このページは、@wiki で 2019年01月12日 05:38:29 GMT に保存された http://web.archive.org/web/20040412074639/http://ame.x0.com/tentele/040402233401.html キャッシュです。
ユーザがarchive機能を用いた際、@wikiが対象サイトのrobots.txt,meta情報を考慮し、ページを保存したものです。
そのため、このページの最新版でない場合があります。 こちらから 最新のページを参照してください。
このキャッシュ ページにはすでに参照不可能な画像が使用されている可能性があります。
@wikiのarchve機能についてはこちらを参照ください

@wikiはこのページまたはページ内のコンテンツとは関連ありません。

このページをキャッシュしたwikiに戻る

小説「クレヨン色の私とあなた」
1小説「クレヨン色の私とあなた」 投稿者:ぱすてる  投稿日:2004年04月02日(金)23時34分01秒
―ねぇ、何色のクレヨンが好き?

小さいころ、お母さんと一緒で聞いた歌を思い出した。
クレヨンか・・・
小学生のころは、まああるだけだけど、お道具箱に入ってて、
すごくまれだけど、たまーに図工の時間で使った。
だけど、中学生に入ってからは一切使わなくなって。
でも、なぜか捨てれなくって、一番下の机の引き出しの一番隅においてある。
クレヨンって、塗りにくいから嫌いだったんだよね。
色鉛筆や絵の具の方が好き。
でも、幼稚園のころはクレヨンって好きだった。
きっと私だけじゃない。
あんなに塗りにくいのに・・・ね。
2投稿者:ぱすてる  投稿日:2004年04月02日(金)23時38分37秒
「ねぇ、小百合ちゃん見てみて!!」
「ん〜?なぁに?樹音。」
「ほら、あのね、今日ね、学校で絵描いたんだよ!!
 これ、エマなの。
 似てるでしょ?」
はしゃぐ樹音の方を見る。
クレヨンで描かれた、ウェーブがかかった髪の毛に黄色い帽子と黄色い服。
子供っぽい下手さがどことなく可愛くって、でもなんとなく似てる。
私は、くすっと笑って樹音に返事を返した。
「ほんとだ。そっくりだね。
 樹音はお絵かきするの上手だもんねぇ〜」
「うんっ!!大好きなんだよっ!!
 今度は小百合ちゃん描いてあげるね!!」
「ほんと?ありがとう。
 期待して待ってるよぉ。」
「うんっ!」
樹音は満面の笑みを見せると、絵を持ったまま、今度は山ちゃんと卓也の方へ行った。
3投稿者:ぱすてる  投稿日:2004年04月02日(金)23時43分33秒
樹音の頭を笑顔でなでる山ちゃん。
良いなぁ〜・・・
って、私何考えてるんだか。
「ふふっ。樹音可愛いもんね?やきもち〜?」
そう言って、七世が笑いながらこっちに来た。
考えてることがばれたらしい。
でも、やっぱり否定する自分が素直じゃなくて、嫌いだ。
「断じてそんなこと思ってませんよー!
 それより、七世だって卓也取られそうで嫌なんじゃない〜?」
仕返しにそう言ってやった。
七世と卓也は付き合ってる。
もう、1年になるんじゃないかな・・・?
「そんなことないよぉ。
 私は卓也のこと信じてるもんっ!!」
七世のノロケ話はある意味苦痛だ。
私は、山ちゃんのことが、新人のころから好きだった・・・
でも、山ちゃんは七世のことが好きなんだって公輝から聞いた。
そっか。とその場はやり過ごしたけど、
本当はすごく悔しくて、悲しくて。
それからしばらくは七世と普通に接しれなかった。
もう今は大丈夫なんだけどね。
4投稿者:ぱすてる  投稿日:2004年04月02日(金)23時59分59秒
「はぁ〜・・・」
収録が終わったあと、でっかいため息をつく私。
「小百合、ため息ばっかついてると、幸せ逃げてくぞ?」
肩を叩かれ、振り向いて見れば、山ちゃんが。
いつもの笑顔で私にそういう。
「・・・」
言葉に詰まる。
そう、あれ以来、山ちゃんともなんかちゃんと目見て話せない。
1ヶ月前までは、他の子みたいに、ふざけ合えたのにな。
でも、山ちゃんは七世が好きなわけで・・・
私と七世は服から性格、出かける場所まで正反対だし。
私は、山ちゃんに女の子として見てもらえてないんだろうな。
5投稿者:ぱすてる  投稿日:2004年04月03日(土)00時03分24秒
「何?黙っちゃって。
 最近さ、変だよ。小百合。
 なんかあったなら相談のるよ?」
「いや、別に・・・良いよ。
 大丈夫だから。」
全然・・・大丈夫なんかじゃないのに・・・
そんなことをいう私は、本当に不器用だ。
「そう?顔に不安って書いてあるけど?」
「あのねぇ・・・」
あまりの単純さに呆れる。
ここで七世ならきっと、可愛く「え?どこ?」とか聞くんだろうな・・・
私は、そういうの全く無理。
常に突っ込み側だし。
「ちぇ、こっちは一応小百合のこと励ましてるんだけど。」
「一応って何よ・・・」
七世だったら真剣に考えたってこと?
