1 名前:フリンダ ◆vl04CT/sv6 [sage] 投稿日:2009/10/07(水) 21:14:19 0
ハードファンタジーでTRPGをしましょう!

2 名前:フリンダ ◆vl04CT/sv6 [sage] 投稿日:2009/10/07(水) 21:22:54 0
キャラテンプレ

名前:
年齢:
性別:
身長:
体重:
スリーサイズ:
種族:
出自:
職業:
性格:
特技:
装備品右手:
装備品左手:
装備品鎧:
装備品兜:
所持品:
容姿の特徴・風貌:
趣味:
将来の目標:
簡単なキャラ解説:

3 名前:ライオン[[email protected]] 投稿日:2009/10/07(水) 21:26:52 O
俺最強

4 名前:フリンダ ◆vl04CT/sv6 [sage] 投稿日:2009/10/07(水) 21:26:55 0
ルール

・中世ファンタジー世界
・常に危険と隣あわせの世界観とする
・開始は街の酒場から
・設定は持ち寄りで、行き過ぎないようにする
・参加キャラ・GMはトリップを付けること
・ロールは基本順番通りだが、あまりに遅い場合は飛ばすのもあり
・sage進行で
・ギャグテイスト禁止。シビアでシリアスな雰囲気を作るよう心がける

5 名前:名無しになりきれ[またシェアワールド(ry] 投稿日:2009/10/07(水) 21:27:24 0
この後、フリンダを見たものは誰もいない

6 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/07(水) 21:34:40 0
酒場から始まる時点でハードじゃねぇ

7 名前:フリンダ ◆vl04CT/sv6 [sage] 投稿日:2009/10/07(水) 21:35:09 0
名前:フリンダ・ソールズベリ
年齢:23
性別:女
身長:184cm
体重:69kg
スリーサイズ:102/68/97
種族:人間
出自:騎士
職業:自警団員
性格:傲慢
特技:ハンマー投げ
装備品右手:戦槌
装備品左手:
装備品鎧:ブレスとプレート
装備品兜:ブロンズヘルム
所持品:ロングソード、回復薬、食糧など
容姿の特徴・風貌:黒のポニーテールでかなりの長身
趣味:料理など
将来の目標:暗黒の勢力を国から完全に駆逐する
簡単なキャラ解説:かなり頑固な自警団員。
近いうちに自警団を辞めて外に出ようと決めている。

適当に集まるまで待ちましょうか。

8 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/07(水) 21:38:08 0
適当に集まるまで待ってたらスレ落ちるだろうな
まず一人でできるだけ書いてみたら?
まず自分の力量を知らしめるのが先

お前のレスが面白ければ、自然と人が来るだろうよ

9 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/07(水) 22:13:01 0
魔法はあり?
モンスターは?

10 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/07(水) 22:17:52 0
コクハさん何やってんすか
早く戻ってきてくださいよダークに

11 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/07(水) 22:29:39 0
どう上級者向けなんだ?

12 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/08(木) 01:03:32 O
スレの趣旨や世界観、ストーリーを説明できていない時点で上級どころかスレ主としてダメだろ
まさか上級者用スレだからそのくらい判らないなら参加資格ない、なんて正当化しちゃってるとか?

13 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/08(木) 18:47:30 0
こいつ、昔メイド兵とかってイミフなスレに居た奴だろ?
今頃戻って来て、変なスレ立てて何がしたいんだか。

14 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/08(木) 19:04:14 0
>>13
いちいち調べたのか
キモすぎ

15 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/08(木) 19:30:18 0
コクハwwwマジでダークに戻ってきてるwwww

16 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/08(木) 19:49:20 0
>>11-12
そもそも>>1にTRPGの経験すらあるかどうか怪しい

17 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/08(木) 20:16:25 0
上級者向けってのは文章が上級ってこと?それともいくつかTRPGを経験してればおk?
ガチムチとか

18 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/08(木) 23:08:01 0
>>17
ガチムチ先輩出張お疲れ様っす

19 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/09(金) 11:46:06 0
>>17
少なくともここの>>1にはどっちも当てはまらなさそうだな。

20 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/09(金) 12:20:56 O
スレさえ立てれば誰かが全部お膳立てしてくれて、スレ主とあがめてくれるのを待ってたわけじゃないだろ
(まー稀にそうゆうケースもあるが)





稀なケースをあっさり発見できてしまうのがなな板クオリティー!

21 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/09(金) 12:26:51 0
そもそもコレ、ダークと被ってるつかそのパクリじゃね?

>>20
主だから崇められるって、どんな思考してんだかなw
スレを立てた事じゃなくて、立てて何をしていくかが大事なのに。

22 名前:名無しになりきれ[] 投稿日:2009/10/09(金) 17:46:21 0
この際だから俺がプロローグ書いていいかね?>ALL

23 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/09(金) 18:43:44 O
>>22
君がスレ主に就任して完走まで運営するというのならやっていいんじゃね?

24 名前:名無しになりきれ[] 投稿日:2009/10/09(金) 20:04:44 0
−  プロローグ  −


時は聖暦200と2年。ここはベアルファリア王国。
前王が急逝し、若き女王マリスミゼル2世の治世となった。
この頃、王国はある勢力により権力を完全に掌握されつつあった。
<神聖テック教団>――
「テックマスター」を名乗るダムドゥルという男が、教祖兼宰相となり、
国を好き勝手に動かしていたのである。それも本人は大聖堂に篭り、
「テックソルジャー」と呼ばれる部下達に命じ、好き放題の限りを尽くしていた。
彼らは城下に入り、強盗、強姦、強奪等を見えないところで行っていた。
一部の貴族や騎士などがこれを取り締まろうとするも、強力な「ソルジャー」達により
ことごとく始末されていった。テックナイト、テックウォリアー、テックマジシャン、
テックファイター、テックプリースト、テックスカウト、テックハンターなどである。
すべて「テック」という特殊な魔法の力によって戦闘能力は何倍にも
高められていた。その仕組みは全て謎であったが…
事態を重く見た自警団は秘密組織「アンチテック」を結成、この日、
各地から集められたあらゆる職業のメンバーが続々と酒場に集結していった。

25 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/09(金) 20:12:03 0
3行でおk

26 名前:三行バージョン[sage] 投稿日:2009/10/09(金) 20:14:17 O




27 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/09(金) 20:36:12 O
テックテックうるせえよw

28 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/09(金) 20:44:51 0
ばとるてっく?

29 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/10(土) 00:02:26 O
>>25
テック「私の名はテック。今からこのテック様がこのスレの支配者だ!テック王国万歳!」
アンチテック「そうはさせないぞテック!正義のヒーロー☆アンチテックがテックの魔の手からスレを守るっ」
テック「ふはは…アンチテックごときにこのテック様が止められるかな?いけっ、雑魚テックども!」

30 名前:テックマスター ◆2W7zObOGgc [sage] 投稿日:2009/10/10(土) 02:11:14 0
名前:モハメド・ダムドゥル
年齢:65
性別:男
身長:179cm
体重:62kg
スリーサイズ:秘密
種族:人間
出自:教祖
職業:宰相
性格:狡猾
特技:マスターズテック
装備品右手:マスターテックワンド
装備品左手:
装備品鎧:教皇のローブ
装備品兜:
所持品:金銀財宝
容姿の特徴・風貌:ローブを着込んだ威厳溢れる老人
趣味:権力の行使
将来の目標:全世界をテックの力で支配する

31 名前:名無しになりきれ[] 投稿日:2009/10/12(月) 12:01:12 0
すまん…まだ始まらんのか?

