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選択小説。
1選択小説。 投稿者:奈々子  投稿日:2004年02月01日(日)18時32分20秒
小説「今年もまた雪がふる。」を書かせてもらっていた奈々子です。
新作思いついたのですが2本あってどっちにしようか迷ってんですよ〜。
どっちがいいか考えてくれませんか!?
お願いします。

先に10入ったほうを書かせていただきます。
皆様からのご投票お待ちしております。
2投稿者:奈々子  投稿日:2004年02月01日(日)18時39分17秒
?
「つりあわない恋人たち」
主人公は山元竜一。
山元の好きな人は里穂。
だけど全然つりあわなくて周りから「諦めろ。」っと言われ続けている…。
実際自分もそう思っている。だけど……………

切ないラブストーリー

?
「君たちの未来」
ある日普通に街を歩いていた杏奈はある不思議な物を発見。
一緒にいた七世にそのことを話すと、七世はその不思議な物を持って念入りにチェック。
っと、その時………

恋愛などは全く入っていないファンタジー物です。
3投稿者:アリカ  投稿日:2004年02月01日(日)18時54分03秒
?希望です!
4投稿者:1番が  投稿日:2004年02月01日(日)20時17分21秒
いいです。
5投稿者:友美子  投稿日:2004年02月01日(日)20時33分42秒
?希望!
6投稿者:1が  投稿日:2004年02月01日(日)20時43分10秒
ぃぃです!!
7投稿者:うかこ  投稿日:2004年02月01日(日)21時05分31秒
?希望します
8投稿者:山里とか絶対いやだし  投稿日:2004年02月01日(日)22時17分37秒
?にして!ファンタジー好き!
9投稿者: 投稿日:2004年02月02日(月)11時58分12秒
恋愛系多いから…。
10投稿者:2がいい  投稿日:2004年02月02日(月)12時07分23秒
 
11投稿者:私は・・・  投稿日:2004年02月02日(月)12時07分42秒
2がいいです
12投稿者:ぜーったい!  投稿日:2004年02月02日(月)12時08分25秒
?!恋愛系よりおもしろさがあるもん
13投稿者:2にしてくだされ  投稿日:2004年02月02日(月)12時08分59秒
 
14投稿者:(・▽・)  投稿日:2004年02月02日(月)12時09分54秒
2!
15投稿者: 投稿日:2004年02月02日(月)12時16分57秒
 
16投稿者: 投稿日:2004年02月02日(月)12時17分16秒
が見たい!
17投稿者:?希望!  投稿日:2004年02月02日(月)12時19分47秒
 
18投稿者:もち  投稿日:2004年02月02日(月)12時24分52秒
2!!!しかもこれで10だ!
19投稿者:奈々子  投稿日:2004年02月02日(月)12時26分21秒
では2を最初に書きます!?が終わったら?も書きますね
20投稿者:やっった〜〜  投稿日:2004年02月02日(月)12時26分42秒
楽しみだ〜〜〜
21投稿者:助けて〜  投稿日:2004年02月02日(月)12時44分20秒
空まで手が届かないよ〜!
22投稿者: 投稿日:2004年02月02日(月)14時16分33秒
なにがいいたい>21
23投稿者:>22  投稿日:2004年02月02日(月)14時57分39秒
生き急いでみただけ。
勝手にスルーして下さい。
24投稿者:奈々子  投稿日:2004年02月02日(月)19時50分34秒
19さんはナリです。
でも……どっちにしろ?の「君たちの未来」を書かなければならないので
書きますっっっ!!(今日から…?)

