1 名前: ◆WHKfXS4J1M [sage] 投稿日:2009/11/13(金) 14:22:16 0
このスレはスーパーロボット大戦のなりきりスレです
ですが版権キャラや機体での参加は遠慮してください
ただ設定の流用は可能とします
(例1、オリジナルガンダムは○、Zガンダムは×
 例2、ゲッター線を使ったオリジナル機体○、ゲッタードラゴンは×)

参加したい人の流れ
1、まず敵をやりたいか味方をやりたいかをまず決めてください
2、キャラ設定を決めてください(後述のテンプレをご使用ください)
3、機体設定を決めてください (同上)
4、トリップをつけてください (名前のところに#+好きな言葉、数字でオッケーです)
5、スレに参加表明ともに設定を書き込む

以上です

ストーリーは連邦軍の部隊対悪の秘密結社を考えています
舞台は日本の大都市(場所はどこでもいいです)
その他の設定は参加者で決めていきたいと思います

参加者で全員で物語を作っていきたいと思っていますので質問、提案は遠慮なくどうぞ


2 名前: ◆WHKfXS4J1M [sage] 投稿日:2009/11/13(金) 16:03:29 O
キャラテンプレ

名前:
所属:(連邦軍、悪の秘密結社)
性別:
年齢:
身長:
体重:
性格:
外見:
特殊能力:(スパロボに登場するものはOKとします。登場していないものは応相談)
備考:

機体テンプレ
名前:
サイズ:(メートル等)
耐久性:S〜D
EN:S〜D
運動性:S〜D
装甲:S〜D
移動タイプ:(空、陸、海)
武装(複数)
備考

3 名前: ◆lRgCRdVDzQ [sage] 投稿日:2009/11/13(金) 20:01:55 O
こんにちは。
よろしければわたしも参加させていただきたいのですか、パイロットでなければいけませんか?
また階級などに疎いのですけど、連邦の兵士さんでなければいけませんか?


4 名前: ◆WHKfXS4J1M [] 投稿日:2009/11/13(金) 20:23:54 O
>>3
希望ありがとうございます
そこの設定は自由ですがあまりにも突拍子もない設定は遠慮してください

5 名前: ◆WHKfXS4J1M [] 投稿日:2009/11/13(金) 22:31:18 O
>>3
大切なことを聞くのを忘れてました
具体的にどんな設定か教えてもらえませんか?

6 名前:エルツ ◆lRgCRdVDzQ [sage] 投稿日:2009/11/13(金) 22:31:24 O
キャラテンプレ
名前:エルストファ(エルツ)
所属:連邦軍
性別:女性
年齢:18
身長:156
体重:42
性格:マジメ
外見:母と同じ長く綺麗な髪の毛が自慢です。服装はドレスを好みですけど、日本の着物なども着てみたいですね。
特殊能力:予知
備考:フランス人の父と日本人の母を持つハーフです。
    母の母国を守るために一人で日本にやってきました。
    戦艦の艦長希望です。みなさんよろしくお願いします。

上記で問題ありませんか?
一応艦長職についてみたかったのですけど副長やオペレーターなども必要で大変ですね(汗


7 名前: ◆WHKfXS4J1M [] 投稿日:2009/11/13(金) 23:00:18 O
>>6
問題なんてありません
これからよろしくお願いします
エルストファさんの艦を基点に話を進められそうです

8 名前:エルツ ◆lRgCRdVDzQ [sage] 投稿日:2009/11/13(金) 23:24:45 O
特に問題ないようで良かったですwこちらこそよろしくお願い致します♪
戦艦はみんなの艦にしたいので名前や能力のアイデアを募集したいのですけど、
やはり自分で考えた方がよろしいでしょうか?


9 名前:名無しになりきれ[] 投稿日:2009/11/14(土) 00:17:15 O
名前:ユキムラ リュウゾウジ
所属:連邦軍
性別:男
年齢:23
身長:179
体重:75
性格:明るく活発な熱血漢
外見:引き締まった肉体に希望に満ちあふれた瞳、短く纏められた髪
特殊能力:ニュータイプ
備考:連邦軍 少尉
士官学校をそこそこ優秀な成績で卒業し特に成績の良かった操縦技術が認められ新型機のパイロットに選ばれる
多くの人を守るために軍に志願し。まじめに勤勉に士官学校時代を過ごし遂に初陣を迎えることになる
趣味は筋トレ
機体テンプレ
名前:DL-77  ソードドラグーン
サイズ:18m
耐久性:C
EN:B
運動性:A
装甲:C
移動タイプ:空陸
武装
ヒートナイフ
ビームマシンガン
ビームランス
マサムネブレード
ビームシールド

備考
接近戦用の機体で既存のMSを再設計をして作られた機体
試験的にビームシールドを搭載、人型兵器でのホバー走行の実験などが目的で開発された
さらに新規開発されたフレームを搭載することでより滑らかな動きが可能になった
まだまだ試作機と呼ばれる状態で不安定な部分が多い
>>8
戦艦の名前と具体的な設定はやはりご自身で決めたほうがいいと思います
+αな要素は募集してもいいかもしれません

10 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/11/14(土) 00:59:56 0
参加しようと思ったのですが、まだ設定とか全然考えてないので白紙で。
それで白紙ついでで悪いのですがちょっと版権作品について相談というか提案というかひとつ。
>>1によると設定流用は有りで既存の機体は無しとあるが、一部の量産機やカスタム量産機ぐらいなら有りでいいのでは?


版権作品の試作機やワンオフ機(νガンダム、マジンガーZなど)はなし。
版権作品の量産機(ザク、ジンなど)はあり。
版権作品の量産機のカスタム機(ザクをカスタマイズしたオリジナル機など)はあり。

こんな感じで。何かあれば意見ください。

11 名前:sage[] 投稿日:2009/11/14(土) 09:14:27 O
>>10
参加希望ありがとうございます

確かに版権ワンオフ機はなしで版権量産機(カスタムあり)はありのほうがいいですね

スーパーロボットが好きな人には申し訳ないですね

12 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/11/14(土) 14:03:49 O
参加希望ですが敵側の組織の詳細や
戦いに至った理由などの設定は決まっているのでしょうか

13 名前: ◆WHKfXS4J1M [] 投稿日:2009/11/14(土) 14:51:33 O
>>12
参加希望ありがとうございます
地球から宇宙に住む人々を支配する政府に反抗する組織ですね
秘密結社と呼ぶよりテロリストと言ったほうがよいような人達です

14 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/11/14(土) 15:14:38 O
宇宙規模の話なのに日本だけが舞台なの?
パクリになるけどコードギアスみたいに侵略者から日本を取り返すとか
異世界人や宇宙人から主要都市を解放する方がよくないか?

と参加希望の俺は言ってみるww


15 名前:名無しになりきれ[] 投稿日:2009/11/14(土) 15:24:19 O
>>13
日本支部との戦いです
あまり初めから大きなところと戦ったらまとめ切れないと思いました

16 名前: ◆WHKfXS4J1M [sage] 投稿日:2009/11/14(土) 15:27:16 O
>>15>>14あてです
参加希望ありがとうございます

17 名前:名無しになりきれ[] 投稿日:2009/11/14(土) 15:28:48 O
はやくやろーぜ

18 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/11/14(土) 15:42:54 O
テロリスト側の組織の名称とかはどうしましょう

19 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/11/14(土) 15:53:49 O
>>16了解
ファーストガンダムみたいに地球が占拠されてて
日本から解放するってことでいいんだな?


20 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/11/14(土) 16:05:06 O
なんかかたっくるしいスレだな

21 名前:名無しになりきれ[] 投稿日:2009/11/14(土) 16:13:56 O
>>18
まだ決めてませんね
いいのがあれば提案してください
>>19
そんな感じでもいいですね
ただ私が提案しているのは連邦軍対テロリストですね

22 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/11/14(土) 16:33:02 O
宇宙革命軍

23 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/11/14(土) 16:55:35 O
何だこれ

24 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/11/14(土) 18:14:39 O
設定ばっかりだな

25 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/11/14(土) 18:43:38 0
どっかに避難所でも作れば?

26 名前: ◆WHKfXS4J1M [] 投稿日:2009/11/14(土) 20:56:29 O
>>25
どこかいいところ知りませんか?

27 名前:名無しになりきれ[] 投稿日:2009/11/14(土) 20:58:19 O
もっと肩の力抜こうや

28 名前:名無しになりきれ[] 投稿日:2009/11/14(土) 21:00:10 0
>>26
http://jbbs.livedoor.jp:80/computer/20066/#1
ここがなな板の避難所

29 名前:ファイアーガオガイガー[sage] 投稿日:2009/11/14(土) 21:17:36 O
必殺技ファイアーヘルアンドヘブン
中型形態及びパイロット無し
超AI搭載

30 名前: ◆WHKfXS4J1M [sage] 投稿日:2009/11/15(日) 00:31:14 O
http://jbbs.m.livedoor.jp/b/i.cgi/computer/20066/1258212426/

避難所を建てました

31 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/11/15(日) 03:39:29 O
とりあえずスレ主がテロリストとして行動して
それを見た参加希望者がテロリストと戦うか
テロリストの主張に共感してテロに参加するか決めればいい

32 名前: ◆WHKfXS4J1M [sage] 投稿日:2009/11/15(日) 09:58:20 O
>>31
それもそうですね
今日の夜にでも投下させてもらいます

33 名前: ◆WHKfXS4J1M [sage] 投稿日:2009/11/16(月) 01:58:51 O
とりあえず世界観設定です

1、地球の大半では温暖化などの影響で環境が悪化してしまい住める場所が少なくなっている
2、宇宙に進出した人たちにその衣食等のしわ寄せがきている
3、地球は宇宙に住む人たちに対して一方的な支配を施している
4、そのため世界各地ではテロ事件が頻発している。(武器を提供している組織はいるが犯行声明などなく目的が不明)
5、日本が狙われているのはロボットの開発が盛んだから、連邦軍の極東支部が存在しているから

この程度でどうでしょうか?
特に難しくもなくてオーソドックスな設定だと思います
これならテロ行為をする人たちも目的をもって行動できると思います

34 名前: ◆WHKfXS4J1M [sage] 投稿日:2009/11/16(月) 12:56:28 O
新西暦0088
数年前に勃発した一年戦争を契機にした数年に渡る混乱も終息し、地球圈には平和が訪れた
しかし、その平和は所詮上辺だけのものにすぎない
過去の大戦で地球環境は急速に悪化、特に数度に渡るコロニー落としの被害は大きく、多くの都市が壊滅した。
特に大西洋に落下したものは津波による深刻なダメージを受けていた。
連邦政府は疲弊しきった国力が回復しておらず、被害地域に対して満足のいく支援を行えていないのが現状でる
また、景気も悪化し失業者が増えた。多くの人は復興事業による救済策に期待したが予算のない政府にこれもまた満足のいく対策が打てなくかった
足りない予算を敗戦国や被害の少ない宇宙に住む人々に重税という形で重くのしかかることになる
国民の不満は蓄積されていった
そして、いままで平和だった日本でテロが起こったのだ
これを契機に世界は再び混乱の時代を迎えることになる

35 名前: ◆WHKfXS4J1M [sage] 投稿日:2009/11/16(月) 12:57:53 O
さらにプロローグのようなものを投下しました

36 名前:エルツ ◆lRgCRdVDzQ [sage] 投稿日:2009/11/16(月) 16:13:14 O
キャラテンプレ
名前:エルストファ(エルツ)
所属:民間人?
性別:女性
年齢:18
身長:156
体重:42
性格:マジメ
外見:瞳の色はライトブルーでヘアスタイルはロングのライトブラウン。
    太りやすい体質なのでプロポーションには非常に気を使っている。
特殊能力:予知
備考:フランス人の父と日本人の母を持つハーフで母の母国を守るために一人で日本やってきた。
名門貴族の生まれでそのことを誇りに思っており正義感に溢れ困っている人を見過ごせない性格である。
日本語を流暢に話すが独学であり日本の文化を勘違いしてることもしばしある。