32 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/12(月) 13:00:01 O
>>31
始まるのを待つよりはじめればいい

33 名前:ニンジャ[sage] 投稿日:2009/10/12(月) 15:45:42 O
とうっ!!

34 名前:名無しになりきれ[] 投稿日:2009/10/14(水) 23:48:24 0
>>33を殺すところから開始だな

35 名前:名無しになりきれ[] 投稿日:2009/10/15(木) 17:16:55 0
お堅いな

36 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/16(金) 19:57:20 0
TRPGのシステムでテックレベルに拘るといえばTORGだが、他にも沢山あるんで良く分からない。

名前: フム
年齢: 不明
性別: 男
身長: 160cm
体重: 66キロ
スリーサイズ:不明
種族: ウィルダネスランナーとスカイフライヤーの合いの子
出自: 野伏
職業: 野伏
性格: 慎重
特技: 長弓、飛行
装備品右手: 斧
装備品左手: 短剣
装備品鎧: 革
装備品兜: 革
所持品: 長弓、斧、短剣、食料、文房具、野営道具一式
容姿の特徴・風貌:背中に翼あり
趣味: 地図作成
将来の目標:無し
簡単なキャラ解説:空を飛ぶ人型の種族


37 名前:ペリオン ◆7DnWltpOZQ [age] 投稿日:2009/10/16(金) 20:47:16 0
名前: ペリオン・ウンドルフ・ハーン
年齢: 34
性別: 男
身長: 191cm
体重: 120kg
スリーサイズ:不明
種族: 人間
出自: 貧民と思われる
職業: 傭兵
性格: 荒っぽく、暴走しやすいが意外に義理堅い
特技: 鎖鎌による攻撃、格闘技
装備品右手: 大型の鎖鎌(両手用)
装備品左手:
装備品鎧: ボーンメイル
装備品兜: ボーンヘルム
所持品: 砥石など色々
容姿の特徴・風貌:全身に傷跡のある巨漢
趣味: 女遊び
将来の目標:王国を金づるにする
簡単なキャラ解説:筋肉のカタマリのような傭兵

>>36
よろしくお願いします!


38 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/16(金) 20:50:32 O
キャラはいいから話を始めてくれよ
導入がまったくないからやりようがない

39 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/17(土) 08:02:13 0
だな
開始されれば俺も入るよ

40 名前:GM ◆Hufz1j8CPo [sage] 投稿日:2009/10/17(土) 22:13:40 0
よし、集まったところで開始する。

プレイヤーがPCに取らせたい行動を書く。

GMがリアクションを書く。

この繰り返しでいこう。君たちは酒場に居る。酒場のマスターは暇そうな君たちをみて、カウンターから卓まで
やってくる。皿を下げるついでに話でもしたいのだろうか。

君たち、誰か待ってるのかい? ひょっとして暇か? 暇だったらちょうどいい話があるんだが。
やってみないか? 簡単な仕事だ。話だけでも聞いてみないか。

41 名前:ペリオン ◆7DnWltpOZQ [sage] 投稿日:2009/10/17(土) 23:58:17 0
「君たち、誰か待ってるのかい? ひょっとして暇か?」
そのマスターの態度を見て、ペリオンは「チッ…」と舌打ちをした。
マスターの態度が気に食わなかったらしい。確かに今は暇なわけだが、
仕事がないことにコンプレクスを持っていた。

パキャ…
腕で思い切りテーブルを叩くと、その余りある力でテーブルが真ん中から罅割れた。
「で、仕事って何よォ!?あ?」
わざとらしく立ち上がり、腕組みをしながらマスターを見下ろすように
ガンを付ける。
少なくとも手を出さないことを見るに、興味はあるようだ。

42 名前:GM ◆Hufz1j8CPo [sage] 投稿日:2009/10/18(日) 00:19:04 0
>>41 マスター「うん、そのテーブルの修理代にもなるし、いい話だと思うんだ。聞いてくれ。
この町のすぐそばの村、日帰りできる距離なんだが、最近、畑を荒らすのが居て困っているらしい。
亜人らしいが、今のところはっきりしていない。村長が困っているそうだ。行ってやってくれないか?」

マスターはそういうと、さらさらとナプキンに地図を描いてぺリオンに渡した。
「弁当なら作るけどもっていくかい? ほかになんか聞きたいことはある?」

43 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/18(日) 00:25:53 0
バナナはおやつに入りますか?

44 名前:GM ◆Hufz1j8CPo [sage] 投稿日:2009/10/18(日) 00:32:11 0
「バナナ、あるよ。一房もってくといい。疲労が吹き飛ぶぜ。甘いもんは効くからね」

ほかになんかあるかい。なければその村に次のレスで着くよ。

45 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/18(日) 13:20:20 O
仕事より女だ
娘さんを紹介してくれ

46 名前:ペリオン ◆7DnWltpOZQ [sage] 投稿日:2009/10/18(日) 18:05:34 0
>>42
「おぉ」
ペリオンはマスターの冷静さに一瞬だが驚いた。
「なかなかできるマスターだな。喜んでやって来ようじゃねえか
 報酬ははずむんだろうな?もし少なかったらお前の頭がこうなるからな」
割れたテーブルを指差して言った。

「弁当なら作るけどもっていくかい? ほかになんか聞きたいことはある?」
「あぁ、報酬は金の他に、女も紹介してもらえるとありがてえ。最近溜まってるからな」
しかしペリオンは一応、他にも仲間が集まりそうなのでもう少し待つことにした。
腕をコキャコキャと鳴らす。

47 名前:GM ◆Hufz1j8CPo [sage] 投稿日:2009/10/18(日) 20:04:12 0
>>45 「それはできない相談だねぇ。仕事をして腕が立つところみせりゃ、仲間内での評判もあがる。
仲間うちで一人前となりゃ、女は勝手についてくる。そういうもんさ」

「おっと、気を悪くしないでクレよ。あんたは相当の腕利きだってことは分かる。ただ、見せ場がこれまで
無かった。それだけの話だ。そこでこの話さ。チャキチャキ片付けりゃ、村の若い娘衆が黙ってない
だろうさ」


>>46 「報酬か。村長は顔をみて決めると正直に言ってた。まぁ、あんたならいい線いくんじゃないかな。
ってもそこらの村だ。この町に戻る時に豚を何頭が寄越して市で捌いた代金とか、村で作ってる作物を
沢山くれるとかその程度だと思いな」

48 名前:アイフォン ◆VhWYERUtMo [sage] 投稿日:2009/10/18(日) 23:18:27 0
「ほう、女とはローティーンの少女も含まれるのかね?ならば私も参じようではないか」

マスターとペリオンの会話に老紳士が割って入る。瀟洒で飄々とした雰囲気の初老だが、その実幼女が大好きなHENTAIである。
杖でコツコツと割れたテーブルの破片を除けながら、二人のもとへ近づく

49 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/19(月) 06:01:34 0
>>48
>>2で自己紹介頼む

50 名前:ペリオン ◆7DnWltpOZQ [sage] 投稿日:2009/10/19(月) 06:13:21 0
「チッ、年寄りかよ… まあ魔法の一つや二つ使えるなら入れてもいいんじゃねーの?」
がっかりした様子でペリオンがぼやく。

マスターから報酬の予想を聞かされたペリオンはため息をついた。
「はぁ、要は村の連中のチップに期待しろってことだろ?」
(もしシケたモン渡された日にゃ、無理矢理にでも頂くしかねえな!)
そう思うと、アイフォンと名乗った老人を連れて酒場を出ようとした。

