このスレッドは1000レスを超えています。もう書き込みはできません。次スレを建ててくださいー

【ヤンデレ】ミュウツー物語【避難所】

1 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/13(金) 00:17:07.34 ID:39Sfjjso
ミュウツー物語は
ヤンデレ気味なミュウツーと愉快な仲魔達との危険な日常を楽しむスレです

雑談OK!
SS投下大歓迎!
イラスト投下大歓迎!

初めての人はとりあえずまとめ参照

まとめ
ttp://www34.atwiki.jp/yanderemewtwo/

前スレ
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1178898637/
2 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/13(金) 00:22:06.71 ID:39Sfjjso
ちょwwwwwwwwwwwwなんだこれwwwwwwwwww
前スレ>>933にはめられた感が否めないwwwwww

前スレはこっちな↓
ttp://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1181929370/
3 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/07/13(金) 00:26:45.92 ID:I7yR/5go
>>3乙
4 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/13(金) 00:45:04.50 ID:am8A8KEo
VIPはこの時間にたててもすぐおちるんじゃない?
明日か>>980ぐらいでいいと思うけど
修正版作っておきますねwwwwww

---------------------------
ミュウツー物語は
ヤンデレ気味なミュウツーと愉快な仲魔達との危険な日常を楽しむスレです

雑談OK!
SS投下大歓迎!
イラスト投下大歓迎!

初めての人はとりあえずまとめ参照

まとめ
ttp://www34.atwiki.jp/yanderemewtwo/

前スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1181929370/

避難所(パー速)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1184253427/
----------------------
5 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/13(金) 00:45:52.54 ID:am8A8KEo
誤爆ww
>>1
6 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/13(金) 01:01:19.30 ID:qoUH2z2o
>>1

空気読まずにSS投下



M「主よ、最近どうも出不精ではないか?」
男「んー?」
M「たまには以前のように冒険に出られてはどうだ?」
男「やだよ、めんどくさい。」
M「どうしてです。以前はあんなに活発に各地を回っていたというのに」
男「だって、あちこちでフラグ立つたびにミュウツー暴走して俺すぐ死ぬしさぁー
新しいポケモンに会うたびにオーキドの奴どっからか沸いてくるし、
俺も、いい歳だしそろそろ自宅警備員に就職してもいいんじゃね?」
M「!!!」
M「主は明らかに堕落している!」
男「えぇい…うるさいな」
M「え…主よ、その構えは一体…?」
男「主ビィーム!」
M「そんな馬鹿なぁぁぁぁぁぁ!!」

M「うぅん…っは!…夢か」

イ(い、いま。主ビィームって寝言で…)
リ(言うな、多分それ突っ込んだら消されるぞ)
男「……ある……じ………びぃ……む………?」
M「!!!!!」
7 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/07/13(金) 02:35:25.50 ID:VAWd6WQo
7
8 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/13(金) 23:46:56.86 ID:8yRSDc6o
>>6
堕落している!のセリフを聞いて
あ〜るを思い出した俺惨状orz

あれや無限紳士みたいなすちゃらかネタって懐かしいな。
ミュウツーネタで再現出来ないだろうか
9 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/13(金) 23:53:18.44 ID:IY47/bAo
VIPにたってるので報告
一応現行スレはこっち↓
ttp://wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1184332574/

ここは避難所ってことで
10 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/14(土) 00:01:04.68 ID:79IYXh6o
ちょwwwwww落ちたwwwwwwwwww
11 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/14(土) 00:03:03.76 ID:5DjWIH6o
へ!? マジで落ちてる!?

作品投下しようとしたらもうスレが無いよorz
12 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/14(土) 00:06:52.28 ID:79IYXh6o
選択肢

1:もう一度VIPに立て直す(要自動保守)
2:パー速で小人数でひっそりと活動(gdgd)
3:あきらめる(ある意味すっきり)

さあ、決断の時だ
13 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/14(土) 00:10:26.16 ID:5DjWIH6o
1が良いが良く考えたら週末のこの時間にスレ立てってかなり厳しくないか?orz
金土の夜はやたら賑わってそーなイメージなんだが
14 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/14(土) 01:03:38.88 ID:O1.5fRco
とりあえず明日の昼ごろにたてなおしてみる?
15 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/14(土) 03:54:54.15 ID:PdWrfEDO
>>14
賛同
16 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/07/14(土) 10:46:20.72 ID:izZLmbwo
そして誰も居なくなった
17 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/14(土) 12:53:51.93 ID:6cXGIvco
宣言どおり昼すぎたので立ててみた
ttp://wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1184385203/
18 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/15(日) 03:13:05.18 ID:oM4Wfxso
VIPのほう少しは軌道に乗ったかな?
19 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/07/15(日) 03:15:14.27 ID:w5zUWO6o
>>16なんだが
誰もも否定しないと悲しいのだが
20 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/07/15(日) 10:58:20.50 ID:QYBAOqwo
スレ落ちてるよー
21 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/15(日) 12:08:14.69 ID:w5zUWO6o
物凄い過疎だな
22 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/15(日) 12:22:05.53 ID:w5zUWO6o
・・・ぬるぽ
23 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/15(日) 12:24:26.99 ID:bWjaTTgo
>>22
ガッ

って落ちてんじゃん、、、orz
VIPの過去ログプリーズ
24 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/15(日) 12:29:51.52 ID:w5zUWO6o
>>23
つdat変換機
ぬるぽの反応速度=過疎度
25 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/15(日) 12:36:52.76 ID:eVp90.DO
意気消沈
26 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/15(日) 12:37:51.76 ID:w5zUWO6o
なんとなくここは終わった気がする
27 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/15(日) 12:39:34.21 ID:bWjaTTgo
>>24
d
9:53までもったのか・・・
く、、、、あと少し来るのが早ければ・・・orz

かなりSSも投下されてたし、VIPのほうがよさそうだけどなぁ・・・

立て直す?
28 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/15(日) 12:41:59.98 ID:w5zUWO6o
アク禁じゃ無かったら保守したんだが
29 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/15(日) 12:47:49.03 ID:bWjaTTgo
というか1スレ目、2スレ目はなんでVIPで大丈夫だったのかが不思議なくらい
落ちるのが早いなww
30 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/15(日) 12:57:56.57 ID:eVp90.DO
>>27
立てるのはいいけど、今すぐ立てるのはどうかと思います
31 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/15(日) 13:13:58.76 ID:pQX2Ry6o
パー速だと一気に人が減った感じがするね
昨日書いてくれたSS師さんたちがまだあっちにいるかもしれないし
早めに立てたほうが・・・
32 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/15(日) 13:15:37.91 ID:w5zUWO6o
建ててもSS投下しないと人も集まらないと思うのだが
33 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/15(日) 13:32:50.89 ID:w5zUWO6o
何でここで止まるんだ?
34 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/15(日) 13:51:07.99 ID:eVp90.DO
日曜の昼だからみんな遊ぶなり昼寝するなりしてんじゃないんすか
35 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/15(日) 14:30:10.62 ID:hjSVXpwo
で、どうするの?

立てますか?立てませんか?
36 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/15(日) 14:32:35.68 ID:w5zUWO6o
ダメ元で建てるのもいいかも
37 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/15(日) 14:38:33.00 ID:hjSVXpwo
駄目もとで建ててみた

ttp://wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1184477879/

保守よろ
38 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/15(日) 22:05:36.96 ID:C8Ll6.Ao
VIP…賑わっているのか無理をしているのかorz

人が増えるのは良いけどSSってそう簡単にポンポン書けないよね。
もっと短編でもネタでも良いから雑談とネタ談義
感想で持たせてくれと思う遅筆SS屋の一言orz
39 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/15(日) 22:06:59.85 ID:1hFUmEEo
若干無理をしてるかな
無理をせざるを得ない状況なのはわかるけどね^^;

SSだけじゃなくて雑談はもう少しできるといいなぁ
40 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/16(月) 02:44:54.53 ID:uvYCDjAo
wwktk
41 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/17(火) 00:41:24.93 ID:CHP3lt6o
VIPの方今度は無理なく盛り上がってる感じですね
いい感じ

ダークライ萌えww
42 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/17(火) 01:37:59.15 ID:KB80u.so
正直言ってVIPで全然ダメなら見限ろうと思ってた
ちょっと嬉しいね


保守しかしてないが
43 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/17(火) 01:51:01.83 ID:H0eIRADO
ダークライはレギュラー決定?
44 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/17(火) 13:00:43.26 ID:7RKZO8Eo
>>42
俺もww

45 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/17(火) 16:19:13.90 ID:bNSB7W2o
弟が巨大フィギュア(ダークライ)くじ引きで当ててきた
46 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/17(火) 22:15:23.10 ID:7qbjh8Yo
VIPの方ってもしかしたら
昔からいたSS師一人もいなくね?
全部新規??
47 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/17(火) 22:39:08.29 ID:OO5XyVQo
昔からだが、なんでSSに対するコメントがあんなに少ないんだぜ?
保守も大切だけどさ
48 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/17(火) 23:19:48.47 ID:7qbjh8Yo
あ、昔からの人いたかよかった
リザ話とかバナ姐の「あんまぁ〜ぃ」とか書いてた人
とかいなくなっちゃったのかと思ってさ
続きwwktkしてるから・・・
SSの感想少ないのはなんだろうなぁ・・・

一回落ちてるから過剰に反応してるのかもしれないね
49 :フシギバナの今宵もあんまぁ〜ぃの人 [sage]:2007/07/18(水) 10:47:50.56 ID:zENFAM6o
いなくなったわけじゃないけど
何か感想と質問が少なかったから需要無いかなぁっとorz

後、投下したスレが早速落ちてたので続きどーするのかと悩んでます。
もう一回マナフィ編投下してお便り募集しなおしのが良いかしら?
50 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/18(水) 14:40:58.68 ID:vmlh14Qo
スレ落ちた
51 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/18(水) 14:41:48.13 ID:el2rbIDO
バルス
52 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/18(水) 14:42:35.41 ID:vmlh14Qo
目がー目がー
53 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/18(水) 14:42:48.35 ID:vmlh14Qo
強制落ちですよね
54 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/18(水) 14:51:13.88 ID:el2rbIDO
vip出張編 〜完〜
55 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/18(水) 15:17:43.17 ID:zENFAM6o
3時間レスが無いだけで平日昼に落ちるってどんだけぇーorz
56 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/18(水) 15:18:41.46 ID:vmlh14Qo
強制落ちですって
57 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/18(水) 15:22:50.72 ID:WxPGIYAO
せっかくいい感じに盛り上がってたのにな

誰かSSまとめしないかな。
俺は仕事中の携帯厨だから無理だけど
58 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/07/18(水) 15:36:51.25 ID:nnPd9EDO
今後の方針について話し合おうジャマイカ
59 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/18(水) 15:38:00.32 ID:vmlh14Qo
定期的にVIPに建てるか?
60 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/07/18(水) 16:47:58.40 ID:6BWMSs20
http://wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1184744826/l50
新スレ立ててきた
61 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/18(水) 17:00:19.03 ID:el2rbIDO
乙です
62 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/18(水) 20:39:01.94 ID:cumtI5Io
M「ところで主、少し聞きたい事があるのだが」
男「ん?」
M「ダークライはいつの間に主の手持ちになったのだ?」
男「あぁ、何かずっと付いてきてて可愛いからつい///」
M「いや、そこ照れるところじゃない」

リザ「なんか主って懐いた猫をそのまま飼っちゃうタイプだよな…」
イ「そんな所が可愛いのですぅ〜♪」

アク禁食らったからこっちに投下しときますorz
63 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/18(水) 20:43:47.36 ID:Abkpf8Mo
>>62
GJ&ドンマイwwwwwwww
ミュウツー以降にゲットされたポケモンという意味では
海んチュウもまだ謎なんだよな
ダークライゲット話超期待

でもダークライゲットする話がもう過去作品にあったりするから不思議ww
64 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/18(水) 23:30:32.77 ID:kjOTgPgo
ダークライ面白いんだけど少し困っている

別にダイパやルビサファをやってない訳じゃないんだが
ミュウツーは赤緑限定の環境での最強と言う位置付けでやってたんで
「あく」「ゴースト」「鋼」の突き上げに対して焦る話を主軸に書いてたら
行き成りダークライが仲間になってると色々カルチャーショックを起こすきっかけを失ってしまったorz
65 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/18(水) 23:37:41.54 ID:Abkpf8Mo
>>64
ダークライが仲間になる前の話ってことではだめなのかな?
初期PTでの話しとかでもいいと思うけど

主もまだカントーからでてないっていう感じで・・・
正直「最強じゃないと捨てられる」と焦るミュウツーは凄くみたい・・・
66 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/18(水) 23:42:33.65 ID:kjOTgPgo
>>65
うん。それでやろうと思ったんだが今のスレの流れが
ダークライ萌え一色なんでコレで今更カントーの話って如何なんだろうって思ってねorz

後スレ落ちが激しくてパー速の前スレでやってた奴の続きとか皆覚えてるんだろうか?
67 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/18(水) 23:45:11.02 ID:Abkpf8Mo
>>66
全然問題無し
というか、ミュウツースレだからwwww
基本を忘れちゃいかんでしょ
確かにダークライ盛り上がってるけど
主役はミュウツー

あと、前スレは覚えてると思うよ
まぁ新規さんがいるかもしれないから
投下前に「まとめの●●参照」とか入れたらいいんじゃない?
68 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/18(水) 23:47:11.45 ID:y/ecYk2o
俺は覚えている。
が、ダークライ出てきたころから新規加入してきた人も多いと思う
ダークライ可愛いのはわかるが最近のミュウツーの影の薄さは・・・
69 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/18(水) 23:48:37.21 ID:Abkpf8Mo
というかミュウツーの影が薄いのは前スレからなんだがなww

しかし一番かわいそうなのは多分海んチュウ・・・
新キャラとしてちやほやされてたのに
一瞬で飲まれたorz
70 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/18(水) 23:50:44.32 ID:kyBmycYo
俺なんか今書いてるのリザゲット話だから

登場人物
リザ+主+カメ

だけだぜ?ww

早く書き上げないとスレチでお蔵入りっぽいwwwwwwww
71 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/18(水) 23:52:20.14 ID:cumtI5Io
>>66
俺も覚えてる。
>>67な感じに参照したら問題ないでしょう。
楽しみにしてます。
72 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/18(水) 23:56:58.89 ID:y/ecYk2o
>>70
ほほうカメ!カメの久しぶりの登場か!
これはwwktkせざるをえない
73 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/18(水) 23:59:11.77 ID:kjOTgPgo
皆ありがとう。
取り合えず励ましの言葉を力に変えてそのままSSにしてみたよ。

ま、それじゃカントーの話、また続き書いてみるわ。
74 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/19(木) 00:01:54.45 ID:dJILXMYo
>>72
リザゲット時のPTとなるとどうしても必要な人材だったんでね・・・
遅筆で申し訳ないけどあと半分くらいで投下可能
スレが落ちてないことを祈るww

>>73
前スレからいたもの同士共にがんばろう!
新規には負けない!wwwwww

いや、俺はもう負けてるんだけどorz
75 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/19(木) 00:38:38.13 ID:sqR7u/Uo
M「おはよう…ん?みんなは?」
リザ「よう、珍しく今日は起きるのが遅いじゃないか」
M「ん…昨日またゴミ袋にろくでもない夢を…ふぁ〜」
リザ「はは、そいつぁ大変だね、主達なら今日は海に行ったよ」
M「む、そうか…お前は行かないのか」
リザ「あー俺って水苦手だから」
なるほど、言われなくてもそうだな…
M「しかしお前が読書とは、珍しい」
リザ「んー?さっきフシギバナが貸してくれてな、何でもイーブイもハマってるらしいぞ、この本」
本の表紙には『沖縄連続殺人事件〜血の海のサーファー〜』と書かれている。

M「む、随分物騒なものを読んでるんだな」
リザ「結構面白いぜ?お前も読んでみるか」

ドンッ!
勢い良く主が部屋に飛び込んできた。
男「たたたた、大変だ!海んチュウが!海の真ん中で!突然痙攣しだして…!」
M「!?落ち着いてください!主、とりあえずそういう事はジョーイさんに!」
男「そ、そうだな!行くぞミュウツー!」
M「は…はい!」

どたばたと二人が出て行くのと入れ替わりにイーブイが入ってきた。
イ「本のトリック通りです〜♪今頃海の藻屑なのですよぉ〜(ニコニコ)」
リザ(…最近イーブイのキャラが変わってきたな)
76 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/19(木) 00:39:28.41 ID:sqR7u/Uo
VIPと間違えたorz
77 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/19(木) 00:45:22.47 ID:Pi7mWkco
>>76
ドンマイ&GJ
イーブイのキャラが変わったんじゃない!イーブイは無垢なんだ!
そんな本を見せたら試してみたくなるのは当然!
きっとこれは海んチュウを亡き者にしようとしたバナの策略に違いな・・・
うわっ、なにすんだやめろっくぁwせdrftgyふじこlp;@:「」.

バナ「良い子は真似しないでね♪」
78 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/19(木) 00:45:31.51 ID:v307xVco
イーブイ黒いなwwwwww
79 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/19(木) 00:56:27.18 ID:zVMv4gDO
無邪気ゆえに良いことと悪いことの区別がつかないイーブイを利用したバナのアリバイ工作、恐ろsゲフンゲフン

てか久々にまとめ更新キタ━━━(゚∀゚)━━━!!
80 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/19(木) 17:57:41.03 ID:zW4J5wAo
完全にダークライスレと勘違いしてる奴がきたな・・・
VIPではこういう事もあるから困る・・・
81 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/07/19(木) 21:03:38.86 ID:iKeh1/Eo
また落ちた
82 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/19(木) 21:06:37.14 ID:RS495.oo
( ゚д゚) ・・・

( ゚д゚ ) ・・・落ちた

83 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/07/19(木) 21:07:54.43 ID:isHEsmk0
飯作って帰ってきたら落ちてた・・・
84 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/19(木) 21:10:15.55 ID:0m9jrLUo
  (  ゚д゚)
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
  \/    /

  ( ゚д゚ )
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
  \/    /

  ( ゚д゚ ) ガタッ
  .r   ヾ
__|_| / ̄ ̄ ̄/_
  \/    /

 ⊂( ゚д゚ )
   ヽ ⊂ )
   (⌒)| ダッ
   三 `J


/  O | ̄| O  ヽ
|    / |     |
ヽ、.  ├ー┤    ノ
85 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/07/19(木) 21:11:02.61 ID:ZZRYWMI0
こっち見んな
86 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/19(木) 21:14:12.22 ID:M4B17VQo
また落ちたのか・・・orz

まぁ週末は立ててもまた即落ちな気がするし
月曜ぐらいまで避難所でまったりしたらどうだろうか?
87 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/07/19(木) 21:14:42.55 ID:isHEsmk0
どうするよ?
88 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/07/19(木) 21:27:43.72 ID:isHEsmk0
被ったorzえーと、>>86の方向で行くのかな?
89 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/07/19(木) 21:32:05.69 ID:y4R8kIAO
もうちょっと保守人がいれば…ね
90 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/19(木) 21:33:55.11 ID:M4B17VQo
俺は週末様子見がいいと思うけどな・・・
前のスレでも土日は投下率低い気がするし
保守で埋まるっしょ

月曜になったら俺自動保守導入するよ・・・
91 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/19(木) 21:38:34.14 ID:3aBECBoo
ちょっとネタも切れかけてるので
月曜からならそれはそれでちょっと助かる

ただ、ここでネタ談義ぐらいはしてほしいところ
92 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/07/19(木) 21:39:36.44 ID:isHEsmk0
人気投票順位予想なんてどうよ?
93 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/19(木) 23:02:33.06 ID:KYZKLhYo
ん?強制落ちじゃなくて
保守しきれずに落ちたのかえ?
94 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/19(木) 23:08:02.53 ID:xFrRpaYo
ええ、保守しきれませんでしたww
95 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/19(木) 23:12:39.39 ID:xFrRpaYo
というかこっち来たらまじ人減った感じするな・・・

ごめんよ前スレ、、、俺がちょっとトイレにいってるあいだに・・・
96 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/19(木) 23:33:46.51 ID:KYZKLhYo
VIPに言ってからは昔の人が戻ったりROMの人がレスしたりと結構人は集まってるんだけど
900まで行かないのが中々辛いなorz
97 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/19(木) 23:36:13.30 ID:5LoGAcAo
というか今回変なグロ画像はる奴でてたし
少し時間あけるのは正解かと
98 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/20(金) 00:21:49.22 ID:H885EWEo
まさかまた落ちるとはorz
99 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/07/20(金) 00:49:29.90 ID:D/PUdwDO
だが何度だって蘇るさ
100 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/20(金) 02:58:49.67 ID:H8YUf.AO
やっと見つけた……何か色々有ったみたいだな。
101 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/07/20(金) 03:17:50.30 ID:NT2IePUo
ツー様愛
ファイト
102 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/20(金) 03:40:10.08 ID:uSeYiZUo
とりあえず雑談をきらさないようにしたいんだが難しいな
103 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/07/20(金) 03:50:55.22 ID:NT2IePUo
>>102
今するの?

スマブラのツー様かわいいよハァハァ
104 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/20(金) 03:51:53.03 ID:NT2IePUo
すまん、sageれてなかった…
105 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/20(金) 04:07:36.62 ID:uSeYiZUo
さすがにこんまま朝までは辛いか
明日忙しいのに何やってんだ俺は
106 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/20(金) 12:56:06.01 ID:/Akng0Mo
次スレようにサルベージしてきた

256 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/07/19(木) 17:42:36.33 ID:BJTJwwtW0
※重要
投下の際の注意事項

SS師、絵師の皆様へ
いつも楽しいSS、自作絵の投下ありがとうございます

ここは『ヤンデレミュウツー』のスレです
基本的に登場キャラクターは完成されています
新規キャラの参入時には十分お気をつけ下さい
また、既存キャラ(登場人物まとめ参照)の安易な変更はご遠慮下さい
既存キャラは今日までスレを作ってきた皆様の手で育てられ、愛されてきました
安易に変更を加えるとスレが荒れる恐れがあります。


みたいな?ww

257 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/07/19(木) 17:48:45.23 ID:usoeQ/vk0
※どうしてもやりたい人は僕と一緒に避難所にスレを立てて連載しよう!
107 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/20(金) 12:57:44.83 ID:/Akng0Mo
テンプレならこんな感じかな?
----------------------------

※重要
投下の際の注意事項

SS師、絵師の皆様へ
いつも楽しいSS、自作絵の投下ありがとうございます

ここは『ヤンデレミュウツー』のスレです
基本的に登場キャラクターは完成されています
新規キャラの参入時には十分お気をつけ下さい
また、既存キャラ(登場人物まとめ参照)の安易な変更はご遠慮下さい
既存キャラは今日までスレを作ってきた皆様の手で育てられ、愛されてきました
安易に変更を加えるとスレが荒れる恐れがあります。

※どうしてもやりたい人は避難所にスレを立てて連載しよう!
108 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/07/20(金) 20:23:35.17 ID:B/9msWc0
誰かいる?
109 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/20(金) 20:35:00.14 ID:6CAImVco
いるノシ
110 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/07/20(金) 20:40:08.44 ID:Eq9e0yA0
111 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/20(金) 20:50:56.74 ID:MnPnlNYo
112 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/20(金) 21:06:42.07 ID:Eq9e0yA0
増えてきたかな?
113 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/20(金) 21:08:22.16 ID:MnPnlNYo
ぬるぽ
114 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/20(金) 21:09:53.32 ID:6CAImVco
ガッ
115 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/20(金) 21:16:01.56 ID:fOgH0MEo
居るよー

投下用SS書いてたんだが落ちててちょっとしょぼーんだがorz

まぁ、キクコばあさん始 ま っ た なって感じだったので今修正中なので時間かかりそだけど
また、VIPに立ったら投下するよ。
116 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/20(金) 21:18:33.34 ID:Eq9e0yA0
>>115
wwktkしながら待ってる。
117 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/07/20(金) 22:08:59.40 ID:t3jnPYDO
次にVIPに立つのはいつ頃?
海が最近あまりにも不憫だから支援したいんだが…
118 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/20(金) 22:12:21.55 ID:Eq9e0yA0
月曜あたり?
119 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/20(金) 23:35:30.72 ID:yzv7/aQo
月曜ぐらいじゃない?
海はどうにもなぁwwwwww
120 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/21(土) 15:58:42.49 ID:fW3MuaQo
ぬるぽ
121 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/07/21(土) 16:00:31.44 ID:phxwx6g0
引っかかったアホめガッ
122 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/21(土) 16:03:58.52 ID:fW3MuaQo
いたのかwwwwwwwwwwwwww
123 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/21(土) 16:22:21.24 ID:YY3ke2.0
ダークライの主への呼び方は何が一番しっくり来るかな?
124 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/21(土) 16:25:28.56 ID:R3i54ioo
>>123
ご主人様・・・いや・・・ごちゅじんたま・・・

ごめんちょっと俺疲れてる・・・orz
125 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/07/21(土) 16:26:06.26 ID:phxwx6g0
マスタ
126 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/21(土) 16:30:05.27 ID:YY3ke2.0
片言な感じで考えてたんだが
127 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/21(土) 17:18:04.33 ID:dqXuzVEo
VIP立つまで充電してるのか随分ゆっくりだな。

ダークライは

ダ「ますたぁ…、ますつぁあ、ごしゅじんしゃま」
主「どれがしっくりくるかなぁ」
バナ「いっそ、袖を引っ張るだけとかで良いんじゃない?スキンシップの時間にもなるし」
リザ「コレ以上言語を後退させてどーする」

M2「ゴミ袋の呼び方何ぞドーでも良い。」
ブイ「ミュウツーさんいけません!」
M2「む、聞かれたか?あ、いやこれはだな。その(慌)」
ブイ「今は、ゴミ袋は半透明なんですよ!」
M2「そうだったな……え?」
128 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/21(土) 17:21:13.05 ID:fheFGS6o
>>127
イーブイが黒いwwwwwwwwwwwwwwww
129 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/21(土) 17:25:22.88 ID:YY3ke2.0
>>127
ちょwwwwwwイーブイwwwwww
でしゅ、ましゅ口調もありか・・・
130 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/21(土) 22:13:30.01 ID:R3i54ioo
実はダークライは主がゲットするときに
ある事故、事件があって
それが原因で喋れなくなってしまったんだ・・・
131 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/21(土) 22:17:55.33 ID:YY3ke2.0
>>130
よし、書くんだ
132 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/21(土) 22:19:18.07 ID:/yqvOLIo
>>130
kwwsk
133 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/21(土) 22:53:35.49 ID:YY3ke2.0
ミュウツーがやりすぎて声帯?を傷つけちゃって、引け目を感じた主がダークライゲット・・・イマイチかな
134 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/21(土) 23:07:36.09 ID:qOGpWd6o
主がゲットする以前から、なんかの原因で……っていうのは考えた
また書くかも
135 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/21(土) 23:12:53.88 ID:w/Bw8.wo
町の危機を知らせようと叫び続けるダークライ・・・
しかし、悪夢ポケモンであるダークライは町の人にとっては害悪そのもの
さらに、元々目つきが悪いので誰も信じてはくれなかった
それでもダークライは叫び続ける

様々なポケモンの攻撃を受けてボロボロのダークライと偶然であった主たち
しかしその時すでダークライは・・・

とりあえず即席プロット
136 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/21(土) 23:16:01.02 ID:YY3ke2.0
楽しみに待ってる。俺も書いてみたいが長編&シリアスになりそうで尻込みしてしまう
137 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/21(土) 23:25:03.93 ID:w/Bw8.wo
長編シリアスってNGなの?
138 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/21(土) 23:32:27.27 ID:qOGpWd6o
こっちでは、顔がかわいいからって調子乗んなよって前のトレーナーにしめられて
で、じゃあかわいくなくなったらいいんかーと
髪の毛伸ばしたり喉潰したり服をぼろぼろにしたり
それで帰ったもんだから、今度は逆に化け物扱いされて引かれたっていう
かなしい話です
139 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/21(土) 23:34:47.95 ID:w/Bw8.wo
>>138
もしかしてこれ書いてた人ですか?
ttp://www34.atwiki.jp/yanderemewtwo/pages/40.html
140 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/21(土) 23:35:56.74 ID:YY3ke2.0
>>137書くの難しいかなと思って
141 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/21(土) 23:37:15.51 ID:w/Bw8.wo
>>140
なるほど
確かにそうですね・・・

プロットは簡単だけど実際に書くとなると・・・
142 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/21(土) 23:39:36.58 ID:qOGpWd6o
>>139
いや、違う人です
ダークライも元ヤンデレ?みたいな
143 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/21(土) 23:40:36.84 ID:SMqOOnso
ダークライヤンデレ説は1スレからでてたなww
144 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/21(土) 23:42:27.74 ID:SMqOOnso
途中送信・・・orz

ダークライヤンデレ説は1スレからでてたなwwww
そういう素質を持ってるんだろうか?

バナも何気にやり方がえぐい感じがするし・・・
もしや主の手持ちは全員ヤンデレか?ww

145 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/21(土) 23:42:34.87 ID:YY3ke2.0
前スレでもちらほら見かけたしな。ただそれだとミュウツーの影が益々・・・こんな時間に誰だよ?
146 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/21(土) 23:45:20.91 ID:59KFp2Qo
次のスレタイ

「ヤンデレモンスター略してヤンモン」

でいいんじゃね?
147 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/21(土) 23:48:42.53 ID:YY3ke2.0
アンケート見てきたらイーブイに抜かされてたorz
ガンガレ!ダークライ!
148 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/21(土) 23:53:41.19 ID:59KFp2Qo
まじだ
というか、今回リザが凄いな・・・
ブイも前回一位なだけあってそこそこ人気か

というか、、、、
ほとんど登場してないカメックスと海んチュウが互角って・・・どんだけ・・・
149 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/21(土) 23:55:29.83 ID:YY3ke2.0
カメックスに2票って同じ奴が入れたのかな・・・
150 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/21(土) 23:56:26.22 ID:YY3ke2.0
3票だった
151 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 00:04:46.17 ID:rq/hqgko
一日一票か?
相当なカメ好きなんだろうなwwwwww

でも海んチュウともうちょっと差つけてあげようぜww
152 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 00:07:48.80 ID:fHtA33M0
故人に負ける海んチュ・・・カワイソス
・・・さて、みんなカメに投票しようか
153 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 00:15:20.26 ID:8EYczIQo
>>152
うぉい!!wwww

>>117
早く!早く支援を!ww
154 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 00:20:08.86 ID:fHtA33M0
投票してきたwwwwwwフヒヒwwwwww
155 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 00:22:40.94 ID:8EYczIQo
つかまとめ更新されてたな

第二回サブキャラ人気投票応援SS集
カメないじゃねぇかwwwwwwww
海あるじゃねぇかwwwwwwww

何故並ぶwwww
156 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 00:23:51.19 ID:fHtA33M0
書く前に落ちたんだよな・・・orz
157 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 00:25:21.80 ID:JIGDyFko
>>155
リザゲット話にカメを登場させてある

明日後半を一気に書ききって
月曜から加筆修正、誤字脱字チェック・・・
来週末には投下できるからちょっとまっとけww
カメ人気あげてやるぜwwww
158 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 00:29:08.26 ID:fHtA33M0
>>157wktk
来週末か・・・長いなぁ
159 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 00:50:19.80 ID:5A7OXX2o
来週末までにVIPスレを伸ばすのが目標だな
160 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 00:58:20.44 ID:5A7OXX2o
ふと思ったんだけど
アンケートでダークライが思いのほか伸びてないのは
VIPからの新規勢があまり避難所にきてないから・・・ではないだろうか?
新規が4スレ目からのリザやブイをみてこんなに票を入れるとは思えない・・・
つまり票をいれてるのは古参

新規さんがまとめを見て入れた・・という可能性もあるけど・・・

何はともあれVIPに立て直したら結構荒れた投票結果になりそうな予感
161 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 01:01:40.87 ID:ku1X/Goo
>>160
ってかダークライとか新種なポケモンは知らないんじゃない?
絵とか属性とか

ところで、バンギラス対策に かわらわり を覚えさせてるのは俺だけだろうか?
162 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 01:08:52.95 ID:SE3/poko
>>161
赤、緑世代だが
ある程度は知ってるわwwwwwwww

確かに古参だが、単純にリザ姐が好きなんだwwww
163 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 01:16:15.08 ID:MQniqNso
ダークライの擬人化絵は何枚か投下されてたし
イメージもできてるんだけど

なんだろうな
確かに萌えるし可愛いんだけど
まだ出てきたばかりでキャラが弱い感じがするんだよね
何か決定的なエピソードが欲しいところか
その点は海と一緒

リザ姐には今までツー様と戦ってきた実績があるからな
バナ姐が今ひとつ弱いのも同じ理由だと思う
164 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 02:06:25.35 ID:fHtA33M0
バナ姐の好物って何を思い浮かべる?SS書いてたんだがそれで詰まった
165 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 02:10:10.57 ID:ixnYe2.o
バナナ
166 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 02:13:28.38 ID:fHtA33M0
>>165
おいwwwwwwww
167 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 02:18:50.67 ID:fHtA33M0
他に無いならもうそれで行っちゃおうかな・・・
168 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 02:21:51.70 ID:ixnYe2.o
バナナ!バナナ!
169 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/07/22(日) 02:42:15.51 ID:8lVzNnko
banana!!!!
170 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 02:44:50.59 ID:ixnYe2.o
バナナ!バナナ!
171 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 02:47:58.62 ID:fHtA33M0
それぞれの好物  ミュウツーの場合

M「好物・・・ですか?」
主「うん。今度ミュウツーにご馳走しようと思って」
M「(主が私にご飯を作ってくれる・・・私の、私だけの為に・・・)」
主「それで、何が好き?」
M「主の作ってくれるものなら何でも。それが私の好物です(主の手料理・・・主の手料理・・・ハアハア)」
主「そう言われるとな・・・逆に困っちゃうんだよな」
M「!!(主を困らせてしまった・・・作ってもらえないかも・・・)イヤダイヤダイヤダ!謝りますから見捨てないで!!
 もう困らせたりしないから捨てないで捨てないで捨てないで捨てないで捨てないd
主「(ヤベ・・・)だ、だいじょぶだよミュウツー!全然困ってなんか無いよ!むしろ腕が鳴るってモンよ!
 よーしパパ張り切って作っちゃうぞー!」
M「グスン・・・」

主(聞かない方が良かったかな・・・orz)

172 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 02:49:12.75 ID:fHtA33M0
こんな感じのを全キャラ分書いてたんだ
>>167-170バナナ自重wwwwwwww
173 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 02:57:36.04 ID:fHtA33M0
あ、あれ・・・?気に入らなかったか?
174 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 03:03:19.31 ID:ku1X/Goo
>>173
あんまヤンデないかな
けどガンガンやってけれ

M「私の好物は主です、だから頂きます」
175 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 03:10:13.89 ID:fHtA33M0
>>174ヤンデレ苦手なんdくぁwwせdrftgyふじこ
今リザ書いてる
176 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 03:15:29.42 ID:ku1X/Goo
>>175
がんばて

ただここの反応の薄さはどうにかせなな
177 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 03:29:05.69 ID:8Y.Kotgo
いや、面白いんだけど流石に深夜3時はきついだろ。
俺たちだって睡眠時間は取らなきゃ死んでしまうんだぜorz
178 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 03:31:12.68 ID:fHtA33M0
リザードンの場合

リ「好物ゥ?ンなモン聞いてどうすんだ?」
主「いつもお世話になってるし、たまには俺がなんか作ってやろうかと思って」
リ「な、なかなか良い心掛けじゃねえか(主の手料理・・・たまんねぇ///)」
主「で、何が良い?出来る限り要望には応えるぞ?」
リ「そうだなぁ・・・やっぱ酒のつまみになりそうなもんかな?」
主「お前らしいな・・・ok。酒の準備もしとけよ?勿論二人分な。」
リ「わぁってるよ!(・・・楽しみだな・・・イソイソ)」

二十分経過・・・
リ「まだかな・・・ちょっとくらい飲んでも・・・いや我慢我慢」

三十分経過・・
リ「遅ぇな・・・・・・一杯、一杯くらいなら・・・」

四十分経過・
主「お待たせ〜。結構凝っちゃっt・・・ちょwwwwwwリザードン!?」
リ「ぬはぁ〜?主が沢山居るよぉー!遅いんらよてめぇわwwwwww」
主「ちょっwwwwwwおまwwwwww何やって・・・クサッ!!酒クサッ!!飲みすぎだろ!!」
リ「んぅ〜・・・・・大した事ねえよ・・・・ヒクッ・・・・・・・・・うp」
主「ん?うp?勝負下着?黒のレースktkr!!・・・・って・・・おいまさか・・・冗談だろ・・・」
リ「うp・・・うっぷ・・おうえっぷ・・・・・うおうええええええええ!!!!!!」
主「み、み、みみみぎゃあああああああああああーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」


一晩介抱&洗濯&拭き掃除に追われた主でしたとさ。落ちろ。

179 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 03:32:54.82 ID:fHtA33M0
無理すんなよおまいら。まあ、昼間も反応はこんなもんだったから気にしてない。
Mにはたまらねぇぜ・・・俺Sだけど
180 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 03:36:48.15 ID:fHtA33M0
さて、次はお待ちかねバナナねえ(ゲフンゲフン
バナ姐さんですよ、と。あ、今更かもしれんが、主が作ったの食ってんの海んチュウ編だけだから
181 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 04:06:02.41 ID:fHtA33M0
バ「好物?勿論ア・ナ・t
主「うん。で?何が良いんだ?」
バ「アラ、連れないのね。まあ冗談・・・は5分の4くらいさておき。好物ね・・・バナナよ」
主「・・・バナナ?・・・か?」
バ「・・・バナナよ・・・深くは聞かないで頂戴・・・」
主「・・・じゃ獲ってくる・・・」
バ「・・・気をつけてね・・・」

・ ・・二週間後・・・

M「主!!一体何処に行ってたんですか!・・・・・・もう心配で心配で・・・捨てられたんじゃないかと思うと
  不安で不安で仕方なく危うくあいつら一人一人に体に聞いて知ってる事吐かせた挙句血祭りに・・・
  フィリピン?何でそんなとこに・・・バナナ?蛙に?・・・っってああああああ主が倒れたあああああああああああ!!!!!!」
バ「五月蠅いわねぇ・・・あらお帰り。ホントに行ってきたの?冗談だったのに・・・」
M「蛙ぅぅぅぅぅ!!!キサマのせいで主は・・・コロシテヤル!!!!!」
バ「それは勘弁だわ・・・・・・・・それじゃ皆、バーイニー☆」

あと半分か・・・俺の文章・が多いな・・・
182 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 04:12:07.46 ID:fHtA33M0
フシギバナの場合 って入れんの忘れてたwwww
183 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 04:15:53.80 ID:lQ4K9h.o
バナナぐらいそこらへんで買ってこようぜ主wwwwww
184 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 04:17:41.33 ID:fHtA33M0
そこらへんがバナが主に惚れるワケさ
185 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 04:37:20.89 ID:fHtA33M0
イーブイの場合

イ「好物?僕激辛!激辛が良いですご主人様!」
主「そうかそうか。イーブイは激辛が好きなのか。でもなぁ、イーブイに激辛はまだ早いんじゃないか?」
イ「大丈夫ですよ御主人様!僕辛いの毎日食べて慣れてるから!何なら今日の僕の晩御飯食べてみますか?」
主「(そんなに辛いのかな?イーブイの舌じゃまだそう感じるだけだろう)じゃあちょっと味見させてもらうよ」

―夕食時―

イ「ハイ、それじゃ御主人様、あーん♪」
M・リ・バ・ダ「「「「!!!!」」」」
主「う、うん。あーん(何だ?視線が・・・?)」
四人「「「「(うわ!食った!?)」」」」
主「ん〜・・・ん?・・・・・・・んnnnnnnnnnnnnn!??????」
四「「「「ガクガク・・・ブルブル・・・」」」」
ガタッ!!ダダダダダダダ・・・・・・・・「くぁww背drftgyふじこlp;@:「」「
M「・・・あの毛玉・・・主になんてものを・・・!!コロシテヤ「「いや作ったのはアンタだ(・・・ダ)」
M「そうだったorz」

イ「変な御主人様・・・全然平気なのに・・・モグモグ」


186 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 04:39:17.83 ID:fHtA33M0
何かクオリティ下がってきたかな・・・ええ、はい。元々高くないです。
187 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 04:41:27.67 ID:fHtA33M0
沖縄弁で「〜でしょ?」ってなんて言うの?
188 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 05:14:25.50 ID:fHtA33M0
ピカチュウの場合

海「やっぱりわんはゴーヤーさぁ!ビタミンたっぷり!暑い夏もこれでバッチリ乗り切るさぁ!」
主「ゴーヤか・・・ふむ。オーソドックスにゴーヤーチャンプルーにでもしてみるか」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

海「みんなどうさぁ?力が沸いて来る感じがするでしょう?」
M「苦い」
リ「にげぇな」
バ「苦いわね」
イ「苦いよー!」
だ「〜〜〜〜(プルプル)」
M「・・・まあ早い話が」
皆「「「「「こんなもん食えるか!!!」」」」」
海「そ、そんな・・・」
主「コラ!お前ら!文句言うんじゃない!・・・・・・気にするなよピカチュウ?」
海「ああ・・・ご主人・・・そう言ってくれるのは嬉しいけど箸が進んでないさぁ・・・」
主「う、いやこれはだな、その何と言うか・・・
  イーブイ!ちゃんと食べなきゃ大きくなれないぞ!ほら、おれの分も分けてやるから!なんたってゴーヤは栄養たっぷりだからな!
  アハ、アハ、アハハハハ・・・・・」
海「結局こんな落ちさぁ・・・orz」


言っとくが俺はゴーヤ大好きだぜ?

189 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 05:27:23.78 ID:fHtA33M0
ダークライの場合

主「何が好きなんだ?」
だ「(ジー・・・)」
主「黙ってちゃわからないぞ?和風か?中華か?イタリアンか?」
だ「(フルフル)」
主「・・・じゃあ何が良いんだ?」
だ「(・・・)スクッ」
トコトコトコ・・・ひしっ!
だ「(ジ―・・・)」
主「・・・まさか俺とか言うんじゃないだろうな?」
だ「!コクコクコクコク!!」
主「あのなぁ、俺は食い物じゃ・・・・・まぁいい、か・・・?」
だ「(〜〜〜♪)」

M「クッ・・・その手があったか!ぬかった!」
バ「あれ・・・あたしの時と態度が・・・っかしいわねー、目から汗が(ry
リ「・・・愛の差だな・・・(作者の)」



190 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 05:30:44.53 ID:fHtA33M0
終わた\(^o^)/ようやく寝れる・・・スレ汚し失礼しました






カメックス・・・?誰・・・?
191 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/07/22(日) 09:42:37.28 ID:ZmiEL2AO
>>190
いやいや、十分楽しませてもらった。GJ!!
192 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 09:46:50.37 ID:ZmiEL2AO
ごめん、下げるの忘れた orz
193 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 11:13:06.53 ID:afTK22AO
リザ姐さんの黒レースに心の底から感動した

GJ!
194 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 12:10:39.29 ID:UIPEp3ko
深夜になんというwwww
しかしバナ姐の好物がバナナは何故か納得してしまったww

反応がうすいのは避難所だからっていうのもあると思うんだぜ
GJ!
195 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 12:50:57.23 ID:4Z98KhIo
>>ID:fHtA33M0
GJ

バナの喋り方から察するに新規の人だろうか?
この調子でガンガンかいてスレを盛り上げてほしい!

あと海の「でしょう?」は「力がみなぎってくるさぁ?」
とかでいいと思うよ
196 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 13:30:56.74 ID:txKbnZY0
投下するね?
197 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 13:32:09.23 ID:txKbnZY0
多分、ダークライが仲間になるイベントを書きたかった筈だけど、何時の間にか応援文になっていたお話。


「おい……“ゴミ袋”」
「…………?」

多分、自分を呼んだのだろうと思い。その特徴ある佇まいの少女は声のする方に顔を向けた。
案の定、自分よりも遥かに背の高い女性が立っており、さも嫌そうに眉間を寄せている。
ともかく、自分は呼ばれたのだから、それに応じる事が第一の行動である。
少女は咄嗟の返事として――頷いて見せた。

途端に目の前の女性の表情が強張る。
明らかに不快感を滲ませて、怒りを隠しもせず少女にぶつけ始めた。

なぜ? 少女は目を白黒反転させながら、困惑する思考で理由を考えた。
しかし、答えは出てこない。
それなのに、女性は少女を見下ろして不快感を被っているのだ。

「私に顎で指図するとは……いい度胸だな」
「…………!?」

どうやら怒っている理由は分かった。
喋らず頷く、いわゆる「動作」での対応が気に食わなかったようだ。
これは確かに彼女の方に非があるのかもしれない。

198 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 13:32:51.30 ID:txKbnZY0

だが、それは表面上での“見方”の問題だ。
実際は、どうすることもできない問題が、そこにあったのだから。

「もう、そのくらいにしてやれよ?」

困り果てる少女に助け舟を出したのは、多くは男性が好む服装に身を包んだ女性。
ワイルドな風貌が醸し出す雰囲気は荒々しいが、それも見た目が招く誤解だろう。
確かに彼女は今、詰め寄られて困惑する少女を助けたのだから。

お陰で、今度は――全身の色素を抜き取ったように白い肌の女性の怒りの矛先が、その男装に身を包む女性に及んでしまう。
強烈に鋭い深紅の瞳が男装の女性を睨み、それを真っ向から彼女も受けて立つ。
元より、この二人は同じ穴の狢でありながら、それほど仲がよくなかった。

「変温風情……私に意見するとはどういうつもりだ?」
「人をトカゲ呼ばわりしてっけど……“尾っぽ”が生えてる分、てめえも似たようなもんだろ?」

互いに相容れない罵詈雑言を応酬して、男装の女性はジャケットから煙草を取り出して口にくわえた。
連動して、燃え盛る火炎が灯る長い尾の先端を口元に近づけて、煙草に火をつける。

「それに機能的だろ? お前のは伊達で付いてるだけで、なんの役にも立たないな」

白い煙を吐き出すと、直後に周囲の流れる風の動きが変わる。
まどろみ、停滞するように、ぬかるんで息が詰まる。ひどく気分が悪くなった。

「怒ったかい? 事実を言ったまでなんだがなあ〜?」

199 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 13:33:25.06 ID:txKbnZY0

挑発気味に笑い、それを皮切りに――風が「質量を持って」襲い掛かってくる。
吸い始めの煙草を吐き出し、背中を後方に押し出して地面を蹴ると、女性はそのまま上空に飛び出す。
脚力で自身の身長の三倍を跳ぶと、今度は張り出した背中から髪の色と同じ橙の“両翼”を羽ばたかせて、天高く舞い上がった。

予備動作の長い飛び立ちを終えると、その足で地面の様子を見渡す。
まあ、大体の予想はついていたが、「やっぱり」と言うべきか。
アルビノの女性が平手を構えて、前方へ押し出していた。「サイコカッター」でもやる気だったか?