そういうところで、もう比較されてるのって・・・嫌だ。
6投稿者:ぱすてる  投稿日:2004年04月03日(土)00時04分06秒
「・・・だ・・・」
「え?」
笑いで交わす山ちゃんに俯いて、そういう。
山ちゃんや周りがどうとらえるかなんて関係ない。
たとえ山ちゃんや周りが冗談だとしても・・・
それは私にとって禁句であり、冗談にならない冗談。
「そういうの嫌だ。
 それならいっそ、心配なんかしてくれなくて良い!!
 励ましてなんか欲しくない!!」
沈黙に陥る廊下。
私はそのまま、走って一人、楽屋に戻った。
どことなく、冷たい視線を感じながら。
7投稿者:ぱすてる  投稿日:2004年04月03日(土)00時06分55秒
何もかもが嫌だった。
あんなこという山ちゃん嫌だった。
女の子らしくて、山ちゃんに好かれてる七世が嫌だった。
冷たい視線を送る周りのみんなが嫌だった。
でも、一番嫌なのは・・・
いきなり怒ったりして、素直になれなくて、女の子らしいところなんてなくて、
女の子として見られてなくて、それから・・・それから・・・
そんな・・・自分が・・・一番嫌だった。
8投稿者:ぱすてる  投稿日:2004年04月03日(土)00時12分56秒
誰もいない楽屋で、一人で着替えて、帰る私宅をする。
かばんを取ると、楽屋が開いた。
入ってきたのは、樹音とエマだ。
「お疲れ様。」
いつもみたいに、笑顔でバイバイっていえなかった。
俯いて、すごく小声でそう言った。
「あ・・・小百合ちゃん!!」
「樹音、ごめん。私急いでるんだ。
 この後、仕事入ってるから。
 話があるなら、メールして。
 じゃあね。」
振り向きもせず、そう言って、俯いたままそう言った。
今話したら、八つ当たりするから。
そんなの嫌だから。
それに、きっと振り向いたら、他のてれび戦士が私を見てるから。
視線とかそういうので、分かるよ。
ほら、楽屋のドアを開く音が聞こえる。
9投稿者:ぱすてる  投稿日:2004年04月03日(土)00時16分47秒
NHKのビルの前でマネージャーとお姉ちゃんを乗せた車が待っていた。
「ごめん、ちょっと遅れちゃったかな?」
「お疲れさま、小百合。私達も今来たところだよ。」
お姉ちゃんが優しく私にそう言って微笑む。
そういえば、お姉ちゃんも女の子らしいよね。
七世とは違うけど・・・
女の子らしいというより、女らしい。
子供っぽい可愛さじゃなくて、大人っぽくて、美人って感じ。
うらやましい。
七世やお姉ちゃんが。
それに、樹音やエマが。
ちひろも里穂も杏奈も美咲もジョアンも有ちゃんも志穂も結花も・・・
みんなみんなうらやましい。
だって、私は、そんな可愛くなれない。
女の子らしくなれない。 
10投稿者:ぱすてる  投稿日:2004年04月03日(土)00時21分42秒
なんだかんだ言って、みんな女の子らしいところあるもん。
野球でホームラン打っちゃうような、私とは違う。
私、なんで男の子じゃなかったんだろうって思う。
どうして・・・なんだろう。
これは、神様のいたずらですか?
そんな臭い台詞、自分でも考えるだけで恥ずかしい。
窓の外の景色を眺めながら、考えてると、隣に座ってるお姉ちゃんが肩を叩いた。
「ねぇねぇ、小百合、聞いて。
 今日ね、机の中整理してたら、クレヨン出てきたんだ。
 私、赤い色のクレヨンって昔嫌いだったんだよねー
 なんだか、血の固まりみたいな感じでさ。
 ま、クレヨンにはこだわらなかったけどね。
 でもさ、今見てみると、可愛いよね。
 赤いクレヨンもさ。
 なんか、お守りみたいな感じがして、持ってきちゃった。」
そう言って、ティッシュにくるめられた赤いクレヨンを、
お姉ちゃんは私に微笑んで見せた。
そして、その赤いクレヨンをもう一度ティッシュでくるんで、私に渡した。
11投稿者:ぱすてる  投稿日:2004年04月03日(土)00時37分22秒
「はい、小百合。」
「へ?」
「それでもやっぱり私はピンクが好きなの。
 だから、赤は小百合のお守り。ね?」
「それなら、私は青の方が・・・」
そこまで言うと、お姉ちゃんは自分の声で私の声をさえぎった。
12投稿者:ぱすてる  投稿日:2004年04月03日(土)00時37分31秒
「あのねぇ、小百合は覚えてないだろうけど、
 小百合は、幼稚園のころまで、赤のクレヨン大好きだったんだよ?」
「ほっ本当にっ!?」
「そ。本当に。
 赤い色ばっかり減っていって、何本お母さんに買い換えてもらってたか。」
「そう・・・なんだ。」
私は青が好き。
だから、昔も青が好きだったのだとばかり思ってたけど。
やっぱり好みは変わるものならしい。
「だからさ、赤いクレヨンは一番小百合のそばにあったクレヨンなんだよね。
 だから、きっと・・・お守りになると思うよ?」
「うん。ありがとう。お姉ちゃん!」
微笑みあう姉妹。
でも、きっと絵にはなってない。
美人なお姉ちゃんに男っぽい私。
絵になんかならないよ。
いつまでたっても・・・
13投稿者:がんば  投稿日:2004年04月03日(土)00時37分43秒

14投稿者:ぱすてる  投稿日:2004年04月03日(土)00時39分49秒
次の日の収録。
かなり気まずいのは覚悟で私は家を出た。
親友の七世に、あんなことを思ってしまった。
まだまだ幼い樹音とエマにあんな態度を取ってしまった。
大好きな・・・山ちゃんにあんなことを言ってしまった。
馬鹿だな。
私。
本当に馬鹿だな。
救いようがないよね。
だから・・・
救われないように、一人で強く生きていくんだ。
赤いクレヨンをかばんに入れた。
15投稿者:A  投稿日:2004年04月03日(土)01時25分52秒
なんかすごくかわいい題名に惹かれましたvv
小百合、美人だよぉ〜!!