51 名前:GM ◆Hufz1j8CPo [sage] 投稿日:2009/10/19(月) 09:41:45 0
>>48
マスター「10歳から14歳頃か。村にいけば沢山いるとは思うが、でもまぁ、ゼロ歳から4歳あたりまでの
ほうが多いかな。貧乏の子沢山ってやつだ。女に学が無いと子宝に恵まれるとも言うがな。うむ。
じゃ、うちにウェイトレスやらなんやらの修行ってことで、一人村から連れて来てくれるってことでどうだ。
紹介状、村長に書くから」

と、さらさらと紹介状を書いて、封筒に入れて、閉じずにそのまま渡す。

「で、ほかに何か聞きたいこととかあるかい?」

52 名前:アイフォン ◆VhWYERUtMo [sage] 投稿日:2009/10/19(月) 11:49:26 O
名前:アイフォン=ハードキャッシュ
年齢:64
性別:男
身長:182
体重:58
スリーサイズ:脚長おじさん
種族:紳士
出自:街の裕福層
職業:紳士
性格:紳士
特技:紳士魔法
装備品右手:ステッキ(鋼鉄)
装備品左手:パイプ
装備品鎧:瀟洒な外套
装備品兜:シルクハット
所持品:ホワイトロリータ
容姿の特徴・風貌:どこから見てもジェントルマン
趣味:幼女
将来の目標:達成済み


よろしくお願いしようか…!

53 名前:アイフォン ◆VhWYERUtMo [sage] 投稿日:2009/10/19(月) 11:54:11 O
ふむ、私はペドフィリアではないのだがね
育てる楽しみというのも悪くない

よろしい、その話乗った


そこの傭兵君もよろしくやろうではないか。尻は貸さんがな

54 名前:GM ◆Hufz1j8CPo [sage] 投稿日:2009/10/19(月) 20:09:58 0
マスター「それじゃ、話は決まった。じゃ、ウェイトレスを連れて来てくれたらうちからもお礼をさせてもらう。
なに、うちなら食事には困らないし、あんたも時々顔を出して手習いのまねごとでもしてやってくれ」

さて、村に着いた。

小川のそばには水車小屋。脇に橋がかかり、両岸に家並みがちょぼちょぼとあり、畑が丘の間に広がっている。
そんなどこにでもありそうな村です。畑の先からはずっと森で、鬱蒼と茂っています。つまり、森を切り開いて
作られた村です。

適当に大きそうで人がいそうな家をめざして二人が近寄っていくと、中から子供たちが飛び出してきて、じっくりと
眺めています。興味津々だけど、話しかけるのは躊躇っている。そんな感じ。

55 名前:アイフォン ◆VhWYERUtMo [sage] 投稿日:2009/10/19(月) 21:05:12 0
さぁさ、女の子はおじいさんとこっちへおいで。楽しいお遊びをしないか。
飴ちゃんもあげよう、可愛いお洋服も買ってあげよう。フヒヒ。


男の餓鬼?そこの筋肉達磨とでも戯れていろ

56 名前:GM ◆Hufz1j8CPo [sage] 投稿日:2009/10/20(火) 18:44:42 0
女の子「おじちゃん、どこから来たの? うちに寄ってくの? うちは宿屋だよ」

男の子「筋肉達磨?のおじちゃん、良く来たね。うちは宿屋だよ」

ちなみにもう一度話しかけても同じ内容しかこの子たちからは返ってきません。
そして、二人の手荷物を我がちに奪って、宿屋という建物に駆け込んでいきます。

「おじちゃん、こっちだよ。早くおいでよ」

57 名前:ペリオン ◆7DnWltpOZQ [sage] 投稿日:2009/10/20(火) 20:24:09 0
>>53
「よろしい、その話乗った
そこの傭兵君もよろしくやろうではないか。尻は貸さんがな 」
アイフォンという老人が楽しそうに語る。
「へっ、勝手にやってろ。俺は幼女には興味ねえから14歳以下はあんたに譲る。
 だが15歳以上の女は全部俺のもんだ。ま、ババアならあんたにくれてやってもいいけどな」
はき捨てるようにペリオンが言った。

早速村に着いた。
(適当に女一人かっぱらって酒場に売って、酒場ごと金づるにしてやってもいいが、
 ちょっとその前に一暴れしておくか)

小川に水車、森のなかにある普通の村である。
大きな家に近づくと子供が駆け寄ってくる。アイフォンが女の子に絡もうとするのを
ペリオンは後ろから服を掴んでとめた。下手をするとハナから犯罪者扱いになりかねん。
「おじちゃん、どこから来たの? うちに寄ってくの? うちは宿屋だよ」
「宿は後でいい。亜人を追い払いに来た。お父さんかお母さんはいねえか?村長でもいいぞ」
手荷物を勝手に奪おうとするのを払いのけ、なるべく凄みを利かせないように話す。

あっさりと村長の家に案内されたペリオンは、村長他数名が満面の笑顔で迎えてくれ、
ペリオンらの姿を見て再びがっかりした表情になったのを見て凄んだ。
「あっちの街の酒場からの紹介だが、金と若い女さえ出せば亜人潰してやるけどどうよ?」

その時、後ろの家から悲鳴が上がった。

58 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/20(火) 20:32:22 0
「人さらいよ!」
「いや、山賊くずれの無頼者達だ!」
母親達は悲鳴をあげ、慌てて子供達を家の中に押し込んだ。
「帰れ!帰れ!」
「ここはお前らのような輩が来る場所じゃねえ!」
村人達は石を投げ始めた。



59 名前:GM ◆Hufz1j8CPo [sage] 投稿日:2009/10/20(火) 20:42:28 0
みると、アイフォンとぺリオンの背後から、いかにも悪人そうな方たちが数人、ガニ股歩きで近寄ってくる。

抜き身の刀をこれみよがしに肩にかけてたり、アイパッチをしていたり、どこからみても悪人である。

村人たちはぺリオンとアイフォンの二人を仲間と勘違いしたのだろう。どこかで半鐘が鳴り始め、
村人たちが駆け寄ってくる気配がする。

60 名前:アイフォン ◆VhWYERUtMo [sage] 投稿日:2009/10/21(水) 00:42:36 0
「じいさんと筋肉、アンタらも奴等の仲間だったのか……!」

「出てってくれ!!山賊に食わせるメシも女もねぇ!!」

村人達が口々に囃し立て、アイフォンとペリオンを宿から追い出す。
放られるように突き飛ばされた先は、まさに山賊たちの目の前。山賊は武器を取り出し、威嚇するように歯を剥き出しにする。

「なんだァ?今日までに金と女の用意をしとけって言っといたのに、ジジイと野朗が何しに出てきた?
 みせしめに刀の錆にでもしてやろうか?お?」

山賊のリーダーが獰猛に笑う。手にしているのは幅広の刃を持った山賊等、今まで幾人の命を奪ってきたのか、
血と脂は刀身に鈍い光沢を生み出している。鏡のような刃に映った自分の顔を眺め、アイフォンはふむ、と息をついた。

「やれやれ……傭兵君、どうやら我々はこの有象無象の一員だと誤解を受けているようだね」

ペリオンに目を遣り、ならばどうするのだ、とでもいいたげな表情を読み取る。

「ふむ、簡単な理屈だ。彼等の誤解を解くのに言葉など必要ない」

ただ、彼等の目の前で――

「――この賊共を叩き潰せばいいだけだ」

瞬転、アイフォンの姿が消えた。
老練の巧みな身体挙動は労せずして山賊達の知覚から自身を外し、刹那を持って後ろへ回り込む。

「紳士魔法――『座頭市』」

背後からの一閃。金属製のステッキがグリップから抜き放たれ、鋼の刃を解放した。
つまりは仕込み杖である。抜刀術の如き神速の一撃は確実に山賊のリーダーの首筋に糸のような緋色の線を刻み、
次の瞬間、