今日からよろしくお願いします。
25投稿者:奈々子  投稿日:2004年02月02日(月)20時42分23秒
小説「君たちの未来」

ここは新宿。
私、白木杏奈は友達の七世と買い物を楽しんでいた。

「ねぇ、杏奈このキーホールダー超カワイくないっっ!?」
「そっかぁ〜??ウチ的にはこっちのクール×キュートが入ったキーホールダーの方がいいけどさぁ〜。」

戦士たちの間でも有名なこの可愛いファンシーショップは今日も人ごみで溢れていた。
「そっれにしてもよぉ〜。酷くないですか!?里穂様は。この杏奈様との約束を破るなんて。」
「だよなぁ〜〜!?映画のオーディションとか言って!!忘れるか?!普通〜そんな大事なこと。」
「忘れねぇべ。はぁぁー。里穂も七世も人気急上昇中でぇぇなぁ。あたしゃなんかよぉー、仕事のオファー全然こねぇべ。」
「杏奈何言ってるの。私なんか全然…。ってオィ!!おめぇもよぉ写真集出すんじゃねぇのか!!」
26投稿者:dfffff  投稿日:2004年02月02日(月)20時57分49秒
ffffffff
27投稿者: 投稿日:2004年02月02日(月)20時59分31秒
28投稿者:奈々子  投稿日:2004年02月02日(月)21時00分17秒
「出すけど〜〜。ってオィ。やめよ。この話は。」
「うん。レジ行こうか。――――……!?あっ、やんべぇちょっとトイレ行ってくるわ。金払っといて。」

隣にいた七世は私に千円札を渡すとお腹をおさえながらトイレへと猛ダッシュしていった。

「いらっしゃいませぇ〜。」
明らかに作り笑顔。
そういう笑顔私大嫌い!!
「こちらの商品が300円で……」
店員は私が選んだキーホールダーを指差すとピッピッピピッと素早くキーボードを打っていった。

「ありがとうございます。合計、846円です。」
私は自分の財布から千円札をだすと店員さんの手へのせた。

「おまたせー!!杏奈!!」
七世が戻ってくると、私は七世の少し湿った手にキーホールダーと千円札をのせた。



29投稿者:a  投稿日:2004年02月02日(月)21時00分52秒
30投稿者:奈々子  投稿日:2004年02月03日(火)07時30分56秒
「お金出しといたからね。」
「えっ〜!?何それ……。申し訳ないよ。」
「いいって、いいって!!こんくらい安いもんだよ。」
とか何とか言っちゃって現在の所持金187円なんだけど……。


店を出て、しばらく七世と歩いていると私は不思議な物を発見した。
「ねぇねぇ、七世。コレって何?万華鏡かなんか??」
「っていうか、万華鏡じゃない??」
そう言って、七世は不思議な万華鏡を手にとると念入りにチェックしていった。
「いたって普通の万華鏡だけど……何でこんな所に落ちてるんだろう…?安奈どう思う?」
七世からの質問に私は頭を捻らしていた。
「覗いてみたら?」
質問には答えてないけど、私が一番気になった「中身」を七世に覗かせることにした。
「うん。覗いて見るよ。えーっと、どれどれ……?」

最初は普通だった。
けど後からあんなことが起こるなんて私と七世は予想していなかっただろう。


31投稿者:奈々子  投稿日:2004年02月04日(水)18時24分44秒
「わぁ〜。杏奈。綺麗!!綺麗だよ!!杏奈も見て!!」
そう言って七世が私に渡すとき、事件は起こった。

「キャ――――――っっ!!」

悲鳴。
その悲鳴は七世の悲鳴だった。

これは私の目の前で起こったこと。

―――何これ?意味わかんない。

七世は私の目の前で万華鏡の中へと吸い込まれていった。
「はっ!?ちょっ………えっ!?何…。」
心臓の動きが速まっている。

「何が起こったの?」
私はその場で泣き崩れるしかなかった。

32投稿者:奈々子  投稿日:2004年02月04日(水)18時31分08秒
〜〜〜〜♪
どこからともなく私のソロ曲「星と月の仲間」が流れてきた。
携帯の着信音だ。
私は込み上げてくる涙を抑えて電話にでた。

