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みんなでなりになろーPart3の小説
1みんなでなりになろーPart3の小説 投稿者:ななな  投稿日:2004年02月07日(土)21時16分04秒
書いてくれる人いませんか?一番古いにも関わらず、新しいところに
おされてる気がするので・・・。お願いします!
2
☆レス150までを見る☆
151投稿者:13  投稿日:2004年02月10日(火)23時59分53秒
まだ出ますよ!>150
あと昨日は勝手に落ちてすいませんでした。。最近書き込みができないんで
す。。今日もそうなってるんですけど、とりえず頑張ります!(?)
152投稿者:がんばれ!!  投稿日:2004年02月11日(水)00時05分02秒
続きみたーい!!
153投稿者:13  投稿日:2004年02月11日(水)00時12分28秒
ありがとうございます!再起動してできそうなので更新します^^

「ご飯いらないの〜?」
昨日、病院の外で走り去ったあと、ありりんはずっとベッドにもぐり
こんでいた。
「もっとけば自分で来るよ」
父親は新聞に目をやったまま言った。
部屋でありりんはずっと、ある写真を眺めていた。

「なんで言ってくれなかったの?」
「ごめん…」
小学校6年生。卒業式が終わったあとだった。まだあれから1年経って
いない。
154投稿者:13  投稿日:2004年02月11日(水)00時12分53秒
「転校って…」
もらったばかりの卒業証書を手にありりんが涙を浮かべ言う。向かい
側に立っている男の子は頭を下げ続けていた。
“単なる子供の遊び”みたいに思われてたかもしれないけど、自分た
ちは本気だった。ただの幼馴染じゃなくて、恋人だった。
でも、突然別れが訪れた――。
「転校することになった…」
初めて味わった、辛い別れ。二度とそんなのはしないって決めてた。

「またやっちった…」
写真を握り締め、ありりんはつぶやいた。
155投稿者:13  投稿日:2004年02月11日(水)00時17分59秒
「だっ!こんヤロ!」
使える方の足でターナーは思いっきり自動販売機を蹴った。
「ん」
そこに差し出されたジュース。視線を上げると1人の男の子が立っている。自分と同い年ぐらいだろうか。
「…くれんの?」
視線を上げたままの状態でターナーが言うと無言で頷いた。
「ども」
軽くお辞儀をするターナー。
「ターナーご飯だっ…」
さっきまでの暗い気持ちは晴れたのか、ゆっこの目は腫れてたけど、い
つもの笑顔で走ってきた。その足が止まった。
「やす…」
自販機の前でボタンを押しかけた少年の手が、瞬間的に止まった。不思議
そうに2人を交互に見つめるターナー。
「ご飯だって。行こ」
状況を察し、ジャイコがターナーの手を引いた。
156投稿者:13  投稿日:2004年02月11日(水)00時24分23秒
「なにしてんの…?」
ゆっこは恐る恐る口を開く。
「転校したんじゃなかったの?」
なにも言わない少年。点滴の管を通された腕が少し、震えた。
「ありりん、今でもたぶんやすのこと忘れてないよ」
少年がなにも言わないにも関わらず、ゆっこは続けた。
「なに…してんの?」
やっぱりさっきみたいに表情が暗くなる。
「引越ししたとこさ、でかい病院なくて。ここ、戻ってきた」
ゆっこと目を合わそうとはせず、近くの椅子に座った。
「なんの病気?」
並んで座るゆっこ。
「知らねぇ。大したことないってさ」
心配かけないように言ってるのか、それとも本当に知らないのか。
157投稿者:ade  投稿日:2004年02月11日(水)00時25分54秒
158投稿者:ふふふ  投稿日:2004年02月11日(水)00時35分28秒
 
159投稿者:複雑になってきたね  投稿日:2004年02月11日(水)00時36分59秒
 
160投稿者:aa  投稿日:2004年02月11日(水)00時47分22秒
161投稿者:こんばんわんこ  投稿日:2004年02月11日(水)00時53分53秒
 
162投稿者:asasa  投稿日:2004年02月11日(水)17時24分44秒
163投稿者:11  投稿日:2004年02月11日(水)22時44分18秒
164投稿者:13  投稿日:2004年02月11日(水)23時09分52秒
そのまま、お互いなにも言わなかった。

