば何度でもできます キャスバル: ぶち壊し抜けるのは音がなぁ。 GM: まあすごい音はするでしょうね。 ハヤテ: (鍵開けはペナルティないのでとりあえず試した方がいいですね。)とりあえず他のドアを一通り見回って、開きそうなものから当たっていくのはどうでござるか? GM: あ、あと鍵開けした場合は、もちろん開けた人が先頭になりますからなんかとはち合わせたら気をつけてね★ ハヤテ: 「い」の扉はどうなっているのでござろうか? ミーク: 「ほ」は開けた形跡がないみたいだし、「い」のほうを見て見ません? ロイス: そだね、あいつ戻ったばっかだし、開けた形跡あるトコから調べるのがいいと思う。 GM: 「い」ですね。これも最近は開けた様子がありません。開錠目標値14、蹴り明け目標値11くらいかな。 ミーク: 開けるか、へ、と、に、のほうも調べるか? キャスバル: (早く助けなければいけないのは理解してるけど全部の部屋を確認して宝箱回収したいとは言えない) ロイス: 他も調べた方がいいと思う。あいつの他にも何かいるかもしんないもん。 ハヤテ: では他の扉も一応調べてみるでござる。 ミーク: (個人的にEの部屋が気になるけど、Fから回ってもいいし)扉調べるのを優先したいですね ミーク: 「へ」「と」「に」と周囲を調べながら、とりあえず階段までの安全を確認します? イズー: ミークさんが輝いている。 GM: 階段は見た感じかなり崩れてます。ちょっと危ないかも。これ以上調べるには実際足を踏み入れてみないと。 ハヤテ: ふうむ・・・逆にいえば誰かが上がってくるような可能性も少ないということでござるな。 ロイス: うー、これは崩れちゃうかもね……あいつ飛んでたからなあ、ずるいなあ。 イズー: ああ、なるほど… ミーク: あの怪物は空飛んでたから下に行ったかは判断はできない、のかな。 ロイス: 蜘蛛の巣ははってない?都合良くはってるとは思ってないけど… GM: 階段に?張ってますよそれなりに。天井の高いとこに。あ、いいとこのお屋敷なんで結構天井は高いです。 あ、あと「と」の扉は開けたあとがあります。「へ」はもう歪みまくってて開かない。「に」の扉はかなりぼろくなってる。 ミーク: うーん、この扉(と)、怪しいなぁ。 イズー: いっちゃいましょう!(と)を。 ミーク: 開錠目標値は? GM: 解錠13、破壊11です。 ミーク: って、あ、開いた形跡があるってことは鍵……掛かってたぁーっ!ハヤテちゃんの機敏が7だから、6以上で成功? ハヤテ: 中に誰かいるかもしれないでござる。皆の衆、警戒して身構えておいてくだされ。 ロイス: 「らじゃっ!」 キャスバル: では棒を取り出して構えよう ロイス: (うーん、家事のできる人口精霊がいるんだから、鍵閉められるのがいてもおかしくない気が ハヤテ: (では、セッション初、ダイス振りをします! 一番風呂だ!) GM: 風呂…? ハヤテ: 2D6 dice > Hayate: 2D6 = 6 GM: ナイスww ミーク: ギリギリっ! ハヤテ: がちゃがちゃ・・・がちゃっ。危ない危ないw GM: ぎぃ〜〜と音をたてて、扉がゆっくりと開きました。その隙間から、なんか花のようないい香りが漂ってくるのですが。 ロイス: 何だろ……この匂い。 ミーク: ん? なにやら廃墟らしくない匂いがするような…? イズー: 「えええ、ふわーっとしてますね」 キャスバル: 一応鼻を塞いでおこう。 ハヤテ: (覆面を上にあげて鼻を隠しておきます) イズー: もう思い切り吸いこんでいるw慌てて皆さんの真似します ロイス: 「あ、俺もー。ふが」イズーちゃん、ハンカチじゃないけど布使う? (元手袋を差し出す) イズー: 「ありが……(変な匂いが)とうございます(我慢)」 キャスバル: 「まあ麻薬とかじゃないと思うけどな(鼻声) ミーク: 「あ、七番ちゃん、ハンカチ貸してね」  「ま”〜」 GM: 部屋の中は、机と椅子があって、本棚があって、という普通の部屋っぽい感じです。で、床から、ベッドの上から、まだ新鮮っぽい花がまきちらされています。まるで死者をとむらうような感じですね。 キャスバル: その辺で咲いてるような花ですよね? ミーク: 花…だけ? いや、死体があったら縁起悪いけど。 イズー: 死者を弔う、ってなんか嫌な感じですね GM: 花はその辺に咲いてるような花ですね。雑草っぽいのから、妖精の森まで行ってとってきたようなのまでいろいろ。で、机の上に日記帳的なものが置いてあって…その上に置いてある文鎮(ミニサイズ)が「ま゛〜?」と鳴きました ロイス: おおっ、こいつも人口精霊かい? イズー: わー、また小さくてかわいいのが! ってえっ??これも人工精霊? キャスバル: ・・・文鎮を何故精霊に。 GM: 文鎮「ま゛〜? 誰〜? ごしゅじんさまおやつちょ〜だい〜」 イズー: ええっ、しゃべる!すごい、かわいい!  いっぽうそのころ、裏チャンネルにて漫才が始まっていた。 M_ship(裏): 文鎮ちゃんはやっぱり球形で底の方だけちょっと平らな感じの形状だったりするのかしら。というか勝手にそういうイメージで持って読んでるっす。ああかわいい。 M_situ (裏): 何だろう 楕円型?(w M_nekoiti (裏): ただの棒型だと思ってた… M_situ (裏): 持ち上げるとうにょーんってなるんだきっと M_koyagi (裏):各々見え方が違うんですね、きっとw M_ichigo0(裏): どっかの空中にある都市じゃないんだからw M_ship (裏): 各々の考える理想の文鎮をそこに見ているのですね。 M_situ (裏):この文鎮さえあればどんなに消しゴムで擦ったりペンを激しく動かしても絶対にヨレない無敵の文鎮なんですね。 M_koyagi (裏):それは素晴らしいですね!でもお高いんでしょう? M_Eyes (裏):いいえ! 今なら同じものがもう二つついて… M_ichigo0 (裏):そのコントをぱりす屋でやるのかw? M_koyagi (裏): チュナはやらないだろうなw M_situ(裏):ノッてくれるとしたら誰なんだろう(w M_rokka (裏): ネルとパリスが似合うw  ちなみにGM的には、半球型のガラス文鎮を思い浮かべていました。 キャスバル: ベッドのシーツを調べていいですか? GM: シーツ?どうぞ。精神判定で。 …達成値18?すごいなあ・・・ 使われた形跡はありません。でも、ホコリは定期的に払われてる感じ。 キャスバル: うーん。どうやら誰か亡くなった者のベッドらしいな。 ミーク: 使われては居なくても、手入れをしてる人がいる、と。 ロイス: 誰かが掃除して、お花供えてるのかな。 ミーク: 文鎮精霊そのものを調べるのは可能? ハヤテ: 主人のいない部屋を人工精霊が守り続けているのかもしれないでござる。 GM(文鎮):「ああ〜、ここに姉さん以外の誰かがきたのひさしぶりだよ〜 おまえたちご主人さまの同類〜?」 ミーク: お姉さん? ええと、ひょっとして、カカシっぽい身体の? GM:(文鎮):「姉さんは姉さんだよ〜 名前はもうないんだよ〜」 ロイス: そっかー、姉さんって赤い服着てた? GM(文鎮): 「ねえさんはオシャレなんだよ〜 最新モードでキメたって言ってたよ〜」 ロイス: 最新モードかあ、俺わかんないや。イズーちゃん、最新モードって赤い? GM(文鎮): 「赤いのもあるよー、ねえさんはオシャレだからたくさんもらってきたんだよー」  イズー: ええ、一応確認しますがホルムの最近モードは赤い服…ではないですよね? GM: 違いますよ。 キャスバル: 羊皮紙にさっきのドレスな精霊を描いて見せるか「こんなのか?」 GM(文鎮): 「ああ、そんなんだよー でもねえさんはもっと美人だよー」 イズー: もらってきたって誰から? GM(文鎮): 「奥様とかが着古したのをやってたよー ねえさんはいつも飛び回ってるからどこにいるかわからない ご主人さまはショケーされちゃった だからねえさんは花を摘みに行くんだって言ってたよー」 ミーク: あらまぁ、じゃあ文鎮ちゃんはお留守番なのね…。 GM:文鎮は文鎮なので移動能力はありません。 イズー: 確定じゃないでしょうか。姉さんは花をつみにいくのか…「奥さまはどうしたの?」って嫌な質問だなあ。 GM: 「おくさまとだんなさまと、ごしゅじんさまはみんなショケーされちゃったよー それからしばらくたって雨がたくさん降ってこんなに真っ暗になったよー」 ミーク: あ、ロイスちゃん、入り口の週刊誌持ってたよね。あれの女の人はどうだろ? 22:25:40 ロイス: 「あ、そうだね。この人に似た人覚えてないかい?」(先ほどの週刊誌を見せる) GM: 週刊誌を見せられると「ああ、そこの日記に似た人の絵がはさんであったよー」 イズー:「そうかごめんね」って謝っておきます ロイス: 「そっかー。日記見ていい? みんな、開いてみていいかな?」 キャスバル: じゃあ俺は長居してるから入口の警戒をしておきます。「ああ、頼む」 ミーク: 主人がいなくなっても形を維持されてる魔術にも興味あるけど…ソレは置いておいて日記見るのに賛成。 ロイス: 「じゃあ開くね。難しい言葉あったら読めないけど」まず絵が挟んであるページを開きます。何か書いてありますか? GM: 開くと、まず小さい紙片が挟まれてます。さっきの貴婦人に似てるけど、少し幼い感じの女の子です。10代後半くらいかな?写真代わりの肖像画、と思ってください。 日記の内容読みますか?読むならがーっと貼りますけど。 ハヤテ: 家族でござろうか・・・? ロイス: 読みます>GM イズー: 読みます ハヤテ: 読みましょう ミーク: 読みますさー 【息子の日記】  タイタス16世歴X5年  「今日、エスメラルダという女の子に会った。だが父上に、もう会うなと言われた。彼女はアイシェルスの一人娘だそうだ。やつらの悪名はさんざん父上に聞かされているが、あの娘がそんなに悪い奴とは思えないけど」 「こっそりエスメラルダと会う。例のものがついに完成したので、エスメラルダに名前を決めてもらった。●●だそうだ。まだ子供をもったことはないけれど、娘のように可愛い。しかしエスメラルダのことが父上に知れ始めているようだ。いつかは破局が訪れる、それは分かっているけれど…」 「エスメラルダとの交換日記は隠すことにした。見つかったら大変だ。」  タイタス16世歴X6年  「●●が最近お洒落?をし始めた。妙なところで人間の女の子に似るのがほほえましい。ファザコンの娘を持った気分、というべきか」  タイタス16世歴X7年  「まさか粛清の波がここまで押し寄せてくるなんて。アイシェルスの復讐か?エスメラルダに近づいたから?エスメラルダは一緒に逃げようと言ってくれているが、捕まって連れ戻されれば彼女も無事では済まない。なにもかも捨てて、二人で手をとって逃げ出せればどんなに良いか― いっそのこと、いっしょに死のうか―」 「彼女は今夜、迎えにくると言った。」   GM: 解読できた部分は以上です。●●部分は黒インクで執拗に塗りつぶされています。 