1 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/09/27(日) 21:01:35 0
騎士を主人公としたTRPGスレ。
気持ちを新たに、さぁ完全新規スタートだ!

【年齢】
【性別】
【職業】
【魔法・特技】
【装備・持ち物】
【身長・体重】
【容姿の特徴、風貌】
【性格】
【趣味】
【人生のモットー】
【自分の恋愛観】
【一言・その他】

過去スレ
騎士よ、今こそ立ち上がれ!!8
http://etc6.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1160317097/
騎士よ、今こそ立ち上がれ!!〜重なる心と想い編〜(7番目のスレ)
http://etc3.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1140352917/
騎士よ、今こそ立ち上がれ!〜サタン復活編〜(6番目のスレ)
http://etc3.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1137064700/
騎士よ、今こそ立ち上がれ!!!α (5番目のスレ)
http://etc3.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1123051856/
騎士よ、今こそ立ち上がれ!!!!4
http://etc3.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1118044563/
騎士よ、今こそ立ち上がれ!!!3
http://etc3.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1105623580/
騎士よ、今こそ立ち上がれ!!
http://etc3.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1102512969/
騎士よ、今こそ立ちあがれ!
http://etc3.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1093884248/
騎士よ、今こそ立ち上がれ!!〜行くぜ大決戦!編〜
http://etc3.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1148035082/301-400

2 名前:謎の男 ◆WCkqf6U3rk [sage] 投稿日:2009/09/27(日) 21:10:44 0
【年齢】 45(独身、離婚暦あり、娘がいる(現在18歳))
【性別】 男
【職業】 世界征服を目論む悪の魔王
【魔法・特技】悪魔の化身を宿らせた強靭なる肉体、冷静な頭脳
【装備・持ち物】 きびだんご(8個)、謎の小袋180袋、ブラックテイル(ナイフ)
【身長・体重】 185cm、80kg
【容姿の特徴、風貌】 金髪のオールバック、黒のサングラス、黒いコート
【性格】 陰険、自己中心的、若干厨2秒的思考
【趣味】 手芸、ペット(愛犬のプリトニーちゃん♀)
【人生のモットー】 人類滅亡
【自分の恋愛観】 俺にひれ伏すがいい
【一言・その他】 世界最強の悪は私だ


3 名前:名無しになりきれ[] 投稿日:2009/09/28(月) 02:02:41 0
これは期待

4 名前: ◆/LyHVTrIymg. [sage] 投稿日:2009/09/28(月) 21:57:39 0
【年齢】  22歳
【性別】  男
【職業】  さすらいの騎士
【魔法・特技】  剣技、光・炎・風魔法を操る。短時間なら魔法で空に飛べる。
【装備・持ち物】  古びた細見の剣  旅人風の服
【身長・体重】  172cm 64kg
【容姿の特徴、風貌】  金髪で青い瞳。後ろ髪がやや長めだが、そう長髪では無い。
【性格】  いつもは落ち着いているが、何かあると燃えるタイプ。
      基本的には優しい、というよりも甘い。
【趣味】  旅先の町やダンジョン等の散策
【人生のモットー】  人生なんとかなるんじゃないかな
【自分の恋愛観】  性格が穏やかな人となら大丈夫だろう
【一言・その他】  「俺の持っているこの剣に実は、片割れが存在しているらしい。
            それを、俺は探している。」


本格的に参加者が出てきたら名前付けて参加するよ

5 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/09/29(火) 23:03:32 0
時代はどうなってん?
カイザーとかが活躍した時代の未来?

6 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/09/30(水) 12:38:06 0
カイザー関係なしの別世界

世界観もこれから構築

7 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/09/30(水) 13:51:06 O
>>6
別世界なら騎士スレの名前出す必要ないじゃん

8 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/09/30(水) 16:16:59 0
半端に過去のスレ出すから人が集まらないんだよ
つうかオールドファンタジーならダークで間に合ってるし

9 名前:名無しになりきれ[] 投稿日:2009/09/30(水) 19:12:52 0
>>7
そこは分からん
俺スレ主じゃないし

10 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/02(金) 23:42:46 0
ってか、騎士スレならスレタイは「騎士よ、今こそ立ち上がれ」だろ

11 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/04(日) 11:21:22 0
>>8
ダークは肥満いるだろ

12 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/04(日) 14:47:26 0
こっちが本格稼働したらどっちにしろ浸食してくるだろ

13 名前:名無しになりきれ[] 投稿日:2009/10/04(日) 17:18:34 0
じゃあ本格稼動しようじゃないの

14 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/04(日) 17:34:26 O
つまり、完全新規で始めるのか?
前どんなのがあったのか知らんが

15 名前:ヤム飯[sage] 投稿日:2009/10/04(日) 17:42:22 O
警告する
完全新規でやるならスレも新規でやれ
騎士スレとは無関係なのに騎士スレの看板を使うな

16 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/04(日) 19:40:54 0
>>15
お前が本物なら、騎士スレが終わった時に明かすと言っていた
衝撃の事実とやらを明かしてからモノを語れ

17 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/05(月) 21:42:43 0
ってか、カイザーがいた時代の未来でもいいんじゃね?
200年後以上未来なら一部の過去コテ以外は生きちゃいないだろ

18 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/05(月) 22:08:39 0
>17
昔黒刃スレは300年後に設定したが普通に過去のコテが参加してたぞw

19 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/10(土) 00:12:31 0
知らんスレだな

20 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/10(土) 10:51:56 0
黒刀スレとかの後手キャンセルがどうも受け付けないんだよな
それならスルーしろよと

21 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/10(土) 22:54:34 0
レスした人間からすりゃどっちも無かった事にされたのには変わりないしな

22 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/11(日) 00:27:25 0
じゃあドラゴンボール探しに行こうぜ!

23 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/11(日) 17:36:43 0
よし、ファルコン呼んで来い

24 名前:名無しになりきれ[] 投稿日:2009/10/12(月) 23:18:51 0
参加者募集中age

今なら新シリーズ新規参加可能

25 名前:名無しになりきれ[] 投稿日:2009/10/13(火) 19:28:35 0
コテよ、今こそ立ち上がれ!!

26 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/13(火) 19:33:06 O
テックなパワーで世界征服だ!

27 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 22:38:17 0
テックって何さ!

28 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 23:12:09 0
振り返らないことさ!

29 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/18(日) 11:18:01 0
古いネタだな

30 名前:名無しになりきれ[] 投稿日:2009/10/18(日) 21:23:51 0
さぁいこうか

31 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/19(月) 05:51:04 O
投下しても平気?

32 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/19(月) 05:58:51 0
どうぞ
こっちも支援する

33 名前:ロウム ◆3lyIMkq6Po [sage] 投稿日:2009/10/19(月) 06:26:03 O
さて…どうしたものか


【名前】ロウム
【年齢】17
【性別】女
【職業】風騎士(エアリアルナイト)
【所持魔法】風魔法
【戦術・戦法】一撃離脱、撹乱
【装備・右手】風剣・ウィンディア
【装備・左手】嵐剣・ストーミナ
【装備・頭】風羽(髪飾り)
【装備・鎧系】風衣シルフィス(羽衣)
【装備・服】ミニワンピース(緑色)
【装備・アクセサリー】リボン、風のアミュレット
【装備・持ち物】ダガー(投擲用)
【身長・体重】127cm 22kg
【容姿の特徴、風貌】緑色の髪と瞳、更に着ているもの全てが緑色で統一されており、風の精霊を連想させる。
…が、所詮見た目が小さい少女なので一笑に伏される
【性格】気まぐれ
【趣味】風見
【人生のモットー】自分らしく生きる
【自分の恋愛観】…ほっといて
【備考】風の精霊の加護を受けており、少しなら空を飛ぶ事も可能
精霊と契約して不老になったが、幼い頃に契約したせいで体の成長は止まってしまった
山椒は小粒でもピリリと辛い。を体現
【一言】小さいからと馬鹿にしていると、剣の錆にするからな


34 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/19(月) 17:51:29 O
>>33
グッドラじゃん
キャラ設定の流用はよくないぞ
というかもう越境だろ

35 名前: ◆3lyIMkq6Po [sage] 投稿日:2009/10/19(月) 18:35:17 O
>>34
グッドラって誰?略した名前?…それにしてもこの子と設定がかぶってるキャラがいたんですね
しかも間違えられるって事は、相当酷似しているって事ですかね…キャラメイキング失敗って所かな…出直してきます

36 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/19(月) 19:06:12 0
>>35
その手のヤジに反応するな。スルーで可
設定の流用なんてよくあるしこの場合単なるエスパー


37 名前: ◆3lyIMkq6Po [sage] 投稿日:2009/10/19(月) 21:36:35 O
>>36
わかった、スルーしとく。でもこの子はこれから何をしていいんだろう?
とりあえず仲間が出来るまで一人で何かしていていいのかな?


38 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/19(月) 22:03:51 0
>>37
一人で何かしていていいというか出来ればそれがベスト
もしくは酒場等の人が多い場所を想定して参加者が来るまで質雑風の事をやる方法もあります

39 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/19(月) 22:15:19 0
街をパトロールしていると街の人がゴブリンに襲われている!
街人「ひぃいいいい! た、助けてー!」


40 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/19(月) 23:16:49 0
>>34
どこをどうみたらこれがグッドラに見えるのか

41 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/19(月) 23:24:16 0
>40
>精霊と契約して不老になったが、幼い頃に契約したせいで体の成長は止まってしまった
この設定はなかなか被るのはないんじゃね?

42 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/20(火) 00:16:39 0
>>41
レノもシローもそんなんだったか?

43 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/20(火) 00:22:03 O
>>42
確かシスタがそんなんだったな

44 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/20(火) 00:27:38 0
どんだけ一つのスレでキャラ作ってたんだあいつ。


ともあれ風騎士さんは気にすることないよ。グッドラってのはTRPG界の生んだ膿だ

45 名前:ロウム ◆3lyIMkq6Po [sage] 投稿日:2009/10/20(火) 10:15:22 O
…(年端もいかない少女が酒場の隅のテーブルに座り、不機嫌そうにコップに入った飲み物を飲んでいる)

まったく!私はもうお酒を飲める年だと言うのに誰も信じないとは…一体どういう了見だ!(少女は風貌にそぐわないしゃべり方で怒りながらコップの飲み物を飲んでいる)

むう…飲み物が無くなってしまったか…仕方がない、巡回がてら外に出てみるか…(少女はコップが空になってしまうと、任務…仕事?で酒場から出ていく)

>>38助言ありがとうございます。とりあえず始めてみますね】

>>39
?(街を歩いていると何だか一角が騒がしい。向かってみると街の人間が魔物に襲われているようだ)
…何故街中に魔物が入っている?一体ここの門番は何をやっているのか…(一つ溜め息をつき)

当たり前だが放っとく訳にもいかんな。(少女はそう呟くと、街人と魔物のいる方向へと疾走する―その走りを見た人間は後に語った、あれは疾風ではなく神風だと―)

はあっ!(走っている速度そのままに、ゴブリンに飛び蹴りを浴びせる。蹴りを食らったゴブリンだけが吹っ飛ぶ、そのはずだったが)

わわっ!?(自身のウェイトが少ないせいか自分も弾かれてしまい、予測出来なかった事態に。はしたない格好で地面に転がってしまう)

いつつ…(頭を擦りながら起き上がり、立ち上がると既にゴブリンはこちらに向き直り臨戦態勢になっていたのだが)


…〜っ!おまえは大きすぎるのだ!もう少し小さくなれっ!軽くなれ馬鹿者っ!(酒場での一件もあり、気が立っていた少女は自分の思い通りにならなかった魔物に対し、指を差しながら文句を言い放つ)

『ハア?ナニイッテルンダコイツ?』(突然逆ギレされたゴブリンの目が点になる。緊迫した周囲の街人も、少女の可愛さに思わず笑顔がこぼれた)

五月蝿い!さっさと消えろ三下め!来い!ウィンディア!(少女は剣の名前を呼び、跳躍。ジャンプの到達点に着く頃には少女の右手に一振りの剣が握られていた)

一撃で決める!(明らかに不自然な急降下でゴブリンへと突撃。一瞬の後、ゴブリンが真っ二つになってしまう)

『おお〜!』(声を発する事も無く息絶えたゴブリンを見て、周囲が感嘆の声をあげる)

ふん…(事を終えた少女は周りを気にする事無く、街の巡回へと戻っていく)

【※少し街中を歩いてから酒場に戻ります】

46 名前:名無しになりきれ[] 投稿日:2009/10/20(火) 17:50:59 O
   iニニニi
  /  ./ヽ_
/|農||/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   iニニニi
  /  ./ヽ
  |農||_
/|協||/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   iニニニi
  /  ./ヽ
  |農||
  |協||_
/|牛||/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   iニニニi
  /  ./ヽ
  |農||
  |協||
  |牛||_
/|乳||/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

47 名前:グリーンマン ◆n0m3dwzr/M [sage] 投稿日:2009/10/20(火) 20:36:19 0
【名前】チャールズ・グリーンマン
【年齢】27
【性別】男
【職業】紋章騎士(エンブレムナイト)
【所持魔法】紋章魔法、水魔法
【戦術・戦法】速攻、とにかく速攻
【装備・右手】魔剣ブルー・シェイブ
【装備・左手】
【装備・頭】エンブレムヘルム
【装備・鎧系】エンブレムアーマー
【装備・服】レザークロス
【装備・アクセサリー】エンブレムネックレス
【装備・持ち物】ボウガン、ナイフ等
【身長・体重】177cm 70kg
【容姿の特徴、風貌】非常に精悍なエンブレムナイト。しかし実際のところ傭兵上がりである。
【性格】大雑把でせっかち
【趣味】農作業
【人生のモットー】楽しく生きる
【自分の恋愛観】色々だし様々
【備考】本国から来たエリートなのであちこちで顔パスになる可能性あり
【一言】適当にやろうや


48 名前:グリーンマン ◆n0m3dwzr/M [sage] 投稿日:2009/10/20(火) 20:45:49 0
「とりあえずミルク」
普段酒を飲まないチャールズは、酒場で牛乳を注文すると、一気にそれを飲み干す。
今日は外出許可がでている。まだ夕食までは時間があるということで、
街の方に出て食べ歩きをすることにした。
エンブレムアーマーは予想以上に気を引くらしく、人々が振り返るのが分かる。

