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小説】真っ赤な赤い薔薇の作り方―…【再
1小説】真っ赤な赤い薔薇の作り方―…【再 投稿者:瑠璃  投稿日:2008年04月25日(金)21時37分40秒

お久しぶりです。
2006年、ここで小説を書いていた瑠璃といいます。
(続編の途中で放置してしまいました)

まずその小説をコピーしていきます。
そしてその後、続編を今度こそ完結させたいと思います。
またよろしくお願いします。
2投稿者:楽しみ  投稿日:2008年04月25日(金)21時42分12秒

3投稿者:瑠璃*プロローグ  投稿日:2008年04月25日(金)21時42分36秒


「真っ赤な真っ赤な赤い薔薇の材料、みーつけた」


その言葉の後、人一人が行方不明になる話、あなたは知ってますか?

私は知っています。

だって、これのせいで私の友達が行方不明になった。

知らない女の子に、この言葉を三回も友達が聞かされちゃったから―――
4投稿者:淋しくて怖い奴だよね?  投稿日:2008年04月25日(金)21時44分01秒

5投稿者:瑠璃*キャスト  投稿日:2008年04月25日(金)21時45分39秒


篠原愛実

橋本甜歌


この小説は2人とも中学2年生の設定になります。
6投稿者:瑠璃  投稿日:2008年04月25日(金)21時51分49秒

2様>楽しみですか!?
楽しみに答えられるように頑張るねw

4様>覚えててくれた!
嬉しいな、ありがとうっ☆
7投稿者:瑠璃*1話「友達探し」  投稿日:2008年04月25日(金)21時53分20秒


行方不明になった友達の名前は、橋本甜歌。
あたしの幼なじみでいつも明るく元気で、人気があった甜歌。
そんな甜歌に、あたしは羨ましさを感じてた。
それと同時に、優しい甜歌を私は私なりに尊敬してた。

「愛実がすっごく羨ましい。だって、髪の毛真っ黒だし。
 それに、真っ直ぐ伸びてしっかりとした量のある髪で、いいなぁって思うの。
 ほら、あたしの髪は癖気ぽくて細くてあんまり量があるようには見えないから」

これは甜歌と私――篠原愛実が小五のときの話。
甜歌が私の髪を見ながら言ってた。
私は甜歌でも私が羨ましいんだって思いながら、嬉しさを感じた。
だから、私は髪の毛の手入れをちゃんとして、髪の毛を伸ばした。

「愛実は、好きな人っている?・・・私ね、好きな人ができたの。
 あ、でも、誰かは言わないよ。それに、まだ告白だってしてないもん」
8投稿者:瑠璃  投稿日:2008年04月25日(金)21時55分04秒


これは、小六の時、甜歌が恥ずかしそうに私に言った話。
私は、誰なのか秘密ってところがちょっと嫌だった。
でも、好きな人がいるってことだけでも聞けて嬉しかったんだけどね。
そして願わくば、その人と甜歌が両思いでありますようにって願ってた年。
だけど、甜歌は告白する気配を一切見せなかった――

そんなことがありながらも、あたしたちは同じ中学校に入った。
そして、その中学に入って1ヶ月たってから甜歌の様子がおかしくなり始めた。

「愛実・・・最近、なんか誰かに見られてる感じがするの。
 ずっと見られてる・・・今もそういう気配がするの。私・・・怖い」
「い、今もっ?」

私が辺りを見回した時、誰かが見ている様子はなかった。
だけど、そう言っても、甜歌は信じようとしない。
中学に入って心が不安定になってるかも知れないからって、私は病院に行くことをすすめた。
9投稿者:瑠璃  投稿日:2008年04月25日(金)21時58分04秒


「愛実も一緒について来てくれるなら・・・行く」
「大丈夫だって、甜歌。
 私が言い出したんだから、ちゃんとついて行くから」
「愛実・・・ありがとう」

弱々しく微笑む甜歌が、とても痛々しかった。
これほどまで思いつめていて、私は気づいてあげられなかった・・・。
親友失格だなぁっと思いながら、私と甜歌は精神病院に向かった――

患者と思われる人々は、付き添いの人と一緒に来ているところが多かった。
もし、このことを口にすれば、「当たり前だよ」と、甜歌が馬鹿にしたかもしれない。
・・・甜歌が元気だったらの話だけどね。

「甜歌、何か飲む?っていうか、欲しいものない?」
「ううん・・・いい」
「そっか・・・」
10投稿者:瑠璃  投稿日:2008年04月25日(金)21時59分48秒


話は、思うように続かなかった。
すぐに途切れて、私は一生懸命話題を探す。
そのとき、甜歌はなぜか辺りを忙しなく見回して、そのたびに安堵の息をついた。
私は、まだ誰かに見られてる感じがするんだろうと思いながらも、診断の順番を待った――

