ストーリーを教えてもらうスレpart24

1 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/29(土) 16:07:22 ID:52KXo2g+ ID:
自分でやるのが面倒、手に入らない、時間がない、お金がない、などの理由で
ストーリーを知りたいゲームのストーリーを教えてもらうスレです。
発売して半年以内の新作について語る際は名前欄に
タイトルと新作ネタバレ用の共有トリップの #新作ネタ をつけて下さい。
新作のネタバレを読みたくない人は ◆l1l6Ur354A に要注意。

またリクの際は、正確なタイトルとハード名を付記して下さい。
まずはまとめWiki↓で既に書かれていないか、既にリクエストされていないか調べて

からリクしましょう。

ストーリーを教えてもらうスレ暫定Wiki
http://www8.atwiki.jp/storyteller/
携帯電話の場合でもこちらのURLから行けば表示は崩れますが見れます
http://www8.atwiki.jp/storyteller/pages/2.html

1レスでストーリーの概要を知りたい方は↓でどうぞ。

【読むのも】ストーリーを要約してもらうスレ 2【面倒】
http://game9.2ch.net/test/read.cgi/gamerpg/1145367885/l50

前スレ
【やるのが】ストーリーを教えてもらうスレpart23【面倒】
http://game9.2ch.net/test/read.cgi/gamerpg/1148657895/l50

ストーリーを書く際の注意、関連スレ、未解決リストなどは>>2-10

2 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/29(土) 16:08:05 ID:52KXo2g+ ID:
ストーリーを書いてくれる方へのお願い。

・要望に出ているゲームのストーリーはどんどん書いて下さい。 
 ただ要望に出ていないものは敬遠される傾向にあります。
 レスは期待しないで下さい。それでも良いというならどうぞ。
・この板は一般板なので18禁のゲームのストーリーの要望、紹介はご遠慮下さい。
・名前欄に作品名を入れてもらえると、まとめやすくありがたいです。
・時間を置いて数回に分けて投稿する際には、最後に「続く」と御書き下さい。
 そうする事でストーリーの投稿の混交を防げます。
・発売して半年以内の新作について語る際は名前欄に
 タイトルと新作ネタバレ用の共有トリップの #新作ネタ をつけて下さい。

・これを書こう、と思われた際は「○○○○を書きたい」と意志表明し、予約してい

ただけると、
 投稿の重複が防げて大変ありがたいです。
 また、書くのはよそう、と思われた時には面倒でも予約の取り消しを御願いします


・勝手ながら、予約から3ヶ月以上経ったものは予約無効とさせて頂きます。
 同じく、最終投稿から3ヶ月経ったものも権利失効とさせて頂きます。
 都合により取り消しが出来ない場合の長期間にわたる放置を防ぐ為です。

関連スレ
(漫画サロン板)
ストーリーを教えてもらうスレまとめサイト(現行スレへのリンクもあります)
http://malon.my.land.to/

(ギャルゲー板)
ギャルゲーのストーリーを教えてもらうスレまとめサイト(現行スレへのリンクもあり

ます)
http://www.geocities.jp/galge_oshiete/

(女向けゲーム一般板)
ストーリーを教えてもらうスレin女向ゲ一般板
http://game9.2ch.net/test/read.cgi/ggirl/1129714798/l50

(エロゲネタ板)21才以上の方のみ!
エロゲのストーリーを教えてもらうスレまとめサイト(現行スレへのリンクもあります

)
http://www.geocities.com/erog_story/

(女向けゲーム大人板) 21才以上の方のみ!
BL@【やるのが】ストーリーを教えてもらうスレ 2【面倒】
http://game9.2ch.net/test/read.cgi/gboy/1095410605/l50

3 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/29(土) 16:12:20 ID:52KXo2g+ ID:
●未解決分 ≪Part23の682までの時点でのリスト≫
※複数の機種で出ているものも、便宜上、一つの機種の欄にのみ書かれています
■PS2  ・悪代官2 ・インゴット79 ・エヴァーグレイス2 ・X−FIRE
・over the monochrome rainbow ・オペレーターズサイド
・カウボーイビバップ追憶の夜曲 ・仮面ライダー正義の系譜 ・玻璃ノ薔薇 ・ガンバード1&2
・機甲兵団J-PHENIXコバルト小隊篇 ・機動新撰組 萌えよ剣 ・九怨
・グレゴリーホラーショー ・紅忍 血河の舞 ・ゲームになったよ!ドクロちゃん ・決戦3 ・喧嘩番長
・GENJI ・絢爛舞踏祭 ・ゴッド・オブ・ウォー ・五分後の世界 ・サーヴィランス 監視者 ・桜坂消防隊
・「ザ・ナイトメア・オブ・ドルアーガ」(EXダンジョン以降) ・ジェネレーションオブカオス3,4
・ジルオール∞ ・ステラデウス ・スペクトラルフォースクロニクル
・スペクトラルフォースラジカルエレメンツ ・ディノクライシス(ガンサバ、3) ・天空断罪スケルターヘブン
・ナノブレイカー ・ハードラック ・バイオハザードOB2
・バイオハザード4のエイダ編 ・バウンサー ・鋼の錬金術師(翔べない天使、3神を継ぐ少女)
・爆炎覚醒 ネバーランド戦記 ZERO ・初めてのRPG伝説の継承者
・バルダーズゲートダークアライアンス2 ・半熟英雄4 ・ヴァンパイアナイト ・フェイズパラドックス
・不思議の海のナディア ・ベルセルク 千年帝国の鷹(ミレニアム・ファルコン)篇 聖魔戦記の章
・ヘルミーナとクルス~リリーのアトリエ もう一つの物語~ ・亡国のイージス 2035 ウォーシップガンナー
・ポポロクロイス 月の掟の冒険 ・ポンコツ浪漫大活劇バンピートロット ・魔術士オーフェン ・michigan
・ミスト3エグザイル ・ミッシングパーツ ・メダルオブオナー(1、ヨーロッパ強襲)
・メタルギアソリッド2サブスタンス(SNAKE TALESの部分) ・メタルサーガ砂塵の鎖 ・ライゼリート
・ラ・ピュセル 光の聖女伝説 二周目はじめました。(大魔王エンディング) ・Remember11 ・龍が如く
・RULE of ROSE ・レイジングブレス ・ロックマンX7
■PS  ・…いる! ・エースコンバット ・エクサフォーム ・カウボーイビバップ ・火星物語
・学校のコワイうわさ花子さんがきた! ・GUNばれ!ゲーム天国 ・機動警察パトレイバーゲームエディション
・ギルティ・ギア ・黒い瞳のノア ・クロス探偵物語 ・黒ノ十三 ・クロノトリガー(追加部分のみ)
・慶応遊撃隊外伝蘭末ちゃんの大江戸すごろく ・ゲゲゲの鬼太郎(バンダイ) ・ゲッターロボ大決戦 ・ゲッPーX
・幻想水滸外伝1&2 ・公開されなかった手記 ・サーカディア ・サイバーボッツ ・ザルツブルグの魔女 ・シュレディンガーの猫
・すべてがFになる ・聖霊機ライブレード ・蒼魔灯 ・ダークメサイア ・黄昏のオード ・チョコボの不思議なダンジョン2
・TILK-青い海から来た少女- ・デバイスレイン ・天使同盟
・東京ミュウミュウ 登場新ミュウミュウ!〜みんなでいっしょにご奉仕するにゃん〜 ・ドラゴンシーズ ・トルネコの大冒険2
・トワイライトシンドローム ・ナイトアンドベイビー ・バイオハザード(GC版との相違点を) ・バルディッシュ
・BAROQUE▲SYNDROME ・ひみつ戦隊メタモルV ・forget me not パレット ・BLACK/MATRIX 00
・プラネットライカ(既出部分からの続き) ・ポポローグ ・ポポロクロイス物語(1、2) ・マーメノイド ・マール王国の人形姫
・ミスティックアークまぼろし劇場 ・ミスティックドラグーン ・MediEvil(メディーバル)甦ったガロメアの勇者
・厄 友情談義 ・厄痛 呪いのゲーム ・夜想曲 ・夜想曲2 ・夕闇通り探検隊 ・聖刻1092 操兵伝 ・立体忍者活劇天誅弐
・竜機伝承 ・リングオブサイアス ・レガイア伝説
■PSP  ・ギャラリーフェイク ・新天魔界〜GOCWアナザサイド〜
・新世紀エヴァンゲリオン2 造られしセカイ -another cases-(隠しシナリオも含めた各シナリオをエンディングまで)
■64&GC  ・キラー7 ・シャドウゲイト64 ・バイオハザード0 ・ファイアーエムブレム蒼炎
・PHANTASY STAR ONLINE EPISODE III C.A.R.D. Revolution

4 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/29(土) 16:13:18 ID:52KXo2g+ ID:
■SFC  ・エルナード ・ガデュリン ・機動戦士ガンダムF91 ・GS美神除霊師はナイスバディ ・ざくろの味
・Secret of Evermore(SNESソフト。日本未発売) ・シャドウラン ・少年忍者サスケ
・セプテントリオン ・ソウルアンドソード ・大貝獣物語2 ・幕末降臨伝ONI ・バズー!魔法世界
・ファイナルファイトタフ ・ファイナルファイト2 ・ブレスオブファイア
・マグナブラバン(http://ichi5c2.mint.aisnet.jp/game/magtop.htmでの中断箇所以降を)
・負けるな!魔剣道 ・魔女たちの眠り ・ラストバイブル3 ・らんま1/2朱猫団的秘宝
■FC&ディスクシステム  ・エスパードリーム(1、2) ・えりかとさとるの夢冒険 ・美味しんぼ ・亀の恩返し
・京都財テク殺人事件 ・ゲゲゲの鬼太郎2 ・御存知弥次喜多珍道中 ・さんまの名探偵 ・新・里見八犬伝
・スウィートホーム ・ゼビウス ・ゼルダの伝説 ・道(TAO) ・百鬼夜行 ・ヘラクレスの栄光(1,2) ・まじかるドロピー
・マドゥーラの翼 ・魔法のプリンセスミンキーモモ ・名門多古西応援団 ・メタルギア
・メタルスレイダーグローリー ・メトロイド ・魍魎戦記MADARA ・リンクの冒険
■DS&GBA  ・あらしのよるに ・降魔霊符伝イヅナ ・ザ・アーブズ・シムズ・イン・ザ・シティ ・サバイバルキッズLost in Blue
・真女神転生デビルチルドレン(光、闇、炎、氷、メシアライザー) ・スーパープリンセスピーチ
・スーパーロボット大戦OG2 ・聖剣伝説チルドレンオブマナ ・聖剣伝説DS ・ゼノサーガ1・2(変更・追加部分のみ)
・Z.O.E 2173 TESTAMENT ・探偵・癸生川凌介事件譚 仮面幻影殺人事件 ・ディープラビリンス
・ドラゴンクエストモンスターズキャラバンハート ・Vマスタークロス ・ブラックマトリクスゼロ ・マジカルバケーション
・メタルサーガ鋼の季節 ・ルナジェネシス ・ロンドニアンゴシックス〜迷宮のロリィタ〜
■GB&GBC  ・アレサ1〜3 ・エストポリス伝記よみがえる伝説 ・ONI1,2 ・サバイバルキッズ(1、2)
・真女神転生デビルチルドレン 赤の書 ・ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド
・ビタミーナ王国物語 ・メタルギアソリッドゴーストバベル(おまけドラマも) ・メトロイド2
■XBOX&XBOX360  ・eM ・GUNVALKYRIE ・THE HOUSE OF THE DEAD 3 ・真女神転生NINE
・ディノクライシス3 ・NINETY-NINE NIGHTS(N3) ・NINJA GAIDEN ・ファントム・クラッシュ ・FATALFLAME(追加部分)
■DC  ・斑鳩 ・ゴーレムのまいご ・THE HOUSE OF THE DEAD2 ・ルーマニア♯203
・ベルセルク 千年帝国の鷹(ミレニアム・ファルコン)篇 喪失花の章 ・リアルサウンド〜風のリグレット
■SS  ・R?MJ ザ・ミステリー・ホスピタル ・ガングリフォン2(ミッション間ラジオも) ・グランディア1詳しい方の続き ・慶応遊撃隊活劇編
・サイバードール ・ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド ・シャイニングザホーリィアーク
・シャイニングフォース3(シナリオ1〜3) ・新世紀エヴァンゲリオン ・ソニック3Dフリッキーアイランド
・大冒険セントエルモスの奇跡 ・ファイナルファイトリベンジ ・ファンタシースターコレクション ・RAMPO
・リグロードサーガ2 ・リンクルリバーストーリー ・LUNAR2 エターナルブルー ・ロンド〜輪舞曲〜
■MD&MCD&GG  ・うる星やつらディアマイフレンズ ・エイリアンソルジャー ・機動警察パトレイバー98式起動せよ!
・慶応遊撃隊 ・新世紀ラグナセンティ ・スプラッターハウス(2、3) ・ソニック・ザ・ヘッジホッグCD ・バトルマニア(1、大吟醸)
・ファンタシースター(1、2、千年紀) ・夢見館の物語 ・ラングリッサー2 ・らんま1/2白蘭愛歌 ・LUNAR ザ シルバースター
■PCE&CD-ROM2&PC-FX  ・青いブリンク ・イース1・2 ・GS美神 ・虚空漂流ニルゲンツ
・コズミックファンタジー ・こみっくろーど ・ソードマスター ・てきぱきワーキンラブ ・天外魔境ZIRIA
・不思議の海のナディア ・らんま1/2とらわれの花嫁

5 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/29(土) 16:13:54 ID:52KXo2g+ ID:
■MSX  ・メタルギア2
■WS&WSC  ・ラストスタンド
■ネオジオポケット  ・KOF R-1
■PCゲー  ・アークトゥルス ・アリスインナイトメア ・アンタリア創世紀
・Wizardry(#1 狂王の試練場、#2 ダイヤモンドの騎士、#3 リルガミンの遺産)
・ウィル(スクウェア) ・ガラージュ ・偽典女神転生
・コマンド&コンカー ・サイキックディテクティブ(1、2、3、4、5、ファイナル) ・ジェネシス(スクウェア)
・The Elder Scrolls2 Daggerfall ・シュバルツシルト(F以降?) ・ダイナソア 〜リザレクション〜
・テイルズ オブ エターニア オンライン(ロレッタとレニイの関わるストーリー核心部分だけでも)
・忘れえぬ炎 ・英雄伝説X 海の檻歌
■アーケード  ・ストリートファイターZEROシリーズ ・旋光の輪舞 ・鉄拳シリーズ ・ドルフィンブルー
・ビーストバスターズセカンドナイトメア ・ラジルギ ・わくわく7
■携帯電話アプリ  ・新世紀エヴァンゲリオン外伝 〜真夏の夜の夢〜 ・新世紀エヴァンゲリオン外伝 〜人形達の宴〜
・ゼノサーガパイドパイパー ・テイルズオブコモンズ ・テイルズオブブレイカー ・ナノデビル ・BC-FF7- ・ふしぎの海のナディア
・夢魔の天蓋 ・REAL〜零〜 ・ルート16ターボ ・ロックマンエグゼファントムオブネットワーク
・琥珀色の遺言 ・瑠璃色の睡蓮 ・亜鉛の匣舟 ・泪色の雫
■同人ゲーム  ・FF3.5 ・コープス・パーティ ・シルエットノート ・シルフェイド見聞録 ・STARDUST BLUE
・SACRED BLUE ・洞窟物語 ・雪道
■体感ゲーム  ・剣神ドラゴンクエスト 甦りし伝説の剣

●途中
・パワプロクンポケット[7月] ・seraphicblue[7月] ・SIREN2[7月] ・ペルソナ3[7月] ・マリオストーリー[7月]
・ANUBIS[7月] ・大神[6月] ・新桃太郎伝説[6月] ・ぼくのなつやすみ2[6月]
・キングダムハーツ2(以前のが簡潔だったので詳細版)[5月] ・.hack//G.U Vol.1 再誕[5月] ・バテン・カイトス[5月]
・コード・エイジ・コマンダーズ[5月] ・FF12[4月] ・絶体絶命都市[4月] ・ダメフロンティア[4月]

●執筆予告がある物
・forget me not パレット[7月] ・シルフェイド見聞録[7月] ・バイオ4エイダ編[7月]
・「Age of Mythology」の拡張版「Titans Expansion」の 一人用シナリオ[7月] ・幕末降臨伝ONI[7月]
・ナムコ×カプコン[5月] ・おさわり探偵 小沢里奈[4月] ・コンタクト[4月]
・.hack//悪性変異Vol.2の既出部分の続き(.hack//侵食汚染Vol.3や.hack//絶対包囲Vol.4も?)[4月]
・白中探検部[4月] ・スペクトラルフォースクロニクル[4月]

6 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/29(土) 16:24:09 ID:52KXo2g+ ID:
・スレに書き込まれたストーリーのまとめWikiへの収録作業や
まとめWiki中の未解決リストの更新作業は、スレ内の有志によって行われています。
手の空いた方がいらっしゃったらご協力をお願いします。
編集方法の説明はこちら。:http://www8.atwiki.jp/storyteller/pages/18.html

・作業を行ってくれた方は、「>>○○まで収録作業したよ」
「>>○○までのリクを未解決リストに反映したよ」などと
スレに書き込んでくれると、次に作業をする者にとって
どこから作業すればいいのかわかりやすくなるため助かります。

7 :戦国BASARA2 ◆l1l6Ur354A :2006/07/29(土) 17:17:01 ID:S+oKU5KR ID:
月下為君 かすが 「謙信様のために」
武田の女忍者かすがは上杉謙信の一目ぼれし、全てを捨てて彼の為に力を振るう。
本願寺、北条、明智。次々襲い掛かる敵の背後には豊臣家竹中半兵衛の暗躍があった。
最終章 いのちのつるぎ
「君は謙信の為に死にたいのだろう?それが君と僕との差だ。僕は秀吉の為に生きる!」
「私は生きる・・・生きて、あの方の元に帰るのだ!もはや死ぬ理由はなくなった。」

「やはり・・・強いね、生きる意志というものは・・・」「お前には・・・礼をいう。」

謙信と2人、砂浜で追いかけっこをするかすが「ウフフ」「アハハ」
2人は見つめあい、手を繋いでくるくるまわり続けるのだった。

神速聖将 上杉謙信 「宿命!川中島の合戦・天」
第一章 激突・川中島・・・織田、豊臣が攻めてきたので決着付かず。
第二章 独眼流を撃破せよ
第三章 魔王、征伐
第四章 奇計策略
天才、竹中半兵衛の策にはまり絶体絶命の謙信。その前に現れた武田信玄だった。
「助太刀するぞ謙信。お前を倒すのはこのわしよ!」
最終章 決戦!川中島
「いくぞ、しんげん」「来い!謙信!」

かすがを抱きかかえる謙信。2人の間にバラが飛び散る。


8 :戦国BASARA2 ◆l1l6Ur354A :2006/07/29(土) 17:17:37 ID:S+oKU5KR ID:
天真爛漫 いつき 「打倒信長・一揆衆再び」
第一章 織田軍の蹂躙
「おらたち農民は米さ作れる。だけどお侍は人死にしか作らねぇ!」
「ふんっ、飽いたわ」残されたのは滅びた農村と泣き崩れるいつきだった。
第二章 戦いの決意 VS明智光秀 貴様らは虫けらだ
第三章 折れた心 VS毛利元就 火計には燃え代が必要だろう
第四章 足りなかったもの VS伊達政宗
「頭は悪い人じゃねぇ!」「うるさい、戦の上手いお侍はみんな農民の敵だべ!」
「お前らの手は田畑を耕すためのもんだろ!血に染めてどうする!」
「気に喰わないから倒す・・・か。HA、信長と変わらないな。」「お前の名は?」
「なんで、名前を聞くだ。オラ農民なのに・・・」「俺には名前がある。お前にも名前がある。それだけだろ」

「お前の覚悟見せてもらったぜ。」「くじけそうになった時は夢を思い出せ、そうすれば必ず勝てる。じゃあな!」
「オラ・・・信じていいだか?」
最終章 世直しの、その先へ・・・
「オラ、決めたんだ。もう泣かないって!」
「おらたち、悪いお侍を倒せばいいと、それだけでいいと思っていた。でも、それじゃおめぇさんと同じことをするところだった」
「おらが死んでも、みんなの気持ちは死ななねぇ!何度だっておめぇさんに挑むだよ」

平和になった村で幸せに暮らすいつきの元に別の村の農民が助けを求めにやってくる。木槌を片手にいつきは再び駆ける

蒼天疾駆 猿飛佐助 「密命・暗殺行」
信玄の命を受け各地を探る佐助。その行く先々で上杉の忍かすがが姿を現す。
2人は前田軍の情報を探る内、信長が武田・上杉侵攻を目論んでいることを突き止める。2人で信長暗殺。
佐助はかすがを誘うが返答はクナイ投げだった。「ふっ・・・またな。」

9 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/29(土) 17:53:47 ID:52KXo2g+ ID:
>>8までに書き込まれたストーリーをまとめWikiに収録しました。
また、未解決リストも>>8までの分に更新しました。

10 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/30(日) 04:43:13 ID:cp1SppZt ID:
PSPポポロクロイス ピエトロの冒険と
パソコンのドラゴンマスターシルク1&2をお願いします

11 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/30(日) 07:43:14 ID:e2wuSgog ID:
前スレ>>532
イリスGF、ありがとうございました!
バッドエンドだバッドエンドだ聞かされて逆に気になっていたのです。
お礼が遅くなりましたが、本当にありがとでした。

12 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/30(日) 07:52:26 ID:rko3eGr4 ID:
>>1
お疲れ様。

