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小説「今年もまた雪がふる。」
1小説「今年もまた雪がふる。」 投稿者:奈々子  投稿日:2003年11月27日(木)21時24分06秒
つめたい風がふく…
―――……11月下旬。

「あぁ〜。寒い〜!寒いよ!ホンットに寒い!」
私はなぜか『寒い!』『寒い!』っと連発していた。
隣の杏奈がププっと笑いながらこう言った……

「そんなに寒いか??ホラッ今、部屋温めてあげるよ。」
そう言って杏奈はエアコンのスイッチに手を伸ばした。
ピッ
「あぁ〜。ありがと。杏奈!!本当に命の恩人だよぉ。」
「こんなことで命の恩人にされちゃぁ〜世界中の人みんな小百合ちゃんの命の恩人だよ。」
私はちょっと考えて冗談まじりでこう返した。
「まぁ、そういうことにはなるかな。…アハハ!!」

「なぁっに話してるの?」
山ちゃんが話しに入ってきた。



2投稿者:奈々子  投稿日:2003年11月27日(木)21時28分08秒
「ん?あぁ。くだらないことだよ。くだらない。」
「ふぅ〜ん。俺もまぜて。」
山ちゃんはそう言うと私の隣に座ってきた。

ガタッ
「おぉ〜っい。今から言うものは打ち合わせなぁ〜。
公輝、里穂、卓也、杏奈!」
スタッフさんが打ち合わせメンバーの名前を呼ぶ。
隣の杏奈が
「あっ、私行かなきゃ。」
っと言って里穂の方へ行った。
3投稿者:奈々子  投稿日:2003年11月27日(木)21時35分48秒
「なぁ、小百合…。」
「んっ?」
「もうそろそろ言わねぇか?」
「何を…?」
――――……
「俺達の関係…。」
「えっ………?」
そっ、それは…
「まだ言わないで。」

そう。私達は付き合っている。
けど皆には言ってない。
それは私の希望。
付き合っていることを言うと親友の七世が悲しむ。
七世も…山ちゃんのことが好きだから。
七世はただ真っ直ぐに純粋に山ちゃんに恋してる…。
だけど私もそうだった。
いっぱい、いっぱい悩んだよ…。
だけど…
好きだから。
こういう結果にしたんだ。
4投稿者:奈々子  投稿日:2003年11月27日(木)21時43分58秒
「さぁーゆぅーりっ!…っと山ちゃん。」
「おっ!七世ちゃん。」
「あっ、山ちゃん!!なぁにぃ?ソレッ写真??」
んっ…?写真…?
―――…ってそれ一番初めのデートの時の写真!
毎日持ち歩いてようね。って決めた…
ヤバイよ。山ちゃん。それだけは絶対に見つかったら…

「ダァーメッ!!」
「どーしてっ!?ケチィ。」
「これは、ダメなの!」
「………??まぁいいや。今日収録頑張ろうね。ばいばぁーい。」
七世は行ってしまった。


5投稿者:奈々子  投稿日:2003年11月28日(金)18時33分33秒
「可愛いね。七世ちゃん…。あんな七世ちゃん見てるととても言えないよな…?小百合。」
「うん………。」
山ちゃんは七世が自分のことを好きってことを知っている。
私が教えたのだ。
山ちゃんは一番初め抵抗していたが
―――…今じゃこの様だ。
「山ちゃん。今度の日曜日久しぶりにデートしようか。」
「うん。そうしような…」
「好きだよ。山ちゃん。」
「………!!バッ、バレルぞ!」
「そっか。」
だって、本当に好きなんだもん…。
―――…なんかこういう風に言ってないと
山ちゃんのことが好きでいられる自信ないんだ。
『どうしてなんだろう…?』
……考えたこともなかった。


6投稿者:奈々子  投稿日:2003年11月28日(金)18時42分08秒
「本番まで5,4,3、……」
スタート。

「今日は僕と小百合が次回のMTKについてちょっとだけお教えしたいと思います。」
山ちゃんの台詞…
「っま、とりあえずVTRを見てください。」
私の台詞何とか言えた…
VTRが流れる。
モザイクがかかっている有ちゃんと、ちーcが写る。
もう丸わかりだと思う………。