「病院、行ってくる」
「面会時間大丈夫なの?」
「たぶん」
「早く帰ってきなさいよ」
ありりんは返事をせず、玄関を出て行った。
病院までどう行ったのかすらわからない。そんな頭で、やっとたど
り着いた。病院の前のベンチ。1人の男の子が座っている。ありり
んの姿に気付き、ゆっくり立ち上がった。
165投稿者:13  投稿日:2004年02月11日(水)23時10分15秒
「来ると思った」
「え?」
そのまま立ち止まる。その男の子―――望は近づいてきた。
「昨日はごめん」
そう言って深く、頭を下げる。
「いや…あの…」
「ホントにごめん。なんか変なこと言っちゃって」
「違うの!あたしこそ、ごめんなさい」
ありりんも同じように頭を下げた。少し経ち、そのまま2人はベン
チに座った。
「なんで謝ったの?」
「悪いと思ったから」
ありりんは望の顔を見つめた。自分の方が悪いはずなのに、先に謝れ
なかった。
先に、望に謝られた。
166投稿者:更新されてる!!!  投稿日:2004年02月11日(水)23時12分34秒
 
167投稿者:キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!  投稿日:2004年02月11日(水)23時14分37秒
 
168投稿者:ここで終わり?  投稿日:2004年02月11日(水)23時23分15秒
びみょーーーーー!
169投稿者:13  投稿日:2004年02月11日(水)23時35分29秒
最近書き込みできないんですよねぇ。。なんでかわかる方いますか?(?)
再起動したのでまた書きます^^

「あたしの方が…悪いよ」
「俺さ、前に好きだった子がいんのね?」
望は突然話し始めた。手に持っている缶ジュースのラベルをいじり
ながら、ありりんとは目を合わさずに言う。
「その子と同じこと言ってた」
「あたしが?」
「そう」
沈黙が続く。
「…なんて言ったっけ?」
「“こんなひどくなってなかったかもしれない”」
「それがなに?」
「それ言われた」
170投稿者:遅い時間に書くんですね  投稿日:2004年02月11日(水)23時39分32秒
 
171投稿者:13  投稿日:2004年02月11日(水)23時40分51秒
「どんなときに?」
「引っ越すとき。“ちゃんと告白してたら良かった。してたらこんなひ
どくなってなかったかもしれない”」
やっぱり缶ジュースに目を落としたまま望は言った。
「なにがひどくなったの?」
「わかんねぇ」
ベンチの前に来た車椅子に乗った5歳ぐらいの女の子が、2人を見て
少し、笑った。

「やすは、今でもありりんのこと好き?」
さっきの沈黙から逃れるため、ゆっこはしゃべりだした。
「好きだよ」
「じゃあさ、なんで電話とかしてあげないの?」
少し座った椅子から、身を乗り出しゆっこが言った。やすは黙っている。
「ホントに今でも忘れてないんだって」
172投稿者:あげ  投稿日:2004年02月11日(水)23時45分07秒
 
173投稿者:難しいけど  投稿日:2004年02月11日(水)23時46分32秒
面白い!
174投稿者:age  投稿日:2004年02月11日(水)23時59分42秒
175投稿者:asa  投稿日:2004年02月12日(木)00時00分28秒
176投稿者:いひh  投稿日:2004年02月12日(木)00時19分12秒
 
