1 名前: ◆9vmjJO5JFo [sage] 投稿日:2008/09/22(月) 21:54:09 0
人と妖魔。お互い存在しているが相容れない者たち。
でも、本当は認めていないだけ。人は妖魔を、妖魔は人を。知ろうとしていないだけ。

ここに記すは、ある世界で紡がれた人と妖魔の物語。
彼方とは違う世界で起きた・・・ある物語。

**********

ジャンル:現代伝奇(TRPG)
コンセプト:戦いあり、謎解きあり、感動あり、恋愛ありの多ジャンル物語
期間(目安):???
最低参加人数:3人以上
キャラ用テンプレ&テンプレ記入例:後に記載

GM:あり
決定リール:あり/後手キャンセル可
○日ルール:7日
版権・越境:なし
名無し参加:あり
敵役参加:あり
避難所の有無:あり

本スレのルール
sage推奨
荒らし、セク質は完全スルー
ストーリーの内容以外の発言もスルー
 →ストーリー以外は避難所で行ってもらいます
 →名無しさんのネタ投下は受け付けます
何かあればまず避難所へ
参加者はトリップと付けてください

避難所:ttp://jbbs.livedoor.jp/computer/41557/
まとめ:ttp://www1.atwiki.jp/ssstory/

2 名前: ◆9vmjJO5JFo [sage] 投稿日:2008/09/22(月) 21:55:33 0
〜〜プロローグ〜〜

―――2011年 9月―――

舞台は日本にある小さな街。
都市開発が進み、寂れた街に活気が付いてきた―――その矢先、奇妙な事件が起る。
今まで健康そのものだった人が突如、植物人間になるというものだった。
この不可解な事件がこれから起る災厄の序章だった。

時、同じくして地元の高校生である「四条 愛(しじょう あい)」は不思議な少女と出会う。
容姿は人間、けど人間じゃない。少女はこう言った。

『ボクは人間じゃないのです・・・“妖魔”なのです・・・』

―――2011年 10月―――

最初の事件が起きてから約一ヶ月経とうとしていた。
それに連れて猟奇事件も数を増やしていく。

妖魔の少女「茜(あかね)」はその事件の犯人は妖魔だという。
妖魔とは俗に言う“妖怪”や“悪魔”といった存在だ。ただし、認識は少し違うようだ。
彼らは一種の精霊のようなもので・・・詳しくは分からないが、人間には見えないし触れることも出来ないらしい。
そして、彼らのほとんどは根本的に“悪”ではないらしい。悪意を持って人間と関わる事は極めて希なケースだという。
『・・・よく分からないのです。どうしてこんな事になっているのか・・・』

その話が本当なら本当に不可解な事件だった。が悩んでいる暇は無い。現に事件が起きているのだから。
幸い阻止する方法は知ってるし持っている。

“―――退魔の力―――”簡単に言えば妖魔を退治する力だ。

人には見えないものが見えたり、触れられないものを触ったりできるようになる。
それに加え、ある特殊な武器を使う事で悪い妖魔を退治できる。
だが、それだけでは足りない。いくら退魔の力を持っていても一人で妖魔と戦うのは無謀すぎる。
そもそも、退魔の力はそう強力なものではないらしい。
なら、やることは決まっている。できる限り戦力を集めるという事。
『ぅ〜・・・愛、そろそろ学校の時間なのです〜。行きましょう〜』
「・・・ふぅ・・・分かってる。さて、行くか。」

そうして、今までと違う日々に一歩踏み出す。

3 名前:運金[] 投稿日:2008/09/22(月) 21:55:36 O
ここもらうわ

4 名前:運金[] 投稿日:2008/09/22(月) 21:57:11 O
俺の質問スレッドな

5 名前:四条 愛 ◆9vmjJO5JFo [sage] 投稿日:2008/09/22(月) 21:57:12 0
名前:四条 愛 (しじょう あい)
年齢:17歳
身長:165cm
体重:46kg
種族:人
職業:学生
性別:女
性格:クール、サバサバ
退魔の技能:真一文字(まいちもんじ)
特技:瞬間考察
長所:冷静沈着
短所:たまにドジる
装備品:ナイフ(鬼切)
所持品:ケータイ
瞳の色:黒色
髪の毛の色、長さ:黒色、肩にかかるくらい
容姿の特徴・風貌:容姿端麗、制服
趣味:料理
嫌いなもの:自分の名前
好きな食べ物:和食
簡単なキャラ解説:
地方の名家である四条家の一人娘。厳しい規律の元育った。
その割に口調は男っぽく短気な性格。かなりサバサバしている。
少し前に「茜(あかね)」を助けたことにより街で起る奇怪な事件を共に追うことになる。

6 名前:運金[] 投稿日:2008/09/22(月) 21:58:06 O
はいはい、うんこうんこ

7 名前:◆9vmjJO5JFo [sage] 投稿日:2008/09/22(月) 21:58:24 0
名前:茜(あかね)
年齢:???(15歳前後の外見)
身長:152cm
体重:42kg
種族:???(外見は人)
職業:???
性別:女
性格:おっとり
妖魔の技能:明鏡止水 情意投合 霊威覚醒
特技:天然ボケ
長所:焦らない
短所:いつもドジる
装備品:なし
所持品:ケータイ
瞳の色:赤色
髪の毛の色、長さ:黒色、腰ぐらいの長さ
容姿の特徴・風貌:幼い顔つき、角が生えている、和服姿
趣味:日向ぼっこ
嫌いなもの:人が多いところ
好きな食べ物:甘いもの
簡単なキャラ解説:
「四条 愛」と共に行動し街で起る猟奇事件の謎を追っている妖魔の少女。
記憶喪失で以前の記憶がない、が本人は気にしていない。
名前は愛が付けた。本人も気に入っている。

ちなみに普通の人には人には見えない。

8 名前:運金[] 投稿日:2008/09/22(月) 21:59:20 O
はいはい、ちんこちんこ

9 名前:四条 愛 ◆9vmjJO5JFo [sage] 投稿日:2008/09/22(月) 21:59:34 0
〜〜第一章 『初の舞台』〜〜

廃屋のような古い家、深い森、交通手段は皆無・・・無論、気の聞いたコンビニなんてもってのほか。
そんな不憫な街でさえ都市開発が進み、こんなにも活気付いてきている。技術の発達にはホントに感服する。
不可能を可能に。その内、ホントに空を走る車でも出てくるんじゃないだろうか?
奇跡さえも作り出せるようになったこの時代に“ありえない”なんてものなんてないだろう。
・・・残念ながらその考えは見事に潰されたワケだが。

『愛ぃ〜!待ってくださいぃ〜!!』
「遅い、置いていく」
『愛が早いのです〜。もっとゆっくり歩いて欲しいのです〜・・・』
「無理、不可能、却下する」
『ぅ〜・・・いじわるなのです〜・・・』

この変な角が生えてる子は「茜(あかね)」、妖魔だ。ちなみに私が名前を付けた。
普通の人には見えないらしい。現に私が登校しているのにも関わらず誰もこの子には気付いていない。
色々よく分からないことが多いが、とりあえず現状を受け入れておく事にする。それよりも・・・

「・・・さて、やっと目が覚めてきた。退魔の仲間を探さないと。茜、頼んだよ。」
『任せてなのです〜。』

とりあえず、やることは決まっている。仲間を探し出す事。それが第一歩。この子を連れてきたのは仲間を探すためでもある。
決意を固め、学校への道のりを進んでいく。

10 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/09/22(月) 22:00:26 O
>>5
おっぱいもみもみ

11 名前:運金[] 投稿日:2008/09/22(月) 22:00:32 O
キモい、妄想垂れ流すな

12 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/09/22(月) 22:08:05 0
さて、参加者は何人くらい来るかな
賑やかになるといいね、スレ主は逃げないでくれよ?

13 名前:二階堂 千晴 ◆3tKJedTmDQ [sage] 投稿日:2008/09/22(月) 22:30:15 0
名前: 二階堂 千晴
年齢: 26
身長: 173cm
体重: 60k
種族: 人
職業: 私立探偵 兼 ボロイ喫茶店のマスター
性別: 男
性格: 照れ屋で優しい
退魔の技能:言霊使い
特技: 言霊を操れる
長所: 足が速い
短所: 頼み事は断れない
装備品:封鏡(光や妖魔などを閉じ込めておける鏡)
所持品: メモとペン
瞳の色:黒
髪の毛の色、長さ: 黒色、季節によって違うが基本短め、耳が隠れる程度
容姿の特徴・風貌:外出時はスーツ、店ではエプロン
趣味:妖しい道具集め
嫌いなもの: 瓜
好きな食べ物: 特にない
簡単なキャラ解説:
私立探偵をやっている青年。父親から譲り受けた喫茶店を継いでいるがあまり繁盛していない
探偵家業はもっと儲かっていない
言霊使いの能力を持つ、言霊を飛ばし対象物に一時的な暗示をかけれる
物にもかけれる 

14 名前:名無しになりきれ[] 投稿日:2008/09/22(月) 22:40:15 0
敷居高すぎだろ

いい加減この手のスレは立てんなクズ

15 名前:二階堂 千晴 ◆3tKJedTmDQ [sage] 投稿日:2008/09/22(月) 22:46:02 0
>>9
私立探偵の朝は早い、なぜなら事件の依頼は突然訪れるからである
早朝からの依頼に対応すべくパソコンの電源をつける、メールボックスを確認すると1件のメッセージが
「助けてください」

件名にはそう書かれていた、久しぶりの依頼だ
やはり早起きは三文の徳、早速メールを開いてみると・・・。

「またスパムか・・・」
メールの中身は彼氏がいなくて助けてくださいという最近流行の思わす振りの出会い系のメールだった

「店・・・開けるか」

どうせ今日も来るかこないか分からない依頼を待ち続けながら、来るか来ないか分からない
コーヒーを飲みに来る客を受け入れるための喫茶店を開店させる
店のカギを開け表のポストに新聞を取りに行くときに女子高生が通るのを見かけた


「・・・・・・。ありゃ摂り付かれてんのかねぇ?」
女子高生の隣には角の生えた普通じゃない女の子が居た
声をかけようか迷ったが、角の生えたのと楽しそうにしてるのでとりあえず
見なかったことにしようと思った

16 名前:運金[] 投稿日:2008/09/22(月) 22:47:32 O
糞が!

17 名前:[] 投稿日:2008/09/22(月) 22:52:18 0
板違い乙

18 名前:◆eCNWXZU9Wc [sage] 投稿日:2008/09/22(月) 22:55:05 0
一様、板違いではない

19 名前:◆eCNWXZU9Wc [sage] 投稿日:2008/09/22(月) 22:57:23 0
間違えた、一応だった
何故板違いじゃないかって?
ウィキでなな板を調べろ

20 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/09/22(月) 22:58:05 0
>>16-18
こっちは削除依頼で対抗させていただいております
規制が発動されても文句は言わないようにね

21 名前:◆eCNWXZU9Wc [sage] 投稿日:2008/09/22(月) 23:03:24 0
何で俺まで俺は注意しただけなのに

22 名前:運金[] 投稿日:2008/09/22(月) 23:06:04 O
糞が!やれるモンならやってみろ屑(笑)
お前いじめられっこやろ(笑)

23 名前:なりきり馬鹿を殲滅せよ ◆iMXnxknAbI [] 投稿日:2008/09/22(月) 23:07:21 0
これは一体どうしたことだ。
お兄さんは思わず釣られてやってきてしまったではないか。

24 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/09/22(月) 23:08:55 O
(゚д゚)

25 名前:運金[] 投稿日:2008/09/22(月) 23:09:41 O
茜って奴に俺を退治してもらえば?

26 名前:なりきり馬鹿を殲滅せよ ◆iMXnxknAbI [] 投稿日:2008/09/22(月) 23:10:50 0
この手のスレが大抵受ける洗礼のようなものだ。
しばらく我慢したまえ。

27 名前:[] 投稿日:2008/09/22(月) 23:17:16 0
さて粘着するか

28 名前:[] 投稿日:2008/09/22(月) 23:20:11 0
おらおらおら

29 名前:なりきり馬鹿を殲滅せよ ◆iMXnxknAbI [] 投稿日:2008/09/22(月) 23:20:57 0
温いな。
もっと徹底的に荒らしたまえ。

30 名前:[] 投稿日:2008/09/22(月) 23:24:17 0
は?
荒らすわけないやん
良スレやぞ

31 名前:名無しになりきれ[] 投稿日:2008/09/22(月) 23:25:18 O
>>1
こいつら無視したらいじけて出ていくから放置するように。キャラ板から逃走した腰抜け。

32 名前:なりきり馬鹿を殲滅せよ ◆iMXnxknAbI [] 投稿日:2008/09/22(月) 23:26:01 0
良スレなのに粘着とは…。
君はツンデレなのかな?
可愛いね、萌えだね。
お兄さんそういうの嫌いじゃないよ。

33 名前:蘇我命[sage] 投稿日:2008/09/22(月) 23:26:23 0
名前:蘇我 命(そが みこと)
年齢:16歳
身長:156cm
体重:39kg
種族:人
職業:女子高生
性格:無口かつ近寄りがたい
退魔の技能:陰陽道
特技:走ること
長所:反射神経が良い
短所:冷淡
装備品:お札
所持品:鞄、携帯
瞳の色:茶色
髪の毛の色、長さ:肩にかからないくらいの赤髪(茶髪ってことね、一応)
容姿の特徴・風貌:制服、
趣味:読書
嫌いなもの:無駄な努力
好きな食べ物:玉子焼き
簡単なキャラ解説:
地元にある密教(といっても見たくれは神道に近い)の巫女。
普段口数が少なく、人を寄せ付けない雰囲気なので性格はつかみにくい。
育った環境が環境なので、彼女の陰陽道は既に神仙の域に達している。
彼女の本来の頭髪は黒だが、妖魔とのかかわりにより次第に現在の色になった。

34 名前:蘇我 命 ◆utqnf46htc [sage] 投稿日:2008/09/22(月) 23:29:34 0
>>15
カラン、コロン…

古びた喫茶店のいる愚痴のドアが開き、一人の女子高生が足を踏み入れた。
マスターが意外そうな顔をしているが無理も無い。おおよそ1年ぶりの来訪なのだ。
彼女は無言のまま会釈する、それが「お久しぶりです」の挨拶の代わりだった。
本棚にある文庫本を手にとると、そのままカウンター席の一角に腰をおろす。
最早恒常化しているその仕草は、彼女の”注文”と”依頼の確認”の合図である。

探偵といってもマスターもまた一般の市井人とは異なる世界に身をおいていた。
そうなると、依頼の中には警察その他には解決しえないものも当然数多く含まれている。
ここでモーニングコーヒーを啜りながら、マスターへ届いた依頼情報を確認する。
その依頼の中に自分の範疇となる場合はしかるべき活動を行う。それが密教の巫女の”去年までの”日課だった。

「そういえば…さっき妖魔と歩いている娘を見たわ…」

抑揚の無い声で彼女がそう発した時、マスターはほんの少し驚いた。
無口な部類に入る彼女が言葉を発したこともそうだが、
今自分が見なかったことにした現実を改めて再認識させられたことの方が大きかった。

35 名前:なりきり馬鹿を殲滅せよ ◆iMXnxknAbI [] 投稿日:2008/09/22(月) 23:29:34 0
ageで警告とは…。
なかなかに悪意の篭っているようだね。
お兄さんでも敵わないよ。

36 名前:蘇我 命 ◆utqnf46htc [sage] 投稿日:2008/09/22(月) 23:30:30 0
訂正

× 古びた喫茶店のいる愚痴のドアが開き
○ 古びた喫茶店のドアが開き

37 名前:[] 投稿日:2008/09/22(月) 23:30:59 0
…またツンデレっていわれた

38 名前:なりきり馬鹿を殲滅せよ ◆iMXnxknAbI [] 投稿日:2008/09/22(月) 23:33:22 0
好きだからこそ粘着したくなっちゃうんだよね?
お兄さんには分かるよ、その気持ち。
お兄さんもまだ思春期の頃、好きだった女の子にイタズラしたものさ。
逆もまた然り。

39 名前:[] 投稿日:2008/09/22(月) 23:37:58 0
好きな人とかできたことがないから
よくわからん例えやな

40 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/09/22(月) 23:59:04 0
>>39
お前何歳?

41 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/09/23(火) 00:00:06 0
関連スレ
▲【ファンタジー世界で恋愛】冒険者ギルド 4▼
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1222091545/

42 名前:四条 愛 ◆9vmjJO5JFo [sage] 投稿日:2008/09/23(火) 00:12:38 0
>>15 二階堂 >>34 蘇我
「・・・向こうに行けば東地区、住宅区だ。で、こっちに進むと学校だ・・・って、茜。聞いてな―――」
『待ってください、愛。』
「―――?なんだよ、せっかく急に人が説明してるのに・・・ん?」

茜はいつの間にか、私とは全く逆方向へ目を向けていた。
目線を辿っていく・・・そこには古ぼけた喫茶店と―――

「・・・まさか・・・見えてる?いきなりそんな上手く―――」
『はい。しかも、既に力を持ってます。』
「・・・・・・・・・。」

出来すぎた出会いに複雑な気分になる。
不安が吹き飛んだ喜びと疑心暗鬼の迷いが一気に胸を打つような、そんな感じだ。
が、悩んでいる暇は無い。目の前に今日の“目的”がいるのだから。それに―――

「・・・行こう。学校が始まるまで、まだ時間がある。それに―――」
『―――??』

今、喫茶店に入った子が赤髪の女の子がやけに気になった。

―――古ぼけた喫茶店内―――

この場所に喫茶店があることは知っていたが、実際に入るのは初めてだった。
カラン、コロン・・・やけに可愛らしい音が店内に鳴り響く。

「・・・すみません、アイスコーヒー一つ・・・」

そこに居たのは店長と思われる男と、私と同じ服装をした女の子。
とりあえず、コーヒーを注文してカウンター席に座り、様子を見ることにした。

43 名前:二階堂 千晴 ◆3tKJedTmDQ [sage] 投稿日:2008/09/23(火) 00:24:14 0
>>34
!?

突然の来客に驚き拭いていたカップを落としそうになる、それもそのはず
珍客中の珍客である密教の巫女が来たのだから仕方がない
巫女が来たのなら話は早い、依頼の話である。しかし普通の依頼じゃない事も分かってしまう

「いらっしゃいませー」

とりあえず巫女が会釈をし、本棚の本を手に取ったので
磨き終えたカップにコーヒーを注いでいく

「おまたせしました。ではご注文をどうぞ」
コーヒーを出してから注文を聞く、依頼内容の確認であり引き受ける合図でもある

>「そういえば…さっき妖魔と歩いている娘を見たわ…」
珍しく世間話を・・・いや世間話と呼べる事ではないが、自分たちこっち側の人間にとっちゃ
ごく自然な会話内容でもある。しかし、珍しく無口な彼女が話しかけてきたことなので
少し思考が停止しかけたが直ぐに言葉の意味を理解した

「ああ、やっぱり見ましたか・・・まあ角が生えてましたからね・・・」
「でもまあ・・・楽しそうにしてましたから、”堕ち”てはいないんで問題ないんじゃないですか?」

「それで、今回はどのようなご注文で?」
久しぶりの依頼に少しは仕事らしいことが出来る思いと、厄介な事じゃない事を祈る思いを募らせて
密教の巫女に尋ねる。

44 名前:二階堂 千晴 ◆3tKJedTmDQ [sage] 投稿日:2008/09/23(火) 00:41:14 0
>>42
カラン、コロン

「えっ!?」思わず声を出してしまった、まさかこんな朝早くから
客が2人も来る事なんて滅多居なかったために、巫女が来たときよりも驚いた表情をしてしまう

>「・・・すみません、アイスコーヒー一つ・・・」
ああ、そうだ・・・返事をしなきゃ
「いらっしゃいませー」と振り向きながら挨拶をした

しかし、挨拶をしたとたん、もっと驚いてしまった
なぜなら、それが今さっき話してた女子高生だったからだ

「はっ、はい・・・ただいま!」
とりあえず咄嗟のことに慌てながらカウンターの方に向かう
こんな偶然あるものなんだなぁと思いながらアイスコーヒー用のグラスを取り出す
本当はここで『さっき妖魔連れて歩いてたよね?』と聞こうかとも思ったが、いきなりの来客に
そんな質問をするのはどうかと思ったのでとりあえず、何も聞かずアイスコーヒーを作っていく

とりあえず客席の巫女の方を確認する

「すいません、ご注文は後で伺います」 

そう巫女に告げると、氷の入ったグラスにコーヒーを注ぎ
女子高生のカウンターに持っていく

「お待たせしました、アイスコーヒーです」

45 名前:運金[] 投稿日:2008/09/23(火) 00:48:56 O
ずっとうんこしてた

46 名前:[] 投稿日:2008/09/23(火) 00:51:02 0
40
遅れたけど
14歳

47 名前:運金[] 投稿日:2008/09/23(火) 00:52:20 O
ウンコ玉ひとつおっこちたm追いかけてもひとつおっこちた
少し広い廊下ににおいだけ残ってる
心臓が始まった時
誰でも人は糞をする
便所ーでするように心がけている
汚さずに保ってきた
パンツが汚れてみえた
我が眼を疑う前に
ケツが暖かくなる


初めて僕らは漏らすだろう
同じ腹の音を目印にして
ここで出るよ我慢ができないよ
くたびれた肛門が 緩まって広がる時
うんこは生まれくる

存在が続く限り 誰でも人は糞をする
一人用のトイレに二人はちょっと入れない

うんこ玉ひとつおっこちた
追いかけても一つ落っこちた
奪い取った場所(便所)で
ウンコを出した

もらした悪臭など気づけば刺激でしかない
知らなきゃいけない事は明日と今日の噂

いじめで僕らは傷つくよ
同じ悲鳴の旗を目印にして
忘れないで うんこは生理現象
いじめの傷を二人で埋めるとき
スカルマは果たされる

ウンコなんだ 僕ら互いに
それぞれのスカルマを映すための
汚れたパンツを洗いあって
形がわかる
ここにあるよ
確かに触れるよ
一人用の便所に僕らはいる

48 名前:運金[] 投稿日:2008/09/23(火) 00:54:02 O
ウンコ玉ひとつおっこちたm追いかけてもひとつおっこちた
少し広い廊下ににおいだけ残ってる
心臓が始まった時
誰でも人は糞をする
便所でするように心がけている
汚さずに保ってきた
パンツが汚れてみえた
我が眼を疑う前に
ケツが暖かくなる


初めて僕らは漏らすだろう
同じ腹の音を目印にして
ここで出るよ我慢ができないよ
くたびれた肛門が 緩まって広がる時
うんこは生まれくる

存在が続く限り 誰でも人は糞をする
一人用のトイレに二人はちょっと入れない

うんこ玉ひとつおっこちた
追いかけても一つ落っこちた
奪い取った場所(便所)で
ウンコを出した

もらした悪臭など気づけば刺激でしかない
知らなきゃいけない事は明日と今日の噂

いじめで僕らは傷つくよ
同じ悲鳴の旗を目印にして
忘れないで うんこは生理現象
いじめの傷を二人で埋めるとき
スカルマは果たされる

ウンコなんだ 僕ら互いに
それぞれのスカルマを映すための
汚れたパンツを洗いあって
形がわかる
ここにあるよ
確かに触れるよ
一人用の便所に僕らはいる


49 名前:運金[] 投稿日:2008/09/23(火) 00:56:07 O
ウンコ玉ひとつおっこちたm追いかけてもひとつおっこちた
少し広い廊下ににおいだけ残ってる
心臓が始まった時
誰でも人は糞をする
便所ーでするように心がけている
汚さずに保ってきた
パンツが汚れてみえた
我が眼を疑う前に
ケツが暖かくなる