>>前スレのBASARA2書いた人。

クソワラタw 他のキャラのも暇があったらぜひ。

BASARA製作者は宇宙人じゃないかと思う今日この頃。

13 :SIREN2:2006/07/30(日) 10:09:09 ID:l0kqLIjQ ID:
最後の一粒になった錠剤を飲み込む三沢。
「なーがいくーん、いっしょにあそびましょー!」またしても彼らしからぬ、ふざけた調子を取る三沢。
彼の精神は極限まで蝕まれつつあった。
2年前、大地震に襲われ、壊滅した羽生蛇村。彼は災害救助の任務を遂行していた。
ただ1人、無傷で助かった少女を抱きかかえ、ヘリに吊り上げられる三沢。
その時彼は見たのだ。眼下に広がる泥土の中から彼と少女に掴みかかろうとする無数の手を。
この地にかけられた呪いの断片、安らかに眠ることすら禁じられたものたちの呪詛と怨嗟-。
「やめろ・・・やめろーーーーッッ!!」ただ叫ぶことしかできない三沢。
「三沢一尉?三沢一尉!?」彼を呼ぶヘリからの声で我に返る三沢。
彼の眼下にはただただ先ほどと同じ、泥土に埋もれた村が映っていた。
この出来事以来彼の精神は病み、鬱の状態になることが多くなった。
それは、三佐昇進、冬季東アジア大会での輝かしい功績をもってしても打ち消せず、
薬の使用により何とか押さえ込んでいる状態だった。
だがこの島に来て以来、立て続けに起きている怪異は彼の神経を高ぶらせ、鋭敏にし、
加速度的に精神状態を悪化させていた。
「どうしてそんなに嫌うかな・・・・・どこだ、永井。」そうつぶやき歩き出す三沢。
だが彼は廃墟の金鉱社宅の一室に妖しい光がともるのを目撃する。
その部屋へと向かおうとする三沢。だが彼の行く手を沖田以下、彼のかつての部下が阻む。
彼の持てる戦闘技術を結集し、屍人たちを退け、三沢はついに部屋へたどり着く。
そこには、あの日助けたはずの少女が、座って泣いていた。少女の肩に手をかけようとする三沢。
その時少女が突然振り向き飛び掛ってきた。あの顔は屍人そのものだった。
反射的に飛びのき、銃を乱射する三沢。だがそこには少女の気配すらなかったのだった。

崖から転落したあと、阿部によって助けられた三上。今は砲台跡のトンネルにいた。
「アレッ?あんた三上脩じゃねぇ?」相変わらず軽薄な阿部を無視して話を進める三上。
「この島のどこかに、記憶を引き出す鍵があるはず・・・阿部さん、あなたの目をかしてくれないか?」
阿部の視界を借り、砲台跡を探索する安部と三上。
地下の封じられた弾薬庫をの入り口を破壊し、中に入る二人。だが特に妖しいものはない。
「なんだよなにもねーじゃねーか」ぼやく阿部。
しかし三上がレンガ造りの壁に触れたとたん、壁が崩れ、土の中に埋もれた人魚のような生き物の化石を発見するのだった。
 おおきなかみさま しんだ おねえちゃんのおかあさん うまれた いっぱいうまれた
子供のころ、加奈江が話してくれたことを思い出す三上。
二人は急ぎ、砲台跡を脱出するのだった。

遊園地跡へとたどり着いた二人、三上は闇の中から自分を呼ぶような声を聞いた気がした。
幼いころの記憶がよみがえる、七つの門、七つの鍵。
加奈江の残した言葉と歌、そして父、隆平が捜し求めた夜見島の謎、
それさえ解けば記憶が完全に戻るという確信が彼にはあった。
電動パンダにまたがる阿部に三上は再び協力を求める。
物事に頓着しない阿部は、彼の真意を知ることもなく、彼に協力するのだった。


14 :大神:2006/07/30(日) 15:49:31 ID:TBsAqv4G ID:
長い間ないようなので、別人だけど大神の続きを投下するよ

高宮平編

アガタの森をぬけて新たしくできた橋を渡り、高宮平という土地にやってきたアマテラスとイッスン。
ここは山の上にある風神宮という風車のような建物から神風が吹き降ろす、
清清しい景勝地だったのだが、風が止まり、例によってタタリ場で真っ黒け。
サクヤの芽を探して進んでいくと、またまたウシワカイズヒア!再びバトルとなる。
戦闘後、息を切らしながら「まあまあやるね」と嘯くウシワカ。
そんなことより復活したヤマタノオロチを何とかしないといけないのだが、オロチのいる
十六夜の祠(神州平原にある)には強力な結界がはってあり、入れない。
そしてその結果を解くためには「水晶のヘビイチゴ」なるアイテムが必要らしい。
ウシワカと別れてすぐサクヤの芽を見つけたアマテラス、大神降ろしで高宮平をとりあえず蘇らせる。
自由に移動できるようになった高宮平を駆け回り、山の上、風神宮のあるクサナギ村にたどり着いた。
しかし村は神風が吹かなくなってタタリ場でどんより。筆の力も吸い取られる有様。
我慢しつつ進むと、村の奥にある社で天邪鬼に取り殺されそうになっている綺麗なお姉ちゃんが。
とりあえず天邪鬼をぶっ倒し、お姉ちゃんに話を聞くことに。
(続く)

15 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/30(日) 15:53:45 ID:TBsAqv4G ID:
彼女の名はフセ姫。代々風神宮の神主をやっていた。風神宮には百年前からオロチの瘴気によって生まれ


赤カブトという妖怪がおり、ずっと戦ってきたのだが、先の中つ国全土にタタリ場が広がった件で風神宮

の神風が止まり、
隙をつかれて先代の神主も殺され、今またフセ姫も殺されそうになっていたのだった。
赤カブトを倒すためには代々伝わる里見八宝玉を持つ、里見八犬士達の力が必要で、
フセ姫は各地に散っていた八犬士達に招集をかけていたが、道草好きな彼らは一匹も帰ってこない。
頼まれたアマテラスはクサナギ村を走り回って、既に村に到着していた5匹の犬士(その名の通り、犬です

)を見つけ、
餌をやったり、腕試しの勝負をしたりして社に集合させる。
そうしたら、さらにあと三匹も探してきてほしいと頼まれるので、村を出て探しにいくことに。
高宮平の真ん中には、妖しい家があり、入ってみると、気味の悪いじいさんとばあさんがいる。
恐怖!舌きりジジと戦慄!舌きりババである。
月の光によってジジババの正体が妖怪であることを明かし、ぶち倒す。
すると、ジジババに捕まって喰われそうになっていたスズメの少女を助ける。
彼女は高宮平にあるスズメの温泉宿、笹部郷の親分の一人娘であり、これで休業状態だった笹部郷に入れ

るようになる。
さらに、そこにいた竹取翁と協力して枯れていた温泉を蘇らせ、水を操る筆神、濡神を手に入れる。
さらにさらに、泣き虫スズメタイジャンのペット、竹の介が里見八犬士の一員であることを知る。
タイジャンに恩のある竹の介はクサナギ村に戻ることはできないという。
しかし、腕試しの勝負をしてアマテラスの力を確認し、竹の介の持つ里見八宝玉がアマテラスのもとへ移

ったのを見て、アマテラスに赤カブト退治を託すのであった。
(続く)

16 :大神:2006/07/30(日) 15:58:47 ID:TBsAqv4G ID:
次なる八犬士はアガタの森にいるらしい。行ってみると、この前釣りをした曇ヶ淵でコカリが泣きじゃくっているではないか。
話を聞くと、愛犬梅太郎が淵の主、大なまずの畳頭(じょうず)に喰われてしまったというのだ。
なだめ励まし、再び釣りをしてついに畳頭を釣り上げることに成功。そしたら腹の中から喰われた梅太郎

が出てくる。なんと、梅太郎も八犬士の一人であった。彼もコカリと離れられないといい、アマテラスと

勝負、また宝玉がアマテラスのもとに移ったのを見て赤カブト退治を託す。また、淵に眠っていた月夜を

司る筆神、弓神を手に入れる。
残る八犬士がいる神木村に行く途中、アガタの森の高台の泉で水を汲みに来ていたクシナダと出会う。
もうすぐ始まる神木村の神木祭りのため、お神酒にこの泉の水を使うのだという。
しかし、自分よりも大きな樽を持ってきているのに、どうやって水を汲むのか、さらにそれをどうやって

持って帰るのかとイッスンに突っ込まれ、うなだれるクシナダ。
毎年スサノオにやってもらっていたから、すっかり忘れていたのだ。
しょうがないのでアマテラスは水を操る濡神を使って樽に水を汲んでやるのであった。
汲み終わると、あとは根性でどうにか持って帰るというクシナダ。しかしそこで天邪鬼が現れ、クシナダ

がピンチというそのとき、
スサノオがクシナダを助けに現れる。初めは威勢のいいスサノオだったが、天邪鬼が一匹、また一匹と数

を増やすたびに腰が引け、震えだす。
それでも破れかぶれで戦うスサノオに、例によって力を貸すアマテラス。
妖怪を倒したスサノオに、お礼を言うクシナダ。しかしスサノオは渋い顔。
「やはりこれは我の力ではない…」
どうやら自分の力で妖怪を倒しているわけではないことに気づいている様子。
「我は貴様の思うとおりにはならんぞ!」
と叫んで走り出していってしまう。
その後、クシナダはどうやら本当に自分ひとりで水を持って帰った様子である。

17 :大神:2006/07/30(日) 16:01:42 ID:TBsAqv4G ID:
神木村にいる八犬士とは、村の子供ムシカイの愛犬ハヤブサであった。アマテラスが大根堀りレースでハ

ヤブサの記録を塗り替えると、例によって腕試しの勝負をして、八宝玉をアマテラスに託す。話によると、

本当のハヤブサは死んでしまってもうおらず、自分は身代わりであること、いつかムシカイに危険が迫るときが
来るからそのときは守ってやって欲しいというハヤブサの遺言を守るため、
クサナギ村に戻ることはできないとのことであった。
クサナギ村に戻り、宝玉は預かってきたが3匹は戻れないとフセ姫に報告するイッスンとアマテラス。
フセ姫は、我ら離れていても心は一つ、情に厚い彼らのことだから仕方がない、と5匹で立ち向かう決意を固める。
しかしそのとき、全て揃った里見八宝玉がアマテラスのもとへ飛んでいき、周りをグルグル回り始める。
これはアマテラスに赤カブト退治を託せということだからよろしくお願いしますとフセ姫にいわれ、アマテラスとイッスンは風神宮に乗り込むのであった。
風神宮の入り口で眠ってうなされている、もとい瞑想しているスサノオを尻目に中に入ろうとすると、ヤツフサと名のる地縛霊に出会う。
目は見えないが心の目でモノを見るという彼はアマテラスのことを美しい女性だという。んなバカなァと

一笑に付すイッスンのことはハナクソ妖怪呼ばわりする。ともかく激励を受けて風神宮に入っていく。
風神宮のてっぺんに上り、呪いの風を解くと、大きな風車が再び回りだし神風が復活。同時に風を操る筆

神、風神を手に入れる。
風神の力で風神宮の奥に進んだアマテラス。ついに赤カブトと対峙。決戦が始まる。
里見八宝玉に守られながら、赤カブトの体に燃えさかる炎を風神で吹き消すことで、ついに赤カブトを追

い詰めた。
(続く)

18 :大神:2006/07/30(日) 16:04:20 ID:TBsAqv4G ID:
そのとき、我らのヒーロー、スサノオの登場である。いつものように必殺剣を決め、赤カブトに止めを刺す。
もちろんアマテラスの一閃のおかげである。
またもや自分の力ではなく妖怪を退治したスサノオ。やはりそのことを自覚している様子。
剣を投げつけて怒りとも嘆きともつかぬ叫びを上げる。
「そんなに我をもてあそんで楽しいか!神よ!」
そのとき真っ黒な妖気が出現、大きなオロチの形になって、スサノオとアマテラスを威嚇する。
途端にうなされるスサノオ。
「やめろ。うるさい。その話はあとにしろ」
と頭を抱えながら走り去ってしまう。
風神宮の奥には、十六夜の祠の結界を解くというあの水晶のヘビイチゴが祭られていた。
赤カブトはこれを守っていたようだ。取ろうとすると、ウシワカが現れ、持っていってしまう。
オロチの復活は近い。勝ち名乗りなど上げていられない。すぐに神木村へ戻ることにした。
風神宮を出ると、フセ姫からお礼を言われる。
そして、これからは自分が村と風神宮を守っていかなければならないと決意を固め、今まで甘やかしていた5犬士をビシバシ鍛えていくと宣言する。
それを聞いたフセ姫の夫、先代神主の地縛霊ヤツフサも、安心して成仏していったのであった。
高宮平編終わり

(ちなみにゲーム終盤にフセ姫に会いにいくと、ビシバシ鍛え上げられ、クサナギ伍(ファイブ)となった5犬士と手合わせすることができる。
5匹の犬が同時に襲ってきておそらくラスボスよりも強敵。しかも5匹を倒すと8犬士の残りの3匹が加勢に現れるわ、
さらに一番根性のある一匹がもう一回立ち向かってくるわで、本当に成長したのね、と感動もひとしおである)

一応ここまでです

19 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/30(日) 16:27:58 ID:kJhSMwfN ID:
うわすみません。トリップ忘れた。
ごめんなさいもうしません

20 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/30(日) 18:10:11 ID:9dyrysVJ ID:
(´・ω・`)うん、まとめ方うまいと思うし乙なんだけど、落ち着いて聞いて欲しい。
すまない、このスレは中断してから3ヶ月は待とうというルールになってるんだよね。
>>5の「●途中」の欄を見ると解るけど最後の書き込みは6月だからまだ3ヶ月たってないんだ。

リクです。
PS2の「ギガンティックドライブ」、DCの「es」、
SSの「ファンタズム」をお願いします。

21 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/30(日) 20:32:52 ID:6skPDC9B ID:
ポケモン不思議のダンジョンって需要ある?
どうやら●途中のようだが3月以来更新止まってるようだし。

22 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/30(日) 20:37:16 ID:1d8Av3lp ID:
>>21
ポケモン萌えな俺としてはぜひ読みたい

23 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/30(日) 22:57:25 ID:6skPDC9B ID:
そいじゃ途中まで投下。
〜前々スレまでのあらすじ〜
ちんもくのたにへワタッコ救助に向かったまま消息の無いダーテングを探しに行った
主人公一行。その最深部にてワタッコを無事保護するが、今度はダーテングが
怒り狂ったサンダーに誘拐されてしまった。一行はサンダーの待つライメイのやまへ。

ライメイのやまのふもとに到着した一行。パートナーはまだ
おっかないサンダーのことを思い出しビビリ気味だが、自らを奮い立たせ、いざ登頂。
この山はかなり高く、中腹には休憩地点にガルーラの石像(セーブポイント)が
あるのだが・・・その先の「ライメイのやま さんちょう」も、今や異常気象とそれに
怒り狂った野生ポケモンが蠢く、不思議のダンジョンと化していた。枯れ木だらけの
異常に殺風景な光景も自然災害のせいだろうか? ダンジョン自体の雰囲気もふもとと
比較にならないほど殺伐とし、強い野生ポケモン達が次々襲い掛かってくる。
それを乗り越えて山頂の最深部に到着し、サンダーに「でてこいっ!」と呼びかけるパートナー。

耳をつんざく叫び声と共に、再びその姿を現したサンダー。パートナーまたビビる。
「言ったハズだ! ジャマするヤツは容赦しないと!」
(向こうから「返して欲しくばここに来い!」と言っておいてそりゃないよサンダータソ)
負けじと「ダーテングを返せ!」と言い返すパートナー。そして戦闘が始まる。
流石は伝説のポケモンの一角、ハガネやまを陣取ったエアームドとは比較にならない
強さで二人を苦しめるが、苦闘の末、遂にサンダーを退けることに成功。
サンダーはなお倒れず唸り声をあげているが、そこにフーディン率いるチームFLBが駆けつける。
FLBのリザードンが「来るか! 今度はオレが相手だ!」と意気込むが、サンダーが一言。
「待て、今ので大分頭が冷えた。戦いはやめだ。 ・・・小僧ども、なかなかやるな。だが次は
 こうはいかぬ。本気で襲うから覚悟しろ! それまでせいぜい腕を磨いておくんだな!」
と捨て台詞を残し、サンダーは去っていった。人(?)質にとられていたダーテングを置いて。

ダーテングに駆け寄る主人公一行とFLB。どうやらダーテングは無事なようだ。
バンギラス「しかし驚いたな、あのサンダーを追い払うとは」
リザードン「確かに、(主人公に)お前、○○○○にしちゃ やけに 強いな。」
(注:主人公候補のポケモンは16種いるが、どれも進化前のいかにも強くなさげなのばっかり)
フーディン「・・・前に遭った時も感じたのだが・・・お主、もしかしてポケモンではないな?」
核心を突いたフーディンの言葉に驚愕するパートナー。だがバレているなら隠す必要もないと
ばかりにパートナーは全てを話した。主人公は人間であったらしいこと、目覚めたらポケモンに
なっていたこと、人間の時の記憶も何故そうなったかも思い出せないこと・・・驚くFLBとダーテング。
そして、世の中の出来事全てを記憶しているというフーディンなら何か知っているのではないかと。
・・・しかし首を横に振るフーディン。「だが突き止める方法はある。せいれいのおかに住む、太陽を
見つめ未来を見通すと言われるポケモン、ネイティオに会いに行くがよい。彼なら何か教えてくれよう。」
結論は先延ばしになったが、主人公の謎につながる手がかりを得られ喜ぶパートナー。助けたダーテングを
連れ、主人公一行は山を降りた。その姿が見えなくなってから、残ったFLBが話す。
リザードン「フーディン、お前のことだ。全く何も知らないということはなさそうだけどな。」
フーディン「気になることが一つある。だがそれは言わないほうがいいだろう、彼らのためには、な・・・」

一夜明け、せいれいのおかは「おおいなるきょうこく」を抜けたその先にあるらしい、とパートナー。
場所を調べてくれていたらしい。何故自分のことじゃないのに、そんなに頑張ってくれるの? との
主人公の言葉に「自分のことじゃないから頑張れるんだよ、だって主人公と僕は友達じゃないか。」
とさらりと言ってのけるパートナー。そして二人はおおいなるきょうこくを抜け、せいれいのおかに辿り着く。

24 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/30(日) 23:02:31 ID:6skPDC9B ID:
ネイティオはかなりの変わり者。夕日を見つめたまま死んだ様に動かず、くすぐってみても10秒後に
やっと反応するほどニブい。完全にネイティオの不思議ペースに呑まれてタジタジの二人だが、
フーディン同様、主人公がポケモンでないこと、そして人間であることを一目で見抜くネイティオ。
再び驚き、同時に知っていることを教えてと頼むパートナー。ネイティオは3つの重大事項を語る。
「最近起きている自然災害、それは「世界のバランス」が崩れたために起こっている。」
「主人公がポケモンになったことも、そのことと大きく関わっている。」
「崩れたバランスを一刻も早く取り戻さないと、世界は壊れ、とんでもないことになる。」
主人公のポケモン化と自然災害が大きく関わっていると聞き、ショックを隠しきれないパートナー。
ネイティオもまた、最近はバランスが崩れた世界が崩壊する未来が見えてしまい、それに怯えていると独白。

・・・それを背後から盗み聞きする不審な影が1体。「驚いた! あの主人公ってヤツ、人間だったのか!
いいこと聞いたぜ、こりゃ面白くなってきたな! ケケッ!」 イジワルズリーダー、ゲンガーだった。

一夜明け、いつものように主人公を迎えに来たパートナー。ネイティオの「主人公が災害と関係」
の言葉と「世界のバランス」って何?ということが引っかかっているご様子。世界のバランスについては
選択肢で「よく しっている」と知ったかぶればちょっとした掛け合いギャグが見られるがここは割愛。

ポケモン広場に行くと、何やら住人が何人か集まり騒がしい。何を話しているのかと聞くと、ただの
おとぎ話だと思われていた「キュウコン伝説」が、今になって実話ではないかとの噂が広まっている
とのこと。話の輪に入っていたハスブレロが「キュウコン伝説はナマズンに聞けば詳しく教えてくれるぜ」
と教えてくれ、早速広場の外れにあるナマズンの池へと直行し、彼の話を聞いた。

「・・・昔々、キュウコンというポケモンがおった。その尻尾には神通力が込められており、その尻尾に
 触ったものには、千年の崇りがかかると言われておった。にもかかわらず、ふざけてしっぱに触れた
 者がおったのじゃ。しかもそれは人間じゃった。」"人間"に反応するパートナー。
「案の定、その人間には千年の崇りが降りかかったが、サーナイトというポケモンが人間を庇い、祟りを
 自分の身に受けて身代わりになった。その人間とサーナイトはパートナーの関係にあったからじゃ。
 人間とポケモンには、強い絆があるんじゃ。」「でも人間はいいヒトもいればわるいヒトもいるんでしょ?」
とパートナー。「左様。サーナイトを見て可哀想になったキュウコンは人間に問いかけた、『サーナイトを
 助けたいか?』と。・・・だが人間は、サーナイトを見捨てて逃げてしまったのじゃ。そんな人間に失望した
 キュウコンは予言した、『いずれあの人間はポケモンに生まれ変わる。』」(人間がポケモンに!? 驚くパートナー)
「『そしてその人間がポケモンに転生した時、世界のバランスが崩れるであろう・・・』と。この話はここでお終いじゃ。」
黙りこくる二人。「ほほう。面白くて声も出ないか? まあそう深刻な顔をしなさんな。最近はホントじゃ
 ないかとの噂もあるらしいが、所詮ただのおとぎ話にすぎぬよ。」救助基地へと帰る二人。

「ねえ、今日は救助活動休みにしない? 何だか気がのらなくて・・・」と切り出すパートナー。
「あんな話を聞いちゃった後だからかな、ハハハ・・・」と去ろうとするパートナーだったが、堪え切れない
言葉が止められなかった。「ごめん! 主人公! 僕、君の事をちょっぴり疑っちゃった・・・ でも、
もう迷わない。だって主人公は、僕の、かけがえのない、友達だから・・・」「また明日、頑張ろうね!」

その夜、主人公はまた夢を見る。またいつもの夢、いつも見るシルエット・・・また何か言っているが
うまく聞き取れない、今度はこっちから聞いてみる。「きみは だれ?」「・・・私は・・・サーナイト。」
サーナイト!? 「よかった・・・ やっと会えた・・・。」「やっと、って・・・? 前から知ってたってこと?
 じぶんは?」「・・・わたしは あなたの・・・・・・」もっと聞きたいにも関わらず、ここで意識が薄れていく・・・

起きた主人公は、夢の出来事を整理する。いつもよりハッキリした夢で、そう、語りかける声の主は
ナマズンから聞いた話に出てきた、あのサーナイトだった。主人公の頭を、最悪の予想がよぎる。
「自分の正体は、サーナイトの元パートナーの人間で、サーナイトを見捨てたせいでポケモンになったのかな・・・」
(続く)

25 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/30(日) 23:43:14 ID:1d8Av3lp ID:
>>23-24
乙!パートナーかわいいよパートナー

26 :ポケモン不思議のダンジョン:2006/07/31(月) 01:14:10 ID:ZSzr1EUo ID:
迎えに来たパートナーに顔色が悪いよ?と指摘される主人公。それはそうと、広場の方がなにやら
騒がしかったとのこと。早速二人で広場に向かう。・・・店に誰もいない広場。不穏な空気が漂う。

皆は広場の中央に集結していた。その輪の中で話している誰かの独断演説を聞いているらしい。
「キュウコン伝説は本当だというんです、私噂なんて信じてなかったもんですからもうビックリで!」
「しーっ、今、真ん中のヤツが話してるんだ、静かにして。」誰だろう? ・・・そこで二人を呼ぶ声が。
キャタピーだった。ちょうどいいとばかりに、話し手が誰なのかを尋ねるパートナー。「そ、それが・・・」

ゲンガーだった。「・・・というワケで、オレがせいれいのおかに行ったら、そこでスゲー物見ちゃったんだ ケケッ!」
「あるポケモンがネイティオに相談してたんだ・・・そいつ、見た目はポケモンだが、何と元人間なんだとさ!」
「しかもネイティオがその人間とやらに言ったんだ、ポケモン化したのと世界のバランスが大きく関係してるってよ!」
キュウコン伝説通りの筋書きに騒ぐ聴衆ら。「それだけじゃないぜ! 最近、災害がよく起こってるが、あれは
 世界のバランスが崩れたせいなんだと! しかも崩れたバランスを早く元に戻さないと、世界はトンでもない
 ことになるって いってたぜ! ケケッ!」 世界がトンでもないことに、の節で騒然となる一同。
ア アイツめ!・・・騒ぎをわざと大きくしてる・・・。 憤るパートナー。
どうすればいいんだとの声にゲンガーがいやらしく答える。「まあまあ諸君、慌てずとも方法はあるさ。
 簡単なコト、その人間がポケモン化したせいで世界のバランスが崩れたなら、ソイツを倒せば元通り、だろ?」
た、確かに! と相槌を打ったのはハスブレロ。 そしてゲンガーはとどめの一言を放った。
「しかもソイツは伝説によるとサーナイトを見捨てたヒドい奴なんだぜ? 倒されても文句言えないと思うけどな。」
.
.
.