機体テンプレ
名前:デュナメイス
サイズ:15m
耐久性:B
EN:C
運動性:B
装甲:A
移動タイプ:空・陸
武装:
ビームサーベル
ビームマシンガン
ショットランサー
ビームランチャー
ビームシールド
備考
クロスボーン・バンガードの機体を元に中世の騎士をイメージに作られた機体。
量産型のヴァーチュース(オリジナルMS)とは違い、本来はエルストファの父が
観賞用目的で作らさせた機体だったがその性能は量産期を遥かに上回っている。
またパイロットの安全を重視した構造になっており従来のMSよりも耐久性に優れる。


37 名前:エルツ ◆lRgCRdVDzQ [sage] 投稿日:2009/11/16(月) 16:16:39 O
九州 長崎県 長崎港

「ここが日本……。お母様の生まれた国なんですね」

赤い豪奢なドレスを纏ったエルツは感慨深い面持ちで呟いた。

「なんて素晴らしい日なの……わたしはついに日本に辿り着けたんだわ」

よほど嬉しかったのだろう。感極まって目尻にはうっすらと涙を浮かべていた。

「国を出て早二ヶ月……いろいろなことがありました……。飛行機での移動ならこんなにも時間はかからなかったのに船を選択してしまったことが誤りでした。
けれど仕方がなかったのです!航空母艦を使ってしまってはお父様に簡単に見つかってしまいますもの。わたしにできるのは民間の船舶を利用して日本に来るよりなかったのです!」

当初はその容姿の美しさと服装の珍しさで足を止めていた人々も、エルツの独り言が大きくなるにつれてやや敬遠するようにその場を離れていった。
だが本人はそんなことを特に気にする風でもなく、道中に起こった珍事や苦境を語っていたが、そこへ軍服を纏った兵士達が集まってきた。

「ああ……お婆さん。あなたにいただいたパンの味は決して忘れません」
「おい!お前!」
「?(キョロキョロ)……ひょっとしてわたしのことですか?」
「オマエ以外に誰がいる!」
「なっ……、あなたち軍人でしょう?守るべき民間人に向かっていきなりそのような高圧的な振る舞い、一体どのような了見ですか?」
「お前の積荷の件で話がある。貴様あのMSをどうした?もしやテロリストども仲間か?」
「な、な……(なんて失礼な人達なの!わたしはそのテロリスト達からこの国を守ろうとして遥々海を越えてやってきたというのにっ!)」
「どうした?口をパクパクを動かして?さては図星だな?貴様をテロリストの容疑で逮捕する!」
「ち、違います!わたしは……」
しかしその言葉は突然の爆音によって妨げられた。

「うっ……なにが起こったの?」
目を開くとそこに広がっているのは無数の屍と瓦礫の山だった。爆心地は軍人達の後方だったのだろう。アスファルトが抉り取られポッカリと穴が開いている。
エルツは自分の身体を注意深く観察したが特に負傷した箇所はないようだった。偶然とはいえあの軍人達が盾となり衝撃波や瓦礫の破片からエルツを救ってくれたらしい。
(ありがとうございました……。あなた方がいなければわたしは何もなさずにこの命を散らしていたでしょう……。あなた方の無念と責務はわたしが引き受けます)
そう決めるや否やエルツは自分の乗船してきた船に向かって駆け出した。泣き叫ぶ人々、遠くから聞こえる爆音のなか決意を込めた瞳で走りぬける。
船着場に着くとそこもすでに戦場になっていた。彼女は素早く周りを観察すると自分のコンテナに向かい銃弾の雨の中を一直線に突き進む。
弾に当たることが怖くないのか、それとも自分には当たらないと思っているのか……エルツは100m以上の距離を走りきった。
そしてそのままの勢いでコンテナのかに飛び込み、パイロットシートに滑り込んだ。

「よし。これがわたしの初陣……。(今の世界が絶望で溢れていることはわたしにも分かる。でもだからと言って無差別に人の命を奪う者をわたしは許せない)」

エルツはゆっくりと深呼吸をしなあら、足元のペダルを踏み、横たわっていた機体を起こした。

「noblesse oblige……。行くわよ、デュナメイス!」


38 名前:エルツ ◆lRgCRdVDzQ [sage] 投稿日:2009/11/16(月) 17:11:58 O
エルツはその場から跳躍すると周りを確認し二機のザクを視認すると同時にトリガーを引いた。
左手に装備されたビームマシンガンが火を噴き二機のザクはその活動を停止する……筈だった。

(なんで!直撃したはずなのに!?)

デュナメイスに気づいたザクは手にしていたビームバズーカを構えると反撃してくる。

「そんなものこのシールドでっ!」

そう叫び左手に装備されたビームシールドを展開し敵の攻撃を防いだかのように見えたが、
デュナメイスはビームバズーカの直撃を受けて吹き飛ばされた。
シールドと機体の強度のおかげで損傷は無かったが、それよりも精神的なショックの方が大きかった。

(シュミレーション訓練は受けているのに!)

しかし貴族の子息たちが遊戯まがいの決闘をするのと実際の戦場では勝手が違うのだった。
そうこうしている内に敵は更に三機増え、合計五機のものザクに囲まれてしまった。

(わたしは……わたしは……!)


39 名前:真田 ◆shrTHMvXoY [sage] 投稿日:2009/11/16(月) 20:23:12 O
避難所で許可を頂いたので、参加します。

名前:真田光輝
所属:連邦軍に協力している民間人
性別:男
年齢:20
身長:175
体重:70
性格:単純な性格
外見:ボサボサの黒髪、
特殊能力:斬り払い
備考
連邦軍に技術提供している研究所の息子。
研究所で制作されている機体のテストパイロットも兼ねており、民間人にしては卓越した腕を持っている。

機体テンプレ
名前:テムジン
サイズ:15m
耐久性:B
EN:C
運動性:B
装甲:B
移動タイプ:陸
武装
パワーボム
ソードウェーブ
テムジンブレード・S
テムジンブレード
備考
光輝が親に頼み込み、稚拙な記憶を元に趣味で作らせた機体。
とあるメーカーが過去に売り出したとあるゲームの機体であり、汎用性に優れている。
ただ、肝心の光輝の記憶が曖昧なので、再現されていない武装や機能も多い上、武装の名称も間違っている。。
一応量産が見込まれており、この機体は先行試作型である。

40 名前:真田 ◆shrTHMvXoY [sage] 投稿日:2009/11/16(月) 20:24:58 O
連邦軍佐世保基地。
今、俺は量産が見込まれている機体に乗り込んでいる。

「光輝、お前の活躍次第でテムジンが量産されるか決定される。
 気合を入れろよ」
「ああ、分かってるぜ!」

親父が通信を入れ、俺に激励を入れる。
操縦レバーを握り、機体のチェックを行う。
出力系統良し、火器系統異常なし、駆動系問題なし、レーダーその他もろもろ大丈夫…と。
このテムジンは俺の趣味で作られたようなものだが…コストパフォーマンスにしては申し分のない性能だ。
俺が活躍さえすれば、すぐに量産の見通しが立つだろう。
ただ、何故ペイント弾では無く実弾で行うのだろうか…
ま、武器の威力を試すためだろうな。

「よし、ターゲットを出してくれ」
「分かった」

無人操縦のゲシュペンストが8機発進し、俺を取り囲むように陣を組む。

(多少数が多いな…いや、この程度の数は倒せて当然って事か)

「それでは戦闘テストを行う、準備はいいな!?」

連邦軍の兵士が確認を入れてくる。

「いつでもいいぜ!」
「よし、戦闘開始!」
「GetReady!」

41 名前:真田 ◆shrTHMvXoY [sage] 投稿日:2009/11/16(月) 20:26:26 O
前方の機体二機がプラズマカッターを振りかざし、襲い掛かってくる。
俺はターボボタンを押し駆け抜け、すれ違い様にテムジンブレードで両断する。
ゲシュペンストは破壊されるのが見込まれていたのか、装甲が脆くなっているようだ。
それにしてもゲームとは違い、好き勝手に動けるってのは良いもんだ。
ダッシュの時間制限も無いような物だしな。
包囲網から脱出した俺に、残りのゲシュペンストが次々と射撃を行ってくる。
だがやはりそこは無人操縦、狙いは正確なもののそれだけに避けやすい。

(ブレード、ライフルモード切替!)

テムジンブレードをライフルモードへと切り替えゲシュペンストに向け、先端からビームを乱射する。
次々に撃ち出されたビームは命中し、三機のゲシュペンストが動きを止める。
残った3機の機体は左右と中央に別れ、近づきながらビームライフルを撃ってくる。
時間差攻撃でも仕掛けるつもりらしいが!

「その程度の速度でっ!!」

パワーボムを前方のゲシュペンストに投擲、足を止める。
その隙にブレードをライフルモードから切り替え、白兵戦使用に変更。
ターボボタンで一気に近づき両断し、振り向く。

(そういやソードウェーブは試してないな)

俺はブレードにエネルギーを溜め、振り下ろしエネルギーを発射する。
エネルギーは命中こそした物の、それほどダメージを与えられていないようだ。
どうやら足止め程度と考えた方がよさそうだな。
そう思った俺は、再び接近しブレードを振り抜く。これで残り一機…!

「光輝、ブレードばかり使うな。
 ライフルの撃ち訳も試してみろ」
「ライフル?さっき使ったじゃないか」
「ライフルのチャージショットが可能だ、それも試してくれ」

親父が通信で指示を入れてくる。
ライフルのチャージショットも可能…か、試してみる価値はある。
ブレードをライフルモードに切り替え、チャージを開始。
残ったゲシュペンストはブーストでこちらに接近する。
どうやら白兵戦を仕掛けてくるようだな…なら!

「チャージショットォ!」

発射されたビームが螺旋を描き、ゲシュペンストに吸い込まれてゆく。
ビームに直撃したゲシュペンストは爆発した。
これで、戦闘テストは終了か…

42 名前:真田 ◆shrTHMvXoY [sage] 投稿日:2009/11/16(月) 20:28:02 O
戦闘終了の通信が入る。
通信機の向こうから視察していた連邦軍の幹部の驚く声が聞こえてきた。

「お疲れ様、それじゃあ機体を…」

その瞬間、基地内に警報が響き渡った。

「何だ!?」
「長崎港にテロリストが出現しました!」
「何ィ!?」

長崎港がテロリストに攻撃されているって事か!
…長崎港、ここから近いな…!

「俺が行く!今すぐに動けるのは俺しかいない!!」
「だが、民間人の君たちを巻き込むわけには…」
「頼む!行かせてくれ!!」

連邦軍の幹部は、少し考えた様子を見せる。

「…わかった、行ってくれるか?」
「もちろん!」

再び機体のチェックを行う。
…異常は見当たらない、これなら大丈夫だ!

「行くぜえッ!」

ターボボタンを押し、長崎港へと走る。
間に合えばいいが…!

43 名前:真田 ◆shrTHMvXoY [sage] 投稿日:2009/11/16(月) 20:33:09 O
長崎港は混乱の極みにあった。
あちらこちらでパニックになった民間人が逃げ惑い、テロリストの機体であろうザクがあちらこちらに発砲している。

「ふざけやがって!」

テロリストの場所を選ばない破壊活動に怒りを覚える。
俺はブレードをライフルモードに切り替える。
流石に練習機とは違うのだろうから、一体に集中し、ビームを発射する。
そして、すぐさまモードを切り替えターボで接近し斬りかかった。

「うおおッ!」

ビームで足を止められていたザクは、俺の接近を許す。
そして思いっきり振りぬいたブレードはザクの身体を両断した。

(とりあえず一機…むっ!)


