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小説:奴隷〜好きにしていいよ?〜
1小説:奴隷〜好きにしていいよ?〜 投稿者:某殿  投稿日:2005年12月04日(日)01時33分34秒
「やッ…ぁっ…ご、ご主人…様…あっ…」
いやらしい声が、いやらしい音が木霊するこの部屋。
そこは里穂のご主人様、公輝様の寝室でした。

「里…穂…」
公輝様の首筋に一筋の汗。
それが障子から漏れる月の明かりに照らされ、とてもキレイに光っていました。
「ぁっ…、ご主…人…はッ…様ぁ…」
身を捩りながら、涙を流しながら、腰をくねらせながら、全身で公輝様を感じていたんです――。
2投稿者:某殿  投稿日:2005年12月04日(日)01時34分22秒
勝手に書き始めてゴメンなさい!!里穂さん、公輝さん。
どうしてもあなた方のことを小説にしてみたくて書き始めました。

この小説は「好きにしていいよ?」というナリスレを見て思いついた話です。
主人公である2人の許可を取っていないのでもしも2人が難色を示したら打ち切らせていただくことになるかもしれません。
ですが、出来る限り書いていきたいと思っています。
どうか温かな目で見守ってください。

※ エロが一部入りますがご了承ください。
※ 公里が嫌いな方もご遠慮ください。

どこまでいけるか分かりませんが…頑張ってみます!
3投稿者:某殿  投稿日:2005年12月04日(日)01時35分25秒

次の朝。
公輝様は里穂を抱きしめたまま眠っていた。
その安らかな顔を見るたびに、里穂は少しだけ嬉しくなって笑ってしまう。
やっぱりまだ同い年なんだな、と嬉しくなってしまうからです。
ご主人様の薄いががっしりした体に抱きしめられ、里穂は幸せでした。

「…ん。里穂…?」
「おはようございます。ご主人様」
「おはよう」
公輝様はずっと私を包んでいた腕を放し、私を解放してくれた。
少しだけ寂しいと感じるのは里穂だけでしょうか?
そんなこと、里穂が考えているとは知らずに、大きな欠伸をしながら布団から起き上がり、朝の支度を始めた。
「里穂は…自分の部屋に戻りますね」

公輝様はわかったと言いながら制服のネクタイを締めていました。
4投稿者:某殿  投稿日:2005年12月04日(日)01時36分18秒
ここは前田家。
一言で言うなれば旧家。昔からあるこの家は日本家屋で殆どの部屋が和室でございます。
公輝様の部屋も例外ではなく、畳張りの和室に背の低い机。その上には少しだけ不似合いにスタンドライトが置いてある。
ベッドではなく布団で、実は家の中で着ているものも洋服の方などいません。
皆、和服でございます。

里穂はこの家の使用人で、公輝様の奴隷です。
大正時代、この家の旦那様だった方はとても女好きで、毎晩別の女性をはべらせておられでした。
その対象は遊郭の遊女や、家の使用人。
もちろん奥様も相手なさっていたそうですが…。
そしてその時の名残か、今でもこの前田家には使用人がその家の主人に見も心も捧げるという風習があるんです。
5投稿者:某殿  投稿日:2005年12月04日(日)01時36分55秒
そして、自分で言うのも何ですが、里穂もその奴隷でございます。
正確には使用人の中の娘。しかし偶然にもこの家の旦那様のご子息…つまり公輝様が私と同じ年齢だったために、私は公輝様の奴隷をやっているということになります。
説明が少しわかりにくいですが、そういうことなんです。
6投稿者:某殿  投稿日:2005年12月04日(日)01時37分35秒

奴隷といわれる子は私だけではありません。
私より長くこの家にいるちひろさん、通称ちーちゃんです。とても頼りになる姉御肌でございます。
それに愛実さん。彼女はこの家に来る前はとてもお嬢様だった、という噂を聞いたことがあります。
でもそんなのも感じさせないぐらい働き者で、礼儀正しい子です。
少し積極的なエマさん。こういうタイプの子が奴隷なのが少し意外ですが、ご主人様にはしっかりとお仕えしているようです。
そして江莉さんや舞さんという新人さんもいたり、奴隷の数は結構多いです。

そして忘れちゃいけない子がもう一人…。
甜歌ちゃん。とても可愛くて、元気で私にはないものを持っている子です。
でも、彼女が今の私の不安の原因なんです。
7投稿者:某殿  投稿日:2005年12月04日(日)01時38分57秒

朝、私も身支度を済ませ食卓に行くともうすでにみんなが集まっていました。
朝や晩、この家にいる人みんなでご飯を食べるのは昔からの習慣だそうです。
何でも、同じ家にいるのだから同じ飯を食べようという先代の旦那様の教えだそうです。

ちなみに私は今高校2年生。元々この家に来た理由が働きながら進学するためだったので。
他の奴隷の皆さんも似たような理由でここに住まわせてもらっています。

「ねえ、公くん。そこにある納豆取って」
「自分で取れよ」
「え〜、公くんのほうが近いのに…」
その後甜歌ちゃんはぶつぶつ言いながら納豆をかき混ぜていました。
「甜歌。次、納豆」
そう言って公輝様が手を伸ばすと「納豆取ってくれなかったくせにぃ〜」と口を尖らせながら、納豆を渡していました。
8投稿者:某殿  投稿日:2005年12月04日(日)01時39分51秒

最初の頃は、この光景に皆さん驚いていました。
もちろん私も。
まさか使用人が前田家の者に向かってタメ口をきくなんて誰も思っていなかったからです。
甜歌ちゃんがタメ口を使い始めたあの日、公輝様はこう言いました。
「もう甜歌とは奴隷とか主人とかいう関係じゃないから、タメ口でもいいよね?」
と。
その瞬間私は、2人が恋人になってしまったんじゃないか、と勘違いしてしまいましたが、実際は心置きなく話せる異性の友人だとのことです。

「あ、甜歌ちゃん。納豆、私にも取って欲しいな」
「どうぞ!里穂さん」
にこっと微笑みながら私に納豆を渡すと、公輝様が「俺のときと全然態度違う」となんとも言えない表情で呟いていらっしゃいました。
9投稿者:某殿  投稿日:2005年12月04日(日)01時41分10秒
甜歌ちゃんはまだ中学生。
それなのに高校生以上でないと雇ってもらえないここにいる理由はただ単に甜歌ちゃんご両親がここの使用人をしてるから。
ただそれだけです。

「じゃあ行ってきます」
「行ってらっしゃいまし」
大人の使用人の皆さんが公輝様のお見送りをしていました。
私も本来ならあそこにいるべき人なのかもしれませんが、私は学校へ通う身。
共に家を後にします。
それは他の使用人たちも同じ事。
でも今日公輝様と共に家を後にしたのは私と…甜歌ちゃんでした。
10投稿者:某殿  投稿日:2005年12月04日(日)01時42分08秒
落ちます。実はもうちょっと書きたいんですけどね。
コピペするだけなんですが、もう眠たさの限界なので…^^;
これは甜歌さんの許可も取らないとですね。
11投稿者:age  投稿日:2005年12月04日(日)04時38分09秒
本人達がなんて言うかわからないけど
もっと読みたい
12投稿者:あげ  投稿日:2005年12月04日(日)12時29分09秒
 
13投稿者:あの…  投稿日:2005年12月04日(日)12時33分59秒
有沙ちゃん辞めちゃったけど、有沙ちゃんのも見たいんですけど。。。
14投稿者:某殿  投稿日:2005年12月05日(月)15時28分33秒
本人達に許可取りました。(甜歌さんにはまだですが…)
なのでこの小説は続きます!!
これからもよろしくお願いします!!

>11サン
上記した通りです。
もっと読みたいと言ってくださりありがとうございます。
頑張りますね!!

>12サン
あげありがとうございます。頑張ります!!

>13サン
有沙さんですかー…。有沙さんはよく分からないのでね^^;
でも考えてみます。もしかしたらどこかで出てくるかも…!?
15投稿者:某殿  投稿日:2005年12月05日(月)15時29分40秒
「っていうかさぁ、公くんはなんで私にそんな冷たいの?!」
「お前が嫌いだから」
「ひどっ!!里穂さんもそう思いませんか!!?」
ぼんやりとこの2人の会話を聞いていた里穂は、話を振られたのにしばらく気付かずにトボトボと歩いていました。
そしてやっと自分に話が振られたと気付くと「えっ?」と妙な声を出してしまい、甜歌ちゃんは大変可笑しそうに笑っていました。

「里穂は関係ないだろ」
公輝様がそう制しても甜歌ちゃんはとどまるところを知らず、
「あ〜、公くん照れてる〜」
16投稿者:某殿  投稿日:2005年12月05日(月)15時30分06秒
「里穂は関係ないだろ」
公輝様がそう制しても甜歌ちゃんはとどまるところを知らず、
「あ〜、公くん照れてる〜」
と公輝様を茶化していました。

「あ、じゃあ私はこっちなので」
「あ〜、じゃあな」
「また夕方会いましょう」
「…はい。2人とも勉強頑張って」
そういい残し、里穂はそこから少し足早に立ち去った。
甜歌ちゃんと公輝様の学校が同じ方向で近いのはしょうがない、と自分に言い聞かせながら。

17投稿者:某殿  投稿日:2005年12月05日(月)15時30分54秒

里穂は一瞬だけ足を止めた。
でも…あの2人はきっと里穂がいなくなった後もああやって楽しそうに会話を続けるんだろうな。
元々里穂がいてもあの調子だけど、この後もっと甜歌ちゃんが加速していかないとも限らない。
いや、間違いなく加速する。
でもそれが甜歌ちゃんだから。
だって…爆弾だもの。

心にスーッと風が通り抜けていく。
寂しいとか、そういうんじゃなくて。

ふと後ろを振り向くと、甜歌ちゃんと公輝様。
隣にいるのが当たり前みたいに笑いあっている。
なんなんだろう?
18投稿者:某殿  投稿日:2005年12月05日(月)15時31分51秒
ミス!!
17の最後の「なんなんだろう?」の後に「この気持ちは…」と入れるの忘れてました!!
19投稿者:某殿  投稿日:2005年12月05日(月)15時32分56秒

「里穂、今日大丈夫?」
家に着いてお仕事を始めようと着替え終わると、偶然出会った公輝様に呼び止められました。
いや、いつものことなので驚きはしないんですけれど…
「里穂でいいんですか?」
「俺は里穂がいいんだけど?」
こういうことを恥ずかしげもなく平気で言ってのけてしまう。
それがご主人様の人格なんだということは頭では分かっていても、心では理解できなくて…。

「あ、うー…分かりました」
思わず赤くなって俯いてしまう。
公輝様はそんな里穂を見ておかしそうに笑って、
「じゃあまた後で」
そう言って自室に戻っていかれました。
20投稿者:某殿  投稿日:2005年12月05日(月)15時33分58秒


このところ、公輝様はあまり里穂以外の人を指名いたしません。
別に自慢ではないですけれど、とても嬉しいことだと思っています。
でもそれと同時に、ただ躯だけが目当てなのではないだろうかという不安もあります。