177投稿者:いまいちわかんない  投稿日:2004年02月12日(木)15時19分42秒
ありりん → 望が気になる。
望    → 美咲とできてる
やす   → ありりんの元彼?
178投稿者:>177  投稿日:2004年02月12日(木)15時29分19秒
難しいねぇ。。たぶん
ありりん→望が好き
望→美咲が好き?
やす→ありりんの元彼
だと思う
179投稿者:難しいね  投稿日:2004年02月12日(木)21時03分41秒
ターナー達ももっと恋愛にまぜてみてほしい。
まあ男があんまりいないからね
180投稿者:あんま  投稿日:2004年02月12日(木)21時04分36秒
恋愛ばっかだとねぇ。。。ゆっこの恋愛はありそうだけど
181投稿者:そうだね  投稿日:2004年02月12日(木)21時07分05秒
ゆっこは恋愛って感じがする。ターナーは最後までありりんを支えていくんじゃない?
ジャイコはひたすらお笑い路線だけ。
182投稿者:ジャイコ結構いいな(笑  投稿日:2004年02月12日(木)21時13分01秒
でも見た感じ大人なのはゆっこだよね。美咲はちょっとキャラが違う感じ
するけど
183投稿者:小百合とか樹音はいつ出る?  投稿日:2004年02月12日(木)21時13分54秒
志穂も
184投稿者:樹音と志穂はデタよ  投稿日:2004年02月12日(木)21時14分40秒
これからまた出るらしい。小百合はわかんない
185投稿者:美咲キャラ違うね  投稿日:2004年02月12日(木)21時14分56秒
ほかの人はキャラつかんでるしいいと思う。
186投稿者:183  投稿日:2004年02月12日(木)21時15分58秒
ごめん、志穂は出てたね
樹音は出てたっけ?
187投稿者:ジャイコって  投稿日:2004年02月12日(木)21時16分06秒
なりなろーであまり見なかったけどここでスポット当たったね。
小百合はどこででてくるんだろう・・・。気になる。
188投稿者:確かに  投稿日:2004年02月12日(木)21時17分27秒
小百合は気になる
189投稿者:小百合って  投稿日:2004年02月12日(木)21時18分14秒
結構話題にものぼるからかなりいい役もらえそう。
190投稿者:ってゆーか  投稿日:2004年02月12日(木)21時19分41秒
見たこともない人を勝手に小説にするって・・・・
191投稿者:会話は見てるんだし  投稿日:2004年02月12日(木)21時25分18秒
いいんじゃないの?
192投稿者:会話でキャラつかめるしね  投稿日:2004年02月12日(木)21時26分29秒
この人はかわいい女の子キャラなんだ。とか
193投稿者:ってゆーか  投稿日:2004年02月12日(木)21時27分31秒
ネットならどんなドブスでも可愛いキャラを演じられるしね
194投稿者:可愛い人を演じるのはわかるけど  投稿日:2004年02月12日(木)21時31分02秒
ネットでドブスのジャイコを演じる人の顔を見てみたい。
195投稿者:どっちが可愛いと思う?  投稿日:2004年02月12日(木)23時21分11秒
・ゆっこと小百合
・志穂と樹音
・ジャイコとゆぅくん
・ありりんとターナー
予想してみましょう
196投稿者:これ  投稿日:2004年02月12日(木)23時37分20秒
・ゆっこ
・志穂
・ジャイコ
・ターナー
197投稿者:うーむ  投稿日:2004年02月13日(金)01時06分49秒
・ゆっこ
・樹音
・ジャイコ
・ありりん
198投稿者:じゃあ  投稿日:2004年02月13日(金)08時00分19秒
・ゆっこと志穂
・小百合とジャイコ
・ターナーと美咲
・ありりんと樹音
・ゆぅくんと公輝☆
199投稿者:age  投稿日:2004年02月13日(金)16時08分12秒
200投稿者:俺は  投稿日:2004年02月13日(金)16時09分12秒
・ゆっこ
・ジャイコ
・ターナー
・ありりん
・公輝☆
201投稿者:オレはねー  投稿日:2004年02月13日(金)16時51分43秒
・志穂
・小百合
・ターナー
・樹音
・公輝☆
202投稿者:あげ  投稿日:2004年02月13日(金)21時30分18秒
 
203投稿者:書かないの?  投稿日:2004年02月13日(金)22時10分16秒
書いて〜><
204投稿者:ってゆーか  投稿日:2004年02月13日(金)22時11分02秒
こんな得体のしれない人達の小説かく奴いるの?
205投稿者:オレ、、  投稿日:2004年02月13日(金)22時12分07秒
知ってるやついる!
なりなろで
206投稿者:aw  投稿日:2004年02月14日(土)00時32分47秒
207投稿者:>205  投稿日:2004年02月14日(土)08時51分53秒
誰?
208投稿者:hu  投稿日:2004年02月14日(土)11時54分34秒
209投稿者:書いて  投稿日:2004年02月14日(土)16時17分48秒
 
210投稿者:77  投稿日:2004年02月14日(土)17時13分30秒
211投稿者:m  投稿日:2004年02月14日(土)21時04分33秒
k
212投稿者:13  投稿日:2004年02月14日(土)21時13分24秒
こんばんわ!ずっと書いてなくてすいませんでした。。PCの修理が終わっ
たので、今から更新します^^

「俺さ、電話できる立場じゃない」
身を乗り出した状態のまま、ゆっこはやすを見た。
「どういう意味?」
「今でも好きだけど…他に好きな奴、できた」
「…なにそれ」
ゆっこの表情が曇る。遠くではジャイコが心配そうに2人を見ていた。
「小百合っていう、同じクラスの友達」

ありりんは望との会話を終わらせ、本来の目的であるターナーに会
いに部屋に向かっていた。
「あ、ジャイコ」
部屋までの廊下。ジャイコがなにかを見ていた。
213投稿者:13  投稿日:2004年02月14日(土)21時14分42秒
「お〜…」
明らかに焦っているのがわかる。
「どしたの?」
ありりんの動きに合わせ、なにかを隠している。
「いやぁ〜。お見舞いっしょ?」
「そう」
「じゃあ、行くよ!」
そう言ってジャイコはありりんの手を引っ張った。一瞬だけ、ゆっこ
が見えた。
「ターナー元気だったよー。相変わらず食ってた」
しきりにジャイコが話しかけてくる。絶対、なにか隠してる。
「ねぇ?」
「ん?」
背の高いジャイコは、ありりんの顔を覗き込んだ。後ろから見たら
カップルのよう。
214投稿者:13  投稿日:2004年02月14日(土)21時15分24秒
「…なんか隠してる?」
唐突な質問に、ジャイコは少し困惑の表情を浮かべた。でもすぐこ
う言った。
「隠してることはいっぱいあるよ」
「そっか」
そのまま2人は部屋に向かった。