「はい……。」
『あっ、杏奈!?私!!七世!!』

―――――――はっ?
えっ、いやちょっと待ってよ。
整理できない。
さっき七世はこの万華鏡の中へと吸い込まれていって…
んっとそれでそれで……

『ちょっとぉ〜。杏奈聞いてるわけっ!?』
私の携帯の向こうからはいつもと変わらない七世の声がしてるわけであって…。
「今どこにいるのよ!?」
『そんなこと知らないって!!それよりここ楽しい!!杏奈も来て!!』
「えっ1人!?」
33投稿者:奈々子  投稿日:2004年02月04日(水)18時36分53秒
『なぁーっに言ってるのよ!!1人なわけないでしょっ??私の彼も連れてきてっ。それと、里穂、卓也、公輝もよろしく!!』

七世はそれだけ言うと電話を切ってしまった。

とりあえず山ちゃん、里穂、卓也、公輝を連れてくると不思議な万華鏡についていくつか
話した。
4人はキョトンとしている。

「――――――…っというわけであります。それじゃ私から吸い込まれるから、山ちゃん、里穂、卓也、公輝の順に吸い込まれてね。」
34投稿者:奈々子  投稿日:2004年02月05日(木)07時32分24秒
「何それ…?冗談か何か?ただでさえ映画のオーディションで緊張してたところなのに。…………冗談はやめてよ…。」

いつもの里穂じゃなかったような気がする。
肩はガタガタ震えていたし、声も震えていた。
ホントは信じてくれているのかもしれない。
だけど…信じたくないんだ。
――――――……………きっと…。

「俺は信じるよっ!!だって…杏奈が嘘つくわけないし。」
「公輝―……。」
私の彼、公輝はとっても優しくてお人好し。
このことについては信じてくれないと思ったけど………
信じてくれた。嬉しい。

「俺は七世を一刻も早く助けないよ!!」
さすが天てれ界の王子様。
なかなかな意見だ。
「だとしたら順番変えない?」
35投稿者:a  投稿日:2004年02月05日(木)07時34分43秒
36投稿者:寒い寒い寒い!!!  投稿日:2004年02月05日(木)12時10分56秒
寒い
寒い
寒い
寒い
寒い
寒い
寒い
寒い
37投稿者:寒い寒い寒いんだよ  投稿日:2004年02月05日(木)12時11分33秒
寒い
寒い
寒い
寒い
寒い
寒い
寒い
寒い
寒い
38投稿者:寒い寒い寒い寒い寒い  投稿日:2004年02月05日(木)12時12分05秒
寒い
寒い
寒い
寒い
寒い
寒い
寒い
39投稿者:寒い寒い寒い寒い寒い  投稿日:2004年02月05日(木)12時12分38秒
寒い
寒いあああ
あああ
あああ
あああ

あああ

あああ

あああ

あああ
40投稿者:寒い寒い寒い  投稿日:2004年02月05日(木)12時13分01秒
寒い
寒い
あああ
あああ

あああ
あああ



ああ・

ああ
41投稿者:寒い寒い寒いんだよ  投稿日:2004年02月05日(木)12時13分36秒
寒い
ああ








あああ!!!!

AAAA

a
aaAAAあああ
あああ
あああ
42投稿者:寒い寒い寒い寒い寒い  投稿日:2004年02月05日(木)12時14分10秒
あああ

浅はか



あむい


ああまMっまM
43投稿者:奈々子  投稿日:2004年02月05日(木)17時51分45秒
寒いですね〜〜。>36〜42さん
44投稿者:奈々子  投稿日:2004年02月05日(木)18時35分10秒
「いいけど、どうして??」
「えっ、だって…杏奈は指示を出さなきゃ………」
――――あ。
そっか。