…そう。特に最近はそう。

大きなため息をつくと、私は急いで仕事場へ向かいました。

21投稿者:某殿  投稿日:2005年12月05日(月)15時35分08秒
落ちます。
里穂さんの気持ちがちゃんと書ければいいんですけどね。
頑張ります!!
22投稿者:上手いですね  投稿日:2005年12月05日(月)15時47分48秒
頑張って下さい!!
23投稿者:age  投稿日:2005年12月05日(月)16時16分47秒
24投稿者:里穂ちゃん  投稿日:2005年12月05日(月)16時32分25秒
健気ですよね・・・最後は幸せになってほしです。
文章がとても上手だと思います。語り口調がとても私とか書けそうに無い。
最後まで頑張って下さいね。
25投稿者:この次は  投稿日:2005年12月05日(月)16時33分13秒
進とちひろ書いて
26投稿者:最高!!  投稿日:2005年12月05日(月)16時38分26秒
あげ
27投稿者:公輝の・・・  投稿日:2005年12月05日(月)16時40分42秒
某殿!!はっきり言ってありえないんだヶド!!
公輝君のファンなんかしらないヶど、
私の公輝君汚さないで!!
あと、相手が里穂って何???
私はこんなの許さない。
公輝君をこんな小説に載せないで!!
28投稿者:じゃあ来るなよ>27  投稿日:2005年12月05日(月)16時42分11秒
注意書き読まなかったのか?
おまえが許そうが許すまいが、読みたいと思う人だって多いんだし
いやならこのスレに来るなよ
29投稿者:オイ!  投稿日:2005年12月05日(月)16時42分12秒
27,落ち着け。ちゃんと1を読め
30投稿者:>27  投稿日:2005年12月05日(月)16時42分38秒
勝手に公輝を自分のモノにするなよw
31投稿者:・・・  投稿日:2005年12月05日(月)16時43分44秒
くそ
32投稿者: 投稿日:2005年12月05日(月)16時45分06秒
公輝君の彼女だもん
こんなの書かれたら嫌だもん 泣
33投稿者:ハイハイ  投稿日:2005年12月05日(月)16時47分01秒
妄想は大概にしてね。だから嫌なら来なきゃいい
読まずに内容を知らなければすむ事だろう>32
34投稿者:はぁ??  投稿日:2005年12月05日(月)16時51分19秒
妄想じゃねぇし!!
こういうことしてて楽しいの??
そっちの方が頭どうかしてる!!
公輝君に許可貰ってやってるんなんらいいヶド
貰ってないのに・・・・
公輝君もすっごく嫌がってるんだょ。
こういう風に書かれてる人の気持ち考えた事ある??
自分がこんな風に書かれたらどうする??
考えてみなよ!!
35投稿者:里穂が嫌いか  投稿日:2005年12月05日(月)16時56分51秒
公輝が好きか
甜歌が好きか
のどれ?
36投稿者:百歩譲って  投稿日:2005年12月05日(月)16時58分55秒
君の言う事が本当だとしよう。
公輝がそれを嫌がるんだったら、芸能人辞めたら?って伝えれば?
37投稿者:たしかに  投稿日:2005年12月05日(月)16時59分58秒
34サンの言う事もあってると思う。
この小説楽しく読んでたけど
本人としては嫌かもしれない。
うちはこんな事されたら絶対嫌だし・・・
もっといろいろ考えてまなくちゃ・・・・
38投稿者:某殿  投稿日:2005年12月05日(月)17時01分11秒
>22サン
上手いですか?お褒めの言葉ありがとうございます。
頑張りますね。

>23サン
ageありがとうございます!
これからもこの小説を贔屓にお願いします。

>24サン
里穂さん可愛いですよねv私もすごく大好きです。
文章は試行錯誤結構してます。
ちなみに里穂は、公輝と一緒の時は敬語、他の時はタメ口(?)となっていますが、よく間違えますw

>25サン
進さんとちひろさんですか。あのお二人もいい感じですしねw
里穂と公輝が終わったら考えて見ますvv
39投稿者:え?  投稿日:2005年12月05日(月)17時01分19秒
マジ公輝こと?
好きしての公輝のこと?
40投稿者:一理あるけど  投稿日:2005年12月05日(月)17時02分03秒
でも、もし自分が公輝だったら、別に平気かもと思う。
事実じゃないってみんなわかって読んでるわけだし、
別にアンチスレというわけでもないし。
大体、この小説のモデルだって、本物のてれび戦士ってわけじゃないしね
41投稿者:ねぇ  投稿日:2005年12月05日(月)17時04分09秒
なんでそうなるの??36サン
私には意味がわかんない。
でももし芸能界辞めちゃったら
ファンの人達はどう思う??
私は公輝君が私だけのものになるからいいヶド
他の人はどう思う??
42投稿者:某殿  投稿日:2005年12月05日(月)17時06分54秒
>26サン
最高…ですかね^^;
ありがとうございます。
でも自分はまだまだ修行の身です!!笑

>27サン
…う〜ん、その意見少し判断しかねます。
自分は「いい」と思ってやっていることなので急に意見を変えろと言われても…というのが自分の気持ちです。(レスはまた後のに続きます)

>28サン
嬉しい言葉ありがとうございます(読みたい人もいるんだし…のところですよ!!)
43投稿者:>41  投稿日:2005年12月05日(月)17時07分18秒
芸能人として公の場に出るという事は、
多少は我慢しなきゃいけない事もあると思うよ
こういうところで小説の登場人物として出る事も含めてね。
説明が難しいけど。
別に作者だって公輝の事が嫌いでこの小説書いてるわけじゃないんだし
むしろ、君みたいに里穂がどうのこうのって
他の戦士の悪口言われるほうが嫌なんじゃないの?仲間なんだしね
大体公輝の彼女とかってこんなところで言う事のほうが、
公輝にとって都合悪いと思うんだけど
44投稿者:・・・・・  投稿日:2005年12月05日(月)17時07分19秒
Hなことはやっぱいゃ!!
45投稿者:>某殿サン  投稿日:2005年12月05日(月)17時09分25秒
荒らしは気にせず、頑張って下さい
46投稿者:おまえただのアンチ里穂だろ>41  投稿日:2005年12月05日(月)17時09分47秒
47投稿者:某殿  投稿日:2005年12月05日(月)17時09分57秒
>29サン
…冷静ですね^^;
ありがとうございますw

>30サン
確かに公輝は誰のものでもないですね。
臭い言い方をすれば、前田公輝は前田公輝だけの物、でしょうか…?

>31サン
どうしました?!!

>32サン
あー、彼女サンですか…。それなら嫌ですね。
彼女だと信じきったわけではないですが、信じていないわけでもありません。
事実、この板には公輝の同級生らしき人がいましたしねw
48投稿者:あぁあ  投稿日:2005年12月05日(月)17時11分57秒
非常識な人多すぎだねここは・・・
もういい。
最悪なところだぁぁっぁぁぁ。
49投稿者:ハイハイ>48  投稿日:2005年12月05日(月)17時12分57秒
じゃあもうそれでいいから、もう2度と荒らさないでね
荒らしのほうが非常識だよ。
50投稿者:某殿  投稿日:2005年12月05日(月)17時14分14秒
>33サン
自分もそれ少し思いましたが、折角来ていただいた方なので…。
でもそうやって庇ってもらえるのはすごく嬉しいです。

>34サン
確かに前田公輝はこういう小説を書かれるのが嫌かもしれません。
もしそれが本当に死ぬほど嫌なら芸能人辞めたほうがいいんじゃないんでしょうかね?
これから有名になってくればこういうのがさらに増えると思います。
それと言葉きつくなりますが、もしもあなたが彼女であるのなら、あなたはここに来ないほうがいいと思いますよ。
最近公輝と里穂をくっつけようとするスレが多いですから。
51投稿者:某殿  投稿日:2005年12月05日(月)17時17分36秒
>35サン
公輝が好きに賭けます!!笑

>36サン
自分と同じ考えですねw嬉しいです。

>37サン
自分がされたことないだけに、少し考えてみないと相手のことって分かりませんよね。
これからはもう少し思慮深く行きたいと思います。

>39サン
…おそらく本物のほうではないでしょうか?

>40サン
うーん、大人な意見ですね。
でもそういう意見好きです。特に今は…w
52投稿者:某殿  投稿日:2005年12月05日(月)17時22分46秒
>41サン
芸能人辞めても自分だけのものになる保障なんて、どこにもないですよ?
あくまでも「“こういうのが嫌なら”芸能人辞めろ」ですからね。

>43サン
大人の意見ですね…。確かに私は前田公輝のことは嫌いではありません。
飯田里穂のことも好きです。
確かに自分のことを言われるのも仲間のこと悪く言われるのも嫌そうですよね、公輝は・・・。

>44サン
エロは嫌ですか…。これからはエロ無しで!…とも行かないんで。すみません。
でもなるべくそういうシーンは減らしていきたいと思います。(他の方の意見にもよりますが)
53投稿者:某殿  投稿日:2005年12月05日(月)17時25分43秒
>45サン
荒し…というんですかね?これは。
でも応援ありがとうございます!!今日はもう更新しませんが、頑張りますね。

>46サン
アンチ里穂…。ああ、なるほど!!
でもそういう風に決め付けるのはやめませんか?(偉そうですみません;;)

>48サン
特に私のような人のことですね^^;
最悪でごめんなさい。でも大切な意見ありがとうございます。

>49サン
確かに荒らしは非常識かもしれませんが、私はこれを荒らしとはあまり思っていません。
庇ってくださりありがとうございます。
54投稿者:あげ  投稿日:2005年12月05日(月)17時47分03秒
本人の許可はとってあるわけだし、頑張ってw
すっごく楽しいです♪本すれもファンなので。
小説を書けば、賛否両論は当然のことです。でもそれに負けずに
礼儀よく書ききった人が勝ちだと思います。
頑張って!
55投稿者:(*´Å`*)  投稿日:2005年12月05日(月)18時36分49秒
 
56投稿者:age  投稿日:2005年12月05日(月)19時09分39秒
上の可愛いw
57投稿者:書いて欲しい!  投稿日:2005年12月05日(月)20時34分13秒
気になる!!
58投稿者:あげ  投稿日:2005年12月05日(月)22時39分29秒
超おもしろい!
59投稿者: 投稿日:2005年12月05日(月)23時55分41秒
60投稿者:a  投稿日:2005年12月06日(火)14時01分32秒

61投稿者:あげ↑↑  投稿日:2005年12月06日(火)15時32分15秒
      
62投稿者:そだね>54  投稿日:2005年12月06日(火)17時03分53秒
少なくとも私はこの小説好きなので
続き書いてほしいです^^
63投稿者:エロなしは嫌!  投稿日:2005年12月06日(火)17時48分58秒
書いて欲しい・・・
あと、着物なんですか?その描写も欲しいです。
応援してるんで頑張ってねw
64投稿者:頑張って〜!!  投稿日:2005年12月06日(火)19時18分43秒
65投稿者:age  投稿日:2005年12月06日(火)19時35分43秒
66投稿者:age  投稿日:2005年12月06日(火)20時06分48秒
書いてー
67投稿者:某殿  投稿日:2005年12月06日(火)20時17分45秒
レスありがとうございます。今回は更新しますよ!!

>54サン
あ〜wそう言っていただけると本当に嬉しいです。
正直ちょっと書こうかどうか迷っていたので、なんか安心します。
これからもよろしくお願いしますね!!

