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MTKの長編小説
1MTKの長編小説 投稿者:青空  投稿日:2004年06月09日(水)18時11分44秒
更新はやや遅めになるかもしれませんが、頑張って書きます。
至らないところもあるかと思いますが、見てやってください。

=主な登場人物=

井出卓也…主人公。虹村の学校で唯一の男子生徒。
ド・ランクザン望…虹村の隣の下村の学校の生徒。ちひろを好き。
村田ちひろ…東京から虹村へ越してきた。強気な美少女。
橋本甜歌…卓也が好き。素直になれない。
ジョアン・ヤマザキ…甜歌の親友であり、ライバル。卓也を好き。
飯田里穂…ちひろと仲良くなる。下村の子。
中村有沙…望を好き。ちひろをライバル視。
など・・・その他てれび戦士。

2投稿者:頑張れ!  投稿日:2004年06月09日(水)18時13分31秒
応援しとるで
3投稿者:ちひろと有沙が  投稿日:2004年06月09日(水)18時14分44秒
真剣勝負の熱いバトルを執筆よろしく。
4投稿者:青空  投稿日:2004年06月09日(水)18時23分42秒

__ あの頃の気持ちは 薄れて、限りなく透明に近くなって
   それでも
  心の中からは、決して消えることはないんだ。


【誕生日の歌】


「ねえ、転校生って名前なんていうの?」
「さぁ?」
「卓也聞いてきなさいよ〜」

朝っぱらから俺にでかい声で命令してくるのは、白木杏奈だ。
杏奈とはいわゆる幼馴染で、小さな頃から仲がよい
…イヤ、いいようにこき使われてると言ったほうが正しいのかもしれない。

「自分で聞けよ〜!」
「は?なんか言った?」
「…聞いてきます。」
5投稿者:青空  投稿日:2004年06月09日(水)18時25分51秒
>2さん ありがとうございます。頑張ります!

>3さん 熱いバトル!とまではいかないかもしれませんが、頑張ります!
6投稿者:青空  投稿日:2004年06月09日(水)18時33分38秒

4月、二週目の月曜日。
窓の外は澄みきった青空が広がっている。
それもそのはず、ここは青空を遮る高いビルもない、いわゆる田舎だからだ。

俺の住んでいる虹村は、山陰の山奥にある。
人口の少ない村だ。
子供の数なんてほんとに少なくて、小学校と中学校が合併してる。
中学生なんて、俺と杏奈の二人しかいない。

そんな小さな学校に、東京から転校生が来るっていうんだから、これはもうおおごとだ。
杏奈だって、冷静にしてるけど、3人目の中学生が来ること、すごく嬉しいはずだ。
7投稿者:かりん  投稿日:2004年06月09日(水)18時45分03秒
おもしろそうですね!がんばってください!
8投稿者:青空  投稿日:2004年06月09日(水)18時50分35秒
>かりんさん ありがとうございます。嬉しいです♪
9投稿者: 投稿日:2004年06月09日(水)18時57分58秒
早く書いて!
面白いから!!
10投稿者:青空  投稿日:2004年06月09日(水)19時01分48秒

教室に戻ると、そこには小学生の三人がいた。
きっと、東京からの転入生が嬉しいのは、皆同じだ。

「卓也〜転入生って何年生?」

嬉しそうに聞いてきたのは、3年生の川崎樹音だ。
この子はうちの学校でいちばん年下なのに、すごくしっかりしている。

「女の子なの?卓也〜」

樹音についで、心配げに橋本甜歌が首をかしげる。
甜歌はすごく元気な5年生。
ひとつ年上のジョアン・ヤマザキとすごく仲がよい。

「転入生はね、村田ちひろちゃん。中学一年生だよ。」

俺はたった今先生から聞いたことを、自慢げに答えた。
11投稿者:青空  投稿日:2004年06月09日(水)19時02分45秒
>9さん 嬉しいです!早く書けるよう頑張ります。
12投稿者:青空  投稿日:2004年06月09日(水)19時14分47秒