初めて僕らは漏らすだろう
同じ腹の音を目印にして
ここで出るよ我慢ができないよ
くたびれた肛門が 緩まって広がる時
うんこは生まれくる

存在が続く限り 誰でも人は糞をする
一人用のトイレに二人はちょっと入れない

うんこ玉ひとつおっこちた
追いかけても一つ落っこちた
奪い取った場所(便所)で
ウンコを出した

もらした悪臭など気づけば刺激でしかない
知らなきゃいけない事は明日と今日の噂

いじめで僕らは傷つくよ
同じ悲鳴の旗を目印にして
忘れないで うんこは生理現象
いじめの傷を二人で埋めるとき
スカルマは果たされる

ウンコなんだ 僕ら互いに
それぞれのスカルマを映すための
汚れたパンツを洗いあって
形がわかる
ここにあるよ
確かに触れるよ
一人用の便所に僕らはいる

忘れないで
うんこは生理現象
和式の便所をうんこで埋める時
スカルマは果たされる
僕らはひとつになる

50 名前:蘇我 命 ◆utqnf46htc [sage] 投稿日:2008/09/23(火) 08:14:17 0
>>43-44
カラン、コロン

少女は冷静に入店してきた”二人組”を見ていた。

人間の方は…自分と同校、かつきわめて近い年齢。その容姿や風格から育ちのよさを伺わせている。

妖魔の方は…角が生えていることと、まるで鮮血のような輝きの瞳さえ除けば、
腰まで伸びた艶のある濡れ羽色の頭髪や、上質な素材が用いられているであろう和服から省みても、
まるで日本人形と言っても差支えが無いほどの調和を感じ取ることが出来るだろう。

>「・・・すみません、アイスコーヒー一つ・・・」
>「はっ、はい・・・ただいま!すいません、ご注文は後で伺います」

ここに来たのは依頼の為だったが、マスターも今はこの二人に気を取られているようだ。
自分も興味がある…突っ込んで聞いてみることにした。

「おはようございます…良かったらお二人のお名前をお教えいただけますか?」

無口を標榜としているわけではないが、思いのほか舌が滑らかに動いたことに内心苦笑いする巫女だった。

51 名前:四条 愛 ◆9vmjJO5JFo [sage] 投稿日:2008/09/23(火) 09:29:04 0
・・・この喫茶店にいるのは店のマスターと女の子だけだというのに、やけに空気が重い。

『・・・愛、どうしますか?』
「・・・さてね。どう切り出すかな・・・」

不安そうに見上げる茜に表情一つ変えず答える。
話すタイミングを見計らないと、このまま悠長にコーヒーを飲んでいられない。

>>44 二階堂 >>50 蘇我
>「お待たせしました、アイスコーヒーです」
マスターはそう告げると、丁寧にコーヒーの入ったグラスを手前に置いてくれた。
軽く会釈し、一口だけコーヒーを飲む。・・・・・・苦い。やっぱり紅茶にしておくべきだったな。

茜はさっきからマスターをずっと目で追っている。マスターも茜へ視線を何度か送っている。
間違いない・・・“見えている”確信した。

「ふぅ・・・」

一息入れる。背後の女の子の視線を感じるが、特に問題はないだろう。
常人ならこれから話す事を聞いても理解できないはず。気にすることはない。

――――そうして、マスターに話しかけようとした時・・・

>「おはようございます…良かったらお二人の名前を教えていただけますか?」

『「―――え?」』

予想外のできごとに一瞬思考が停止する。それは茜も同じようだった。

「(コイツ・・・今・・・)」

女の子を見据える。私と同じ学校の生徒、赤味を帯びた茶髪が印象的だ。どことなく哀愁が漂っているが
特に変わったところはない・・・しかし、今、明らかにおかしな事を口走った。

「・・・“お二人”・・・か。」

見えている。確実に。コイツにも茜の存在が理解できるらしい。何故いきなり問いかけられたかやっと理解できた。
・・・とりあえず、質問には答えておく。それが礼儀。そして、聞いておく。それは知るべき事。

「私は「四条 愛」、で・・・『私は「茜」なのです〜』・・・アンタ、名前は?」

52 名前:名無しになりきれ[] 投稿日:2008/09/23(火) 09:43:34 O
普通に面白くない

53 名前:[] 投稿日:2008/09/23(火) 09:45:45 0
読んでもいない

54 名前:運金[] 投稿日:2008/09/23(火) 11:14:52 O
表現下手

55 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/09/23(火) 11:22:22 0
どこが下手なのか具体的かつ論理的に根拠を以て説明してもらおうか
ただ単に煽ってるだけの低能君じゃないならね

56 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/09/23(火) 11:26:56 0
凄い自演だ
そしてこの粘着性
何が楽しくてやっているのだろうか

57 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/09/23(火) 11:51:28 0
スルーしてればいつか消えるだろうっていう発想は甘いよ
こっちには自作自演って手もあるからね
ID非表示の板では俺たちに圧倒的に分がある

あと、このスレはまだ俺たちに遊ばれてる段階だってことをお忘れなく
本気になったらもっと確実な方法で潰しに来ると思うよ
参加コテとして潜り込み、内側から崩壊させるとかね

58 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/09/23(火) 12:31:35 0
>>57
削除依頼して規制してもらうけどね

59 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/09/23(火) 12:50:15 0
相手にすんなって
餌を与えれば与えるほど付け上がる連中なんだから
放っておいた方が得策

60 名前:58[] 投稿日:2008/09/23(火) 12:51:17 0
気付かんかった?
俺も荒らしよ、荒らし

61 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/09/23(火) 12:54:07 0
>>60は騙り

62 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/09/23(火) 12:55:37 0
そろそろ避難所を立てないか?
避難所のあるスレは治安もいいし荒れない

63 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/09/23(火) 12:56:45 0
避難所なら立ってるじゃん

64 名前:運金[] 投稿日:2008/09/23(火) 13:01:35 O
まあ、俺に目をつけられた時点で終わりって事

65 名前:◆XURQ.vO8Zk [] 投稿日:2008/09/23(火) 13:03:16 0
   /    ∠_      `丶、
      /      ∠     丶    \
  __/    ィ / ̄   ‐¬ミ、 \   ヽ
/(:::/_ /:::::/イ      ヾニ三≧\ ヽli  |
  \::::::::::::::::::::〈      ヽ、弋ッミメ;;ヽ }|  l、
    ` ー- _::::::ハ、        ` 二^彡ヘル'厶〉
        >- 、ヽ            〈テ7
\        /::::::::::::l }         _,,.ィ  __Y
  ` ー- 、 ::: |::::::::::::::| |  ,,..   ''´ ー ¬;;/ '
   /⌒Vヘ:::::::::::/  〃z‐__,,,,,,......、´ /
、  /:::::::::::::ト-`ー</| ´  z.,,__   `7/    我が名は暇
:::∨:::::::::::::::|      >┐  `ヾ三三≧'' /__ ̄>、
:::::|:::::::::::::::/    / ィ´|/l____/|  /|  {:::::∨::::::::}
:::::|、::::::/   //:: | ト、:::....   └ ′ヽ/|::::::|::::::::/
:::/  ̄  //::::::::::| |/\::::....::.:......::.:... ト-^ーく
/    // :::::::::::::::| |ヽ:::|:::::::::::::::::::::::::::::|::::/ fl|


66 名前:◆XURQ.vO8Zk [] 投稿日:2008/09/23(火) 13:04:17 0
    /..::::::::::::::::::::::::::::::::...ヽ
              /..::.______::::::::::..\
             /..::::/ ______ ヽ::::::::..ヽ
         /.::i:://-==ニ彳卜ニ==ヽヽ:::::::i:::ハ
            '.::::l//      〈∨/     ヽヽ:::::l::::::l
         l:::::// _, -‐彳′≧==‐-〉 ヽ::l::::::l
          l:::/∧′_, = 、ヽ  _,彳=、ハ 〉l::::::l   ざーんねんでした!
           l::/∧ 〉 《 弋リ ` ,i  _弋リ 》│ l::::::l  あなた騙されちゃったの!
        j//| |〈    ̄´ 〈|    ̄  ∧ l::::::ト.
        W」 」 ヽ      '丶     // V.|::::::!:'、
         l::|::| ヽ 、  ー──イ '  // /.:|::::::':::i
          l:::|::|  \\  \__/  // /.::::l:::::::::::l
        /.::l::|    `ト、   − /ィ´  |::::/.:::::::::::l
        /.::::l::l      |  \__/ ´│   l::/.::::::::::::::l
        /.::::::l::l     /         ヽ   レ.:::::::::::::::::l
       /.::::::::l l   / ̄       _, ヘ、 l ;::::::::::::::::::l
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67 名前:運金[] 投稿日:2008/09/23(火) 13:09:11 O
俺に逆らった事、後悔しろ

68 名前:◆XURQ.vO8Zk [] 投稿日:2008/09/23(火) 13:12:06 0
    / /       `        `ヽ、 _
         / /                ´~ ̄   ヽ
       ,ヮ||〉              ,           ヽ.
     / /||/  /    |    /   /  /|       ヽ,  ヽ
     ヽ / 〉 /     |   イ  / ̄`ー l        ヾ、 ヘ
      Ll { ./       |  / |  /     |  /      ヘ∨ヘ
      /  レ| /    ハ / ヘ /      l  /   /    ヘ∨ l
    /l   .| / ∨ _|>彡=ミ<~ ’ (、_/ /|  /     | ∨|
   〈 /   | l  ∨ ゙|´Nー'´::)`   ラミ< .| /      l ∨
    〉  / r||   ヽ .| (二ニっ    ヘノ:::::ノミ、    /  /
   /  / /~ヽ   ,r-==、ン,...、   `ヽつ /´  / イ  /
   /  / ./   | /  / `ー、__`゙ ーァ ( `=-、/  イ/ / いじめないで・・・
  ./  / {   .l〈  ´     ヽ_`ー'__r ´~ ヽ, ヽ、///
 /  /  |   ヘ〉、       )~/     ヽ,  } 「
/  /   |     ー、     / (        .r´l
  /    |     / `  イ ⌒Y⌒ヽ_    r- ' ハ
. /     |    /     ハ __ノ ー' |     |  / |


69 名前:◆XURQ.vO8Zk [] 投稿日:2008/09/23(火) 13:13:20 0
           (__ヽ、
                 `ヽ,`ヽ-ァ、
                    `//  `  ー- 、_
.                   //-、         /_ ,.
                   V、_  ` 'ー-、 _ ,.. /      `ヽ
                     `ー- 、 _ ;;;; ;;;;;;;;;/         ヽ   粘着してやる〜♪
.                         /`'  ̄;;  ;;    ,、   ヽ.:\  
                        /    |   ;;|  .:|` ヽ |.:\.:ヽ     
.                        ′   .:|  ..;;|;; 十ー- ヽ|.:l.:|ヾ.:.\
                        | .:.:|  .:.:|;; ∧ト,ヽ,l|  _ |,ィ ∧! .:.:,__ヽ
                        | .:/!  .:ヽ| _リ_ヽヾ ´  `/´.:.:.:..  |
                        ヽ/. |ヽ |.:.l〃 ` r─、 xx/  .:/ヽ:/ー、  r,、
                         ヽ/ ヾ' ヽ xx ヽ ノ ,ィ∧ .:/  リ〉:::::l ̄ 〈
.                         /   .:.:/.:.:.`丁ア´:::ト//::|:/.ー--{_/ ̄´ `
                        /  ィ7/!/ ̄/`ヽミ-'r'´    /ニ二´ヽ
                        //      <\   | `弋 ̄`l  /::::::::::::::::/
                             __,/ヽ `~∧_ _ヽー/ ̄`::ヽ:::7
                             彡_ !´  ̄   |::l ̄:::::`ヽ::::::::::人
.                               `      |::|::::::ヽ::::::::::X_ ノノ
                , -─- 、_               .|::|:::::::::_ゞく-ーヾ´
             , ィ ´         `ヽ              ̄ ̄   ト─'`、
           /    __, -─- 、     ヽ    / ̄ヽ   _    {ニニZ}
.         /   , ィ'-ー ´ ̄` ' メ゙ 、  、 ヽ ./   /   (  )   l.─'゙ノ
 o ゚    //   //    ィ   / ,イ ヾ   ヽ_∨  _/     ̄     ̄
        /   ィ/   ,イ /,|__/|_/仁二二二 -ーく´  O
        / // !  / |/`//三-´──‐、 |   ヾ、
    , ィー、/_/_l__l|/三ミ  _,. 、  ̄7フ ̄!__|ム、____>
.  //´~ `7─ァ─十ァ'´/ f´   ヽ ///!_ 二!
  /  !   / /  < <.l´  ヽ、   ! , イヽ__ノ_, ィー、  ィ' 7
. /  |   / ,ィ7ィヘ_ゝ`ー-┬t 、=、´7 / !    `ヽ  ヾ 7
/  ./   //    ヾ、/ `ヽiー=弍ニく_        Y
ヽ_/            ヽ-─弋   `、  ̄`!     /
                    ヽ   ヽ_|    メ、
                      \     _,∠、 てヽ
                       ` ー─ ´      ̄  ̄


70 名前:◆XURQ.vO8Zk [] 投稿日:2008/09/23(火) 13:15:03 0
           ∠           \
               〈   __         \
           ,r=ニ",二ゝ⌒>、_\           \
            ///    /     \\        ',
         //  //  /   /   /\\        !
.        〃  //  / / / /    /<.!||/\\       |
        /  iイ // 7¨7/  /-/ ヽ-、 >、.\    !
           |!i ! i |><.lイ  / / \   ソ !\\ | ハ
       _, -イ´>i、l l/ハ |  /|/=tミ、 \//   \i   ',
      /x-‐'´ / \| i_rj iハ/   /_ハ彡イ  /   |   !
     //~   /    ト、``    | i::j: 》/ /   /!  ノ
    〃  / /  ∧" ´_   ゙ー'`/ /    //-‐'´
    /   / /    /! \ ヽノ   ""/      /リ
        / //  //   >ー┬/  /   /
      i / i/!/  i_ ,-‐<__/  / / ̄\
      |/        /|: : :=/ /`フ、/   \ \
              ! i: :/|/ /: : : !/    /  ̄ \   >>1さん糞スレ乙だよ
 ∠ ̄ ̄` ー─- 、_ ,─+ク: : /イ: :/: : :\ /      ',
/::::::\: : : : : : : : : : _, -‐彳: : / / /: : : : : : : >:       i
|::::::,-‐i: : : : : : :/  /: : : / /: : : : : : : :/ |: :      |\_
|/  ノ: : : : :/   /: : : :/  \__/   i|: :      ノ   !
   |/ ̄    /: : : : 八           ハ: : : :    : : ノ
          /: : : : : :| `ミー、...._:_:_:_:_.:;:イノ: : : : : : . . .: :/\
         /: : : : : : !    !: : : : : : : : :〈: :__: : : : : : :_::/:.:.:.:.:.ヽ
           /: : : : : : : i    ',       `ー-‐ハ二ノ |:.:.:.:.:.:.|
        //!⌒ \ ',    \        ノ-、_|  i:.:.:.:.:.:.{
       /::::/    |ハ |      \       /   ̄`‐─、/


71 名前:蘇我 命 ◆utqnf46htc [] 投稿日:2008/09/23(火) 13:18:38 O
いい加減にしろ!
失せろ!
消えろ!
死ね!

72 名前:運金[] 投稿日:2008/09/23(火) 13:20:56 O
お前が死ね

73 名前:蘇我 命 ◆utqnf46htc [] 投稿日:2008/09/23(火) 13:22:51 O
ああああ荒らしうざい荒らしうざい荒らしうざい荒らしうざい荒らしうざい

消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ

74 名前:運金[] 投稿日:2008/09/23(火) 13:24:13 O
粘着するよ

75 名前:蘇我 命 ◆utqnf46htc [] 投稿日:2008/09/23(火) 13:27:28 O
勝手にしろ!

76 名前:運金[] 投稿日:2008/09/23(火) 13:28:58 O
じゃあ俺、蘇我馬子やるわ

77 名前:名無しになりきれ[] 投稿日:2008/09/23(火) 13:32:15 0
発狂コテ1丁上がり
順調だな
運金に暇、乙だ

78 名前:運金[] 投稿日:2008/09/23(火) 13:35:23 O
俺最強

79 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/09/23(火) 13:39:49 0
>>77
お前の自演だろ?
コテに潜伏するとは面白い

80 名前:名無しになりきれ[] 投稿日:2008/09/23(火) 13:40:36 0
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1221136853/

できればここも潰してくれるか?
俺のアドバイスに耳も貸さないクズの集まりだ
然るべき制裁が必要なんだ

81 名前:ユーリ ◆5Kq11GJKws [sage] 投稿日:2008/09/23(火) 14:38:31 O
何かしたらお前ら全員○す

82 名前:ケイ ◆1CUc5Z2Dzk [] 投稿日:2008/09/23(火) 14:40:45 O
よさないかユーリ
刺激すれば奴らの思うつぼだぞ

83 名前:ERO ◆Yea504LehI [] 投稿日:2008/09/23(火) 16:24:41 0
俺は過去を断ち切るんだ!!

84 名前:運金[sage] 投稿日:2008/09/23(火) 16:27:24 O
よお

85 名前:運金[] 投稿日:2008/09/23(火) 16:40:26 O
レプリカ風情が!

86 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/09/23(火) 17:17:29 0
>>80
あんたアレだろ?名無しのネタフリがどうとか言ってた奴だろ?
やっとこさその気になったのかよ、待ってたぜ。
だが……残念だなぁ。残念なやつだよお前は……しかるべき制裁を与えるのはお前、
ここの糞どもじゃねえだろ?それを全く分かってねえ。
お前が潰してこそお前のいう制裁は意味のあるものになる、だろう?
それじゃあ景気づけに一発AAでも連投しようぜ……相棒

87 名前:ケイ ◆utqnf46htc [] 投稿日:2008/09/23(火) 17:24:31 O
ユーリ、○していいぞ

88 名前:名無しになりきれ[] 投稿日:2008/09/23(火) 17:24:55 0
>>86
外野は黙ってろ
俺は俺のやり方であのスレを潰す
掛け持ちを黙認してTRPの秩序を乱すスレは潰す
絶対に許さん

89 名前:運金[] 投稿日:2008/09/23(火) 17:27:27 O
黙れ!あれは俺の獲物だ!
さあお前ら!あそこに無駄なレスの嵐を!

90 名前:なりきり馬鹿を殲滅せよ ◆iMXnxknAbI [] 投稿日:2008/09/23(火) 17:29:29 0
やあ君たち、まだ戯れていたのかい?
お兄さんは感心しないなあ。

91 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/09/23(火) 17:39:21 0
>>88
なんだ、お前は自分じゃあ手を下さないってわけか。
ハハッ、期待させやがってつまらねえ…
何が秩序だ……俺と同じようにお前はただ荒らしたいだけ、だろう?
奇麗事いっても所詮お前は荒らしと同じ……
いや自分でやらないだけお前はもっと底辺だな。

92 名前:名無しになりきれ[] 投稿日:2008/09/23(火) 17:43:18 0
>>91
何とでも言いやがれ
おまえが何と言おうとこれが「俺のやり方」だ!
荒らし?底辺?それがどうした?
俺は俺のやりたいようにバカどもに粛清を与えるだけだ
目的と保身のために手段を選んでいないだけ
おまえの価値観を俺に押し付けるなよ

93 名前:◆XURQ.vO8Zk [] 投稿日:2008/09/23(火) 17:51:56 0
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94 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/09/23(火) 17:51:59 0
>>92
それじゃあお前の言う「かけもちは粛清」もお前の価値観じゃねえのか?
それをお前はあそこの奴らに押しつけようとしてただけじゃねえのか?だろう?
他人に自分の価値観押しつけて拒否されたからって暴れまわる奴のセリフが
「お前の価値観を押し付けるな」……か、こりゃあ笑えるぜ。
そんなんだから他の奴らに適当にあしらわれちまうのさ。

しかも自分が可愛くて保身しながら制裁だの粛清だの……だせぇな





95 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/09/23(火) 18:10:50 0
>>92
それに本当は誰に言われるまでもなく自分自身がどうしようもない「荒らし」だって自覚してるんだろ?
なにせ自分自身の保身考えて動いているんだからよぉ……つまり悪いことをしてるって自覚があるわけだ。
正義の心で粛清だの制裁だのするなら自ら動いてもなんら問題ないだろ。
AA連投しようがそれが「正義」で自分は「正しい粛清」をしてるっていうんだったらよ。
でもお前はそうしない、それどころか自分自身で保身だとかほざいてやがる。
つまりお前の言う制裁がただの「荒らし行為」だってことはお前自身が言ってるんだぜ?
何と言われようと〜?笑わせるぜ。所詮自分でもう自分のこと荒らしって分かってるじゃねえか。
だけど認めるのは嫌だから制裁だの粛清だのだせぇ言葉を並べたてて正当化したいだけじゃねえか。

ほら、言えよ、言った方が楽だぜ?気兼ねなくできる。
言えよ、「これから俺はロボスレを荒らして潰す」って…ほらほら。
言えないのか?だからお前は他の奴らに適当にあしらわれちまうのさ



96 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/09/23(火) 18:12:04 0
>>92
なんだ……どうした?さっきまでの威勢はどうしたんだよ。
なんか言ってこいよ、ほらほら顔真赤にして俺に言ってみろよ
俺でよければいくらでも構ってやるぜ?構ってほしいんだろ?

97 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/09/23(火) 18:22:10 0
>>92
ほらよ、お前の言った言葉だ
>俺のアドバイスに耳も貸さないクズの集まりだ
>然るべき制裁が必要なんだ

どうだ?自分の言った言葉は。恥ずかしくないのか?
「アドバイスに耳をかさない=クズ」だって言ったことを恥ずかしくないのか?
お前の言う「価値観の押しつけ」を自分がしてることに恥ずかしくないのか?
それでいて「掛け持ちを黙認してTRPの秩序を乱すスレは潰す」だなんて言って恥ずかしくないのか?