ミーク: 精霊の主人は屋敷の息子、書記官の娘がエスメラルダ、人工精霊の名は…誰が塗りつぶした? キャスバル: さてね 父上ではないだろうな。 その父上ならこんなもの燃やしてしまうだろう。 ミーク: 文鎮ちゃんは「姉さんはもう名前をなくした」って言ってた。けど、もともとの名前はあった。名前に関する何かが「姉さん」に起こったのかしら。 イズー: 人工精霊は●●、●●はこの文鎮のお姉さん…人工精霊に「あなたの名前は?」ってきいてみます GM: 「僕の名前は文鎮だよ〜」 イズー: う、がっくり。わかっちゃいたけど。 ハヤテ: この日記の主人は名付けの術には長けていなかったようでござるな・・ ロイス: 「リィカちゃんに似てるし、日記の写真の人がエスメラルダさんかなあ?」 イズー: 日記の書き手がどこかに隠したっていう交換日記を見つければ、名前が分かるのかな?? ハヤテ: それはありそうでござるな。 イズー: 「だんなさまとおくさまとごしゅじんさま」がいて、全員処刑されたんですよね。そしてリィカちゃんに似たエスメラルダさんは書記長の夫人?んー。 ロイス: 「エスメラルダさん、ご主人様を迎えに来れなかったんじゃないかなあ」 ミーク: 週刊誌に載ってたのが母親で、エスメラルダはその娘、とかもありえるかも。文鎮ちゃん、ご主人さまが大事なモノを隠したりしまっている場所って知ってる? GM: 文鎮「僕はこの部屋から動いたことないよ〜 だって文鎮だもの。もう一冊のノートみたいなのは昔ご主人さまが持って出たっきりだよ〜」 ミーク: あら。ここに隠されてるわけではなさそうだね。 キャスバル: 「文鎮よ 外の世界が見たいとは思わないか?」 GM: 「わからないよ 出たことがないもの〜 外っておもしろい?」 キャスバル: そうだな ゴミゴミしているが変化というものに満たされている。 姉さんはその外が気に入っているわけだろう? ロイス: 文ちゃん持ってく? ミーク: 交換ノートの手掛かりは今のところ無さそうだねぇ。この部屋がご主人様の部屋なら、花を運んでる●●はまだご主人様のために動いてるみたいだけど。 イズー: 連れていきましょう! 残していくのはかわいそうです! ミーク: よーし、文鎮ちゃん、お兄さんたちと一緒に外に行くかい? ハヤテ: 旅は道づれでござる。 イズー: もっと文鎮として活躍させてあげないと! GM: 「わ〜い。 ここにずっといるのも飽きたからちょうどいいよ〜」 キャスバル: 「ずっと」ねぇ・・・ GM: 古代遺跡ですから。2000年くらいここにいたわけでw ハヤテ: (部屋の中の机には引き出しなどはありませんか?) GM:あります。簡単なメモ書きとかはが入ってます ハヤテ: ごそごそ(引き出しのメモを引っ張り出してみる) ミーク: おお、NINJYAの観察眼が冴えているよ! GM: 「人工精霊に知性をもたせるには何より魔力の配合がうんぬんかんぬん」「物体に固定するにはどうのこうの」専門用語ばっかりで読めない。 ミーク: じゅるり……なんだかハートが疼く…… キャスバル: ま、魔法ギルド(あるのか?)にうっぱらえば高値で売れるだろう。 GM: ギルドはあるか知りませんが、好事家には売れるでしょうね。あ、一番ほしがりそうなひと(テオル)はもういませんがw イズー: ピンガーさんの店にいけばw ハヤテ:この分だと、本棚にあるのも専門書の類だけかもしれないでござるな。 ミーク: せっかくだし持って行きましょうか。あと、本棚のほうに目ぼしいものはありますか? イズー: ええ、調べてみましょう。 キャスバル: (この辺は完全に冒険者だなぁw) ハヤテ: (明日のご飯がかかってるんだ!w) GM: 本棚の本はもうぼろぼろです。価値はほとんどないでしょう。つか、下手に触ると崩れるかも。 ミーク: あちゃー、これはどうしようもないね。残念。 イズー: んー、手がかりはないっぽいですね。 ロイス: 「他の部屋に行く?」 ミーク: だねぇ。そろそろ行こうか。 ロイス: 廊下に誰かいたりしない? GM: いません。でもFの部屋からなんかかすかに音がします。 イズー: おお? ロイス: 「あー、あのぼろぼろのドアの所かあ。気を付けなきゃ」 キャスバル: 聞き耳をしたいのですが判定は何でしょう。 GM: 精神かな。 ミーク: じゃ、私がやりましょうか。(耳に精神集中…)6+6の12。 GM: 精神高いなー… 「誰か来たね」「奥様かな」「奥様は死んじゃったのにね」「姉さんかな」「侵入者かもね」と、無機質な声で。 ハヤテ: (ヤバスw) イズー: ええ、二人じゃないんだ人工精霊… ミーク: 文鎮ちゃん、兄弟はお姉ちゃんの他にも? GM: あ、声は二種類です。交互に喋ってる感じ。少年と少女?それこそ鏡音姉弟を無理やり喋らせたような声。 ロイス: ひそひそ(気づかれないで下に降りるか、奇襲かけるか……) キャスバル:挟まれた場合が怖い。ここで叩きのめすのが得策だろう。 ミーク: 気づかれてるのは確定っぽいからここで叩いておきたいかも。 イズー: ああ、そうか後から来られたら大変なのか。 キャスバル: 鍵は閉まってるんでしたっけ? GM: 閉まってます。でも中から開けられるんじゃないかな。 ロイス: 「ドア蹴り破って突撃する?」 イズー: 「突撃してやっつけましょう!」 キャスバル: ガードでなければいいんだがなあ。ちなみに廊下の広さは? GM: 廊下は2人はゆったり並べるでしょう。三人でもいけると思います。 キャスバル: じゃあおびき寄せましょうか。 GM: 文鎮は「ほかにも兄弟いたのかなー しらなかったなー 」とか言ってます。 ミーク: 2:3で扉の左右で待ち伏せ、誰かが正面で囮、かな。 キャスバル: 囮?任せろ。おれはヒーローとして生まれてきた男だ。 GM: 解錠目標値14、蹴り破り9、です。 ミーク: じゃあ、キャスちゃんに囮やってもらう? お客さんですよー、的なこと言えば通じるかも。 キャスバル: OKでは行こう。 ノックをコンコンとして「おい、客だ いるのはわかってんだぜ精霊野郎」 ミーク: (ちょっ、なんか喧嘩腰!?) GM: 「奥様のお客様でしょうか?そんな話は聞いておりませんが〜」 イズー: (ああ、会話は成立するんだ…) キャスバル: 「客が来てんのに出てこねえとはふてえ野郎だ。いや女もいるのか?まあいい。お前らの姉に用がある どこだ」 GM: 「約束のないお客様は シンニュウシャですね〜」 キャスバル: 「なかなかいい教育をされているな精霊」 GM: 「シンニュウシャは ハイジョですね〜」 イズー: (あれっ、これもしかして普通に会話対応できた!?しかし時は遅かりし) GM: ドアが向こうからめりめりっと壊れて、アンティークドールみたいな二体の人形が出てきます。少年と少女…なんだろうけど顔は人工精霊。 キャスバル: ぶふうw ミーク: か、顔っ…! キャスバル: (ホラーになりきれないなぁwいやあんまり人間に似せるのもいい趣味とは言えないけど) ハヤテ: (美術の才能はなかったのかw) GM: 少年のほうは剣みたいのを下げて、「武勇」が強そうな感じ。少女のほうは杖みたいのを持ってて魔法っぽい感じ。といったとこでバトルいきましょうか。 ハヤテ: 初戦闘! さて、こうして始まった戦闘ですが… GM: とりあえずどっちが先制とるかですね。1d6ふってください。 GM: 1d6 dice > GM__: 6(1D6) = 6 一同: 容赦ねえええええ! GM: 対抗をどうぞどうぞw キャスバル: 無茶言うなw  まさかの出目暴発。のっけから、この戦闘を象徴するような出来事でした。    ロイス(裏): マジどM用セッションですね…… ミーク&ロイス: 無理でしたー キャスバル: 「先に言っておく!交渉をミスった俺の責任じゃない!」 イズー: 「第一声で言い訳!?」 ロイス: 「キャスバルさんの態度がすげえ!」 GM: 戦略とかはあんまり考えてない感じですね。攻撃はランダムで行きます。まず少年がロイスに「武勇」で攻撃。12ポイントです、防御してくださ…ってえええええ!? まずロイスが防御判定で1ゾロ。結構なダメージを受けます。 ミーク: やっこさんの武勇は4かぁ…けっこうな強敵 GM: 次に少女が「精神」でハヤテに攻撃。  出目は6ゾロ。 M_Eyes(裏): ひどいGM補正www M_koyagi(裏): 一回目で全滅は辛いよー?w M_situ(裏): この流れでいくと誰かが1ゾロ振ると見た。 キャスバル(裏): 不吉なこと言うなw GM:…おかしいだろこれ!ハヤテさん16点耐えてくださいw キャスバル: リアルなら出目ごまかすレベルw ミーク: ハヤテさんもそれなりの目なのが救い…! ハヤテ: 6点被弾ですー GM: みなさんのターンどうぞ。あ、辛くなったら戦線離脱して後ろに下がっていいですからね。他の人にそのぶん攻撃がいきますが。 キャスバル: じゃあ俺が「ハヤテとロイスの敵!」と少女に武勇アタック。9 GM: 軽くダメージを受けました。 ロイス: 次俺いきまーす。まず鉄腕使用で武勇が6になります。で、女の子にかぎ爪アターック! 13 GM: 人形の頭に少しひびが入りました。 ミーク: お、効いてる効いてるっ ハヤテ: 次は自分が少女の方に攻撃します。機敏で手裏剣を投げます。 12 キャスバル: (やっぱ盗賊は攻撃力高いなぁ) GM: (うわ、防御の出目無駄に高いな)体に大きくひびが入って、ぐらりとかしぎます。まだ立ってるけど。 キャスバル: 「ハハッ!どうした人形共!手ごたえがねえぜ?」 GM: 「コロシマス。シンニュウシャ。コロシマス」 ミーク: なら先に七番ちゃんに攻撃してもらおうかな。3/3/3のはずだし。七番ちゃん、女の子に武勇で体当たりっ! キャスバル(七番のつもり): 「ま゛!」 ミーク: 10。「ま"〜……」 GM: 弾いた。 23:23:25 イズー: よし、んじゃ行きます。16。精神です。どかん! 一同:おおー! GM: …防御16… 一同: おいいいいい! GM: …我ながらひどい。とは思う。 キャスバル: いや、これは面白くなってきたw ミーク: どうしよう、少女に攻撃したら弾かれる気がしてきた…w キャスバル: いかん 意味わかんないくらいテンション上がってきたw ミーク: まあいいや、あと一撃でも入れば倒せるだろうし、相手のターンまでに減らせることを祈って!  とは言ったものの、続くミークの攻撃を(GMの出目暴走により)少女はあっさり弾き、二体とも倒せないままで次ターン突入です。 GM(裏): なんでみんな微妙に出目が悪いんだ…w キャスバル(裏):るせー!w ロイス(裏): GMに吸われてるんだと思う。 M_dodo(裏): 吸われたら吸い返さないと酸素が足りなくなりますよ。 GM: テwンwシwョwンw上wがwっwてwきwたw これで全員行動終了ですか?じゃ、少年が武勇でハヤテさんに攻撃。  ですが、この攻撃が1ゾロ、さくりと弾かれます。続いて少女が達成値14でキャスバルに魔法を撃つも、防御側の出目が良くわずか2点のダメージ ロイス: (おおっ、GMが人に戻った! ハヤテ: (ひらりととんぼをきって回避しました) キャスバル: 「へっ痒いな!