>55サン
可愛い絵文字ですね^^
こういうの考える日とってすごいな〜と感心しますw

>56サン
可愛いですよね^^
ageありがとうございます。

>57サン
気になりますか?これからもっと里穂が……。これ以上は辞めておきますw

>58サン
面白いですか?そう言っていただけるとすごく嬉しいですw
68投稿者:某殿  投稿日:2005年12月06日(火)20時18分11秒
>59サン
あげですか?ありがとうございます。

>60サン
あげですよね?ありがとうございます。

>61サン
あげありがとうございます。助かります(恵理さんのパクリw)

>62サン
書き続けて欲しいですか?そう言っていただけるとすごく幸せです。
頑張ろうって気になりますね。

>63サン
エロなしというわけではないですが、ややお茶濁し気味です…^^;
一応登場人物は殆ど着物ということになっています。
その辺りの描写は追々出てくると思うので。お楽しみに^^*
69投稿者:某殿  投稿日:2005年12月06日(火)20時18分38秒
>64サン
頑張ります!!そうやって言っていただけると嬉しいですね♪

>65サン
ageありがとうございます。またご贔屓によろしくお願いします。

>66サン
ageありがとうございます。今から書きますね^^*
70投稿者:つまんねー  投稿日:2005年12月06日(火)20時19分02秒
 
71投稿者:某殿  投稿日:2005年12月06日(火)20時20分05秒

「あー、里穂さん!!帰ってたんですね、おかえりなさい」
「ただいま。甜歌ちゃん」
別に甜歌ちゃんのこと嫌いってワケではありません。
むしろ好きです。大好きです。
一緒に喋ってると明るい気分になって、思わず一緒に壊れてしまう。
「聞いてくださいよー!!今日、クラスでぇ」
一緒に食器を洗っていると甜歌ちゃんが今日学校であったことを事細かに教えてくれた。
その話が面白くって、楽しくて、一緒になって笑ってると先輩達に怒られちゃった。

「…後でもっとお話しますね」
甜歌ちゃんが何かを企んでいそうな顔でそう笑った。
72投稿者:某殿  投稿日:2005年12月06日(火)20時21分11秒


時計を見ると10時半。
もう公輝様のところへ行かないと。
学生使用人は9時に仕事が終わり、その後風呂や勉強をする。
つまり自由時間。部屋は同じ年頃の人が多いから、結構喋ったりして夜を更かしていくこともある。
毎日毎日公輝様に指名されているわけでもないので、ちゃんと女の子も友情育んでますよ?
誤解されそうなので念のため。

「失礼します」
寝るときは浴衣のような薄手の着物を着ている。
それは公輝様も同じで、今日はくすんだ茶色の着物をお召しになっていました。
「ん?ああ、里穂」
今まで勉強をしていたのか右足の膝を立てて、机に向かっていた。
机と言っても一般的な勉強机ではない。
ものすごく背の低い、台のような高さしかない机だった。
73投稿者:某殿  投稿日:2005年12月06日(火)20時22分14秒

「あー、もう。疲れた」
そう言って大きく背伸びをした後に「ほら、寝よ?」と私の手を引き、私が倒れた衝動で思い切り抱きしめてくださいました。
「ご、ご主人様…」
「里穂、顔真っ赤ー」
その声は前からではなく頭の上から聞こえてくる。
抱きしめられたまま公輝様の胸に顔を埋めていたのだから、当たり前なんですけど…ね。
思わずドキドキしてしまいます。

公輝様は基本的にこういう浴衣は着崩している…というか少し胸元が肌蹴ている。
態とだということは分かっていますが、見るたびに色っぽいな、とドキドキしてしまいます。
74投稿者:某殿  投稿日:2005年12月06日(火)20時22分52秒

「里穂さん?」
公輝様のその声で里穂は現実世界へ引き戻されました。
「ハイ!?」
公輝様の温かな胸から顔を離し、飛び上がるように顔を見ると、公輝様はやはり吹き出しました。
「…焦りすぎ。もう少し落ち着きましょうよ、里穂さん」
含み笑いでした。
でも…全然イヤじゃなかった。
75投稿者:某殿  投稿日:2005年12月06日(火)20時23分35秒
「公輝様…」
熱く見つめた後、思わず里穂からキスをしていまいました。
「里穂さん、大胆ですね」
そう言って笑うと今度は公輝様が私を押し倒すように熱いキスをしてきました。
キスをする時に、里穂が手を公輝様の胸の上に乗せていたからでしょうか?
激しくキスするたびに着物がさらに肌蹴ていく…。

「あっ…ん……ふぁ…」
「ん…っ…うっ……んん…」
思わず声が漏れる。
公輝様は口を離すと電気を消し、暗闇にしてしまいました。
でも月明かりでほんのりと公輝様が見える。
暗すぎず明るすぎず。丁度良い明るさ。

その明るさは明け方まで変わることなく、私達を包んでいました――…。
76投稿者:某殿  投稿日:2005年12月06日(火)20時24分17秒
>70サン
面白くないですか。…そうですか。
これから精一杯頑張って精進したいと思います!!

では、落ちです。
77投稿者:某殿さん  投稿日:2005年12月06日(火)20時31分25秒
落ちちゃうんですか・・・
すっごくおもしろいですよ〜
書いてくださるの待ってます
78投稿者:age  投稿日:2005年12月06日(火)20時36分11秒
すごくおもしろいです!!もちのろんであげですよ!!
だからこれからもがんばってください!
79投稿者:age  投稿日:2005年12月06日(火)20時54分38秒
fight〜
80投稿者:あんま面白くないね  投稿日:2005年12月06日(火)20時55分38秒
 
81投稿者:そう?  投稿日:2005年12月06日(火)20時55分55秒
結構好きw
82投稿者:本スレみてる私にとってはすごく面白い!!  投稿日:2005年12月06日(火)20時56分01秒
よ?
83投稿者:>80  投稿日:2005年12月06日(火)20時56分04秒
同感
続きを読みたいとは思わないかもw
84投稿者:じゃあ  投稿日:2005年12月06日(火)20時57分13秒
そういうこと言う人はアドバイスしなよ
それじゃただのケチつけてる低脳な人たちと一緒。
85投稿者:てか  投稿日:2005年12月06日(火)20時58分10秒
読みたくないなら読まなければいいんじゃないかな?
読みたいって人だけ読んだらいいと思う
86投稿者:そうだね  投稿日:2005年12月06日(火)20時58分58秒
そしたらお互い不快な思いしないもんね
87投稿者:作者さんも  投稿日:2005年12月06日(火)21時00分03秒
別に読みたくないって人にまで読んで欲しいなんて思ってないだろうし
アドバイスも何もない批判ってただの中傷だから、辞めた方がいいと思う
88投稿者:里穂本人、乙  投稿日:2005年12月06日(火)21時00分52秒
 
89投稿者:↑チョーシのんな  投稿日:2005年12月06日(火)21時01分46秒
ふぅ・・・まだそういうこというやつっていたのか・・
90投稿者:岡すぞ自演乙  投稿日:2005年12月06日(火)21時02分23秒
 
91投稿者:age  投稿日:2005年12月06日(火)22時05分55秒
92投稿者:おもしろいよ  投稿日:2005年12月07日(水)04時55分59秒
age!
93投稿者:進とちひろ  投稿日:2005年12月07日(水)13時04分47秒
書いてよ?
94投稿者:a  投稿日:2005年12月07日(水)13時56分38秒

95投稿者:俺も  投稿日:2005年12月07日(水)14時13分58秒
93に同感。
96投稿者:あげ  投稿日:2005年12月07日(水)14時44分32秒
俺も進とちひろ見たい!!
97投稿者:公里を  投稿日:2005年12月07日(水)14時49分16秒
最後は幸せにしてあげてね〜
98投稿者:進とちひろ書いてって  投稿日:2005年12月07日(水)14時52分26秒
言ってるやつは進の自演w

そんなの誰も見たくないw
99投稿者:はあ?  投稿日:2005年12月07日(水)14時56分12秒
 
100投稿者:進sは  投稿日:2005年12月07日(水)15時00分40秒
こんな時間に来ませんよ?(たぶん…)
101投稿者:純粋にあげ  投稿日:2005年12月07日(水)17時40分51秒
 
102投稿者:あげ  投稿日:2005年12月07日(水)19時11分32秒
 
103投稿者:age  投稿日:2005年12月08日(木)00時17分59秒
104投稿者:p;ぉいkじゅhytgfrd  投稿日:2005年12月08日(木)00時19分35秒
;pヶtじゅdとぁえtrvftyふjp@・pktじゅmtbrfgであsc
105投稿者:あげ  投稿日:2005年12月08日(木)16時21分59秒
 
106投稿者:age  投稿日:2005年12月08日(木)17時48分44秒

107投稿者:あげ  投稿日:2005年12月08日(木)19時22分37秒
 
108投稿者:age  投稿日:2005年12月08日(木)21時42分55秒
109投稿者: 投稿日:2005年12月08日(木)22時15分02秒

110投稿者:age  投稿日:2005年12月09日(金)16時48分44秒
てか書いて!
111投稿者:某殿  投稿日:2005年12月09日(金)18時59分12秒
これから個レス無理になるかもしれません。すみません。
でも皆さんからのコメントはありがたく受け取っています(^O^)
今日は更新できません。
って言うか本スレのスピードについて行けてません…w
なのでもうちょっと掛かるかもです。
待っていてくださった皆さん本当にすみません。でも必ず書くので。
112投稿者:あげる!頑張って!  投稿日:2005年12月09日(金)19時08分20秒
読みたいです
113投稿者:age  投稿日:2005年12月09日(金)22時32分27秒
114投稿者:えd  投稿日:2005年12月09日(金)23時23分43秒
cでt
115投稿者:age  投稿日:2005年12月10日(土)10時22分42秒
116投稿者:あい  投稿日:2005年12月10日(土)12時52分17秒
がんばれ
117投稿者:エロ有りがいい!!  投稿日:2005年12月10日(土)16時09分57秒
頑張れ!!面白いよ!!
118投稿者:あげー  投稿日:2005年12月10日(土)19時29分50秒
書いてー
119投稿者:よっすいー  投稿日:2005年12月10日(土)21時31分51秒
age
120投稿者:某殿  投稿日:2005年12月10日(土)22時15分33秒
今日久々にいっぱい書きました。
なのでやっと更新です。
あげてくださった皆さんありがとうございます。
これから時間が取れなくなるので、個レスは返せないかもしれません。
本当にゴメンなさい!!><
121投稿者:あげます  投稿日:2005年12月10日(土)22時16分37秒
頑張って
122投稿者:某殿  投稿日:2005年12月10日(土)22時17分19秒


次の朝もいつもどおりに目が覚めて、いつもどおりの朝を過ごしました。
ただ…いつもと少し違うところがあったんです。

朝、いつもどおりに学校へ行こうと、公輝様を居間で待っていました。
別に一緒に行かなくてもいいんですけれど、1ヶ月ほど前に「これから毎日一緒に学校へ行きませんか?」と言われて、それ以来毎日一緒に行っています。
2人きりの時は結構少ないです。
ちーちゃんと一緒に行ったり、昨日のように甜歌ちゃんが居たり…2人きりよりは全然に話しやすいんですけれどね。
でも今日は、少しだけ違ったんです。
123投稿者:某殿  投稿日:2005年12月10日(土)22時18分06秒

「あ、里穂。今日は先に行ってて?俺今日ちょっと…」
そう言って目を一瞬伏せた。
その表情はなんだか、里穂を寄せ付けない雰囲気だったのですぐに笑顔を作って、
「分かりました。なら私は先に家を出ますので」
「ホントにゴメン」
手を合わせて公輝様は謝った。
この時はまだ、変だなと思う程度で、全然寂しくも哀しくもなかったんです。


「おはよー、里穂!今日早いね〜」
「…美咲。おはよ」
小さな笑顔で答えました。
彼女は私の親友で美咲。小学校時代からの友達です。
しっかり者でいっつもどこか遅れている私を助けてくれる、そんな大事な友達。

「最近やっと涼しくなってきたよね」
美咲が私に並んで歩きながらそう呟いた。
いつの時代でも、どこでも、男でも女でも、ふと気がついたら天気の話をしているのはなんでだろう?
124投稿者:え?  投稿日:2005年12月10日(土)22時18分38秒
どこに今日書いてるの?
>120ナリ?
125投稿者:某殿  投稿日:2005年12月10日(土)22時18分59秒

「そういえばもうすぐ中間だね。美咲は自信あるでしょ?」
里穂が顔を覗き込むようにして言うと、美咲ちゃんは大きく口を開けて「全然ダメ」と笑っていた。
「そういう里穂も自信ありそうだけど?」
「私はなー…勉強してもすぐに忘れちゃうから」
美咲は「冗談ばっかり」 と呟きながら少し笑ったけれど、それは本当の話。

忘れちゃうというよりかは、覚えていたものが全部ふっとんじゃう。
9時に仕事が終わって、その後に風呂や宿題。
そのあと……公輝様ですから、勉強しても公輝様とのコトの印象が強すぎて頭からふっと抜けていってしまう。
別にそれで公輝様と一緒に夜を過ごすのがイヤというわけではない。
だって、寂しいじゃないですか。

「またテスト競争しようね」
明るくそういう美咲に、里穂は少し戸惑いながら大きく頷いた。
まあ何とかなるだろう、と思って。
126投稿者:ごめん  投稿日:2005年12月10日(土)22時19分12秒
書いてあった
127投稿者:某殿  投稿日:2005年12月10日(土)22時20分28秒