16投稿者:頑張れ  投稿日:2004年04月03日(土)08時24分07秒
面白いよ
17投稿者:おもしろいv  投稿日:2004年04月03日(土)09時44分55秒
頑張れ!
18投稿者:香菜  投稿日:2004年04月03日(土)09時56分12秒
可愛い&面白いですっ!!!!!!!
小百合んさいこぉ〜☆ミ
19投稿者:あげ  投稿日:2004年04月03日(土)09時59分23秒
面白いです☆
山cも七世も小百合も好きなんで^^
続き書いてください☆
20投稿者:ぱすてる  投稿日:2004年04月03日(土)11時07分06秒
皆さん、応援してくれてありがとうございます。
がんばります。
21投稿者:ぱすてる  投稿日:2004年04月03日(土)11時13分41秒
楽屋のドアを開ける。
「おはよ。」
いつもよりテンションが低い。
きっと周りも、気まずくてよってこないだろう。
そう思って、一人で椅子に座ろうとしたとき、ちーちゃんと里穂がこっちに寄ってきた。
「小百合っ!おっはよぉ!!
 なぁに?今日はテンション低いねぇーっっ!!」
ちーちゃんの明るい声が耳に響く。
2人ともいつもと変わりはない。
昨日、2人とも、あそこにいたはずなのに・・・
「昨日のことだけどさ、私ら、あの後ちゃんと処理しといたからねっ!
 心配しなくても良いよぉっ!?
 みんな気にしてたけどね。」
「あ、ありがと、ちーちゃん。」
「それより、山ちゃん少しかわいそうだったよね。
 自業自得だけどさ。」
初めて里穂が口を開いた。
でも、出てきた言葉はあまりにも、私にとって謎だった。
22投稿者:ぱすてる  投稿日:2004年04月03日(土)11時17分21秒
「かわいそうって・・・何が?」
「山ちゃんねぇ、あの後大変だったんだよぉ!
 私ら含めたてれび戦士みーんなから怒られて。
 リーダーの癖に一応とか言うなよ!ってさ。」
「本当・・・に?」
「ほんと、ほんと!
 ま、里穂の言うとおり自業自得だから、小百合は気にしなくて良いよ。」
笑いながら、あの後のことをいろいろと教えてくれた。
どうやらみんな、せめたのは私じゃなくて山ちゃんだったらしい。
でも、それはそれで、苦痛だった。
 
23投稿者:age  投稿日:2004年04月03日(土)12時12分29秒

24投稿者:香菜  投稿日:2004年04月03日(土)15時39分46秒
やまちゃぁ〜んっ!!!
ぐすん。
25投稿者:ぱすてる  投稿日:2004年04月03日(土)18時46分57秒
あげてくださって、ありがとうございます。
26投稿者:ぱすてる  投稿日:2004年04月03日(土)18時52分17秒
「ねぇねぇ、小百合ってさぁ・・・」
「ん?」
いきなりちーちゃんが小声になって私の耳元でつぶやいた。
「山ちゃんのこと好きなんでしょ。」
「はっ!?」
「やっぱり〜顔に書いてあるもん!!」
「そんなことあるわけないじゃん。
 山ちゃんはただの仕事仲間だよ。
 友達だよ、友達!!」
「もぉ〜小百合ってばかわいいっっ!!」
ちーちゃんがそう言って、抱きついてきた。
「ぐぇっ・・・!」
首が絞まるんですけど・・・
というより、誰がかわいいって言いました?
私が?
あなた目大丈夫?
「私のどこがかわいいってのよ。」
私は少しすねたように言った。
27投稿者:ぱすてる  投稿日:2004年04月03日(土)20時01分53秒
「えぇーもう全部かわいい!!