「その、小百合っていう子と付き合ってんの?」
ジュースを一口飲み、ゆっこが言う。
「付き合ってはない。でも俺は好き」
「そっか…」
ゆっこは残念そうな顔をした。
「俺、そろそろ検査の時間だから…」
「わかった。いろいろ聞いちゃってごめんね」
バッグを持ち、立ち上がり歩き出すゆっこ。
215投稿者:13  投稿日:2004年02月14日(土)21時16分21秒
「ゆっこ!」
やすが止める。
「ありりんは好きな人いないのかな?」
「いるよ」
2人の距離は2メートル近く。
「やすだよ」
ゆっこはそう言い残しその場を去った。やすは少しだけ、嬉しくなった。

「あーありりんだ!」
ベッドの上で退屈そうにしていたターナーは声を上げる。
「用事済んだの?」
なんのことかわからないといった顔をしているありりんの足を、横に
いたジャイコが少し蹴った。
「あー…うん」
お見舞いに持ってきたお菓子を差し出すと、ターナーはすぐ開けて
食べ始めた。
216投稿者:13  投稿日:2004年02月14日(土)21時17分07秒
「今度はゆっこがいないね」
お菓子を食べながらターナーが言う。
「あ、どしたの?」
ありりんも知らないため、ジャイコに聞いた。ジャイコは困った表情
を浮かべた。
「塾だったかな?さっき帰ったよ」
隠す必要があるのかないのか、それは別としてジャイコは嘘をついた。
今日は嘘をつきすぎている気がする。
「男の子としゃべってたよね。誰だろ?あれ」
なにも知らないターナーがそう言った。
「やすとか言ってた…」
「あっ!」
ジャイコがターナーの腕をつかむ。
「なに?」
驚いた様子のターナー。無理もないだろう。
217投稿者:みみずく魂  投稿日:2004年02月14日(土)21時17分37秒
っていうか全然おもしろくないと思うよ
218投稿者:13  投稿日:2004年02月14日(土)21時17分46秒
「やすって…」
ありりんの顔が変わる。
「ありりんも知ってんの?」
もちろんターナーに悪気はない。ゆっこ、やす、ありりんは幼馴染で仲
が良くいつも一緒にいた。ジャイコとターナーは中学で一緒になったた
め、やすの存在を知らなかった。ジャイコは全てを察し、嘘をついてい
たのだ。
「知って…る」
「そっか」
「あ、早く帰ってこいって言われてたから帰るね!」
わざと笑うありりん。
「わかったー。バイバイ」
心配そうな顔をするジャイコとお菓子を食べているターナーに手を振り、
部屋を出た。そして、こう言った。
「うそでしょ…」
219投稿者:13  投稿日:2004年02月14日(土)21時18分43秒
「ホントにお世話になりました」
ターナーのお母さんが荷物を持ちながら言った。
「足の方は大したことありませんが、一応部活は1ヶ月近く出ない
でください」
「えー1ヶ月も出れないの!?」
驚き大きな声を出すターナーを横にいた姉が殴った。
「…ってぇ」
「じゃ、ありがとうございました」
「お大事に」
先生は笑顔でそう言った。
220投稿者:志穂の彼氏って  投稿日:2004年02月14日(土)21時19分25秒
誰?
いつか出てくる?
221投稿者:みみずく魂  投稿日:2004年02月14日(土)21時20分13秒
全然面白くない!才能無さ過ぎ!!
222投稿者:rfghfdsfghjmh  投稿日:2004年02月14日(土)21時21分14秒
gfdfghjkjhgfdghjkj
223投稿者:まだ、書かないの?  投稿日:2004年02月14日(土)21時24分48秒
がんばれ!!
224投稿者:更新してたの??  投稿日:2004年02月14日(土)23時29分42秒
最高☆
225投稿者:あげ  投稿日:2004年02月15日(日)09時48分03秒
 
226投稿者:as  投稿日:2004年02月15日(日)14時43分31秒
227投稿者:age  投稿日:2004年02月15日(日)20時44分39秒
228投稿者: 投稿日:2004年02月15日(日)20時45分31秒
229投稿者:13  投稿日:2004年02月15日(日)21時08分34秒
今から更新します!時間がある方見てみてください。