「わりぃ、里穂。今日もダメかも」
それは次の日の朝、また聞くことになってしまった公輝様の言葉。
「別にいいですよ。じゃあ私は先に行っていますね」
にこっと笑えば、ほら。全然痛くない。
「ホントにゴメン」
そう言って今日も手を合わせて謝ってくださった。
里穂にはご主人様のその態度を責めることは出来なくて、また許してしまった。

夜はいつものように唇を重ね合わせたり、互いを求め合ったり、おしゃべりしたり。
でも次の朝になると「ゴメン。今日も一緒に行けない」と謝るのでした。
128投稿者:某殿  投稿日:2005年12月10日(土)22時21分13秒

不審に思いましたし、少しだけ寂しかった。
でもその時はまだ中間テストのこととかが頭にあって、早く学校に行ける分丁度いいなんて、心を誤魔化してきました。

「里穂。今日も夜大丈夫?」
いつもと変わらぬこの調子に、里穂は安心して大きく頷いた。
「だ、大丈夫です!今日もいつもの時間でいいですか?」
「うん。いいよ」
「なら、また後で」
公輝様は踵を返し、また自室へ篭られました。
129投稿者:某殿  投稿日:2005年12月10日(土)22時22分39秒


毎朝一緒に学校へ行けなくても、毎晩一緒に眠ってくれる。
このことが嬉しくて、今まで私は平気だったんです。
朝の数分間よりも、公輝様に抱きしめられて眠る数時間のほうが遙かに大事でした。
“何か事情があったんだ”とか、“今日はきっと里穂と一緒にいる気分じゃないんだ”とか。
学校でこんなことを悩んでいても、夜になればその不安が全て吹っ飛ぶ。
だから里穂は公輝様に抱きしめられている夜が大好きだったんです。

130投稿者:某殿  投稿日:2005年12月10日(土)22時25分13秒
落ちます。

>124サン
えーと、ナリじゃないです。
自分はワードに溜めているんです。そこにかなり書いたってことです。
すみません。ややこしかったですよね!!

そういえばエロ期待してくださってる皆さん、すみません。
しばらくエロないです……。
131投稿者:もう落ちちゃうのー?  投稿日:2005年12月10日(土)22時29分18秒
すぐ更新してねー
132投稿者:あげ  投稿日:2005年12月10日(土)23時30分55秒
頑張れ!自分のペースで^^
133投稿者:里穂  投稿日:2005年12月10日(土)23時31分25秒
「っん……///くすぐったい…です…(体をよじらせる)」
134投稿者:エロがなくなってからの方が  投稿日:2005年12月11日(日)01時39分21秒
小説として期待できそう
age↑
135投稿者:age  投稿日:2005年12月11日(日)12時06分48秒
136投稿者:あげ  投稿日:2005年12月11日(日)13時01分31秒
語り口調で珍しいね
ガンバって
137投稿者:あげ  投稿日:2005年12月11日(日)19時58分11秒
138投稿者:あげ  投稿日:2005年12月11日(日)22時54分50秒
139投稿者:age  投稿日:2005年12月12日(月)14時50分52秒
140投稿者:公輝  投稿日:2005年12月12日(月)15時50分13秒
すみません。
前は俺の彼女の優梨が荒らしのような事をしてしまって・・・・
すごく叱っておきました。
俺は芸能界を辞める気もまったくありません。
このようなレスも気にしないようにしています。
ただこれは彼女の一方的な気持ちであって、
俺は全然気にしていないので某殿さん・・・
ご迷惑かけました・・・・
このレスにはもう俺も彼女も
見ないようにします。
荒らしでご迷惑かけました皆さん、
本当にすみません・・・
そして、今後の活躍を見てください。
天テレでもがんばります。
それではさようなら・・・・公輝 
141投稿者:>140頭大丈夫?  投稿日:2005年12月12日(月)15時58分45秒
  
142投稿者:>141  投稿日:2005年12月12日(月)16時03分49秒
ほっときなって。
143投稿者:某殿  投稿日:2005年12月12日(月)16時05分18秒
公輝さん、
もういいです。
あの事は・・・
私もちょっと荒らしは困りましたが、、、
141サンそういうの辞めてください。
あなたのほうが頭大丈夫ですか??
144投稿者:某殿  投稿日:2005年12月12日(月)16時05分51秒
142サンもです
145投稿者:ナリがうざいな  投稿日:2005年12月12日(月)16時10分37秒
146投稿者:145  投稿日:2005年12月12日(月)16時13分47秒
誰がナリ??
147投稿者:140=143=144=146  投稿日:2005年12月12日(月)16時14分19秒
のナリ
148投稿者:あげ  投稿日:2005年12月12日(月)20時38分40秒
149投稿者:あげ  投稿日:2005年12月13日(火)14時19分24秒
150投稿者:はよみたい!!  投稿日:2005年12月13日(火)14時36分10秒


151投稿者:あげ  投稿日:2005年12月13日(火)17時54分08秒
書いて欲しい!
152投稿者:age  投稿日:2005年12月13日(火)19時34分34秒
153投稿者:あげ  投稿日:2005年12月14日(水)00時06分03秒
154投稿者:あげあげ  投稿日:2005年12月14日(水)14時01分44秒
皆まじ待ってるヵラ!!
155投稿者:あげあげあげあがげあげあげ  投稿日:2005年12月14日(水)14時08分53秒

156投稿者: 投稿日:2005年12月14日(水)14時10分26秒
主s幸せものだな
157投稿者:さげさげさげさげ  投稿日:2005年12月14日(水)14時14分34秒
あげあげあげあげあげあげあげあげ
158投稿者:頑張って!!  投稿日:2005年12月14日(水)14時21分11秒
159投稿者:あげ  投稿日:2005年12月14日(水)20時42分56秒
160投稿者:age  投稿日:2005年12月15日(木)16時49分12秒
161投稿者:あげ  投稿日:2005年12月16日(金)00時14分27秒
162投稿者:待ってるよ〜  投稿日:2005年12月16日(金)14時30分06秒
あげ
163投稿者:age  投稿日:2005年12月16日(金)18時16分49秒
164投稿者:age  投稿日:2005年12月16日(金)18時48分20秒
165投稿者:某殿  投稿日:2005年12月16日(金)18時58分21秒
放置しててすいませんでした!!
いや、書く気ではいたんですよ。
でもちょっと色んな事情が重なりまして、1週間も放置してしまいました。
本当にスイマセン!
156さんの言うように私は幸せ者です。
どうか最後まで見捨てないでください。
では、更新です!
166投稿者:某殿  投稿日:2005年12月16日(金)18時58分49秒

「失礼します」
珍しく部屋は真っ暗だった。
いつもなら電気がついていて障子から明かりが漏れているのに。
「公輝様…?」
手前の布団は膨れ上がっていた。
きっと眠ってしまわれたんだろう、と思い私はそっと歩を進めた。

布団は二つ敷いてある。私…、いや、奴隷の分と公輝様の分。
私じゃなくても、公輝様は大体奴隷の誰かを部屋に連れ込んで眠る。
何でも女の人がいないと少し落ち着かないそうだ。
そういうこともあって、使用人の誰かが毎日二つ布団を敷いて行く。
でも実際に使うのは一つだけ。もう片方は毎日誰にも眠ってもらえず、冷たいまま。
167投稿者:某殿  投稿日:2005年12月16日(金)18時59分59秒

そういえば前にこんなことを話した。

何の会話の流れか覚えていないけれど“女の人がいないと眠れないなんて、子供みたいですね”と笑ったら、“ガキでいいよ。ずっと里穂一緒に寝てくれるでしょ?”と子供みたいに公輝様は笑った。
その後、沢山愛してくださった。

上辺だけなのかもしれないけれど。
168投稿者:某殿  投稿日:2005年12月16日(金)19時00分45秒

「公輝様…?眠ってしまったんですか…?」
小さな声で尋ねてみても、公輝様は返事しない。
きっと眠ってしまったんだろう。

里穂はこのときどうしようかと迷った。
公輝様だって私に手を出さない日がもちろんある。
でもそういう日は大体起きていて、同じ布団で眠っていた。
169投稿者:某殿  投稿日:2005年12月16日(金)19時01分36秒
その時だった。
「…あ、もしかして、里穂?」
公輝様の声だった。声がわりとしっかりしている。ということは今まで眠っていたんじゃないのかもしれない。
でもそんなことどうでもよかった。
公輝様の声が聞けて、里穂は何となく嬉しくなった。
「ハイ!ご主人様。里穂です」
「…いつまで立ってんの?」
「あ、そうですね。失礼します」
私は当然の如く、公輝様の布団に潜り込もうとした。

でも、でも……、でも。
公輝様はそれを拒絶した。
170投稿者:某殿  投稿日:2005年12月16日(金)19時02分58秒
落ちます!
いや、まだ全然書けるんですけどね^^
少々修正したい点がありますので。
あとこれからどんどん公輝と里穂のキャラが変わってくるかもしれませんので、そこは大目に見てください!
では、落ち。
171投稿者:久々の更新嬉しいです^^  投稿日:2005年12月16日(金)19時07分22秒
これからも楽しみにしてるんで、頑張って下さい!!
172投稿者:あげ  投稿日:2005年12月16日(金)20時32分55秒
173投稿者:age  投稿日:2005年12月16日(金)23時31分43秒
age
174投稿者:何で?  投稿日:2005年12月17日(土)00時52分26秒
何で公輝は、拒絶したんですか?
175投稿者:気になるよね  投稿日:2005年12月17日(土)09時25分20秒
続き楽しみにしてますw
176投稿者:age  投稿日:2005年12月17日(土)22時18分10秒
177投稿者:a  投稿日:2005年12月18日(日)13時18分54秒

178投稿者:age  投稿日:2005年12月18日(日)15時00分00秒
179投稿者:某殿  投稿日:2005年12月18日(日)22時16分48秒
あげありがとうございます!!
作者の事情で週末(日曜って週末か?)にしか更新できないかもです。
ごめんなさい><
でもなるべく週末は書きますので、ご了承ください。

更新です!
180投稿者:某殿  投稿日:2005年12月18日(日)22時17分20秒


「ご…うき…様?」
驚きのあまりに声が途切れ途切れになる。
いつものように呼べばいいんだろうけれど、そのいつもが分からない。
里穂は一体いつもどんな声で名前を呼んで、どんな顔をして笑っていたっけ?
「あ、ゴメン。里穂、今日はそっちの布団で寝て?」
「はい…」

自分の早とちりで勝手に公輝様の布団に入ろうとしただなんて、恥ずかしい。
顔から火が出るって言うのは、きっとこういうことを言うんだろう。
顔がやけに熱い。
ティッシュぐらいなら燃えてしまうかもしれない。
181投稿者:某殿  投稿日:2005年12月18日(日)22時17分56秒


「里穂…?」
布団についてから数分間、里穂は一生懸命顔を冷やしていました。
やっと顔が冷めてきた頃に、公輝様が里穂を呼んだ。
きっといつもみたいに意地悪で、こんなことをしたんだろう。
顔が赤くなって、ドギマギする里穂を見てきっと笑って、いつもみたいに笑顔で言う。
――“里穂さん、面白い”――

182投稿者:某殿  投稿日:2005年12月18日(日)22時18分29秒

「何ですか?」
そこまでは一瞬で考えて、里穂はやけに嬉しそうな声を出してしまったと思う。
まるでご主人様が帰ってきた時の子犬のようだ、と心の中で笑ってみた。
「ん?別に…。声が聞きたかっただけ」
最後は笑っていたけど、その声がいつもより曇っていた。
暗くて公輝様の顔が良く見えない。
もし明るくてもきっと見えないだろう。
だって公輝様は里穂に背を向けている。

でもその背中に抱きつきたくて。
こんなこと、して良いとは思っていないけれどどうしても我慢し切れなかった里穂は,
自分の布団を抜け出し、公輝様の布団に足をそっと入れた。
183投稿者:某殿  投稿日:2005年12月18日(日)22時19分19秒

ずっと布団に入っていたのか公輝様の足は里穂の足より温かい。
「里穂さんの足、めっちゃ冷たい」
そう笑って公輝様は里穂から足を遠ざけた。
ああ、またあの痛みだ。でも、笑えば、ほら。痛くないから。
「公輝様がここで寝すぎなんですよ」
ほら。痛くないでしょう?