やれやれ……俺は見てるだけで恥ずかしいぜ。目が痛いってのはこの事かねぇ?
だからさ、言っちまえよ、「俺は荒らしだ」……ってよ。認めろよ?
ほらほら、お前はただ荒らしをしたいだけだ、自分の意見が通らなかったからむついて荒らしをするだけだってこと認めろよぉ


98 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/09/23(火) 18:47:54 0
雑魚がほざきやがるぜ
リアルでぶちのめしてやるから連絡先よこせ

99 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/09/23(火) 19:35:04 0
なんでかなあ、なんで荒れてる様子を見るのが面白いんだろう。
なんでストーリーを作ってるコテより荒らしの争いを見てるほうが面白いんだろう。

100 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/09/23(火) 20:01:52 0
>>98
人にものを頼む前にまず自分……これは常識だ。
まずお前から連絡先をよこせ。そうすれば俺が連絡してやるさ。
そんなことも思いつかないからお前は他の奴らに適当にあしらわれちまうのさ。


101 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/09/23(火) 20:05:21 0
>>98
それにいいのかい?どうやらロボスレはなんとも堪えちゃいないみたいだが?
潰すんじゃあなかったのかい?「お前のやり方」とかでよぉ
ははははは、そんなんだからお前は他の奴らに適当にあしらわれて
構ってくれる奴が俺みたいなやつらしかいないのさ。

102 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/09/23(火) 20:07:57 0
>>110
争い?そいつはちょっと違うなぁ。
俺としては争っている気なんてねえよ。
ただ>>92が「制裁」だの「粛清」だのくだらないこと言って
バカみたいな思想振りかざした阿呆の真似ごとはやめろっていってるのさ。

103 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/09/23(火) 20:08:51 0
>>98
んで?まだ連絡先をくれないのかい?
さっさと送ってくれよ。

104 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/09/23(火) 21:02:04 O
>>98
別にいいけど 警察呼ぶぞ
これは脅迫だ

105 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/09/23(火) 21:03:11 O
>>102
エスパー入りましたああWWWWWWW

106 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/09/23(火) 21:07:44 0
お前ら纏めてこっちにいけ
思う存分語って来い

議論討論スレッド
http://same.ula.cc/test/r.so/yy44.60.kg/figtree/1168343746/l10?guid=ON
http://yy44.60.kg/test/read.cgi/figtree/1168343746/

107 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/09/23(火) 22:08:05 0
とりあえず>>82の人がムキになってるのがよく伝わってくる
そんな一つのレスに何レスもかけて反論せんでも

108 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/09/23(火) 23:10:36 0
何かあればまず避難所へ
ttp://jbbs.livedoor.jp/computer/41557/


109 名前:二階堂 千晴 ◆3tKJedTmDQ [sage] 投稿日:2008/09/24(水) 00:23:09 0
>>50>>51
>「おはようございます…良かったらお二人のお名前をお教えいただけますか?」
>「私は「四条 愛」、で・・・『私は「茜」なのです〜』・・・アンタ、名前は?」

まあ、そりゃあ言いたくもなるよな・・・
明らかに角の生えた女の子が店の中、女子高生の隣で俺等をチラチラ見てるわけだし
こちらに何か用事があるのは見えてれば察しが着く、というより
この子が普通の子だとしてもこうもチラチラ見られては何か用?と聞きたくもなる

「あのー、お嬢さん、普通この時間に喫茶店に入るってことは、よほどのコーヒー好きか」
「他に用事があってくる人くらいですよ、見たところ学生みたいだけど学校とか大丈夫なのかい?」

他に用事があってくるのは、巫女くらいなもんだ
まあ、大方予想はつく
どうせ、妖魔が見えてどうすればいいか?くらいなもんだろうな
たまにいるんだよね、突然見えちゃう子が、まあ困惑する子が大半だが
この子は仲良くやってるようだからあまり大きな問題はないだろう

「もしかして、その茜ちゃん?が見えてるからここに来たのかな?」

110 名前:運金[] 投稿日:2008/09/24(水) 08:52:27 O
痛い妄想(笑)

111 名前:[] 投稿日:2008/09/24(水) 08:53:42 0
痛井さん(笑)

112 名前:四条 愛 ◆9vmjJO5JFo [sage] 投稿日:2008/09/24(水) 09:59:42 0
目の前にいる不敵な笑みを浮かべた少女は私の質問に答える気がないのか
特になんの反応も示さずこちらを見つめてくる。
興味があるような、無いような・・・ただずっと見つめてくる猫のような感じだ。
・・・完全に苦手なタイプだ。コイツは。

>>109 二階堂
>「あのー、お嬢さん、普通この時間に喫茶店に入るってことは、よほどのコーヒー好きか」
>「他に用事があってくる人くらいですよ、見たところ学生みたいだけど学校とか大丈夫なのかい?」

次はマスターだ。質問が山ほどあるのにいつの間にか質問される立場に入れ替わっている。
こんな時間に喫茶店に入るのは、まさにその“他の用事”があるからだ。
時計を見てみる。時間は・・・あと少しぐらいなら大丈夫。

>「もしかして、その茜ちゃん?が見えてるからここに来たのかな?」

やっぱり見えている。しかも、茜が言うには何かしらの力に目覚めてるらしい。
それにこの落ち着き様。明らかにその道では“先輩”だろう。
聞きたいことを聞けるチャンスだ。回りくどい言い方はしない。

「―――違う。私がここへ来た理由は、“私と同じ力を持つ者”を探すためだ。」

大きく息を吸って吐き出す。妙に緊張する。

「・・・知ってるかもしれないけど、今街で起きてる猟奇事件、犯人は妖魔らしい。どういう理由かは知らない。
あなたは知ってる?えっと・・・あぁ、私の名前は―――って聞いてたか。マスター、あなたの名前は?」

明らかにテンパってる自分。割と冷静な声が出ているが顔は真っ赤になってるだろう。サイアクだ。
とりあえず、相手の出方を伺う。

113 名前:二階堂 千晴 ◆3tKJedTmDQ [sage] 投稿日:2008/09/24(水) 18:58:28 0
>>112
>「―――違う。私がここへ来た理由は、“私と同じ力を持つ者”を探すためだ。」

また随分と突拍子のない理由だこと・・・

>「・・・知ってるかもしれないけど、今街で起きてる猟奇事件、犯人は妖魔らしい。どういう理由かは知らない。
>あなたは知ってる?えっと・・・あぁ、私の名前は―――って聞いてたか。マスター、あなたの名前は?」

質問と要点が多い子だなぁ・・・でも、こんなに顔を赤くしてるってことは
よほど混乱してるんだろうな、まあ、なんて言うか・・・かわいい

「とっ、とりあえず落ち着いて、俺の名前は二階堂、二階堂千晴」
私立探偵をやっていることもアピールするため名刺を出す

「うーんとね・・・俺は猟奇事件がなんなのかは分かんないなぁ、物騒な事件は頻繁に起きてるし」
「妖魔の仕業といわれてもどの事件に妖魔が関係しているかも分かんないな」

ふう、と一呼吸置いて

「もしかして、仲間を集めてるってのは、君の言う猟奇事件をどうにかしたいからかな?」

114 名前:四条 愛 ◆9vmjJO5JFo [sage] 投稿日:2008/09/24(水) 20:01:15 0
>>113 二階堂
>「とっ、とりあえず落ち着いて、俺の名前は二階堂、二階堂千晴」

『落ち着いてなのです〜。焦る事はないのですよ〜』
「・・・・・・・・・」

・・・なんだコレ?なんで私が諭されてるんだろう。しかも茜にまで。
何故か言われ様のない不快感を覚える・・・が、今はそんなこと考えてる場合じゃない。
とりあえず落ち着こう。深呼吸、深呼吸。・・・・・・私は人に説明するのが苦手だと再認識した。

「二階堂さんですか。初めまして。私は四条 愛といいます。『茜なのですよ〜よろしくなのです〜』
・・・私立探偵?・・・探偵をやっているのですか?」

差し出された名刺にはそう書かれていた。
私は17年間この地で生きてきたが探偵なんて知らなかった。灯台下暗しってヤツか。

>「うーんとね・・・俺は猟奇事件がなんなのかは分かんないなぁ、物騒な事件は頻繁に起きてるし」
>「妖魔の仕業といわれてもどの事件に妖魔が関係しているかも分かんないな」

それもそうだ。探偵をやっているくらいだ、事件なんてたくさん舞い込んで来るだろう。
多くの事件の中から妖魔の事件だと判断するのは難しいのかもしれない。

「健全な人が急に衰弱し植物状態になるという事件を知っていますか?ちょうど一ヶ月前に最初の事件が起きました。
それ以降、何人か同じような状態になった人間が出ています。原因は不明。世間ではかなり騒がれていますが・・・」
『連続猟奇事件、犯人は悪魔か!?な〜んてニュースを見たのです〜』

そう、それが私の追っている事件。これ以上の情報は私は持っていない。

>「もしかして、仲間を集めてるってのは、君の言う猟奇事件をどうにかしたいからかな?」

「・・・簡潔に言えばそうなります。一人では手に負えないのは分かっていますから。
事件については本当に何も知りませんか?」

115 名前:二階堂 千晴 ◆3tKJedTmDQ [sage] 投稿日:2008/09/24(水) 20:44:34 0
>>114
「うん、しがない喫茶店の店長は副業ね、まあ収入は喫茶店のほうが上なのがなけるけど」

>「健全な人が急に衰弱し植物状態になるという事件を知っていますか?ちょうど一ヶ月前に最初の事件が起きました。

なるほどねぇ・・・そういえばそんな事件が起きてたなぁ
今日の朝刊にもその事が書かれている、だが所詮ただの奇病くらいの感覚で新聞を見ていたが
この事件が妖魔のしわざねぇ・・・

>「・・・簡潔に言えばそうなります。一人では手に負えないのは分かっていますから。
>事件については本当に何も知りませんか?」

「残念だけど、新聞で知ってる程度、つまりは世間一般的な情報しか知らない」

「きつい事を言うけど、君は少し・・・うーん・・・落ち着きがないというか、先走っているというか
とにかく、話しが飛躍している気がする、どんな事情でその事件を追っているのかは知らないが
なぜ妖魔とその事件が関係してるのか、ちゃんと調べたのかい?世間で悪魔の仕業とか騒がれてる程度で
妖魔の仕業と判断して、俺たちに協力を求めて妖魔退治をしたいってのは、悪いけど協力はできないなぁ」

「ようするに子供の冒険ごっこには付き合えないよってこと、もう時間も時間だし、学校に行ったほうがいい」

我ながら、厳しいことを言ってしまったな・・・でも、しかたがない
この子はまだ力に目覚めたばかり、しかも何かに駆られるようにこの猟奇事件を調べようとしてる
この手のタイプの奴はよくいる、そして首を突っ込んでその首を狩られるタイプだ

彼女の読みは当たっている、しかし妖魔の仕業だとしたらコレは本当に厄介な事件だ
まだ力に目覚めたばかりのヒヨっ子が関わるには危険すぎる

116 名前:四条 愛 ◆9vmjJO5JFo [sage] 投稿日:2008/09/24(水) 21:32:11 0
>>115 二階堂
>「うん、しがない喫茶店の店長は副業ね、まあ収入は喫茶店のほうが上なのがなけるけど」

「・・・・・・・・・。」

どう見てもこの喫茶店は儲かっているようには見えないが・・・
探偵の仕事って意外と儲からないものなのだろうか?まぁそんな事はいい。

>「残念だけど、新聞で知ってる程度、つまりは世間一般的な情報しか知らない」

最初の反応を見て何となくそうだろうとは思っていたが、こうはっきり言われるてしまうと残念に思えてしまう。
仕方ない、情報はこれから集めればいい。今必要なのは仲間―――

>「きつい事を言うけど、君は少し・・・うーん・・・落ち着きがないというか、先走っているというか
>とにかく、話しが飛躍している気がする、どんな事情でその事件を追っているのかは知らないが
>なぜ妖魔とその事件が関係してるのか、ちゃんと調べたのかい?世間で悪魔の仕業とか騒がれてる程度で
>妖魔の仕業と判断して、俺たちに協力を求めて妖魔退治をしたいってのは、悪いけど協力はできないなぁ」

>「ようするに子供の冒険ごっこには付き合えないよってこと、もう時間も時間だし、学校に行ったほうがいい」

「―――なっ!?」

拒否された。あっさりと。・・・思考を巡らせる。私はどこか間違っていただろうか?間違ってなんかいない。
だって・・・だって、このままじゃ、また犠牲者が出るだけ―――ふと、何か込み上げてきた―――・・・

「・・・・・・飛躍などしていません。事情?事情なんて数え切れないくらいある。
妖魔の関係?今ここにいるこの子が明確に感じ取っているッ」
『・・・あ、、愛・・・落ち着いてなのです・・・』
「“冒険ごっこ”だと?アンタ達の尺度で計るなッ!私は、私はッ―――!!」

『愛!!・・・落ち着いてください・・・お願いなのです・・・』

茜がいつの間にか涙を溜めてすがっていた。あぁ、しまった・・・悪いクセだ。
改めてマスター―――二階堂の方へか顔を向ける。が、視線を上手く合わせられなかった。

「・・・すみません。つい感情的になってしまって・・・その、えっと・・・
私は・・・遊びなんて思っていません・・・信じてください。」

時間を見る、確かにもう学校に行かなくては・・・ホームルームにはもう出られない。

「・・・また来ます・・・」

そう言って頭を下げ、喫茶店を出た。

117 名前:二階堂 千晴 ◆3tKJedTmDQ [sage] 投稿日:2008/09/24(水) 22:20:28 0
>>116
>「・・・また来ます・・・」

彼女は頭を下げた後、店を出て行った。カランコロンという音が静かに響いた

「やれやれ・・・”また来ます”か・・・」

彼女の言葉を整理してみよう

>「・・・・・・飛躍などしていません。事情?事情なんて数え切れないくらいある。
>妖魔の関係?今ここにいるこの子が明確に感じ取っているッ」

まず、妖魔の仕業だと分かったのはあの茜っていう妖魔の子が教えたのか・・・となると
あの茜って子が妖しいわけだが・・・しかし、事情が数え切れないくらいあるのか
少しデリカシーがなかったな・・・

>「“冒険ごっこ”だと?アンタ達の尺度で計るなッ!私は、私はッ―――!!」

かなり思いつめていたな・・・フフッ、尺度で計るな、か・・・若いってのはいいねぇ
大人ってのは自分たちの経験で物を語りたがる、悪いクセだね、でも君より経験があるからこその
大人の尺度だったんだけどなぁ・・・

>私は・・・遊びなんて思っていません・・・信じてください。」

本気ってのは伝わったけど・・・アレは俺が発破をかけちゃったな・・・彼女を本気にさせてしまった
となると、この事件に本格的に首を突っ込んでくるだろうな・・・いや、もう突っ込んでるか
さて・・・どうしたものか

とりあえずアイスコーヒーを片付ける・・・・


「あっ・・・御代いただいてないな・・・まあいいか、また来るって言ってたし」

118 名前:次藤 ◆Ffg7CI2Aaw [sage 参加希望です] 投稿日:2008/09/24(水) 23:30:34 O
名前:次藤 琉哉(じとう りゅうや)
年齢:26歳
身長:178cm
体重:65kg
種族:人間
職業:退魔士
性別:男
性格:基本明るい
退魔の技能:呪符、結界
特技:遅刻
長所:気さく
短所:時間にルーズ
装備品:サングラス、ピアス
所持品:携帯、メモ帳、車の鍵、財布、ライター
瞳の色:茶
髪の毛の色、長さ:黒、ロング
容姿の特徴・風貌:腰まで伸びる黒髪を一つ結びにしている
小さめのサングラス
見た目の第一印象は大抵悪い
趣味:パチンコ、スロット
嫌いなもの:しつこい女
好きな食べ物:焼肉
簡単なキャラ解説:父親が寺の住職であり、幼い頃からほぼ強制的に退魔士となるべく修行を積ませられた。
見てくれはかなり悪いが、性格は普通に明るい。
妖魔と闘う時は父親から渡された呪符を使って攻撃する。
結界を張る事も可能。
父親には住職になるように言われているが、自分には向いていないと拒否。
毎日のように車を乗り回してはギャンブル三昧の日々を過ごしている。

119 名前:◆9vmjJO5JFo [sage] 投稿日:2008/09/24(水) 23:52:05 0
【古びた喫茶店にて】



――――――カラン、コロン・・・




四条たちが出て行って数分後、また同じようにベルの音が鳴り響く。
そして、ゆっくりと扉が開かれる。

『・・・ごめんください・・・なのです・・・』

おずおずと入ってきたのはさっき見た妖魔の女の子だった。

120 名前:四条 愛 ◆9vmjJO5JFo [sage] 投稿日:2008/09/24(水) 23:53:19 0
【学校グラウンド】

『―――私がなんとかしますのです。』

茜は唐突にそう呟くと来た道を戻っていった。ホントに唐突だったので聞き返すことすらできなかった。
ただ、なんというか・・・その言葉には重みがあった。だから、今は任せてよかったのだと思っている。

「けどさ・・・“学校の方は任せしますのですよ〜”って・・・」

ここまで来たものの私には力があるないの判断ができない。
力を完全にコントロールできるようになれば能力者の気配が解るようになるらしいが・・・

「・・・無理。」

重い足取りで教室へ向かう。周りの生徒はホームルームに遅れないように駆け足で教室に向かっていく。
何故か私だけが取り残されているようで虚しくなった・・・

121 名前:次藤 ◆Ffg7CI2Aaw [sage] 投稿日:2008/09/24(水) 23:55:12 O
俺の名は次藤琉哉。
ピチピチの26歳だ。
俺には親父が寺の住職で無理矢理退魔士の修行をさせられたという悲しい過去があるが、別に親父は怨んじゃいない。
かと言って感謝もしていないけどな。

前置きはこの辺にしといて、俺は今ある場所に向かって車を飛ばしている。
そこは俺の馴染みの店と言っても過言ではない場所だ。
見た目はボロっちい喫茶店だが、マスターがとてつもなく良い奴なんだ。
よくツケにしてもらってる。
今日は久しぶりにパチンコで当たったから少しツケを返しに行くのさ。

>>117俺は喫茶店の真ん前に車を停め、喫茶店の扉を開ける。
「いよう、ツケを返しに来たぜ〜、マスター。」
相変わらず客居ないなぁ。
すっからかんじゃないか。
「ほいよ、とりあえず5万。今日はパチンコで確変の嵐でな…。
 絶対に悪い事が起こると思ったからここに避難してきたのさ。」
そう、俺がギャンブルで勝つ時は必ずと言って良い程酷い目に合う。
本当に酷い時には1日に5、6匹の妖魔に会ったりする。
そういや最近妖魔が増えてる気がするんだが…。
「なあマスター。最近いつ妖魔に会った?
 俺は3日前に1匹、2日前には2匹会った。
 最近増えてる気がするんだよなぁ…。」

122 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/09/24(水) 23:56:03 0
>>次藤さん
すみません。まず避難所に来てください
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/i.cgi/computer/41557/

123 名前:蘇我 命 ◆utqnf46htc [sage] 投稿日:2008/09/25(木) 00:12:17 0
>>51 >>109
>「私は「四条 愛」、で・・・『私は「茜」なのです〜』・・・アンタ、名前は?」

黙して答えない。とはいっても意図して愛の問いかけを無視しているつもりはない。
興味を引くものを見つけると、まずは観察してみる。その癖を最優先したのである。

愛と名乗るこの少女、風格から感じ取れる生まれのよさから、
四条家の出という自称に嘘偽りは感じれない。ただ、口調がやや粗野と言ったところか。

茜という名前には聞覚えが無い。だが、その姿はどことなく見覚えがある。
密教として地元の信仰の一端を担ってきた蘇我家の者にとって、
妖魔と接する機会なぞ腐るほどある…それでも記憶に残るほど印象深い妖魔だとすると…

思案にくれているうち、次第に相手の表情が不快を示すものに変わっていくことに気づく。
そろそろ相手の警戒を解きほぐす為に名乗っておこうか…と思ったが、

>「もしかして、その茜ちゃん?が見えてるからここに来たのかな?」

マスターが確認しておきたいと考えるのも最もである。彼女はもう少し静観に徹して見ることにした。

124 名前:蘇我 命 ◆utqnf46htc [sage] 投稿日:2008/09/25(木) 00:15:02 0
>>112-117
>「──私がここへ来た理由は、“私と同じ力を持つ者”を探すためだ」
>「──君の言う猟奇事件をどうにかしたいからかな?」

(どうやら、例の事件に首を突っ込むつもりみたいね…)
(随分と大胆かつ突飛は発想。でもその安易さは無茶で無謀、この際無鉄砲もおまけしておこうかしら?)
(正義のヒーローに憧れるという柄でもなさそうだけど、「茜」に入れ知恵でもされたのかな?)
(それとも、鞄の中に潜ませた宝具に余程の自信があるの?)

彼女を支配していたのはどこまでも冷淡な発想だった。
言葉にして発した場合、彼女の性格を考慮すれば店内が戦場と化す事は間違いない。

>「−ようするに子供の冒険ごっこには付き合えないよってこと」

(容赦が無いわね。でもマスターらしい気遣いかも)

ふと時計に目をやると、丁度彼女の学校のホームルームの刻限だった。
最も、彼女自身今日は午後くらいから顔を出せればいいとしか思っていないが…

>「“冒険ごっこ”だと?アンタ達の尺度で計るなッ!私は、私はッ―――!!」

(気が短いのね。感情をコントロールできればかなり優秀なんでしょうけど)
(ここに至るまでに相当思いつめている…マスターの気遣いが裏目に出たわね)
(このままじゃあの娘間違いなく暴発するわ)

一声かけようかと思ったけど、最早そのような雰囲気でもないだろう。
乱暴にドアを開けてでていく愛を無言で見送った。

125 名前:蘇我 命 ◆utqnf46htc [sage] 投稿日:2008/09/25(木) 00:20:56 0
>「あっ・・・御代いただいてないな・・・まあいいか、また来るって言ってたし」

「相変わらずねマスター、それで儲けが出ないってボヤいても…説得力ないですよ?」

(参ったわね…本当に今日は舌が滑らかに動くこと動くこと…)

「彼女が言ったことは間違いなく本当ですよ。私が来たのもほぼ同じ案件。
最も被害は人間だけじゃないわ。妖魔の失踪や凶暴化が相次いでいるもの。
これは手がかりの一つ。私の持っている霊札に記されているのは、”人間に囚われた”妖魔からのSOS」

鞄から呪符(お札)を一枚取り出し、テーブルに置いた。
救難信号の具体的な内容は、言霊使いである彼になら解説も必要ないだろう。

「探して欲しいのは発信者の妖魔です。これを捕らえた人間もまた能力者でしょう。
 私たちが感知できないようにカモフラージュをしているようです。
 対妖魔なら私だけでも探せるでしょうけど、対人間となると、貴方の探偵としての手腕が必要ですから」

>>119-120

――――――カラン、コロン・・・

>『・・・ごめんください・・・なのです・・・』

入ってきたのは茜一人だった。愛の方はそのまま学校へと向かったらしい。

(茜の方の判断…でしょうね。今のあの娘にそこまで冷静な思考処理は期待できないもの)
(丁度いいわ、彼女にも呪符(お札)を見てもらおう。手がかりは多い方が良いし)

>>121

カラン、コロン・・・

>「いよう、ツケを返しに来たぜ〜、マスター。」

今日は本当に来客の多い日だ。しかも今度は見知った顔、偶然にしては出来すぎている。
名前は確か…次藤琉哉、地元の寺の跡目だった筈。

それを思い出した時、彼女の思考の中では既に彼を巻き込むことが決定付けられていた。

126 名前:二階堂 千晴 ◆3tKJedTmDQ [sage] 投稿日:2008/09/25(木) 00:36:54 0
【喫茶店 二階堂】
>>119
「はい、いらっしゃ・・・あれ?」

そこに居たのはさっきの妖魔子だった

「忘れ物かい?それとも、あの子が飲んだコーヒー代を払いに来たのかな?」

意外な人物が戻ってきたので少しあっけにとられている

>『・・・ごめんください・・・なのです・・・』

ふう、どうやら今度はこの子か
まあ、彼女が愛ちゃんに妖魔の事を教えてるみたいだし
ここは彼女のことを少し知っておく必要があるな・・・

「どうしたんだい?君は学校とか関係なさそうだから、話しくらいは聞いてあげるよ」

>>121 
カランコロン

また客か・・・今日は繁盛するなぁ・・・って
「なんだ、お前か・・・いいかげん、ツケ払えよ、喫茶店でツケにするなんてありえないぞ」

>「いよう、ツケを返しに来たぜ〜、マスター。」

「いやーよく来たよ、さあさあどうぞどうぞ!コーヒーでも飲んで行けよ」

ようやくコイツのツケを回収だ、いやー今日は依頼といい、ツケといい
なかなかツイてるんじゃないだろうか?そういえばコイツのツケは・・・5万か
しかしよく1杯200円程度のコーヒーとかを5万もツケにしたなぁ・・・

>絶対に悪い事が起こると思ったからここに避難してきたのさ。」

「おいおい、払うのはツケだけにしてくれよ・・・厄介ごとは御免だぞ」
そういえば、普段負けてばかりのこいつがツケを払いに来るなんざ、ありえないことだからな
普通に考えたら、こいつが払おうとしてる金は真っ当な金ではない・・・
だが金は金だ、いただいておきましょう

>「なあマスター。最近いつ妖魔に会った?
 >俺は3日前に1匹、2日前には2匹会った。
 >最近増えてる気がするんだよなぁ…。」

「お前は店に入って来てなんも感じないのか・・・?」

127 名前:二階堂 千晴 ◆3tKJedTmDQ [sage] 投稿日:2008/09/25(木) 00:54:45 0
【喫茶店 二階堂】
>>123-125
>「相変わらずねマスター、それで儲けが出ないってボヤいても…説得力ないですよ?」

ううっ・・・なかなか痛いところを突かれてしまった・・・
そう言われてもしかたがない、そもそも俺はコーヒーのツケ5万も許してしまう男だ
商才がないのは分かってたことだ・・・しかし改めて言われるとつらいねぇ・・

「そういえば、”ご注文”聞くのまだでしたね、今回の注文もお引き受けいたしますよ」

>「彼女が言ったことは間違いなく本当ですよ。私が来たのもほぼ同じ案件。
>最も被害は人間だけじゃないわ。妖魔の失踪や凶暴化が相次いでいるもの。
>これは手がかりの一つ。私の持っている霊札に記されているのは、”人間に囚われた”妖魔からのSOS」

はー・・・こりゃまた複雑ですねぇ・・・妖魔が捉えられてその妖魔を探すか・・・
しかし、そんなに妖魔が凶暴化しているのか・・・ここしばらくこっち側の依頼もないから
妖魔に出会う機会がないから気がつかなかったが・・・どうやら妖魔影響で世間がにぎわっているのは
どうやら信じてもよさそうだな

テーブルに差し出されたお札を持ち調べる

なんてことの無い、ごく普通の助けて欲しいという念の札だ
しかし、この札の持ち主が何故捕まったのかというのが気になるところだが・・・

>対妖魔なら私だけでも探せるでしょうけど、対人間となると、貴方の探偵としての手腕が必要ですから」

なるど・・・しかし、これは少し難しい話だ・・・まず何故人間が妖魔を捕らえたのかが分からない
物珍しさか?しかし妖魔が見えているということだから、妖魔なんざあまり珍しいものではない
妖魔に何を求めて捕まえたのだ?