「うああああああああああああああああッッッ!!!」

リーダーの首に鮮血の華が咲いた。噴水のように排出される透き通った動脈血は傷口を押し広げ、必死に出血を止めようと
首を押さえるリーダーの手を押しのけ迸る。やがて黄色い脂肪や透明なリンパ液さえも噴出させたリーダーは糸の切れた人形のように崩れ落ちた。

「……さて、私が諸君に求めるのは絶望でも渇望でも切望でもない――ただ純粋に恐怖せよ。苦しみもがき死ね」

剣を杖に収めたアイフォンは幼女に向ける眼差しの寸毫にすら満たない温度を眼光に含ませ、残りの残党を睥睨する。

「この数を相手にするのは老体にはちと骨が折れるな。傭兵君、手伝いたまえ」

61 名前:GM ◆Hufz1j8CPo [sage] 投稿日:2009/10/21(水) 01:12:54 0
逃げ腰になっていた山賊たちはぺリオンの巨躯がずずいと進み出るや、たまらず尻に帆をかけて逃げ出します。

あとには、首筋をおさえて瘧(おこり)にかかったように手足を震えさせている首領株が一人残るのみ。

頭上に聳え立つぺリオンの前に顔色は青ざめ、ただただ、低い声で命乞いをつぶやくのみ。

家々からは一同に視線が注がれる中、歴戦の傭兵を力なく見上げる眼には涙が光り、弱弱しく頬を伝って
地面に流れ落ち、泥に混じります。

62 名前:ペリオン ◆7DnWltpOZQ [sage] 投稿日:2009/10/21(水) 19:50:39 0
「帰れ!帰れ!」
騒ぎの最中も何故か村人たちが批難の声をあげ、石を投げてくる。
ボスッ
石の一部がペリオンにも当たった。
「いて…クソッ」
痛くはないが、ストレス的にはかなり応え、ワナワナと肩を震わせながら
チェインに手をかけようとしたそのときである。

後ろから明らかに荒くれと思われる数人の男たちが
我が物顔で闊歩し、村人たちを脅かしているではないか!
半鐘が鳴り、ペリオンらは自警団に囲まれてしまった。
チャキ、という剣や槍を構える音が四方で鳴る。

「おい、どうするよ?じいさん」
「ふむ、簡単な理屈だ。彼等の誤解を解くのに言葉など必要ない」
アイフォンが駆け出すと、一瞬で荒くれのリーダー格を切り伏せ、絶命させた。

「おぉ、やってくれるじゃないの」
ペリオンは感心し、自分も、と動こうとしたところで、
「うああああああああああああああああッッッ!!!」
荒くれたちが逃げ出した。
(こりゃ全員殺るのは厳しいな…)

「うりゃあ!」
「ぎいぇぇぇええ…!」
背中を向けた荒くれの一人に鎖鎌を投げる。一瞬で肩口にそれを突き刺すと、
そのまま袈裟斬りにして上半身を寄せ付け、自分の方向に吹き飛ばす。
引き摺られた内臓がドロリ…と地面に連なって落ちた。
「大成功。これ、首飛ばしちまうと悲鳴が聞けねえんだよな」
ニヤリと笑いながらペリオンがつぶやく。
既に荒くれは村から脱しており、村人たちはドン引きだ。
それでも一部の自警団員は槍や剣を構えている。

「あ?これで俺らがそいつらと違うって分かったろ。それともやんのか?
こっちは素手でもいいけどなぁ」
ペリオンが鎖鎌を向けると、自警団員たちは後ずさりしていった。
「なあ村長さんよ、今の奴らが亜人ってやつなのか?で、今の報酬はいくらよ?」
再びペリオンが村長に詰め寄った。

63 名前:GM ◆Hufz1j8CPo [sage] 投稿日:2009/10/21(水) 20:20:21 0
「おっ、おねがいします、このまま何も言わず帰ってくだされ、どうかお願いします」

村長をはじめ、村人一同、地面にひれ伏してぺリオンの裾にすがらんばかりに哀願します。
ぺリオンが聞かぬとみるや、村長はアイフォンのほうへおそるおそる杖を避けるようにして
近づきまた裾を捕まえてひたすらコメツキバッタのように頭を地面に打ち付けます。

村人たちは二人にすっかり怯えてしまったようです。話になりません。
周りの家々からは女子供が動転しすすり泣き、恐怖を感じ取ってか泣き喚く赤ん坊の声が
漏れ聞こえてきます。

64 名前:ペリオン ◆7DnWltpOZQ [sage] 投稿日:2009/10/21(水) 20:36:22 0
「おっ、おねがいします、このまま何も言わず帰ってくだされ、どうかお願いします」
村長ら一同はどうもすっかりおびえてしまったらしい。

「あ?俺らが何やったか分かってんの?報酬無しィ?そりゃあ、ないだろう…ねェ」
ペリオンは村長に向かってすごむと、胸倉を掴んで軽く持ち上げる。
「ヒィ…助けてぇ、殺さないでくだされ」

ペリオンは村長を地面に降ろすと、はき捨てるように言った。
「じゃあよ、街のマスターからの頼みなんだが、ウエイトレスが必要でよ。
修行ってことで20ぐらいの可愛い女一人と10ぐらいの女の子供一人、
こっちに寄こしてくんねえかなぁ?それなら今回は帰ってやるぜ」
アイフォンの方をチラッと見て、ニヤリと笑う。

65 名前:アイフォン ◆VhWYERUtMo [sage] 投稿日:2009/10/21(水) 21:11:41 0
「じゃあよ、街のマスターからの頼みなんだが、ウエイトレスが必要でよ。
修行ってことで20ぐらいの可愛い女一人と10ぐらいの女の子供一人、
こっちに寄こしてくんねえかなぁ?それなら今回は帰ってやるぜ」

ペリオンがこちらに目配せしながら要求する。アイフォンは親指を立てて口端を吊り上げた。
先程の剣呑な雰囲気をまるで感じさせない、まさにスケベ老人といった感じの笑みを振りまいては品定めするように少女達を眺める。

「フヒヒ。ではこの将来有望そうな娘を戴いていこうか……!」

カサカサとフナムシのように這いよると、とびきり目を引く容姿をした十代になったばかりといった風情の少女の肩へ手をかける。
手を触れると、少女はびくりと弾かれたように震えていた。その目にあるのは絶対の恐怖。村人が束になっても叶わない山賊を
一瞬で血祭りに上げた得体の知れない老人への畏怖。目尻に涙が浮かぶのも構わず、少女は走り出した。

「い、嫌!連れてかないでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーッ!!」

「待ちたまえよ――!おじいさんはワルイコトシナイYesロリコンNoタッチ!!」

追っ手を捲く様に村の傍で鬱蒼と生い茂った森へと少女は遁走する。アイフォンは舌なめずりしながらカサカサと追って行く。
そのまま薄暗い森林の奥へと、少女と老人は消えていった。悲鳴と嬌声が木霊し、森に棲む鳥達が一斉に飛び立った。
ロリコンという名伏しがたきモノの侵入に、森全体が鳴動し動物達は一斉に吼え始める。おぞましき何かに抗うように。

取り残された村人とペリオンは、現実から目を背けるように交渉を再開した。

「あんたらが金輪際この村と関わらないと約束してくれるなら――あの娘はくれてやる。もう一人、この村で一番のべっぴんを出そう」

言ったのは村長だった。先程逃げていった少女の両親はぎょっとして村長を睨めつけるが、彼は眼を合わせようともしない。
村のために、二人の犠牲はやむなし――背けた背中が、雄弁にそう語っていた。