「さっすが卓也。じゃぁ順番は山ちゃん、卓也、里穂、公輝の順ね。」
「オッケー。」
卓也は満足そうに笑みを浮かべた。
「じゃぁ、七世に連絡とるね。」
私はそう言うと携帯を手にとりアドレス帳から七世の名前をだした。

プルルルルー、プルルルルー
『杏奈!?』
「あっ、はい杏奈だけど。今から山ちゃんが行くから。その次は卓也。卓也の次は里穂。里穂の次は公輝。んで私が一番最後!!」
45投稿者:eqcw  投稿日:2004年02月07日(土)00時42分45秒

46投稿者:奈々子  投稿日:2004年02月07日(土)10時02分00秒
『オッケー!!待ってる。』
「うん。」
そう言って私は電話を切った。
この電話と切ったということは………山ちゃんが行く時間なんだ。
なんか悲しい――――。

なんで?
またあっちで会えるのに。
もしかしたら私…………

「山ちゃんが失敗したらどうしようとか思ってるのかな。」
「えっ?」
公輝が素早く聞き返す。
「あっ、うぅん。こっちの話。」
私は軽く笑って見せた。

「杏奈、俺は絶対失敗しないから大丈夫。」
山ちゃんも軽く笑っていた。
まるで私の心を見抜いているように―――。
47投稿者:奈々子  投稿日:2004年02月07日(土)10時58分00秒
「覗けばいいんだろう?」
山ちゃんのいつもと変わらない声が頭の中に響く。
「うん。そうだよ。」
横から見た山ちゃんはカナリ動揺しているように思えた。
額からは汗が流れていたし、唇も少し――いやホント少しなんだけど震えていた。
そして山ちゃんはある重大な決意をしたかのように静かに万華鏡を覗いていった。

すると―――
「わっ――………」
山ちゃんはその声と共に吸い込まれていった。

「ホントに吸い込まれていった………?」
里穂はまるで抜け殻のように呆然と立っていた。
「ちょっと待って!!理解できない!!いくら親友の杏奈の頼みでもこれはできない!!
帰らせて!!……卓也帰ろう!!」
「嫌だね。俺は行くよ。帰りたいんだったら里穂が1人で帰ればいい
友達が2人も吸い込まれてるんだぞ!?」
48投稿者:奈々子  投稿日:2004年02月07日(土)11時12分15秒
「―――――……卓也!!本気っっ!?」
「あぁ〜本気さ。俺は行くよ。」
卓也は万華鏡を手にとると恐れも何もないように万華鏡を覗いた。

「いやっ!!卓也待って!!」
里穂が卓也の手を掴もうとしたその時、2人とも同時に吸い込まれていった。
49投稿者:鈴里  投稿日:2004年02月07日(土)13時40分39秒
おもしろいですっ!頑張って下さいっ!
50投稿者: 投稿日:2004年02月07日(土)14時31分14秒
51投稿者:えw  投稿日:2004年02月07日(土)14時34分44秒
wtw
52投稿者: 投稿日:2004年02月07日(土)14時37分26秒
 えTGべ
53投稿者: 投稿日:2004年02月07日(土)14時37分33秒
 えTGべX
54投稿者:奈々子  投稿日:2004年02月07日(土)17時47分14秒
鈴里さん>ありがとうございます。頑張りますね☆
55投稿者:奈々子  投稿日:2004年02月07日(土)18時11分26秒
「2人とも吸い込まれていった………?」
「あっ、あぁ。」
公輝もビックリしたようで口をポカーンと開けていた。
「大丈夫なのかな?」
「さぁ……。」
「さぁって………」
あえて普通な会話はまるでカップルとは思えないくらい冷めた会話だった。
公輝はちょっと冷静すぎで、時々私を不安にさせることがある。
だけど………好き……。
そういうところが………。