するとそこへ、担任の吉田先生が入ってきた。

「皆準備できたか?転入生入れてもOK?」

先生はニヤニヤしながら、なにやら後ろに手招きしている。
そして、先生に呼ばれて教室に顔を覗かせたのは、黒い髪を二つに縛った美少女だった。

「皆もたのしみにしてたと思うけど、転入生の村田ちひろさんだ。ちひろさんは東京から来て、こっちの生活にまだ慣れないと思うから、力になってあげなさい。」

「村田ちひろです。このあたりはとても空気がきれいなので、居心地がよくて好きです。はやく皆と友達になりたいです。」

東京からやってきた村田ちひろという少女は、そう言うと、ペコリとお辞儀した。
力強い瞳と、長い黒髪がやたら印象的だった。
13投稿者:青空って本名?  投稿日:2004年06月09日(水)19時24分26秒

14投稿者:青空  投稿日:2004年06月09日(水)19時26分58秒

「中学生は、後ろに座ってるふたりと、ちひろさんだけだ。わからないことがあったら、どんどん二人に聞きなさい。」

先生の説明を聞くと、彼女は杏奈と俺にまたペコリとお辞儀した。
よかった。どうやらいい人みたいだ。

「ねえ、東京ってどんな感じ?」
「やっぱ人多い?」
「好きな子いる?」

案の定、その日の帰り道、彼女は甜歌やジョアンの質問攻めにあっていた。
すごいと思ったのは、その質問に一つ一つ丁寧に答えていたことと、もう生徒全員の名前を覚えていたことだった。
おかげでその日の帰り道、俺はひとりポツンと皆の後ろを歩くはめになってしまったけど…。
15投稿者:青空  投稿日:2004年06月09日(水)19時28分41秒
>13さん いいえ。青空はHNです。
でも、本名を少し変えただけなんですけどね。
16投稿者:青空  投稿日:2004年06月09日(水)19時39分06秒

「花火?」

「そう、花火!」
「神社でさあ、やろうよ〜」

その日の夜、甜歌とジョアン、樹音。それから村田さんが花火を持って家にやってきた。
でも、今4月なんですけど…花火って、夏にするものだろ?

「イヤ、あのさあ…」

今は4月だよ、と、そう言おうとして止めた。
こいつらに理屈は通用しないことをよく知ってる。
しかたなく俺は立ち上がった。
17投稿者:青空  投稿日:2004年06月09日(水)19時54分00秒

「きゃ〜見て!」
「きれいだね〜♪」

最初は面倒くさいと思っていた花火だけど、やっていると楽しくなってくるものだ。
甜歌やジョアンも楽しそうにはしゃいでる。
その隣では、樹音と村田さんが楽しげに話してる。
今日転入してきたばかりだと言うのに、もうこんなに仲良くなるなんて、女ってすごいなあ…。
な〜んて感心してると、ジョアンが声を荒げた。

「ねえ、なに?あの赤い光!!」

ジョアンが指差した方向には、小さな神社があった。

18投稿者:zzzzzzzz  投稿日:2004年06月09日(水)20時26分36秒
zzzzzzzzzzzzzzzzzz
19投稿者:がんばって!  投稿日:2004年06月09日(水)21時53分03秒
 
20投稿者:ポテト  投稿日:2004年06月09日(水)22時48分47秒
誕生日のうたの小説がよめてうれしいし
おもしろいです!
がんばってください></*
21投稿者:青空  投稿日:2004年06月10日(木)18時52分35秒
>19さん ありがとうございます!

>ポテトさん 嬉しいです♪頑張ります!
22投稿者:青空  投稿日:2004年06月10日(木)19時02分33秒

神社には、小さな赤い光が見えた。

「もしかして、火の玉?」
「きゃ〜!!」

怖がる皆を前にして、なんとかしなきゃと思ったその時、
村田さんが側にあったバケツを手に、神社へと走り出した。

「甜歌!ジョアン!樹音連れて先帰ってて!」

正直すごく怖かった。本当は自分も帰りたかった。
だけど、口が勝手にそう喋ってて、足が勝手に神社のほうへ走り出してた。
23投稿者:千波  投稿日:2004年06月10日(木)19時24分54秒
がんばってください!
24投稿者:青空  投稿日:2004年06月11日(金)19時55分13秒
>千波さん ありがとうございます!少しずつですが、更新頑張ります!
25投稿者:がんばれ〜〜  投稿日:2004年06月12日(土)14時05分57秒
 