66 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/21(水) 21:21:47 0
普通にないだろこの展開は

ご都合主義にも程度があるっての


67 名前:GM ◆Hufz1j8CPo [sage] 投稿日:2009/10/21(水) 21:37:08 0
>>63 女子供は家の中にいるようで、外には出ておりません。

アイフォンが森に入ると、不気味な動物の吼え声が木霊し、先に駆け込んだはずの”少女”の姿は見えません。
森は薄暗く、肌寒く、はっきりとした道もなく、ただ、冷え冷えとし、姿の見えぬ動物の気配で満ちています。

一方、ぺリオンの威嚇に村人はひたすら懇願を繰り返すばかりです。首根っこを捕まえて吊り上げても
力なくだらっと垂れ下がり、眼は見開いたまま、静かにお題目か念仏かはてさて祈りの文句を唱えるばかり。

その足元には一刀でアイフォンに切り伏せられた山賊の首領株の遺体が、ただの物体と化して転がっています。

さて、そのときぺリオンの視野の隅に、野を駆ける何者の姿が映ります。町のほうへと一散に掛けていくその者は
物陰から物陰を伝って移動していますが、戦場暮らしの長いぺリオンの眼からは逃れられませんでした。

少年が町目指してひたすら駆けて行きます。


68 名前:ペリオン ◆7DnWltpOZQ [sage] 投稿日:2009/10/21(水) 21:58:14 0
「あんたらが金輪際この村と関わらないと約束してくれるなら――あの娘はくれてやる。もう一人、この村で一番のべっぴんを出そう」
とりあえず女一人は確保できたようだ。
街に行ったらマスターにこの娘を引き渡さなければならない。だが…
(そこまでなら、俺の思うがままだ)

村人たちは自分たちに被害が及ばぬようにと懇願を繰り返すばかりで、
これ以上のものは絞り取れそうにない。
「ケッ」
ペッと唾を吐いたとのとき、ぺリオンの視野の隅に野を駆ける何者の姿が映った。
(あれは…ガキか?)

とりあえず後を追おうと森に向かって駆け出していくペリオン。
その姿を見るや、村人たちは何事もなかったかのように持ち場に戻ろうとしていた。
(自分さえ良ければいいってか。フン、いずれこの村にはまた立ち寄らせてもらうぜ)

アイフォンを探そうとするも、途中で姿を失ってしまった。いずれ街に向かえば合流できるだろう。
少年の姿もない。

「さて…と」
ペリオンは村娘にを抱きしめるようにして迫った。村娘の表情が次第に恐怖にゆがむ。そして…
村娘はペリオンによって、犯され、汚され、奪われ、貪られ、壊された。

小川で汚した村娘を洗い、服を着せた後、辛うじてペリオンはアイフォンと合流できた。
娘は気を失ってはいるものの、死んではいないようだ。
「さっき、街の方に向かった変なガキを見なかったか?」
アイフォンに話しかける。
「ああ、これか。まだ使えるんじゃねえの?マスターも喜ぶぜ。そっちはどうよ?」

69 名前:GM ◆Hufz1j8CPo [sage] 投稿日:2009/10/21(水) 22:17:38 0
村娘は、ハッと眼を覚まし自分の置かれている状況を認識し、さめざめと泣き始めます。

冷たい湿った風が森の中から吹きよせるのが、頬に当たり、体の芯が冷える心地で、
ぺリオンは女を抱いて温まったはずの体をだるく感じ、疲労しているのを自覚します。

気がつくと昼時です。アイフォンが懐にふと湿気のような冷え冷えとしたものを感じて、つかみ出すと
喫茶店のマスターからの手紙を握っています。

手紙も冷たい風に揺れて、かさかさと乾いた音を立てています。

70 名前:アイフォン ◆VhWYERUtMo [sage] 投稿日:2009/10/21(水) 22:47:25 0
「フゥッ……フヒィッ……!おじょうちゃんっ……あまり老体に走らせないでおくれっ……」

薄暗い森の中、林立する樹木の間を縫ってアイフォンは走る。
喘ぐ上半身とは裏腹に下半身は不安定な獣道の足場を巧みの踏破している。

ふひひ、と生理的嫌悪を催す笑みを浮かべ、早鐘のように脈打つ下半身を押さえられないとでも言うようにただ前へと身を飛ばす。
やがて森の中の開けた場所へ出る。そこだけが陽光の恩恵を受け、木々の密度が濃い天然の袋小路。
道なりに進んでいけばここへ辿り着き、つまりは少女に追いつけるはずなのだが――老眼の視界に彼女の姿はない。

「おや?おやおやおや……?どこへ行ったのかね」

熱い息を吐きながらアイフォンはひとりごちる。静謐とした森の中はともすれば方向感覚を失いあっというまに遭難してしまうだろう。
老練の踏破法によってアイフォンは自らの辿ってきた足跡を記憶しているが、それでも似たような景色が続くのは精神を磨耗させる。

「ふむ、ただの子供にしてはよく考えられた逃走路――狼狽していた割りに初めから逃げ切るための挙動をしていたね?」

誰ともなしに問いかける。呟きは大樹の壁に跳ね返って木霊の如くアイフォンの耳へと帰ってきた。
不意に、辺りが暗くなった。否、アイフォンを中心した袋小路全体に影が落とされたのだ。

「――!!」

熟練の経験と直感が彼をその場から踏み出させ、老体は後ろへ跳んだ。
そこへ押しつぶすように巨大な何かが降ってきた。先程までアイフォンが存在した場所が茶色の毛皮で埋まる。

轟音が響いた。
それは熊だった。ただの熊ではない、獰猛な瘴気を纏った巨大な灰色熊――それは魔物に属する類の生物だった。

咆哮。
「オオオオオオオオオオオオオーーーーーーーーッッ!!」

大樹の枝葉から末節まで振るわせるほどの大音声が響き、考えるよりも先に身体をさらに横っ飛びに回避。
空間を巨爪が駆け抜けた。掠っただけの地面が深く抉れ、まるで炸裂魔法でも放ったかのような惨状を呈していた。

「……私は昔からこの森で遊んでいてね、気付いたときにはこの子達とお話できるようになっていたの」

少女の声が響き、灰色熊の肩に少女の小躯が降り立つ。睨めつけるようにアイフォンを睥睨する眼光には、
最早恐怖の色は消えうせていた。代わりとでも言うように、明確な闘志の輝きを彼女の眼から感じる。

「もう村には戻れない。誰にも頼れない。……あなた達がそうしたのッ!だから私は自分の能力(チカラ)だけであなたを潰す――」
少女が熊の耳後ろを撫でると、呼応するように灰色の巨躯がその豪腕を振り上げる。

「――窮鼠が猫をかみ殺すッ!!」

振り下ろす。さらなる衝撃が地殻すら揺るがし、土が波濤のように舞い上がる。
しかし獣の拳は果たして老体を捉えなかった。少女が長々と口上を垂れている間にアイフォンは遁走を終えていた。

(逃がすか――!)
森の猛獣達を従えた少女は、ゆっくりと復讐と未来への進撃を始める。


「ふむ……流石に老体一人では分が悪いか」

アイフォンはもと来た道を全速力で逆戻りしていた。倒木を踏み越え、枯葉の地面を踏みしめる。
ペリオンと合流しなければならない。彼の助力さえ得れば、あんな小娘の操る魔獣如きに遅れはとらないはずだ。

