370 名前: 名前が無い程度の能力 [sage] 投稿日: 2007/10/13(土) 02:24:04 qVzuBvfw0 霊夢を縛り上げて、腹に陰陽玉と称した紅白に塗ったボーリングの玉を落としたい                      - れいむいじめ - 「ちょっと! 縄解きなさいよ!」 「解けと言われて解くやつはいないよなぁ。  いやまぁ、みっともない姿だよね。ちゃぶだいの上で仰向けに寝かされて、台の足に手足縛り付けられて……  大股開きではしたないよねぇ、女の子なのに」 「縛ったのあんたでしょ!」 「まぁそうだけど。  ところでこれ、なんだと思う?」 「? 陰陽玉じゃない。それが?」 「そう見えるよね。ところが」  どすん。 「ふぐぅっ!?」 「この通りボウリングの玉を塗っただけです。それ6ポンドのやつだし、そんな重くないでしょ?  ……って、ありゃ、もろにはいっちゃったみたいだね。流石にいきなりすぎたかな?」 「あ、んた、何を──」 「まぁ、これ見てよ」 「何、これ。陰陽玉がたくさんある……?」 「今落としたのも含めて、全部で百個ある。うち九十八個は、同じ色に塗っただけの偽物。  そのうちの二つだけが、霊夢がいつも弾幕ごっこで使ってる本物の陰陽玉だよ」 「ちょ、ちょっと待ちなさいよ。なんでそのなものがウチの座敷にあるのよ! こんな山、昨日はなかったじゃない!」 「ジェバンニが一晩でやってくれました」 「誰よジェバンニ!」 「いや嘘だけどね。作ったのは俺だよ。用意するのに一ヶ月くらいかかったけど」 「馬鹿じゃないの。そんなもの用意してどうするつも──あ」 「お、いい顔だね。  霊夢が想像してる通り、今からこれを一個ずつ霊夢のおなかに落としていくから。頑張ってね?」 「っちょ、ちょっとなんで私がそんなのに付き合わなきゃならないの?! 嫌よ私は! やらないからね!」 「なんでって、そりゃ俺が楽しいからだけど。  別に霊夢に許可とか求めてないし、求める気もないし。受ける意思があるとかないとか、そんなの俺には関係ないよね?  俺はただ霊夢のおなかにボウリングの玉を落としたいだけだよ」 「あんた、頭おかしいわよ」 「声、震えてるけど大丈夫? 大丈夫じゃないっぽいねぇ。  ──ああそうだ、そういう顔が見たかったんだよ俺は、きっと。やっぱ頭おかしいかもね。  ま。そんなことはどうでもいいよな。始めるよ」 「人の話聞きなさいよ! こんなことしてどうなるか分かってるの!?」 「分からない。知らなくてもいい。先のことには興味がないね。  人生なんて一睡の夢なんだから、楽しいことやらなきゃ損でしょ? いつ死んでも悔いないように今日を精一杯生きるのが人間じゃないか。  はいそれじゃ二個目ー」 「ちょ、やめ──」  どすん。 「かはっ……!」 「ほら、無理に動こうとするから手元狂っちゃったじゃないか。肺の上はキッツイでしょ? 息できなくなるから。  ……おっと、怖い目だ。そんな目したって駄目だからねー。  それに、俺としては結構譲歩してるつもりだよ? この百個のうちのどれかが陰陽玉ってのは本当なんだし。  ちょっとしたゲームだと思えばいい。俺は玉を百個落とす。霊夢はそれをおなかで受け止める。  それで、陰陽玉が落ちてきたらそれで俺を攻撃したらいい。身体に触れてれば操れるでしょ?」 「そんな理不尽──!」  どすん。 「三個目。そっちこそ話聞いてた? 選択権なんてあるわけないでしょ。  まぁ、ちゃんと力入れれば耐えられると思うから、残り九十七個、頑張ってね?  女の子は将来的にはお腹の中に三キロはある赤ちゃん抱えなきゃいけないんだから。その予行演習ってことで」 「いやっ、やだぁっ! 痛いのいやぁあっ! 痛」どすん。「ぎぃぃ……!」 「四個目、と。うーん、ちょっとうるさいかなぁ。口塞いどこう」 「んうーーーーー!!! うぅうーーーーー!!!」 「何個目くらいで大人しくなるのかなぁ。というわけではい五個目」  どすん。 「うう゛っ……! うっ、うぅ……!」 「泣き顔もまた可愛いよ。そんな顔されるともっとたくさん落としたくなるよ。  さて、残り九十五個。内臓とか、破れないといいね」  どすん。 「二十三個、と」 「…………っ、ぅ…………」 「おっと、もういい加減反応がなくなってきたね。おなかも真っ赤だ。でもまぁ」  どすん。 「ぅう゛っ」 「二十四個目。ちゃんと本能的に防御はしてるみたいだね。感心感心。  胃もそうだけど、子宮とか傷つけたら可哀想だしねー。  ああでも、赤ちゃん産めないってどういう気分だろうね? ちょっと気になるなぁ」 「────!」 「あはは、目に生気が戻ってきたね。そうでなくっちゃ。まだ全体の四分の一しか──おっと」  どすん。 「っんん゛ぅっ!」 