(ナイトに昇格したのはいいけど、慣れねえもんだなあ…)
考え事をしていると、角から何かが飛び出し、思い切りぶつかった。
相手が思い切り吹っ飛ぶ。
「いてて…どこの子供だよ、まったく…」
緑色の服を着た少女が倒れている。鎧に当たってしまったので少々心配だ。
「おい、大丈夫か?」
チャールズが声をかけるが返事がない。
「どうしたもんかね?」
とりあえず少女を背負うと、近くにいる親にでも引き渡そうとあたりを見渡した。

49 名前:フェイジ ◆/LyHVTrIymg. [sage gt;gt;4のコテです。] 投稿日:2009/10/20(火) 22:34:13 0
さすらいの騎士。
他人に職業を聞かれた時、フェイジは自分の事をそう呼んでいる。
理由を聞かれた時は、実際にさすらってるからだ。と、言う。
だが、むしろ彼はさすらっていると言うより、さまよっていた。
数年前、「この剣の片割れを見つけない限り、二度と家の門は潜らせんぞ!!」と冷酷に言い放った家族。
それから彼は住所不定のままである。
「くっそお。こんなに世界が広いってのに、一本の剣なんて見つかるわけねえだろうが…
 アハハハ、バカヤロー。」
大野原で笑い怒る青年の姿がそこにはあった。
しかし、彼は旅を続ける。
いつか剣の片割れを見つけ、再び住所を獲得するために。


と、そんなこんなでとある街い到着したフェイジ。
(さあって、この剣の片割れを知ってる奴を探すとするかな。
 ちなみに、今まで片割れとやらを知っていると答えた人間は詐欺師と盗賊だけだ。ふざけんな馬鹿野郎)

>>48
子供を背負っている男の姿を見つけた。
外見から察するに騎士だろう。つまり同職だ。
それならば剣の片割れを知っている人間である可能性がある。
(まあ、可能性とか1%もあれば万々歳だけどなぁ…)
ダメ元で、声を掛けてみる。
「よお、そこ行くパパさんよ。」
フェイジには二人が親子に見えたのだろう。
「おっと、怪しいもんじゃないぜ。
 俺はフェイジって言うさすらいの騎士だけどさ、コイツの片割れを知ってたら教えてほしいのさ。」
と、自分の背にある鞘に入った剣を親指で指さす。

50 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/20(火) 22:35:29 0
>>49
>>1で自己紹介

51 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/20(火) 22:43:20 0
>50
志村ー!メル欄!

52 名前: ◆/LyHVTrIymg. [sage] 投稿日:2009/10/20(火) 22:43:34 0
>>50
フェイジ「あ、すいません。申し訳ございません。
     >49のコテ欄に書きましたんで、参照してくださいませ。将軍様。」
フェイジは突如現れた大将軍風の男にペコペコし始めた。
権力に弱い男である。

53 名前: ◆/LyHVTrIymg. [sage] 投稿日:2009/10/20(火) 22:46:05 0
フェイジ「コテ欄?はい、>>51閣下の言うとおりメール欄の間違いです。はい。」
何か一人で暴走している。
権力に弱い男である。

54 名前:ロウム ◆3lyIMkq6Po [sage ちょっと無理やりすぎたかも] 投稿日:2009/10/21(水) 05:47:37 O
>>46
街中に魔物が入ってきていた事は報告せねばなるまいな…
(ぶつぶつ呟きながら歩いていると目の前の地面から何かがせり上がってきた!)

!敵か!?…なんだ?これは?
(突然出てきた見た事もない容器…危険な雰囲気は無いにしろ、少女は決断する)

…見なかった事にしよう
(少女は踵を返すと走り出した)

>>48グリーンマン

訳が解らないものには関わらない方が良い。
(呟きながら走っている少女。曲がり角に気付かずそのまま差し掛かると)

っ!?
(声をあげる暇もなかった。最後に見えたのは何やら豪勢な鎧みたいな物…)
(何かとぶつかり、吹き飛ばされた少女の意識は闇の中へと引きずり込まれた)

(…次に目覚めた時は、誰かの背中の上だった。いつの間にか背負われたらしい)
(だがこの鎧の紋様…先程ぶつかった物に酷似している…おそらくぶつかった者に背負われてるのだろう)
(まだ頭がくらくらしている。そして、自分の服は下の着物が見えるようにずり上がっていた。もはや恨み言の一つや二つ、言わなければ気が済まない)

…淑女を背負うとは女性の扱いがなっていないな、お前も一応、騎士なのだろう?
(突然の悪態。無意識に人を怒らせるのが得意な少女の口撃である)
私から見れば0点だな。ダメダメ君だ。とりあえず下におろしてもらえないか?…下着が見えてしまっているのでな
(取り急ぎ下ろしてほしかった。身体は小さくても立派なレディ、もちろん羞恥心もある。)

>>49フェイジ

(また変な奴が来た。パパさんだと?私とこの男を親子と見ているのだろうか、冗談じゃない!)

お前の目は節穴か?何処をどう見たら私とこの男が親子に見えると言うのだ!
(いいえ、何処をどう見たって親子です。100人いれば98人はそう言いそうな反論でした)

それに、私は騎士だ!気まぐれな自由騎士と言ったところだがな
(身形からこの二人も騎士だと解る。なので自身も騎士だと言う事を打ち明けた。信じてもらえるか解らないが)

ちなみに私は剣の在処なぞ知らん。お望みとあれば風の精霊に訪ねてやるが…
(フェイジが指差した剣を一目見たが、そんな剣は今まで見たことが無い。素直な気持ちを言う)


>>48>>49御二人とも、よろしくお願いします。】

55 名前:グリーンマン ◆n0m3dwzr/M [sage] 投稿日:2009/10/21(水) 22:19:35 0
>>49 
「よお、そこ行くパパさんよ。」
「おっと、怪しいもんじゃないぜ。
 俺はフェイジって言うさすらいの騎士だけどさ、コイツの片割れを知ってたら教えてほしいのさ。」
若者に声をかけられた。冒険者だろうか。
パパというのは、おそらくこの子供を背負っているからだろう。

「パパじゃねえ。こいつはそこに転がってただけのガキだ。剣の片割れだあ?
んなもん、好きで片割れでいるんだからそっとしといた方がいいんじゃねえか?」
そこまで言ってハッとする。そういえばナイトになる際に「他人に対しては
言葉遣いは紳士的に」と団長から注意されたはずだった。
「ああ…それより、この子の親を探しているんだが、心当たりはないか?」
我ながら堂々とした紳士的な物言いだと思いながらそう言った。

>>54
【よろしくお願いします】

「…淑女を背負うとは女性の扱いがなっていないな、お前も一応、騎士なのだろう? 」
後ろから女の声がした。振り返ってみるが、特にそれっぽい人間の姿はない。
「あれ?」
「私から見れば0点だな。ダメダメ君だ。とりあえず下におろしてもらえないか?…下着が見えてしまっているのでな」
チャールズは驚いた。なんと声の主は背負っていた小さな少女だったのだから。
「な、何だぁ…!お前は」
あわてて、「小さい子におしっこをさせる時のような」抱っこをしながら
地面へと少女を下ろす。勿論、無意識のうちに、である。
そしてまくしたてる少女から少し離れた。

「私は騎士だ!気まぐれな自由騎士と言ったところだがな」
「…えぇ!?こいつが俺と同じ…騎士ぃ!?」
しばらく間を置いてから叫ぶと、つい指をさして驚いてしまった。

56 名前:禍剣 ◆CALM/VFxTg [sage] 投稿日:2009/10/21(水) 23:27:57 0
>49>54>55
三人が話していると、どこからともなく異様な匂いが漂ってくる。
本能的に嫌悪感を引き起こす臭い。
決闘や通常の戦いのみをしてきたのであればその臭いがなんであるかは気づけないだろう。
しかし、凄惨な戦場を渡り歩いてきた者にはかぎなれた臭い。
それは人が殺され、焼かれる臭いだった。

臭いの元を辿り、裏路地に入れば目の当たりにする事になるだろう。
十体以上のゴブリンと人間の骸の中心に立つ女の姿を。
女の周囲はまるで澱んでいるかのような錯覚を引き起こされる。

女はおもむろに倒れた男の胸に赤く焼けたフランベルジュを突き立てる。
ジュッと言う嫌な音共に小さく煙が立ち、先ほどの臭いを発生させている。
剣をつきたてたまま、女は三人に視線を向ける。
光を宿さない死んだ魚のような双眸は醸し出す雰囲気異常に不気味だった。
「あら、ごきげんよう。」
笑みを浮かべるが、気味が悪いという印象しか残らない笑み。
そしてそれ以上に言葉には陰鬱な響きが宿っていた。


【名前】禍剣(本名不明)
【年齢】20歳くらい
【性別】女
【職業】剣士
【所持魔法】付与魔法
【戦術・戦法】剣術
【装備・右手】フランベルジュ
【装備・左手】
【装備・頭】
【装備・鎧系】ボロボロのマント
【装備・服】ナイトドレス
【装備・アクセサリー】耳飾・首輪・指輪(取り外すと剣になる)
【装備・持ち物】マントの内側に数本の剣
【身長・体重】165cm 55kg
【容姿の特徴、風貌】澱んだ目・艶のない肌と髪・幽鬼のように青白い
【性格】気だるい戦闘狂
【趣味】斬殺
【人生のモットー】修羅の道
【自分の恋愛観】剣を帯びる者、強ければ尚良い
【備考】本名不明。邪剣と呼ばれる剣士。通り魔のように殺戮を繰り返す。
   目撃例は少ないが、その焼き切られた様な犠牲者から禍剣の出現を噂する。
【一言】よろしくお願いします。

57 名前:フェイジ ◆/LyHVTrIymg. [sage どうぞよろしくお願いします] 投稿日:2009/10/22(木) 00:10:38 0
>>49>>55
>「パパじゃねえ。こいつはそこに転がってただけのガキだ。剣の片割れだあ?
>んなもん、好きで片割れでいるんだからそっとしといた方がいいんじゃねえか?」

「俺もダンナの言葉を実家の人間に言ってやりたい。
 それはもう小一時間と言わず日中いや深夜まで。」
パパじゃないらしいから呼び名をダンナヘ変更。
(つまり、この剣の片割れは知らないってこったな。
 まー、今まで情報一つ得られやしないんだから、トーゼンだけど。)
剣の事はそれほど期待してなかったため、特に気にしてはいない。

>「ああ…それより、この子の親を探しているんだが、心当たりはないか?」
「親か…うーん、俺もこの街に来たばっかりで全然分からないなぁ。
 まあ、探すなら手伝うぜ。暇だし。どーせ剣の片割れなんて見つからないし。どーせ俺なんか…」

>…淑女を背負うとは女性の扱いがなっていないな、お前も一応、騎士なのだろう?
突如、グリーンマンに背負われていた少女が声を出した。
自分の背後のためグリーンマンは気付いていないようだが、対面にいるフェイジには分かった。
(淑女ねぇ…最近の子供は精神年齢が高いこって。)
冗談半分にその言葉を受け入れ、二人の会話を聞き流す方向にする。
>お前の目は節穴か?何処をどう見たら私とこの男が親子に見えると言うのだ!
(やべえ、会話を聞かれていた。めっさ怒ってる。)
「いや、まあ、ほら、淑女の父親は若いってことわざがあるだろ?」適当にごまかす。

>私から見れば0点だな。ダメダメ君だ。とりあえず下におろしてもらえないか?…下着が見えてしまっているのでな
相手は子供だが『下着』の単語に、悲しいかな男フェイジはチラッと下着を見てしまった。
一瞬後に自己嫌悪したのは言うまでもない。
(だがまあ下着は淑女だな。)謎の弁護を始める。

>私は騎士だ!気まぐれな自由騎士と言ったところだがな
>「…えぇ!?こいつが俺と同じ…騎士ぃ!?」
>しばらく間を置いてから叫ぶと、つい指をさして驚いてしまった。
グリーンマンが驚いているお陰か、フェイジは逆に冷静であった。
>4のテンプレに書かれている「いつもは落ち着いている」が発動された。
(騎士…なわけねーよなぁ。)
もちろん心の中では、なわけねーよなぁで埋めつくされている。

>ちなみに私は剣の在処なぞ知らん。お望みとあれば風の精霊に訪ねてやるが…
(ほら、このレディも知らないだろ。世の中そうなってるんだよ。)
「と、待てよ。最後…なんて言った……風の精霊?」
ピンと、ひとつ引っかかる単語があったので、そこに食い付く。
「レディよ。おそらく、このダンナは君を騎士と認めていないようだ。(俺もだがな。だが、怒りそうだから言わない。)」
ロウムの呼び名がレディに決定された。
「とすると、答えは一つ。風の精霊を呼び出してみるんだ。
 精霊を操る姿を見ればここのダンナも君を騎士と認めるし、そして俺は剣の在り処を知る事が出来る。(かもしれない)
 まさに一石二鳥だ。さあ、呼び出すんだ。」

>>56
「…なーんて話もどうやら後回しになりそうだな。」
やれやれといった感じでフェイジは匂いの発する方向へ向き直す。
旅先で何度も経験した嫌悪感を発生させる臭気。それが強く感じられた。
>「あら、ごきげんよう。」
「全然ごきげんじゃない、むしろ不快前回だ。バカヤローめ。」
右手で鞘から剣を抜き、構える。
「さあって、美白のお譲さんよ。悪ふざけにしちゃちょっと度が過ぎてるなぁ。
 君の目的を聞かせてもらおうか。
 返答次第によっちゃ…いや、どっちにしろぶっとばすな。この場合。」
口ではふざけているが、眼差しは真剣そのものである。

58 名前:ロウム ◆3lyIMkq6Po [sage] 投稿日:2009/10/22(木) 06:22:10 O
>>55グリーンマン

(こいつとは一回話し合わなければなるまい。おろす時に屈辱的な格好をさせられた)
(剣の錆にしてやっても良いくらいの所業だ、だが私は優しいから土下座させて頭を踏むだけで許してやる。そう思っていたが)