>>38
辺りを見回すと、見たことのない機体がザクに囲まれている。
ザクに銃口を向けられている事から、テロリストの仲間では無さそうだ。
あの機体、救出したほうがよさそうだ…!
俺はパワーボムをザクに連続して投擲し、ジャンプして上空から接近。
ジャンプ斬りの要領でブレードを振り下ろす。
ボムの時点で気付かれていたのか、機体そのものを両断する事は出来なかったが一機のザクの腕を両断する事には成功した。

「そこの機体!お前が誰だかは知らないが援護する!」

見た事のない機体に通信。
さて、この行動が吉と出るか凶と出るか…

44 名前:エルツ ◆lRgCRdVDzQ [sage] 投稿日:2009/11/16(月) 21:45:58 O
(わたしは……わたしは……!)
吹き飛ばされビルにめり込んでしまった機体をなんとか立て直そうとするが慌ててしまい上手くいかない。
(くっ……やっぱりわたしではお父様やお兄様のようにはなれないの……?)
その時デュナメイスのが半壊させたビルの下に、一人の少女が泣いているのが目に入った。
(あの娘……母親が下敷きになっているのかしら?わたしのせいで?わたしが不甲斐ない性で……)
冷静に辺りを見渡せば、そこら中に逃げ惑う人々の姿が目に入る。そう……あのときもそうだった……。

「くっ……甘えるなエルストファ!わたしはなんのためにこの国に来たの!困っている者を、母の故郷を救うためではないの!」

必死に子供を探す親。下敷きになった人を助けようと瓦礫をどかす人々。
(そうだ。わたしの後ろには傷つけてはいけない無辜の民がいるんだ!)

「ならばこの命かけてもテロリストなんかに遅れなんてとらない!」
その時だった。わたしの前に見たこともないMSが現れたのは……。

>43
不思議な機体だった。トリコロールカラーに彩られたその見たこともないMSは、敵に気取られることなくあっという間に敵の部隊に突撃すると、
閃光弾を投げ込んだ直後に飛び上がり、敵機に向かって右腕に装着していたソードを振りかぶった。
電光石火。わたしの頭は日本の古い諺を思い出した。
そんなあまりの出来事に呆けていると、

「そこの機体!お前が誰だかは知らないが援護する!」

と言う若い男性の声が通信機を通じて私の耳に届いた。

(援護?この人連邦軍の人なの?)

「き……貴君の援護に感謝します。わたしはの名前はエルストファ……っ、エルストファ=ロイドです。あなたは?」



45 名前:幸村 ◆WHKfXS4J1M [sage] 投稿日:2009/11/16(月) 21:54:49 O
連邦軍 佐世保基地
「18、19、20!」
佐世保基地のトレーニングルームから気合いの入った声が聞こえてくる
ベンチプレスで汗を流す龍造寺 幸村の姿があった。
その重量は100kgはあり細身の体からは想像もできないパワーがあった
そこに携帯端末がけたたましくなる

「はいユキムラです!……了解しました」
内容はエマージェンシーコールだった
長崎の港でザクと所属不明機が交戦しているという内容だった
俺はすぐに格納庫へと走り出した。
すれ違う者みな、慌てている、無理もないこの近くでテロが起こったことなどなかった

「許せない!」

俺は怒りに燃えていた
『無関係の人々を巻き込むテロ行為は絶対に許せない』
機体に乗り込む、レバーを握る手は緊張の汗で湿っていた

「……体は正直だな」
怒りで忘れていたがこれが初陣だったことを思い出す

「龍造寺少尉!初陣ですが落ち着いて作戦行動を行ってください。あなたなら大丈夫」

オペレーターが最後に一言励ましてくれたことが嬉しかった

「先に演習中だった機体が現場に向かっています。協力して作戦に当たってください」

俺は親子で評価試験に来ていた人がいることを思い出し、民間人には負けてられないなと心の中で呟いた

「ユキムラ リュウゾウジ……ソードドラグーン出る!!」

46 名前:幸村 ◆WHKfXS4J1M [sage] 投稿日:2009/11/16(月) 21:56:57 O
長崎港では試験機ともう一機、所属不明機……見た目からは正式なMSではないことがわかった
この2機はテロリストのザクと戦っている、大まかな状況は把握できた
そして、長崎港の惨状も
>>43
「こちら連邦軍佐世保基地所属のユキムラ リュウゾウジ少尉です!
試験機……テムジンのパイロット……真田さん、協力に感謝します」

データベースを参照しながらテムジンのパイロットに通信しながら発砲して来たザクのマシンガンをかいくぐり
ビームランスでザクを貫き撃破した

>>44
ザクを撃破して同じく交戦している機体に向き直った
「連邦軍だ!貴殿の所属を述べてください!そして、協力に感謝します!!」

47 名前:ボルノフ ◆mah1F136H. [sage 宜しくお願いします] 投稿日:2009/11/16(月) 22:09:40 O
「ほらほらほらぁ!逃げねぇと踏み潰しちまうぞぉ!!!」
指揮官機と思われるカーキ色のザクは民間人が逃げ惑っているのもお構いなしに
いや、むしろ逆に楽しんでいるかの如く執拗に攻撃を加えていた

「全く他愛の無ぇアリどもだぁ!
ん?何、新型ぁ?既に数機やられただと!?
バカがぁ!油断してるからだ!
分かったすぐに行く!」

民間人に対する攻撃の途中に入った部下からの通信
無抵抗の相手への攻撃にも飽きてきたボルノフは“新型”とやらに心踊らせていた

>>43-46
「おぉ!あの3体か…どれも初めて見る機体だな…
どぉれ ちょっと遊んでやるかぁ!」
マシンガンを構えると3体へ向け乱射し始めた


48 名前:エルツ ◆lRgCRdVDzQ [sage] 投稿日:2009/11/16(月) 22:31:16 O
>>46
わたしがトリコロールカラーのMSパイロットに話しかけた直後だった。
今度は敵の側面から一機のMSが現れたのだ。
そのMSはザクの射撃をかいくぐりビームランスの一撃でザクを撃墜してみせた。
(こ、今度はなんなの?この人も援軍?)
「連邦軍だ!貴殿の所属を述べてください!そして、協力に感謝します!!」
通信機からは軍人らしいハッキリとした男性の声が聞こえてきた。
「しょ、所属ですか?(こ、困ったわ。お母様、一日二度も嘘をつくエルストファをお許し下さい)」
「わたしはの名前はエルストファ=ロイドです!そして軍人ではなく民間人です! よく聞いてください、連邦軍のパイロットのかた。
この付近は住民の避難がまだ済んでいないのです。わたしは住民の避難が済むまでここを死守しますので……キャアーー!」

>43
わたしは背後からの突然の不意打ちに思わず悲鳴を上げてしまった。
慌てて振り向くと、そこには通常のザクとは違うカーキ色に塗装された指揮官機が、町を破壊しながら迫っていた。
「くっ……なんてことを!許せない! お二人はそちらのザクをお願いします。わたしは……わたしがあのザクを止めます!」


49 名前:エルツ ◆lRgCRdVDzQ [sage] 投稿日:2009/11/16(月) 22:56:35 O
>43>47の間違いです

50 名前:真田 ◆shrTHMvXoY [sage] 投稿日:2009/11/16(月) 23:26:32 O
>>44
見たことのない機体から通信が返される。

>「き……貴君の援護に感謝します。わたしはの名前はエルストファ……っ、エルストファ=ロイドです。あなたは?」

相手は女か…まあ、女だからどうってわけでもないな。
操縦の腕に男女なんて関係ないからな。

「俺は光輝!連邦軍に協力している!
 見たところ、お前もテロリストと戦っているようだな!
 ここは協力して戦うぞ!」

>>46
俺がエルストファに返信した瞬間、別の機体から連絡が入る。
目の前にはジェガンに似ている機体が、ザクを貫いている光景があった。

>「こちら連邦軍佐世保基地所属のユキムラ リュウゾウジ少尉です!
  試験機……テムジンのパイロット……真田さん、協力に感謝します」

どうやらあの機体は佐世保基地から正規のパイロットが乗っているようだ。
これで少しは楽になったな、それにしても通信を入れながら攻撃するなんて器用な真似をする…
流石は正規パイロットって所だな。

「幸村さん、か!援軍感謝するよ!
 これ以上被害を広げさせるわけには行かない、手っ取り早く片付けよう!」

そう返して、操縦レバーを握り締め辺りを確認する。
俺が一体の腕を斬りおとし事実上の戦闘不能にし、幸村が一体落したからあと三機…!
一人一体の計算になるか、なら問題はない…と思っていた瞬間。

>>47
「! 熱源…うおっ!」

急に飛んできたマシンガンの弾に、咄嗟にブレードを盾のように構え防御する。
ダメージは抑えられた物の、不意打ちに驚いた俺は機体の姿勢を崩してしまった。

「くっ!」

姿勢を正しながら、マシンガンの弾の主を探す。
その機体はすぐに見つかった…特殊なカラーリングのザクだ。
恐らく、幹部クラスであり機体もチューニングされているのだろう。

(普通のザクと思わないほうがいいな…!)

俺は気を引き締める。

>48
ブレードをライフルモードに切り替え、チャージを開始する。
ちまちま攻撃するより一気に決めた方がいいと思ったからだ。

>「くっ……なんてことを!許せない! お二人はそちらのザクをお願いします。わたしは……わたしがあのザクを止めます!」

エルストファが通信が入れ、指揮官であろうザクに突撃を開始する。

「おいっ、勝手に一人で…ったく!」

確かにあのザクを相手にするには、残ったテロリストのザクを殲滅した方が良いだろう。
仕方なしと思い、指揮官機に向けていブレードの切先を、エルストファを取り囲んでいた方のザクに向け発射する。
螺旋を描き、吸い込まれたビームはザクを爆発させる。これで残り二機。
俺はブレードのモードを切り替えて構え、残りのザクに向かい突貫した。

51 名前:幸村 ◆WHKfXS4J1M [sage] 投稿日:2009/11/16(月) 23:56:55 O
>>48
>「わたしはの名前はエルストファ=ロイドです!そして軍人ではなく民間人です! よく聞いてください、連邦軍のパイロットのかた。
この付近は住民の避難がまだ済んでいないのです。わたしは住民の避難が済むまでここを死守しますので……キャアーー!」

騎士のような外見の機体からの通信で澄んだ女性の声が聞こえて来た

「ロイドさん、ありがとうございます。しかし、危険だと判断したら撤退してください」

軍人は俺だけか……援軍はなにしてるんだ!
まだ来ぬ援軍が苛立たしく感じる

>>47
ロイドさんの奥に敵の援軍を確認した途端、発砲して来た
正確な射撃だ。敵パイロットの技量が伺える、指揮官用のブレードアンテナに、専用カラー

「エースだ!」

旧式機のザクだが、腕利きのパイロットが乗れば恐ろしい敵になる
冷静にならないとやられる、そう思ったときにロイドさんは敵に向かっていく

「出すぎちゃだめだ!……!」

制止させようとしたがザクマシンガンが来るの感じバックステップで回避した
体勢を立て直すとすぐにビームマシンガンを向けザクを蜂の巣にする

俺はいま、敵の攻撃がわかったのか?
実践で神経が研ぎすまされてるのか?

俺はそう考えながら別に向かってくるザクに向き直った

>>50
テムジンがザクを撃破していく残る数は
「真田さん、ラスト1機だ!合わせてください!」
テムジンに通信をいれる。
彼の腕ならなら合わせてくれるだろう

向かってくるザクにビームマシンガンで牽制し隙をつくりヒートナイフを投げザクの動きを止める

52 名前:真田 ◆shrTHMvXoY [sage] 投稿日:2009/11/17(火) 01:09:59 O
>>51
途中、もう一機のザクが大破するのが見えた。
どうやら幸村がビームマシンガンで落としたようだ。

>「真田さん、ラスト1機だ!合わせてください!」

通信が入ってくる、どうやらコンビーネーション攻撃で仕留めるつもりらしい。
断る理由も無い、やらせてもらうか!
幸村の機体が、ナイフを投げザクの足を止める。
作り出された隙は一瞬だが、その一瞬が命取りだ!

「これで仕舞いだッ!!」

ブーストの勢いを利用し、ブレードで両断。
これで、残りはあの指揮官機のみ!