おかえしだ!」 9。攻撃の時はいかんせん出目が… GM: …(防御達成値9) ミーク: ちょっ…どんだけ硬いんだ、この人形… GM: 柔らかいはずなのになー…w ロイス: 武勇で攻撃。ダメージは通ったけど……通ったけど固い… GM: お。ロイスの鉤爪が少女人形のひびにちょうどヒット、その一撃で砕け散ります。HPは低いんですよ。 一同:おお! イズー: すごい、ロイスさんかっこいい! ロイス: 「俺かっこいい? かっこいい?」 ミーク: 帰ったらお兄さんが肉を奢ってあげよう。 ロイス: 「わーい、にくーにくー」 キャスバル: すげえ。 ミーク: 残りは少年だけど。少女が壊されたことに反応とかしてる? GM: 反応はなし。淡々と戦い続けようとしています。  GMの悪運もここまで。残る少年人形にハヤテの手裏剣がヒット。さらに間髪いれずミークの魔法がヒット、出目が走り大ダメージを与えます。 ミーク: あ、そーれ、矢の呪文っ! (達成値16) GM: 吹っ飛ばされて、壁に叩きつけられて、ぱりーん。 イズー: わーい!勝ったー! キャスバル: 「ミーク・・・お前賢者だったんだな・・・」 ミーク: キャスちゃん…今までお兄さんをどんな目で… ハヤテ: さすが魔法使いは格が違ったでござる キャスバル: 「お前が妹を倒したとき少しでも悲しみを感じたならこうはならなかっただろう・・・」とかっこつけておこう。お面で。 GM: で。中は女性の部屋っぽいです。ドレッサーとか姿見とかあって、机の上には日記帳。 イズー: おお、ここにも。「おくさま」の部屋かな? ロイス: 日記読みたいな。 【母親の日記】  タイタス16世歴X4年  「息子に人形をプレゼントされました。少々見た目が不気味ですが、主人と決めた相手を裏切ることはないそうです。次は完全な知能を持たせて見せると意気込んでいました。」  タイタス16世歴X5年  「息子の新作の名前は●●だそうですがセンスが分かりません。文句をいうわけではありませんが仮にもうちの使用人として使うならもう少しかわいくできないの?」  タイタス16世歴X6年  「だめです。●●を見ていると、女として痛ましくてたまりません。やはり人工的に生命を作り出すことは罪ではないでしょうか?しかし、息子もやっとアイシェルスの女のことを忘れて研究に専念し始めたというのにそんなことは言えません」  タイタス16世歴X7年 「とうとう恐れていた日が来てしまいました。わずか19歳で命を絶たれる息子が不憫でたまりません。今夜のうちに、ともに自害しようと持ちかけましたが、陛下のお決めになったことだからと断られました。あの子の陛下に対する忠誠心のどこに曇りがあるというの?息子が飢えの責苦に耐えるというのなら、父と母も耐えてみせねばなりますまい。アークフィアよ、我々ポロナス一族の魂をどうかあるべき場所に導きたまえ」 GM: ここまで。 イズー: なんか普通に斬首とかで処刑かと思ってたら…飢えってなんぞ。 キャスバル: 「古代ってのはずいぶんとえげつないことをやってたんだな あーやだねぇ」 ハヤテ: ポロナスという一族とアイシェルスという一族が敵対していたようでござるな。 キャスバル: ロミオとジュリエット臭がするな。敵対する一族の間の恋物語・・・不謹慎だがいい曲になりそうだ。 イズー: 「ああっ、キャスバルさんが普通に吟遊詩人ぽいことを…」 ロイス: んー、交換日記をかーちゃんの部屋に置くとは思えないけど、調べてみよっか。引き出しとか。 GM: ありますけどやっぱり大したものは入ってないです。化粧品とかかな。 ミーク: X6年の時点で母親はしっかり騙されてるみたいだねぇ。交換日記はちゃんと隠せてる様子。 キャスバル: つーことは隣が父親の部屋か? ミーク: Dが父親の部屋で間に寝室かな? キャスバル: ドレッサーの中身は奴に物色されてそうだ。 イズー: 化粧品も「姉さん」が使ってるのかなあ。 GM: 化粧品は長い間使われた様子はありません。 ミーク: 戦闘で物音立てたと思うけど、周囲で何か反応は? GM: とくになし。 ロイス: じゃあ開けてみる?ふつーに開けちゃうよー。 ガチャっと。 GM: 開けるなら普通に開きますよ。埃のつもった夫婦の寝室です。とくになにもありません。あ、ろの扉も鍵はかかってないようです。 ロイス: 「うう、埃くさい……<ろ>のドアも開けちゃっていい?」 ハヤテ: さすがに夫婦の寝室には交換日記はないでござるな。 キャスバル: 「精霊ってそこまで自分の知能で動くのか?」 一般的にはどうなんだろう。 GM: まあ、命令に従う人工精霊はいても、自我とか知性を持っているかといわれると… 普通はないですね。 ロイス: 「開けちゃうよー」 ガチャっと。 GM: はい、おやじの部屋です。デザイン的には息子の部屋とあまり変わりません。そしてまた、日記帳が。 ロイス: 「みんなマメだねー」 ミーク: ここの家族は日記をつける決まりでもあったのかなぁ… 【父親の日記】  タイタス16世歴X2年 「息子、フィロンが14歳になった。私の昔の研究を引き継いでくれている。勉強熱心なのは結構だが、ポロナス家の嫡子としてはもっと政治学や用兵学も学んでほしい。政敵アイシェルスを蹴落とせるよう、文武両道に育ってほしいものだ」  タイタス16世歴X4年  「家の警備用を兼ねて、息子が妻に人形をプレゼントしていた。良い出来だが、まだ完全な知恵をもつには至っていないようだ。あとあの顔はなんとかならんか?芸術に関するセンスがないのが息子の欠点ではある」  タイタス16世歴X5年  「息子の研究、さらに進む。そのうち人間や夜種の奴隷を使わなくてもよい世界が来るのかもしれない。しかし心配なのは、息子がアイシェルスの娘と話しているのを見たことだ。残酷なのはわかっているが、二人がこれ以上近づくのなら、傷の浅いうちに仲を裂かねばならないだろう。それにしても、子供を集め始めたり、タイタス陛下はどうなさってしまったのだろう?ご乱心というのは本当なのだろうか。いや、まさか」 「追記。息子の新作、●●はよく働いてくれている。この研究を神にそむくものと考えるものもいるようだが、私に言わせれば夜種の品種改良研究のほうがよほど自然の節理に反していると思うのだが。なにしろ、自然界の魔力から作られた彼らの魂は、ミルドラ神より人類に与えられた原罪を背負っていないのだ。いずれ兵糧のいらない軍隊を作り出すことができれば、陛下のお役にもたつだろう」  タイタス16世歴X6年  「●●は不安定すぎる。やはり、人工的に作り出した魂は不完全なものにしかならないのか?あれでは息子も困るだろうに、つくづく女運のないやつだ。そういえば、また息子がアイシェルスの娘と会っていたという話を聞いた。いくら研究室の裏に人目がないと言っても、見る人は見ているのだよ。若さゆえの一時の過ちだと思いたいが…」 「そういえば、昔の同僚が謀反の疑いで処刑されたと聞いた。あの小心者がそんな大それたことができるとは思えないのだが。陛下の疑心暗鬼は強まっていくばかりだ」  タイタス16世歴X7年  「アイシェルスのやつらにはめられた。私と息子の研究が、陛下に対する謀反の準備などと濡れ衣もはなはだしい。まさか陛下がそんなたわごとを信じるとは… 明日、役人がやってくる。餓死するまで岩牢に入れられ、死骸を晒されるなどごめんだ。だが、逃げる場所などどこにもない。妻よ、息子よ、すまない」 ロイス: 「ご主人様、フィロンって言うんだ」 ハヤテ: 奥方の日記と同じような感じでござるな。 イズー: 人工精霊たちだけがいき残ってるんですね。 キャスバル: 「ほー、こっちは嵌められた側か」 ミーク: ま、昔のことにしんみりしてても仕方ないね。…交換日記があるとすればやはり件の研究室の裏かな? ロイス: これもきっちり塗りつぶされてるね…研究室、探そうか キャスバル: 会っていることは知っているが日記についてはノータッチか。 ハヤテ: 少なくとも父親の部屋には無いでしょうなあ。他にめぼしいものが無ければ次に行きたい所でござるが・・・ イズー: 処刑が決まってエスメラルダさんはどうしたのかな。……。 ロイス: 「いちおう家捜ししてみる? 研究について何か出てくるかも」机の引き出しを開けてみます GM: 息子の部屋と同じく、マニアックな研究メモが出てきますがかなり略式で書いてあるので詳しくない人にはわからないでしょう イズー: うーむ、研究者一族。 ミーク: 元研究者で政治家? 多芸な親父殿だなぁ。 キャスバル: 「ひとまずここはこれだけだな これだけ騒ぎを起こしても何もないなら漢式解錠術(※蹴り破る)で進んでもいいんじゃないか?」 ロイス: 漢式解錠術……なんかすごそうだよキャスバルさん! ハヤテ: そうでござるな。力任せに通ってもよさそうでござる。 ミーク: リィカちゃんも心配だしね。ごりごり行こうか。 ロイス: 「い」の扉を開けます。 ハヤテ: ではとりあえず拙者が挑戦してみるでござる。 GM: どうぞ 開錠14蹴りあけ11です。 ハヤテ: 10。ぬう・・・面目ない、拙者の手には負えないでござる。 キャスバル: じゃあ俺が解錠をしよう「オラァ!」…6。「足いたぁ!」 ロイス: ここで痛くなるのも何だから、廊下には ろ→は→に で出ない? って提案しようと思ったら…… キャスバル: 「俺は・・・ここまでのようだ・・・」 イズー: 漢度低っ!……まわりこんででましょうw ミーク: じゃあ戻って廊下へw ハヤテ: あ、迂回するときに、さっき人形に投げた棒手裏剣を回収しておきます。 ロイス: じゃあ迂回して廊下にでます。「ほ」は値なんぼでしたっけ? GM: ほは13/10ですね。 ハヤテ: ではまず拙者から・・・17。がちゃがちゃ・・・ む、がちゃり。 キャスバル: (なんという活躍ぶり。この忍者は間違いなくイケメン) GM: 扉ががちゃっと開きました。中はお客様用寝室のようです。床に「羽を閉じた蝶」と「羽を開いた蝶」を書いた魔方陣があります。 ハヤテ: うーむ・・・魔法は門外漢でござる・・・ キャスバル: 「んー?魔法使いは何か知らないか?」 ロイス: 引き出しとか本棚とかはある? GM: 靴箱みたいのが置いてあります。あとはお客様用寝室なんで、必要最低限の家具が。 ハヤテ: (ううむ・・・百科事典の出番なのかなあ) GM: こういう魔方陣は、踏むことでなにかが発動することもあるかもしれない、と魔法使いなら聞いたことがある…でいいですよ。これ以上詳しく調べるなら判定か、百科事典ですね。判定の場合は目標値高めにとりますけど、精神判定は可能とします。 ミーク: 踏めばなにか起こりそうだねぇ… ハヤテ: とりあえず魔法陣に何か要らないものを置いてみてはどうでござるか?客室用ということはあまり危険な仕掛けはないと思うのでござるが・・・ イズー: あー、ではロイスさんからもらった手袋を…元・手袋的布を置いてみます。 GM: 反応しません。重さがたりないようです。 イズー: ありゃ。ミークさんお願いします。精神判定。 ミーク: さてさて、この魔方陣は、と…14。 GM: 古代の魔法使いは、簡単な魔法装置を家において見せびらかすことをステータスにしていたフシがあります。