7投稿者:age  投稿日:2003年11月28日(金)18時44分25秒
 
8投稿者: 投稿日:2003年11月28日(金)21時12分40秒
すっげーおもしろい!がんばってね!
小百合と山ちゃんっていうのが、また新鮮でおもしろいよ!
私の小説もぜひ見てください。
「わたしはひとりじゃない。」です。これからもがんばって!
9投稿者:奈々子  投稿日:2003年11月29日(土)10時07分25秒
★光さん
ありがとうございます。光さんの小説も読ませて頂きました。
とっても面白いですね。
これからも応援よろしくお願いします。
10投稿者:奈々子  投稿日:2003年11月29日(土)10時20分56秒
「お疲れ様でした〜」
みんな続々とスタジオから楽屋へ移動をし始めた。
私は山ちゃんの方へ駆け寄っていった。
「おつかれ。山ちゃん…」
「おつかれ。」


――――……なんか、みんなに言いたいな…
大きな声で…
『私たち付き合ってるよ〜〜〜〜っっっ』って……
言ってみたいな…。
だけど……それじゃぁ、七世が可哀想だから…
言わないって決めたの!!

だけど………
だけど………
「小百合っ!?小百合っ!?」
あっ、私バカみたい。
自分から言っておいて…
泣いてる。
11投稿者:バカみたい  投稿日:2003年11月29日(土)10時27分18秒
 
12投稿者: 投稿日:2003年11月29日(土)10時31分32秒
  
13投稿者:おもしろい!!!  投稿日:2003年11月29日(土)12時11分43秒
がんばって!!!
14投稿者:あげ  投稿日:2003年11月29日(土)22時30分00秒

15投稿者:奈々子  投稿日:2003年11月29日(土)23時00分11秒
「小百合…!?おい…お前まさかまた、七世のこと考えてたのか!?もう考えるのはよそうぜぇ〜!」
―――…山ちゃん…
そうだよね。
「っさ!おつかれぃ!や・ま・ちゃ・ん☆私楽屋行くわ!」
「おう…!!」

ガチャッ
「おぉ〜。小百合ちゃぁーんっ!おっそかったねぇ〜。どっこ行ってたのぉ?」
扉を開けて始めに声をかけてくれたのは…里穂だった。
「おぅ。里穂。ちょっとマネと明日の雑誌の撮影について…」
「そっかぁ。大変だね。小百合ちゃんも。」


16投稿者:奈々子  投稿日:2003年11月29日(土)23時00分20秒
「アッ…アハハァ」
ごめん!!里穂。嘘ついてっ。
〜〜♪
メール着信音がなった。
差出人:山ちゃん
本 文:
よっす。小百合。今日一緒に帰れるか?

私は横目でチラッと七世を見た。
大丈夫そう……
本文:
O.k〜帰れるわよぉん☆館内で待ち合わせするとバレルからいつものコンビニで♪
17投稿者:奈々子  投稿日:2003年11月30日(日)10時01分03秒
「小っ百っ合☆どぉしたのぉ??携帯なんか見つめちゃって〜!」
あっ、七世……
「何にもないよ…??」
「そう?…ってか今日一緒に帰れる?」
「っきょ、今日は無理かなぁ〜?」
「ふぅん。そうなんだ。っじゃ、山ちゃんと一緒に帰ろうかな〜。」
ドキッ
「っや、山ちゃんかぁ〜。さっきブライアンと帰る約束してたよっ」
ギロッ
七世の冷たい視線が私の顔中に集まった。
「小百合…ホントのこと言って?アンタって山ちゃんと付き合ってるの?」
時々、七世にこう聞かれる……
「どうしてぇ?付き合ってないよ?」
こうごまかしてるんだけど…
だけど…………逆に七世を心配させてるみたい。
18投稿者:奈々子  投稿日:2003年11月30日(日)10時55分14秒
「ホントは付き合ってるんでしょ??さっきだって、なんか話してたし。
今日…山ちゃんと帰るんでしょ?」