26投稿者:青空  投稿日:2004年06月13日(日)11時50分08秒
急いで神社の境内に登ると、そこには村田さんが座り込んでいた。
なんだ?と思って、俺は村田さんの肩をポンッと叩いた。

「どうした?」
「あ、神社にね、花火飛び火したかと思って…でも、よかった、違ったみたいだね。」

村田さんは振り向くと、ほーっと息を吐いた。
そっか、この子は責任感の強い子なんだ。
俺がすっかり感心してると、村田さんはにこっと笑った。

「せっかくだから、神社拝んでこ?」

ほんとは火の玉とかすごく怖くて、
一刻も早くこの場から離れたかったけど、なぜだか、その笑顔につられて頷いてしまった。
27投稿者:青空  投稿日:2004年06月13日(日)12時01分02秒
「村田さんは、火の玉とか怖くないの?」

飛び火じゃないとわかってすっかり安心している村田さんに俺は尋ねた。
すごいよな、東京の人って、やっぱ幽霊とか怖くないのか?

「え!火の玉!?あ〜全然思わなかった…でも、火の玉ってなにも害ないでしょ?」
「え?」
「いたずらとか、しないでしょ?」
「ああ、うん。」
「だったら怖くないじゃない!」

本当になんてゆうか…今までにいなかったタイプの子が転校してきたみたいだ。
でも、そういわれて見れば、たしかにそうか…。
俺はなんだか、急に怖くなくなってきた。

「卓也くんは?怖い?」
「ううん。俺も大丈夫。」

そういえば、初めて喋ったのに、自然に話せてる。
俺、人見知りなのに…。
なんか、村田さんって不思議だ。
28投稿者:きゃん  投稿日:2004年06月13日(日)12時08分30秒
頑張ってね☆
29投稿者:青空  投稿日:2004年06月13日(日)18時23分47秒
>きゃんさん ありがとうございます。頑張ります。
30投稿者:がんばって!!  投稿日:2004年06月13日(日)20時55分09秒
 
31投稿者:ちえこ  投稿日:2004年06月13日(日)21時09分46秒
今日、初めから読んだけどちーちゃんの性格いいねぇ!!
スゴクgoodだよ〜*^−^*ファイト〜★☆
32投稿者:青空  投稿日:2004年06月14日(月)17時30分19秒
>30さん 嬉しいです!頑張ります。

>ちえこさん ありがとうございます!
33投稿者:青空  投稿日:2004年06月14日(月)17時41分06秒
神社の境内から出ると、そこには花火が散乱していた。
そうか…俺、甜歌たちに帰れって言ったんだっけ?
でも、それにしても…

「片付けろよな〜」

俺はおもわず目の前に散らばった花火を見てつぶやいた。

「でもさ、ほらっ!線香花火まだ残ってるよ♪」

村田さんは、散乱した花火のかすの中から、まだ使っていない線香花火を見つけると、嬉しそうに笑った。

「私ね、線香花火って、したことないの。ねえ、今からやろうよ!」

村田さんが本当に嬉しそうに言うものだから、俺はもう頷くしかないだろう!
それにしても、なんで俺って後ろ向きにしか物事を考えれない人間なんだ。
だから余計に、前向きな村田さんがすごいと感じるんだろう。
34投稿者:青空  投稿日:2004年06月14日(月)17時50分38秒

パチパチ、パチパチッ

線香花火が静かに音を立てる。
俺たちは、神社の石段に座って、線香花火を楽しんでいた。

「ねえ、村田さんってなんか他人みたいじゃん?」
「え?」
「あ!イヤ…他人なんだけど、ほら、俺らの学校のやつら皆あだなとか呼び捨てじゃん?」
「うん?」
「だから、なんて呼べばいいのかな〜ってさ…」

線香花火が音を立てて燃え出した。

「ああ、甜歌とかには、ちーちゃんって呼ばれてる。」
「ちーちゃん?」
「うん。卓也君は?」
「え?」
「なんて呼べばいい?」
35投稿者:青空  投稿日:2004年06月14日(月)17時57分14秒

「あ〜えと、卓也でいいよ。」
「卓也?呼び捨てでいいの?」
「うん。皆からそう呼ばれてるからさ〜」
「じゃあ、卓也。これからよろしくお願いします。」
「いえいえちーちゃん、こちらこそ!」