しばらくそうやって話をしていても、里穂は満たされなかった。
公輝様に思い切り抱きしめて欲しい。公輝様に思い切りキスしてもらいたい。
そんな思いがグルグルと里穂の中を駆け巡っていた。

「公輝様…」
足だけ入れていたはずの公輝様の布団に、里穂はいつの間にか、腕も体も全て入れ、そして公輝様の背中に思い切り抱きついた。
広くて大きな背中は温かくて、里穂が抱きしめた瞬間驚いたのか一瞬だけぴくっと動いた。
184投稿者:某殿  投稿日:2005年12月18日(日)22時19分57秒

“里穂さん、だいたーん”って笑ってくれると思った。
そしてその後冗談でも躯のどこかにキスをしてくれると思った。
コレがいつもの公輝様のやり方だから。
わざと里穂を突き放しても、必ず最後には笑ってくれる。
公輝様のそういうところが大好きなんです。
185投稿者:某殿  投稿日:2005年12月18日(日)22時21分22秒

でも、公輝様の反応は意外なものだった。
「触んないで。そういう気分じゃないから」
ゆっくりと里穂の腕を解くように、体の位置を少しずらした。
そしてちらりと顔だけこちらに向けていた。
その目はなんだか冷たくて、いつもの公輝様と違う感じだった。

「すいません。里穂、先走っちゃって。本当にすいません。…じゃあおやすみなさい」
そこまで笑顔で捲くし立てるように早口で言うと、里穂は腕も足も体も全て公輝様の布団から引っこ抜き、自分の布団に戻った。
186投稿者:某殿  投稿日:2005年12月18日(日)22時22分17秒


“触んないで”
“そういう気分じゃないから”
公輝様のいった言葉が何度も頭の中を駆け巡る。
朝、一緒に学校へは行けないにせよ、夜抱きしめてもらえるのが幸せだった。
それなのに、もう今はそんなことも出来なくなってしまった。

抱きしめられることはおろか、抱きしめることさえも。

里穂は声を押し殺して泣いた。
明日、目が腫れてしまってもいい。
里穂は……いつの間にか里穂は公輝様に嫌われていたんだ。
そう思って思い切り泣いた。
187投稿者:某殿  投稿日:2005年12月18日(日)22時23分49秒
落ちますッ!!
ここから先は若干疲れたときに書いたので適当かもです…^^;
でもなるべくあの2人のイメージを壊さない程度に書いていますので!!(必死w)
まあ今書いたので公輝のイメージ悪くなっちゃったかもしれませんが。
188投稿者:ピックさん、頑張れ  投稿日:2005年12月18日(日)22時25分35秒
 
189投稿者:決め付けはよくないんじゃないかな?>188  投稿日:2005年12月18日(日)22時37分54秒
別人かもしれないよ。
もし同一人物だったにせよ、名前を伏せてるんだから、
そういう風に言うのはやめた方がいいのでは??
190投稿者:あげ  投稿日:2005年12月19日(月)00時27分33秒
191投稿者:あげ  投稿日:2005年12月19日(月)02時52分07秒
 
192投稿者:age  投稿日:2005年12月19日(月)12時42分27秒
193投稿者:agee  投稿日:2005年12月20日(火)17時48分20秒
194投稿者:あげ  投稿日:2005年12月20日(火)23時06分50秒
195投稿者:なんか里穂かわいそう  投稿日:2005年12月21日(水)09時01分10秒
  
196投稿者:んだな  投稿日:2005年12月21日(水)10時40分42秒
  
197投稿者:んだね  投稿日:2005年12月21日(水)11時03分41秒
  
198投稿者:アイドル  投稿日:2005年12月21日(水)12時55分03秒
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199投稿者:あげ  投稿日:2005年12月21日(水)23時08分57秒
200投稿者:里穂可哀想  投稿日:2005年12月21日(水)23時10分01秒
触らないでってひどくない??
201投稿者:里穂!公輝ふっちゃえ!  投稿日:2005年12月22日(木)06時08分59秒
  
202投稿者:里穂ちゃん健気なのね  投稿日:2005年12月22日(木)07時55分40秒
公輝はナンダ〜
203投稿者:age  投稿日:2005年12月22日(木)12時10分52秒
204投稿者:あげ  投稿日:2005年12月22日(木)18時11分03秒
 
205投稿者:あげ  投稿日:2005年12月23日(金)14時06分49秒
206投稿者:age  投稿日:2005年12月23日(金)15時19分34秒
207投稿者:あげ  投稿日:2005年12月23日(金)19時57分16秒
208投稿者:触んないでっつーなら  投稿日:2005年12月23日(金)20時21分47秒
指名すんなぼけー!!!
209投稿者:まぁまぁ  投稿日:2005年12月23日(金)20時24分40秒
続きに期待しよう
今週末も来るかな、某殿さん
210投稿者:age  投稿日:2005年12月24日(土)11時53分47秒
211投稿者:>08だよな  投稿日:2005年12月24日(土)15時09分28秒
ま、公輝はSだから
泣いてる里穂を横目で見て
楽しんでんじゃない?
212投稿者:某殿  投稿日:2005年12月24日(土)19時00分38秒
メリクリッ!!
週末の女こと某殿ですw
結構反響来てますね。公輝はどうして触ろうとしないんだ、というところに。
本日更新分を読み返してみたら、公輝がもっと酷い奴に見えます^^;
まあこんなところで喋ってても仕方がないので更新です!
213投稿者:某殿  投稿日:2005年12月24日(土)19時01分03秒

次の朝、やたらと早く起きてしまった。
いや、正確にはあまり眠れなかったから。眠ったのはきっと3時を過ぎていた。
いつもなら公輝様と一緒に起きて、同じ時間に用意して、同じ時間に食卓をつく。
でも今日はどうしてそんな気分になれなくて、里穂はそっと布団を片付け部屋を出た。

いつもだったら起きる時間が6時半ごろだった。
でも今日は他の使用人の方に伝言を預けて、6時半に家を出た。
理由はただ一つ。
公輝様に会いたくなかったから。
今朝、鏡を見た時驚いた。
目の下には隈。瞼は腫れ上がって、とても見れた顔じゃなかった。
それでも里穂はクラスメイトにその顔を見られる恥ずかしさよりも、公輝様に顔を合わせる気まずさのほうが上回っていた。
214投稿者:某殿  投稿日:2005年12月24日(土)19時01分49秒

当たり前だけど学校に行っても開いていなかった。
その辺でぶらぶら、というのも考えたけれどそれはやめた。
いくらなんでもこの顔で辺りを歩くのは恥ずかしかったから。
代わりに学校の前に突っ立って、教科書に目を落とした。
だって、もうすぐ中間テストだったから。

でもどれだけ教科書を読んでも、公式を頭に入れようとしても、文法を理解しようとしても何も頭に入ってこなかった。
いつまでも頭に響くのは、“触んないで。そういう気分じゃないから”。

でもそれをもう2度と頭に浮かべないようにしようと、頑張って教科書に目を落とす。
涙が溢れそうだった。
でも、我慢した。
涙を流したら、やっぱり後悔すると思ったから。
215投稿者:某殿  投稿日:2005年12月24日(土)19時02分23秒


もうすぐ学校が開く。教科書を鞄に入れようとした時、気付いた。
「あっ」
いくら今朝の里穂が腑抜けだったからってこれはひどすぎる。
筆箱がない。ついでに電子辞書も。
教科書だったらまだ他のクラスの人から借りれるけれど、筆箱はそうはいかない。
さすがに目立ってしまうし、貸してくれる人もそんなにいない。
シャープペンぐらいだったらいいと思うけど、消しゴムを2個持っている人ってそんなにいないだろうし。
明日からテスト始まるのに。

里穂は急いで家に帰った。
あまり速く走れない両足を一生懸命に動かして。

家の前につく頃にはもう息が切れていた。
腕時計で時間を確かめると……、7時半。
ヤバイ。どうしてこんな時間に来てしまったんだろう?
里穂は思い切り後悔した。
216投稿者:某殿  投稿日:2005年12月24日(土)19時03分11秒

「行ってきまーす」
玄関から飛び切り明るい声が聞こえてきた。
思わず、近くの小路に身を隠す。
「行ってきます」
もう一つの声は妙に落ち着いている、低くて心地のいい声。
…公輝様だ。

「ねえ、公クン。今朝なんで里穂さんいなかったの?昨日なんかしたの〜?」
悪戯っぽく聞く甜歌ちゃん。
里穂の隠れている道の前を通る時にそんな話をしていた。
「何もしてねえよ」
「嘘だ」
「嘘じゃないです」
217投稿者:某殿  投稿日:2005年12月24日(土)19時04分44秒


そこで話は途切れてしまった。
というか聞こえなくなってしまった。

甜歌ちゃん。公輝様は確かに嘘は言っていないよ。
里穂には何もしなかった。本当に何も。
だから、こんなに辛いの。

里穂はそっと家に入り、忘れ物を取りに戻って、すぐにまた学校へ戻った。
学校に行ったら、少しは忘れることが出来るかな、と思って。
218投稿者:某殿  投稿日:2005年12月24日(土)19時06分04秒
落ちますっ!!
219投稿者:切ないですねー…  投稿日:2005年12月24日(土)19時45分54秒
続き、気になります。
頑張って下さい
220投稿者:age  投稿日:2005年12月24日(土)20時37分19秒
221投稿者:里穂がかわいそう・・・  投稿日:2005年12月24日(土)21時01分58秒
小説なんだけどね
222投稿者:アヒルGET!  投稿日:2005年12月24日(土)21時25分35秒

223投稿者:あげ  投稿日:2005年12月25日(日)10時55分57秒
224投稿者:メリークリスマス!  投稿日:2005年12月25日(日)11時44分15秒
あげ
225投稿者:age  投稿日:2005年12月25日(日)16時45分13秒
226投稿者:あげ  投稿日:2005年12月25日(日)21時02分28秒
227投稿者:あげ〜〜〜  投稿日:2005年12月26日(月)10時47分25秒
げ〜
228投稿者:あげ  投稿日:2005年12月27日(火)11時11分12秒
  
229投稿者:卅?閤!!  投稿日:2005年12月27日(火)14時11分54秒


230投稿者:厩゙  投稿日:2005年12月27日(火)14時14分04秒
 
231投稿者:気になる〜  投稿日:2005年12月27日(火)14時29分31秒
あげ
232投稿者:まだ??  投稿日:2005年12月28日(水)13時29分21秒
頑張って
233投稿者:あげ  投稿日:2005年12月28日(水)14時13分33秒
234投稿者:あげ  投稿日:2005年12月28日(水)20時25分59秒
235投稿者:あげ  投稿日:2005年12月29日(木)09時16分39秒
236投稿者:某殿  投稿日:2005年12月29日(木)12時29分25秒
たくさんのあげどうもありがとうございます!!
最近になって分かったことなのですが、どうやら自分はSらしいのです。
と、言うか(好きにしての)公輝と少し考えが似てる??感じです。
まあそんな余談はさて置き、今日もとっとと更新です。
ワードで今日全部書き上げましたが、36ページほどになりました。
最近エロを書いていなかったせいか、エロ部分短い上に下手糞です。
まあこんなにネタバレしんととっとと更新しろって感じですよね。
はい、スイマセン。
では更新です!
237投稿者:某殿  投稿日:2005年12月29日(木)12時30分27秒

その日の夜。公輝様は里穂を指名したのに、相変わらず指一本触れてこなかった。
すごく寂しかった。
たった2日間触れてもらえなかっただけだったのに、妙に躯が寂しい。
いつも公輝様に抱きしめられていたから?
こんなに近くにいるのに触れたら怒られるから?
どうして……。
どうして里穂に触れてくれないんだろう?