「はん! ミュウツー、てっめえ……口喧嘩に負けたからって、やりすぎだろ!?」

アルビノの女性を呼び、まるで御伽噺にでてくるような偉容で空を巡回すると、彼女は地面に足をつけた。
正面からは常に威圧感が発せられ、強烈な怒気を孕ませた――ミュウツーの視線がある。

「この程度で虚を突かれるなら、主の共は無理な話だ……リザードン?」
「不意打ち食らわすのは、『ロケット団』かそういう『団体』だけだよ」

再度、応酬を交えて、リザードンと呼ばれた野性味の強い女性は、同じようにジャケットに手を伸ばし、煙草を取り出した。
だが、火はつけず、指の間に挟んでペンを弄るように揺らしている。

「まあ、何でもいいが……とにかく、だ――!」

200 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 13:34:17.58 ID:txKbnZY0

リザードンは額を手の甲で叩き、もう一方の煙草を握った手でミュウツーを指した。
念を押すように突き出して、そのまま注意が乗ると――右手にずらした。
その動作に釣られて、ミュウツーと少女の視線が煙草の向けられた方に傾く。

一瞬で、ミュウツーの表情が固まった。

「主……見てた、の?」

驚愕で固まる端正な顔立ちを苦笑いで迎え入れ、その場に立つ青年は若干引き攣った表情で頷いた。

「見てました……」
「あ……あああああ……!?」

なにやら呻き声を上げて蹲り、ミュウツーは頭を抱えて自分の殻に引き篭もってしまった。
それをリザードンと青年が見やり、同時に困った溜息を漏らす。

「…………?」

一人……いや、正しくは『一匹』であろうか、蹲って呪文の詠唱を始める奇怪な物体を見つつ、少女はどうしたものか首を傾げていた。
と、そこで不意に逸らした少女の視線と青年の視線がぶつかる。

「ん……? ああ、忘れてたよ――ダークライ。君を呼んでくるように、彼女に頼んだんだ」
「?」

いきなり言われ、確信を持てず少女――ダークライは自身を指差して確定を求めた。
同時に、青年が微笑みを浮かべて頷く。

「そう、君のことだよ。晩御飯が出来たから、皆を呼びにきたんだ」
「…………!」

201 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 13:34:49.60 ID:txKbnZY0

『ご飯』というキーワードに反応し、ダークライは両手を掲げて飛び上がった。
その際、彼女の着衣である漆黒塗れのプリーツスカートが浮き上がり、瞬時にそれを少女が叩き落とす。
そして、少々恥かしげに頬を染める。

途端に青年は可笑しげに噴出して、頭一つ分以上に開きのある少女に向けて手を差し出す。
ダークライは差し出された手の平と青年を見比べて、首をかしげた。
見上げられて、すぐに柔和な笑みを浮かべて安心感を促す。

「さあ、行こう。今日の献立はカメックス特製のシチューらしいよ?」
「…………!」

青年の広げた手の平に自身の小さな手の平を重ねると、少女は満面の笑みを浮かべて必死に握り返した。
それがとても愛おしく感じられて、咄嗟に青年とリザードンは無意識に頬を緩ませた。
そして、夕焼け空が綺麗な丘の高みへ向けて、三人の足が運ばれ出した。

「そういや、『ボス』よう?」

道中、リザードンが口を開き、彼女特有の呼び方で青年に話しかける。
青年も首を横に傾けて、何時の間に咥えたのか煙草の煙の影からリザードンの表情を窺う。
何か、腑に落ちないことを巡らせて、それが吐き出す煙の色に表れているようだ。

「なに?」
「いや……“カメックス”?」

202 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 13:35:20.90 ID:txKbnZY0

ぼやくように言って言葉を切り、やはり考えるように腕を組んだ。

「あいつ……死んだんじゃなかったっけ?」

当然の理解を言葉に表し、彼女は眉間に皺を寄せて考えていた。
青年は視界に映る橙の光を片手で遮り、静かに息を零した。

「便宜上……生きててくれた方が何かと都合がいいし」

とても、大人の意見だった。
それ以上、リザードンは何も言わず、咥えた煙草をフィルター寸前まで吸引して捨てた。
それを見咎めたダークライが吸殻を踏んで、リザードンが申し訳なさそうに頭をかく。

父親と母親が娘を挟んで歩いている。
一般に、そう見て取れる温かい風景が丘の坂に引き摺って残り、沈みかけの光が尾を引いた。
美味しそうなシチューの香りが漂って、ダークライは頬に笑窪を浮かべる。

悪夢といわれ、何者からも拒絶された少女は輪の中に入って、心底から微笑んだ。
望むものはこの仲にあり、自分もこの仲に求められている。
今日の晩御飯も、きっと美味しいものにちがいない。そう、ダークライは思った。

<了>

その頃、忘れられた存在が一人。

「私が悪いんじゃない……私はちゃんとゴミ袋を呼びにきた……それをトカゲが邪魔をして……」

まだ、やってたりする。

203 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 13:57:52.59 ID:fHtA33M0
>>197-202GJ!でもダークライは俺の嫁だからな?
長編書ける人が羨ましい・・・。
>>1955スレ目からのペーペーです。バナの喋り方がおかしいのはバナあんまり書いた事無いんで・・・
204 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 14:55:17.70 ID:bdel062o
ちょwwwwwwwwミュウツーに救いのある結末はwwwwwwwwwwww
この後主が一人でむかえに来て、ちょっといいムードなんだよな!な!wwwwww
205 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 16:26:20.93 ID:fXGuNESO
M「主、食事が出来たぞ」
男「ありがと。今日の献立は?」
M「山芋とろろそばだ」
男「夏らしくていいなあ」
M「それに、レバニラ炒め」
男「え?」
M「つけあわせにスッポンのスープを用意した。食べてくれ」
男「ミュウツー……ちょっと待って」
M「ちなみに今日の夜は空いているぞ、主」
男「いや、そうじゃなくて…………食べ合わせ悪くない?」

全員(そっちかよッ!!)
206 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 17:59:44.13 ID:txKbnZY0
さすがマスター、精力絶倫だぜ!
207 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 18:03:41.86 ID:txKbnZY0
あんまりなので、今度は『彼』の応援文を書く事にした


季節は春を迎え入れ、それが肌を撫ぜる心地良い風の流れにも色濃く表れている。
こんな陽気は滅多にないことだからと、今日の旅は一先ずの終了を告げ、各々に休息を取っていた。
その中で、一匹だけがまったく別の行動に精を出している。

『彼』の名前は「カメックス」。
他に多数の控えが存在する青年のポケモンの中でも、一際“浮いた”存在だ。
その理由は……彼の「性別」に起因した。

「カメックス、今日も彼女達に何か押し付けられたのかい?」
「まあね……」

自身の主に話しかけられ、カメックスはおざなりに返事をした。
手には大きめのカゴが抱えられており、見るからに「洗濯物」の類である事が窺える。
見る人から見れば、なんと羨ましい役柄と思うだろうが、カメックスはまったく嬉しそうでない。

むしろ仏頂面で、機械的な表情で顔面が固定されている。
それから途端に、深い溜息が漏れた。

「てめえらで、やれよって話しだ……まったく」
「はは……」

尤もなぼやきを一つ、カメックスはそのままカゴを抱えて清流まで歩いていく。
その背中を見送って、青年も似たような息を零した。

「俺の最初のポケモンが……雑用係りって、酷くないか?」

仕方の無い道理を述べて、青年はそのままテントの中に引き下がった。
何はともあれ、彼がいないとチームが纏らないのも事実。
静かにカメックスの帰りを待つ事にした。

208 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 18:04:13.66 ID:txKbnZY0

川原に桶を並べ、そこに水を溜めて洗剤を適量混ぜていく。
頃合の泡立ちになると、ようやく洗い物を一枚、一枚丁寧に洗濯する。

リザードンはヘビースモーカーなので、黄色いヤニの色が染み込んで中々落ちづらい。
ミュウツーは、一々説明するのが面倒くさくなる赤い液体がこびり付いて落ちない。
何とも、溜息の零れる日常だ。

「…………?」
「ん? なによ、ダークライ……?」

不意に視界に映りこんだ影の化身を見やり、カメックスは頭上に疑問符を浮かべる。
見ていると、ダークライは彼の傍まで寄ってきて、同じように桶に手を差し入れた。

「なに? 手伝ってくれるの?」
「…………!」

カメックスの問いにダークライは頷き、同時にカメックスの眼から涙が零れた。

「ありがとう、ありがとうよぉ〜……! お前は本当にいい子だな……」
「…………?」

大の大人が泣く理由が今一つ分からないダークライは首を傾げ、それからカメックスの動きを真似る。

だが――、天性の『才能』か?
まったく同じ行動をしているはずが、むしろ洗い物が増えていく始末。
これには流石のカメックスも額に汗をかき始め……最後に肩を落した。

209 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 18:04:57.14 ID:txKbnZY0

「遊んでおいで、頼むから……」
「…………」

ダークライもこの仕事が自分に向かないことを悟り、それ以上、何のジェスチャーも交えずテントの方へ帰っていった。
元から静かだった川原は更に静まり返り、カメックスは汚れてしまった洗い物に落胆しつつ、再度洗濯に取り掛かった。
やはり手馴れたもので、一人でやっている方が、遥かに能率がいい。

手早く済ませると、今度は手ごろな高さの木を探して物干し竿をかけた。
洗濯物を丁寧にかけていき、後は天気が崩れないことを祈って乾くのを待つだけ。

「終わった〜」

伸びを一つ、それから肩を回すと次の仕事に取り掛かろうと踵を返す。
そこへ、背後から大げさに水がはねる音が耳に響き渡る。
咄嗟に振り返ると、案の定、洗濯物に川の水が盛大にかかり、見事に潤っていた。

「アイぃ〜……わんたしたもんが、いっぺーやったもんやっさぁ〜?」

川のど真ん中でサーフボードに掴まりながら、肌の焼けた小柄な少女が誰に言うでもなく、方言で何事か述べていた。
一体どういう思考回路をすれば河川で波に乗ろうと考えるのか、カメックスはひどい頭痛に悩まれていた。

「せめて共通言語で喋れ……」

それ以上、彼からの反論はなかった。

210 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 18:05:22.44 ID:txKbnZY0

濡れた洗濯物を洗い直し、やっと帰って来る頃には昼も大分過ぎていた。
テントから青年が顔を覗かせて、欠伸交じりに迎えてくれる。

「お〜、ひでぇ目にあったぜ。海んちゅう……ありゃ頭のネジが外れてるぜ、絶対?」
「そういうなよ、賑やかでいいじゃないか」
「賑やかねぇ〜?」

周囲を見回し、三人の“女傑”が居ないことを知り、カメックスは首をかしげる。
それに青年はもう一つ欠伸をして、端的に理由を並べる。

「お前があんまり遅いんで、昼食は町で食べてくるって言ってたよ?」
「あ〜、買い食いなんて身体に悪いから止めなさいって言ってるのに……」
「お前は教育ママか?」

肩を竦めておどける動作に危うく噴出しそうになり、それから青年は毛虫のようにテントから抜け出した。
肩を回し、ちょうど腹から情け無い音が響く。

「俺も腹減ったな」
「ああ、なんか作るから待ってろよ? 多分、ダークライとかも匂いに惹かれてくると思うし」
「カビゴンか何かと勘違いしてないか?」

詰まらない会話を挟み、カメックスは首を回しながら荷物を解いて調理器具を漁った。
フライパンを取り出し、何を作るか試案を浮かべていると、耳を叩く破裂音が轟く。

211 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 18:06:00.67 ID:txKbnZY0

「な……なんだ!?」

驚き青年が声を上げると、続けざまに破裂音が響き、近くの森から土煙が延々と上る。
五度目の爆発と同時に、何かが森の中から飛び出してくる。

「……ん? ダークライじゃね?」

フライパン片手に立ち、青年の横に並ぶとカメックスは見知った姿形の少女を見つけ、空いた手で指さす。
確かにダークライがそこに居て、ついさっき森の中から飛び出してきたように見えた。

「待て、糞ガキ!」
「…………!?」

何か男の声がして、それを聞くとダークライは必死に足をばたつかせて走った。
嫌な予感がし、咄嗟に青年は少女に聞こえるよう大きな声で呼び掛けて誘導を促す。
意図は通じ、少女は呼び掛ける声に反応して全速力で青年の下まで駆けた。
その後ろでは、まだ執拗に少女を追いかける男の声が聞こえる。

「まあ〜、ロリコンのおっさんが獲物を発見した勢いだな?」
「そんな生易しいもんに見えねえけど?」

必死の思いで逃げてきた少女を抱きとめ、青年はすぐさま身を引いて立った。
その前を、無意識的にカメックスが塞ぎ、やってくる相手から青年と少女を隠す。
戦いの予感から首を回し、肩から飛び出す砲身の動きを素早く検査する。

そこへ、大げさな爆音を引き連れて、大柄な男と一匹のポケモン――メタグロスが青年達の前に姿を現した。

212 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 18:06:27.63 ID:txKbnZY0
男は顔中に汗を掻き、膝に手を突いて肩で必死に息をしている。
相当、走ったのだろう。

「て、めえが……そのぉ、ダークライの……飼い主か?」
「飼い主という発言は頂けないけど……トレーナーです」

訂正を加え、カメックスの影から出て青年が前に立つと、男は気を取り直したように背筋を伸ばした。
身長の上で青年より上回るところを見せ付けて虚勢をはりたいのか、腰に手まで当てている。
その体勢から青年を見下ろして、男は耳を劈かんばかりに声を張り上げる。

「てめーんとこのダークライの所為で悪夢を見たんだ! しっかり落し前つけてもらおうかい!?」
「例えば?」
「はあ? てめえ馬鹿か!? ――金だよ。か、ね!」

眼前に指作った輪を近付け、男は挑発気味に「分かるか?」と、空いた手で自分の米神を小突く。
少し間の空いた間隔を持って立つカメックスの目が据わり、口元が苦笑いに歪む。
青年は彼に抑えるよう指示し、そのまま顎に手を置いて考えた。

「あれだけ追い回したんだから、もう充分でしょう? この子だって反省しているはずです」
「知るかっての……それとも何か? ボコられねえと分かんねえクチなの、おたく?」
「へえ……?」

既に沸点直前まで達するカメックスは額の隅に青筋を浮かべて、据わった目のまま男とメタグロスを見比べ出す。

213 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 18:07:15.45 ID:txKbnZY0

「だったら、“ポケモンバトル”で白黒つけたらイイんじゃね?」

挑発的に首を傾け、睨むような体勢でカメックスは提案した。

「カメックスまで……何を言い出すんだ?」
「へえ、ジョートーじゃん? それともおたく、怖いの?」

後ろから掛かったカメックスの言葉に顔を顰め、注意を促すが既に遅く、振り返った背からも肯定の言葉が響いた。
青年は溜息をつき、そして、いくら冷静にしていても、自分が男なのだと改めて思い知らされた。
「怖いのか?」と、挑発されて、黙っておける性格ではなかったのだから。

「3on3でやるぞ? 異論はねえな?」
「いいですよ? ――カメックス、先鋒は任せた」

ようやく許しが出て戦陣に立つと、カメックスは普段見せないほど凶悪な表情で笑った。
ダークライは初めて見るカメックスの顔に怯え、逆に青年は懐かしさを感じていた。
これが、今までの彼の本性だったと言える。

カメックスがフィールドに立つと、正面にメタグロスが重い体を引き摺って登場する。
男は挑発的に鼻を鳴らし、余裕の態度で食指を動かした。

「そんな初心者用ポケモンでメタグロスに勝つつもりか? 馬鹿げてる! 一発殴らせてやるよ?」
「へえ〜、本当に?」

214 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 18:07:44.94 ID:txKbnZY0

真に受けて、カメックスは更に口元を歪めてメタグロスに近付いた。
どうやら男の挑発は本気らしく、カメックスの一撃をメタグロスに打たせるつもりのようだ。
不意に、青年が嘆息を零す。浅はかな男だな、と……。

カメックスは拳を押さえて、こねる動作を見せると右手を後方に吊った。
そのまま力の限り振り下ろして……寸止めで拳を停止させる。
予期しない行動に、メタグロスと男の目が丸くなって呆気にとられる。

それから、カメックスの手は解かれ、手の平をメタグロスの額に被せると、鼻で笑った。

「ばーか……!」

直後、メタグロスの身体が地面に埋まり、身体を支える四肢が不自然に変形する。
超重量のポケモンが叩きつけられ、地面は差し詰め地殻変動が起こったような事態に見舞われ、大仰に揺れ動く。
強引に押し付けた手を離すと……哀れ、メタグロスは二目と見れない様相に取って代わり、頭部が打ち砕かれていた。

完全にダウンし、瀕死もしくは「死んで」しまったかもしれない。
男は、未だに何が起こったのか把握できないらしく、口を半開きにして立っている。

「おい、さっさと控えのポケモンを出せよ?」
「あ、ああ……」

今度はカメックスが催促し、食指を向けて男に指図をくれた。
馬鹿な男だ。勝敗は火を見るより明らか、すぐにメタグロスを戻してポケモンセンターに走った方がいいのに……。
変にプライドを持つと、省みる存在が途端に憐れになってくる。

215 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 18:08:08.61 ID:txKbnZY0

「行けっ! カイリキー!」

モンスターボールを投げつけ、新たに登場したのは怪力自慢のモンスター。
先のカメックスの圧倒的パワーに対抗する意味でぶつけてきたか、何にせよ無駄だ。
カイリキーは拳を固め、全身の筋肉を怒らせてカメックスに飛び掛った。

「カイリキー、ばくれつパンチ!」

男の指示でカイリキーは腰を大きく捻って、力の限り拳を目標に向けて打ち出した。
拳は完全にカメックスを捉えており、命中すればかなりのダメージが望める。
この時にも、男はまだどこかで勝利を掴み取れる妄想を抱いていたようだ。

拳は、吸い込まれるようにカメックスの顔面に直撃する。
最強度の金属同士がぶつかる衝突音が鳴り、鈍い衝撃の余波があたりを駆け巡る。
命中した事を確認し、男は勝利を確信して騒ぎ立てる。

それに連動して、新たな「悲鳴」が混ざり周囲を阿鼻叫喚の絵図に描き換える。
カイリキーの鋼鉄の腕が圧し折れて、目を覆いたくなるような悲惨な状態で垂れていた。

無論、カメックスは何もしていない。彼は立って構えていただけ。
カメックスは微動だせず、敢えて避けることすら止めて膂力の差を見せ付けたのだ。
僅かに垂れる鼻血を吹き、蹲るカイリキーを見下して、顎に強烈な蹴りを見舞ってダウンさせる。

「――んで? 次は……?」
「ひぃっ!?」

216 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 18:08:47.63 ID:txKbnZY0

ここに来て、ようやく男は悟った。
これは『試合』じゃない。猛獣が草食獣を悪戯に狩っているだけの「ショー」なのだ。
これ以上の戦いなど、まったくの無意味。下手をすれば、今度は自分が……。

「どうしたよ? さっきまでの余裕はさあ?」

地面を蹴りつけ、男に近付く素振りを見せると、男は飛び上がって駆け出した。
両手を掲げて走り、悲鳴を上げてダウンしたポケモンそっちのけで保身に走る。
これが、あの男の本性かと思うと、少々憐れに思えてくる。

「追うなよ?」
「頼まれたってイヤだね」

踵を返し、肩をすくめる頃、カメックスは普段の気の抜けた表情に返っていた。
再び荷物を解く作業に戻り、小麦粉などの調味料を吟味する。
それを見て、やっと青年とダークライは緊張を解いた。

217 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 18:09:25.53 ID:txKbnZY0



あれだけの喧騒があって尚、その後の晩餐は至っていつもどおりだった。
カメックスが料理を選り分けて、それを一同が顔を並べてつつき合う。

「うんなぁ〜、いっぺーまーさんなカメックスよぉ〜」
「うん、共通言語で喋れ?」

凄まじい方言を一蹴し、カメックスは皆が食べている間、ずっと鍋の前に立って火の調節をしていた。

「そういや、今日の夕方辺りかな? 帰る直前にすげえ悲鳴上げてるヤツいたぜ」
「ああ……いたな」
「何でしょうね? 心の病かしら?」

三人が町での出来事を話し、危うく口の中の物をぶちまけそうになる。
多分に、今日の時点で彼は心に甚大な障害を負った事は間違いなかろう。
今に思えば、もう少し本気で止めていれば良かった。

「カメックス、ボクのご飯辛くないよ〜?」
「そこに七味唐か、タバスコあるから自分で調節して……」

イーブイの要求を指の向きで促し、カメックスはそのまま鍋の前から動かない。
少し、妙な雰囲気が流れ始める。

218 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 18:09:57.58 ID:txKbnZY0

「なあ、なあ……どうしたの? 何か鍋の前に立って、何か作ってるの?」
「さあ? 良い匂いがするから……まさか可笑しな物って事もなさそうですが」
「……余計、お腹が空く」
「……………?」
「わんは、まにみのってくるさぁ〜!」
「辛いの、辛いの、大好きさぁ〜♪」
「今、気付いたけど……六人以上いるな……」

「出来たぁーーッ!?」

皆が顔を寄せて予想を立てている隙に、カメックスは大声を張り上げて鍋の中身の完成を叫んだ。
一斉に注意がカメックスに及び、そして鍋の中身に興味が向かう。
カメックスも、元から皆に出す事が目的だったようで、鍋を食卓まで運んできた。

「出来た、出来ましたよ〜。本日の『メインディッシュ』!」
「なに?」

なにやらニュアンスに奇怪な物を感じ、青年は眉間に皺を寄せて訝しんだ。
しかし、皆はその匂いに釣られて青年の察する表情に気づかず、顔を近づけている。
何か……ヤバイ。

「良い匂いだ。“具”はなんだ?」

鼻を近づけるリザードンの問いの前に、カメックスは得意げに胸を張る。

「『メタグロスとカイリキーのごった煮』でござ〜い!」

――馬鹿かお前ッ!!!!!!!

219 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 18:10:20.72 ID:txKbnZY0

瞬間的に青年は飛び上がり、これから始まるであろうカメックスの集団私刑から我が身可愛さに逃げ出した。
ああ、長い付き合いだったけど……お頭の弱さでやっぱり死ぬのね、カメックス。
俺は両手を合わせて、カメックスへの黙祷をささげる。

その頃――食卓から歓声が沸いた。

「すげえ!? メタグロスだって? 滅多に食える珍味じゃねえぜ!」
「亀の分際にしては中々上出来だ……」
「凄い……それにカイリキーって、とってもコラーゲンが豊富なんですよ?」

などと、予想を百八十度超えた奇天烈な会話が並び、青年は驚愕の余り目玉をひん剥いて突っ立っていた。
まるで、自分だけが会話に取り残されたようで、何かもの寂しい。

「コラーゲンって……熊かよ?」

離れた場所から眺める食事風景は、何時もどおりの賑やかさで埋まっている。
そして、今日もまたどこかがおかしかった。


<了>

220 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 18:10:57.84 ID:ixnYe2.o
乙!!!
221 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 18:38:16.54 ID:5Gg.adYo
食えるのか、アレ
カイリキーはまだかろうじて、かろうじてわからなくもないが
メダクロスは、なんかこう、鉄分過剰?

まあ、カメックスはとてもたいへんかっこいいにーにーなので、よし
222 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 18:42:42.95 ID:2Jej5fUo
GJ
カメがいて・・・ダークライと海がいるのに
ツーがいないのか???

ブイの辛党はツーの悪巧みから派生したものだとおもってたんだが・・・

一度ゲット順まとめないか?
223 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 18:47:42.89 ID:oEDGxZ2o
脳内での俺的ゲット順・・・

    リザ
カメ→バナ→ツー→海→だーくらい
    ブイ

どうでもいいけどカメって死んでるけど
主は脱走だと思ってるんだよなww
224 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 19:10:18.01 ID:fHtA33M0
まともなカメックス話をはじめて読んだ・・・
>>222ツー居るよ?
225 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 19:18:10.84 ID:qEugmHko
GJ、GJなんだが・・・
頼む、誰かそろそろツー様メインの話をかいてくれ・・・wwwwww
226 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 19:48:30.06 ID:uCo6qmYo
>>225
同意

今ツーの話書いてます!
っていう人いたら是非ご一報くださいorz
227 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 19:56:23.15 ID:FPTOS/so
描いてるがVIP待ち…つーか、ツー様だがツー様じゃない話になってるなorz
228 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 21:28:14.67 ID:afTK22AO
カメックスグロいな…w

GJ!
229 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 22:57:50.66 ID:AzReO8s0
ツー様分が不足しているようなので、余計なこととは思いながら書いてみる。


音が鳴っている……。
当然、「音」とは何時でも鳴っているし、鳴らすことが出来る。
では、この場合で言う「音」とは一体何物であるのか?

それは――、一本の木の幹にすがる女性だけが知っている。
『純白』に“彩られた”ドレスに身を包み、そこから覗く『純白』の肌は儚い。
そして、外界の様子を見渡す血を零したように赤い……深紅の瞳。

彼女は取り巻く環境では「ミュウツー」と呼ばれる。
彼女は、木陰の下で何かを食い入るように見詰めている。
視線の先で、仲が良さそうに戯れる青年と、若年を思わせるポケットモンスターが二人。

フリスビーを投げあい、とても楽しげに“青年”が笑っている。
それを、遠くから眺めているだけで、彼女は満足げに微笑む。
ここから見ていれば、彼女の視界に二つ以上の異物が入り込まない。

そして、特有の「音」に注意を傾けることができる。
音は絶えず動いていて、時には大きくなり、時には断続に鳴ったりする。
流動して、軋む音ならそれこそ最良の「音量」となって彼女を喜ばせた。

「主の……“筋肉”のしなる音は、私にしか知覚できない……“音”」

だから、彼女はその妨げになる音を切り捨てるため、敢えて運動の場に赴かない。
むしろ、聞きたい音の為に、自分の中で鳴る“音”すら耳障りで堪らなかった。
抉り出して……カメックスにでも料理させれば、少しは“食える”モノになるだろう。

230 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 22:58:35.92 ID:AzReO8s0

だが、そんな真似をすれば、当然二度と主の音を聞く事は叶わない。
だから、今は可能な限り“心音”を抑える事で賄っている。
動きが緩慢になり、息苦しくて胸に針を刺された心地になるが、それも我慢の次第でどうとでもなる。

「ああ……なんて、男らしく力強い“音”なのだろう?」

思わず惚れ惚れして、自分の動悸が騒がしくなるのを必死に押さえ込む。
念力で力一杯圧力を加えると、途端に血液が逆流して喉を焼く“苦味”が拡がり吐血した。

「これも……愛する人を思うが為にやってしまう、私の詰まらない癖の一つ」

多量に垂れ流す血量を見ても、彼女は動じるどころかむしろ悦に浸って状況が見えていない。
そして、そのまま彼女は地面に倒れ伏し、純白のドレスをヘモグロビンの色に染めた。

それから数時間、彼女は近くのポケモンセンターのベッドの上で目覚めた。
点滴の針が腕を貫き、視線を上げると黄色い袋が目に入る。
どんな栄養成分か分からない物を注入されて、彼女はほんの少しだけ、寝覚めが悪くなった。
咄嗟に引っこ抜こうとする手を……見知った細い腕が遮る。

「リザードン……手をどけろ」
「そう嫌がるもんでもないぜ?」
「?」

疑問に眉を吊り上げると、リザードンが理由を説明する意味で指をドアに向けた。
そこでは、愛する男性が椅子に腰掛けたまま眠っている。
そこで、ミュウツーの視線がリザードンに返る。

「主と関係が?」
「関係もクソも……お前がきっと嫌がるだろうからって、荷物から使えそうな物を抽出して点滴に代用したんだよ」
「そんな手間を……」

231 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 22:59:11.69 ID:AzReO8s0

感無量、ミュウツーはこれ以上ないほど感激に身を震わせて、泣き出してしまった。
なんとも言えない表情で、リザードンは泣き崩れるミュウツーを見下ろしている。
本当の意味で、「こいつは何がしたいのか?」と、考えているに違いない。

実際、彼女が倒れた理由は、外野にいたフシギバナとカメックスがしっかり目撃している。
次第に顔が青白くなり始め、次の瞬間、吐血したものだから、さぞカメックスは驚いたに違いない。
何となく彼には、心中、察するべきところがある。――ご愁傷様だ。

「まあ、これに懲りたら……怖い真似するの止めろよ?」

それだけ言うと、リザードンはそそくさ医務室から飛び出していった。
後には……ミュウツーと青年だけが残った。
不意に、ミュウツーの泣き声が止んで――シーツに押し付けた顔を引き上げる。

「主と……二人っきり?」

興奮気味に鼻を鳴らし、充血する目で眼前に居る青年の無防備な姿を見やる。
すでに邪魔する存在は皆無で、彼女はあらゆる所業が完全となった。
後は――何をするも「モラル」の問題だ。

そして、そんなものは「要らない」!

「主、主……!」

232 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 22:59:32.22 ID:AzReO8s0

動悸が胸を叩きつけ、急激に血圧が上昇する。
もう――、我慢できない!

「あぁるぅじぃーーーーーーーーーーっ!?」

飛び掛らん勢いでベッドから飛び出すと、瞬間的に意識が混濁する。
そして、そのまま意識が跳んでしまった。



「病み上がりに何してんの……お前?」
「……」

目覚めたのは三日後、今度は傍に主が居ない。
もっと大きな病院に搬送されたので、それに応じて彼も町のホテルに泊まっているらしい。

「抜け駆け厳禁……だろが、ボケ」
「うるさい……!」

もはや、そんな応酬しか出来なかった。


<了>
233 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 23:45:27.94 ID:afTK22AO
さすがミュウツーさん病んでいる
久々に見た気がするな病んでいるミュウツー
234 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/22(日) 23:50:25.99 ID:5Gg.adYo
心臓潰しちゃだめえええ
いやもういいな、GJ
ヤンデレイイヨー
235 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/23(月) 00:47:29.05 ID:x7OwXqko
なんというクオリティーの高さ…
GJ!
236 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/23(月) 01:09:12.03 ID:oNsp7gE0
GJ!これなんだよ、我々の求めていたものは。
237 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/23(月) 01:36:44.98 ID:oNsp7gE0
次スレマダー?
238 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/23(月) 01:38:33.63 ID:jMt7z6Qo
こんな夜中にたてても誰も保守できないだろww
239 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/23(月) 01:43:52.76 ID:oNsp7gE0
仰る通りで。だって暇なんだもん
240 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/23(月) 01:50:25.52 ID:HcEVhN2o
えー、勝手ではありますが
まとめのアンケートを追加&期限を設けてみました
よろしければ皆さん投票お願いいたします

最近ネタがなくてスランプ気味なSS師よりww

とりあえずゆっくり寝てVIP用のネタ考えよう・・・zzzzz
241 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/23(月) 01:53:17.34 ID:oNsp7gE0
>>240乙。新作期待してます
242 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/23(月) 13:06:11.53 ID:flulIsAO
>>232
GJ!
これはいいミュウツーw
243 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/23(月) 13:15:46.04 ID:EABAGFQo
ミュウツーの逆襲放映開始と同時ぐらいに立てようと思うんだけどどうだろう?
244 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/23(月) 13:26:25.00 ID:EABAGFQo
誰もいないか・・・orz
245 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/23(月) 13:27:10.92 ID:flulIsAO
いいと思う!
246 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/23(月) 13:33:59.26 ID:EABAGFQo
立ててきた
ttp://wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1185165126/
247 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/23(月) 13:36:05.77 ID:EABAGFQo
一応>>106入れときました

とりあえずミュウツーの逆襲はじめったのでノシ
248 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/24(火) 00:41:35.81 ID:usON7V6o
自動保守入ったらこっちと同じ空気になったww
自力保守のほうがいいかもね
249 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/24(火) 14:20:10.16 ID:8lI7cS6o
さて、落ちたわけだが
250 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/24(火) 14:36:43.35 ID:XfuyP2AO
どうしましょ(´・ω・`)
251 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/24(火) 14:49:14.15 ID:8lI7cS6o
やっぱり24時間自動保守してくれる人が必要ではなかろうか
252 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/24(火) 14:49:29.72 ID:f29cUkAO
朝昼も保守隊が足りない…
253 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/07/24(火) 14:51:55.17 ID:CBwOXcU0
すまん、映画第二作見てたら落ちたorz
保守してなかったの30分だけなんだぜ……でもすまんorz
254 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/24(火) 14:52:58.40 ID:8lI7cS6o
すまん、俺も映画みてたんだ、、、orz
255 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/24(火) 15:57:22.43 ID:vnEarEoo

         '``・* 。
        |     `*。
       ,。∩∧__∧  *   もう、どうにでもなーれ♪
      +.. (´∀` ) *。+゚
      `*。 ヽ、  つ *゚*
       `・+。*・' ゚⊃ +゚
       ☆   ∪~ 。*゚
        `・+。*・ ゚

256 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/24(火) 15:57:53.65 ID:rEcCu/Qo
で自動保守は結局あり?なし?
257 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/24(火) 16:01:58.09 ID:vnEarEoo
自動保守・・・ますます過疎りそうな悪寒
258 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/07/24(火) 16:10:10.34 ID:aLI7nyMo
テストさえなければ!てすとさえなければ
259 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/07/24(火) 16:16:31.86 ID:QvAxEADO
VIPに立てるときは予めここで打ち合わせてジェットストリーム投下した方が良い気がするんだがどうか。
260 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/24(火) 17:40:52.94 ID:hEsjGUc0
海んチュウ涙目・・・
261 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/24(火) 17:50:59.23 ID:J5emZH2o
ただいま

>>259
たしかになんか準備せにゃ
スレ開いて保守保守じゃあなぁ〜
262 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/24(火) 18:41:08.10 ID:XfuyP2AO
スマン…(´・ω・`)
意気揚々と映画見てたら(ry
263 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/24(火) 19:07:15.33 ID:8lI7cS6o
保守だけじゃなくて雑談しようぜ(´・ω・`)
264 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/24(火) 19:13:32.27 ID:J5emZH2o
そうだな(´・ω・`)

しかしネタがない
265 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/24(火) 19:14:13.21 ID:rEcCu/Qo
つミュウツーのヤンデレ具合
266 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/24(火) 19:21:06.33 ID:8lI7cS6o
ツー様のヤンデレ具合はL5発動と同程度だと思うんだぜ(´・ω・`)
267 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/24(火) 19:22:45.75 ID:J5emZH2o
見てる人はいるんだな
ここもある程度盛り上げる必要がある

私的にたまに独り暴走するのがいい
268 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/24(火) 19:37:19.07 ID:1sT2/IUo
>>266
L5っていうとアレか
疑心暗鬼がすぎたり
自傷行為がいきすぎたり
幻覚見えたり
関係ない人ぶっ殺したり

すいません爪剥ぎは勘弁してください
269 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/24(火) 20:12:01.14 ID:IHtokLco
ツー様最近全然ヤンデレしてないよな…
何だか平常心の時はいたって普通のミュウツーだ

最近のイーブイは何かおかしいと思うんだが
270 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/24(火) 20:40:36.48 ID:8lI7cS6o
ブイはバナ姉さんの教育の賜物だろうww
271 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/24(火) 21:05:20.98 ID:XfuyP2AO
無邪気さゆえに自分が操られている事に気付いてないのか…ブイは

あと俺が思うにバナ姉さんはあんなに腹黒く無くて静かでなだめるようなお姉さん役に徹する方がイイトオモウナー(`・ω・´)
272 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/24(火) 22:13:11.47 ID:5phiT/Eo
優しいのはリザ姉?
黒いのはバナ姉?

だーくらいの世話をしてるのはリザ姉
ぶいの世話はバナ姉
だと思ってるんだけど違うのかな(`・ω・´)
273 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/24(火) 22:30:11.13 ID:IHtokLco
ダークライは適当にふらふらして
適当にお世話して貰ってるって感じだと思ってた。

ブイはリザ姐さんと仲が良いイメージだったから
バナと仲良いのはちょっと違和感がある。
274 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/24(火) 22:42:15.40 ID:DjKtlc2o
ダークライは子供なんだろうか?
ブイよりお姉さんだと思ってるのは俺だけ?
275 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/24(火) 22:53:00.14 ID:1sT2/IUo
精神年齢的には
バナ=リザ=カメ>>>>(ミュウツー)>>>ダークライ>>(ミュウツー)>イーブイ
くらいだと思ってた
ミュウツーは精神年齢低いんだか高いだかわからない
強がってるけど脳内おこちゃまでもいいと思う
276 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/24(火) 22:54:09.85 ID:DjKtlc2o
>>275
海「わんは・・・?」
277 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/24(火) 22:56:50.23 ID:1sT2/IUo
>>276
ごめんな海orz
バナ=リザ=カメ>>>>(ミュウツー)>>海≧ダークライ>>(ミュウツー)>イーブイ
訂正訂正
278 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/24(火) 22:57:10.81 ID:IHtokLco
波ピカ「わんは…要らない子なんかなぁ」
男「そ、そんな事ないよ!沖縄弁だから使い辛いなんて事ないからね!」
波ピカ「わん…標準語習った方がいいかなぁ?」
279 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/24(火) 23:06:32.15 ID:J5emZH2o
海「あれ〜シーサーやいび〜み?」
主「あれはウインディだよ」

こんなん浮かんでしまった
280 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/24(火) 23:09:25.76 ID:U1UBPiwo
>>279
あずまんが読んでてよかったと今心の底から思ったww
281 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/24(火) 23:48:32.10 ID:XfuyP2AO
>>278
>>279
GJ!

波ピカの立ち位置がどうも把握出来ないんだよなぁ…
282 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/25(水) 00:11:06.36 ID:6v21jcAO
男「さあて…サブキャラ人気投票でも見てみるか」

男「一位はリザ姉か…やっぱ人気あるなぁ〜」

波ピカ(←男を凝視中)「……ジー(わ、わんは…?)」

男「そして、最下位は…うん、予想通り波ピカだwwwまあ順当な結果になってr」

波ピカ「うわあぁぁぁぁん!!!」

男「な、何だ!?今、すごい悲鳴が聞こえたような…」

波ピカ、ゴメンよorz
※主と男は全く関係ナス
283 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/25(水) 00:20:40.65 ID:lVwC3rQo
波のりピカか海人ピカかどっちにしたもんか

>>281
あんなんでもGJくれてあんがと
284 :282 [sage]:2007/07/25(水) 00:42:22.96 ID:6v21jcAO
すでにブイが一位か…
さっきの順位めちゃくちゃでスマンorz
285 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/25(水) 00:46:06.74 ID:GXG9c5.o
男「二人きりになる事少なかったし、たまには…その…一緒に散歩でもするか?」
波ピカ「わ!?わんとですか?」
M「自重しろ糞鼠が!私とに決まっていますよね?主」
男「すまない、ミュウツー。その、たまには…ピカチュウとね」
M「そ、そんな馬鹿なぁ!?」
波ピカ「ほ、ほんにわんと一緒に…?」
男「うん、フシギバナ!リザードン!ミュウツーを頼んだぞ!」
リザ「お、おう…」
バナ「い、いってらっしゃい…」
M「貴様ら!いいのか!それでいいのかぁ!」
リザ「うお!こら!家の中で暴れるんじゃねぇ!」
バナ「全く…眠り粉でも食らってなさい」
M「うおっ!貴様!何を…Zzz」
バナ「ダークライ…ちょっと来て」
ダ「?」
バナ「ミュウツーに悪夢よ!」
ダ「!……フルフル」
リザ「お、おい、何もそこまですること無いだろう」
バナ「…ふん!」

一同(…どうして波ピカなんかと?)

あんまりにも波ピカがかわいそうだったのでつい書いちゃいました
286 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/25(水) 02:02:42.25 ID:Q94IN32o
>>285
GJ

ブイはなんだかんだで前回一位だからなぁ
カメックスもそこそこでてくるようになったから
海の人気が下り坂ww
287 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/25(水) 14:54:37.70 ID:tNIeWsDO
変なこと聞くけど
みんなは長編と短編をどういう線引きで分けてる?

たんに長ければ長編で、短いと短編?
288 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/25(水) 15:03:34.47 ID:7SpdLnUo
まとめ曰く
3レス以上のものは長編
それ以外は短編

でもやっぱりたんに長いのが長編かなぁ
289 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/25(水) 20:03:29.50 ID:6v21jcAO
ミュウツーを通してミュウと主のやり取りを見たい俺は異端児…か?
290 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/25(水) 20:12:49.61 ID:EaVqxVY0
さっき順位確認して唖然とした
291 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/25(水) 21:44:37.01 ID:EM6K0/Mo
  (  ゚д゚)
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
  \/    /

  ( ゚д゚ )
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
  \/    /
292 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/25(水) 21:56:03.14 ID:EM6K0/Mo
誰かいる?
293 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/25(水) 22:03:42.56 ID:kHaLdaUo
294 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/25(水) 22:04:38.32 ID:EM6K0/Mo
ビ?
295 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/25(水) 22:05:31.92 ID:kHaLdaUo
ノ ってうちまちがえた…ごめんなさいごめんなさい
296 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/25(水) 22:09:17.43 ID:u.36RH2o
ノシ
一応いる
297 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/25(水) 22:13:52.12 ID:EM6K0/Mo
結局どうなるんだろうな
298 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/07/25(水) 22:14:01.30 ID:QOvYPPg0
ω・)ノシ
299 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/25(水) 22:14:14.94 ID:tG35gG.o
見てる人はいる、だが話題が無い
300 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/25(水) 22:15:30.23 ID:EM6K0/Mo
お題投下とかないの?
301 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/25(水) 22:16:28.19 ID:u.36RH2o
前あがってた短編をサウンドノベルっぽくしてる
今は素材探し中
302 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/25(水) 22:19:33.87 ID:EM6K0/Mo
>>301wktk
しかし何でカメックスにあんなに入ってるんだ?
303 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/25(水) 22:22:15.40 ID:tG35gG.o
>>301
頑張って

俺じゃないことは確かだ
304 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/25(水) 22:37:16.59 ID:EM6K0/Mo
誰も入れないんじゃかわいそうだろwwwwとか思って一票入れたけど・・・
305 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/25(水) 22:59:06.88 ID:u.36RH2o
ちなみに今は>>229やってる
短編でいいならなんかリクエストある?<サンノベ化
306 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/25(水) 23:11:19.50 ID:EM6K0/Mo
サウンドノベルってかま夜みたいなの?
307 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/25(水) 23:21:01.14 ID:u.36RH2o
>>306
そんなん
でも選択肢はない
308 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/25(水) 23:27:41.98 ID:EM6K0/Mo
じゃあまとめの長編3の「ミューツーの策略」お願い。長編だけど3レスしかないから大変じゃないと思う・・・多分
309 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/25(水) 23:40:20.36 ID:u.36RH2o
>>308
ホレ薬の話了解
がんばるZE
310 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/25(水) 23:41:43.63 ID:EM6K0/Mo
がんばて
311 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/26(木) 01:41:53.82 ID:sKg9bmEo
超wwktk

というかダークライがカメに追いつかれそうだぞwwwwww
312 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/26(木) 11:10:20.63 ID:GNjE3gSO
海んチュウ頑張ってくれー
313 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/26(木) 17:49:57.64 ID:6gaCvrY0
ヤンデレキャラはエルフェンリートのヒロインしか知らなかったりする。

それだけ
314 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/26(木) 17:59:06.03 ID:oRhTTA6o
やあ、>>305で言ってたのが出来たよ
ttp://www6.uploader.jp/dl/yanderemewtwo/yanderemewtwo_uljp00068.zip.html
これで

ミューツーの策略は今作ってます
315 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/07/26(木) 18:38:40.89 ID:moNBMWU0
八時半頃にVIPにスレ立てようと思ってるんでヨロ
316 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/26(木) 18:40:06.58 ID:Lu1xG86o
自動保守は無しでFA?
317 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/26(木) 18:43:57.32 ID:QmF4pgAO
>>315
了解
318 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/26(木) 18:59:53.35 ID:sKg9bmEo
自動保守じゃぁ1000いかないだろうしな
自力で頑張るさ
雑談ネタ考えとこうぜ
319 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/07/26(木) 20:29:51.17 ID:moNBMWU0
http://wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1185449309/l50
立てたよ
320 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/26(木) 21:48:40.34 ID:Lu1xG86o
落ちるのは早いな
321 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/26(木) 21:54:18.63 ID:rbI/qfgo
落ちた
322 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/26(木) 22:00:00.91 ID:yVWyAmQo
今北。落ちてた
323 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/07/26(木) 22:02:11.54 ID:cmDA4EMo
sage進行がわるかったんかのう
324 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/26(木) 23:39:12.21 ID:6gaCvrY0
さっきのスレでネタに上がってたもので書いてみた
投下してもいいかい?
325 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/26(木) 23:41:26.04 ID:Lu1xG86o
>>324
次VIPに建てるときのために貯めといた方が良いかも
326 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/26(木) 23:41:29.88 ID:pi3Fv/.o
VIPはスレ乱立の嵐みたい、また今度かな

>>324
どうぞ!
327 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/26(木) 23:42:16.29 ID:pi3Fv/.o
>>324
あなたの意思に従います
328 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/26(木) 23:46:32.61 ID:6gaCvrY0
それじゃあ、投下したいのが自分の意思なので、投下させてもらうよ

329 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/26(木) 23:47:20.31 ID:6gaCvrY0

閑話休題


主は私のモノ、私は主のモノ――。
そんな単純な事も、最近は周囲の環境が変わったことで、すっかり皆の頭から抜け落ちてしまった……。
嘆かわしい、あの人は誰彼の共有資産ではない、私だけが意識していい存在なのだ。
ああ、まったく腹立たしい……。

そう――、嘆くのは何時も決まって「ミュウツー」だった。
旅を続けるメンバーの中で、異質中の異質であり、いわゆる“病んだ”思想の持ち主である。
それは既に、彼女の嘆く「姿勢」から見て取れた。

爪を噛んでは、引き剥がし。そして脅威の再生力で爪が修復すると、また噛み始める……。
まったく周囲から見れば、怖気が走って堪らない異様な習性だ。
彼女は、ふと考え事に執着すると、決まって爪をかじった。
ひとたびかじり始めると、思考の答えが見つかるまで絶対に止めない。

血が滲み、それから滴り、唇を伝って顎に一筋の赤い線を引く。
儚くて、今にも消えてしまいそうな印象が、その赤い色によって彩が添えられる。
美しく、誰よりも強いからこそ、何かしらの欠点があるのだ。

この世に完璧なものは存在しない。
それは、この世界において、何よりの真実だった。

さて、自傷行為にふける彼女だが、今日は一体どんな一波乱を呼び込むのか。
それも、やはり「神のみぞ知るところ」であろう。
多分――。

330 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/26(木) 23:47:41.52 ID:6gaCvrY0

「めんどくせ〜、めんどくせ〜……」

始まりを知らせる汽笛としては、何とも色気の無い野太い男の声。
それが呑気に言葉を口走り、桶に布切れを押し込んで、丁寧にあわ立てている。
少々、気味の悪い光景だが、カメックスの担う役割はこれ以上に大きい。
だから、今の脱力感溢れる鼻歌は、忘却の彼方に押し込んであげよう。

「あー、腰がイテェーよう」

中腰のまま洗濯を行ったものだから、当然の痛みが腰に走って彼は大げさに声を上げる。
手には黒のレースのショーツが握られて、あからさまに勝負下着だと窺えた。
勿論、これはカメックスの所有物ではない。

では、誰のものか? 答えは簡単、一緒に旅を続ける仲間の持ち物だ。
それも、カメックスが世界で“二番目”に恐れている存在の持ち物。滅多な扱いは自身の命を縮める要因になった。
それを意識して、彼はすぐさま手に持つショーツを桶に戻し、再び洗濯に戻る。

「あ〜、なんなのよ、このパワーバランス……相性だったら俺のが有利でしょ?」

ぶつくさ言いつつ、カメックスは溜まった洗い物の消化を進める。
今日は周囲に邪魔ものの気配がなく、お陰で心労の面でも楽だった。

一応の目処が立ち、とりあえず決めていた量が終わると、彼は暫くの休憩を挟んだ。
川原の石垣に腰掛けて、おやつに持ってきたポフィンを口に入れる。
今日はいっぱい働いたので、すっぱい味のものがとても美味しく感じられた。

331 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/26(木) 23:48:09.28 ID:6gaCvrY0

休憩を終えて、彼は石垣から降りると今度は別に用意した桶に水を溜め始めた。
不可解な行動が続き、次は桶に洗剤が入り込んで、そこへ洗い物が随時投下される。
洗い物は、先程の物よりもずっと扱いが軽く、擦り付けるように汚れを落していく。

これには当然、理由がある。
先程の洗い物は全て女性もので構成されていた。
しかし、今回は完全に“男物”で構成されている。つまり、青年と彼のものだけなのだ。

――因みに、イーブイは、女物と一緒に洗っています。

「野郎の汚れモンは丁重に扱わなくていいから、ホントに気が楽だぜ」

男物の下着を桶から引き上げ、カメックスはその状態から笑みを浮かべた。
得も言われぬ気色悪さを演出するが、彼からすれば嬉しいのだ。
毎日仕事に明け暮れていると、何か日々に潤いが必要になってくる。

それが、彼にとって気を張らなくて済む“男物”の洗濯だったのだ。
せめて、否定しないで温かく見詰めてあげよう。それだけで、彼は救われるのだから。

カメックスは下着を桶に戻し、頻りに擦って汚れを落していく。
一通り、桶に入れた分は洗い終えたので、彼は腰を上げて次の洗濯物に手を伸ばした。
――瞬間、

「ぬわッ!?」

332 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/26(木) 23:48:29.98 ID:6gaCvrY0

殺気を感じ取り、カメックスは咄嗟に腕を引いて頭部全体を隠した。
直後、引いた腕に強力な念動の球体がぶつかり、火花が散って爆ぜる。
カメックスの身体がのけぞり、衝撃の余波が洗濯物を洗いざらい川原にぶちまけた。

――「波動弾」。念を極限まで凝縮し、高められた球体は“意思”を持つかのように対象を追尾し続ける、「ポケモン」の究極の奥義。
これを扱える存在は、あまりに少なく捨象をする手間が省けた。

つまり、今の波動弾は……カメックスのよく知る“女性”が放ったもの。
そう解釈して、カメックスは発射地点を睨み上げた。

「しゃれになってねえぞ、ミュウツー!?」

さすがに悪戯の度を越えた行為だ。珍しくカメックスが怒っていた。
波動弾の射手を呼び、彼は登場を待ちながら、律儀に洗濯物を拾い上げていく。
そこへ、もう一発の波動弾が森の影から撃ち込まれる。

ちょうど、カメックスが身を屈めた瞬間をねらった必殺の一撃。
避けようの無い、完璧なタイミングの球体は、吸い込まれるように彼の背中へ直進する。
しかし、その強力な殺傷力を持った技も、“二度目”となると迫力に欠ける。

「フンッ!」

振り向き様に暗拳を繰り出し、カメックスは迫ってくる球体を掻き消した。
目を疑うばかりの攻防を繰り広げてなお、彼は頻りに散らばる洗濯物を拾っていく。
そして、全部集めたところで、ようやく腰を伸ばして森の方角に視線を向ける。

「三発目は、さすがにキツイんじゃねえの?」
「……スッポンの分際で」

図星を言い当てられたか、森の隅から忌々しげに吐き捨てる女性の声がする。
女性は隠れても無駄だと悟り、その全身を川原の中に現した。
全身から色素が全て抜け落ちてしまった、儚く華奢な体躯が風に揺れる――。

333 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/26(木) 23:48:51.08 ID:6gaCvrY0

「いきなり何すんだよ。こちとら仕事中だったんだぜ?」
「何が……仕事中だ!」

弁解の余地無く、やってきたミュウツーは三発目の波動弾を両手に形成し出した。
わけがわからず、カメックスはただ、目を白黒させるばかり。首を傾げた。

「何が、何が!? 俺が何をしたってのさ?」
「しらばっくれる気か! いい度胸だ……」

怒りに額を歪めて、ミュウツーは片手に球体を残し、もう片方の手でカメックスを指す。
咄嗟にカメックスは周囲に目を向けて、それが自分に向けられている事実に落胆した。
ミュウツーは濃厚な殺意を匂わせて、指の先端が微妙に揺れ動く。

一体なにが理由で彼女は怒っているのか、カメックスには理解出来ない思考だ。
彼女が怒る理由は大抵、青年が関係しており、その中に自分は絶対に含まれないはずだった。
それが、今回はどういう理由でここまで見境がなくなったのだろうか。

その理由を、彼女は説明してくれるらしい。
震える指が止まり、同時に深紅の瞳がカメックスを捉える。

「貴様、主の……ぱ」
「『ぱ』……?」
「ぱ……『パンツ』……眺めて笑っていただろう!」

発言の直後、ミュウツーを取り巻く波動のエネルギーが暴走し、周囲の次元を狂わせ始める。
しかし、そんな環境変化より、もっと衝撃を受けた存在が居た。
「カメックス」その人だ。

青年の『パンツ』がどうとかで、彼は波動弾の餌食にあっていたらしい。
もう、どう表現していいのか分からなくなっていた。
楽しく洗濯物をしていただけなのに。

334 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/26(木) 23:49:11.41 ID:6gaCvrY0

「貴様! 不埒な輩め、主の“貞操”は私が守ってみせる!」
「すんげー誤解があるんですけど!?」
「問、答、無、用!」

三発目にして限界を超えた波動の球体は、さすがのカメックスも防ぐ手立てが無い。
彼は素早く踵を返して、足早に鬱蒼と茂る森の中に飛び込んだ。
そして、息も絶え絶えに走った。とにかく走った――。

だが、波動弾の特性は心を持った“追尾能力”、あっという間に追いつかれ、凄まじい衝撃が甲羅を打ちのめす。

「バイツァダスト(負けて[ピーーー]!)!」

遥か前方から爆発と悲鳴が轟き、ミュウツーは決めゼリフと同時に親指を真下に振り下ろす。
排除完了――、彼女の中に一つの仕事を遣り遂げた達成感が芽生えた。
そして、改めて散らばる洗濯物に視線を這わせる。

「あ……!」

一点、そこへ意識が集中して、彼女の心が完全にとりこになる。
駆け足で傍によって、“それ”を間近で観察する。手に取ろうか、葛藤が生まれた。

「亀……彼奴もやっていたんだ、私がやっても誰も咎めない」

素早い自己解決を行って、彼女は川原に散らばる――、一枚の「下着」を手にとった。
ごく一般的な安物の男性用下着、それを両手で摘んで顔の前に持ってきて、凝視する。
次第に、その表情は笑みに染まり出した。

「主の……ぱ……『パンツ』だぁ〜」

335 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/26(木) 23:49:30.26 ID:6gaCvrY0

先程の論点を獲得して、彼女は優越感に浸り、頬を紅色に染めて薄ら笑う。
愛する人間が日頃から着用する、もっとも身体に密着した生活用品。
それが、いま自分の手の中に……。

「ああ……主の匂いが染み付いた、私だけの香り……」

鼻を近付け、洗剤の泡に塗れた下着から、必死に青年の匂いを感じ取ろうとする。
一種、犯罪者の片鱗が窺える性癖を覗かせて、彼女は完全に自分の世界に入って妄想を続ける。
愛する人の匂いを嗅ぎ、恍惚に震えて、遂には興奮のあまり鼻血を垂れ流す。

「ああ〜、主……大好きだぁ」
「うん、俺もだよ?」

「…………」
「…………」

時が止まった。何が要因なのか、すぐに分かった。
妄想に更ける彼女の思考に、現実世界から強烈に呼びつける“男”の声。
表情が固まり、首が軋む音を立てて声の向きに直る。

そこで、柔和な表情を浮かべた――青年の無垢な視線が飛び込んできた。

「あ……あ、主? なんで……どうして、ここ、ここにいるの!?」
「さっき、すごい音がしたからね。でも、洗濯物をやってたなんて感心だな」
「ああああああ……」

完全に動揺し、彼女は立ったものか、座ったものか思考が混ぜこぜになって混乱した。

「い、いつからここにいた?」
「さっき、君が俺のパンツを掴み上げたところかな?」
「オワタ!」

聞き取りづらい悲鳴のような雄叫びを上げて、彼女はパンツを掴んだまま森の奥へ走り去った。
目にも止まらない猛スピードで駆け抜けて、川原に青年だけが取り残された。
頭頂部に疑問符を浮かべて、何気なく周囲を見渡すと、彼は思い出したように声を上げた。

「あ、俺のパンツ?」


<了>

336 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/26(木) 23:54:25.23 ID:pi3Fv/.o
なんという…

だがGJを送ろう
337 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/26(木) 23:56:34.89 ID:yVWyAmQo
オワタワロタwwwwwwwwwwww

GJです。
338 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/26(木) 23:58:43.48 ID:oRhTTA6o
ドヘンタイなミュウツーもかわいいよGJ
339 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/27(金) 00:18:26.95 ID:l/M7WEAO
オワタwwww

これはミュウツーがうまい具合にヤンでて、いいSSだ、Gj!
340 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/27(金) 02:18:41.47 ID:a9/ot0Yo
GJwwwwwwwwwwww

ヤンデレってある意味変態だと思うんだ
うん、おれの脳は病んでるけどそれがなにか?ww

GJ!!
341 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/27(金) 08:50:07.29 ID:1ZM9CSwo
GJ

そして、既にVIPが落ちてて経過が見えなかったんだが
スレタイにヤンデレを入れるか否かと言う話はどうなった?orz
前から思ってたんだがミュウツー物語じゃ前の続きかわかんないなと思ってたんだが
342 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/07/27(金) 09:00:42.22 ID:/wvRpMk0
ヤンデレの大冒険とか
343 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/07/27(金) 09:02:18.73 ID:/wvRpMk0
ミスorz
ヤンデレミュウツーの大冒険
344 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/27(金) 09:09:40.64 ID:1ZM9CSwo
大冒険をしてる訳でも無いし、むしろポケモンらしい事あんましやってないよな。
此処はやはり

ヤンデレ@ミュウツーの憂鬱








ごめん、言ってみただけだorz
345 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/27(金) 09:59:48.44 ID:bCtb46AO
ヤンデレミュウツー物語
でよくね?
しかしSS師もずいぶん少なくなったな
346 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/27(金) 10:22:30.17 ID:a9/ot0Yo
SS師いるけどVIP用に溜めてるんだと思う・・・
いや、勘だけど

ヤンデレはいれたほうがいいかもね
しかし、>>107テンプレ忘れずに書いとけば
妙な改変はなくなると思うがなぁ・・
347 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/27(金) 15:39:10.65 ID:1ZM9CSwo
VIPに立ったら投下しようと思ってたら毎回落ちてて投下し損ねてる俺惨状orz
ヤンデレってワードで検索してる人も居るからな。俺とか
348 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/27(金) 17:32:37.89 ID:Pw27B.wo
思ったんだ、とりあえず新規さんは何人か増えたみたいだから
とりあえずこのスレを終わらせて、それからVIPに立てたらどうだろうか?

あんま連続して立てると荒らしがくる可能性もある
349 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/28(土) 00:14:15.80 ID:/kwSsGw0
なにか、書いたら面白そうなネタはないかい?
350 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/28(土) 01:00:59.72 ID:/kwSsGw0
試験的に、海んチュウのエピソードを途中まで書いてみた
のんびり貼っていくので、批評をお願い。
351 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/28(土) 01:01:54.01 ID:/kwSsGw0
海んチュウ、イッペーカナサン(大好き)!