森の切れ目は小川との合流地点だった。見れば筋肉達磨が川原で人間を洗い清めている。
ペリオンは既に存分に欲を撒き散らしたあとらしかった。こちらを認めるや否や、上機嫌で話しかけてくる。

「ああ、これか。まだ使えるんじゃねえの?マスターも喜ぶぜ。そっちはどうよ?」
「状況はあまり良くないな。傭兵君、今すぐ臨戦に入れるかね?――久々に歯ごたえのある獲物のご到着だ」

71 名前:リロード忘れてました。申し訳ない ◆VhWYERUtMo [sage] 投稿日:2009/10/21(水) 22:56:02 0
「そういえば紹介状があったのを忘れていたッ!これを使えば村人に誤解を受けることもなかったろうにな!」

アイフォンは懐からマスターの手紙を取り出した。

「とんだ無駄足だったな!」

肩で息をしながら再度手紙を懐に仕舞う。
そして観念したようにステッキーのロックを解放し、仕込み刀を顕在させた。

森の奥からは咆哮とともに巨大な気配が迫り来る圧力を感じる。
津波のように木々を押しのけながら、灰色熊を中心とした魔獣の群れが森から飛び出してきた。

72 名前:GM ◆Hufz1j8CPo [sage] 投稿日:2009/10/22(木) 01:11:51 0
灰色熊の魔物たちが森から飛び出し、草原に駆け出す。獣の勢いを逆用し巨躯の中心、喉仏の下を突く。
そこが熊の弱点だ。たとえ魔物のごとき体格であっても、ただ鋭利な刃で一点を貫けば、たちどころに絶命する。
そのはずだった。

しかし、魔物のごとき熊は森から出たかと思うや、次の瞬間、姿は形を失い、まるで朝日に照らされた霧のごとく
揺らいだかと思うとふっと消えた。

そう、消えたのである。

そして、体の芯に疲れがまたものしかかり、筋肉も腱も冷え切り、こわばっているのを二人は感じる。

意図してか、意図せずしてか、村を一つ恐怖に陥れた興奮は去り、かわって、無為に終わり、ただ放縦に振る舞った
だけとあっては、意気も消沈しよう。

だが、この疲れは果たしてそれだけのものだろうか。疑念がかすかに心に生じ、根を張り始める。
そして、疑念を振り払おうと二人はさらなるニエを求める。視界に映るは、静まり返り、息を潜め、できるならば
森に逃げ込みたいと願っているかのような哀れな村の姿だ。

73 名前:名無しになりきれ[] 投稿日:2009/10/23(金) 13:10:46 0
におうみ

74 名前:名無しになりきれ[] 投稿日:2009/10/23(金) 13:34:15 0
おけへけ
おうふおうふ

75 名前:名無しになりきれ[] 投稿日:2009/10/23(金) 13:37:59 0
てけりり・・・・・・


76 名前:GM ◆Hufz1j8CPo [sage] 投稿日:2009/10/23(金) 22:25:55 0
さて、マスターシーン

このまま3日間、プレイヤーさんお二人のキャラのレスが無かった場合に発動します。

村の少年たちは森の中を抜け、川を越えて町に到達します。知らせを受けた町の人たちは
早速、近くの城へと使いを走らせます。凶悪なる二人組が領内の村に現れたとあっては
領主も捨て置くことはできません。急ぎ、郎党を集めて騎馬で村へと向かいます。

地形は
城 街道 町 街道 川 森 村 と連なっています。中間ポイントを飛び越して一足飛びに行くことはできません。
ちなみに川は浅いです。両岸は開けてちょっとした野原になっています。

77 名前:GM ◆kfRirN/W/U [sage] 投稿日:2009/10/23(金) 23:39:41 0
トリを変更いたします。

78 名前: ◆8cQ77bVv5a35 [sage] 投稿日:2009/10/24(土) 01:08:42 0
このまま二人が戻って来なかったら、俺がGMありスレのプレイングのお手本を見せてやろうかな。

79 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/24(土) 16:09:09 O
>>78
たのんます、センパイ

80 名前:フィリア ◆N/wTSkX0q6 [sage] 投稿日:2009/10/24(土) 21:36:33 0
名前:フィリア=ネクロペッド
年齢:22
性別:男
身長:182
体重:70
スリーサイズ:肩幅広い
種族:人間
出自:城下町の中流士族
職業:城の騎馬隊員
性格:空回り系正義漢
特技:曲乗り(馬)
装備品右手:換装型突撃魔導杖
装備品左手:耐魔力円形盾
装備品鎧:ミスリル鋼軽機動鎧
装備品兜:ミスリル鋼ハーフフェイスヘルム
所持品:杖用アタッチメント(圧縮魔法で小さくしてある。槍型と剣型の二つ)
容姿の特徴・風貌:精悍な顔立ち。胸板も厚い
趣味:自分の騎馬の手入れ、筋トレ
将来の目標:出世、世界平和
簡単なキャラ解説:体育会系の熱い漢。忠誠や庇護の強い意志を持つがそれ以上に功名心が高く、
            村が『二人組』の手に堕ちたとの話を聞き真っ先に討伐隊へ志願した。


81 名前:フィリア ◆N/wTSkX0q6 [sage] 投稿日:2009/10/24(土) 22:17:57 0
領主の命で、火急に『二人組』の討伐隊が結成された。
城門で蹄を並べるのは、領内でも腕と忠義に覚えのある強者達。

「例え零細なる疎村であろうとも、無辜の民が理不尽と不条理に流した涙を見過ごす手はない――!」

フィリア=ネクロペッドはそんな討伐隊員の一人である。
底なしの正義感に燃える彼は討伐指令に誰よりも早く馳せ参じ、ここで出撃の時をいまかいまかと待ち続けている。



【改めてよろしくお願いします。アイフォンはNPCとしてご活用下さい。能動的な悪役が必要とあらば自分も紳士を動かします】

82 名前: ◆8cQ77bVv5a35 [sage] 投稿日:2009/10/24(土) 23:52:29 O
>>79
従士が戻ってきたからやめとく

83 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/25(日) 01:34:45 0
>>82
やめるんなら黙ってろよ。また荒らしの火種を生む気か?

84 名前: ◆8cQ77bVv5a35 [sage] 投稿日:2009/10/25(日) 01:50:40 0
やると宣言し、さらに頼まれた事をやめるには前言撤回を表明する必要があるだろ
それに二人が戻って来なかったらと前提は付けてあった
文句を言われる筋合いは全く無いな

85 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/25(日) 01:52:29 0
二人が来たらやめるって前提があったんだから
わざわざやめる宣言しなくても皆わかったのでは?