 顔も性格もみーんなかわいいっっ!!」
そう言って、ちーちゃんはさっきより力を入れる。
「どこもかわいくないよ。
 顔も性格もみーんなかわいくない。
 素直じゃないし、話し方きついし、男の子みたいだし。
 女の子らしいとこなんか全然ないし。」
「えぇ〜小百合かわいいよー。
 素直じゃないときもあるけどさぁ、
 話し方きついのは小百合らしくて良いと思うし。
 女の子らしいって思うときもあるよ。」
この子は・・・
何を言ってるんだか。
正気?
28投稿者:ぱすてる  投稿日:2004年04月03日(土)20時05分03秒
「で、山ちゃんのことが好きなんだよね。さゆちゃんは。」
里穂が取り直したように聞きなおす。
「・・・もう、素直になりゃぁいいんでしょ?
 認めます。」
半やけくそで返事をする。
そう、私は山ちゃんが好き。
それがどうしたぁっ!!
もう、こうなりゃ、とことん開きなおってやるっっ!!!
もうやけくそだぁぁっっ!!!!
29投稿者:ぱすてる  投稿日:2004年04月03日(土)20時07分37秒
「やっぱり〜」
ちーちゃんと里穂がうれしそうに笑う。
「何がそんなにうれしいんですかっ!
 ち・ひ・ろさんっ!!」
「うわぁ〜むかつくなぁーもう。
 さっきかわいいって言ったの取り消しーっ!
 素直じゃなさすぎーっっ!!!」
「もぉ〜うるさぁいっっっ!
 私が山ちゃん好きで何が悪いってのよぉーーーっっっっっ!!!!」
叫んでから後悔した。
ここは楽屋で・・・つまり、周りには他のてれび戦士もいっぱいいたこと・・・
山ちゃんはいない・・・と思ったらいました。
丁度、入ってくるところでした。
七世と卓也と一緒に。
俵小百合。
人生最大のミスです。
30投稿者:ぱすてる  投稿日:2004年04月03日(土)20時10分06秒
山ちゃんが驚いたような顔で私を見る。周りも。
「え、あ・・・だから・・・その・・・」
山ちゃんと七世と卓也がいたことに、一気に焦る私。
でも、焦ったってどうしようもないこの状況。
私はかばんの中の赤いクレヨンをこそっとポケットにしまって、立ち上がり、
山ちゃんがいる、ドアの前まで行った。
沈黙の中、私の足音だけが確実に聞こえる。
私は、確実に、山ちゃんに近づいてる。
鼓動が早くなる。
31投稿者:もも  投稿日:2004年04月03日(土)20時10分30秒
面白いです!頑張ってください!
32投稿者:♪梨歌湖♪  投稿日:2004年04月03日(土)20時13分08秒
頑張ってください!!
33投稿者:ぱすてる  投稿日:2004年04月03日(土)20時14分37秒
もう、本当にやけくそだ。
こなったら仕方ない・・・!!
私は、山ちゃんの前で足を止め、
前を向き、山ちゃんの目をしっかり見た。
久しぶりに目をあわす。
「私、俵小百合は・・・」
そこまで言うと、山ちゃんの声で私の声を消された。
「俺は小百合が好きだよ。」
「はい・・・?」
山ちゃんの優しい微笑み。
「あのさ、意味分かってるよね?
 好きの意味。友達としてじゃなくてだよ?」
「分かるっつーの、それくらい。
 そこまで馬鹿じゃねーよ。
 そもそもおまえより年上だぞー。」
こうも、普通に告白って終わるもんなわけ?
なんていうか・・・
34投稿者:あげ  投稿日:2004年04月03日(土)20時14分54秒
あげ
35投稿者:みみ  投稿日:2004年04月03日(土)20時15分55秒
面白いです〜!!ぱすてるさんファイトォ〜!!
36投稿者:ぱすてる  投稿日:2004年04月03日(土)20時18分45秒
「小百合も山ちゃんもかっこいいぃっっ!!」
「良かったじゃん、おめでとー!」
七世、卓也からの祝福?の言葉。
そして、拍手とひやかしの声が巻き起こる。
なんとなく恥ずかしくなって、照れ隠しに叫んでみたりする。
「だぁーっ!!うるさーーいっっ!!!!
 あんたら、七世と卓也のときと、随分態度が違うじゃないのよぉっ!!」
「だって、めでたいじゃん。」
「っていうかさぁ〜多分、さゆちゃんと山ちゃんぐらいだよ?
 お互いの気持ち分かってなかったのはさ。」
ブライアン、有ちゃんと続く。
「ってことは何?
 あんたら全部分かってたの・・・?」
「当然!」
私の質問に公輝が答える。 
37投稿者:ぱすてる  投稿日:2004年04月03日(土)20時23分04秒
「ちょーっと待て!公輝、あんた約1ヶ月前、
 確かに、山ちゃんは七世が好きだって言ったよね!?
 あれは、どういうことなわけっ!?」
「それは、みんなで話し合って、二人をはめようと・・・」
「じゃぁ、何?