二人で他人行儀なあいさつして、それが面白くって、腹を抱えて笑った。
いつのまにかちーちゃんの線香花火も、俺の線香花火も消えていた。
落ちてしまったのだろうか?
それとも、地面には落ちずに、燃えて消えてしまったのだろうか?
36投稿者:青空  投稿日:2004年06月14日(月)18時09分18秒


次の日、俺は学校への道のりを一人で歩いていた。
昨日、結局遅くまで花火の片付けやってたからか、すごく眠たい。

「卓也!おはよ♪一緒にいかない?」

いきなりポンッと肩を叩かれて後ろを振り返ると、甜歌が満面の笑みで立っていた。

「甜歌!どうしたの?」
「どうしたの?って何だよ〜せっかく会ったんだし、一緒にいこ〜♪」

いや、甜歌の家は家から逆方向のはず…
しかも最近しょっちゅうだ…。
甜歌が俺に好意をもってるのは知ってる。
でも、一人っ子の甜歌がお兄ちゃんを求めるのはしょうがない…
と思っていた。
でも、それがなんだか最近違うってわかってきた。
37投稿者: 投稿日:2004年06月14日(月)18時15分55秒
38投稿者:続きが楽しみ!  投稿日:2004年06月14日(月)19時55分15秒
がんばってください!
39投稿者:ちえこ  投稿日:2004年06月14日(月)20時13分51秒
何かちーちゃんと卓也の仲良しぶりが良かったぁ!!
これからの展開が楽しみ〜☆★頑張って更新してねぇ*^−^*
40投稿者:通りすがり  投稿日:2004年06月14日(月)20時16分02秒
正直に包み隠さず一つ忌憚なく皆の誤解を恐れずにコメントするが。

会話文ばっかり=厨小説 だ。

がんばれ。
41投稿者:がんばってね!!  投稿日:2004年06月15日(火)20時18分26秒
 
42投稿者:香寿魅  投稿日:2004年06月15日(火)21時30分47秒
かすみです!!!
とーってもぉもしろぉぃょ☆☆☆
がんばってくださぃねぇぃ♪
43投稿者:これからもがんばってね!  投稿日:2004年06月16日(水)19時48分10秒
 
44投稿者:おもしろいよぉ〜!  投稿日:2004年06月19日(土)15時54分01秒
がんばって!
45投稿者:青空  投稿日:2004年06月19日(土)17時41分29秒
皆さん、ありがとうございます!
40さんも貴重なご意見ありがとうございます。
頑張ります!
46投稿者:続き書いてぇ〜〜  投稿日:2004年06月20日(日)18時09分14秒
 
47投稿者:早く  投稿日:2004年06月20日(日)18時34分10秒
書いて〜^^
48投稿者:青空  投稿日:2004年06月20日(日)18時34分39秒
甜歌は、なにか俺に対しての態度が最近おかしい。
以前はもっと話しやすいやつだったのに、最近は二人きりがなんだか苦痛になってる。

「卓也〜あれから昨日どうなったぁ?」
「ああ、あれね、本当に火の玉みたいだったよ!」
「うっそ〜!!!」

甜歌は手を口に当ててオーバーすぎるくらいのリアクションをとった。

「それより甜歌、昨日ちゃんと片付けて帰れよな〜」
「あ〜ゴメンっ!怖くてさあ〜。卓也片付けた?」
「もうちーちゃんと二人で大変だったんだから!」
「…ちーちゃん?」

俺が甜歌のほうを向くと、甜歌は怖い顔で聞き返してきた。

「卓也、ちーちゃんって呼んでたっけ?」
49投稿者:頑張れ  投稿日:2004年06月20日(日)20時14分10秒

50投稿者:青空  投稿日:2004年06月20日(日)20時55分19秒

「ああ、昨日仲良くなって、それで。」
「ふ〜ん」

そう言った甜歌の表情は驚くほど怖かった。
俺、なんかまずいこと言ったか?