「幸村さん!エルストファ一人じゃ危ない!
 援護に向かおう!」

機体を反転させ、ターボボタンを押し急いでエルストファの援護に向かう。
移動しながらライフルモードに切り替え、指揮官機に向かってビームを乱射する。
少なくとも足止めにはなるだろう。

53 名前:名無しになりきれ[] 投稿日:2009/11/17(火) 10:33:30 O
支援あげ

54 名前:エルツ ◆lRgCRdVDzQ [sage] 投稿日:2009/11/17(火) 16:45:15 O
「くっ……なんてことを!許せない! お二人はそちらのザクをお願いします。わたしは……わたしがあのザクを止めます!」

カーキ色のザクは私たち三人に威嚇射撃を繰り返しながらも微妙に照準を外し、町を蹂躙するかのようにマシンガンを撃ち込みながら、
建物を踏み潰し、人を跳ね飛ばしながら向かってきた。わたしはあまりの惨状に激昂しデュナメイスを反転させザクに向かって突進した。
するとカーキ色のザクはわたしが二人から離れたことを確認するとデュナメイスに弾幕を集中させてきた。

(これでいいわ。これであとはあの機体の動きさえ止められれば……)

わたしはデュナメイスのシールドを全開にすると力の限りペダルを踏み込んだ。
その瞬間デュナメイスの後部に設置された六枚の羽状のバニーアが勢いよく開き、綺麗な粒子を撒き散らしながら唸り声を上げた。
……いや、もしかしたらそれはデュナメイスの『高潔なる天使』の雄叫びだったのかもしれない。
さっきまで地面に膝をつき無様に歩き回っていたのが嘘のように町を滑空する。
デュナメイスの加速度は凄まじく私の体はシートに沈み込みそうになったが無理やり体をつんのめさせた。
ザクはデュナメイスの異変に気がついたのか機体を反転させ回り込みながらマシンガン掃射をしてくる。
先ほどまでは違う。町の間を縫うように機体を滑らせ執拗に攻撃を仕掛けてきた。

(このパイロット!これだけの腕がありながら!)

わたしは自分の体をパイロットシートから滑り落ちるほど前傾姿勢に倒し力の限りペダルを踏んだ。

(早く!もっと早く!)

わたしの意志に反応するようにデュナメイスはそのスピードを上げたが、そのせいで機体のコントロールまで制御することができなかった。
その姿はまるでマタドールにいいようにあしらわれる闘牛だった。しかし、わたしには敵に近づく手段が他にないのだ。
どうすれば? そう思ったとき、

>>52
わたしの後ろからカーキ色のザクに向かってビームライフルが乱射された。
機体の直撃はしなかったものの、ザクはいきなりの援護射撃に体制を大きく崩したのだ。

「今だ!せっかくできたチャンスを無駄になんてしない!いけぇーーー!」

わたしは武器を構えることすらせず、勢いに任せてカーキ色のザクに向かって体当たりをした。
ビルを三棟も薙倒すほどの衝撃だった。タイミングも完璧だった。
普通に考えれば旧式の機体であるザクの装甲はバラバラに破壊されていてもおかしくはなかった。
しかしザクは無傷ではないものの稼動にまるで問題がないかのように襲い掛かってきた。


55 名前:お留守番娘[sage] 投稿日:2009/11/17(火) 17:03:53 O
>>591
確かに2ちゃんねるは怖いところですね、

でもそれはこんちゃんの豹変振りにです。
やっぱり鏡をよくみてその言葉を自分自身に向けたほうがいいと思います。

あといつもくる名無しさんと中傷をしている名無しさんを一緒に考えるのもどうかです。
まったく別人の可能性だってあるのにそれを決め付けてかかるのは興奮して視野が狭くなっている証拠です。


56 名前:お留守番娘[sage] 投稿日:2009/11/17(火) 17:05:00 O
>>592
確かにそうです。


57 名前:お留守番娘[sage] 投稿日:2009/11/17(火) 17:10:51 O
>>593
いくら鈍いわたしでも、なにくだらんこと話してるんだ、とおっしゃって親愛の情だとは感じられません。
そのあとの細く説明も余計です。

いつもみたいに『ごめんね、関西では親愛の情なんだよ』って教えてくれればいいのに、
興奮してしまっていて余裕がなくなっています。
これでは最初の中傷さんが言ったことを全肯定です。

58 名前:ボルノフ ◆mah1F136H. [sage] 投稿日:2009/11/17(火) 20:03:46 O
>>51>>52>>53
>指揮官機に向けビームを乱射する

「ちっ!邪魔くせぇ真似を!!!」
機体を動かし回避の姿勢を取るも
思わぬ攻撃に態勢を崩し大きな隙を作ってしまう

>「今だ!せっかくできたチャンスを無駄になんてしない!いけぇーーー!」

「へっ!ビームすら満足に当てられねぇヒヨッコが…
今度はこっちの…
のわぁぁぁぁぁ!!!!!!」
こちらの態勢が崩れた瞬間を敵機は見逃さなかった
武器すら構えず勢いに任せ突進してきたのだ
押されたザクは何棟のビルを薙ぎ倒したが
深刻なダメージを受けた様子も無く、
ブースターを点火させ間合いを詰めるとヒートホークを振り下ろしてきた

「中々面白ぇ事してくれたなぁ!
今度はこっちの番だぁ!!!!」


59 名前:エルツ ◆lRgCRdVDzQ [sage] 投稿日:2009/11/17(火) 21:37:10 O
>58
ブースターを点火させ間合いを詰めるとヒートホークを振り下ろしてきた

「中々面白ぇ事してくれたなぁ!今度はこっちの番だぁ!!!!」
「くっ……!」

戦闘開始から全力で張り続けていた為にビームシールドのENは底をついていた。
咄嗟にデュナメイスの腰に装着されているサーベルに手を伸ばし連続で繰り出されるザクのヒートホークを受け止める。
初めて経験する殺意を込められた攻撃は今まで体験したどの攻撃よりも鋭くそして重く感じた。けれど……

「あなたのように見境なく命を簡単に奪う人間に負けてなるものかッ!」

サーベルの柄を両手で握り気迫でザクの猛攻を押し返す。
二手、三手とデュナメイスのサーベルとザクのヒートホークがぶつかり合い火花が散るたびに徐々にだがザクが後ろに後退していく。
その時だった。ザクのヒートホークを振り上げた右腕がガチガチと音をたてて動きを止めたのだ。
先ほどの体当たりは無駄ではなくザクの駆動系に確実にダメージを与えていた。

「やあぁぁぁーーーッ!」
わたしはそのチャンスに無我夢中でサーベルをザクに突き立てた。

60 名前:名無しになりきれ[] 投稿日:2009/11/18(水) 14:42:43 O
クソスレ晒しアゲ

61 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/11/18(水) 14:54:28 O
このスレがクソスレだ?

クソスレに失礼だぉ(^^ゞ


これはクソスレ以下だぉ

62 名前:幸村 ◆WHKfXS4J1M [sage] 投稿日:2009/11/18(水) 15:04:34 0
>>51

>「幸村さん!エルストファ一人じゃ危ない!
 援護に向かおう!」

「もちろんです!これ以上、敵に好きにはさせません!」
機体のホバー機能を使い、円を描くように機体をターンさせ指揮官用ザクに向き直った
彼女に当たらないように気をつけながらビームマシンガンを散発的に発射した

>>59
エルストファの機体はザクよりも少し小さいがそんな体格差を感じさせない打ち込みでザクを徐々にだが押し返して言っている

>その時だった。ザクのヒートホークを振り上げた右腕がガチガチと音をたてて動きを止めたのだ。
先ほどの体当たりは無駄ではなくザクの駆動系に確実にダメージを与えていた。

これチャンスだと思った俺は
動きの止まった右腕にヒートナイフを投げた



63 名前:名無しになりきれ[] 投稿日:2009/11/18(水) 15:07:50 O
わーい!クソスレだぁ〜

64 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/11/19(木) 14:37:39 O
保守

65 名前:ボルノフ ◆mah1F136H. [sage] 投稿日:2009/11/20(金) 00:56:26 O
>>59>>62
眼下の新型は振り落ろしたヒートホークを見事なタイミングで受け止める
「ほぉ…なかなか良い反応してやがっ…
くっ!なんてパワーだ!」

>サーベルの柄を両手で握り気迫でザクの猛攻を押し返す。

「こっ…この俺が押されてるって言うのかよぉ!!!」
歴戦のパイロットであったボルノフはいかに相手が新型とはいえ
自分がこうも簡単に劣勢へ追い込まれている事が信じられなかった
この劣勢を挽回するには頭部のカメラを潰し視界を奪うべきと判断し
もう一度ヒートホークを振りあげた、その時
「なっ!なんだぁ!クソッ!右腕が動かねぇ!
畜生!駆動系がイカれやがったのかっ!!!」
ボルノフは何度も悪態をつきながら操縦桿を動かすも
ザクの右腕は電気音を立てるだけで全く反応を示さない

>動きの止まった右腕にヒートナイフを投げた
「やあぁぁぁーーーッ!」
わたしはそのチャンスに無我夢中でサーベルをザクに突き立てた。

ヒートホークを振りかざしたまま動きが止まった右腕にナイフが刺さる
「へっ…!腕の一本なんざ無くたってなんとかなるもんだ!」
ボルノフがにやりと笑った瞬間モニターに危険を示す表示が現れると同時にランプは赤く点滅し
コックピット内部には警告を示すアラームが鳴り響いた
「や…やりやがったなぁぁぁ!!!!!」
サーベルがコックピット付近へと突き刺ささったのだ
その時、港の上空に強烈な閃光と爆音が鳴り響いた


66 名前:スッテセル ◆C//MWP0ynE [sage] 投稿日:2009/11/21(土) 00:45:35 O
スッテセル#sutteseru
キャラテンプレ
名前:スッテセル・マークリンク
所属:テロリスト
性別:男
年齢:28
身長:177
体重:65
性格:残虐
外見:襟足の長いロン毛にサングラス
備考:人間よりも優れた兵士である人口アンドロイド通称マテリアルロイドを作った科学者。
残虐非道で人体実験や捕虜の虐待は日常茶飯事。
自分専用の護衛小隊であるヴァルキリー小隊を率いて自らも戦場にでる。

機体テンプレ
名前:グランケストラー
サイズ:23M
耐久性:B
EN:A
運動性:B
装甲:C
移動タイプ:空、陸、
武装:ビームサーベル
隠し腕
ドリル
盾内臓ロケットランチャー
メガ粒子砲
備考:一見すると武器を持たない普通のMSに見えるがその武器のほとんどが内蔵型で不意打ちを狙うものばかり。
装甲は普通に見えるが常にGテリトリーをはっていて普通の攻撃ではダメージを負わせることはできない。
黒と白のカラーリングに金色の模様が入っている。

機体テンプレ
名前:ヴァルキリー
サイズ:20M
耐久性:B
EN:B
運動性:A
装甲:C
移動タイプ:空、陸、
武装:ビームサーベル
ビーライフル
電磁ワイヤーネット(海ヘビ)
ビームシールド
その他機体別に特徴あり
備考:グランケストラーを小型かしたMSで運動性に優れる。
バリアはなくカラーリングも黒と白だけで金色の模様はない。


67 名前:スッテセル ◆C//MWP0ynE [sage] 投稿日:2009/11/21(土) 00:58:06 O
>>65
長崎沖海中

潜水艦の司令室の画面にはボルノフ元少佐が乗るザクがビームサーベルに貫かれている映像が映し出されたていた。
(ここまでですか)
「マスター。ボルノフ少佐の援護に向かいますか?」
そう話しかけてきたのは私の作ったマテリアルロイドだ。
援護などとは口にしているが少佐の心配をしているわけではなくただ主人である私に次の指示を仰いできただけだ。
「いいえ。援護に向かう必要はありません」
「了解しました」
「ただ少佐をこのまま見殺しにしてはさすがの私も寝覚めがよくありません。
ですから海中からミサイルを発射して敵に隙を作って差し上げましょう。
なに、ボルノフ少佐の腕なら無事に帰還してくれますよ」
「了解しました。それではボルノフ少佐の撤退ルートに合わせてミサイルによる援護攻撃を開始します」
「何を言っているんですか?そんなことはしなくても構いませんよ」
「…………」
「無差別に打ち込みなさい。狙いを定める必要はありませんから適当に打ち込みなさい」
「了解しました。これより攻撃を開始します」
マテリアルロイドの声と同時に海中に潜んでいた潜水艦から大量のミサイルが発射された。
(くっくっくっ……ミサイル雨によって燃え上がる美しい町が見れそうですね)