まあ、たいていは害のない仕掛けですが。…ということがわかりました。 キャスバル:しかし「たいてい」が気になるなぁw「古代の魔法使いは陰険だな!間違いない!」 ミーク: 蝶といえば蝶番。真ん中の部屋の鍵と見た。 GM: 真ん中の部屋は鍵がかかってるんじゃなくて、落ちた衝撃でドアが歪んで開かないんですけどね。 ミーク: あらん。 イズー: ええ、名推理に感動したのにw ミーク: と、とりあえず害はなさそうだし、誰か乗ってみる? キャスバル: ビシィ!と手をあげる。「ふっこれが俺の生きざまよ・・・」 ミーク: キャスちゃん、若いねぇ。お兄さん羨ましいよ。 ロイス: 「芸人……芸人ってすげえ……」 イズー: キャスバルさんが盾すぎる。「自己犠牲」持ってないのがおかしいですよ! キャスバル: そんな漢スキルは無い!w GM: 乗りますか。閉じたほう、開いたほう、どっち? キャスバル: オープンなほうで。同時に乗るタイプだったら困るな。 GM: では、オープンなほうに乗ったとたん、キャスバルの姿がふっと掻き消えます。 一同: !!!!!?? イズー: まだ生きてる魔方陣だったのか… キャスバル: (絶対に古代の魔法使いは正確が悪いな) ロイス: 「ど、どーしよ、どーしよ、キャスバルさーん!」 GM: さて、キャスバルくんは気がつくと、一階と思われるところに転送されていました。 (一階の地図参照) 足元には人工精霊の顔がデザインされたスリッパがおかれていて、目の前の壁には「トイレはコチラ」という古代文字が。 ミーク: (ひょっとして蝶のマークって…) キャスバル: (これは・・・このネタ振りは・・・・)GM: 夜中にトイレに行きたくなった客を転送するための魔法装置じゃないかな♪ ミーク: これ、百科事典使ったらどうなったんだw キャスバル: 俺が「これはトイレだ!」って言う。 イズー: なんて魔力の無駄づかい。 ロイス: キャスバルさんが芸人として正しいプレイばかり行っているwww キャスバル: おかしいなぁカッコイイ吟遊詩人をロールしようと思ってたのに・・・ GM: キャスバルさんは一階「は」の扉の右側で呆然としてます。こちらにも二つの魔方陣があって、戻ることもできるようですね。 キャスバル: うん、せっかくだからトイレに行っておくか。 GM: トイレは外っぽいんですが。(E部屋が玄関ホール、案内はその向こう) 多分埋もれてます、トイレ。  キャスバルがのんきにしている間、上階では… ミーク: うーん、転移装置だとしてもこの大きさじゃあ、そう遠くに飛ぶものじゃないと思うけど… イズー: 「研究室にとんでいたら、危なくないですか?」 ハヤテ: むう・・・どうしたものか・・・ 片道用でござろうか・・・下手に追いかけて全滅する可能性も否定できないでござる。 ミーク: もう片方の魔方陣も気になるし、一回合流したほうがいいかもねぇ キャスバル(at下階): 「くっ!この尿意をどこにぶつければ!」とかアホなことしながら魔法陣で戻…いや面白いからもうちょいまっておこう。 ミーク: 仕方ないなぁ、七番ちゃんにあとを追ってもらおうか。七番ちゃんなら、最悪、やられてもウチに帰れば再召喚できるしね GM: じゃ、7番は一階に転送されました。キャスバルの足元に現れます。 キャスバル: 小をしている最中なので 「イヤン!のび●さんのエッチー!」と言っておこう。まあ戻りますが ミーク(七番): 「ま"〜」 (七番ちゃんは首をかしげている) GM(裏): 無意味に緊張感を煽る演出をやりたかったww M_situ(裏): きん……ちょう……? キャスバル(裏): 正直かなり緊張したw GM(裏): 括約筋的な意味で。 M_Eyes(裏): 一気に緩んだわけですね。 M_situ(裏): 7番ちゃんが汚されちゃった……!!だって足下なら位置的に…… ロイス(裏): むごいw  変態だ。 GM: というわけでキャスバルは戻ってきました。 キャスバル: 「いやあ、助かったよ皆」 ミーク: ああ、おかえり、キャスちゃん。無事でなにより。 ロイス: あああよかったああ! 無事だったんだね! イズー: 大丈夫でしたか!? ハヤテ: 大事はござらぬか? キャスバル: いやあ、実は悪魔のような物体が三対ほどいたんだが俺が切っては投げ切っては投げの以下略。 ロイス: ええええええ、キャスバルさん凄いよ! 凄いよキャスバルさん! キャスバル: はっはっは、サインは後だぜ。 ミーク: おやおや。そんなに危険ならすぐに帰ってきて欲しかったところだけどね。いったいどこに飛ばされたんだい? キャスバル: 「トイレ」 一同「・・・・・。」 ミーク: さて、例の人工精霊と娘さんを探さないとね。二階はもう粗方調べたかな? ロイス: そうだね。一通り調べたと思う。 イズー: 時間が経過しすぎている気もします。先を急ぎましょう。 キャスバル: 「ああ、どうやらこれは転送装置らしくてな 他の階にいけるようだぞ」これで移動すればあの階段を通らなくてもいいだろう。 ちなみに階段は崩れやすくなっており、 機敏判定に失敗するとダメージを受ける仕様でした。 ハヤテ: 善は急げでござるなミーク: …念のため聞くけど、悪魔のようなのが三体っていうのは? キャスバル: え?リアルだよ。 ミーク: それはもう倒した、と…? キャスバル: ああ、安心していいぞ。 GM: じゃ、下の階です(一階地図参照)。「は」の扉の前ですね。廊下はうっすらホコリが積もってますが、たまに掃除はされているようです。 ミーク: 足跡…は、相手は飛んでいるし望み薄、か。 イズー: 物音とかはどうでしょう。 キャスバル: 一応それぞれの扉の前に立って物音を聞いてみます。 ハヤテ: さっきの大騒ぎで気がつかれているかもしれないでござるな。 ロイス: 「調べてみて、使われてそうな所からあたってみるといいとおもう」 キャスバル: 入ってすぐに鍵をかけたとは思えないんだけどなぁ 全部鍵はかかってる様子ですか? GM: 最近開けられた形跡があるのは、ろ、ほ。 ハヤテ: とりあえず「ろ」から当たってみるでござるか… 0GM: ろ は開錠13、蹴り明け11で。 ハヤテ: 10。失敗でござる・・・ ロイス: ざんねーん。じゃあ俺蹴っていい? キャスバル: よし!ゆけぃロイス!町を荒らしてこい! ロイス: ええっ、町は荒らさないよ! キャスバル: 言葉のあやだ! ロイス: あ、鉄腕の+2効果は戦闘中のみだよね? GM: 攻撃と考えれば、使っていいんじゃないでしょうか。 ロイス: 15。この数値が戦闘で出れば……! ハヤテ: お見事でござる。 ミーク: うわぁ、やっぱり埃舞うなぁ・・・けほ。 GM: 開きました。中は質素です。メイドさんの部屋みたいですね。絵本みたいなものが積み上げられているのと、着古したドレスみたいなのが壁に何着かかかってます。あと子ども用の日記帳みたいのが置いてあります。 イズー: おお、ここにも日記。 ロイス: 「げほ……んー、女の子の服かあ。あ、日記見るよー」 キャスバル: まあ古代の人なんてこれくらいしかやることないだろうしねぇ。 GM: ちなみに絵本は、王子様が命をかけてお姫様を救いに行く、とかのロマンス系ですね キャスバル: 流行ってたんだろう。 【使用人の日記】 タイタス16世歴X5年  「わたしわきょうつくられました。わたしのなまえわ●●です。ふぃろんさまがつけてくださいました。ふぃろんさまわごしゅじんさまです。わたしわよろこんでふぃろんさまのゆうことをききます。」 タイタス16世歴X6年  「ふぃろんさまはたくさんのごほんをよんでくださいます。きょうわばらめやのまじょのはなしをよんでくださいました。ばらめやのおひめさまわわかもののためならなんでもしてあげて、まじょになってじぶんのおとうさんまでころします。どうしてってきいたら、おひめさまわわかもののことがなによりだいじだったからだよ、といわれました。わたしもふぃろんさまのことがなによりだいじですっていったら、そうじゃなくてすきってことだよっていわれました。すきってなんでしょう」 「わたしわひとりでもたくさんのごほんをよみます。ごほんのおうじさまやおひめさまわ、すきなひとのためにすごくがんばってけんをふるったりすごいまほうをつかったり、いのちまですてます。わたしわおりょうりとおせんたくしかできません。でも、わるいりゅうとかきょじんとかがおそってきたら、がんばってたたかいます。あとおくさまがごほんをくれました。きれいになれるごほんです。すきになってもらえるそうです」 「ふぃろんさまがあってはいけないおんなのひととあっていました。ふぃろんさまわそのひとが『すき』だそうです。だんなさまにいわないでっていわれたからいわないですがわるいことだとおもいます。でもふぃろんさまがすることおわるいことだって思う●●わわるいこです」 「ふぃろんさまはしょけいされるそうです。おはなしでは、はいとものがたりのるいんとありおすみたいに、おうじさまとかゆうしゃさまがぴんちになるとすきなひとがきてたすけてくれます。ほんとうにすきになったらいきるときもしぬときもいっしょです。わたしわおりょうりとせんたくしかできないしふぃろんさまのすきなひとじゃないからできません。えすめらるだもきてくれますかっていったら、ふぃろんさまわどうだろうっていわれました。」 「えすめらるだわきませんでした。ふぃろんさまわずっとまっていたのに。」 「わたしがふぃろんさまのすきなひとだったら、ぜったいにほうっておいたりしなかったのに。わたしがしんでもふぃろんさまをしなせたりしなかったのに」 数年後 「あのおんなわけっこんしたそうです やっぱりだんなさまのおっしゃったとおりあいしぇるすのおんなわずるっこです もうあのおんなにつけてもらったなまえなんていらない」 さらに数年後 「あめがずっとふりつづいています おうちのなかもおみずでいっぱいです」 もう年月日が書かれていない 「まっくらです おそともでられません さびしいです ふぃろんさまも さびしいですよね」 「さびしい さびしい さびしい」 「もうわたしのなまえもおもいだせない わたしのなまえおよんでくれたのはふぃろんさまだけなのに わたしわじぶんのなまえをけしてしまったから もうおもいでのなかでふぃろんさまによんでもらうこともできない」 「ふぃろんさま わたしのなまえお よんで さびしい さび しい さ び しい さびし い さ  びし        い」 GM: 以上。ただでさえ子供みたいだった字が、後半からどんどん乱れていきます。 キャスバル: ・・・・・やはり人が作り出す命など悲劇を生むだけか。 イズー: うーん…… ロイス: うう……(イズーの服を握る) ハヤテ: 物悲しいはなしでござるな。 イズー: ……。ロイスさんをなでなでします。私が誰かの服を握りたい。 キャスバル: ・・・彼女の名前を探すことはできないだろうか。 GM: で、絵本の中にさりげなく「美容術」とか混ざってたり。 イズー: ああ、奥さまが悲しむはずだよ…顔は人工精霊… ロイス: 奥さま、可愛がってくれてたんだね… ミーク: 名前をつけたのはエスメラルダ。