「環境の変化でしょう。高校に入ったばかりで、不安定なんですね」

私の思ったとおりの返答だった。
若い女の先生だけど、わかるもんだね・・・ちょっと尊敬かな。
そんなことを思いながら甜歌のほうを見ると、なぜか甜歌はうつむいていた。

「私にもそういうことはあったから、気にすることじゃないわ。
 それに、私の時にはいなかったけど、あなたには助けてくれる友達がいるじゃない」

私のほうを見ながら言った女の先生。
そして、あたしと目線が会えば、ウインクを一つ。
思わずあたしの口から笑みがもれてしまった。
私の思ったとおりの返答だった。
若い女の先生だけど、わかるもんだね・・・ちょっと尊敬かな。
11投稿者:瑠璃  投稿日:2008年04月25日(金)22時00分43秒


「薬は出さないけど、またこんなふうになれば来なさい。
 でも、できるだけ友達に悩みを相談したほうが、治りは早いわよ?」

そんな先生の言葉を聞きながら、私と甜歌はその場を後にした――

病院の帰り道、私と甜歌は無言で歩いていた。
甜歌はうつむいていて、私は上のほうを見ながら考え事。

先生の名前は、山口美沙。
白衣についていた名札にそう書かれていた。
綺麗な整った顔が素敵な女の先生。
12投稿者:瑠璃*落ちます。  投稿日:2008年04月25日(金)22時02分37秒


10レス

「高校にはいったばかりで」→「中学に入ったばかりで」

コピーする前の小説でも間違えてたみたいです。
ごめんなさい。
13投稿者:あげ  投稿日:2008年04月25日(金)23時22分50秒

14投稿者:読みます  投稿日:2008年04月25日(金)23時51分58秒
今度は最後まで書いてくださいね
15投稿者:あげ  投稿日:2008年04月26日(土)08時02分28秒
       
16投稿者:あげ  投稿日:2008年04月26日(土)13時22分42秒

17投稿者:瑠璃  投稿日:2008年04月26日(土)15時27分31秒


13、15、16様>あげありがとうございますっ☆

14様>はい、今度こそ頑張りますw
18投稿者:瑠璃  投稿日:2008年04月26日(土)15時29分40秒


「愛実・・・勇気のこと、どう思ってるの?」
「え?」
「勇気のこと・・・好き?」

うつむいたまま、いつもの甜歌とは似つかない細い声で甜歌は言った。
私は、なぜ突然そんなことを言われたのかがわからない。
だけど、私は言葉を選びながら、ゆっくりとこう語った。

「友達としては、好き。でも、恋愛対象ではない、かな」
「そっか・・・」

そして、この後何も語らずに、私たちは家の前で別れた――

勇気と言うのは、私と甜歌と同じ年の幼なじみ。
家が私の斜め前と言う、何とも近いところだ。
だけど、中学はある理由で別になってしまい、最近は会っていない。
たまに見かけても、何となく声をかけなかった。
19投稿者:瑠璃  投稿日:2008年04月26日(土)15時30分49秒


でも、今は甜歌にとって勇気が必要かも知れない。
そう思い、私は自分の携帯を取り、勇気の携帯に電話をかけた。


「あ、勇気?愛実だけど・・・」
「愛実?うっわ、すっげー珍しいじゃねーか。愛実からの電話なんて。
 もしかしたら、明日は大雨かも知れねーなっ。っつーか、絶対そうだ!」

小六の卒業式に聞いた勇気の声。あの時と、まったくかわってない。
そう思うと、私は無性に嬉しくなり、携帯に向かって微笑んだ。
そして「ありがとう・・・」と、意味なく言ってみた。
勇気には聞こえない程度の声でだけどね。

「ばーか。そういうとこ、全然かわってないのね」
「は?馬鹿はてめーだろ?ばーかばーか」

・・・こういう幼稚なところも、全然かわってないでやんの。
って、あ。こんなことしている場合じゃなかったんだ。
20投稿者:瑠璃  投稿日:2008年04月26日(土)15時31分43秒

「勇気、頼みたいことあるんだけど・・・」
「なんだよ?」
「甜歌に電話してあげて?」
「いいけど・・・なんでだよ?」
「なんでもっ。じゃ、お願いね!」

頼むことを頼んで、私はすぐに携帯を切った。
そして、ちょっと良い事をしたような気分になり、ベットに寝転んだ。
そのとき、そんなに眠かったんだろうか。
その後、私が目を覚ましたのはお母さんに声によってだった――


「愛実、昨日はありがとっ」
「なんのこと?」
「とぼけないでよ、もうっ。勇気に頼んでくれたんでしょ?」
21投稿者:瑠璃  投稿日:2008年04月26日(土)15時32分33秒
その言葉を聞いて、私は心の中で舌うちをした。
なぜなら、私は自分が頼んでわけでなく、勇気から電話したってことにしてほしかったから。
まぁ、甜歌がこうして元気になったんだから、別にいっか。