――ビッグウェーブが来る! それも、とてつもない未曾有の荒波が。
直感的に、それは生まれ育った島の北側沿岸、観光船の往来が激しいところに違いない。
それと向かい合い、日焼けした――小柄な少女は、そっとほくそ笑む。

「たんめー(祖父)が言ってた大波……“ウミンチュー”の血が騒ぐさぁ〜!」

背格好に似合わない大柄なサーフボードを立て掛けて、彼女は来る大波を前に興奮する。
そして、行動的な服装の短パンから覗く――鋭角に曲がった「稲妻型の尾」を揺らした。

彼女は人間ではない。それらと異なる生命体の一派。
人は彼女らを生活圏に招き、共に歴史を歩んできた。
「ポケットモンスター」として、「パートナー」として――。



「――なんか、すごく揺れるね……」

客船の一室にあるベッドに腰掛けて、青年は周期的に揺れる船の様子を口にした。
それは、返答に表さなくとも、周囲が感じていることなので、当然誰も口を挟まない。
波が荒れているのか、大きく揺れる船内は淀んだ空気が横行する。

つまり――、“船酔い”だ。

だから“一人”だけ、例外が居るのも、この『メンバー』では何時もの事だ。
多くの面子が揃う中に一体、骨格も匂いも、そして「扱い」まで違う“雄”のポケモン――カメックス。
彼は多くの場合、虐げられる役割を強制的に担ってきたが、今という時間は実に清清しいに違いない。

「だらしないねぇ?」

352 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/28(土) 01:08:48.96 ID:/kwSsGw0

今にも戻しそうな顔色で俯いている赤い髪の女性を見下ろし、今までのお返しとばかりに挑発気味に鼻を鳴らす。
それを耳にして、やはり黙って入られない性格の女性はすぐさま顔を上げてカメックスを睨み上げる。
轟々と燃える双眸を傾けて、“炎”をその身に宿す彼女は額に血管を浮かべた。

「水系が……調子に乗るな」
「おお、こえーこえー〜?」

呪いの呟きを一つ放った所で、絶好調のカメックスには効果がいまひとつ。
炎タイプの代表格「リザードン」と言っても、やはり水には勝てないようだ。
頻りに「えづき」、客室トイレの近くに座ったまま、半生半死の状態で揺れている。

その近くには、備え付けのテーブルに着いて優雅にティーカップを傾ける女性が居た。
見た目は、リザードンに比べて余裕の窺える雰囲気だが、実際はどうだか……。

「ああ……ミルクティーは美味しいですね」
「フシギバナ……“空のカップ”で何言ってんの?」

佇まいとして最も大人びている「フシギバナ」が、カメックスに突っ込まれる「異常事態」。
既に状況は、抜き差しならぬものに、その進路を改め始めている。

「情け無い……」

不意に、新たな女性の声が響き渡り、瞬時に場の空気が静まり返る。
まったく異質な声質で、室内を席巻すると新たに溜息が零れた。

「だからこんな“クズ共”は要らないと言ったんだ」

353 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/28(土) 01:12:38.22 ID:/kwSsGw0

女性は部屋の角に立って室内の状況を一望すると、冷たく言い放った。
その声は室内全域に響き渡り、当然の事ながら、誰の耳にもしっかり届いている。
そして――、リザードンは角に立つ女性は見上げ、溜息を吐く。

「ボス……ミュウツーを早いところ医者に見せたほうがいいと思うぜ」
「私もそう判断いたします」
「あれは……やばいよねぇ?」

リザードンの言葉に続く面子の声、その理由は一目で判る。
ミュウツーと呼ばれた女性……もう、“何回”も同じ事を言っていた。
つまり――、意識がはっきりしていない表れだった。

「情け無い……だからこんなクズ共は――」
「さっさと連れて行ってくれ」

リピート再生が始まった瞬間、リザードンは頭を抱えて呟いた。
聞き飽きるのも当然、仕方なく青年は彼女の要望に頭を垂れた。

「はい……」
「要らない、要らない、いらにゃーい……」

マネキンのような身体を抱えて、青年はそそくさ医務室に向かう。
最後の語尾が間延びした事実は、いくらか室内に残る彼等の気分を盛り返した……のだと思う。

「吐きそ……」
「実は私も……」

死にそうな顔色になって俯く二人の様子を眺め、一人無事なカメックスは腰に手を当てて溜息を吐く。
そこへ、勢いよく部屋のドアが開かれて、可愛らしい様相の少年が飛び込んできた。

「お帰り、イーブイ」
「ただいま! すごいね、船って本当に水の上を浮かぶんだね!?」
「そうだね、プロテインだね」

354 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/28(土) 01:13:50.56 ID:/kwSsGw0

一人だけ異常にテンションが高く、それが周囲の状況をより、ナーバスなものに変えていく。
再度、カメックスの溜息が零れ、部屋の隅に投げたバッグを手繰り寄せて、中から生の唐辛子を一本発掘する。
それを、帰って来たイーブイの前にチラつかせ、興味が移ったところで通路に向かって投げ込んだ。

イーブイは唐辛子を追って部屋を飛び出し、途端にけたたましい喧騒が終了する。
周囲を見渡し、およそ女の子とは思えない悲惨な状態を目に収めて、カメックスは肩を落す。
結局、元の流れに戻っていた。

「念のため、ルームサービスに酔い覚ましとハーブティーを注文しといて良かった……」

嘆きが、船室に零れ落ちた。






「あー、地獄だったぜ……」

先程までの渡航をそう結論付けて、リザードンは馴染みのメーカーが刻まれた煙草を口に咥えて漏らした。
それはその場に居合わせる全員が思っていることで、あまり介入したくない内容だ。
誰の口からも肯定の意見が飛び出さないのに首を傾げながらも、リザードンはとにかく煙を吸引して、吐き出す。

「はぁ〜、やっぱコイツだけ俺を貶めない……頼りになるぜ」
「だったらソイツと結婚して余生を過ごせばいいだろう?」
「……あん?」

355 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/28(土) 01:18:18.77 ID:/kwSsGw0

折角、気分が盛り返してきたところで、どうしようもなく耳障りな女の声。
思わず吸い掛けのフィルターを噛み千切ってしまうほど、瞬間的に感じた怒りは相当なものだった。
振り返り、声の主を眼中に収めて、更に怒りが倍加する。

「なにしてやがんだ、テメー!?」

まず目に飛び込んできたものは、一応の仲間である「ミュウツー」が、有ろう事か自分達の所持者と連れ添って歩いていること。
驚愕はそれだけに留まらず、彼と腕を組んで身体をこれでもかと密着させていたのだ。
これにはさしものリザードンも気が気でない。

「見て分からんとは、脳容積が足らんようだな」
「いいから、その鬱陶しい“モン”を退けろ!」

震える声で指差し、腕を回して女性特有の膨らみを宛がうミュウツーを睨みつける。
二も無く噛み付きそうな形相で、周囲の目もお構い無しに道端でいがみ合う。
その渦中に立たされて、青年はふと、到着の際に船内に残ったカメックスの事を思う。

無理を言ってでも、同伴してもらうべきだった……。
彼は、こうした状況を予見して、多分に残ったのだろう。何が「荷物番」だ!
とは言え、今更いない者のことを考えていても、解決はしない。
仕方なく、青年は二人を指し、少々強めの口調で喧嘩の仲裁を行う。

「止めないと、もう口を聞かないぞ!」
「ごめんなさい」

異口同音、そうして喧騒は一先ずの終局を迎えた。
自覚していないと思うが、このメンバーで青年の発言は絶対的な意味を持つ。
その理由を知るのは、カメックスの他にもう一人――、フシギバナだけ。

356 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/28(土) 01:21:21.10 ID:/kwSsGw0

だから、そうした事実を踏まえた上で、彼女は可笑しげに微笑む。
当然、彼女も自身の所有者に対して、誰にも負けない愛情を持っている自信があった。
それでも何故か、二人の周囲が見えなくなるほどの一途っぷりを見ていると、笑いが込み上げてくるのだ。

「フシギバナ?」
「いいえ、ちょっと思い出し笑いですわ」

不意に注意が向かい、フシギバナは普段通り微笑み返す。
それから、自分は青年の二歩後ろを付いて歩き、ミュウツーは腕を解いて真横を歩く。
リザードンは未だに膨れっ面で、新しく点けた煙草を猛烈な勢いで吸い上げる。

どうしても、笑いが込み上げてしまう。
終始、そうした可笑しな行動を取りながら、青年等一団は石畳の歩道を歩いていく。

「ねえ、ご主人様?」

もう一人、付いて歩く小柄な影が、ミュウツーと反対側から声を上げる。
青年は首をかしげつつ、その少年に向かって視線を傾けた。

「なんだい? イーブイ」

小柄な少年の問いを聞くため、青年は僅かに背を縮めて目線を合わせる努力をする。
少年は手を挙げて、純粋な視点で口を開く。

「えっとね、ボク達のこれから行く目的地ってなんですか?」

単純な質問、すでに出発が決まる以前から話されていたことを蒸し返すイーブイの子供っぽさに、少しだけ溜息が漏れる。
しかし、青年は決して疎外にせず、改めて質問の説明を始める。

357 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/28(土) 01:23:30.60 ID:/kwSsGw0

「それは、ここに珍しい『ポケモン』がいるという噂を聞いて、それを確認しに来たんだ」
「どんなポケモンですか?」
「うーん……なんでもね? サーフィンをする『電気ポケモン』だって話だよ」

何とも可笑しな話を口走りつつも、どうやらイーブイは納得したようで、何も言わなくなった。
代わりに、周囲を取り巻くメンバーの方が、疑問に唸り声を上げてしまう。

「改めて聞くと……やっぱ『ポ○○ま』みたいな話だよな」
「ええ、『ポ○た○』ですね」
「ふむ……」

眉唾物の現象を確かめる今回の旅の目的。
やはり、彼女達には理解が出来なかったようだ。会話の無いまま一行は海岸近くまで足を運ぶ。
そこで出会う、奇怪な噂の検証……そして新たな旅の『仲間』を想像して――。


<続>


358 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/28(土) 01:25:07.17 ID:U5ty5yUo
頑張れ〜そして限界おやすみ
359 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/28(土) 01:52:34.18 ID:YHo914.o
ちょっとまて
パッション屋良がいたぞwwwwwwwwwwww

GJ

続きwwktkしてます
360 : ◆GJ/lTDVfDw [sage]:2007/07/28(土) 01:54:20.53 ID:bTrBaIko
>>350-357
361 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/28(土) 11:26:35.59 ID:.xFRawAO
GJ!
リピート再生ミュウツーにフイタww
362 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/07/28(土) 13:59:47.30 ID:YWN.UXk0
支援age
363 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/07/29(日) 10:20:01.95 ID:M8FjShM0
誰もいない
364 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/29(日) 13:10:16.53 ID:KenZim6o
正直書き込みと投下のタイミングがわからん。
また、何時VIPが立つか解らんし、此方も動きは遅いしで
色々と不安定になってるよorz
365 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/07/29(日) 16:39:30.44 ID:M8FjShM0
宣言しよう明日の午後八時に新スレ立ててくると
366 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/29(日) 17:32:37.56 ID:hodVT6M0
それは重畳。
367 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/29(日) 18:44:13.34 ID:dAA9NSYo
明日午後八時把握
368 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/29(日) 20:58:46.56 ID:v1xebHgo
>>365
把握
小ネタですがいくつか準備してきまっす
369 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/30(月) 14:16:30.87 ID:2FGZAe2o
えーと、VIP立ったらネタとして投下しようと思ってるんだが
ウチキド博士って皆覚えてる?
かなりマイナーなアニメオリキャラなんだが知名度が壊滅的な気がして出すか引っ込めるか迷ってる
370 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/30(月) 14:50:56.86 ID:w8HfYMDO
MADな予感wwww
371 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/30(月) 15:14:45.16 ID:hfK11SUo
>>369
覚えてる覚えてる
オレンジ諸島編に出てきた女科学者よな
タケシがホレたけどフラれてた
GSボールはどこいったんだろうな
372 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/30(月) 16:13:31.95 ID:uUP3WbQo
うーん、覚えてる人は覚えてるかな?

久し振りにミュウツーをメインで書けそうなので取り合えず投下出来る様に前編完成。
ちょっと痛い話になるがそもそもヤンデレって痛いくて良いんだよな?orz
373 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/30(月) 17:12:47.29 ID:o0hGxGMo
初期の作品は主が死んだりツーが死んだり
痛いのばっかりだぜ?ww

ばっちこい
374 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/30(月) 17:24:36.97 ID:hfK11SUo
ヤンデレは痛くてなんぼです
精神的にも肉体的にも
どんどん痛くごー
375 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/07/30(月) 19:59:55.01 ID:n6pXsF20
http://wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1185793087/l50
新スレ
376 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/07/30(月) 21:12:40.75 ID:hS2IEmUo
落ちるの早っ
377 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/30(月) 21:16:58.08 ID:uUP3WbQo
あららら。落ちた?すまん。やっぱネタが不味かったかorz
378 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/07/30(月) 21:18:51.94 ID:n6pXsF20
落ちた
379 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/30(月) 21:23:10.79 ID:Hf2cox6o
また見れなかった…
もうパー速でやればよくね?
380 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/07/30(月) 21:23:40.80 ID:mfXpe.DO
投下しようとしたらdatとかorz
381 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/07/30(月) 21:28:09.01 ID:n6pXsF20
>>380
ここに投下するんだ
382 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/30(月) 21:28:37.37 ID:LgvORwAO
>>377
んなこたぁないwww
今からじっくり読もうとしてたら落ちてたorz

ってかニュー速ってやばいほど早く落ちるなぁ…
そこでだ、エロパロ(ry
383 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/30(月) 21:30:28.74 ID:uUP3WbQo
>>382
サンクス。あっちはすぐ落ちちゃったしこっちで投下しなおした方が良いかな?
それとも、またVIPで立てる?
384 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/07/30(月) 21:39:18.43 ID:n6pXsF20
乱立はいくないんで立たないと思う
385 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/30(月) 21:39:38.68 ID:LgvORwAO
俺は今読み終わったがもっかいこっちに投下してみようぜ?

あんないい作品が多くの人の目に触れられないなんて勿体無い
386 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/30(月) 21:45:20.98 ID:uUP3WbQo
>>385
了解。んじゃ少し文章とか手直ししてからまた明日にでも上げなおすわ。

んー、VIPはまたころあいを見た頃かね。こっちだけだと寂しいとおもうが維持がほんと大変だな。
夏だからか?やっぱり
387 :  [ ]:2007/07/31(火) 04:24:34.92 ID:sFKrbO.0
らき☆すたとハルヒ、でバトルです。 再生数+コメント数の合計で多い方ををZIPで配布します。 
コメントは3倍でカウントします。 期間は火曜の23:59までとします。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm728187

支援よろ
388 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/31(火) 04:25:06.06 ID:3xu3mMIo
落ちました・・・・
389 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/31(火) 12:44:57.22 ID:E5uYqNwo
っと、では落ちちゃったスレのネタ再投下させてもらいます。
痛いネタなので注意してくださいorz
390 :生命妄想回帰論-前編 [sage]:2007/07/31(火) 12:45:30.99 ID:E5uYqNwo
○月×日

最近ミュウツーの食事量が少し増えた気がする。
元々小食の細身だった彼女からすれば少し良い傾向かと思える。
リザードンの様に筋肉質やフシギバナの豊満な胸に憧れての傾向だろうか?
時折無理して食べてる時も見えたが嘔吐せぬ様に注意したらいう事を聞いてくれた。
別に太った奴がすきと言う趣味は無いがかと言って無理をさせられない。
折角だから食事量についてもきちんと見てやろうとおもう。

△月▼日

とある町につき買い物に行く。ミュウツーは珍しくグレープフルーツがほしいと言い出した。
料理を勉強しているのは知っていたが、彼女が何か食べ物を強請るのは珍しい。
食べ物の好みが出来たのだろうかそれとも新しいレシピへの挑戦か?
3個ほど買ってあげたら喜んでくれた。すると他の連中もほしがったので
結構な出費になってしまったがたまには良いかなっと思えた。

*月$日

今日ちょっとした騒動が起きた。
リザードンが最近ミュウツーが腹が出てきたと揶揄したことだ。
当人も気にしていたらしくその日から夜に運動することにしたらしい。
ただ、腹筋をすると痛むといっておりその不甲斐なさから落ち込んでいた。
無理をしないことを促しながらもポケモンセンターでは妥当かわからないが
多分最近の食べ過ぎの影響かもしれない。もっとちゃんと見てやら無いととおもった
391 :生命妄想回帰論-前編 [sage]:2007/07/31(火) 12:46:18.40 ID:E5uYqNwo
■月★日

フシギバナが食料について報告したいことが在ると言って来た。
どうやら、酢や、レモン汁が減っているらしい。
調味料として遊びで買っていた品であり普段使わなかったのだが
改めてチェックしていると減っているとの事。
甘い物や酒だったら何となく犯人は解りそうなものだが如何せんあまりに接点が見付からない。
問い詰めるにしてもこんなものをこっそり何に使うのかと思うと逆に勘違いだったと言われそうだ。
少し様子を見る事にした。また、減っているなら次は対策をするとフシギバナには言っておいた。

%月&日

ミュウツーが最近良く咳き込んだり吐き気を感じさせている様子だった。
食べ過ぎかと思われる日々の反動だったのだろうか香りの強いモノが受け付けなくなっていた。
最近は夜も眠れないのかだるそうにしており、コレは何かの病気かもしれない。
彼女はどこぞのMAD爺の功績と出生の関係か研究所と言う場所を嫌っており調べるたがらないで居たが
コレは無理をしてでも連れて行こうと決意する。此処から一番近いのはウチキド博士の研究所だ。


「そして、ココに辿り着く前日にぶっ倒れて私の寝ているのをたたき起こして連れて来たと」
「は、はぁ。すいません。何分急だったものと何よりポケモンセンターでは症状がわからないという事で」
392 :生命妄想回帰論-前編 [sage]:2007/07/31(火) 12:47:53.12 ID:E5uYqNwo
ミュウツーは今ベットで休んでいる。ことの顛末は今目の前に居るウチキド博士が話してくれたことと参考に見せた日記の通り。
今読み返して見ればミュウツーは大分前から体調不良の兆しが見えていた。
何のための日記をつけていたのかと思うほど、今は恥ずかしい気持ちで一杯だ。
ポケモンの体調管理も出来ないで何がトレーナーだ。自分を責めながらも今はウチキド博士頼る他が無い。
姿格好が水着に白衣だったり寝てる時全裸だったりと、少し変わっては居るがまぁ研究者なんて
大なり小なり変わり者だという偏見は既に形成されているので耐性が出来ていたのが幸いだ。
あのMAD爺もたまには役に立つと思うがそう思うのも腹が立つのですぐに忘却する。

「で、如何なんでしょう博士。ミュウツーは何か病気かそれとも」
「んー、何せ新種のポケモンでしかも遺伝子構造が複雑だし、一朝一夕で解るものじゃないけど、推察は出来るわね」
「それはやはり、怖い事なんでしょうか」
「そうね、うーん。コレはちょっと大変よ?」

自分の中では何個か嫌な直感が体をめぐって行く。元々ミュウツーは実験体のポケモン。
ポリゴンなどの人造として作られて定着ポケモンとは違う。まだ、経過も成長も見守らなければいけないポケモンだ。
幾ら数値的な能力が最強と言われても外の自然や食べ物の影響、ましては生命活動が何年続けられるかすら怪しい。
そう、脳裏に浮かび上がる二文字。それは『寿命』。ミュウツーは何年生きられるかが全く解らないのだ。
何せ世界で一匹一体目のポケモン。明日死ぬか何百年も生きるか解らないのだ。
その不安を抱えながらも俺はウチキド博士の視線にこくっと頷いて答え、結論を聞く覚悟を決めた。
393 :生命妄想回帰論-前編 [sage]:2007/07/31(火) 12:48:42.60 ID:E5uYqNwo
「コレは推測なんだけど。彼女、孕んでるわね」
「は?はら…む?」
「う、ウうわぁああああーーーーーーん、主は不潔さぁぁああ嗚呼あああーーーーーーーーーーーー!!」
「てめぇ、何時の間に!? こんのドスケベトレーナーがぁぁあっ、地球NA☆GE!!!」

その言葉に困惑している自分を尻目にピカチュウは滝の様な涙を流しながら研究所から高速移動で逃亡。
俺はそれに対応する暇も無く、リザードンに胸倉を掴まれて研究所の窓から外へと放り投げられて体を外の木にぶつけられた。
本気で投げられたのと受身が取れなかったのか体が痺れて動けないでいる。
回収しに来たのはフシギバナだったが、何故か草タイプなのに威力1,5倍のれいとうビームの視線を浴びせかけてく。
イタイイタイ、マジで痛い。凍る! 本気で凍るよ!? その視線は。
おまけに重いもの持ちたくないと言って、体を痛めてる俺を力の無いダークライとイーブイに運ばせることになった。
俺は二匹に手をつかまれたまま顔面を地面や床に擦り付けられながらもずるずるとウチキド博士の前へと連れて行かれた。
勿論ひっくり返したりせず、途中の僅かな段差でガンガン顔がぶつかって鼻血も出るし顔も腫れる。
正直、この二匹の無意識の黒さが何時覚醒するのかと思うと、引き摺られながらも恐怖のどん底へと落ちていく。
394 :生命妄想回帰論-前編 [sage]:2007/07/31(火) 12:49:08.31 ID:E5uYqNwo
「アナタのポケモンは随分なつかれて愛されてる様ね。愛も深くて重そう」
「深度に比例する圧力と重圧で押し潰されてしまいそうですが」
「その冗談が返せるなら結構。まぁ、冷静になりなさい?
 そもそも人間とポケモンでそう簡単に子供が出来る訳ないでしょう」
「そ、そりゃそうだ!(そうね!)」
「すいません。そんな安易に頑張れば出来るみたいな含みは止めて下さい。無理って言って下さい」

その言葉にはっと気付いたのかまるでコーラスの様に二匹は顔を付き合わせてああっと頷く。
急にフシギバナもリザードンも我を取り戻して申し訳なさげに俺の服についた泥を落とそうとする。
言われる前に気付け。むしろ、そんな行動でフォローに入るより、そのコンマ数秒で結論に至った考え方をちょっと改めてくれ。
まず、トレーナーを勝手に投げるな。トレーナーにれいとうビームとか食らわせるな。こっちはどこぞの某サトシ君と違って
劇場版になったら超アクションを展開したりV−MAXで海を泳いだり出来ないんだぞと心の中で愚痴る。
また、それとは別に難しい話になりそうなのでイーブイとダークライにピカチュウを探しに行かせる事にした。

「で、取り合えず俺を瀕死にさせているのですからさっきのは冗談でしたって訳じゃないですよね?」
「勝手にくたばったのは貴方達なんだけどね。
 遠まわしに言うと今度は貴方も病院送りになりそうだったんだけど逆効果だったわね♪」
「むしろもっと順序だてて言って下さい。と言うか、なんでそんなに楽しそうなんですか」
「私の安眠の代償にはコレ位愉しませてくれないとダメよ。
 で、彼女はね、コレは推察なんだけど症状からしてやっぱコレしか考えられないのよね」

俺はその後の言葉を聞いたとき世界と生命の偉大さにひれ伏すことしか出来なかった。
                                                      続く
395 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/31(火) 13:50:08.13 ID:3xu3mMIo
GJ
396 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/07/31(火) 15:07:49.62 ID:skNFDego
同じくGJ
397 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/01(水) 02:12:43.17 ID:iwXtsGYo
まとめ更新されてるね、
人がいるのかいないのかよくわからないスレだww
398 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/01(水) 02:14:36.33 ID:iwXtsGYo
第2回サブキャラ人気投票
ダークライ最下位・・・orz

海んチュウよりは上だろう常考
399 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/01(水) 02:34:57.39 ID:Rkxtdhgo
>>398 mjd?
400 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/01(水) 13:42:31.94 ID:BNZNlhgo
恐らくカメックスと海んちゅうのビリ合戦に巻き込まれた形と思われ。
ほら、選挙でもある「あの候補は大丈夫だから別の候補に入れておこう」
的な流れで票が分散したんだろう
401 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/02(木) 17:15:51.85 ID:x1XlpoDO
おはよう
402 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/02(木) 17:32:36.04 ID:NdyzG2wo
おはよう
403 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/02(木) 17:33:04.25 ID:CJ5XWx.o
おはー
404 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/02(木) 17:44:45.24 ID:6Ib0pNAo
おーはー
405 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/02(木) 19:10:06.25 ID:qorBOTco
お前らは夜行性かとつっこもうとしたところで、脳内で変な化学反応が起こった

うとうとしていることが多くなったミュウツー
初めはほのぼのと見守っていたが、やがて日中に突然眠り始め、何時間も眠り続けるようになってしまう
そしてある日、ミュウツーはとうとう一日たっても目を覚まさないようになった
一体ミュウツーの身に何が起こっているのか
夢を司るダークライの力を借り、男たちはミュウツーの夢の中へと入り込む

そんなストーリー
406 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/02(木) 19:23:22.96 ID:E5sbljMo
超巨編の予感
407 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/02(木) 19:59:40.34 ID:GvGmnDso
巨編wktk
ていうか避難所とはいえ過疎過ぎだろここ…
408 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/02(木) 20:07:52.12 ID:E5sbljMo
特に話題無いからな・・・
409 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/02(木) 20:08:00.59 ID:FItWCTEo
新アンケート意見割れてるな
VIP待ちの人もいるんじゃないだろうか
410 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/02(木) 20:21:41.72 ID:CJ5XWx.o
やっぱ夏休みとは言え、ここんところほぼ、瞬殺だもんねぇ。
ただ、20人位まだ見てるんだね。
411 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/02(木) 20:30:25.08 ID:WfUo05Io
イーブイまた一位なのか、、、
今回そんなに目立った作品なかったから無理かと思ってたが
意外と根強いファンがいるんだな

リザ姐は俺の嫁
412 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/02(木) 20:32:44.08 ID:E5sbljMo
ダークライ最下位にショックを隠せないでいる・・・
まあその分独占できるんですけどね
413 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/02(木) 20:35:03.77 ID:WfUo05Io
ダークライ僅差だな
まさかカメックス(♂)にまで負けるとはww

このスレの住人の嗜好がわからんww
414 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/02(木) 20:56:04.02 ID:ZnmGY0o0
実は、カメックスと共有できる悲惨な状況に置かれてる人がたくさんいるんだ・・・



とかだったら泣ける
415 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/03(金) 00:30:42.80 ID:/RqChQgo
それはつまり、男友達の彼女に殺される位置にいるやつが多いということか?
416 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/03(金) 00:36:49.19 ID:GhH6uHoo
むしろ、殺しに掛かる女に惚れそうだと思ったドM参上
417 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/04(土) 03:19:34.89 ID:PjkevAco
なんという、スレスト・・話題がないとこうも止まるものか、、、

やはり保守でも人がいるのがわかるほうがいいな・・・

というわけで次のVIPいつたてる?
418 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/04(土) 03:42:48.44 ID:DgmOj8go
8時ぐらい?
419 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/04(土) 04:04:10.68 ID:1XqqKQDO
立てるのはいいけど、ネタが・・・
420 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/04(土) 15:11:16.12 ID:hxNmogw0
夏はやっぱコッチで乗り切らないか?
421 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/04(土) 20:07:47.43 ID:STA4Hewo
夏だしね…
長編書いてみてるけどとにかく時間がかかるし、
書いてる途中に落ちたらテンション下がるよね…

というわけで、しばらくはここにうpして置いたらどうだろうか
422 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/04(土) 20:39:42.13 ID:EOGzCSMo
こっちでうpしてスレたったらうpしなおす?落ちないように
423 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/04(土) 20:53:17.04 ID:STA4Hewo
それがいいと思うよ
424 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/04(土) 23:49:25.56 ID:hxNmogw0
賛成。うん。
425 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/06(月) 02:47:24.35 ID:qyYWD.Uo
ああ…さびしいな

暇だからミュウツーを安価調教見てる?
426 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/06(月) 02:49:40.15 ID:QRx57s2o
見てるwwww
427 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/06(月) 02:53:16.67 ID:qyYWD.Uo
>>426
かなりのクオリティだの


それんしたってうれしいね 人がいるって
428 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/06(月) 02:55:12.81 ID:QRx57s2o
まぁ投下もないしそんなもんだろ。シチュ作品をつらつら書いてるが・・・
429 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/06(月) 03:01:45.27 ID:qyYWD.Uo
そうなあ 長編とかよう書けんしな

安価で文章作るなんて自分にゃでけんよ
430 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/06(月) 03:03:48.78 ID:QRx57s2o
おれも長編なんて書いたこと無い。今書いてるのが王様ゲーム編なんだが・・・
ダークライを長門にしたらはまるはまるwwww
431 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/06(月) 03:05:07.97 ID:SolvEEwo
お、相乗効果でこっちも賑わってる。
まぁ此処はエロはそんなに出来ないがやっぱわいわい行きたいの。

そして、やばいなぁメタモン攻めとか懐かしい
432 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/06(月) 03:07:03.71 ID:QRx57s2o
是非ともあくむで淫夢を見せて欲しかった
433 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/06(月) 03:09:55.36 ID:qyYWD.Uo
期待しちょる

ちょこちょこ投下があれば少人数でももっと潤うと思うのよ
電波な雑談でも
434 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/06(月) 03:39:04.85 ID:QRx57s2o
おまけにしようと思ったんだが

主の場合

主「王様キターー(´∀`)−−!!それじゃあ・・・
他「(wwktk)」
主「4番が振り返って「大好き」と言う!」
他「・・・!!!!(チャンス!!)」
主「さー4番誰だ?(・∀・)ニヤニヤ」
だ「・・・///スッ]
他「!!(クソッ!)」
主「おーダークライか。じゃあ早速其処のベッドに座って・・・そうそう。んで足崩して・・・うん・・・ヨシ、さぁこい!」
だ「///ダ・・・sキ」
主「ん〜聞こえないぞ〜?ほらほら恥ずかしがってないで大きな声で!」
だ「(ッッ〜〜)・・・・・・ダイスキ///」
主「・・・(ズギュウウウウウンン!!)」」
だ「・・・?」
主「・・・な、なかなか、よかったぞ、うん・・・」
だ「(ダイスキ・・・ダイスキ)///ソウ」




あーーーはは眠いなあぁぁぁぁぁ
435 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/06(月) 03:44:11.38 ID:qyYWD.Uo
>>434
うちも もうダメら お疲れGJ そしておやす〜
436 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/06(月) 03:45:30.38 ID:QRx57s2o
うん。お休み
437 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/06(月) 03:53:54.87 ID:QRx57s2o
しかし改めて見直すとひどい文章。これは直した方がいいかもわからんね
438 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/06(月) 07:44:40.29 ID:aQxVSYAO
良かったよ!
439 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/06(月) 15:50:45.53 ID:O9KMkLI0
>>434
GJ!!!
440 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/07(火) 14:53:39.06 ID:Zgm523Mo
なぁ、このスレを盛り上げるために俺は何をしたらいい?
441 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/07(火) 15:14:51.98 ID:1TYhGkSO
>>440
長編連載
短編、絵、ネタ投下
ゲーム作成
お好きなものをどうぞ
442 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/08(水) 00:31:01.08 ID:lhjS5REo

バナ「退屈ねぇ・・・」
波ピカ「そうさねぇ・・・」
主「いや、平和が一番だと思うぞ。」
リザ「でもよぉ、最近はネタ切れを叫ぶ声が多いぜ、主。」
M「そうです。そろそろ何か行動を起こさないといよいよもって世間に忘れ去られますよ」
主「うーん、そうだねぇ。でも、バッジももう全部取っちゃったしなぁ」
ブイ「じゃあ、新しいポケモンを入れてみたらどうですかぁ(ニコニコ)」
波ピカ「わんみたいに強烈な個性を持つキャラならまた盛り上がるさぁ」
主「でももう手持ち6匹いるし、誰か手放すとしたら…」
M「私は主役だから安泰だな」
リザ「俺も人気だから大丈夫、と」
バナ「私もね、ふふ」
ブイ「僕は人気投票で一番だったから何ら問題はないのですよぉ」
波ピカ「わんは…わんは…」

主「あれ?そういえばダークライは?」
ダ「Zzz…」
M「む…(寝顔が可愛い…)」
主(この可愛さは続投決定だろ…常考)

波ピカ「\(^o^)/」
主「あ・・・でも新しいポケモンなんてそう簡単に見つからないから、な?な?」

リザ(なんか最近の主、波ピカに優しいな)
M(…鼠ごときが主と仲良く……[ピーーー]しかない)
443 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/08(水) 00:32:24.43 ID:kmUeKPoo
GJ。久しぶりに投下来たな・・・
444 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/08(水) 00:37:26.21 ID:D9NBoyoo
ミュウツー安価調教のほうはほうでまとめやっちゃったりな〜
445 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/08(水) 00:38:11.75 ID:kmUeKPoo
今度はルカリオ調教してるな
446 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/08(水) 06:54:40.17 ID:s4j.oXA0
>>444
どこにあんの?
見つかんない…
447 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/08(水) 06:55:20.78 ID:kmUeKPoo
http://www38.atwiki.jp/p-broken-in/
448 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/08(水) 07:06:34.79 ID:kmUeKPoo
礼も言われない・・・と
449 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/08(水) 19:58:23.89 ID:95Y0yQDO
ありがとう
450 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/08(水) 20:25:22.87 ID:OyDM8kso
arigatou
451 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/08(水) 20:38:30.36 ID:lhjS5REo
ありがとう
452 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/08(水) 21:22:26.31 ID:kmUeKPoo
え?何人居たの・・・?
453 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/08(水) 21:28:18.54 ID:vb4DkGAo
ありがとう
454 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/08(水) 21:29:18.30 ID:rliWFRgo
ありがとう
455 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/08(水) 23:33:54.85 ID:B6zgab2o
>442
GJ!

FVなんてうろ覚えなんだぜ。※擬人化注意
http://www6.uploader.jp/dl/yanderemewtwo/yanderemewtwo_uljp00069.jpg.html

なんだか静まりかえってるから安価絵でもしようかと思うんだが、どうだろう?
456 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/08(水) 23:34:49.06 ID:kmUeKPoo
良いんじゃないかな
457 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/08/08(水) 23:51:50.07 ID:OK.5hFko
wktk
458 :455 [sage]:2007/08/08(水) 23:53:36.72 ID:B6zgab2o
このスピードなら遅筆でも行ける、なんて思っ(ry

安価
>>460
459 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/08/08(水) 23:54:23.88 ID:OK.5hFko
ダークライ
460 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/08(水) 23:56:31.26 ID:lhjS5REo
波ピカ
461 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/08/09(木) 00:15:55.81 ID:QK0bDB2o
波ピカwktk
462 :455 [sage]:2007/08/09(木) 00:18:59.82 ID:FhKoqt6o
>>460
最近めっきり扱いが酷い彼女をせめて萌キャラに・・・擬人化注意
http://www6.uploader.jp/dl/yanderemewtwo/yanderemewtwo_uljp00070.jpg.html



>>465
463 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/08/09(木) 00:25:33.88 ID:QK0bDB2o
>>462
これはきたwwwwwwwwww
安価ダークライ(入浴中)でも
464 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/08/09(木) 00:37:12.75 ID:QK0bDB2o
あれ?これ安価取り放題じゃねwwww
ダークライ(入浴中)
465 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/08/09(木) 00:37:17.33 ID:QK0bDB2o
ダークライ(入浴中)
466 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/09(木) 00:38:03.44 ID:vilAQiwo
主を押し倒しちゃってても萌え死にそうなミュウツー
467 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/08/09(木) 00:40:02.37 ID:QK0bDB2o
>>466
それもいいなぁ

なんか連投してごめん
468 :455 :2007/08/09(木) 00:43:35.06 ID:FhKoqt6o
>>465
把握。
あれ?ダークライ初めて描くぞwwwwww
469 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/09(木) 00:55:06.52 ID:VdI657so
>>462
物凄い勢いで萌えた。GJ!!!
470 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/09(木) 01:08:26.27 ID:VdI657so
男「そういや、最近波ピカのなまり、何だかましになってないか?」
リザ「言われてみりゃそうだなぁ、ま、周りが標準語使ってりゃ自然とうつるもんだわ」
男「そういうもんかなぁ」
M(主がまた鼠の話題を…これはもしや鼠フラグでは…早めに手を打たないと)

波ピカ「うぅ、移ったんじゃなくてちゃんと標準語を勉強してるさぁ!」
男「そ、そうだったのか、ごめんよ海んチュ。」
波ピカ「でも…なんだかこう、標準語ってパンチが足りないのさぁ…よね」
リザ「標準語なんてそんなもんだ、しかも今言い直したよな?」
波ピカ「わん…あ、ちがぅ。わ、わたし、ちょっと修行するのさぁ…」
男「あ!おい!海んチュ!………行っちゃったぞ」
M「しばらく様子を見てみましょう。そのうち帰ってくるでしょ」
男「う、うぅん。そうだね」
M「ところで最近は出かけてませんよね、ここぞとばかりに海にでも行きませんか〜?」
リザ「・・・・・・・」
男「うぅん、そうだね、また今度ね」

1週間後

波ピカ「帰った…でぇ〜!」
男「!?」
リザ「ちょ!関西弁!?路線変えすぎだろ!」
波ピカ「めっちゃわん…う、うちは修行してきたんやでぇ〜、ほんまやでぇ〜」
リザ(まさかこいつマサキのところに行ったんじゃ…?)

男「こ、こんなの波ピカじゃない…」
471 :455 [sage]:2007/08/09(木) 01:13:17.02 ID:FhKoqt6o
できたよー。・・・・ごめん。擬人化注意。
http://www6.uploader.jp/dl/yanderemewtwo/yanderemewtwo_uljp00071.jpg.html
472 :455 [sage]:2007/08/09(木) 01:24:01.60 ID:FhKoqt6o
安価忘れてた。人も少ないみたいだし次でラストにするか。

>>475
473 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/09(木) 01:32:41.78 ID:VdI657so
>>471
激しくGJ!!!
474 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/09(木) 01:35:19.39 ID:Xf3Q9LI0
>>471
美人wwww

あえて踏み台
デレデレなミュウツー
475 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/08/09(木) 01:38:43.07 ID:QK0bDB2o
>>466
476 :455 [sage]:2007/08/09(木) 01:48:01.68 ID:FhKoqt6o
把握。
20〜30分待ってくれ。
477 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/08/09(木) 01:48:39.24 ID:QK0bDB2o
wwwwwwwwwwwwwwktk
478 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/09(木) 02:06:28.62 ID:CWnX3VUo
>>455
神絵師がきてたー!!!!!!!
超wwktk
479 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/09(木) 02:07:43.21 ID:CWnX3VUo
安価もう終わってるのか、、、もう一回ぐらい安価があると願ってる・・・
480 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/08/09(木) 02:09:36.26 ID:BYoinQAO
神絵師ktkr!!!

仕事中だかwktkが止まらないww
481 :455 [sage]:2007/08/09(木) 02:24:40.15 ID:FhKoqt6o
できたよ。相も変わらず擬人化注意で。
http://www6.uploader.jp/dl/yanderemewtwo/yanderemewtwo_uljp00072.jpg.html
もっと「ぅっtひゃあああああああ!!!!」って顔にしたかったorz
482 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/08/09(木) 02:25:22.98 ID:QK0bDB2o
大丈夫おれがぅっtひゃあああああああ!!!!な顔になってる
483 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/09(木) 02:25:30.54 ID:CWnX3VUo
>>481
GJ!!!!!!!!!!!!!
こんな状況でも冷静な主に惚れた
男だね、、、男だよ、、、
484 :455 [sage]:2007/08/09(木) 02:26:34.19 ID:FhKoqt6o
おもったより人いたなー。朝方まで起きてなきゃいけないから暇な奴は付き合ってくれ。
次安価
>>487
485 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/08/09(木) 02:29:14.18 ID:QK0bDB2o
わくわく
486 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/09(木) 02:29:46.46 ID:CWnX3VUo
>>484
なんという神!!!
俄然このスレを存続させようという意欲が燃えてきた

安価なら・・・
主と散歩をするブイ
487 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/08/09(木) 02:30:16.48 ID:QK0bDB2o
主に抱きつく波ピカ
488 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/09(木) 02:30:31.07 ID:CWnX3VUo
と、みせかけて

主におんぶされてる
酔いつぶれたリザ姐
489 :455 :2007/08/09(木) 02:32:56.36 ID:FhKoqt6o
把握した。
490 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/08/09(木) 02:33:12.44 ID:K1.wA7A0
「M2とトカゲ姐さん」

リ「随分とご主人の周りが賑やかになってきたなー」
M2「フンッ、主には私一人で十分だというのに」
リ「(こいつはこいつで相変わらずだな)……」

491 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/08/09(木) 02:36:46.74 ID:K1.wA7A0
「M2とトカゲ姐さん」

フ「マスターは最近、ガーディを捕まえたらしいわね」
M2「らしいな。だが私には関係のない話だ」
リ「……」
フ「どうしたの? 随分、顔色が悪いけど」
リ「いや、その……」

ドドド

ガ「お姉様ー!!」
M2&フ「お姉様?」
リ「ひっ!? く、来るんじゃねー!」
ガ「ああーん、そんないじわるしないで下さいー! 一緒に愛を確かめあいましょー!」
リ「ヒィー!」
フ「た、大変ね……」
M2「(これで一人脱落……)」
492 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/08/09(木) 02:47:28.98 ID:K1.wA7A0
「M2とトカゲ姐さん」

ガ「ガルルル……お姉様……」

リ「ガクガクブルブル……」
M2「目が血走るとはあのように言うのだな」
リ「そ、そんな冷静に言ってねえでどうにかしてくれよ……」
M2「どうにかと言われても、私には関係ない」
リ「そんな薄情なこといわねえでよー、頼むよー」
M2「こ、こらそんなひっつくなっ」
主「おや、随分今日は仲良いね」
ガ「お、お姉様ー!? まままままさかその白いのと……!」
M2&リ「ちょ、まっ」
主「仲良いことは良い事だよ、うんうん」
ガ「シクシク……」
M2&リ「(泣きたい……)」
493 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/08/09(木) 02:52:30.44 ID:K1.wA7A0
「M2とトカゲ姐さん」

ブイ「えへへー、マスター♪」
主「こらこら、そんなひっつくなって」

M2「……」
リ「イライラすんのは分かるけど、頼むからもうちょい抑えろって」
M2「あのペット風情が……!」
リ「そ、それにしてもアイツも全然進化しないけど、どうしてだろうな? 石で進化するんだろ?」
M2「そんなこと関係ない……今はアイツを……!!」
リ「だーかーらー」

494 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/09(木) 02:53:13.20 ID:CWnX3VUo
久しぶりの
「M2とトカゲ姐さん」キター!!!!!
GJ!!

しかし、7匹目となると誰が脱落したんだ?

なんとなく男のライバルのポケモンが主のポケモンを狙ってる(?)みたいな設定が頭にうかんだww

ライバルポケモン
1、ガーディ♀(レズ片思い)→リザ
2.ロコン←(友達)→ブイ

とかww
495 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/09(木) 02:54:09.07 ID:CWnX3VUo
>>493
進化しないのは確か
ミュウツーが「かわらずの石」をブイにとりつけてるから
だったはず
496 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/08/09(木) 02:59:32.28 ID:K1.wA7A0
「M2とトカゲ姐さん」

ブースター:イーブイの頃とはうって変わって、寡黙な性格。しかし、心中はその身に纏う炎のように主人のことを
      強く想っている。やきもち焼き。
シャワーズ:物腰柔らかな清楚な美少女然とした性格。それでも主人の為なら苦手なタイプにも立ち向かう強さを秘
      めている。
サンダース:進化前の性格が色濃く、また強烈になっている。とにかくバトルと主人が好きで向こう見ずでイケイケ
      な性格。

フ「選り取りみどりってところかしら」
リ「その言い方もどうかと思うけど、確かにそうだよな」
ピ「旦那さまはイーブイが好きなんださい」
フ「ふむ……ではロリコ
リ「それはストップ」

M2「あの毛玉がぁぁぁぁ……!」
497 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/08/09(木) 03:04:59.82 ID:K1.wA7A0
>>495
あ、そうなんだ。あと、特に脱落とかは考えてないよ。皆でワイワイやってるカタチ。

「M2とトカゲ姐さん」

リ「この雑魚どもがー! ご主人に気安く触るんじゃねー!」
M2「……」

M2「あくタイプの“はしり”みたいなもんか」
リ「は?」
498 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/08/09(木) 03:11:53.90 ID:K1.wA7A0
「M2とトカゲ姐さん」

フ「マスターは今度はメタモンを捕まえたようね」
リ「よっし、ここは先輩が礼儀を教えに挨拶でもいくか」
フ「(基本チンピラよね)」

リ「おめえがメタモンってんだな」
メ「あ……よろしくお願いします……」
リ「なんだなんだー!? せっかく仲間になんだからもうちょっと元気にいこうぜー!」
フ「この人も悪気はないから」
メ「あ、いえ……私なんてせいぜい図鑑埋めに捕まえられただけですし」
リ「おいおい、ご主人はそんなヒデーことしねえから大丈夫だって」
フ「アナタ、モノマネが得意なんでしょ? どんなのに変身できるの?」
メ「得意っていってもこれしかないんですが……ええと、最近覚えたのは」

ムニョーン

主(メ)「と、とりあえず旦那様の姿を……ってどうしましたお二人とも? ってあれ? どうしてそんなベタベタ、
     って待って、ってアッー!!」
499 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/08/09(木) 03:15:14.52 ID:zN6eO.DO
gj
アッー!
500 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/08/09(木) 03:16:35.42 ID:K1.wA7A0
「M2とトカゲ姐さん 外伝 メタモンの受難日記」

 今日、私は旦那様に捕まりました。
 旦那様はポケモンにとてもお優しい方で、私も捕まって良かったと思いました。
 友達もできました。リザードンさんとフシギバナさんです。お二人は旦那様の信頼も厚く、
バトルも強くてお美しい人です。でも、私が試しに旦那様に変身したらその日はなぜかずっと
二人に抱きつかれたり連れ回されたりと酷く疲れた日でした。しかも、常にどこからか刺すよ
うな視線が付き纏い、私が気にしているとお二人が「いつものことだから」と相手にしてくれ
ません。
 お母さん、私はこれで良かったんでしょうか?
501 :455 :2007/08/09(木) 03:17:02.91 ID:FhKoqt6o
でけたよ。擬人化注意。
http://www6.uploader.jp/dl/yanderemewtwo/yanderemewtwo_uljp00073.jpg.html
サイコキネシスだ、多分。

M2とトカゲ姐さんGJ!!

賑やかになってきたねぇ。
502 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/08/09(木) 03:21:06.26 ID:K1.wA7A0
擬人化の人GJ

「M2とトカゲ姐さん」

ガ「メ、メタモンさん。私、ガーディと申します。よろしくお願いします。さ、早速ですがリ、リザードンに
  モノマネしていただけますか? いや、その私はまだ弱いですし炎ポケモンとして憧れのおね、リザさんに
  少しでもちか、近くなれたらな、なんて思っていまして、べ、別にリザさんに触りたいとか抱きつきたい
  とかじゃなくてですねっ。と、とにかく変身してください!!」
503 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/08/09(木) 03:24:53.62 ID:K1.wA7A0
主にゲットしてほしい(M2以下ポケにいじられる)ポケモンいる?

「M2とトカゲ姐さん」


主「メタモンをマサキさんに預けたいんだけど、なんか他のポケモンが離してくれないんだよなあ。なんでだろ」


504 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/08/09(木) 03:30:53.30 ID:QK0bDB2o
波ピカ憐れwwwwwwwwwwwwwwww

安価はもう終わりかいな?
505 :455 [sage]:2007/08/09(木) 03:32:54.77 ID:FhKoqt6o
タイミング逃した。まだまだいくよ。

>>509
506 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/08/09(木) 03:33:55.56 ID:K1.wA7A0
「M2とトカゲ姐さん」

>>505

ガ「お姉様!! お姉様!!」

リ「なんか寒気が……」
フ「こっちは熱いんだけどね」
507 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/08/09(木) 03:34:45.56 ID:QK0bDB2o
じゃあ、主の股間に顔をうずめるイーブイ
もちろん、犬の習性的ないみで

ん?イーブイって犬?
508 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/08/09(木) 03:36:27.33 ID:QK0bDB2o
踏み台になってやんよwwww
もし安価なら>>507で・・・
509 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/08/09(木) 03:41:50.52 ID:QK0bDB2o
もらってもいいんかな?かな?
>>507
510 :455 [sage]:2007/08/09(木) 03:44:37.38 ID:FhKoqt6o
把握した。ちょっと待ってくれ。
511 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/08/09(木) 03:46:24.39 ID:K1.wA7A0
「M2とトカゲ姐さん」

リ「一つ聞いていいか?」
フ「どうしたの?」
リ「なんでご主人の捕まえるポケモンは皆、女なんだ?」
フ「……」
リ「微妙に目そらすなよ……」
512 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/08/09(木) 03:51:37.21 ID:K1.wA7A0
「M2とトカゲ姐さん」

主「久しぶりにエリカさんの所に行くか」

メ「皆さん、近づく女性片っ端から追っ払いますけど、エリカさんはしませんよね」
リ「別に追っ払うわけじゃねえけど……まああのお嬢なら大丈夫だからな」
M2「うむ」
フ「……」
メ「ん?」

主「お久しぶりです」
エリカ「あら、いらっしゃい。フシギバナは元気かしら?」
主「ええ」
エ「ふふ……私の可愛い可愛いフシギバナ……今夜こそ逃さないわよ……」
主「エリカさんは本当に草ポケモンが好きですね」
フ「……」


リ「ほらな」
メ「なるほど、っていうか旦那様もなんであれで収まるんですか?」
513 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/08/09(木) 03:56:47.83 ID:K1.wA7A0
「M2とトカゲ姐さん」

タマムシジム 夜

メ「ほ、本当に大丈夫なんですか?」
リ「大丈夫だろ。あれでやられるタマじゃねえだろうし」
M2「こちらとしてはライバルが一人減るだけだしな」
メ「……」

ピカー ズドォン!

メ「……夜なのにフルパワーのソーラービーム……」
リ「そこそこヤバイってとこか」
M2「そこそこなら大丈夫だな」
514 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/08/09(木) 04:00:23.39 ID:K1.wA7A0
「M2とトカゲ姐さん」



フ「はぁ……はぁ……」
リ「おつかれー」

エ「あともう少しでしたのに……次こそは一緒に天国へいきましょうね?」
主「本当にエリカさんは(ry


メ「あの、旦那様ってちょっと頭おk
M2「主の陰口は私が許さない」
515 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/08/09(木) 04:01:53.55 ID:QK0bDB2o
一緒にってことは少なくとも一方は天国にたっs・・・・・

うわなんだこのモジャモジャやm
516 :455 [sage]:2007/08/09(木) 04:18:06.89 ID:FhKoqt6o
できたよー。擬人化注意。
http://www6.uploader.jp/dl/yanderemewtwo/yanderemewtwo_uljp00074.jpg.html

五時には家を出るから人がいるなら次で安価最後。

>>520
517 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/08/09(木) 04:20:07.49 ID:QK0bDB2o
たまんねぇww
518 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/08/09(木) 04:20:43.92 ID:QK0bDB2o
ksk
519 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/08/09(木) 04:20:55.49 ID:QK0bDB2o
加速した
520 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/08/09(木) 04:25:09.20 ID:QK0bDB2o
イーブイのまねをして主の股間に顔をうずめようとするも
恥ずかしくてできない、でもやりたいと葛藤するミュウツー
521 :455 [sage]:2007/08/09(木) 04:27:09.45 ID:FhKoqt6o
どうやら今このスレにはQK0bDB2oと私しかいないようだwwww
2,30分待ってくれ。
522 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/08/09(木) 04:29:16.74 ID:QK0bDB2o
wktkwktkwktk
いつまででも待ちます
523 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/09(木) 04:40:01.32 ID:FWdjtQDO
朝っぱらからなにイチャついてんだよおおおおおおおお
俺も混ぜてくれよおおおおおおおお
524 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/08/09(木) 04:42:13.48 ID:QK0bDB2o
いっぽ遅かったようだな・・
525 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/09(木) 04:45:40.47 ID:FWdjtQDO
今からでも遅くはないはずううううううう
455氏にとびっきりのGJをお見舞いしてやるぜええええ
526 :455 [sage]:2007/08/09(木) 04:46:10.52 ID:FhKoqt6o
でけたよー。やっぱり擬人化注意
http://www6.uploader.jp/dl/yanderemewtwo/yanderemewtwo_uljp00075.jpg.html

いやはや、楽しかったww安価くれた人ありがとう。
527 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/09(木) 04:48:32.47 ID:FWdjtQDO
>>526
wwwwwwww
自慰自衛!!!!
528 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/08/09(木) 04:49:36.18 ID:QK0bDB2o
グッッッッッジョォォォォォォオォォォオオオブッッッッッ!!!!!!!!
529 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/09(木) 04:52:51.19 ID:FWdjtQDO
もっとみてええええええええええええ!!!!
530 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/09(木) 04:56:49.53 ID:FWdjtQDO
はいはいお開きお開き


SS読んでこよ
531 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/08/09(木) 04:58:24.46 ID:QK0bDB2o
急に冷めたwwwwwwwwwwwwwwww
532 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/09(木) 05:22:25.10 ID:FWdjtQDO
盛り上げてくれたID:QK0bDB2oにも
■■■■■■■■■■■
■■■□□□□□■■■
■■□■■■■■□■■
■□■■■■■■■□■
■□■■■■■■■■■
■□■■■■■□□□■
■□■■■■■■■□■
■■□■■■■■□■■
■■■□□□□□■■■
■■■■■■■■■■■
■■■□□□□□□□■
■■■■■■□■■■■
■■■■■■□■■■■
■■□■■■□■■■■
■■□■■■□■■■■
■■□■■■□■■■■
■■■□□□■■■■■
■■■■■■■■■■■
■■■□■■■□■■■
■■■□■■■□■■■
■■■□■■■□■■■
■■■□■■■□■■■
■■■□■■■□■■■
■■■■■■■■■■■
■■■□■■■□■■■
■■■■■■■■■■■

そして全ミュウツーふぁんの方々おはようございました
533 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/09(木) 07:45:24.53 ID:TcvcS2A0
おはよう。
てかいつの間に絵師君臨してたんだ・・・
534 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/09(木) 10:30:09.21 ID:CWnX3VUo
寝ちまってた、、、、、orz

くそ、、安価とれなかった、、、

神絵師さんまた安価やるときは是非俺を呼んでくれ・・・
535 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/09(木) 16:34:36.66 ID:WdCQry.o
ありがとう
536 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/08/09(木) 16:52:03.31 ID:ruFd/BYo
>>534
寝てたのか・・・
537 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/09(木) 18:10:10.97 ID:a7w6JxU0
シェア人が居なければすぐに書けるんだがなあ・・・
538 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/09(木) 18:36:32.84 ID:mT2/AZso
>>537
シェア人ってなにかね?
安価占領する人?
539 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/08/09(木) 19:10:28.62 ID:ruFd/BYo
同居人じゃないんかな?
540 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/09(木) 19:26:54.54 ID:VdI657so
たしかに近くに人が居ると書き辛いの解るわぁ。
541 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/09(木) 20:31:19.53 ID:mT2/AZso
ああ。ストレートな意味でよかったのか。
ま、同居人居たら落ち着かんね
542 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/09(木) 22:13:24.01 ID:FWdjtQDO
もし万が一その同居人が彼女or妹だったら、

おれは>>537をゆるさない
543 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/09(木) 22:33:38.79 ID:Na2g12AO
絵氏さんの書いた主がかっこ良過ぎる件wwwwwww

遅くなったけど今日ネタを投下してくれたみなさん、GJ!!
544 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/09(木) 22:52:37.23 ID:VdI657so
バナ「珍しいわね、主が急にポケモン集めだすなんて」
M「どんどん邪魔者が増えている…何故だ…主の未使用ボールは全て砕いたはず…」
バナ「あんたそんな事してたの?相変わらず物騒なポケモンね」
M「なのに!どうして!」
バナ「そんなの、また買えば良い話じゃない?」
M「うぅ、だが、それなら何故今まで買っていなかったのだ!」
バナ「言われてみれば…そうねぇ、何でかしら」

草むらの中でポケモンを探している主を見ながら、フシギバナは考えた。

バナ「この前、海んチュウが突然関西弁喋りだしたのがそんなにショックだったのかしらね」
M「そういえばあの鼠、最近見ないな」

男「やった!ピカチュウゲットだぜー!」
バナ(まさか、本当に海んチュ降板なのかしら…?)

ピカ「ちょwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwおまwwwwwwwwwwwwwwwwww捕まったwwwwwwwwwwwwwwwwww」
男「駄目だこいつ、夏ピカだ、駄目だ駄目だ、キャッチ&リリース!」
ピカ「うはwwwwwwwwwwwwwwwwww開放されたwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwスレ立てなきゃwwwwwwwwwwwwwwww」
男「沖縄弁のピカチュウ、どっかいないかなぁ…」

バナ「そんなに沖縄弁が好きだったのかしら…」
M「私も沖縄弁で喋れば…もしかしたら」
バナ「やめときなさい。」
545 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/08/09(木) 22:53:55.70 ID:ruFd/BYo
主wwwwwwww

てか夏ピカってwwwwwwwwww
546 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/09(木) 23:00:24.09 ID:veHVZoDO
夏チュウwwwww
547 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/09(木) 23:07:34.24 ID:mT2/AZso
ごめん、流石にその海んちゅうだけは止めてorz
可哀想過ぎる
548 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/09(木) 23:15:56.38 ID:VdI657so
>>547
ごめん、勢いで書いてたら俺の中の海んチュウがバグったんだ。
549 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/09(木) 23:36:07.88 ID:VdI657so
結局、あれから9匹、夏ピカを捕まえては逃がしを繰り返して
男は自宅に帰った。
男「はぁ…海んチュウ。何処に行っちゃったんだよ…」
M「おい蜥蜴…何故私を見る」
リザ「一番なんかしそうじゃねぇか、テメェは」
男「やめろリザードン、そう突っかかるな」
リザ「ったく、アイツも何処いっちまったんだか。こんなに主が心配してるってのに」
バナ(あんたが一番心配してんじゃない)
リザ「イーブイも毒殺とかしてないよな」
ブイ「してないですよぉ〜この前のはほんのお遊びじゃないですかぁ」
男「リザードン!いい加減にしろ!」

リザ「………ふんっ」

突然波ピカが失踪してかれこれ二日目。
男はよっぽどショックだったのか、ポケモンを乱獲して気を紛らわしてる
おかげで随分メンバーが増えたように思うが、こっそりとミュウツーが何匹か「処分」していたりもしている。

男「しかし、なんで夏ピカがこんなに沸くんだ」
バナ「夏ですから」

波ピカ「ただいまぁ」
男「え!?」
波ピカ「やっぱり沖縄はいいさぁ!心がこう、洗われるのさぁ!身も心もピカピカさぁ!」
バナ「ていうか二日で元に戻るの!?」
リザ「ばっきゃろう!心配させやがって!」
男「海んチュウ〜!よかったぁ!!」

男は思いっきり海んチュウを抱きしめた

波ピカ「え…?あ、あるじ?///」

M「・・・・ブツブツブツ」
夏ピカ「( ;∀;) イイハナシダナー」

バナ(あれ…?捨てたピカチュウがまぎれこんでる?)
550 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/09(木) 23:49:54.41 ID:mT2/AZso
>>549
GJ!わがままですまんorz
やっぱ、海ンチュウは貶されても人気が無くても
元気で居て欲しいのさぁ!
551 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/09(木) 23:51:03.94 ID:WdCQry.o
寝る前GJ! そしておやすみ〜
552 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/10(金) 00:55:15.96 ID:CmlgesAO
>>549
GJ!