「 な あ 、 主 人 公 サ ン よ ? 」



不意を突いたゲンガーの言葉と振り向きに仰天する二人と、一斉に主人公を見る聴衆たち。
「何だって!? アンタが伝説に出てくる人間!?」「ホントなのかよ! オイ!」
問い詰められる主人公。「こ、これには深いワケがありまして・・・」と必死でパートナーが
弁明するものの、「オマエに聞いてんじゃない! 主人公に聞いてんだ、どうなんだよ!?」
と一蹴される。二択が表示されるが、どちらの選択肢も「・・・・・・。」 返す言葉のない主人公。
ゲンガー「そういうコトだ諸君 主人公を倒して 平和になろうぜ。 ケケケケケッ!」

 広場の住人が主人公に向かって、無言でじりじり迫ってくる。倉庫番のガルーラおばちゃんが、
友達エリアを分けてくれたプクリンが、商店のカクレオン兄弟が、ゲンガーの話を聞いていた
ポケモン達が、今や主人公を捕まえようとしている。「み みんな なんだっていうのさ?・・・」
怯えて聞くパートナー。「主人公、すまん!」 住人の一人、ハスブレロの爪が主人公に振り下ろされる。
パートナーの手に引かれ何とかかわす。「わわっ、何するのさ!? 主人公、逃げよう!」二人は基地へと逃げた。


パートナー「まさか皆がいきなり襲ってくるとは思わなかったよ。・・・それにしても主人公さ、なんで
言い返さなかったの! 自分は違うって、キュウコン伝説に出てくる人間じゃないって!」
主人公「ねえ、パートナー・・・ (二択)もう 疲れたよ・・・。/救助隊 やめようか・・・。」
すっかり弱気になった主人公の言葉に驚くパートナー。主人公の言うことには、夢にサーナイトが
現れて、やっぱり自分が伝説に云われる、サーナイトを見捨てた卑怯な元人間の生まれ変わりに
違いない、と思いつめていたようだ。主人公の言葉を聞き遂げるパートナー。そして励ます。
「でも君は、人間だった時の記憶を思い出したわけじゃないんでしょ? だったら、まだ分からないじゃないか!
 僕は、主人公のコト、信じてるんだよ? だったら・・・」

 言葉を言い終わらないうちに、誰かが現れた。フーディン、リザードン、バンギラス。チームFLBだ。
フーディン「先ほどの広場での騒動の後、皆で話し合った。世界を救うにはどうしたらいいか・・・をな。
       そして、その結果・・・

       オ マ エ を 倒 す こ と が 決 ま っ た 。

27 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/31(月) 01:19:40 ID:wmAs+Nwp ID:
今更だけど>>1
書き込みないなと思ったら次スレいってたのか…

28 :ポケモン不思議のダンジョン:2006/07/31(月) 02:20:09 ID:ZSzr1EUo ID:
憧れの一流救助隊が、主人公を始末するためにやって来た・・・呆然とするパートナー。
フーディン「ワシもまさかとは思ったが・・・そうであってほしくないと願ったのだが・・・残念だ。
 決まった以上、ワシたちは・・・全力でオマエを倒す!」 ジャブを始め、既に臨戦状態のリザードン・バンギラス。
(こ ここで戦うのか・・・)心の中で呟くパートナー。

だが意外なことに、FLBの面々は一歩退き、その拳を下ろした。フーディンは続けた。
「・・・一晩時間をやる。その間に荷物をまとめ、ここから逃げるのだ。(えっ?と聞き返すパートナー)」
「明日になれば、色々な救助隊が追っ手となり、主人公に襲い掛かるだろう。いや、主人公だけでない。
 (パートナーに向けて)主人公に付いて行く全ての者は敵とみなし、容赦なく攻撃してくるだろう。
  それはワシたちも同じだ。当然、お前達を倒しに行く。 しかし、それでも 何とか 逃げ延びるのだ。
  逃げて 逃げて・・・ 生き延びるのだ。  真実を 見つけるまで ・・・な。」
パートナー「フーディン・・・・・・。」
「次に会うときは、容赦しないぞ。 ではな。」 FLBは去っていった。

パートナー「主人公・・・フーディン達もああやって、君のこと、信じてるんだ。僕だって前に言ったでしょ?
 もう迷わないって。何があっても主人公のこと信じるって! 例え他の救助隊が襲ってきたって、僕は
 怖くないよ。なのに、主人公が自分のこと信じられなくて どうするんだよう!」

キャタピー「主人公さん。」キャタピーも心配して来てくれたのだ。パートナー「キャタピーちゃん・・・。」
キャタピー「主人公さん、僕、約束しましたよね? 僕も大きくなったら 救助隊やるって。主人公さん・・・
 くじけちゃ ダメです。主人公さんは 僕にとって、ヒーローなんだから。」
二人の言葉を聞いた主人公は、みたび二択を迫られる。が、その内容は無言でも弱気でもなく、完全に
勇気を取り戻した、力強い言葉だった。パートナーの顔にも輝きが戻る。「それでこそ 僕らの主人公だよ!」
「とりあえずはここを離れるけど・・・絶対またここに戻ってこようね! 真実を 見つけて!」

翌日早朝、救助基地を出る準備を整える一行。まだ広場のポケモン達は寝ぼけているので、今のうちに
倉庫の物資や商店の買い物を済ませておくことにした。よほど早朝だったせいか、皆、訪れているのが
主人公一行だとは気づかないほど寝ぼけたままだった。正直おっかなびっくりだが、この先の道中は
危険だらけだろうから、準備を怠るわけにはいかないのだ。そして全てが済み、基地を出る時が訪れた。
「仲間になってくれたコイルや、旅の道中で仲間になってくれた救助隊の皆を巻き込みたくないから・・・
 仲間には黙って、僕たちだけで行こうね・・・追っ手の救助隊から 逃げて逃げて、逃げ延びなきゃね。」
フーディンの言葉が回想される。(そう・・・自分は何者なのか? その真実を見つけるまで逃げ延びなきゃ。
 たとえ、地の果てまでも・・・・・・。) パートナー「よし、じゃあ行こう!」
*「主人公さん!」二人を呼び止める複数の声。二人に救助された、キャタピー・トランセル・ワタッコ2体・ディグダだった。
みんな見送りに来てくれたのだ。さらに、救助メール郵便屋のペリッパーが、ポストに何かを入れていった。
「アバヨ! しばらく サヨナラだ。 でも また 手紙を 運べる その日が 来るまで・・・・・
 オレは いつまでも 待ってるぜ。 −さすらいの ゆうびんやさん ペリッパーより−」
パートナー「うう・・・・・・みんな ありがとう!」半泣きで応えるパートナー。「みんな、また会う時まで元気でね!」

〜こうして、主人公達の果てしなく辛い旅が始まった。各地では、自然災害の爪痕が生々しく残っていた。
災害で地割れだらけになった山々を乗り越え、山火事が収まらず今だ燃え続ける野原を乗り越え・・・
しかし、主人公達は泣き言も言わず、遠く そのまた遠くへと進むのだった・・・(続く)

29 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/31(月) 02:58:48 ID:IbyfHtUZ ID:
凄いマイナーで未解決一覧やら調べたけど、無いようなので、質問させて頂きます。
誰かSFCのエルファリアUクリアした人居ます?僕はラスボスまで後二歩ってとこで
データが消えてしまいました。続きが気に成るけど、攻略本捨てたし、面倒だし、また消えそうだし、
攻略本にもストーリー最後まで乗ってなかったので、出来たら教えて下さい。


30 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/31(月) 15:01:01 ID:3AoOnTB+ ID:
同人ゲームの「退魔心経」と「武勲の王者」をお願いします。

31 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/31(月) 17:28:31 ID:0YSrEFr5 ID:
wikiがエラー起こして見れません><

32 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/31(月) 18:02:18 ID:3AoOnTB+ ID:
今は見れる。
ていうか見れたり見れなかったりするから
見れなかったときは30分くらいおいてまたアクセスするといいZE

33 :ポケモン不思議のダンジョン@まだ空気読まず続行:2006/07/31(月) 19:26:42 ID:ZSzr1EUo ID:
 災害の爪跡を見ながらも、東へ東へと逃げ続けた主人公一行。
だが追っ手の救助隊らの声がすぐ迫っていた。慌てた一行、東へと抜ける
唯一の道、「ぐんじょうのどうくつ」へと歩を進める。新米とはいえ数々の救助活動を
こなしてきた一行は、この洞窟にもさして苦労することなく、早々と突破してしまった。
しかし追っ手の救助隊らも息つく暇も与えず追いついて来る。背後はもう塞がれ、行く手には
「ほのおの やま」が立ちはだかっていた。災害の影響を受けてか、異常なまでに溶岩が噴出し
とても進めそうな場所ではないが・・・選択肢は無かった。一行はほのおのやまへと足を踏み入れる。
「何て奴らだ! ここまでだって誰も行かなかった未踏の地だというのに、ほのおのやまに入るなんて」
躊躇する追っ手。「仕方が無い、ここから先は勇気のある者だけ追いかけるんだ!」

 ほのおのやまの野生ポケモンをかいくぐり、山頂まで来た一行。尋常でない量の溶岩が溢れる
様子を見て、こんな所に長居は無用と先へ進もうとするが「山の叫びが聞こえる・・・、オマエ達か!
ほのおのやまを苦しめるのは!」 山の異変を主人公らが何かしたせいだと思った伝説ポケモン、
ファイヤーが突然襲いかかってきた。容赦のない猛攻を受けるが、戦闘でこれを退ける一行。
倒されてもなお敵意むき出しのファイヤーに、パートナーが事情を説明し誤解を解く。
追われて偶然ここに逃げ込んだだけだという事、この山だけでなく世界各地で災害は起こっており、
今は尋ね人の身だがいずれ原因を突き止めたいという事。ファイヤーは何とか信じて通してくれる。
「ただし、災害原因を突き止めて防ぐのは"いずれ"でなく"すぐに"という条件付きですからね。(意訳

 すっかり遠景となったほのおのやまを見つめ、一休みする二人。恐ろしい噴火も、ここからは綺麗な景色に見える。
「ここまで来たら、ひょっとしてもう誰も追ってこないんじゃない?」 ふとパートナーが訊いてくる。現実的に
「いいえ」と答えて否定しても、調子を合わせ「はい」と答えてあげても、結局現実に引き戻されるパートナー。
「・・・フーディン達なら、きっとあの山だって越えて追ってくるだろうね。 しょうがないよね、先へ進もう。」
パートナーの疲れを心配して出発をまごつく主人公だったが気丈なパートナーに引かれ出発。

 とにかく追っ手の付いて来られそうにない厳しい地を求め、今度は北へ北へと進路をとる一行。
山また山、ぬかるんだ沼、凍りついた崖を越え、一行は遂に、樹氷が木々を包む、氷雪の地へとやって来た。
ポケモン一匹見当たらない寂しい場所だったが、一瞬行く手に何者かの姿が。こんな所になぜ・・・と考える間も
なく去ってしまうが、考えても分からないよねと開き直り、とにかく行く先の「じゅひょうのもり」を越えることに。
森を進んでゆく一行。その気配をこの森の主が察知する。「何者かが森に侵入している・・・森の冷気が
弱まったているのもそのせいなのか・・・何としても食い止めなくては、森を守るためにも」・・・もしやこのパターン。
 豪雪吹きすさぶじゅひょうのもりおくちへ到達し、さらに先へ進もうとする一行に「引き返せ・・・!」の声が。
サンダー、ファイヤーと来て、伝説の鳥ポケモン3体目、フリーザーにまで襲われるハメになってしまった二人。
災害と同時に訪れたせいで、やはり森の異変が主人公らのせいだと思い込んでいる。勘弁してくれ('A`)
またも実力行使でフリーザーを止めた後、説得するパートナー。「異変はここだけじゃなく各地で起こってるんだ。
僕らが来なくたって森の冷気は乱れていたよ!」 だが今度のフリーザーは聞く耳持たず。信じられるかと一喝して
再び襲いかかってきた! 「―待て!」 だが、フリーザーと二人の間に何者かが立ちはだかった。
わざわいポケモン、アブソル。主人公らが道中で見た何者かの影は、彼だったのだ。
「この者達の言うことに偽りは無い。私は自然災害をキャッチする力があり、導かれるままにこの地へ来たのだが
 今、災害はこの地の至る所で起きている。しかも今回は、今まで感じたことの無い特別なものだ・・・。」
こうまで言われると信じるしかないフリーザー。「ただし! これ以上災害が広がらぬよう、食い止めるのだ。頼んだぞ!」

助けてくれたアブソルに礼を言うパートナー。アブソルは、この災害を止めるためにはどうやらお前達と
協力したほうがよさそうだと、仲間入りの申し込みをしてくる。快諾するパートナー。かくして、二人きりの
逃亡道中に心強い助っ人が加わった! ・・・が、相変わらず終点は無い。あても無くただ寒い北へと進むのみで、
一行に疲れの色が見え始める。

34 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/31(月) 19:35:48 ID:ejrvaoN7 ID:
ペルソナ3のストーリー教えてください

35 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/31(月) 20:02:03 ID:3AoOnTB+ ID:
>>34
このスレ内を「ペルソナ」で検索してみるといいZE

36 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/31(月) 23:16:28 ID:9hfljeDR ID:
どうやら最近他のサイトからのリンクからのアクセスで混雑してるみたいですね・・・;
最近7000hit/日ですからしかたがないのかもしれません。
私がよく行く三国志大戦Wikiも夜中とかよく落ちますしね…
注意を向けるための今何人が呼んでいるかのカウンタ−は@wikiではつけれないみたいですので
暫定的ですがログを強制html化して旧まとめサイトに置いておきました、不便ですがもしものときにどうぞ。

http://storyteller515.hp.infoseek.co.jp/storyteller/pages/2....

37 : ◆A.ilTwwjjQ :2006/07/31(月) 23:19:38 ID:9hfljeDR ID:
トリップつけ忘れました。
あくまでも緊急避難用ですので。

38 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/31(月) 23:20:20 ID:3AoOnTB+ ID:
さすが管理人!
おれたちにできない事を平然とやってのけるッ
そこにシビれる!あこがれるゥ!

39 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/01(火) 07:53:37 ID:vfJxBGH4 ID:
やるのが

で検索してから見つからねーと思ったらあった

40 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/01(火) 11:41:22 ID:+5vyMMjT ID:
懐かしのさんまの名探偵でもやってみるか。
めっちゃ古いが、結構名作だった。まぁ、推理と言うよりはギャグゲーだが。


41 :パワプロクンポケット:2006/08/01(火) 12:44:50 ID:XSG9B95m ID:
飛翔編

順調に進んでいるかと思われた野球部だったが、
猪狩守率いるあかつき大学付属高校との練習試合で35−0という大差で敗北。
さらにハンドボール部の顧問である教頭が予算の横取りを狙い、
公式戦で一勝もできなければ廃部にすることを勝手に決めてしまう。
それを知った外藤は妨害作戦を提案。
先輩達と同じになると作戦を拒む主人公だったが、
外藤は「ユメをかなえるためやったらアクマにたましいをうるぐらいの気はないんか!」と一喝。
そこに転校生である四路智美が現れ、二人の説得によって主人公は渋々承諾する。
しかし、亀田と外藤の行う妨害作戦は「あしゅらとヤヌス作戦」「マイスウィートハニー作戦」など
名前は立派でも、上履きや道具の位置を変えるといったしょぼいものばかり。
あきれかえるが何故か作戦が成果を挙げていることに疑問を抱く智美。
智美は亀田と外藤の作戦の裏で自分の所属する秘密組織プロペラ団が暗躍していることに気づく。
アマチュアを隠れ蓑にしてプロが本格的な妨害工作を行っていたのだ。
そして、主人公がプロペラ団の高校野球制圧作戦の本拠地大東亜学園に妨害作戦を仕掛けたある日、
智美は自分がプロペラ団の工作員であることを打ち明ける。
主人公はプロペラ団とはプロフェショナル・ロウヤーズペイメント・レプリゼンタティズの略称で
あらゆる娯楽スポーツを支配することが目的であることを知る。
そんなことは無理だと反論する主人公に智美は
新人選手と専属契約を結び、反抗する選手を潰していけば新人選手の供給を操れる
そうなればどこのチームも逆らえないようになると説明する。
さらに智美は現在はプロスポーツ選手の年棒が高くなりすぎたため、苦しむオーナーが増え、
プロペラ団の支配によって選手の年棒が少なくなることを望んでいる人が多いことを語る。
自分が幹部になれば主人公はプロ野球入りできると言おうとする智美に
主人公は「ただしくないやりかたから手にいれたものからは、まんぞくはえられない。」と語り、
今からでも正々堂々と甲子園優勝を目指すことを宣言。
甘いと考えながらも智美は主人公に惹かれるのだった。
そして、極悪久野球部は教頭の嫌がらせにも負けず公式戦に初勝利。
野球部の存続が決定した。
亀田に「ドリルでやんす〜。」と言われたり、政財界の黒幕である村上のお父さんにあったり、
本家パワプロでもお馴染み、スポーツ医学の権威ダイジョーブ博士に手術を受けたりしながら練習を続ける主人公。
ある日、神社で練習していると猪狩守から交通事故にあった進が行方不明になったことを知る。
この交通事故は外藤先輩が原因なのだが、それを知らない主人公は一緒に練習した仲である進を心配する。
しかし、この後主人公は他人を心配しているような余裕はなくなることとなる。
荒井三兄弟の姉、のりかに一目ぼれされてしまったのだ。
なかば強引に付き合うこととなった主人公は、ほとんど嫌がらせに近いような交際を続けることとなるのだった…。

42 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/01(火) 13:05:52 ID:rZHUk5gC ID:
正史ルートをやるのか・・・

43 :パワプロクンポケット:2006/08/01(火) 13:18:35 ID:XSG9B95m ID:

疾風怒涛編

自称大リーグのスラッガーですぐにケガをする外国人教師、アルベルトの指導を受けたりしながら、
最後の夏に向けて一丸となって練習に励む極悪久野球部。
だが突然、主人公の目の前で智美と亀田が交際宣言。
「おいらと智美ちゃんはラブラブでやんす〜。」
のりかと付き合う主人公への当てつけなのだが、それを知らずにはしゃぐ亀田。
ひょんなことからダブルデートを行うこととなり、主人公は智美から「さ・よ・な・ら」と
最後通告を受けるのだった。
ある日、主人公の前に野球マスクと名乗る仮面をつけた男が現れる。
隣地区の聖皇学園のエースであるという野球マスク。
主人公は聞き覚えのある声だと思うが、野球マスクは主人公を挑発して去っていく。
そして7月。地方大会予選一回戦の相手はなんと大東亜学園。
助っ人外国人のドナルド、アンソン、そしてチームを率いる強敵、豪速球投手鋼を
なんとか打ち破る極悪久野球部。
それを知ったプロペラ団日本史部長は極悪久高校を脅さなかった智美に激怒。
智美は既に極悪久高校の一員になっていたのだ。
予選一回戦敗退では誰もお金を出さない、プロペラ団は終わりだと言い放つ智美。
しかしそんな智美を支部長はあざ笑う。
大東亜学園の落ちこぼれを集めた聖皇学園が甲子園出場を決めていたのだ。
プロペラ団はダイジョーブ博士を拉致し、人体改造を行うことで聖皇学園を
無敵の超人野球チームへと変貌させたのだった。
智美は支部長の部下によって地下に幽閉されてしまう。
2回戦で冬野のいる白鳥学園、決勝で松倉率いるパワフル高校にも勝利した極悪久高校は念願の甲子園出場を決める。
そしていよいよ甲子園。
名前のコンプレックスをバネにしてきた政道正義率いる正義高校。
「いっぱつでかたずけてやる」と過激な発言をする某国の偉い人のそっくりさん、正金天候率いる身砕流北高校に極悪久高校は勝利、
ついに甲子園決勝まで駒を進める。

44 :パワプロクンポケット:2006/08/01(火) 13:20:54 ID:XSG9B95m ID:
しかし、その当日、突如亀田は「智美を助ける。」と書かれた置手紙を残し、何処かへ消えてしまう。
野球部のメンバーは亀田を気にかけながらも球場へと向かう。
決勝戦の相手はこれまで完全試合を達成し、驚異的な強さで勝ち上がってきた野球マスク率いる聖皇学園だ。

試合開始。いきなり先制点を取られる極悪久高校。
息つく暇もない攻防。
多彩な変化球と速球を武器にする野球マスクに苦戦するものの、、
極悪久高校も運だけでこの決勝の舞台に上がったわけではなかった。
後半、野球マスクの球を捉え始め、苦労の末打ち崩すとついには大逆転!
極悪久高校が勝利を収め、見事甲子園優勝の栄光を勝ち取った!
うなだれる野球マスク。
彼の招待は行方不明になった進であった。
実は進は交通事故で野球のできない体となり、再び野球をするために
プロペラ団に体を売り、強化手術を受けていたのだった。
倒れる進に「ピッチャーとしてマウンドをまかされたからには、さいごまでしっかりしろ!」
と叱咤する兄、守。
「ははは、やっぱり兄さんはきびしいや…」
甲子園を去る猪狩兄弟。

一方ダイジョーブ博士の手引きによって逃げ出した智美は、
亀田を利用し、日本支部長を爆殺。
智美は日本支部長の地位を奪い、亀田は改造されプロペラ団の工作員として生きていくこととなった。

甲子園優勝からしばらく経った後、進はダイジョーブ博士の弟子、京子によって元の姿に戻る。
そして主人公は志望の球団からドラフト1位指名を受け、念願のプロ野球入りを果たす。
しかし、童子に周囲に流され、とうとうのりかと結婚する羽目になってしまうのだった。

「おれ、しあわせなんだよな…
 たぶん、しあわせなんだよな…
 きっと、しあわせなんだよな…」
自分は幸せと自分に言い聞かせる主人公。
しかし、これから始まる新たな苦難の始まりにすぎず、
甲子園優勝が人生のピークであったことを知ることとなるのだった………。

パワポケ3に続く。

45 :パワプロクンポケット:2006/08/01(火) 13:24:23 ID:XSG9B95m ID:
上にも書かれている通り、書き込んだのは正史ルート。
彼女や試合の結果によっては、随分と展開が変わります。
あとポケ2と3も書いてるんで、そのうち投稿します。

46 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/01(火) 14:33:17 ID:07SM3h/O ID:
>>44
ば、爆殺?なんじゃそりゃ

47 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/01(火) 16:31:06 ID:VqL+pi1x ID:
凄いな……
他のルートとかもぜひ知りたいな

48 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/01(火) 19:23:06 ID:h1LA0ayj ID:
>>46
驚くのは早い、アポン→改造されて復活とかロボとかター○ネーターとか狂った展開はまだまだ続く。

49 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/01(火) 19:32:44 ID:rZHUk5gC ID:
3はゴエモンバトルだし、6だったかの裏サクセスモードでは羊の尻の穴使って性欲処理したり
ブラックなネタが多いのがパワポケ

50 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/01(火) 19:58:30 ID:VqL+pi1x ID:
公式サイト覗いてみたらものすごいボリュームだ・・・
是非正史以外のストーリーも書いてほしい。

51 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/01(火) 20:01:10 ID:bURPXsZi ID:
ペルソナ3を書く人は大変そうですね。
どこまで詳細に書き込むのかという点と
表現力を求められるシーンをうまくまとめられるかがポイントとなりますね。

52 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/01(火) 20:52:00 ID:nHU2i3zZ ID:
書くだけなら簡単だ
キモオタが余計な主観を書くとキモオタから反論が来て面倒なだけでな

53 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/01(火) 21:04:17 ID:07SM3h/O ID:
さすがキモオタはキモオタのことについて詳しいっすね

54 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/01(火) 23:45:41 ID:8lUt8/ow ID:
同属嫌悪ですな

55 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/02(水) 03:02:49 ID:gf4n3GR+ ID:
>>47
>>50
一番壮絶なのが正史ルートなので、おまけ程度に。

進藤明日香
主人公の幼馴染でクラスメイト。美人なのだが、生まれつき心臓の病気を患っていて、
すぐに倒れる。入院しても主人公を気遣ういい子。
彼女にしていると甲子園の決勝、病状が悪化して危篤状態になり
主人公は病院に行くか、甲子園に行くかの選択を迫られる。
決勝に勝った主人公は奇跡的に助かった明日香と再会。
主人公は明日香と幸せな家庭を築くのだった。
決勝で負けると病気で死ぬ。

佐藤美奈子
コンビ二でバイトしている女の子。
イギリスへフラワーアレンジメントの留学に行く夢を持っており、
付き合っていると甲子園決勝の前日にイギリスへと出発する。
優勝した後に、主人公は美奈子の乗った飛行機が墜落したことを知り愕然とする。
しかし主人公は乗り遅れて事故に会わなかった美奈子と再会。
主人公は美奈子と幸せに暮らすのだった。
決勝で負けると飛行機事故で死ぬ。

四路智美
だいたい正史と同じ。
智美からプロペラ団のレポートを受け取った主人公は
仲間の助力を得て、智美が危ないことを察知。
プロペラ団に殴り込みをかけて智美を救出し、
主人公は智美と幸せに暮らすのだった。
条件が満たせず失敗すると支部長に撃たれて死ぬ。

荒井紀香
正史ルートでも書いたが凄い極悪。
書き出すときりがないが
付き合うことを拒むと弟たちに主人公に振られたと悪い噂を流したり、
付き合ったら付き合ったで自分の毛を編みこんだセーターをくれたりする。
でも最高好感度だと野球超人伝という凄く能力の上がるアイテムをくれる。
主人公が死ぬ。

石田由紀
亀田によって強引にマネージャーにさせられた子。
平山に惚れられているが、全く眼中にない。
彼女にしないと、何故かかなり地味な佐藤と結婚することになる。
彼女にすると平山が「死んでやる〜」と言う。


濁田まり子
ガングロ。死なない。

56 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/02(水) 03:30:48 ID:no9SBDC/ ID:
なんでそんなに「死ぬ」が多いんだ・・・
やったこともないのに健全スポ魂系の話だと思い込んでたぜ
それに普通その流れなら明日香ルートか智美ルートを正史にするよな・・・

明日香って甲子園に行かずに病院に駆け付けたらどうなんの?

57 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/02(水) 04:13:48 ID:74ycARdM ID:
まとめwikiが404なんだが・・・俺だけか?
アクセス過多じゃなくて「存在しない」と出るんだけど

58 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/02(水) 04:36:11 ID:T+Pk2hfD ID:
俺もだ

59 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/02(水) 05:23:55 ID:G+vEFn0A ID:
今度はまとめwikiが携帯用ブラウザのための区切り変換されなくなっています…。

60 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/02(水) 08:59:06 ID:Jyh/NbCH ID:
8月2日:AM1:00〜AM9:00 www1,www11〜www15の調査メンテナンスを行います.
って書かれてあったからそれかも

61 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/02(水) 11:33:18 ID:no9SBDC/ ID:
メンテされれば、最近の見れたり見れなかったりの状況も改善されるかな?
単に型通りのチェックするだけで現状維持かもしれんが

62 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/02(水) 19:33:33 ID:9altBt6y ID:
セラブルの人、ゼノギアスを参考にしてみては?

先に用語解説してから本編

63 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/02(水) 20:26:38 ID:HATeyiBL ID:
「街 〜運命の交差点〜」というサウンドノベルゲームの
「花火」というシナリオを、宜しければお願いします。

とても感動するシナリオらしいのですが、そのシナリオを見るためには
途方も無い努力が必要らしいので‥

64 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/02(水) 20:34:47 ID:7dLVNiRs ID:
>>63
まとめサイトにある

65 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/02(水) 20:43:19 ID:7dLVNiRs ID:
…と思ったらまとめサイトにはまだ無いようだ
wikiから過去ログさがしてみ

66 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/02(水) 21:28:58 ID:Xp9rJcOc ID:
じゃあ簡単に説明します。
大企業の重役である主人公。
企業には裏で兵器を取り扱っているという黒い噂があり、主人公の息子は反発し大分前に家を出ていた。
そんなある日息子がふらりと帰ってくるが、あまりにも昔と変わっていた(海外で傭兵をやって人も殺した事がある)
言い争いになり、今までの心労がたたったのか入院する主人公
入院生活で息子との思い出を思い返す主人公。
その中で一番の思い出だった花火を上げようと方々に働き掛け花火を打ち上げる
もうこの街にはいないかもしれないが、どこかで息子が見てくれる事を願い。
(街のその他の主人公達のエンディングで何故かあがっていた花火はこういう理由)

67 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/02(水) 21:55:01 ID:gf4n3GR+ ID:
>>56
明日香と幸せな生活を送るものの、
「あの時甲子園に行っていれば…」とちょっと後悔をする。

68 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/03(木) 01:21:18 ID:bzM53zco ID:
えー業務連絡
まとめWikiがおかしくなっています
今までのと違って、ページは一見まともに表示されてますが
長いページ(ゼノギアス、アンリミテッドサガ、学校であった怖い話Part1など)
がとちゅうでぶった切れてしまい最後まで表示されません。
編集作業の画面でも後半は表示されません。
右上のメニューから「バックアップ」を選んで過去ログを表示させてすら、
バックアップの後半が表示されません。

オレのPCだけじゃなく他の人のPCでもそうなってますか?
もしそうなってたらもしかしたら長いページの後半データは失われてしまったのかも・・・
幸い管理人さんが>>36にアップした後にこの異常は起こったらしく
そっちの方には後半の方も残っているので復旧はできそうですが。


あと、どうでもいいけどカウンターもリセットされてますね。
20万hit超えていたはずなのに800ちょっとに戻ってる。

69 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/03(木) 01:23:28 ID:bzM53zco ID:
「新桃太郎伝説」のページも切れるし、「大神」のページも切れるな・・・

70 : ◆A.ilTwwjjQ :2006/08/03(木) 05:52:02 ID:ld4Ak3vX ID:
何かメールが来てました。

@wikiサポートです。
www1,www6〜www15をご利用の皆様に重要なお知らせとお願いです。
(wikiはwww8にあります)

☆☆ 1.システムのアップデートによる多くの機能追加・変更に関して☆☆
a) スパム対策
b) デザインシステム強化、
c) トラックバック機能の非利用選択
d) リンク元機能の非利用選択
e) &html()プラグインの仕様変更
f) error問題改善
g) タグ機能

☆☆ 2.アップデートに際しての問題報告のお願い ☆☆

上記アップデートに際して不具合など問題あればご報告よろしくお願いいたします。
http://bugs.atwiki.jp/
なお、以前のデータはそのままバックアップを取っております。
問題あればそちらから復旧させていただきます。

71 : ◆A.ilTwwjjQ :2006/08/03(木) 05:54:23 ID:ld4Ak3vX ID:
http://bugs.atwiki.jp/
に行こうと思ったらエラー吐いて入れないしどうなってるんですかね('A`)
入れたら報告して改善メール送りますし
入れなかったら入れなかったで別のHp作成してPuriwikiで新たにWiki作ることにするかもしれません。
不勉強ですみません。

72 : ◆A.ilTwwjjQ :2006/08/03(木) 06:02:21 ID:ld4Ak3vX ID:
何回かのリロードで入れましたので
不具合メール送っておきました
反応あり次第ここに持ってきます。
それまでは見づらいですが長い作品は>>36でご覧下さい(つд`)

73 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/03(木) 06:02:34 ID:t1QgTD3O ID:
街ありがとうございます!
早速過去ログを探してみます。
要約もありがとうございました!

74 :パワプロクンポケット2:2006/08/03(木) 12:13:33 ID:hfhUwYMi ID:
パワプロクンポケット2

極悪久高校優勝から一年後。
高校、大学野球と続けてきた主人公はドラフト6位でドリルモグラーズに指名される。
自分の行きたかった球団ではないものの、好きな野球を続けるため入団する主人公。

しかし、モグラーズは万年Bクラスの弱小球団。
赤字経営で寮もボロボロ。つぶれるという噂すら流れている。
前向きな主人公は、自分の活躍でモグラーズを再建させることを誓うのだった。

第一章 恐怖!首切り球団

2軍から選手生活が始まることとなった主人公は、
厳しい磯田コーチ、温厚な2軍監督野々村の指導を受け、練習に励んでいくうちに、
唯一の同期で、亀田、矢部にそっくりでマニアなメガネの凡田、
腰を痛めて二軍にいる最年長の古沢、
野球センスは抜群だがやる気のない水木、
貧乏だが日本一の選手を目指すくらがり、
動物好きでいろんな動物を飼っている畑山といったチームメイト達と出会う。
貧乏球団の厳しい現実を目の当たりにしながら、試合で活躍していく主人公。
しかし、モグラーズのオーナー企業で、ガンダーロボのヒットで一気に成り上がった
ドリルトーイの社長、任月高志は野球に飽きてしまい、
赤字経営のモグラーズの大量リストラを発表する。
入ったそうそう大ピンチの主人公。
何とか試合で自分の実力をアピールし、クビになるのは免れるのだった。
しかし、この出鱈目なリストラはほんの序の口にすぎなかった………。

75 :パワプロクンポケット2:2006/08/03(木) 12:15:12 ID:hfhUwYMi ID:
なんと任月は「テレビに映らないから」という理由だけで二軍の廃止を決定。
腹心である曽根村にすべてを任せる。
滅茶苦茶な指示と社長からの扱いの悪さに不満を覚える曽根村。
支部長となった智美は、実質ドリルトーイの経営を全て任されている曽根村に接触を図る。
一方、自分の行きたかった球団へ行った、高校時代のマネージャー弓子の弟
小角雄二と出会った主人公は、球団数が半端で入る新人の数が減っているため、
モグラーズがなくなるかもしれないという話が出ていることを知る。
プレッシャーを感じる主人公。
ある日、新しいチームメイトとして変な日本語を話す外国人、ドミオ・バンデラスが
二軍にやってくる。彼は年棒が高いためリストラされた外国人選手たちの代わりとして
モグラーズに入団したのだが、任月の「メジャーリーグ出身じゃなきゃ貧乏臭い」
というわがままのため、二軍に入ることとなったのだ。
社長のわがままにあきれ返る曽根村と槌田一軍コーチ。
主人公は練習に励みながらも、
古沢に実家のトーテムポール作りを継がせないため車を爆走させたり、
畑山の檻から逃げた殺人クワガタと戦ったり、
くらがりの家賃のために内職をしたり、
野球が嫌になった水木とノック対決をしたりして、
ほかのチームメイトの退団のピンチを救っていく。
そして再び契約更改。
最低年棒とはいえ、なんとか一軍入りが決まった主人公は仲間達と喜びをわかちあう。
だがその裏で曽根村は会社の乗っ取りを計画。
モグラーズの赤字を増やすために、槌田コーチに試合にわざと負けるよう頼むのだった…。

76 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/03(木) 12:19:23 ID:hfhUwYMi ID:
訂正

第二章 怪奇!二軍消滅

なんと任月は「テレビに映らないから」という理由だけで二軍の廃止を決定。
腹心である曽根村にすべてを任せる。
滅茶苦茶な指示と社長からの扱いの悪さに不満を覚える曽根村。
支部長となった智美は、実質ドリルトーイの経営を全て任されている曽根村に接触を図る。
一方、自分の行きたかった球団へ行った、高校時代のマネージャー弓子の弟
小角雄二と出会った主人公は、球団数が半端で入る新人の数が減っているため、
モグラーズがなくなるかもしれないという話が出ていることを知る。
プレッシャーを感じる主人公。
ある日、新しいチームメイトとして変な日本語を話す外国人、ドミオ・バンデラスが
二軍にやってくる。彼は年棒が高いためリストラされた外国人選手たちの代わりとして
モグラーズに入団したのだが、任月の「メジャーリーグ出身じゃなきゃ貧乏臭い」
というわがままのため、二軍に入ることとなったのだ。
社長のわがままにあきれ返る曽根村と槌田一軍コーチ。
主人公は練習に励みながらも、
古沢に実家のトーテムポール作りを継がせないため車を爆走させたり、
畑山の檻から逃げた殺人クワガタと戦ったり、
くらがりの家賃のために内職をしたり、
野球が嫌になった水木とノック対決をしたりして、
ほかのチームメイトの退団のピンチを救っていく。
そして再び契約更改。
最低年棒とはいえ、なんとか一軍入りが決まった主人公は仲間達と喜びをわかちあう。
だがその裏で曽根村は会社の乗っ取りを計画。
モグラーズの赤字を増やすために、槌田コーチに試合にわざと負けるよう頼むのだった…。


77 :パワプロクンポケット2:2006/08/03(木) 12:20:24 ID:hfhUwYMi ID:
第三章 モグラーズよ永遠に

春キャンプが始まり、主人公は野々村監督の一軍監督就任を祝うが、 逆に怒られてしまう。
それもそのはず、一軍監督がクビになり、野々村はその穴埋めに起用されただけ。
選手達の一軍昇格も同様に、年棒が高い一軍の選手達が辞めさせられた結果の
繰上げ昇格のようなものだったのだ。
沈んだ雰囲気の中、主人公は言う。
「カントク、ゆうしょうしましょう。」
突然の言葉に驚く監督とチームメイト。
何時つぶれるかわからない球団で、こんな扱いのまま終わっていいのか、
という主人公の言葉で、みんなの闘志に火がついた!
オーナーの思い通りにさせてたまるかという雑草根性でひとつとなったモグラーズは
全員で猛特訓を開始。
実質2軍や1軍半のメンバーの集まりにもかかわらず、開幕戦から快進撃を続ける。
当初はダラダラミーティングを行うなど嫌がらせ程度だった槌田コーチの妨害工作も、
ペナントを勝ち進むにつれ、弁当に下剤を入れるなどどんどん過激なものへとなっていく。
苦難を乗り越え、勝利をもぎ取っていくモグラーズ。
そして1位のチームとの最終決戦の結果、何とかモグラーズリーグ優勝!
そして10月の日本シリーズ。
相手は小角、そしてプロペラ団によって強化手術を施されたH亀田(ハイパー亀田)のいる
自分が志望していた球団だ!
3勝3敗でお互いに後がない最終戦。1-3で追い詰められるモグラーズ。
だがモグラーズにはこれまで培ってきた逆境への強さがあった。
土壇場で踏ん張り、激戦の末、逆転。
ついにモグラーズは日本一の栄冠に輝いた!
しかし、歓喜の中、観客達にどよめきが起こる。
何と電光掲示板でモグラーズ解散が発表されていたのだ。
呆然としながら、天国から地獄へと突き落とされるモグラーズの面々。

モグラーズ日本一からしばらく経ったある日、
世間からの非難を受けた任月は曽根村を呼び出す。
任月は槌田コーチを脅し、曽根村の乗っ取り計画を知った旨を伝え、
曽根村に役員会議でモグラーズ解散の責任を負ってやめるよう促す。
しかし、曽根村にも策があった。
任月の思い通りにならないよう、プロペラ団にドリルトーイの半分の株を売り抜けていたのだ。
任月を脅す曽根村。
しかし、任月も取り引きの失敗の穴埋めをするためプロペラ団に半分の株を売っていた。
ドリルトーイがプロペラ団の物となったことに唖然とする二人。

プロペラ団の手により、モグラーズはプロペラモグラーズとして存続の決まったものの、
主人公はトレードに出されることとなってしまった。
最初に行きたかった球団に行けるものの、共に日本一まで行った仲間との別れを残念がる主人公。
そんな中、突如プロペラを付けた凡田が現れる。
何と主人公のトレード相手はH亀田だったのだ。
格好、性格まで瓜二つの二人に不気味なものを感じた主人公は、
関わり合いにならないほうがいいと
静かにモグラーズの寮を出て行くのであった…。

78 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/03(木) 13:43:45 ID:cQa1JlwU ID:
パワプロさん乙。

検索かけたのに見落として重複させちゃったよ('A`)スマン・・・
削除依頼は出してきたので、こっちに移行。

桜坂いきます。↓



79 :桜坂消防隊:2006/08/03(木) 13:44:51 ID:cQa1JlwU ID:
【主要人物】
・本条大地:桜坂消防署の若きエース。三年前、自動車事故で両親を亡くす。
・本条雄一郎:大地の兄。両親を亡くしてからは父母の代わりとして大地を育ててきた。
・菊原千鶴:桜坂消防隊救急隊員。ヒロイン。

・土井順平:桜坂消防署の新米。
・朝倉沙耶:大地とは消防学校の同期。
・中津川和也:桜坂消防署消防副士長。
・嶋龍司:桜坂消防隊員。
・緒方俊作:桜坂消防隊員。
・堀越隆雄:桜坂消防署消防指令補。
・三木京介:桜坂消防署消防士長。