「・・・・・・考えても仕方がない、これを見つけた場所教えてもらえます?」

128 名前:蘇我 命 ◆utqnf46htc [sage] 投稿日:2008/09/25(木) 01:16:11 0
>>127
【喫茶店 二階堂】

>「そういえば、”ご注文”聞くのまだでしたね、今回の注文もお引き受けいたしますよ」

この言葉に促されるように、注文を行う。
マスターは困惑しているようだが、無理も無い。人間が妖魔を捕らえてどうしようというのか?
堕ちた妖魔の頻出、猟奇事件の発生に関わっている可能性はきわめて高い。

(まさかとは思うけど…ある人間が目的を持って堕ちた妖魔を作り上げている…としたら)
(三文ホラーファンタジーにありがちな話だし、自分でも失笑したくなる考えなのはわかるけれど)
(ま、彼(もしくは彼女)を助け出せばその答えも見つかるでしょうね)

>「・・・・・・考えても仕方がない、これを見つけた場所教えてもらえます?」

「見つけたも何も、札そのものは私のものですよ」

面食らうマスターに、淡々と説明する。
SOSを発した妖魔は、伝えたい情報をモールス信号のように霊力に変換、西区へ向けて無作為に発想したこと。
それを彼女自身が偶然受信し、その霊力をそのまま符に記したこと。

「少なくとも、西区ではありませんね。森や神社に近いですから人間が動き回れば直に情報が入ってきます。
現在のところ、うちの界隈じゃ誘拐犯とおぼしき人間の話は聞いていませんし、
東区にある寺院からあたってみてはどうでしょう?」

129 名前:金原鉄馬 ◆mcDt2hqAwk [sage] 投稿日:2008/09/25(木) 02:37:18 O
ごく些細なきっかけにより、自分の新たな一面が見えるのは新鮮だ。
特にそれが異能ならば、童心に返るぐらいの喜びに近い
僕がこの異能を知ったのは、先週あたりの授業中だ。
溜まったケシカスを丸め弾く、学生ならば、一度や二度ぐらいあるだろう。
特に教え下手な教師の授業なら、ゴルフの打ちっ放しのように飛ばす奴が居ても不思議ではない。
僕はそこまでやるような間抜けではないが、その日の授業はいつも以上に消しゴムの消費が多かった。
少しばかりイラついていたのだろう。
当たる訳がないと思いながら、僕はその教師を狙って、ケシカスを弾いた。
いつもなら、ケシカスは虚しく放物線を描きながら落ちるところを、その時、弾いたケシカスは5,6m離れた教師の額に命中した。
当然、授業は中断、詰まらない授業が説教に変わった。

その日から、僕はこの異能について調べることにした。
調べた内容については、長いので省かせてもらおう。
簡単にいうなら、力の方向と強さを操作する能力であることがわかった。

130 名前:次藤 ◆Ffg7CI2Aaw [sage] 投稿日:2008/09/25(木) 08:12:00 O
>>126「お前は店に入って来てなんも感じないのか・・・?」
「いや、俺も店に入ってからそれっぽいものを感じてるんだが…」
>>125席に着き、わざとらしく店内を見回せば顔見知りが一人。
彼女は確か巫女さんだったかな?
「ち〜っす。」
軽く、本当に軽く挨拶をし、また店内を見回す。

>>119なるほど、あの娘か。
「闘う気が無さそうで良かった…」
そう、俺は退魔士だが妖魔と闘うのは嫌いだ。
なるべく無駄な争いは避けたい。
>>123-128で、いつの間にかマスターは巫女さんとお仕事の話に突入。
なんだか置いてけぼりにされた気分だが、俺としてはその方が助かる。
ヤバい話に自ら頭をつっこむのは馬鹿のする事だ。
俺は馬鹿じゃない。仕事とは言え、自ら妖魔に関わるなんてまっぴらごめん、ってこと。
「それじゃあ俺はお仕事の話の邪魔にならないよいに帰るかな〜。
皆さんご機嫌よう〜」
話に巻き込まれる前に逃げようと思った俺は、そそくさと席を立ち上がった。

131 名前:◆9vmjJO5JFo [sage] 投稿日:2008/09/25(木) 08:55:11 0
【喫茶店 二階堂】
>>126 二階堂
>「はい、いらっしゃ・・・あれ?」
>「忘れ物かい?それとも、あの子が飲んだコーヒー代を払いに来たのかな?」

・・・違うのです。と否定する前にマスターは続けて問いかけてきた。

>「どうしたんだい?君は学校とか関係なさそうだから、話しくらいは聞いてあげるよ」

さっき突き放した時とは違う優しい口調で尋ねてくれた。なんの敵意も悪意も感じられない。
だから安心した。この人はもともと悪意など持っていない。さっきも何か理由があってだろう。
そう思い、さっきは言えなかったことを口にしようとした時―――

―――――違和感を感じた・・・

>>125>>128蘇我 >>127 二階堂 >>130 次藤

違和感を追い視線をテーブルに移す。

>「彼女が言ったことは間違いなく本当ですよ。私が来たのもほぼ同じ案件。
>最も被害は人間だけじゃないわ。妖魔の失踪や凶暴化が相次いでいるもの。
>これは手がかりの一つ。私の持っている霊札に記されているのは、”人間に囚われた”妖魔からのSOS」

そこには霊札が無造作に置かれていた。霊札に記されている意思を読み取る。

“―――タスケテ―――”一言だけそう込められていた。

『・・・囚われた場所は・・・中央区から東区へ行く・・・長い上り坂・・・“紅葉坂”・・・の付近なのです・・・
ただ、今はもうどこかへ移動しているかもしれないのです・・・』

流れてきた思念にまとわり付く悪意をも読みとる。
“紅葉坂”その名の通り、今の時期になると紅葉が美しい場所だ。そのまま突き抜けると清柳寺の裏手に出る旧道。
今は新たに道ができたため人通りは少なく、利用しているものはあまりいないらしい。

『た、助けてあげてほしいのです。お願いしますのです。』

愛との協力を頼みに来たのに・・・でも、こっちの方が急用だ。
こんなところを目の当たりにして引く事はできない。無理を承知で頼んでみる。

132 名前:四条 愛 ◆9vmjJO5JFo [sage] 投稿日:2008/09/25(木) 09:19:33 0
【学校のグラウンド】

周りは同じように駆け足で過ぎ去っていく。皆、必死な形相をしている。
その中で、やたら清々しい顔をしている青年がいる。

>>129 金原

「・・・アイツは・・・金原か?」

“金原 鉄馬”私と同級生(クラスは違うけど)顔見知りだ。
・・・というか、この小さな街で同年代で知らない奴なんていない。

「おはよう。やけに楽しそうだな、金原」

こっちは朝からハードだ。楽しそうな金原を見て余計に虚しくなった。
まぁとりあえず、やる気のない挨拶でも交わしておくか・・・

133 名前:金原鉄馬 ◆mcDt2hqAwk [sage] 投稿日:2008/09/25(木) 10:15:08 O
>>132
「おはよう四条さん、随分忙しそうだね。この時間に此処まで来ているなら、歩いてもホームルームが始まる4,5秒前には席に着ける
 急ぐのは悪くないが、余裕を持ってもいいんじゃないかな」僕はそう彼女に返す
本来なら、この時間帯はもう教室にいて、何か読んでいるか
雑談でもしているのだが
先週から、日課が増えたのでこの時間に登校することになったのだ。
「喜んでいるように見えたのか
 確かにそうかも知れないな。さっきある目標が達成できた
 まぁ10あるささやかな物の一つだが、大きな一つだと思っている」
そう返答すると、傷だらけのボロボロの硬式球を取り出し、適当に弄ぶ。

彼が日課をこなしている清柳寺付近のゴミ箱の中には、異様な凹みのあるスチール缶が捨てられていた

134 名前:蘇我 命 ◆utqnf46htc [sage] 投稿日:2008/09/25(木) 22:05:14 0
>>131
先ほどと異なり、控えめな様子で店内に足を進める茜だったが、
カウンターの上の霊符を見るなりサッと表情を変えた。

(多分、さっきの娘の手伝いをお願いに来たってところでしょうけど…
この様子なら、こっちからお願いしなくても協力してくれそうね)

「さっきは名乗る暇も無くて御免なさいね。私は蘇我 命(そが みこと)。
ひょっとしたら私のことも見覚えあるかもしれないけど、西区にある蘇我神社の巫女をやっているわ。
…早速で悪いんだけど、このお札から何かわかることはある?」

先ほどの対応で、相手が抱いているであろう警戒を解すべく、
やわらかい表情を浮かべながら話を進める。

>『・・・囚われた場所は・・・中央区から東区へ行く・・・長い上り坂・・・“紅葉坂”・・・の付近なのです・・・
>ただ、今はもうどこかへ移動しているかもしれないのです・・・』

(へぇ、感知能力が高そうに感じたけど、やっぱり私の目に狂いは無かったわね)
(私が追えるのはせいぜい符に残された字面くらいだもの…)

秋の夜の紅葉坂で、美しい紅葉を舞台背景として鵺と戦った…
というのは祖父が幼い頃良く話してくれた(おそらくは嘘八百であろう)武勇伝だが、
通り魔的に堕ちた妖魔が人を襲撃したという話を幾度も耳にしている。
この件と無関係とは考えにくい。早速行ってみる必要がありそうだ。

(あとは…あの非協力的なお寺の次期住職サマをどう説得しようかしら…ね)

135 名前:蘇我 命 ◆utqnf46htc [sage] 投稿日:2008/09/25(木) 22:09:17 0
>>130
>「それじゃあ俺はお仕事の話の邪魔にならないよいに帰るかな〜。 皆さんご機嫌よう〜」
>『た、助けてあげてほしいのです。お願いしますのです。』

「だ、そうですよ?次藤さん。いたいけなレディが助けを求めているんですもの。
当然、協力してくれますよね?次期住職サマ」

面倒ごとからそそくさと退散しようとした男に、先ほどから釘を刺す方法を思案していたが、
タイミングが絶妙だったので茜を出汁にすることにした。

(ヒューマニズムを盾に人を束縛するやり方は嫌いだけれど、兎に角、退魔に長けた人手が欲しいわ)
(それに、能力を持った人間がこの店に来て、面倒ごとから逃げようなんて都合が良すぎるわね)

来るものは拒まないが、去るものは逃がさない。
それが彼女の心情だ。手段は選んではいられない。

「とりあえずは清柳寺に行ってみるべきね。
手がかりを探すのもそうだけど、あのお茶目な和尚さんにも協力してもらわなきゃ」

136 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/09/25(木) 22:40:06 0
┌─────────────────────────
│  立入禁止  KEEP OUT  立入禁止  KEEP OUT  
└─────────────────────────

「焼身自殺?」
「酔って寝ていた人が突然燃えたとか」
「自然発火したのかよ!?」

137 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/09/25(木) 23:20:38 0
犯人はガソリン

138 名前:四条 愛 ◆9vmjJO5JFo [sage] 投稿日:2008/09/25(木) 23:57:46 O
【学校 校舎前】
>>133 金原
>「おはよう四条さん、随分忙しそうだね。この時間に此処まで来ているなら、歩いてもホームルームが始まる4,5秒前には席に着ける
>急ぐのは悪くないが、余裕を持ってもいいんじゃないかな」

「フッ・・・よく言うよ。」

“4,5秒前に着く”って、つまり“急がなきゃヤバイ”って事じゃないか。
どう考えれば、そんな余裕を持って登校できるのだろうか?コイツの頭を割って中を見てみたいものだ。

>「喜んでいるように見えたのか、確かにそうかも知れないな。さっきある目標が達成できた
>まぁ10あるささやかな物の一つだが、大きな一つだと思っている」

「はぁ・・・目標ねぇ・・・」

コイツは普段は大人しい性格なのに、何かに対して急に積極性を見せる。
今はある目標はコイツを“その気”にするモノらしい。正直、それが何かまったく分からない。

不意に取り出したボール。見た感じはただのボロボロのボールだが・・・
ボールの動きを目で追い、空中へ放り投げた瞬間横から殴るように掴む。

「このボールは―――?」

無言でどうしたんだ?と尋ねる。

139 名前: ◆9vmjJO5JFo [sage] 投稿日:2008/09/25(木) 23:59:28 O
【喫茶店 二階堂 テレビ】
>>136-137

ふと、テレビから報道が流れてくる。
そこには厳重に張られた、黄色い警告を促すテープと野次馬達が映っていた。

「―――なお、発火の詳しい原因は分かっていません。警察は放火の線を踏まえ調査に―――」

マイクを片手に丁寧な口調でアナウンサーが事件の内容を話している。

140 名前:次藤 ◆Ffg7CI2Aaw [sage] 投稿日:2008/09/26(金) 08:15:53 O
>131>『た、助けてあげてほしいのです。お願いしますのです。』
少女の言葉で扉に向かっていた俺の足がピタッと止まる。
>「だ、そうですよ?(中略)
当然、協力してくれますよね?次期住職サマ」
そして巫女様の言葉を聞き、俺は黙ってさっきまで座っていた席に戻る。
>>139テレビから嫌なニュースが聞こえてくる…また妖魔の仕業なのか…?

「…まず第一に、俺は親父の跡継ぎになる気は無い。
 面倒だし俺には向いてないし、坊主頭になんか絶対しない。
 そして第二に、俺はなるだけ妖魔と関わりたくない。連中は人間なんかよりずっと強いからな。
 しかも連中と戦える能力を持った人間なんかたかが知れてる。
 それに比べ向こうはどうだ?数が減るどころか、最近は妙に攻撃的な輩が増えた。
 第三に、俺は自分の身が一番可愛い。自ら危険に頭を突っ込むような真似はしたくない。
 という事でお断りします…って、言いたい所なんだけど…」
俺は一拍置いて深いため息をつく。
「困ってるレディーを見捨てちゃ男が廃るってな…。
 ……今回だけだぞ。」
俺は再び席を立ち、今度こそ扉に向かう。
「表に車停めてるから、全員乗っけてってやるよ。善は急げって言うだろ?」

141 名前:二階堂 千晴 ◆3tKJedTmDQ [sage] 投稿日:2008/09/26(金) 13:03:38 0
>>128 >>131
【喫茶店 二階堂】

>「見つけたも何も、札そのものは私のものですよ」

やれやれ・・・最初の手がかりが、手がかりではなくなってしまったな・・・
彼女は西区ではないと言うが、どこの区であろうとこの街を探すとなると、手がかり無しってのはなぁ
まあ地道にコツコツ探すのが探偵ってものだし、仕方ないか・・・

>『・・・囚われた場所は・・・中央区から東区へ行く・・・長い上り坂・・・“紅葉坂”・・・の付近なのです・・・
>ただ、今はもうどこかへ移動しているかもしれないのです・・・』

突然茜ちゃんが喋りだしたときは驚いた
しかも、紅葉坂という手がかりを出してきた。

そうか、紅葉坂か・・・だが、紅葉坂となると大変だな、今の時期紅葉は綺麗だが
散った紅葉も多い、紅葉が邪魔にならないといいが

>『た、助けてあげてほしいのです。お願いしますのです。』

「それが俺の仕事だ、心配は要らないよ」

さて、紅葉坂を調べるか、それともあの界隈を調べるかどちらを先にしようかなぁ・・・

142 名前:二階堂 千晴 ◆3tKJedTmDQ [sage] 投稿日:2008/09/26(金) 13:13:12 0
>>130>>135>>140

ふふっ、巫女さんにかかっちゃ次藤も敵わんか
次藤の車か・・・紅葉坂まで乗せて貰いたい所だが

「次藤、車だったら、まずはレディ達を学校に送り届けてくれ」

巫女さんも学生だし、茜ちゃんも本当は着いて来てほしかったが
今彼女に着いていて欲しい相手は俺たちじゃなくて、俺がさっき追い返してしまった
あの女の子に着いていて欲しいってのもる

「彼女達は学生だから勉学に励んでもらわないといけない、それに茜ちゃんは大事な友達の側に」
「居てあげたほうがいい、俺も言いすぎたから・・・そのー、ケアしてあげて、愛ちゃんを」

それから次藤に向かってこう告げる

「俺は先に寄るところがあるから、それから紅葉坂に向かう」

>>136-137
TVを見ると火事が起きたというニュースがやっていた
ガソリンを撒かれたという内容らしい

あれ?これって・・・

「東区・・・」


「それじゃあ皆さん、今日は早いですがこれで閉店です、またのご利用お待ちしてます」
そう言って閉店作業する

皆を外に出した後、上着を羽織、ヘルメットを被り車庫に向かう
古いバイクではあるものの整備されているのでホコリは被っていない
シャッターを開けると、入ってきた日差しが目にしみるようだった

「まずはあの火事現場から見てくるか・・・」

ブロロロロと音を立ててバイクは東区へ走っていった

143 名前:◆9vmjJO5JFo [sage] 投稿日:2008/09/26(金) 20:27:10 O
【喫茶店 二階堂】
>>134 蘇我 >>140次藤
>「さっきは名乗る暇も無くて御免なさいね。私は蘇我 命(そが みこと)。
>ひょっとしたら私のことも見覚えあるかもしれないけど、西区にある蘇我神社の巫女をやっているわ。 」

『・・・巫女なのですか?』

妖魔との関わりが多い巫女ならば、もしかしたら一度面識があるのかもしれないが・・・

『・・・ごめんなさいです。ボクは記憶を失っているのです・・・だから。覚えていないのです・・・』

私は記憶喪失だ。だから知る術はない。しかし気にしてはいない。私は“今”に不安を抱いてない。
なら、何も問題は無い。改めてそう想い、蘇我たちに霊札を説明した・・・

>「困ってるレディーを見捨てちゃ男が廃るってな…。 ……今回だけだぞ。」

『ありがとうなのです。』

みんな優しく話しかけてくれる。さっきとは態度が全然違う気がする。
でも、これがこの人たちの本心だと伝わってきたので私はほっとした・・・

>>141-142 二階堂
>「それが俺の仕事だ、心配は要らないよ」

その言葉に安堵の息を付く。この人たちは頼れる人間だと認識した。

>「彼女達は学生だから勉学に励んでもらわないといけない、それに茜ちゃんは大事な友達の側に」
>「居てあげたほうがいい、俺も言いすぎたから・・・そのー、ケアしてあげて、愛ちゃんを」

やはり、あの言葉は本心ではなかったようだ。恐らく愛を気遣って言った言葉なんだろう。
なら私はその“本心”を裏切ってはいけない。

『解りましたのです。愛の事は任せて欲しいのです!』

>「俺は先に寄るところがあるから、それから紅葉坂に向かう」

そう告げると、二階堂はバイクに乗って走っていった。

144 名前:◆9vmjJO5JFo [sage] 投稿日:2008/09/26(金) 20:30:47 O
【喫茶店 二階堂前】
>>蘇我 次藤
>「表に車停めてるから、全員乗っけてってやるよ。善は急げって言うだろ?」

次藤は車で来ているらしい。表には立派な車が駐車していた。

ふと、愛の姿が頭を過る・・・

『じ、次藤・・・ボクは一度学校に行きたいのです。愛が心配なのです・・・』

愛は短気だ。そして、癇癪を起している時に限って何かミスを犯す。
愛に持たされたケータイは学校でいる時は使うなと釘を刺されている。
この距離だと情意投合も使えない。
この、連絡の取れない状況はかなり心配だ。

『お願いしますのです・・・』

145 名前:蘇我 命 ◆utqnf46htc [sage] 投稿日:2008/09/26(金) 22:11:25 0
【喫茶店 二階堂】
>>136-144
>『・・・ごめんなさいです。ボクは記憶を失っているのです・・・だから。覚えていないのです・・・』

「そう…それは残念ね」

(妖魔の記憶が無いということは、自分自身、あるいはより強い力を持つ第三者に記憶を封印されているようね
それも今回の事件に関係あるとしたら…)

思案を始めた彼女の思考を打ち消したのは、テレビから流れてくるニュースだった。

(どう見たって東区よね…もし妖魔の仕業だって言うのなら最悪の事態だわ。
明示的に攻撃してきたらそれは宣戦布告ってのが古来からの言い伝えだもの
この状況で彼に協力を拒まれたらお先真っ暗…ね)

>「…まず第一に、俺は親父の跡継ぎになる気は無い。(ry

(お爺さんの話だと、当代の住職サマも若い頃はそんな風に息巻いていたらしいけど。
しかもあそこのお寺って浄土真宗とかだった気がするから別に剃髪しなくてもいいんじゃ…まぁどうでもいいことだけど…)