「そうだ!再来週楽しみだな!」
「あ!春の運動会?」
「そうそう!下村の望も来るんだよ〜」
「そっか、卓也仲いいもんね!」

甜歌の気を紛らわそうと出した春の運動会の話題に、甜歌は予想以上に食いついてきた。
51投稿者:青空  投稿日:2004年06月20日(日)20時55分43秒
皆さんありがとうございます!
52投稿者:ドンドン書いてください!  投稿日:2004年06月20日(日)20時56分39秒
楽しみにしてます!
53投稿者:青空  投稿日:2004年06月20日(日)21時10分31秒
>52さん ありがとうございます!今ちょっと落ちてました!
今から続き書きます!
54投稿者:青空  投稿日:2004年06月20日(日)21時16分35秒

「楽しみだなあ〜」

甜歌はさっきのことなんてすっかり忘れて目を輝かせている。


そうだよ、もうすぐ春の運動会!
春の運動会は小・中学だけでなく、村全体が参加する。
でもそれでも人数が足りないから、隣の下村と合同でやってるんだ。

下村といえば、俺の親友がいる。ド・ランクザン望といって、どこかのハーフらしい。
こいつが軽いけどけっこういいやつで、俺は気に入ってる。
おまけに美形で、あの杏奈でさえも望がくると、とたんにおとなしくなってしまう。
55投稿者:青空  投稿日:2004年06月20日(日)21時23分52秒
下村には、望のほかにも男子が3人いて、みんな話しやすいけど、
やっぱり一番気が合うのは望だ。

「卓也・甜歌おはよ!」
「おはよ。」

俺が下村のやつらと最後にあった日のことを思い出してると、
後ろから杏奈とちーちゃんがあいさつしてきた。

「あ!おはよ。」

俺が笑顔で返事を返すと、甜歌がちーちゃんの袖をひっぱって、俺たちから少し離れた。
なにやら甜歌がちーちゃんに耳打ちしている。

「なに?」

俺が杏奈に問いかけると、杏奈はあきれたような顔でいった。

「あんた、わかんないの?鈍っ!!」
「は?」
「あんまり甜歌の前でちーちゃんと話さないほうがいいわよ。」
56投稿者:ちえこ  投稿日:2004年06月20日(日)21時30分46秒
初めまして!!
『ちえこ』って言います*^−^*
MTKの小説って初めて見るからスゴク良い★☆
頑張って更新してねぇ♪♪
ぁと?私の事は呼びタメでOKだからぁ^▽^
57投稿者:青空  投稿日:2004年06月20日(日)21時34分05秒

「なんで?」
「あんたさ、昨日ちーちゃんと二人で花火してたんだって?」
「なんで知ってんの!?」
「う・わ・さ!うわさよ!」

杏奈はにやにやしながら俺のわき腹を小突いてくる。
にしても、誰から聞いたんだろう?あの場所には、誰もいなかったはず。
俺がいろいろと思い巡らしていると、甜歌とちーちゃんが戻ってきた。
二人とも笑顔だ。
杏奈もきょとんとした顔をしている。
甜歌がちーちゃんに話していたことは、昨日のことじゃないみたいだ。

「杏ちゃん、いこっか!」

いきなりちーちゃんは杏奈の手をとって、学校へと走り出した。
残されたのは、アホ面の俺と、やけに笑顔の甜歌のみ。
58投稿者:青空  投稿日:2004年06月20日(日)21時40分26秒
>ちえこ いきなり呼び捨てでごめんね!私のことも呼びタメOKです。
読んでくれて嬉しいです。ありがとう。
59投稿者:ちえこ  投稿日:2004年06月20日(日)21時49分35秒
じゃぁ早速…青空これからもヨロシク^▽^
何か展開が面白くて最高だよ!!
これからもファイト☆★☆★
60投稿者:p  投稿日:2004年06月22日(火)17時33分35秒
p
61投稿者:続き読みた〜い!  投稿日:2004年06月23日(水)19時25分25秒
がんばってね♪
62投稿者:青空  投稿日:2004年06月24日(木)16時36分46秒
その日、俺はちーちゃんに何度も話しかけたのに、
ちーちゃんはさらっと答えを返して、杏奈のところに行ってしまう。
せっかく仲良くなれたのに、なんだかこんなのは嫌だ。

そして、あまり話さないまま、運動会の日がやって来た。
せっかくの運動会。いつもは準備が楽しくてしかたないはずだけど、今年はなんだかちがう。
63投稿者:がんばってね♪  投稿日:2004年06月25日(金)17時01分35秒
 