(私が騎士だと言った後の反応、これがまた腹が立つ反応だった。私を指差し)
「…えぇ!?こいつが俺と同じ…騎士ぃ!?」
(こいつ呼ばわり、そして心から驚いているように叫んでくれた。…もう勘弁ならない)

悪かったな?見た目がまるで小さい子供だから信じられないのだろうが…私は成人した女性だ(※16才で成人な設定で)
(スカートの裾を直し、腕を交差させて仁王立ちでグリーンマンを見据え…見上げながら言い放った)

>>57フェイジ

(この男もまた言葉に発しないだけで私を子供扱いする。無理もないのだが、やはり腹は立ってしまう)

「いや、まあ、ほら、淑女の父親は若いってことわざがあるだろ?」

「レディよ。おそらく、このダンナは君を騎士と認めていないようだ。」
「とすると、答えは一つ。風の精霊を呼び出してみるんだ。
 精霊を操る姿を見ればここのダンナも君を騎士と認めるし、そして俺は剣の在り処を知る事が出来る。(かもしれない)
 まさに一石二鳥だ。さあ、呼び出すんだ。」

(この喋りから推測するに、この男は事なきをえるような方向に話を持っていきたいようだ)
(だがまあ、信じてもらえるのなら精霊を呼び出しても構わないだろう)

確かにそうだな。お前の言う通りここで精霊を呼び出せばお前達に私が騎士だと言う事を認識させる事が出来る
(この男は私が気付いてないと思っているのか。私を何の躊躇も無くレディと呼んだ時点で何ら代わりが無い事を)

>>56
!!
(突如ではない、異臭が漂ってきた。風の精霊に耳を傾けていれば最初に気付けたはずだ。我ながら理性を失いすぎた、やや自己嫌悪する)
(幼い頃両親を失った戦場で嗅いだ、肉が焼け焦げたような臭い…当時の事を思い出してしまう)


(昔の事を思い耽っている内にフェイジが走り出す。どうやらその場所に向かうようだ。)

話は後だな…異常事態のようだ。行くぞ、豪勢な騎士様
(まだ名前が分からないのでグリーンマンを豪勢な騎士様と呼んだ)

(二人とほぼ同じタイミングで臭いの元へと着いた少女は凄惨な現場を目撃する)
(何体もの死体の真ん中に立つ女性…その女性が持つ赤い剣。死体?に突き刺すと嫌な臭いが更に辺りに立ち込めた)
(その女性が此方に視線を向ける―瞳に光が無い…それでも心を突き刺すような威圧感がその視線にこもっていて)

「あら、ごきげんよう。」
(微笑み〜だろうか〜を浮かべ開いた口から放たれた言葉。その二つは、少女の身体から戦意を奪うのに十分すぎた)

…っ!
(力が抜け、その場に座り込んでしまう。まだ戦場に出たのが少ないせいもあり、ここまで死を連想させる相手に会うのは初めてだった)
(他の二人はどうなのだろうか。普段ならそんな思考も巡るのだが、目の前の恐怖にすっかり飲み込まれていた)



【よろしくお願いします】

59 名前:グリーンマン ◆n0m3dwzr/M [sage] 投稿日:2009/10/22(木) 19:25:50 0
「悪かったな?見た目がまるで小さい子供だから信じられないのだろうが…私は成人した女性だ」
その子供…もとい女が明らかに体格差のあるチャールズを腕組みしながら見上げる。
そんな姿は滑稽だった。
「あのなぁ、大人の女ってのはもっと… 大体、お前その体で子供は産めるのか?」
頭をポンポンと撫でるようにして叩く。

「レディよ。おそらく、このダンナは君を騎士と認めていないようだ。とすると、答えは一つ。
風の精霊を呼び出してみるんだ」
少女の怒りが沸騰する前に若者がそう言った。
「おぉ、そりゃナイス・アイディーア、だ」
手をポン、と叩くとチャールズは納得した。その時だ。

人の死臭と思われる臭いが漂ってきた。
幾つもの戦場を経験したチャールズにとっては、これが戦闘モードへのスイッチとなった。
「おい、行くぞ。お前ら、騎士なんだろ?俺はチャールズってんだ」
軽い自己紹介をしながら駆け出す。

そこにいたのは、今まさに殺戮を終えんとしていた剣を持った女だった。
焦げたにおいは炎の付与魔法のためだろう。
「さあって、美白のお譲さんよ。悪ふざけにしちゃちょっと度が過ぎてるなぁ」
若者が剣を構える。こちらも剣を抜くと構えた。
辛うじて後ろから付いてきた少女はというと、現場を見て腰を抜かしたのか、座り込んでしまったようだ。
「女は斬りたくないんだが、仕方あるまいよ」

素早く動くと、これ以上の殺戮を止めるべく、
水の付与魔法を剣にかけ、武器を落とさん女の右腕に斬りかかった。

60 名前:禍剣 ◆CALM/VFxTg [sage] 投稿日:2009/10/22(木) 22:13:28 0
>57>58>59
フェイジに剣を突きつけられた女はほんの少し・・・ブルッと震える。
それが恐怖によるものではないのは一目瞭然だろう。
濁った目を潤ませ、口を開いた。
「ねえ・・・この剣を見て。
フランベルジェ・・・。美しくうねる刀身はただ切りつけるだけで相手の肉をズタズタにする・・・。
更に高熱を付与すればズタズタの傷口は焼け、通常の剣の何倍もの苦痛を与え、治療を困難にするの・・・。」
その言葉通り、女の持つ剣は特殊なものだった。
異様な刀身は単なる装飾ではなく、言葉通りの実用性を持つ。
突立てた剣を引き抜くと、その通りの酷い傷口となっていたのだから。

そこまでいうと、女は悲しげに目を伏せ言葉を続ける。
「私だってこんな事はしたくなかったわ・・・。
この男は戦いで致命傷を負い、トドメを望んだ・・・。」
その言葉が意味することに気付くだろうか?
ゴブリンも、人間も・・・。十を超える骸は全て同じ切り傷によって倒されている事に!

そこまで応えたところでグリーンマンが動いていた。
剣に水の付与魔法を書け、女の右腕に切りかかったのだ。
だが女は動かない。
ギリギリまでひきつけ、腕を斬られる刹那。
伏せていた目を見開き素早く動く。

「本当ならばもっと弄りたかったのよ!!」
その言葉と共に剣を立て、グリーンマンの剣を受け止める。
炎と水、それぞれの魔力を付与された剣の激突は爆発するような衝撃と辺り一帯に広がる水蒸気を生み出す。
立ち込める靄の中、女の姿は消えていた。
「あなたは9点。いきなり斬りかかれるのは褒めてあげるけど、殺す気じゃない所が減点対象よ。」
グリーンマンの耳に囁きを残して。

女が現れたのはフェイジの前だった。
水蒸気を突き破り、一気に間合いを詰めるとフェイジの持つ剣を打ち上げ、懐にまで踏み込んだ。
フェイジの視界にドアップで移る女がニタリと笑いながら囁く。
「あなたは5点。口上に走りすぎよ。」
その言葉を残して女は消えた。
実際には懐に踏み込み、そのままステップターンを決めて通り過ぎただけなのだが、視界を女の顔で塞がれていたので消えたように見えただろう。

フェイジの懐で華麗なターンを決めてすり抜けた女は、その遠心力を利用して剣を振り下ろす。
「あなたは0点よ。剣を帯びながらも戦えない者はイラナイわ!」
恐るべき速度でグリーンマンとフェイジを抜けた女は、後ろでへたり込むロウムの首に狙いを定めていた。

61 名前:フェイジ ◆/LyHVTrIymg. [sage] 投稿日:2009/10/22(木) 22:56:02 0
戦闘の空気。
フェイジがそれを感じる時、風はいつも強く吹いている気がする。
だが、実際に風が強くなっている訳では無い。
感覚…とでも言うのだろうか、神経が強く張り巡らされているのだ。
戦場とは、普段とは違う自分、そんな自分を見つけられる場である。
(…つーか、この剣を手にしてから厄介事に巻き込まれてる気がする。
 絶対、この剣呪われてるって。俺は生贄に捧げられてもう一つの剣を召喚させるんじゃねえの?)

>58>59>60
>「ねえ・・・この剣を見て。
>フランベルジェ・・・。美しくうねる刀身はただ切りつけるだけで相手の肉をズタズタにする・・・。
>更に高熱を付与すればズタズタの傷口は焼け、通常の剣の何倍もの苦痛を与え、治療を困難にするの・・・。」

(うわぁ、何だこいつ…)
背筋にゾクッとした冷や汗が流れる。
フェイジは霊現象に遭遇したかのような錯覚に陥っていた。

>(力が抜け、その場に座り込んでしまう。まだ戦場に出たのが少ないせいもあり、ここまで死を連想させる相手に会うのは初めてだった)
>(他の二人はどうなのだろうか。普段ならそんな思考も巡るのだが、目の前の恐怖にすっかり飲み込まれていた)
>「女は斬りたくないんだが、仕方あるまいよ」
>素早く動くと、これ以上の殺戮を止めるべく、
>水の付与魔法を剣にかけ、武器を落とさん女の右腕に斬りかかった。

(チャールズのダンナは大将狙いか。んなら俺は援護射撃でも…
 ……っと、そんな場合じゃないようだな。)
座り込み震えているロウムの姿を見つけ、踏みとどまる。
「こーいう時、レディを護ってあげるのが騎士ってもん……と、うおッ!?」
>「あなたは5点。口上に走りすぎよ。」
>実際には懐に踏み込み、そのままステップターンを決めて通り過ぎただけなのだが、視界を女の顔で塞がれていたので消えたように見えただろう。
(ちッ、よそ見して油断していた!つーかビックリした、顔こええ!)
足元に風魔力を集中させ、渦剣の行方を探る。

>フェイジの懐で華麗なターンを決めてすり抜けた女は、その遠心力を利用して剣を振り下ろす。
>「あなたは0点よ。剣を帯びながらも戦えない者はイラナイわ!」
>恐るべき速度でグリーンマンとフェイジを抜けた女は、後ろでへたり込むロウムの首に狙いを定めていた。

「ハハハ、残念だったな美白!俺は始めからそこの娘を守る予定だったのさ!!
 だって俺は、騎士だからなぁ!」
足元に集中させていた風魔力を解放する。
解き放たれた力。
その速度は正に風。
―――ガシイィィィィィィイィイイイン!!!!!
渦剣が振り下ろした剣と、フェイジの振り払う剣がぶつかり合い、鍔迫り合いの形になる。
「(クソっ、何だか分からねえがコイツと鍔迫り合いはマズい気がする!)
 おい!自由騎士のお譲!さっさと逃げるんだ!
 いくら俺でも、子供を守りながらコイツ相手はちとしんどい!」
もはやロウムが怒るとかそんな事を気にしている状況では無いようで、
さらりと子供とぶっちゃけているがフェイジはまったく気づいていない。

ふと渦剣の顔を眺める。
「ってか、近くで見たら美白どころか微青だな。
 ん?…そもそも、てめえ!俺の質問に答えてねえじゃねーか!俺はどーせ5点だから目的言えよ!
 そうだ、おい!お前ならこの剣の片割れ知ってるだろ!それでいいから答えろ微青!!」
若干挑発アンド捲し立てつつ、攻撃の対象を自分に変えるよう仕向けている。


62 名前:ロウム ◆3lyIMkq6Po [sage] 投稿日:2009/10/23(金) 06:54:53 O
>>59>>60>>61

>「さあって、美白のお譲さんよ。悪ふざけにしちゃちょっと度が過ぎてるなぁ」
>「本当ならばもっと弄りたかったのよ!!」

(少女が放心している間に戦闘が始まった。剣と剣がぶつかる音が辺りに響き渡る)

>「あなたは0点よ。剣を帯びながらも戦えない者はイラナイわ!」
>「ハハハ、残念だったな美白!俺は始めからそこの娘を守る予定だったのさ!!
 だって俺は、騎士だからなぁ!」
>―――ガシイィィィィィィイィイイイン!!!!!
遠くで女の声とフェイジの声が聞こえ、再び剣と剣のぶつかる音がした時、少女は我にかえる

!!
(目の前でフェイジと女が鍔迫り合いの様に剣を交差させていた。おそらくは庇ってくれたのだろう)

>「(クソっ、何だか分からねえがコイツと鍔迫り合いはマズい気がする!)
 おい!自由騎士のお譲!さっさと逃げるんだ!
 いくら俺でも、子供を守りながらコイツ相手はちとしんどい!」

>「ってか、近くで見たら美白どころか微青だな。
 ん?…そもそも、てめえ!俺の質問に答えてねえじゃねーか!俺はどーせ5点だから目的言えよ!
 そうだ、おい!お前ならこの剣の片割れ知ってるだろ!それでいいから答えろ微青!!」

(フェイジが子供呼ばわりしながら逃げろと言ってきた。更に相手の注意を逸らすために挑発までしてくれている)
(不思議と腹は立たなかった。それより、護ってくれた男が手酷い傷を負うかもしれないと、何故か思った少女は奮起する…)

誰が…逃げるか…
(呟くように一言。そのままよろよろと立ち上がり)

…すまなかった。少々昔を思い出して放心してしまっていたようだ
(目をしっかりと開き、誰に言うとは無しに言葉を発する)

それと騎士様、風の魔法は私の得意とする物。先に使われてしまうと私のシルフがヘソを曲げてしまうので勘弁願いたい
(打って変わって冗談めいた事を言う少女の周囲に風が巻き起こり始める)

…まあ、そのおかげで駄々を捏ねられずに魔法を使えそうだがね。そこは感謝する
(少女は印を組む。使わんとする魔法は空の一撃、圧縮した空気を相手目掛けて撃ち出す中級風魔法)

さて…
(不意に少女の姿が消える。立っていた場所には優しい風が吹いていた)

…生憎と、高速移動は私も得意な方なのでね
(次に少女が現れたのは鍔迫り合いをしている二人の真横だった)

遅くなってすまない、不意討ちのような形になるが…ほんの挨拶代わりだ。受け取ってくれ
(少女はにこやかに微笑み、物騒な風の塊を禍剣目掛けて二つ、撃ち出した)