「公輝様」
「あ?」
「明日から、テスト始まるんです」
「ああ、中間?」
公輝様がこう聞いたのにはワケがある。
公輝様の学校は2学期制。この時期にテストがない。
だから確認のために。
…だと思う。
238投稿者:某殿  投稿日:2005年12月29日(木)12時30分56秒

「だから明日から…、勉強しないといけないんで……」
語尾がどんどん弱々しくなっていく。
きっとここまで言えば分かってくれるだろうからそこで切り上げた。
というか自分では言えない。
“指名しないでください”なんて。
「分かった」
それだけ言って公輝様の声は消えた。

公輝様は一体何を思っているだろう?
寂しがってはないと思う。
だって、里穂のことお嫌いだろうから。
多分こう思っている。
“奴隷のくせに”

そう思うと、涙は出ないけれど切ない気分になった。
239投稿者:某殿  投稿日:2005年12月29日(木)12時31分28秒

次の日。里穂はご飯をみんなで食べた後すぐに家を出た。
もう分かるから。
公輝様に何も言われなくても一緒に学校へ行こうなんていう気持ちは微塵もなかった。
自分が惨めになるだけだ。

それより今日からテストだから。
一生懸命頑張らないと。

テストは時間が足りないというわけでもなく、むしろ少し余ってしまうほどだった。
でも余るとだめなんだ。
余ると今朝見た2人の楽しそうに笑う姿とか、昨日言われた言葉とかがグルグルと駆け巡って、心にますます余裕がなくなってしまう。
現代文のテストは、後半そんなことを考えていたせいで見直しするのを忘れてしまった。
次の生物のテストじゃそんなことはなかった。
だって苦手だから。時間が足りなくて、そんなこと考えている余裕がなくなった。

いや、逆かもしれない。
あの2人の姿がチラチラして、集中できなかったのかもしれない。
どっちにせよ、今回のテストの点は良くない気がする。
元々生物苦手だったけど。
240投稿者:某殿  投稿日:2005年12月29日(木)12時32分39秒

家に着いたのは12時前。もちろん同年代の人たちはまだ誰も帰っていない。
同い年のちーちゃんの学校は来週の月曜日かららしい。
一緒に勉強して分からないところ教えあったりしてるんだけれど、授業進度が違うらしくて苦手な数学は里穂のテスト範囲と結構違っちゃってた。
里穂の学校のほうが進んでるようだ。

甜歌ちゃんもそろそろテストらしいけれど、全然勉強してないみたい。
大丈夫なのかな…?


12時前に戻った里穂は家で昼食をとり、そのままみんなが帰ってくる時間までお仕事をしていた。
みんなが帰ってくる夕方になったら仕事を交代して勉強するつもり。
それは周りの人も知ってるし、学生使用人は代々そうやってテスト勉強をしてきたらしい。
学生奴隷全員がテストの日が同じなんて、なかなかありえないことだから。
241投稿者:某殿  投稿日:2005年12月29日(木)12時33分51秒


「わー、風強い」
外に出て庭に落ちた木の葉を集めていたら風が強くてどこかへ飛んでいく。
そういえばちょっと前に公輝様と甜歌ちゃんで一緒に焼き芋焼いてたっけ。
“まだちょっと時期早いけどね”と公輝様は笑って、甜歌ちゃんは“いい感じに焼けたんですよー。里穂さんもいりますか?”とか言ってホクホクした焼き芋を差し出してくれた。
確か里穂はそれを受け取ったはずだった。

あの時は嫉妬なんて全然感じてなかった。
それなのに…今はどうしてこんなにも心がザワザワするんだろう?
242投稿者:某殿  投稿日:2005年12月29日(木)12時35分17秒
落ちます。(待たせた割りに更新短いぞーとか言わないでください^^;)
243投稿者:交際スタート!!  投稿日:2005年12月29日(木)12時39分22秒
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244投稿者:頑張れ!!  投稿日:2005年12月29日(木)13時30分53秒
ファイト!!
245投稿者:頑張れ!  投稿日:2005年12月29日(木)14時13分49秒

246投稿者:切ないーーー  投稿日:2005年12月29日(木)14時28分18秒
頑張って下さい
247投稿者:age  投稿日:2005年12月30日(金)11時35分48秒
248投稿者:age  投稿日:2005年12月30日(金)23時35分28秒
249投稿者:age  投稿日:2005年12月31日(土)10時31分19秒
250投稿者:ぁぁ。。  投稿日:2005年12月31日(土)18時27分39秒
年明けまでに見たかった。。ぁぁぁぁぁぁ。。。。
251投稿者:某殿  投稿日:2005年12月31日(土)18時59分24秒
あげありがとうございます!!
250サンの年明けまでに見たかったという言葉を受けてやって参りました!!(まあそうじゃなくても更新はしましたけれど)
おそらく今が今年最後の更新日になるでしょう!
来年も引き続きよろしくお願いします。
では、更新です!!!
252投稿者:某殿  投稿日:2005年12月31日(土)18時59分47秒

公輝様が帰ってきたのは5時半頃。いつも通りのご帰宅だった。
「お、お帰りなさいませ」
なんでだろう?少し緊張する。
間違いなく顔が少しだけ赤い。
「ただいま。テストどうだった?」
公輝様はいつもの調子だ。
それが嬉しかったような、哀しかったような複雑な気分になった。
でもなんにせよ、公輝様と少しでも喋られるのが嬉しくて、里穂は少しだけ舞い上がっていた。

その日の夜はしっかりと勉強に時間を充てた。
次の日のテストで必ずいい点を取るために。
でも――勉強してる最中も頭を過るのは2人の姿。
こんなんじゃ駄目だって気を引き締めても、結果は同じことだった。

その日の夜、公輝様は愛実さんを指名したようだった。
253投稿者:某殿  投稿日:2005年12月31日(土)19時00分34秒


テスト2日目を終え、土日を挟んであとの2日を頑張るのみ。
残念ながら、3日目は苦手な数学?が入っている。
土日は死ぬ気で勉強しないと。

日曜日。
昨日1日ずっとお仕事をしていた所為で夜になったらすぐに眠ってしまった。
今日1日がお休みだったのが不幸中の幸い。
思う存分勉強が出来るから。
でも他の皆さんがバタバタと忙しそうに仕事をしている音がすると、少し申し訳ない気分になってしまう。
それでも苦手なところは少しでも潰しておきたくて、一生懸命勉強した。

昼の12時になり、昼食の時間になった。
昼食は朝食ほどではないけれど、なるべく一緒にご飯を食べるようにしている。
これも昔からの慣わし。
254投稿者:某殿  投稿日:2005年12月31日(土)19時01分17秒

「あれ?甜歌ちゃんは?」
昼食の時に呟いた一言。
殆ど独り言だった。でもそれは独り言にしては大きすぎる独り言で。
ご丁寧にも愛実ちゃんが教えてくれた。
あまり…里穂は知らないほうがいい内容だったけれど。

「え?里穂さん聞いてないんですか?公輝様から」
「え…ご主人様から?」
どうして甜歌ちゃんの話題にご主人様が出てくるんだろう。
仲はいいけれどどうして愛実さんは、公輝様から何も聞いていないんですかと聞くのだろう?
ちょっと頭を捻れば簡単に分かる問題が、里穂にはなかなか解けなかった。
いや、解けていたけれど口には出せなかった。
255投稿者:某殿  投稿日:2005年12月31日(土)19時02分09秒
「あの2人、今日一緒にお買い物行ったらしいですよ。昨日の夜、公輝様から聞いたんです」
「お買い物…」
それって、本当に単なるお買い物なんだろうか。
本当は、本当は―――。

「里穂さん?」
「えっ?あ、うー…、何?」
最初の母音は驚いたから出ただけであって、全然意味がない。
とにかく里穂は愛実さんに現実世界に引き戻された。
「いえ、ボーっとしてるから」
「あ…っ、ちょっと勉強しすぎちゃったかな〜?」
そう言って笑うと、愛実さんは少し違和感を感じたような顔をしつつも、納得したようだった。
256投稿者:某殿  投稿日:2005年12月31日(土)19時02分50秒


…笑えば平気。
だってあの2人だってきっと笑ってる。
顔さえ誤魔化せれば、なんとか心だって誤魔化せる。
でも――、無理かもしれない。今日だけは。
どんなに頑張っても涙が溢れ出る。

滲んでいく。ノートの文字が。
里穂の涙によって。
霞んでいく。周りの景色が。
涙が、止まらないから。
257投稿者:某殿  投稿日:2005年12月31日(土)19時03分36秒


あの2人が帰ってきたのは、夜の7時ごろだった。
その頃には涙も乾いてて、前みたいに顔が見せられなくなるほど腫れ上がったりはしなかった。
お買い物から帰ってきた公輝様はクタクタで、甜歌ちゃんは「すごい楽しかった〜」 とはしゃいでいた。
でも甜歌ちゃんにも疲れの色が少しだけ見える。
いつも元気な女の子だけに、少し心配だった。
「あのー…大丈夫?」
「ハイ!全然平気です!」
いつも元気な甜歌ちゃんは、疲れていても元気だった。
笑顔を里穂に向けてくれている。
やっぱり里穂は甜歌ちゃんが大好きだった。
258投稿者:某殿  投稿日:2005年12月31日(土)19時04分26秒

「それより里穂さん!今日のご飯はなんですか?」
「今日はねー、揚げ出し豆腐とカレイの煮付け。あと小松菜のおひたしもあったかな?」
そう言って微笑むと甜歌ちゃんは微妙な顔をした。
甜歌ちゃんってそんなに和食好きじゃないから。
それは甜歌ちゃん本人から聞いた話だから間違いない。
でもそのくせ人一倍食べる。
彼女曰く「腹が減っては戦は出来ぬ、ですよ!」…だそうだ。

そんな真っ直ぐな甜歌ちゃんが大好きなのに、心がざわつく。

「じゃあ着替えてきますね!」
そう言って甜歌ちゃんは部屋に帰っていった。
やっぱりこの家で洋服というのは落ち着かないのだろう。
公輝様もそれは同じみたいで、何も言わずに部屋に帰っていった。
259投稿者:某殿  投稿日:2005年12月31日(土)19時05分17秒



“今日は何やってたの?”、“どこに行ってたの?”
甜歌ちゃんに聞けば教えてくれるかな?
でも聞けない。
やっぱり2人の時間は邪魔しちゃいけない気がするし、里穂が詮索する権利なんてどこにもない。
だからやっぱりそのままにしておいた方がいい気がする。
って言うか、聞く勇気が湧いてこない。

夕食の時も終始仲の良さそうな2人を見て、里穂はそう思った。
――もう、里穂が入り込む隙間なんて無いんだ――
260投稿者:某殿  投稿日:2005年12月31日(土)19時06分14秒

そもそも里穂は公輝様の彼女でもなんでもない。
他の人とどこへ行こうが、気にしちゃいけない。

なのに…どうしてこんなに心がざわつくんだろう?