68 名前:幸村 ◆WHKfXS4J1M [sage] 投稿日:2009/11/22(日) 22:09:11 O
>>65>>67
エルストファさんの攻撃がザクの胸部を貫き、戦いが終わろうとしたその時、レーダーが異常を知らせる音を鳴らし、
ディスプレイには高速で飛来する熱源反応が映し出されていた

「ミサイル!!」

反応したときにはもう手遅れだった。

次々と着弾していくミサイル、辺りが一瞬にして火の海になり港を構成する施設もただの残骸に変わっていく
アラート音が鳴り響き、雨のように飛来するミサイルはなおも降り続けていた
ミサイルを回避しながら、迎撃することは難しく、一つの決断をしなければならなかった

「皆さん、佐世保基地まで撤退します!!……悔しいですが命を大切にしてください」

俺は血が唇から垂れるほど噛み締め、人生最大の屈辱を血の味とともに覚えておこうと心に誓った

69 名前:真田 ◆shrTHMvXoY [sage] 投稿日:2009/11/24(火) 22:06:24 0
>>59>>62>>65
ハッキリ言えば、俺の出る幕は無かった。
俺は格闘戦は大得意だが、射撃戦はそれほどでも…という腕前だからだ。
エルストファが格闘戦を行っている今、不用意にライフルを撃つとエルストファに当たる可能性がある。
かと言って、下手に突っ込んでエルストファの邪魔をしたくも無い。
俺は操縦レバーを握り締め、ただ見守っているしかなかった。

…どうやらエルストファの勝利のようだ…
ビームサーベルが、指揮官機に突き刺さる。
あれではほぼ戦闘は不可能だろう。

「勝負はついたか…!」


>>67

その瞬間、閃光と爆音が響き渡る。

「!!」

完全に油断していた俺は、その正体がミサイルによる爆撃だと気付くのに時間がかかった。
気付いたら、辺り一面が火の海だ…
ミサイルがテムジンに直撃しなかったのは、不幸中の幸いといえるだろう。

「これは…無差別攻撃…」

>「皆さん、佐世保基地まで撤退します!!……悔しいですが命を大切にしてください」

「…了解、帰還する」

…これ以上は戦闘する意味もないということか。
俺は機体を旋回させ、佐世保基地に走った。

70 名前:エルツ ◆lRgCRdVDzQ [sage] 投稿日:2009/11/25(水) 00:29:17 O
>>65>>67
わたしはまるで自分の心臓の中に閉じ込められたようにその激しい鼓動を意識した。
目の前のザクがどうなったのかも、自分が生きているのか死んでいるのかも分からない……考えられないほど呆けていた。

>その時、港の上空に強烈な閃光と爆音が鳴り響いた。

わたしはあまりの衝撃に意識を取り戻した。

(なに?なんなの?)

あたりを見渡すと町全体が炎に包まれていた。
いや、それだけではなくその町を焼く炎は休むことを知らず矢継ぎ早に天から降ってくるのだ。

(これが……これがテロリストのやりかたっ!)

わたしはまた激高に駆られそうになったが傷ついたデュナメイスは鈍く反応するだけだった。

>「皆さん、佐世保基地まで撤退します!!……悔しいですが命を大切にしてください」

デュナメイスの通信機から連邦の軍人であるリュウゾウジさんの声が聞こえる。
その声は苦渋の決断をする屈辱に震える声だった。

(この人もこの惨状を憂いて……そして怒っているんだ……)

そう思うとわたしの興奮は収まっていた。

「了解しました……撤退します」

どうやらミサイル攻撃が始まったのは住民の避難が完了した後だったらしくこれ以上の死者は出そうになかった。
でもこれでは遺体はすべて燃えてしまい家族や知人の下に帰ることはないだろう。
わたしは自分の無力さを痛感しながらリュウゾウジさんとコウキさんの後に続き戦場を後にした。

71 名前: ◆9ezYE7v2wY [sage] 投稿日:2009/11/26(木) 17:59:03 0
名前:レリア・リーガン
所属:テロリスト
性別:女
年齢:21歳
身長:162cm
体重:50kg
性格:苛烈
外見:端正な顔立ちで優れたプロポーションの持ち主
    身体能力は極めて高い
特殊能力:強化人間
備考:自ら進んでテロ組織に志願し、強化人間手術を受けた女性
    腐り切った世界と人々を粛清すべきだと信じて疑わず、ひたすらにテロ行為を指揮
    前線指揮官として、その能力を遺憾なく発揮している
    邪魔する者には一切の寛容と容赦を持たない非情かつ苛烈な性格

72 名前:ボルノフ ◆mah1F136H. [sage] 投稿日:2009/11/26(木) 22:49:22 O
>>67>>68>>69
まさに危機一髪だった
あと少し 海からの援護攻撃遅かったら間違いなくザクは撃破され
ボルノフ自身も虜囚の目に会う可能性も否定できなかっただろう
だが自分を危機から救ってくれたミサイルに今度は自分が窮地に追い込まれようとしていた

「ちっ!馬鹿野郎…俺がいるんだぞっ!
攻撃の指揮官はどいつだぁ!」
無線機のパネルを操作し潜水艦へ連絡を取ろうと試みる

「こちらボルノフ少佐!!!
潜水艦の指揮官に次ぐ!至急 本機の回収態勢に入れ!繰り返す至急本機の回収態勢に入れ!

それと馬鹿かてめぇはぁぁぁ!!!!
一体どういうつもりでミサイルぶっ放してんだ!?
俺を丸焦げにするつもりかぁ!」
乱暴に潜水艦へ回収要請と文句の通信を入れると強引に回線を閉じた

「そろそろやべえな…
あの新型だけは…あの新型だけは許せねぇ………」
自分をここまで追い込んだ新型への恨みを胸にボルノフは回収ポイントへと機体を動かした。

73 名前:スッテセル ◆C//MWP0ynE [sage] 投稿日:2009/11/27(金) 00:33:54 O
>>72
司令室のモニターにはミサイルの雨によって燃える街が映し出されていた

「素晴らしいッ!腐りきったこの世界を焼き尽くす清浄なる炎ッ!……ククッ……ハーハッハッハッ!!」

私の興奮が絶頂に達しようとしたとき急にモニターが切り替わり男の顔が映し出された

>「こちらボルノフ少佐!!!
潜水艦の指揮官に次ぐ!至急 本機の回収態勢に入れ!繰り返す至急本機の回収態勢に入れ!
それと馬鹿かてめぇはぁぁぁ!!!!
一体どういうつもりでミサイルぶっ放してんだ!?
俺を丸焦げにするつもりかぁ!」

言いたいことだけ言ってボルノフ少佐からの通信は強引に閉じられた
画面が切り替わりまた燃える街並みが映しだされたが
(……なんと無粋な、これでは興ざめです)

(仕方がありませんね。続きは次の作戦で楽しみますか)
「マスター。ボルノフ少佐から機体の回収要請がきていますが?」
「はい?……ああ、そうですね。仕方がありませんから回収ポイントに艦を進めてください」
「了解しました。エンジン始動します」
「……そう言えば本部から新型の機体と補充パイロットが来るんではありませんでしたか?」
「はい。そういった報告を受けております」
「ではついでにMSを数機持ってくるように伝えてください。今回の戦闘でかなり数が減ってしまいましたからね」
「了解しました。これより機体回収ポイントに向かいます」
そう返事をしてマテリアルロイド達は艦を回収ポイントに向けて発進させた

74 名前:ディオル ◆diSLOJJfA2 [sage] 投稿日:2009/11/27(金) 03:48:09 0
>>72-73
長崎港より少し離れた場所にて

「おやおや…あのザクの隊長、しくじったようだな…
にしてもあの3機、見た事ない奴だが新型か?
お、ふふふ…ははははは!今度はミサイルの雨か!中々いい天気じゃないか!」

一人の黒い服を着た男が双眼鏡で戦場となった長崎港の様子を見物していた。
男の名はディオル・アーレン、テロ組織に与する傭兵だ。
別の場所でテロ活動を行っていた彼は本部からスッテセル達と合流するよう言われ、長崎へやってきたのだ。
降り続けるミサイルにより燃え盛る街を見て笑う彼に通信が入った。

「おいディオル!一体どこで油を売っているんだ!」
「長崎にいる。絶景を見ていたのさ。アンタにも見せてやりたいよ。」
「……またお前の悪い癖か?まあいい、お前に頼まれていた機体の調整が終わった。
セル博士に頼まれた補充物資と共に博士の所へ向かわせたからお前も早く合流しろ。」
「了解した。(ふふふ、精々楽しませてくれよ!)」

そう言い通信を切ると待機させたザクに乗り込み起動させる。
そして指定された合流ポイントへ向かっていった。

75 名前:幸村 ◆WHKfXS4J1M [sage] 投稿日:2009/11/27(金) 11:39:53 O
連邦軍佐世保基地格納庫

一緒に戦った2機を連れ基地に戻って来た
撤退中お互いに言葉を交わすことはなく重い雰囲気での撤退だった
基地についたことにより俺は意を決して二人に話しかけた

「真田さん、エルストファさん、協力ありがとうございます。お二人のお陰で最悪の事態だけは避けれました
あの惨状にしては被害は少ないようです。……数ではありませんね。」

今日のテロで亡くなった方がいる。その事実だけで俺はどうしようもない思いで頭の中がいっぱいになった
言葉がとまり、代わりに涙が目に溢れてきた。悔しかった。だがここで泣く訳にはいかない、男たるもの泣いてはいけない
俺は溢れかけた涙を袖で拭い、再び口を開いた

「ところでエルストファさんはなぜそのようなMSをお持ちなのでしょうか?
テロリストではないようですが……連邦軍という訳でもないですよね?」

エルストファさんの素性が知れないまま基地に連れて来たことへの言い訳を考えながら彼女に直接聞いた

76 名前:エルツ ◆lRgCRdVDzQ [sage] 投稿日:2009/11/27(金) 18:17:02 O
初陣での惨敗ともとれる敗走はわたしの無力さを痛感させるには十分だった。
基地に着くまでのあいだわたしはただ機械的にMSを操縦していた。

>>75
>「真田さん、エルストファさん、協力ありがとうございます。お二人のお陰で最悪の事態だけは避けれました
あの惨状にしては被害は少ないようです。……数ではありませんね。」

基地の格納庫に着いたときリュウゾウジさんがそう口にした。
確かに二人は颯爽と現れ敵機のザクを撃墜しわたしを助けてくれた。最悪の事態を避けられたのは二人の力なのだ。
わたしは一番早く戦場にいながらなにもできなかった。
わたしがもっとちゃんとデュナメイスを使いこなせればあんな被害にはならなかったかもしれないのに……。

(いや、こんなことで挫けてどうする。弱気になるな!わたしの使命を思い出せっ!
 わたしは誇り高き貴族の娘、罪のない人々を守る盾になるために来たんだ)
わたしが胸の内でそう決意した瞬間リュウゾウジさんは

>「ところでエルストファさんはなぜそのようなMSをお持ちなのでしょうか?
テロリストではないようですが……連邦軍という訳でもないですよね?」

と話しかけてきた。
それは必ず聞かれるであろう質問だと分かりきっていたのでわたしは平静を装いながら答えた。
「わたしは……わたしは連邦軍でもテロリストでもましてや民間人でもありません。
 わたしの名前はエルストファ=ロイド、母国のためにこの命を捧げる騎士つまりは貴族です。
 このMSはわたしの国で量産されているナイトタイプのMSをカスタマイズしたもので名前を『デュナメイス』といいます
 遅ればせながらお二人とも先程は危ないところをどうもありがとうございました」
確かこういった場合日本ではアタマを下げる習慣があると聞いたことがあったので、わたしはデュナメイスの操り軽くアタマを下げさせた。