 俺ら完全におまえらにはめられたわけっ!?」
山ちゃんが私の横で始めて叫ぶ。
「ご名答。」
「二人とも全然気づかないからさぁ〜
 もう、おもしろいのなんのって。」
「はめがいがある二人だよねぇー」
ちーちゃん、幸生、杏奈と続く。
とことん、ひどい人たち・・・
38投稿者:あげ〜  投稿日:2004年04月03日(土)20時25分06秒
おもしろいがんばれ
39投稿者:ぱすてる  投稿日:2004年04月03日(土)20時31分12秒
「ま、良かったじゃん。
 付き合えたんだし。」
「そうそう。今日はパーティーだねぇー!!」
完全に自分らが楽しんでるよ・・・
私は山ちゃんと顔を見合わせた。
そして、お互いくすっと笑った。
「さ、収録始まる。着替えなきゃ。
 ほら、みんなも。」
山ちゃんが仕切りなおす。
はーい、とみんなも自分のしていたことに戻る。
七世がこっちに来た。
40投稿者:ぱすてる  投稿日:2004年04月03日(土)20時38分30秒
「小百合ー超かっこよかったし、可愛かった!」
「七世〜怒るよ。」
「まぁまぁ。ほめてるんだって。
 小百合はさ・・・なんか赤って感じだよねっ!!」
「はぁ?」
あまりにも突然な七世の言葉。
「どこが?」
「んーなんかあったかい感じで・・・
 一生懸命何かにがんばる感じっていうかさ〜
 それから、がんばってるときの小百合の顔ってなんか赤いんだよねっ!
 燃えてる!って感じで。」
「はいはい、そうですかー。
 でもさ、それなら山ちゃんの方があってるんじゃない?」
「んー違うな。
 山ちゃんは青って感じ。」
いや、逆でしょ、七世。
41投稿者:ぱすてる  投稿日:2004年04月03日(土)21時48分52秒
「なんで?
 普通反対だと思うけど・・・」
「んー、だってさ。
 山ちゃんは熱血だけど、普段は冷静だし。
 清き人!って感じじゃん。」
「じゃぁ、私は普段は清くないって言いたいわけ?」
「そういう意味じゃなくってさ〜
 あ、ほら、それにね、卓也から聞いたんだけど、
 山ちゃんってお守り代わりに、青色のクレヨン持ってるらしいよ。」
「うそ・・・?」
「ホント。なんでもねぇ、ウェンツさんにもらったらしいよ。
 おまえはいつか、立派なリーダーになる人だからって。
 ウェンツさんが卒業のときに。」
山ちゃんも、クレヨン持ってるんだ。
初耳だな。
42投稿者:ぱすてる  投稿日:2004年04月03日(土)21時57分43秒
私は、自分のポケットをポンっと叩いて、
赤いクレヨンがあることを確認した。
思わず自然に笑みがこぼれる。
「なーに?小百合。ニヤニヤしちゃって〜」
「べっつにぃ!
 何でもないよ〜」
なんとなくテンションもあがってくる。
「七世、今日一緒に帰れる?」
卓也がこっちに来た。
隣に山ちゃんもいる。
43投稿者:ぱすてる  投稿日:2004年04月03日(土)22時00分44秒
「もちろん良いよぉ〜」
2人はそう言って、手を繋ぎながら、撮影場に向かう。
取り残された、山ちゃんと私。
なんか・・・気まずい・・・と思っていたのは私だけだったみたいで、
山ちゃんはいつもと同じ優しい微笑みを私に見せた。
「俺らも一緒に帰ろっか?」
少し私に顔を近づける。
私も笑い返す。
「そだね。」
でこをコンっと軽くぶつける。
そして、手を繋いで、七世と卓也の後を追う。
赤いクレヨンの私、青いクレヨンのあなた。
それはそれで、良いかもしれない、なんてかわいい台詞、
私には口が裂けても言えません。

〜END〜
44投稿者:ぱすてる  投稿日:2004年04月03日(土)22時04分48秒
さてさて、超猛スピードで書き上げました。
ぶっちゃけ、こういうところ・・・っていうか、
掲示板で書くってのがはじめてだったので(今までノートに書いてました)、
かなり打ちミスとかあると思いますが、
あまり気にしないでください(汗
次のは、考えてあることはありますがぁ・・・
書いても良いのかどうかが、問題ですねぇ。。
書いた後で、ここに、たくさん小説あるの知ったんで(おぃ
なんか迷惑そうですしねぇ。
同じスレなら良いんですかねぇ・・・?
なんか、あめぞう(で良いのかな?)初心者丸分かり発言多発ですね・・・
45投稿者:.....  投稿日:2004年04月03日(土)22時06分38秒
続編書いてもらえないデスか?
46投稿者:ユリ  投稿日:2004年04月03日(土)22時09分25秒
すっごいイイネ!!
次回作もとっても楽しみだよ♪
47投稿者: 投稿日:2004年04月03日(土)22時22分39秒
面白い!!上手ですね!小百合可愛いです!
がんばってください!
48投稿者:続編か  投稿日:2004年04月03日(土)22時25分23秒
次回作が早く見たい!
49投稿者:もも  投稿日:2004年04月03日(土)22時29分43秒
めちゃめちゃ面白かったですよ!
2作目も頑張ってください!