そしてそのセンスは奥様に酷評されたもの、と。というか週刊誌の女性、エスメラルダ本人だったようだね。 イズー: 悲しいですね。 ロイス: だからあんな乱暴に置いてあったのかな……って、リィカちゃん危ないよね、これ。エスメラルダさんに似てるんだよね。 ハヤテ: これは急いだ方がいいかもしれないでござる。 キャスバル: 急がなければいけないのはわかっているがなんとか救ってやりたいところだ。彼女を。 ロイス: うん…何とか出来ないのかな…… キャスバル: 名前を探そう。それが一番だと思う。 イズー: そうですね。せめて名前は返してやりたい。 キャスバル: しかし手がかりがないんじゃあなあ。執拗に塗りつぶしているから。 ハヤテ: 本人が自分の名前を消した以上、この部屋に名前の手掛かりになりそうなものはないでござるな。 ミーク: どちらにしろここで得られるものはあまり無さそうだね。探すなら研究室か… ロイス: じゃあ……多分『ほ』の扉の向こうにいると思うから、他の部屋を開けてみない? イズー: うし、いってみましょう……と、その前に。治癒魔法で回復しておきますか? キャスバル: お願いします。 イズー: 「えいやーっ!回復ーっ!」うん、呪文って思いつかないものだね。 キャスバル: 掛声勇ましいなw GM: ぴろりろりーん(効果音) ミーク: お見事。神殿の術も凄いものだねぇ。 イズー: お役に立てて嬉しいです! ミーク: さてさて、体勢も整えたところで…次は「に」の扉かな? ロイス: どんな感じかなあ、鍵はやっぱりかかってる? GM: かかってます。開錠は14、け破りは11です。 ハヤテ: では開けてみるでござるよ。16。 GM: お、すごw ハヤテ: (鍵開けで食っていける男) ロイス: (忍者としてそれはどうだろう) キャスバル: (ていうかそれ鍵開けの後物色してますよね?) ミーク: (それじゃ泥b…なんでもない) ハヤテ: (清く正しい冒険者は普通漁りますw) キャスバル&イズー: (ですよねー) GM: (勇者的行いというやつか)来ましたね。中は実験室です。よくわからん魔法道具の残骸やら、走り描きやらが散らばってます。あと、外に廃棄物を捨てるダストシュートの簡易版みたいなものがあります。 ハヤテ: うーむ・・・走り書きに名前が残っていたりしないでござるか・・・ ミーク: じゅるり…魔術の匂い…。さっそく走り書きを調べてみます走り書きもだいぶぼろぼろになってますね。かなり専門的な知識がないと理解することもできないでしょう。 キャスバル: ふっ。もうクライマックス近いから使っても後悔しないぜ百科事典! GM: あ、使うんですか。走り書きそのものは、人工精霊に自由意思を与える方法に関する研究結果の資料のようです。一部分しか残されていませんが、持ち帰れば人工精霊使いには喜ばれるでしょう。 キャスバル: ガア!ハズレか! ロイス: 「売れるかも、だけど……名前には繋がらないかあ」しょんぼり。 ミーク: むしろ今こそ喜ぶね。個人的には素晴らしい働きさ、キャスちゃん! GM:ダストシュートは…外に繋がってて、外のゴミ箱でキャッチする感じの原始的なゴミ捨て装置です。外に物を送るのに使えるかもね。 ハヤテ: (部屋の乱雑さは相当なものですか?) GM: まあ、かなり乱雑&年月でボロボロ&たまった埃、かな。 イズー: うーん、ダストシュート気になりますね。 ミーク: エスメラルダは実験室に入って来れなかっただろうし、交換日記を渡すのにダストシュート使ってそうだね。 ハヤテ: おおなるほど。 イズー: ああ、ミークさんほんと賢者だなあ。 GM: どうでしょうね。ダストシュートの繋がってる先は埋もれてますがダストシュートそのものはけっこう原型とどめてます。普通に手は突っ込めますよ。…ヤバい生物とかいないといいね♪ ミーク: (なんという前ふり…!) ハヤテ: 「発見」を使ってみたらどうだろうか・・・?もうこれ逃したらこのシナリオで発見の出番なさそうだし。まず拙者が中の気配を探ってみるでござるよ。 GM: ダストシュートの内部の壁にくさびが打ち込んであって、ぼろぼろのロープが下がっています。その先にはなにかがくくりつけられているような… イズー: おおっ! ロイス: いい感じいい感じ。 ハヤテ: ロープが切れないようにゆっくりたぐりよせてみます。 ミーク: さすがNINJA… GM: 布の袋に包まれたノートがぶらさがっています。 キャスバル: きったああああああああああああ! ロイス: 「おおおおお! ハヤテさんかっくいー!」 ハヤテ: 袋を掴み、ゆっくりとダストシュートから取り出します。 キャスバル: 「ハヤテ!君は本当に忍者だな!」 ハヤテ: こんなものがあったでござる。 いやはや、素晴らしいね。さすがはエキスパート。さっそく読んでみようか…? イズー: (こくこく) ミーク: それじゃあ読んでみましょう。手掛かりがあればいいけど…。 GM: 内容ですが、いろいろと甘酸っぱい言葉が並んでいる中、「新作を作るにあたって、人間の一部分が必要だ。メイドや母上にも髪の毛を貰ったけど、せっかくなので君の髪の毛をくれないか」という内容があります。それから少したって、「僕たちが結婚することは不可能だということは分かっているけど、それでも夢を見ることは許されるだろう」的な内容になり、「私たちに娘が生まれたら、マリアと名付けましょう」という一文が見当たります。 キャスバル: ・・・これが正解だといいがな。 ロイス: ……マリアかあ、いい名前だと思うんだけど…… イズー: …素敵な名前だと思います。 GM: (それをアレにつけるセンスのほうがねw) ハヤテ: 当たりでござろうかの・・・ ロイス: 他に名前に関する所とか、●●ができた時の所とかに手がかりはないかな? GM: ●●ができたあたりでは、「僕たちの娘が生まれた!父上にも母上にも言えないけれど、君の一部分を継ぐ娘ができたんだ」みたいな記述がありますね。 ハヤテ: (多分、振られたのはその一言だなきっとw>一部分) ミーク: ああ、しかし、あれだね。こう他人の赤裸々な恋話をダイレクトに読むのはどうも。ねぇ? キャスバル: 職業柄慣れてるが痒いねぇ。 GM: GMも恥ずかしいんだぜww ロイス: じゃあ名前に関しては「マリア」なのかなあ。 ハヤテ: 編纂すればいい戯曲になるかもしれないでござるぞ、キャスバル殿。 キャスバル: ああ、そうだな だが、それにはこの物語をハッピーエンドにする必要がある。 ロイス: 「……?」 (発情期に踊るようなもんだと思っているので周りの空気がわからない) キャスバル: 俺はハッピーエンド至上主義者なんでね。 イズー: うわっ、キャスバルさんかっこいい。 ミーク: ハッピーエンドがいいよねぇ、やっぱり。……カオスエンドよりは、よっぽど…うん。 ロイス: キャスバルさんは色んな方向に格好いいからね。 ミーク: ま、平行世界云々を出すまでもなく、目的と手段はだいたいわかったわけだし、早いところ娘さんを助けに行こうか。 ハヤテ: そのためには早くピリオドを打たないといけないでござるな。もう、他にやり残したことはないでござるか。 ロイス: 多分ないと思う。Aの部屋も調べなくていいかな、って気がするよ。 キャスバル: ああ、逝くぞ! 一同: …。 キャスバル: ちょっとまてええええええええええwこの誤字は駄目だろう! イズー: キャスバルさん…(すごい勢いで残念です) ハヤテ: ああ、締まらないw キャスバル: いや、うん・・・・行くぞ! ミーク: お兄さんもDの部屋直行でいいと思うな。Aも気になるといえば気になるけど、仕事は仕事だしね。 イズー: さらわれたリィカちゃんが、「お姉さん」にあまり丁重に扱われていない可能性が… ハヤテ: いざ!  実はGM、この時点でかなりシナリオを練り直しています。  マリアをラスボスとして規定していましたが、予想以上にマリアに対する同情が集まってしまったため、交渉メインのシナリオに切り替えました。同時に、マリアの狂気と残虐さを表すエピソードを手直ししました。  当初の予定では犠牲者はもう一人いたんですがね。このシナリオの後半は徹夜テンションのフルアドリブでできています。 ロイス: 廊下に出て、「ほ」の扉調べようか。 ハヤテ: では早速調べてみるでござる。 GM: 「ほ」の扉は、鍵は頑丈ですがちょうつがいがだいぶ緩んでます。開錠16、蹴り開け9。 ミーク: 鍵が掛かってたらもう鍵開け消費であけてもよさそうな。 ハヤテ: その前に中の様子をうかがってみてくれるでござるか、ミ―ク殿。 ミーク: ほいきた。扉に精神集中して、と。14。 GM: 中でかすかに物音がします。なにかを積み上げてる感じ? キャスバル: ・・・積み上げ? ロイス: 何だろう……積み上げるって? ハヤテ: 何かいるのは間違いないようでござるな・・・ ミーク: どうやら何かの作業中みたいだね。鍵を開けても先制攻撃される、って可能性は低そうだよ。 イズー: ……突入前に、「応援」でスキルを何か回復しますか? キャスバル: 応援かぁ 魔法盾を二回撃てるようにするか 回復を増やすかだなぁ。 ロイス: 治癒か魔力付与・盾? ミーク: 前衛…っていっても遠距離攻撃できるのハヤテさんだけだから、魔力盾誰にかけるか悩むけど。マリアと戦うことになったとして、誰を狙うかの方針があれば、そこにあわせるのがよさそうだけど。 ロイス: んーと、魔力盾かけてもらって、変身で武勇8(鉄腕含)にしちゃいたいけどさすがにわがままかなあ。 キャスバル: なんというか・・・誠に自分勝手なのですがまず話し合いたいなぁと。ここまでやったし悲劇はマジ勘弁。 ハヤテ: 相手の出方しだいでござるなあ・・・ ある程度こちらが有利にならないと説得できるかどうか・・・ ロイス: うん、話し合って、姉さんも納得してリィカちゃん帰してくれるのが一番だよね。 ミーク: じゃ、魔力盾イズーさんに使っておく? 目の前に出るわけだし、保険として。(※人徳技能があるため) イズー: うん、本当に。丸くハッピーエンドにはしたいです。 キャスバル: では、魔力盾を使用した後鍵を開けますか。 ハヤテ: では皆の衆、準備はよろしいかな? キャスバル: ああ、いつでもいけるぞ。 ハヤテ: (では開けます) がちゃがちゃがちゃ・・・ パキッ。 イズー: 開いた! ハヤテ: むう・・・ 開き申したが、道具が壊れてしまったでござる。(※消費技能のため) ロイス: 建物古いからね、しょうがないよ。 GM: 部屋の中は… 床にいくつか穴があいていて、その上に板が乗せられています。●●がこっちに背を向けたまま、そのうちの一つに机とか椅子とか、重石になるようなものを詰んでいます。 ロイス: リィカちゃんの姿は無し? GM(●●): 「これで、さびしくない、ですよね、ふぃろんさま? すきなひととは、いっしょの場所に、いたいですもんね」 イズー: ! ミーク: (石室の中で餓死…させるか) イズー: む、ではまず普通に声をかけてみます「ちょっと待ったー!」その子はエスメラルダさんとは違う人間ですよ!」って。 