ド……クン
「ちっ…違うわよ…。」
「じゃぁ、なんで一緒に帰れないの?答えて…答えてよぉ。小百合」

…正直ここまで問い詰められたのは初めてだった。
でもわたしは、ごまかし続けた。

「今日は、ママが迎えにくるの。」
「ホン…………………………………」
〜〜〜〜〜〜〜〜♪
19投稿者:せれ  投稿日:2003年11月30日(日)12時48分11秒
おもしろいです。
奈々子s上手☆
20投稿者:age  投稿日:2003年11月30日(日)22時54分17秒
21投稿者:奈々子  投稿日:2003年12月01日(月)07時35分49秒
★せれさん
ありがとうござます。
上手と言ってくれてとても嬉しいです。
22投稿者:奈々子  投稿日:2003年12月01日(月)07時43分41秒
全く。誰……??こんな時に電話してくるのは……
「出なよ。小百合……」
「うん。」
私は七世に見られないようにサブディスプレイを覗いた。
……見ると『山ちゃん』っと書いてある。
「ちょっと、ごめん。…」
私はこっそりと楽屋を抜け出した。
さっきからずっと鳴り続けてる携帯…
早くでなきゃ。

ピッ
「はぃ。もしもし…??」
「おれ!おれ!」
「山ちゃん…。ごめん。もうすぐ行く。」
「頼むよ〜。ずっと待ってるんだから。」
「ホンットにごめん。」
私は通話停止ボタンをおした。
「っさ。行こっ」
23投稿者:奈々子  投稿日:2003年12月01日(月)07時49分32秒
ガチャッ
楽屋に戻ると、七世が待ってました〜。みたいな格好でいた。
「ごめん。ママが待ってる。って…私行かなきゃ。」
「ふぅーん。…わかった。バイバイ。小百合」
「あっ、うん…今日はごめんね。バイバイ」
ガチャッ
楽屋から出た私は猛スピードで約束の場所に行った。

「山ちゃぁぁ〜ん」
「あっ、小百合。遅すぎ。」
「ごめん。だって七……」


――――――…………
「七世ちゃんが問い詰めてきたの??」
「そうそう。」
「……小百合。ちょっと。」
24投稿者:奈々子  投稿日:2003年12月01日(月)07時53分20秒
山ちゃんがイキナリ私の肩をギュッとつかんできた。
顔がだんだん近づいてくる。
それだけで、私は何をされるか十分予測できた。

待っていると、山ちゃんの唇が私の唇にふれた。
「山ちゃん………。ココ、人前だし…恥ずかしいよぉ。」
「いいじゃん。カップルっぽくてっさ。っな??小百合ぃ―――」

25投稿者:スター  投稿日:2003年12月03日(水)17時59分48秒
速く続きが読みたいです!! 小説書くのうまいですね〜!
26投稿者:がんば!!  投稿日:2003年12月04日(木)20時43分59秒


27投稿者:奈々子  投稿日:2003年12月05日(金)16時02分54秒
>スター さん、26さん、ありがとうございます。
28投稿者:徹平  投稿日:2003年12月05日(金)16時15分17秒
ブライアンはどこなわけ?
ぷんぷん。
29投稿者:奈々子  投稿日:2003年12月05日(金)23時03分34秒
「ただーいまぁ〜」
「おかえりぃ。」
私はそのまま自分の部屋へと行った。
〜〜〜〜♪
「メールだ。」
私は携帯を開いた。
差出人:お姉ちゃん
本 文:
ラブラブなのはわかるけど、あんな街中でキスするのはやめて。姉として恥ずかしい。