〜〜〜〜〜〜♪
「おぃ。杏奈!電話だぞ。」
「分かってるって―――……はぃ。もしもしぃ〜?」
『里穂。』
「里穂!?どうだった?恐かった?ってか泣いてる!?」
『うん…。グスッすっごく恐かった。だってイキナリ吸い込まれたもん。』
56投稿者:奈々子  投稿日:2004年02月07日(土)18時27分36秒
「そっか。里穂よく頑張ったよ。そこはどこなの?」
『よく分からないけど…、周りの建物の造りが渋谷っぽい。』
「渋谷……かぁ。アッ、それ里穂の携帯?」
『うん…。携帯はバックの中に入れときなよ。絶対っっ!なくなるかもしれないからさ。そしてバックは絶対手から離したらダメ。分かった?それじゃ私切るから。』
―――ブツッツーツーツー……
私は携帯をウエストポーチの中にしまった。

「私行くよっ!!」
――――――――……………
「俺も。」
公輝は万華鏡を手にとるとスグに覗いた。そして私は公輝の服の裾を必死に掴んでいた。

ウィーン、ウィーン、ウィーン、ウィーン。
周りからはこんな雑音しか聞こえてこなかった。
私は固く閉じた目とそっと開いた。

「わっ。」
周りの背景はとても綺麗だった。
説明できないけど………。とにかく綺麗。
57投稿者:奈々子  投稿日:2004年02月07日(土)23時00分43秒
シュンッ―――…
そんな音と共に私と公輝はあの不思議な空間からでてきた。
――――……ドンッ
「いったぁっっ〜!何??ココ………。」
上手く着地できなかったために私は尻餅をついてしまった。
とても痛い―――。
「あ〜っぁ、なぁーっにやってんだか。杏奈は。」
隣にいた公輝が軽く笑って私に近づいてきた。
そして―――手を差し伸べてきた。
私はその手をギュッと掴むと素早く立った。

「やっとみんな揃った。」
いつもと何も変わらない山ちゃんの笑顔が妙に懐かしい。
「さっき会ったばっかりなのにね。」
「だな。」
山ちゃんは私が何を言いたいのかすぐ分かったらしい。
…っていうかアレで分かったの?
58投稿者:奈々子  投稿日:2004年02月07日(土)23時14分11秒
「ココさぁー、間違いなく渋谷だよ。しかもさっき俺らがいた場所。近くにNHKがあるはずさ。」
卓也がまるで行きたいとでも言ってるかのように山ちゃんの顔をキラキラした瞳で見つめていた。
「分かった。NHK行こう。」
そうして私たち一行はNHKへと向かった。

「てれび戦士の控え室いってみようよ。っね?」
里穂が言ったその言葉に卓也、七世、公輝が納得していた。
私は納得してないっとは言えないけど……。
なんか恐かった。
もしかしたらいないんじゃないかって。

―――キィー
扉を開けたその向こうには、見知らぬ戦士などがたっくさんいた。
そして……
「志穂ちゃぁーっん」
「八木くぅーっん」
そんな声がよく目立つような気がする。
もしかしたらあの八木っち&志穂が頼られてる?!
59投稿者:奈々子  投稿日:2004年02月07日(土)23時25分25秒
「アレ。志穂じゃない??」
七世が指差すほうを見てみると、とても美人でスタイルがいい志穂がたっていた。
その隣には大人っぽい八木っち。