「お二人もご存知の通り今世界は未曾有の危機を迎えています。この国は奇跡的にコロニー落しの被害にはあっていませんが、
 そのせいか最近テロリストの動きが激増しているという噂を聞きまして家を飛び出してきたしだいです。
 そんなことでと……変に思われるかもしれませんが、この国は……日本は、わたしの母の生まれ故郷なのです。
 母はもう他界しましたが、わたしは小さい頃より聞かされてきた母の故郷を何より平和を望む人々を助ける力になりたいのです」

(そう。あんな惨状を二度と許してはいけないんだ)

「だからリョウゾウジさん。どうかわたしを義勇兵としてこの基地に置いていただくわけにはいけませんか?
 先程の戦闘では遅れを取りましたが貴族の義務としてシュミレーション訓練は受けています!
 次の戦闘では必ず……必ずお役に立ってみせます!だから、おねがいしますっ!」
わたしはデュナメイスの頭部だけでなく、二人からは見えないコックピットの中でわたし自身のアタマも下げた。
きっと、きっとこの人たちならわたしの気持ちが伝わると信じて

77 名前:???? ◆Wx.hWkSCIQ5C [sage] 投稿日:2009/11/27(金) 22:27:45 0
>>72-73
宅配業者のペイントのジャケットと
不似合いなヘッドセットを装備している
頭にはジャケットのペイントと同じキャップを目深にかぶっており
辛うじてブロンドの髪が覗く程度
双眼鏡から炎上する港湾の施設を見渡しながら呟く

「……この手際が連邦の限界という奴だな」

そう吐き捨てると双眼鏡をしまい込み
ヘッドセットを操作し

????「ハロ、出撃の用意をしてくれ」
『ワカッタ!ケド ソノマエニ 通信ガキテル中継スルヨ』
………通信の向こうから聞き覚えのある女性の声が

「聞かせて。あなたの機体とあの子(白ハロ)とでなら
あの程度のミサイル群は防げたハズ…どうして動かなかったの?
それに今更出て行くのは何故なの?」

やや訝しげに耳の後ろを掻きながら応える

「…いつから俺達は連邦の尻拭いをするようになったんだ?
ただ君の言うとおり、あの程度ならハエを払うような物…
出るまでも無いと思っていたら、この様だった。という訳だ
出撃については連邦側に試作機を三機、確認した
トライアルという訳でも無いのに、だ。
より詳しいデータをとる為の任務だが可能な限り目標を駆逐する
通信を終わる」オペレーター?「ちょっと…」

何を続けたかったのは判っていた
連邦が先に迎撃に出ていようがいまいが『万が一』はあってはならない
しかし、何故かあの場にいた新鋭と思わしき連中であれば、
もしやと思ってしまったのだ

トラックに乗り込むとその場を後にした

78 名前:真田 ◆shrTHMvXoY [sage] 投稿日:2009/11/29(日) 22:30:27 0
>>75
基地に到着すると、真田さんが話しかけてきた。
どうやら沈黙を破ろうと、意を決しての発言のようだ。

>「真田さん、エルストファさん、協力ありがとうございます。お二人のお陰で最悪の事態だけは避けれました
  あの惨状にしては被害は少ないようです。……数ではありませんね。」

確かに最悪の事態は防げた。
だが、ミサイル攻撃を許したという点を見れば、俺たちの防衛戦は、成功したとは言えないだろう…

>「ところでエルストファさんはなぜそのようなMSをお持ちなのでしょうか?
  テロリストではないようですが……連邦軍という訳でもないですよね?」
「そう言えば、そうだな。
 俺も名前しか知らされていない、一体何者なんだ?」

>>76

「わたしは……わたしは連邦軍でもテロリストでもましてや民間人でもありません。
 わたしの名前はエルストファ=ロイド、母国のためにこの命を捧げる騎士つまりは貴族です」

…なるほど、言ってしまえば民間兵のようなものか。

>「このMSはわたしの国で量産されているナイトタイプのMSをカスタマイズしたもので名前を『デュナメイス』といいます
  遅ればせながらお二人とも先程は危ないところをどうもありがとうございました」

カスタムタイプか、道理で見たことのない形だと思った。
それにしても、どういう形に特化したカスタムタイプなんだ?

>「だからリョウゾウジさん。どうかわたしを義勇兵としてこの基地に置いていただくわけにはいけませんか?
  先程の戦闘では遅れを取りましたが貴族の義務としてシュミレーション訓練は受けています!
  次の戦闘では必ず……必ずお役に立ってみせます!だから、おねがいしますっ!」

貴重な戦力が一人増えるってことか、これは連邦軍にとってありがたいことだ。
だが、所詮俺は連邦に協力しているただの民間人。
コネはあるものの、権力があるわけではない…
エルストファを連邦軍に入れてもいい物か。
俺としては入れたいが…それを決めるのは俺ではない。

「俺はいいと思うが、俺は協力してるただの民間人だ。
 俺に決定権はない…この基地の司令とかけ合うといい。
 それと、だ。細かい話は降りてからにしたほうがいいと思うぞ?」

格納庫に戻ると、機体から降りる。
そしてテムジンの足元に立つと、二人の機体を見上げた。

79 名前:幸村 ◆WHKfXS4J1M [] 投稿日:2009/12/01(火) 15:14:25 0
>>77>>78
俺の質問にエルストファさんはまるで回答を用意していたようにすらすら答え始めた

>「わたしは……わたしは連邦軍でもテロリストでもましてや民間人でもありません。
 わたしの名前はエルストファ=ロイド、母国のためにこの命を捧げる騎士つまりは貴族です。
 このMSはわたしの国で量産されているナイトタイプのMSをカスタマイズしたもので名前を『デュナメイス』といいます
 遅ればせながらお二人とも先程は危ないところをどうもありがとうございました」
確かこういった場合日本ではアタマを下げる習慣があると聞いたことがあったので、わたしはデュナメイスの操り軽くアタマを下げさせた。

器用にMSでのお辞儀をこなす

「いえ、こちらこそ協力していただき感謝しています」

こちらもお辞儀を返すと彼女はさらに言葉を続けた


「お二人もご存知の通り今世界は未曾有の危機を迎えています。この国は奇跡的にコロニー落しの被害にはあっていませんが、
 そのせいか最近テロリストの動きが激増しているという噂を聞きまして家を飛び出してきたしだいです。
 そんなことでと……変に思われるかもしれませんが、この国は……日本は、わたしの母の生まれ故郷なのです。
 母はもう他界しましたが、わたしは小さい頃より聞かされてきた母の故郷を何より平和を望む人々を助ける力になりたいのです」

(真面目な人なんだな、この人は……)

「だからリョウゾウジさん。どうかわたしを義勇兵としてこの基地に置いていただくわけにはいけませんか?
 先程の戦闘では遅れを取りましたが貴族の義務としてシュミレーション訓練は受けています!
 次の戦闘では必ず……必ずお役に立ってみせます!だから、おねがいしますっ!」

(貴族かだから個人でMSを所有していたのか、彼女のこの思い金持ちの道楽ってわけじゃ絶対にないな)

エルストファさんの思いの強さを全身で感じて俺は元々疑ってなどいなかったが彼女を信じることにした

「エルストファさん、あなたの気持はわかりました。是非一緒に戦いましょう!!」

俺が強く答えたとき、下から真田さんの声が聞こえてきた。


>「俺はいいと思うが、俺は協力してるただの民間人だ。
 俺に決定権はない…この基地の司令とかけ合うといい。
 それと、だ。細かい話は降りてからにしたほうがいいと思うぞ?」

……その通りだ一介の少尉にすぎない俺に決定権などない、いつもの悪い癖が出てしまった

「それではエルストファさん私たちも降りましょう。真田さんをあまり待たすのもなんですし、それと義勇兵登録の書類を持ってきますので真田さんと食堂で待っていてください
エルストファさんは貴族であらせられるので身元の確認が取れればすぐに登録できますよ」

俺はそう言って、機体を屈めコクピットから降り小走りで書類を取りに向かった

80 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/12/01(火) 17:44:37 O
オナニースレ

81 名前:エルツ ◆lRgCRdVDzQ [sage] 投稿日:2009/12/02(水) 00:05:27 O
>78-79
>「エルストファさん、あなたの気持はわかりました。是非一緒に戦いましょう!!」
>「俺はいいと思うが、俺は協力してるただの民間人だ。
 俺に決定権はない…この基地の司令とかけ合うといい。
 それと、だ。細かい話は降りてからにしたほうがいいと思うぞ?」

(やっぱりこの国の人はいい人ばかりだ)
わたしが二人の好意に感動しコックピットから飛び出そうとして時、

>「それではエルストファさん私たちも降りましょう。真田さんをあまり待たすのもなんですし、それと義勇兵登録の書類を持ってきますので真田さんと食堂で待っていてください
エルストファさんは貴族であらせられるので身元の確認が取れればすぐに登録できますよ」

とリョウゾウジさんがいった。
(この展開は予想していませんでしたわ。よく考えたら身元不明の人間をそう簡単に軍属にしてくれるわけないじゃない。でもどうしようかしら…………ああっ、もうっ!)
わたしはポケットから携帯電話を取り出すと電源をいれ、実家へのリダイヤルボタンを押した。
電話は呼び出し音も鳴らずに先方に繋がったが、その瞬間……
「お嬢様ーーーっ!ご無事ですかっ!一体今どちらにいらっしゃるんですかっ!」
と我が家の執事であるじぃやの声がコックピット中に反響した。
「ちょっと、じぃ!いきなり大きな声でださないで頂戴、ビックリするじゃないっ!」
「なにをおっしゃいますかっ!お嬢様が家をでていかれて早二ヶ月。じぃが……じぃがどれだけ心配したかっ!」
「そ、それは悪かったけど、わたしはちゃんと言ったはずよ?日本に人助けに行くって」
「言ったもなにもひらがなもまともに書けていない置手紙を残されても解読なんぞできません。しかも旦那さまのMSまで勝手に持ち出して……」

じぃのあまりの剣幕にちょっと罪悪感が沸いてきてしまったけど、それでもわたしは用件を口にした。

「う、うるさいっ!そんなことはどうでもいいの!そんなことりも、じぃ、聞いて頂戴?わたし日本で義勇兵として戦うことになったのよ!」
「ぎ、義勇兵となって戦うですと!?そんな無茶苦茶なことじぃは許しませんぞっ!」
「そんなこと言わないで?この国がお母様の故郷だということはじぃも知っているでしょう?
 わたしはこの国を護りたいの。お母様の故郷を護りたいのよ。だからわたしの一生で一度の我侭を許して頂戴? ……できればお父様には内緒で」
「お、お嬢様。ご立派に、本当にご立派になりましたなぁ……。分かりました。この事はお嬢様とじぃだけの秘密と致しましょう。
 そしてお嬢様にそれだけの覚悟があるのでしたらデュナメイスの残りの武装もそちらに送らせていただきます」

えっ?残りの武装ってなんなの?
家に飾ってあったものは全部持ち出しと思ったのに


「お嬢様が持ち出したデュナメイスは確かにサーベルとマシンガンは付いていますがあくまで展示用のイミテーションで御座います。
 本来は専用に開発された槍『ショットランサー』と背中に取り付け可能なビーム兵器を装備して初めて実戦用のMSになるわけで御座いますな」

本当はデュナメイスのことをもっと聞いてみたかったけれど、下にコウキさんを待たせているので、わたしは電話を切ってMSを降りた。

「お待たせしました。コウキさん。それじゃあ食堂に行きましょうか?」

声だけでなく初めて見たコウキさん。サナダコウキはわたしとそう年の変わらない青年だった。
わたしが彼に案内されて食堂にむかった際何度か目があった。
(ハーフが珍しいのかしら?)
そんなことを考えているうちに食堂に到着し義勇兵の登録も恙無く終了した。