>「そして第二に、俺はなるだけ妖魔と関わりたくない。(ry
>「第三に、俺は自分の身が一番可愛い。(ry

道理である。一聞すると身勝手な利己主義としか思えないセリフだが、
実際に退魔の鍛錬を行い、経験のある人間だからこそ現状の問題点を冷静に並べられるのだ。
まして今回は妖魔を捕らえるような人間が相手だ。並の魔人種を相手にするよりよっぽどたちが悪い。

>「困ってるレディーを見捨てちゃ男が廃るってな…。(ry

期待通りの返事に肩を撫で下ろす。傍で聞いている茜も安堵の顔を浮かべていた。

146 名前:蘇我 命 ◆utqnf46htc [sage] 投稿日:2008/09/26(金) 22:14:22 0
後は次藤の車で一刻も早く現場に───

>「次藤、車だったら、まずはレディ達を学校に送り届けてくれ」
>「居てあげたほうがいい、俺も言いすぎたから・・・そのー、ケアしてあげて、愛ちゃんを」

マスターから発せられた言葉に、彼女は思わず息を呑んだ。
自身の学業や出席状況を案じてのことではない、もっと重大なことだ。

(お爺さんがいたら、どれほど怒られていたか…想像も出来ないわね)

自分の立場であれば…愛と茜のことを考えれば、もっと早く気がつくべきだった。
”妖魔は見え始めが一番危ない”ということと、”愛の周辺に、覚醒した者が出現する可能性”に…
マスターが直接をそれを言わないのは、彼女に責任を感じさせない為の気遣いだろう。

学校は、見方を変えれば多感な時期の若者が多く集まる密閉空間である。
霊威覚醒ほど直接的な作用でなくとも、力をコントロールしきれていない人間に近づくことで、
まるで感染症の如く誘発的に覚醒してしまう者がいても不思議ではない。

(そんな状況下で学校が妖魔の悪意に脅かされようものなら…結果は火を見るより明らかね)

さらに拙いことに、愛の精神は今安定しているとは言い難い。こうなると思案している時間も惜しい。
現場よりも学校に行かなければならない危急性が浮上した。

>『じ、次藤・・・ボクは一度学校に行きたいのです。愛が心配なのです・・・』

「私もお願いします。学校に行かなければならない用事が出来ました。
巻き込んでおいて離脱するようで本当に申し訳ないのですけど…」

閉店作業を始めた店から出ると、茜に同調するように願い出た。
次藤を一人現場に向かわせるのは心苦しいが、彼なら自分で自分の身を守ることが出来るだろう。
たとえどんな妖魔の襲来に見舞われても、自分かマスターが現場に行くまで持ちこたえる筈だ。

147 名前:次藤 ◆Ffg7CI2Aaw [sage] 投稿日:2008/09/26(金) 22:28:28 O
>「次藤、車だったら、まずはレディ達を学校に送り届けてくれ」
>「彼女達は学生だから勉学に励んでもらわないといけない、それに茜ちゃんは大事な友達の側に」
>「居てあげたほうがいい、俺も言いすぎたから・・・そのー、ケアしてあげて、愛ちゃんを」
「真面目だな〜マスター。サボれば良いじゃん、学校なんて。
 高校ならダブらないギリギリの日数だけ学校言ってりゃ十分。」
中学なら気が向いた時に行けば十分。
つーか愛ちゃんって誰?
>「俺は先に寄るところがあるから、それから紅葉坂に向かう」
>「それじゃあ皆さん、今日は早いですがこれで閉店です、またのご利用お待ちしてます」
「OK。それじゃあ後で」
>>144>>146
>『じ、次藤・・・ボクは一度学校に行きたいのです。愛が心配なのです・・・』
>『お願いしますのです・・・』
>「(前略)巻き込んでおいて離脱するようで本当に申し訳ないのですけど…」
「そんなに思い詰めたような顔するなよ。
 ちゃんと学校まで送ってってやるからさ。
 マスターも用事があるみたいで時間に余裕もあるしな。
 こう見えてもレディーとキッズには優しいんだぜ?」
店の前に停めてある俺の愛車(黒のスポーツカー)に乗り込む。

148 名前:次藤 ◆Ffg7CI2Aaw [sage] 投稿日:2008/09/26(金) 22:34:01 O
車のエンジンをかけると、大音量のロックが流れた。
「おっと、悪い。うるさかった。」
慌てて音量を下げるが、やっぱりビックリしちゃったかな?
「それじゃあ楽しい楽しい学校へ行きますよ〜。
 あ、一応シートベルトの装着を推奨しとく。
 それじゃあ、しゅっぱーつ。」
俺はアクセルを思いっきり踏み込み、学校へ向かった。

149 名前:金原鉄馬 ◆mcDt2hqAwk [sage] 投稿日:2008/09/26(金) 22:40:11 O
「先週買ったんだ。ちょっと入り用になってね。
 ほら、うちの野球部ガラ悪いのが多いじゃないか
 拝借すると何されるか分からないし、素直に貸してくれといっても貸すような連中とも思えない
 というか、頭を下げたくないだけかも知れないな」
もっともらしい理由を並べ、彼女の手からボールを取り返そうとするが、ボールは手から離れない
「疑っているのか?何ならレシートを見せてもいい
 …生憎、問答するには時間が足りない
 昼休みに屋上で話をきこうか?」
やや眉間にシワをよせて、僕は自分のクラスへいった。

席につき、一息をつくと鐘がなり、ホームルームが始まった。
だが、その日は、担任の髭面ではなく
副担任の新卒の女教師であった。
どうやら、昨晩から音信不通だそうで、変わりに来たそうだ。
今時、時代遅れの熱血教師が我々の世代にありがちな休み方をするだろうか
だが、今はそんな些細な事を考えてる暇はない。
何故、彼女はボールを取り上げた。
何故、あの理由で納得しなかった。というかアレは真実な訳だから…いや、それではない
何が彼女の猜疑心を刺激している。


150 名前:金原鉄馬 ◆mcDt2hqAwk [sage] 投稿日:2008/09/26(金) 22:53:43 O
このままじゃ、僕の平穏が乱されそうだ。
心なしか、精神をかきむしるような爆音が聞こえる。
「クソッ…なんでこんな些細なことで悩まなくてはいけない」

授業なんか頭に全く入らず
僕は得体の知れない恐怖に頭を悩ませることになった。
そして、昼休みになり、僕は彼女より先に屋上に行き昼食をとることにした。
屋上の開放的な雰囲気のお陰で味は判断できた。

151 名前:四条 愛 ◆9vmjJO5JFo [sage] 投稿日:2008/09/26(金) 23:45:39 O
【学校 屋上への階段】
「・・・・・・・・・・」

違和感を感じるが、それが何かはまだ分からなかった。
ずっとボールを眺めてたお陰でクラスの野球部に何度もスカウトされてしまった。

「そんな暇ないってのっ!」

思わず大声で叫んでしまった・・・サイアクだ。
早く屋上に行くことにする。

【学校 屋上】
>>150 金原
―――朝会った時とは、少し雰囲気が違う。どこかイライラしているように見えた。

「・・・ほらボール、返すよ。」

ボールを投げ返す。何かは分からなかったが特に重要な物とは思えなかった。
それに、私は野球部に入るつもりないし・・・

152 名前: ◆9vmjJO5JFo [sage] 投稿日:2008/09/26(金) 23:47:13 O
【東区 火災現場】
慌しく警察が動いている。現場検証中といったところだ。
野次馬は解散させられたのか、一般人は少なくなっている。
ふと、一人の現場検証員が二階堂の下へ手を振りながら歩いてきた。

「二階堂先輩ー!お久しぶりッスー!」

153 名前: ◆9vmjJO5JFo [sage] 投稿日:2008/09/26(金) 23:48:26 O
【紅葉坂】
赤や黄色で彩られて、まるで絵画の中の世界のようだった。
人の気配は皆無、風だけが虚しく通り過ぎる。その風に乗って何か転がってくる。

―――カラン――コロン――・・・

空き缶だった。かなり歪んでいる。

154 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/09/27(土) 00:07:24 0
「人が燃えて死んだですって?」
「そうなのよ。あっとゆう間に燃えて、灰しか残らなかったそうよ。殺人事件かしら?」
「怖いわね。早く警察で事件を解決してほしいわ」
「あら、喫茶店やってないのね」
「今日は休みなのかしら…」

155 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/09/27(土) 00:13:58 0
子分「最近物騒になって来たもんだぜ、なあアニキ」
親分「そうだなこの辺り最近物騒になってきたな」

156 名前:金原鉄馬 ◆mcDt2hqAwk [sage] 投稿日:2008/09/28(日) 09:51:57 O
四条さんが投げたボールを取り、とりあえず、確認する
特に問題はないというか、警戒しすぎなんじゃないかと我ながら思う
「君は交渉が下手だな?聞きたいことがあるならそんな簡単に返すべきではない
 例えば、返して欲しいなら質問に答えてとか聞けるだろ?
 まぁ、僕もボール一つ二つ他者にあげても構わないから話すわけがないが
 それとも、ただ気がつかなかっただけか?
 何故、先週買った新品がここまでボロボロなのかとか、野球部を嫌っているのにそんな物を買ったのかとか
 我ながら、ゆっくり考えてみると随分間抜けだよ
 買ったは買ったがスポーツ用品店ではなくリサイクルセンターで買ったのかもしれないし、嫌っている教師の科目でもって勉強はするだろ?
 それと同じだ」
とりあえず、僕は彼女が聞いてきそうな質問を提示し、それに対する答えを用意した。
何故そうするのか、簡単な話だ。
「僕が望むのは平穏だ。君に何かを疑われたままでは、僕かこれからの学校生活を静かには過ごせない
 僕の何が疑わしいんだ?」

157 名前:四条 愛 ◆9vmjJO5JFo [sage] 投稿日:2008/09/28(日) 18:07:49 O
【学校 屋上】
>>156 金原
>「君は交渉が下手だな?聞きたいことがあるならそんな簡単に返すべきではない―――・・・

「―――・・・また随分と喋るな。」

率直にそう思った。
自分を具体例を挙げて肯定しようとする時に限って裏がある。それが人の性質。

「交渉ねぇ・・・気付かなかったんじゃない。元々、交渉する気なんてない。警察じゃあるまいし。」

実際、ここに来てボールを返したらのんびりお弁当を頂く予定だった。
例え妖魔関連の事だとしても、今の私には詳しく調べる手段なんてないし。
しかし、予定は変わったみたいだ。

「・・・私が聞きたいのはボールのことじゃない。アンタが何でそんなにビビってるか、だ。」

疑心暗鬼にも程がある。ボールを奪った程度で何故こんなに動揺してるんだ?

「私がいつ“アンタ怪しいよ”なんて言った?勝手に“疑われているかもしれない”と思ったのはアンタだろ?
私がアンタの平穏をいつ乱した?乱させたのは自分自身だろ。」

そして一呼吸置いて尋ねる。

「・・・アンタ、何を隠してるんだ?」

直球だが、これ以外聞く方法がない。とりあえず、相手の出方を伺ってみる。

158 名前:二階堂 千晴 ◆3tKJedTmDQ [sage] 投稿日:2008/09/29(月) 17:09:32 0
【東区 火災現場】

>「二階堂先輩ー!お久しぶりッスー!」

現場検証員の一人が歩いてきた
久しぶりに見る顔にこちらも挨拶の意味を込め手を掲げる

「ウッス、全焼か?消防はあんまし役に立たないみたいだな・・・」

現場を見ると、ほとんど焼けてしまい燃えカスと化した家の外組みと
真っ黒に焦げた家の残骸、家具だったものが散乱している
この中から火事の原因やらを探さなくてはいけない警察の仕事は大変だなと思った

159 名前:検証員 ◆9vmjJO5JFo [sage] 投稿日:2008/09/29(月) 19:05:32 O
【東区 火災現場】

>>158
>「ウッス、全焼か?消防はあんまし役に立たないみたいだな・・・」

「そうッスね・・・朝方に突然起きましたから発見が遅れましてね。
被害者の家の立地条件も悪いんです。」

この住宅地は山を削って作られたものだ。階段状になっている。
被害者の家は頂上に作られていた。

「家は全て中央区向いて玄関がついてるでしょう?上のほうに目が行かないですよ。
通勤するのに、ワザワザ山の頂上を拝んでから街に向かう奴なんていませんから。」

煙がかなり舞い上がるようになってからやっと発見されたわけだ。
灰の山になった住宅を見上げながら、続けて喋る―――

「―――火災は厄介ですね。ここまで燃えてしまうと証拠すら発見するのが難しいッスよ。
仏もこんがりでしてね。外見も分からないくらいに。ま、十中八九ここの家主でしょうけど。
原因はタバコが有力ですね。タバコも何本か見つかってます。ただ・・・」

そういって検証員は顔をしかめる。

「もし、タバコが原因としたらおかしいところがあるんですよ。
さっき近所に住んでる人が話してるのを聞いたんですが、被害者は最近禁煙してたらしんです。
なのに、タバコが火元っておかしいでしょう?どういうことッスかね〜?」

検証員はお手上げとばかり両手を上げる。

160 名前:次藤 ◆Ffg7CI2Aaw [sage] 投稿日:2008/09/29(月) 19:41:16 O
【学校・校門前】
「よ〜し、着いたぜ。」
校門前に車を停め、二人を降ろす。
「それじゃあお二人さん、また後で。」
二人に手を振り、紅葉坂へと向かった。

【紅葉坂】
「さて…マスターはまだ来てないみたいだな。」
ここに来るのもかなり久々だ。
懐かしくなった俺は車を降りて少し風景を眺めたくなった。
>>153紅葉坂に人影はなく、俺の体を風が虚しく過ぎていく。
「ふぅ〜…さむっ。…ん?」
ふと俺の足元に空き缶が転がってくる。
かなり歪んでいるようだ。
何故だか無性にその空き缶に対し恐怖を感じた俺は思いっきり空き缶を踏み潰した。
「は…はは。何を神経質になってんだ俺は…。ビビり過ぎだよなぁ…」

161 名前:??? ◆Kz/HYKFBBs [sage] 投稿日:2008/09/29(月) 21:21:15 O
【紅葉坂】
ふと、風が吹き抜ける。
紅葉した枯葉が空に舞い上がり風に流されていく。

―――彩られた葉の幕が開くと、そこには一人の少女が立っていた―――

見た目は15、16・・・17歳くらいだ。綺麗に染められた藍色の着物を身につけている。
腰には真紅の鞘に収められた日本刀。紅い瞳と漆黒の長い髪。
そして頭から伸びている角。これが唯一視覚的に妖魔だと認識できるものだろう。
端整な顔つきの美少女だがどこか哀愁が漂っている様にも見える。

「―――――この様な場所へ何用だ人間。」

静かに少女は目の前にいる次藤に問いかける。

162 名前:蘇我 命 ◆xbaMlGKONE [sage] 投稿日:2008/09/29(月) 23:51:22 0
トリクラされてたことに普通に気がつかなかった…ので鳥変更

【喫茶店 二階堂】
>>147-148
「有難うございます」

ペコリと会釈をしながら、茜を伴って後部座席に乗り込んだ。
彼女は自動車というものが物珍しのか、しきりにキョキョロと見渡している。
そんな様子を微笑ましく眺めていたところまでは良かったのだが…
エンジンがかかると同時に耳を劈くようなロックンロールが車内に響き渡った。
お蔭でレディー達は予想外の爆音の洗礼を受ける羽目になり…

(彼の性格考えれば…予想しておくべき事態だったわね…)

軽い頭痛と眩暈を覚える。爆音だけが原因ではあるまい。
傍でクラクラしている茜の額に、霊符を冷えピタがわりに貼り付ける。

>「それじゃあ、しゅっぱーつ」

その刹那、彼女の第六感が最大限に警鐘を鳴らす。

─生きて辿り着けないかもしれない──!!

果たして彼女達を乗せた次藤の愛車は、街中でレースゲームのごとく爆走を開始した。

163 名前:蘇我 命 ◆xbaMlGKONE [sage] 投稿日:2008/09/29(月) 23:52:17 0
>>160
【学校 正門前】

>「よ〜し、着いたぜ。」

3回のドリフトと2回の逆走を経て、車は正門の前まで辿り着いた。
だが、不意に体験する羽目になった街中イニ○ャルDに、二人のレディーはすっかり参っている。

>「それじゃあお二人さん、また後で。」

ヘロヘロになりながらも何とか茜と二人車外に出た時には、次藤は既に車を発進させていた。
紅葉坂へと向かっていくスポーツカーを見送ると、愛を探すべく校舎内に入ろうとしたが…

「茜…ちゃん?」

顔色が悪いという領域を超えて青ざめている…先ほどから一言も言葉を発していない。
次藤の運転の荒さとは関係無いだろう。それだけで妖魔たる彼女がダウンすることは無いのだから。

(…まずいわね…この娘がこんな状況になるなんて…ここに相当危ない輩が来るってこと!?
あの娘を探すのも重要事項だけど…この状況で彼女を放置できないわ。
…ひとまずは保健室まで連れて行きましょう)

覚醒していない人間には茜を目視することはできないので、
とりあえずは自分が気分が悪いということにして保険医に断り、茜をベッドに寝かせる。
添い寝…というのも妙な話だが、スタンスだけでも寝ていないと保険医が不振がるだろう。
申し訳無さそうに俯く彼女の頭をポンポンと撫でながら、その症状が落ち着くのを待った。

(大丈夫よ…大丈夫。あの娘のことも、貴方のこともちゃんと守るから…)

紅葉坂に向かったであろうマスターと次藤、東区の火災、愛や恐らく現れているであろう覚醒者。
懸念材料は山ほどあったが、幸いにも正午近くまで何事も無く過ぎていった。

164 名前:蘇我 命 ◆xbaMlGKONE [sage] 投稿日:2008/09/29(月) 23:53:29 0
>>149-151
>>156-157

【学校 屋上】

正午には茜の調子もすっかり良くなっていた。

「とりあえず、あの娘のこと探しましょうか」

茜は普通の人間には見えないのだが、(ひょっとしたらいるかもしれない)覚醒者には見えてしまう、そうなると色々と拙い。
階段近くの物置に丁度良い隠れ場所があったので、愛の足取りを聞き出している間待機してもらう。
級友の話では、どうやら屋上に向かったらしい。善は急げとばかりに茜と合流。
誰も見ていないことを確認すると、屋上へと通じるドアノブに手をかけた。

>「・・・ほらボール、返すよ。」

情報どおり、彼女はそこにいた。どうやらこちらには気づいていないようだ。
慌てて駆け寄ろうとする茜を静止したのは、他にもう一人。金原鉄馬───命のクラスメートがそこにいたからである。

(まさかデートって訳でも無いでしょうし、いったいどんな話を?)

>「君は交渉が下手だな?──
>「僕の何が疑わしいんだ?」

(語るに落ちるとはこのことね。わざわざ自分から「疑ってくれ!」と明言しているようなものじゃない)

人は嘘をつくときかえって饒舌になるというが、今の金原はまさにその典型だろう。
彼が受け取ったボール…おそらくは本人のものだろうが…随分といびつな形をしている。

165 名前:蘇我 命 ◆xbaMlGKONE [sage] 投稿日:2008/09/29(月) 23:57:23 0
>「・・・アンタ、何を隠してるんだ?」

愛もそこら辺を見逃すつもりは無いのだろう。容赦の無い言葉で突っ込んだ。
その言葉に、鉄馬がグッと詰まるのが、彼女の位置からでも見て取れる。

(間違いなく彼は覚醒者ね。あのボールの傷みは彼の能力(ちから)によるものだわ。
今の彼からは…苛立ちと焦燥、そして怯えを感じ取ることが出来る…となると、覚醒してから時間がたっていないわね。
完全に”見えたて”の状態ね。もし茜ちゃんが目に入ったら…そのリアクションを想像したくも無いわ)

しかしこのままでは埒が明かない。このまま素直に金原が愛に事情を説明するとも考えにくいし、
一度疑念を持ってしまったが最後、愛も決して引き下がらないだろう。
この場は致し方ない。二人の前に姿を現すことにした。
当然二人の形相が固まる。「拙いところを見られた──!」と言わんばかりの顔で…

「ごめんなさい…二人の話を立ち聞きするつもりは無かったの。でも金原君、私も気になるわ。
何か…困っていることやトラブルの類だったら…相談してみて?家が神社だから、そういったカウンセリングにも自信があるの」

直接能力云々には触れず、ありきたりな線からアプローチをかける。
まずは彼の心を平穏に戻す必要があり、聞かなきゃならないことも山積みである。

(自白の呪符で口を割らせるなんて乱暴なことはしたくないし、彼が協力的な態度を取って欲しいところね)

166 名前:◆9vmjJO5JFo [sage] 投稿日:2008/09/30(火) 01:51:03 0
>>147-148 次藤
車に乗るのは初めてだった。というか乗り物を利用する機会なんてなかった。
妖魔は夕食の買い物に行く必要なんてないのだから当たり前だ。
車の中は意外と広かった。これなら悠々と座れる―――

「!!!!!!!!!!!!!!!!!」
『ぅ〜〜!!す、すごいのですーっ!!』

突然、車すら揺れ動かされるような爆音が鳴り響いた。
近くで雷が落ちたくらいうるさい。頭がクラクラする。
それを見かねてか、命が頭に何かひんやりとした物を貼ってくれた。

>「それじゃあ、しゅっぱーつ」

それは愛の元へいけるという安堵の合図であり、恐怖の暴走ゲームの合図でもあった。

>>160 次藤
【学校 正門前】
>「よ〜し、着いたぜ。」

次藤の運転はまさに“暴走”だった。よくあれで今まで生きてこれたものだと思う。

>「それじゃあお二人さん、また後で。」

『ありがとうなのです。』

そう告げると次藤は次の場所へ向かっていった。
・・・さて、私にもやることがある。愛を探さないと――――

『ぅ・・・ぁ・・・・・・・・・』

―――それは突然襲ってきた。
目が眩む、悪寒がする。こんな状態は初めてだ。何かに蝕まれているような感覚。
吐き気がする。頭の中で警告音が鳴り響く。これは不味い、これは恐い。

―――誰カタスケテ―――

【学校 保健室】
>>163 命
いつの間にか学校の中に来ていた。おそらく命が連れてきてくれたのだろう。
『ごめんなさいなのです・・・』
半分寝ているような意識の中、隣で心配そうしている命にそう呟く。
するとポンポンと頭を撫でてくれた。そのお陰で心の底から安心し、ゆっくりと休む事ができた・・・

167 名前:◆9vmjJO5JFo [sage] 投稿日:2008/09/30(火) 01:52:48 0
【学校 校舎内〜屋上】
>>164->>165 命 
・・・色々あったが昼ごろになると気分は戻っていた。
どうして急にあのようになったのかは分からない。
が、心配する程の事でもないだろう。今は元気だし。

>「とりあえず、あの娘のこと探しましょうか」

その言葉に大きく頷いて答える。
命は愛の場所を聞いてくると言うとどこかに行ってしまった。
そして、しばらくすると戻ってきた。どうやら場所が解ったらしい。
急いで命の後を追っていく。

愛は学校の屋上にいた。ただ、様子がおかしかった。
愛の目線の先にいる誰か・・・人目で覚醒者だと解った。
恐らく、愛はこの人間に疑問を抱いたのだろう。覚醒者は覚醒者に反応することができる。
もっとも覚醒して時間が経っていないものには認識し辛いものだが。