「どーなってんのよ!?」
私と七世は顔を見合わせていった。

「誰っっ!?」
えっ!?後ろから聞き覚えのある声がした。
私は恐る恐る振り返った。

「結花!?!?!?!?!?」
「っていうか誰?………アッレ?里穂ちゃん?七世ちゃん?杏奈ちゃん?山ちゃん?公輝に、イデタク!?何?何がどうなってるの?顔がみんな今と比べて幼いよ。それにみんなが持ってるそのバック。6人が現役の時に使ってたバックだよ。里穂ちゃん今何歳?」
「今!?今は12歳だよ。」
「はっ!?里穂ちゃん何言ってるの?里穂ちゃんは今16歳のはずだけど。七世ちゃんは?何歳?」
「14歳。」
「えぇ〜!?18歳のはずだけど!?」
60投稿者:奈々子  投稿日:2004年02月07日(土)23時32分57秒
「こんなことないと思うけど………みんな4年前の記憶になってない?顔もそうだし。」
「結花もしかしたら今14歳?」
山ちゃんはいたって冷静に聞いていた。
「うん。もうすぐ卒業だけど……?」
「リーダ誰?」
今度は公輝からの質問。
「リーダーは志穂と八木っち。」
「ふーん。分かった。ありがとう結花。」
「もうそろそろ帰ろうか。みんな。」
「うん。」
みんなは何も抵抗せずすんなり出て行った。
61投稿者:奈々子  投稿日:2004年02月07日(土)23時44分56秒
「間違いない。ここは未来だよ。」
山ちゃんは間違いなく焦っていた。
そりゃみんな焦るって。
私も焦ってる。
だけどただ一人焦ってないのは………

「たっっのしぃ〜。ちょっと私の家行きたいんだけどっ!!」

七世だった。
―――――――ガチャッ
私たちは七世の家の中へ入ると階段をドタドタドタっと上がり七世の部屋の中へ入った。

「わっ〜〜!!誰?」
62投稿者:奈々子  投稿日:2004年02月08日(日)10時24分13秒
未来の七世は私たちの姿にビックリしていた。
「んっ?私が…………2人?それに皆この姿…………。アッ、もしかしたら君たち過去から来た?」
「へっ?」
――――――――――――……………
「知ってるに決まってるでしょーぉ!私はあなたの未来の人なのよ。っちゅうことは、私も今あなたたちが体験してるその不思議で信じられないこと4年前にしてるの!!」
「そっかぁ。」
未来の七世は今の七世とは比べ物にならないほどしっかりしていた。
「じゃぁ、未来の七世さんに聞くけど………。過去に帰れる手がかりは?俺たち帰りたいんだけど。」
山ちゃんがそう言うと未来の七世はクスっと笑った。
「何がおかしいんですか?」
「えっ、いや。4年前山ちゃんも同じ事言ってたなって。
手掛かりは教えない。もうちょっと未来を楽しんでおいでよ。」
「そっかぁ。それじゃ失礼します。」
そう言って私たちは未来の七世の部屋から出て行った。
「あっ!杏奈まってよっ!」
63投稿者:おもしろい!  投稿日:2004年02月08日(日)15時39分56秒
こうおう小説が1番いい!
64投稿者: 投稿日:2004年02月08日(日)15時54分39秒
65投稿者:奈々子  投稿日:2004年02月09日(月)06時49分51秒
63さん>
ありがとうございます。その言葉メチャクチャ嬉しいですっ!!
66投稿者:奈々子  投稿日:2004年02月09日(月)07時03分08秒
「えっ……?」
私が皆と一緒に部屋を出ようとしたところで未来の七世に呼び止められた。
けど皆は行っちゃってる…………。
はぐれちゃうよっっ!!

「まだ公輝と幸せなの?」
「えっ……あっ、はい!!幸せです!!」
私がそう言うと七世はしょんぼりした顔でこう言った。
「そう…なんだ……。いつか、今の七世と大喧嘩する時くるよ。だけどその時は…………」

「おーーーーっい!!杏奈〜〜!!」
「アッ、ハァーーーッイ!今行きまぁーす!!…………あのっ…私、皆が待ってるんでっ!!失礼します。」
私は未来の七世にぺコッと頭を下げた。
未来の七世はニコッと笑って手を振ってくれた。
私も振返した。

67投稿者:奈々子  投稿日:2004年02月09日(月)07時09分59秒
――――まだ公輝と幸せなの?
――――いつか、今の七世と大喧嘩する時くるよ。だけどその時は…………