頬に一つ道が出来てしまった。
涙で作られた道だ。
悲しいというよりは切なくて、切ないというよりは寂しくて。
でも何よりも愛している公輝様を甜歌ちゃんに取られたみたいで少し腹が立った。
でも…里穂は公輝様のなんでもない。
公輝様は里穂じゃなくて甜歌ちゃんを選んだだけのこと。
ただそれだけのこと。
261投稿者:某殿  投稿日:2005年12月31日(土)19時06分51秒


里穂は自分の布団に就いた。
なんだろう?気分が悪い。
公輝様と甜歌ちゃんのこと考えすぎていたせいかな?
グルグルと色んな感情が渦巻いていて、自分がこんな人間だったんだってなんだか寂しくなった。
自分も汚い人間だって思ってしまった。

今、間違いなく里穂は甜歌ちゃんに嫉妬している。

262投稿者:某殿  投稿日:2005年12月31日(土)19時08分00秒
落ちますっ!!
今日は珍しく結構更新しましたね。
多分終わってるという余裕でしょうw
では、皆さん良いお年を^^
来年もよろしくお願いします。
263投稿者:来年も頑張って下さいね  投稿日:2005年12月31日(土)20時42分08秒
楽しみにしてます
264投稿者:お久しぶりですね〜戻ってきてくれてうれしいです  投稿日:2005年12月31日(土)20時47分43秒
里穂ちゃん、切ない・・・
あげ
265投稿者:スレついていけねぇw  投稿日:2005年12月31日(土)22時19分40秒
公里わかれたしw
266投稿者:小説の中だけでも公里がハッピーになったらいいな〜  投稿日:2006年01月01日(日)07時35分52秒
あげ
267投稿者:>66そうだね・・・  投稿日:2006年01月01日(日)08時29分10秒
ここだけででも里穂ちゃんには幸せになって欲しいな
某殿さんお願いします!目出度い結末にして
268投稿者:age  投稿日:2006年01月01日(日)23時11分42秒
269投稿者:今年も応援してるんで  投稿日:2006年01月02日(月)11時55分08秒
頑張って下さいw
270投稿者:age  投稿日:2006年01月02日(月)15時16分51秒
271投稿者:最新の完全無料女性紹介所サイト  投稿日:2006年01月02日(月)15時36分48秒
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272投稿者:age  投稿日:2006年01月02日(月)19時29分10秒
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273投稿者:あげげ  投稿日:2006年01月02日(月)20時51分02秒
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274投稿者:里穂であげ  投稿日:2006年01月02日(月)21時36分03秒
  
275投稿者:りっぽぁげ  投稿日:2006年01月02日(月)22時06分37秒
  
276投稿者:age  投稿日:2006年01月03日(火)10時40分20秒
277投稿者:あげ  投稿日:2006年01月03日(火)22時08分10秒
278投稿者:某殿  投稿日:2006年01月03日(火)22時39分32秒
あげありがとうございます!!
今年も頑張りますよ〜〜!!!
265サンが言ったように今本スレちょっとヤバイデスよね;;
個人的には里穂さん好きなんで幸せになってほしいです。
でも自分はハッピーエンドと縁のない生活を送っているので(笑)、どうなるかは分かりません。
では、更新です!!
279投稿者:某殿  投稿日:2006年01月03日(火)22時39分49秒
テスト3日目。
この日も朝早くに家を出た。
どうせ公輝様は甜歌ちゃんと一緒に学校へ行きたいだろうし、里穂だって朝早く学校へ行って勉強したい。
…なんだかものすごく自暴自棄。

苦手な数学の問題を解きながら、唸っていると1学期の期末のちょっと前にした甜歌ちゃんとの会話を思い出した。

「里穂さん、数学苦手なんですか?」
確かその時も数学の問題集片手に唸っていた時だったと思う。
「そうなのー。甜歌ちゃんは?」
「甜歌も全然だめですっ!!…あ、数学苦手なら公クンに教えてもらえばいいですよ!」
「え…。公クンって…公輝様のこと?」
このときはまだ甜歌ちゃんは人前で“公クン”と呼ぶことは全然無かった。
だから一瞬誰のことだか分からなくなってしまった。
280投稿者:某殿  投稿日:2006年01月03日(火)22時41分19秒

甜歌ちゃんは当然という感じで頷いていた。
「そうですよ!!前言ってたんですよ〜。俺数学得意だからって」
「へ〜、そうなんだ。なら今度教えてもらおうっと」


…どうして今この会話を思い出すんだろう?
また少し気が散って問題が解けなかった。


281投稿者:某殿  投稿日:2006年01月03日(火)22時42分03秒

今日のテストは結構やばかったかも知れない。
一応書けるところは全部書いたと思うけど、どんな問題が出てきたのか全然思い出せない。
だから、はっきり言って点数のほうは自信が無かった。

「里穂さんって明日でテスト最終日だよね?」
部屋で勉強していたらちーちゃんにそう話しかけられた。
「うん、そうだよ。ちーちゃんは今日からだっけ?」
「うん。でも一気に4日間はキツイよ〜。里穂さんトコみたいに土日挟んで4日間が良かったなぁ」
羨ましそうにちーちゃんは呟いた。
実際4日間連続ってきついと思う。
今回のテストは土日挟んで4日間だったけど、毎回毎回そうじゃない。
一気に4日間ともなると最終日にはもう集中力が切れてしまっている。
「う〜ん…でも土日挟むのもきついよ?土日も気が休まらないし…」
そこまで言った時に、誰かが部屋に入ってきた。
282投稿者:某殿  投稿日:2006年01月03日(火)22時42分50秒

「あの〜…里穂さん。ちょっと」
「なぁに?拓巳くん」
それは男の子の学生使用人拓巳くんだった。
確かまだ中学1年生だったはず。
その拓巳くんが手招きしている。
里穂はちーちゃんに「じゃあまた後で」と声を掛けて部屋を出て行きました。

「どこ行くの?」
「いいから。ちょっと…」
そう言って連れてこられたのは客間。
今はお客さんが居ないから、ただの空き部屋だ。
283投稿者:某殿  投稿日:2006年01月03日(火)22時44分07秒

「どうしたの?拓巳くん…」
「僕ね、見ちゃったんだ」
「見たって…?」
嫌な予感がする。なんだか上手く口が動かない。
拓巳くんは意地悪そうに笑ってこう言った。
「公輝様…キスしてたよ」
こんな風にねと付け加えて、急にキスしてきた。
舌は入っていない普通のキス。
でもものすごく嫌悪感を抱いてしまう。

「ちょっ……、やめて!」
もうすぐで舌が入ってきそうなキスだった。
寸でのところで拓巳くんを突き放すように唇を離した。
284投稿者:某殿  投稿日:2006年01月03日(火)22時45分04秒

拓巳くんはそんな里穂を見て面白そうに笑ってこう言った。
「いいの?続き聞かなくても」
「続き……。聞かせてください」
正直聞きたくなかった。でも聞かなきゃいけないような気がした。
誰にキスをしたのか、里穂だって予想がついた。
でもそれを自分から言い出す気にはなれなかった。

「じゃあ僕に奉仕してよ」
そう言ってその場にゴロンと寝そべった。
そして呟く。
「僕は何もしないから」
と。
285投稿者:某殿  投稿日:2006年01月03日(火)22時46分09秒
落ちます。微妙なところでスイマセン。
本当はもうちょっと書きたかったんですけど、いとこが使いたがっているのでw
286投稿者:どうする里穂?!  投稿日:2006年01月03日(火)22時56分04秒
って感じですねw続きが気になる!!
287投稿者:里穂可哀相・・・・  投稿日:2006年01月04日(水)08時05分51秒
  
288投稿者:はやく  投稿日:2006年01月04日(水)11時17分07秒
頑張れ?
289投稿者:拓巳め。。。  投稿日:2006年01月04日(水)11時17分57秒
里穂になにすんぢゃぃ〜〜〜〜〜〜〜〜
290投稿者:あげ  投稿日:2006年01月05日(木)11時06分19秒
291投稿者:拓巳は悪魔か・・  投稿日:2006年01月05日(木)15時52分24秒
  
292投稿者:age  投稿日:2006年01月05日(木)22時06分34秒
293投稿者:age  投稿日:2006年01月06日(金)19時50分18秒
294投稿者:age  投稿日:2006年01月07日(土)10時22分35秒
295投稿者:age  投稿日:2006年01月07日(土)20時16分22秒
296投稿者:age  投稿日:2006年01月08日(日)10時45分58秒
297投稿者:某殿  投稿日:2006年01月08日(日)20時06分09秒
お久しぶりです。
拓巳に結構非難来てますね〜。
若干本物の笠原拓巳とは違う感じしますが、そこは御了承ください。
そろそろこの物語も若干終わりに近づいてきています。
ページで言うと、36ページ中22ページ目ですw
まあそんなことはどうでもいいとして、更新しちゃいます。
298投稿者:某殿  投稿日:2006年01月08日(日)20時07分07秒

「えっと…何をお望みですか?…里穂、攻めるの苦手でして…」
「そんなのエッチなことに決まってるでしょ?友達同士じゃないんだから」
嘲笑するような言い方だった。
そりゃそうだ。里穂は奴隷で、それで奉仕と言ったらそういうコトになってしまうだろう。
でもこの人は、里穂のご主人様じゃない。

「いいから。自分なりにやってみて?」
「ハイ…」
そっと拓巳くんの唇に自分の唇を重ね合わせ、舌を入れた。
ものすごく恥ずかしい。考えてみれば公輝様以外の人にこんなキスをするのは久しぶりだった。
多分中3の秋。当時付き合っていた彼氏が最後だったと思う。
「里穂は可愛いなぁ。…僕に奉仕している里穂は可愛いよ」
虫唾が走る。どうしてこの人にこんな恥ずかしいキスをしなければいけないのだろう。
「下手クソだけどね。そっちの方が萌えるよ」
中学1年生のクセに。
そんな感情が胸をよぎる。
一体いつもどんな風に女の子と遊んでいるんだろう?
299投稿者:某殿  投稿日:2006年01月08日(日)20時07分55秒

「攻めるのは苦手なんです…」
「へー、そうなんだ。なら公輝様にいつもやってることやってよ」
悪魔みたいな笑顔だ。
公輝様にいつもやってること…?
そんなこと、出来るはずがない。
「ご主人様には…、攻めたことありません…」
「じゃあ公輝様にはいつも何されてるの?」
しつこく聞いてくる拓巳くん。
嫌いじゃないけど、この数十分間で里穂の中の拓巳くんのイメージは悪くなっていった。
「えッ……色々と、気持ちよくさせてもらっています……」
自分で言ってて恥ずかしい。頬が紅潮するのが分かった。
拓巳くんは面白そうに顔だけ笑って、こう言った。
「さっきの話だけど、公輝様、甜歌にキスしてたよ。こんな風にね」
そう言って里穂の唇に自分の唇を重ねる。
でもそんなことどうでもよかった。それよりもそれは本当のことなの?


――公輝様が、甜歌ちゃんにキスしてた?――

300投稿者:某殿  投稿日:2006年01月08日(日)20時08分43秒

「ん……。甜歌ちゃんに…?ご主人様が…?」
そう言うとまたキスを何度も続けてしてきた。
里穂が欲しいのはそれじゃない。
答えだ。
里穂のした質問の答えが欲しい。

「そう。甜歌に公輝様がキスしてたんだよ。俺、偶然見ちゃったんだよね。
 しかも……、指名もしないでだよ?どう思う?」
そういいながらキスを続けた。
301投稿者:某殿  投稿日:2006年01月08日(日)20時09分33秒

嘘だ。嘘だ。嘘だ。
そんなの絶対嘘に決まっている。
「っん…っ…。いくら何でも……指名はしてたでしょう?」
不安そうに聞いてしまった。
いや、実際不安なのだ。
絶対にそういう関係にならないと思っていたから。

でもそうと言いきれる?
本当にそんな関係にならないと言い切れる?
そう聞かれると答えは“NO”だった。
302投稿者:某殿  投稿日:2006年01月08日(日)20時10分35秒

あまりに不安そうな顔をしていたのか、拓巳くんは里穂を抱きしめて優しくキスをした。
「本当だよ。誰か使用人が通った時に公輝様に『今日は甜歌ちゃんを指名なの?』って公輝様が聞かれてたんだ。
 そしたら公輝様は『そんなワケないですよ。こいつ指名するぐらいなら、俺腹切って死にます』 って笑ってたしね」
そこまで言うと拓巳くんは里穂に徐にディープキスをした。
しばらく公輝様に触られていなかったこの躯は、少しの刺激で感じてしまうほどになっていた。

「ちょっ……んん…ふぁ…ん…」
顔が赤くなっているのが分かる。
中学生1年生相手に感じているなんて恥ずかしい。
感度の高すぎるこの躯がいけないことぐらい分かっているけれど、どうにもならない。

「どうする?甜歌ちゃんに嫉妬する?…それとも公輝様のこと」
拓巳くんはそこで言葉を切った。
でも切られても分かる。
多分拓巳くんは“嫌いになっちゃう?”と聞きたかったんだと思う。
303投稿者:笠Pが嫌いになってくるな  投稿日:2006年01月08日(日)20時10分47秒
あげ
304投稿者:某殿  投稿日:2006年01月08日(日)20時11分17秒

拓巳くんのことは何となく疑えなかった。
というよりその話を信じていた。
リアルとかそういう問題じゃなくて、なんとなくそろそろそんな風になってきてもおかしくないから。

…悔しくて涙が出た。
公輝様にキスされた甜歌ちゃんに対してじゃなくて、そんな風にされても公輝様を嫌いになれない自分に対して腹が立った。
どうして……こんなに好きなんだろう?
どんなに冷たくされても、誰か他の人に勝手にキスしても、どんなに嫌いになろうとしても、どうしてこんなに公輝様のことが好きなんだろう?