声をかけようと駆け寄ろうとしたが、命に制止された。命は険しい顔で様子を伺っている。
この状況を把握するためだろう。言葉には出さないが色々試行錯誤している様だった。
すぐに駆け寄りたい気持ちを抑えて、様子を眺める他なかった。

―――そして、しばらくして命がついに行動に出た。

>「ごめんなさい…二人の話を立ち聞きするつもりは無かったの。でも金原君、私も気になるわ。
>何か…困っていることやトラブルの類だったら…相談してみて?家が神社だから、そういったカウンセリングにも自信があるの」

相手を警戒させない為だろう。柔らかな言葉使いで命は話しかけた。
私は一目散に愛の元へ歩み寄る。とりあえず、何事もないようだったので安心した。

168 名前:二階堂 千晴 ◆3tKJedTmDQ [sage] 投稿日:2008/09/30(火) 02:32:44 0
【東区 火災現場】

>>159
事件の概要を聞き、なるほどなと思う
確かに家は立地条件は悪い、このような場所に家を建てるのは
火事などの災害が起きるとまず、消火に時間もかかり、発見が遅れれば
このような有様になる

火事現場を見ると捜査は大変そうだった

「出火原因は・・・もうめぼしは着いたのか?」
そう尋ねると検証員は
タバコが原因だと答えてくれた、ただ言葉を濁してだが

>なのに、タバコが火元っておかしいでしょう?どういうことッスかね〜?」

彼はたばこが原因であるにもかかわらず家主は禁煙していたという
しかし、俺は別におかしいとは思わなかった

「はっはっはっはっは・・・なんだ原因が分かってるならもうもうタバコで確定じゃないか?」
「そもそも、”禁煙”ってなんでするか分かるか?タバコを吸っていたからさ、そしてその事に後ろめたさを感じて
大体の人間は禁煙するんだよ、そして・・・大体の人間は”禁煙”なんてもの破ってしまう」

自分はタバコを吸わないが、自分の周りには禁煙すると何度も言っている人間が居る
何度も言ってる時点でタバコを結局吸ってしまっている

「禁煙しているからと言ってその人物が永遠にタバコを吸わない保証はない、タバコを止めれない人間の多さを考えれば
喫煙が再発してもおかしくない、ならタバコが出火原因でも問題はないはずだ」

まあ、ありふれた発想だ

「それよりー・・・悪いんだけどさ、警察のほうで調べて欲しいことがあるんだよ」
自分がここに来た理由は、火事の見学ではない
どうしても調べて欲しいことがあったからである

「東区からの紅葉坂のへ通じる入り口にアホな走り屋対策に監視カメラを設置してるだろ?
悪いんだけどさ、昨日の夜から今朝にかけての監視カメラに映ってる車両をリストに上げてくれないか?
ちょっと・・・事件なんだが、まあーそのー・・・俺が動くような事件ってことさ・・・」

169 名前:検証員 ◆Kz/HYKFBBs [sage] 投稿日:2008/09/30(火) 06:18:03 0
【東区 火災現場】

>>168 二階堂
>「はっはっはっはっは・・・なんだ原因が分かってるならもうもうタバコで確定じゃないか?」
>「そもそも、”禁煙”ってなんでするか分かるか?タバコを吸っていたからさ、そしてその事に後ろめたさを感じて
>大体の人間は禁煙するんだよ、そして・・・大体の人間は”禁煙”なんてもの破ってしまう」

「そんなもんッスかねぇ〜。ま、確かに禁煙して我慢できずに止めた、なーんてよく聞きますけどね・・・」

>「それよりー・・・悪いんだけどさ、警察のほうで調べて欲しいことがあるんだよ」
>「東区からの紅葉坂のへ通じる入り口にアホな走り屋対策に監視カメラを―――」

「二階堂先輩がですか?・・・なるほど、了解しました。カメラ洗っておきますよ。
伝えるのは明日以降になると思います・・・で、報酬なんッスけど・・・」

検証員はやたら笑顔で提案する。

「今度、メシおごるってことでどうでしょう?」

170 名前:四条 愛 ◆9vmjJO5JFo [sage] 投稿日:2008/09/30(火) 07:15:45 0
【学校 屋上】

>>165 蘇我
「チッ―――――・・・ん?・・・お前・・・」

誰かに見られた・・・といっても見られたからどうこうなるワケじゃない。
学校の屋上に学校の生徒がいても不自然なことはない。
ただ一瞬、在らぬ噂をされるかもしれないという焦りが・・・って何考えてるんだ私・・・

誰が来たのか確認する・・・突然、姿を現したのは今朝喫茶店にいた少女だった。
一瞬、意味が解らずに硬直してしまった、が、茜がこっちへやってくるのを見て状況を把握した。

今朝、喫茶店でコイツはこう言った・・・“お二人のお名前を教えていただけますか”と。
コイツが妖魔の存在に気付いてるのは明白だった。それにマスターと同じ、まったく動揺がなかった。
という事は、コイツも“この道”の先輩ということだろう。私が求めている能力者の一人に違いない。
で、茜は“―――私がなんとかしますのです”と言った。そして、この状況。
つまり、二階堂さんとこの少女に話をつけてきてくれたのだろう。
茜は見事に重要な責務をやってのけたのだ。えらいよ、茜!後で甘いお菓子でもいっぱい買ってあげるからなっ!

『愛、大丈夫なのですか?』
「・・・・・・・・・・・・・」

茜の問いかけには無言で答える。まだ目の前に居るこの男が“見えている”とは限らない。
急に空気に話しかけたらおかしな奴だと思われるだけだ。と思っていると続けて茜が話しかける。

『愛、この人間は―――』
「―――なるほど、見えてるのか。」

別に驚く事はない。ボールを奪った時からそういう可能性も見出していた。さて後はどう切り出すか、だが・・・

>「ごめんなさい…二人の話を立ち聞きするつもりは無かったの。でも金原君、私も気になるわ。
>何か…困っていることやトラブルの類だったら…相談してみて?家が神社だから、そういったカウンセリングにも自信があるの」

出方を考えているといきなり少女が話を切り出してきた。
何を言い出すかと思えばカウンセリングのお誘い?というか今なんて言った?神社?神社ってまさか―――

「蘇我神社?・・・もしかして、アンタ蘇我の・・・命ちゃんか?」

あぁ、なんてことだ。私はこの少女の事を知ってる。“蘇我”と言えば、“四条”“次藤”に続くこの地の名家じゃないか。
それに命ちゃんとは御三家の集会でよく顔を合わせていた。
いつの間にか交流がなくなってしまったから忘れていたが、確かにその姿には昔の面影がある。
・・・というか、最初に会った時に言ってくれればよかったのに。まさか、覚えてないのか?そう思い命の表情を伺う。

171 名前:次藤 ◆Ffg7CI2Aaw [sage] 投稿日:2008/09/30(火) 08:03:26 O
【紅葉坂】
>>161暫し紅葉を楽しんだ俺は車へ戻ろうとする。
その瞬間再び風が吹き、枯葉が舞い上がった。
本来なら綺麗だな〜、で終わるんだけど…。
枯葉の幕が開くとそこには…着物と日本刀を身に付けた美少女が立っていました。
喜ぶべきシュチュエーションなんだけどな、頭から角が生えていなければ。
>「―――――この様な場所へ何用だ人間。」
しょっぱなから厳しい口調ですこと…。
「初めまして可愛らしいお嬢ちゃん。
 俺は退魔士の次藤琉哉。
 以後お見知りおきを。」
「さて、ここに何の用、だっけ?
 ただの待ち合わせだよ、待ち合わせ。
 しかも女じゃなくて男とな。
 別にお嬢ちゃんをどうにかしよう、なんて考えてないからご心配無く。」

172 名前:二階堂 千晴 ◆3tKJedTmDQ [sage] 投稿日:2008/09/30(火) 12:12:21 0
【東区 火災現場】

>>170
>「今度、メシおごるってことでどうでしょう?」

「ああ、考えておくよ・・・それじゃあ、頼んだぜ」

約束を交わしたところで、もう一つの約束に向かう
停めていたバイクのエンジンをかけて今度は紅葉坂を目指す


「もう次藤は着いてる頃だろうな・・・」


>>171
【紅葉坂】
紅葉坂を走っていると次藤の車が止まってあるのが目に付く
自分もその近くにバイクを停めて次藤を探してみる

「おーい、次藤ー」

少し茂みの方に足を運ぶと次藤を見つける

「ここに居たのか・・・どうした?」

次藤の目の前には今時の子とは思えない変わった感じの子が居た
そして茜ちゃんみたいに角が生えている・・・

173 名前:◆Kz/HYKFBBs [sage] 投稿日:2008/09/30(火) 12:55:53 0
【紅葉坂】
>>171 次藤
>「初めまして可愛らしいお嬢ちゃん。俺は退魔士の次藤琉哉。以後お見知りおきを。」
>「さて、ここに何の用、だっけ? ただの待ち合わせだよ、待ち合わせ―――」

“次藤”と名乗ったか。となるとこの先の寺の者か。
なるほど・・・このような何もない場所でうろつく輩は余程の暇人か、この先の僧くらいだ。
待ち合わせという事はこの先の寺にでも向かうのだろう。それ以外何もない。
初めは不審に思っていたが、見ている限り本当に人を待っているだけのようだ。ならば警戒する必要は無い。

「―――哀(あい)だ。」

名を名乗るのは礼儀だ。相手は礼を示した。
私も名乗らなければ相手に示しがつかない。

「私の名は“哀”(あい)・・・妖魔だ。」

目の前の者は脅威ではないことは明白。警戒の色を落とす。

「最近は物騒な事が多くてな。気分を害してしまったなら侘びよう。」
「――――ところで・・・その者が貴方の待ち人か。」

>>172 二階堂
視線を今来た男に移す。同時に警戒するような人物ではないと判断する。

「今日は・・・なかなかどうして、賑やかなものだな・・・」

174 名前:次藤 ◆Ffg7CI2Aaw [sage] 投稿日:2008/09/30(火) 19:37:07 O
>>173
>「―――哀(あい)だ。」
>「私の名は“哀”(あい)・・・妖魔だ。」
俺は内心物凄く安心した。
彼女の警戒心が薄らいだ気がしたからだ。
>「最近は物騒な事が多くてな。気分を害してしまったなら侘びよう。」
「いやいや、謝ることは無いよ。それより物騒なことっ…」
>「――――ところで・・・その者が貴方の待ち人か。」
ふと振り返るとマスターの姿が。
>>172>「おーい、次藤ー」
>「ここに居たのか・・・どうした?」
「いや、実は紅葉をしていたらこのお嬢ちゃんと会ってな…」
>「今日は・・・なかなかどうして、賑やかなものだな・・・」
「賑やかなのは嫌いか?
 俺は結構好きなんだけどな〜。
 でさ、物騒なことって具体的にどんなこと?
 教えてくれたらお兄さん嬉しいな〜、なんて。」

175 名前:二階堂 千晴 ◆3tKJedTmDQ [sage] 投稿日:2008/09/30(火) 19:44:50 0
【紅葉坂】

>>173 >>174
「始めまして、俺は二階堂と言います」
失礼のないように自分から名乗る事にする
この少女の名前は哀か・・・この紅葉坂に元から居る妖魔なのだろうか?
丁度次藤が俺の聞きたいことを聞いてくれた

この坂で起きた事件の事を知っているかもしれない
とりあえずは聞き込みだ


「ところで哀さん、あなたはこの紅葉坂にはどのくらい前から?それともここがあなたの住処ですか?」

176 名前:金原鉄馬 ◆mcDt2hqAwk [sage] 投稿日:2008/09/30(火) 19:48:52 O
しばらく、考え抜いたすえ、僕は異能について白状することにした。
この三人は、既に何かを確信している。
仮に、この場を何とか乗り切れても、彼女らの視線を気にしなければならなくなる
それは、僕が望む平穏からかけ離れている
「…スーパーマンは何故、普段は新聞記者の振りをしているか考えたことはあるか」
呼吸を整えつつ、ゆっくりと話し始める。
「彼は人間に化け物扱いされるのが、嫌だったんじゃないか? だからこそ、普段は新聞記者としての人生を歩んでいると思うんだ」
近くにあるベンチに座り、大きく深呼吸する。
「僕が隠したかったのは、まさしく、その『異能』だ
 先週の木曜日あたりにそれに気がついた
 初めは、新しい何かを覚えた子供のように嬉しかったが…
 まさか、ここまで気疲れするとはな」
僕は大きく溜め息をして、そして、がっくりと肩を落とした。」

177 名前:◆TJpaVxNsos [sage] 投稿日:2008/09/30(火) 22:08:24 O
【紅葉坂】

>>174 次藤 >>175 二階堂
>「賑やかなのは嫌いか? 俺は結構好きなんだけどな〜。

「嫌いではない。ただ私は妖魔の身、他の者とは相容れぬ。」

妖魔は人間のように集団を形成して生活している訳ではない。
ほとんどの妖魔は一つの生命体として独立して生きている。
だから、妖魔は人間だけでなく他の妖魔とも関わる事が少ない。

>「でさ、物騒なことって具体的にどんなこと? 教えてくれたらお兄さん嬉しいな〜、なんて。」

「知らないのか?其方は退魔士だろう?・・・むぅ・・・」

・・・本当に知りたいのか?口調が軽いが―――まぁいい。

「・・・最近、人間を襲う妖魔が出てきた。“悪鬼”や“悪魔”の類でなくても、だ。・・・本当に知らないのか?」

怪訝な顔で次藤を見つめていると、つい先ほど来た男が話を切り出してきた。

>「始めまして、俺は二階堂と言います」

「――――私の名は哀。この地に住まう妖魔だ。」

次藤とは違い真面目な性格だと伺える。人の良さそうな雰囲気の青年だった。

>「ところで哀さん、あなたはこの紅葉坂にはどのくらい前から?それともここがあなたの住処ですか?」

何を聞くかと思えば・・・私の素行を知ってどうするつもりだ?考えがまったく読めない。

「いいや・・・私は紅葉坂には住んでいない。ここに来たのは少し調べる事があったからだ。」

178 名前:二階堂 千晴 ◆3tKJedTmDQ [sage] 投稿日:2008/10/01(水) 00:24:54 0
【紅葉坂】
>>177

>「いいや・・・私は紅葉坂には住んでいない。ここに来たのは少し調べる事があったからだ。」

調べごと?もしかしたしたら、俺たちと本質は同じかもしれないな・・・

「そうですか、実は俺たちも調べごとで来ているんですよ・・・まあ、ちょっとした誘拐事件です
その手がかりを探しにここまで着ました、先ほどあなたのお住まいをお聞きしたのは、この近辺の情報が
どうしても欲しかったからです。」

彼女が俺たちが探してる妖魔の手がかりを知っているかもしれない
彼女がここに住んでいなくても、この紅葉坂に異変が起きているというのは彼女も分かっているだろう
だが・・・妖魔は他者と係わりを持たない・・・俺たちが探してる妖魔の情報は出ないかもしれないなぁ・・・

「単刀直入にお伺いいたします、昨日ここで妖魔が人間に連れ去られる事件が起きました」

だが、ダメ元で聞いてみる事にする

「もし、あなたが何か知っていることがあれば俺たちに教えていただけないでしょうか?ほんの些細なことでも結構です
この紅葉坂であなたが感じた、我々人間には感じ取れない些細な違和感でもなんでも・・・教えていただけないでしょうか?」


179 名前:次藤 ◆Ffg7CI2Aaw [sage] 投稿日:2008/10/01(水) 07:58:36 O
>>177>「知らないのか?其方は退魔士だろう?・・・むぅ・・・」
普段からそんなに妖魔と関わらずに生きてるからな〜。
というか、なるべく関わらずに生きたいのさ俺は。
多分妖魔の方だってそう思ってる連中がほとんどだと思うし…。
>「・・・最近、人間を襲う妖魔が出てきた。“悪鬼”や“悪魔”の類でなくても、だ。・・・本当に知らないのか?」
やっぱその話か…。
そんな気はしてたんだけどさ〜……。
マスターにも話したけど、実際に最近何度か悪鬼や悪魔以外の妖魔に襲われたし。
でもそんなに物騒って程ヤバい奴等じゃなかったけどな…。
すぐに逃げ切れたし。
>>175マスターは自己紹介をした後、哀の素行を聞き始めた。
さすが探偵。
それに対し哀は、紅葉坂に調べものに来てると答える。
つーかこんな所で調べることなんかあるか〜?
人集まんないでしょ、ここ。
来るとすれば俺みたいな暇人か、うちの寺の坊さん達くらいだし。

180 名前:次藤 ◆Ffg7CI2Aaw [sage] 投稿日:2008/10/01(水) 08:01:20 O
>「そうですか、実は俺たちも調べごとで来ているんですよ・・・まあ、ちょっとした誘拐事件です (以下略)
>「単刀直入にお伺いいたします、昨日ここで妖魔が人間に連れ去られる事件が起きました」
え?マジ?俺そんな話全然聞いて…
……そういや、喫茶店でマスターと四条のお嬢ちゃんがそんな話をしていたような、していなかったような…。
ちゃんと聞いておけば良かった…。
関わらない予定だったから流してたのが間違いだったな…。
>「もし、あなたが何か知っていることがあれば俺たちに教えていただけないでしょうか?(以下略)」
こいつは少々面倒な事件に首を突っ込んじまったみたい。
まあ、突っ込んだ以上は最後まで貫くしか道は残っていないんだけど。

181 名前:◆Kz/HYKFBBs [sage] 投稿日:2008/10/01(水) 19:49:10 0
【紅葉坂】

>>178 二階堂 >>179-180 次藤
次藤は後から来た二階堂という男に話を任せて聞き入っている。
さっきの質問の反応からして、知ってはいるが関わる気はないのだろう。

>「そうですか、実は俺たちも調べごとで来ているんですよ・・・まあ、ちょっとした誘拐事件です
>その手がかりを探しにここまで着ました、先ほどあなたのお住まいをお聞きしたのは、この近辺の情報が
>どうしても欲しかったからです。」
>「単刀直入にお伺いいたします、昨日ここで妖魔が人間に連れ去られる事件が起きました」

・・・人間が妖魔を・・・連れ去った・・・だと?

>「もし、あなたが何か知っていることがあれば俺たちに教えていただけないでしょうか?ほんの些細なことでも結構です
>この紅葉坂であなたが感じた、我々人間には感じ取れない些細な違和感でもなんでも・・・教えていただけないでしょうか?」

「・・・私が調べているのは“堕ちた妖魔”についてだ。おそらく其方の調べ物とは違うだろう。
ここへ来た理由は、この周辺でよく“堕ちた妖魔”が現れている、という噂を聞いてな。様子を見に来たのだ。」

182 名前:二階堂 千晴 ◆3tKJedTmDQ [sage] 投稿日:2008/10/02(木) 18:00:40 0
>>181
>「・・・私が調べているのは“堕ちた妖魔”についてだ。おそらく其方の調べ物とは違うだろう。
>ここへ来た理由は、この周辺でよく“堕ちた妖魔”が現れている、という噂を聞いてな。様子を見に来たのだ。」

なるほど・・・しかし妖魔が他妖魔の心配で調べに来るとは・・・異変なのか、それともこの妖魔が
そういった特別な妖魔なのか・・・だが、今回の事件に関係がないのであれば
あまり引き止めては彼女の迷惑だろう・・・妖魔が堕ちている一方で人間が妖魔をさらう・・・
なんともおかしな話だ

「そうでしたか、野暮なことを聞いて申し訳ありませんでした」

軽く一礼をする

「もし、この辺りで何か気づいたことがあればまた声をかけてください
しばらくは、この当たりで調べごとをするつもりですので、遠慮なく言ってください
ただ・・・堕ちた妖魔のことは俺は分かりません・・・お力になれなくてすいません」

そう彼女に告げると、紅葉坂で起きた事件を調べるべく辺りを散策する
妖魔を捕まえるような事をするのだから何かしら他と異なる場所があるかもしれない
どこかしらおかしな場所があればそれが手がかりになるかもしれない

>>180
「次藤、俺は今からこの紅葉坂を調べるが・・・お前もなんか変わったもの見つけたら教えてくれ」

紅葉坂で探すとは言ったが、やはり広い・・・しかも
妖魔が連れさらわれた痕跡を探すというのも一体何を探せばいいのやら・・・
人間が連れ去ったのは分かってる以上、人間に関する手がかりも欲しい・・・しかし
何故連れさらわれたのか・・・何故連れ去ったのかの動機が気になる・・

183 名前:◆Kz/HYKFBBs [sage] 投稿日:2008/10/02(木) 22:32:34 0
【紅葉坂】

>>182 二階堂
>「そうでしたか、野暮なことを聞いて申し訳ありませんでした」
>「もし、この辺りで何か気づいたことがあればまた声をかけてください―――」

「―――そうだな、解った。何かあれば其方に伝えよう。
逆に、其方たちが気付いたことがあれば私に教えてほしい。」

そう告げて、その場を去る。
まさか人間と情報を共有するとは思わなかったが、不利益を被る訳でもない。
今は、この地で何が起きているか知るのが先決だ・・・

184 名前:次藤 ◆Ffg7CI2Aaw [sage] 投稿日:2008/10/04(土) 21:22:48 O
>>182>「次藤、俺は今からこの紅葉坂を調べるが・・・お前もなんか変わったもの見つけたら教えてくれ」
「へ〜い了解…。」
とは言っても、このただっ広い紅葉坂を調べるなんて、考えただけでも嫌気が差す。

「あ、そういえば…。
 さっきかなり歪んだ空き缶を見つけたんだ。
 見た瞬間に嫌な感じがしたから踏み潰しちまったんだが…。
 あれは何かの手掛かりになるかも。
 その辺探せばもう一本くらい出てくるかもしれないな。」

185 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/10/05(日) 00:23:02 0
>次藤 ◆Ffg7CI2Aaw

もう少し文章にまとまりを持たせることはできないのか?
携帯だからってのは言い訳にならんよ

186 名前:蘇我 命 ◆xbaMlGKONE [sage] 投稿日:2008/10/05(日) 20:36:52 0
【学校 屋上】

>>167
>>170
茜が愛に駆け寄る間、注意深く鉄馬の様子を観察する。
”見えている”ことは疑いようも無いが、それでも、特に動揺した様子は見られない。

(一安心と言ったところね。見えはじめの人間が妖魔と接触することで
精神のコントロールに異常をきたすことも少なくないから不安だったけど…)

>「蘇我神社?・・・もしかして、アンタ蘇我の・・・命ちゃんか?」

「ええ、そうよ。ごめんなさい…愛ちゃん、思い出すのに時間がかかったわ」

他に言葉が出なかった。喫茶店で名前を聞いた時に気づくべきだったのだが、
興味の対象を茜に移して思案に暮れているうちに時間を浪費していた。

四条愛の名前を聞いて、それが数年前までは交流のあった少女と結びつくまでに要した時間の長いことか。
その仕草も、表情の作り方も全く変わっていないと言うのに…

(今日は本当にこんなことばっかりね…私の方こそ安定してないかも)

妖魔の誘拐、紅葉坂、東区の火事、学校への影響…懸念材料が多かったのは事実だが、そこは忘れるべきではなかった。
精神が安定しないのは何も初心者に限ったことではない。妖魔がらみの出来事は経験豊富なほうだと思っていたが…
この程度でこんな大事なことに思いがいたらなくなるのは、祖父に言わせれば「修行が足りない証左」だろう。

「今はとりあえず金原君の話を聞いてみましょう」

187 名前:蘇我 命 ◆xbaMlGKONE [sage] 投稿日:2008/10/05(日) 20:38:26 0
>>176
ここで再び鉄馬の方へと顔を向ける。見たところ閉口しているようだったが、やがてその重い口を開いた。

>「…スーパーマンは何故、普段は新聞記者の振りをしているか考えたことはあるか」

言われるまでもない。母が神社から飛び出した理由がそれだ。

当時、21世紀突入によるノストラダムスの予言の消失、霊験系芸人の廃りなどによるブームの衰退や、
次第に頻発するようになったオカルト信者による各種の事件などが、人々に非科学的な分野に対する偏見を助長させた。
当然ながら蘇我神社も口さがない噂に晒され友達もあまりできず、市井の人々にも気味悪がられた。

さらに彼女の母は巫女としての素質を持っていなかったことから、分家などからは役立たずと蔑まれてもいた。
出自に対するコンプレックスに耐えられなくなった彼女は、
父親(命の祖父)の諌めを振り切り出奔、行き着いた先で知り合ったサラリーマンと結婚。

(そうして生まれたのが私…親子3人、確かに幸せだったけれど)

しかし彼女の両親は交通事故で他界。一人残った彼女は祖父の下へと引き取られていった。

>「まさか、ここまで気疲れするとはな」

(そうでしょうね。能力に目覚めるということは今までの自分がひっくり返ること…
その差異に慣れるまでにも時間がかかるし、それを他人に悟られないようにするのに伴う徒労感は尋常じゃないわ)

「事情は良くわかったわ。それで…貴方が身に着けたのはどんな力なの?」

聞きたいことや言いたいことは山ほどあるが、今は無難なところから尋ねて彼の精神の負担を和らげるべきだろう。
その能力は歪んだボールを見れば凡そ察することは出来るが、詳細を聞いておいて損は無い。

今まさに起こっている事件…二人を巻き込むことへの懸念…学校に迫る何者かの悪意…他にいるかもしれない覚醒者
彼女の思考は今後のことを焦点にして目まぐるしく回転していた。

188 名前:四条 愛 ◆9vmjJO5JFo [sage] 投稿日:2008/10/06(月) 20:47:41 0
>>176 金原 >>186 蘇我
>「ええ、そうよ。ごめんなさい…愛ちゃん、思い出すのに時間がかかったわ」

やっぱりそうだった。昔と比べるとかなり大人びているが面影は残ってる。
ミステリアスな雰囲気は変わっていない。ただ、少し違和感を感じる。

(・・・染めたのかな?)