64投稿者:がんばって!  投稿日:2004年06月27日(日)01時05分08秒
 
65投稿者:はいとだぜ!  投稿日:2004年06月27日(日)11時43分26秒
 
66投稿者:ファイト!!  投稿日:2004年06月27日(日)14時00分43秒
ファイト!!!!
67投稿者:書いて〜  投稿日:2004年06月27日(日)16時53分49秒
書いて〜><
68投稿者:青空  投稿日:2004年06月30日(水)16時32分06秒
「よ!卓也〜ひさしぶりじゃん?」

俺が沈んだ気持ちでいると、バシッと右肩に衝撃がはしった。

「望っ!!!」

望だった。去年の運動会以来だから、一年ぶりの再会だ。
それににても、一年でこんなに大きくなるものか?
以前から俺より背は高かったものの、一年前より遥かに高い。高すぎる…
それに、なんか表情とかも別人みたいだ。
俺より一つ年下のはずなのに、すごく大人っぽい。

「元気だった?」

望は笑顔で話しかけてくる。

「望も元気そうだな!」

俺はさっきのお返しとばかりに、望の肩…には背が届かなかったから、背中をおもいきりたたいた。
69投稿者:青空  投稿日:2004年06月30日(水)16時33分29秒
皆さん、上げてくれてありがとうございます。
ゆっくりな更新ですみません、テスト中なもので…
でも、明日には終るので、たくさん書きますね!
70投稿者:今日は  投稿日:2004年06月30日(水)16時34分37秒
もう書かないの??
71投稿者:青空  投稿日:2004年06月30日(水)16時36分07秒
もう少し書きます。
ありがとうございます。

72投稿者:70  投稿日:2004年06月30日(水)16時37分50秒
ガンバッテ!
73投稿者:青空  投稿日:2004年06月30日(水)16時50分12秒

「それにしてもさ〜せっかく一年ぶりの再会vvなのに、別々のチームかよぉ…」
「だよな〜望誰と同じ?」
「ああ、え〜と…誰がいたっけ?思い出せない…アルツハイマーかも…」
「おいおい…って俺もわからねえし、チームわけ見に行く?」
「だな!」

毎年運動会では、虹村・下村ごちゃ混ぜで、赤と白のグループに分かれる。
去年も一昨年も、ずっと望と同じだったのに、今年は別れてしまった。

「あ〜??新入生とか入って来たんだっけ?」

望がチームわけの掲示板を見ながら呟いた。
望の視線の先には、‘村田ちひろ,の文字。

「いや、今年は転入生が来たんだ。東京から。」
「ふ〜ん、」

俺はまた、掲示板に目を向けた。
74投稿者:70  投稿日:2004年06月30日(水)16時51分19秒
おもいろいよ!
75投稿者:青空  投稿日:2004年06月30日(水)17時02分12秒

_ 赤 _

堀江幸生、ドランクザン望、飯田里穂、村田ちひろ
ジョアン・ヤマザキ、近藤エマ

_ 白 _

井出卓也、白木杏奈、中村有沙、洸太レイシー、
橋本甜歌、張沢紫星、川崎樹音


チームわけは、俺にとって微妙な結果になった。
唯一話しやすい杏奈がいたのが救いだろう。
それにしても、ちーちゃんとはこのまま、友達らしい友達になれないのだろうか?
今回も、話すチャンスなんて有りそうもない…。
76投稿者:青空  投稿日:2004年06月30日(水)17時02分48秒
>70さん 応援ありがとうございます。嬉しいです!
77投稿者:70  投稿日:2004年06月30日(水)17時08分09秒
いえいえ!この小説好きなんで!^^
望&ちひろの恋とか気になるw
78投稿者:青空  投稿日:2004年06月30日(水)17時14分42秒

パーン!!!!
大きな銃声で幕を開けた春の運動会。
目の前では、小学生と、大人による仮装レースが繰り広げられている。

「ねえ、卓也。今日お弁当一緒に食べない♪」
「皆で食べるの?」
「ううん、皆は家族と食べるって♪」
「甜歌は?家の人と食べないの?」
「あ〜あたしはいいの!だから、一緒に食べよ?」