・河崎琢磨:桜坂警察署警部補。
・一ノ瀬翔:桜坂警察署刑事。

80 :桜坂消防隊:2006/08/03(木) 13:45:55 ID:cQa1JlwU ID:
【ストーリー】
満開の桜が咲き誇る地で有名な、桜坂。
本条大地は、桜の花びらが舞う景色を眺めていた。
思い出すのは、一年前のあの事件のことである。

4月15日
桜坂消防署に火災指令が入る。
場所は島崎工業桜坂製作所。
この場所は既に閉鎖され、業者によって解体作業が行われている最中だった。
現場に向かう大地と雄一郎、土井、中津川。
4人はそれぞれ消火作業に当たっていた。

「本条消防士・・・邪魔なんだよ。」
「邪魔者は始末しないとな。」
邪悪な影が密かに忍び寄っていることに、誰も気がつきはしなかった。

消火作業に当たってから数時間後、消防無線から鎮火の知らせが届く。
この後は、雄一郎が残りの消火作業に当たるらしい。
大地も兄と共に残ると言うが、雄一郎は突然声を荒げた。
「ダメだ!お前は早く戻れ!これがただの火災なら・・・。」
兄の言葉を訝しげに思いつつ、大地は現場を離れた。

一人、ボイラー室に残って残火処理をする雄一郎。
遠くにはその様子を見つめている黒い影。
手に持っている爆弾のスイッチを押した瞬間、巨大な高炉が雄一郎の真上に落ちてきた。

翌日、桜坂消防署に河崎警部補と一ノ瀬刑事が訪れる。
雄一郎の遺体が見つかったボイラー室でもう一人の遺体が見つかったらしい。
警察では身元の確認を急いでいるとのこと。
更に、あの火災は爆弾を使った放火によるものと断定された。


81 :桜坂消防隊:2006/08/03(木) 13:46:26 ID:cQa1JlwU ID:
5月1日
桜坂消防署に火災指令が入る。
場所は花村ビルディング。
オフィス街の中にあるこのビルは、『関貿易商事』が居を構えていた。
現場に向かう大地、土井、嶋。
ここでも、暗躍している怪しい影の存在があった。

ある一室から千鶴の悲鳴が聞こえた。
大地が駆けつけ、千鶴の指差す方向に眼を向けると、男が首を吊っていた。
急いで助け降ろすとまだ息がある。
大地は、後は千鶴に任せ、他の部屋の消火作業に戻った。

翌日、刑事の河崎と一ノ瀬が訪れた。
4月15日の火災で見つかった遺体の身元が判明したらしい。
被害者は真鍋剛、桜坂総合病院の医者である。
何故、あの工場にいたのかはまだ不明。
少なくとも、火災前に既に殺されていたことが分かっていた。
本庁は殺人として捜査し始めていた。

また、今回の火災で救出された首吊りの男はその会社の社長・関泰三だった。
一命は取り留めたものの、彼は生命維持装置で生きてゆく運命となった。
警察の調べによると、関は、裏では麻薬の密輸を行っていたらしい。
遺書も発見されていることから、警察では自殺として片付けた。

しかし、大地は納得がいかなかった。
自殺と放火が同時に重なるなんて、あまりにも出来すぎている。
関が発見された時、彼はまだ息があり、首を吊ってから5分は経っていない様子だった。
ということは、火災が起こっている最中に首を吊ったことになる。
火災が起きているのに、わざわざ首を吊って自殺を図るだろうか。

警察側は今回の火災も同一の放火犯によるものと断定。
実際に現場では、大地が爆弾を発見していた。

82 :桜坂消防隊:2006/08/03(木) 13:47:05 ID:cQa1JlwU ID:
5月9日
桜坂消防署に火災指令が入る。
場所はラグーンヒルズ並木。
お洒落な外観と手ごろな価格で人気のマンションである。
現場に向かう大地、中津川と雄一郎の代わりに補充された朝倉。

ここに住んでいる河崎を発見する。
彼は後ろからクロロホルムのようなものを嗅がされ、意識を失って倒れていたらしい。
当然今回の火災も一連の放火犯によるものだった。
警察側も大地も、逆恨みで犯人が河崎を狙ったのだろうと考えた。

8月20日
桜坂消防署に火災指令が入る。
場所は大門セントラルパーキング。
地下駐車場もある、桜坂では大きな駐車場である。

原因はトラックが横転して爆発し、駐車場に停めてある車に次々と引火していったものらしい。
ドライバーは野次馬に助け出され、救急車に運ばれている。

大地は横転したトラックのフロントガラスに小さな穴があるのを発見し、それを警察に報告していた。
警察側によると、その穴は銃による弾痕と断定したらしい。
大地は、一連の放火事件に関係があるのではと尋ねたが、
河崎は事件とは無関係の抗争に巻き込まれただけだと一蹴した。

助け出されたトラックドライバーは、坂口豊。
幸運にも弾は当たっていなかった。
しかし重度の火傷のショックにより、彼は失言症となってしまった。

ちなみに、このステージでは、朝倉に認められようと土井がハッスルし大怪我して入院となる。

さらに、雄一郎のデスクを片付けていると、専用のパソコンに気になるものが。
「レッド・ドッグ」なる人物と雄一郎のメールのやり取りが残されていた。
読んでみると、どうも今回起こっている放火事件についてのことらしい。
雄一郎の卓上カレンダーには、放火が起きた日付に印が付いていた。
もしや、雄一郎も放火犯の仲間だったのでは、と疑わざるを得ない・・・。

83 :桜坂消防隊:2006/08/03(木) 13:47:44 ID:cQa1JlwU ID:
10月28日
桜坂消防署に火災指令が入る。
場所は、土井も入院している桜坂総合病院。
大地たちは直ちに現場に向かった。

燃え盛る病院内に、一人の怪しい影が動いていた。
白衣の男はパソコンに向かっている。
どうやら、患者のリストを消去している。
「これで医療ミスはなかったことになるんだ・・・。」
その時、後ろから男の声がした。
白衣の男は銃を衝きつけられている。
「何が目的なんだ・・・!?金か!?女か!?」
「正義の味方が金をせびるかよ。」
男はそう言い放つと、引き金を引いた。

あらかた消火作業が片付いた頃、堀越隊長から無線が入る。
「菊原君の姿が見えない。」
大地は扉が開かなかった部屋を思い出し、その部屋に向かった。
部屋に入ると、千鶴と白衣の男が倒れていた。
千鶴に事情を聞くと、千鶴が来たとき既に倒れていたらしい。
胸には、銃で撃たれた痕がある。
急いで彼を連れ、病院を後にした。

翌日、河崎警部補と一之瀬刑事が消防署を訪れる。
倒れていた男は総合病院院長の高原厚。
高原は意識不明のままで、詳しい事情は聞けないという。

雄一郎のパソコンを使って、レッド・ドッグなる人物とメールをしていた千鶴。
実は、「10月28日に桜坂総合病院の院長室でパーティがある」というメールが届いていた。
千鶴はそれを確かめるために院長室に一人で向かっていたらしい。

84 :桜坂消防隊:2006/08/03(木) 13:48:15 ID:cQa1JlwU ID:
11月13日
政治家・徳野清蔵の贈収賄路事件のニュースが世間を騒がせていた。
徳野の秘書が自殺をしている。
しかし、徳野自身は今回の件には無関係だと主張。
全ては秘書がやったことだと公言している。

大地たちもその話題で盛り上がっていた頃、桜坂消防署に火災指令が入る。
場所は徳野清蔵の自宅。
中には逃げ遅れた徳野もいるらしい。
現場に向かう大地、中津川、朝倉と土井の代わりに補充された緒方。

消火作業も概ね終わり、とある部屋で、倒れている徳野を発見した。
首を絞められたような痕がある。
大地が助け起こした瞬間、後ろから声がした。
「そいつだよ、お前の両親の車にぶつかったのは。」
驚いて振り返ると、そこには一ノ瀬刑事が立っていた。
「なんだって!?あの事故は、親父の居眠り運転が原因だったはず・・・!」

真実を語り始める一ノ瀬。
徳野は居眠り運転で、大地の両親の車と衝突した。
しかし、徳野はその事故を揉み消した。
大地の両親が、勝手に居眠り運転によって事故を起こしたことにしていたのだという。

徳野はこの他にも、自分の地位を利用して事件を揉み消しているらしい。

「今回の放火事件は全て一之瀬刑事が!?」
「俺は貿易商事の関に恨みがあった。」
関は裏で麻薬の密輸をしていた。
一之瀬の妹が関と出会い、麻薬を始めてしまった。
その後、麻薬に溺れ妹は死んでしまった。
関のバックには徳野が付いていたので、簡単に逮捕もできなかったらしい。

「なぜ兄貴を殺した!仲間だったんだろう!?」
「仲間じゃないさ。」
一之瀬が雄一郎を殺したのは、雄一郎が一人、真実を突き止めようとしていたかららしい。
危険を感じた一之瀬が、事故を装って雄一郎を殺害したのだという。

「だがな、俺も裁かれるんだ。それで許せ、大地・・・。」
一之瀬は窓際に立っていた。
「裁かれる?何を言って・・・」
言いかけた瞬間、一之瀬の胸に銃弾が飛び込んできた。
一之瀬に駆け寄る大地。
心臓を貫かれた一之瀬は即死だった。

翌日。
徳野は全てを話し、政治家生命を絶たれた。
さらに、河崎警部補が警察署内にある高性能ライフルを盗み、行方を暗ませているらしい。
これは、叔父が警察署長である千鶴からの情報だった。

これで、この一連の放火事件は一之瀬と河崎が絡んでいたことが分かった。
その時一之瀬を撃ったのも、河崎だったのだろう。

85 :桜坂消防隊:2006/08/03(木) 13:48:49 ID:cQa1JlwU ID:
1月1日。
この日は、桜坂タワーリングホテルで警察署内の祝賀会と署長・菊原英悟の誕生日会が開かれているらしい。
桜坂消防署に火災指令が入る。
場所は、桜坂タワーリングホテル。
河崎の狙いは菊原だということを予感し、大地たちは直ちに現場に向かった。

あらかた消火作業も終わりに近づいていたが、河崎の姿は見えなかった。
そして、菊原英悟の姿も。
大地に堀越隊長から無線で連絡が入り、千鶴の姿が見えないらしい。
大地は一縷の望みをかけて、もう一度ホテル最上階へ向かった。

最上階には、千鶴とその叔父英悟がいた。
二人を直ちに避難させるが、何かを予感していた千鶴は大地と真実を突き止めに奥へと進んだ。

奥に行くと、河崎警部補とそして三木副隊長がいた。
河崎も三木も、今回の事件の犯人だったらしい。

事件の真相はこうだ。

現場に火を放っていたのは、トラックドライバーの坂口豊だった。
坂口はこの事件の前から、たびたび放火をしていたらしい。
その犯人を突き止めた河崎と一之瀬は、逮捕しない代わりに放火事件を起こせと取引を始めた。
一之瀬は妹に麻薬を売った関泰三を。
河崎は医療ミスで妻を亡くし、そのミスを揉み消した医者の真鍋剛と院長の高原厚を。
三木は徳野の最初の秘書であった弟の恨みを晴らすべく徳野清蔵を。
最近自殺した徳野の秘書は二人目の秘書で、一人目の秘書も徳野の罪を被り自殺していたらしい。

一之瀬、河崎、三木は、雄一郎を殺すつもりはなかった。
ただ、大怪我をして入院していて欲しかっただけらしい。

とにかく、雄一郎の防火服を手に入れた三木は、それを河崎や一之瀬に着せて現場に進入させていた。
火事現場に消防隊員がいると怪しまれないからだ。

最終的には、署長の菊原英悟を殺そうとしていた。
力で事件の真実を追究しようとしない警察署内を一新させたかったらしい。

河崎と三木は、ホテルの最上階に爆弾を仕掛け、自殺しようとしていた。
しかし、爆弾は全て大地が解除してしまった。
「河崎、面倒をかけるな。」
「なぁに、お年玉だ、受け取ってくれ。」
それでも死のうとする河崎と三木。
河崎は三木に銃口を突きつけた。

引き金が引かれる瞬間、河崎が吹っ飛んだ。
なんと、堀越隊長が放水して河崎を吹っ飛ばしたのだ。
「お前らがどうなろうと知ったこっちゃねぇけどなぁ。
 どの面下げて会うんだよ!逝っちまった家族に!」
その言葉に、三木はガックリと崩れ落ちた。
河崎も観念したようだ。

86 :桜坂消防隊:2006/08/03(木) 13:49:20 ID:cQa1JlwU ID:
以上です。
エンディングはABCの三種類です。
Aが↑の内容で、BCは犯人が突き止められなかった場合の内容なので省きました。
ちなみに、三木が共犯者と分かった理由は
レッド・ドッグ(犯人側)のメールのなかに、雄一郎のことを「兄ぃ」と書いていたから。
雄一郎を「兄ぃ」と呼ぶのは、三木だけだったという、なんともマヌケ。

87 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/03(木) 14:04:31 ID:tJP7tI0Y ID:
>>70-72
いつもいつも乙です

パワプロクンと桜坂も乙です

88 : ◆A.ilTwwjjQ :2006/08/03(木) 17:12:24 ID:ld4Ak3vX ID:
返事が来ました。

☆☆1.極端に容量の多いページの一定容量以上が消えてしまう問題

アップデート時行いましたデータコンバートにおいて、
極端に1ページあたりの容量の多いページのデータが、
一定以上は消えてしまう問題が起こりました。

現在、容量に関する問題は解決しているのですが、
依然、容量大きかったページが途中から表示されない問題が発生している可能性がありま
す。
# 目安は1ページあたり約6万5千バイトを超えるページです。

(中略)

なお、上記問題解決に関連して以下の制限をさせて頂いております。

テキストモード・ワープロモード:1ページにつき100Kバイト
Wikiモード:1ページにつき100Kバイト, 1200行まで

WikiモードのほうがWiki構文⇒HTMLの変換を行うため負荷が高くなります。

この制限は今後変更される可能性があります。
またwikiページで快適にご利用に頂くためには 1ページあたりの文字数を極力少なくする
よう推奨しておりますm(__)m


89 : ◆A.ilTwwjjQ :2006/08/03(木) 17:14:56 ID:ld4Ak3vX ID:
多分直すのは一つ一つ手作業でしょうか・・・(つд`)
これからの編集にはワープロモードの100KB制限に注意して変更をお願いいたします。

90 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/03(木) 21:23:11 ID:tJP7tI0Y ID:
うわぁ。連絡乙です。
ぼちぼちと修復作業参加していきます。

91 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/04(金) 02:03:34 ID:S8yUr9Iy ID:
復旧作業の手始めとして、「どのページに復旧が必要なのか」をざっと調べてみました
もしかしたら抜けがあるかもしれませんが。

復旧が必要なページ
【あ行】
・アンリミテッド・サガ ・ACE COMBAT V ・永遠のフィレーナ
・英雄伝説III 白き魔女 ・EVER17 ・大神
【か行】
・カオスシード ・学校であった怖い話Part1 ・学校であった怖い話Part2(Part1の続きです)
・かまいたちの夜 ・かまいたちの夜2 ・逆転裁判 (逆転裁判 蘇る逆転) ・逆転裁判3
・クーデルカ ・クーロンズゲート ・グローランサーIV ・クロックタワー3
【さ行】
・新桃太郎伝説 ・ゼノギアス ・ゼノサーガ エピソード1
【た行】
・DT ローズ・オブ・ゲノム ・テイルズ オブ エターニア ・テイルズ オブ ジ アビス
・テイルズ オブ リバース ・デジタルデビルサーガ アバタールチューナー2
・転生八犬士封魔録 ・ドラッグ・オン・ドラグーン2
【は行】
・バイオハザード4 ・バハムートラグーン ・ファイアーエムブレム烈火の剣
・FINAL FANTASY VII DIRGE OF CERBERUS ・FINAL FANTASY VIII
・ブレス オブ ファイアIII ・ブレス オブ ファイアIV ・ヘラクレスの栄光4
【ま行】
・マリカ〜真実の世界〜 ・みつめてナイトR ・メタルギアソリッド シリーズ
【ら行】
・ラグランジュポイント
【わ行】
・ワイルドアームズ ・ワイルドアームズ4

※たまたまサーバーの調子が悪いのかそれとも他に何か原因があるのか、
ま行の「街」とら行の「レイディアントシルバーガン」のページが、他のページが表示されるときですら、
なぜかどうやっても表示されない(「サーバーが見つかりません」になる)ので
この二つについては修復が必要なのかどうか確認できませんでした。

92 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/04(金) 06:26:42 ID:rLa7VMKs ID:
携帯用変換されるようにもどっていますね。

幕ONIは今月中に投下できそうです。

93 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/04(金) 22:09:59 ID:xLA/ZZSA ID:
>>4
GB&GBC  のところの
デビルチルドレン 赤の書 はもう終わってるよ

94 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/05(土) 00:43:24 ID:cI9gcRpj ID:
>>91のうち
・ACE COMBAT V
・永遠のフィレーナ
・英雄伝説III 白き魔女
・カオスシード
・学校であった怖い話Part1
・学校であった怖い話Part2(Part1の続きです)
・かまいたちの夜
を復旧しました

95 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/05(土) 00:49:53 ID:cI9gcRpj ID:
「かまいたちの夜2」のページを編集しようとすると
編集ページ↓の表示がバグっていて編集作業ができない・・・
http://www8.atwiki.jp/storyteller/editx/196.html

俺のPC以外でもそうなってますか?

96 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/06(日) 01:18:10 ID:9yU5nO0D ID:
 

97 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/06(日) 11:46:31 ID:413B1/h/ ID:
グレゴリーホラーショー書きます。
当方アニメは未見なので、補足・訂正等ありましたら遠慮なくお願いします。

98 :グレゴリーホラーショー ソウルコレクター ◆GC5Ukt1TNc :2006/08/06(日) 11:54:44 ID:413B1/h/ ID:
主な登場人物

■主人公:あなた自身。家に帰る途中のはずが、なぜか怪しげなホテルに迷い込んでしまう。
■グレゴリー:ホテル『グレゴリーハウス』の支配人。うさんくさい老ネズミ。
■ネコゾンビ:主人公の隣室に閉じ込められていた、元・貴族の飼い猫。鍵を開けてくれた主人公に、さまざまな助言を与える。
■キャサリン:採血大好き看護婦トカゲ。主人公から採血しようと追いかけてくる。
■グレゴリーママ:グレゴリーの母親。御歳800歳(もしくはそれ以上)。美容の薬と称して、迷えるタマシイを喰らっている。
■死神:迷えるタマシイの未練を断ち切って開放している死神。元の世界へ帰す代わりに、タマシイを集めるよう主人公に依頼する。

その他、大勢の宿泊客
*このゲームのキャラクターは、二頭身のペーパークラフトのような外見をしている。
なおかつ、動物だったり天秤だったりサボテンだったりで、まともな人間の姿をしているのは主人公だけ。



用語解説

■宿泊客:逃れられない苦しみから逃れるため、永遠にホテルに留まることを選んだ人たち。
■迷えるタマシイ:瓶詰めのタマシイ。正気を失った客のなれの果て。本来はグレゴリーママのものだが、
宿泊客たちが無断で持ち出している。
■ホラーショー:タマシイを奪われた宿泊客たちが、怒って主人公に仕掛けてくる得意技。


99 :グレゴリーホラーショー ソウルコレクター ◆GC5Ukt1TNc :2006/08/06(日) 12:05:52 ID:413B1/h/ ID:
第一夜 グレゴリーハウス

『あの月の無い夜、気がつくと私は霧の立ち込める深い森の中を歩いていた。なぜ? どうしてこんなところに?
確か、家に向かって歩いていたはず…。その時、目に入ってきたのが、あのホテルの明かりだった。』
「お泊りでございますか? このような夜更けにおいでくださるとは、道にでもお迷いになりましたかな? それとも人生にお迷いに…?」

支配人グレゴリーに出迎えられ、有無を言わさずこのホテル『グレゴリーハウス』に泊まらされることになってしまった主人公。
用意された部屋で眠りにつくと、夢の中に死神が出現。元の世界に戻る方法が分からないという主人公に、
迷えるタマシイを集めてくれたら帰る道を開いてやろうと約束する。ここでいったん目を覚ます主人公。
主人公の隣の部屋には、ネコゾンビが閉じ込められていた。鍵を開けてやると、ネコゾンビは、タマシイは宿泊客たちが持っていること、
一筋縄では手に入りそうも無いこと、手に入れるためには宿泊客をストーキングして弱点を見つけ出せばいいこと、などを教えてくれる。
そして自分が持っていたタマシイを譲り渡してくれるのだった。
続いて主人公は、採血大好きナースの『キャサリン』、究極の二択を迫る天秤野郎の『審判小僧』からタマシイを入手。
審判小僧は快くタマシイを譲ってくれたが、キャサリンは怒って主人公から採血しようと追いかけてくる。ホラーショーの幕開けだ。



第二夜 狂気の先端

グレゴリーとキャサリンが、主人公のことで話し込んでいる。生かさず殺さず頼むというグレゴリーだが、
キャサリンは殺る気満々。彼女の巨大注射器は、ベッドを貫いていた…。

ホテルの二階が開放され、新たな宿泊客がやってきた。失くした人形を捜し続けている少女『ロストドール』、
熱いハートの西部の男を気取っているが実は小心者の『カクタスガンマン』と妹の『カクタスガール』、
頭に刃物が刺さっているのに気づかずに貧血で倒れてばかりいる『ミイラ父ちゃん』と『ミイラ坊や』の3組だ。
決闘を迫られたり(主人公が♀だと口説かれたり)、怪しげなクスリを飲まされたりするホラーショーに苦しめられつつも、
主人公はそれぞれの弱点を盗み聞きして、首尾よくタマシイを手に入れる。

100 :グレゴリーホラーショー ソウルコレクター ◆GC5Ukt1TNc :2006/08/06(日) 12:12:13 ID:413B1/h/ ID:
第三夜 見えざる真実

