>ゆとり教育のいう「精神の教育」と「最低限やるべきことはやれ」という教育方 >針の、 >どこに軋轢が起きる要素があるのか、興味はあるのですけどね。  まず、ゆとり教育の現状について  文部科学省様が推進するゆとり教育の方針「基礎基本の充実」(=「最低限やるべき事はやれ」)ということは理念においては間違っていません。とても正しい概念です。問題は、これを実行するに当たっての運用面にあります。  「基礎基本の充実」を行うに当たっては、次の2点が必要になるでしょう。 1・基礎基本の必要性を頭で理解する精神面での充実 2・基礎基本を頭にではなく体に覚え込ませる技能面での充実  現状ではこの2点を実施する上で問題が発生しています。 1の項目については、教育内容の削減により、基礎基本を応用する必要性が実感しにくいことなどが批判の論拠となっています。そして、2の項目について、私はゆとり教育の謳う「こころの教育」が阻害していると考えます。