この主、波ビカにぞっこんloveな感じに見えたのは俺だけでいい
553 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/08/10(金) 03:27:18.38 ID:wsQvBD.0
http://www.nicovideo.jp/watch/sm70389
ニコニコで見ようぜ。
554 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/10(金) 03:32:46.19 ID:Tu0uOzso
垢ねぇんだわ
555 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/10(金) 07:21:15.54 ID:ocNiRXQ0
>>553
まだ途中までしか見てないけど、やっぱやたら話が深い。
556 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/10(金) 20:10:17.43 ID:Tu0uOzso
誰か居る?
557 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/10(金) 20:12:55.67 ID:5dj8AAgo
居る
558 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/10(金) 20:13:20.25 ID:Tu0uOzso
次スレどうしようか
559 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/10(金) 20:15:18.79 ID:yVEfTKco
しばらくここでやってるのがいいと思う。
VIP行ってもすぐ落ちちゃうし
560 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/10(金) 20:15:49.32 ID:5dj8AAgo
つ自動
561 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/10(金) 20:16:32.87 ID:Tu0uOzso
前のは自動でも落ちたんだよな・・・
562 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/10(金) 20:18:05.90 ID:5dj8AAgo
自動途中で切ったと記憶しているのだが
563 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/10(金) 20:19:43.50 ID:Tu0uOzso
あ、そうだったのか・・・実際SS師とか絵師とか何人くらい残ってるのかな?
564 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/10(金) 20:21:28.60 ID:L6SfEvgo
129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/07/24(火) 00:26:49.34 ID:onf4C7Qh0
えーと、流石に一日中PCつけっぱにしとく勇気はないので、ガッコ前には自動保守というか
PC落とします・・・
朝保守班の人よろしく・・・



サルベージ
565 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/10(金) 20:25:40.56 ID:Tu0uOzso
保守人も居ないんじゃな・・・      俺?寝てましたwwwwサーセンwwww
566 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/10(金) 20:29:17.91 ID:5dj8AAgo
しばらく建ててないし
もう一回だけでも建てた方がいいんじゃ
567 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/10(金) 20:31:04.93 ID:Tu0uOzso
立てるならジェットストリーム
568 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/10(金) 20:40:42.83 ID:5dj8AAgo
書き溜めてる人居る?
569 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/10(金) 20:51:59.22 ID:L6SfEvgo
書き溜めてはいないわ、、ごめん、、
570 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/10(金) 20:55:21.61 ID:oP6quA6o
やるなら後一週間くらい待ってくれorz
まだまだ、ネタが溜まっておらん

後、投下したときの感想もよろ。
保守だけじゃなorz
571 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/10(金) 21:44:02.59 ID:yVEfTKco
書き溜めてるけど、長くなりすぎてまだ投下できそうじゃない、
572 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/11(土) 01:58:55.18 ID:7hypusAO
>>570
俺は昨日ちょうど感想を書くのに目覚めたんだ

だから時間があればどしどし感想書いてやりますよwww
573 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/11(土) 13:42:03.31 ID:OJ.NfQco
>>567からの流れで

>>569 オルテガ
>>570 マッシュ
>>571 ガイア

という解釈でおk?
574 :マッシュ [sage]:2007/08/11(土) 17:29:00.50 ID:Rn.HWk.o
>>573
今の流行としては
オルガ、シャニ、クロトやステラ、アウル、スティング辺りでも。
ほら、3連星だと優秀過ぎるのでシャニかオルガ位のへタレで私はいいですorz
575 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/11(土) 18:21:49.13 ID:xzU.EQDO
ポケモンにすると

>>569ゲンガー
>>570ヤミラミ
>>571ムウマージ

こんな感じかね
576 :オルテガ [sage]:2007/08/11(土) 18:36:18.36 ID:9jlA3sko
俺なんかだんご三兄弟の一番下の三男でいいよ
577 :ガイア [sage]:2007/08/11(土) 23:11:59.25 ID:QDwV9LIo
俺はスティング兄さんでいいよ。
お盆は忙しくて投下無理ぽい
578 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/12(日) 00:20:42.86 ID:9hlLKoMo
もうそこの3人黒い三連星でコテハン決定wwwwww
トリつけといてくれww
579 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/13(月) 13:47:27.68 ID:sD9WkoUo
みんな
ラティアスラティオスみてるか?
580 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/14(火) 01:07:21.78 ID:0MwdpmEo
なんという過疎、、、
頼む、もう少し!もう少しでいいんだヤンデレミュウツーの夢をみさせてくれ!
581 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/14(火) 18:19:17.28 ID:xZYZMbgo
誰もいないのか?
582 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/14(火) 18:21:37.22 ID:fgomPoQo
ただいま そしてホントに誰もいないのか?
583 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/14(火) 18:31:25.10 ID:pfab7jgo
いるよ、一応
ネタはあるが練る時間とか発酵する時間が欲しい
584 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/14(火) 18:32:21.80 ID:fgomPoQo
待ちながら雑談って雰囲気も欲しいよ…
585 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/14(火) 18:57:50.26 ID:z/kyLOko
書き手しかいない予感
586 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/14(火) 21:07:15.39 ID:k9r0p6AO
ちゃんと見てるぞ〜ノシ

パー速だとどうしても視界に入りづらいのか?
587 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/14(火) 22:24:26.57 ID:oWtnRAso
夏ピカ「お盆だから書き込みすくないのうwwwwwwwwwwwwすくないのうwwwwwwwwwwwwww」
リザ「うっさいなぁ…こいつ」
波ピカ「同じピカチューとして恥ずかしーのさぁ」
リザ「ていうか元々海んチュウが勝手にどっか行くからこいつが」
波ピカ「それはこの前も謝ったのさぁ…すまねっかっけどわんも一杯一杯だったのさぁ」
M「つまり邪魔な夏チュウを黙らせれば良いのだろう?」
リザ「ん?まぁ、そういう事かな」
M「では、こいつを」
夏ピカ「あ…え…体が…言う事聞かない」
リザ「あ、おい。なんかやばくないか?」
M「ククク…」
夏ピカ「くやしいのうwwwwwwwwwwwwwwくやしいのうwwwwwwwwwwwwww…くや…」
夏ピカは気を失った。
M「後は私が処理しておく…こいつは持っていくぞ」

リザ「お、おいちょっと!…やべぇなあの雰囲気は」

バァン!遠くの方で悲鳴と大きな音が聞こえた。

リザ「あ…遅かったか…」
588 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/14(火) 22:25:24.88 ID:oWtnRAso
パー速だと保守する必要も無いしね。
俺に出来る事はたんたんと単品SS投下するだけです。
589 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/14(火) 22:28:36.47 ID:pfab7jgo
>>587
やめてミュウツー!夏ピカのHPはゼロよ!
怖いなあツー様
あんま怒らせんほうがよさそうだ
590 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/14(火) 22:35:47.09 ID:13XP6Swo
>>589
ヤンというよりは恐怖!
591 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/08/14(火) 22:43:48.81 ID:uSqFuzY0
ぬるぽ
592 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/14(火) 22:55:19.00 ID:13XP6Swo
>>591
遅くなったけど ガッ!
593 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/14(火) 23:31:24.12 ID:k9r0p6AO
>>588
GJ!!

夏ピカ…(´;ω;`)
594 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/15(水) 03:16:07.23 ID:oK113BUo
結構人いるんだなww

保守がないと人がいないように見えるのはまぁ、仕方ないといえば仕方ないね
595 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/15(水) 08:42:58.60 ID:LrV4n260
自分、凄い事に気付いたよ!
シェア人の目が気になるなら、寝てる間に書けばいいじゃないか!
そして朝も夜も寝ないで書けば文もたくさん書ける!

>>357の続きをいまさら投下する
突然、用事が出来て尻切れトンボになるかもしれないけど仕様です
596 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/15(水) 08:43:39.37 ID:LrV4n260
海んチュウ、イッペーカナサン<続>


夏の蒸し返す陽気がそこ彼処に充満して、たった一歩進むにも全身から汗が吹き出た。
これが離島特有の環境だと言うなら、慣れ親しんだ本土の気候は過ごしやすかったに違いない。
そう――、アッパークラスに考えるより、なかったとも言える。

石畳の歩道を行く内に、先頭をひた走った赤毛のリザードンが不意に立ち止まる。
燃える炎の印象をその身に宿す彼女は、猛暑に包まれる気候でも問題なく動き回れる……筈。
背中が丸まり、頭が少しだけ前屈に持たれこむ。

「あづい……むしあづい……」

立ち止まって第一声、続けて環境報告。
茹だるような暑さの真っ只中にあって、表情を歪めるより仕方が無い。
さしものリザードンといえど、やはり温暖な気候に強いわけではなかった。

当然、後ろから追ってやってくる四人も似たり寄ったり、顔中に汗を滲ませている。
彼等は少しでも身体に篭る熱を逃がそうと、忙しなく呼吸を続けて肩を上下させた。
特に症状の酷いミュウツーは、青年の背中に負われたまま微動だしていない。

「こんなに暑いとは……ちょっと嘗めてたかな?」
「早く休めるところを探さないと……ミュウツーが辛そうです」
「ああ」

成人女性一人分の重みを一身に負い、青年はフシギバナに触発されて足を突き動かす。
早く熱気を防げる場所に移動しないと、ミュウツーの容態は悪化していく一方だ。
目的を達成する以前に、まさか“落とし穴”に嵌ってしまうとは……「素人思考」すぎた。

「海岸に行って、ポケモンを観察するどころじゃないな」
「どこか、涼めるところは……」

周囲を見渡して見るものの、目に映るのは決まって鬱蒼と生い茂る樹木の数々。
おまけに人間の背よりも高く積まれた石垣が視界を遮り、迷路に迷い込んだ錯覚を覚える。
苛立ちと焦燥感ばかりが募り、だんだんと冷静な判断がおろそかになりだす。

597 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/08/15(水) 08:44:16.66 ID:LrV4n260

唇を噛み締め、何度も周囲に視線を走らせるが、求める最優先物はどこにない。
それもこれも、すべてがこの、視界を完全に遮ってしまう“石垣”のせいだった。

「なんなんだ、この壁は!?」

青年は声を荒げ、今までの苛立ちをぶつける勢いで石垣の表面を蹴り付けた。
だが、隙間無く積まれた壁は頑丈で、いくら蹴りつけたところでびくともしない。
何度も蹴っていくうち、次第に興醒めしてきて、青年の行為が終了する。

あまりに無意味な行為だ。
ようやく思い直し、深呼吸して胸にたまった空気を入れ替え、青年は通路の先に向き直った。
前からは、壁を蹴り付けていた行為に驚いたリザードンの視線があり、少々の気まずさが間に入り込む。

心機一転、青年は空元気をもってリザードンを追い越し、先にある十字路まで全力疾走する。
途中、一度だけ後ろを振り返り、突発的行動に目を丸める二人と、楽しげに追いかけてくるイーブイを見やり、進路に向き直った。

その瞬間――、視界の端から飛び出してくる影を見つけ、青年の心音が跳ね上がる。
今まで、まともな人影に出くわさなかったものだから、注意が鈍っていたのだろう。
麦わら帽子が道の隅から覗き、肩に釣竿を立て掛けたスタイルが知覚されると、もう相手は目の前まで迫っていた。

質量の関係、それに後ろから飛び掛ってくるイーブイの衝撃。
合わさって全身を押し出す力は、青年の押し留まろうとする力を遥かに上回っていた。

「あぶない!」

598 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/15(水) 08:44:52.89 ID:LrV4n260

咄嗟に注意を呼び掛けるが、目深に被った麦わら帽では視界が制限される。
声に反応できても、視覚が補ってくれなければ、相手も避けようがない。
そして結果、必然的に互いの衝突が繰り広げられた。

しかも悪い事に相手は小柄だったので、青年が一方的に突き飛ばしてしまう構図が完成する。
釣竿を手放し、真正面に転がっていく行動的なスタイルの人間。
麦わら帽が中空に舞ったとき、それを眺める青年の表情からは血の気が完全に失せていた。

――“やっちまった”……!

まるで人身事故を起こしたトラック運転手のような心境に陥り、その場に膝をおって蹲った。
目の前では、痛々しく石畳の上で横になる小柄な相手が留まっている。
青年に急いで駆け寄る二人の足音が鳴り、リザードンが若干前に出て相手の様子を窺う。

「派手に突き飛ばしたが、大丈夫かな?」

微動だしない相手の様子を観察したまま、彼女は同時に青年の肩に手をかける。
それと連動して、青年は背に負ったミュウツーをリザードンに預け、立ち上がった。

「確かめないと……きっと怪我をしているはずだ」

未だに動き出さない相手の方へ歩み寄り、道中、釣竿と麦わら帽を拾った。
近付いたところで、うつ伏せに倒れる相手の肩に手をかけて抱き起こす。
そこで初めて、青年は突き飛ばした相手が“何者”であるか気付いた。

栗色の癖毛が印象的で、動きやすそうな短パンから、鋭角に折れ曲がった「尾」が覗く。
この特徴は、間違いなく「人間」ではない表れ――「ポケットモンスター」を意味していた。
そして、この“ポケモン”は、尾の形状から察するに、「ピカチュウ」である事も判明した。

599 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/15(水) 08:45:21.15 ID:LrV4n260

「なんてこった、よりによって打たれ弱い種族の子じゃないか……」
「ピカチュウ? 珍しいトコで出会ったもんだな」
「ああ……まったくだ」

相槌を打ち、青年は更に問題を増やしてしまった自責の念に苛まれ、目の前が真っ暗になった。
猪突猛進で周りを省みず、ミュウツーを救おうとした結果が二次災害とは、笑い話にもならない。
まだ子供であろうか、小さな身体を抱かかえると、いよいよ思考が混雑してくる。

本懐はミュウツーを助けたいが、無論このポケモンの子供も見捨てては置けない。
そもそも、この子が気を失った原因は自分にあるのだから、放っておくなど考えられない事だ。
しかし、どうしたものか……。

「えー、うんじゅら……なにとぅるばーい?」
「……はい?」

子供を抱かかえ、直立した直後、突然だれかに話しかけられ、青年は声の向きに顔を晒した。
「話しかけられた」と言っても、まるで意味が分からない暗号のようなものだったが、何となくそう感じたのだ。
そして、その反応は間違っていなかった。

十字路を抜けた青年の後方に、健康的に日焼けした初老の男性が立っていた。
現地の漁師なのだろう、手には有り体の投網が握られており、とても体格のいい背格好だ。

条件からして、話しかけてきたのは彼のはずだが、さっきは一体なんと発言したのか?
青年等が返答に困っていると、そのうち男性は何かに感づいたらしく、大きく咳をした。

「あい! すまん、すまん。やまとんちゅ……いや、観光の人かね?」
「え? ああ……はい、そうですけど……」

600 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/15(水) 08:45:47.40 ID:LrV4n260

また暗号が返って来るのかと思っていたら、今度は確かに聞き馴染んだ“言葉”が話された。
男性は日焼けした顔に笑みを湛え、大股に青年達の傍に近付いてくる。

「ああ、何も知らんから“訛った”ままで、話しかけてしまったさぁ〜」
「じゃあ、現地の方ですか?」
「うん、生まれも育ちも変わっとらんよ。それより、なにがあったんかね?」
「ええ、じつは……」

「あいっ!?」

状況の説明を行う直前、眼前から男性の驚きの声が上がった。
それが余りに大音響だったため、すっかり緊張を解いていた青年は迫力に負けて、見事に尻餅を着いてしまう。

「なんですか……いきなり?」

少なからず不快感を被った青年は頻りに目を瞬かせ、腕に子供を抱いて立ち上がった。
そこで更に、男性の驚きに満ちた声が上がる。

「いやー“海んチュウ”!? あぎぢゃびょー……」

よほど驚いたのだろう、男性は再び現地語に戻っていた。
そして、青年も顔を引き攣らせて、その場に凍り付いていた。

601 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/15(水) 08:46:31.11 ID:LrV4n260

〜その頃、フェリー〜



「暇だねぇ〜?」

大柄な体躯をベッドに横たわらせ、一人カメックスが天井に向かってぼやいた。
当然、誰にも聞こえないし、誰からの返答ももらえない。
少々、もの寂しさを感じつつ、彼は吐き出した言葉を口に戻して目を閉じた。

しばらく……そのまま時間を消化して、不意に目を開く。
ベッドを通して船体の揺れが、大きく感じられた。

「揺れるねぇ〜」

端的な感想を漏らしつつ、首を横に置いて客室のドアを眺める。
まだ、青年達が帰って来るには大分時間が掛かりそうだった。

「……こんな荒れた海の街に観光なんて、まっぴらごめんだね」

再び、誰に言うでもない独り言を漏らし、彼は天井に向き直って目を閉じた。
暇な時間は、まだ当分続きそうだ。



602 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/15(水) 08:47:15.74 ID:LrV4n260

「本当に、すみませんでした」

そう言って、青年は畳の上に頭を押し付けた。
もう何度目か、この「謝罪」を続ける自分ですら把握できていない。

今、彼等は念願かない、屋根があって涼める場所に落ち着くことが出来た。
お陰で、暑さにばててしまったミュウツーを休める事ができ、実に順調な兆しが見え始める。

だが、それも“客観的”な物の見方をすればの話しで、
実際は、そんな浮かれてもいられない状況が「目の前」に存在した。

正座して謝罪を述べる青年の正面に、あぐらを掻いて構える体格のいい初老の男性。
ついさっき、出会ったばかりの青年達を自分の持ち家に招きいれた人だ。
親切な人で、着くなりすぐさま布団を用意し、ミュウツーの介抱を手伝ってくれた。

そして、猛暑から逃げて延びた青年達に冷えた飲み物を振舞ってくれた。
青年の後ろでは、現在もリザードンとフシギバナが水分補給に躍起になっている。
なんとも歓迎すべき、微笑ましい限りの風景だが、青年の気持ちは沈んでいく一方だ。

彼は、心底自分が情け無い人間だと思っていた。
思うように事が運ばず、苛立ちを募らせ、物に当り散らしていた光景が思い起こされる。
気持ちが急いて、と言えば聞こえがいいが、実際はただ「感情が先走っていた」だけ。

もっと思慮深くものを考えていれば、こんな醜態を晒すこともなかったはずだ。
極め付けは、まったく無関係の「ポケモン」の子供を突き飛ばしてしまったことだ。
その子も、男性の家に抱え込まれて、今はミュウツーの横で休んでいる。

603 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/15(水) 08:47:40.41 ID:LrV4n260

それが視界に入るたび、彼は申し訳なくて何度も頭を畳に擦り付けた。
男性に向かい、額が真赤に腫れ上がっても続けた。
そうせざるを得ない、心理状態に彼は追い込まれていた……。

十数分前、石垣が作る十字路で彼は一匹のポケモンを突き飛ばしてしまう。
ポケモンはよほど衝撃が強かったのか、その後も動きを見せず、人形のように倒れていた。
抱き起こすと、そこに丁度、現地住民の「男性」が通りかかり、知恵を拝借しようとする。

それがまさか……そのポケモンの『トレーナー』だったとは露ほども想像せず、
あろう事か、恩人となるべき人のポケモンを、自身の不注意から怪我を負わせてしまった。

だから、青年はずっと謝罪に明け暮れているのだ。
今更、何を言っても詭弁でしかないが、それでも悪意はなかったことを証明したかった。

「本当に、なんとお詫びをしていいものか……」
「そんなに謝らなくても、わんは全然気にしてないさぁ〜」

直謝りに膝を着いて頭を下げる青年に、初老の男性は至って呆気らかんとした物言いで答える。
「もう十分だ」と、手を振って答え、湯飲みを口に運んだ。

「てーげー、『海んチュウ』が飛びだしたんでしょーよぅ? 目に浮かぶもん」
「いや、あれは……」
「それに、イキガがあまり頭を下ろすもんでもない。かっこ悪いさぁ〜」

そう言って、男性は湯飲みを台に戻し、あぐらを解いてゆるやかに立ち上がった。
同じく立ち上がろうとする青年を手で押し止め、そのまま踵を返して歩き始める。
彼の行く先には、ちょうど布団の中で休んでいるミュウツーと彼のポケモンの姿がある。

604 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/15(水) 08:48:11.92 ID:LrV4n260

ミュウツーを起こさないよう音を立てず大股で歩くと、彼は目的地に着いて足を止めた。
中腰になって見下ろす先には、気持ち良さそうに眠る彼のポケモンがいた。
その視線はどんな感情で、中々目を覚まさないピカチュウのことを見ているのだろうか。

想像するだけで胸が痛み出し、青年はなんと言ってよいものか途端に息苦しくなる。
やはり謝ろう、今はそうすることしか出来ない。格好悪くても、ケジメを付けられない男にはなりたくない。
青年は男性に方に向き直り、両手を畳の上に並べた。

そして、今一度誠意を持って謝罪に向き合う瞬間――、男性の右腕が大きく振り被られる。

「へ?」

視界一杯に広がる不思議な光景。
それが何を意味するのか理解するより早く、彼の右腕は電光石火の如く振り下ろされた。
無論、目標は――『ピカチュウ』だ。

「こりゃーッ、馬鹿垂れ! さっさと起きんか!」
「ふぎゃあ!?」

小気味いい音が部屋一帯に響き渡り、叩かれたピカチュウは悲鳴を上げて布団から飛び上がった。
被害はそれだけに止まらず、まったく行動を予期していなかった青年の後ろでは、盛大な水の掛け合いが繰り広げられ、
青年自身、目の前の行為が信じられず、口を半開きにして頻りに目を瞬かせていた。

しかし、男性の暴挙はまだ続く。
字の如く、無理やりピカチュウを“叩き起こす”と、今度は襟首を掴んで持ち上げた。
何事かと目を白黒させるピカチュウを置いて、彼はまた大股で青年の前に戻ってくる。

605 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/15(水) 08:48:49.29 ID:LrV4n260

台の近くに来ると、音を立てて座り、呆気にとられる青年達に向けてピカチュウを突き出す。
日に焼けたあどけない顔と青年の精悍な顔が傍に寄り、暫し見詰め合う。

「ん〜……」

目の前からおもむろに唇が伸びてきた。
同時に何とも形容しがたい空気が流れ、青年はどうしたものか唇を尖らせる子供の顔を眺めていた。

「キスを求められてもな……」

頭頂部を掻き、青年は苦笑を浮かべて子供から視線を逸らした。
すると、唇を伸ばしていた子供の表情が変わり、面白くなさそうに眉を寄せた。

「なんかノリが悪いさぁ、このにーにー?」
「馬鹿! 海んチュウ、ふざけるのも大概にせんか!」

掴み上げた先でおどけた態度をとるピカチュウに業を煮やした男性は、空いた手を振って頭をけたたましく叩いた。
これにはピカチュウも堪らず目に涙を浮べて、痛そうに両手で頭頂部を撫で始める。

「たんめー、なして叩くんさぁ〜? わんは何も悪いことしてないさ」
「馬鹿、海んチュウ! お客がおるんど、ふざける奴があるか!」
「お客さん……?」

首根っこを持ち上げる男性の怒鳴り声の後、ピカチュウは首を傾けた状態で正面に向き直った。
正面では、人間の青年の顔が目と鼻の先に構えている。
視線と視線がぶつかって、なんと問答をしてよいものか二人の間に緊張が――、

606 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/15(水) 08:49:39.14 ID:LrV4n260

「どうも、こんちゃーッス!」

走らなかった。

ピカチュウはいたってノリの良さそうに手を掲げ、自身の存在をアピールする。
そして、“禁”を破った代償も直後に払うこととなった。
首根っこを持った手が解かれ、ピカチュウの身体が畳の上に落ちると、浮き上がった頭の上に男性のゲンコツが降り注ぐ。

最高のタイミングで振り下ろされた拳は、完全にピカチュウの頭頂部を捉え、見事な音響を響かせる。
同時に、ピカチュウはその痛みからしばらく畳の上を必死に転げまわっていた。

シュールな光景も間も無く、男性は咳払いをして青年等の注意を自分に向けさせる。
視線が集まると、青年、リザードン、フシギバナを見回して、鼻を掻いた。

「ところで、お前さんらは何しに、この島へ来たんかね?」

男性の純粋な興味の言葉に、青年はようやく本来の目的を思い出し、声を出して両手を叩いた。
一旦目的を整理して、順序良く話すための間を設けて青年は男性と向き合った。

「ええ、目的があったんです。この島に波乗りをする電気ポケモンがいると聞いてきたものですから、興味があって――」

「はい、はーい!」

607 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/15(水) 08:50:09.51 ID:LrV4n260

途中まで喋ったところで、突然横手からピカチュウが割り込んできた。
さっきまでゲンコツの痛みに転げ回っていたはずだが、すぐさま復帰したようだ。
しかし、構っている暇はなく、今は旅の目的である真相を確かめるほうが先決だ。
だから、青年はあえてピカチュウを無視し、切られた言葉を続ける。

「もし可能なら、その技を見せてもらいたいと思って寄ったんです。何か、そのポケモンについてご存知ありませんか?」

「だから……はい、はーい!」

言い切ったところで再びピカチュウが間に入り、青年に向かって自身をアピールし始める。
この行為に何の意味があるのか理解できず、青年ははにかみ顔で受け流し、男性の言葉を待った。
男性は腕を組み、悩んだ様子で言葉を選んでいるようだ。
彼の発言が今後の方針に多少なり関わるため、青年のみならず控えるリザードン達の興味も必然集まってくる。

男性は腕を解き、問い掛ける青年の目を見て息を吸い込んだ。
だが、吐き出される息は脱力に塗れ、その時点で有力な情報は得られない事が暗に示された。

「そうですか、ちょっと残念だな」
「悪いけど、力になれんよ」

端的な言葉が交わされ、小さく息を零すと青年は腰を上げて縁側へ歩いていった。
風鈴が鳴り、空は相変わらず怪しいうねりを見せて停滞し続けている。
雨が降りそうだ。

608 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/15(水) 08:50:37.35 ID:LrV4n260

「お前さん、よりによって良くない日に来てしまったもんだな」
「台風ですか?」
「いや……」

突然、前触れなく客間に陶器が割れる甲高い音が響いた。
驚き咄嗟に振り向くと、ピカチュウが地団太を踏み、台を引っくり返している様子が目に飛び込んでくる。
さっきまでの飄々とした姿からは想像も出来ない、酷く荒れているようだった。

表情も怒り満面になり、睨む視線の先はピカチュウの所持者である男性。
互いに向き合い、一触即発の険呑な雰囲気にすぐさま発展する。
間に挟まれたリザードン達はそそくさとその場を立ち去り、青年の居る縁側まで避難を始める。

「たんめーのアホ! なんで“波乗り出来る奴”が居ないって言うさぁ!?」
「おらんから、“おらん”と言ったんじゃ!」

侃々諤々、双方共に譲らない姿勢で意見を飛ばし、今にも掴み合いの大喧嘩に発展しそうだ。

「あの……二人とも落ち着いて――」
「だぁっとれ!」
「はい」

その場の収拾に口を挟むと、即座に二人の怒声が飛び、青年は間抜けな返事をして身を引く。
なんとも形容しがたい「情けなさ」が身に染みて、彼は誰知れず心の中で涙を零した。
とは言え、一旦頓挫したものの喧嘩の仲裁を行えるのは自分唯一人である。

それに男の意地もある。情けない姿をリザードン達に見せたままで終われる筈もない。
青年は恐れる気持ちを奮い立たせ、睨み合う二人の間になんとか割って入った。

「落ち着いて下さい! 喧嘩はよくありませんよ」

609 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/15(水) 08:51:03.04 ID:LrV4n260

両手を必死に振り回し、二人の怒りを殺ぐつもりで青年は訴えた。
これが功を奏したらしく、向かい合って立つ二人から次第に戦意が薄れていく。
しかし、険呑な雰囲気はそのまま、睨む視線は外れたが仲直りとはやはり行かないらしい

その空気が流れる微妙な空間で暫く、一定の規則を持った「啜り泣き」が耳を打つ。
目を向ける必要もなく、これはピカチュウが泣いているのだと分かった。

理由は定かではないが、多分悔しくて泣いているのだろう。子供の時は誰もが経験する、親に対しての反骨に似ているかも知れない。

畳の上に大粒の雫を降らせ、目尻を強引に拭うとピカチュウは眉を吊って男性を睨んだ。
不謹慎だが、この時のピカチュウの表情に、誰知れず青年は「美しい」と感じてしまう。
歯を食いしばり、止め処なく涙を流し続けてピカチュウは鼻を啜る。

「なんで……認めてくれないんさぁ……」

僅かに目線が落ちて、怒りではない、もどかしさのような感情が前面に押し出される。
男性は毅然としてピカチュウの声を聞き、そして深く息を吐き出した。

「お前は海の本当の怖さを知らん……もっと経験を積んで、それから――」
「『それから』、『それから』って、もう聞き飽きたさぁ!」

男性の諭す言葉を遮り、ピカチュウはヒステリーを起こして声を張り上げる。
畳を蹴り、青年の脇を抜けてリザードンとフシギバナが避難する縁側に向かって駆ける。
驚く二人の視線を尻目に、ピカチュウはサンダルを履いて、そのまま外へ飛び出してしまった。

610 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/15(水) 08:51:39.99 ID:LrV4n260

男性は追わず、荒々しく頭を掻き毟ったかと思うと、今度はその場に腰を落とした。
深い溜息を吐き、客間の雰囲気を現在の空模様と同じに塗り替えて、彼は何も言わず、青年達に背を向ける。

代わって青年はどうしたものか右往左往して、落ち着きなく縁側と男性の背中を見比べていた。
不意にフシギバナと視線が合い、混乱する青年は助言を請うよう身振り手振りを始める。
それを見て、フシギバナは得心したように頷き、隣に座るリザードンを見た。

「ミュウツーは私に任せて、どうぞご主人様はリザードンと一緒に、あの子を追ってください」
「ああ、そうさせて貰おう……リザードン、行くぞ!」
「お、おう……?」

フシギバナの提案を受けて、青年は困惑顔のリザードンを傍に、先行してピカチュウの後を追った。
走り出す背中を見たまま、リザードンはフシギバナに向き直り、疑問を抱えて首を傾げる。

「なんで、俺も一緒に行くんだ?」
「一人よりも二人の方が効率的だからですよ」
「いや、なんで『俺』なわけ? 人探しならお前の方が得意そうじゃんか」
「それは、ご主人様に“悪い虫”が付かないように見張ってもらうためですわ? “虫”なら“炎”で効果抜群も狙えますし」
「そんときゃ、フレアドライブで蒸発させてやんよ……!」
「その意気です」

物騒な意気込みを交差させ、各々の役割分担が決まると、すぐに行動に移し変える。
リザードンが青年を追って外に飛び出した後、フシギバナは背を向ける男性の傍に寄った。
彼女には、少々理解しがたい疑問があった。その消化のため、一人残ったとも言える。

611 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/15(水) 08:52:08.34 ID:LrV4n260

「もし? 何故、あの子を追って差し上げなかったのですか?」

疑問とは、端的に男性がピカチュウを率先して追いかけなかったことだ。
これは、多分に他の人間なら興味を持たない話題だが、フシギバナは純粋に疑問を感じた。

喧嘩の途中で男性が口走った「それから」という言葉。
ピカチュウは“聞き飽きた”と言っていたが、誰が好き好んで聞き飽きるほど「それから」なんて諭すだろうか?
我慢の心得を伝える“根気強さ”こそ、本当の“親心”が無ければ到底為しえないことだ。

それが、何故?

「わんは……」

口頭は開いた直後に閉じられ、話してしまいたい衝動を必死に堪えているのが分かった。
だが、堪えているのも辛いらしく、暫くすると男性は自然に答えを語っていた。

「分かっているんさぁ……海んチュウは普通のポケモンと違う、“別格”凄い奴だって」
「別格とは……」

フシギバナの言葉から間を置いて、大きく息を吸い込んで吐き出す。
男性は、最初に出会った時よりずっと覇気が無くて、老け込んで見えた。
実際、相応の年を重ねているのかもしれない。だから、何もかも話してしまいたいのだろう。
彼は、間違いなくピカチュウよりも先に……死んでしまうのだから。

612 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/15(水) 08:52:32.59 ID:LrV4n260

「海んチュウは――“波乗り”の出来る唯一の『ピカチュウ』なんさぁ……」

それだけ言い終えると、彼は思い腰を上げて居間の方に歩き出した。
客間は荒れている、彼も少し休みたいのだろう。
フシギバナは彼を見送って、一人そのまま客間に残った。

奥の寝室では、あれだけの喧騒があったにも関わらず、ミュウツーは気持ち良さそうに眠り続けていた。
その様子にどことなく安堵感を覚え、少しだけ気持ちが楽になって笑いが込み上げてくる。

ふと、その時になって彼女は違和感に気付いた。
何かが“足りない”、“抜け落ちて”しまったような寂しい気分。
こんな時、決まって一人、空気を読まないで自由気ままに動き回る存在があった。

「イーブイ……!?」

ようやく気付いた違和感の正体は、すでに何処にも居なかった。



<続>
613 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/15(水) 08:54:06.98 ID:LrV4n260
無事に貼れた・・・おやすみ
614 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/15(水) 09:33:02.21 ID:e3uvRQSO
GJ
やっぱミュウツーは暑いの苦手なんかー
これからどやって海んチュウは仲間になるんか楽しみ
615 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/15(水) 18:29:22.76 ID:AL9z52Yo
ただいま そして遅くなりもうしたがGJ!
616 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/15(水) 20:05:56.81 ID:gJguC/.o
GJ

ぬるぽ
617 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/15(水) 20:08:24.09 ID:nxT5MVMo
がっ
618 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/08/16(木) 08:10:58.17 ID:oPkxuMAO
>>613
GJ!!!
続きに期待
619 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/16(木) 20:16:46.68 ID:C5.EpIco
>>612

GJ!!主がちょっと頼りない辺りが良いなぁ。
また沖縄弁しっかり描けてて上手いですね。
620 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/08/18(土) 00:09:46.65 ID:c1OsVMAO
>>612
GJ!!
続きwktk!!!
海んチュウいいノリしてるwww
621 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/08/18(土) 03:49:54.71 ID:HlikQR60
うおぉたかだか8日留守にしてただけでこんなに神が降臨なさってるとは!
絵師さんも612さんもGJ!
続きwktkしながら待ってる!!
622 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/08/19(日) 18:30:09.35 ID:wxPt1K.0
誰か居る?
試しにヌルポ
623 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/19(日) 18:30:46.48 ID:h9eGEB2o
ガッ!!
624 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/19(日) 18:32:11.39 ID:N6AXBsDO
ガッ
625 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/08/20(月) 01:51:48.98 ID:K3fL46DO
そろそろ夏休みも終わりに近づいてきたけどvipに立てる準備は整っているか?
626 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/21(火) 00:36:10.55 ID:Ou6Ewhwo
夏はリザードンにとって過酷な季節である。

男「今日も暑いから海に行こう…」
夏ピカ「この頃毎日海にいくさぁ。わんも嬉しいっさぁ」
リザ「俺はいいわ。留守番してる。」
男「そうか…なぁ、リザードン。この前買った水着、いつ着るんだ?」
リザ「そのうち着るよ。そのうち」
男「そうか…リザードンも来ればいいのに。」
リザ「悪いな、俺。水苦手だから…室内プールぐらいなら行ってもいいぜ」
男「解った。考えとくよ、じゃ、留守番よろしくね。」
リザ「あぁ、日射病には気をつけろよ」

リザ(…俺もほんとは主と一緒に海に行きたいけど…入ったらダメージ凄いだろうなぁ…
座ってても日焼けが凄いし…はぁ)

リザ「なんだ…お前も留守番か、ミュウツー。」
M「この暑さ…私には絶えられない…からな」
リザ「弱いなぁこのぐらいで根をあげるなんて」
M「貴様みたいな暑っ苦しい蜥蜴が居るから暑いのだろうが!」
リザ「な!そんな言い方は無いだろ!」
M「うるさい!でてけ!夜まで帰ってくるな!」
リザ「うわ!ひっでー!もういいよ!言われなくても出てってやるよ!」
M「ぜぃ…ぜぃ…ガク」

仕方なく木の木陰に座り込み、リザードンは煙草をふかした。
リザ「…ぐすっ」
そしてちょっと泣いた。
627 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/21(火) 00:38:41.92 ID:Ou6Ewhwo
>>625
長編は書けてませんが
短編なら即席で投下できます。
628 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/21(火) 12:30:16.70 ID:eGZHxYAO
>>627
Gj
まあリザードンは仕方ないわな…w

短編期待しとります
629 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/21(火) 16:32:21.01 ID:yG1Lg1Q0
ども初めまして。

突然ですが、作品投下します。
630 :嫉妬物語 その1 [sage]:2007/08/21(火) 16:32:57.94 ID:yG1Lg1Q0
俺は最近、強い視線を感じている。
特に酷く感じる時は、新しいポケモンをGETしたときや、女の子と話した時などだ。
とりあえず、俺の日常を話すことにしよう。


「よぉし、皆!今日はこの辺りで野宿にしよう。」
「「はーい〜!」」「分かった。」

俺の手持ちのポケモンの中で、唯一1人だけ違う答えを返したポケモン。名はミュウツー。
考えてみたら、こいつをGETしたときから俺の周りの何かが変わったんじゃなかっただろうか?

「主、今日の夕食は何を作ってくれるんだ?」
「うーん、そうだなぁ・・・・・・。シチューでも作ろうかな。」
「じゃあボクが薪を集めてきますねっ!」

そう言ったのは、最近イーブイが、雪山で進化したグレイシア。
彼女は俺に良く懐いており、そして何故かミュウツーが嫌っている。
グレイシアに何か嫉妬でもしてるんだろうか?

「お前は何もしなくていい。主、私に手伝いをさせてください。」
「え?いや・・・グレイシアは自分から言ってくれたんだし、薪集めぐらいはさせるよ。ミュウツーは他の仕事を・・」
「・・・・そう・・・ですか。分かりました・・・・。」
「じゃあ、ボク行ってきます〜!」
「ああ、よろしく頼むよ。」



ーミュウツー視点ー


許せない・・・許せない・・・許せない許せない許せない!!!
あの生意気な小娘が許せない!
主に触れていいのは私だけなのに!
主と仲良くするのは私だけでいいのに!
主も主だ。何で私だけを手持ちにおいてくれないんだろう?
他のポケモンなんかゴミとして捨てても良いのに・・・
いや、主を憎むのは筋違いだ。
まずはあの雌を消さなくては・・・・・・
631 :嫉妬物語 その2 [sage]:2007/08/21(火) 16:57:03.92 ID:yG1Lg1Q0
>>630の続き

ー主人公の視点ー

先ほどのやり取りを心配したからなのかは分からないが、
手持ちの1匹であるピカチュウが俺に話しかけてきた。

ピカ「ご主人様、大丈夫?」
主「ん、ああ。俺は別に何とも無い。もしかして心配してくれたのか?悪いな。」
ピカ「えへへっ、ポケモンとして当然のことですよ。」
リザ「もちろん、俺たちも主人さんの心配はしてますぜ。いつも。」
主「いつも?」
リザ「えっ、ああいや。何でもねえです。忘れてくだせえ・・・」

リザードンは何を言おうとしたのだろうか?
どことなく震えているようだったけれど、一体・・・?
そうこうしているうちに、グレイシアとミュウツーが帰って来た。

グ「ご主人様っ、薪集めてきました〜!」
主「おぉサンキュー。これで準備は万端で・・・えーと、ミュウツー。何か集まった?」
ミュ「これだ。」

そう言うと、ミュウツーはハーブを投げてきた。
何だろう?何を怒ってるんだ?
どう見ても怒ってるみたいだけど、俺には何故怒ってるのかが分からなかった。

ミュ「ふん!」
主「おいおいミュウツー、一体どうしたんだよ?」
ミュ「主なんかに私の気持ちが分かるもんかっ!」

プイッとそっぽを向かれてしまった。
俺が何かミュウツーにしたか?
俺には思い当たる節が全然無いんだが・・・・・・


ピカ「ご主人様って鈍感だねぇ・・・・・・(小声)」
リザ「俺たちがどんだけヒヤヒヤしてるか全然分かってらっしゃらねえもんな。あの様子じゃ・・(小声)」


ーミュウツーの視点ー

くぅぅ・・・・主の顔を見た途端に、
あの雌への憎悪が失せてしまったじゃないか!
悔しいけど、いつ見ても主には癒される。
ただ1つ残念なのは、あの人が私だけのものじゃないことだ。
やっぱり私だけの物にしたい。
したいしたいしたいしたいシタイシタイシタイシタイシタイシタイシタイ!!
死体?
そうだ、やっぱりあの邪魔な他の奴らを消して
2人だけの世界を作ってしまおうか。
そうなれば話は早い。早速行動に移そう。今度こそ絶対っ・・・・!
632 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/22(水) 01:36:38.53 ID:./XJacAO
Gj〜!!
純粋なシットはグッとくる
633 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/22(水) 10:11:16.86 ID:R3I8CIAo
したい→死体ってその思考はやばいよミュウツー
どうか落ち着いてください
634 :The first anniversary of VIPService AA-BBS ! [sage]:2007/08/23(木) 00:00:33.03 ID:fLTQhwAO
投下する訳じゃあないが、誰かいる?ノシ
635 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/23(木) 00:20:49.46 ID:81Xk3oDO
ノシ
636 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/23(木) 01:53:06.80 ID:9Z9rjhUo
637 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/23(木) 03:04:28.84 ID:NlR92zco
ノシ
638 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/08/23(木) 07:33:24.58 ID:KXDjhXMo
639 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/23(木) 10:31:08.99 ID:oAb5/3c0
ノシ
640 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/23(木) 11:31:28.08 ID:iFW4KI6o
641 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/23(木) 12:52:03.84 ID:LAAslNco
642 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/24(金) 00:00:16.75 ID:OzVDcrUo
ダ「ぼー・・・」
男「どうしたんだろう。ダークライ、元気が無いね」
M「ぜぃ…ぜぃ…」
男「ミュウツーはこの暑さでずっとダウンしてるし、どうしようか」
バナ「どうするもこうするも…私だって暑いわ」
男「うーん、氷系の仲間が居れば、いいんだけどな」
バナ「そうねぇ、せめて水タイプでも居たらマシなのに…」
波ピカ「んじゃあ。わんの波乗りで」
バナ「あんたはただ泳ぐだけで水なんて出ないじゃない」
波ピカ「ぐぅ…」

ダ「・・・バタ」
男「あ!ダークライが!」
M「ふ…ふふ…あひゃひゃひゃひゃひゃ!」
バナ「!?なんなのよ一体!きゃあ!暴れないでよ!」
波ピカ「暑ーさで頭おかしくなったのかぁ!?ひゃあ!」

○月×日
ミュウツーが暑さであばれたですぅ。何かこう、凄いのですぅ♪

男「冷静に日記書いてないで何とかしてくれイーブイ!」
ブイ「常識的に考えて、僕がかなうわけないですよぉ?頑張ってくださ〜い」
M「クハハ!この熱気ごと!全て吹き飛ばしてくれる!」
バナ「きゃー!」

こうして、ミュウツー達の夏は過ぎていった。
643 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/24(金) 00:11:43.39 ID:u6puoEEo
わ〜いGJ!
644 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/08/24(金) 09:41:55.77 ID:7BU3vcAO
氷系といったら何いたっけ?


何はともあれGJ!
645 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/24(金) 10:40:02.83 ID:fBYXJYUo
フリーザー……またライバルが増えるな
646 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/08/24(金) 11:46:48.40 ID:rOPzLpg0
むしろルージュrうわなにをするはなs
647 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/24(金) 14:33:07.19 ID:utSlAiko
氷系か、、、イーブイが進化・・・いや、それはもったいないか

イーブイがなんかバグって進化しないで悪タイプ〜炎タイプまでの技使えてひゃっほい!みたいなのを考えたww
進化後の属性技を好きなように使えるようになってもふもふ最強説とかww
648 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/24(金) 14:39:46.36 ID:2Zdqv8go
某漫画のイーブイのことか
649 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/08/24(金) 20:29:04.98 ID:zki4F3w0
ユキメノコとかどうだろう
650 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/24(金) 20:38:36.78 ID:qveDn2so
というか、これ以上増やさなくていいんじゃないか
ダークライも影薄くなってきてるし
バンバンキャラ増やすとなんかスレの失速にしかならない気がする

熱かったら海ピカに波乗りでもしてもらおうぜ
651 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/24(金) 23:38:02.72 ID:OzVDcrUo
M「ところで主」
男「ん?どした?」
M「何だか、最近ずっと自宅に居る気がするのだが…」
男「あー…だって暑いじゃん、外」
M「確かに私も先日までバテるぐらい暑かったが、篭ってばかりだとそれはそれで良くないです。」
リザ(昨日暑さにやられて暴れてた奴がよくいうよ…)

男「うーん、じゃあ今日も近場の海に行くか」
M「あ!いや!もっとこう、昔のように冒険しないのか?」
男「もうリーグチャンピョンも倒したし、行くところないなぁ」
M「じゃあ、たまには旅行なんてどうだろう?たとえばサファリパークとか?」
男「いいねぇ、良い気分転換になるかも知れない。よし、早速行こう!」

男たちはリザードンに乗ってセキチクシティに飛んだ。

係員「すいません。サファリパークにポケモンの方々は参加する事が出来ないんですよ。」
男「え!?俺一人?」
係員「まことに申し訳ありませんが…あ、参加費500円になります」
男「ふぅん…仕方ないや。じゃ、ちょっと行って来るね」

M「あれ…?こんなはずでは…」
リザ「…主の後姿がやけに寂しくみえる」
バナ「…そうね」
M「…………」

今日もよく晴れ、照りつける太陽の下、残された男のポケモン達。
テッカニンの鳴き声だけが辺りを包んでいた。
652 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/24(金) 23:39:02.58 ID:v43a3xQo
寂しいww
653 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/24(金) 23:42:13.86 ID:OzVDcrUo
>>647を見てルージュラ参戦を考えたが
元のキャラが既に濃すぎて断念しますた。
もう、手持ちも6匹埋まってるし
下手に新キャラ投入するのは控えておきます。

どうも俺の中のミュウツーにはヤンデレが足りないから
もっと病むように頑張らねば。
654 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/27(月) 13:29:07.15 ID:u79UDsAO
休日書き込み0って
過疎だな
655 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/27(月) 13:45:16.14 ID:zTnz6Zwo
何を今さら
656 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/27(月) 18:07:42.70 ID:2C0Wwpoo
やっと夏休みも終わるし
VIPに立てようぜ
657 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/27(月) 23:23:57.97 ID:jDboFqoo
今VIPに立ててもすぐ落ちると思う。
658 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/08/29(水) 09:59:29.86 ID:HIR5vgAO
SS師居るのか?
659 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/29(水) 10:10:54.37 ID:uSoUx9wo
SS書いてたが此処最近の過疎ップリを見るとちょっと別のスレに力を入れているorz
660 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/29(水) 17:33:14.14 ID:HqUaiFoo
このスレ、、おわりですか?TT
661 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/29(水) 21:17:15.86 ID:281LL7so
ネタはあるがまとまらない
ミュウツーの出生話とか書きたいんだがなあ
662 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/30(木) 00:29:13.85 ID:JRY2l0co
まだだ、まだ終わらんよ。
663 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/30(木) 04:47:07.33 ID:FDQr3s2o
ネタもあるんだが、数度のVIP撃沈や後結局雑談のネタが尽き掛けてるんだよな。
ミュウツー萌えスレみたいに時々絵茶やチャっト祭りがある訳でもないしorz
664 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/30(木) 08:24:51.81 ID:PwXi8MSO
ないなら作ればいいじゃない
というわけで、後で絵チャ作ろうと思うんだが誰か来る?
665 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/30(木) 19:50:47.82 ID:JRY2l0co
絵書けないorz
666 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/30(木) 20:04:23.23 ID:EWT9abYo
絵がかけなくても語ればいいじゃない
667 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/30(木) 23:26:46.07 ID:EWT9abYo
ttp://www.takamin.com/oekakichat/user/oekakichat3.php?userid=314144
というわけで作ってみた
お暇なときとか語りたいときとか使ってください
とりあえずこっちは明日の夜行きます
668 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/08/31(金) 23:57:54.05 ID:88EWi3Io
誰か>>405を書いてはくれんか
自分も脳内でまとめてはいるがいまいちなんだ
669 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/09/02(日) 11:25:53.32 ID:vIMh5ESO
本当に今更なんだけど、男にヤンデレなこのスレのミュウツーじゃなくて
例えばアニメやマンガのミュウツーがヤンデレ化するのはスレ違い?
670 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/09/02(日) 11:49:19.18 ID:ITKTYFMo
>>669
ええんじゃないか
671 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/09/02(日) 13:41:23.07 ID:0ICTq3.o
まとめから抜粋

>※重要
>投下の際の注意事項

>SS師、絵師の皆様へ
>いつも楽しいSS、自作絵の投下ありがとうございます

>ここは『ヤンデレミュウツー』のスレです
>基本的に登場キャラクターは完成されています
>新規キャラの参入時には十分お気をつけ下さい
>また、既存キャラ(登場人物まとめ参照)の安易な変更はご遠慮下さい
>既存キャラは今日までスレを作ってきた皆様の手で育てられ、愛されてきました
>安易に変更を加えるとスレが荒れる恐れがあります。

>※どうしてもやりたい人は避難所にスレを立てて連載しよう!
672 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/09/03(月) 21:45:57.03 ID:4oUf0LYo



ジョーイ「おまたせしました。お預かりしたポケモンはすっかりよくなりましたよ」
男「ありがとうジョーイさん。あれ?どうしたミュウツー、眠いのか?」
M「…いえ、大丈夫です。」
男「そうか、まぁ、長旅になっちゃったし、今日はここに泊まろうか」
ブイ「さんせ〜い!僕もうお腹ペコペコなのですよぉ」
リザ「大して頑張っても無いくせに…よく言うぜ」
ダ「・・・・・・」

ねむい…どうして…こんなに…眠い…のだ?