86 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/25(日) 01:56:14 0
>>84
お前は従士に対するあてつけがしたいだけだろw

87 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/25(日) 03:44:16 0
そういうのは雑談所でやってくれ
せっかく再始動し始めたんだから水差すな

88 名前:GM ◆kfRirN/W/U [sage] 投稿日:2009/10/25(日) 20:13:10 0
>>80-81
こちらとしてはアイフォンさんのままで一向に差支えが無いのですがどうしましょう。
雑談所で色々意見が出ているようですが、あまりお気になさらずに。

>>80のフィリアさんについては
装備がハードファンタジーにしては過剰な印象です。単純に斧、弓、刀、騎兵刀、両手剣、
戦陣鶴嘴、鎚などとしたほうがよいのではないかと思います。

要するに現実感を優先し、個人の武勇ではなくて人との結びつきや集団での行動、
政治などを使って解決するのがハードなのでしょう。

この点、アイフォンさんは恐怖感を使い説得、脅迫する点で極めてハードファンタジーに沿った存在です。

GMとしては今後、描写でプレイヤーからの操作が不可能なキャラはその旨を明記することに
致します。

89 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/25(日) 23:48:13 0
戦闘パートの雑魚敵相手ならまだしも、説得ロールで、勝手にPL同士でOK出すのはあり?
普通のGMありTRPG系なのか、そうでないのか曖昧で、参加するかどうか迷う
今後のためにも、GMの方からある程度スレ概要やルールの見解を話して欲しい

もし嫌ならスルーしてください

90 名前:GM ◆kfRirN/W/U [sage] 投稿日:2009/10/26(月) 00:23:59 0
>>89 PL同士の説得でPLが説得されるのは、両者のプレイヤーそれぞれの判断でしょう。

ただ、そのPLの周囲にいるNPCが感化されて、説得の影響をプレイヤーあるいはPCの望むような
形で受けるかは別問題です。

スレ概要は
今のところ、アイフォンさんのプレイヤーさん待ちです。そのキャラで継続するならば他の
プレイヤーの方々も同じく悪役であることを強く推奨します。対立する立場でのPC投入はなかなか
難しいでしょう。

GMはNPCを動かし、PCの行為の結果を判定し、それらをプレイヤーに伝え返すのが役目です。
また、NPCは基本的に雑魚ではありません。明らかな雑魚を出す場合は亜人なりモンスターなどを
出すことになるでしょう。

91 名前: ◆N/wTSkX0q6 [sage] 投稿日:2009/10/26(月) 05:07:42 0
アイフォン及びフィリアのプレイヤーです。

今さらなのですがこの世界、魔法はアリなんですか?だとするならば、社会浸透度(一般人が使えるレベル及び訓練された兵が使えるレベル)
みたいなのもまったくわかってないので、一般兵卒として創作したフィリアの装備も固まらないのです。
つまるところ自分のキャラに関しては状況と世界観にあわせてフレキシブルに設定を変えるように致しますので、敵役が必要ならばアイフォンを動かします。

92 名前:GM ◆kfRirN/W/U [sage] 投稿日:2009/10/26(月) 09:34:42 0
>>91 魔法については当初はPCは使わぬほうが良いでしょう。
理由はプレイヤーによって定義が大きく食い違うことが多いこと、及びGMが詳細に設定して
プレイヤーに提示するのは多大な労力が必要であり、プレイヤー側も提示された内容を
理解し使いこなすのは手間です。TRPGのシステムを一つ作るのとほとんど変わりない時間を
要することになります。

装備については、ミスリル鋼というのはミスリルと鋼鉄の合金なのか、それともミスリルを
良く精錬したものなのか、製法は何かなど分かりませぬが、町を警備している一般の兵士が
所持しているのであれば、世の中に広まっている物ということでしょうか。

こういう事情がありますから、ある程度の相互理解と曖昧さでスレを存続させる合意を
プレイヤーとGMで持つことが必要となるでしょう。

キャラについてはプレイヤーが動かせるキャラは基本的に一人+その部下のみです。
敵役は全てGMが動かします。

93 名前:GM ◆kfRirN/W/U [sage] 投稿日:2009/10/26(月) 09:44:39 0
92続き
フィリアおよびアイフォン或いはそれ以外のキャラ、いずれかを選んでくだされば
そのキャラが主人公となります。

他にプレイヤーの参加があれば同格の主人公ということになりますが、現時点で
気になさる必要は全くありません。

ただし、主人公といっても、一人で多人数を相手にするのは自滅行為ですし、
主人公と同じくらいの強さをもった存在は世間に溢れていると思ってください。

したがって、魔法と装備はプレイヤーキャラに何を持たせようとも、同等の物を持つ相手が
必ずでてくるし、場合によっては相手のほうがより優れた物を持っていることもありえます。

PCは細かな判断を積み重ねて、罠を避けては策を講じて罠を仕掛け返し、或いは
他のキャラと交渉して事態を解決するなり、回避するなりすることになります。


94 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/26(月) 09:55:16 O
つまり交渉相手の村人を勝手に動かして返事させたり、レイープしたのはダメだったわけか

95 名前:GM ◆kfRirN/W/U [sage] 投稿日:2009/10/26(月) 10:36:59 0
>>94 原則としてはそうなのですが、実際には話の展開速度の問題がありますから、
そこらが今後調整し、改善していくべきだと思います。

リレー小説形式が流行っているのには理由があります。それが面白いからであり、
プレイヤーが世界を共同で作り上げていくことができ、強いキャラクターで丁々発止の
やりとりを楽しめるからです。

この強さを表現するには雑魚キャラを鎧袖一触で撫で斬りしたり、あるいは途方もない
軽業を披露したりするのが分かりやすいのです。

しかし、一方ではライトノベルのような分かりやすく誤解が無く、勢いで読みこんで
いける描写を描くことが求められるので気軽に参加するには敷居が高くなるという弱みも
抱えています。


96 名前: ◆N/wTSkX0q6 [sage] 投稿日:2009/10/26(月) 10:57:29 0
了解です。
アイフォンはどう見ても敵側のキャラであり、当面は正義サイドがいないと始まらないのでフィリアを使用致します。
装備は適当に魔法を外しておきます。一般兵卒に支給されてる感じといったら安価な騎馬槍あたりでしょうか。

97 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/26(月) 10:59:54 O
>>95
そゆのははじめに提示するか、プレイヤーが暴走したときにきっちり止めるかすべきだったと思うのだが
全員ほぼ日参に近く速度的にも問題なかったのに放置したのはなぜ?

98 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/26(月) 11:03:20 O
>>96
オマエGMの話を流し読みしてるだろ

99 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/26(月) 11:03:25 0
思ったんだけど、これって最早ファンタジーでもなんでもないよね
ハードさを求めるあまりファンタジーが疎かになってるよ

100 名前: ◆N/wTSkX0q6 [sage] 投稿日:2009/10/26(月) 11:04:41 0
>>98
すまん、纏めてくれ

101 名前:GM ◆kfRirN/W/U [sage] 投稿日:2009/10/26(月) 11:11:57 0
>>96 騎馬槍というと、こういう感じでしょうか。
http://www.youtube.com/watch?v=XHCpoCSUbW0

馬の上から徒歩の者相手に届く長さの柄の槍という感じでとらえています。

>>97 流れをそのまま保つのとルールを定めて縛るのとどちらが良いか
判断が難しいのです。暴走したとおっしゃられますが、むしろどのような話を望むのか
把握するのに良い状況でしたから、そのままです。GMはプレイヤーを楽しませるのが
務めですし。

ルールの概要のようなものは>>40で書いたのですが、説明が不足していたのです。


102 名前:GM ◆kfRirN/W/U [sage] 投稿日:2009/10/26(月) 11:16:58 0
>>96
 敵と味方にプレイヤーキャラクターを分けることはありえません。よって、それは心配しなくて良いのです。
ただ、アイフォンさんでプレイするならば話は悪人がもっと悪人になろうともがく話になったり、改心しようとして
のた打ち回る展開などになるでしょうし、フィリアさんならば悪人を執念深く追跡したり、あるいは次々と起こる
事件を解決したりする流れなどが良いでしょう。
 どちらもでも対応可能なのです。

>>99 TRPGとは何か、ファンタジーとは何かについては深入りするのは避けます。
議論が昔からあるんですが、難しいのです。専用のスレがどこか他にあるかと思います。

103 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/26(月) 11:19:55 O
>>101
ルールじゃなくて、どこまでやっていいかと言う加減のことよ
世界観にしてもハードという言葉の認識共有すらできていなかったわけだし
足りなかったとかの話じゃないでしょ