「………………!?」
私は自分の部屋から飛び出し隣の姉の部屋へとノックもせずに入った。


30投稿者:奈々子  投稿日:2003年12月05日(金)23時04分16秒
ガタン!!
「ちょっとお姉ちゃん!?…えっ??」
――――――………………
バタン
私は一度開けたドアを閉めてしまった。
だってあの状況…
あの時…私の姉と姉の彼氏は…
キスより凄いことをしていた…。
31投稿者: 投稿日:2003年12月06日(土)08時02分32秒
えーなになに?
32投稿者: 投稿日:2003年12月06日(土)09時30分39秒
読んでくれたんですか?
わーうれしい!
がんばってくださいね!
33投稿者:奈々子  投稿日:2003年12月06日(土)09時34分34秒
★光さん
美咲ちゃんは前田家の子供じゃなかったんですよね〜。施設に行っても借金取りきちゃうし。…公輝くんは殺されかけたしで、ホンットに大変ですよね。
★杏
今から書きますんで!!
34投稿者: 投稿日:2003年12月06日(土)09時40分04秒
多分もう、借金とりは来ませんよ。
今は結花が大変です!
結花が終わったら、七世がまた乙女心・・・。
前田家はいろいろと大変です。
35投稿者:奈々子さん  投稿日:2003年12月06日(土)23時03分00秒
おもしろいです^^
書いてくださいね★
楽しみにしてます♪♪♪
36投稿者: 投稿日:2003年12月07日(日)13時19分53秒
書いてください!
楽しみにしてますよ。
37投稿者:奈々子  投稿日:2003年12月07日(日)20時42分19秒
―――――…アレッ??でも今のお姉ちゃんの彼氏…
誰かに似てるわ。
あの眼差しといい…
あの髪型といい。
すべてが誰かに似てる…。

…………ちょっと待ってよ。私の勘があたっていれば…
その人は………

トントン
私は期待と不安を胸にお姉ちゃんの部屋のドアをノックした。
お姉ちゃんは慌てた様子で
「はぁ〜い。ちょっとまって。今行く〜」
っと言ってでてきた…。
お姉ちゃんはドアを少ししか開けなかった。
でも…私は無理矢理ドアを開けた。

「…………っっっ山ちゃん!!」
38投稿者:奈々子  投稿日:2003年12月07日(日)21時02分56秒
そう…。お姉ちゃんの部屋で慌てていたのは…
――――…まぎれもなく山ちゃんだった。

「ちょっとまってよ。…何これ??どーいうこと?」
だって。お姉ちゃん。私と山ちゃん付き合ってるってしってたよね…??

…これってどういうこと…??
だって今…私、お姉ちゃんにキスのこと聞こうとしたら…
山ちゃんとお姉ちゃんは…………ベットで一緒に寝てたよね??
別に悪いことだなんて思わない…思えないけど…私の彼氏と…

「俺。帰るわ!!」
山ちゃんの声が頭に響いた。
…………あぁ。この人馬鹿じゃないの??この状況で…
この状況で…
「よく帰るなんて言えるね!!」
私の怒りは頂点へと達していた。
39投稿者:奈々子  投稿日:2003年12月07日(日)21時12分45秒
「山ちゃん…。どういうこと??説明して??」

――――…お願い。山ちゃん。
否定して。
いつもみたいに。『うそに決まってるジャン。』ってクスッ笑ってよ。

…あっ、でも…この状況でそんなこと言うのは無理か。
無理だよね。そうだよね。言ったとしても私…怒ってるな。きっと…。

……………もうこの事実受け止めるしかないんだ。
そうなんだ。

「俺…初めはゆっこが好きだったんだ。だけど、ゆっこは卒業しちゃって会えなくなった。だから小百合に近づいたんだ。」

ドクン…
私が一番恐れていた言葉…

「だけど、俺…。小百合にマジになっちまった。つまり俺は小百合も好きになっちゃったんだよ。頼むから時間くれ。反省してる。小百合か、ゆっこ選ぶからちゃんと選ぶからさ。お願いだから…時間くれ。」