ミュウツーは、昼間からずっと続く眠気にずっと耐えていた。
昨日夜更かししたせいだろう。程度に考え、
ポケモンセンターに泊まる事が決まると、気が緩んだのか
立ちながら、うたたねを繰り返していた。

男「やっぱり眠そうだな、ミュウツー」
M「いえ…昨日夜更かししたので…主に心配をかけるとは何たる失態…!」
男「い、いや、気にするなミュウツー。今日はゆっくり寝てくれ。」
M「はい…」

ダークライだけが、ミュウツーの身に起きた異変に、気付いていたが
だが、その正体に気付けずに、何も出来ずに居た。
673 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/09/03(月) 22:09:36.50 ID:bXgJ2Pgo
wktkwktk
674 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/09/05(水) 00:12:03.58 ID:.sOQPO2o
バナ「ダークライ?どうしたの?さっきから辺りを気にしてるみたいだけど」
ダ「・・・」ふるふる

ミュウツーが突然の眠気に襲われてから二日。
相変わらず眠そうに歩くミュウツーの周りを
ダークライはしきりに見ていた。

そこに「何か」が居る。
その気配までは掴めるのだが、その正体は、未だに解らないで居た。

M「ふぁーあ…」
リザ「おいおい、今日何回あくびすりゃ気が済むんだよ、こっちまで眠くなっちまうよ」
M「うるさい…蜥蜴よ、寝るなら寝ていろ。置いていく」
リザ「お前が置いていかれるぞ…?」
男「ていうか眠いなら喧嘩するなよ。そろそろ次のポケモンセンターに着くからそれまでは我慢だ、ミュウツー」
M「は!はい!主のためなら、いくらでも我慢しよう!」
男「いや…そんなにしなくてもいいからね」
リザ「しっかし、最近よーく寝てるくせにまだ眠いのかよ。」
M「我ながら不思議でしょうがない。こんなに…眠いのは初めてだ…」

気配は、主から行き先を聞いた途端、すーっと消えていってしまった…

ダ「・・・」
675 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/09/05(水) 22:21:09.88 ID:.sOQPO2o
男「ふぅ、やっとポケモンセンターが見えてきたよ」
M「…」
ドサッ ミュウツーは倒れた。
男「え?おい!ミュウツー?」
バナ「ちょっと!大丈夫!?…って寝てるみたいだけど」
リザ「おいおい、どうなってるんだ?」
男「わかんない。けど…とりあえず、ポケモンセンターまで運ぼう?」

ジョーイ「いらっしゃいませ〜。あら?どうしたの?」
男「さっき、道端で急に倒れちゃって…」
ジョーイ「あらあら、すぐに診るわね。ハピナス、準備をお願い」
ブイ「なんだかドキドキしますねぇ」
波ピカ「なんでイーブイがドキドキしてるのさぁ」
ブイ「この展開は何だか事件の予感なのですよぉ」
波ピカ「まさか…またなんかしたんじゃ?」
ブイ「今回は、何もしてないですぅ」

−−数時間後

ジョーイ「お待たせしました。おあずかりしたポケモンは…すっかり元気にはならなかったわ…」
男「その、ミュウツーの容態はどうなんですか?」
ジョーイ「何だか、普通の眠り状態じゃなかったわ、催眠術でも無く、きのこの胞子でも無いの。」
男「ええと、つまり?」
バナ「つまり、対処法が解らないって事なのかしら?」
ジョーイ「そう、そうなのよ。あなたなかなか話解る子ね。」
バナ「ふふ、ありがとうございます。」
男「えと、じゃあ、俺たちはどうすれば?」
ジョーイ「ひとまず、今日は様子を見ることしか出来ないわ…あなたたちも良かったらここに泊まっていって」
男「解りました。お世話になります」

ダ「・・・」
ダークライは、こっそりとミュウツーの寝ている部屋に入っていった。
676 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/09/05(水) 23:31:36.45 ID:vDlTtzko
続きがきになるぜ
677 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/09/06(木) 09:08:05.53 ID:qZ0TeoDO
十日も前からネットが繋がらないので投下できない
678 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/09/06(木) 23:09:12.88 ID:c4G3OC2o
ミュウツーの寝ている部屋の中は、クーラーが効いているおかげかひんやりと涼しい。
ミュウツーはベットに横になっている。
今回の騒動の原因がふわふわと浮いていた。

「…あら?見つかっちゃったのかしら?」

姿は、全くミュウツーと同じ形姿をしているが、声はミュウツーとは全く違う。
聞いた事の無い、少女の声だった。
ミュウツーの姿をした何かはダークライを見つけると、ぐにゃりと姿がゆらめき、徐々に姿を変えていく。
今度はダークライに擬態して近づいてきた。

ダ「…」
「ふふ…驚いてるのかしら?」
完全にダークライに擬態してはいたが、声だけは変わらない。

ダークライは何も言わずに右手を振り上げて、シャドーボールを投げつけた。
だが、ダークライに擬態していた何かは、ふいに消え去り、
行くあてを失ったシャドーボールは、霧散して消滅した。

ダ「キョロキョロ」
気配は消えていない。だが、微弱すぎて位置がつかめない。
ダークライは辺りを探したが、見つけ出す事が出来なかった。

M「うぅ…あぁぁあ」
ミュウツーがうなされている。ダークライは自分が近くに居るせいか、と思ったが
どうやらそれだけではなさそうだ。
その場で、しばらくダークライは考え込んだ。

その夜

皆が寝静まった深夜、ダークライはそっと、男のベッドの上へと近づいた。
ダ「…」
男の頭に手をかざし、ゆっくりと何かを書くような動きをしている。
そのときのダークライの目は、赤く、怪しく光っていた。
679 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/09/07(金) 22:36:59.75 ID:2DvOvREo
カチリ、何かがはまるような音がすると、
ダークライはその場を離れ、ミュウツーの元へと向かった。

リザ「おい、今の見たか?」
ブイ「みちゃったのですよぉ〜犯人はダークライだったのですぅ」
リザ「信じたくはねぇが…そうみたいだな。あいつ、主に何してたんだ?」
ブイ「僕が直接問い詰めてやるのですぅ〜」
リザ「あ!おい!」

リザ「…行っちまったよ」
リザードンは男の様子を確認した。どうやら男は寝ているようだ。
ゆっくりと寝息を立てている。
リザ「まさか、主まで起きなくなるんじゃないだろうな…」


ブイ「あれれ〜こんなところで何してるですかぁ?」
ダークライの後ろに、追いついたイーブイが立っていた。
なぜか伊達メガネと蝶ネクタイをしている。

ダ「・・・」
ダークライはゆっくりと振り向いた。
ブイ「犯人はいつもひとつ!犯人!ミュウツーと主を起こすのです!」
ダ「ふるふる」
ブイ「僕を怒らせると色々と怖いのです!ちょわ〜」
ブン!ダークライがダークホールを発動させると
あっという間にイーブイは眠ってしまった。

ダ「・・・・・・」
ダークライは男にしたように、頭に手をかざし、ゆっくりと何かを書くような動きをした。
カチリ、また、何かがはまるような音がした。
680 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/09/07(金) 23:42:33.19 ID:cOnaLI.o
今使ってるwikiが
ttp://www1.atwiki.jp/guide/pages/598.html
ttp://www1.atwiki.jp/guide/pages/612.html
こういうことが出来るようになったらしい
つまりスレのURLやdatファイルから、直接まとめを作れるようになったと

ttp://www34.atwiki.jp/yanderemewtwo/pages/123.html
ためしに今載ってるやつで作ってみた
681 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/09/08(土) 03:33:43.54 ID:4BNs3vUo
>>680
これはすごい
楽だね
682 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/09/08(土) 11:40:37.87 ID:1g84bcAO
>>680
これは便利だな
683 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/09/08(土) 23:33:22.61 ID:OYbTYCAo
男は、自分の家の前に立っていた。

「・・・え?」
俺…ポケモンセンターに寝てた…よな…?
空は真っ白で、今が何時なのかも全く解らない。
周りを見ても誰も居ない、嫌に静かだ。

「・・・えっと」
とりあえず、自分の家のドアに手をかける。
家の中を見ると、そこには
とても広大な畳の部屋。奥までは良く見えない。

「ど、どうなってるんだ・・・あれ?」
気がつけば俺は畳の上に居た
見渡す限り畳、畳、畳
後ろにもドアは無い。ずーっと続く畳。
遠くに、布団が敷いてある。誰か寝ているようだ。

俺は、とりあえずその布団に近づいた。

そこで寝ていたのは、全裸の俺と、これまた全裸のミュウツー…
ふたりはしっかりと抱き付き合って…ミュウツーがエロい…
て………俺?
全裸の俺はむくっと起き上がり、こちらを見た。
顔は白目をむいていて、かなり怖い。
そのまますっと立ち上がり、こちらに向かって飛び掛ってきた。

「うあ!何なんだよ!」
これはやばい。俺は逃げた。
走っても走っても畳が続く。どこまで続くんだこの畳は
「へ・・・うわ!うわぁぁぁぁぁ!」
畳が不意に途切れ、俺は真っ白な空間へと落ちていった。
684 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/09/09(日) 23:10:24.93 ID:1oOr0wAo
どこまでも落ちていく…白い空間が続く
ドシン!
「ぎゃ!…誰ですかぁ痛いですやめてですぅ!」
「ぐ・・・てて・・・い、イーブイ?」
「主…?大丈夫だったですか主!」

「あ…あぁ、なんともないみたいだ」
嘘みたいだ…あれほど長い時間落ちていたなら、死んでいる。どう考えても
だが、俺の体には打撲一つも無い。
「一体どうなってるんだ…ここは?」

あたりは暗く、下には水が流れている…どうやら川のようだ
ここは…かなり昔、来た事がある気がする。

「クク・・・貴様とはお別れだ。カメックス!」
「お、お前なんぞに…この俺が…おおおおお!」
「無駄ぁ!」
「おぉぉぉぉぉぉ・・・」

目の前で、一つの勝負に決着がついた。
これは…あの日の…カメックスが居なくなった日の…

「クク…!は゛ぁ…はぁ…ふぅ…さらばだ、亀め…」


「あ…あ…カメックスゥゥゥゥ!」
俺は川に浮いて流されるカメックスの元に駆け寄ろうとする。
だが、水の流れが邪魔してなかなか近づけない。
「だ、だめですぅ!主…!そっちには滝が!」

「え・・・?」
カメックスをもう少しでつかめるかというところで
俺とカメックスは落ちていった。

「あ!主ぃぃぃーーーー!」
落ちていく俺の耳には、イーブイの声だけが聞こえていた。
685 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/09/10(月) 13:03:09.09 ID:nmbGTHso
悪夢の脈絡なさっぷりがカオスで素敵
686 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/09/10(月) 23:55:07.07 ID:U1GSJnwo
「あ、あ…主が死んじゃったですぅ…」
「ククク…これで良いわ。さて、と」
「ミュウツー!ぼんやり見てないで何で助けなかったですかぁ!」
イーブイはミュウツーに詰め寄った。
「あら?このイーブイも夢の外の者かしら…?」
「何訳わかんないこと言ってるですかぁ!」
「ッチ、めんどくさいわね…」

ミュウツーが手をかざすと、急にイーブイの動きが止まった。
「え…?体…が」
「流れろ」
「あぅぅぅぅぅ…」

イーブイは川を流れて、そのまま滝へと落ちていった。

「ふぅ、邪魔者は今度こそ居ないわね」
ミュウツーの姿を真似ていた少女は、「変身」を解いた。
「全く、やっかいね。ダークライの奴が部外者を送り込むから、私の計画が台無しじゃない」
少女はふわりと浮くと、どんどん空へと向かっていく。
「こうなったら、直接ダークライを倒してやるわ…」
その場から、少女はまたミュウツーの姿に変わると、姿を消した。

その場に誰も居なくなった夢は、徐々に姿を失い。消滅していった。


リザ「おい!どういうことだ!ダークライ!」
ダ「・・・」
ミュウツーの寝ている部屋にダークライは居た。
俺は姿を見るなり、詰め寄った。
リザ「さっきイーブイがぶっ倒れてたぞ!あれもお前がやったのか!」
ダークライは、話も聞かずに後ろを、ミュウツーの方を振り向いた。
リザ「おいってば!…な!?」

寝ているミュウツーの奥に、誰か居る。そんな、さっきまで誰も居なかった…よな
リザ「って…ミュウツーが二人・・・?」
ダ「・・・」
M?「ククク…早速、邪魔者には消えてもらいましょうか…」
687 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/09/11(火) 02:02:42.78 ID:Sus3b3Uo
GJGJ

いいぞ、もっとやれ
688 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/09/11(火) 23:29:08.27 ID:XprX8e2o
リザ「な!なんなんだよ!」
ダ「…!」
いきなり放たれるシャドーボールをひらりとかわすと
ダークライは一気に距離を詰め、ミュウツーに悪の波導をぶつけた。
M?「きゃ・・・!何するのよ!」
聞いた事無い声。口調。こいつ、本当になんなんだ?
ミュウツー?は手のひらをこちらに突き出し、見た事の無い技を繰り出してきた。
まともに食らうダークライ。だが、ひるみながらもさらに近寄り悪の波導をぶつけ続ける。
M?「ぜぇ…はぁ…ククク…強いわね、あなたもやはり幻種なだけあるわね…」
ミュウツー?はピンクの光を放ちながら、消えてしまった。

リザ「倒したのか…?」
ダ「ふるふる」
リザ「逃げられた…か、なんなんだよ。あいつは」
ダ「・・・」
リザ「え?」

ダークライは俺に手の平を突きつけている。その手から、ダークホールが放たれた。

・・・・・・カチリ

ダ「・・・」バタ
その後ダークライは、ゆっくりと倒れ、自らも眠りについた。


…俺は、まだ落ち続けていた。
カメックスを掴んだと思っていたが、今はその手には何も握られていない。
「結局俺は、カメックスを助けられず…ミュウツーを起こす力も無いのか…!」
…ん?さっきミュウツーは起きていたような…
なら、これは…夢?

「ひゃあああああぁあああ!」
え?

頭上から声がする。やな予感。
俺は地面に叩きつけられ、さらに上から落ちてきたイーブイに思いっきり
頭の上を踏まれた。
むぎゅ
「ぐ、ぐぅ。」
「主!大丈夫ですか!!生きてたですか!!」
「うん、大丈夫だから、降りて…」
689 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/09/12(水) 23:39:00.08 ID:AyHcn3wo
ここは、何処なのだろう…?
見た事の無い平原…また、夜だった
俺はイーブイを下ろすと、辺りを見回してみる。

ざぁぁぁぁぁぁぁ!
「わ!雨なのですよぉ?雨宿りしなきゃ濡れるのですぅ」
「こんな平原で雨宿りできる場所なんて…」

と辺りを見回すと、白い人影…
あれは…ミュウツー…ミュウツーだ!

「ミュウツー!」
俺は叫んだが、ミュウツーは微動だにしない。
「あ、主…あのミュウツーは偽者かもしれないのですぅ」
「偽者…?そんな馬鹿な事が」
「本当なのですぅ、カメックスと戦っていたのは、偽者だったのですよぉ?」
そんな…一体。あれは間違いなくミュウツーだった…はず。
イーブイが嘘をついている…いや、そんな事してもしょうがない。
第一、そんな事いいだしたら、ここに居るイーブイだって、この世界だって。本物かどうか…
…駄目だ、こんな曖昧な世界で、仲間まで疑い出したらキリが無いぞ…!

「イーブイ、近くによって確かめよう。」
「えぇ〜!もしも偽者だったらどうするんですかぁ!?」
「その時は逃げるだけさ、疑っても何も始まらない。確かめないと」
「あぅぅぅ」

俺たちはミュウツーに近づいた。
「ミュウツー!聞こえるか!?ミュウツー!」
やはりミュウツーは微動だにしない。
虚ろな目を開けて、ずっと上を向いている。
「ミュウツー!!」
「や、やっぱりやめましょうよ主ぃ」
俺はミュウツーの手に触った。酷く冷たい、まるで死んでいるような冷たさ

「あ、ある…じ?」
ミュウツーはゆっくりとこっちを向くと、乾いた声で返事をした
「ミュウツー!大丈夫か!?」
「あ…主!た…タスケて!助けてぇ!」
690 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/09/12(水) 23:39:38.83 ID:AyHcn3wo
ミュウツーが叫んだ瞬間。世界が、停止した。
「へ・・・」
俺はまた間抜けな声を出しながら周りを見る。
イーブイも同じようにキョロキョロと辺りを見回している。

雨粒はピタリと停止している、雨をはじいている草木も、ミュウツーも
全てが、凍ったように停止した。

「ど、どぉなってるですかぁ?」
「時が・・・止まった・・・?」
次の瞬間、ピン!と小さな音がして、遠くの雨粒が一つ。はじけとんだ
それに連鎖するように、次々と雨粒がはじけて消えていく
地面も草木も空も、連鎖してどんどんはじけて消えていく
この世界は、みるみるうちに砕け散っていく。ばらばらになって、消えていく
やばい、砕け散っていく、全てが

崩壊はどんどんと近づいてきて、俺たちを飲み込もうとしていく
パァァァン!ひときわ大きな音を立てて、
目の前でミュウツーがはじけて…消えていった。

「あ…あ゛あああああ…ミュウツー…ミ゛ュヴツゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!」

俺たちだけを残して、世界は消えて、無くなった。

「主?どうなってるですか?真っ暗なのですぅ」
「…ミュウ…ツー」

「邪魔者はやはり一緒には消えてくれないのね」
全てが無になった世界に、少女の声が響いた。
691 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/09/14(金) 01:07:56.64 ID:dcUL.lko
男は、自分の家の前に立っていた。

「・・・え?」

また、だ。最初に居たところに帰ってきてしまったのか…?
ならば、また扉を開けると、あの畳の部屋。

それでも、自分の家以外は、霧に包まれて見えない。
「…同じ事を繰り返すのか…というか、ここは夢にしてはリアルすぎる…」
何がどうなってるんだ。

バァン!突然扉が勢いよく開いた。
「お帰りなさいですぅ〜男さん☆」
イーブイが飛びついてきた。
なにやら髪型はロングになっているしメガネをかけている。
さらに裸エプロン…まぁ、エロくはないが

「…どうしたんだ?その格好は」
「眼鏡で僕っこ!さらに裸エプロンですよぉ?萌えないわけないのですぅ」
「萌えない」
「えぇ〜酷いです新妻に対してその扱いはあんまりなのですぅ〜」
まぁ、イーブイがまだ近くに居てくれて良かった…ん?
「新…妻………?」
「なに言ってるですかぁ?僕達結婚したばかりじゃないですかぁ」

「な…なにぃぃぃぃぃぃぃぃ!」

・・・・・・・

「…おい!主!起きろよ!朝だぞ!」
「んん………ん?」

目を開けるとリザードンが居る…
ここは、ポケモンセンター…あぁ、そうか
昨日、ミュウツーの診察のために、ここに寄って…そのまま
692 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/09/14(金) 20:16:37.65 ID:f/TaZUAO
おもろいなぁ
693 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/09/14(金) 20:28:51.39 ID:T38buRYo
書いてる人途中で変わった?

注記がはいったり入らなかったりするのはなんでだろう?
694 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/09/15(土) 00:54:24.88 ID:7CvFLuwo
「相変わらず眠そうな顔してるなぁ。もうこんな時間だぜ?」
リザードンが頭の上の目覚まし時計を見せてくれた。
時計の針は9時をさしている。

「ちょっと、寝すぎちゃったかな…変な夢みたから、かな?」
「寝ぼけてないで、顔洗ってきなよ…」
「んん…」

と、俺がベットに潜り込むと、リザードンがベッドに入り込んできた。
「…んん?リザードン?」
「主…あったかいな」
そっと抱きついてきた。いつもは滅多にこんな甘えないのに、どうしたんだろう?
「やだなぁ…そんな嫌がらなくてもいいじゃないか…昨日の晩…同じベットで寝た仲じゃないか…」
おいおい、赤くなってるぞ…というか、そんな記憶全然無いんだが…
「俺たちも、晴れてカップルなんだな…」
リザードンはつぶやくと、腕をぎゅっと抱いてきた…胸が押し付けられている…
「付き合った覚えは…その…」
「何言ってるんだ…まだ寝ぼけているのか?主は…ふふ、そんなところも可愛いぞ」
普段は見られない一面で迫ってくる。本当にリザードンか?と

「100の悪夢にも、一つぐらいは、いい夢は紛れ込んでるものね」
また、少女の声。ミュウツーが砕け散った光景を思い出した。
「・・・・ッ!!!だ!誰だ!」
「あなたはこんなところで寝ていていいのかしら?ククク…」
隣に居た温かみが消えている。
ベッドに一人きり、リザードンは隣には居なかった。

映画館?
やたらと古くて、埃っぽい椅子に俺は座っていた。
もう布団のあの暖かい感覚はもう何処にも無い。
今度は薄暗い映画館の中…か。映画のスクリーンには何も写されていない。

スクリーンの前に、ゆっくりとダークライが現れた。
695 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/09/15(土) 00:58:34.30 ID:7CvFLuwo
読んでくれてる人居たのね、褒めてくれてありがとう。嬉しいです。

>>693
全部一人で書いています。

注記に関しては、現実と夢の区別がややこしいので
夢の中では、入れてません。
696 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/09/15(土) 01:02:52.87 ID:MUSZJawo
>>695
把握
一瞬リレーなのかなと思ったんだ
変な事いってごめん

話はとてもおもしろい
続きwwktkして待ってます
697 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/09/16(日) 00:34:30.25 ID:Fb5db6Ao
ダークライがばっと手を振り上げると
あっという間に映画館の椅子に人々が座りだす。
さっきまで、この映画館は俺一人だったのに…満員に近いぐらいに観客で満たされた。
ダークライは指揮するように、そっと手を躍らせる。
ガタ…ッバ!観客たちが、突然全員俺の方を一斉に向いた。
老若男女かまわず、様々な人たちが俺を見ている。全員顔が青白い。
怖い…

だが、彼らから放たれる言葉に、俺は恐怖を忘れるぐらいに驚かされる事になる。

「夢とは、自我が映し出す記憶の世界…」
突然隣の男の人が喋りだす。
「その世界を、亜空間に具現化し、固定してしまえば夢は現実のようになる」
またその隣の子供が喋る。
「それが今私たちが居るこの世界。亜空間に固定された夢は現実であり、夢だから法則は無視される」
「そう、この夢も、固定された。だから現実でもある」
とまらない、一人ずつ、言葉を俺に向けて放ってくる。

「ミュウツーの夢を、彼女は一つ。固定した。」
「そして、その中にミュウツーの精神を封じ込めた」
「最初の夢を固定すると、彼女は次の夢を引き出し、また固定した」
「固定した夢を、彼女は、自分の手で壊していった。」
「夢もまた、自我の一部。夢が覚めることなく消えると言う事は、自我が消えると言う事」
「夢は壊してしまえば、覚めることなく消えていく。すなわち自我の消失」

「それが彼女の狙い。自我を消し続ければ、いづれ夢はそこを尽きる」
「彼女の強力な力があれば、自我の無い生命など、簡単に操り人形に出来る」
「だからダークライは、貴方達を夢に招待した」
「この夢を救うのは貴方と、仲間のポケモン達。そして、ダークライ」
「また、貴方たちの夢が交じり合う事で、消滅を妨げる」
「たとえ消滅したとしても、交じり合った夢を破壊する行為は彼女にとって大きな負担となる」
「夢と夢は交じり合い続けている。今も」
「彼女は最初の夢へと向かった」
「最初の夢は入り口であり出口」
「崩壊すれば出口はふさがれる」
「それまでに脱出しなければ貴方たちは出られない」

周りの観客から次々に語りだされる言葉…それは俺にとってどれも衝撃的で、信じられない物だった。

「もうすぐ朝が訪れる」
「朝まで、最初の世界が保たれればあなたたちは現実に引き戻され、夢から覚める」
「たとえ脱出できたとしても、ミュウツーと一緒で無ければ、ミュウツーは彼女の物」
「貴方はミュウツーを助けて、脱出する。二つの事を同時に行わなければならない」
「時間は残り少ない」

観客たちは順番に語り終わると、一斉に消滅した。

「・・・どうすれば」
スクリーンの前に居たダークライはこっちへ来い。と手招きしていた…
698 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/09/16(日) 07:42:48.51 ID:JcyYjnUo
なんかパプリカみたいだなあ
がんばれ男
699 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/09/16(日) 23:44:02.09 ID:Fb5db6Ao
俺はダークライに従い、スクリーンのところまで来た。

ダークライはスクリーンに手を突っ込んだ。
ぶずぶずとスクリーンが黒く染まり、その中から
ドアが出てきた。

「ひょっとして…この先が」
「・・・」コク
俺は意を決すると、そっとドアノブに手をかけた。


…男がドアを通った後も
ダークライはずっとたたずんでいる。
そうこうしているうちに、スクリーンは元の白い布へと戻っていった。

「あらぁ?気付いていたのね。流石よ。‘幻種’さん」
客席には、一人、少女が座っている。
髪も、瞳も、来ている服装も、少し暗い薄緑色。
目の下には大きなクマが出来ている。

「・・・」
「ふふ、やっぱり。喋れないんでしょう?」
「・・・!」
「だから、こんなまどろっこしい方法を取ったのね。自分の夢を固定してまで…」
ダークライは右手をすばやく振り上げ、そして振り下ろす。
一度、二度と少女の座っていた辺りが爆発し、砕け散る。
「手荒ね?幻種さんは…」
少女は何食わぬ顔で空中に漂っている。
「まぁ、私はミュウの付き添いだし、傍観させてもらうわよ?ダークライ」
「・・・」
「やだなぁ、そんなににらまないでよ…同じ‘幻種’じゃないの」
少女は天井付近でふわりと回転すると姿を消した。
「まぁ、今回はミュウもちょっとやりすぎだと思うし、後でしかっておくわよ。気にしないで」
「・・・」
「ていうか、貴方のご主人が入っていった夢は、目的地じゃないわよ?…いいのかしら?」
「!!!」
慌てて、ダークライは主の後を追おうとしたが、ドアは既にふさがれいてる。
「…貴方、ひょっとして…ドジっ子…?」
ダークライは酷く慌てたようすで、地面に潜っていった。

「なぜそうまでして…人間についていくのかしら?」
700 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/09/17(月) 16:48:46.04 ID:urtfPoDO
全裸でwktkしとるわけです、ハイ
701 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/09/18(火) 00:27:08.11 ID:zXT.0PAo
リザードンは、甘えていた男の腕が、突然消えた事に驚き、起き上がった。
「んん?…あれ?何処いったんだ…主?」

俺は、昨日の甘い一時を、もう一度過ごしたいと…
・・・・・・昨日?

そうだ、昨日はミュウツーが倒れてそれどころじゃ…
心の片隅から沸いた疑問は、どんどんと膨れ上がる。不安がつのる。
「俺は、本当に主と寝たのか…んん…?…あれ…?」
昨日の秘め事の記憶が、一気に信頼性を失っていく…俺は本当に主と寝たのか?
考えれば考えるほど深みにはまっている気がする…

ドゴォン!とてつもない勢いでドアが開いた。
俺はッハと身構えてドアの方を見たが、そこに居たのは、どうみてもイーブイだ
三回転ほど転がり、勢いを失うとパタリと仰向けに倒れている。
なぜか裸エプロンで、眼鏡…さらによく見ると髪形も違う

「い、イーブイ?どうしたんだその格好…?」
「う、うぅ…主…いや、夫はここに居るはずなのですぅ」
「うぅん。さっきまで一緒に居たのに、突然消えちまった…ん?」
夫?何言ってるんだこいつ、夢でも見てるのか…?夢?

「うぅ、どうしたですかリザードン。そんな難しい顔して」
「なぁ…ちょっと俺の頬をつねってくれないか」
「えぇ〜そんなの痛いに決まってるじゃないですか〜。」
「まぁ、いいからつねってみてくれ」
「はーい、どうせ痛いのですよ怒らないでくださいよ〜」
「あぁ、怒らないから」
むぎゅ…
「・・・・・・・・」
「ど、どうなのですかぁ?」
「痛くない…」
「え!?…じゃ、じゃあこれってまさかまさかつまりは夢なのですかぁ!!!僕の結婚生活はどうなるのですぅ!」
「いや、夢だったんだろ、諦めろ」
「うわぁぁぁぁん!あんまりです酷いです夢なら覚めてほしいのですぅ!」
「だから夢だって」
「うぅ・・・ぐす」

第一。主と結婚なんて突拍子も無い事、夢だって気付きそうなもんなんだが…
だが、この状況では俺も人の事は言えそうに無いな

「さて…夢と解った事だし」
「だし…?どうしたのですぅ?」
「とりあえず…どうすっかな、主の居ない夢ってのも味気ない。目覚めるべきだな」
「ふぅむ、目覚めるって事はこっから出るって事です〜」
「ま、つまりはそうだな」
「僕、主に会いたい!って思いながら突っ走ってたらここに来たのですぅ」
「ふぅん。まぁ、入れ違いだったわけだな…主が居なくなったの、突っ込んできた数秒前だし」
「なら、出口に出たいと思いながら移動したら出口に着くのですぅ?」
「そう言う事に、なるかな…じゃ、行ってみるか」
部屋を出ると、廊下の代わりに、地下へと続く階段が口を開けていた…
702 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/09/18(火) 23:52:26.90 ID:zXT.0PAo
ドアの向こうには、数多くのコンピューターがゆっくり点灯している。
部屋には灯りが無いようだ、コンピューターの冷たい光以外、暗闇に包まれている
ゴトッ!何かが動いた。冷たい光に照らされた…人影?小さい、子供か?
どこかに行ってしまったようだ。気にはなるが
俺は目が慣れるまで、しばらく身動きする気になれなかった。
…これが、最初に固定された夢…なのか?

目が慣れてきた。もう子供の気配は何処にも無い。
部屋には、パソコンと一式の事務机が並んでいる。
オフィスとも研究所とも解らない。

…俺はディスプレイの一つを覗き込む。
無尽蔵にいくつもウィンドウが開いている。
その中の一つに、いくつもの気になる見出しが並んでいた。
「フジ博士の実験は成功。M2プロジェクトは次の段階へと移った事を学会にて発表」
「プロトタイプR-11およびR-13の死亡を確認。原因究明が急がれる」
「プロトタイプR-42・R-51・R-4の三体がひときわ順調。このままプロジェクトが進めば無事成体になる事が期待される」
「R-36のバイオリズムが急変。数日後に死亡を確認」
「第二研究所にて爆発事故が発生。R団によるテロの可能性も」
「事故の影響でR-51、R-34が行方不明に、また、極秘研究対象個体の死亡が確認される。」

「R-42が突如行方不明に、捜索隊による捜査を行ったものの、成果は出ず」
「スポンサーとの契約解消が決定された…プロジェクトの存続は不可能に近い」
「M2プロジェクトの凍結が正式に決定。行方不明のプロトタイプ3体に関してのデータを消去」
「フジ博士が引退表明を提出。ここももう、終わりだ」


「…これ…は…一体…?」

誰かの日記?
見出しをクリックしても、パスワードを求められる。机の周りには、それらしいメモは見つからない。
「くそ…駄目か」
適当に文字を入力してみたが、駄目だった。
「ここに居てもしょうがないみたいだ」

俺はとりあえず部屋を出てみた。
しめっぽい廊下…ここは…研究所なのか…?
703 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/09/18(火) 23:55:26.02 ID:GY93COYo
wktk
自分もなんか書こうかな
またvipにスレ立てたら、ここのSSも投下する?
704 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/09/19(水) 13:57:57.58 ID:90X4Y7ko
キャモーン

というか最近の流れがわからないわけだが
VIPにスレが立ってるでもない、ここで雑談をしてるでもない
かといってwikiの避難所はスレが全然伸びてない
705 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/09/19(水) 22:37:23.88 ID:4Md3R5M0
これからの展開にwktk

それにしてもここにはもう人はいないのか・・・?
706 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/09/19(水) 22:42:57.76 ID:ZmaragMo
もうここが避難所っていう事なんじゃなかったっけ?
Wikiの掲示板はもう存在意義がわからなくなってるね
707 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/09/20(木) 00:09:08.99 ID:zjb5xNso
次の瞬間、後ろから誰かに腕を掴まれた。
「うわ!なんだ!」
後ろをとっさに振り向くと…ダークライ…?
俺は物凄い力で引っ張られるとされるがままに、ほうり投げられた。

ダークライは今度こそ男が最初の世界に行ったことを確認すると
さっきまで男が探索していたパソコンの並ぶ部屋へと入っていく

「あらぁ、あなたが出てくるなんて不思議ね」
ダークライは黙って手を振りかざす。
液晶モニターがミシミシと音を立てて壊れていく。
液漏れを起こして、いくつかは煙をふいている。

部屋は暗闇に満たされた。
「やだ!せっかくの私の思い出になにするのよ!」
「・・・」
「…まぁ、いいわ。こんな夢、また作ればいいもの。欲しけりゃあげるわ」
捨て台詞を残して、少女は消えていった。
ダークライも、後を追うように消えた。

誰も居なくなった部屋は、闇に解けるように、存在を消していった。
708 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/09/20(木) 00:09:27.34 ID:zjb5xNso
「うわ!わぁぁぁぁあ!」
「突然出てきた上に叫ぶなんて…とてもウルサイわ…黙ってよ」
「あああ…え」
ほうり投げられたと思っていたが、どうやら違うらしい。
俺は、また見た事も無い部屋に引き込まれていた。
今度はもっと研究所らしい、いくつも人がすっぽり入る大きさのカプセルが並んでいる
ダークライの姿は無い。見間違い…いや、確かに見たはずだ。そんなことより…
「こ、ここは…何処なんだ…?」
「大丈夫…ここは終着点。もう、次は無いわ」
「じゃあ、ここが始まりの夢?」
「ふふ、そうよ…?」
声はカプセルの中から聞こえてくる。カプセルの中に居たのは、幼い…ミュウツー?
「みゅ、ミュウツー…なのか?」
「えぇ、そうよ。でも私は貴方の知っているミュウツーじゃない…夢の中だけの存在」
「夢の中だけ…?どういうことだ?」
「私はミュウツーの夢の中のポケモン、だから、彼女が目覚めたら私は消えるの」
「…じゃあ、君は…夢なのか?」
「そう、この世界はミュウツーの夢、私もただの夢。今はミュウツー本人がこの夢の何処かで眠っている。だから絶対に現実では目覚めない。」
「それなら、夢の中で眠っているミュウツーを起こせば…現実でも目覚めるって事になるのか?」
「そうなるわね。でも、その代わり、この夢は消えるわ」
「…ひょっとして、今まで起きなかったのも」
「そうよ、現実世界でいくら眠り状態を回復しようとしても、夢の中で自我が眠っていたら、肉体は起きないわ」
「つまり、ミュウツーを起こせば良いのか…でも、君が」
「私の事は気にする必要は無い。だって、所詮夢だもの。今までこんなに長い間存在していられただけでも、嬉しいわ」
「そうなのか・・・?何とか君を助ける方法は」
「無いわ、ミュウツーが目覚めず、死んでしまっても私は消滅する。しょうがないのよ、だってそういう存在なのだから」
「・・・」
「未来で、私はあなたに出会えた。それだけで十分に嬉しいわ」
幼いミュウツーはカプセルの中でニコっと笑った
「さぁ、行って頂戴。この世界に、あなたの仲間も、私の本体も待っているわ。後は、あなたが何とかするの」
「…うん。解ったよ。さよなら、ミュウツー」
「ふふ、さよなら」

俺は、カプセルのある部屋を出て、無機質な通路を進んでいった。
709 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/09/21(金) 00:36:48.48 ID:yLN2xQso
階段を下りると、そこには
奥にミュウツーが寝かされている。研究所か病院の一室のようだ
部屋には家具らしいものは無く、やたらと広い。手入れはされているのか
妙にこぎれいで、無機質かつ先進的なデザインを感じる。

寝ているミュウツーの手前に、もう一人。ミュウツーがたたずんでいる。
こいつら、双子か何かだったのか?・・・いや、違う
俺には根拠は無かったが、感覚的な「確信」はある。
こいつ、さっきミュウツーの枕元に現れたあいつだ!

「貴方たち…どうやってここに?」
「さぁな、出口を探してたら、ここに着いただけだ」
「クク…面白い発想ね。いいわ、出してあげる。こっちよ」
「おっと、その前に、そこで寝ているミュウツーも、一緒に連れて行きたいんだがな」
「…駄目よ、この子は私の子…渡しはしないわ!」

夢の中なら声まで上手くまねできるようだな。
本当に、ミュウツーと瓜二つだ、でも、俺には解る。アイツは偽者だ。
しかし…子って…ミュウツーは研究所育ちだから親なんて…
俺は考えを中断した。今は戦いに意識を集中させねぇと…

偽ミュウツーが両手を大きく広げると、周りの空間がゆがむ
「リ、リザードン。なんか見るからにやばそうですぅ」
「でもよ、今、ミュウツーを置いて帰ったら、もう二度と、会えないだろうぜ?」
「なんでそんな事が解るんですか〜?」
「なんでだろうな?カンだよ!カン!」

俺は偽ミュウツーに突進していった。
「いくぞニセモノぉぉぉぉぉ!」
「アアアアアアアアア」
ミュウツーの恐ろしいぐらいに甲高い叫びが実体化して俺に襲い掛かる。
押しつぶされそうなぐらいに強力で、痛い。
俺はあっけなく押し戻され、吹っ飛んだ。
これは、ハイパーボイスか?それにしては威力が強力すぎる。

「リザードン!!もっと頑張るのですぅ!」
「くっそぉ!何なんだよ!こいつぁ!めちゃくちゃ強いじゃねぇかよ!」
「クク…ククク!所詮人に飼われているポケモンなんてこの程度よ!」

「イーブイ!お前も何か考えろ!」
「うぅぅ、僕だってやるときゃやるのですぅ!電光石火!」
イーブイの攻撃もあっさりと受け流され、そのままイーブイは投げ捨てられた。
「きゃん!なのですぅぅぅ」

「くそ、…まだだ!まだやれる!」
「クク…もうじき時間切れよ、ミュウツーは私の所で幸せに暮らすの!」
710 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/09/21(金) 23:37:46.52 ID:yLN2xQso
「ダークライ!シャドーボール!」
真っ黒な光がリザードンと偽ミュウツーとの間を引き裂き、地面に突き刺さる
「主!」
「リザードン!イーブイ!遅くなってすまない!…行くぞ!」

「くぅ!何処まで私の邪魔をすれば気が済むのよ!」
「ミュウツーを返してもらうまでは何度でもな!それに、自我を崩壊させたら幸せも何も無いじゃないか!」
「ククク…この子は、何も知らない方が幸せよ!私はそう思うわ!」
「勝手に決め付けるな!リザードン!ブラストバーン!」
偽ミュウツーに向かってリザードンは炎の塊を打ち付けた。
「イーブイ!左に回りこめ!ダークライは後ろを!」
炎から逃げようとした偽ミュウツーを一気に畳み掛けるように3匹が包囲した。
「イクですよォ!とっておきなので…う?」

バナ「…何こんなところで寝てるのよ?風邪引くわよ?イーブイ?イーブイったら」

「えぇぇぇ!今いいところなのですぅぅぅ・・・」
イーブイの姿が掻き消えた
「イーブイ!?」
「クク…行ったでしょう?時間切れだ、と。もう、朝なのよ…ククク!」

「間に合わせる!リザードン!メガトンパンチ!ダークライ!シャドーボール!」

二人は同時に偽ミュウツーに襲い掛かる
「無駄よ!私は!…ぐ…あら……ら?」
二人を同時に弾き飛ばしたと思うと、偽ミュウツーはしゃがみこみ
そして、少女の姿へと姿を変えた
「そんな…どうして…?変身は完璧なはず!…ち、力が…」
「力を使いすぎです。ミュウ。」
うずくまった少女の隣に、緑っぽい少女が降りてきた。
天井…そこまで高くないのにどっから現れたんだ?
「クク…油断…したわ。何しに来たのよ?セレビィ」

「主!今のうちに寝ているミュウツーを!」
「あ、あぁ!ダークライ!」
ダークライは言われる前に寝ているミュウツーを抱きかかえている。
疲労困憊で動けないミュウの横を通り、俺の元へとダークライはやってきた。
「ミュウツー!無事か…起きてくれ!」
起きない、俺はミュウツーの頬をペチペチと叩いた。
「うぅ……お、おはようございます…主」
「よし!逃げようぜ!主!」
「ま、待ちなさい!うぅ」
「ここはあなたも引くべきよ、ミュウ」

「・・・」
ダークライは無言で手を動かしている。
その先には黒い穴がぽっかりと出現していた。
穴は徐々に大きくなっていはいるが、まだ、人が入れるほどの大きさでは無い。
711 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/09/22(土) 23:54:51.25 ID:C71wPjoo
毎日だらだらとSS書き続けてましたが、この週末は投下できそうにありません。

というわけで、来週中に最後まで書いて一気に投下しようと思います。
期待している人には申し訳ないのです。
712 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/09/23(日) 00:00:31.41 ID:jOOvIW2o
GJしようと思ったが投下の邪魔になるかと思って自重してました

一区切りらしいのでここで・・・

GJ!!!

続き期待してまってます
713 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/09/23(日) 02:06:11.36 ID:ZXJvYyAo
wktkしながらまってるよ
714 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/09/23(日) 09:09:03.81 ID:8ZhhE.AO
GJ
続きに機体ww
715 :VIPにかわりましてパー速からお送りします [sage]:2007/09/23(日) 09:13:05.50 ID:yJbMN.AO
乙です
wktkしときます!
716 :VIPにかわりましてパー速からお送りします :2007/09/24(月) 22:26:55.24 ID:oYp3RkDO
やっぱいいなコレwwwwwwww

GJ!
717 :VIPにかわりましてパー速からトップ絵募集中 [sage]:2007/09/28(金) 00:33:33.67 ID:rddVmZUo
私が目覚めると、そこは主の腕の中だった。
私はとりあえず挨拶をしてみたが、場はあわただしく、相手にされてない。
「…ここ…は」
何だか、とても長い間眠っていたような気がする。
まぶたが嫌に重い。誰か質問に答えてはくれないのか?
「ここ?あなたの夢よ…クク」
…はるか過去に聞いたことのある声。
どこまでも、どこまでも昔に…
「…!貴様!ミュウ!」
「知っているのか!?ミュウツー!」
「な!なぜ貴様がここにいるのだ!」
「なぜって?クク…居るからに決まってるじゃない?」

「出口が開いた!急げ!主!」
後ろを振り返ればダークライの向こうにぽっかりと大きな穴が開いている。
あそこが出口?・・・なんの出口?

「あ、あぁ…ミュウツー、急ごう。」

ジョーイ「あら?ふふ、二人ともこんなところで寝たら風邪引くわよ?」
「やばい!もう時間が!」
「・・・!」

ダークライがゆっくりと透明になり、消えた。
同時に出口も見る見るうちに小さくなっていく。
「くそ!主ぃぃぃ!」
リザードンも後を追うように消えていった。
718 :VIPにかわりましてパー速からトップ絵募集中 [sage]:2007/09/28(金) 00:33:59.16 ID:rddVmZUo
「…出口が!!」
「心配しなくても、お前も同じように夢から覚めるわ」
「だめだ!ミュウツーを連れて帰るために俺は!」
「クク…クククク…馬鹿ね、もう出口はないわ!これでミュウツーは私の物!」
「くそ!夢に閉じ込められたってのか!?」
「…夢…まさか貴様…!」

「どうやら彼女も気づいたみたいですよ?ミュウ?」
「う、うわ!壁が崩れてきたぞ!」
「夢を崩壊させたというのか!…私の…私の夢を!」
「そうねぇ、この世界もあなたが目覚めた事によって、崩れるわ…ククッ」
「貴様ぁぁぁぁ、よくも…!」
「…いい表情よ?ミュウツー。でもこの状況でどうするつもりかしら…ククク」
「黙れ!貴様のしたこと!許さん!」
「貴方が長々と眠っていたから、酷く長い間この世界は存在してしまった。その反動で、消えるのも早いわよ?クククク」
「それも貴様が悪いのだろうがぁぁぁあああ!」

ミュウツーはミュウに飛び掛る。だがセレビィがミュウをかばうように飛び出し
光の壁を出現させた。
ミュウツーは勢いのまま壁にぶつかり、跳ね返された。
「…一応遺伝子的な母親でしょうに。その母親に対して酷く攻撃的ね、反抗期かしら?」
「黙れぇ!よくもよくもよくもぉぉぉぉ!」

その瞬間、壁が一枚。崩れて消滅していった。
「あら?ここまでもろいのかしら?」
「力の制御を失い。ソースになる夢も今はありませんからね。このままだと私たちも危険です」
「そう…ならしょうがないわ。ミュウツーには消えてほしくは無いわ…クク…退きなさい」

「私が消えるだと!?笑わせるな!!うおおおお…おぁ!?」
「へ…うわぁ!」
セレビィは新たに作り出した「出口」に男とミュウツーを吹き飛ばした。
「またね、私の娘…ク…クク……はぁ…はぁ……少し無茶しすぎたわね…やっぱり」
「まったく、いい加減にしてください…」
「あ、ありがとう、助かったわ」
「礼には及びません…が、自重はしてもらたいですね」
「あうぅ。ごめん」
719 :VIPにかわりましてパー速からトップ絵募集中 [sage]:2007/09/28(金) 00:34:20.73 ID:rddVmZUo
セレビィはミュウを夢の外へと逃がすと、すっと廊下へと出て行った。
崩壊が進んでいて、壁や地面がところどころ消滅している。
セレビィは気にせずに、どんどんと進んでいく。
そして、幼いミュウツーの居た部屋−カプセルの並ぶ部屋の前で立ち止まった。
「…ここね」

ドアは既に消滅していた。
セレビィは部屋の中に入り、そして、カプセルの前へと進んでいく
「人間に作られた、最強のポケモン…か。」
既にカプセルの中のミュウツーは意識が無く、ぐっだりとしている。
「私は、お前も、人間も認めない……どうして…人間なんかに付いていくのよ…?」
「そ…れは……ね…」
意識を失っていると思っていたミュウツーが突如しゃべりだした。
「!…お前!動けるのか!?」
「わた…主……が…………だから………」
声がかすれていて、よく聞こえない…
「何?よく聞こえない!」
「……好…き………から……」
それが夢の中の、幼いミュウツーの最後の言葉になった。

「……………ここも…ほんとに…限界…ね」
セレビィはすばやく出口を作り出すと、夢から脱出した。
夢は音を立てて崩れ落ち、そして、目覚めと共に、終わりを告げた。

リザ「ふぁぁぁあ、あ?俺、何でこんなところで寝てるんだ?」
ダ「・・・・・・」
ジョ「起きたかしら?心配なのは判るけども、あなた達が風邪を弾いたら余計に心配よ?」
リザ「す、すまねぇ。気を付けます」

…ピク

ジョ「あら…?今」

M「う、うぅ…」
リザ「ミュウツーが起きた!」
ダ「・・・」
バナ「おはよー。」
ブイ「ですぅ」
リザ「お、おい。主呼んでこいよ、ミュウツーが」
M「う…こ、ここは…?」
720 :VIPにかわりましてパー速からトップ絵募集中 [sage]:2007/09/28(金) 00:34:40.17 ID:rddVmZUo
あの後、検査を行ったがミュウツーに異常は見られず。いたって健康だと診断された。
そして、俺たちは準備を整え、ポケモンセンターを後にした。

バナ「しっかし、原因は結局解らずじまい?なんかそれってスッキリしないわね」
男「まぁ、いいじゃないか。無事に目を覚ましたんだし」
リザ「しかし、なんかこう。頑張って起こした!って感じだよなぁ」
ブイ「どう頑張ったのですかぁ?」
リザ「どうって…こう、夢の中でな」
波ピカ「夢で頑張ったらミュウツーが起きるさぁ?変な話なのさぁ」
リザ「そうかぁ?夢の中で俺が頑張ったからミュウツーが起きたのかもしれないぜ?」
ブイ「ないないない!そんな変な話聞いたことがないのですぅ」
リザ「そうかぁ…うぅん」

M「…しかし、何だか、主に抱かれている夢を見ていた気がする」
男「俺も、ミュウツーと一緒に居る夢を見た気がするよ」
M「…これはきっと二人が結ばれるという予知夢じゃないでしょうか!主!早速二人きりで甘いひと時を!!」
バナ「…ずっと寝てた方が良かったんじゃない?いっそのこと」
ダ「………」

男「ちょwwwwwwwwおまwwwwwwwwのしかかるなミュウツーってば!」
M「主!早速あの草陰なんかよさげです!」
男「いや!決して良くないから!野生のポケモンとかいるから!」

リザ「…どこまでも人騒がせな奴だな」
ブイ「けしからんですぅ」

波ピカ(わん…なぜか今回全く登場してない気がするのさぁ…不思議さぁ…)
721 :VIPにかわりましてパー速からトップ絵募集中 [sage]:2007/09/28(金) 00:34:57.29 ID:rddVmZUo
「ミュウ!聞いてるんですか! もう少しで生命の危機になるぐらいに力使ってどうするんですか!」
「私って意外と体力ないのねぇ…」
「そんな問題じゃないです!それに人前に姿を晒すなといつも言ってるでしょう!」
「いいじゃない、いい退屈しのぎにもなったし、それに、私が見つかったぐらいでどうって事も無いでしょ?」
「いけません!貴方のまつげがこの時代に残っていただけで人間たちはあのような亜種を作っているのですよ?そのためにどれだけの命が弄ばれ、捨てられたと思っているんですか!」
「ふぅん、人間ってやるときゃやるのねー。すごいすごい」
「少しは反省しなさいよ!…とにかく、存在を知る物が出た以上、この世界に長く留まるのは危険だわ。一旦移動しますよ?」
「存在を知るって…みんな夢の中の話だと思うわよ。ククク」
「何を言っているんですか、私たちと同じ力を持つ幻種に見られたのを忘れたのですか?」
「あ、そうか…もともとあの世界を構築できたのも、あの子に変身したからだもんね、そりゃバレるわよねぇ」
「何気楽に言ってるんですか!…ダークライは喋れないとは言え、どんな方法で伝達するか解りませんよ!…とにかく別の世界に移行しましょう」
「はいはーい。あ、でもこの世界にまだ用事があるんじゃ…?」
「いずれまた来ますけど、今はそれどころじゃないでしょう?」
「はーい。」
「全く、ちょっとは反省してください、そして私の身にもなってください…」
「クク…そのうち貴方に変身して考えるわ」
「まじめに考えてください!!」
「うわ・・・こわ・・・」

二人は「別の世界」へと移動していった。
722 :VIPにかわりましてパー速からトップ絵募集中 [sage]:2007/09/28(金) 00:35:36.53 ID:rddVmZUo
これでこの話はとりあえず終了です。
細く長くだらだらと書いてみましたが、いかがでしたでしょうか。

ミュウ&セレビィは、他に書いていた長編で使おうとしていたキャラなのですが、
話の展開的に悪役がゲンガーやロリーパーではインパクトが弱かったので、急遽持ち出しました。

セレビィはキャラ的に、人間嫌い。というのがまず頭にありました。
最近の草タイプの冷遇や映画での苛められっぷりが影響したのでしょう。
また、作品中では、研究員の日記を見て、命を粗末にしすぎていると感じたのやもしれません。

お疲れ様でした。
723 :VIPにかわりましてパー速からトップ絵募集中 :2007/09/28(金) 00:38:49.43 ID:u6BPYaco
乙ー
724 :VIPにかわりましてパー速からトップ絵募集中 :2007/09/28(金) 09:49:23.95 ID:dGTYpAAO
おつ。
725 :VIPにかわりましてパー速からトップ絵募集中 [sage]:2007/09/28(金) 10:21:51.50 ID:MPv7/AAO
乙でした
726 :VIPにかわりましてパー速からトップ絵募集中 [sage]:2007/09/28(金) 11:35:55.58 ID:ypjh06go
超乙でした
ミュウもヤンデレってて面白かったです
727 :VIPにかわりましてパー速からトップ絵募集中 :2007/09/30(日) 21:09:06.51 ID:s3gZFEAO
>>722
乙!!!


そしてGJ!!!
728 :VIPにかわりましてパー速からトップ絵募集中 :2007/10/01(月) 15:14:45.90 ID:sKyMnUAO
大長編も終わったし
そろそろVIPに戻らないか?
729 :VIPにかわりましてパー速からトップ絵募集中 :2007/10/01(月) 23:51:26.96 ID:oirD2TU0
海んちゅうの話が終わってないのが気になる……
結構好きなんだけどなぁ…
730 :VIPにかわりましてパー速からトップ絵募集中 [sage]:2007/10/03(水) 23:27:37.38 ID:cueturw0
来週までには書き終えたいな・・・
731 :VIPにかわりましてパー速からトップ絵募集中 :2007/10/07(日) 21:09:59.88 ID:aLFSWT6o
wwktk
732 :VIPにかわりましてパー速からトップ絵募集中 :2007/10/11(木) 09:51:34.18 ID:eAm9WIAO
過疎すぎだろここ…
いつの間にか短編書いてた人も居なくなってるし
733 :VIPにかわりましてパー速からトップ絵募集中 [sage]:2007/10/13(土) 16:41:42.93 ID:wbOicwY0
海んチュウ、まだ掛かりそうだから
ちょっと実の無いSSとうか
734 :VIPにかわりましてパー速からトップ絵募集中 [sage]:2007/10/13(土) 16:42:17.27 ID:wbOicwY0
「コロンブスのゆでたまご」



「ここに“ゆで卵”があります」

一人の青年が周囲の視線の中心に立って、おもむろに出来立てほやほやのゆで卵をかざす。
一様にそれを眺めて、周囲から視線を向ける五人の女性も、理解したように頷いた。

「よろしい、果たして君達は……これをどうやって食べるかね?」
「質問の意図が見えねえんだけどよ」

尤もらしい口ぶりで始めようとする矢先、やはりというか疑問を投げかける存在はいた。
視線を傾ける女性の一人、咥え煙草に野性味を感じさせる風貌は、リザードンのものだ。
彼女はフィルターから口を外し、軽く息を吐き出すとともに煙を宙に浮べる。

「なにかな?」
「いや、いや……『なにかな?』じゃなくてさ、何でイキナリこんなことやってんの?」

仲間の中で特に常識の強い彼女だからこその問いだった。
しかし、その常識も、時と場合によっては“不適切”な意見となりえる。
一寸の時間を空けて、青年は大きく息を吸い込んだ。

「ネタがないからだ!」

ただ一声。全てを表現するには余りある、現実色濃い雄叫びだった。
その一言で、リザードンは得心を得て、二度と口を挟まぬようフィルターで口を塞ぐ。
暫くの間、六人が会合する場を煙草の甘い香りが席巻する。

735 :VIPにかわりましてパー速からトップ絵募集中 [sage]:2007/10/13(土) 16:43:03.68 ID:wbOicwY0

「では……気を取り直しまして――」

咳払い一つ挟み、心機一転、青年は話の続きを周囲へ伝達させる。

「このゆで卵だが……」
「どう食べるのか……ですね?」

言葉の後を引き継いで、和服姿の妙齢淑女――フシギバナは優雅に唇を撫でた。
青年は肯定を示して頷き、そこから一斉に思案する唸り声が響き渡る。
最初に沈黙を破ったのは、日に焼けた肌が健康的な海んチュウだ。

「わんは、そのまんまかぶり付くさぁ!」

見た目通り、裏表のない安直な返答だ。
しかし、これも一つの意見であり、否定するべき事柄ではない。
続いて、着物の裾を丁寧に纏めながら、フシギバナが提案するように挙手する。

「輪切りにしてから、お醤油を振って食べたいと思います」
「それだったら俺は、ソースかけるなぁ」

フシギバナの提案に被せて、リザードンも自分の食べ方を口頭で伝える。
ここでマヨネーズと言わない辺り、リザードンも女の子なのだなと、詰まらない得心を得つつ、青年は頻りに頷いた。

736 :VIPにかわりましてパー速からトップ絵募集中 [sage]:2007/10/13(土) 16:43:31.41 ID:wbOicwY0

その中で、不意に裾を引かれて青年は視線を足元に落とした。
見れば、やはりというか、そこに影の隣人が物言いたげに見詰め返してくる。
膝を折り、目線を合わせると彼女は身振り手振りで、どう食べるのか伝えてきた。

「……味噌汁に投入して黄身を砕き、大豆の風味を濃厚にしつつ一気に流し込む?」
「!!」
「通だな、ダークライ?」
「なんで分かんだよ……」

無言のジェスチャーから、割かし長い文章を構成する技術に突っ込みを入れつつ、リザードンは吸殻を足元に落とした。
すぐさま二本目を口に咥え、点火すると、新しい煙の匂いが周囲に漂う。
安穏に浸る一時の間、ふと青年は無言を保っている女性がいる事を意識し始める。

言わずとも知れたミュウツーだ。
だが、どうしたことか、思案を重ねたまま微動だせず沈黙を続けている。
彼女らしいといえばそれまでだが、他が喋った後で彼女だけが口を割らないのは妙だ。

青年は近付き、目線を同じにして様子を窺う。
その体勢が数秒続き、不意にミュウツーは何か閃いたように指を鳴らして視線を上げた。
拍子、眼前に思いもよらない青年の顔が近付いており、見事な悲鳴を上げて尻餅つく。

737 :VIPにかわりましてパー速からトップ絵募集中 [sage]:2007/10/13(土) 16:43:57.80 ID:wbOicwY0

ラブコメのワンシーンを彷彿させるドタバタ劇を演じて、彼女は恥かしげに顔を赤らめた。
実力者の油断した表情は中々の珍味であり、その場に居合わせた全員、先程の状況をしっかり脳裏に焼き付ける。
そして、青年は何事もなかったように努めて紳士的に手を伸ばして、彼女を助け起こした。

ミュウツーは平静を保とうと深呼吸を交え、それから一歩引いて青年と向き直った。
近すぎると戸惑うのは明白なので、彼女らしく至ってクレバーな態勢を整える。
……ずっこけたがね?