「すっごく嬉しかった。励まされたって言うか・・・これも愛実のおかげだね!
  今日は、お礼に私がケーキでもおごってあげるから、楽しみにしてなよーっ!」

いつもの明るい甜歌になっていて、私は安心した。
どことなく元気すぎておかしくはないか、と言う気分にもなりはしたが・・・。

「で、見られてる感じはしないの?」
「・・・する。けど、もう大丈夫っ」

にっこりと微笑んで見せる甜歌に、私はむっとした表情をしてみた。
すると、そのとたん甜歌もむっとしてみせる。
私は慌てて「やってみただけだって」と苦笑いをしながら言った。
甜歌も「冗談だよ」と言って、苦笑いをしてみせる。
そのとたん、私たち二人は吹きだした。
22投稿者:瑠璃  投稿日:2008年04月26日(土)15時33分20秒


「いつもの甜歌だ」
「いつもの甜歌ですよー?」

そんな面白いような楽しいような会話をしながら、私たちは学校へと向かっている。
私には、また学校へ行って甜歌の心が不安定にならないかが心配だった。
それに、まだ誰かに見られている感じがするらしいし・・・。
そんなことを思い、私はあることを決心した。


何かがあったら、あたしが空を守ってあげなくちゃ、と――


「愛実、私ちょっとトイレ行ってくるね」
「一緒に行こうか?」
「ううん、いいっ」

放課後。甜歌がそんなことを言い出して、一人でトイレに行った。
私は少し心配だったが、まだ部活でいる人もたくさんいるし大丈夫だろうと思った。
だけど、その間、虚しくあたしは教室で一人ぼっち・・・。
23投稿者:瑠璃*落ちます。  投稿日:2008年04月26日(土)15時34分29秒


「お姉ちゃん」

そんな言葉を聞いたのは、甜歌がトイレに行って一分ほどしてからだった。
私は顔をあげてその声の主を見てみて――驚いた。
なぜなら、その子は小学生ぐらいの真っ赤な服を着た女の子だったから――

「赤い薔薇を作る材料、知らない?」

女の子は目は、前髪のせいで見えなかった。
私な思わず、小学生でよく言う花子さんではないかと思った。
だが、どうやら違うようだ。

「し、知らないけど・・・」
「ふーん・・・あ、お姉ちゃんって言うのはどうかな?」
「はい?」
「あ、でも、まだお姉ちゃんを使う時期じゃないか」

女の子の言葉の意味を、私は理解できなかった。
ただ、女の子の前髪の隙間から、赤い瞳が見えたような気がした――
24投稿者:あげ  投稿日:2008年04月26日(土)20時26分31秒
http://221.254.11.189/log/tentele/061124215610.html
25投稿者:あげ  投稿日:2008年04月27日(日)05時47分00秒
   
26投稿者:あげ  投稿日:2008年04月27日(日)20時58分32秒

27投稿者:うんこ  投稿日:2008年04月27日(日)20時59分33秒
うんこうんこうんこうんこうんこうんこうん
28投稿者:あげ  投稿日:2008年04月28日(月)08時42分19秒
       
29投稿者:あげ  投稿日:2008年04月29日(火)08時54分24秒
         
30投稿者:あげ  投稿日:2008年04月30日(水)08時32分40秒
   
31投稿者:麻佳  投稿日:2008年04月30日(水)18時56分21秒
面白いし続きが気になります☆
女の子の正体って・・・
甜歌どうなっちゃうんだろう!?
32投稿者:てかもう  投稿日:2008年04月30日(水)20時10分39秒
24の続きを書いて欲しい
33投稿者:あげ  投稿日:2008年04月30日(水)20時39分29秒

34投稿者:あげ  投稿日:2008年05月01日(木)05時48分05秒
          
35投稿者:>24  投稿日:2008年05月01日(木)17時45分58秒
せっかく新しく書こうとしてるのにそういうの貼るな;
36投稿者:過去は変えられない  投稿日:2008年05月01日(木)18時17分11秒

37投稿者:あげ  投稿日:2008年05月01日(木)20時32分12秒

38投稿者:あげ  投稿日:2008年05月02日(金)08時42分55秒
    
39投稿者:あげ  投稿日:2008年05月03日(土)08時05分37秒
      
40投稿者:麻佳  投稿日:2008年05月03日(土)10時55分08秒
すいません;24の読んじゃいました;
甜歌バラになっちゃったんですね。。。でも面白かったです★
続編とか書いてくれると嬉しいです♪
41投稿者:続編って  投稿日:2008年05月03日(土)10時56分26秒
途中までだったけど、確かなかったっけ?
42投稿者: 投稿日:2008年05月03日(土)10時56分36秒
 
43投稿者: 投稿日:2008年05月03日(土)10時59分13秒

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