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 小説:【この広い世界で。】 
1 小説:【この広い世界で。】  投稿者:  投稿日:2004年04月06日(火)20時54分08秒

  ―忘れないよ? みんなと過ごしたこの一年…。

「ありがとう」
冬のイベントの時。わたしは涙をたくさん溢しながら、たくさんのお客さんにそういった。もう数え切れない程。
お客さんを前にしてやったのは、もうあの日が最後だった。

春休み。宿題もなく、次の学年になる準備をする時期。楽しかったあのときも、今やずいぶん昔のように見える。
「はぁ…みんな元気にしてるかな。」
わたしの視界に、思わず机の上においてあった写真に目が入る。初めててれび戦士のみんなと撮った写真だ。わたしも、みんなも笑っていた。

 〜♪♪♪
「だ…誰からだろう?」
急に部屋に鳴り響いた携帯を手に取ると、宛名は志穂からだという事がわかった。携帯の画面には、この前撮ったNHKでの志穂の顔が写る。
わたしはドキドキしながら電話に出た。
2投稿者:ポテト  投稿日:2004年04月06日(火)21時03分38秒
誰が主人公でしょうか?
期待しています!!
3投稿者:あさひ  投稿日:2004年04月06日(火)21時04分17秒
結花が主役かあ〜!小説かくの上手いですね^^
頑張って下さい
4投稿者: 投稿日:2004年04月06日(火)21時05分57秒

「…志穂?久しぶり。」
「あっ!結花ぁ。久しぶりだねぇ。元気?」
電話の向こうから、可愛らしい声が聞こえた。懐かしいようで、懐かしくない声である。わたしは嬉しかった。
「うんっ…、元気だよ?志穂はどう?」
「うん、あたしも元気。」
わたしの気のせいかな。なんか会話があんまり弾まない。
わたしも何故か、志穂に話しかけにくかった。

「「あのさぁ!」」
「…。あ、結花からどうぞぉ!」
「いやいや…志穂から。」
「うん、じゃあ……」

ぎこちないわたしの喋り方。一体わたしは志穂に何を言うつもりだったのだろう。
実は理由もなく、志穂に話しかけていた。
「あたしら、てれび戦士卒業しちゃったよね?」
「うん…。」
『てれび戦士を卒業』という言葉がわたしにとっては、かなり耳に響いた。それほど辛かったのである。
5投稿者: 投稿日:2004年04月06日(火)21時08分58秒

☆ポテトさん
主役は結花です!期待に応じられるかわからないけど、頑張りますね。
☆あさひさん
ありがとうございます☆これからも頑張ります!
6投稿者: 投稿日:2004年04月06日(火)21時19分43秒

「それでさ、またてれび戦士…やりたいよね?」
「そりゃあ…そうだけど。もう仕方ないよ。」
卒業が決まったとき、お母さんに何回も何回もまだやりたいという事を訴えた。が、無理であったのを今でも覚えてる。

「わたしは諦めないよ!」
「へ?」
電話の向こうからは、強気な志穂の声が聞こえる。
マイナス思考なわたしとは偉い違いだった。しかし、志穂の言葉がよく理解できない。
「どういうこと?志穂。私達はもう…」
「そんなのわかってる!けど…まだ未練が残ってるんだもんっ。」
志穂が挑戦したいこと。それはMTKでソロを歌うことであった。でも、志穂は卒業しちゃって…。
「あたし、今新幹線に乗ってるんだ。」
「えぇ!?なんでっ…。」
「NHKに行って、頼んで見るんだから!結花もいく…?」
強気な志穂の言葉には、とても驚いた。
負けず嫌いな志穂。志穂のてれび戦士への一生懸命さが伝わってくる。
7投稿者: 投稿日:2004年04月06日(火)21時29分47秒

「え…そんな急に言われても…わかんないよっ。」
「…。わかった、じゃあ今からそっちに行くよ。向かえにくるまで考えといてぇ。結花がもしいかなくても、…あたしは行くよ。」
「わかった…。」
そういって、わたしたちは電話を切った。

 ―志穂にはまだやって行きたいことがある。じゃあわたしには?

わたしがやりたいことは…。やりたいことは…。
正直まだわからなかった。どんどん自信がなくなっていくような気がする。
わたしは悩んで悩んで、いっぱい悩んだ。

  ―わたしが今までの中で残したコト。わたしの夢…。

8投稿者: 投稿日:2004年04月06日(火)21時39分20秒
ここまでがプロローグなんです。次から一章が始まります。
まだ書きたいところですが…明日は学校なのでいろいろ準備してきます。
またきますね。では今日は落ちます!
9投稿者:age  投稿日:2004年04月07日(水)20時15分31秒
age
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