「あ!ありりんたちだ!」
少し包帯が軽くなった足を速く走らせ、ターナーが駆け寄った。
「そんな走って大丈夫なの?」
ゆっこが心配そうに聞く。
「だーじょぶ!」
ターナーは得意そうに足をあげた。
「買い物行くから先帰ってるよ」
「わかったー」
姉と母親が去り、いつもの4人になった。ジャイコがなにか言おう
としたときだった。
「あ、やす…」
ありりんの目線の先を、3人が追う。ジャイコやターナーは昨日見
た顔だぐらいにしか思わない。ゆっこが心配そうな顔をした。やす
が近づいてくる。
「ちょっと、話できない?」
230投稿者:13  投稿日:2004年02月15日(日)21時09分51秒
「ありりん大丈夫かな〜?」
「あの人なんなの?」
やっぱりお菓子を食べながらターナーがゆっこに聞いた。
「やすとありりんとあたしは幼馴染だったの」
静かにしゃべる出す。ジャイコも真剣な顔をしている。
「そんで小5のときかな、2人が付き合い始めた」
「それで?」
ジャイコが聞く。
「卒業式が終わった後に、やすが引っ越すこと初めてありりんに話したの」
「それまで話してなかったの?」
ジッとゆっこの顔を見つめジャイコが言った。
「うん。それでありりんショック受けてケンカしたままやすが行っ
ちゃった」
「そらぁ、ケンカするわな」
初めて口を開いたターナー。ポテトチップスを1袋すでに全部食べている。
231投稿者:13  投稿日:2004年02月15日(日)21時10分36秒
「ショックだしょ?フツーに考えて付き合ってた人が言ってくれない
なんてさ」
「そうだよね…」
珍しいことを言うターナーに少し驚きながらも、ジャイコは無意識
のうちに言葉を発していた。
「2人とも大丈夫かな…」
ゆっこの言葉が、病院の外に響いた。

「…元気だった?」
「うん」
「学校どう?」
「まぁまぁかな?」
ぎこちない2人の会話が続く。やすがなにかを聞けば、ありりん
は一言で答える。幼馴染で付き合い始めた2人には、こんなのは初めてだ。
232投稿者:13  投稿日:2004年02月15日(日)21時11分12秒
「あのさ…」
「好きな人できた?」
やすの言葉をさえぎり、ありりんが言った。
「なんで?」
「いや、それぐらいいるだろうなぁって」
少し沈黙が続いた。
「お前は?」
「…できたよ」
「そっか」
また沈黙。
「望っていう他校の人なんだけどすっごいカッコイイの」
「・・・」
やすは黙って聞いている。逆にそれがありりんを挑発している
ことだった。実際、望のことが好きなのかどうかはわからない。
でも、例え嘘でも今こうやって名前を出したということは少なく
とも意識していることだろう。
233投稿者:13  投稿日:2004年02月15日(日)21時11分40秒
「やすは?」
「俺も…いるよ」
「そうなんだ」
「小百合っていう同じクラスの奴。優しくてさ面白い」
“優しくて面白い”。自分はどうなんだろう。
「もう、あたし行くね」
「おう」
「…じゃ元気で」
「おう」
ありりんは振り返ることなく、歩き続けた。

次の日。
「月曜ってやる気出ないよねぇ」
4人はやはり非常階段にいた。ゆっこが言う。
「しかも1時間目数学って!」
「もう次給食じゃん」
ジャイコの言葉にターナーが言った。ありりんは一言も発さ
ない。3人は昨日やすとなにを話したのか聞かないことにし
ていた。それでも聞かざるを得ない。
234投稿者:13  投稿日:2004年02月15日(日)21時12分23秒
「聞かないようにしようと思ってたんだけどさ、昨日やすと
なに話したの?」
ゆっこが言った。
「…なんで素直になれないんだろ」
「え?」
小さな声でつぶやいた言葉を聞き取れずジャイコが思わず叫んだ。
「素直になれない。やすの前だと。好きでもない人のこと好
きって言ったり。その人にも失礼だしさ。あたしなにしてんだろ」
「ありりんさ…」
ずっと黙っていたターナーが口を開いた。
「ケンカしたとき自分が感じたことは相手もうそう思ってるっ
て思った方がいいよ」
ターナーの言葉にみんな黙り込んだ。
「どういう意味…?」
「ありりんが素直になれなかったんなら、やすっていう人もきっ
とそう思ってるってこと」
そのとき、チャイムが鳴った。
235投稿者:このスレうざい  投稿日:2004年02月15日(日)21時12分30秒
236投稿者:as  投稿日:2004年02月15日(日)21時17分15秒
237投稿者:あげ  投稿日:2004年02月15日(日)21時19分25秒