どういう意味なんだろう。
私はずっと皆と一緒にいながら考えていた。

「どうした?」

公輝の声も全然耳に入らなかった。
七世の声も。
里穂の声も。
卓也の声も。
だけど………
「どうしたんだよっ〜!杏奈。いつものお前らしくないぞっ!!」

――――えっ…………
私、もしかしたら…山ちゃんに……
68投稿者: 投稿日:2004年02月09日(月)21時28分09秒

69投稿者:奈々子  投稿日:2004年02月09日(月)22時11分18秒
「やっ…………」
私は今山ちゃんと目が合ってる。
ただそれだけのこと……なのに……こんなにドキドキする。
なんで?
…………違う。私はただ誤魔化してるだけ。
ホントは知ってる。自分の気持ち。
だけど信じたくなかった。
――――――……今の私は公輝のことが好きなんじゃない。きっと……山ちゃんのことが……

「杏奈?やっぱさっきからお前おましいぞっ!?」
そう言って山ちゃんは私の手を掴んだ。
ヤダよっ!ヤダ………気持ちが表に出てきちゃいそう。

「あっ………や。あっ………」
唇が震えているのが自分でも分かる。

――――バッッッ
私は山ちゃんの手を振り払った。
そうしないと…………皆見てるし。
70投稿者:a  投稿日:2004年02月09日(月)22時24分54秒
71投稿者:。。  投稿日:2004年02月10日(火)20時57分54秒

72投稿者:奈々子  投稿日:2004年02月13日(金)10時49分48秒
「ちょっとぉ〜。杏奈〜。人の彼氏とラヴラヴしないでよぉー!!私も公輝とっちゃうぞ!!」
黙ってることしかできない自分が情けない。
七世ホントは辛いの。分かるの。
でも本気にとらないふりして気持ちはすごくしょげてるの。
分かるよ。七世。こういうときは私も冗談で返さなければならない。
それだけで七世は元気になるから。

「なんだとーーー!!」
「キャ―――!!」
「里穂も〜〜」
73投稿者:奈々子  投稿日:2004年02月13日(金)20時41分29秒
 
74投稿者:奈々子  投稿日:2004年02月13日(金)20時41分52秒
73は間違えましたvvすいません。。。
75投稿者:奈々子  投稿日:2004年02月13日(金)20時51分18秒
男子3人はこっちを見ながら笑っている。
――――まるで何事もなかったように………

「星が綺麗だね〜。」
時刻は7:30を回っていた。
これからどうなるんだろ。私達………
明日は学校も行かなきゃならないし、終わったら収録だよ……

「ちょっと話がしたいよ。杏奈と………」
「えっ……?」
七世を除いた5人は驚いたように七世をみつめていた。
未来の七世が言ってたこと。
それは今から始まるものだったんだ。
76投稿者:奈々子  投稿日:2004年02月13日(金)23時46分09秒
「杏奈、私が今何を言おうとしているか分かると思う。」
「分かるよ。山ちゃんのことでしょ?」
恐る恐る聞いた私に七世は笑顔でこう言った。
「そうだよ。そのことで聞きたいんだけど〜、杏奈って公輝に告られたんだっけ?」
「あっ、うん。」
「こんなこと聞いちゃ良くないけどさ、杏奈ってホントに公輝のこと好き?」
「え......」

そうだよ。よく考えてみれば、私は公輝と笑芸部で関わったくらいでそんな好きってほどでは…………

「私、公輝に告られたとき、断ったらもったいないとか思ってたかも。」
「ホラッ………ズルイ!!そんなのズルイよっっっ!!」
「ごめん…………」
「なんで私に謝るの!?謝るんだったら……、謝るんだったら公輝に謝ってよ!」
「どうして………?どうしてそんなに公輝ばっかりかばうのよ!?私の気持ち知ってるくせに。」
「知ってるから言ってんでしょ!?このままじゃ…公輝があんまりだよ……!

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