50投稿者:ぱすてる  投稿日:2004年04月03日(土)22時49分37秒
みなさんありがとうございます。
続編・・・ですか、、
んー。どっちが良いですかねぇ?
ちなみに、次書こうと思ってた奴ですが・・・軽く紹介しておきます。

題名「風に乗ってきた奴」
主演(語り手)「井出卓也」
準主演「飯田里穂 山元竜一 岩井七世 俵小百合 松井蘭丸」
あらすじ
「普通の中学2年生の井出卓也は、
 昔付き合っていた人が、まだ忘れられない。
 野球部の部長で、今一番あこがれている山元竜一に相談するが、
 特にといった発展はせず。
 そんなとき現れたのが横浜からの転校生飯田里穂。
 里穂との出会い、そして、たくさんの人との別れ。
 そんな卓也の思いをつづっています。」
51投稿者:蘭丸が出る!!  投稿日:2004年04月03日(土)22時51分52秒
懐かしい響き・・・
52投稿者:ほんまやぁっ!!  投稿日:2004年04月03日(土)23時37分41秒
蘭丸やぁ〜
でも、うちは続編が良いな。
53投稿者: 投稿日:2004年04月03日(土)23時48分39秒
54投稿者:これが終わったら  投稿日:2004年04月03日(土)23時48分56秒
続編お願いします。
55投稿者:あげ  投稿日:2004年04月04日(日)00時03分16秒
げあ
56投稿者: 投稿日:2004年04月04日(日)09時07分09秒
きゃぁ〜!!おもしろかったデス!!!
次回作もがんばってvvv
ちなみにぅちもかいてるんで、良かったら来てネ☆
57投稿者:どこかの中学生  投稿日:2004年04月04日(日)12時43分21秒
おもろいからあげとく
58投稿者:qげ  投稿日:2004年04月04日(日)16時00分32秒
あげ
59投稿者:夏美  投稿日:2004年04月04日(日)16時08分38秒
頑張って!!
60投稿者:ぱすてる  投稿日:2004年04月04日(日)16時37分29秒
みなさん、本当にありがとうございます。(嬉泣
っと・・・それじゃぁ、「クレヨン色の私とあなた?」を書いた後に、
「風に乗ってきた奴」を書きます。
これからも、ふつつかで、駄目文ですが、よろしくお願いします(嫌
61投稿者:ぱすてる  投稿日:2004年04月04日(日)16時42分39秒
≪クレヨン色の私とあなた?〜捨てられたクレヨン〜≫

どうも、お久しぶり。
俵小百合です。
いやぁ〜なんか、いつの間にか山ちゃんと付き合うことになり、
いつの間にかOB、OGにもばれていて、
なぜか今は、お姉ちゃんと山ちゃんと熊ちゃんと一緒に買い物に行ってます。
「ねぇねぇ、小百合ー!これ、かわいくない?」
お姉ちゃんが髪飾りを指差して言う。
「良いんじゃない?」
あまり興味のない私は適当に返事を返してみる。
私と山ちゃんがデートで行くっつったら、野球観戦とか・・・
そういうのばっかりだから、お姉ちゃんに、
たまにはもっとかわいいお店も行きなさい!っと命令され、
今ここにいるわけだけど・・・
62投稿者:もも  投稿日:2004年04月04日(日)16時43分10秒
続編ですかぁ〜
楽しみです!頑張ってください!
63投稿者:ぱすてる  投稿日:2004年04月04日(日)16時45分23秒
「小百合冷たいーっ!」
お姉ちゃんが嘆く。
「小百合も相変わらずだなー」
熊ちゃんがお姉ちゃんの横で苦笑する。
そして、お姉ちゃんが指差した髪飾りを見て、一緒に微笑む。
ああ、こういうのが普通のカップルってものなのね。
女の子らしい、かわいいお店行って、
一緒にアクセサリーとか見たりして、
手を繋いで微笑みあう。
馬鹿馬鹿しい。
そんなのして、何が楽しいのかね?
そんなことを考えて、適当に店内に並ぶ商品を眺めてると山ちゃんがこっちに来た。
64投稿者:ぱすてる  投稿日:2004年04月04日(日)16時48分47秒
「小百合、こういうの興味ある?」
「全くなし。」
「だよな・・・」
「何?欲しがってほしかった?」
「いや、その方が小百合らしくて良いよ。」
そう言って、微笑む姿はあまりにもかっこよすぎだ。
「でしょ?
 こういう部類はお姉ちゃんに任せてるから。」
「ゆっこは好きそうだもんね。こういうの。」
「好きそうじゃなくて、好きなんだよ。
 あの人の場合は。
 良く熊ちゃんも付き合ってられるよ。」
「あれが普通の恋人同士ってもんなんじゃないの?」
「だろうね。」
店内の隅で、お姉ちゃん達について語る二人の男女の姿は、
間違っても恋人同士には見えないだろう。
65投稿者:ぱすてる  投稿日:2004年04月04日(日)16時54分18秒
結局お姉ちゃんはさっきの髪飾りを買ったらしい。
私と山ちゃんは何も買わずに店から出る。
「ゆっこ、さっき何買ったの?」
お昼ごはんを食べながら、山ちゃんが聞く。
「ん?髪飾りだよ。
 小百合、なんか買った?」
「お金の無駄。」
「ひどいなぁ・・・これも輝かしい青春の一ページじゃんか〜」
「私にとっての輝かしい青春の一ページは野球とか?