63 名前:グリーンマン ◆n0m3dwzr/M [sage] 投稿日:2009/10/23(金) 19:12:45 0
女にあっさりと受けられ、横をすり抜けられたが、少女に振り下ろされた剣を
若造がすばやく受けてから、形勢が逆転した。

少女から突然風の魔法が紡がれ、若造と競り合っている女を巻き込んだ。
「マジだ…」
チャールズは一瞬、呆気に取られていたが、すぐに現状を振り返る。

「ちょーっと待て、俺を忘れてもらっちゃ困るなあ!」
すばやく術式を展開しながら駆け出す。
「とりゃあ!」
女を三方向から挟み込むようにして、魔剣を腹めがけて突き刺すように
鋭い一撃を放った。

64 名前:禍剣 ◆CALM/VFxTg [sage] 投稿日:2009/10/23(金) 22:54:35 0
>61
耳をつぐざむ金属の激突音。
ロウムの首を狩ろうとする刃は寸前のところで止められた。
その速さに少々驚きの表情を浮かべた後、女はニタリと笑う。
波打つような刀身を利用し、フェイジの細身の剣を絡めるように起こして鍔迫り合いの体勢に持ち込む。
「んふ〜。こういう身体を張って誰かを庇う死亡フラグって好き〜。
そして助けたものの目の前で無残に殺されるのはもっと好き〜。
い・つ・ま・で・・・もつかしらぁ?」
ギリギリと力比べを楽しむかのように笑う女の顔がフェイジに迫り、生暖かい息が吹きかけられる。
片手にも拘らずその膂力は恐るべきものがあり、押し切ろうとしている。
だが、それ以上にフェイジを追い詰めるものは・・・女の剣に付与された高熱だった。
重なる刃を通して熱は伝わりフェイジの手を焼いていく。

「頑張るから教えてあげるわ。」
女はそういいながら首輪に手をやると、それは鎌の様な剣、ショーテルに姿を変えた。
焼かれる手が限界を迎えた瞬間、それは振られ首を刈り取るだろう。
フェイジの苦境を楽しむかのように言葉を続ける。
「私はサヤ。目的は食材選びよ・・・!」

>62>63
そこまでいった時、女はロウムの異変に気付く。
ロウムに集まる風の精霊が打ち出す圧縮空気。
とっさにショーテルを投げつけ相殺するが、そのとき既にロウムは一陣の風を残してその場から姿を消していた。
次に顕れたのは二人が鍔迫り合いをしている真横。
正に必殺の間合いから繰り出される二発の圧縮空気。
更には別方向からグリーンマンの刺突。
腕や顔を狙っていたのならば身体を捩ってでも躱す事ができただろう。
しかし狙いは胴体。
今までフェイジを絡み取っていた鍔迫り合いが今や禍剣の回避を遮る枷となる!

避けられない・・・!
刹那に悟った禍剣はふと力を抜き両手を挙げる。
結果、ロウムの圧縮空気弾を二発まともに胴に受け吹き飛んだ。
逆に言えば吹き飛んだお陰でグリーンマンの刺突の一撃を躱す事に成功したともいえる。

主を失ったフランベルジェはフェイジによってその場に叩き伏せられ、付与された魔法も途切れる。
当の禍剣は数メートル吹き飛ばされて三回転ほどして漸く止まる事になる。
だが・・・それでも禍剣は立ち上がる。
よろよろと立ち上がったとき、マントから砕けた刃が零れ落ちた。
「うふふふ・・・これは・・・楽しいわ・・・。」
ゆっくりとマントを脱ぐと、禍剣がなぜ立ち上がれたかわかるだろう。
マントの内側には数本の剣が仕込まれており、それが鎧の代わりとなって圧縮空気弾を防いでいたのだ。

ナイトドレス姿になった禍剣のボディラインははっきり見て取れ、完全に丸腰のように見えたがそうではなかった。
両腕を交差させ耳に当てると、耳飾を取り外す。
耳飾は取り外される事により本来の姿、カタールとなって禍剣の両腕に装着されていた。
ゆっくりと構えを取りながらフェイジに視線を向ける。
「あなた・・・何も知らずにその剣を持っているの?
だからそんなに痩せ細ってしまって・・・可哀想に・・・!」
台詞を言い終わるのと構えを取りきるのは同時。
それと共に周囲の空気が一変した。
それは強烈な殺気で凍りつく、というわけではない。
まるでどろりとした沼に足を突っ込んだかのような嫌悪感が周囲の空気を包み込んだのだ。

決して速い訳ではなく、むしろゆっくりと漂うような速度。
にも拘らず捉えられぬ独特な歩法でぬるりと間合いを詰めていた。
そして振るわれる両腕。
その場面だけコマが落ちたかのように速く。
速さと遠心力故に、腕に仕込まれていた部分もせり出し、カタールの刃は到達間合いを広げて迫る!

65 名前:フェイジ ◆/LyHVTrIymg. [sage] 投稿日:2009/10/24(土) 00:34:46 0
>>62,63,64
>重なる刃を通して熱は伝わりフェイジの手を焼いていく。

ジュウウウ…!!
「ぐ……ぁ……!!」
剣を握る右手が熱に焼かれ、激しい激痛が走る。
だが、今剣を手離せば、背後にいるロウムに再び危険が及ぶ。
だから手を離さないように、右手を包むように左手を握り締める。
>「頑張るから教えてあげるわ。」
>女はそういいながら首輪に手をやると、それは鎌の様な剣、ショーテルに姿を変えた。
>焼かれる手が限界を迎えた瞬間、それは振られ首を刈り取るだろう。
>フェイジの苦境を楽しむかのように言葉を続ける。
>「私はサヤ。目的は食材選びよ・・・!」

「ぐ…そんな目的に、付きあわされるこっちの身にもなりやがれ…!!
 お前、何人前召し上がるつもりだよ…!!」
右手の感覚が無くなり始めてきた。
(ちぃ!…やばい!サヤとか言う変態の食料にされてしまう!)
このままでは押し切られてしまうかもしれない。
そう、フェイジが危惧した瞬間…

>誰が…逃げるか…
>…すまなかった。少々昔を思い出して放心してしまっていたようだ
>それと騎士様、風の魔法は私の得意とする物。先に使われてしまうと私のシルフがヘソを曲げてしまうので勘弁願いたい
>…まあ、そのおかげで駄々を捏ねられずに魔法を使えそうだがね。そこは感謝する


66 名前:フェイジ ◆/LyHVTrIymg. [sage] 投稿日:2009/10/24(土) 00:40:19 0
>64,65,66
>重なる刃を通して熱は伝わりフェイジの手を焼いていく

「ぐ……ぁ……!!」
声にならない声を発し、右手に走る激痛に耐える。
咄嗟に引きそうになった右腕に力を込め、手を離さないように左手で右手を包み込むように握り締める。

>「頑張るから教えてあげるわ。」
>女はそういいながら首輪に手をやると、それは鎌の様な剣、ショーテルに姿を変えた。
>焼かれる手が限界を迎えた瞬間、それは振られ首を刈り取るだろう。
>フェイジの苦境を楽しむかのように言葉を続ける。
>「私はサヤ。目的は食材選びよ・・・!」

「ぐ…ふざけるな…!
 …そんな目的、他所でやりやがれ…!!
 そもそも、何人前召し上がるつもりでしょうか…!?」


67 名前:フェイジ ◆/LyHVTrIymg. [sage] 投稿日:2009/10/24(土) 00:41:24 0
すいません、>65-66はミスです。
今から作り直します

68 名前:フェイジ ◆/LyHVTrIymg. [sage] 投稿日:2009/10/24(土) 01:05:29 0
>>62,63,64
>重なる刃を通して熱は伝わりフェイジの手を焼いていく。

ジュウウウ…!!
「ぐ……ぁ……!!」
剣を握る右手が熱に焼かれ、激しい激痛が走る。
だが、今剣を手離せば、背後にいるロウムに再び危険が及ぶ。
だから手を離さないように、右手を包むように左手を握り締める。

>「頑張るから教えてあげるわ。」
>「私はサヤ。目的は食材選びよ・・・!」
「ぐ…そんな目的に、付きあわされるこっちの身にもなりやがれ…!!
 お前、何人前召し上がるつもりだよ…!!」
右手の感覚が無くなり始めてきた。
(ちぃ!…やばい!サヤとか言う変態の食料にされてしまう!)
このままでは押し切られてしまうかもしれない。
そう、フェイジが危惧した瞬間…

>誰が…逃げるか…
>…すまなかった。少々昔を思い出して放心してしまっていたようだ
>それと騎士様、風の魔法は私の得意とする物。先に使われてしまうと私のシルフがヘソを曲げてしまうので勘弁願いたい
>…まあ、そのおかげで駄々を捏ねられずに魔法を使えそうだがね。そこは感謝する
「へ…?」
先程のグリーンマンでは無いが、一瞬、誰がその言葉を発しているのか分らなかった。
そして、それが先程まで恐怖で動けずにいた少女と分かった時…

>遅くなってすまない、不意討ちのような形になるが…ほんの挨拶代わりだ。受け取ってくれ
>「ちょーっと待て、俺を忘れてもらっちゃ困るなあ!」
>すばやく術式を展開しながら駆け出す。
>「とりゃあ!」
>女を三方向から挟み込むようにして、魔剣を腹めがけて突き刺すように
>鋭い一撃を放った。
三方向からそれぞれの力が禍剣に加わり…
>結果、ロウムの圧縮空気弾を二発まともに胴に受け吹き飛んだ。

(ふう…ようやくあの高温地獄から解放された…。)
安堵のため息をつき、ロウムの方へ振り向く。
「自由騎士様の到着が遅かったらどうなっていた事か…感謝するぜ。
 いや、これは冗談じゃなくてマジな気持ちだ。ありがとよ。」
相手を騎士と認め、フェイジはロウムが自分と対等な立場であると認識を変えた。

>耳飾は取り外される事により本来の姿、カタールとなって禍剣の両腕に装着されていた。
禍剣の動作を見て、グリーンマンの方向へ視線を移す。
「チャールズのダンナ!あいつ、武器を至る所に隠し持っているらしい!
 接近戦に持ち込む時は警戒するんだ!」
…と、言い終わった瞬間。突如として、思いもよらない言葉が聞こえた。
>「あなた・・・何も知らずにその剣を持っているの?
>だからそんなに痩せ細ってしまって・・・可哀想に・・・!」
「なッ!?…知っているのか、お前…この剣の事を!?」
咄嗟に声を張り上げてしまったが、今は戦闘中だ。
これ以上追及するには戦闘を終える他無いだろう。

>速さと遠心力故に、腕に仕込まれていた部分もせり出し、カタールの刃は到達間合いを広げて迫る!
迎え撃とうと剣を握り締めるが…先程の鍔迫り合いの影響で右手の握力が戻らない。
「ちっ!悪い、ここは任せた!!」
跳躍し、後方へ移る。
勿論逃げるわけでは無い。
フェイジは後方から魔法を放つべく、呪文の詠唱を始めた。

69 名前:ロウム ◆3lyIMkq6Po [sage] 投稿日:2009/10/24(土) 11:57:04 O
>>63>>64>>68

>「ちょーっと待て、俺を忘れてもらっちゃ困るなあ!」
>すばやく術式を展開しながら駆け出す。
>「とりゃあ!」
>女を三方向から挟み込むようにして、魔剣を腹めがけて突き刺すように鋭い一撃を放った。

(少女の撃ち出した風にやや遅れてグリーンマンの刺突が禍剣に迫り―)
(次の瞬間、禍剣が風の塊によって吹き飛んでいた。正直当たるとは思っていなかったため、少々面食らうが)

>「自由騎士様の到着が遅かったらどうなっていた事か…感謝するぜ。
> いや、これは冗談じゃなくてマジな気持ちだ。ありがとよ。」

(不意にフェイジからお礼の言葉が聞こえた。助けてくれたお礼のお礼なのだが、少々こそばゆい)

…う…いや、その…こ、これで貸し借りは無しだな
(気恥ずかしさから少々頬を赤く染め、そっぽを向きながらやっと言葉を紡ぐ)

>「うふふふ・・・これは・・・楽しいわ・・・。」
>ゆっくりとマントを脱ぐと、禍剣がなぜ立ち上がれたかわかるだろう。
>マントの内側には数本の剣が仕込まれており、それが鎧の代わりとなって圧縮空気弾を防いでいたのだ。

…ふん、上手く防ぐとはさすがだな

(何故風を受けたのか、合点がいった。グリーンマンの一撃を回避するために利用されただけに過ぎなかった訳だ)
(瞬時にここまで考えるとは恐ろしい女だな。少女は心で呟く)

>両腕を交差させ耳に当てると、耳飾を取り外す。
>耳飾は取り外される事により本来の姿、カタールとなって禍剣の両腕に装着されていた。

暗器か、また厄介な武器を使う奴だな…
(前に見た事のある武器。主に暗殺者と言われる者達が好んで使うとか―)
(そう考えている内に周囲の空気が一変した。風使いにはより一層不快に感じるこの空気)
(傍らにいる(※普通の人間には見えない)シルフも不快感を露にしてロウムにこの状況の打破を促す)

少し待っていろ。一筋縄ではいかぬ相手なのだ
(少女はシルフに言っているのだが、独り言のように聞こえた)

>決して速い訳ではなく、むしろゆっくりと漂うような速度。
>にも拘らず捉えられぬ独特な歩法でぬるりと間合いを詰めていた。
>「ちっ!悪い、ここは任せた!!」
>跳躍し、後方へ移る。 勿論逃げるわけでは無い。
>フェイジは後方から魔法を放つべく、呪文の詠唱を始めた。

(女が突撃を仕掛けてくる。だが何やら考えがあるのかフェイジは後退し、魔法詠唱を始める)

解った。私達に任せてくれ
(とは言ったものの…少女の力では女の剣を受けた瞬間、吹き飛ばされてしまうだろう)

>>63…と言うわけだお兄さん、力仕事と言うことでこの場をよろしく頼む。援護は任せてくれ
(少女の戦法は体格の都合上ヒット&アウェイ。まともに剣を受ける事など出来はしない)
(少し悔しいがグリーンマンに頼る他無かった。少し後ろに下がりロウムも魔法詠唱を始める)

