ブランチ、タグ、その他リファレンスの命名法

ブランチ、リモート追跡ブランチ、タグは全てコミットを参照しています。 全ての参照は "refs" で始まるスラッシュ区切りのパス名が付けられています; これまで使用してきた名前は実のところ全て略記です。

フルネームは時折役に立つことがあります。例えば、 同じ名前のタグとブランチがあるような場合です。

(新しく作成された参照は .git/refs ディレクトリ内にその参照の 名前で格納されています。しかし、効率性の理由により、 1つのファイルに纏めて圧縮されることもあります;git-pack-refs(1) 参照)

もう一つ役に立つ略記として、あるリポジトリの "HEAD" は、単にそのリポジトリ名 を使うだけで参照できるというのがあります。 例えば "origin" は通常、リポジトリ "origin" の HEAD ブランチの略記を表わします。

参照先として git がチェックするパスの完全なリストと、 同じ略記をもつ複数の参照がある場合の選択規則については git-rev-parse(1) の "SPECIFYING REVISIONS" の節を 確認してください。