髪の色が変わっている。昔は綺麗な黒だったが今は赤茶色に染まっている。
世間的に違和感があるワケじゃない。今時、高校生なんて本当の髪色の奴のほうが珍しい。
ただ、命は髪を染めるようなタイプじゃなかったはず・・・まぁ、今は置いておこう。

「私も“蘇我神社”って聞いてやっと思い出せたんだ・・・お相子だ。まぁ、それよりも・・・」

>「今はとりあえず金原君の話を聞いてみましょう」

静かに頷き金原に視線を向ける。

>「…スーパーマンは何故、普段は新聞記者の振りをしているか考えたことはあるか―――

不意に口にした言葉には呪いの様な重みがあった。
人が人以上の力を得た時、その能力者は“人”と言えるのか。
答えは千差万別だろう。ただ、その中にはこういう人も含まれるはずだ。

「――――“バケモノ”か。」

金原はその答えに行き着ついた。だから隠そうとした。極めて冷静な判断だと思う。
私は茜がいたから冷静に対処できたが、普通の人が急に力に目覚めたら“おかしくなった”と錯覚するだろう。
その点では金原は異例だったのかもしれない。金原は金原なりに状況を見極め、その答えに至ったのだから。

>「まさか、ここまで気疲れするとはな」

ホント、私もそう思った・・・だから自然と声が漏れてしまった。

「・・・安心しろ。私もアンタと同じだよ・・・」

189 名前:金原鉄馬 ◆mcDt2hqAwk [sage] 投稿日:2008/10/08(水) 00:22:16 0
>「・・・安心しろ。私もアンタと同じだよ・・・」
彼女が漏らした言葉を聞いた途端、肩の荷が降りた気がした。
もしかしたらただの気休めの嘘かもしれない。
それでもいい、それだけでも十分救われた気がした。
「じゃあ、そこにいるシュークリームが好きそうな奴もそうなのか?」
さっきは気が動転して気がつかなかったが、彼女の頭には角があり、和装だ。
あれは異能の影響なのか?それとも四条さんの異能なのか、今の僕には判断できない。
ただ、もし後者ならば、少なからず僕は羨むだろう。

>「事情は良くわかったわ。それで…貴方が身に着けたのはどんな力なの?」
四条さんに対し、彼女はまだ真剣な眼差しをして、異能について問う。
これは全て打ち明けるべきなのか?
一瞬、その疑問が頭をよぎったが、断ったところで、話がややこしくなるだけだ。
「力…か、僕の異能は力を操るというものだ。力と言っても、異能ではなく
 机上で説明がつくほうの力、つまり、力学に属する力を操る能力だ」
と言っては見せたが、どうやらこの時点で脱落しているのがいるようだ。
このまま訳の分からない説明で混乱させるよりは、やはり、見せたほうが早いだろう。
「…どうやら、見せたほうが早いらしいな」
僕はボールを握り直し、近くに的になるようなものが無いか探す。
屋上に張り巡らしてある金網でもかまわないが、もしもを考えるとあまり得策ではない。
「仕方ないな、こいつを的にするか」
目ぼしい的がなかったので、後で飲むつもだった缶コーヒーを的にすることにした。
「今からこいつを狙って、これを投げる。とはいえ、
 ピッチャーのように振りかぶって全力投球する訳じゃない
 大体、このぐらいの力で投げる。」
僕は的を適当な位置に置くと、ボールを軽く放り投げ、四条さんに渡す。
「今のフォームとボールの速さ、まぁ見えていたなら回転も覚えていてくれ、パス」
ボールを返してもらった。僕は一呼吸置き、50m先にある的を見る。
イメージは今朝と同じでいい『捻り撃ち貫く』それだけでいい。
そして、僕は先ほどと同じゆったりとしたフォームでボールを投げた。
だが、投げられたボールは先ほどとは段違いの速度で進み、ドリルのように高速で螺旋回転しながら
的である缶コーヒーに喰らいついた。
「投げる力を『強化』し、回転の方向をバックスピンから螺旋回転に『操作』した
 後は投げる力の向きも若干修正してあるかな…これで理解出来たろ?」

190 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/10/12(日) 16:54:20 0
突如、空が血の色に染まる

191 名前:蘇我 命 ◆xbaMlGKONE [sage] 投稿日:2008/10/12(日) 23:00:16 0
【学校 屋上】

>>188-189
>「・・・安心しろ。私もアンタと同じだよ・・・」

(これで、懸念要素は一つ消えたかしら?)

ほっと胸をなでおろす。鉄馬の精神状態はそこまで追い詰められた訳では無さそうだ。
それならば覚醒者同士で連携を保つことは悪くない。
悩みを一人で抱えるのと、共有して分散するのではストレスの度合いが違うのだから。

>「僕の異能は──力学に属する力を操る能力だ」

率直な感想としては”珍しい”と思った。
彼女が今まで見てきた覚醒者の持つ異能とは少々趣が違う。

「霊的ではなく物理的な力…ということね。実際に見せてくれると有難いのだけれど」

この手の能力は説明を続けていくうちに物理の授業に突入してしまう。
そうなると、人間世界に完全適応しているとは言いがたい茜には難しい話かもしれない。
百聞は一見にしかず、その効果の程を見た方が手っ取り早いだろうとばかりに促した。

>「…どうやら、見せたほうが早いらしいな」

彼は缶コーヒーをセットすると、手にしたボールを愛に向けたのと同じくらいに緩やかに放る。
ボールは決して床に落ちることなく、それまでとは段違いの速度と回転で缶を抉った。
中身が勢いよく噴出しながら虚空に弾かれ、スチールの残骸が乾いた音と共に床に転がる。
大リーグボールなどという生易しい領域ではない。殺傷能力を備えた弾丸と呼ぶべきだろう。

(呪符と組み合わせた物体にこの力を応用すれば、大抵の妖魔ならひとたまりも無いでしょうね)

192 名前:蘇我 命 ◆xbaMlGKONE [sage] 投稿日:2008/10/12(日) 23:01:14 0
彼の能力は確かに把握した。だがそれとは別に、彼女にはもう一つ疑問が生じていた。

>「じゃあ、そこにいるシュークリームが好きそうな奴もそうなのか?」

茜のことだろうが、妙な喩えだ。彼女の外見は日本人形を思わせるような和服姿の妖魔だ。
子供のような外見なのだから、甘いものが好きそうに見えるというのならまだ理解できる。
何故”洋菓子”の”シュークリーム”なのだろうか?

(ひょっとしたら彼は、茜ちゃんについて何か知っているのかしら?)

尋ねるべきだろうか?そう思った刹那───

>>190
突如、空の色がまるでペンキを流したかのように紅に染まっていった。
ここまで露骨な天変地異が起こるとすれば…原因は一つしかない!

「みんな伏せて!」

直後、突風と共に何かが降り注ぐような音に見舞われる。
彼女は霊符を1枚放り投でて素早く印を組むと、風の流れが変わった。
4名を狙って降り注いだ無数の黒い針が、周囲の床に突き刺さる。
だが安堵したり驚く暇も無い。既に第二波が迫っていた。

チィチィチィチィ!

禍々しい羽音や鳴き声と共に向かってくる物体は、翼は蝙蝠のそれだが胴体はまるで人間の眼球。
見た目のおぞましさでは他の追随を許さない低級妖魔の類だ。
襲撃者を迎え撃つべく、今までの霊符とは記された呪文がまるで異なる呪符を取り出す。

「来るわ!みんな気をつけて!」

193 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/10/14(火) 21:06:38 0
霧が発生

草むらにナイフ

194 名前: ◆pDdtliHb3E [sage] 投稿日:2008/10/15(水) 18:51:50 0
TRP系スレ総合避難所

http://changi.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1223106569/l50

195 名前:金原鉄馬 ◆mcDt2hqAwk [sage] 投稿日:2008/10/16(木) 19:13:34 O
突如、空が紅く染まり、突風が吹き荒れる
僕は蘇我さんの言うことに従い地に伏せた
音と風がやんだのを確認し、目を開くと、そこは先ほどの喉かな屋上ではなかった。

「これは…いったい」
コンクリートに突き刺さった無数の針に言葉が漏れる
耳障りな羽音と鳴き声がする方に目をやると
よくお化け屋敷に居そうな怪物がそこにいる
「アレはなんなんだ?」
僕は蘇我さんの背後に回り、訪ねる

196 名前:蘇我 命 ◆xbaMlGKONE [sage] 投稿日:2008/10/17(金) 00:40:53 0
>>195
気がつくと、その場の全員がお互いの背中を庇いあうような隊形を取っていた。

>「これは…いったい」
>「アレはなんなんだ?」

「低級妖怪の類よ。ただし、この数が来るってことは明らかに意図的に呼び出されたものでしょうね」

背後の声に応ずると同時に、呪符を上空の化け物共に向け投げ放つ。
符が命中したとたんに、ピギィと不快な悲鳴をあげて床に転がり落ちた。

(こいつらは何とかなるとしても、次に何がくるやら…
問題はさっきの針…こっちの逃げ道を潰すつもりでしょうね。厄介だわ)

ふと隣に目をやると、茜が尋常ではないくらいに怯えている。
愛は懸命に庇いながら、向かい来る襲来者を宝具で防いでいた。

(…こいつら…ひょっとして茜ちゃんを狙っているの?)

もしそうなら、ここに長時間とどまるのは危険である。
他の生徒を巻き込んでしまってからでは遅すぎるのだ。

197 名前:蘇我 命 ◆xbaMlGKONE [sage] 投稿日:2008/10/17(金) 00:42:17 0
>>193
「愛ちゃん、金原君、時間を稼いでちょうだい」

二人にそう告げると、先ほど風を乱したのと同一の霊符を右手で天に掲げる。
残されたもう片方で印を組み終えると、全員の視界は次第に乳白色に占められていった。
濃霧が屋上一帯を包み込み、妖魔達は目標の正確な位置を見抜けず混乱に陥る。

「愛ちゃん、お願い」

命の合図に彼女も無言で頷き、宝具『鬼切』を己の足元に力いっぱい突き立てた。
すると今まで冷たい程に黒光りしていた針も、やがてその一つ一つが草へと姿を変え、
針の筵状態だった屋上が一転、草むらに変貌した。御三家に伝わる秘儀の一つである。

(やったわ!これで逃げ道が出来た!)

だが、階段まで走ってから駆け下りるとなるとロスが過ぎる。
残された手段で最も手っ取り早いのは──!

「金原君、貴方の力で全員の落下する力を『軽減』できる!?」

そこまで行くと最早重力操作の領域である。
だが今はそれにかけるのが最善であると彼女は判断した。

198 名前:ハクズ ◆c5zqNZgq96 [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 16:49:31 0
名前: ハクズ(白頭)
年齢: 80歳程度(精神的には30代前半)
体長: 90cm
体重: 4kg
種族: 妖魔・魔獣種・鴉モドキ
身分: はぐれ妖魔
性別: オス
性格: 狡猾、独立志向が強い
妖魔の技能: 白景霧間【小】、話術(人語)
特技: 奇襲、スリ盗り
長所: 自分の実力を判っているので撤退のタイミングを間違えない
短所: 酒に酔うと霊力が落ちる
装備品: 無し
所持品: 無し
瞳の色: 黄色
羽根の色: 黒っぽい灰色
容姿の特徴・風貌: 体の割に大きいツメ、額に白い菱形の模様があることから「白頭」と呼ばれた
趣味: 酒の飲み比べ
嫌いなもの: 飛び道具
好きな食べ物: 酒類、特にワイン
簡単なキャラ解説:
もとから酒好きであったが、人間の酒蔵から盗んだワインを口にしてから何度も人間の街へ降りて騒ぎを繰り返した無法者。
群を危険に晒すとして追放されたのが20年程前。以来、放浪の身。
人間を嫌っても好いてもおらず良くも悪くも中立、現在は何者かに雇われて浅之宮周辺で何かを嗅ぎ回っている。
普段は霊体で不可視、戦闘時は霧(正確には水)を媒体に肉体を形成。

199 名前:ハクズ ◆c5zqNZgq96 [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 16:50:57 0
バサリ、と羽音を上げながら私は鉄塔に降り立つ

「厄介なことに首を突っ込んだかもしれないな…長い仕事になりそうだ。」

普段なら酒代のために鉄クズや盗品を売り払っているところを
少しばかりの金に釣られて『依頼』を受けたことに私は早くも後悔していた

最近この浅之宮にトチ狂って人間を襲う連中、“堕ちた”妖魔が増えている
そんな噂の調査に来たもののこの街では妖魔だけでなく人間にも奇怪な事件が起こっているという

「早めにカタが付くことを祈ろう」

溜め息と共に私は街へと繰り出す
まずはここに来る途中一番に目に付いた煙の上がっていた場所、
さらには“堕ちた”連中が頻繁に現れるという『紅葉坂』に向かった

200 名前:二階堂 千晴 ◆3tKJedTmDQ [sage] 投稿日:2008/10/19(日) 00:30:50 0
この紅葉坂で捜査を開始してからどれ位たったのだろうか?
時計を見る事さえ気にせず、黙々と地面に落ちているものを探した
地面だけではなく時折顔を上に向け木々の様子、木々の枝の間から見える空を眺め
この坂ので起きた異変を探している

証拠になりそうなものは特になく、次藤が見つけた空き缶も、何の変哲もない
ただのゴミであることが分かった・・・

堕ちた妖魔がよくこの坂には出るそうだが、それらしい気配もなければ
哀以外の妖魔にまったく持って出くわさないでいた


「本当にここで事件が起きたのか・・・?」

そう疑問に思いたくなるくらい紅葉坂は落ち着いた雰囲気と優しい風が吹いていた

201 名前:金原鉄馬 ◆mcDt2hqAwk [sage] 投稿日:2008/10/19(日) 20:44:44 O
「それは不可能だ。
 僕の異能は、確かに力を操る能力だが、それは自分で力を加えた物に限定される
 そして、生物を対象とする力は操作出来ない」
僕は蘇我さんに背を向けながら、そう返した。
仮に他の方法があって、なんの問題もなかったとしても、僕に『ここから退く』という選択肢は選ぶ気になれない。
「奴らの狙いがわからない以上、僕らがここから退けば誰かに被害が出る可能性は十分あるんじゃないか?
 僕は自分の平穏を乱される事の次に他者の平穏が乱される事が我慢なら無い
 これは、僕の我が儘だ…他に逃げる策があるなら、三人で逃げればいい」

202 名前:蘇我 命 ◆xbaMlGKONE [sage] 投稿日:2008/10/19(日) 23:03:37 0
>>201
濃霧の中に不快な鳴き声と羽音の不協和音が奏でられている。
未だに低級妖魔達が獲物を求めながら飛び回っているのだ。

(所詮は目玉のお化け、一度視界を防いでしまえば統制なんかとれるわけ無いわ)

それでもなお懸命に相手に食らいつかんとする輩もいることにはいたのだが、
霧の中心にいる4人を視認した次の瞬間には遭えなく撃ち落されていた。

>「それは不可能だ」

命が期待した地上への最短ルートは、鉄馬の言葉によってその可能性を絶たれた。
クッション代わりになる物があれば話は別なのだが…

(そんなもの、あるわけが無いわよね)

彼女の脳内ナビが代替ルートを検索し始めた時、再び鉄馬が放った一言が彼女を一瞬硬直させた。

>奴らの狙いがわからない(ry
>僕の我が儘だ(ry

「いきなり何を言い出すの!?連中の狙い?私たちに決まっているわ!
でなければとっくの昔に校舎の方に直接攻撃を仕掛けているでしょう!?」

語気が荒くなったことで、茜がビクリと震える。
それに気づかぬ彼女でもない。若干の申し訳なさを覚えつつ、トーンダウンしながら続けた。

203 名前:蘇我 命 ◆xbaMlGKONE [sage] 投稿日:2008/10/19(日) 23:04:45 0
「私たちがカバーできる範囲にも限度があるわ。他の場所ならいざ知らず、ここは学校よ。
もし他の誰かが巻き込まれたら…確実に集団的なパニックを巻き起こす。
とてもじゃないけど被害を防ぎきることは出来ないわ」

無論、この間にも愛、命、鉄馬の3名は定期的に霧を抜けてくる妖魔の迎撃を続けている。
だが敵とて何時までもこのような散漫的な状況を続けることを良しとはしないだろう。
もしどこかの教室に攻撃をしかけられたとして、彼らがそれを阻止出来よう筈もないのだ。

(この手の事態に慣れてない二人に言っても仕方の無いことだけれど…)

このまま戦闘を継続するにあたって、屋上という場所は不利に過ぎる。
行動可能範囲が著しく限定されてしまう上、妖魔が制空権を奪われているからである。

「私達は奇襲されたわ。それなら出来るだけ早くこの場を離れた方が無難よ」

(一度引いてから反撃に転ずれば、心理的余裕も生まれるし、対処もしやすくなるなるわ。
逆に時間がたてばたつ程、相手の術中に陥る危険が高まるだけでメリットはないわね)

彼女がもう一つ口に出せないことがあった。茜のことである。
先ほどから彼女の顔は強張ったままだ。怯えと恐怖が入り混じったその表情を見るのは辛い。
愛もその思いは同じようで、その戸惑いと悲しさを敵への怒りへと変えて奮戦していた。

(さっきの針や妖魔の軌道を省みれば、敵が茜ちゃんを狙っているのは間違いないわ)

無論、口の端にのぼらせたりはしない。すれば茜は間違いなく傷つく。
それに原因云々を考えるよりはもっと建築的な───この状況への対応を決定した方がいいだろう。

「兎に角金原君、逃げるにせよ逃げないにせよ、屋上にとどまるのは危険よ。
非常階段まで走るという愚を犯してでもせめてグラウンド、ないしは裏庭に下りるべきね」

それが今の彼女に提示できる次善の策だった。

204 名前: ◆xbaMlGKONE [sage] 投稿日:2008/10/19(日) 23:09:24 0
訂正

× 妖魔が制空権を奪われているからである。

○ 妖魔に制空権を奪われているからである。

205 名前:ハクズ ◆c5zqNZgq96 [sage] 投稿日:2008/10/21(火) 20:54:48 0
「無駄足だった、か。」

私は件の紅葉坂へと来たものの思うように調査は進まないでいた。
この街に来る途中に見た煙の筋、あれは人間の家が焼けたためらしく
先程まで多くの人間が集まっていたが、今では大方が立ち去り通りを歩いているのは数人だ。
“堕ちた”連中が関わっているのなら人間にしろ、妖魔にしろ怨念めいたものが
残っているかとも思ったのだが結果は空振りである。
……最も白昼堂々人間や妖魔が殺し合うような街にとて居たくはないが

(これ以上の収穫が無ければ場所を移そう)
この街に住む異能を持つ人間達『御三家』の領地
古くからこの土地の要となっている『里守の森』
他にも下調べの段階で注意すべき情報がいくつかあるのだ
ここばかりに時間を割いてはいられない。

「まずは街の東にある清柳寺から……?……!?」

>200>時折顔を上に向け木々の様子、(中略)この坂で起きた異変を探している

傍から見ればそれは木々の紅葉を眺めているだけだろう
だが、先程からこの通りを歩いていた人間の一人が足を止めて空を見上げており
その視線は並木に止まった私に注がれている。

「あの人間“見えて”いるか」

あらかた決定した方針はすぐに変更となった
向こうはこちらを観察しているだけで手を出してくる様子はない。
話ぐらいは聞けるかもしれない、そう当たりを付けた私は彼の近くにあるガードレールへと降り立つ。

「失礼。私の名前はハクズ、流れ者で何でも屋といったところだ。
 “見えて”いるようなので話かけさせてもらっていいだろうか?」

206 名前:二階堂 千晴 ◆3tKJedTmDQ [sage] 投稿日:2008/10/22(水) 21:05:24 0
>>205
木々の陰から見える空から少しだが変わった風が吹く
風の中にまぎれたその気配はやがて自分が腰掛けていたガードレールへと近づいてくる

>「失礼。私の名前はハクズ、流れ者で何でも屋といったところだ。
> “見えて”いるようなので話かけさせてもらっていいだろうか?」

鳥のようなそれは頭に白い模様を持ち流暢な言葉を使い話しかけてきた
かすかに冷たい冷気の流れを感じる、この鳥に少しばかり空気中の水分が集まっていってるような感じだ。

「これはどうもご丁寧に、俺は二階堂、しがない喫茶店のマスターをしてます」

相手が人間の姿をしてないが、人語を操れ、態度も紳士的ならば
こちらも無礼がないようにするのは当然、自分も自己紹介し会釈をする。

「それで、なんでも屋であるアナタがどのようなご用件でしょうか?」

207 名前:ハクズ ◆c5zqNZgq96 [sage] 投稿日:2008/10/23(木) 21:47:27 0
>「これはどうもご丁寧に、俺は二階堂、しがない喫茶店のマスターをしてます」

(よし、まずは良い感じだ)
幸いなことに向こうの対応は丁寧である。
たまにこちらと争う気は無くとも敵視してくる人間も少なくはないので
第一印象としては上手くいったものだ。
…まあ、それだけですぐに協力し合える訳ではないのだが
現に彼の態度からして妖魔と接触したことは一度や二度ではないだろう
そんな人間がただの茶屋の主人ではあるまい、食えない男だ。

「妖魔の見えている人間が、茶屋の主人か
 ハハハッ、店を持った商売が出来るというのは結構なことだ。」

この手の輩は人間でも妖魔でもその辺りには深く突っ込めないだろう
皮肉を1つ返して本題に入る。無論、こちらも多少オブラートに包んで

「店を構えているということはこの街の人間だね?
 気付いているかもしれないが、この土地で“堕ちた”連中が増えている、
 そんな噂が広がっていてね。話だけではどうにも不確かなことしか
 見えないもので自分で確かめに来た、というところだ。」

208 名前:二階堂 千晴 ◆3tKJedTmDQ [sage] 投稿日:2008/10/23(木) 22:14:06 0
>>207
この妖魔も堕ちた妖魔の事か・・・まったく妖魔は堕ちる事が気になって仕方がないみたいだな
ふふん、皮肉もいえるとはまったく・・・


「生憎、先ほど同じようなことを聞いてきた妖魔の子がいましてね・・・
まあ、いい返事は出来ませんでした・・・私はここで起きた妖魔連れ去り事件を調べています」


「どうやら・・・この坂は堕ちた妖魔も出れば、妖魔が連れ去られたりもする・・・だからですかね
この坂に妖魔の気配がないのは・・・皆居なくなってしまったようだ」

ふと自分の発した言葉に、ノドの奥にホネが引っかかるような違和感を感じた
自分の立っている位置から辺りを何気なし見回してみる

そうか!分かったぞ!