70 名前:グリーンマン ◆n0m3dwzr/M [sage] 投稿日:2009/10/24(土) 19:43:38 0
すばやく繰り出した突きだったが、その前の風魔法の影響もあってか、寸でのところで
かわされた。しかし、吹き飛ばすのには成功したようだ。
「私はサヤ。目的は食材選びよ・・・!」
「食材…だと?まさか、こいつらが…?」


考えていると、サヤと名乗る女がカタールを構え再び襲い掛かってくる。
「ちっ!悪い、ここは任せた!!」
「…と言うわけだお兄さん、力仕事と言うことでこの場をよろしく頼む。援護は任せてくれ」
若造と少女が後方支援のために後ろに下がった。止むをえない。
「まあいいさ。確かに俺が一番の重戦士だからな」
チャールズは少し考え、やや後ろに下がりながら挑発し、構えた。
なるべくひきつけるためである。

サヤがチャールズに向けて斬りかかろうとしたところで
後ろに下がり、それをいなすように避ける。
そして、若造の魔法がサヤを襲うと同時に、剣を突き上げると、再び下ろし、
サヤの体を肩から袈裟斬りにした。

71 名前:禍剣 ◆CALM/VFxTg [sage] 投稿日:2009/10/25(日) 00:11:45 0
>68>69>70
間合いを詰めきる前にフェルジとロウムが後ろに下がる。
だが禍剣のやる事は変らない。
蛇のように近づきグリーンマンに両腕を振るう。
その速度ゆえに腕に仕込まれていた部分もせり出し刃の間合いを変化させての斬撃。

ギリギリのところまで引き寄せてグリーンマンがいなすように避けるが、更なる追撃はなかった。
躱された時点で標的は後方で呪文の詠唱に入っている二人へと変ったのだから。
「させないわ!」
突き出した手をそれぞれフェルジとロウムに向けると、握る柄を強く引く。
それが引き金であった。
カタールの刃はクロスボウのように射出され、二人へと飛んでいく。

刃を射出した事により、グリーンマンの間合いにて丸腰になった・・・かのように見えたが、そうではなかった。
素早く右手を振ると、指輪が瞬く間にサーベルへと交わし、その手に握られている。
「この骸たちが食材・・・?まさか・・・。」
ニタリと笑いながらサーベルを振りかぶり、言葉を続ける。
「あなたたちはどうかしらね・・・!」

【フェルジさんの魔法発動描写がない。魔法の効果が不明な事。
という事で、後半二行後手キャンセルさせていただきました。】


72 名前:フェイジ ◆/LyHVTrIymg. [sage] 投稿日:2009/10/25(日) 01:15:30 0
>71
呪文の詠唱を開始しようと口を開いた直後…

>「させないわ!」
>突き出した手をそれぞれフェルジとロウムに向けると、握る柄を強く引く。
>それが引き金であった。
>カタールの刃はクロスボウのように射出され、二人へと飛んでいく。

(くそっ、呪文を唱える暇は与えないってか…)
「気を付けろ、お譲!今回は援護できそうにねえ!」
ロウムの呼び方がレディからお譲へ変化した!

迫る刃は簡単に処理できないと判断し、今、魔法を放つ事は諦める。
目の前に迫る刃に神経を集中させ、右手に握る剣を上段に構える。
「だが、こんなもん…どうにかなる!!」
カタールの刃へ自身の剣を叩きつけるように振り下ろす。

ガキィィィィィィンン!!
と、再び金属音が鳴り響き、ドサッと刃が落ちる音が『2回』聞こえた。
見ると、禍剣の放ったカタールと、自身の細見の剣が地面に落ちている。

激突の衝撃でフェイジの右手は痺れているのであろうが、その事すら分からないほど右手の感覚が無かった。

(剣を取りに行く!
 …って、言いたい所だが、右手の握力が元に戻らない事には意味がないな。
 ここは、魔法でダンナを援護する方が有利になる筈だ。)
剣は自分の握力が戻ってから再び入手した方が得策と判断したフェイジは、呪文の詠唱を再開する。

73 名前:ロウム ◆3lyIMkq6Po [sage] 投稿日:2009/10/25(日) 15:31:31 O
>>70>>71>>72

>「まあいいさ。確かに俺が一番の重戦士だからな」

(グリーンマンは文句も言わず前に出てくれた。壁…と言うと失礼だが、正に壁の様で頼もしかった)

>チャールズは少し考え、やや後ろに下がりながら挑発し、構えた。
>だが禍剣のやる事は変らない。 蛇のように近づきグリーンマンに両腕を振るう。
>ギリギリのところまで引き寄せてグリーンマンがいなすように避けるが、更なる追撃はなかった。

?…やけにあっさりして―

>「させないわ!」
突き出した手をそれぞれフェルジとロウムに向けると、握る柄を強く引く。
>カタールの刃はクロスボウのように射出され、二人へと飛んでいく。

…あれって、飛ぶんだ…
(風を切り裂き飛来するサヤの凶刃、感心してる場合ではない。)
(だが、飛ぶとは思っていなかった物が飛ぶのを見た少女はポツリと呟いていた)

>「気を付けろ、お譲!今回は援護できそうにねえ!」

(フェイジの言葉で我にかえる。とりあえずは詠唱を諦め回避行動に移らねば)

>「だが、こんなもん…どうにかなる!!」
(フェイジは刃を叩き落とし、回避…同じ事をしようとした少女はまだ剣を召喚していない事に気付いた)

…忘れてた
(とにかく回避しなければ。そうこうしている内にもカタールの刃はどんどん迫ってくる)

まあいい。回避方法は他にもいくらでもあるからな
(呟く少女は右足の周囲に風の防壁を展開させ、腰を落とし構えた)

はあっ!
(気合い一閃、サマーソルトの要領でカタールの刃を蹴り飛ばす)
(風の防壁で足は防御してある。少女は何の心配もせずに刃を蹴った)
(主無き刃など恐るるに足らず。一部例外もあるが―これが例外では無いと願う―)


>ここは、魔法でダンナを援護する方が有利になる筈だ。)

(フェイジが詠唱の構えをとったようだ。それなら今度は私が盾になろう)

来い。私の相棒…
(宙に手を掲げ、二本の剣を召喚する少女。それぞれの手に握り、フェイジの前に出る)

……邪魔をさせん。
(もし回避され突破されても禍剣より先にフェイジの元へと行ける自信はある。剣を構え、禍剣―サヤ―のいる方向を見据えた刹那)

高速を超えた神速、貴様にも見せてやる!
(言うと同時に目にも止まらぬ速度で禍剣へと突進、そのまま右の剣で左腕、左の剣で右肩を狙った高速の突きを放つ)


74 名前:グリーンマン ◆n0m3dwzr/M [sage] 投稿日:2009/10/25(日) 21:04:27 0
サヤの攻撃はフェイントだったようだ。
カタールは後ろの二人に向かって投じられ、かろうじて二人はそれを処理した。
で、次は指輪が変形したサーベルである。

転じて攻撃に移る若造と少女であったが、若造の方はまた呪文の詠唱に入り後ろから動かない。
(ったく、最近の若い奴は貧弱だ…「積極的に前に出る」ということがねえ…)
少女もそうするだろうと思い、再び剣を構えて時間稼ぎをしようと思ったその時、
少女が素早く剣を抜き、高速の突きをサヤに向かって放った。

「おぉ!」
ふと閃いたチャールズは一旦後ろに下がると、若造と同じように詠唱に入った。
必ず隙があるはずだ。

75 名前:禍剣 ◆CALM/VFxTg [sageちょっと尺取過ぎたかな・・・] 投稿日:2009/10/25(日) 22:46:08 0
>72>73>74
カタールの刃を射出した後、禍剣は後方の二人を見ていなかった。
命中しようが失敗しようが良かったのだ。
この攻撃により詠唱がワンテンポ遅れさえすれば。
必殺の間合いにいるグリーンマンを邪魔される事なく斬る事が出来る。

指輪をサーベルに戻し振り下ろそうとした瞬間、グリーンマンは後ろに下がる。
そして入れ替わるように両手に剣をもったロウムが突きを繰り出してくる。
「・・・迅い・・・!!」
下がるグリーンマンを襲う事すら許さぬその速さに咄嗟にサーベルを横に構え突き上げる。
ギィッギャリィィ!!
甲高く響く刃の激突とこすれる音!
「けど・・・それだけなのよっ!!」
高速を超えた神速。
だが、その刃には重さが足りていない。
そしてその速さ故に、側面からの衝撃の影響をもろに受けるのだ。

禍剣は身体を捻りながら身を沈め、サーベルで右肩を狙う剣を払い上げる。
それと同時に突進し刺突を繰り出すために伸びたロウムの腹を巴投げのように蹴り上げたのだ。
ダメージを与える為の蹴りではなく、神速の勢いを利用してロウムを突き飛ばす為に。

結果、ロウムは身を沈めた禍剣の上を飛び越えていく。
禍剣の方はと言うと、左脇腹のドレスが切り裂かれ、回避する為にかなり無理な体勢となっている。
いうなれば限界のリンボーダンスをなし終えた状態である。

強力な腹筋で尻餅をつく事無く起き上がろうとするが、正に無防備な状態を後方で呪文を詠唱する二人に晒してしまっていた。

76 名前:フェイジ ◆/LyHVTrIymg. [sage] 投稿日:2009/10/25(日) 23:34:09 0
>73,74
>(ったく、最近の若い奴は貧弱だ…「積極的に前に出る」ということがねえ…)
(なーんか、ダンナから嫌〜な視線を感じるが…元気そうだし、多分問題なしだろ。)

>来い。私の相棒…
>(宙に手を掲げ、二本の剣を召喚する少女。それぞれの手に握り、フェイジの前に出る)
(ありがてえ、これなら邪魔はされない!)
詠唱に集中し、禍剣の足元に目線を送る。
(詠唱はもう少しで完了……いや、いま完了した。
 後は放つタイミングだ。奴の足が一瞬でも止まれば、何とかなる!)

>75
ロウムが突出し、禍剣とぶつかり合う。
両者はそれ程のダメージを受ける事無く、そのぶつかり合いは終了する。
…が、戦闘はそれで終わるわけがない。

>強力な腹筋で尻餅をつく事無く起き上がろうとするが、正に無防備な状態を後方で呪文を詠唱する二人に晒してしまっていた。
体制を崩した禍剣の姿を確認し、フェイジは詠唱の完了した魔法を解き放つ。
「(よし、今だッ!)
 サヤとか言ったな!
 焼くのが好きなら、焼かれる方の気持ちを理解しやがれ!!
 喰らえ!ファイアーウィップ!!」
禍剣の足元の床が赤く染め上がる。
刹那、その床から木の幹ほどの太さもありそうな炎の塊が飛び出す。
炎は途切れる事無く床から続々と連なり、一つの個体のように動き始める。
狙いは、禍剣の脚を捕らえ、そのまま渦を巻いて全身を燃やす事である。
炎の温度は先程の禍剣の付加魔法を上回る。
全長はまだ見えてはいないが、3メートル弱だ。
「逃げれると思うなよ!この炎は自動追尾だ!」
勿論、戦場から離れれば追尾も解除されるが、範囲は約50m。簡単に逃げられる距離では無い。
更に、速度も最初に禍剣が見せた動きの最高速度と同程度だ。体制を崩している状態でその動きは不可能に近い。とフェイジは判断した。

「ダンナ!お譲!お前らはその炎を警戒しなくていい!
 味方は燃やさないようになっているからな!」
二人に呼び掛ける。

77 名前:ロウム ◆3lyIMkq6Po [sage 解りにくかったらごめんなさい] 投稿日:2009/10/26(月) 18:20:38 O
>>74>>75>>76

>「・・・迅い・・・!!」

(ロウムは内心微笑んだ。若干の禍剣の焦り、致命傷は与えなくとも多少の不意はつけたはずだ)

>ギィッギャリィィ!!
>甲高く響く刃の激突とこすれる音!

何っ!?
(だが禍剣はこの速度に反応、高速の突きを防御した)


>「けど・・・それだけなのよっ!!」
>禍剣は身体を捻りながら身を沈め、サーベルで右肩を狙う剣を払い上げる。
>それと同時に突進し刺突を繰り出すために伸びたロウムの腹を巴投げのように蹴り上げたのだ。

くうっ!
(剣を払われ身体を蹴り上げられた少女。自速と禍剣の上手い力の加え方でそのまま飛ばされてしまう)
(地面に激突する前に何とか受け身を取り、怪我を回避するも凄い速度でゴロゴロと地面を転がっていく)

このっ!よくもやっ…たぁ…?
(回転が止まった刹那、少女は飛び起き立ち上がるが…そのまま後ろに倒れ、尻餅をついてしまった)

…しまった…回転しすぎたか…
(頭を抑える少女、先程の超連続回転で目を回してしまったらしい)
(すぐに頭をぷるぷるふって無理矢理目眩?を治して禍剣を見ると)

>「(よし、今だッ!)  サヤとか言ったな! 焼くのが好きなら、焼かれる方の気持ちを理解しやがれ!!
 喰らえ!ファイアーウィップ!!」
>「おぉ!」
>ふと閃いたチャールズは一旦後ろに下がると、若造と同じように詠唱に入った。

…次は炎の魔法か!
(禍剣が炎に包まれるのを見た少女はそう叫んでいた)
(確かこの男は先程風魔法を使っていた。となると複数の元素魔法を使える事になる)
(純粋な風使いのロウムには少々羨ましく思えた訳で)

と、ボーッとしている時間は無いな…
(今はまだ戦闘中だ。グリーンマンも魔法詠唱を始めたらしいので援護を含め追撃しようと思ったが…)
(…熱かったらやだな…と、炎の中へ行くのを少し躊躇してしまう)

>「ダンナ!お譲!お前らはその炎を警戒しなくていい!
>味方は燃やさないようになっているからな!」

え、そうなの?
(ちょっと意外だったのですっとんきょうな可愛い声を出してしまった)

コホン…ではもう一度行くか
(まだ少し頭がクラクラしているが大丈夫。そう自分に言い聞かせて剣―ウィンディア―を構える)

てやぁーっ!
(気合いを込めた声をあげ、再度禍剣目指して突進。しかし禍剣の眼前で突如跳躍)
(かなりの高度まで浮上する少女。空中でピタリと止まった後、禍剣に向け急降下を開始する)

くらえっ!
(次の一撃は一本の剣で右の肩を狙う刺突。剣を両手で持ち、渾身の力を込め急降下しながら禍剣に突きかかる!)