ペドフィリアは自分で判るまでGMのレスを音読しててくれ
人任せにして楽してると同じ事を繰り返しちゃうゾ

104 名前: ◆N/wTSkX0q6 [sage] 投稿日:2009/10/26(月) 11:25:42 0
把握しました。そういうことならばアイフォンでやらせていただきます。

予定が差し迫っておりますのでこれで失礼致します。導入が必要でしたら今夜にでも。

105 名前:GM ◆kfRirN/W/U [sage] 投稿日:2009/10/26(月) 11:29:12 0
>>103 なにぶんごくごく普通の人が主役の話というのはこれまでほとんど無かったですから
プレイヤーさんが誤解して、これまでのリレー小説の乗りでやるのは当然です。

それと、認識の共有についてなんですが、もともとTRPGというのは誤解が生まれる可能性を
あらかじめ除去しておいて遊ぶものではなくて、プレイヤーとGMとの間での誤解やその他の
摩擦要因を楽しむ遊びです。なので、認識のずれが生じるたびにどう解決すれば最善なのかを
考えていくことになるかと思います。

大体、以上で名無しさんの質問への回答は尽くしているかと思います。

フィリアさんプレイヤーさんから質問や疑問があれば、いつでも、たとえプレイを中断してでも
誠心誠意でお答えいたします。以上です。

106 名前:GM ◆kfRirN/W/U [sage] 投稿日:2009/10/26(月) 11:31:31 0
>>104 了解しました。以降はアイフォンさんプレイヤーさんと及び致します。

導入は特に必要がありませぬ。>>76の続きからでよろしいかと存じます。

また、今晩にでも。

107 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/26(月) 14:43:41 0
プレイヤーは2人いたと思うんだが
アイフォンだけ欲しくてもう一人は消えろでFA?
問題起こしたのは二人なのに、片方だけ優遇しすぎるのもどうかと思う

108 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/26(月) 14:45:45 O
ペリオンFOしたからだろ

109 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/26(月) 15:01:14 0
いやあれじゃFOするしかないだろ
GMはロリしか庇ってないし
排除が狙いなら、見事的中ですな

PLのレスを認めた時点で、ほんとはGMもレイパーも同罪なんだけどな

110 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/26(月) 16:45:21 O
従士が上級者(笑)ってことだろ

111 名前:GM ◆kfRirN/W/U [sage] 投稿日:2009/10/26(月) 19:44:11 0
>>107 ぺリオンさんプレイヤーさんをお待ちしていることには変わりありませぬ。
また、今来ている方が長く居てくれるように取り計らうのも務めでしょう。

したがって、いずれか一方の方だけを優遇しているというのはあたりませぬ。

まぁ、そろそろ相手しなくてもいいかなと思うんですが。雑談所で騒がれているのも
どうもお一人だけらしいんですね。なぜ、そんなことをされるのかさっぱり分かりませぬ。

112 名前:アイフォン ◆N/wTSkX0q6 [sage] 投稿日:2009/10/26(月) 22:15:02 0
「ふむ……魔性の獣は森に在らねば身を保てないのか。この事実が初耳なのは我々だけではないようだな?」

アイフォンが白刃を杖に納め、森の奥を見据える。その眼光に、木々の向こうで驚愕する獣使いの少女が映っているかのように。
視線の先から返事はない。森の外では不利と見て遁走したか、何れにせよ深追いする必要はないだろう。

「さて、何もかもが振り出しだ。まずは村に戻って損失補填の交渉から始めようか……!」

傍で沈黙するペリオンを促しながら、アイフォンは村への岐路を歩む。
深く皺の刻まれた慧眼は、そこに昏い光を灯しながら無辜の村を射抜いていた。

113 名前:GM ◆kfRirN/W/U [sage] 投稿日:2009/10/26(月) 23:59:40 0
村に入ると人の気配がしません。さきほどはまだ、息をひそめて通りを伺う視線を感じたのですが今は
それすら無く、ただ、道端を犬が所在無げにうろうろと歩き回っているばかりです。

二、三軒の家を見て廻ると取る物もとりあえず逃げ出した様が分かります。家具などは残っていますし、
納屋には農具に穀物酒の入った大甕、織りかけの布がかかったままの機織機。屋内の土間の囲炉裏には
火こそ消えていますが、まだ灰は温かい。

村から通じている道は町への一本のみ。なぞの少年かはたまた少女を森に追っていってから戻るまでに
半刻程度過ぎています。

ちなみに、森はずれの川ほとりでは、ぺリオンに強姦されて人事不省となった若い女性が横たわったままです。

114 名前:アイフォン ◆N/wTSkX0q6 [sage] 投稿日:2009/10/27(火) 00:28:25 0
「もぬけの殻、か……あの娘を見捨てて逃げるとは」

忌々しげに吐き捨てる。いつもこうだ。人が群れて共同体を名乗っていても、喰らい付けばあっさりとその箇所を切り捨てる。
あるいは――

「村民全員がたかだか一刻で消えるなどということはあるまい。傭兵君、虱潰しだ。 
 脚の遅い老人や子供を見つけたら殺さずに確保するんだよ。――貴重な交渉材料だ」

コツ、コツとステッキの先端に砂を噛ませながら、老練なる略奪者は走査っを始めた。

115 名前:GM ◆kfRirN/W/U [sage] 投稿日:2009/10/27(火) 00:56:59 0
村中をざっと探すには大体、一刻は掛かります。
仮に丁寧に探す場合はその三倍程度で三刻掛かるとしましょう。

とりあえずざっと探した結果、村で発見できたものは
年老いた牛二頭、放し飼いの鶏、犬、猫。 人間は見当たらず。

開拓したての村ゆえか、老人の姿は見当たりません。
生活が厳しいゆえなのか、それとも入植したてで開拓者が全員若いため
なのかは分かりませんが。

村からは森はずれの川では、相変わらず若い女性が横たわっているのが見えます。

116 名前:アイフォン ◆N/wTSkX0q6 [sage] 投稿日:2009/10/27(火) 21:06:52 0
「……やはり誰ものこっていない、か」

アイフォンはうちすてられた樽の上に腰掛け思案する。あれから一刻が経過し、ざっとではあるが
村中を探し尽くした。放棄されたような形で家畜が二三いるだけで、人間の姿はない。

「仕方あるまい、傭兵君が貪り捨ててきたあの女でも拾ってこようか。私の趣味ではないがマスターに引き渡さねば」

踵を返し、小川のほとりで蹲ったままの女の所へ歩き出す。

117 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/27(火) 22:38:26 0
GMは明確なストーリー構想とかあるの?このスレ

118 名前:GM ◆kfRirN/W/U [sage] 本日のレス 投稿日:2009/10/28(水) 02:46:47 0
女は近づいてくるアイフォンに気づかぬのか、うなだれたままです。

はだけた着衣の前をあわせようともせず、心ここにあらぬさまで
足を投げ出して草の上に座っています。

陽光は燦燦と降り注ぎ、小川は静かに流れ、ただ、岸辺の草だけが
ここで狼藉があったことを示して乱れています。

119 名前:アイフォン ◆N/wTSkX0q6 [sage] 本日のレス 投稿日:2009/10/28(水) 23:05:01 0
「立ち上がりたまえ。君の帰る場所はもう消えた」

蹲ったままアイフォンが近づいても女は身じろぎ一つしない。最早生すら諦めているのか。
刺激しないようペリオンを村に置いてアイフォン一人で迎えに着たが、ここまで無反応だと少々腹が立つ。

「選びたまえ。ここで沈黙を通し野垂れ死ぬか。我が手をとり生を繋ぐか。夜になれば魔獣が現れるぞ」

【上級者向け】ハードファンタジーでTRPG

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