グレゴリーの前にカエル占い師(セーブ部屋の人)が現れ「お前はいつか滅びの炎に包まれる」と不吉な予言をする。
取り合わないグレゴリーだが、審判小僧に「ママが君の事を捜していたよ」と聞かされた途端ガクガクブルブル(((( ;゚Д゚)))。
管理不行き届きのせいでタマシイを宿泊客に持ち出されたことがバレたグレゴリー、ママに呼び出しを食らう。
「ここの扉の鍵は開けたくなかったわい」、そうつぶやいて地下への扉を開放するグレゴリーだった。

地下から新たに三名の客が現れる。自分の料理に絶対のプライドを持つ『地獄のシェフ』、
頭がルーレットになっている『ルーレット小僧』、謎の電影回遊魚『TVフィッシュ』。
ルーレット小僧のはた迷惑な双六ゲームに付き合わされたり、地獄のシェフに料理の材料にされそうになったりしながら、
タマシイを手に入れようと奔走する主人公。地下探索の途中、主人公は開かない扉を発見。
その先に何があるのかは地図にも記されていない…というか、破れている。この扉の先に何があるというのか?
ともかくタマシイを回収することに成功。


第四夜 道の行方

棚にずらりと並んだタマシイ――ここはグレゴリーママの部屋。グレゴリーが物凄い勢いで叱られている。
グレゴリーママは、自らの若さと美貌の秘訣であるタマシイを、ひとつたりとも逃すなと命じる。
「ママのご機嫌を取るのも楽じゃないわい」、愚痴をこぼしながら立ち去るグレゴリー。
「あの客のせいで叱られっぱなしだわい! しかしまあ…もうすぐママの餌食になるのは目に見えていますが…」

例によって新たな客。かつては時の支配者でありながら今では力を失い始終飲んだくれている『クロックマスター』、
そんなダメ親父を支える孝行息子の『マイサン』、天使と悪魔の顔を持つ(しかし、違いはあまり無い)『デビル/エンジェルドッグ』。
追跡者の数が増えたこともあって出歩くだけでも一苦労だが、どうにかしてタマシイを手に入れる主人公。
そして遂に最後のタマシイを持つ宿泊客、審判小僧を率いる親分『審判小僧ゴールド』が姿を現す。

審判小僧ゴールドの元を訪れた主人公は、「最後の審判」に挑む。
これまでの覗きの成果を問われる問題に見事全問正解した主人公は、
まだ現実を見つめる力と試練に耐える精神力があると認められ、はなむけにタマシイを贈られる。
いつものように夢の中で死神にタマシイを手渡すと、死神は「閉ざされていたロビーの正面玄関から外に出られる」と教えてくれた。
そして主人公が集めたタマシイがすべて開放される。


101 :グレゴリーホラーショー ソウルコレクター ◆GC5Ukt1TNc :2006/08/06(日) 12:16:54 ID:413B1/h/ ID:
第五夜 脱出の時

グレゴリーママの部屋。グレゴリーの報告を受け、主人公がタマシイを集めていたこと、
すでにタマシイは開放されてしまったことを知ったママは激怒する。
「おのれ! こうなったら奴自身をタマシイにして飲み込んでやるよ!」

主人公が目を覚ますと、ホテルにはネコゾンビしか残っていなかった。
ネコゾンビは、主人公がここまでやるとは思っていなかった、
他の客と同じように立ち向かうことに疲れてホテルに居ついてしまうだろうと思っていた、と語る。
「ありがとうニャ、僕も決心がついたニャ」

正面玄関から脱出しようとする主人公。だが…扉が開かない!? 背後からグレゴリーママが迫る。
「あんなことをしたのに逃げられると思っているなんて、いい度胸じゃないか。だがそうはいかないよ!」
グレゴリーママの攻撃を受けて気を失う主人公。そのとき、ネコゾンビの声が聞こえてきた。
「何をしているニャ… 早く立ち上がるニャ」「あの扉の向こうには、君の帰りたい世界があるニャ」
主人公が意識を取り戻すと、拷問部屋のようなところに一人で倒れていた。今の声は気のせい?
どうやら例の地下の開かずの扉の向こうにいるらしい。
グレゴリーママの部屋で見つけた鍵を使って、再度脱出を試みる主人公。
ロビーに出ると、背後で鉄柵が降りて退路が絶たれてしまう。再びグレゴリーママが襲ってきた。
攻撃するすべも無く主人公が逃げ回っていると、ママの攻撃で扉が壊れた。外へ飛び出す主人公。
後ろでママが叫んでいる「お前だけは… お前だけは決して逃がしゃしないよ!!」

現実へ帰ろうとする主人公。しかしその前にグレゴリーが立ちふさがる。
「どこへ行かれるのですか、お客様? お戻りください、その先にはつらい現実しかないのですぞ」
しかし主人公はグレゴリーに背を向け歩き出す。
幽霊と化してなおもしつこく付きまとってくるグレゴリーの言葉に耳を貸さず、主人公は走り続ける。そして…


102 :グレゴリーホラーショー ソウルコレクター ◆GC5Ukt1TNc :2006/08/06(日) 12:22:44 ID:413B1/h/ ID:
第六夜 ネコゾンビ

ようやくグレゴリーを振り切った主人公を死神がお出迎え。このまままっすぐ行けば現実に戻れるという。
しかし、ネコゾンビのことが気になった主人公はホテルに引き返す。ネコゾンビは自室で足枷につながれていた。
「一緒に行こうって? それはできないニャ… この足枷は僕の苦しみ、苦しみから目をそらすことはできないニャ」
ネコゾンビが足枷をはずすと、痛々しい傷跡があった。主人公はその傷跡にハンカチを巻いてあげる。
「同情はやめてくれニャ、さっさと行くニャ… 君はもう決めたのニャ、振り返らずに行くニャ」
主人公が出て行くと、ネコゾンビは何事かを決意したかのようにハンカチを首に巻きなおす。

グレゴリーママの部屋。あいつが逃げちまうよ! と怒るママだが、今から追いかければまだ間に合う、と余裕のグレゴリー。
そこへネコゾンビが登場。手にしたロウソクでホテルに火を放つ。
「幸せなだけの夢を見るのは疲れたニャ… もう終わりにするニャ」
炎上するホテル。すべてのタマシイが開放されていく。スタッフロールとともに主人公の独白。

『今なら分かる。あのホテルは現実から逃げ出した私の心の迷いが作った幻の世界だったのだ。
でも、そこから出て現実に帰るということは、寒風を一身に受け苦しみに立ち向かうということ。
これから先、現実に立ち向かうことに疲れたら、私は再びあのホテルを訪れることになるだろう。
その時が来たら、今度こそ… 今度こそ現実に戻ることは無いだろう…(うろ覚え)』

スタッフロール後、焼け落ちたはずのホテルが見る見るうちに元通りになっていき…

「お帰りなさいませお客様。分かっておりましたとも、戻って来てくださると。
だいぶ現実にお疲れのようで… ごゆっくりお休みくださいませ、ヒーヒッヒッヒ…」

                          ――Welcome to Gregory House!――

103 :グレゴリーホラーショー ソウルコレクター ◆GC5Ukt1TNc :2006/08/06(日) 12:26:45 ID:413B1/h/ ID:
要約。
迷界のホテルグレゴリーハウス。それは人生に迷った人が訪れ、心の疲れを癒す場所。
しかしその実態は、正気を失うまで閉じ込められ、瓶詰めのタマシイとなってグレゴリーママの餌食にされる恐怖の館。
だが、管理が杜撰なのをいいことに、宿泊客(永遠にホテルに留まっている連中)たちが無断でタマシイを持ち出していた。
このホテルに迷い込んでしまった主人公は、もとの世界に戻るため宿泊客が隠し持つタマシイを集めることに。

宿泊客から逃げ、隠れ、時にはバナナの皮で反撃しながらどうにかノルマを達成する主人公。
グレゴリー母子の妨害に遭いながらも、脱出の道が開かれた。
唯一心を通わせた宿泊客のネコゾンビを誘って脱出しようとするが、何事かを決意したネコゾンビはこれを拒否。
自分も運命を断ち切ることにしたネコゾンビは、ホテルに火を放つ。
炎上するホテルをあとに、現実への道をひた走る主人公。
しかし、生きることに疲れ、現実逃避してくる人間がいるかぎり、グレゴリーハウスは無くならないのだった。


余談ですが、グレゴリーの中の人は茶風林。あと、回復アイテムが「赤・黄・緑のハーブ」だったり「栄養ドリンク」だったりします(w


104 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/06(日) 12:54:59 ID:NFk3SrhI ID:
まとめにある流行り神、一話目しか無いけど続きの需要ってある?

105 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/06(日) 15:45:36 ID:jnIgs1/I ID:
グレゴリー乙。わかりやすかった。

>>104
読みたい

106 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/06(日) 16:11:28 ID:v+WiEyte ID:
RPGの場合、進行上避けられない小さなイベントももらさず書くと長くなってしまうのですが
大まかにしたほうがよいのでしょうか。

107 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/06(日) 17:38:31 ID:1E7G9Ttb ID:
>>106
その辺は書き手に任されるというのがこれまでの流れですな。

ただ、序盤に気張ってサブイベントとかセリフ全入力とかして中盤息切れ
して放置というパターンも数多くあるので、とりあえず10〜15レスぐらいに
収まるのを目処にしてはどうか。>>88で1200行という制限もあることだし

108 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/06(日) 17:39:27 ID:bOt+K4ZI ID:
>>106
個人的には詳しければ詳しいほど読みごたえがあって好きです。
人によっては長すぎるのは嫌と言う人も居るだろうけど。
書き手の好みで決めて良いんじゃないでしょうか。

109 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/06(日) 17:40:20 ID:bOt+K4ZI ID:
少し復旧作業を進めました。

現状↓

●復旧が必要なページ
【あ行】 ・アンリミテッド・サガ ・EVER17 ・大神
【か行】 ・かまいたちの夜2 ・クロックタワー3
【た行】 ・テイルズ オブ エターニア ・デジタルデビルサーガ アバタールチューナー2
・転生八犬士封魔録 ・ドラッグ・オン・ドラグーン2
【は行】 ・ファイアーエムブレム烈火の剣 ・FINAL FANTASY VIII

●表示できないため復旧が必要かどうか確認できないページ
【ま行】・街
【ら行】・レイディアントシルバーガン

●編集ページで投稿ボタンが表示されないため復旧できないページ
【か行】・かまいたちの夜2
【は行】・FINAL FANTASY VIII

110 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/06(日) 18:20:41 ID:v+WiEyte ID:
>>107-108
ありがとうございます。
問題ない程度に詰め込んでみます。

wikiは携帯用に表示分割がされませんね。
それがいいことなのかどうかわかりませんが。

111 :109:2006/08/06(日) 19:07:03 ID:bOt+K4ZI ID:
>●編集ページで投稿ボタンが表示されないため復旧できないページ
>【か行】・かまいたちの夜2
>【は行】・FINAL FANTASY VIII

と書いていましたが、IEではなくFirefoxで表示すると正常に表示されたため
この2つのページも復旧作業できました。

112 :シルフェイド見聞録:2006/08/07(月) 00:07:57 ID:NlhN16lS ID:
【1話、静かなる邂逅】
ノーマ学院の入学試験を受けにきた主人公エシュター。
試験開始前、何気なく机に手を突っ込むとテストの妖精が出てきました(←他の人には見えてない)
あと、テストの妖精と汚れたシャツとテストの妖精とテストの妖精とテストの妖精も出てきます。
神のお告げにより呪われているとも知らず汚れたシャツに着替えてしまうエシュター。
もちろん脱げません。ですが、そんなこととは関係なく試験は進んでいきます。
エシュターに異様にライバル心を燃やすアルバートが成績勝負をしたいだけで受験に
来てたり、隣席にゲロ吐き女(吐き戻す前にトイレに連れて行けます)が座ったりと
色々起こりつつも3科目目まで試験が進んだとき最悪の事件が起こりました。
受験勉強仲間ガゼルの「キテレツな行為で周囲の受験生を動揺させ合格ラインを
下げさせる」作戦に巻き込まれ事前に聞かされていたにもかかわらず試験中に
(ツッコミの)奇声を上げてしまい、たまたま武闘派だった試験官にK.O.されてしまいました。
そして目覚めたのは翌日でした。

いえ、幸いにも3科目とも満点でギリギリ合格していましたが。
ちなみに試験結果はアルバート3位のエシュター199位(ガゼルの200位までが合格)
ついでに言うと既に一浪してます。でもまだ15歳。学院でもかなり若いらしいです。
(参考/ゲロ吐き女はもうすぐ17歳。その他不明)


【2話、導かれるまま】
入学式当日、所属学部を決めるための学部見学が行われます。
学部は人気の魔導工学部・医学部の他、物理学部・化学部・地理研究部・武闘学部と
ありますが定員の関係上医者を目指すものの入試の成績が振るわなかったエシュターには
医学部は高嶺の花でした。
そしてガゼルと一緒に色々見て回るうちに弱小学部なるものの存在を知ります。
弱小学部とはいつ潰れてもおかしくない、学部案内にも載れない小さな学部で実際毎年
いくつも潰れているそうです。学部案内に載らないのが大きな原因ですが。
昼食後、アルバートとも合流します。
実はエシュターとアルバートは6年前に起きた「北の戦争」の戦争難民なのでした。
ところで1話でエシュターをK.O.した試験管である教頭と廊下で遭遇。かかわり合いを
恐れて逃げ出します。そのまま屋上の庭園に迷い込むエシュター。よく見ると花壇に
「栽培担当/薬学部」の札が! ちょうど薬学部顧問教師もやって来ます。
そしてエシュターは医学っぽいからと言う理由で薬学部に入ることにしました。
本当は学部生ゼロで潰れる予定でしたがガゼル・アルバートが一緒に入ってくれました。
さらに医学部を希望しつつも体調不良で4科目しか試験を受けられなかった(今日も吐き戻しそうな)
ゲロ吐き女ことシーナと、所属していた学部が潰れて学部難民になった先輩学生1名が入り
学部存続条件の学生数5名をクリアして無事存続が決まります。

113 :シルフェイド見聞録:2006/08/07(月) 00:08:38 ID:NlhN16lS ID:
【3話、真なる始動】
エシュターとアルバートは講義の後、薬学部顧問教師セルリアに呼び出されますがエシュターは
昼に牛乳を飲みすぎたせいで(←背が低いので食堂のおばちゃんがやたら牛乳を奨めてきます)
トイレに駆け込みます。そして紙が無くて出るに出られなくなりました。
エシュターが来ないのでセルリアは先にアルバートに話をします。
話というのはシーナのことで、彼女は血液感染型の重い内臓疾患を患っていると言うのです。
情報元はシーナの母であること、シーナ自身も詳しいことは知らないこと、シーナには
教えないで欲しいこと、通常生活で感染することはないこと等々が伝えられます。
この情報を伝えるのに2人だけ呼んだのはシーナだけ外して全員呼ぶのは不自然だと
判断したからだそうです。ならば、エシュターには自分が伝えておくと言うアルバートに、
セルリアは事が事だけに連絡ミスが無いようメモを書いて渡します、学生新聞の裏に。
そして個室のドア越しに渡されるメモと表の新聞だけ読むエシュター。
記事は食中毒が流行ってるというものでした。これがナニ?と聞いてくるエシュターに
アルバートは、シーナのことだろ?と確認します。こうしてシーナのゲロ吐きは食中毒が
長引いてる所為だと誤解され裏のメモは読まれること無くトイレに流されてしまいました。

ところでエシュターは叔父の家に厄介になっています。
叔父宅は本屋になっていて彼自身参考書の執筆等もしており、元不良のガゼル(とエシュター)を
名門のノーマ学院に放り込むだけの力量を持っています。
その叔父宅に帰ると犬が居ました。昼頃から居ついてるそうです。首輪から名前はPOCHI(ポチ)と
分かります。完璧を求めるエシュターは書き足してBOCHI(ボチ)と新たに命名しました。

翌日、エシュターが入学試験中に奇声を上げていた男だと思い出した教頭は風紀が
乱れると言ってエシュターの退学を校長に進言します。結果、一ヶ月様子を見て問題が
無ければ退学の件は見送るということになりました(セルリアからのリーク情報)
教頭の性格からしてむしろポイント稼いでおかないと退学強行されそうですが。

そんなある日、ガゼルがシーナには(病気のことが有るから)あまり近づかない方がいいぞと
忠告してきます。ですが医者が病気を恐がってどうするんだよ、と気勢を上げるエシュター。
ついでに男っぷりも上がります。ガゼル達は変わらずシーナとは少し距離をおきますが。
それはそうと入試のときに机に入ってたシャツを着たら呪いで脱げなくなったという
事件があったのですが、それを見ていた学生にシャツの人だと指差されます。
そこでようやく、そう言えば脱いだ覚えないのにもう着てないぞ?と首をひねるエシュターでした。

114 :シルフェイド見聞録:2006/08/07(月) 00:09:19 ID:NlhN16lS ID:
【4話、碧空を舞う梟】
退学騒動より3週間がたったある雨の日、フクロウがウンヌン・・・という電波が聞こえました。
それはさておき、雨でグラウンドが使えないため校内で練習をする剣術部と遭遇。
剣術部に入っていたアルバートから月末に剣闘大会が開かれること、教頭も剣闘大会には
注目してることを知らされ剣闘大会に詳しいという剣術部主将に話しかけました。
実際は声をかけるのをためらうエシュターに代わり、その場に居合わせたテストの妖精が
声をかけてくれました。ここでお互いテストの妖精が見えていることが分かります。
トーテム能力者ですか?と聞かれるエシュターですが訳がわからずしどもどしてると
気にしないでと話を打ち切られ、剣闘大会には誰でも出られることしか分かりませんでした。
とはいえ、気になったので図書室に行って調べると色々分かりました
トーテム能力とはノーザニア島(エシュターの故郷)の原住民に伝わる動物の力を身に宿す能力で
自己暗示の一種と思われること、能力が宿ったと称する者達の中には妖精が見えると証言する
者も多いことから麻薬物質服用の疑いもあること、結局よく分からないこと等々・・・
とりあえずエシュターは「動物パワーでムキムキビンビン」と理解しておきました。
あと、図書室に居たシーナに3年前、教頭に嫌われていた学生が剣闘大会優勝を機に評価が
180度変わったという話があることを教えてもらいます。

その後、シーナと一緒に帰ることに。すると自分の病気についてもう聞いている?と振ってきます。
実はシーナは母と医者との会話を聞いてしまい既に病気のことは知っていたのです。
正直に知ってると答えるエシュター。ですがシーナはみんなに避けられていたのは病気以外の理由が
あるのではと気にしていたので返って安心していました。そしてエシュターは平気なの?と聞いてきます。
ここでも病気から逃げる医者にはなりたくないと思ってる、と言い張りました。
実はエシュターは過去に医者もさじを投げる不治の病で妹を亡くしていたのです。
そうこう言ってる内に叔父宅(本屋)に到着。シーナは本を買って帰っていきました。
いつぞやのボチは飼い主が見つからず未だ叔父宅に居座っています。この犬ときどき喋る(ツっこむ)?
その後、自警団からの連絡で数週間前から凶悪な盗賊が町に潜伏していることを知らされます(手配書付き)
盗賊の名はフォーゼルと言って、古代遺跡の発掘品を盗んでこの街に隠したそうなのですが
どうも盗品が隠し場所からさらに盗まれたらしく探し回っているようなのです。
盗まれた品は抜けば絶対当たる魔法の短剣と用途不明の一見汚れたシャツに見える古代の衣服。
特に古代の衣服は今まで発見例が2件しかなく貴重なため、一度着れば体と同化してしまい
死ぬまで脱げなくなることもあり、着るだけでも死刑確定なのだそうです。
心当たりありまくりなエシュターは一瞬高飛びを考えたり考えなかったり・・・

翌日(休日)、剣闘大会に向けアルバートと一緒に闘技場でトレーニングします。
夕方、トレーニングを終え帰宅する途中シーナがチンピラに絡まれているところに遭遇します。
喧嘩両成敗はいろいろマズイのでエシュターが無抵抗主義で間に割って入り、その間に
アルバートは自警団を呼びに行きました。そして自警団が到着したころ殴られまくった
エシュターは意識を失い最寄りの学園保健室へ担ぎ込まれます。

幸い軽症で済み、翌日の放課後には意識を取り戻しました。
職員室でセルリアからシーナを襲ったチンピラ達は蒼蛇と言う不良グループの一員で毒を扱うことも
有るから気をつけるよう忠告を受けます。
そして職員室を出ていつぞやの入学試験で使った部屋の前を通りがかったとき机を漁る男=
件の盗賊フォーゼルを見つけてしまいました。この場は忘れ物をした学生と思ってるフリを
してやり過ごせましたが、フォーゼルもそれに乗ってきて汚れたシャツを見かけなかったか
聞いてきます。やはりエシュターの着たシャツ=古代の衣服=死刑は確定のようです。
ですが、その辺は気持ちを切替え今日も剣術部にお邪魔して特訓開始。すると教頭が手合わせを
申し込んできて豪快に負けたりします。どうやら教頭も剣闘大会に出場するようです。
ついでに剣術部主将ナダに最近電波が聞こえてくるということを打ち明けるとトーテムのことを
教えてもらえました。と言っても彼女自身トーテム能力に目覚めていないので少しだけですが。
だいたいは図書館で調べた通りなのですが、トーテムが宿ると戦闘中にも体力が回復するそうで
以前に教頭が不自然に回復しているのを見たこともあるそうです。つまり教頭もトーテム能力者・・・

115 :シルフェイド見聞録:2006/08/07(月) 00:10:15 ID:NlhN16lS ID:
さらに翌日、昨日病欠したので1人残って補習を受けます(学部生2割欠席で補習です)
そして補習後、1人帰宅するエシュターの前にフォーゼルが立ち塞がります。
入試の時にエシュターの後ろの席に座った人からシャツの件を聞き込んできたらしく
もうとぼけられません。死なないと脱げないシャツを奪い取るため殺しにかかってきます。
人間離れしたスピードのフォーゼルの攻撃によりエシュターの命も風前の灯!
その時、また電波が聞こえてきました。