40投稿者:奈々子  投稿日:2003年12月07日(日)21時20分06秒
「いいよ。」
ホントは許せない…。でも好きだから…。許しちゃった。時間あげちゃった。
―――――――――…………「好きだからっ!!」こんな男の…、こんな男の…
どこを好きになったんだろう。自分でもよくわかんないや。

私の目から1滴、2滴。涙がこぼてれきた。お姉ちゃんはとっくの昔から泣いてる。

私たち姉妹…つくずく馬鹿だな。

山ちゃんはずっと立ってるだけ。だってそうだよね。そこでお姉ちゃんを抱きしめると…お姉ちゃんを選ぶ事になるもんねっ。
逆に……私を抱きしめると…山ちゃんは私を選ぶ事になる。山ちゃんも大変だぁ。


41投稿者:山ちゃんのでてる  投稿日:2003年12月08日(月)18時09分17秒
小説ばっかり。読んで欲しかったら、
キャスト変えた方がいいんじゃないですか?
42投稿者: 投稿日:2003年12月08日(月)20時58分28秒
そう言わないで。
いやなら他に、山ちゃんの出てない小説読めば良いではないか!>411
おもしろい!がんばって!
43投稿者:奈々子  投稿日:2003年12月09日(火)20時04分30秒
それからというものの…私は山ちゃんの目がまともに見れず避ける日々が続くようになった。

―――――――…………さすがの七世もこの様子に気づいたようだ。
「どうしたっ??小百合…」
「あっ、うん……何にもないよ。」

無理に笑顔を作って七世の前で元気なフリをした。…………じゃないと七世が心配するから。七世だけには心配かけたくないよ…。

「っさ、いこうか。七世!!収録に遅刻すると叱られるから!!…ねっ??」
「…うん。」
七世は…まだ何かを心配しているようだった。

44投稿者:奈々子  投稿日:2003年12月10日(水)21時25分21秒
収録が終わり、みんなからの「お疲れ様。」の声がよく響くようになった。
私は今まで山ちゃんの方へ寄っていったけど、今はそんなことできない。

トントン
誰かが私の肩を優しく叩いてくれた。
私は後ろを見てみた。
そこには………………
―――――――…そこには缶ジュースを持った山ちゃんが立っていた。
「山……ちゃん??」


もう話せると思わなかった…。……思えなかった。
なんか…とっても暖かくて嬉しかった。
いつも山ちゃんがそばにくると、すごくいい気持ちになる。
暖かくなる…嬉しくなる。
それと……胸がキュンっと、ときめく…………
これってもう恋だよね……??
私まだ山ちゃんのことが好きなんだよね??

―――――――…ねぇ、神様。
この気持ち信じてもいいんだよね??
45投稿者:奈々子  投稿日:2003年12月11日(木)07時55分18秒
私は山ちゃんが買ってきてくれた缶ジュースを一気に飲み干した。
「何……??山ちゃん。話って…」
「うん。あのさ………ここでは言えないから…帰るとき例のコンビニの前で待ち合わせしよう。」
「うっ、うん。」

「はぁ〜〜〜〜〜」
楽屋へ戻った私は不意に大きなため息をついた。
『やっぱり』っと言う感じで七世がことらを見ている。
そしてドンドン近づいてきた。
「小百合っっ!!やっぱ何かあるんだよね??言ってよっ。私達何でも話せる親友じゃなかったの??」
「七世……」

3年前。
まだてれび戦士になったばかりの頃の記憶がゆっくりと浮かんできた。

「小百合ちゃん!!今日の収録楽しかったよねっ!!角田さんが最高だったねっ。」
「そうだねっ!!山川さんも早口で楽しかったね。」
その時七世はちょっと恥ずかしそうな顔をしてこう言ったんだ……
「ねぇ、小百合ちゃん!!私達もう何でも話せる親友だよねっ!!」
「うん!!」
   
46投稿者:あいこ  投稿日:2003年12月11日(木)08時12分12秒
この小説は初めて読んだけどすっごい楽しい!
ってか、山が七世のことを七世ちゃんと呼ぶのはなんかいみあるの??
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