もう22時か、
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談雑レスGPRT

1 :名無しになりきれ:2011/05/06(金) 23:34:03.45 0
レスGPRT

537 :ローゼソ:2012/06/25(月) 22:33:45.22 0
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1309526218/l50

↑のページ数が足りなくなってしまったのでほんの少しだけお借りします。

538 :ENDING―カオス―:2012/06/25(月) 23:47:23.87 0
混沌の神がローゼソから聖典を取り上げると、整頓の神が消えていきます。
なんと、この整頓の神はオリジナルの整頓の神のコピーキャラでした。

「大悪魔! 知ってたの!?」

「さあ、どうだろうな。はっはっは」

>『ああ、全然ダメだ。ラスボスバスターの対象が整頓の神では!
 ラスボスなんてのは、それを必要とする奴が作り出した観念に過ぎない。
 何度もラスボスに仕立て上げられた私だからこそ分かる。真のラスボスは―――』

混沌の神が、ラスボスバスターを自分に向けます。

「何を!?」

>『ラスボスを求めちまう心! こいつがラスボスだぁぁ!!』

混沌の神は、一人では撃てないはずのラスボスバスターを撃ってしまいました。
眩い光の中で、声が響きます。混沌の神が残した、意味深な遺言。

(ルェルル、整頓の神の小さき使徒よ、ありがとう……お前がいなければ、世界は滅びていた……)

最後だけちゃっかりいい奴っぽく消えてんじゃねー!
おっといけない、地が出てしまいました。光が収束した時、混沌の神は跡形も無く消えていました。
ローゼソは今は亡き混沌の神に、涙を流しながら誓います。

「敵を求める心こそが本当の敵……。
混沌の神は自らの命と引き換えにそれを教えてくれたんだ……!
ありがとう、混沌の神! 頑張るよ、この世界が平和な世界になるように……!」

……ええい、お前も感動していい話っぽくまとめてんじゃねー! おっといけない。
混沌の神が素晴らしい教訓を残してくれたところで、馬車は帝都に到着します。

539 :ENDING―ローゼソ―:2012/06/25(月) 23:48:50.34 0
帝国につくと、世界を救った(?)英雄達を臣民がひれ伏して迎えます。

>『幼女万歳!新帝陛下万歳!』

「すごいや! 実はルェルルは帝国のお姫様だったんだね!」

と、ローゼソはナチュラルに納得してしまいました。
勇者パーティーに加入した出自不明の娘が実は王女様で、世界を救って凱旋してエンディングで即位する
というのはよく聞く話なので、ルェルルもそのパターンだと思ったのでしょう。

>「わぁ、お祭り! これなら、いっぱぁい食べられるねー」

そして始まる、飲めや歌えの大宴会。
シジルとラインの連弾によるピアノ演奏が響き渡り、ローゼソは棺桶落としで笑いを取ります。

「ルゥ、ボク達が出会ってからもうすぐ一年が経つんだね……」

即位の宴も最高潮という時、ローゼソはルェルルに向かって語りだします。

「いつもルゥはすぐに目的を忘れたり脇道にそれてボク達が連れ戻してたね。
でも、分かってる。本当は導かれてるのはボクの方だったこと……」

ローゼソは、両手でルェルルの小さな手を包み込みます。

「ボクはロリータ領にある家に帰るよ。
ルェルル、小さき勇者、本当にありがとう……! ずっとずっと忘れないからね……!
きっとルゥなら平和な国を作れるって信じてる……。
大丈夫、混沌の神が自分の命と引き換えに人々の敵を求める心を倒してくれたから!」

異界から召喚されたのに家があるんかい!と思うでしょうが、何もないところに人が突然現れると戸籍等いろいろ不都合なので
そこは邪神の超パワーによって、この世界には最初からローゼソというロリババア族がいた事になっているのです。

そうして、ローゼソは宴の熱冷めやらぬ仲、ひっそりと帝都を去って行ったのでした。

540 :ENDING―邪神と魔王―:2012/06/25(月) 23:51:20.85 0
……ここで終わればどんなに綺麗に終わる事でしょうか。
しかし、背後でいつも通りの意味深な笑みを浮かべている者がいました。
そう、大悪魔です。しかも、彼(女)の手には混沌の聖典がしっかりと握られているのでした。

――そして、時は少し流れます。
幼女が君臨する新たな帝国の玉座の間にて、大悪魔が女帝ルェルルの前に跪いています。

「ルェルル女帝陛下、我が帝国もかなり領土が広がって参りました。
つきましては優秀な腹心が必要かと存じます。
心配はご無用。すでに陛下の腹心としてふさわしい者を選んで参りました」

大悪魔は、扉の向こうで控えている者達に呼びかけます。

「入れ!」

ルェルルの前に跪いたのは、二人の見目麗しい青年。ですが、二人そろって悪趣味な恰好をしています。
悪趣味というのは、闇属性に憧れる厨二病患者なら大はしゃぎしそうな、ダサカッコいい路線の悪趣味です。
片や腰まで届く銀の長髪、仰々しいローブをまとい、手荷物はごたごたと装飾された魔法の杖。
その姿はまるで邪神を彷彿とさせます。
片や、肩ほどまでのセミロングの金髪に、黒を基調とした鎧。
携えるは、強そうですが勇者が装備したら呪われそうなデザインの剣。
そう、魔王のイメージがぴったりきます。……もうお分かりですね。