【ちなみにこの攻撃を回避してもロウムは地面にぶつからずに着地します】

78 名前:ジン ◆2fQ8gWlc5M [sage] 投稿日:2009/10/26(月) 19:33:01 0
【年齢】 20代後半
【性別】 男
【職業】 旅人
【魔法・特技】 手裏剣、クナイ、質量を持った残像、俊足なる動き、妖術
【装備・持ち物】 細身の剣(元は両刃の剣だったようだが詳細は不明)
【身長・体重】180CM、74KG
【容姿の特徴、風貌】黒衣、喉輪付き面頬
【性格】 冷静
【趣味】 食事
【人生のモットー】立身出世
【自分の恋愛観】 不明
【一言・その他】 よろすこ


79 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/26(月) 19:47:45 O
>>78
フェイジの剣の片割れなのか?

80 名前:グリーンマン ◆n0m3dwzr/M [sage] 投稿日:2009/10/27(火) 00:06:33 0
少女の剣撃はサヤにバランスを崩させ、十分な隙を与えた。
蹴り飛ばされる少女だが、思った以上に強靭らしい。

「喰らえ!ファイアーウィップ!!」
追尾式の炎魔法がサヤに向け、放たれていく。かなり高度なものだろう。
これなら確実に当たる。

一方で少女が素早く起き上がり、跳躍すると、サヤに真上から襲いかかった。
無意識のうちにチャールズは駆け出していた。
(これを食らえば…あいつは、死ぬ…!)

水の術式をすぐさま発動しつつ二人の横を駆け、サヤの元に向かう。
「ちょっと待てえぇぇッ!」
サヤの前まで来たチャールズは、剣を振り上げて水の膜を作ると
まず、若造の放った炎魔法を受けた。
ジュウゥゥゥ…
「ぐおっ!」
予想以上に強力な炎魔法が水膜を蒸発させ、チャールズを襲った。
そして少女の一撃をそのままサヤの頭上で受けたが…
ガイィィン!!

剣があまりの勢いに手から飛ばされ、さらに腹部を直撃した。
アーマーが傷つき、血が滲み出す。
「うぅッ!…」
チャールズはあまりの痛みに腹を押さえつつ、サヤの方に振り返った。
「…ってな訳で、俺ら結構強いからさ、とりあえず大人しく捕まってもらえるか?」

81 名前:禍剣 ◆CALM/VFxTg [sage] 投稿日:2009/10/27(火) 23:02:27 0
>76>77>80
無理な体勢から身体を何とか引き起こした時には全てが終わっていた。
迫る炎の大蛇。
降下するロウムの刃。
そして駆け寄るグリーンマン。
防御しきれぬ攻撃に最早回避も不可能。
にも拘らず、禍剣の気は萎える事はなかった。
それどころか、何か今までの雰囲気とは異質なものがドロリと溢れ出すかのように。
宙を見上げ、迫るロウムと禍剣の濁った瞳が交錯した瞬間・・・
ロウムの耳元に呟きが風と共に運ばれる。

「素晴らしいわ・・・!三人合わせてだけど・・・10点をあげる!」
急降下を開始してからぶつかるまではほんの数瞬。
だが間延びした時間感覚の元、確かにその声はゆっくりと、侵す様にロウムの耳に入ったのだ。
それと共に強烈に叩き込まれる【死】のイメージ。
まるで実体験したかのように己の腕ごと首が切り飛ばされる様を!

だが、どろりとした異質な気も、イメージも唐突に消え去る事になる。
迫る炎の大蛇をグリーンマンが水の膜とその身で防ぎ、ロウムの剣を防いだのだから。

身代わりになったグリーンマンは傷に呻きながら禍剣に振り返り言葉を開く。
>「…ってな訳で、俺ら結構強いからさ、とりあえず大人しく捕まってもらえるか?」
その様子に呆気に取られたかのような表情の後、禍剣はにっこりと微笑む。
しかしその口から綴られる応えは降伏の言葉ではなかった。
「・・ありがとう・・・。折角の食材を味わう事無く食い散らかすところだったわ・・・。」
穏やかな応え。
が、穏やかなのはそこまでだった。
「でもそういう台詞はせめて私の両腕を切り落としてからにするべきだったわね!」
次の瞬間、禍剣は大きく剣を振り上げる。
必殺の間合いで傷ついたグリーンマンを逃すつもりはなかった。

死の刃が振り下ろされる瞬間、禍剣の握ったサーベルが宙を舞う。
その代わりにその腕には数本のクロスボウの矢が突き刺さっていた。
「ぎゃ!!」
短い叫びと共に更に両足にも矢を受け崩れ落ちる禍剣。

「ようし!お前が噂の禍剣だな!完全に包囲した!大人しく縛につけ!」
いつの間にかフェイジの後ろには完全武装した男が部下を連れ立っていた。
それだけではない。
言葉通り屋根の上、通りの向こう側、果ては家の中まで。
重武装の兵士と弓兵が完全に路地を包囲していたのだ。

「包囲に手間取ってしまい申し訳なかった。
相手は近隣都市で有名な連続辻斬り犯だからな。
我々が来たからにはもう安心してくれ。
そちらのお三方、ご同行願えるかな?
傷の手当てをしよう。事情も聞きたいしな。」
テキパキと部下に指示を出し、話しかけてくるのは守備隊長の男だった。

槍を携えた守備兵たちが禍剣を囲んでいく。
武器を失い、手足を矢で射られた禍剣は抵抗する様子はない。
このまま守備隊長の言葉に従えば禍剣は捕縛され、三人も守備隊の詰め所まで行くことになるだろう。



82 名前:フェイジ ◆/LyHVTrIymg. [sage] 投稿日:2009/10/27(火) 23:32:48 0
>77
>くらえっ!
>(次の一撃は一本の剣で右の肩を狙う刺突。剣を両手で持ち、渾身の力を込め急降下しながら禍剣に突き
(良し!お譲の攻撃はまず間違いなく当たる!
 なんせ、俺の援護だからなぁ!ハハハハ!!)
と、ロウムの攻撃が直撃する事を半ば確信した直後…

>78
>サヤの前まで来たチャールズは、剣を振り上げて水の膜を作ると
>まず、若造の放った炎魔法を受けた。
>ジュウゥゥゥ…
>「ぐおっ!」
>予想以上に強力な炎魔法が水膜を蒸発させ、チャールズを襲った。
「な!?何やってんだよダンナ!!
 落ちつけファイアーウィップ!…ちぃっ!!」
慌ててファイアーウィップの自動追尾を解除し、手動式に切り替える。
(OK、なんとか制御出来た。)
直後、フェイジはファイアーウィップを自分の近くまで誘導させる。
『味方』を燃やさないが、今の行動は明らかにファイアーウィップの『敵』。
このまま自動追尾を続行していれば、グリーンマンを標的に変えていたところだろう。

>剣があまりの勢いに手から飛ばされ、さらに腹部を直撃した。
>アーマーが傷つき、血が滲み出す。
>「うぅッ!…」
>チャールズはあまりの痛みに腹を押さえつつ、サヤの方に振り返った。
>「…ってな訳で、俺ら結構強いからさ、とりあえず大人しく捕まってもらえるか?」
(あらら、相手はほとんど無傷なんだぜ?
 そう簡単に降伏するとは思えんぜ〜。実はダンナ、俺より甘いんじゃねえか?)
と、心のうちでは思っているが、これで禍剣が収まれば願ったり叶ったりだ。
フェイジは警戒しつつ様子見をする事にした。

>79
>「でもそういう台詞はせめて私の両腕を切り落としてからにするべきだったわね!」
>次の瞬間、禍剣は大きく剣を振り上げる。
>必殺の間合いで傷ついたグリーンマンを逃すつもりはなかった。
「そうはイカのキン……」
ファイアーウィップを再び操作しようと手を振り上げた瞬間…

>死の刃が振り下ろされる瞬間、禍剣の握ったサーベルが宙を舞う。
>その代わりにその腕には数本のクロスボウの矢が突き刺さっていた。
>「ぎゃ!!」
>短い叫びと共に更に両足にも矢を受け崩れ落ちる禍剣。
>「ようし!お前が噂の禍剣だな!完全に包囲した!大人しく縛につけ!」
「ん…?」
と、フェイジが振り向くと、兵士の集団らしき一団が立っていた。
(こりゃ、トリはこいつらに奪われちゃったって感じかな。)
守備兵達に囲まれた禍剣を見て、フェイジはそう思った。
臨戦態勢を解き、ファイアーウィップの発動を解除する。

>「包囲に手間取ってしまい申し訳なかった。
>相手は近隣都市で有名な連続辻斬り犯だからな。
>我々が来たからにはもう安心してくれ。
>そちらのお三方、ご同行願えるかな?
>傷の手当てをしよう。事情も聞きたいしな。」
「ああ、そりゃありがたいんだが…ちょっと待ってくれよ。」
そう言うとフェイジは近くに落ちていた自分の細見の剣を拾うと、禍剣の近くまで歩み寄った。
守護兵達が間に立つような場所を選んでいるため、不意打ちされても反応可能な距離である。
「サヤと言ったな。最後に聞いておきたい事がある。
 お前、俺の剣について何か知っているのか?」
直接話をするのは最後になるかもしれないので、これだけは聞いておきたかったのだ。

83 名前:ロウム ◆3lyIMkq6Po [技量不足でこんなんなりました sage] 投稿日:2009/10/28(水) 05:52:13 O
>>80>>81>>82

(少女の剣が禍剣を捉えるまでの数瞬の時だった)

>宙を見上げ、迫るロウムと禍剣の濁った瞳が交錯した瞬間・・・
>ロウムの耳元に呟きが風と共に運ばれる。
>「素晴らしいわ・・・!三人合わせてだけど・・・10点をあげる!」

…っ!?
(突如女の声が聞こえた少女に死のイメージが叩き込まれる)
(突然の事にパニックを起こし、何が何だか解らなくなってしまう少女。)

>「ちょっと待てえぇぇッ!」
>「ぐおっ!」

(フェイジの炎を防いだグリーンマンがロウムの剣の先に立ちはだかる。普通なら剣を反らすのだが)
(パニックを起こしていた少女は、訳が解らなくなったままに剣を向けたそのままグリーンマンに特攻)

>ガイィィン!!
(結果、グリーンマンの腹部のアーマーに損傷を与え、更にはその下にある体さえも傷付けてしまった)


(グリーンマンへ剣をあびせた後、着地―と言っても地面に転がるようになったが―した少女)
(地に仰向けになったまま動かない。先程のイメージをまだ振り払う事が出来ず)
(武装した兵士達が禍剣を撃退した事も解らず、その守備隊長の言葉も、少女の耳には届いていなかった)
(ただ、光が無い目を開けたままその場に倒れているだけ。その様は人形のよう…)


>「包囲に手間取ってしまい申し訳なかった。
>相手は近隣都市で有名な連続辻斬り犯だからな。
>我々が来たからにはもう安心してくれ。
>そちらのお三方、ご同行願えるかな?傷の手当てをしよう。事情も聞きたいしな。」

(放心状態の少女に抗う術は無く、詰所へと運ばれていく)


【一足先に詰所まで行かせてもらいますね。目を覚ます(我に返る?)描写は次の書き込みで】
【そして、何だか戦線離脱しそうな雰囲気に仕上がりましたが、すぐに復帰します;】
>>78よろしくお願いしますね】

84 名前:グリーンマン ◆n0m3dwzr/M [sage] 投稿日:2009/10/29(木) 00:13:42 0
「でもそういう台詞はせめて私の両腕を切り落としてからにするべきだったわね!」
武器が振り上げられる。やっちまった、とチャールズは思った。
やはり話の通じる奴ではなかった、と思ったそのときである。

「ぎゃ!!」
サヤが悲鳴をあげ、崩れ落ちた。
「何者だ!?」
見ると、どこから張っていたのか、城兵と思われるアーマー兵と弓兵が
武器を構えていた。
サヤは両手、両足に矢傷を受け、ぐったりとしている。

「相手は近隣都市で有名な連続辻斬り犯だからな。
そちらのお三方、ご同行願えるかな?
傷の手当てをしよう。事情も聞きたいしな。」
若造はそれに応じる。少女は気絶しているようだが、戦闘に慣れていなかったのだろうか?