「一個足りなかった。これで四分の一、二十五個目だ。  しかしまぁ、中々出ないねぇ、陰陽玉。確率的には五十分の一なんだし、その半分もいったんだから、そろそろ出てもいいはずなのに。  ……ああ、そんな目で見ないでよ。ちゃんと本物入れてるんだから。嘘じゃないって。それじゃ、二十六個目ー」  ぽすん。 「──お?」 「…………!」 「っとっと、ああ、これは──」 「んんぅー! うぅっ!  ……? ……!? んん゛んんんー!? んぅっ!」 「残念ながら、それも偽物だったみたいだねぇ」 「!?」 「偽物が全部ボウリングの玉、と言った覚えはないよ。いくつかは、陰陽玉と同じ重さのやつも入れといたんだ。今のはそれだね。  そういうことだから油断しないようにね。  それに──おっと、ちょうどいいのが来た。はい二十七個目」  どすん! 「んんう゛ぅぉ゛ーーーーー!!!」 「中にはこんな風に、16ポンドのやつもいくつか混ぜてある。  それにしてもまぁ凄い声だったね今の。やっぱりメリハリってのは重要だ」 「んんっ! んんぅんっ! んんぅぅっううんんーーーーー!!!」 「ほら動いちゃ駄目だってば。それにそんなに首振ったら痛めちゃうよ? まぁ落ち着けってのも無理だろうけど」 「んふぅっ! んぅぁっ! ──っぷぁ!」 「あ」 「嫌ぁぁぁぁ!! 痛いよ、痛いよおぉお!! もうっ、こんなのぉっ、い──」ごきっ。「ぁあ゛っ!!」 「……二十八個目。あまり同じこと言わせないでくれる? 今のでほら、肋骨一本イッちゃったじゃないか。  ねぇ霊夢、俺はできるなら楽しくこれを終えたいんだよ。そのためには君の協力が必要不可欠なの。分かる?」 「うあぁぁぁぁぁんっ! やだっ、やぁだぁぁぁぁっ、やぁぁぁああー!!」 「…………」  どすん。 「あぅ゛っ」 「二十九個目。霊夢、ねぇ霊夢、いい子だから、動かないでね。叫ぶ分には全然構わないし、そっちのほうが楽しいけどさぁ。  でもね、動かれると手元が狂うんだよ。今みたいに肋骨折れたり、その肋骨が刺さったりしたら危ないだろう?  分かったら動かないで頑張って。分からないようなら動かないように手足切ってあげるから」 「ぅ、ぅぅぅぅっ……!」 「返事は?」 「……は、い」 「うん、いい子だ。三十個目」  どすん。  どすん。 「四十三個」  どすん。 「四十四個」  どすん。 「四十五個」  ぽすん。 「……四十六個」  どすん。 「四十七個」  どすん! 「あ゛ぅっ!」 「四十八個。まだ意識はあるね」  どすん。 「六十七個目。んー、流石に意識が怪しいかな。おなかのほうはまだまだ大丈夫っぽいけど」 「…………」 「っと、あらら、お漏らししちゃってるか。やっぱりずっとおなかに同じリズムで落としてきたしね。膀胱圧迫されちゃったかな?  まぁ、恥ずかしがることはないと思うよ。構造上、女性はあまり我慢できないって聞いたことがあるし。  それとも、もう聞こえてないかな? おーい」 「ぅぅ……」 「ああ起きた。霊夢ー、これ何本かわかるー?」 「……、はちほん」 「駄目っぽいね。ちなみに正解は三本」  どすん。 「うぐぅっ」 「そしてこれが六十八個目。ちゃんとカウントできてた? あと三分の一だよ」 「ぅ、うぅ……さんぶんの、いち……」 「そうそう、その調子で頑張ってね。終わったらちゃんと身体も綺麗にして、治療もしてあげるから。  アフターケアを怠るほど酷い男じゃないつもりだしね。それで、これが六十九個目っと」  ぽすん。 「お?」 「…………?」 「────」 「……ぁ、……ぅ、ぇ? あぇ?  あ、れ──? 何か……忘れ……、────っ! 陰みょ──!」  どすん。 「あがぁっ!」 「七十個目。反応遅いよ、時間切れだ。まったく、折角俺を殺すチャンスだったのに……正直冷や汗出たけど」 「うぅう……鬼ぃ、悪魔ぁ!」 「それだけ軽口叩けるなら大丈夫かな。次行くよ。七十一個」  どすん。 「うぅっ……! 今に、見てなさいよ。まだ陰陽玉はあと一個あるんだから! それが来たら、あんたなんかぶっ殺してやるんだから!」 「? あれ? もしかして気づいてなかった?」 「……え?」 「今の陰陽玉、二個目だよ? 一個目は四十六個目でもう落ちてきてたのに」 「うそ」 「うそじゃないよ。まぁ、あのときからだいぶ意識危なかったしねぇ、気づかなくても無理はないかな。  まぁともあれ、これで霊夢が俺に反撃する可能性はなくなったわけだ。  ちょっと残念かな、命の危機に晒されながらするっていうのも、結構楽しかったんだけど」 「あ──」 「ま。そういうわけだから。  残り二十九個。ちゃんと、全部受け止めてね?」 「あああああ……!」  どすん。  どすん。  どすん。  どすん。  どすん。  どすん……