「そうか、居ないんだ!誰も居ないんだ、この坂に居るはずの妖魔が居なくなっている!」

自分が今まで探していて見つからなかったもの
それは、この静まり返った坂の住人達、低級の妖魔の気配すらしなかったのだ
少しだが見えてきたような気がする・・・

あとは妖魔が連れ去られた事、俺は勘違いをしていたのかもしれない

209 名前:ハクズ ◆c5zqNZgq96 [sage] 投稿日:2008/10/25(土) 17:09:00 0
>「生憎、先ほど同じようなことを聞いてきた妖魔の子ががいましてね・・・
 まあ、いい返事は出来ませんでした・・・私はここで起きた妖魔連れ去り事件を調べています」

私の他にもこの土地を嗅ぎ回っている者がいるようだ。
確かに他の土地にまで噂が広がる程なら土着の連中はとっくに動き始めているだろう
そういった連中と協力すべきか不干渉を通すべきかはともかく
それよりも彼は見過ごせない言葉を続けた。

「妖魔が連れ去られている?単に姿を眩ましただけではなくて?」

堕ちた連中にはまともに会話もできず、報せの無くなる奴がいるし
山奥や孤島に隠れて同族との交流さえ断ち切る妖魔もいることはいる
しかし連れ去り事件、と彼は言った。
なにやら私の知らない厄介事がある、様なのだが、

>「そうか、居ないんだ!誰も居ないんだ、この坂に居るはずの妖魔が居なくなっている!」

一瞬の沈黙の後、辺りを見渡すと彼はそう口にした。
私と話している内に何かを閃いたのだろうか?
何にせよ、もう少し話を聞く必要がある。

「…すまないが何か分かったことがあるなら聞かせて欲しい」

210 名前:金原鉄馬 ◆mcDt2hqAwk [sage] 投稿日:2008/10/25(土) 19:35:53 O
「………わかったよ」
内心はまだ納得することが出来なかった。
何を根拠に彼女が狙われているのは自分らと断言できるのか
それを彼女はあんなに語気を荒げても口にはしなかった。
何の根拠もない勘なのか、もしくは、隠しているのか
その判断出来るほど、僕は有能ではない
しかし、こんな緊急時に自分のエゴだけで、ここで口喧嘩をする必要な時間は一切ない
「行くなら裏庭がいい、校庭だと目立つ、それに、あそこなら隠れる場所もある」


211 名前:二階堂 千晴 ◆3tKJedTmDQ [sage] 投稿日:2008/10/28(火) 20:01:44 0
>「…すまないが何か分かったことがあるなら聞かせて欲しい」

ハクズの問いかけに
自分ひとり興奮してしまっていた事に気がつき、恥ずかしさが襲う

「これはすいません・・・朝からこの辺りを探し回っていたもので、ようやく一つの疑問が分かりかけたところなんです」

少し目をつぶり、頭の中で考えたことを1つにまとめていく
落ち着きながら自分なりの結論をハクズに説明する

「静かだと思いませんか?この坂には本来居るはずの妖魔が皆居なくなっているんです
俺はこの坂で妖魔が連れ去られたとと聞いて事件の捜査をしたのですが、ここで出会った妖魔は
あなたと同じ、外から来た妖魔だけ・・・本当は下級の妖魔が潜んでいてもいいのですが
堕ちた妖魔どころか普通のさえ居ません・・・」

ハクズのの留まっているガードレールの直ぐ横の木に歩いていく

「見てください、この木を」

木の皮をベリベリと剥がしていくと、中には空洞になっており
小さな動物なら暮らせるような状態になっている

「このような空洞なら見つけたのですが、住んでいた住人が居なかったので留守か
引っ越したかと思ったのですが、この木は分かりやすいですね・・・食料の残りがあります
まだ、日は経っていませんね・・・木の実が干からびてるわけではありません」

「このように、まだ先程まで生活していたような低級妖魔の巣がごろごろあります、身を潜めていた
巣以外に身を潜める場所があるのでしょうかね?・・・どうやら昨日を詳しく調べる必要があるみたいですね」

212 名前:名無しになりきれ[] 投稿日:2008/10/29(水) 15:39:26 O
ハゲクズ

213 名前:名無しになりきれ[] 投稿日:2008/10/31(金) 14:03:01 O
ハゲクズでハクズか、そんなことより明日から11月だよ!!

214 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/10/31(金) 14:12:34 0
Trick or treat!その前に今日はハロウィンだYO!

215 名前:名無しになりきれ[] 投稿日:2008/10/31(金) 14:34:35 O
ハロウィンて今日なのか

全然知らなかったYO!

216 名前:ハクズ ◆c5zqNZgq96 [sage] 投稿日:2008/11/01(土) 00:53:06 0
>本来居るはずの妖魔が皆居なくなっているんです
>ここで出会った妖魔はあなたと同じ、外から来た妖魔だけ〜

「確かにそれでは始めから私に見つかる訳がない、か」

人間の目に見えることは無くとも、元々妖魔は目立つ活動は控える
特に強い霊脈を有する土地であるこの街は、二階堂のような異能を持つ人間や
古くから土着してその一帯のまとめ役になる妖魔の一族が存在し
目を光らせているケースが多いためだ。
最も西洋には“ハロウィン”という年に一度に人里へと降りて騒ぎ回る
という祭りをやっている連中がいるそうだが。

それはともかく二階堂が示した巣と同様のものが複数残されている、
これほどに多くの妖魔が消え去っていることは
私の警戒を引き上げるのに十分であった。

>どうやら昨日を詳しく調べる必要があるみたいですね

「ありがとう、この街に来たばかりの私ではそれは知りえないことだった。
 …しかし、そうなるとこの坂でこれ以上の調査は厳しくなる
 昨日より前の情報を集める、にしてもなにかツテはあるのかね?」

217 名前:金原鉄馬 ◆mcDt2hqAwk [sage] 投稿日:2008/11/01(土) 19:42:52 O
なんとか裏庭へ逃れることは出来たが、状況は先ほどと変わりなかった。ただ一つを除いて
どうやら普通の人間では奴らにダメージを与えることは出来ない
なんというか、退魔的な能力出なきゃ触ることすらままならないみたいだ。
向こうは違うようだが
そうなると、異能者の僕でも奴らから見たら、恐ろしく強肩なだけの人間ってことになる
その事をお互い理解してしまったのだ。
「全く…そういう大事な事は始めに言ってほしかったよ」
戦力になれない以上、前に出たって仕方がない
僕は角の娘と物陰に隠れながら様子を伺わざるおえなかった。
だが、状況は明らかに此方が不利だ。
処理すべき敵が倍になったのと同じだからだ。
このまま、逃げることは出来るが…追いついて留めを刺されるのがオチだな
「…あのナイフはあいつ等を斬れるのか…そうか!」
閃きと同時に、僕は物陰から飛び出し、愛の元へ向かう
「少し試したいことがある…そのナイフを貸りるよ」
愛からナイフを借り、妖怪らの数と場所を確認すると、僕はナイフを投げた
明後日の方へ飛んでいったと思ったナイフはブーメランのように弧を描きながら妖怪を次々と切り裂いていった

218 名前:二階堂 千晴 ◆3tKJedTmDQ [sage] 投稿日:2008/11/01(土) 21:47:27 0
>>216
>昨日より前の情報を集める、にしてもなにかツテはあるのかね?」

「ツテって程ではありませんが、昨日の情報を調べてもらう約束はしてありますそれと・・・」

ハクズと喋っているとふと違和感を感じる
内ポケットを探るとお守りが反応している、このお守りが反応しているという事は
巫女達の方に何か異変が起こっているに違いない

「すいませんね、少し用事が入ってしまって」

慌ててガードレールを飛び越え、停めてあったバイクへと向かう
エンジンを掛け坂を下り彼女達の学校へと向かっていく


>>217
「間に合ってくれよ・・・」

学校へ近づくに連れて空の色が険しくなっていく
先程までは全然感じなかった異常が、学校へ近づくとどんどん大きくなっていくのが分かる
なんで気がつかなかったのか?ある程度距離は離れてるとは言えこんなにも
妖魔の気配が伝わってくるのに、どうして坂の自分は気がつかなかったのか?

色々な想いを張り巡らせながら学校へと到着

219 名前:息吹 赤青黄 ◆8Pv1pKt11A [sage] 投稿日:2008/11/02(日) 22:51:09 0
名前:息吹 赤青黄(いぶき しんご)
年齢:22
身長:180cm
体重:65kg
種族:人間
職業:古書店の経営
性別:♂
性格:根暗
退魔の技能:同化の長鎖環
特技:敏感な嗅覚(人を匂いで判別できる)
長所:人に優しく
短所:気弱で根暗
装備品:シルバーアクセサリ(ベルトチェーン、指輪、首輪)
所持品:古い本が入ったヒップバッグ
瞳の色:黒
髪の毛の色、長さ:ダイヤモンドミディー。ブラウン
容姿の特徴・風貌:白いTシャツに灰色のチョッキ。青のジーンズ
趣味:読書、音楽
嫌いなもの:昆虫
好きな食べ物:ハンバーグ
簡単なキャラ解説:商売というより趣味で始めた古書店にひきこもりがちな紅黄蒼は
とある文献から封魔の能力を手にする。しかし鎖に封じ込めた妖魔の能力が凶暴で強大であったため
自分の意思とは違うところで人を襲うようになる。妖魔の体調と紅黄蒼の体調によって
制御の度合いは大きく異なり、妖魔の能力を使い退魔をすることも可能であるが
逆に操られ妖魔そのものと化す場合もある。現在妖魔を完全に封じ込める文献を探している。


220 名前:息吹 赤青黄 ◆8Pv1pKt11A [sage] 投稿日:2008/11/03(月) 17:39:34 0
訂正:

簡単なキャラ解説:商売というより趣味で始めた古書店にひきこもりがちな赤青黄は
とある文献から封魔の能力を手にする。しかし鎖に封じ込めた妖魔の能力が凶暴で強大であったため
自分の意思とは違うところで人を襲うようになる。妖魔の体調と赤青黄の体調によって
制御の度合いは大きく異なり、妖魔の能力を使い退魔をすることも可能であるが
逆に操られ妖魔そのものと化す場合もある。現在妖魔を完全に封じ込める文献を探している。


221 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/11/03(月) 18:22:08 O
能力についての説明を可能な範囲でいいので細かく求む

222 名前:息吹 赤青黄 ◆8Pv1pKt11A [sage] 投稿日:2008/11/04(火) 18:29:14 0
>>221 こんなものでよろしければ。

息吹 赤青黄の能力
特殊な呪印が施してあるシルバーアクセサリに妖魔を封印できる。
妖魔の同意があれば封印は可能。妖魔のレベルが低級だったり弱っていた場合、同意なしに封印することも可能。
同化の長鎖環の能力により、封印した妖魔と同化することができる。
手や足の一部と同化するだけだったり、体全体と同化して妖魔そのものになることもあるが
其の時はその妖魔に意識を乗っ取られている。


223 名前:ハクズ ◆c5zqNZgq96 [sage] 投稿日:2008/11/05(水) 00:07:33 0
>>218
>「ツテって程ではありませんが〜
>「すいませんね、少し用事が入ってしまって」

妖魔に関わる以上、彼にもそれなりの情報を手に入れるパイプはあるようだ
が、それについては彼独自のコネである以上
こちらが突っ込んだ話は聞けないだろう
収穫はあった、彼も何か急用が出来たようだしこの辺りで話を切り上げる

「こちらこそ、長話につき合わせてすまない、
 おかげで調査の手始めとしては良い成果だ、ありがとう」

坂を駆け下りる二階堂の背中に礼を言う

さて、これから何か事件に動きや新しい話がなければ
今しがた現地の人間である彼から得られた情報で紅葉坂の調査はもう充分だ
次の調査地へと移るとしよう

224 名前:息吹 赤青黄 ◆8Pv1pKt11A [sage] 投稿日:2008/11/10(月) 17:45:47 0
「ふむふむ・・・吸血鬼には十字架とニンニクが有効、と」
うず高く積まされた本の山の中で“西洋の怪物辞典”を開き、熱心に音読している男が一人。
昨日も今日も、多分明日も。ほっておけば何時間でも調べモノをしているだろう。だってここ、古書店“赤信号”には人一人の一生分では読みきれないほどの古書があるのだから。
「お腹・・・空いたな」
ボソリつぶやくと、赤青黄はお腹をさすり、自分が丸一日何も食べてないことに気づく。
「たしかこの本の下に・・・あぁ、あったあった。」
新しくオープンしたらしい西洋料理店のチラシを手にすると、赤青黄は灰色のチョッキをはおり、店の看板を“本日閉店”と立てかけ、店を後にした。

>>223
「ええと、レストランは紅葉坂を越えてすぐか・・・おや?」
西洋料理店へ向かい紅葉坂を上っている所で、見慣れぬ妖魔の姿を見つける。
「(あれは確か酒好きの妖魔、ハクズ・・・文献で読んだことがある)」
とはいえ自分は空腹の身。珍しい妖魔がいたところでなんの関係もない。自分が最近退魔の能力を身に付けた事は、おそらく自分が話しかけない限りは分かりはしない。
ハクズを無視して通り過ぎようとしたときであった。急に左手の指輪が砕け散り、その場に散在する。
「うぁあッッ!!」
その場にうずくまり、左手を押さえる。左手は人のそれではなく、太さはゆうに右手の三倍ほどまで膨れ上がり、銀の毛並みと猛々しい爪が生えていた。
「もう“起きた”のか・・・!くそ、鎮まれ、鎮まれ最牙!」
一ヶ月ほど前に取り込んだ妖魔“最牙”が、空腹で弱っているときに目覚めてしまったらしい。赤青黄の肥大した腕は、そのまま力任せにハクズへと襲い掛かった


225 名前:ハクズ ◆c5zqNZgq96 [sage] 投稿日:2008/11/13(木) 23:36:35 0
>赤青黄の肥大した腕は、そのまま力任せにハクズへと襲い掛かった

「…酷くイヤな気配だと思ったが本物だったか、危なかった」

瞬く間に黒い羽根を散らしていくモノを遠くから眺めながら
もし躊躇っていたらあそこには自分の羽根が飛び散っていたことに肝を冷やす

二階堂と別れ、今後の方針を練っていた私は突然に殺気を叩きつけられた
慌てて周りを確認すれば人間が一人、左手を押さえてうずくまっていた
が、殺気を放っているのは人間ではなく、そいつの左手だった
(あの手の類はむやみに関わるとロクなことがない)
以前に居た溜まり場での思い出したくない経験から今は逃走を第一とした
そんな私にとって運良く、その、『彼』にとっては運悪く近くにカラスがいた
生き延びるための囮として私は自分の霊気を孕んだ霧をカラスに纏わせ
その場を離れたのである
案の定、人間の左手は霊気に反応して彼に襲い掛かった

「悪く思うなよ、恨むならお前をただのカラスに産んだ母親と
 今日ここに来たあの人間を恨んでくれ、…本当にああいう奴は勘弁して欲しい」

彼への言い訳と人間への悪態をつぶやきながら
私は紅葉坂から急いで立ち去った

226 名前:名無しになりきれ[] 投稿日:2008/11/14(金) 11:26:32 O




烏丸 天狗之介
あいつはいた

227 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/11/14(金) 14:17:15 0
えるしっているか

228 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/11/14(金) 17:41:23 0
もう何人がリタイアしてるんだこれ?
続ける意味ないだろ

229 名前: ◆c5zqNZgq96 [sage] 投稿日:2008/11/14(金) 22:16:22 0
始めた以上はそれなりに話はまとめたいものなんだ……

昨日寝惚けて書き込んだらあまりにアレな文体なんでちょっと修正します


>赤青黄の肥大した腕は、そのまま力任せにハクズへと襲い掛かった

「…酷くイヤな気配だと思ったが本物だったか、危なかった」

瞬く間に黒い羽根を散らしていくモノを遠くから眺めながら
もし躊躇っていたらあそこには自分の羽根が飛び散っていたことに肝を冷やす

二階堂と別れ、今後の方針を練っていた私は突然に殺気を叩きつけられた
慌ててその方向をを確認すれば人間が一人、左手を押さえてうずくまっている
が、殺気を放っているのは人間ではなく、そいつの左手である
なおも膨れ上がる鬼気に私の直感が警鐘を鳴らす
(あの手の類はむやみに関わるとロクなことがない)
以前に居た溜まり場での思い出したくない経験から今は逃走を第一と決定する
そんな私にとって運良く、その、『彼』にとっては運悪く近くにカラスがいたのだ
生き延びるための囮として私は自分の霊気を孕んだ霧をそのカラスに纏わせると
奴が暴れ出す前にその場を離れたのである
案の定、人間の左手は霊気に反応して彼に襲い掛かった

「悪く思うなよ、恨むならお前をただのカラスに産んだ母親と
 今日ここに来たあの人間を恨んでくれ、…本当にああいう奴は勘弁して欲しい」

彼への言い訳と人間への悪態をつぶやきながら
私は紅葉坂から急いで立ち去った


230 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/11/15(土) 19:05:26 0
糸冬 了

231 名前:通りすがり[sage] 投稿日:2008/11/15(土) 19:34:17 0
(あの柿、食べ頃だったのに・・・)
食物を目の前にしながら突如変な気配に絡まれ、次の瞬間噛み裂かれて絶命したただのカラスは、
その食い意地のせいでかすかな地縛霊となる
・・・筈だったが、ここは妖魔でさえ一掃されてしまった場所。
なりたての霊がこの場に働く「力」に抵抗できよう筈も無く、
それは声ではない悲鳴をかすかに響かせながらどこかに吸い寄せられるように飛ばされていった。

232 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/11/16(日) 00:33:25 0
>>231
よく分からないからもう一度書き直せ

233 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/11/16(日) 12:12:51 0
書き直さなくていいからもう終了しろよ

234 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/11/17(月) 21:25:53 0
もう二階堂も曽我も金原も来ないの?

235 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/11/17(月) 22:16:47 0
もう二階堂も曽我も金原も来ないの?

236 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/11/17(月) 22:30:43 0
もう二階堂も曽我も金原も来ないの?

237 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/11/18(火) 13:02:32 0
もう二階堂も曽我も金原も来ないの?

238 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/11/18(火) 15:53:12 0
もう二階堂も曽我も金原も来ないの?

239 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/11/18(火) 17:04:55 0
もう二階堂も曽我も金原も来ないの?

240 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/11/18(火) 18:03:43 0
もう二階堂も曽我も金原も来ないの?

241 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/11/18(火) 21:13:04 0
もう二階堂も曽我も金原も来ないの?

242 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/11/18(火) 21:37:41 0
もう二階堂も曽我も金原も来ないの?

243 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/11/18(火) 21:49:11 0
>>233-242
来なかったらどうするの?

244 名前: ◆c5zqNZgq96 [sage] 投稿日:2008/11/24(月) 23:14:25 0
>>226
>烏丸 天狗之介
>あいつはいた

ハクズ「くそ、何ということだ!この事件、黒幕は800年を生きている大妖怪・烏丸 天狗乃介だったなんて!
      急いで二階堂に知らせなければ!」

〜そんなこんなで二階堂と一緒に学校組と合流して〜

四条 愛「ハアアアァァッ!くらえ、妖魔ども!!」
眼球妖魔「ピギイイィィィ!」
(ザン!)
妖魔「ピギャアアアァァァ!?(こ、この死神の目と呼ばれる我々が…こんな小娘に…バ…バカなアアアア)」
(ズドーーン)

三つ目仮面「学校に向かわせた妖魔がやられたようだな…
        ククク…まあいい、奴らは私の使い魔の中でも最弱…最も小娘ごときに負けるとは私の面汚しよ…」
愛「くらえええ!」
(ズバァァッ!)
三つ目『グアアアアァァァ!?』

愛「やった…ついに妖魔誘拐犯を倒したわ…あとは奴を裏で操っていた黒幕を倒すだけ!!」
烏丸 天狗乃介「よく来たな四条家の退魔師よ…待っていたぞ…」
愛「こ…こいつが天狗乃介…!感じる…絶大な妖気を…」
天狗乃介「退魔師よ…戦う前に一つ言っておくことがある。お前は私を倒すのに仲間の協力が必要だと思っているようだが…別になくても倒せる」
ヒーロ「な 何ですって!?」
天狗乃介「そして他の連中は囚われていた妖魔たちを解放して帰って行った。あとは私を倒すだけだなクックック…」
(ゴゴゴゴ)
愛「フ…上等よ…私も一つ言っておくことがあるわ。私の親友は物語の鍵を握っているような気がしていたけど別にそんなことはなかったわ!」
天狗乃介「そうか、フフフ」
愛「ええ、いくわよ!ヤアァァァ!!」
天狗乃介「さあ来い、退魔師!!」

愛の勇気が浅之宮を救うと信じて…! 2ヶ月とちょっとアリガトウございました!

245 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/11/24(月) 23:23:45 0
お前アニメ板の魂食スレにいただろwww

246 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/11/24(月) 23:50:59 0
歯屑ーーーーーーーーーーーーーーーーー(怒り)

247 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/11/25(火) 00:05:42 0
ソードマスター大和のまるパクリじゃねえか、ツマンネ

248 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/11/25(火) 20:56:06 0
パクリってかネタです。本当に(ry
何にせよやっと終わったか

249 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2008/11/25(火) 23:53:16 0
終わりで良いのか?

なら、乙

250 名前:名無しになりきれ[sage] 本日のレス 投稿日:2008/11/26(水) 12:42:04 0
おつかれー

251 名前:名無しになりきれ[sage] 本日のレス 投稿日:2008/11/26(水) 21:07:51 0
ツッコミどころは色々あるけど終わったか、乙

【人と妖魔】空哀-ソラアイ-【伝奇物語】

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