目の前で繰り広げられる仮装レースを尻目に、甜歌はもうお弁当の話をしていた。
運動会のお弁当は、みんな家族と食べている。
俺の家も、母さんと父さんが来ているはずだ。

「べつにいいよ。」

中学にもなって、親と弁当食べるのもなんか恥ずかしい気がして、思わずそう答えた。
79投稿者:あげ  投稿日:2004年06月30日(水)17時25分09秒
あげ
80投稿者:青空  投稿日:2004年06月30日(水)17時26分24秒

「ほんと!ほんと?約束だよ!!!」
「ちょっと!甜歌!!!君、レース順番だよ!早く来なさい。」

目を輝かせている甜歌に、洸太がけしかけた。
そういえばそうだ、甜歌も小学生だもんな…

「ちぇ〜」

甜歌は悔しそうに言うと、俺の耳元で囁いた。

「あいつ苦手!話しにくいもんっ!やっぱ卓也が一番だね♪」

う〜ん…俺は喜んでいいのか?微妙な心境だ…。
どうやら俺は渋い顔をしていたらしい、杏奈が頭を小突いた。

「甜歌も物好きよね〜、あんたみたいな鈍いやつ、あたしはカンベンだわ〜」
「…気づいてるよ…」

俺は杏奈に聞こえないくらい小さな声で呟いた。
81投稿者:あげ  投稿日:2004年06月30日(水)17時47分51秒
あげ
82投稿者:みかん  投稿日:2004年06月30日(水)18時42分33秒
早く続きが見たい!
頑張って下さい♪
83投稿者:ちえこ  投稿日:2004年06月30日(水)20時46分01秒
卓也も大変だねぇ。
これからの展開を楽しみにしてるよ!!
84投稿者:あげ  投稿日:2004年07月01日(木)08時12分01秒
age
85投稿者:age  投稿日:2004年07月01日(木)14時11分02秒
age
86投稿者:青空  投稿日:2004年07月01日(木)16時47分44秒
皆さん、ありがとうございます!
今日テストすべて終ったので、たくさん更新できるといいな…。
87投稿者:青空  投稿日:2004年07月01日(木)17時05分27秒
この場所が息苦しい。

「どこ行くの?」

杏奈の呼びかけにも聞こえないふりをして、白組のテントから離れた。
ふっと赤組のテントを見ると、望がひたしげにちーちゃんと話していた。
望のいいところは、誰にでもすぐに打ち解けられるとこ。
そういうとこ、時々すごくうらやましい。

でも、なにを話しているんだろうか?すごく楽しそうで、
俺はなぜだか、無性に腹がたった。
88投稿者:青空  投稿日:2004年07月01日(木)17時24分15秒

「なに話してた?」

リレーの順番待ちで望と隣同士になった俺は、望に問いかけた。

「なに?」

望は俺の質問の意味がわかっていないらしく、頭に?マークをたくさんつけている。
そんな望の様子を見てたら、なんだかさっきまでの自分がなんだか恥ずかしくなった。

「あ!いや…なんでもないんだ!ゴメン」
「なんだよー最後まで言えよなー」

望は眉毛をへの字にまげた。

「それよりさ、ちーちゃんってメッチャかわいくない?」
「は???」
「話してて楽しいし、俺好きかもー!」

は?なに言ってんだ?本気かコイツ?それにしても、さっき会ったばかりだろ?
89投稿者:青空  投稿日:2004年07月01日(木)17時32分57秒

いくらなんでも早すぎだろ?
俺がしばらく黙り込んでいると、望が笑って俺の肩を叩いた。

「冗談だって!冗談ー!いくらなんでも、俺そんなに軽くないって!」
「…冗談?」

なんだ、冗談か…ってゆうか、望の冗談は毎回笑えないよ!!
正直ほっとしている自分に、俺は驚いた。
なんでなのかは、よくわからないけど…

「そういやさ、リレーライバルだな!」

俺が気を取り直して顔を上げると、望はどこか遠い目をして、
リレーのスタート地点を見ていた。
90投稿者:わくわくvv  投稿日:2004年07月01日(木)20時37分29秒
書いて〜^^
今うちの中でこの小説、一番良い!!
91投稿者:あげます〜  投稿日:2004年07月02日(金)19時26分49秒
age
92投稿者: 投稿日:2004年07月02日(金)19時39分00秒
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