キャスバル: 何をしている? GM(●●): 「ふぃろんさまといっしょにしぬ といってたのに こなかったあのおんなをこのなかにいれるんです でも このあいだいれたはずなのに またでてきてたんですよ しぶといですよね」焦点の合わない目で(人工精霊に焦点があるのかしらんが)にっこりと笑っています。喋りもおぼつかないし、かなり壊れてる感じですね。外観が、というより中身がバグってる感じ。 キャスバル: ・・・まさか、とは思うが、何人目だ?…いや、聞き方が悪かった 何回逃げ出したんだ? 彼女は。 ミーク: ひそ(二人目だろうね。本人とリィカちゃん。遺跡が発掘されたのは最近だし…) イズー: むう、「人徳」つかいます。交渉、いや、会話はできるでしょうか? ハヤテ: うむむ・・・ これは危険な気配がするでござる・・・ ロイス: ひそ(本当に似てる人だけ入れていれば、だけど……でも、行方不明の話なんて聞いてないよね?) GM: 「にげだしたのはいっかいです。でも またつかまえたのに ふぃろんさまよろこんでくれない さびしいです」あ、ruina本編中に遺跡で行方不明になった冒険者は結構いると思いますよ。 キャスバル: イズー、お前の言葉で、お前の思いを、彼女に贈ってやるんだ。 イズー: (こそっと)名前を呼ぶだけでは足りない気もしてきましたが… ハヤテ: ひそひそ(うむむ・・・まずいでござるぞ、イズー殿。) キャスバル: (うむ、まあ説得せにゃいかんでしょうね) ミーク: ひそ(名前を呼んで演技もして、例のご主人様のふりをすれば、あるいは) ロイス: ひそ(名前、エスメラルダさんも考えたのだよね……どうしたら納得してくれるかなあ) キャスバル: (生きる気力をあげたいなぁ なんとか) イズー: (そうですよ。できればやっつけたくはないです) ロイス: ひそ(文鎮くん、姉さんがごしゅじんさまの他に大事にしてる人とか物とか、ないかな?) GM(文鎮):「ん〜ないよ〜、姉さんはごしゅじんさま大好きだったからね〜」 ハヤテ: (エスメラルダの髪の毛の一部が移植されてる、というのを引き合いに出して説得したらどうでござるか?) キャスバル: (いやそれ下手したら自殺するかもしれんのが怖いなぁ ハヤテ: (ううむ・・・逆効果でござるか・・・・) キャスバル: (あの女の一部が私の中にクキイイイイイって) GM: そうしている間にもどんどん重石が積み上げられていくわけですが。 イズー: ええい、もうキャスバルさんの言う通り、気持ちを正直にぶつけてみます!いいでしょうか! キャスバル: よし!いけ! ロイス: いいと思う! ハヤテ: もうそれしかないでござる! イズー: マリアには死んでほしくない!リィカちゃんも解放してもらいたい!「マリアさん!」と、大声で呼びかけます! 「フィロンさんとエスメラルダさんが娘のあなたにつけた名前はマリアです!」 GM: その名前を聞いて、一瞬だけマリアの顔に知性?のようなものが戻ります。「ごしゅじん…さま?いや、違う…」 イズー: 「私たちは、あなたのだいじなご主人さまや、旦那様や奥さまを誰も知らない、ただの……」 GM(マリア): 「むすめ…? あのおんなの…? わたしが…?」 イズー: 「ていうか、そんなに強くも英雄でもないただの貧乏な探索者ですが…あなたがたの……」なんだろうえーと…「気持ちはわかっているつもりです! 違う、わからん、わからんけど、フィロンさんがあなたのことを GM(マリア): 「わからない… あなたがなにをいっているのか、わからない…」 イズー: 「フィロンさんはマリアさんが好きでした!マリアさんを生み出したのはこーゆーことのためではないです!」 ミーク: (今更だけど、フィロンさんごと助けに来た、って言っちゃうのは? 彼女、日記に英雄が助けに来てくれるのがどうとか書いていたし) ハヤテ: (が ん ば れ) ロイス: (幸せになって欲しいから生み出したんです! みたいな イズー: ぐだぐだだあ!「えーい、とにかく」ナイスミークさん。「フィロンさんとあなたを助けに来たんです!」 GM(マリア): 「どうして…? わたしは、ふぃろんさまがさびしくないように、それだけのために、ずっと…」 イズー: 「フィロンさんと、エスメラルダさんも一緒に!」うわーん、もう精一杯!人徳はあるけど口は下手なんだよー! GM(マリア): 「たすけ…? わたし、たすけなんかいらない… だってわたし、ふぃろんさまをたすけられなかったから、ここでずっと、ふぃろんさまのために、いるの…」 ハヤテ: (もう一押しという感じはするw) GM(マリア): 「だって、わたし、ふぃろんさまに、「すき」になってもらえなかったんだよ。だから、ふぃろんさまの「すき」なあのおんなをここにうめるの。なんどもうめるの」 」 ミーク: (うへぇ、助けられなかった自覚があると逆に厄介な…) ロイス: (イズーちゃんがんばって! イズー: いろんな好きがあって… キャスバル: (ならば今度は自分を助ければいいじゃないか) イズー: 違うのー!えーいもう!おとことおんなのすきは一個じゃないのー!! キャスバル: 落ち着けイズー! イズー: うわーん、なんて言えばいいですか!?すごい無力です!私の言葉では! かっこいい決め台詞で決めてください、今までみたいに! キャスバル: 「(しかし人徳持ってるの君だけだし)いや、俺の言葉なんかより、君の、少女の心のほうが彼女に響くはずだ」ニヤリ「吟遊詩人の言葉なんて、薄っぺらい嘘の塊さ」 イズー: (おっさん、畜生ww) キャスバル: 「仮に、駄目だったとしても、それは君の気持ちの結果だ 後悔する必要もないし躊躇もしなくていい」 ミーク: (…ヴァラメアの魔女で、魔女はタイタスに魅了の魔法をかけたとかいう説はなかった?) ハヤテ: (ありましたね>魅了) ミーク: (タイタスが本当に好きだったのはアークフィアで…っていう話を絡めれば…エスメラルダ=魔女でとことん悪役にしちゃうけど…) イズー: しかしそれではフィロンさんの気持ちが嘘になるから嫌だー! ミーク: (ああ、もう。私みたいな魔術師は感情的な答えなんか出せないのよねっ!) イズー: 「あなたが『好き』なフィロンさんを殺されて悲しかったように、フィロンさんも『好き』なエスメラルダさんを殺されたら悲しむよ…!そんなので幸せになれるわけがない!」どやっ GM(マリア): 「それでも、ふぃろんさまはさびしがっていたもの。えすめらるだがきてくれなくてさびしいの、わたしわかってたもの。 わたし、ここにいるの。ここにしかいられないの。わたしはふぃろんさまをすきだけど、ふぃろんさまがわたしをすきじゃなかったから、たすけられなかったの。だからわたしは、すべてをすててこうしているの。まじょがたいたすのためにだいじなひとをころしたみたいに」」 ハヤテ: (手ごわい・・・)   M_ichigo0(裏):リィカちゃんは今頃穴の下で「ぱりす屋の演出マジパネェwww」と思っているところか。 キャスバル(裏): 大物すぎるだろそれwwww M_take(裏): 神殿の次期総帥はきまったなwww  M_situ(裏): ていうか未だに魔王しーぽんは死闘を繰り広げているんでしょうか。  ハヤテ(裏): 47回目の変身をしているところではないでしょうか。   ミーク: (ならば正攻法。エスメラルダは最初に埋めた人で出てきてなんかいない。新 しいのは人違いの娘だ。はどうだろ?) イズー: 「そこにいるのはエスメラルダさんじゃないんだよ」 GM(マリア): 「うそだ。だって、ちゃんとえすめらるだのかおをしていたもの!」 イズー: 「違うんだよー、もう何千年もたってるんだよー!」 GM(マリア): 「うそだ、うそだ、そんなうそにはだまされない!」 目つきがだんだんと元のヤンデレ目に戻っていくわけで… ミーク: (あちゃぁ…死後も仕えるところまでヴァラメアの魔女に似てるとは…) GM(マリア): 「わたし、ふぃろんさまのためにしてるの。すきなひとには、ずっとつくすの!すきなひとにはしあわせになってほしいの!だから、せめて、あのおんなといっしょに…」 キャスバル: 「君の意志はどうなんだ?」 GM(マリア): 「わたしのいし…? わたしは ふぃろんさまのためなら なんでもするの どんなにつらくても さむくても ふぃろんさまのおはかをまもるの!」 キャスバル: 「それは「すき」だからか?」 GM(マリア): 「そう わたしはふぃろんさまが すきだから」 キャスバル: 「そうか、なら最後の質問だ 君はエスメラルダは「きらい」なんだな?」 GM(マリア): 「だって すきになったら しあわせにしないといけないのに ふぃろんさまをみすてたんだよ わたしだったら そんなこと しないのに」 キャスバル: 「そういうことじゃない 「きらい」なのかどうかだ」 GM(マリア): 「わからない でも ふぃろんさまのためだから そんなことどうでもいいの ふぃろんさまがすきなおんなだったから ささげるの だって ふぃろんさまが いちばんよろこぶのは すきなひとといっしょにいられることだもの みんなそうでしょう わたしはずっと ひとりだけれど」 キャスバル:…。GM。 ちょっとまってもらえますかw GM: どうぞ。正解は用意してあるんだけど…というか近いとこついたと思ったんだけど… ミーク: (好きな人とずっと一緒なのも幸せとは限らないんだがなぁ。やはり前提のフィロン→エスメラルダの好意が厄介) GM(マリア): 「ねえ、わたし わたしのすきなふぃろんさまのしあわせのためならなんでもするよ じぶんがしあわせになれなくても わたし あのおんなとは ちがうの」 ミーク: (やっていいなら、フィロンは実はエスメラルダが好きなわけじゃなかった! って言ってやりたいけど…) キャスバル: (できれば真実が話したいんですよねぇ イズー: (こくこく。できるなら。嘘では幸せになれないよう) ミーク: (嘘吐きが平気な魔術師にはツライ言葉だねぇ…) ハヤテ: (忍にも辛いでござる・・・) キャスバル: (彼女は一緒になれないからこそ作られたんだしなぁ) イズー: (うー……ログをちょっと読み返す) ロイス: (うん……だからって「エスメラルダさん(初代)がいるから君とリィカちゃんはいらないよ!」って言うのは何か違う気がする…… ミーク: (フィロンはエスメラルダと一緒になることは"諦めていた"。その代わりに一緒にいるための"マリア"を生み出した。だから一緒にいて本当に幸せなのはエスメラルダではなくマリア…なんだ!) GM: 「ね、ふぃろんさま、わたし、がんばったよ、さむかったし、さびしかったけど、ふぃろんさまのためにちゃんとあのおんなをつかまえたよ、えらいでしょ」と虚空に向かって呟いてます ロイス: (フィロンさんの代わりに褒めてあげて、もう十分だよって……だめか ハヤテ: (うむむ・・・ それだとマリア殿が埋まってしまう気がするでござる・・・) キャスバル: (しかしせっかく意志が芽生えてるからなぁ アンドロイド系ストーリーってだいたいバッドじゃないですか) ロイス: (「フィロンさんの分まで君が!外で!幸せになるんだ!」