238投稿者:あげ  投稿日:2004年02月18日(水)19時43分30秒
 
239投稿者: 投稿日:2004年02月18日(水)19時45分26秒
5555555555
240投稿者: 投稿日:2004年02月18日(水)19時51分54秒
241投稿者: 投稿日:2004年02月18日(水)19時56分46秒


242投稿者:おーい  投稿日:2004年02月20日(金)11時56分04秒

243投稿者:age!  投稿日:2004年02月20日(金)16時09分42秒
244投稿者: 投稿日:2004年02月20日(金)18時07分46秒

245投稿者:ageage  投稿日:2004年02月22日(日)23時02分06秒
246投稿者:あげ  投稿日:2004年02月23日(月)08時45分32秒
 
247投稿者:書かないの?  投稿日:2004年02月25日(水)12時41分02秒
   
248投稿者:aaa  投稿日:2004年02月27日(金)23時11分35秒
249投稿者:age  投稿日:2004年03月05日(金)20時08分55秒
250投稿者:誰か  投稿日:2004年03月11日(木)22時17分38秒
続き書いてくれませんか??
251投稿者:書いてあげる  投稿日:2004年03月11日(木)22時31分50秒
それから淡々と午後の授業は進められていった。
授業中はいつも教師に「静かにしなさい」
と注意されているほどのありりんが授業中ずっと寂しそうにうつむき
黙り込んでいた。時折小さなため息もついていた。
そして授業が終わり部活の時間になった。
ゆっこ、ターナー、ジャイコの3人は教室の隅にかたまり
ありりんを気にしながらこそこそ会話をしていた。
「どうしよう…。余計なこと言ったかな?」
めずらしくターナーが不安げな表情をして2人に問い掛けた。
ターナーは横目でチラリと、1人鞄に荷物を詰めているありりんを見た。
ゆっことジャイコは必死でターナーを慰めていた…。
252投稿者:ジャイジャイジャイコ  投稿日:2004年03月12日(金)17時17分04秒
タタタタターナー
253投稿者:251  投稿日:2004年03月12日(金)21時48分47秒
「とりあえず、部活行ってきなよ。」
「ターナーは部活命だもんね。」
ジャイコに続いてゆっこがクスッと笑いながら言った。
「そうだね。そうするよ!2人ともありがとう。」
ターナーの顔には笑顔が戻っていた。
さすがターナー。立ち直りが早いな、と2人は感じていた。
部活のため、体育館に向かうターナーを2人は見送った。
ターナーがいなくなった後、ジャイコは何気なくありりんの席を見た。
けれども、そこにありりんの姿は見当たらなかった。
「あれ?ありりんが居ない…。」
ジャイコのその言葉にゆっこもありりんの席を見る。
「本当だ。部活行っちゃったのかな?でも、いつもなら誘ってくれるのに…」
ありりんとゆっこは同じテニス部に所属していた。
いつもありりんはゆっこを誘い、2人で部活に向かっていた。
「…怒ってたりするのかな?」
ジャイコが心配そうに小さな声でゆっこに尋ねた。
「まさか。ありりんはあんなことくらいで怒ったりしないよ。…多分。」
2人の間に妙な沈黙が走った。
254投稿者:251  投稿日:2004年03月12日(金)22時00分40秒
「ありりん、もう一生口利いてくれないなんて事ないよね?」
ゆっこが、今にも泣き出しそうな表情で言った。
「そんな事ないっしょ?大丈夫だよ。とりあえず部活、行こっか?」
ゆっこは小さく頷いた…。