 ホームラン打ったときのあの気持ち!
 お姉ちゃんには分かんないだろうね〜」
「むっ。どうせ私は運動音痴ですよぉーっだ!」
私とお姉ちゃんのやり取りに、山ちゃんと熊ちゃんが笑う。
そりゃあ、自分らでも馬鹿馬鹿しいって思ってるくらいだから、
周りから見たら、異様なほど馬鹿馬鹿しいだろう。
だけど、それが姉妹ってもんなんだよ、お二人さん。
66投稿者:ぱすてる  投稿日:2004年04月04日(日)17時04分07秒
「まぁまぁ、ゆっこ拗ねない拗ねない。」
「熊ちゃんっ!!」
「だってホントだろ?」
「う〜2人ともひどいよぉ〜ねぇ、山ちゃん!」
彼氏の熊ちゃんにまで見捨てられたお姉ちゃんは山ちゃんにそう言って同意を求める。
「・・・小百合と熊ちゃんに一票。」
「だぁーっ!3人でよって戦っていじめて〜
 いじめ反対〜」
山ちゃんもやっぱりお姉ちゃんは運動音痴だということを認めた。
余計拗ねるお姉ちゃん。
子供・・・
あんたそれでも、年上か・・・
67投稿者:あげあげまん  投稿日:2004年04月04日(日)17時08分45秒
あげ
68投稿者:さちこ  投稿日:2004年04月04日(日)17時14分17秒
ぉもしろぉーぃ!!頑張って下さい!!
69投稿者:ぱすてる  投稿日:2004年04月04日(日)17時36分05秒
「これおいしいね〜」
約3分後。
もう、開き直ったらしい。
立ち直るのが早いところが、この人の短所であり長所だからね〜
「ねぇ、これからどうする?
 もう、このデパートの中はほとんど見たし。」
熊ちゃんが、尋ねる。
「んー・・・ここ来るとき小さい野球場あったでしょ?
 あそこで、今日の2時からうちの学校が東中と野球の試合するらしいのよ。
 見に行かない?」
提案してみる。
確か、こないだ同点で、かなり良い勝負だったらしい。
見たかったって、クラスの男子に言ったら、次の試合の予定を教えてくれた。
「良いんじゃない?」
「ゆっこ、見るだけなら良いでしょ?」
山ちゃん、熊ちゃんと続く。
お姉ちゃんもしぶしぶOKをする。
「じゃ、決まりね〜」
テンションが妙にあがります。
さぁ、今度は私の輝かしい青春の一ページ・・・!
70投稿者:夏穂  投稿日:2004年04月04日(日)17時37分46秒
頑張れ!!
71投稿者:ぱすてる  投稿日:2004年04月04日(日)17時43分28秒
「うわっ!やってるやってる!!」
うきうき気分で野球場に向かう。
もう試合は始まっていた。
2回の裏。
うちの学校だ。
「あ、三浦!三浦ーーーっ!!!」
クラスメイトの三浦に向かって手を振る。
向こうも気づいたらしく、学年の男子何人かが大きく手を振り返す。
「お、気づいた気づいた!」
「小百合、知り合い?」
「うん。1年で3人だけレギュラーがいるでしょ?
 うちの友達なんだ!
 クラスメイトは三浦だけだけどね。
 でも、太田と寛太も同じクラスなったことあるから!
 お姉ちゃんもいるんじゃない?」
「ん〜最近視力落ちてるからな〜・・・
 でも、なんとなく分かるよ。
 あれは・・・吉岡君・・・かな?
 それから西野君。この2人しか分かんないや。
 知ってる人はもっといるだろうけど。」
72投稿者:ぱすてる  投稿日:2004年04月04日(日)17時47分43秒
お姉ちゃんが目を細める。
野球部の先輩もお姉ちゃんに気づいたらしい。
手を振る。
お姉ちゃんも小さく手を振り返す。
「小百合、ちょっと良い?」
「ん?」
熊ちゃんに呼ばれた。
熊ちゃんが私の耳に近づいて小声で話す。
「なぁ、山ちゃんがいるときぐらい、呼び捨てで他の男子呼ぶのやめてやったら?」
「でも卓也とか公輝とか、普通に呼び捨てしてるよ?」
「卓也とかは別。
 でも、嫌だよ?彼氏としては。」
「そっか。気をつけるよ。ありがと、熊ちゃん。」
熊ちゃんは軽くうなずいた。
でも・・・そうは言ったものの・・・
やっぱり慣れ親しんだ呼び方を急に変えるのは無理だったことがこの後発覚した。。
試合が終わって、三浦と太田と寛太がこっちに来た。
うちの学校が2−3で勝ち。
かなり良い勝負だった。
73投稿者:ぱすてる  投稿日:2004年04月04日(日)17時51分43秒
「よっ小百合!」
「おーっす!良い勝負だったよ?