みたいな? イズー: (「娘のきみが!」みたいな。でも「わたしのしあわせはふぃろんさまにおつかえすること」なんですよねえ キャスバル: (騙ることもできないし語ることもできない なんて吟遊詩人だくそう) ハヤテ: (日記を見ても情報が足りないでござるなあ・・・) GM(マリア): 「だって おはなしのなかではそれがしあわせだもの わたしはそのために ふぃろんさまのためにつくられた そうおもってる だから、わたしは、ふぃろんさまにささげつくしたの」 一同 …。(煮詰まっている)  時はすでに午前二時半を回り、皆煮詰まってきています。  観客席では… M_m2(裏): うわー言いたいことが沢山あるのに 相談駄目だよなww 「好き」が大事だよ。 M_ichigo0(裏): 俺もここに書きたいこと大量にあるわww M_situ(裏): ネタ回答なら用意できた\(^o^)/ M_take(裏): 口出せないのがもどかしいw M_Eyes(裏): 私はプレイヤーではありませんってつぶやき続けることで自制をしています。 GM: あ、じゃちょっとヒント出します。 キャスバル: マジすか。 イズー: アークフィア様から天の…河の声がw GM: 絵本の中には、「閉じ込められ、死ぬことが決まった王子の元に、帰れないことを知りつつ姫がやってくる。彼女は彼と一緒に死ぬためにやってきたのだ。二人は抱き合って息絶える」みたいな話があるのですが、最後のページに誰かの字で「でも彼は本当に幸せだったのか?愛する人には死なずに、幸せになってほしいものじゃないのか?捧げつくす愛は本当に良いものなのか?」とか書いてあります。以上、河の声でした。 ロイス: この字って、やっぱりフィロンさんかなあ…? イズー: うーん…… ミーク: フィロンにとってエスメラルダは生きていたほうが幸せ。それを伝えられればきっとイズーちゃんなら何とかできるよ。死者の幸せは愛する人が生きていること。もういっそ、死後の魂は寂しくないって、神殿のお話で強引に納得させても。 ハヤテ: うーん・・・魂の概念を理解してくれるかどうか微妙だと思うでござる。 キャスバル: つかフィロンここにいるのかよ。 イズー: フィロンさんはエスメラルダさんに死んでほしくなかったっていうの、まだ言ってませんでしたっけ? GM: フィロンは処刑されてますから、埋葬されたとしてもここではないでしょうね。  イズー: ああ、そっからもう認識がおかしいのか… GM: ていうかみなさん、一回正解を言ってるんですが。とぶっちゃける午前三時のGM。 ロイス: マジすか。 ハヤテ: (交渉は難しい・・・) ミーク: うーん、じゃあ、まずはフィロンはエスメラルダが死んでも幸せじゃない、ってところから言ってみます? イズー: ごほん。えー、「フィロンさんは、エスメラルダさんが死んでも幸せじゃないですよ」 GM(マリア):(あ、それちょっと違う)「うそだ、うそだ!だってえすめらるだがこなくて、あんなにさびしそうなかおをしてた!」黒化続行。 イズー: 好きな人が死んだから幸せじゃないです! GM(マリア): 「えすめらるだのことなんて もうききたくないの だってふぃろんさまは えすめらるだのことばっかりみてたのに うらぎった」 キャスバル: (そうか、こいつはフィロンが死んで悲しんでるんだな) ミーク: (寂しそうな顔をしていても恨み言は言っていないはず。押せる…かな) イズー:ううーん…エスメラルダ絡みではない感触。 GM: (よし、正解に近付いてきた)さあ押すがいい。 キャスバル: まあ芯には「自分よりエスメを選んだ」ってのがあるんだろうけど ミーク: (マリアはエスメラルダが死んだときのフィロンの顔を見ていない。そのときの顔は、きっと、寂しい顔じゃなくて悲しい顔になったはず) GM(マリア): 「さびしかった さびしかったの ふぃろんさまがしんでから ずっと だからせめて ふぃろんさまはさびしくないようにしようとしたの」 イズー: 「マリアさんは……エスメラルダが死んだ時のフィロンさんの顔を見ていませんよね。 GM: エスメラルダはフィロンより後に死んでますよ 嫁いで貴婦人になったんだから。と念のため。 イズー:あ、「もしも」の話です。 「きっと、そのときの顔は……寂しい顔じゃなくて悲しい顔になったはずですよー」 GM(マリア): 「そんなのしらない もうあのおんなのことなんかしらない」 だんだん壊れてきてます。 ロイス: (マリア的にはそこの時系列より、「ふぃろんさまのきもち」が大切なんじゃないかな イズー: 「フィロンさんはマリアさんにこんな寂しい思いをしてほしくなかったと思うよー」 キャスバル: じゃあ「フィロンが望んだのは君と、エスメラルダの幸せだ!」とはったりかますか? ハヤテ: それがいいかも。 イズー: 「好きな人には皆幸せになってほしいもん。自分が不幸になってもさー」 キャスバル: 「フィロンが望んだのは君と、エスメラルダの幸せだ!自分のために大切な人が不幸になるなんて 誰が望む!」 ミーク: 「それこそが、フィロンの幸せでもあるんだよ」 GM(マリア):(よし、正解) ちょっと表情が変わりますね。「ふぃろんさま… わたしのことが、すきだったわけじゃないのに。わたしはふぃろんさまをたすけられなかったのに。それでも、わたしのしあわせ、ねがってくれてた、の?」 キャスバル: 「君だってフィロンの不幸を望まないだろう!そう、君はフィロンの大切な「人」なんだ!」 イズー: 「そりゃそーだよ、マリアちゃんだってぼろぼろになってもフィロンさんを幸せにしようとしてるじゃん!」もー疲れた。皆幸せになってほしくて疲れた。 キャスバル: (本音でてるっすイズーさんw)「マリア!」と呼びかけるか 最後に GM(マリア): 「わたしが、ふぃろんさまの、たいせつなひと?どうして?だって、わたし、こんなにやくたたずで、にせんねんもかかってやっとこれだけしかできなかった」目の前の穴を指します キャスバル: 「たった二千年でそこまでしているんだ 何故、これだけなんて言うんだ」 イズー: 大体役に立つか立たないかなんて好きに関係ないもーん。好きなものは好きなんだもーん(不貞寝しつつ) GM(マリア): 「わたし、もういいの?もうえすめらるだをうめなくても、ふぃろんさまのたいせつなひとでいられる?」 イズー:いられる! キャスバル: もちろんだ マリア!君は彼の大切な人なんだ! GM(マリア): 「ふぃろんさま…」 彼女の眼から、涙(のような液体)がぽろぽろと落ち始めますね。 キャスバル: 「泣くな 彼のために笑ってくれ マリア」 ミーク: 「マリアちゃんはフィロンの大切な人だよ。お兄さんにはよくわかる」 七番「ま"〜」 イズー: 「マリアさん」 ハヤテ: マリア殿 ロイス: 「マリアちゃん…」 キャスバル: 「マリア!」 GM(マリア): 「みんな…ありがとう…これでやっと、ふぃろんさまのところにいける」 で、マリアがにこっと笑った瞬間、すっとその体に宿った魔力が消えて行って、ぽろっと人工精霊の頭が取れますね。でも、その顔はやすらかな笑みを浮かべています キャスバル: ・・・。 イズー: ……。 ミーク: ああ……うん。 ロイス: 「……」 (ポケットから布を取り出して、マリアの目元をぬぐう キャスバル: 「・・・俺がしたかったのはこんなことじゃない 俺は 俺のエゴでも彼女に生きていてほしかった」 ハヤテ: 仕方ないでござるな・・・ ミーク: …ふぅ。リィカちゃんを助けないと、ね。 キャスバル: 「・・・ああ、そうだな」  マリアは、自分が不幸になろうとも命をかけて相手に尽くすことが自分にも相手にも幸せ、と考えるタイプの人間(?)です。そのせいで狂気に堕ちたわけで。  彼女が望むのはフィロンを救えなかったことへの罪悪感からの解放。「君は幸せになる権利がある」「フィロンは君の不幸を望んでいない」とかそれに類する言葉を正解にするつもりでした。  ヒント出しが不十分だったのは反省点です。 ロイス: 「……結構重そうだけど、今、出してあげるからね」 (穴の上に乗っている重しに手をかける ハヤテ: (がたごと) イズー: 「リィカちゃーん、大丈夫ー!?」 ロイス: 「どっこいしょー。イズーちゃん無理しないでね、女の子なんだから」 GM: 中からリィカちゃんが出てきます。そして、「ああ、助けに来てくれたんですね勇者様!」とノリノリで叫びますw イズー: あれっw キャスバル: 「はははお兄さんが勇者キャスバルだぞう!」 ミーク: (えぇー…なんでこの子こんなに元気なんだろう) イズー: 「リィカちゃん、元気そう……だね?」 ロイス: 「もう大丈夫だよ、勇者キャスバルさんが来てくれたからね!(棒読み」 ハヤテ: 大物でござるな・・・ キャスバル: 悪い魔女は僕たちが退治した!さあ一緒に帰ろう! ミーク: ああ、うん。そこのキャスちゃんが勇者だよ……うん キャスバル: でも、ひとつ聞いてくれ、美しい姫君。魔女にもこうせざるをえない理由があったんだ。たとえ許されなくてもね。 イズー: キャスバルさん…(完璧です) GM(リィカ):「もう、一時は本当に怖かったんですからね!」と怒りながら、キャスに「そうなんですか、勇者様。人の心はいつもすれ違い、そこから物語が生まれるものです」とか言ってます。ノッてますね。 キャスバル: 「ええ、だからこそ人は物語に魅かれるのかもしれません」 ロイス: 「キャスバルさん……(人間ってすごいなあ)」 イズー: 大物ですw ハヤテ: 大事にならなくてよかったでござる・・・ イズー: トラウマになってなくて安心しました! ミーク: さ、ロナルドさんも心配しているだろうしね。そろそろ帰ろうか。 GM: あ、で、リィカのとなりのもう一つの穴からもかすかにかさかさ音がします。 一同: 「!?」 ハヤテ: 何奴! ロイス: 板が乗っているなら反射的にどかします GM: 中からは、ぼろぼろになった女傭兵が一人。ちと年はくってますがこの人もエスメに似てますね。 ミーク: え、えぇえ!? キャスバル: リィカの目を隠そう ロイス: 「大丈夫? 上がれる? 手、貸すよ」 イズー: やっぱり二人目だったのか!「大丈夫ですか!?」 GM(女傭兵): 「ここはどこなんだい… ていうかあの怪物はなんなんだ」とか言いながら、ふらふらと上がってきますね。 キャスバル: 「あなたは?」 イズー: 「いつからここに?」 GM: 日付的にはまだタイタス一世が倒される前。そのころから監禁されていたようです。でも、保存食を持っていたのと、丁度真下がこの屋敷のワインセラー(保存魔法つき)だったために生き延びていたようですね。 キャスバル: おかしくねえええええ!? イズー: ……! GM: 気にしないw キャスバル: いや、深くは考えないでおこうw イズー: 「ワキオニギリ」を四つともあげます! ハヤテ: ポララボもどうぞどうぞ ロイス: 「お、俺のもあげるよ! お魚食べる?」 キャスバル: さあかっこめ! GM(女傭兵): 「なんかすごく遠慮したい…」といいつつ受け取ります。 イズー: いや、多分パリスさんがこういった時のために…! GM: 1d6…と。