 ―汝、我を必要とするか―

これがエシュターとトーテム「思慮深きフクロウ」との出会いでした。
トーテムの超回復力で斬られては治り、治っては斬られの持久戦に突入(フォーゼルも回復してました)
勝機の見出せないままダラダラやってると通りがかったセルリアが悲鳴をあげます。
人が来た事で逃げるフォーゼル。
その後の自警団の事情徴収に対してエシュターはシャツのことは秘密にして偶然出会って、
突然襲い掛かってきたと証言して難を逃れました。

またまた翌日。
薬学部の皆で教頭に正々堂々こっそりハンデ負わせられないかと作戦会議したりしなかったり・・・
(薬学部は5人しか居ないためエシュター退学=学部消滅なのでセルリア含め一致団結しています)
そうこうする内に放課後。剣術特訓を兼ねトーテムの力を試します。
フクロウさんの言うことには教頭にはトラのトーテムが憑いているらしく戦闘力の底上げでは
適わないものの知恵で対抗できなくもないとか。ちなみに人語を解するトーテムは珍しいそうです。
そして、トーテムが憑いたのに気付いたナダが相手をしてくれるのですがフクロウさんがガンガン
見切ってくれたお蔭で見事勝利しました。見切った後の攻撃を当てる/避けるはエシュター次第ですが。

時は(4日ほど)流れ剣闘大会当日。
トーテムの助けもあり順調に勝ち進んでいよいよ決勝戦。教頭の中でもエシュター株はうなぎ登り。
といっても決勝相手の教頭を降さない限り退学の危険性は消えないのですが・・・
さてその決勝戦へ選手控え室から向かう途中、蒼蛇のチンピラが女の子に絡んでいました。
成り行き上試合直前だけど助けることに。
速攻で倒し急ぎ決勝戦へ。ですが、倒れたチンピラの懐からこぼれ落ちる毒薬のビン!?
毒でふら付く事を抜きにしても強すぎる教頭。薬学部生の(非合法な)援護もむなしく圧倒され続けます。
そして止めとばかりに教頭奥義が炸裂しようとしたその瞬間、先ほど助けた女の子が駆けつけ
止めて、お父さん!(←教頭のこと)と叫びます。さらに自分を助けようとして毒を受けたこと
なども話すと、教頭は毒を受けてなお戦い続けるエシュターの心意気に感心するのでした。
そして、自らリングアウトし勝ちを譲る教頭(←自力で勝てないこともないらしい)
こうしてエシュターは毒で医務室送りになるも退学を免れました。

116 :シルフェイド見聞録:2006/08/07(月) 00:11:04 ID:NlhN16lS ID:
「5話、静穏と波乱と」
エシュターが毒による昏睡状態から目覚めたとき、剣闘大会から3日が過ぎていました。
学院では医学部生同士の口論に巻き込まれます。原因はセンタリア人生徒がノーザニア人生徒を
頭の回転が悪いと蔑んだからです。ノーザニア人のエシュターはサラッと流しましたが。
口論自体は彼等にとって日常茶飯事のことでセンタリア人が去った後、ノーザニア人の方は
エシュターが反論しなかったことを怒ります。その時エシュターの名前を呼びかけて慌てて
言い直すのですが不自然に感じて問いただすと何も知らないと言って彼女は去っていきます。
どこかで会ってるような気もするのですがエシュター自身も何も思い出せませんでした。
ところで今日から試験が始まります。剣術特訓や毒による昏睡のため十分な勉強が出来てない
エシュターはピンチでしたが、フクロウさんやナダ、(薬学部以外の)友人が助けを申し出てきます。
全員カンニング推奨というアレな助けでしたが・・・
その際ナダから精霊視(妖精なんかが見える能力)対策に精霊視を持っていそうな人物のメモを
入手しました。フクロウさんに他人の回答を覗き見てもらってるのがバレたらマズイですから。
教頭を筆頭に何名か名前が挙がっていて、トーテム能力者=精霊視持ちという訳ではないのですが
ノーザニア人が多いようです。その中には例のノーザニア医学部生=セトも含まれていて、もろに
後ろの席に座られたりするのですが、テストの妖精の偶発的ファインプレイもあって奇声→退席の
コンボを喰らわせる事に成功しました。試験1教科受け損なったセトはこれが原因で医学部に
居られなくなるかもと恐怖で震えるのですが・・・
(この時々出てくるテストの妖精ですが、テストの点が上がるとかの副次的効果は一切ありません)
午前の試験が終わったころエシュターは学生に変装して学院内に侵入してきたフォーゼルと
出会います。人目が多すぎて襲ってこそはこないものの後を付けてくるのでトイレに緊急避難。
トイレの中まで付けては来なかったので、こんなこともあろうかと叔父に手渡された変装セットで
女装して難を逃れます。男子トイレから女子が出てくるのを気にしなかったのはラッキーですが。
そして自警団に通報・・・したいところですがフォーゼルとの関係を問われたりすると困るので
代わりに通報してくれる人を探します。その結果、セトに白羽の矢が立ちました。
アルバート達にはバレなかったのに今回もエシュターと呼びかけそうになるセト。なんでも
臭いで分かるそうです。別に犬のトーテムが憑いてるとかではないようですが(フクロウ談)
ともあれ自警団を呼んでくるセト。騒ぎを聞きつけて学生が集まる中、フォーゼルは人質を
取って逃げようとします。そしてその人質は野次馬根性出してその捕り物劇を見物しようと
やって来たエシュター(←女装したまま)でした。
娘を返して欲しくばエシュターを旧市街へ1人で寄越せ!そう言い残し気絶させたエシュターを
抱えてフォーゼルはまんまと逃走してしまいます。

意識を取り戻すエシュター。気がつくとそこは迷路の様に入り組んだ旧市街地でした。
間が持たなくて、何で盗賊やってるの?とフォーゼルに話し掛けるエシュター。
するとフォーゼルはポツリポツリと身の上を語りだします。
その昔、不良グループ紅蛇(もう解散してますがガゼルがリーダーでした)の一員だったこと、
小さな子達を食べさせるために金持ちから引ったくりをはたらいていたこと等々・・・
そして2年前、母親が不治の病にかかり病院から薬を盗むようになるのですが、金持ち以外からの
盗みは紅蛇ではタブーであったため止めようとする紅蛇メンバー達とは袂を分かつことに。
ですがフォーゼルはついに母の病を治す方法を見つけました。それは入ってもすぐに元の場所に
戻ってきてしまう迷いの森のその奥に今もなお群生している万能薬となる古代の薬草でした。
そして森の奥に踏み込むための鍵となるアイテム(古代の衣服)にもあたりがついていると
いうのです。また、母の病が治れば盗賊家業から脚を洗うつもりだとも言いました。
そのためにもエシュターを殺す、というところはぼかしていましたが。

117 :シルフェイド見聞録:2006/08/07(月) 00:12:11 ID:NlhN16lS ID:
「6話、真実の目覚め」
誘拐事件により臨時休校になるノーマ学院。事件発生より1時間、自警団の必死の捜索にもかかわらず
未だフォーゼルは見つかりませんでした。そして人質開放条件として提示されたエシュターも。
一方、フォーゼルに誘拐された少女を救うため1人旧市街地へ乗り込んだエシュターと彼をバックアップ
しようと追いかける薬学部生。薬学部生といっても先輩学生は謎の病気(シーナとは関係ありません)で
ダウン中だしガゼルは所用で別行動します。そもそもエシュターが旧市街地へ行ったというのが想像ですし。
ともあれスタンダードに犬に臭いを追わせようということになりエシュターのところのボチを借ります。
アルバートは体調の優れないシーナと別れ、ボチに導かれるまま街中を走り回ります。
途中、シーナ宅前を通りがかりシーナ母と医者の会話を聞いてしまいシーナの余命があと数ヶ月と
いうことを知ったりします。あと、医者もシーナのため古代の薬草を探していることなんかも。
理由はわかりませんがどうやらこの医者もエシュターを探しているようです。
行く先々で見つかるエシュターの服。旧市街地に踏み込んだときとうとうパンツ(名前付き)まで
落ちていました。何気にパンツをポケットにしまうアルバートと取り合いになってパンツは
半分に引き裂かれてしまいます。そしてそのままパンツは山分けに(名前付いてる方はボチがゲット)

一方、フォーゼル達の潜む小屋へ何者かのトーテムが侵入します。慌てて撃退したものの場所が
知られたと思いとりあえず紅蛇時代のアジトへ移動します。いえ、トーテムじゃなくていつもの
テストの妖精が冷やかしに来ただけだったのですが。
でもこれがまたまたファインプレイ。所用があるとか言ってアルバートと分かれたガゼルが
もしやと思って昔のアジトにやってきたのでした。そしてガゼルの口から語られる以外な事実。
2年前、フォーゼルが街を出た直後母親もまた居なくなったというのです。街に戻ってから一度も
実家に立ち寄らなかったフォーゼルは衝撃を受けます。
―もう薬を持ってきても仕方がない― 傷心のフォーゼルはガゼルに娘と共に旧市街を出ろと言い、
自身は家を見てくると言って去っていきました。そして以後、フォーゼルを見たものは誰もいません。
(一足遅れてアルバートも到着します)

118 :シルフェイド見聞録:2006/08/07(月) 00:13:00 ID:NlhN16lS ID:
翌日、誘拐事件の早期解決のおかげで勉強時間を確保できたエシュターはなんとか試験を
乗り切りました(多分)
試験終了後、同室だったセトと誘拐事件の話になりますが、あの場(紅蛇のアジト)にいたような
返答の仕方が一部ありました。違和感を感じたのはフクロウさんだけでしたが。
その後、セルリアに呼び出され薬学部に全員集合すると試験前日あたりからから今日まで
病欠していた薬学部の先輩学生が退学になったと告げられます。実はノーマ学院では試験を休むと
自動的に退学になるのです。先輩は病気療養のため遠くへ引っ越すそうで、この街へ帰ってこれるか
すら怪しい状況なのですが残された学生達は薬学部消滅→シルフェイド見聞録完。では困ります。
そういう訳で上位の学部から成績不振で追い出されそうな学生を今からスカウトしてくるよう
セルリアから指令を受けます。でもその前に全学生が講堂に召集されました。
(エシュターの場合は倒れる直前に教頭に血祭りにされたこともあり試験までに回復が間に合わ
なかった場合は特例で再試を受けれる予定でした。あのまま倒れていたらフォーゼルに殺されていた
かもしれませんが。一応、フォーゼルは今まで人を殺したことは無いそうです(本人談))
講堂に行くと授業用木刀が一本盗難にあったとかで荷物検査が行われます。するとセトの鞄から
破れたパンツの切れ端(エシュターの名前入り)が出てきました。アルバートから昨日ボチと
山分けにしたパンツだと聞かされるエシュター。ここでフクロウさんがセト=ボチ説を提唱します。
そんなこと言ってる間にセトは教頭に連れて行かれ持ち物検査もうやむやになります。
(パンツ程度で連れて行かれるのはエシュターが教頭のお気に入りの生徒だからです)
アルバートがパンツ半分持ってるのも嫌でしたが女装の件は秘密にしたいので服のことは適当に
誤魔化しておきました。
そしてスカウトのため四散するエシュター達。一番の候補は昨日、試験中に中途退席させられた
セトだったのですが教頭に連れて行かれてしまいましたのでまず彼女を探すことに。
教頭はK.O.した学生を食堂のゴミ箱に捨てる癖(エシュターも昔捨てられました)があるので
食堂へ行くとゴミ箱で気絶したセトを発見できました。
ここでフクロウさんの提案でボチの名前を呼んで起こすととっさに犬の鳴きまねで返事をします。
自分の体(もちろん人型)を見回したあと慌てて逃げ去っていきましたが。
いよいよ怪しくなってきましたが、やはり正体を暴くためには人から犬に変身してるところを
目撃するしかないという結論に達しました。ですが無駄に警戒をさせてしまったため今度は
遠くからストーキングすることにします。まずは鼻の利くセトに対抗するため実体のない
フクロウさんがセトを追いかけます。エシュターから30m程しか離れられないのでエシュターも
フクロウさんを追いかけます。これでセトとエシュターで60mほど離れることが出来ます。
ストーキングしてるところを人に見られるとマズイので再び女装をしてGO!
(多分、関係ないけどここの食堂のおばちゃんは2年前旧市街地から学院近くに引っ越してきました)

玄関でセトを捕捉しますがちょうどスカウトに来たシーナがパン屋に誘い出します。
(そのパン屋は路上にテーブルを出していてそのまま食べていける学生にも人気の店です)
医学部の話を聞きたいな、と搦め手で責めるシーナ。上手く今回の試験で大きなミスをしたので
医学部から追い出されるかもという話を聞き出します。もちろん知ってて接近したのですが。
このときパン屋が込んでいたためエシュターもこっそりテーブルに着いていたのですが込みすぎたため
1人の男が相席を申し込んできます。男の名前はゼイール。医聖とまで呼ばれた高名な医者です。
慌ててサインをねだるエシュター。変装中ですが本名出してエシュターへ、って書いてもらいます。
驚くゼイール。この世界のエシュターが女性だったことに動揺を隠せません。さらにエシュターや
シーナが医学部でなく薬学部に所属していることを知り想像以上の歴史の狂いに恐怖します。
ですが、なんとか気持ちを落ち着けて自分がシーナの主治医であること、シーナが血液感染型の
不治の病に罹っていること、感染すると数年で死亡することを告げます。
それを聞いたエシュターは頭の中が真っ白になります。シーナを避けるアルバート達の姿、
怪我をしたシーナに包帯を巻く自身の姿などが浮かんでは消え、遂には既に病気が感染して
いるのではないかという不安が心をよぎります。そして、病気を恐れて医者になれるかと
息巻いていた過去の自分の姿がとても情けなく感じられていきました・・・

つづく

119 :シルフェイド見聞録:2006/08/07(月) 00:14:09 ID:NlhN16lS ID:
以上。
つづくらしいけど俺の落とした分には6話までしか入ってなかった。
だからゼイールが浮いてるのもホントにあんな感じで説明抜けてるわけじゃないよ。
という訳で7話以降まとめるかどうかわかんないので一旦予約放棄する。
つ7話から始められるPASSWORD「パンツ」

あと、本編は下ネタギャグ満載なんだけど出来るだけカットしといた。
下ネタ好きな人は実プレイでどうぞ。俺は嫌いだけど何回か笑わされたのも事実orz

120 :シルフェイド見聞録:2006/08/07(月) 00:45:54 ID:tmEZem/2 ID:
ゴメン。
全文投下してから気付いたけどカッコの大文字と小文字間違えてた。
メモ帳に書いてたから全然気付かなかったよorz
見づらくてスマン。

121 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/07(月) 07:02:48 ID:zK27DCqo ID:
>120
お疲れ様でした。
細かい事は気にしないで。

122 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/07(月) 14:16:30 ID:2EreY3iJ ID:
見聞録の人乙。
下ネタと言うよりむしろホモネタだろう。

123 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/07(月) 19:30:51 ID:S42n7IKq ID:
SFC ドラゴンクエストTUV
どれでもいいので知りたい

ロトの紋章、完全版読んでて懐かしくなりますた

124 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/07(月) 21:11:32 ID:awCVBQLa ID:
大神とクロックタワー3のページを復旧しました。

●復旧が必要なページ
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【ま行】・街
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125 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/07(月) 21:14:32 ID:Nl/849/I ID:
>>124
乙です
超乙

126 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/07(月) 21:39:28 ID:RinlbTZx ID:
このスレはまったりしてて好きだ

127 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/07(月) 21:47:27 ID:s6MrT1Vf ID:
誰も、リンクの冒険かいてないんで、書いてもいいですか?
説明書に書いてあることとラストぐらいしか書くことないですけど…。

128 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/07(月) 23:14:29 ID:1eAlG6Ad ID:
是非どうぞ

129 :リンクの冒険:2006/08/07(月) 23:47:06 ID:s6MrT1Vf ID:
ガノンを倒し、ゼルダ姫を救い出し、トライフォースを取り戻しましたが、ハイラルは後輩の一途をたどる一方でした。
ガノンの邪悪な心の残した力により、ハイラルの秩序は乱れてしまいました。
また、ガノンの一部の手下たちはガノンの復活を計画しています。
ガノンを復活させる鍵は、ガノンを倒したものの血、つまりリンクの血です。
リンクの血を灰になったガノンに振り掛けることにより、ガノンは復活してしまいます。
リンクはハイラルの復興に力を貸していましたが、状況はよくありませんでした。
そんなある日、16歳になったリンクの左手の甲に不思議なあざが浮き出てきました。
そのあざはまるで王国の紋章のようで、気になったリンクはインパの元にでかけます。
あざを見たインパは驚きましたが、冷静さを取り戻すとリンクを北の城に連れて行きました。
北の城には開かずの扉というものがあり、あけ方を知っているのはインパの家系を継ぐものだけです。
インパはリンクの左手の甲を扉に押し付けました。
すると錠前の外れる音がし、扉がゆっくりと開いていきます。
部屋の中央には大きな祭壇があり、そこには美しい女性が横たわっていたのです。
その女性こそ、初代ゼルダ姫です。
インパは落ち着いた口調で、ハイラルに伝わる『ゼルダの伝説』を語り始めました。

昔、まだハイラルが一つの国だったころ、偉大な王はトライフォースの力でハイラルの秩序を保っていた。
そして、王子が次の王になりすべてを受け継ぐはずだったが、トライフォースだけは不完全にしか受け継ぐことが出来なかった。
王子はその足りないものを求め、ありとあらゆるところを探したが、見つけることはできなかった。
そんな時、王の側近の魔術師が思わぬ知らせを持ってきた。
どうやら王は死ぬ前に、王子の妹の初代ゼルダ姫だけに、トライフォースについての何かをしゃべっていた。
王子はゼルダ姫を問い詰めたが、姫は決して口を割ろうとしなかった。
魔術師が、永遠に眠りつづける魔法をかけるぞ、とおどしたがそれでもしゃべろうとはしなかった。
業を煮やした魔術師は、王子に止められたにも関わらず魔法を本当にかけてしまった。
ゼルダ姫が永遠の眠りにつくと同時に、魔術師もその場に倒れ絶命してしまった。
王子は大いに嘆き悲しみ、初代ゼルダ姫をこの部屋に置いた。
また、悲劇を二度と忘れないようにと、代々王家に生まれる女の子には、かならず『ゼルダ』という名前を付けるように命じた。

インパは、ゼルダ姫の眠っている祭壇の横の台から、同じ紋章のある一本の巻物と、6つの小さなクリスタルをリンクに渡しました。
それは、偉大な王が来たるべきときのために用意しておいたものを、インパの家系が代々伝えてきたものです。
すべて古代の文字で書いてありましたが、紋章を持つリンクなら読むことが出来るらしいのです。
そこには、トライフォースを完全なものにする鍵が隠されているようでした。

130 :リンクの冒険:2006/08/07(月) 23:48:37 ID:s6MrT1Vf ID:
後世のトライフォースを操るものよ、そなたにはトライフォースの力を伝えよう。
トライフォースには3枚の種類がある。すなわち、力・知恵・勇気。
この3枚のトライフォースをあわせたとき、トライフォースは最大限の力を発揮するのだ。
3枚のうち、力と知恵の2枚は王国の残すから受け取るがよい。しかし、勇気のトライフォースだけは理由あって私が隠した。
トライフォースは誰でも使えるというわけではない。
悪しき心をもたぬしっかりとした人格も必要だが、生まれながらの特殊な素質も必要なのだ。
残念ながら私の生きている間に、そのような人物を見つけることはできなかった。
それで私はハイラル全土に魔法をかけることにしたのだ。
素質を持った人間が道を誤らずに育ち、さまざまな経験をつみ、ある年齢に達したとき紋章が現れるように。
しかし、もしそれまでに他の誰かがトライフォースを使えばどうなるだろうか。
使い方をあやまればさまざまな悪を産み出す。
勇気のトライフォースは、ハイラルで一番大きい島のですバレーにある大神殿に隠してある。
しかし、そこに入るにはまず、ハイラルにある6つの神殿で守護神と戦い、結界を解かなければならぬ。
守護神は、私が神殿に外敵が侵入するのを防ぐために作ったものだ。
守護神を倒したら、その奥の石像の額にクリスタルをはめこむのだ。
6つの神殿のすべての石像にクリスタルをはめ終わったとき、デスバレーにはられた結界は解け、大神殿に入ることができるようになる。
そこでそなたは、最後の守護神と戦うことになる。その守護神を倒して初めて、トライフォースを手にすることができるのだ。
恐れることなかれ、そなたならきっとトライフォースを得ることができよう。そしてハイラルの希望の光となることを願う。

巻物を読み終わり、ゆっくりと顔をあげると、インパはリンクに嘆願しました。
初代ゼルダ姫にかけられた魔法も、トライフォースを使えばきっと解けるはずじゃ。
トライフォースを完全なものにし、姫を救っておくれ。そして平和なハイラルを取り戻しておくれ、と。
リンクは無言で頷くと、祭壇のほうを一目見て部屋を後にしました。
リンクは、左手にマジカルソード、右手にマジカルシールドをもって一人旅立ちました。
そのころ、ガノンの手下たちは魔界から新たな仲間を呼び寄せ、ガノン復活に向けて動き始めようとしていたのです。


魔法を教えてもらったり、新たな技を習得したり、子供を助けたりしながらリンクは6つの神殿の石像にクリスタルをはめ込んでいきます。
そして、デスバレーにある大神殿へとたどり着き、最後の守護者を倒します。
その後、リンクの影と戦い見事打ち勝つと、勇気のトライフォースを手に入れることができました。
眠っていた初代ゼルダ姫が起きて、リンクにキスしようとしているところで幕が下りてきてEND。

131 :リンクの冒険:2006/08/07(月) 23:56:46 ID:s6MrT1Vf ID:
以上です。ゲーム中ではストーリーに関わるようなことは特に語られません。

132 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/08(火) 00:13:45 ID:nqjIrgmf ID:
こんな話だったのか。サンクス。街の名前が後で
時のオカリナのキャラで出てきたというくらいの記憶しかなかった・・・

133 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/08(火) 03:16:22 ID:2hAvH+b7 ID:
リンク乙。
ガノンの部下たちはゲーム中ではどういう扱いなの?戦うのかな?
あと、初代じゃなくて現代のゼルダ姫は出てこないの?