「ああ、助かったよ」
そうチャールズが言いながら腹を押さえ、ようやく起き上がると
アーマー兵たちが容赦なくサヤを取り囲んだ。
「ちょ…ちょっと待ってくれ!ちなみに俺は一応エンブレムナイトだ」
紋章を強調するように指差して前に出ると、一般兵たちはとりあえず引いたようだ。
「だから何だというのだ?こいつは凶悪犯だぞ」
隊長らしき大柄な男がずいと前に出て言った。
「ああ、分かってるさ。でも一応女なんだから丁寧に扱ってくれよ」
チャールズがサヤの体を抱える。青白い肌に艶のない髪。既に気絶しているのか、
瞳は閉じられていた。とても先ほどの戦闘能力を持っている相手とは思えない弱弱しい姿に、
チャールズは心を打たれた。
矢傷からはまだ血が溢れ、一部はまだ刺さったままだ。
とりあえず太股や二の腕を押さえながらゆっくりと矢を引き抜き、
マントを切り裂いてそれで止血措置をした。息もまだあるし、強い女だ。命に別状はあるまい。

一瞬、傷薬を塗ろうか、水の鎮痛魔法をかけようかとも思ったが、慌てて首を振り、
それ以外は一切手を付けずにすぐに兵士たちに引き渡した。
これから処刑されたり、拷問を受けたりして命を落とす可能性は高いだろう。

(だが、できるなら生きてまた会いたいもんだな…)
そう思いながら、倒れたままの少女を抱えると肩に担ぎ、
若造と共に詰め所の方に向かった。
「詰め所に言ったら、とりあえず傷の手当て頼むぜ」
傷で割れたエンブレムアーマーが目立つ。傷からはまだ出血しており、痛んだ。

85 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/29(木) 08:34:54 O
見ていて思ったんだが
ロウム→緑→剣→若造
より
ロウム→剣→若造→緑
の方がよくね?
それぞれの書き込み時間的にこれだと一日一サイクルになる
ちょうど幕間だし変えるにはいい機会だと思う

86 名前:禍剣 ◆CALM/VFxTg [sage] 投稿日:2009/10/29(木) 22:03:23 0
>82>83>84
「聞きたい事があるならば後で時間を設けよう。
今は速やかにこいつを牢にぶち込ませてくれ。」
禍剣に問いかけるフェイジを隊長が険しい顔で制する。

手足を矢で打たれ、取り囲んだ兵の乱暴な扱いの為、気絶したのかぐったりしている。
問いかけは無意味であるが、それでも守備兵たちは緊張を崩していなかった。
近隣都市を恐怖の底に叩き落した殺人鬼の捕縛なのだ、無理はない。
慌しく禍剣を拘束し、連れて行いった。

そして数時間後。
簡単な回復魔法と医療行為で治療を終えた三人は禍剣について守備兵から聞いていた。
近隣4都市で50人を越える人間を殺していると見られているが、恐らくそれ以上だろうと。
簡易尋問では目的を「食材探し。」と応えたという。
人間だけでなくモンスターも多く殺している事に対しては
「剣を帯びるものに人も魔も区別しない」と。
闇の勢力との繋がりは無い戦闘狂と見られる。

三人からの事情聴取は明日となり、先に禍剣との面会を許可された。
薄暗い地下牢で、牢番の他重武装の兵士二人を伴うことを条件に。
そして三畳ほどの狭い独房の鉄格子越しに三人は禍剣と再会していた。

両手両足を枷で繋がれ、椅子に座る禍剣の顔は腫れ上がり口には乾いた血糊が着いている。
簡易な尋問がどういったものだったかを物語っていた。
手足にはグリーンマンが巻きつけたマントがそのままあり、赤く染まっている。
この扱いから、明日からの本格的な取調べとその先にある運命は見て取れるだろう。
しかし、禍剣にはその運命への絶望の表情は見られない。

「あら・・・やはりきてくれたのね・・・。」
三人に気付いた禍剣はニタリと笑い視線を向ける。
ジャラリと鎖を引きずりながら立ち上がる。
「あまり近づき過ぎないように・・・。」
その動きに守備兵がすっと檻の前に立ち注意を促す。
両手両足を枷に繋がれており、檻の隙間から手を伸ばすことも出来ないがそれでもそうせずにはいられない。
そんな言い知れぬ雰囲気が牢の中から醸しだされているのだ。

だが禍剣は意にも介さず、いや、三人以外の存在を認識すらしていないかのように言葉を続ける。
「その剣の片割れのこと、ね。
私はその剣の片割れを知っているわ。
でも、その前に、あなたはいつ、どこで、どうやってその剣を手に入れたの?」
幽鬼のような笑みと濁った瞳でフェイジを見つめながら問いかける。

87 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/30(金) 18:56:32 O
保守

88 名前:フェイジ ◆/LyHVTrIymg. [sage] 投稿日:2009/10/30(金) 21:25:37 0
>83>84>86
>「聞きたい事があるならば後で時間を設けよう。
>今は速やかにこいつを牢にぶち込ませてくれ。」
>禍剣に問いかけるフェイジを隊長が険しい顔で制する。
「(ちっ、仕方ねえか)
 ちっ、仕方ねえか。」
思った事を口に出してみた。

>「ああ、分かってるさ。でも一応女なんだから丁寧に扱ってくれよ」
>とりあえず太股や二の腕を押さえながらゆっくりと矢を引き抜き、
>マントを切り裂いてそれで止血措置をした。息もまだあるし、強い女だ。命に別状はあるまい。
(ダンナ…良く今まで生きてこられたなぁ…)
先程から敵に対して、隙を見せすぎる行動を見せるグリーンマンに対する感想。
悪い感情を抱きはしないが、心配にはなる。
ともあれ、フェイジはここで情報を引き出すのは諦め、グリーンマン達と共に詰所へ向かった。

数時間後、3人は守備兵から先程の敵について話を聞き終えた。
「(目的はさっき俺達にも言っていたが…)殺人鬼の戦う理由なんて、分かりたくもないぜ。」
それだけが感想である。

禍剣と面談に事が許され、地下室へ向かった。
>両手両足を枷で繋がれ、椅子に座る禍剣の顔は腫れ上がり口には乾いた血糊が着いている。
>簡易な尋問がどういったものだったかを物語っていた。
>手足にはグリーンマンが巻きつけたマントがそのままあり、赤く染まっている。
>この扱いから、明日からの本格的な取調べとその先にある運命は見て取れるだろう。
>しかし、禍剣にはその運命への絶望の表情は見られない。
(ひでえ……なんて思う訳にはいかないな。
 こいつのせいで、何人もの人間が命を落としてるんだ。)
そう心で思うも、やはり心の中ではすっきりとしない感情を抱く。

>「その剣の片割れのこと、ね。
>私はその剣の片割れを知っているわ。
>でも、その前に、あなたはいつ、どこで、どうやってその剣を手に入れたの?」
>幽鬼のような笑みと濁った瞳でフェイジを見つめながら問いかける。

不意な問いかけに対して意図がつかめなかったが、フェイジは答える。
「俺がガキの頃から実家にあっただけだ。他に手に入れた理由なんてない。」
と、それだけ言って黙る。
「…………」
会話は終了したかと思われたが、フェイジは再び口を開く。
「この剣は誰も手に取る事が出来なかった筈なんだ。
 実は、俺も小さい頃に持とうとした事があるが、全身に電流が走るような痛みがあってすぐに手を放しっちまった。」
 ま、そんなこんなでただの飾りとして扱われてたんだ。
 ちなみに、移動させる時は鞘を持った。」

「もう何年も前になるが、俺の家…まあ、少し大きい家なんだけどな。
 何匹もの悪魔に襲われたんだ。
 悪魔達の目的はこの剣だったらしい。
 庭は燃えるわ、友人は殺されるわで荒れ放題だったし、俺も殺されかけた。
 と、そんな状態で目に付いたのがコレだったのさ。」
腰に携えている剣の取っ手部を軽く握ってみせる。
「もう一か八かでコイツに手を伸ばしたら、あら不思議。まるでガキの頃が嘘のように簡単に手に取る事が出来たんだ。
 んで、なんやかんやで悪魔を撃退したんだ。
 その後で、家族が古文書やらを探って、この剣に片割れが存在している事を調べたんだ。
 それで、悪魔の再来を防ぐためとか、剣が一つになれば隠された秘密が見つかるとか、これはお前の運命だとか、
 訳の分からない事を並べられて、俺はこの剣を持って旅に出ざるを得なかったってわけだ。おわり。」
言い終え、腕を組む。
「さあ、手に入れた理由は言ったぞ。
 今度はお前の番だ。」
禍剣の瞳を、やや鋭い目つきで見据える。

89 名前:名無しになりきれ[] 投稿日:2009/10/30(金) 23:07:44 0
 ほ

90 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/31(土) 21:13:12 O
【グリーンマンは規制中ですので適当に動かして
進めてしまってください】

91 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/10/31(土) 21:31:09 O
>>90
つ代理投稿スレ

92 名前:ヤムハン ◆Meg4uBPDTo [sage] 投稿日:2009/11/02(月) 13:26:47 O
【年齢】不明
【性別】男
【職業】武道家
【魔法・特技】武術
【装備・持ち物】武道着、各種ホイポイカプセル
【身長・体重】170・60
【容姿の特徴、風貌】黒い逆立った単発、オレンジ色の武道着
【性格】ヘタレ
【趣味】修行
【人生のモットー】かませ犬にはならず、自分の限界を突破する
【自分の恋愛観】ブルマが好き
【一言・その他】初心者だけどよろしく


93 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/11/02(月) 23:11:21 0
動かないな
ロウムも規制中か?

94 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/11/03(火) 00:15:26 O
>>93
労務は携帯だから規制は関係ないだろ
もう五日になるし
つまりはそういう事
よくある話さ

95 名前:禍剣パルティニアス ◆CALM/VFxTg [sage] 投稿日:2009/11/03(火) 23:39:22 0
禍剣はフェイジの話を黙って聞いていた。
しかし、その間微妙に禍剣に変化が起きていた事に気付くだろうか?
話が始まってから徐々にだが顔の晴れが引き、濁った目に光が宿り始めている事に。

そして話が終わった時、ロウムは風の精霊を通じて別の変化に気付くだろう。
室内に風が吹き始めている事に。
小さな通気口しかない地下の牢にも拘らず、室内の空気が動いているのだ。
禍剣に吸い寄せられるかのように。

「・・・それだけ?」
フェイジの話が終わると、禍剣は笑いをかみ殺すかのような声で尋ね返す。
その表情は以前とは変らないのだが、確実に何かが変っていた。
云うなればかもし出す雰囲気。
まるで不気味な幽鬼だった表情が今は・・・禍々しい悪魔のように・・・!

「くくくく・・・その剣を携えながら、それだけしか知らないとは・・・!
まだ応える刻ではないようね。」
堪えきれなくなった笑いと共に、カシャンと乾いた音が響いた。
それは禍剣の手枷足枷が外れ、手足をくるんでいたグリーンマンのマントと共に落ちた音だった。
鋼鉄製の手かせ足かせは恐ろしいほど鋭利な切り口を見せ転がっている。
マントが落ちた手足には既に矢傷の跡すらなかった。

慌てる兵士を余所に、禍剣は牢内で手を翳す。
「まあいいわ。あなたたちはサヤを退けたのだもの。合格の印をあげなきゃね・・・!」
フェイジの質問を無視し、翳す手からは剣の切っ先が生えていた。
切っ先は更に伸び、刀身を顕にしやがては一本の剣として禍剣の手に収まる。

それはまるで血で出来たかのような真っ赤なクレイモア。
刀身は鏡のように輝き、禍剣よりも禍々しさを醸し出す。
「ふふふふふ!動くんじゃないわよ!剛化剣乱!!屍獅風刃!!」
振り上げる剣に室内の風は暴風となって纏わりつき、怨嗟の如き風斬り音と共に魔獣の姿をとる。
そして振り下ろすと共に風の魔獣は地下牢を駆け巡り上空へと駆け上る!
その最中、三人は感じただろう。
己の右手が切り取られた事を。

数秒の後、風がやむと地下牢には月明かりが差し込んでいた。
周囲には寸刻みに切り取られた瓦礫が散乱するのみで、天井はなかった。
怨念と真空刃の集合体である魔獣が守備隊詰め所を切り刻み吹き飛ばしたのだった。
そして己の右手がまだ繋がっている事にも気付く。
あまりの剣閃の鋭さに細胞が斬られた事に気付かず、そのままくっついたのだ。
だが斬られた事に間違いない。
その証拠に三人の右手首には五本の赤い筋が入っていたのだから。

96 名前:禍剣パルティニアス ◆CALM/VFxTg [sage] 投稿日:2009/11/03(火) 23:39:33 0
「これで合格の印はついたわ。
私は禍剣パルティニアス!あなたたちを敵として認めるわ。
ただし、まだあなたたちはただの食材に過ぎない。
私を満足させられる食料になるように、存分に足掻く事ね!」
月明かりの中、高笑いと共に宣言したパルティニアスは一陣の風と共に消えていった。
三人以外の全てを切り刻まれた守備隊詰め所から・・・。

その言葉の意味は語られずとも三人は理解できるだろう。
手首についた五本の呪いの筋が理解させていたのだから。

禍剣パルティニアス。
正体は禍々しい剣そのものであり、人間部分は人鞘と呼ばれる柄と鞘が変化したものに過ぎない。
普段は正に鞘に納まるように休眠し、殺戮を繰り返す。
その中で鞘を打ち負かす人間を見つけては印をつけ、そのものが強くなるのを待つのだ。
そう、今まで三人が戦っていたのは本体ではなくサヤ・・・そのまま鞘だったのだ。

呪いを解く方法は二通り。
一つは禍剣パルティニアスを打ち負かす事。
もう一つは、同じようにパルティニアスに呪いの印を付けられた者を5人倒す事。
一人倒すたびに赤い筋は一本消える。
倒された者の力は現存する印を受けた者達に均等に配分される事になる。
パルティニアスはより強いものとの戦いを渇望しているのだ。
印を付けたもの同士が共に戦いあい、殺しあう事でより強い敵が育つ事になる。
そう、正により強い敵を生み出すための調理というわけなのだ。

印を付けられた者同士は引き合うことになる。
お互いの存在は筋の疼きで感じられるのだ。
これより先、三人の前には同じような哀れな犠牲者が現れるだろう。
お互いに己の呪いを解く為に戦いあう同病の者が・・・!