82 名前:スッテセル ◆C//MWP0ynE [sage] 投稿日:2009/12/03(木) 12:27:41 O
???地域 テロリストアジト

ボルノフ少佐を無事に回収したセルはアジトの自室に戻り真紅のワインを味わっていた
(まったく悪運が強いのか本能なのや第六感が鋭いのか……)
セルは側に影のように立つ少女に目を向ける
(戦闘のプロである少佐のデータを取っていますが、これだけは学習させることができませんね……)
セルは苦笑しながらワインを飲み干した
(少佐のデータだけではそろそろ限界でしたがあんなにいいサンプルが手に入るとは思いませんでした
できればもっと細かい戦闘データがほしいのですが……)

「少佐のご機嫌はどうですか?」
「はい。かなりお怒りのご様子です」
「そうですか。ではこれ以上お待たせすると本当に殺されかねませんね」
そういって席を立つと少女はセルが上着を着るのを手伝いサングラスを差し出した
純白のシーツに黒いサングラスを装着したセルは
少女が開けたドアから部屋を出てブリーフィングルームに向かった


83 名前:ボルノフ ◆mah1F136H. [sage] 投稿日:2009/12/05(土) 00:11:40 O
>>82
「いいから博士をここに連れてこいって言ってんだよぉ!!!」
ブリーフィングルームに怒号が響いた後ボルノフは目の前にあったテーブルを蹴り飛ばした
「こちとら殺されかけたんだ!!!
それとも何だ?あぁ?おめぇ敗残軍の将校風情がでかい面してるのが気にくわねぇって顔だな?」
怒りをぶつけるはずの張本人がなかなか現れないが故の鬱憤からか
対応にあたっていたマテリアルロイド達の内、1人の胸倉を掴むと彼の額へ拳銃を突き付ける
「機械風情が生意気に人間様の死にかけてる様子を見れてそんなに楽しいかったのか?あぁ!?
おめぇらの指揮官殿と一緒笑ってたんだろう?
セル博士見てください!少佐が死にかけてますってなぁ!!!!」
ボルノフの目は血走り声を荒げ 今にも突き付けられた銃の引き金は引かれそうだった
その時 ブリーフィングルームの扉が開くと 視線の先には今1番会いたかった人物
そして自分を死の淵から突き落とそうとした張本人
スッテセル博士が立っていた
「よぉ博士…会いたかったぜ 待ちくたびれたよ…」


84 名前:スッテセル ◆C//MWP0ynE [sage] 投稿日:2009/12/05(土) 12:30:56 O
>>83
>「いいから博士をここに連れてこいって言ってんだよぉ!!!」

セルがブリーフィングルームへ続く廊下を歩いていると怒号が聞こえた
(おやおや。さっきのはジョークのつもりで言ったのですが……このままでは本当に殺されかねませんね)
「念のため発砲の準備をしておきなさい」
「はい。マスター」
少女は返事をすると腰のホルスターに手を伸ばし安全装置を解除した
そして扉の前に着くとセルの一歩前に出て扉を開けた

>「よぉ博士…会いたかったぜ 待ちくたびれたよ…」

男性タイプマテリアルロイドの眉間に銃をあて引き金を引こうとしている
怒りに目を血走らせたボルノフ少佐がそこにいた
(これは話し合いが通じる状態ではありませんね……まあ、しかし交渉はわたしの分野ですから)
セルはすまなそうな表情を浮かべながら口を開いた
「少佐、お待たせして申し訳ありませんでした。それとご帰還おめでとうございます」
セルの言葉にボルノフ少佐がなにかを言おうとしたが間髪をいれず言葉を続ける
「今回のことにお怒りはごもっともだと思いますが、少しわたしの話を聞いていただけませんか?
『わたしはミサイルを撃ち込み少佐の援護をしろと命令しました』
そこでマテリアルロイドは少佐の力量を判断し、敵に追撃されずなおかつ作戦である都市部の破壊活動を
効果的に行える攻撃をしたのです。決して悪意があってやったことではないのですよ。
もちろん、それで『はい、そうですか』と少佐のお怒りが静まるとは思っていません。ですから……」

そういうとセルは二体のマテリアルロイドに目を向けた
「そこの君達、少佐に謝罪の意味を込めて自分の銃を頭にあて引き金を引きなさい」
「はい。マスター」
返事と同時にマテリアルロイドの頭が爆ぜ床に転がった
見た目は人間と全く同じだが穴の開いた頭部からはショートした機械が火花を散らしていた
「というわけでこれで許していただけませんか?」
セルは悪魔的に微笑んだ


85 名前:ディオル ◆diSLOJJfA2 [sage] 投稿日:2009/12/05(土) 14:50:27 0
テロリストのアジトに着くなり、ディオルは運ばれた新型機『サーペント』のチェックを行っていた。

「武装は…ガトリングとミサイル、それにバズーカ…
機動性と装甲もまずまず…悪くないな。
……そういえばここの指揮官とまだ顔を合わせてなかったな。
極悪非道な男と聞いてはいるが……挨拶くらいはしておくか。」

>>83>>84
>「いいから博士をここに連れてこいって言ってんだよぉ!!!」

そう思った矢先、男の怒号が響いてきた。
何だと思い怒号のする場所へ向かう途中、今度は銃声が聞こえてきた。
おいおい、と思いながら銃声のした場所…ブリーフィングルームに着いたディオルが見たものは…
何やら怒っている男と微笑んでいるサングラスの男、そして床に転がるふたつの死体…
(マテリアルロイドというらしいのだがディオルは人間だと思っている。)

「なんだなんだ?うるさいおっさんの声がしたと思ったら今度は銃声…
それで来てみたら死体がふたつ、内部反乱でも起きたのかよ?」

この状況を見たディオルは二人の男…ボルノフとスッテセルにわざと聞こえるように言葉を発した。

86 名前:幸村 ◆WHKfXS4J1M [sage] 投稿日:2009/12/08(火) 23:14:23 0
エルストファさんの義勇兵登録が済んで数日がたった
お互い忙しくなかなか会ってゆっくりと話すこともなかった
俺は復興作業にかり出され、なかなか復興の目処が立たない町並みを見て、なにもできなかった無力さを噛み締めていた
あっという間に数日が立ったとき上の方からある命令が下された
内容はエルストファさんの実地訓練を兼ねたパトロール任務だった
彼女の腕前に問題はなかったので形式的なものと受け取った。
相当彼女も気にしていたので、この機会に気分転換できたらいいと思うがどうなるだろうか……
そんなことを考えながら廊下をあるいていると前からエルストファさんが歩いて来た。ちょうどいい彼女にパトロールのことを話そう

「エルストファさん、ちょうど良かった……」
実地訓練を兼ねたパトロールの話を彼女に話した

87 名前:エルツ ◆lRgCRdVDzQ [sage] 投稿日:2009/12/09(水) 16:02:07 O
>86
義勇兵としての登録を済ませたわたしを待っていたのは数日に渡るシュミレーション訓練や身体検査などだった。
(はぁー……別に遊びに来たわけではないけれど、せっかく日本に来たのだから基地の壁以外の景色も見ていたなぁ)
そんなことを考えながら廊下を歩いていると前方からリュウゾウジさんが歩いてきた。
(そういえば彼とは事務的な挨拶を交わしただけで交友を深める時間もなかったわ)
そんなことを考えていると、彼はわたしの前で立ち止まり、

>「エルストファさん、ちょうど良かった……」

と実地訓練を兼ねたパトロールに誘ってくれた。
もちろんわたしは、
「喜んでお供します♪」
と笑顔で返事をした。

88 名前:レリア ◆9ezYE7v2wY [sage] 投稿日:2009/12/09(水) 16:11:53 0
テロリストのアジトの上空を巨大な影が覆う
それは、かつてテロリストが連邦軍から強奪したガルダ級超大型輸送機だった
現在では、ステルス効果のある黒い装甲に換装され「メガント」と名を変えている
テロリストたちの補給の要であり、組織の活動をメインで支える生命線でもある
メガントそのものが一アジトに停泊することは余程のことが無い限り有り得ない

レリア「ここが今、我が組織で最も激戦区と言われる地域の基地…
     私の力が役立てるのであれば!」
一人の女性がメガントの人員輸送ヘリから降り立った
彼女の名はレリア・リーガン
「正義の名の下の粛清」を盲信する苛烈なテロリストであった

大量の補給物資と共に、メガントから一機の巨大なコンテナが運び込まれていた

89 名前:ボルノフ ◆mah1F136H. [sage] 投稿日:2009/12/09(水) 22:02:58 O
>>84 >>85

目の前に立っているスッテセルは申し訳なさそうな表情を浮かべ弁明の言葉を口にしている
だが いくら弁解されてもボルノフの怒りは中々収まらなかった
それどころかスッテセルは間髪入れずに話し続けるためボルノフに反論の余地は全く無く
その策略が益々 彼を苛立たせていた
やっと間が開き ボルノフが怒りをぶちまけようとした瞬間

>「そこの君達、少佐に謝罪の意味を込めて自分の銃を頭にあて引き金を引きなさい」
>「というわけでこれで許して頂けませんか?」
セルは悪魔的に微笑んだ

セルの微笑みにボルノフは急に背筋が寒くなった
あの微笑みを見た途端 本能的に怒りの感情を抑えねばならぬとなぜか直感したのだ
「…(おっ…俺がビビってるだと…)
いっ…いいだろう…博士の誠意は伝わった…
もう済んだ事だ、気にしないでくれ…」

>「なんだなんだ?うるさいおっさんの声がしたと思ったら今度は銃声…
それで来てみたら死体がふたつ、内部反乱でも起きたのかよ?

「おいコラァ!!口の聞き方に気をつけな…
おめぇもまだこんな風にゃなりたくねぇだろ?」
床に転がったマテリアルロイドの残骸を蹴り飛ばすと
ボルノフは先程の気を紛らわすかのようにわざとディオルに食ってかかった


90 名前:幸村 ◆WHKfXS4J1M [sage] 投稿日:2009/12/09(水) 23:56:58 0
>>87
>「喜んでお供します♪」
よかった……快く承諾してくれた。
何事もなく、平々凡々と終わればそれでいいのだが、なにか悪い予感がするな

気のせいであればいいんだけどな

俺は得体の知れない不安感が頭の片隅に確かに息づいているのを感じながらも、しだいにパトロールコースの作成に
気を取られていった

さらに数日後、清々しい快晴でまさにいい天気と呼べる絶好のパトロール日和だった

「パトロール日和ってのも変な感じだな」

自分で自分が考えたことに突っ込みつつ、格納庫で自機の足元でエルストファさんを待っていた
集合時間まではあと20分ほどある

「スクワットでもしとくか」

手持ち無沙汰を晴らすために趣味と実益を兼ねてスクワットを初めた

91 名前:エルツ ◆lRgCRdVDzQ [sage] 投稿日:2009/12/10(木) 12:26:44 O
>>90
その時黒い……黒い大きな影が空を覆いつくしあたり一面を焼き払った……

ガバッ!
「あれ?……夢……だったの?」
まわりを見ると先程まで座っていたコックピットではなく基地内にある宿舎の自室だった。
寝巻きは大量の汗を含み肌に張り付いていて、その汗がまた冷たいので不快感はいっそう酷くなった。
(あんな夢見るなんて……やっぱりナーバスになってるのかしら)
そんなこと考えながら枕元におかれた携帯端末を見ると、
(そういえば今日はリョウゾウジさんとパトロールに出る予定だったわ)
改めて自分の格好をよく観察する。
「いそいでシャワー浴びなきゃッ!」
シャワーを浴び、髪を乾かし、青いドレスに着替え、化粧をし、etc……
すべての準備が終わったときには待ち合わせ時間の十分前だった。
(急がないと大変!)
格納庫まで走るとき見上げた空は透き通るような青空だった。