「主……先程の話だが、私も提案がある」
「うん、ミュウツーはどうやって食べるの?」

あれほどの惨事の後だというのに、それでもスタンスを崩さない姿は感動を禁じえない。
思わず噴出しそうになるのを必死の努力で堪え、青年は目の前の色白な女性の提案を聞き入れる。
咳払いが挿入され、青年の手にあるゆで卵をおもむろに指差した。

「私は――“温泉卵”が食べたい」

時間が止まった。
最強の名をほしいままにする生命体は、やはり時間の流れすら左右するらしい。
そして、何を考えているのか、我々にはおよそ見当もつかないのだ。

「てめえは人の話を聞けよ!?」

738 :VIPにかわりましてパー速からトップ絵募集中 [sage]:2007/10/13(土) 16:44:47.42 ID:wbOicwY0

とは言え、やはり我慢が出来なかったリザードンは、大声で突っ込みを入れた。
もはや職人芸とも言うべき彼女の突っ込みは、時の支配も脱することが出来るのだ。

さて置き、突っ込まれたミュウツーはなんのその、敢えて一瞥もくれず、端的に鼻を鳴らして挑発を食らわした。
これには堪らず、リザードンは見事に引っ掛かり、額に筋を浮き立たせて睨み返す。
一触即発の現場で、フシギバナ等だけは遠くから傍観を決め込んでいた。

今にも血で血を洗う凄惨な図面が引かれようとしている最中、青年だけは――唸っていた。
握り拳を作り、全身を小刻みに震わせて、まるで……感銘を被っているかのような、ありえない状況。
そして、ドラゴンクローと波動弾が交錯する寸前、二人の間で爆発が起こる。

「それだぁっ!!」

両手を高々と上げて、飛び上がらん勢いで青年は吠え立てた。
全くの不意打ちを食らい、激突直前で二人は、ただ呆気に取られて呆けているより仕方ない。
そんな二人の心情などお構いなく、青年は事の発端であるミュウツーの両手を握った。

「それだよ! 今の答えは……限りなく“正解”に近い!?」
「遠いよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉお!!!!!!」

739 :VIPにかわりましてパー速からトップ絵募集中 [sage]:2007/10/13(土) 16:45:15.01 ID:wbOicwY0

悲痛な慟哭を響かせて、リザードンは力なくその場に跪いた。
明らかに常識の範疇を超えた青年とミュウツーの感性に打ちのめされ、彼女は遂に敗北を喫した。
『突っ込み役』という、明らかに損な役回りを強制的に任じられ、彼女は疲れ果てた。

「そういえば、聞いたことがある!」
「テメー、どっから湧いて出やがった……」

既に元気も費えたが、それでも一応の礼儀として、彼女は出てきたカメックスに突っ込みを入れた。
姿を現したカメックスは――青いパンツスタイルで肩に星のマークを貼り付けていた。
ご丁寧に額には……“米”のライン入り。

「知っているのか、“テリー”!?」
「ああ、これは俺がシンオウ地方に遠征していた頃の話だが……」

740 :VIPにかわりましてパー速からトップ絵募集中 [sage]:2007/10/13(土) 16:45:42.00 ID:wbOicwY0

“テリー”と呼ばれたにもかかわらず、カメックスは少しも動じることなく話を続けた。

「昔、あるところに、とてつもなく卵が好きなポケモンが居たらしい。
そいつはあんまり卵が好きなんで、思わずお腹のポケットに仕舞ってしまったそうなんだ。
しかし、何時の間にか仕舞った卵の存在を忘れてしまい、そいつは普段通りの生活をしていた。
すると、何時しかポケットに違和感を覚え、そいつは卵の存在に気付いた。
きっと腐ってしまったのだろうと思いながら、ポケットを探ると、なんと――!」

カメックスは手を叩いた。

「卵はポケットの熱で温められて腐りもせず、とても美味しい“ポケモンゆでたまご”になっていたんだ!」
「ゲェーーーーッ!?」

常軌を逸した超理論を発し、直後、驚愕に満ちた青年の悲鳴が轟いた。
そんなことあるわけない……例え、そうリザードンが言い張ったとしても、二人は聞く耳持たないだろう。

一人の女性が絶望に暮れる時、傍観していたフシギバナが不意に手を合わせる。
どうやら二人の行動に思い当たる節を見出したらしい、彼女は上品に微笑を浮べた。

741 :VIPにかわりましてパー速からトップ絵募集中 [sage]:2007/10/13(土) 16:46:10.64 ID:wbOicwY0

「ああ、だから“ゆでたまご”のお話しだったのですね?」
「そうそう! この話がしたかったから、カメックスにも仕込みをやらせたんだ」
「いやー、みんなしょぼくれちゃって、影から見てたら滑稽で、こっけ――」

見事ドッキリ成功をうたうカメックスの頬を、高速で緑色の物体が掠めた。
一瞬で笑い声が停止し、そのままの表情と体勢のまま、彼は全身から脂汗を噴出した。
何かが掠めた頬からは、真赤な鮮血が直線に引かれた傷口から溢れ出している。

目の前に立つ妙齢の女性は、何事もないように振舞って、微笑んでいるだけだ。
ただ少し、影が――暗い。

「自重しろ」
「ごめんなさい……」

何時いかなる時でも、逆らってはならない存在がいる。
二人はその時初めて、事実を認識して受け入れた。

<了>

イーブイは
「ボクはハバネロを貰ったので、出番はいらないです」
742 :VIPにかわりましてパー速からトップ絵募集中 :2007/10/14(日) 23:58:48.39 ID:NJvVOiwo
GJですよ
743 :VIPにかわりましてパー速からトップ絵募集中 [sage]:2007/10/15(月) 00:49:09.66 ID:WOXT1q.o
GJ!

イーブイは辛いものがあればもう何でもいいのかww
744 :VIPにかわりましてパー速からトップ絵募集中 [sage]:2007/10/15(月) 02:59:23.02 ID:DUbvWSE0
どうだろ? 

というか自分が書くと、どうしてもほぼフルキャストになるのがイカン
時間も掛かるし、ジレンマだ・・・みんな好きだしなぁ
745 :VIPにかわりましてパー速からトップ絵募集中 [sage]:2007/10/16(火) 00:24:46.77 ID:wow0VNco
あえて数キャラは出さない方がすっきりするとは思うよ。
でも長編になると、どうしても全員出したくなるし、そのせいでだらだらと長くなる…
確かにジレンマかかえてるなぁ。
746 :VIPにかわりましてパー速からトップ絵募集中 [sage]:2007/10/17(水) 09:05:06.38 ID:mwPy6O20
よし、今回は人員を減らしてみたぜ!
ほとんどリザードンとダークライしか出てないんだ!

・・・ちょっとリハビリが必要だと思う
海んチュウというか、ヤンデレを書けるようになるまでの繋ぎと思って欲しい
以下投下
747 :VIPにかわりましてパー速からトップ絵募集中 [sage]:2007/10/17(水) 09:05:45.00 ID:mwPy6O20
「とりっく・おあ・とりーと」


ある日の昼下がり、少し肌寒い風が野原を駆け巡った頃、それは唐突に現れる――。
どれほど光が差しこもうと、どれほど燦々と輝こうと、それの侵入を防ぐ手立てはない。
何故なら、それは『表裏一体』だから……どこまでも付きまとい、逃さない。

……ほら? あなたのすぐ傍にも、いるかも知れませんよ。
薄暗い廊下の奥、締め切ったカーテンの隙間……そして、貴方の――足元は?
あんまり影を強く踏んではダメですよ? “彼等”を怒らせちゃいますからね……。

『それでは皆さん、ゴキゲンヨウ……』

「…………〜♪」
「返さんでいいってのに」

テレビに映る有り体な霊能力研究者に手を振られ、釣られて手を振り返す無垢な少女。
微笑ましい絵図に突っ込みを入れつつ、リザードンは冷蔵庫からコーラを引っ手繰る。
炭酸の弾ける音を楽しみ、それを一気に流し込むと、喉に走る痛烈な感触は格別だ。

「……ほんで?」

飲料の缶から口を外すと、リザードンは深く息を吐き出しつつ問い掛ける。
勿論、相手はすぐ傍で、ソファの上に丸まりながらテレビを見詰める少女――ダークライへ向けられている。
一拍の間を挟んで、ダークライは問い掛けられた向きへ頭を向けた。

748 :VIPにかわりましてパー速からトップ絵募集中 [sage]:2007/10/17(水) 09:06:53.80 ID:mwPy6O20

暫し見詰め合い、それからダークライはソファから飛び降りて、リザードンの傍まで歩み寄った。
身長差激しいが、構わずダークライは何かを伝えようと必死でジェスチャーを始める。
テレビを指差し、それからカレンダー、そしてリザードンのコーラへ彼女の興味は移った。

足元で行われるダークライの指示を見下ろしながら、リザードンは眉を顰めつつ考える。
0(れい)能力研究者――、十月の最後に赤丸――、炭酸飲料水――?
詰まらない揶揄を入れながらも、彼女なりに答えを模索しようと頑張っていた。

目の前では涙ぐましいほどの根気で伝わるまで同じ動作を繰り返す少女の姿があり、
早急に答えを見つけなくてはという、強迫観念が根底から押しあがってくる。
結局、相当の時間はかかったものの、おおよその見当は何とか彼女にも理解できた。

「胃に穴が開くかと思ったぜ……」
「…………」

互いに精根尽きた顔を並べ、同時に深い溜息を吐き出す。
長い思考の時間と運動を重ね、ようやく導き出した答え。
どうやら、ダークライは――“ハロウィン”を経験したいらしい。

「時期的にまだ早いって……」
「!!!!!!!!!!!!!!!」
「わぁーったよ!? そんな裾を引っ張んな!」

749 :VIPにかわりましてパー速からトップ絵募集中 [sage]:2007/10/17(水) 09:07:45.88 ID:mwPy6O20

年端も行かぬ子供の如くダークライは裾を引き、どうしてもやりたいという意志を見せ付ける。
駄々っ子のように裾を引き、金きり声も上げられないダークライはとかく必死だった。
堪らず、リザードンは手を振り、彼女の意見を承諾してしまった。

「とはいえ、どうしたものかな?」

『ハロウィン』は端的に言えば、衣装を纏って大人の家を回り、「菓子をくれ」というだけの詰まらない行事だ。
はっきり言って、“大人”のリザードンには迷惑以外の何者でもない。
買出しに行っている他の連中を待って、それから打開案を出して貰った方が良かったかもしれない。

少々、今更な感があるが。

そうこうしている内に、ダークライは自身の持つ知識を元にハロウィンの準備を始める。
カボチャを取り出し、どうやらキャンドルの土台を作ろうという作戦のようだ。
目と口の穴を掘る為に――『中華包丁』まで取り出して……。

「待てェーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!?」

寸での所でダークライから中華包丁を取り上げると、リザードンは高鳴った心音を抑え、深呼吸を繰り返した。

「これは俺がやるから……お前はテーブルを片しててくれ……」

腑に落ちない様子だったが、リザードンの並ならぬ態度を察して、ダークライは大人しくキッチンから引き上げていった。
その背中を見送りながら、リザードンは何処と無くダークライとミュウツーが似てきているような恐怖を感じつつ、
約束どおりカボチャの彫刻に取り掛かり始めた。

750 :VIPにかわりましてパー速からトップ絵募集中 [sage]:2007/10/17(水) 09:08:39.88 ID:mwPy6O20

乗りかかった船、どうせやるなら徹底的に精度の高い仕事をしてやる。
心の奥で取り決めつつ、危なくない手つきで彼女はカボチャを掘り進めていく。
不意に、背後からけたたましい音が鳴り響き、注意の矛先を決められる。

とてつもなく嫌な予感が背筋を上り、唐突に冷や汗が頬を伝い落ちる。
声を出すより行動が先んじ、彼女はキッチンからリビングに顔を覗かせた。

「アッ―――――――――――!?」

眼前に広がる惨状は、リザードンに思わず声帯の限界を超えた発音を促すほどだった。
確か、何かが割れる音だったはずだが、もはやその程度の話には収まらない。
何もかもが滅茶苦茶になって、まともな形で残っているものはなにもない。

フシギバナの茶道具然り、海んチュウのボード然り、カメックス……はどうでもいいや。
おまけにイーブイ御用達「東ハ○」のハバネロ一年分まで破壊されていた。
そして、その中でも特に危険なもの……それが見事に粉砕されていたのだから堪らない。

「ミュウツーの……私物入れまで……」

実際、何が入っているのか分からないが、そんな事は関係ない。
外的力でそれを壊した。その事実は絶対に曲げられない。

「俺がヤツに“折り曲げられ”ちまうよ!?」

両手で側頭部を押さえ、リザードンはこの世の終わりを想像して膝を折った。
その時、遥か後方から玄関の開かれる音が耳に届けられる。

751 :VIPにかわりましてパー速からトップ絵募集中 [sage]:2007/10/17(水) 09:09:40.77 ID:mwPy6O20

「ただいま」

聞き慣れた、ひどく聞き取りづらい抑揚の無い女の声。
玄関に降り立った重量は、一歩、一歩、蹲る自分の方へ近付いてくる。
発狂しそうな恐怖が圧力となって内臓を押し潰し、今にも吐き出しそうだ。

足音が、止まった。

振り向く、前髪に隠れて、殺意にミチたアカイめがひかru

                  かゆ、うま




752 :VIPにかわりましてパー速からトップ絵募集中 [sage]:2007/10/17(水) 09:11:13.44 ID:mwPy6O20

「暴力反対ーーーーーーーッ!」

喉から振り絞って悲鳴を上げて、リザードンは飛び起きた。
目の前からかかる燦々と照らす陽光は、清清しい一日の始まりを示している。
何が起こったのか、理解出来ない様子で、彼女は顔から滴る汗を拭った。

「……生きてる?」

己の生存を確認して、リザードンは先程と打って変わって静かに笑みを零した。
一瞬前より現実的な世界は、紛れもない『覚醒』を意味している。
それは夢……いや、“悪夢”からの脱出を意図して知らせていた。

それにしても嫌な夢だった……。仲間の欲求に応えていたら、思いもかけず死に直面する。
今となっては単なる“夢”で片付くが、やはり後味の悪いものには変わりない。
一体、何の因果があって、あんな悪夢を拝む事になったのか、疑問は残った。

「なるほどね……」

身に降りかかった災難の意味を知り、リザードンは誰と無く得心の言葉を残す。
答えは、すぐ“横”にあった。
見れば、自分の寝転がる布団に紛れて、小さな影が丸くなって寝息を立てている。

ダークライは、その特異な体質ゆえに夜中、自分達を気遣い、常に起きている。
それは意図しなくて、無意識的に他者に“悪夢”を見せてしまうからだった。
だから、彼女の寝る時間は決まって、他の連中が行動を開始する日中に限られていた。

必然的に仲間と触れ合う時間が限定される生活は、どれほどの苦痛を強いられるだろう?
夜中、誰も頼る相手の居ない孤独感は、想像を絶すると思う。
喋って物を伝えたくとも――『喉』が言う事を聞かないのだ……。

753 :VIPにかわりましてパー速からトップ絵募集中 [sage]:2007/10/17(水) 09:12:13.81 ID:mwPy6O20

急に寝返りを打ち、ダークライは偶然であろうが、リザードンの裾を握った。
“悪夢”の流れが脳裏を過ぎったが、それ以上の感情がリザードンの恐怖を打ち破った。
それは“慈愛”だったと思う。彼女は裾にかかった手を優しく握り返しながら、ダークライの髪を静かに撫でる。

「たまには悪くねえか?」

不敵な笑みを浮かべ、リザードンは瞼にかかる太陽の光に挑んだ。
朝日は昇り、新たな歴史の一ページを確実に刻んでいく。
ダークライと出会った日も重ねて、一日、一日が大切な行事の“塊”だ。

「でも――“ハロウィン”は当分、やりたくない……」

しかし、本心は正直だった。


<了>

754 :VIPにかわりましてパー速からトップ絵募集中 [sage]:2007/10/17(水) 09:13:37.77 ID:mwPy6O20

その日。

「なんだ、人の顔をジロジロと……?」
「いや……特に意味はねえよ。邪魔したな」
「?」



「……そんな怖いツラしてねえよな?」

一応、確認を取っておいた。
755 :VIPにかわりましてパー速からトップ絵募集中 [sage]:2007/10/17(水) 17:23:01.27 ID:vnYapQoo
姐さん好きだー
756 :VIPにかわりましてパー速からトップ絵募集中 :2007/10/19(金) 20:45:59.41 ID:FK2VB6AO
>>754
GJ!!!
757 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/10/25(木) 08:56:30.37 ID:d7rrsaIo
次スレどうするよ
758 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/10/25(木) 20:31:58.13 ID:X951YEA0
どうしようね
個人的にはパー速でノンビリしてたいんだけど

やっぱスレ的には住民の再確保が望ましいんだろうか?
日取りを決めておけば、vipに戻るときもニアミスがなくていいんだけど
759 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2007/10/26(金) 20:49:06.37 ID:q3lBF720
【M2とトカゲ姐さん】

主「遂に伝説の鳥ポケモンのファイヤーを捕まえたよ」

リ「ああん? 空が飛べる炎ポケはアタシで十分なんだよ、やんのかこら?」
ファイヤー「ふっ、野蛮なトカゲだ……これだから炎ポケモンの品位が疑われるというのに」
リ「あんだとこらー!」
ファ「やる気か? いいだろう、伝説の力を見せてやろう……!」


フ「基本チンピラよね」
M2「共倒れが一番望ましいな」
760 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2007/10/26(金) 20:52:37.44 ID:q3lBF720
【M2とトカゲ姐さん】

主「今度はサンダーか」

サ「おいーっす! へー、君って雷ポケモンなのになみのり使えるんだー! すげー! すげー!」
波ピ「な、なんですい?」
サ「ねーねー見せてよー! なみのりなみのりー!」
波ピ「た、助けてー!」


フ「平和ね」
イ「あの、助けなくて良いんですか?」
M2「主と私がいれば十分だ」
761 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2007/10/26(金) 20:54:58.48 ID:q3lBF720
主「最後はフリーザーだね」

フリ「ふふ、可愛らしいわね、貴方」
ダ「オロオロ……」
フリ「緊張してるのね……大丈夫、お姉さんに全て任せて……」
ダ「!!!!」


フ「ガチレズね」
イ「それであの、助けは」
M2「これでまた一人脱落か」
762 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/10/27(土) 08:13:37.87 ID:bUzFfcwo
みんなかわいいなおい
サンダーはロリなんかショタなんか
フリーザーのガチレズはすごく納得した
763 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/10/27(土) 14:52:06.02 ID:Jw6IiAAo
フリーザーガチレズはなんでかしっくりくるから困る

とりあえずパー速にたてて折り見てまたVipに立てればいいんじゃないか?
スレがなくならなければいいと思う
764 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2007/10/28(日) 03:23:07.16 ID:WwVEq6o0
>>762
サンダーはロリとかショタというか、バカ

【M2とトカゲ姐さん】

サンダー「ねーねー! 遊ぼうぜー!」
ファイヤ「遊びに付き合っている暇は無い。私達には主をお守りするという」
フリーザー「あら良いじゃない、三人で楽しいことしましょう? フフ」
ファ「き、貴様の楽しいは不埒なことではないかっ」
フリ「あらぁ? 私はただサンダーちゃんの遊びに付き合うだけなのに、何を想像してるのかしらねえ?」
ファ「こ、こいつ……!」
サン「ねーねー、遊ぼうよー?」


リ「三バカトリオだな」
M2「うむ」
フ「(目くそ鼻くそを笑う、か……)」
765 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2007/10/28(日) 03:29:06.75 ID:WwVEq6o0
ファイヤーは擬人化イメージはシグナム。三バカのリーダーなのにいまいちな感じが

【M2とトカゲ姐さん】

ブイ「ご主人様ー」
主「よしよし」

リ「ご主人はブイの奴を進化させねえのかな?」
M2「あの犬畜生めぇぇ……!」


サ「ねーねー、遊ぼうよー!」
ファ「バッ、かみなりを撒き散らしながら近づくな! 我々の弱点を」
フリ「あら、私も仲間に入れてちょうだぁい」
ファ「き、貴様もふぶきを出しながら近づくな! ええいっ、面倒くさい奴らめ!」


リ「……まあ、させない方が穏やかかもな」
M2「あのピーーーー(規制)めぇ……!」
766 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2007/10/28(日) 03:43:28.49 ID:WwVEq6o0
【M2とトカゲ姐さん】

主「よし、交換でフーディンゲットだ」

フー「(フッ……なんてマヌケ面だ。これだから人間はくだらない生物だ。まあ良い、エスパー系最強の私の強さに
   驚き、そしてひれ伏すが良い。こうして進化も出来て私を止められるものなど)」
M2「む、貴様が交換で入った新人か。くれぐれもマスターに失礼な態度をとらぬようにな」

スタスタ

フー「……え?」
フ「えっと、頑張りなさい」


767 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2007/10/28(日) 03:48:38.81 ID:WwVEq6o0
【M2とトカゲ姐さん】

フー「(な、なぜミュウツーなんて化け物がここにっ? ……いやいや、アレは例外。どうせ他の奴等などどこぞの)」

サ「ねーねーファイヤー、見てみてー! 10万ボルトにかみなりで100万ボルトー!」
ファ「ぬおお!? 死ぬ! 死ぬだろバカ!」
フリ「あら、それなら私も冷凍ビームにふぶきで」
ファ「このバカどもいい加減に!」

フー「……」
リ「ま、楽しくやろうぜ新人」


768 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2007/10/28(日) 03:53:48.89 ID:WwVEq6o0
【M2とトカゲ姐さん】

ブイ「あなたが新しくご主人様のポケモンになった人ですねー、よろしくお願いします」
フー「あ、ああ(なんだ、ただのイーブイじゃないか。さっさと進化させればいいものを。やはり人間など)」

主「イーブイ! サンダースキャンセルでシャワーズに進化だ!」

フー「……」
M2「なんでもマトというトレーナーから貰ったらしい。まあ、どうでもいいがな」
769 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/10/28(日) 07:35:19.84 ID:upQm//.o
アホの子かわいいよアホの子
フーディン気の毒だよフーディン
770 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/10/28(日) 16:23:54.08 ID:MJeU6Qg0
このスレは安泰だぜ!

しっかし、ネット繋がりにくいな・・・
771 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2007/10/28(日) 17:29:59.72 ID:dPm9mJY0
【M2とトカゲ姐さん】

フー「私は一体どうすれば……」
主「どうした? フーディン。ここに来て悩んでるみたいだけど」
フー「マ、マスター」
主「どうして悩んでるのか分からないけど、俺はいつでも力になるから、な?」
フー「……ウワーン!」

ダッ!

主「フーディン!?」

フ「とどめになっちゃったみたいね」
M2「私の主に近づく者は誰であろうと許さない」
772 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2007/11/05(月) 02:17:58.67 ID:GzFRlYAO
フーディンかわいそうwwwwww
773 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/18(日) 03:55:37.45 ID:rB/YYYU0
ようやく繋がった・・・
どうやらウチの電話線にロトムが生息していたらしい
774 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/18(日) 03:56:57.04 ID:rB/YYYU0
「とくべつ:ミュウツー“サイコキネシス”〜当然、マスターボールで〜」


ある日の夕暮れ、子供の遊具を取り扱う和やかなブースの一角。
そこは子供達の豊な想像力を引き伸ばすための楽しいアイテムで満載だ。
必然的に楽しげな笑い声が響き、誰しもが闊歩して思い思いの商品を手に取り、定める。

だが、そんな楽しい雰囲気のブースに、たった“一箇所”だけ、子供の立ち寄らない箇所があった。
そこは普段なら、子供達が挙って群がり、プラスティック質のパックを持って遊ぶ場所。
『ポケモンバトリオ』と言われる、擬似的にトレーナーの気分を味わえる人気のゲームが設置してあったはずだ。

だが、どういう訳か、そこに子供達の姿はどこにも見えない。
代わって、明らかに淀んだ粘着質の“空気”が周囲をお構いなしに戦慄させていた。
そして、何やら中腰の姿勢で、ひたすら“連コ”行為を繰り返す色白の女性がいた。

その女性は排出されるパックを見る度、深い嘆息を吐いては、パックを握り潰している。
鬼気迫る様子に、とても子供達は介入する隙も無く、ただ遠くで指を咥えているだけだ。
再び、新たに百円玉を投入して、排出されたパックを取り出し、また嘆息を吐き出す。

「ちがう……ブイゼルちがう……!」

モンスターボールを躊躇することなく握り潰し、新たに百円玉を投入し続ける。
そして、次に彼女が手にしたパックは、“紫色”のモンスターボール――『ダークライ』であった。

775 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/18(日) 03:57:48.27 ID:rB/YYYU0

「あ、“だーくらい”だ!?」

思わず子供達も珍しいパックの登場に興奮を隠し切れない。
だが――、

「しゃあさぁぁいッ!!」

女性には関係なかった。
気合を入れると彼女は目を輝かせる子供達の前で、ダークライのパックを握り潰した。
例え如何ほどの価値があろうと、彼女には寸分程の値打ちもないのだ。
ダークライ然り、リザードン然り、フシギバナ然りだ――。

何故なら、彼女にとって何よりも優先すべき事態が“他”にあったからだ。
幾度と無く繰り返された“連コ”のため、遂にバトリオは「パック切れ」を女性に告げた。
突如、女性の表情が暗く沈み、瞳の奥底に「絶望」が浮き沈みする。

それも束の間、次の瞬間、バトリオは粉微塵に爆ぜてブースの一角から存在を抹消する。
大爆発に驚き、慌てて客が逃げ出す最中、当事者の女性はその場に佇んでいた。
仁王立ちして、俯く顔をなぞって涙が滴り落ちる。

「どうして“私”が無いんだ!? どうして“ミュウツー”が無いんだァーッ!」

世界最強にして世界一珍しいポケモンは、とっても“ナイーブ”だった。


776 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/18(日) 03:58:54.50 ID:rB/YYYU0


その日の夕飯、ミュウツーは泣きはらした顔で帰宅した。
頬に乾ききらない涙の筋を残していたため、大慌てで彼女のトレーナーが駆け寄る。

「どうしたの!? 何があったの、ミュウツー?」
「あるじ……主……私は無力だ……。貴方の役に立てないのだ……」

てんで伝わらない言葉を途切れ途切れに話し、大筋の事態を飲み込んだ頃、すでに時刻は日付変更線を跨いでいた。
青年は頻りに唸り、どうしたものか解決の糸口を必死で模索する。
とにかくネックなのは、話にあった“ゲーム”の状況だ。

あのゲームは、まだ二弾までしか稼動していない。
それに引き換え、ポケモンの種類はおよそ五百もの数が存在する。
全てのポケモンが登場するまで、下手をすれば「第十弾」まで掛かるかも知れないのだ。

それまでの間、果たしてミュウツーが待っていられるのか甚だ疑問だ。
この子は何かと思いつめるし、なまじ力が強いから周囲の影響も考えなくてはならない。
青年は必死に思案した。

「ミュウツー? そのゲームだけど……どうしても自分のパックが欲し――」
「欲しいです!」
「即決だな……やれやれ、どうしたもんかな?」

理由は分からないが、とにかくミュウツーは自分のパックが欲しいのだ。
遮二無二、自分のパックデータが欲しくて、普段立ち寄らない玩具屋にまで出向いている。
それほどまで“渇望”する訳とは一体、なんであろうか?
青年の思考は「解決」よりも、興味本位からくる「探求」へと移っていた。

777 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/18(日) 03:59:28.35 ID:rB/YYYU0

「どうして欲しいの? もう少し待てば、その内出てくると思うけど」
「後手、後手では困るんだ! すぐ手に入れないと……困るんだ。とにかく……」
「とにかく……ね? そこん処が分からないのだけど、話してもらえないかな?」

青年の言葉に口篭り、ミュウツーは俯いて、それから上目遣いに青年を見た。
すぐ目の前で、彼は普段と変わらない表情でこちらを見ている。頬が照り始めた。
膝を見下ろし、それからもう一度、青年の顔を盗み見る。

咎めるつもりの無い、優しい彼の視線は、自然とミュウツーに告白を促した。
恥かしそうに、人差し指同士を近づけて、頻りにつつきあい始める。

「――があるから……」
「え?」

聞き取れない早さで喋られ、青年は無意識に身体を乗り出した。
顔が近付き、ミュウツーは更に表情を赤らめる。そして、俯いた。

「プライド……私は自他共に認める最強種族なわけだから、無いのはおかしい……」
「ほうほう」
「それに……」
「それに?」

理由を語る合間、ミュウツーは頻りに肩を震わせていた。
それは“恥かしさ”であった。
今から説明する事が、それだけ「子供じみた」事であると、彼女に自覚があったのだ。

778 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/18(日) 04:00:22.52 ID:rB/YYYU0

しかし、主に隠し事が出来ない彼女は、その事を打ち明けなくてはならない。
だから、屈辱を必死に押さえ込んでいた。

「トカゲとカエル……ゴミ袋なんて……!!」
「とかげ?」
「なんでも無い! 帰り道で大量に積んであったんだ!」

訳のわからない誤魔化しを入れ、ミュウツーは深呼吸を始めた。
とにかく、“本当”のことを言わない事には、収拾が付かないのだ。
その事を肝に銘じて、いよいよ諦めの息を零し、彼女は向き直った。

「“みんな”あるのに……私だけのが無い……」
「みんな……」

範唱する青年に頷き、ミュウツーは半べそ掻くと鼻を啜った。

「リザードンも、フシギバナも……皆、登場しているのに私だけのパックが無いんだ」
「うん、それは分かっているけど……」
「それだけじゃない! ダークライなんて、マスターボールなんだよ!? 強いんだよ!?」

急に子供じみ、ミュウツーは青年ににじり寄って、彼に尻餅つかせる。
涙を流し、頻りにしゃくり上げて、とうとう彼女は泣き出してしまった。

779 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/18(日) 04:01:07.15 ID:rB/YYYU0

「ズルイ! “アイツら”ズルだ! 私を除け者にして、主から隔離するつもりなんだ!」

とんでもない言い掛かりだが、彼女からすれば、ほとんど確定していることなのだ。
なまじ頭が働きすぎる分、回りまわって、終点が幼稚な論理に行き着いてしまう。
彼女は必死だった。本当に除け者にされて、旅の途中で捨てられてしまうかも知れない。

そう思うと、恐ろしくて、とてもまともな神経でいられなかった。
大好きな青年と離れ離れになる可能性が、万に一つでもあることが既に恐怖だった。
だから、彼女はどんな場合においても、“一番”でありたかった。

“一番”なら、誰にも重用される。当然、青年も自分を必要としてくれるはずだ。
しかし、今回ばかりは、それが通用しない。怖くて、怖くて、参ってしまいそうだった。
子供のように泣きじゃくり、感情のぶり返しに翻弄される。

普段からは想像もしない、生の表情がそこにあり、ふと――視線が惹き付けられる。
その様子を前にして、青年は何を思ったのか。
目の前で泣き叫ぶ“最強生物”のあられもない姿に、彼は失望したのだろうか。

一向に泣き止まない女性に対して、青年が下した結論は、たった一つ。
両腕でもっての、温かな「抱擁」だ。飾った言葉は何一つ必要ない。
必要なのは相手と同じ、「生の心」だ。この間に、「虚構」の介入する隙間は全く無い。

嘘偽りの心無く、彼は本心から優しく彼女の身体を抱き寄せた。
途端に泣き声が止んだ。ただ二人の周りを静寂が包み込む。

「そんな事で悩んでたの? 君らしくないな……俺がそんな事をすると思う?」

780 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/18(日) 04:02:02.55 ID:rB/YYYU0

腕の隙間から覗くミュウツーの目を見下ろし、青年は微笑みかけた。
そして、抱きしめる力を強める。二度と手放さないように、しっかりと。
とても華奢で、折れてしまいそうな身体でも、今日ばかりは容赦しない。

「誰が――“大好きなミュウツー”を手放すもんか! 君はずっと、俺と一緒だよ?」

瞬間、ミュウツーの瞼が大きく開く。
青年は真偽を探ろうとする彼女の目をしっかり見据えた。
嘘のない、本当の言葉であることを理解し、ミュウツーの目に涙がたまる。

存外、泣き虫なのかも知れない。
長い間、孤独に生きてきた反動で、彼女は拒絶される事を強烈に嫌う。
哀しい性だ。

だから少しでも、その不安を解消してあげたい。
その為だったら、いくらでも胸を貸そう。いくらでも泣いたらいい。
純白の頭髪を優しく梳き、そっと鼻先をつむじ部分に密着させる。

「落ち着いた?」
「……うん」

消え入りそうな声で、ミュウツーは何とか返事をした。
それを満足げに聞き入れて、青年は抱擁を解き、最後に彼女の頭をクシャクシャに撫でた。

「もう、寝よう?」

大きな欠伸一つ。目尻を擦り、青年は目の前の女性に答えを促した。
返事はすでに決まっている。
そして、ミュウツーは今日最初の笑顔を青年に披露した。

「はい」

<了>

781 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/18(日) 04:02:35.16 ID:rB/YYYU0

その頃、
「大げさ過ぎんだろ……」
「ミュウツーにも、あんなに可愛い面があったのですね」
「…………」

みんな思う所が一様にあるようでした。

782 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2007/11/18(日) 04:41:22.75 ID:a98I2mQo
>「しゃあさぁぁいッ!!」
こんな一面も・・・かぁいい
783 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2007/11/18(日) 15:18:00.65 ID:wT9GPzk0
いいよいいよー
784 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/20(火) 17:11:58.41 ID:gdC8.2SO
幼児退行ちょっと好きだ
ミュウツーかわいいよミュウツー

あのゲーム、始めに出たのマスキッパだったんだけど
どうしよう
785 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/20(火) 21:35:12.50 ID:ecJAfGI0
くれ



そして、なにかネタをくれ
786 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/20(火) 21:56:12.57 ID:2hmKdfo0
もうそろそろ冬ネタが読みたい季節になったね。
787 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/21(水) 01:26:48.56 ID:3ycmnmQ0
>冬ネタ


なるほど…湯煙殺人か
みなぎtttってきたぜ!
788 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/21(水) 09:55:47.19 ID:qK/yEQSO
雪合戦とかこたつとか鍋とか
789 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/21(水) 13:21:16.83 ID:CDAW/wco
温泉!温泉!
790 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/21(水) 19:07:56.67 ID:3ycmnmQ0
「どう考えても冤罪です 〜エイパム一同〜」


ここは「クサツシティ」。

とある“事情”から馴染みの一行は温泉で有名なこの土地にやってきていた。
硫黄の何ともいえない芳香が鼻腔を突き、改めてこの場が温泉街である事を実感させる。
何はともあれ、今日の宿を取り決めると、後は自由行動と相成り、早速、温泉へ繰り出す。

「それでは御主人様、ごゆるりと堪能されてください」
「うん、そっちもね」

暖簾の前でフシギバナが会釈し、それを青年が手を振って返す。
当然だが、男湯と女湯に分かれており、青年はその場で彼女と別行動になった。
少し残念だ、と内心思いつつ、それでも暖簾の奥から漂う湯気の誘惑は魅力的だ。

「花より団子」とは言い得て妙である。
それを実感しつつ、彼は一人、脱衣場を抜けて石畳の上に繰り出した。
冷たいのかと思ったが、源泉が湧き出している地脈の熱の所為か、足元は大分暖かい。

「これは上せちゃうかも知れないな」

外は存外に冷え込む。それを考えると、ここは天国のような場所だ。
思わず吐露した本音をそのまま、青年は身体を洗浄し、泡を綺麗に落として準備を整える。
“準備”とは――言わずと知れた、とても行儀の悪い「あれ」の事だ。

子供なら、誰しもが一度は夢見た風呂の入浴法。いわゆる、「飛び込み」。
辺りを見回し確認を取ると、幸運なことに貸し切り状態である。
天佑、これはやらねば一生涯、後悔するに違いない!

791 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/21(水) 19:08:36.53 ID:3ycmnmQ0

逸る気持ちを抑えきれず、クラウチングスタートの体勢を取り、右足に全力を注入する。
そして――駆けた。身体に備わる全開の力で一途、目の前の温泉目掛けて走った。
最高のスタートは最速の加速を生み、青年の身体は段々、速度を増していく。

見えた! “K点”――!

踏み込む先に足を突っ込み、全力で踏ん張ると、彼の身体は凄まじい勢いで――仰け反った。
そのまま後頭部をタイルに打ち付けて、今世紀最大の声量で悲鳴を上げる。
彼の足の裏には、誰かが落としたであろう石鹸の塊が、見事に引っ付いていた。

――“ベタ”すぎる。

「馬鹿はやるもんじゃない」。いい歳をして、その事にようやく気付いた秋の空。
天誅とでも言うのか、やはりマナーは守るべきなのだろう。
刺すように傷む後頭部を撫ぜながら、青年は涙ぐんでその事を肝に銘じた。

だが、それでも彼のもって生まれた幸運は流石と言うより他にない。
何故なら、彼の上げた悲鳴を聞きつけ、隣の湯からフシギバナが飛んで来たからだ。
脱衣所を抜けて、彼女は青年に走り寄ると、荒んだ呼吸を整え、心配そうに覗き込む。

792 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/21(水) 19:09:08.20 ID:3ycmnmQ0

「御主人様、大事ありませんか!?」

言いながら、彼女は青年が抑える後頭部に自身の手を重ねて、気が気でない様子だ。
余程、急いでいたのだろう。着替える間も無く、彼女はほとんど裸に近い状態だった。
とは言え、バスタオルで肌の露出を最小限に抑えているのだが、それでも相当に色っぽい。

そんな邪な目で見られている事など知りもしない彼女は、大真面目に心配している。
その姿を見ていると、さすがにイヤらしい事を考えている方も、引け目を感じてくる。

さて、どうしたものか? まさか、「飛び込もうとして失敗した」なんて言える筈も無い。
彼女は真剣に安否を気遣ってくれている。なにか、納得できる説明をしなくてはならない。
そうこうしている内に、フシギバナの問いは核心に向けられる。

「どうして頭を打ったのですか?」

どうしよう……本当に困った。
フシギバナは今にも泣き出しそうだ。
いっその事、本当のことを言ってしまおうか? 今ならまだ、冗談で済ませる気がする。

どうする? どうするんだ?

「御主人様!」
「エイパムに石鹸を投げ込まれて踏みました」

793 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/21(水) 19:09:35.63 ID:3ycmnmQ0

もう、後には引き返せない。
青年の頬を緊張のため、一滴の汗が伝い落ちる。
ばれたら、どえらい事になる。必死に平常心を保とうと努力する。

途端、フシギバナの表情が変化する。
一瞬、肝が凍える気持ちになるが、この表情は彼の嘘を見抜いたためでは無い。
確固たる“怒り”の矛先が確定した時、初めて見せる彼女の本当の怒った顔だ。

勿論、笑ってない、泣いていない、一般的な“怒った”表情ではない。
完全な――「無表情」だ。

怖い、とにかく怖すぎる。
当初、バスタオルから覗く彼女の肢体に興奮していたが、今はそんな事を考えている暇など無い。
今は遮二無二、事態が過ぎ去るのを待つのみだ。

不意に、フシギバナが腰を上げた。
何が起こるのか、今度は青年の方が、気が気では無い。
この表情になった彼女を止める術は、殆ど無いと言っていい。

踵を返し、長い緑色の髪が揺れる。
背中から、不可視の“オーラ”が感じられる。本当に怖い。
既に頭の痛みなど何のその、早急に事態の収拾を図らなくては、大惨事は免れない。

「フシギバナ……さん? どちらへ御用向きで?」

フシギバナの顎が斜めに浮き、端目から彼女の黒目が青年を見据える。

794 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/21(水) 19:10:13.74 ID:3ycmnmQ0

「御主人様に危害を加えた猿を……狩ってきます」
「そこまでしなくてもいいんじゃないかなぁ〜……?」

上目遣いに探ってみるが、やはり今の彼女にそんな小手先は通用しない。
益々、全身から漂う怒気が濃厚になっただけだ。

いかん……下手を打てば、今日からエイパムが「幻のポケモン」になってしまうかも知れない。
その火付け役になった自分は、とんでもない重罪人だ。
とにかく収拾しなくては取り返しの付かない事になる。

「良いって、良いって! 俺は全然、気にしてないんだからぁ?」
「私が納得できません」
「さいで……」

にべも無い。
フシギバナは普段の口調からは想像も出来ないほど、簡素に物を口にする。
思慮深い、彼女ならではの理論が欠片もない。

大事に思ってくれるのはありがたいが、度を越すと少々息苦しくなってくるものだ。
どうしたものかと、青年は考えあぐね、あぐねた先で暫くして――考えるのを止めた。
足の裏についた石鹸を落し、欠伸一つ吐いて、そのまま近場の温泉に身を沈める。

795 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/21(水) 19:10:41.85 ID:3ycmnmQ0

効能のほどは知らないが、湯の加減は絶妙で、芯から身体を温めてくれる。
傍目にフシギバナを覗くと、彼女はまだその場に立っていて、青年を見ている。
よく観察してみると、彼女の足先は小刻みに震えているように見えた。

考えてみれば分かる事だが、彼女は先程まで温泉に浸かっていたはずだ。
そこから悲鳴を聞きつけ、大急ぎで男湯までやってきたということは――。
彼女は今、湯冷めの状態なのだ。震えているのは、身体が冷えている証拠だ。

青年の手が緩慢に動き、立ち惚けのフシギバナを手招きする。

「そんなとこに立ってたら風邪引くよ。男湯だけどゆっくりしたら?」
「でも……」
「もう、いいからさ? 大事に思ってくれるのは嬉しいけどね」

石段にすがり、気持ち良さそうに喉を鳴らす。
すると、次第にフシギバナを覆っていた怒気の影が、薄まっていくような気がした。
もう一度、傍目に彼女を盗み見ると、やはり寒いのか、肩を抱いて温泉を眺めている。

躊躇している様子が、何だか“いじらしく”て、可愛く思えてくる。

「こっちの湯は甘いぞ〜?」
「もう、からかわないでください!」

替え歌を皮切りに、フシギバナの表情は晴れ、普段通りの優しい顔に戻る。
そして、やはり寒かったのだろう。彼女は誘われるまま、青年の待つ湯へ静かに足先から身を浸した。
入浴と同時に、心地良さそうな吐息が清音で漏れる。

796 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/21(水) 19:11:21.89 ID:3ycmnmQ0

「マナーを守るって、素晴らしいな」
「? そうですね」

正面から飛んだ言葉に小首を傾げつつ、フシギバナは簡単な相槌を打った。
不意に周囲を見回し、誰も居ない事を確認して安堵の息を零す。
そして、彼女は湯の中を動き、青年の真横に陣取って腰を落ち着けた。

横から降る表情は何時もどおり、少年のようにあどけない青年の顔。
最近は遠くから覗く事の多かった表情が、今日に限り、こんなに近くにある。

「今日くらい、構いませんよね?」
「ん、いいんでない?」

多分、意図する事の意味を履き違えているに違いない。
それでも、青年の肯定は彼女の背徳感を和らげた。
何時も影から人を立てる事の多い彼女にとって、青年を専横することは心が痛む。

それでも、周りの子達同様に彼のことが好きなのだから、どうしようもない。
限定的に、今日と言う日をクリスマスに見立て、その贈り物を貰ったのだと解釈しよう。
そう思うと、何だか温かい。

797 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/21(水) 19:14:05.04 ID:3ycmnmQ0

「よし、誤魔化した!」
「……?」

たまに分からない事を口にするのも、彼の魅力の一つだろう。
何時までも、童心を忘れず、偏見を抱かないから一行は成り立っている。

その過程を経て今の自分がここに居る。
彼に付いて来て、本当によかった。

秋の夜空に、ふと昔の思いが過ぎり、天に居座る月を見て――笑った。



<了>


798 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/21(水) 22:39:20.90 ID:Mz3gZRU0
>>797
GJ!
いじらしいバナ姉さんも可愛いなぁ…
ぜひとも他のメンバーとのヤツも見てみたい。
799 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/21(水) 23:13:29.59 ID:HCUNvAko
なんというか、後が怖い
800 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/22(木) 17:30:45.86 ID:ccd5ndco
ヤンデレだもの
801 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/22(木) 23:05:50.23 ID:JvKJijM0
鍋食いたくなったので、次は鍋物を書いてみようかと思ったり思っていたり

精力のつくヤツを
たしか具材はすでにあったよな? えんぺらの美味そうなのが
802 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/23(金) 11:15:58.11 ID:7/KyMISO
クリスマスとかお正月とか
やっぱり病むけどネ☆
803 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/23(金) 14:39:34.86 ID:zy9KmmA0
病んデレ修行のためにスクールデイズを見たら本当にちびった
804 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/24(土) 10:19:02.52 ID:0qHIDv20
唐突だが「海んチュウ」が完成したので投下する

まあ、暇潰しにでも目を通してくれ
805 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2007/11/24(土) 10:20:10.30 ID:0qHIDv20
海んチュウ、イッペーカナサン!<続々>



――暑い。

茹だるような熱気が絶えず身体中に纏わりつき、片時も安らぐ暇を与えようとはしない。
そして空気には膨大な量の湿気が常に含まれて、息を吸う度、喉に絡んでむせ返った。
本土の気候ではまず有り得ない、明らかに不自然な事象だ。

おまけに空を仰いでみれば、お天道様は妙に不機嫌そうでうねってばかり。
灰色の雲を集められるだけ集めて、まるで憂さ晴らしの準備を進めているようだ。
勿論それは“台風”に他ならない。

「雨が降ってきたら悪ィけど、さっきのおっさんところに戻るぜ……俺は」

頻りに空模様を確認しつつ、リザードンは汗ばむ手で愛飲の煙草に火をつけた。
彼女らしくない、ひどく弱気な発言と態度だが、それも彼女が『何者』であるかを知れば自ずと納得できるはずだ。
彼女は『リザードン』。命の灯である尾の先端の炎が消えたとき、それは彼女が息絶える瞬間でもある。

長く伸びる尾を丸め、先端の炎を身体の前方に持ってくると前屈になって炎を隠す。
なんとも情け無い、狂猛で雄雄しい姿はいずこへ……。
当然、雨程度の水量で炎が消える事は無いのだが、それでも“死”への圧倒的恐れは拭いようがなかった。

だから、その事をよく知る青年は滴る汗を払い、振り向いて彼女の意見を肯定するよう頷いた。

「ああ、当然だ。だけど、その前に……あの子を連れて帰らないとね?」

806 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/24(土) 10:20:50.35 ID:0qHIDv20

前屈姿勢のリザードンに分かるよう、青年は言いながら自分の後ろを親指で指し示した。
青年の陰から奥を窺うと、数メートル先の大きな木陰に隠れて、雷の形をした尾っぽが顔を覗かせている。
確認するまでも無い、そこにピカチュウが蹲っていた。

「ようやく見つけたな……さっさと引っ張って帰ろうぜ」
「いや、それじゃ強引過ぎる……少し、話を聞こう」

結論を急くリザードンを止めて、青年は成るだけ刺激しないよう静かな足取りで近付いていく。
手の届く、ほんの数十センチのところまで近寄ると、ピカチュウは咄嗟に振り向いた。
目元が赤く腫れて、頻りに鼻を啜る音はついさっきまで泣いていた事実を如実に語る。

青年と思わぬ対面を果たし、ピカチュウは慌てて目尻を擦って務めて平静を装おうとした。
しかし、一度決壊した涙腺は、中々言う事を聞いてはくれず、何度拭っても涙は溢れた。

「何しに来たんやぁ、にーにー? わんは取り込み中さぁ……」

あらぬ姿を目撃されて、ピカチュウは少しだけ不機嫌そうに喉を鳴らす。
しかし、その様子はピカチュウの容姿と相俟って愛らしく、不思議と笑いが込み上げてくる。
怒っている相手を前に不謹慎極まりないが、どうにも堪らない。

「なにニヤついてるさぁ?」

やはり指摘されて、青年は疑問を浮べるピカチュウと目線を合わせるため腰を落とした。
見れば見るほど、笑窪が窪んで愛らしい表情をしている。

「何だか君を見てると、嬉しくなっちゃってさ」

両の手を合わせて謝罪し、それが済むと暫く隣に腰掛けて遠くに望める海の様子を窺った。
離れて立つリザードンにも手招きすると、自分のすぐ隣に座らせてのんびり時間をすごす。

一分、五分、十五分……何時まで経っても彼はその場を動こうとしない。
そればかりか、本来の役割を忘れたように根を張って、一言も口を聞こうとしなかった。
さすがに訝り、リザードンとピカチュウはお互いに青年の顔を見始め、一体彼が何を考えているのか想像が始まる。

本来の目的はピカチュウを連れて帰ることだ。しかし、彼は木陰に根を張って、まったく動こうとしない。
目的を忘れてしまったのか、それとも、そもそもピカチュウを連れて帰る気が無いのか。
リザードン達の想像は、突如目の前から漂う盛大な『あくび』の音で現実へと引き戻される。

807 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/24(土) 10:21:26.51 ID:0qHIDv20

あくびの発信源、青年は大口を広げて、さも気持ち良さそうに独特の音響を鳴らす。
滲んだ涙を拭い、そこで初めて二人からの視線に気付いて目を丸めた。

「なに?」
「『なに?』じゃねえよ! さっきから何考えてやがったんだよ」

脱力も間も無く、リザードンは待ち惚けを食らった苛立ちを込めて青年ににじり寄る。
鼻と鼻が触れ合う距離に近付いて、青年は至って素面の面持ちで耳の後ろを掻いた。

「いや……“眠いなぁ”って」

リザードンはそのままつんのめって、顔面から地面に突っ込んだ。
分かってはいるけれど、本当にこの人間だけは何を考えているのか理解出来ない。
字の如く出鼻を挫かれたリザードンは、鼻を押さえつつ身体を引っ込めた。
すぐ隣では、申し訳なさそうに後頭部を掻く青年の苦笑いが視界に入り込んでくる。

「ごめん、ごめん。でも、俺は普段からそんなに深く物事は考えたりしないよ」

掻く手を膝の上に置くと、彼は遠めに映る灰色の水面を流し見た。
そのすぐ隣で鼻息が漏れる。

「知ってるよ。アンタはいつでも“ヘラヘラ”しっぱなしじゃないか」
「手厳しいね」

案の定、返された言葉は刺々しく、そして青年の答えにも変化が無い。
リザードンは性格に一致した、青年も見た目に反映された裏表の無い返答。
その事実に気付いた瞬間、隣同士に腰掛ける男女はほぼ同時に口元を吊る。

他愛の無い会話のお陰で、少しばかりリザードンの機嫌も上向く。
そうすれば、当面の厄介ごとも終止となり、今度の興味は反対側に座るピカチュウに移る。
相変わらず青年たちの言動に付いて行けてないらしく、形のいい眉を寄せていた。
808 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/24(土) 10:21:58.82 ID:0qHIDv20

「ああ、ごめん。どうも“俺”という人間は普通の人と感性が違うようでね? 勝手に喋っちゃうんだ」
「はーん……」
「だから何時の間にか知らぬ間に、他人を苛立たせてしまうらしい」

困ったような表情を浮かべて、青年は改めてピカチュウの方へ体の向きを変えた。
小柄な体格のピカチュウと青年が向き合うと、座った体勢でもかなりの差が生じる。
青年を見上げながら、ピカチュウは雷型の尾を左右に揺らす。

「にーにーは何しに来たん? わんを連れて戻しに来たんじゃ……」
「始めはね……でも、それじゃ強引過ぎるし、君も納得しないでしょ?」

首を傾げ、質問を投げかけるピカチュウの視線に、青年は人差し指を顔の前に立てて示した。
まるで子供を相手に静かにするよう指示をくれるような、分かりやすい構図が出来上がる。
途端に青年は目を細めたかと思うと、頬を緩ませて微笑み始める。

不思議な笑い顔だ。嫌味を微塵も感じさせない、とても安心感を覚える。
それを間近に見ていて、ピカチュウは無意識の内に気分が向上してくる事に気付いた。
表現の難しい、今の自分では上手く言葉に出来ない思いが胸に湧いてきて、静かに溜息を吐く。

視線が外され、暫くの閑話休題を挟み、ピカチュウは再び青年と視線を交わした。
奥に居座るリザードンにも一瞥くれると、ピカチュウは真剣に言葉を吟味して、軽く息を吐く。
両手を合わせて指を組み、頻りに揉んでタイミングを量る。

「にーにーは……確か、“波乗り”する電気ポケモンを見に来たんでしょ?」
「ん……? うん、そうだよ」
809 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/24(土) 10:22:27.34 ID:0qHIDv20

突然なにを言い出すのかと面食らいつつ、青年は素面顔のまま首を傾げて返事をした。
問い自体は耳に入っていたが、何分急な話だったので、彼は真意を探らずに肯定してしまう。
すると間髪いれずピカチュウは立ち上がり、横から見上げる青年の腕を強引に引き寄せた。

腕を引かれ、腰が持ち上がると必然的に青年の身体は木陰の傍に立つ事になる。
青年が立ち上がると、それに伴ってリザードンも腰を上げて立ち上がる。
一瞬、互いに視線を交わし、それから同時にピカチュウの方へ顔の向きを揃える。

見れば、期待に胸膨らませる純粋無垢の子供の視線が降りかかり、危うく気圧されそうになる。
ピカチュウは頻りに青年の腕を引き、さも嬉しそうに雷型の尾を元気一杯振り回していた。

「だったら、見に行こう! わんが案内してあげるさぁ!」

鼻息荒く提案を持ちかけるピカチュウの様子は、かなり強引で力任せな印象が伺えた。
この様子では諭したところで聞き入れそうに無く、青年は横目にリザードンを見た。
彼女の意見は……肩を竦め、「好きなようにしてくれ」という消極的な意思表示が見て取れる。

そうなれば、すべて青年の一存で決めなくてはならない。
利き腕を頻りに引かれながら、彼は一方で「フシギバナがいればなあ」などと考えていた。

とは言え、無いものねだりしていても発展は無い。
それに発想の転換を行えば、これはある意味“願ったり叶ったり”なのだ。
自分は確かに『波乗りをする電気ポケモン』を見にやってきたのだから。

「そうだね、じゃあお願いしようかな?」
「やりぃ! それじゃ、わんに付いてきてよ!」

肯定を得られたピカチュウは嬉々して飛び上がり、青年の腕を取って一目散に駆け出した。
青年は引き摺られるままに小走りし、その後ろをリザードンが前屈みになって追走する。
目的地に向かうこの歪な列は、石垣の壁が視界から消えるまでの間、暫く続けられた。

そして緩やかな丘に到達すると、そこから遠目に見える砂浜の様子を並んで窺う。
相変わらず海は淀んだ空の色を映して、灰色の波を幾重にも拡げているようだ。
これを見る限りでは、素人目にもひどく海が時化っているように感じられる。

810 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/24(土) 10:22:56.89 ID:0qHIDv20

そんな荒れ模様であっても、砂浜に群生するパラソルの数は一向に減らないから不思議だ。
シーズンを逃さぬよう、誰も彼もが躍起になって海水浴にやってきているのだろう。
人は楽しい一時を満喫するためなら、危険に対する意識が麻痺する生き物なのかも知れない。

それでも流石に沖まで出ている人間はおらず、波にさらわれないよう近辺で遊んでいる。
おまけに、どこを見渡しても、サーフィンに興じている様子はまったく見受けられない。
人間然り、ポケモン然りだ。当然といえば、当然であろう。

「誰も、サーフィンしてねえな」
「ああ……そうらしいね」

やはり日を間違って来てしまったらしい。荒れる波を目に収め、青年は内心帰り支度を始めた。
これ以上、この島に留まっている理由はなくなった。幾らベテランサーファーでも、時化た波に乗ろうとは考えない筈だ。