 1年出てたの3人だけじゃん!!
 流石だねぇ〜」
「だろ?見直した?」
「んー微妙。」
「ひでー」
学校での会話のように楽しく話す。
「で、そちら様は?」
「あ、紹介するね。
 お姉ちゃんは知ってるでしょ?」
「一応。」
「後は、お姉ちゃんの彼氏の熊木翔と、私の彼氏の山元竜一。」
よろしく、と熊ちゃんと山ちゃんが言う。
三浦達がおどろいた表情をする。
74投稿者:ぱすてる  投稿日:2004年04月04日(日)18時10分01秒
「お、おまえ彼氏いたんだ!」
「あれ?言ってなかったっけ?
 あ、そういえば・・・三浦と昔賭けしてたっけ〜?ハンバーガー1個。
 どっちが先に好きな人に告白してカレカノのなるかって。」
「そういやそんなこと、やったような・・・やらなかったような・・・
 ま、やらなかったってことで!!」
「あんた、ずるい!男なら諦めろ!!
 しっかりおごってもらいますからねぇ〜」
「はいはい、分かったよ。おごりゃぁいいんだろ?いつ?」
「んー・・・私明日から3日間は学校行けるから。
 お互い部活終わってから。
 放課後おごってよ。」
「んーじゃ、明日な。
 他の2日は俺、塾だから。」
「OK。しっかり覚えててよね!」
三浦と約束をする。
75投稿者:ぱすてる  投稿日:2004年04月04日(日)18時14分58秒
「小百合ー!先行くよ〜!!」
はっとして後ろを振り返ってみれば、20メートルほど先にお姉ちゃん達3人の姿が。
三浦はそれが聞こえてなかったらしい。
「あ、そうだ。
 これから俺ら打ち上げ行くんだけど、おまえも来る?」
「女子一人?」
「いや、5組の藤岡と2年の多田先輩がいる。
 マネージャーだから。」
「あ、のんいるんだ!!
 なら行く!!」
1年5組の藤岡望とは小5と小6が同じクラスだった。
仲が良かったから、今でもメール交換してる。
76投稿者:ぱすてる  投稿日:2004年04月04日(日)19時52分28秒
私は振り返ってお姉ちゃんに大声で叫んだ。
「お姉ちゃん!!!私用事できたから、先帰っといてー!!!!」
しばらくすると、お姉ちゃんからメールが来た。
『大声で叫ぶな!恥ずかしい・・・三浦君たちとどこか行くの?』
私も今度はメールで返した。
『うん。打ち上げ行くから付き合うんだ。のんもいるしね。』
『望ちゃんもいるんだ。なら、お母さんに言っとくね。』
『ありがと。』
以上、メール内容でした。
「小百合〜」
「あ、のん!私も打ち上げ行くんだ!!」
「うん、今寛太から聞いたとこ!
 さ、早く行こう!!」
「うん。」
77投稿者:ぱすてる  投稿日:2004年04月04日(日)20時24分57秒
私はそのとき、まだ気づいていなかった。
山ちゃんの視線を・・・
打ち上げという名のカラオケ大会は大いに盛り上がった。
私は聞いてるだけだけどね。
あんまり、カラオケで歌うのって好きじゃないから。
多田先輩や他の先輩も良い人ばっかりだった。
私、バスケ部じゃなくて、野球部入っても良かったかも、
なんて言ったら三浦に、女子は公練習試合にしか出れねえよ?って言われた。
それでも良いんだけどなぁ〜
私はそのころから、野球部に入ろうか悩みだした。
78投稿者:おもしろい!!  投稿日:2004年04月04日(日)21時42分56秒
小百合鈍感だ・・・山ちゃんがかわいそうだよ、、
なんか、続編はシリアス?
79投稿者:age  投稿日:2004年04月04日(日)22時40分39秒

80投稿者:どこかの中学生  投稿日:2004年04月05日(月)12時20分39秒
あげ
81投稿者:あげ  投稿日:2004年04月05日(月)22時57分33秒
あげてやる。
82投稿者:歩美  投稿日:2004年04月06日(火)18時30分15秒
がんばって!!
83投稿者:ぱすてる  投稿日:2004年04月06日(火)20時26分35秒
皆さん、本当にありがとございます。
少しでも期待にこたえられるようにがんばります。
84投稿者:ぱすてる  投稿日:2004年04月06日(火)20時29分50秒
家に帰ると、同時に携帯がなった。
「はい、小百合ですけど。
 あ、山ちゃん?どうしたの?」
『あのさ、小百合今度の天てれの収録いつ?』
「私は・・・10日。
 明日から3日間はオフなんだ。」
『そっか。俺も10日あるんだけど、一緒に行かね?』
「良いけど?
 何時にどこで待ち合わせする?」
『じゃ、9時半に駅の南口で。』
「OK。9時半に南口ね。」
私はあわてて適当にあった紙にメモをする。
『じゃ、またな。』
「うん。またね、ばいばい。」
電話をきる。
85投稿者:age  投稿日:2004年04月07日(水)20時13分14秒
age
投稿者 メール