「じゃあ僕はこれで」
何度も里穂にキスをしていた拓巳くんが部屋から出て行った。
気が付けば里穂の着物は少し肌蹴ていて、胸元に妙な熱さを感じる。
きっとここにキスされたんだと思う。

痕が残っても平気。だってもう公輝様は里穂なんかに興味がないでしょうから。
305投稿者:某殿  投稿日:2006年01月08日(日)20時13分52秒
落ちです!!
>303サン
レスありがとうございます!!
笠Pは悪い子じゃないんですよ、きっと。
自分も好きですしv
ただこの小説書く時は“嫌な奴”って思いながら書いてますw

さて、そろそろこの小説も終わりますし新たに小説書きましょうかねぇ。
面倒なのでこのスレで書きますが。
またそちらの方もよろしくお願いします。
306投稿者:あげ  投稿日:2006年01月08日(日)20時45分37秒
頑張れ!!
307投稿者:最後はハッピーエンド?  投稿日:2006年01月08日(日)20時47分24秒
あげ
308投稿者:kkk  投稿日:2006年01月09日(月)03時31分21秒
天てれ板での小説は小説板に書き込んで・・
http://ame.dip.jp/log/tentele/050424142523.html
ガンマン
309投稿者:kkkどのスレにもご苦労なこって  投稿日:2006年01月09日(月)07時10分59秒
あげ
310投稿者:age  投稿日:2006年01月09日(月)19時30分57秒
311投稿者:頑張って!!  投稿日:2006年01月09日(月)22時18分12秒
312投稿者:もう終わるの?最後には公輝出てくるんだよね〜  投稿日:2006年01月10日(火)09時40分38秒
本物もヨリ戻してるみたいだし
313投稿者:age  投稿日:2006年01月10日(火)22時31分28秒
314投稿者:あげ  投稿日:2006年01月11日(水)01時30分19秒
  
315投稿者:あげ  投稿日:2006年01月11日(水)21時51分45秒
316投稿者:age  投稿日:2006年01月12日(木)17時27分56秒
317投稿者:age  投稿日:2006年01月12日(木)23時37分27秒
318投稿者:まだかな・・・  投稿日:2006年01月13日(金)10時18分07秒
あげ
319投稿者:某殿  投稿日:2006年01月13日(金)20時48分39秒
あげどうもです!!
本スレの2人はヨリ戻してよかったですよね。
後はこの小説の里穂が幸せになれるかどうかが問題ですねー…。
さて、どうなるんでしょうね?
320投稿者:某殿  投稿日:2006年01月13日(金)20時49分03秒

中間テスト最終日。
驚くほど落ち着いてテストが出来た。
落ち着いてというよりかは、沈みながらだったけれど。
でもそのことを考えすぎて、ということはなかった。

「里穂ー!テスト終わったし今日カラオケでも行かない?」
「あー…ごめん。お仕事溜まってるし…」
「そっかそっか。いいよ。また行こうね!」
「ごめんね」
別に特にお仕事が溜まっているわけじゃないけどそう言っておいた。
正直今はそんな気分じゃない。

帰るときに職員室の前を通ったら、数学の先生と出会った。
里穂の顔を見るなり言った言葉がこれだった。
「飯田…。数学のテスト勉強してなかったのか?」
点数は相当ひどいものだったらしい。
321投稿者:某殿  投稿日:2006年01月13日(金)20時50分38秒

「只今帰りました」
これは使用人が使う前田家での“ただいま”。
少し長いけどもう慣れたから平気。
去年の6月頃からここでお世話になっているからか、ものすごく自然に使えるようになった。

「おかえり」
靴を脱ぎ振り返るとそこには公輝様がいた。
驚いたのと、なんだか気まずいので思わず顔を伏せてしまった。
「た、只今帰りました。…ご主人様」
「うん、分かってるって」
公輝様は軽く笑ってそう言った。

――本当に甜歌ちゃんとキスしたんですか?――
そう聞いてみたくてもなんだか聞けない。
本当のことを言われるのが怖いからなのか、嘘だったとき恥ずかしいからか分からないけれど。
322投稿者:某殿  投稿日:2006年01月13日(金)20時51分33秒

「今日、大丈夫?」
これは公輝様が里穂を指名するときによく使う言葉。
ということは指名してくださるんだ。
里穂はにわかに嬉しくなった。
けれど……。
「平気ですけど……。私なんか指名したら怒られちゃいますよ!」
無理矢理明るい声を作ってみる。
公輝様は「誰に?」と呟きながら小首を傾げた。
「俺は里穂を指名したいんだから。じゃ、いつもの時間に」
「…はい」
少しうつむき加減でそう言うと、公輝様は優しく笑って部屋に戻った。

いつもの時間よりも少し遅くなってしまった。
11時35分。理由は…なんだか来にくくなっていたから。
公輝様…怒ってらっしゃるかな?
323投稿者:某殿  投稿日:2006年01月13日(金)20時52分37秒

「失礼します」
「遅かったじゃん」
公輝様はいつものように机に向かってノートを広げていらっしゃいました。
多分勉強。
それ以外やっていることがあるとは思えないし。
しかも理科の教科書が広げられている。

「早く寝よう」
「……ハイ」
どっちで寝ればいいんですか?
とは聞けなかった。
公輝様は何も言わずにとっとといつもの布団に入ってしまった。
里穂は少し迷ってから隣に敷いてある布団に就いた。
324投稿者:某殿  投稿日:2006年01月13日(金)20時53分50秒

「あ、そっちで寝るんだ。こっちでいいのに」
公輝様はクスっと笑ってそう言った。
こっちでいいのに、っていうことは里穂は公輝様と一緒に眠れるんですか?
また、抱きしめてもいいんですか?
「そっちで寝るの?」
「い、いえ…!」
「じゃあどうぞ」
公輝様はまたクスリと笑った。
その笑顔、里穂に向けられるのがたまらなく久しぶりな気がするのはどうしてだろう?

里穂が布団に入ると、公輝様は何も言わずにキスをしました。
普通のキスではなく、ディープな方を。
「ん……やぁ…ふぁ……」
感じながらも甜歌ちゃんの顔が頭を過ぎる。

こんなキス、甜歌ちゃんにもしたのかな?

325投稿者:某殿  投稿日:2006年01月13日(金)20時54分18秒

公輝様は黙って唇を離し、首筋にキスを始めました。
いやらしい音が里穂の耳にも届いてくる。
「やっ……」
公輝様は首筋にしていたはずのキスを、どんどんと下に下ろしていき、少し胸を肌蹴させそこにキスした。
いや、しようとした。

「なに?これ」
公輝様はキスを辞めた。
その上里穂に質問してくる。
“なに?これ”
どういう意味……?
326投稿者:某殿  投稿日:2006年01月13日(金)20時55分29秒

「え?」
「だから、このキスマーク誰に付けられたの?」
公輝様の声は低くて唸るようだった。
この声を出す時は大体怒っているということだ。
「誰につけられた?ってか、俺じゃないよね?」
「は、はあ…」
しばらく触ってくださらなかったくせに。
「で、誰?」
「言えません……」
あんなことされても拓巳くんは友達みたいなもの。
それに拓巳くんの家は母子家庭で、お母さんと2人でここに住み込みで働いている。
もしも公輝様にそのコトを言ったら、最悪の場合解雇されてしまう。
それだけは避けなければ。

「ったく。俺がいない間に何やってんだよ」
吐き捨てるように、小さな声でそう言った。
なんだろう?ものすごく不快な気分になった。
327投稿者:某殿  投稿日:2006年01月13日(金)20時56分23秒

「…ご自分は、どうなんですか?」
起き上がってから小さく俯き、小さく唸るような声でそう呟いた。
公輝様の耳には何を言っていたのか分からなかったようで、「え?」と顔を覗き込みながら聞き返してきた。
里穂は少しその視線を外し、またこう言った。
「御自分は、どうなんですか?」
…声が震える。
涙はなんとか我慢できる。
公輝様は里穂がそう言ってから1秒後に、思い当たる節が見つかったのか一瞬動揺した顔を見せた。

「聞きました。……甜歌ちゃんにキスしたって本当ですか?」
公輝様がどんな顔をしていたか分からない。
今は何となく公輝様の顔を見たくない。
328投稿者:某殿  投稿日:2006年01月13日(金)20時57分26秒

公輝様は大きく息を吐くと、言葉を置くようにしてこう言った。
「うん、本当。…里穂は、それ知って嫌な思いした?」
「嫌な思いしないと思ったんですか?」
責めるようにそう言ったことを少し後悔した。
里穂はただの奴隷で、公輝様に束縛されることはあっても、公輝様を束縛することは出来ない。
でも今はそんなこと構ってられない。

「ゴメン、本当に。言い訳はしないから。……だって、事実だし」
終始申し訳なさそうな声を出す公輝様。最後は小声で少し聞き取りにくかったけれど、ちゃんと聞こえた。

“事実だし”

公輝様は変なところが正直で困ってしまう。
瞳にたまった涙が溢れ出す。
もう止めることなんて出来ない。
329投稿者:きゃー!!w  投稿日:2006年01月13日(金)20時57分38秒

330投稿者:某殿  投稿日:2006年01月13日(金)20時58分59秒

「…里穂……辛いです。…どうしたらいいのかわからない…」
甜歌ちゃんを恨めば良いのか、恨んじゃいけないのか。
公輝様を責めればいいのか、責めちゃいけないのか。


公輝様へのこの気持ちを捨てていいのか、捨てちゃいけないのか。


「里穂…公輝様のこと好きです。奴隷なのに、こんなにも公輝様のこと愛しいと思ってしまうんです…」
公輝様は大きくない瞳をカッと開いて里穂を見た。
その瞬間、体が火照っていくのがわかった。

「…スイマセン。こんなにこと言って。ご気分を損ねてしまうようなこと言ってごめんなさい。
 里穂、寝ますね。……おやすみなさい」
涙を我慢して今作れる最高の笑顔を公輝様に向けた。
でも顔はちゃんと見れなくて、里穂はすぐに隣に敷いてある布団に体を入れた。
どうしようもないぐらいに冷たい。
でも泣き続けるには丁度いい。
331投稿者:某殿  投稿日:2006年01月13日(金)21時01分12秒
落ちます。
切り際わかんね〜!!w
もう全部書き上がっているので別に全部書いてもいいんですけどね。
なんか勿体無いので。
とりあえず風呂落ちなので、戻ってくれば最後まで書くかもです(あくまでも多分)
では、さようなら。
332投稿者:age  投稿日:2006年01月13日(金)21時48分18秒
頑張ってくださいー^^*
333投稿者:あげー!  投稿日:2006年01月13日(金)22時54分56秒
頑張れ!
334投稿者:あげ  投稿日:2006年01月14日(土)00時05分13秒
335投稿者:や〜ん、何か展開がくなってきた〜  投稿日:2006年01月14日(土)07時25分48秒
もっと公輝が嫉妬すればいいのになんてね
某殿さんいいですよ!あげ
336投稿者:お・・・・どうなるんだ?  投稿日:2006年01月14日(土)10時14分21秒
age
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