当初思い描いていた計画が泡と消え、収穫といえば熱射病に苦しむミュウツー只一人。
さしもの青年も、今回ばかりは楽観的に物を見る事は出来そうになかった。
責任は、重大である。

「帰ろうか……」
「え、なんでさぁ!?」
「いや……ね」

811 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/24(土) 10:23:27.76 ID:0qHIDv20

思わず吐露してしまった本音に食いつかれ、青年は咄嗟の言葉に窮した。
しかし、“本音”は“本音”だ。今更、糊塗する必要も無い。
青年は一度、唾を飲み込むと、抗議の視線を浴びせてくるピカチュウを見た。

直後、ジーンズのポケットが激しく震え、青年は何事かとポケットに手を伸ばした。
案の定、携帯電話に着信が掛かっており、彼は急いで送信者を確認して電話をかける。
一応、先客がいるので、手早く話を済ませるつもりだった。

「フシギバナかい? どうしたの……」

電話口の相手を呼び、要件の有無を尋ねると、青年はそのまま返答を待った。
数拍、間が空いて、聞き耳立てる受話器からは、フシギバナの荒い息遣いが漏れる。
ひどく疲れたような、それでいて切迫した雰囲気が窺え、緊張が走る。

息を整えているのだろう、受話器からは続けざまに息を吸い込む音が聞こえた。
それを皮切りにして、フシギバナは慌てた様子をそのまま、青年に向かって話し始める。

「ご主人様! 申し訳ありません。そちらに――イーブイがお邪魔していませんか?」
「え……イーブイ? 居ないけど?」

予想だしない登場物の名に、青年は咄嗟の意見として端的に不在を述べた。
それを聞いたフシギバナは、心底困り果てたように溜息を零し、小さく唸った。

「まあ、どうしましょう……周辺を探したのですが、どこにも居なくて……」

受話器から聞こえるフシギバナの声が、段々と弱弱しくなってくる。
生来からくる面倒見のよさが、忽然と消えた仲間の心配に繋がり、今にも泣き出しそうなのだ。
普段はチームの母親役を担っている彼女も、やはり年相応の脆い部分がある。

それを知っているからこそ、せめてこの時だけでも“男の務め”を果たすべきだろう。
出来るだけ、安心するよう心がけて、声を落ち着かせて彼女に言い聞かせるのだ。
島に到着してからの無様な振る舞いに対する「挽回」の意味もあったかも知れない。

812 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/24(土) 10:23:57.08 ID:0qHIDv20

しかし、今この瞬間だけは、純粋に一人の女性の心の安否を願っていた。
その思いだけは、嘘じゃないと信じている。

「そうか……こっちで探してみるよ。君はそこにいて、帰って来るかも知れないから」

父性に満ちた優しい声が響き、突如として緊張の糸がほぐれる。
暫くして、電話口からも安堵を思わせる息が漏れ聞こえた。

「……分かりました。よろしくお願いします――」
「いい子だ」
「もう……」

最後に、二、三言葉を交わすと、青年は通話を切った。
振り返り、左右に立つ二人の視線を受けて、彼は再び頼りない笑顔を浮べる。

「なんだか面倒な事になってるみたい」
「言わなくても分かるよ。大方、イーブイのヤツが迷子になってるとかいう“オチ”だろ?」
「そうそう、探さなきゃね……」

頼りない言葉に続き、リザードンの溜息が零れる。
漂う彼女の溜息には、「またか」という大きな諦観も含まれている。
仲間の中で最も年齢が幼いゆえの行動力なのか、イーブイの蒸発は頻繁に起こっていた。

とりあえず次の行動が決定し、一時、帰路は諦めて、青年は捜索の手順を模索した。
当然、フシギバナの待つ庵にはいないので、自分達の通ってきた道のりは除外する。
そうなると、後は必然的に自分達より「先」の世界、ビーチに意識が固まってくる。

考えれば考えるほど、ビーチは大勢の人間が集まる場所であり、活気付いている。
普段余り見ない海の満ち引き、そして食欲を満たす「海の家」――誘惑は必然と思えた。

「ガキの行動原理が単純なのが幸いしたな」
「問題は見つけられるか、なんだけどね……」

813 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/24(土) 10:24:24.81 ID:0qHIDv20

広大なビーチの情景を見詰め、青年とリザードンは互いに顔を見合わせて肩を落す。
相変わらず海は灰色だが、それでも砂浜には十分すぎる人でごった返していた。
もしもこの中に紛れたのであれば、小柄な少年を発見する事は非常に困難であろう。
それも、地理関係に疎い旅行者なら、尚更の話だ。

「誰か、地元の人でもいればな……」

何気なく口走った言葉が、時として有効な打開策を生み出す切っ掛けになる。
それは直後に実現し、不意に逸らした視界の中へ具体像として浮かび上がる。
地元の海に慣れ親しんだ――ピカチュウの姿が。

視線に気付き、察しよく青年の考えを見抜くと、ピカチュウは嬉しげに笑窪を浮べた。
まだ、付き合いは続きそうな……運命的な流れを汲ませる。
それを彷彿とさせる、微笑だった。



814 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/24(土) 10:25:01.04 ID:0qHIDv20

―2―


「俺はドサイドン! 波乗りをやっちゃう命知らずの先生なのさッ!?」

――という、キャッチフレーズを早口に叫んで、大柄な岩タイプのポケモンは海に沈んだ。
巨大な気泡は次第に細かくなっていき、数十秒後には完全に存在を波の中に委ね、消えた。
トレーナーらしき水着姿の女性は辺りを忙しなく歩き、ライフセーバーは頻りにトランシーバーに向かって吠えている。

ある種の阿鼻叫喚図が眼前に描かれ、野次馬に混じって様子を窺う男女一行。
まるで、これから起こる困難の道のりを示唆するかのような、猛然と吹き荒ぶ嵐の予感を彼等は――別に感じていなかった。

「無茶すんなぁ……」

海に消えた御同輩の安否を気遣いながら、リザードンは引き攣った表情で呟いた。
開幕早々、まるで空気にそぐわないネタ満載の一面に遭遇して、彼女は目的を忘れて状況を傍観している。

辺り一面、細かな砂ばかりの地形で、おまけに視界一杯に飛び込んでくる水の“バケモノ”。
苦手な物に四方を囲まれた彼女からすれば、一瞬前に起こった凄惨な現場は恐怖の象徴である。
深い、諦観に満ちた溜息を吐きつつ、彼女は踵を返して人波の中に足を向けた。

砂浜でさすがに煙草を吸うわけにもいかず、口寂しい感覚を抑えて、人ごみを縫って進む。
五十メートルほど歩いたところで、ふと彼女は思い出したように足を止めた。
振り返り、野次馬の壁を見詰めて、もう一度、溜息を吐く。

今の自分は煙草が吸えないことで口寂しいどころか、本当に孤独で寂しかったのだ。
何故なら、彼女は今、完全に一人ぼっちで、別行動を取っていた。
いや――“取らされていた”というのが、この場合、正しいのだろう。

ピカチュウの案内で砂浜まで滞りなく足を進めた矢先、青年が突然言い出したのだ。
固まって行動していては時間の無駄だ、と。
確かに、彼の言う事も一理あった。だから、リザードンは全く異論を挟まなかった。

815 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/24(土) 10:25:38.99 ID:0qHIDv20

その結果が、現状である。

「なんでやねん……」

明らかに可笑しいメンバー分けを今更ながら嘆き、彼女は誰言うでもなく突っ込みを入れる。
青年曰く、リザードンは“飛べる”から、はぐれてもすぐに合流できるから心配ないらしい。
良い方に解釈すれば「気の置けない仲」と言えるし、信頼もされているのだと思える。
だが、どうしようもなく『閑』を覚えるのだ。

何故なら――もう、“見つけた”から……。

「ねえ、ねえ! リザードンったら、あっちで面白そうな屋台があるよ!」
「そうだね、タミフルだね……」

どこか聞き覚えのある小ネタを返事代わりに、リザードンは目線を上げて溜息を吐き出す。
何の因果か、二手に分かれた直後、捜し人のイーブイは見つかっていた。
屋台にへばりつき、リンゴ飴を舐めているところを彼女が発見したのだ。

すぐ青年に伝えようとしたが、その時にはもう影も形も無かった。
それなら飛び上がって捜せばいいのだが、その間までイーブイが留まっている確証もない。
結局、何も変わらないまま、彼女はイーブイと一緒に青年を「捜して」いたのだった。

しかし、このイーブイというキャラクター。思っていた以上に曲者である。
それは一緒に行動を開始した直後から、まざまざと感じさせられた。
結論を言うと、圧倒的に“自由”なのだ。とかく何をするにも、そうとしか言いようが無い。

お陰で何をするにしても不都合が付きまとっていた。
右へ行こうと議論すれば頷くものの、実際は平然と真逆の道を突き進んでいく。
まったくこちらの意図を無視した究極の“自由人”。

少しはこっちの身にもなってくれ……。
彼と行動を共にしているはずなのに、何故か孤独を感じずにはいられない。
今もイーブイは、こちらの意図を外れて近場の海の家に足を向けていた。

「そういや……イーブイよう?」
「ん、なぁに?」

816 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/24(土) 10:26:09.66 ID:0qHIDv20

注文した焼きソバを頬張りながら、イーブイは質問に答えようと振り向く。
リザードンも屋内に入ったので、今度ばかりは構わずに煙草に火をつけて煙を吐き出す。
灰を備え付けの灰皿に落し、向かい合ってテーブルに座った。

聞きたい事は色々ある。一つは何故、勝手に砂浜までやってきたのか。
これは一応、彼の性格を考えると簡単に答えが出るが、取り合えず聞いておきたかった。

「ん〜? 何だか面白そうだったから……かな?」
「まあ、やっぱりそうだよな。――それだけ?」

思ったとおりの答えが返り、拍子抜けしたようにリザードンは煙を吐き出した。
後は青年との合流を目指し、極力はぐれないようにすれば万事安泰だ。
中年の庵で待っているフシギバナも、余計な気を回さないで済む。全てが丸く収まる。

「うん、それだけじゃないよ?」
「ふーん、それだけじゃないん……だぁ?」

予想外の答えは必然、リザードンの手元から馴染みの煙草を取り零させた。
「それだけではない」とは、まさかイーブイは考えを持って行動していたとは恐れ入る。
だが、そうすると、彼は一体なにを思ってこの場にやってきたのだろうか、興味がわく。
取り零した煙草を灰皿に押し付け、リザードンは新たに煙草を取り出し、火を点す。

「どんな“ワケ”があるっての? お前の興味を引くモンなんてな、想像つかねえよ」

煙を吐き出し、イーブイと目が合う。
イーブイは相変わらず焼きソバをつついている。
それから、不意に何かを思案するように目を泳がせ、また目が合う。

そして、焼きソバに刺した箸を抜き、その先端を店の外へ向けた。
釣られて見れば、軒先に有り体のサーフボードが立て掛けてある。
珍しい、まさかそんなものに興味を引かれるなんて、イーブイらしくない。

817 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/24(土) 10:26:44.28 ID:0qHIDv20

「オメーも波に乗りてえのか? 酔狂な事を考えるなぁ……俺には到底ムリだよ」
「う〜ん? ボクは別に波乗りなんてしたくないよ?」
「はあ? だって、お前……あのボードを指したじゃねえか。――ってか、箸で指すなよ行儀悪ィし……」

灰を灰皿に移し、それからイーブイに目を戻す。
しかし、どうやら話が噛みあってないのは、彼だけの責任と言うわけでもなさそうだ。
イーブイは箸を咥えたまま、頻りに唸っている。思う所があるようだ。

「あー、なんか解釈が悪かったのか? だったら考えを最後まで聞かせてくれよ」
「んー、そうさせてもらうよぉ」

間延びした返事を一つ、イーブイは返答を構築し、再度視線を合わせる。

「んと、おじさんの家に行ったでしょ? あそこで『アレ』と同じのを見つけたの」
「サーフボードがあったのか? そんなハイカラなもんが……」

なるほど不釣合いだ。
厳格とは行かないにしても、あの体の海の男が、あんなものを入用にするとは思えない。
だとすると、あれは誰が使っているのか、抽象はいたって簡単だ。

恐らくあの「ピカチュウ」が使っているに違いない。
ピカチュウが……サーフィンをする?

「うん、それもけっこう使い古してあったの。何だか変でしょ?」
「ああ、似合わねえ代物だとは思うよ」
「だから、興味が湧いてさ? こっちにやってきたの」

818 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/24(土) 10:27:45.05 ID:0qHIDv20

そう言うと、イーブイは残りの焼きソバを完食し、温くなった水で口直しをした。
お腹が膨れた事で眠たくなったのだろう、イーブイは大きな欠伸をした。
それを傍目に、リザードンは思う所があるらしく、考え込むように唸っている。
煙草の灰が伸び、擡げて零れそうになったところで、彼女は慌てて灰を皿に落とした。

どうやら目的の『ポケモン』は既に見つけていたらしい。
まさに灯台下暗し、それが今、青年と共に行動している。
出来ることなら早急にその事を伝えたいが、何分、思ったように行かないものだ。

それより気になるのは、どうしてあの中年は、当初の質問を“否定”したのだろうか?
イーブイは本能に忠実な性格であるから、まず“嘘”というものを吐かない。
だから、彼の話はかなりの信憑性があるし、中年の否定文句も気になる。

自分達が余所者だから、あえて嘘を言った?
そう仮定するなら、何故、彼は自分達を庵に招いたのか、この線は矛盾する。

だとするならば、こういう考えも出来る。
漁師というものは、やたらと“実力”を重視する生き物だ。
恐らく、ピカチュウの実力を認めていなかったから、敢えて自分達の前で否定した。
この方が、話に一貫性があり、信憑性も沸いてくる。

しかし、それだけが理由なのか?

「何考えてんの……?」
「うん? 別に、たいしたことじゃねえ……」

重い腰を上げ、名残惜しげに煙草を灰皿に押し付け、リザードンは軒先に立った。
後からイーブイが出てきて、彼を一応の先頭に見立て、リザードンが付いて歩く。
見失わないよう、注意しながら砂浜を行き、ふと空模様を確認する。

そういえば、こんなに曇っているというのに、一滴も降ってきてはいなかった。
台風の予兆? ある意味、それ以上の難敵が潜んでいる気がして、どうも落ち着かない。
視線を戻し、まだイーブイを見失っていないことを確認して、彼女は独り、溜息を零す。



819 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/24(土) 10:28:17.71 ID:0qHIDv20

     ―3―



「雲行きが怪しいな……リザードンは大丈夫かな?」
「ねえ、そんなことよりも、にーにー? 今度はあのお店に行くさぁ!」
「はい、はい……」

小柄なピカチュウに裾を引かれて、青年は苦笑いを浮べつつ、歩を進める。
目的を大きく外れた行動に、当初は戸惑ったものだが、慣れてくると辛くは無い。
日頃の生活がこんな所で活きてくるとは、なんとも複雑な思いである。

しかし、どうしたものか?
実際問題、イーブイを見つけないことには本懐を果たしたとは言えない。
それに、男性の元に残してきたフシギバナも気を揉んでいる筈だ。

「ねえ、君? 出店の案内は嬉しいんだけど、ボチボチ人探しを再開してもいいかな?」
「えー!? そんなのつまんないさぁ!」
「つまらないって言っても、人攫いとかに遭っていたら……俺は申し訳が立たないよ」

青年の困窮した様子に、ようやくピカチュウも思いを汲んだか、裾を引く手を離した。
つまらなそうに口を尖がらせ、後頭部を両手で押さえてそっぽを向く。
頭で分かっていても、心までは納得がいかなかったようだ。

「分かったよ。最後に一箇所だけ、君の行きたいところに行ってもいいよ」
「ホント!? じゃあ、飛び切り大本命のところへ連れて行ってあげるさぁ!」

なんとも分かりやすい性格だ。
ピカチュウは一気に表情を輝かせ、離した裾の手を再度握り締め、今まで以上の力で引く。
思わず前のめりになりながらも、言いだしっぺの責任を感じて、青年は頼りない笑み一つ浮かべて従った。

820 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/24(土) 10:28:48.40 ID:0qHIDv20

果たして、どこへ連れて行こうというのか。
裾を引かれたまま人波を通り抜け、その先の閑散とした浜の一角に一軒の店が見えてくる。
軒先にサーフボードを立て掛ける様子から、それらを貸し出しているレンタル店なのだろう。

こんなところに何の用があるのか。
眉根を寄せて考え込むと、その隙にピカチュウは暖簾を潜って入店してしまった。
「付いて行く」と言ってしまったからには、最後まで責任をとって付き従うしかない。
短い溜息一つ吐いて、青年も後から続いて暖簾を潜った。

概観どおり、店内も人の気配がほとんど無く、どうやら閑古鳥が鳴いている有様だ。
だが、存外に中は清潔で、置物などの位置が整っており趣味も悪くない。
きっと主人が頑固者なのだろうと、つまらない妄想が脳裏に浮かぶ。

「テンチョー! どこさぁ!?」

大きな声を上げて、ピカチュウは店の奥を覗くように身を乗り出した。
すると、数拍ほど空けて、店の奥から低い唸り声が響いてくる。

「あびやーてぃーや……海んチュウ、ぃやーは一々吠えんと話も出来んがぁ?」

耳の穴をほじくりながら暖簾を掻き分け、長身痩躯の男が渋々顔でカウンターに出てきた。
色黒な姿から想像するに、彼も相当に海を知り尽くしているのだろう。
彼は更に欠伸一つして、ピカチュウを一瞥した後、青年の方へ視線を向けた。

「んや? 海んチュウよぅ、ぃやーが連れなんて珍しいな」

言いながら男はグラスを取り出し、手早く冷水を注いで二人の前に差し出す。
よほど珍しいのか、彼はしばしば青年の顔を覗き込んでいた。

821 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/24(土) 10:29:18.72 ID:0qHIDv20

「あい! その事で今回は折り入ってお願いがあるんさぁ、テンチョー」
「まあ、借金と連帯保証人以外なら構わんよ……で、何?」

カウンターに肘を置き、頬杖を突いて彼はピカチュウの問いに耳を傾ける。
この辺は、もう完全な現地人の会話で聞き取れず、青年は話が終わるのを待っていた。
グラスに注がれた冷水に口を付け、話し込んでいる間に店内を見渡す。

所々の壁に写真が飾ってあり、血色の良さそうな男子がにこやかに微笑んでいる。
一様にサーフボードを構え、それぞれが列記としたサーファーである事を窺わせる。
やはり、サーファーに縁のある店なのだろう。

そんな想像を働かせていると、不意に青年の頬をピカチュウが突いた。
どうやら心ここに在らずといった状態だったらしく、不思議そうに覗き込んでくる。
主人と見比べて、どうやら算段が付いたことを理解すると、青年は腰を上げた。

「じゃあ、そろそろ人捜しを再開していいかな?」

最初からそういう取り決めだった筈だ、と彼はカウンターに着くピカチュウを見やる。
しかし、当の本人は首を傾げ、呑気にグラスの水を飲み干していた。

「なに言ってるさぁ、にーにー? わんの用事は終わってないさぁ?」
「ええ……? だって、店長さんと話をしていたじゃないか」
「あれは“お願い”をしてたんさぁ。それに、まだ何も見せてないでしょう?」

もっともだ。確かに「見せたいところがある」という話で付いて来たのだ。
だが、「見せる」と言って、一体なにを自分に見せるつもりなのだろうか。
立て掛けてあるサーフボードと見比べて、これらと関係する物だという事は理解できる。

まさか、この子は“波乗り”を披露しようと言うのか?
熱気で呆けた頭が急に働き、青年はすぐさま止めようとピカチュウの肩に手を伸ばす。
しかし、さすがは電気タイプとでも言うべきか、青年が止める間も無く外へ飛び出していく。

無茶にも程がある。さっきまで砂浜を歩いていたのだ。
波の様子は、とてもサーフィンの出来る状況とは思えない。危険すぎる。

「店長さん、どうしてあの子を止めてあげなかったんですか?」

矛先は主人に向けられ、彼に事の次第を追求しようと視線を合わせる。
すると、主人の男は不敵な笑みを浮かべ、青年に落ち着くよう手で指図した。
どうやら、彼には彼なりの考えがあって、敢えて止めなかったようだ。

822 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/24(土) 10:29:57.66 ID:0qHIDv20

彼は再び奥の部屋に入り、そして戻ってくるとき両手に飲料の缶を握っていた。
一方はビア缶で、もう一方の手にはアップルジュースのロゴが覗く。
アップルジュースをカウンターに置き、彼はさっさとビア缶を開けて一息に煽る。

「海んチュウからおおよその話は聞いたよ。お兄さん、本土の人なんだって?」
「ええ、そうですが……」
「実は俺も本土出身なんだ。懐かしいじゃないの……ええ?」
「本土の方?」
「ああ、お兄さんより若かった頃にこっちへ移住して、それからさ」

主人はビア缶を大きく傾けて、中身を空にするとすぐに潰した。
懐かしげに遠くを見詰め、それから壁に立て掛けた写真に目を窶す。

「ここは気心溢れるいい所さ。暖かいし、海が近くにあるから泳ぎ放題でもある」
「分かります。本土の方は何だか――他人への興味が失せているようで、寂しいですし」

相槌に頷き、主人は青年に向かってジュースを勧める。
それに従い、彼もようやくアップルジュースの缶に手を伸ばした。
タブを潰し、窒素ガスの抜ける音を聞き、静かに中身を飲み下す。

その間に、主人はシガーケースを開いて煙草に火を点していた。
リザードンの銘柄とは違う独特の匂いは、彼女の物より一際強烈だ。
灰色の煙を吐き、その軌道を目で追ってしばらく、彼はカウンターに肘を置いた。

「海んチュウに会った……って事は、アイツの『おじさん』にも会ったんだよな?」

言いながら一旦、暖簾の奥に消えて、戻ってくると再び両手に飲料の缶を握っていた。
今度は両方ともビア缶で、カウンターに置かず、そのまま自分の手元に並べた。

「ええ、本当にいい方でした。何から何までお世話になってしまって」
「年寄りってのは、お節介だけが唯一の愉しみの生き物だからな……」

皮肉交じりに煙を吐き、それから持ってきたビア缶のタブを潰して一気に煽る。
口を離し、短い息が零れる。

「――だからこそ、自分の“孫”は一等可愛いわけさ……」

ビア缶を置き、煙草を咥えて煙を深く吸引する。
灰皿に灰を落し、黒色の煙を天井に向けて吐きかける。

823 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/24(土) 10:30:26.85 ID:0qHIDv20

「あの人……早くに奥さんを亡くしてな? ずっと操を守って独りで居たんだ」

なるほど、そう言えば気に留めなかったが、初老の歳であるのに奥方の姿を見かけなかった。
そして、あの手合いにありがちな昔気質ならば、新たに妻を娶ることもしなかったのだろう。

「よほど、奥様を愛していらしたんですね」
「ああ……でもな? 口には出さなかったけど、あの人……相当に寂しかったと思うんだ」
「お子様も居られなかったんですか?」
「奥さんのお腹の中で……一緒にな」

寂しげに呟いて、主人はそのまましばらく、煙草を咥えた姿勢で遠くを見ていた。
煙草の先端から擡げた灰が零れ、ちょうど灰皿の上に落ちる。

「だからかな? 海んチュウを拾ってからというもの、人が変わったように明るくなった」

中程まで吸って、主人は灰皿の上に煙草を押し付けた。

「あの子……孤児だったんですか」
「流木にしがみ付いて漂流してるのを発見して、波乗り好きなヤツが拾い上げたんさ。それをあの人が養子に取ったってワケ」

ビア缶を手に取り、顔ごと傾けて中身を飲み干す。

「さっき……どうして止めなかったのか、聞こうとしたろ?」
「ええ」
「頭ごなしに否定しても、アイツは聞きやがりゃしねえ……こういう時はやらしてみるもんだ」
「でも、潮の流れは速そうですよ? それに天気が悪く思えます」

「だからさ? アイツだってモノホンの馬鹿じゃない。波の前に出れば、ビビッて止める筈さ」
「なるほど……考えましたね」
「『押して駄目なら引いてみろ』ってヤツさ? 俺もアイツとの付き合いは長いからな、そこんところは心得てるのさ」

得意げに鼻を鳴らし、主人は上機嫌な態度でカウンターから乗り出してくる。
話の上手い人だな、と思いつつも、興味は尽きないので、青年も釣られて顔を寄せる。

「ちなみにな? 海んチュウが波乗りを覚えた切っ掛けが、拾い上げたヤツの影響だったり」
「へえ、興味ありますね。それって一体――」

話に乗っかる直前、店の出入口をけたたましく開いて――サーフボードが乗り込んでくる。
それが青年の眼前まで直進して、先端が天井を突いて埃を叩き落とす。

824 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/24(土) 10:31:01.64 ID:0qHIDv20

「にーにー、わんの準備は整ったさぁ! さあ、さあ、波乗りを見せて上げるよ!」

大きなサーフボードの脇から、ウェットスーツに着替えたピカチュウの微笑みが覗く。
その表情は眩しいくらいに明るく、恐れを全く抱いていない様子であった。

「店長さん!? これって、どういう“アレ”でしょうか?」
「ぐわぁー! 想像の範疇を超えとったんがぁ……すまん! お兄さん、諦めてくれ!」

どうやら、ピカチュウのサービス精神は店主の想像を遥かに超えていたらしい。
有無を言わせぬ状況が店内を覆い尽くし、毎度の如く裾の先が掴まった。
必然、引っ張られる。

「さ、行くさぁ!?」
「はいはい……」

もはや断る気力すら潰えていた。



825 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/24(土) 10:31:38.49 ID:0qHIDv20

     ―4―



波の打ち寄せる音が頻繁に聞こえる。
全てが水分の塊の筈なのに、目を閉じると、まるで乾いた砂を擦り合わせているようで妙だ。
加えて、海の色は依然としてどす黒く、陸地から遠ざかるに連れてその色が余計に濃くなる。
禍々しい色だった。

そんな状態などお構いなしに、早々と準備体操を済ますピカチュウ。
スウェットスーツに海水を湿らせ、砂浜で待つ青年へ向けて、呑気に手を振っている。
その様子からは、今のところ異変を感じ取った表情は窺えない。

本当に大丈夫だろうか。野生的な“勘”などで危険回避は出来るはずだが、不安は尽きない。
素人目に見ても潮の流れは強そうに見えるし、なにより波が高い。
沿岸に辿り着く波はすぐさま弾けて泡沫になる。魚だって、満足には泳げないはずだ。

「ねえ、今度の機会にしない? もう定期便も出ないようだし、俺は明日でも構わないよ」
「でも、これが終わらないと人捜しが再開できないさぁ。まあ、見ててよ!」

さり気ない警告も効果は無く、ピカチュウは勝手気ままな事を言って足を海に浸けた。
滅茶苦茶な言い分だ。早急にイーブイを探さなくてはならないのに、また時間を浪費する。
とは言え、このまま一人で行動しては、今度は自分が迷子という憂き目に遭う可能性もあった。
情け無い話、今はリザードンに捜索の手を委ねて、自分は遭遇する事を願うばかりだ。

そうこうしている内に、ピカチュウはボードを浮べて、腹ばいになって泳ぎ始めた。
よく分からないが、サーフィンの出だしは大体腹ばいになって泳ぐことから始まる。
その方が沖に出やすいのか、ルールでもあるのか、素人にはまったく分からない。

826 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/24(土) 10:32:10.06 ID:0qHIDv20

くねる波に乗って浮き沈みする小柄な影を追って、波の近くへ足を向ける。
不意に、強風が真後ろから吹きつけ、危うく前のめりになって倒れそうになる。
髪を掻き揚げて視線をピカチュウの元に戻すと、遥か向うから巨大な津波が迫ってきていた。

さっきの風の影響か、その津波はゆうに三メートルの高さがある。
周囲を見渡せば、ライフセーバーが大声で注意を勧告して、一種のパニック状態になっていた。
荷物もそのままに、砂浜の人々は我先に人を押しのけて、波の脅威から逃れようとする。

きっと、本土からの旅行客がほとんどなのだろう。
個人主義が横行すると秩序の欠片もない、指示に従わない者ばかりで今にも怪我人が出そうだ。
だが、今はそんな事に構っている暇は無い。問題は“ピカチュウ”の方だ。

大津波は既に逃れられない距離にまで近付いており、このままでは飲み込まれてしまう。
絶体絶命の状況で、果たしてピカチュウはどのような手段を用いて打破するのか。
目を覆いたくなる惨事の前に、遂にピカチュウはボードの上に飛び乗った。

ボードの端を踏みつけ、先端を持ち上げると、大きく弧を描く波の腹を滑り始める。
それが段々と波の中腹へと遡り、圧倒的高さを誇る津波を確かに乗りこなしていた。
何時の間にか轟いていた喧騒も消え、ピカチュウの妙技に全員が魅せられているようだ。

確かに“波乗り”をする電気ポケモンが、そこにいる。
自分の背よりも遥かに大きい津波に立ち向かい、勇猛果敢に乗りこなしている。
文句のつけようがなかった。あれだけ見事に滑られると、否定していた自分が恥かしくなる。

ピカチュウは津波の作る巨大なホールを潜り抜けて、余裕の表情をこちらに送ってくる。
それに手を振り、遅れてかなりの水量の海水が膝までをぬらした。
続けざまに、さっきと同じサイズの津波が遠方から覗き、ピカチュウが臨戦態勢に入る。

立て続けに波乗りを披露し、そのたびにピカチュウは青年に笑顔を振り撒いた。
しかし、見事な技を決めていると、やはり対抗意識を燃やすサーファーも出てくる。
彼等は最初の頃こそ大津波に臆していたが、あんな小さな子が滑っている姿を見せつけられると、どうやら我慢出来なくなるようだ。

各々のサーフボードを手に取り、我先にと沖へ漕ぎ出していく。
ライフセーバーは躍起になって注意を勧告するが、一旦、火がつくとどうにも止まらない。
ある者は見事な技を決め、またある者は乗り損なってボードごと浜に打ち付けられる。

827 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/24(土) 10:32:43.10 ID:0qHIDv20

そんな命知らずな連中と競うよう、ピカチュウも負けじと体を捻ったりして技を演出する。
小柄な分、大胆なパフォーマンスを諦めて技術面に特化させているようだ。
津波が押し寄せ、サーファー達は危険を顧みず波乗りの挑戦を続ける。

競う相手が現れたことにより、ピカチュウも生き生きとしてサーフボードを操っていく。
既に津波への恐怖は消え、あるのは妙技を見せる曲芸師と観客の賞賛の声。
波が打ちつけ、膝の丈を濡らしたところで、もはや誰も気に留めない。

だから――、「危機感」が弛緩するまでに、それほど時間は掛からなかった。
目の前で繰り広げられる技の数々の前では、少々の「異変」など簡単に消し飛んでしまう。
誰一人として、気付いていなかった。

津波が次第に規模を“増して”いる事に――。

そして、その事にいち早く気付いたのは、有ろう事か“人間”の側だった。
津波に乗れなくなり、振り落とされはじめてようやく気付く巨大さ。
見上げても足らない、仰け反ってやっと視界に入りきる波の「怪物」。

本来なら、最初に周囲の危機を感じ取るべきはピカチュウの筈だった。
動物的感性が、己の身に降りかかる脅威へ警笛を鳴らす。事前に惨事を避けることが出来る。
だが、高すぎる身体能力が仇となり、今度ばかりは“勘”が鈍ってしまった。

引き返せない高度に吊り上がり、不意にボードの隙間から足元を覗き込む。
何もかもが遠ざかり、豆粒大の人間が必死に岸へ上がろうと暴れている。
知らずの内に足がすくんで、背筋に冷たいものが走った。

「ピカチュウ!? 恐れてダメだ! 冷静になって上手く高度を下げろ!」

828 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/24(土) 10:33:17.81 ID:0qHIDv20

遠方に望むピカチュウの青ざめた心を奮い立たせようと、青年の大声が木霊する。
だが、未曾有の脅威に晒された小さな身体は完全に恐怖に飲まれ、身動きを取れなくする。
そして、恐れていた事態が現実の物となる。

ピカチュウの身体がボードと離れ、真っ逆さまに落ちて大津波に飲み込まれていった。
悲鳴と怒号が一度に起こり、再度の無秩序な避難が幕を開ける。
ピカチュウを飲み込んだ津波が沿岸にぶつかり、凄まじい量の海水が全身に浴びせかかった。

引いていく波に身体が浚われそうになり、奥歯を噛み締めて踏みとどまる。
正面を睨みつけ、その先にピカチュウの姿が無いか目を皿にして確認する。
ボードが浮いているのを発見して、青年は間髪入れず海へ飛び込んだ。

自分の身が危険だとかどうとかと言う、常識的な論理は関係がなかった。
一日未満の付き合いだったとは言え、数分前までは日常的な会話をしていた。
あくまでも理由をこじつけたいなら、ただそれだけの事だ。

誰かの窮地を救いたいと思う心に、気取った大義名分など必要ない。
何度も潮の動きに足を捕られそうになりながら、青年は一直線に沖へ向かう。
背後から制止の笛の音が響くが、そんなものを気にしている暇は無かった。

新たな津波がいつ何時発生して、自分を巻き込んで深海へ運ぶかわからない。
必死で足をバタつかせて、どうにかボードの傍までやってくると辺りを見渡す。
まだ、津波はやってきていない。ピカチュウはどこに行ったのだろう。

大きく息を吸いこんで、青年は海の中に全身を沈めた。
海水が目に染みるが、我慢して潜り、上下左右と隈なく周囲を捜索する。
そして見つけた。ボードより大分離れた位置の水面下をピカチュウは彷徨っていた。

829 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/24(土) 10:33:51.91 ID:0qHIDv20

慌てて近寄り、脇に腕を回してボードの所へ連れて行く。
ボードを浮き輪代わりに掴まり、青年は抱えたピカチュウへ頻りに応答を促す。
返事は無かったが、呼吸は微かでもあり、最悪の結果を免れた事に気が緩む。

だが、そう易々と大団円を迎える事はどうやら出来ないらしい。
再確認のために振り返ると、遠方から最大級の大津波が唸りを上げて押し寄せていた。
一瞬、恐怖に身が竦むが、止まっていては駄目だと自分に言い聞かせて岸へ泳ぐ。

距離的猶予はあるはずだと、青年は何度も自分に言い聞かせて海を掻き分けて進む。
しかし、泳げども前には進まず、何度も必死に海を掻いてようやく道理に気付く。

津波の直前、波は岸辺から“引く”のだ。つまり、潮の流れは必然、沖へ向かう。
そして、これだけの規模の津波だ。押し寄せてくる水量も半端ではない。
掻くのを止めた途端、凄まじい勢いで身体が津波へ引き込まれ始めた。

それに気付き、出来るだけ水を掻いて、津波から離れようと精根尽くして暴れた結果。
視界全体を――海の「壁」が囲んでいた。
最悪の結末の到来に、青年は遂に足掻くのを止めた。

大きく弧を描く津波の根元は基本、鉢状に窪んでいる。
津波は、「引く波」が「押す波」の下へ潜り込む事で発生するのだから当然だ。
そのため津波の前後には“高低差”が必ず生じた。

そして津波は大きく弧を描いた最後に、その全身を“窪み”に還すのだ。
つまり、津波の水量が一気に窪みの中になだれ込む事になる。
そうすれば高低差が埋まり、その場にあった物も巻き込んで、いきなり「深海」へ連れ去られてしまう。

これは、一瞬にして想像を超える『水圧』が全身にかかることを暗に示していた。
津波の規模が大きくなるに連れて、一度に連れて行く深度も下がっていく。
この大津波の規模なら間違いなく、青年たちを押し潰し得る深度へ連れて行くだろう。

無駄だと知りつつ、青年は咄嗟にピカチュウを庇うように覆いかぶさった。
視界を暗黒が包み、いよいよ最後の瞬間を前に全身の筋肉が強張る。
目を瞑り、死の瞬間を待つ頃、「苦しくなく死にたい」という考えが脳裏を過ぎる。

830 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/24(土) 10:34:28.77 ID:0qHIDv20

水飛沫が顔に掛かり、凄まじい水圧が間近まで迫ってきている事を知らせた。
それから数秒後、細かな水滴が止まることなく降り注ぎ、不安げに目を開けて天を仰ぎ見る。
そこには、目を焼き尽くさんと照り返す、一条の「火炎」が大津波と正面からぶつかっている最中だった。

それが津波の還元を押さえ込み、鉢の中に漂う青年たちを守り続けていた。
伸びる圧倒的熱量の光は更に勢いを増し、遂には大津波自体を切り開いてしまう。
分散され、火炎の熱で蒸発した津波は僅かな水量となって鉢に注がれた。

事態を飲み込めず、青年は茫然自失の顔で海の上を浮かんでいた。
それも束の間、沿岸からサーフボードに乗って近付いてくる人影が目に入り込んだ。
呆気に取られる頭を振り払い、とかく今は手を振って救助の到着を待った。

サーフボードの到達は思いの外早く、救助に現れた相手は浮かぶ青年の手を取り、一気に引き上げてそのまま岸へと向かう。
人間離れした腕力と、卓越したサーフィン技術を持つ救助人は、あっという間に二人を岸へ運んだ。
膝を突き、疲労困憊していた青年はその場で深い溜息を吐き出した。

それからすぐ、視界の端から見知った顔ぶれが走り寄ってくる。
リザードンと、行方不明になっていたイーブイの姿を見て、彼はそのまま仰向けに倒れた。
疲れた。何はともあれ、ただその一言であった。

「あ……助けて下さって、ありがとうございます」

831 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/24(土) 10:35:02.32 ID:0qHIDv20

礼を言うべき相手が居ることを思い出し、青年は顔を擡げて救助人に挨拶した。
サーフボードを砂浜に立て掛けて、大柄な救助人は視線を合わせて大仰に腕を振る。

「なぁに、困っていたお互い様って言うだろ? とうぜん、とうぜん」

豪胆に言い放ち、彼はやってきたリザードン達へ事情の説明を始めた。
とは言え、聞いている分にはどうやら役割分担をしていたらしく、津波を割った炎はリザードンのものらしい。
津波の進行を妨げて、その隙に彼がサーフボードで救出するという算段だったようだ。

とにかく上手くいってよかったと思う。
救助人は、そのまま視線を動かして、青年の横で気絶するピカチュウを見た。
安否を気遣う視線とは違い、愚かさを嘆くような悲壮に満ちた視線だ。

「しかし、海んチュウ……己の能力を過信しすぎる癖が抜けておらんな? 五点だ」

ピカチュウの波乗りを評価し、あからさまに辛口の点数を付ける。
その様子に一同が唖然とし、一斉に奇異の視線を救助人に向ける。

「あなたは、一体……?」
「どこにでもいる、波が大好きなただの“先生”さ――」

それだけ言い残して、彼は立て掛けたボードを引き抜いてその場を立ち去った。
“先生”……ピカチュウが影響を受けたというサーフィンの師範だろうか。
確認を取りたかったが、今は何より休息が欲しかった。

仰向けの状態で目に映る灰色の空を目に焼き付けて、青年は瞼を閉じた。
そして、そのまま泥のように眠った。


832 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/24(土) 10:35:34.68 ID:0qHIDv20

     ―5―



「話は聞いたさぁ……兄さんには、本当に手間をかけさせてしまったようで」

客間の一角を陣取り、初老の男性は目の前に座る青年へ向け、深々と頭を下げた。
それに手を振り、青年は慌てて男性の肩を掴んで畳から頭を引き起こさせた。

「いいですよ、そんな事までして頂かなくても……結局、助かったんですから」
「しかしなぁ……」

申し訳なさそうに俯きつつ、男性はすぐ脇で寝息を立てるピカチュウの頭を静かに撫でた。
大事な孫のような存在を失いかけたのだ、そんな人を更に責め立てる必要など有ろう筈も無い。

「大事な愛娘……いや、孫だな? 助けてくれて本当にありがとう……」

感極まり、男性は声を震わせて深く感謝の意を述べた。
押し殺した嗚咽が和室に流れ、どうしようもなく悲しい気持ちが伝わってくる。
裾で涙を拭い、大胆に鼻を啜って、彼は青年の前に顔を突き出した。

涙で濡れ、裾で強引に拭った目尻は真赤に腫れている。
そして、真っ直ぐと見据える視線は大きな決意を抱いているのも分かった。
彼は青年の手を取り、硬く握り締めた。

「海んチュウを……どうか連れて行ってもらえんだろうか?」

突然の申し出に、青年は一瞬視線を泳がせて周囲の様子を窺った。
フシギバナに異論はなく、リザードンも同じ考えのようだ。
後はミュウツーの意思だが、彼女は眠ったまま起きる気配がない。

833 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/24(土) 10:36:07.77 ID:0qHIDv20

この場合は二人の肯定意志を汲み取り、後で彼女には説明しておこう。
だが、何ゆえそんな大事な子供を他人に預けようというのだろうか。
その点が引っ掛かった。

「それは構いませんが、理由をお教え願えますか?」

沈黙するかと思いきや、男性は即座に頷き、軽快に鼻を啜った。

「常々、わしは何かと過保護すぎると思っておった。だが、気付いていても止められなんだ」
「大事にされておられるなら当然のことですよ」
「ありがとう……だがな? それでは“イカン”と今更ながらに強く思ったのだ」

不意に握り締めた手を離して、男性は遠くを見詰めた。
その視線は、今までの思い出を振り返っているようで、容易に入り込む余地が無い。
深い溜息が漏れ、彼は零れる涙を拭った。

「『かわいい子には旅をさせよ』と言うしな? 子離れする時期なのだと思うんだよ……」
「しかし、それは本人も納得されているんですか?」
「……聞くまでも無いさ。この子はこんな島で燻ってる“タマ”じゃない、今でなくてもその内かならず出て行く事になる」

寂しげな物言いの理由は、男性自身が一番心得ているのだと思う。
ただの「家族」でいられたら、一体どれだけ幸せだっただろうか。
しかし、ピカチュウはどうしようもなく「ポケットモンスター」だった。

飽きることなく己への挑戦を続ける姿勢は、男性の思いも寄らない境地だ。
“限界”を信じず、とにかく我武者羅に突っ走っていく。指図を無視して、ひたすらに。
そうなれば何時の日か、そう遠くない日に、必ず手に余るようになる。

834 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/24(土) 10:36:44.30 ID:0qHIDv20

御せ無くなれば、もう「家族」では居られなくなる。
だからと言って、男性は「トレーナー」になる気は更々無かった。
何故なら、彼は「家族」であることに拘っていたから――。主従関係は結びたくなかった。

「この子の才能を開花させてやって欲しい……お願いします」

ならば誰かに預けてしまい、ずっと記憶の中に“孫”の姿を遺して置こう。
想い出に心を馳せるは年寄りの、唯一の楽しみなのだから。

「承りました。必ずやご期待に沿えるよう尽力します」

青年は承諾した。
だが、決して軽い気持ちではない。
彼の心には、人様の「孫」を預けられたのだという「責任」がしっかり刻まれていた。

男性はもう一度、青年の手を取り握り締めると、最後に愛しい“孫”の頭を優しく撫でた。
今生の別れの想いだった。

次の日の朝。
荷物を纏めたピカチュウは、青年たちの新たな仲間に加わった。
定期便に乗り込むとき、男性は遠くからピカチュウのことを見守っていた。

タラップを上り、船に乗り込むと、ちょうど発進の時刻と重なった。
汽笛のけたたましい音が鳴り、今度こそ別れのときがやってくる。
ピカチュウは堪らず船外に飛び出し、フェンスに掴まって外の景色を見詰め続けた。

835 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/24(土) 10:37:22.92 ID:0qHIDv20

見送り続ける自分の父と視線が合い、遂にピカチュウは泣き出してしまった。
反対に父は憤慨し、泣き出すピカチュウへ向けて檄を飛ばす。

「がんばれよ、海んチュウ!」
「たんめー! 絶対、すごいのになって帰ってくるさぁ!」

お互いにメッセージを残し、手を振り合って二人は長きに渡る共同生活に区切りをつけた。
鼻を啜り、ピカチュウは大仰な動作で振り返って、背後に立つ新たな共同生活を営む仲間に顔を向けた。
見たことの無い顔ぶれが立ち並び、期待にピカチュウの胸が高鳴り出す。

ピカチュウは手を振り上げ、大きく深呼吸した。

「はじみてぃやーさぃ! わんは“海んチュウ”って言うさぁ!」



<了>

836 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/24(土) 10:42:27.37 ID:0qHIDv20
なお設定はフィクションです

間違っても真に受けてはいけない
三徹はやばいねるじ
837 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/24(土) 10:47:02.42 ID:USfDpsAO
やべ、ほろりときた…
838 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/28(水) 18:06:21.55 ID:92xrssgo
ひさしぶりにまとめの1スレ目の作品を読んでみた
俺やっぱこのスレ好きだ・・・
839 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/29(木) 10:05:32.96 ID:H2FArCY0
俺もそう思う
840 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/29(木) 12:32:08.50 ID:Ywfxwaoo
俺も俺も
841 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/29(木) 18:17:41.90 ID:0gku0vUo
ボクは警察官!
842 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/29(木) 19:02:58.63 ID:tNvbQFoo
昔の作品、どれが一番好き?

俺はやっぱり最初あたりのが好きだ
ミュウツーが主を殺しまくっていた時期が
一番輝いていたと思うよ
843 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/29(木) 20:22:44.34 ID:H2FArCY0
スレの在り方は今も昔も変わってないけど
やっぱり昔の方が栄えていた印象があるから、そっちへ意識が向いてしまうな
何よりヤンデレに注目した>>1の観点が優れすぎていた感はある

よって、俺は>>1を推す
台本調の方がとっつき易いってのもあるのかもしれん
844 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/29(木) 22:35:01.57 ID:zXzgP6Ao
主ぶっ殺し系書こうか(´・ω・`)
845 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/29(木) 22:47:18.95 ID:Ywfxwaoo
>>1がいなければスレ自体なかったしな
>>1の着眼点はすごいと思うが

作品としてなら
里帰りとか
黒オーキド関連のとか好きかな

リレーは完成してないのが悔やまれる
846 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/29(木) 22:55:57.94 ID:Ywfxwaoo
連投で悪いんだけど
ミュウツーがサカキにゲットされて主が死ぬ作品って何スレ目の作品だったかわかる人いたら教えてくれないだろうか
最後主が死んでミュウツーが主の死体を担いで諸国漫遊するみたいな描写があまりにもツボったんだが
どこにあるのかわからなくなってしまった・・・
847 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/29(木) 23:00:50.33 ID:Ywfxwaoo
って書き込んだあとすぐ見つかった俺アホスorz
848 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/29(木) 23:30:13.13 ID:H2FArCY0
作品投下がなくても雑談は是非ともやってたほうがいいな

というわけで>>844に期待しつつ
俺もなんか書いてみようと思うんだ
849 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/30(金) 00:46:25.78 ID:vFFtXQoo
久しぶりにきてみたらこのスレまだあったのか
懐かしいな
最近のスレ事情は知らないんだが書いてみてもいいかな?
ちょっと昔設定みたいな感じになると思うんだけど
850 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/30(金) 09:19:44.77 ID:1l.fGigo
>>849
もちろんだ
851 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/30(金) 16:02:13.96 ID:uwSwBkSO
どんなヤンデレとかシチュとか見たい?
852 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/30(金) 20:01:22.67 ID:iodyqEQ0
>>851
嫉妬系+冬ネタが読みたい、と図々しくも要求してみる。
853 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/11/30(金) 23:34:39.06 ID:1l.fGigo
>>852
で妄想したらなんかかまいたちの夜みたいになったけどいいのかな
854 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/12/01(土) 22:43:50.40 ID:3I6Z/Dw0
バグを思い出したのでションベンちびった
855 :852 [sage]:2007/12/02(日) 11:39:31.24 ID:fdwbnTU0
>>853
是非とも書いてください(´・ω・`)
>>854
あれは泣いた…
856 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/12/02(日) 18:00:30.98 ID:hwjjZeMo
海ンチュウが空を飛ぼうとして体中に風船をまきつけてそのまま帰ってこなくなる夢をみた

無論後半はM2のサイコキネシス
857 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/12/05(水) 17:39:31.88 ID:Xz/Mhno0
ちょっと懸念があって書き込ませてもらう
858 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/12/05(水) 18:07:00.75 ID:CZEeH4co
何の懸念だい
859 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/12/05(水) 21:06:55.09 ID:Xz/Mhno0
いや、ocnが全規制掛かったらしいから 書き込めるかな〜と思って
860 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/12/05(水) 21:37:50.85 ID:CZEeH4co
書き込めたようでよかったよかった
861 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/12/07(金) 15:15:43.10 ID:yZxxXAAO
あげ
862 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/12/07(金) 17:16:54.52 ID:fc1gn9.0
そのIDウラヤマシス
863 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/12/10(月) 19:30:28.59 ID:GeKFdyoo
書き込めるかな?
864 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2007/12/11(火) 16:56:48.50 ID:NGtTZoc0
早とちりして
避難所に
投下しちゃった

<哀>
865 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/12/11(火) 17:44:59.55 ID:SGAUxkgo
また此処に書けばいいじゃあないか
866 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/12/11(火) 21:09:44.24 ID:NGtTZoc0
それもそうである
しかし思いの外ページがいったので、再ペーストは勘弁・・・うpろだにあげるよ

ttp://www6.uploader.jp/user/yanderemewtwo/images/yanderemewtwo_uljp00076.txt

今度は何書こうかな
867 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/12/12(水) 18:14:17.88 ID:yImwweA0
このスレから離れたくない
868 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/12/12(水) 22:46:48.82 ID:mN7PLx.o
昔みたいに
「こういうネタ思いついた」→「そのネタでもらい」
みたいな流れに戻らないものかね
ネタを出す人と書く人のコラボというか・・・

なんにしてもヤンデレ分がたりない

869 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/12/12(水) 23:27:31.34 ID:Bht0g5wo
んじゃあ鍋だけに空鍋様ツー
870 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/12/13(木) 18:11:57.93 ID:0YxPZBA0
上の方に雪合戦ネタもあるし、思い付く自体は簡単なのかもしれない
ただ、どうやって病ませるかが難しい・・・奥が深いぜ、まったく
871 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/12/14(金) 00:25:31.17 ID:ZVs6icIo
思いつくのが簡単ならどんどんアイディアは出してみようじゃないか
アンケート見る限りかけないけどネタはあるっていう人は結構いるみたいだし

何個かのアイディアをつなげて一つの作品とかもできるかもよ
872 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/12/14(金) 09:11:49.63 ID:LLzL7PAo
近所で連続殺人事件が勃発
主に近しい者も死んで、一体誰が犯人なんだとびくびくする主
主が誰かに狙われてるという妄想に陥ったミュウツー
初めの事件の後、疑わしい者を始末してた
つまり主がびくびくしてる事件の真犯人こそミュウツー
わかりづらくてすまん
873 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/12/14(金) 17:58:22.21 ID:inc.3C.0
代々木ゼミの講義より分かりやすかったから困る

ヤンデレってのはとにかく相手の事が好き過ぎて
可笑しなことをやらかしちゃうお茶目さんなんだろ?