結局エルストファが格納庫に着いたのは待ち合わせ時間ギリギリ一分前だった。
リョウゾウジを発見したエルストファは一直線に彼の元に駆け出し声をかけようとして……停止した。
(……あれはなにしてるのかしら)
見るとリョウゾウジは身体中に汗を掻きながら膝を曲げたり伸ばしたりの上下運動を行っていた。
(なにか懲罰でも受けているのかしら?それにしては微妙に楽しそうな気がするけど……)
遠巻きにリョウゾウジを観察するが嫌々やっている様子はなく、むしろ嬉々として進んでやっているようにすら見える。
(もしかしてMSに乗る前の可動チェックと同じように軍規であの行動が定められているのかしら?……ちょっと待って。
それってこれからパトロールにでるわたしも汗だくになってあんなやらなきゃいけないってこと!)
考えただけで視界がクラクラしたが、このまま眺めていてもしょうがないので話しかけることにした。
「お……お待たせしました、リョウゾウジさん。今日は絶好のパトロール日和ですね?
あと一体なにをなさってるんですか?」


92 名前:スッテセル ◆C//MWP0ynE [sage] 投稿日:2009/12/10(木) 22:14:43 O
>>85 >>89
>「…(おっ…俺がビビってるだと…)
いっ…いいだろう…博士の誠意は伝わった…
もう済んだ事だ、気にしないでくれ…」

少佐がセルに危害を加えるつもりがないことを確認すると
ブリーフィングに配置されていたすべてのマテリアルロイドの危険シグナルが解除された
マテリアルロイドに殺気はない。感情自体がないのだからそんなものは持ちようがないのだ
(しかし人間は本能的にそういった危険を察する能力がある)
セルは自分と目線を合わせずに周囲に意識を向けるボルノフ少佐を観察する
(まあ少佐が引き金を引いたらそれはそれで面白かったのですけどね)
自分が死ぬとは微塵も思っていない高慢な悪魔の姿そこにはあった

>「なんだなんだ?うるさいおっさんの声がしたと思ったら今度は銃声…
それで来てみたら死体がふたつ、内部反乱でも起きたのかよ?

いきなりの闖入者にその人物を観察する
そこにはセルとは対照的に全身を黒い服で統一したまだ二十歳前後の男が立っていた
(この基地で怒り狂っている少佐に意見する、いや近寄る人間すらいないというのにそれをおっさんなどと)
そう思った直後

>「おいコラァ!!口の聞き方に気をつけな…
おめぇもまだこんな風にゃなりたくねぇだろ?」
床に転がったマテリアルロイドの残骸を蹴り飛ばす

(やっぱりそうなりますよね)
セルはマテリアルロイド変わらない瞳で黒服の男と少佐のやりとりを眺めていた

93 名前:ディオル ◆diSLOJJfA2 [sage] 投稿日:2009/12/11(金) 16:33:29 0
>>88>>89>>92
>「おいコラァ!!口の聞き方に気をつけな…
おめぇもまだこんな風にゃなりたくねぇだろ?」

大柄な男、ボルノフは床に転がるマテリアルロイドを蹴り飛ばすと今度はディオルに食ってかかってきた。
普通の人間だったらそれだけで怯えて黙ってしまうだろうがディオルは表情ひとつ変えず言葉を続ける。

「あいにくだが、俺は口の利き方ってのを知らなくてね。
それに睨まれただけでビビっちまうほど、伊達に修羅場はくぐっちゃいない。
そういえばボルノフ少佐だったっけ?前大戦の戦争犯罪者の。
先の港での戦闘を見てたんだが、連邦の新型にやられてたっけ?
っと、失礼。俺はケンカをしに来たんじゃなかった。」

よせばいいのにディオルは長崎港での事を持ち出しボルノフを挑発する。
その上、勝手に話を止め今度はサングラスの男、スッテセルに話しかけた。

「それでそちらがスッテセル博士か。
今度そちらと動くことになったディオル・アーレンだ。
後、俺達とは別に補給物資と人員がそろそろ来るはずだ。」

スッテセルに自己紹介をし、メガントの事を告げるのであった。

94 名前:真田 ◆shrTHMvXoY [sage] 投稿日:2009/12/11(金) 21:36:54 0
あの日から数日、エルストファは何事もなく無事に義勇兵として登録されたようだ。
エルストファはシミュレーション訓練などを行っていたようだ。
俺はといえば、ずっと基地の整備兵と一緒にテムジンの調整を行っていた。
テムジンには未だに出力が不安定な面があるからだ、俺はその問題を解消しようと格納庫に缶詰。
そのかいもあってか、テムジンの出力は大分安定した物となった。

「光輝、お前はこの研究所に義勇兵兼整備兵として残るんだ。登録はもう済ませてある」
「あ?」

俺がテムジンの調整を終え、ドリンクを飲み一息ついていると親父がこう声をかけてきた。
…つまり、なんだ。
俺は軍に協力しろという事か?軍に恩を売っておけという事か?
別に残るのはいいんだが、勝手に登録するとはね…

「お前も研究所の息子だ、整備の真似事ぐらいなら出来るだろう?」
「まあ、やってやれない事はないけど…親父はどうするんだ?」
「自分は研究所に戻って量産型テムジンの大まかな調整に取り掛かる」
「そうか…ま、何かあったら連絡するよ」

佐世保基地と実家の研究所は位置的に見れば結構近い。
クルマで30分も飛ばせばつく距離だからな。

「それじゃあ、頑張れよ」
「ああ…ん?」

>>90-91

辺りをちらりと見回してみると、幸村さんとエルストファが会話しているのが見えた。
一体何を話しているのだろうか、少し気になってきたな。
俺は二人に近づき、声をかけた。

「よう、何を話しているんだい?」

95 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2009/12/12(土) 01:12:15 O
旧スパロボスレ住民よ
見ているか

96 名前:名無しになりきれ[] 投稿日:2009/12/12(土) 15:20:25 O
つまんねースレだな

97 名前:幸村 ◆WHKfXS4J1M [sage] 投稿日:2009/12/12(土) 22:46:05 0
>>91>>94
(581……582……583……)
スクワットを初めて15分以上が経ったころ体は温まり、汗が足下に溜まっていく
足には疲労が蓄積されていく、そろそろエルストファさんが来てもいいころだ
格納庫の時計は集合時間の1分前だった
(遅いな……エルストファさん)
俺がそう思ったとき格納庫に走り込んでくる彼女の姿を捉えた

>「お……お待たせしました、リョウゾウジさん。今日は絶好のパトロール日和ですね?
あと一体なにをなさってるんですか?」

息を切らしてやって来たエルストファさんだがどうやら俺がやっていることが気になるならしい

「趣味と実益と暇つぶしを兼ねたスクワットです。筋トレで体を鍛えるっていいですよ。自分の体が成長しているって感じる時は最高ですよ
鏡で自分の体を見てみるとついつい嬉しくなってしまうんですよ」

横に置いておいたタオルで汗を拭きながら自分の趣味について少し熱く語ってしまった
エルストファさんと話していると真田さんがやって来た

「あ、真田さんお久しぶりです。いまからパトロールになんですよ。
真田さんも一緒に来ます?上に掛け合えばすぐにオッケーが出ると思うんですが」

こうして真田さんを誘い3人でパトロールに出ることになった



98 名前:スッテセル ◆C//MWP0ynE [sage] 投稿日:2009/12/15(火) 13:28:55 O
>>93
>「それでそちらがスッテセル博士か。
今度そちらと動くことになったディオル・アーレンだ。
後、俺達とは別に補給物資と人員がそろそろ来るはずだ。」

(なるほど。新しい補充人員でしたか。それにしても少佐の悪評は確かに有名ですがそれを承知で挑発するとは……)
セルはディオル・アーレンの自信と大胆さに非常に興味を持った
(もし少佐があの男に危害を加えようとしたら取り押さえなさい)
セルの口の動きを読み取り、すぐ横に控えていた少女はホルスターに手をかけた
(発砲は許可しません。無傷で取り押さえてください)
(……前回興奮した少佐を拘束するために必要としたマテリアルロイドの数は4体。そのうち1体は破壊されました。
この部屋に待機中のマテリアルロイドはわたしを含めて3体です。応援を召集します)
(分かりました。わたしがなんとかしましょう)

「それはそれはメガントでの長旅お疲れ様でした、ディオルさん。
それに少佐だけでなくわたしのこともご存知とは……なかなかの情報網をお持ちですね」
セルは友好的な笑顔でディオルに話しかけ続けて少佐に話しかける
「少佐、なかなか威勢があっていいじゃありませんか
この基地に配属される志願兵といったら民間人あがりの新兵ばかりでしたし
これで少佐の苦労も軽減されるのでは?」
そうしゃべりながら少佐の隣まで移動すると、ディオルには聞こえないように耳打ちをした
「口だけの男なのかどうかは次の戦闘でわかります
殺してしまうのはそれからでも構わないのではありませんか?
ここは一つ使い捨てのコマを手に入れたと思って精々利用させていただきましょう」
それだけ言うとセルは先程とまったく変わらない笑顔でディオルに椅子を勧めた
「残りの方が来るまでどうぞディオルさんもおくつろぎ下さい」


99 名前:[sage] 投稿日:2009/12/15(火) 20:42:26 O
やあ

100 名前:◆YLh9iU9KL2 [sage] 投稿日:2009/12/15(火) 20:43:49 O
ステキなスレですね

101 名前:真田 ◆shrTHMvXoY [sage] 投稿日:2009/12/17(木) 00:25:46 0
>>97
「パトロール、か…
 そういやしばらくテムジンを動かしてなかったな」

ちらりとテムジンを見る。
しばらく機体のチェックをしていたので、機体を動かすことはなかった。
ここはテストがてら、機体を動かしたほうがいいか。

「ああ、分かった。
 ここは俺もパトロールに付き合うよ」

そう答えると、幸村さんはなにか機器を取り出し連絡を入れる。
まあ、恐らく上司に掛け合っているんだろう。
…どうやら許可が降りたようだ、幸村さんが笑顔で頷く。

「それじゃあ、俺は機体に乗り込んでるよ。
 発進する気になったら教えてくれ」

俺はテムジンに乗り込み、二人が出発するのを待った。

102 名前:ボルノフ ◆mah1F136H. [sage] 投稿日:2009/12/17(木) 14:00:02 O
>>93 >>98

>「あいにくだが、俺は口の利き方ってのを知らなくてね。」

ディオルはボルノフの恫喝に怯むどころか、逆に澄ました顔で彼を挑発し、ボルノフの神経を逆なでする
戦争犯罪に関する事ならまだしも、長崎港での敗北に触れられたのは我慢ならぬ事だった
スッテセルの件で貯まった鬱憤に加えディオルの挑発
あまつさえディオルは話を勝手に切り上げスッテセルと話始める
もはやボルノフの我慢は限界に近づいていた
「ク…クソガキがぁ………」
>「少佐 なかなか威勢があっていいじゃありませんか(略」
喋りながら近づいていくるスッテセルの言葉など全く耳に入っていない
それどころかボルノフの手は腰の拳銃へかけ始めている

>「口だけの男なのかどうか次の戦闘で分かります
殺してしまうのはそれからでも構わないのではありませんか?(略」

使えなかったら殺せる その言葉を聞いたボルノフは拳銃から手を離した

「いいだろう博士…もし使えねぇようならあのクソガキを俺がぶち殺す いいな?」
あえてディオルに聞こえるように大声で返答すると
不遜な態度で椅子に腰かけた

103 名前:スッテセル ◆C//MWP0ynE [sage] 本日のレス 投稿日:2009/12/22(火) 16:38:18 O
>>93>>98>>102
それから数十分後ブリーフィングルームの椅子はすべて埋まり
入口には数体のマテリアルロイドが待機していた
「それではみなさん。そろそろ始めますか」
頃合を見てセルは口を開いた
「会議の前に初めてお会いする方もいらっしゃるでしょうからまずはご挨拶を
私はこの前線基地でボルノフ少佐の参謀をしているスッテセル・マークリンクと申します
皆さんご存知のサイボーグ強化手術や新兵器開発をしているマークリンク社の代表取締役です」
話し終えるとセルは不遜な態度で椅子に腰かけているボルノフ少佐に
「少佐からもみなさんに一言よろしくお願いします」
と話かけた


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