一方ありりんは、部活を無断でさぼり、帰宅していた。
ありりんはどちらかというと、部活には熱心な方で無断欠席なんて
今までに一度もなかった事だ。
ありりん自分の部屋のベッドで横になってボーっとしていた。
「なんで私あの時望の名前出しちゃったんだろう…」
ありりんは1人こんな事を考えていた。
あの時というのはおそらくやすと会話していたときの事だろう。
―望っていう他校の人なんだけどすごくかっこいいの―
255投稿者:251  投稿日:2004年03月12日(金)22時08分12秒
好きな人がいるのかと聞かれて自分は望と答えた…。
こんな場合、全く気にもとめていない人の名前をだすのだろうか?
どうしてとっさに望の名前が脳裏をよぎったのか。
ありりんは自分でも少し気づいていた。
私は少なからず望に気があるのだろうという事を…。
「やすの好きな、小百合って子…。一体どんな子なのかな?」
ありりんは迷っていた。
やすに少しも未練がないと言ったら嘘になる。
けれども、同時に望の事もきになる。
つまりありりんは2人の異性を同時に好きになってしまったのだ。
ありりんは大きなため息をついて、枕に顔を埋めた。
気がついたころには外はすっかり薄暗くなっていた。
ありりんはしばらく眠っていたようだ…。
256投稿者:251  投稿日:2004年03月13日(土)14時03分02秒
ありりんは眠っている間、夢を見ていた。
引越しを告げられたあの日
絶望と悲しみしか目の前になかったあの日の夢を。
もう一度。もう一度付き合っていた、あの楽しかった頃に戻りたい。
ありりんは心の底からそう思っていた。
そんなことを思っていると、いつのまにか、ひとりでに
ありりんの頬は涙がたどっていた。
ありりんは、必死で声を殺して泣いていた…。
257投稿者:251  投稿日:2004年03月13日(土)14時16分04秒
ありりんは携帯を手に取り、ゆっこの家に電話をかけた。
ゆっこは携帯を持っていないため、家の電話にかけるしかなかった。
「もしもし。」
それは紛れもなくゆっこの声だった。
ありりんはゆっこが電話に出てくれてほっとしていた。
「ゆっこ、今日は勝手に部活休んじゃってごめんね。」
「え?あっ、ありりん?どうしたの?泣いてるの?何かあったの?」
ゆっこはとても心配そうにありりんに尋ねた。
「…私さ。もう一回やすと話してる。」
ありりんはまるで決意したかのように、堂々と言った。
ゆっこは黙ってありりんの話を聞いていた。
「ケリ、つける。もう未練はない。」
ありりんのはっきりとした態度にゆっこは内心少し驚いていた。
けれど、すぐに優しくありりんに返答をした。
「そっか…。私はありりんが思うようにすればいいと思ってるよ。
 ありりんがそれでいいって言うなら私は何も口出ししないよ。」
「ゆっこ…ありがと。」
ゆっことの電話が終わった後、ありりんはやすに電話をした。
―中途半端で終わらせるのだけは絶対に嫌だ―