ローゼソは顔を上げて微笑みました。

「……ルゥ、帰って来たよ!
思ったんだ。ルゥの帝国の拡大に協力して全世界を統一すれば世界は平和になるって!
勇者が敵を作り出してしまうなら……今度は魔王として、世界を平和に導く!」

続いて、混沌の神が顔を上げます。

「私は敵など必要としない……ならば、”向かう所敵無し”の女帝陛下の下に仕えればいいという考えに至った!」

確かに、ルェルルはあらゆる意味で向かう所敵無しでした。
なぜさりげなく生き返ってるのかですって? 旧き神は、人間の持つ概念が実体を持ったもの。
世界から混沌という概念が無くならない限り、混沌の神は何度でも甦るのです。
それにしても復活するのが早すぎですね。

「と、建前はここまでにして……私達が来たからには幼女帝国は安泰だ」
「共に愚民共を支配しようじゃないかあ!」
「「ククク……ハーッハッハッハッハ!」」

二人がルェルルの左右に並び立ち、声をそろえて見事な悪役笑いを披露します。
何も考えていないアホの子の幼女帝の左右に、何か考えているようでやっぱり何も考えていない魔王と邪神。
そのバックに控えているのは、腹に一物もニ物も抱えていそうな大悪魔。
更にその手の中には、混沌の聖典という万能のチートアイテム。
どこからどう見ても理想的過ぎるフォルムの悪の帝国です。本当にありがとうございました。
これから悪の帝国のドタバタ世界征服譚が始まりそうな予感ですが、それはまた他の機会に譲る事としましょう。
そして、この物語の締めは、我らが主人公のルェルル女帝陛下にお願いしようと思います。
最後に、ナレーターの人の私からもお礼を言わせてください。ルェルル、本当にありがとう。

541 :ホイミソ:2012/06/27(水) 22:40:38.19 0
「あっ、みんな しあわせに なったんだね!」

最近姿が消えてばかりのホイミソが、
大宴会の中ほどにさりげなく現れ、ルェルル達の姿を見つけて言いました。

「それじゃあ・・・」
ホイミソはいつもと同じ笑顔を浮かべます。
「お別れの時間だね。ぼくは次の世界に行かなくちゃ・・・」
さっき現れたばかりのホイミソの姿が、再びフェードアウトしました。

次の世界ではにんげんになっているといいですね。
・・・ちょっと経験値が足りないような気もしますが。

542 :べんくみ:2012/06/29(金) 21:06:08.71 O
「おめぇらやったじゃねーかっ。完走おめでとう」

真っ裸の変態教師ベンクミも、蜜のように喜びの涙を溢れ出していました
(完走おめでとう!)

543 :ルェルル=ルュル ルルゥ ◆mMGaLMOXkw :2012/06/30(土) 02:50:46.26 0
【( ・∀・) ◆???◆ (・∀・ )】

おもちゃで散らかった部屋の床に、金髪の幼女が座っていました。
この幼女は、寝ている間に帝位を簒奪して新しい皇帝となったルェルルです。
王冠代わりのメタるスライムを頭に乗せたルェルルは、小さな手を動かして華麗に装飾された本を開きました。

今までに辿った冒険の旅が、物語として描かれた聖典を。

「ルェルルのお話には、お終いの印が押してあるから、もう続きは無いよ。
 あっ、でも聖典のページはまだ少しだけ余ってるから、最後に本物の整頓の神様が来てくれるといいなあ」

そんなことを言いながら、ルェルルは文字がぎっしり書かれたページを指でなぞります。
無数の文字は紙面に宴を描いて、幼女の心にも追憶の宴を描きました。
聖典をパタンと閉じた幼女は、静かに目を瞑ります。


>>539 >>541-542
宴の中には、プルプルンの街で骨折して去った女の人もいました。
女の人がとても泣いているので、ルェルルはお姉さんぶって諭します。

「腕はちゃんと治った? もう転んじゃダメだよ」

即位の祭典は続き、その宴の中でローゼソとホイミソがお別れの言葉を口にしました。
今まで、あれこれと何も分からない幼女をお世話してくれた二人です。
ルェルルも、その旅立ちを手を振って見送りました。

「ロゼそも、ホミそも元気でねー!」

楽しいお祭りは、その後も心ゆくまで堪能されました。

――――。

やがて、眠りへの誘いが追憶の宴を包みます。
次第に賑やかな追憶の光景は眠りの影に沈み、幼女も夢の世界に旅立ちます。
夜の静寂だけが、すやすやとした寝息を聞きました。

おやすみなさい、ルェルル。

544 :名も知られぬ整頓の神:2012/06/30(土) 09:00:32.86 0
銀の幼女降る降るまわりに
金の幼女降る振るまわりに

という歌を歌いながらあたしはゆっくりと大空に輪をえがいて飛び、
ひとつの世界が片付いたのを見ました。

《ツヴェルフレギオンエンゲル》が混沌と悪魔の帝国やるみたいですけど――
いえ、こんなの、作られてじきに捨てられ形の定まらないまま時々何かにぶつかりながら漂う、
所謂スペースデブリみたいな半放置世界に比べたら全然問題無しです。

本当は、彼らがこれから散らすであろう数多の魂を
幣で美しく飾って空へ還してくれるとなお良いんだけど。

あたしは、BCFを取り出してこう書きました。



――というお話だったのサ(AA略


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