97 名前:禍剣パルティニアス ◆CALM/VFxTg [sage] 投稿日:2009/11/03(火) 23:40:48 0
【名前】禍剣パルティニアス
【年齢】20歳くらい
【性別】女
【職業】魔剣
【所持魔法】風系 ・闇系
【戦術・戦法】剣術
【装備・右手】禍剣
【装備・左手】
【装備・頭】
【装備・鎧系】ボロボロのマント
【装備・服】ナイトドレス
【装備・アクセサリー】
【装備・持ち物】砥石
【身長・体重】165cm 55kg
【容姿の特徴、風貌】妖艶・金瞳・黒髪
【性格】戦闘狂
【趣味】斬殺
【人生のモットー】修羅の道
【自分の恋愛観】剣を帯びる者、強ければ尚良い
【備考】意思を持つ魔剣。
    普段は人間の姿をしているが、戦闘になると身体の中から剣が出現するように見えるが、実は剣の方が本体。
    人間部分は人鞘と呼ばれる鞘が変化したもの。本体は剣の方。
    剣はクレイモアのような幅広の大剣で赤黒い刀身は鏡のようになっている。
    強い敵との戦闘を渇望している。
【一言】登場と同時に一旦退場ですが、よろしくお願いします。

98 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/11/04(水) 07:52:31 0
>>94
>>85で順番オーダーしたのもロウムの癖にずいぶん勝手なもんだな

99 名前:ガルダ ◆uHZKi9GUTM [sage] 投稿日:2009/11/04(水) 09:24:01 0
【名前】ガルダ・オズリック
【年齢】32歳
【性別】男
【職業】極道騎士(マフィアンナイト)
【所持魔法】無し
【戦術・戦法】極道流実戦的戦術
【装備・右手】ポントウ・セイバー
【装備・左手】ガジェットシールド
【装備・頭】アイアンメット
【装備・鎧系】アイアンアーマー
【装備・服】耐魔法仕様の極道スーツ上下
【装備・アクセサリー】親分の形見の「ロケット」
【装備・持ち物】ドス・ブレイド、テツクギ・バット、チャカ・シューター
【身長・体重】189cm、89kg
【容姿の特徴、風貌】顔を含め、全身にはかつて潜ってきた死線により被った傷跡がある
             筋骨隆々とした野性的な精悍さを持ち、ザンバラの黒髪が特徴
【性格】義に厚いが、冷酷な一面を持つ
【趣味】常に牙を研いでおくこと
【人生のモットー】亡き親分への忠義を果たし、最期はその後を追う
【自分の恋愛観】わしに惚れた女は不幸になるから、恋愛はせんことにしとるんじゃ
           …まあ、大抵怖がられて敬遠されるがのう
【備考】どんな手段を使っても、勝利を得る事を何よりの信条とする極道騎士の巨漢
     かつて仕えていた「親分」が居たが、別の「子分」に裏切られて非業の死を遂げている
     現在は、親分の仇を探しつつ傭兵をしながら旅をしている
【一言】わしは騎士道なんて甘っちょろい世界には生きとらん
     更に過酷な極道騎士道じゃ

100 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/11/04(水) 09:40:28 O
>>99
だったら騎士を名のんなやっていうツッコミ待ち?

101 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/11/04(水) 12:44:58 0
安い設定だな
これで面白いとか思ってやがるのか

102 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/11/04(水) 13:50:48 O
>>101
どうせテンプレだけのピンポンダッシュみたいなもんだろ

103 名前:グリーンマン ◆n0m3dwzr/M [sage] 投稿日:2009/11/04(水) 19:09:07 0
自己紹介、手当てを済ませ、守備兵に連れられてチャールズは地下牢にやってきた。
まさかサヤとこうもあっさりと再会できるとは思ってもいなかった。

「う…お…」
それは予想通りとはいえ、酷い姿だった。おそらく拷問でも受けていたのだろう。
全身に新たな傷を作り、戦闘での傷口からは更に血を滲ませた痕がある。
「辛いか?」
チャールズにはそれだけしか言えなかった。
「あら・・・やはりきてくれたのね・・・。」
サヤの顔はどこか余裕があるかのようにも見えた。そしてフェイジとなにやら話している。

「うわっ!」
突如としてサヤの手枷足枷が外れた。
「ふふふふふ!動くんじゃないわよ!剛化剣乱!!屍獅風刃!!」
手から新たに真紅の刃を作りだし、サヤは叫んだ。
「な…何だこれは…?」
チャールズは右手を見た。ない…のだ。それが。
しかし、次の瞬間、右手はいつの間にかあるべき場所に収まっていた。

「これで合格の印はついたわ。
私は禍剣パルティニアス!あなたたちを敵として認めるわ。
ただし、まだあなたたちはただの食材に過ぎない。
私を満足させられる食料になるように、存分に足掻く事ね!」
謎の言葉を残し、サヤが消え去る。チャールズは口を開けたまま、何も言えなかった。
そして自分を悔いた。今後は女でも容赦なく接しなくては、と心に誓ったのである。
再び二人を連れて酒場に向かうことにした。

104 名前:フェイジ ◆/LyHVTrIymg. [sage] 投稿日:2009/11/04(水) 22:10:09 0
話を終えたフェイジは相手の出方を待っていた。
そして、答えは・・・?

>「・・・それだけ?」
>フェイジの話が終わると、禍剣は笑いをかみ殺すかのような声で尋ね返す。
>その表情は以前とは変らないのだが、確実に何かが変っていた。
>云うなればかもし出す雰囲気。
>まるで不気味な幽鬼だった表情が今は・・・禍々しい悪魔のように・・・!
>「くくくく・・・その剣を携えながら、それだけしか知らないとは・・・!
>まだ応える刻ではないようね。」
「へ?ちょ、おい!お前、そりゃないだろ!」
予想外の返答につい動揺してしまう。
そのまま近寄ろうとした瞬間…

>「まあいいわ。あなたたちはサヤを退けたのだもの。合格の印をあげなきゃね・・・!」
>フェイジの質問を無視し、翳す手からは剣の切っ先が生えていた。
>切っ先は更に伸び、刀身を顕にしやがては一本の剣として禍剣の手に収まる。
>それはまるで血で出来たかのような真っ赤なクレイモア。
>刀身は鏡のように輝き、禍剣よりも禍々しさを醸し出す。
>「ふふふふふ!動くんじゃないわよ!剛化剣乱!!屍獅風刃!!」
「―――ッ!?」
フェイジが違和感を感じた時。
それは、実践ならば命取りになっていただろう。

>「これで合格の印はついたわ。
>私は禍剣パルティニアス!あなたたちを敵として認めるわ。
>ただし、まだあなたたちはただの食材に過ぎない。
>私を満足させられる食料になるように、存分に足掻く事ね!」
>月明かりの中、高笑いと共に宣言したパルティニアスは一陣の風と共に消えていった。
「待て!…ちっ、もう話も聞きゃしねえか。」
追撃を諦め、2人の安否を確認する。
「お嬢もダンナも無事か…まずは一安心だな。
 (くっ、だが不意打ちを食らう程油断してるとは、俺もまだまだ甘いって事か…)」
自分の右手首を見つめ、心の中で悔やむ。

>103
>再び二人を連れて酒場に向かうことにした。
「あ、すいませーん。このポイテットのカットフライと、あとビルンワインをお願いします。」
とりあえず酒と食べ物を用意。
すぐに料理と酒は届き、フェイジは飲食を始める。
「もぐもぐ…」
1分ぐらい食べ、空腹状態から脱する。

「俺は明日にでもサヤ…じゃなくて、パルなんとかを追おうと思う。
 二人とも、今日は一緒に戦ってくれてありがとな。」
唐突に切り出す。
フェイジの見たところでは、二人ともこの街に縁がある人物だろう。
だから、『一緒にアイツを倒そうぜ!』などと軽々しく誘う訳にはいかない。

「この剣の片割れを知りたいってのもあるけどさ…
 それ以上に、アイツを一発ぶん殴ってやりたい気持ちの方が強いんだ。今は。」
そう言い、酒を口に含む。
「そういや、自己紹介がまだだったな。
 出会い頭にダンナには名前を言ったが、仕切り直しだ。
 俺はフェイジ。
 所持する細身の剣の片割れを探すため旅を続けているさすらいの騎士だ。
 故郷はここから海を渡った遥か北西だ。
 騎士を名乗っているが、一応魔法もそれなりに使えるぜ。
 (旅を続けたお陰か…明日には別れる人間に自己紹介するってのも結構慣れたなぁ。)」
不思議な感覚に捉われながらも、とりあえず自己紹介を終える。

105 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/11/07(土) 17:45:59 O
まだ残ってる奴いるのか?

106 名前:グリーンマン ◆n0m3dwzr/M [sage] 投稿日:2009/11/07(土) 21:32:30 0
オォォォォ…!!
重武装した兵士が騒がしく終結する。
「何ィ!?女が逃げたぁ?」
三人はあっという間に取り囲まれた

「こいつらを入れてからおかしくなったんだ!やっと捕まえたと思ったのに…!」
めいめいに武器を抜き、構えはじめる。
「こんな事ならさっさと殺しておけばよかったんだ!」
「手当てをした奴もいたな?おい!誰だ?」
つめよる兵士たち。チャールズは前に出るしか方法がなかった。

「あぁ、俺だ。他のこいつらは関係ない。俺が独断でやった。
俺が責任を取る。この二人は女に指一本触れてない。保証する」
しばらくしてフェイジとロウムは釈放され、街に出ることができた。
チャールズはあっという間に取り囲まれ、そのまま牢屋に閉じ込められる。

バシィ、バシィと容赦なく鉄の鞭が浴びせられる。
強力な鎧を脱がされ、丸裸になったチャールズは、皮肉にもサヤが付けていた
足枷と手枷をはめられ、拷問を受けていた。
まだ僅かにサヤの匂いが残っている。しかしそれもあっという間に自分の血の匂いで消された。
体は脆いもので、すぐさま床は血溜まりになる。
ついにチャールズは痛みと苦痛で気を失った。

男の肉体などこうなってしまえば価値のないものである。
まるで先ほどの恨みを晴らすかのように何人もの兵士たちが刃物を浴びさせ、
容赦なくチャールズを切り刻んだ。
息も絶え絶えになったチャールズは、最後に斧によって斬首された。
一回では首が落ちず、血しぶきを上げながらダラリと首が釣り下がった。
二度目の斧で、チャールズの首は宙を舞い、そのまま彼の名は闇に葬られた。


チャールズ・グリーンマン ここに死す

107 名前:禍剣パルティニアス ◆CALM/VFxTg [sage] 投稿日:2009/11/07(土) 23:09:38 0
>106
お疲れ様でした。

>フェイジさん
さて、二人になってしまったわけですが、どうしましょうか?

108 名前:グリーンマン ◆n0m3dwzr/M [sage] 投稿日:2009/11/07(土) 23:57:37 0
一応、蒸し返すようで申し訳ないですが、>>70の補足説明をします。

まず、>>70で自分が一番やりたかったことは、唐突に始まった戦闘を早く終わらせることです。
フェイジ→ロウム→グリーンマン→サヤ→フェイジ
この順番で回っており、フェイジさんが詠唱で次ターンにまわしてしまっている以上、
自分のレスを見てサヤさんが戦闘を終わらせるのはどう考えても不可能であり、
そこでフェイジさんが放った詠唱を決定リールとさせていただきました。
ここでサヤさんに期待したのは、魔法の効果をご自分で書いていただいて(決定リールの連携)
「二人の同時攻撃が決まった」という事で何らかの形で戦闘を終わらせてほしかったのです。
ところが後手キャンセルが入り、次のターンでもフェイジさんは「詠唱を続ける」にしてしまった。
これじゃ、戦闘はまた次のターンまで持ち越しになってしまうので、自分は>>74で一歩引いて無理矢理
連携に繋げて戦闘終了の意思表示をしたという訳です。

以上、種明かしでした。

109 名前:禍剣パルティニアス ◆CALM/VFxTg [sage] 本日のレス 投稿日:2009/11/08(日) 00:17:25 0
>108
ですねい。
早めに終わらせたい意図は読めていましたし、こちらも早目に終わらせるつもりでした。
>75で少々後悔入っている通りで。
ただ、技や術の発動って戦闘における華な訳じゃないですか。
それを決定リールの連携で塗りつぶしてしまっていいものか、と思ってしまいましてね。
それならそこでレスを投下せずにフェイジさんに先に書いてもらうのも有だったかな、と今思うと、ですけどね。

種明かしありがとうございます。
勉強になりましたですよ。

110 名前:フェイジ ◆/LyHVTrIymg. [sage] 本日のレス 投稿日:2009/11/08(日) 00:44:08 0
翌日―――
フェイジは、平原を歩いていた。

昨晩、グリーンマンが兵士にとらわれた後、ロウムに別れを告げた。
通常なら殴りこんででもグリーンマン助けに行ったかもしれないが、ロウムに危険が及ぶかもしれないし、
何よりグリーンマンが望んで捕まったのだ。もう、自分の入る余地はなかった。
その後、宿に泊まり眠った。
戦いの疲れもあってか、眠りに就くのはとても早かった。


晴々とした青空の中、全然いい気分になれないながらも、歩くことはやめない。
「やっぱり、この剣が災いを呼び寄せているのかもな」
腰に帯刀している細身の剣を見つめ、呟く。
この時のフェイジには知る由も無かった事だが、この剣は災いを呼び起こしているわけではない。
ただ、剣にあの街へ連れてこられただけなのだ。
剣の本来の力である、未来を導く力…半分になっても僅かに残った力がフェイジを外敵へと導いたのだ。

「ああ、もうどうでもいい!
 とにかく、この剣のことを知っている奴がいたんだ。
 パルをぶっ飛ばして、聞きだしゃ全部解決だーーー!!」
無性に叫びたくなったので心の赴くまま行動する。

(あいつは確かに強い…でも、)
「でもな、俺は諦めねーんだよッ!!」
青い空の下、緑一色の平原で、一人の青年がそこには存在していた。

やがて来る運命に向けて…
――――――騎士は、今、立ち上がったばかり。



−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
以下、中の人

>>108
お疲れ様です。またどこかで会える事を願ってます。

>>107
ほかの参加者が現れない限りは停止する他無いですね…
久々の騎士スレの参加だったので、残念です。


人が集まったらまた参加します。
願わくば、また会いましょう。
それまで、皆さんさようなら。ノシ

111 名前:名無しになりきれ[] 本日のレス 投稿日:2009/11/08(日) 22:09:09 0
アレだな
悪役の設定にちょっと無茶があったんじゃないかな?

112 名前:禍剣パルティニアス ◆CALM/VFxTg [sage] 本日のレス 投稿日:2009/11/08(日) 22:18:04 0
ん〜残念。
皆さんお疲れ様でした。

最初に圧倒的な力で因縁をつける。
この後、ルーキー狩りの敵を出して、呪いを逆探知してパルティニアスの出現場所を探れるようになる。
リベンジ戦
片割れの剣について・・・

といった流れを考えていました。
私としても騎士スレは久々だったので、懐かしさも相まっていましたですよ。
楽しかったです。
ありがとうございました。

騎士TRPGスレ 第9期

( 新着 : 0 件 / 総件数 : 112 件 )