258投稿者:age  投稿日:2004年03月13日(土)17時43分04秒
 
259投稿者:251  投稿日:2004年03月16日(火)18時38分28秒
やすに電話をかけるなんて一体何年ぶりなんだろう?
ぼんやりと頭の中でそんな事を考えながらありりんは番号を押した。
なぜか異様に緊張して、電話を持つ手が震えた。
プルルルル…プルルルル…
ありりんにはやすが電話を取るまでのこの時間が永遠にも思えた。
「もしもし?やす?」
「ありりんから電話してくるなんて…一体何?」
やすは皮肉をこめて笑いながら言った。
「あのね、明日、学校終わってから会えない?話があるの…」
「別にいいけど。」
やすはどうでもよさそうに適当な返答をした。
そして、待ち合わせ場所・待ち合わせ時間を決めて電話を切った。
2人とも必要最小限のことしか会話をしなかった。
特にこれといって話すこともないのだろう。
260投稿者:251  投稿日:2004年03月16日(火)18時54分31秒
別に、電話で話をしてもいいところなのだが、
あえてありりんは、直接会って話をつける事を選択した。
翌日、授業を終えたありりんは部活を休み、待ち合わせ場所に向かった。
「ごめんねゆっこぉ。昨日、無断欠席した上に今日も休んじゃって…」
「全然いいよ!先輩にも体調悪いとか適当に言っとくし。それより、待ち合わせ、時間大丈夫?」
「あっ、やばい!じゃ、行ってくる。ゆっこ、ありがと…。」
「うん…。頑張って…ね?」
ゆっこのその言葉に緊張して、少しひきつった笑顔でうなづいた。
ゆっこは廊下まで出てありりんを見送った。
右手を肩の当たりまで上げてひらひらと手を振った。
ありりんは、緊張でガチガチに固まっていた。
ありりんは、自分自身、心臓の鼓動が早くなっていくのを感じていた。
一歩、一歩。ありりんの足は確実に待ち合わせ場所に向かっていた。
「やす。」
待ち合わせ場所にはもうすでにやすが到着していた。
ありりんは軽くやすに謝ると、2人で近くにあったベンチに並んで座った。
261投稿者:251  投稿日:2004年03月16日(火)19時07分08秒
ベンチに座ったものの、
ありりんの口からなかなか言葉は発されない。
言葉が喉のでは上がってきているのだけれど、あと少しのところで
なぜか、止まってしまった。
やすも、何も言おうとはしない…。
無言の時間が、しばらく続いていた。
「縁、切ろう?」
遂にありりんの口から言葉が発された。が、しかし。
思っていた事、考えていた事とは全く違うことを口走ってしまった。
「は?」
やすは思わずそう言ってしまった。
それはそうだ。いきなり縁を切ろうなどと言われたら、誰でもそんな反応を示すだろう。
ありりんはおどおどしながら俯いていた。
「あの…だから…」
そんなありりんを見ていたやすは、だんだんイライラしてきたのであろう。
少し怒りながら静かに言った。
「何?おまえがそうしたいって言うなら別にいいけど?俺の顔も見たくないっていう事だろ?」
「違っ!」
「何が?何がどう違う?」
「…」
再び沈黙の時間が始まった。
262投稿者:251  投稿日:2004年03月16日(火)19時16分25秒
「わかった。」
やすはスッと立ち上がって短く言った。
そして、ありりんの顔を見ながら怒鳴るようにして言った。
「他人だ。俺らは今日から他人。姿を見かけても絶対に話かけない。わかったな?」
それを言ったやすの目は、あまりにも冷たく、残酷なものだった…。
その言葉を聞いたありりんはとても焦り、必死で否定をした。
「違う!そういうつもりで言ったんじゃない!」
けれど、もう遅かった…。やすはもう、歩き始めていた。
「待ってやす!話聞いて!お願い!」
ありりんは今にも泣き出しそうな表情で叫んだ。
しかし、むなしくもそのありりんの悲痛の叫びは、やすには聞こえていなかった。
いや、聞こえていたのだろうが、無視をしたのだろう…。
いつの間にか、やすの姿はもう見えなくなっていた。
「どうして…?どうしてこうなるのぉ?」
ありりんはその場で泣き崩れた。
前を通りかかる人がありりんを振り返っていた…。
263投稿者:251  投稿日:2004年03月16日(火)19時28分38秒
そしてありりんは、目が腫れるほどに泣きつづけた。
気が付いた頃にはかなりの時間がたっていた。
こんな所で泣いていても、何にもならないと思い、ありりんは家に帰った。
家に着いてからもありりんは大きなため息をついたりしていた。
―他人―
この言葉がありりんをとても苦しめていた。
こんな事になるなんて、ありりんは最初、全く予想もしていなかった。
その日から、私たちは『他人』になった…
264投稿者:251  投稿日:2004年03月16日(火)20時44分12秒
翌日。何も知らないゆっこがありりんに話かけた。
「ありりんおはよう!昨日はどうだった?」
ゆっこはとても明るく尋ねた。
2人が他人になったという事を知らずに…
ありりんはゆっこの質問に答えず、黙っていた。
その反応でゆっこは、何かあったと気が付いたようだ。
そしてとっさに謝った。
「ううん…。謝らないで。ゆっこは何も悪くないよ。」
ありりんはできるだけ明るく振舞った。
「もう、やすのことはいいんだ。…他人だから。」
ゆっこはよく意味がわからずに首を傾げた。
「他人?」
「そう。もし、外で会っても絶対に話かけたりしない、他人になったの。」
ありりんはゆっこに昨日のことを詳しく説明した。
その話を聞いたゆっこはとても悲しそうに俯いていた。
まるで、泣くのをこらえているかのように…
自分以外の人のことでここまで悲しんだりできるゆっこはすごいとありりんは思った。
「そんな…」
ゆっこはとても弱々しく、力なくつぶやいた。
265投稿者:通りすがり  投稿日:2004年03月16日(火)20時45分23秒
見ずらくて読む気しない。
266投稿者:ASxd  投稿日:2004年03月17日(水)07時14分36秒
Dxc
267投稿者:age  投稿日:2004年03月20日(土)19時58分42秒
 
268投稿者:できるだけ見やすく書くよ  投稿日:2004年03月23日(火)17時06分34秒
「どうして…。ありりんは、ありりんは本当にそれでいいの…?」

ゆっこがとても悲しそうにありりんに尋ねる。
ありりんは痙攣しているように小刻みに震えていた。

「しょうがないじゃん…。」

ありりんは聞き取れないほどの小さな声で囁いた。
「でも…」
ゆっこは反論しようとした。

「もう、ほっといてよ!ゆっこには関係ない。しかたないことなの!」

―言ってしまった―
ありりんがハッと我に返った頃にはもう時すでに遅し。
ゆっこの目には涙が溜まっていた。
269投稿者:268  投稿日:2004年03月23日(火)17時14分22秒
その時、登校して来たばかりのジャイコとターナーが二人の元にやって来た。

おはよう。と、呑気なあいさつをするジャイコとターナー。
先に二人の異変に気づいたのは、ターナーの方だった。

「え…。二人とも、どうしたの?」
ターナーがありりんにおそる、おそる尋ねる。

その途端、ゆっこはバタバタと音を立て、教室を走り去っていってしまった。
ジャイコとターナーはゆっこを呼び止める。
けれど、ゆっこは止まろうとはせずそのままどこかへ行ってしまった。

「ありりん、一体何があったの?ゆっこはどうしたの?」
ジャイコは早口でありりんに聞いた。

「私は…」何かを言いかけて、ありりんは俯いた。


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