1(ワキオニギリのフレーバー判定をしている) キャスバル: 焼き肉か。 GM: 一番…マッスル化するやつですね。もぐもぐっと食べて…ばーんとマッチョになった。 イズー: 「あたり」ですね。 キャスバル: ひっ! GM(女傭兵): 「な、なんなんだいこれは!」wwwww キャスバル: 「我が勇者家に代々伝わる伝説のおにぎりです。 ハヤテ: 食べなくて良かったでござる・・ イズー: 「30分ほどで効果がきれます、大丈夫ですよ」 ミーク: ……今日は二人も人助けしちゃったなぁ。あははは。 GM: 「そんな伝説いらないよ!」と叫びつつも体力は回復したようで、みなさんに歩いてついてきます。 イズー: ああ、よかったー。 ロイス: 「じゃあ、みんなで帰ろうか」 ミーク: 魔王のところに寄って帰りましょうか。 ハヤテ: うむ。報告を兼ねて急いで帰った方がいいでござる。 イズー: どのくらい時間が経ってるのでしょうか。 ロイス: 魔王さん大丈夫かなあ。 GM: 遺跡を出て宮殿のほうに向かうと、「はっはっは。これが我の真の招待の本当の真!」とか涙声で叫びながら変身しているシーフォンが。 ロイス: 大丈夫じゃなかった。 イズー: (何度倒されたんだろう……) GM: 実時間と同じと考えても7時間以上やってた魔王。 キャスバル: 魔王すげえw飽きない客もっとすげえw イズー: シーフォンさん真面目だなあ。さすが英雄の仲間。 GM: 今だいたい54回目ですね。 ハヤテ: ある意味芸人の鑑でござる。 キャスバル: ん、「ではお嬢様この伝説の剣を」と言って探検を渡そう。「これであの魔王めをサクッ☆と殺っちゃってください」 イズー: シーウァの英雄でお姫様ですものね。 ミーク: さぁ、リィカちゃん、ファイトだ、ファイト! ロイス: リィカちゃんがんばれっ! キャスバル: 「おおー偉大なる姫リィカー」と演奏 GM: じゃ、お言葉に甘えてリィカちゃんが。「ふっふっ小娘、そんな武器で我が倒せるものか… ぬ、まさかそれは伝説の魔王殺しの短剣… やっ やめろー うわああああーっ」 ミーク: (……お疲れ魔王) GM: と、断末魔の悲鳴をあげて、魔王は消滅します。ま、目くらましの呪文をかけただけですが。それで客が一斉に拍手。 イズー: 全力で拍手します キャスバル: ミュージカル調で「ラララ魔王は勇敢なる姫の手により以下略ー♪」と歌いながらラストをかざろう。 GM: 姿を消したまま地面に横たわって、「…二度とやんねー」と呟くしーぽんであった。 イズー: 一番大変だったのはシーフォンさんでは…w キャスバル: 「おれの歌を聞けェー!」 ギャイーン。 ロイス: それが吟遊詩人!? GM: で、お客も口ぐちに「いやー、いいショーだったよ!護衛とはぐれて、俺たちだけで魔王と戦うことになるところの演出とかすごかった!」とか言ってるわけで。 イズー: ああ、喜んでもらえてる。なんということだw キャスバル: これからの時代はこれだぜよ。 GM: 陰でフルーツサンドを作り続けていたチュナがげっそりした顔で「うわーよかったですねみなさん」 キャスバル: 作ってたのかよw ミーク: はぁ。終わりよければ全て良し、かなぁ。…廃都物語もすっきりした終わりなら…(ぶつぶつ)いいや、お兄さんは作者を信じているからね! きっとどこかにまだ見ぬ断片が…きっと! ハヤテ: うむ。チュナ殿もお疲れ様でござる。 GM: というわけでみなさんは地上に戻るわけですが。 ロイス: お日様っていいよねー、やっぱり。 ハヤテ: だが報酬の方がもっと気になるでござる。 イズー: 目がちかちかします。 キャスバル: 日光にあたるととけ・・・ ロイス: キャスバルさん溶けるのっ!? キャスバル: ああ、アイスクリームを買ってきてくれないと溶けてしまう・・・ ロイス: えええっ、じゃあ今すぐ買ってくるよ! …買ってきたよ! キャスバル: おおうありがとう だがメロン味はアイスではない! ロイス: 奢り? じゃああと4つ買ってくるよ!変身使って機敏に振ったよ! キャスバル: ま、俺は歌う理由が出来た いい曲もできたし 今懐があったかいんでな 奢るぜ? ミーク: 「はぁ、今回は働きすぎたなぁ。しばらくのんびりしよう…」 七番「ま"〜」 GM: あやうく外交問題を引き起こしかけたという件で、パリスは領主宅に呼ばれて説教をくらい、遺跡の再調査が終わるまで営業停止処分と相成りました。 キャスバル: パリスwwww イズー: 不問にはならなかったですか。 ロイス: ぱりすやの危機w ハヤテ: うむむ・・・せっかくこれからも身入りのいい仕事が来ると思っていたのでござるが・・・ GM(パリス): 「キャシアスに正座で説教食らったのは久しぶりだ」とかぼやきながらも、「まあ、調査が終わったらすぐ新しいショーが始められるように今から準備しとかなきゃなー」 「なんでそんな気楽なの兄さん!」 で、まあボーナスこみで3000ずつ払ってくれます。 ハヤテ: おおう、太っ腹でござるな・・・ ミーク: よーし、これでロイスちゃんに約束通りお肉を奢れるね。 ロイス: パリスさんポジティブだねー。にくーにくー。 GM: で、一方「人工精霊に知能を持たせる方法ぉ?そんな貴重なもんを調査団の手に渡すより先にどうして僕様にくれなかった!」とキレる妖術師が一名。 ミーク(七番):「ま"〜」 GM: まあそんなこんなでホルムは今日も平和です。 キャスバル: 文鎮、奴には気をつけろよ。それと、お前は精一杯生きろ。いいな。 GM: 文鎮忘れてたw「わーここが新しい町かー」 ハヤテ: 文鎮として新たな人生を歩むのかのう・・・ GM(文鎮): 「僕は移動能力もないしね 僕を文鎮として使ってくれる人がいるならその人のところに行くよー」 ロイス: めでたしめでたし? イズー: んー……。よければ最後にキャスバルさんに、文鎮ちゃんにちゃんとした名前を付けてあげて欲しいです。 ミーク: ああ、そうだねぇ。キャスちゃんにびびっとくる名前をつけてもらうのもいいだろうね。 キャスバル: そうだな、おい文鎮、お前性別は? GM(文鎮): 「文鎮に性別はないよー でもどっちかというと男だと思うよー」 ロイス: うんうん、キャスバルさんならきっとソウルフルな名前つけてくれるさ。 キャスバル: ふむ、そうか ではヨシュア というのはどうだ?これは異国の聖書の・・・ GM(文鎮): 「ヨシュアかーいいねー」 気に入ったようです。 イズー: ぱちぱちぱち。 ミーク: ヨシュアちゃん、よかったねぇ。 イズー: うん、いい名前だと思います。 ハヤテ: 命名おめでとうでござる。 キャスバル: ではその光景を見届けてから立ち去るか。「さて、この歌を、後世に残していきたいもんだ」とか言いながら。 GM: あ、最後に。迷惑かけたお詫び、ということでパリスがみなさんのところにやってくるわけですが。 ミーク: (あぁっ! 柄の悪い人が…!) イズー: 「どうもお手数おかけしまして…」 GM(パリス): 「あのあとちょっと興味を持って調べてみたんだが、書記長夫人のエスメラルダって女、死ぬまえに遺言書を残してるんだが。『昔、家のしがらみに捕らわれて大事な人を救えなかったから』って、遺骨の一部を町外れの墓所に葬るように言ってるんだよ。でもそのあたりは、粛清された人間の死体を処理するための墓場くらいしかない場所で、どうしてそんなところに?って当時は結構騒がれたらしいぜ」と、それだけ言って去っていきます。 イズー: あー…… ハヤテ: なんと・・・そんな遺書が・・・ ミーク: ふぅん…… ロイス: エスメラルダさん…… GM: まあ、結局は彼女も大洪水で死ぬことになるのですが。想いはきっと、変わらなかったでしょう。 イズー: 人工精霊の顔だけでも持って帰ってくればよかったな。 ロイス: そうだね、聞かせてあげたかった。 ハヤテ: 諸行無常でござるな・・・ ミーク: …しかし、世の中うまくいかないものだね、まったく。 イズー: 一応は解決したはずなのになんか寂しいです。 GM: では、そんなところで。冒険はまだ続く、しかし今は一時、ただ安らごう!(うろ覚え) キャスバル: お疲れ様でしたーーーーー! ミーク: さて、肉でも食べに行こうかね。それでは、皆、またどこかでね。 ハヤテ: 久しぶりにまともな食事にありつけるでござる。 イズー: 私は大河神殿にいってしばらく奉仕することにするかなあ。修行不足が身にしみました GM: ああ、経験点。とりあえず5点どうぞ。あんまり出すと大変なことになるから。 イズー: +3000Gで経験点が+5と ハヤテ: (ちゃきーん)とりあえず秘伝の巻物を見て修行でござる。 キャスバル: では、俺はいつもどおりさすらいの旅へ。世界中を気の向くままに歩き回り、「マリアの歌」を歌い続ける。 ハヤテ: さらばでござるー(ドロン) GM: お疲れ様でしたー。PLもギャラリーも。 ではあとは次回のGMさんにトス!ということで。物語は巻き戻り、再び流れる! 冒険は、これからも続く。 だが今はひと時、ただ安らごう。 〈FIN〉 ※用語集  Ruina本編ネタをどっさりぶち込んだシナリオを作った後で、大河物語スレから入った人が結構いることに気付きましたすいません。  一応ネタ解説用の用語集です。まあ読まなくてもさほど変わらないですが、参考までに。 ・ひばり亭 ホルムにある酒場兼冒険者の宿。 ・パリス 主人公の仲間にして兄貴分、パワー型盗賊。一部エンドで観光客相手の商売を始めると意気込んでいた。妹のチュナを可愛がっている。 ・シーフォン 主人公の仲間、「すごい困った性格」(公式マニュアルより)の少年妖術師。魔王に憧れているっぽい言動がちらほら。 ・キャシアス 主人公を領主の息子にしたときのデフォルト名。本シナリオでは領主を継いだことになっている。 ・夜種 古代、作り出された生命。土の小鬼とか石の小鬼とか、要するにモンスター。 ・夜種王 遺跡内に出没する謎の怪人。後日談ではぱりす屋の裏でおにぎりを握っているという説もある。余談だが、おまけ3(TRPGネタのショートコント)ではGM役を務め、その苦労人っぷりは卓ゲ者の涙を誘った。 ・ポララボ 川魚の内臓と果物をハーブに漬け込んで発酵させたホルムの郷土料理。強烈な味のせいか、なんと戦闘不能を回復させる効果がある。 ・人工精霊 シーフォンがよく召喚して使役している。謎の存在。名前からして、魔法で作り出された人造生命の一種なのではと思われる。鳴き声は「ま゛〜」 ・タイタス16世 古代王朝最後の皇帝。いろいろあって、けっこうな恐怖政治を敷いていた。彼の代に古代都市は洪水によって滅びた。 ・ヴァラメアの魔女 古代のある時代の出来事を記した書物。ヴァラメアの王女は、求婚してきた若者のために求婚試験をチートした上に追ってきた家族を魔法で焼いてしまい、呪いを受ける。 ・廃都物語 古代王国時代に書かれたシリーズ物の冒険物語。発掘され現代でも親しまれているが、締め切り間際の作者がやけくそで超展開にしてしまったため最終巻はすごいことになっている。 ・美容術 技能書の一つ。たぶん古代の美容術が書かれているんだろう。データ的には「誘惑」を拾得する。