好き過ぎてもどかしいから自分の身体を傷つけたり、
独占欲も人並以上に強いから近寄る人間は誰彼関係なく敵視する。


あ、ミュウツーさん。バトリオ第三弾登場おめでとうございます
874 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/12/14(金) 22:07:36.53 ID:T9Aopl.o
主がくれたクリスマスプレゼントをなくして
半狂乱なM2
似たようなものを持っている人を次々に・・・

ところでミュウの声が山ちゃんだった事を忘れてて
今日改めて知って衝撃を覚えた俺

そこで皆のなかでM2に声あてるなら誰がいいとかあるかい?
やっぱ劇場版のまま?
厨っぽい質問で悪いがネタになるかもしれんしよかったら雑談につきあってくれ
875 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/12/14(金) 22:48:33.92 ID:inc.3C.0
おにゃのこだったら地獄少女の人とかがポピュラーだと思った
876 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/12/14(金) 22:52:45.54 ID:LLzL7PAo
地獄少女はむしろダークライだと思ってた
いまいちパッと出てこないんだぜ
原型だったら間違いなく映画の人なんだが
877 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/12/15(土) 12:28:36.32 ID:MD.waMso
映画の人って男声じゃなかったっけ?
もうちょっと中性的な感じだと思ってるけど

リザ姐にはブラクラのレヴィの人とかどうだろ
878 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/12/16(日) 18:38:42.66 ID:5zX5Wck0
レヴィの人とヒカリの人が同一人物ってのは未だに信じられない
879 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/12/16(日) 18:39:30.92 ID:5zX5Wck0
「それはそれで幸福なんでしょう」


「なあ?」

リザードンは開口一番、傍で唐辛子をしゃぶっていたイーブイに話しかけた。
彼は緩慢に振り向き、どうしたのかと、そのまま首を傾ける。
注意が向いたのを確認すると、リザードンは人差し指を立てて一方を差す。

「“アイツ”……なんで腕に包帯巻いてんの?」
「ん〜……」

面倒くさそうに身体を翻し、イーブイは指の向く先へ視線を走らせる。
リザードンの指差す先には、ミュウツーが恍惚の表情を浮かべつつ木陰に佇んでいた。
それを一瞥の後、彼は得心したように声を上げて頻りに頷く。

「あれはね? ご主人に巻いてもらったんだよ」
「いやいや、“誰が巻いたのか”ってのは問題じゃねえよ。なんで“ケガ”してんのさ」
「ああ――」

質問の真意を悟り、イーブイは深く頭を下げて頷いた。
遠くを見詰め、再度、おしゃぶりを吸う赤ん坊のごとく唐辛子をしゃぶる。
どうと言う事は無い、話し辛い事柄でもなかった。単なる何時もどおりの事である。

愉悦に浸るミュウツーの顔を盗み見、特に感慨なさそうに息を零す。
つい先程、青年に巻いて貰った包帯は両腕の手首から、肩口まで続いている。
純白であるはずの医療道具は、内側から滲む鮮血のため、僅かに桃色を帯びている。

「おい、黙りこくってさぁ……早く教えてくれよ」

880 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/12/16(日) 18:39:59.84 ID:5zX5Wck0

痺れを切らし、リザードンが問い詰めてきた。
イーブイは唐辛子から口を離し、視線を斜め上に合わせて女性の顔を見詰める。

「“自分”でやったんだよ。こう、グィーッってさ?」

言いながらイーブイは自分の両肩を抱いて、その時の再現をするように腕を引いた。
爪は立てておらず、指の平らな部分でなぞっていくだけだ。
だが、当時の状況を説明するのに、これ以上無いくらい適確であった事は言うまでもない。
一瞬にしてリザードンは表情を強張らせ、咄嗟に身を引いた。

「“セルフサービス”だね」
「いやいや!? 誰が喜ぶんだよ」

一体なにを考えて、ミュウツーは自分の身体を己の手で傷つけただろう。
しかも包帯の巻き具合から察するに、相当深く爪を差し入れて掻き毟ったに違いない。
以前から可笑しなヤツという認識を持っていた彼女も、これには理解が及ばなかった。

しかし、イーブイは混乱しておらず、至って普段通りにしている。
目撃者であるにも関わらず、異様に落ち着き払って毅然としているのだ。
これはこれで、ある意味恐ろしい。

881 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/12/16(日) 18:40:28.73 ID:5zX5Wck0

「お前、びびんないの?」
「なんで?」
「だって、いきなし腕を掻き毟って……すげえ血が飛んだろうよ」
「そんなの“いつも”の事でしょ」

イーブイは言い放ち、しゃぶっていた唐辛子を口に放り入れて咀嚼した。
木陰に佇む影を指し、照りつける陽光を片手で遮る。

「それにさ、けっこう嬉しそうじゃない?」

愛する者に巻いて貰った包帯を愛おしげに擦り、ミュウツーは普段見せないくらい表情を綻ばせている。
頬を真赤に上気させ、かなり興奮した状態で今にも小躍りしそうだ。

「よかったね」
「そうだね……」

リザードンは頷くことしかできなかった。


<了>

882 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/12/16(日) 18:42:03.71 ID:5zX5Wck0

「今度はアキレス腱を切ってみようか……」
「上手くいけばご主人にお姫様抱っこしてもらえるかもね」
「ねーよ」


<痛>

883 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/12/16(日) 20:47:47.06 ID:0EJEfAYo
ミュウツー痛いよミュウツー
あんま痛い事やっちゃらめええ
884 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/12/16(日) 21:37:02.67 ID:Zvnj3oAO
GJ!!
巻いてもらった時の様子もkwws(ry

ミュウツー病んでるよミュウツー
885 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/12/17(月) 22:11:43.37 ID:EijT/LM0
1000近いと思ったらそれ以上に500KBに近付いておる

886 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/12/20(木) 16:51:08.49 ID:KiEg6OE0
冬休みが怖い・・・クリスマスなんて幻想だ
887 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/12/20(木) 18:51:31.59 ID:eQaVFOEo
「幻想だと? 何を言っているんだお前は。
聖夜に人間は贈り物を交わし愛を語らうというではないか。
勿論私は既に主への供物を用意してある。それに主から言葉を賜う心の準備もだ。
晩餐は豪勢な物を振舞うように手配してあるし、もう後は主が喜ぶ顔を見るだけだというのに。
それなのにお前はクリスマスを幻想とほざくのか。主と過ごす聖夜を幻想とのたまうのか。
答えろ人間。下賎な貴様にもう一度戯言を吐く機会を与えてやろう。さあ、もう一度その汚らわしい咽喉で答えるがいい。
私と主の夜は、幻想か?否か?」
888 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2007/12/22(土) 15:51:54.35 ID:olGXKmM0
ゲンソウジャナイヨ! ゲンソウジャナイヨ!
889 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/12/22(土) 22:25:31.93 ID:olGXKmM0
シャンメリーで酔いました


「めりーくりすます」


こなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいが降りそそぐ聖夜。
子供達は枕元に靴下を引っ掛け、サンタクロースの訪れを今か今かと心待ちにする。
しかし、イベントはそれだけに止まらない。

今日は恋人たちが寄り添い、互いに永久の愛を享受しようとする日でもあるのだ。
だからミュウツーは慣れない寒さに堪えつつも、窓辺に座して外の様子を窺っている。
先刻、愛する主人が用向きゆえに外出して、すでに一時間以上が経っていた。

早いクリスマスパーティを催し、どんちゃん騒ぎのあと他の連中はそのまま眠った。
残ったミュウツーは水だけを喉に流し、主人の傍らに寄り添って時間の経過を待っていた。
それから暫く、時間だけが過ぎていく中で、不意に青年が立ち上がった。

コートを羽織り玄関へ向かうと、彼はそのまま出て行ってしまった。
少ししたら戻ると、たったそれだけ伝え置いて。
それを頼りに、ミュウツーは寝静まった後でも待ち続けていた。

手の中に転がるグラスも、水が注がれなくなって随分と経つ。
窓辺から覗く景色も、燦々と照るライトの光ばかりで少しも面白くない。
おまけに……幸せそうなカップルがやけに目に付いて、理不尽な苛立ちが募っていた。

自分だって、愛する者と一時を共に過ごしたい。
だけど、それを実行するにはあまりにも“障害”が多かった。
寝入る数名の顔を覗き見、短い溜息が零れ落ちる。

890 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/12/22(土) 22:26:11.01 ID:olGXKmM0

一名を除いて、主人が結集したメンバーは全員が“女”であった。
心優しい主人に思い寄せる者は必然、自分以外にも存在する。
一途であるという想いは、誰もが同じであるとミュウツーは確信していた。

唐突にグラスが手から滑り落ち、鈍い音を立てて床に転がる。
少し大きな音だったが、幸い誰も起きだす素振りは見せなかった。
安堵に胸を撫で下ろし、再度、外の様子を窺う。
相変わらずイルミネーションがチラついて、次第に目が痺れてくる。

深い溜息を吐き、ミュウツーはサイコキネシスで遠方の電球を一つ割った。
一応、周囲の人間に降りかからないよう、考慮を入れての悪戯だ。
最初に緑の電球を割り、それから次の目星を付けて小刻みに割っていく。
イルミネーションの灯りが弱くなりだし、下を通る人々も異変に気付いて首を傾げ始める。

それを遠くから眺め、暫し愉悦に浸って――また沈んだ。
こんな事をしていても、愛する青年は帰ってこない。
現実を直視すると、途端に心の奥底が寒くなり、穴が開いたようになる。

振り向き、転がったグラスをサイコキネシスでテーブルに置くと、欠伸をした。
時刻は十二時を過ぎた。サンタクロースも営業を終了する頃合だ。

「でも、私のサンタクロースは……まだ帰ってこない」

床に直接座り込み、小声でぼやくと彼女は膝を抱え込んで蹲った。
ずっと昔の記憶、こんな体勢で長い時間を過ごしていたことが脳裏を過ぎる。
あの時は、サンタクロースもクリスマスパーティも、何も知らなかった。

薄暗い洞窟が自分の世界で、そんな狭い了見でしかモノが見えない。
驕り、他者を蔑む毎日、生産性の無い日常は成長も同時に止める。

891 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/12/22(土) 22:26:39.98 ID:olGXKmM0

他人を理解しないのだから、他人が自分を理解するはずも無い。
偏見を抱き、人間は皆醜いと決め付けていた。

それを突き崩す者との出会い――、不思議な青年だった。
恐れを抱かない、躊躇しない、未知の存在に出会って、彼は最初に挨拶を述べた。
そして、彼ははにかみながら静かに手を差し伸べて、一緒に行こうと……。

唐突に視界が揺れる。
目に映る像が水面のように波打って、それから急激に意識が覚醒していく。
目が瞬き、緩んだ面持ちで周囲を見回す。右手側に、よく見知った青年の顔があった。

肩に手が置いてある。どうやら寝入っていた自分を起こしたらしい。
ミュウツーは目尻を擦り、だらしなく座り込んでいた体勢を正した。

「おかえりなさい」
「ただいま、随分と時間かけちゃったね」

892 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/12/22(土) 22:27:05.07 ID:olGXKmM0

手袋を剥がし、コートを掛けて、彼はバツが悪そうに笑いながら椅子に座った。
テーブルに紙箱を置き、ミュウツーを手招きする。

「ね、一緒に食べよう。モンブランなんだ」

青年は手早く包みを開き、皿に乗せてケーキをテーブルに並べた。

「この時間に、ケーキ屋が?」
「この時間に取りに行くよう予約を入れておいたんだ」

並べられたモンブランの前に座り、首を傾げるミュウツーに青年は事も無げに言う。
「予約」とは……一体? そもそもどうして、そんな面倒なことをしたのだろうか。
答えを求める視線に、青年は不敵な笑みを湛えたまま両手で頬杖をつく。

893 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/12/22(土) 22:27:26.88 ID:olGXKmM0

「邪魔者が寝静まったことだし、二人だけのクリスマスパーティーを始めよう?」

一瞬の静寂の後、ミュウツーは分かり易いほど顔面を高潮させた。
頭からは湯気が立ち上り、俯き加減でスカートの裾を握っている。
頭の先からは、青年の押し殺した笑い声が聞こえていた。

一頻り一幕が済むと、青年は鼻先に指を押し当てて、ミュウツーの顔を見詰める。
すると同じように鼻先に指を当て、彼女も青年の顔を見詰めた。

「ナイショだよ?」
「うん……」

キャンドルも七面鳥も無い。
けれど、ミュウツーにはこれ以上無い華やかさだった。
聖夜に愛する人と一時を過ごせる。それだけで、十分なのだから。

<了>


894 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/12/22(土) 23:22:39.21 ID:Fil9GZko
あんまああああああああああい
こなあああああゆきいいいいに吹いた
895 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2007/12/23(日) 02:41:59.73 ID:PC2VAq.0
そろそろ100切るしwikiに編集してくれないか?
海んちゅうの話とかいいところで切れてるし
896 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/12/23(日) 05:17:27.12 ID:vKUXb1Ao
久々に投下。※擬人化注意
http://www6.uploader.jp/dl/yanderemewtwo/yanderemewtwo_uljp00077.jpg.html

主「リザードン、来年六月から自販機でタバコのパスポートとかいうのが必要になるらしいよ。」
リ「うわ、なにそれ、めんどくせ。・・・でもなあ俺もポケモンだから主同伴じゃないとコンビニ入れねーし。。」
主「作らないとこれから頻繁にコンビニいかないといけなくなるかもなあ。コンビニもどこでもあるってわけじゃないし」
リ「・・・主、封印してたカートン買」
主「それだけはやめようね。下手したら一日で半カートン開けるだろ?」
897 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/12/23(日) 05:39:44.03 ID:app6v7.0
おお、これはいい頃合に遭遇できた
タバコ値上げで姐さん涙目ww
898 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/12/23(日) 21:50:03.36 ID:aFaNcJo0
>>893
甘いなあ・・・
最後の最後まで夢オチかと疑った俺の心は黒いですか?
>>896
姐さんはどの銘柄吸うんだろう?
899 :サタン :2007/12/24(月) 00:51:34.08 ID:IIyAbp20
「M2とトカゲ姐さん」

主「今年もあと少しだね」

イ「それにしてもご主人様の手持ちポケモンも一杯増えましたね」
ピ「なー」
フ「そうねえ」

リ「ああ? てめえもっかい言ってみろ、燃やすぞコラ」
ファイア「ふ、これだから野蛮な輩は」
ガーディ「ね、お願い。もう一度、もう一度だけお姉様にへんしんして」
メタ「いや、そうするとベタベタひっついてくるし……」
フーディン「どうせ私なんてただのポケモンブツブツ……」
サンダ「なんだー? 元気ねーなー、もっと元気にいこうぜー!?」
フリ「そうよ? 元気だしなさい? お姉さんが優しくしてあげるから……」

M2「ちょっとぐらい減らしても構わない気がするが」
フ「……」
ダ「(コクコク)」
900 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2007/12/28(金) 05:12:24.97 ID:uRI2QrE0
いいぞもっとやれ
901 :以下、2008年まであと4646秒(紅白から5616レス目)@ガキ使はじまたー :2007/12/31(月) 22:42:35.32 ID:CQ2.eeY0
神絵師!!!
皆良いお年を!
来年もよろしく!
902 :SS書きたいんだが :2008/01/01(火) 00:48:49.40 ID:g7L71NY0
ヤンデレじゃないとだめだろうか?
スレチかもしれないがあまりヤンデレってのがわからないんだ。
昨日見つけて新年早々書きたくなったんだ。
903 :SS書きたいんだが :2008/01/01(火) 02:06:50.87 ID:g7L71NY0
やはり正月は人いないか・・・
二時だしな・・・
904 :A Happy New Year 2008 ! [sage]:2008/01/01(火) 18:45:37.27 ID:pRZ1GYSO
【みんなの書き初め】

『花鳥風月』
『完全燃焼』
『胡蝶乃夢』
『激辛万歳』
『主人我全』

「…………わかりやすいなあ」
905 :SS書きたいんだが :2008/01/01(火) 21:44:40.19 ID:g7L71NY0
花鳥風月は誰なんだ?
906 :もう :2008/01/02(水) 23:59:59.97 ID:aGocRiQ0
だめかもしれんね
907 :このスレ :2008/01/03(木) 11:44:56.17 ID:uzCrYvc0
見てる奴挙手
908 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/01/03(木) 18:57:46.60 ID:gAQ1P/go
909 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/01/03(木) 19:53:19.34 ID:kgbl5d2o

ダメかもしれんとはいうが大分前からこの状況だし
ましてや今は正月だしなぁ

パー速なんだしのんびり2〜3人で楽しんで続けていければいいやと思ってる俺ガイル
というわけで次スレは絶対立てような
910 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/01/03(木) 20:27:33.77 ID:wrUL7jIo
911 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/01/03(木) 21:15:08.69 ID:DGnp/ys0

こんなに過疎ってるとは思わなかった・・・
912 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/01/03(木) 21:41:35.19 ID:CIs5krM0
今日から見始めた

913 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/01/03(木) 21:42:58.24 ID:CIs5krM0
結構内容面白いし、タイトル変更して
age推奨にしたら人が来るんジャマイカ?
914 :駄文うp :2008/01/03(木) 22:02:52.97 ID:uzCrYvc0
主「ミュウツー。ちょっと・・・」
主に呼び出された。それはとても嬉しいがなにか粗相をしてしまったんだろうか。
とかげやペットを残して少し奥の茂みの中に入る。
M「何でしょう主」
主「ミュウツーさあ。口調って変えられないかな?」
口調・・・?いままで気にとめたこともなかったが実は主に不快感を与えてしまっていたのだろうか?
それともなにか主の逆鱗に触れるような発言でも?これといって思い浮かばないが自覚が無いだけだろう
きっとそうだそうにちがいない!謝罪を謝罪を謝罪を謝罪を謝罪を謝罪を謝罪を謝罪を謝罪を
M「なにかお気に召さないことでもありましたでしょうか!?
あったのなら改めます!口調も変えます!だから捨てないで!連れて行ってください!」
みすてないでミステナイデ見捨てないで側においてはなれたくない
主「いや待てって!そんなことは誰も言ってないしお前のこと捨てたりするもんか!
・・・ちょっとミュウツーの違う口調聞いてみたくてさ」
M「・・・?」
よかった。どうやら主はお怒りになってるんじゃないらしい。じゃあ何故口調の話を?
主「ミュウツーの返事は「はい」とか「はっ」とかばっかりな気がするんだ。
だから・・・うんって返事してみてくれないか?」
主からの頼みならば無論聞くが返事?それだけなのか?
M「それくらいなら・・・容易いことです」
そうはいったもののうんなどという返事はしたことが無い。自分の頬が染まるのがわかる。
主「本当!?やった!じゃさっそくちょっとやってみてよ」
ああ主そんなにお喜びになって可愛らしい愛しい。これくらいでよろしいのなら
声が枯れるまで返事をしようではないか。
M「はい・・・いたっ」
主にデコピンされた。なにかしたかと謝罪しようとしたとき私の体は主の腕に包まれた。
M「えっ?」
主はそのまま額を私のそれに触れさせた。主の顔が近い。あと1、2センチで唇も触れてしまいそうだ。
主「返事はうんでしょ?・・・・わかった?」
そういいながら主は離れて私の目にたまった雫を指でぬぐってくれた。顔が熱い。すごく。きっと主の
目には茹蛸のようになった私の顔が映っていることだろう。
M「////・・・・うん////」
やっとのことで声を絞り出す。
主「えっ?よく聞こえなかった。もう一回お願い」
M「なっ////」
この距離で聞こえないはずが無い。主は私をからかっておられる。顔がさらに熱くなる。
M「っっ主は意地が悪くなられた!」
主「そんなに怒らないでよ。冗談だってば」
以下イチャイチャ

その他ポケモンside
リザ「行きづらい・・・・」
バナ「あそこまであまい雰囲気出されちゃ、ねえ?」
海「わんも主様と・・・・」
ガッ!
バナ・リザ「でしゃばるな!!」
海「っ〜〜〜〜〜!!わんはやっぱりこんなんさあ?」
ダ「zzz」

自慰ですごめんなさい。
病んでもいませんごめんなさい。
915 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/01/03(木) 23:17:19.32 ID:kgbl5d2o
設定を生かす為にスレタイから「新ジャンル」をはずしてタイトル変更したんじゃなかっけ?
結果として過疎になってしまった・・・いや、過疎は元からでスレタイは関係ないか
916 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/01/03(木) 23:28:51.55 ID:kgbl5d2o
>>914
すまん、感想忘れてたGJ
ヤンデレのデレの部分のお話だと思えば全然問題ないさ

今日から見始めたっていうなら過去の作品を見てみると面白いと思うぞ
917 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/01/03(木) 23:37:39.91 ID:uzCrYvc0
見つけたのは年末なんだ。
まとめサイトで過去のスレも全部みたぜ。
1スレ目みたいなことにはもうならないんだろうか・・・
いっそ○○デレみたいな感じにしちゃってもいいんじゃないだろうか
918 :ヤンデレミュウツー 〜もうひとつのM〜 :2008/01/04(金) 10:07:33.25 ID:O177xNw0
 もうどれぐらい走ったのだろう。足はもう悲鳴をあげ、心臓の音がやけにうるさい。それでも止まっては
ならない。けして、止まっては。
「そこにいたぞぉ! 捕まえろぉ!」
 細い路地に駆け込んだものの、それほど距離を離す事が出来なかったために追っ手の怒号が響く。夜の暗
闇の中をライトもつけずに走るのは少し怖くて、それでも踏み出す一歩に躊躇などしていられない。
 ふいに差し込む月の光が遮られ、僕はほぼ反射的にモンスタボールを頭上に投げる。展開時に発する光が
獰猛な犬のシルエットを浮かび上がらせ、僕は警察が所有するヘルガーだと当たりをつける。開かれたモン
スターボールからは先ほどとは違う雷光が奔り、二つの影が弾かれたように離れた。背後から近づく複数の
足音はその音を止め、僕に怒鳴りつけるように話しかける。
「無駄な抵抗はやめろ! 君の保護は保障する! だから我々に」
 バチィ! と力強い電撃に警官の口が閉まる。拒否の意と受け取ったのだろう。更にもう一体、モンスター
ボールからヘルガーを出す。
「ミュウツー用に用意したつもりだが、“それ”でどうするというのだい?」
 猛犬の唸りに先ほどの電撃の主も四肢を付け、ファイティングポーズを取る。まるで幼児を思わせる赤く
て丸い頬からは雷光を発し、普段は子供達から絶大な人気を誇る愛らしい姿からは想像もつかない殺気を出
している。その殺気に猛犬すらも少し後退りした。
「このピカチュウはちょっと特別なんだ」
 いけ、と足元のピカチュウに指示する。僕の命令にしばらく身構えていた警官は、それでも何も起こらな
い事に嘲笑を浮かべていた。
「やはり子供だましか。捕まえろ、ヘル」
 直後、ガコン、と頭上から金属音がすると大量の水が降ってきた。地下から水が湧き出し、狭い空間もあ
って、すぐに水で満たされてゆく。警官は何事かと顔を引きつらせ、ヘルガーは炎タイプらしく水を嫌がっ
ている。
「磁力であたりの水道管、下水管をいじらせてもらったよ。ちゃんと電気分解もしてるから綺麗だしね」
 まるで豪雨のような水も長く走って熱を帯びた体には丁度良い。僕はもう一つ、警官から隠すようにモン
スターボールを手に持った。
「ええい! 水がなんだというんだ! いけぇ、ヘルガー!!」
 警官の命令に、散々水を浴びて苛立ちの募ったヘルガーが猛然と襲い掛かる。けど、ここまでくれば僕の
勝ちだ。
「ピカチュウ、なみのりだ」
919 :ヤンデレミュウツー 〜もうひとつのM〜 :2008/01/04(金) 10:08:19.64 ID:O177xNw0
「それにしても派手にやりましたわね」
 そう言われると、まったく何も言い返せない。白い丸テーブルの上に差し出されたお茶に手をつけると、
その何とも言えない味にまた何も言えなくなる。その様子にエリカさんはお嬢様然とした柔和な笑みを浮か
べた。
「クサイハナから取った特別なエキスで作りましたお茶ですの。美味しいでしょう?」
 上品な着物に身を包んだタマムシジムのリーダーである女性に、僕は苦笑いで返す。どう受け取ったのか
は分からないが、満足そうに彼女はお盆を戻しに行く。もう一度、お茶に口をつけるが、やはりなんとも言
えない味だった。
 局地的なビッグウエーヴにより警官を撒いた後、僕はタマムシシティの彼女の元へと逃げ込んだ。今はジ
ムの地下にあたる研究室でこうして姿を隠している。リーダーは大抵、研究者としての一面も持っており、
植物学でもある程度の地位を築いている彼女の研究室はまるで植物園のように植物と植物ポケモンで溢れ、
人間が一匹隠れるには十分といえた。
「それにしても、カツラさんのお話が本当でしたなんて……正直、今でも信じられませんわ」
 いつの間にかこちらに戻っていたエリカさん。頬に手を添えて思い悩む姿もまた絵になる彼女は、丸テー
ブルに申し訳程度に置いてあるテレビを見てため息をつく。テレビではひっきりなしに僕とミュウツーの行
方を追う報道がなされ、果ては特別番組まで組まれた現状に僕もまた同様に息をついた。
「本当にすいません。頼ろうにも迷惑しかかけられないし」
「いいえぇ、私としては貴方のフシギバナにまた会えただけでも十分ですものぉ」
 そう言って僕の背後にいるフシギバナを熱っぽい目で見る彼女に、いつもは動揺する姿すら見せないフシ
ギバナが怯えるように僕の背後に隠れる。その様子にエリカさんは残念そうに肩を落とした。
「フシギバナは本当に男さんが好きなのねえ。でも、そんな姿も素敵だわぁ」
 どうも天然のケがある彼女に本日何度目になるか分からない苦笑いを浮かべる。明らかに大きさが違う為、
殆ど隠れられていないが、主の背後というのは安心するのだろうか。フシギバナは先ほどよりかは怖がって
ないようだった。
920 :ヤンデレミュウツー 〜もうひとつのM〜 :2008/01/04(金) 10:08:35.62 ID:O177xNw0
 テレビが丁度、コマーシャルに移ったところでエリカさんが電源を消す。もう何遍も同じ事を繰り返して
はたして飽きないのだろうか。
 話も途切れ、なんとなく手持ち無沙汰になると、エリカさんは僕の正面の席に腰掛ける。もうその目は一
人のジムリーダーの目になっていた。何となく、言わんとしてることが分かった気がした。
「事情はカツラさんから聞いたのですが、もう一度、貴方の口から聞きたいのですけれどよろしいですか?」
 先ほどまでの柔らかさをイメージさせる瞳など何処吹く風、並み居る挑戦者を貫く眼光の鋭さに初めて彼
女とバトルした時の緊張が体を強張らせる。まだ芯の方では信用していない、名家出身の人間だからこその
慎重さが見て取れた。
 俺は残っていたお茶をグイ、と飲み干して彼女と相対す。変な味がかえって気を落ち着かせてくれる。僕
は数週間前の光景を思い出しながら、もうそんなに経っているのか、という妙な感慨を抱きながら彼女に全
てを話した。
921 :ヤンデレミュウツー 〜もうひとつのM〜 :2008/01/04(金) 10:08:50.36 ID:O177xNw0
 カントーに比べてジョウト地方は温暖な気候らしい。ポカポカとした陽気のせいか、額が少し汗ばんでい
るも時折吹く風がまた気持ちよかった。しかし、すぐ背後から感じる気配にどうにも不安が募る。
「どうや、コガネもなかなか都会的でステキやろ?」
 先を歩くマサキさんが振り返って人懐っこい笑みを浮かべる。転送技術の先駆者であり、トレーナーとし
ても僕の先輩であるはずなのになかなかどうして、この人は良い意味で誰彼構わず仲良くなれてしまう。最
初はその強烈なコガネ弁に圧倒されがちだったけれども、いや、今でも放っておけばどんどん先にいってし
まう人だけれど憎めないのがこの人らしい。
 けど、それでも憎んでしまう奴もいるわけで、
「主よ、そろそろあの男の口を塞いではどうだろうか? なに、主に手間はかけない。ねんりきで無理矢理
 防ぐか、必要なら私が奴の顎ごと粉砕するだけだ」
 相変わらずミュウツーは平然と怖いことを話してくる。それでも小声で僕だけに話すのは彼女なりに気を
使っているのだろう。そう思いたい。
「いいから。ミュウツーもせっかくの観光なんだし楽しもう」
「しかし主よ。コガネなら以前、リーダー戦でも訪れ」
「ほ、ほらっ、あのビル、大きいよなミュウツー!」
 突然、僕が大きい声を出したことでマサキさんが「ん?」と顔を向ける。その後は笑ったりなんだりとい
つものように。隣の彼女は聞き入れて貰えないのが不満なのか、更に不機嫌オーラを強めている。
「ええとこやろぉジョウトは。こないな都会もあるし、エンジュのような情緒ぉ忘れんとこもきちぃんとあ
 る。そこがカントーとはちごて」
「カントーにもポケモンタワーがある。別に比較したところで」
「い、いやーっ! 本当にそうですよねははー! あははー!」
 フワフワとした陽気の中、僕の胃はキリキリと悲鳴をあげた。
922 :ヤンデレミュウツー 〜もうひとつのM〜 :2008/01/04(金) 10:09:16.46 ID:O177xNw0
 予約したホテルの部屋に着き、やっと色んなものから解放された僕はベッドに身を投げた。けれど、すぐ
に詰め寄ってくるミュウツーはそれすら許してくれないらしい。
「主。明日は二人で出かけましょう」
 イエスしか許さない迫力。しかし、どちらかといえばドッと襲ってきた疲れに瞼をこのまま閉じてしまう
方が、この後の彼女の反応を考えるに恐ろしい。とりあえず、上半身だけ起こすとミュウツーの方へ向き直
り、ジッと彼女の目を見つめた。大抵はミュウツーの方が反射的に視線をズラすのだが、不意打ちというこ
ともあり、絡んだ視線がそのまま僕の意思表示となる。こうなってしまえば、卑怯なやり口だけど僕の勝ち
といって良い。案の定、しばらくして彼女は目を離すと、「主はズルい」と、それだけ言って窓際の椅子で
ふて腐れてしまった。とりあえずはこれで良い。また僕はフカフカのベッドへ身を投げ出し、途端に襲って
くる眠気に抗うこともせず眠りに落ちた。

 コンコン。
 主、主、ともう何千、何万と聞いた声に僕は起こされた。カーテンから垣間見える外はまだ暗い。少し不
機嫌にミュウツーを見る僕の耳に、やっとドアをノックする音が聞こえた。謂れのない非難を浴びた彼女は
やはりまた不機嫌そうに元の位置へと戻っていく。明日はまた苦労するだろうな、と一人ごちた。
 トントン。
 彼女の機嫌を更にひん曲げた元凶に近づく。そんなに急かさなくてもいいのに。
 ドンドンッ。
「はーい?」
 だけど、そこで気づくべきだった。荒々しく叩かれるドアの僅かな隙間、そこからドロドロとした汚泥が
意思を持ってこちらを侵していたことを。
「主っ!!」
 ミュウツーの叫び声。彼女を見ようと目を離したドアからの轟音。まるで処理し切れていない頭はただ目
の前の状況を流しているだけ。溶けていくドア。ドアから離される自分。ドアから姿を表す汚泥の怪物。
「ベトベトン!?」
「外に出ます! 体を丸めて!!」
 ミュウツーの腕の中、言われたとおりに体を丸めた瞬間、まるでガラスの割れるような音と共に体が外気
に晒される。そこで本当にガラスを割って外に出たのだと気づいた。仮にも高層建築を謳うホテル、途端に
感じる落下速度に更に身を縮める。震えていたかもしれない。
「安心してください、主。貴方は私が命に代えても守る」
 頭上のミュウツーが声を掛ける。地面と激突する寸前、ねんりきにより衝撃を緩衝し着地。その手際は見
事という他ない。しかし、突然、頭上から人間とポケモン、しかも世界に一匹しかいないミュウツーが降り
てきたら誰だって驚くに決まっている。半ばパニックになっている観衆の中、僕はまたミュウツーに抱えあ
げられながらあっという間にその場から消えていった。
923 :ヤンデレミュウツー 〜もうひとつのM〜 :2008/01/04(金) 10:09:35.59 ID:O177xNw0
「一旦、ここに隠れましょう」
 生い茂る木々の中、ミュウツーの腕から降ろされた僕はキョロキョロと周囲を見る。確かここはしぜんこ
うえんという場所だった気がする。中央部にモンスターボール型の池があり、一度、そこで虫取り大会にも
参加したことがあるのを思い出した。いや、今はそんなことはどうでもいい。問題は、
「なんなんでしょうか。あれは」
 実際に口にしてみると何てあやふやな問題だろうか。なぜ襲われるのか、誰に襲われているのか、考えれ
ば考えるだけ無駄にさえ思える。
「一番妥当な線はミュウツー。君を狙った行為かもしれない」
 僕の言葉に、ミュウツーが肩を落とす。口にしなくともある程度は分かっていたのだろう。同時に、それ
で僕に危害が及ぶことをなにより彼女は恐れている。こういう時、どう言うべきなのだろうか。ずっと考え
ているけど未だに分からない。
「その、ミュウツー……僕は別に危険な目にあってもいいよ。君がそれを負い目に感じる必要もないし、そ
 の、何ていうか、僕は君のマスターなわけだしさ」
「主……」
 いつの間にか膝をついていたミュウツー。自然と僕を見上げる形になり、月明かりに浮かぶ彼女の顔は悲
しげで、見ていて辛くなって、でもどうしようもない悔しさが僕の胸を嫌というほど締め付ける。自然と俯
いていってしまう顔を必死に持ち上げ、ミュウツーの顔を見る。マスターが支えないでどうする。奮い立た
せろ自分を。
「ミュ」
 それは幸運と言えたろう。顔を持ち上げた瞬間、ミュウツーの背後、まだ遥か遠くと言っても良い距離か
ら何かが“放たれた”。
924 :ヤンデレミュウツー 〜もうひとつのM〜 :2008/01/04(金) 10:09:50.94 ID:O177xNw0
 ポケモントレーナーはあらゆる危険から身を護る為に、いかにモンスターボールを素早く、的確に投げら
れるかという能力も求められる。どんなものにも才能というものはついて回るのだが、ただそれだけは才能
だからと嘆いてはならない。地味ながらも努力を重ねて身に着けるしかない反射、反応。
「リザードン!! かえんほうしゃ!!」
 出来うる最高速度で投げられたボールはすぐさま展開。ミュウツーの背後を守るように立ちふさがったリ
ザードンは僕の命令通りに、凄まじい勢いの火炎を吐き出す。吐き出すと同時に火炎は遠方から放たれた何
かと衝突。まるで炎の壁のように立ち上る火炎。相性としては良くも悪くもないはず。モンスターボールへ
と手をかける刹那、ミュウツーを貫かんとしていたものを思い出す。
 シャドウボール。ゴースト系の特殊攻撃。ミュウツーの天敵とも言って良い技だ。あくタイプ、ゴースト
タイプが台頭してきた頃からずっと、今も苦しめられてきている。明らかに彼女と知った上で、彼女を倒そ
うとした攻撃だ。一体、誰がこんなことを。
 辺りを明るくするほどの炎が消える。どうやら相手の攻撃も止んだようだ。その代わり、炎が邪魔して見
えなかった相手もシルエットだけだが見えた。
「カイリュー……」
 あの攻防で随分、近づいて来たのだろう。炎を見ていたことで一時、視力を落としていた目が細部を確認
し始める。神話にすらあげられる巨大な竜。その左肩には人影も見受けられ、どうやらあれが僕らを襲って
きた犯人と見て良いだろう。
「やはり君は一筋縄ではいかないか。完全に不意を狙ったはずなんだけど、やるじゃないか」
 いつの間にか雲に隠れていた月がまた光を取り戻し始める。照らされるその顔は、あまりに見知った相手
だった。
「シゲル、さん……」
「ああ。リーダー戦以来かな? また君と戦うなんてね」
 考えが追いつかない。それぐらい色んなものが頭の中を駆け巡っている。でもそんな時に思いつく、いや、
頭の中を走り去っていくものを実際にものに出来たことがない。とにかく何か言え。なんでもいい。言え!
「なぜ、ですか?」
 なんてありふれた質問。だけどそれでいい、何かとっかかりを。どうすべきかというきっかけを掴むんだ。
 ここまで僕は、おそらくは冷静になるための正しい手順を踏んでいた。だが、シゲルさんはそれ以上の爆
弾でもって僕を壊した。
「ミュウツーを逮捕する為さ。身に覚えがなくとも、ね」
925 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/01/04(金) 10:10:37.73 ID:O177xNw0
まだ続きは書いてない。反応がある程度あるなら書くよ。
926 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/01/04(金) 10:15:14.04 ID:PppQP9Io
うおーこんな時間に投下が
乙でっす
やっぱ前科があるからかミュウツー
927 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/01/04(金) 10:50:42.63 ID:qcisUHk0
1スレ目からずっとROMってるぜ
たぶんそんな奴ほかにもいるはず
928 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/01/04(金) 11:44:44.08 ID:2gA4fgAO
続きが気になる
wktk
929 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/01/04(金) 12:01:25.07 ID:O177xNw0
そういや、男の所有ポケモンは何にしたい?
一応、あと二匹で素直にブイとダークライ出しても良いんだけど。ちょと俺が初代&ちょい金銀の知識だけで書いてるから出しづらさもある。
1スレ目のはバリヤードやサワムラーとか趣味丸出しで書いてたから。
930 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/01/04(金) 12:16:29.63 ID:n.aJMiso
ブイって初代からいなかったっけ?

なんでもいいならケンタロスとかどうだろう
豪快な感じがリザと気が合いそうだww
931 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/01/04(金) 12:19:35.27 ID:7EELRQSO
ていうか原型であってる?
少なくとも自分の脳内ビジョンでは原型だったが
932 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/01/04(金) 12:23:35.08 ID:O177xNw0
>>930
いや、なんかポケスペのイメージで俺の中では器用すぎて使いづらい感
ケンタロスねー。つまりこう?

M2とトカゲ姐さん

主「よし、ケンタロスを捕まえたぞ!」

リザ「うーっし、ちょっくら新入りに挨拶でもするかぁ」
M2「(毎度毎度飽きないなこいつも)」
ケンタ「うぉぉぉぉぉぉぉ! おねがっしゃぁぁぁぁぁぁっすぅぅぅぅぅ!!」
リザ「おー、随分気合入ってんじゃねーか。気に入ったぜっ」
M2「ただ五月蝿いだけじゃないか」
リザ「わーってねーなー。ああいう熱い奴は最低一匹、必ず必要なんだよ」
M2「じゃあお前はクビだな」
リザ「え?」
M2「キャラ被るだろ?」
リザ「……」

主「あれ? 捕まえたはずのケンタロスは……?」
933 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/01/04(金) 12:24:19.57 ID:n.aJMiso
原型ってなんだ?ww

擬人化云々って事ならばそれぞれの脳内で変換されてる事だから感知できないけど

初代、金〜最新までで姿形に変化はなかったか?という問いならイエス
ある程度グラの向上はあるけど基本はかわってないよ

ブイの進化の問題なら幅が広がってるから初期とは大分違ってくるけど話題にださなければどうにでもなる程度だと思う
934 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/01/04(金) 12:25:35.56 ID:O177xNw0
>>931
そこは各自、一番しっくりするのでええんじゃね?
俺は原型イメージで押さえドコは擬人化でもって感じ。
935 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/01/04(金) 12:27:47.52 ID:n.aJMiso
>>932
ちょwwwwwwいきなりwwwwwwww
GJなんだがww
5秒もたなかったかww

なんだろう、そういえば昔そういう体育会系のキャラがいたような気もするなww

じゃああれだ
ネズミ年ってことで「ラッタ」とかどうだろう
海んチュウと仲が良い感じで
どっかの方言使うとかww
936 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/01/04(金) 12:27:59.10 ID:O177xNw0
>>933
まあブイなら愛玩動物ポジもあるからなあ。他の人の意見待ちで。
937 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/01/04(金) 12:32:13.58 ID:n.aJMiso
ごめん、>>933の発言がよくわからないことになってますな
>>929>>931を同一人物だと考えてました(IDが変わったのかと)

脳内でM2が人になってるのか、ゲームのままなのかという事であれば
まとめのアンケートでもあったけど
人によってまちまち
俺的には絵師の描いてくれたキャラのまんまで想像してます

>>936
海とブイは下手にだすとシリアス崩壊する事あるからね
どういう結果になるにしろwwktkして待ってます
938 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/01/04(金) 12:33:17.10 ID:O177xNw0
>>935
あ、ごめん。俺のだと基本、M2以外、アニポケ喋り。あと体育会系は憶えてない。

M2とトカゲ姐さん

主「ラッタを捕まえたぞ!」

リザ「おーし(ry
ラッタ「あ、ども……よろしくおねがいします……」
バナ「あら、随分とおとなしいのね。今年はあなたの年なんだから。もっと胸を張ったら?」
ラッタ「いや、でもピカチュウさんがいますし、私なんてドブネズミで結構です……」
リザ「おいおい」
ラッタ「ドブネズミみたいに美しくなりたいー……はは」
リ&バナ「(絡みづれぇ!!)」
939 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/01/04(金) 12:36:52.65 ID:n.aJMiso
>>938
ああ、いやいやそこら辺は私の勝手なあれなので気にしないでくださいまし
むしろ変な注文つけて申し訳ない

しかしリンダリンダとはww
根暗系ですかねそういうのも割りと新鮮ですなww
940 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/01/04(金) 12:43:05.32 ID:O177xNw0
M2とトカゲ姐さん

主「お年玉代わりに皆に好物の餌を買ってあげるね」

リ「へへっ、新年から骨付き肉なんて縁起がいーぜー」
ファ「ふっ、これだから野蛮な蜥蜴は」
リ「あ? 鳥の餌なんてちゃちーもん食ってんじゃねーよ三馬鹿鳥」
ガ「そういえばメタモンさんは何を食べるんですか?」
メ「あ、私はそんな、鼠とかです」
ガ「へー、なんか意外。口から食べるんですよね?」
メ「ああいえ、この口でそこまでは。体内に直接取り込んで、ゆっくり溶かします……」
リ&ファ&ガ「(グロ)」
941 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/01/04(金) 12:55:30.45 ID:O177xNw0
M2とトカゲ姐さん ちょいメタな

リザ「なあ、アタシらってこのスレでは大抵、擬人化されてるんだよな? しかも女に」
M2「そうだな。で、それがどうした?」
リザ「いや、旦那ってブイとちょくちょく遊んでるなって」
M2「……ゴゴゴゴ」
リザ「だーからいちいち切れんなよめんどくせーなー」
M2「で、なにが言いたい」
リザ「旦那って風呂も一緒に入ってるときとかあるよな?」
M2「……私は主と共にいれるならそれで良い」
リザ「それはそれで幸せなんかもしんねーな」

バナ「それはそれでしょ。それにブイは男児かもしれな」」
リザ「それは流石に」
942 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/01/04(金) 13:00:40.28 ID:O177xNw0
M2とトカゲ姐さん

リザ「え? M2をマジで怖くなった瞬間? ……あー、一回あったなぁ」

主「うーん、もうこの肌着はダメかな。ん? リザ、コレが欲しいの? 主人の臭いがついてて気になんのかなあ? うん、いいよ」

リザ「気づいたらポケセンで長期入院だったよ。ポケセンなのによお」
943 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/01/04(金) 13:03:28.41 ID:O177xNw0
M2とトカゲ姐さん ちょいメタな

ピカ「なみピカです。ぶっちゃけ、沖縄弁がさいく分いらないので出番っいきらさんそうです。なみピカでした……」

944 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/01/04(金) 13:37:27.06 ID:n.aJMiso
メタモンぐろいよメタモン・・・クリオネかww

なんか流れ早くなったね(数人だけどww)
950ぐらいで次スレでいいですかね?
945 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/01/04(金) 17:04:20.94 ID:q500KKM0
人ふえてよかったよかった。
そしてSSGJ。
シリアス分が戻ってきたか。
俺もがんばろうか。
946 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/01/04(金) 18:34:36.29 ID:PxfVf5Ao
んじゃ俺も久しぶりに書くか新年だしな
947 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/01/04(金) 20:54:23.82 ID:fVzsqnY0
>>945-946
wktkwwww
948 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/01/04(金) 22:10:32.89 ID:q500KKM0
誰かネタ出し頼む
949 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/01/05(土) 08:19:36.00 ID:p5Zr1xUo
恋愛とは死ぬ事と見つけたり
950 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/01/05(土) 13:09:24.93 ID:nKqkldk0
ちょっと遅いけど正月ネタとか読みたいなぁ
おせちとか初詣とか
951 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/01/05(土) 15:35:31.11 ID:e3BzOxQ0
神社にて

主「みんなちゃんと願い事言ったか?」
全員「はーい」
主「リザードンはなんて願い事したの?」
リザ「みんなが無事に旅していけるように、かな」
主「偉いなリザは。フシギバナは?」
バナ「主様の恥ずかしいところが見れますように」
主「ちょwwwwwwwwおまwwwwwwwwww。勘弁してくれよ。次、ピカチュウ」
ピカ「もうちょっと目立てますように・・・」
主「切実だな。それはおいといてイーブイ」
ブイ「激辛がまたたべたいです〜」
主「神様じゃなくてミュウツーに言おうな。次はダークライ」
ダ「///主様とずっと一緒に居られますように///」
主「(よく聞こえんかった適当に相槌うっとけ)うんうん。ミュウツーは?」
M「主と私以外みんな氏ねばいいのにと」
主「・・・」
全員「・・・」
主「取り消しに行ってきなさい」
M「はい・・・」

即興で書いてみた。
半生はしているが後悔はしていない。
952 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/01/05(土) 18:36:52.11 ID:3cmZv4oo
>>950っていうから立ててみたよ
ttp://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1199525763/

とりあえず埋め進行でよろしく
953 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/01/05(土) 22:30:13.35 ID:lfegiTUo
ちょっと早いんじゃ?
とりあえず・・・埋め?
954 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/01/06(日) 05:17:09.64 ID:25jZaR20
M2とトカゲ姐さん

主「埋めるらしいから? ダグトリオを捕まえたぞ!」

ダ1「増えたからって別に強くなるって訳じゃないと思うわ!」
ダ2「むしろ頭脳は一つとかちょっと気持ち悪い想像にもなりそうだわ!」
ダ3「とりあえず増やしとけみたいな考え、浅い! 浅すぎるわ!」

リ「帰れ」
955 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/01/06(日) 15:38:05.70 ID:P.ORqF.o
最近M2とトカゲ姐さんで
M2とトカゲ姐さんの絡みが少ないのは気のせいだろうかww
956 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/01/06(日) 16:32:49.84 ID:25jZaR20
M2とトカゲ姐さん

M2「ふっ、誰があんな蜥蜴と」
リ「こっちこそ、あんな辛気くせー野郎はこっちからお断りだ」

主「うわっ、野生のポケモンが!」
M2&リ「(主に歯向かう者は)(旦那に手ぇ出すゲス野郎は)[ピーーー]!」

フ「(ある種似たもの同士ね)」
957 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/01/08(火) 00:39:49.59 ID:awZYTwwo
リザ姐かっこいいよリザ姐
958 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/01/08(火) 01:03:31.38 ID:uhpOqAU0
地獄我ー好きは俺だけですかそうですか
959 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/01/09(水) 00:14:20.32 ID:7RiM2nAo
地獄我ーってなに??

うめ
960 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/01/09(水) 00:30:50.92 ID:hjjKf/A0
一時期主の手持ちにいたんだよ。
ヘルガーが。
961 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/01/09(水) 00:34:06.59 ID:7RiM2nAo
ヘルガーかなるほどww
そういや昔いたね

ダークライにポジション奪われたかww
962 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/01/09(水) 01:05:57.03 ID:hjjKf/A0
好きだったんですよ。
こう・・・リザとかぶってるようでもっと積極的みたいな。
まあかぶってるのが消えた理由なんだろうけど
963 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/01/10(木) 01:58:39.16 ID:5xVhTxUo
ヘルガーかぁ
リザの舎弟だったっけ?
964 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/01/10(木) 14:39:57.48 ID:eo7mNEE0
そんな設定だったのか。
主を総長って呼んでミュウツーにつっかかっていくような奴だったはず。
なにぶん書いてる人がいないからね。
965 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/01/10(木) 17:10:11.60 ID:frtIQHgo
ヤンキーデレのお嬢さん
だからヤンデレ
966 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/01/10(木) 18:08:38.71 ID:2lf2rUko
ヤンキーデレなのはリザ姐だろう?
病んデレがM2
バナ姉さんは…素直クール?
ダークライが無口ドジッ子属性(だったきがする)

いやー、よりどりみどりですなあ
967 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/01/10(木) 20:35:19.10 ID:eo7mNEE0
ブイは腹黒デレ
ピカは馬鹿
968 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/01/10(木) 22:59:31.21 ID:zE.1Yk2o
謝れ!ピカに謝れ!
969 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/01/10(木) 23:50:28.46 ID:eo7mNEE0
wwwwwwサーセンwwwwwwwwww馬鹿デレでしたwwwwwwwwフヒヒwwwwwwwwwwww
970 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/01/11(金) 14:04:58.05 ID:Y4ljfzwo
主の手持ちポケモンアンケート
今回はピカチュウさんについて色々聞いてみました

M2「ピカチュウ?ああ、あのネズミか。一言でいうなら・・・馬鹿だな」
謎のレポーター(以下レ)「そんな身も蓋もない・・・」

リザ「うーん、なんていうか『馬鹿っぽい奴』だよなぁ。そういえば元旦にサーフィンしにいくっていって3日ぐらい帰ってこなかったっけ」
レ「それは・・・なんというかすごいですね」

バナ「どんな人といわれても困るわね。私身内の悪口は言わない事にしているの。ああ、でもそういえばあの子が風邪で寝込んでいるところを見たことがないわね」
レ「それは・・・なんとかは風邪をひかないという事でしょうか?」
バナ「(ニコッ)悪口は言わない事にしているの♪美容にも悪いから♪」
レ「(謎の圧力によりこれ以上追求することができませんでした)」

ダークライ「・・・・(コソコソ)」
レ「えーピカチュウさんの事で少しお伺いしたいんですが・・・・?」
ダ「(ビクッ)・・・・ダダダダダダ」(逃走)
レ「どうやら警戒されてしまった模様です」

ピカ「わんは・・・わんは・・・」
ブイ「皆ひどいですー!海ン中さんは馬鹿じゃないですー」
ピカ「おお!いってやってほしいさー。」
ブイ「馬鹿なんじゃなくて!ただものすごく頭が悪いだけなんですー!」
ピカ「お・・・おお・お・・・・おお・・・・・お・おお・お・・・orz」
ブイ「まったく・・・ピカチュウさんを『ただの馬鹿』と同列に考えるなんて失礼にも程があるです」
ピカ「うわーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!!!」

レ「以上、ピカチュウさんって『本当に馬鹿なの?アンケート』でしたー。スタジオにお返ししまーす」

おまけ
主「ピカチュウ?馬鹿っていうより天然ボケなところはあるかな、でもそういうところも結構可愛いんだぜ、この間なんかベッドで・・・ブツッ」(ここでテープ切れ)

リザ「おい、なんだ今の意味深な言葉は!!!!?続きを!続きを見せろ!!!」
M2「あのドブネズミ・・・」
ダ「・・・(モジモジ…ポッ)」 (ベッドという事でなにやらよからぬ妄想をしてしまったらしい)
バナ「あらあら、海んチュウちゃんはどこにいったのかしら?」

ブイ「レポーターさん、お疲れさまですーよかったらこれ食べてくださいー」
レ「あ、これはどうも・・・って辛!」
ブイ「うふふ」
レ「いや、ちょマジ!辛くて死ぬ!痛!舌が痛い!!!」
ブイ「ジュースならここにありますけど・・・ところでさっきのご主人さまのインタビューの続き・・・みせてもらいたいんですけど」
レ「ゴクゴクゴク、プハー。あー、助かった。あ、あれですか?実は男さんの方からあそこはカットしてくれと言われてまして・・・流れてしまったのは放送事故といいますか。
  まあ大事な部分は流れなかったのでテープを焼却処分するという事で謝罪にも応じてもらえたんです。だからちょっとお渡しすることはできないんですよー。一応極秘という約束ですし。」
ブイ「ふーん・・・ところでその水・・・僕特性タバスコジュースで『後から来るタイプ』なんですけど。おいしかったですか?(ニコニコ)」
レ「え?あ・・・ぎゃああああああああああああああああああああああああああ」

チャンチャン

うーん、なんか違うなぁ。出直してきます^^;
971 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/01/11(金) 21:22:58.12 ID:oTCuPh6o
ブイが腹黒というか黒すぎじゃないか?ww
972 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/01/12(土) 02:16:27.16 ID:Dvov/9wo
新スレ落ちてね?
973 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/01/12(土) 02:40:22.12 ID:Dvov/9wo
ごめん、嘘だった
974 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/01/12(土) 13:27:29.10 ID:gcoupUso
パー速って落ちるの?
975 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/01/13(日) 00:35:06.88 ID:Wv3ZAMAo
新スレ以降のために埋め


そういえばその昔「うめぇ〜このみかん」というアプリがあったのを思い出した
976 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/01/13(日) 19:05:40.47 ID:p1WcOJQ0
ブイはこんくらいでちょうどよか。
977 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/01/14(月) 00:07:57.99 ID:rgimcp2o
ブイかわいいよブイ
978 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/01/14(月) 23:27:26.79 ID:Ub0Cpng0
スレの流れとまったく関係無いんだが

baseballbearの「ドラマチック」のキーを3つほど上げると
リザ姐が歌ってるような錯覚を覚えたり覚えなかったりする
979 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/01/14(月) 23:48:29.13 ID:3qbHo3g0
M2とトカゲ姐さん

>>978

フ「確かに歌詞はそんな感じね」
リ「まあ旦那とアタシの出会いってな感じだなっ」
フ「じゃあ埋めネタで各ポケモンに合う歌を出し合いましょう」
リ「前フリかよ」
980 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/01/14(月) 23:51:24.01 ID:3qbHo3g0
それと、>>924の続き読みたい人、どれくらいいる?
981 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/01/15(火) 16:15:04.83 ID:QTM1Euw0
ノシ。マジで続きが気になっているんだが。
982 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/01/15(火) 18:36:48.56 ID:GJmVoaM0
983 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/01/15(火) 18:59:46.23 ID:GOji4Xoo
みーとぅー
ミュウツー何の容疑だよ
984 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/01/15(火) 21:05:18.10 ID:Ld/ujMQ0
じゃあ続きは悪いけど次スレに。

M2とトカゲ姐さん

フ「ここでお便りを一通」
リ「お便りって」
フ「よくポケモンに名前をつける人がいますが、男さんはつけてますか?」
リ「あー、そういやねーなー」
フ「というわけで、描いてる中の奴が無い知恵絞って考えたのが以下の通りよ」
リ「別に>>1でもねーのに……」

M2→エム
リザードン→リズ
フシギバナ→ハナ
イーブイ→イヴ
波ピカ→ナミ
ダークライ→ライ

リ「……ださ」
フ「まあこんなもんよ。埋めネタとしても考えてみるのも良いかもしれないわね」
985 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/01/15(火) 23:55:24.41 ID:l1wuFZso
>>980
むしろ続きを投下しないつもりだったのかと小一時間…

エムだと流石に…ミウとか?
ミュウとかぶるか?
986 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/01/17(木) 17:55:14.74 ID:.g3SYJco
埋め〜
987 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/01/18(金) 01:03:20.61 ID:b0eIsAko
微妙にまとめトップだけ更新されてるな
988 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/01/19(土) 01:21:06.81 ID:uXrpOewo
神絵師さんがもしまだ見てるようならお願いしたいんだけど

もう一度・・・もう一度ダークライを書いてはもらえないでしょうか
お風呂ダークライがあああああああああああああああああ
989 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/01/19(土) 22:39:59.37 ID:o6kcqbQo
俺的にはもっとリザ姐の絵がみたい
990 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/01/19(土) 23:28:48.79 ID:.gukWY2o
じゃあブイをリクしてみる

あんまないよねブイの一枚絵
991 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/01/20(日) 01:30:43.78 ID:MipZaIko
そういうリクは絵師さんが来てからにしような
992 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/01/20(日) 23:27:59.90 ID:mlSIP6.o
8
993 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/01/20(日) 23:51:10.82 ID:FPOxvVMo
7?
994 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/01/21(月) 00:13:35.22 ID:50ZLOvEo
6
995 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/01/21(月) 16:45:15.85 ID:u3qrMR6o
5
996 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/01/21(月) 19:10:12.33 ID:OVrysCso
4
997 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/01/21(月) 19:24:38.23 ID:0uW0SYAO
B
998 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/01/21(月) 21:51:54.61 ID:KjU5fxs0
2
999 :!kab- :2008/01/21(月) 21:55:45.35 ID:lK/w8.Mo
1
1000 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/01/21(月) 22:00:22.01 ID:IpMoncEo
M「主にこの1000を奉げよう!」
1001 :1001 :Over 1000 Thread

 ,.――――-、
 ヽ / ̄ ̄ ̄`ヽ、   【呪いのパーマン Ver2.0】
  | |  (・)。(・);    このスレッドは1000を超えました。|
  | |@_,.--、_,>    このレスを見たら10秒以内に次スレを建てないと死にます。
  ヽヽ___ノ    次スレを10秒以内に建てても死にます。

パー速@VIPService
http://ex14.vip2ch.com/part4vip/

1000超えたのでHTML化の依頼をするでござるの巻
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1195554932/

1002 :最近建ったスレッドのご案内★ :Powered By VIP Service
【うはwwww玉子とか】サボリーマン広報室8【テラバカスwwwwww】 @ 2008/01/21(月) 22:09:16.60 ID:5fBltcSO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1200920956/

ギニュー「ボディイーチェエエエエエーーーンジ!!!」 @ 2008/01/21(月) 22:02:24.91
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/vip4classic/1200920544/

ここに1枚のハンカチがあります、種も仕掛けもありません @ 2008/01/21(月) 21:32:59.41
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/vip4classic/1200918779/

【祝団長生誕祭】サボリーマン憩いの場139【アフターの向こうに】 @ 2008/01/21(月) 21:29:50.03 ID:jLPBX6Uo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1200918590/

ふあーよく寝た @ 2008/01/21(月) 21:25:24.19
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/vip4classic/1200918324/


Powered By VIPService http://vip2ch.com/

389.95 KB Speed:5.1   [ Book パッソ&ブーンのすべて ¥ 420 (税込) Amazonで発売中!] 掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50 専用ブラウザに切替 検索 新着レスを表示 荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2008/1/14 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.3.0 2007/2/8 (by fla@Thanks!)