134 : ◆A.ilTwwjjQ :2006/08/08(火) 04:48:17 ID:W8euFx6c ID:
?          i´____`i        
    .___  C|/ ┐‐| ̄   フェア
   `ー、_ \/ゝ 二ノ`ヽ、
      `\_))   Y   )
        ヽ_ノ   |  /\_
          |    |  |\__ヽー、
        / ̄ ̄/――|´ ̄⌒i~/
        >ー― ̄ ̄~__,  |
       /   /´~ ̄  .|   |
 /´ ̄| ̄  /´      .|__ |_
 `ー―^――´       〔__`)

135 : ◆A.ilTwwjjQ :2006/08/08(火) 04:50:08 ID:W8euFx6c ID:
間違えたw

街とレイディアントシルバーガンは管理者画面でも見えなかったので
いったん削除しました。シルバーガン復旧させました。

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136 :ポケモン不思議のダンジョン:2006/08/08(火) 09:54:37 ID:uT1okzBO ID:
http://puka-world.com/php/upload/large/img-box/1154975366280...
>>28-33途中までの実際の映像をBGMと共にお楽しみください

137 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/08(火) 09:57:40 ID:mVkyCxaG ID:
>>135
いつも乙です

138 :リンクの冒険:2006/08/08(火) 10:25:05 ID:mkOGQA4p ID:
>>133
ガノンの手下が新しくよびだした魔物とは戦うけど、手下とは戦わない。
ガノンも、リンクが死んだときに声が聞こえるだけ。
初代じゃなくて現在のゼルダ姫は(説明書にすら)出てこない。

139 :ポケモン不思議のダンジョン:2006/08/08(火) 11:41:33 ID:uT1okzBO ID:
>>33>>136の続き〜
あまりの厳しさに思わず先行きの不安を漏らすパートナー。どう答えても最後は、余計不安にさせて
ゴメン・・・と謝られることになるが、その時主人公に異変が。めまいのような感覚とどこかで聞いた声。
なんと突然、主人公の前にサーナイトの幻が現れた。パートナー、アブソルには見えていないようだ。
また会えた事の喜びと共に、「伝説の元になったキュウコン本人が、この先の『ひょうせつのれいほう』
で主人公を待っている」という重大事実を伝え、サーナイトはまた消えていった。

「ひょうせつのれいほう」入り口にて、事情をパートナーに話す。パートナーは何にせよこれでやっと主人公の
無実が証明できるね、と前向きだが、まだ不安が顔に残る主人公。それを見てまた励ましてくれるパートナー。
一行は、長い逃避行の末ついに見えた終着点、ひょうせつのれいほうへと進む。その奥地は大量のがんめん
ポケモン、オニゴーリの巣であり、粉雪や凍える風を吹き散らして一行を排除しようとするが、3羽の伝説鳥を
退けるほどに成長した一行は、それさえも潜り抜け遂にれいほうの山頂に辿り着いた。ここで行き止まりのようだが・・・
・・・背後から声がした。チームFLBも追いついて来たのだ! 「決着をつけよう」と襲ってくるFLB。遂に戦火を交える。
しかしどこからともなく現れたキュウコンが割って入り戦いを止める。古えの伝説上のポケモン張本人の実在に
多少なり驚きを隠せないFLBの面々。だがすぐ気を取り直してまくし立てるフーディン。
「教えてくれキュウコン!伝説に出てきた人間が誰なのかを! 答えによっては、ワシはコイツを倒さねばならん!」
キュウコン「伝説がどう伝えられたかは知らないが、尻尾に触れた愚かな人間をサーナイトが庇い、人間はその場から
 逃げ出し、後にポケモンとして転生した・・・そこまでは事実だ。そして、転生したポケモンは今もなお、生きている」
 「主人公よ・・・・・・・・・・・・                    安心しろ、だがソレはおまえではない。」

思わず聞き返すパートナー。キ「主人公は伝説に出てくる人間ではない、そう言ったのだ。」
無実の証明に、力が抜けて震えがとまらないパートナー。深呼吸の後、ただ主人公に飛びつき、全身全霊で
無実を喜び合った。 キ「それともう1つ。確かに私は世界のバランスの崩れを予言したが、人間がポケモン化
したことと、バランス崩壊は関係していない。災害の原因は、また別のところにあるのだ。」
パ「やいお前達!違ったじゃないか! さんざん疑っといてさあ!」 ただ平謝りのフーディン、ゲンガーの
口車に乗せられたことを認めるバンギラス、こんなコトじゃないかと思ってたぜ〜ハハハと調子のいいリザードン。
どうだか全く・・・とまだ怒り気味のパートナーだが、ここで新たな疑問発生。
「あれ? 伝説上の人間は主人公じゃないのは分かったけど、じゃあ主人公はなんでポケモンになったのさ?」
疑問に口を挟むように、唐突に大きな地震が発生する。エアームドの誤解の元、主人公の夢の中での揺れの正体だ。
キ「地殻変動、ますます災害が進んだ影響だ。そしてこの影響で、地底深く眠っていた大地の化神 グラードンが復活する!」
グラードンの名に反応するフーディンとバンギラス。知らないパートナーが訊き、フーディンが解説してくれる。
神話の世界に出る伝説ポケモンで、その昔、大陸を創造した主で、カイオーガとの死闘の末、休眠に就いたらしいのだが・・・
そんなのが暴れたら災害以上に大変なことに、と警告するキュウコン。FLBはすぐさまグラードンを止めに行くのを決定。
パートナーも行くというが、FLBが止める。「グラードンは今までのポケモンとレベルが違う」「お前らは旅で疲れたろうし、
 帰ってゆっくり羽を伸ばしておけ」「安心しろ、ゴールドランクは伊達じゃねぇ。」 こうしてFLBは休む間もなく次なる旅へ。
そこまで言われてしまうと、FLBの好意に甘えるしかなくなった一行。結局ポケモン広場に帰還することになった。

その頃、ポケモン広場ではイジワルズのゲンガー・アーボが、「主人公討伐される」の報告を待っているところだった。
さらに広場に残っていた住人のハスブレロ・ブルー・キャタピー・ダーテングらに「お前ら何故行かないよ?」とけしかける。
あんな遠くまで逃げられちゃ追えないよ、それよりそこまで言うならお前らが追えよ、と突っ込むが、
「オレ達は討伐の報告を受ける役だからいいのサケケケッ!!」「・・・ちっ! 勝手に決め付けてやがる」
そこにイジワルズのチャーレムが駆け込んできた。「大変よ! 主人公達が、主人公達が・・・『ケケッ! ついにくたばったk』
 ちが〜う! 帰ってきたのよ!」

140 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/08(火) 14:46:13 ID:TPZyNRsw ID:
アンリミテッド・サガ、EVER17、テイルズ オブ エターニア、
転生八犬士封魔録、街を復旧させました。

●復旧が必要なページ
【た行】・デジタルデビルサーガ アバタールチューナー2 ・ドラッグ・オン・ドラグーン2
【は行】・ファイアーエムブレム烈火の剣

141 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/08(火) 14:57:58 ID:Q9FNEMAb ID:
こんな時になんだが斑鳩あげていい?
あるサイトでほぼ同じ(まぁ資料が同じならそうなってしまうか)ストーリー載せてて、
ほぼそのままになってるんだが

142 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/08(火) 17:34:09 ID:T96pAsAw ID:
なんつーかね、ポケダンはパートナーのひたむきな献身&信頼に感動できるゲームだよ。

でも… ・゚・⊃Д`)・゚・

143 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/08(火) 20:29:45 ID:9c7iL201 ID:
>>141
お願いします

144 :斑鳩:2006/08/08(火) 20:34:44 ID:Q9FNEMAb ID:
Prologue「巻雲」(Cirrus)
「鳳来の国」……元々、本州の外れに位置した小国である。
しかし、今では自らを「神の力」を得た「神通者」と称し、「選民思想」と「平和統合」の元、各地を武力で制圧するにまでになっている。

事の起こりは、国の中心人物である「鳳来 天楼」(ホウライ テンロウ)なる人物が、数年前に地中深くから掘り出した
「産土神黄輝ノ塊」(ウブスナガミ オウキノカイ)と呼ばれる物体にあり、物体との遭遇時から、天楼は奇跡とも呼べる力を次々に発揮し始めたという。

その最中、人の自由を望み、鳳来に戦いを挑む組織「天角」(テンカク)があった。
彼らは「飛鉄塊」(ヒテッカイ)と呼ばれる戦闘機を使い、鳳来と戦っていたが、次第に勢力を失い、全滅する。しかしその中で奇跡的に生き残った青年がいた。
その名を「森羅」(シンラ)という。

Chapter:00「斑鳩」(IKARUGA)
天角壊滅から数日後……朽ち果てた組織の跡地で、残骸や残された部品をかき集め、黙々と飛鉄塊を組み立てる森羅の姿があった。
死に場所を探しているわけではない……しかし、生き残ることを考えているわけでもない。
やり場のない衝動は燃えかすのようにくすぶり、鬼のような形相として表れる。
「自由」……そんな具体性の無い「平和」を望むことが禁制とされる世の中において、今やこの男の目的は行動を正当化するための言い訳でしかなくなっていた

やがて、夜も明けようというころ、森羅は整備を終えた飛鉄塊「白鷺」に乗り込む。

森羅(何を焦っている?……いや、焦ってなどいない……いるはずが無いのだ……しかし……)
静かに動力を始動させ、ゆっくりと飛び立つ……上空800m、警戒網を越えた「白鷺」に鳳来の飛鉄塊が攻撃を始める。
森羅は、そのたぐいまれな腕前で性能の低い「白鷺」を乗りこなし、敵機を次々と撃破してゆく。

森羅(なぜ、俺は戦っている?……自由に生きるためだろう?……だが、俺はどこへ行こうとしている……?)

突如、その眼前に鳳来の武将「浅見 影比佐」の仏鉄塊「烏帽子鳥」が現れる。
浅見「天角の生き残りか……たった一人でここまで来るとはな……」
森羅「だからどうした!貴様らとは命の賭け方が違うんだよ!!」
浅見「……青いな……」

戦闘に入った森羅は、浅見の攻撃を巧妙にかわし、有利に戦闘を進めているように見えたが……、

浅見「フッフッフ、なかなか良い腕をしている。ならばこれでどうだ?」

「烏帽子鳥」から五本の光弾が放たれ、曲線を描きながら「白鷺」の方へと向かう。

森羅「誘導弾!?」

「白鷺」は「烏帽子鳥」から放たれた誘導弾の直撃を受け、大破。
煙を吹きながら落ちていく。

森羅「くそっ!」
浅見「若造、単身で挑むとは勇敢な事だが……命は賭けるものではないぞ」
森羅「寝言をっ……まだ終わったわけじゃねぇ!」
浅見「フッ……生きていたら、また会おう」

浅見は、落ちていく「白鷺」を見届けることなく飛び去ってゆく。

森羅の飛鉄塊は黒々とした煙を捲き散らし、人里離れた山奥の村へと墜落する。
墜落の瞬間、機体の外へ放り出された森羅は、村の老人たちに助けられる。
その村は「斑鳩の里」といい、「平和統合」によるしわ寄せで、世間から捨てられた老人たちの村、俗にいう姥捨て山のような場所であった。
森羅は一時、村の長老的存在・風守(カザモリ)老人の家にかくまわれる。風守老人の屋敷、風守に付添われ、森羅は眠り続けている。
障子越しに夕日が差し込み、夕焼け色に染まった部屋の外からは、蝉時雨が聞こえてくる。眠り続ける森羅の意識中に、ぼんやりと二人の人影が現れる。

男の影(大丈夫……いつかきっと、分かり合える日が来る)
女の影(そして遠い未来へ、命は受け継がれるから……)
森羅(……未来……)

145 :斑鳩:2006/08/08(火) 20:38:32 ID:Q9FNEMAb ID:
森羅の意識は戻りはじめ、ぼやけた視界の中に風守老人の姿が映り込む。

森羅「!?……ここは……」
風守老人「ここは、斑鳩の里と呼ばれておる。ぬしは、飛鉄塊で墜落して来たんじゃが……覚えておるかな?」
森羅「斑鳩の里……姥捨て山……ぁ、いや」

風守老人は静かに笑みを浮かべ……、

風守老人「よいよい……世の中からは、そう呼ばれておるようじゃな」
森羅「……ハッ!! 俺の白鷺は!?」
風守老人「白鷺?……あぁ、ぬしの飛鉄塊か……あれは、もう駄目じゃな。まぁ、命があっただけ、ありがたいことと思わねばな」
森羅「……あれが最後の白鷺だった……ッ! ……くそッ! ……畜生! ……」
風守老人「……」

二ヶ月後……。  村近くにある崖の上で夕日を眺める森羅。そこへ、ゆっくりとした足取りで風守老人がやって来る。

風守老人「行くのかね?」
森羅「世話になりました。この御恩、一生忘れません」
風守老人「うむ。……しかし、ぬしはなぜ戦う?……ある意味では、鳳来に従った方が、楽な生き方もできよう?」
森羅「一人になってしまった今となっては、天角の大義名分は無いも同然……だが、生涯の中で一瞬だけでもいい……
    例え、この身が灰燼に帰すとも、後悔の無い生き方としたいと思う。自分は鳳来を倒し、自由を取り戻すことを、それと決めた」
風守老人「ふむ、もっともらしいが……それは身勝手な言い分とも言えないかね?」
森羅「しかし、己の信ずるもののために戦い、結果、それが皆の平和や自由に繋がるのだとしたら、それは良きことではないのか?」
風守老人「世の中には、それを望まぬ者もおる。また、それとは違った形の平和や自由を望む者もおる……
       結果……自由のために平気で人を殺す……我々は、自由を求める殺戮者であってはならない……わしはそう思う」
森羅「……」

困惑する森羅に、風守老人は微笑み……そしてうなずく。

風守老人「平和や自由の形は、人の数だけある。戦う時はそれを忘れぬことじゃよ……ところで、ぬしは丸腰で戦うつもりなのかな?」
森羅「それは……」
風守老人「ホッホッホ、付いて来られよ」
森羅「どこへ?」
風守老人「付いてくれば分かる」

かすかな微笑みを浮かべ、風守老人は歩き始める。

146 :斑鳩:2006/08/08(火) 20:40:09 ID:Q9FNEMAb ID:
森羅は村の外れにあった洞窟から地下へと案内される。鉄骨で組まれた地下空洞には、さまざまな機器や装置と共に、一機の飛鉄塊が存在していた。

森羅「これは……飛鉄塊」
風守老人「うむ……斑鳩という」
森羅「こんな所に………しかし……」
風守老人「姥捨て山とは、よく言ったものでな……今の世の中にとって、わしらは不要な存在らしい……
       じゃが、この世の中の命、意志、存在、すべてのものにはちゃんと存在理由がある。不要なものなぞ存在しない。
       斑鳩は、わしらにとっての自由の形であり、存在の証じゃ。人を活かすためのものと……そう、わしらは信じとる」
森羅「人を活かす……?」
風守老人「今は理解できなくともよい。各々、それに気付く時がやってくるじゃろうて」

近寄るにつれ、整備していた二人組みの新海・天内が、森羅に気付いた。

新海「ン、粋な面構えが来よったな……風守の爺様、そいつか?」
風守老人「うむ、森羅じゃ」

森羅は二人に向かって軽く頭を下げる。

新海「わしは、新海(シンカイ)。ここで手伝いをしとる。そっちの爺さんは天内(アマナイ)と言うて、この斑鳩を作った元技術屋の大先生じゃ」

天内は整備の手を止める事なく、チラっと横目で森羅を見ると、

天内「フンッ! ……殺気立ちおって、まるで鬼の面じゃ」
新海「おいおい、まだ乗るつもりかいな? やめとけ、やめとけ」
天内「フンッ! 大きな世話じゃ……おい、色男ッ!!……壊・す・な・よ!」
風守老人「斑鳩は、普通の飛鉄塊とは少々勝手が違うでな。訓練が必要じゃが……乗るかね?」

風守老人の言葉に、森羅は無言のままうなずいた。

147 :斑鳩:2006/08/08(火) 20:43:26 ID:Q9FNEMAb ID:
Boss:00「再会」(Again)
森羅の訓練も進み、実機を使った試験飛行も最終段階に来ていた。
しかし、極秘に行われていた訓練だが鳳来はすでにこの情報を察知し、偵察部隊を発進させていた。

天内「いいな、敵自体は擬似体を使うが、発射される光弾はあっちもこっちも本物。
    気ぃ抜いたら、そいつがおまえさんの棺桶になるっつうわけじゃな。はッ、はッ、は」
新海「……笑い事じゃなかろうが……」
天内「こっちゃぁ、あの色男が生きようが、死のうが関係ないが? わしの斑鳩を壊されちゃぁ……たまらんね」
新海(溜め息)
風守老人「ん……準備は良いかな?」
森羅「いつでも」
風守老人「……始めてくれ」

訓練が始まると、森羅は斑鳩を使いこなし、擬似体を次々に倒して進んでいく。

新海「ハッ、こりゃ大したもんだ」
天内「フンッ! 斑鳩なら当然の……?」
森羅「あいつは……?」
風守老人「んっ?」
天内「……これは何じゃ? ……色男ッ! 敵じゃッ」
森羅「分かっている」

上空から、浅見の仏鉄塊「烏帽子鳥」が現れる。

浅見(あの時の若造……生きていたか……)
「フッフッフ、なるほど、修行とは感心なことだ。少しは強くなったのかな?」
森羅「さあな……試してみるか?」

浅見の目つきが変わる。

浅見「フッ……では……行くぞ」

再び「烏帽子鳥」との戦闘開始……斑鳩の性能に押され、浅見は苦戦を強いられる。

浅見「ええぃ、あれは一体!?」
(機体属性を瞬時に変化できる飛鉄塊など……しかも、こちらの光弾を吸収しているというのか……)
森羅「どうした、大将」
浅見「……ならばッ!」

浅見は誘導弾を使って弾幕を張る。「斑鳩」はその誘導弾を全て吸収……そして「力の解放」を発動させる。

森羅「もらった!」
浅見「クッ!」

新海「やったか!?」

「力の解放」が「烏帽子鳥」に直撃したと思われた瞬間、浅見は変わり身の術を使い、爆風の中から脱出する。

森羅「か……変わり身……」

浅見「フッフッフ、なかなか面白い飛鉄塊を手に入れたようだ……森羅殿、また会おう……」
森羅「……」
新海「スカした野郎だ」
風守老人「だが……手ごわい……」

不安な面もちで、帰還する斑鳩を見つめる風守老人たち……。


ここまでは雑誌にあったプロローグであり本編はここからです。
なお、ここからステージ1の間に2Pプレイヤーである篝が仲間になってるようです。

148 :斑鳩:2006/08/08(火) 20:57:59 ID:Q9FNEMAb ID:
Chapter:01「理想」(ideal)

試験飛行において、浅見の仏鉄塊と互角に戦った「斑鳩」。その存在を危惧した鳳来は、
転送装置「不動明王の剣」を包囲する。出撃を決意した森羅たちは、反抗を開始する。

森羅は操縦席に乗り込み、斑鳩を起動開始する。

斑鳩「System boot……Final check. 臨・兵・闘・者・皆・陣・列・存・前……20 min. 
    after ejecting from the sword of Fudoumyouoh, the main engine ignites. Are you ready?」
(システム立ち上げ…最終チェック。臨・兵・闘・者・皆・陣・列・存・前…20分前
 不動明王の剣から脱出した後に、主なエンジンは点火します。 あなたは準備ができていますか?)

風守老人「我、生きずして死すこと無し。理想の器、満つらざるとも屈せず。これ、後悔とともに死すこと無し……皆の衆……よいな?」
天内「やれるだけの事は、やってある。後は奴の腕次第じゃ」
新海「気を付けてな」
森羅「……やってくれ」

斑鳩を固定していた固定鍵が外され、機体は下へ向けて落下。床に展開された転送門へと突入する。
やがて、上空に浮遊する転送機「不動明王の剣」が光を放ち始めた瞬間、「斑鳩」は大空へと射出された……。

“嗚呼、斑鳩が行く・・・・・・ 望まれることなく、浮き世から 捨てられし彼等を動かすもの。 それは、生きる意志を持つ者の意地に他ならない。”

風守老人「点滴が石をうがつその日まで……我々の道は険しい……」


Boss:01「仏鉄塊」(Butsutekkai)

包囲していた敵を倒しつつ進む森羅達そこに警告音が聞こえてくる。

斑鳩「 Warning! The big enemy is approaching at full throttle. According to the data, it is identified as "Butsutekkai" 
    There is no refuge. Unable to avoide firing 」
(警告、大型の敵が高速で接近中。データとの照合から「仏鉄塊」と判明、逃げ場はなく、交戦は避けられない状況です)

再び、浅見の仏鉄塊「烏帽子鳥」が森羅達の行く手を阻む。

森羅「無駄な殺し合いをして何になる。あんたにも分かっているはずだ」
浅見「曲がりなりにも、私は鳳来の人間でな。貴様等の立場は解しても、見逃す訳にはいかぬのだ……」

149 :斑鳩:2006/08/08(火) 21:03:14 ID:Q9FNEMAb ID:
Chapter:02「試練」(Trial)

国長「見てみろ、この有り様を。その誇りが生んだのは、死人の山だけではないか。私には民の命を守る義務がある。
    これ以上余計なことをしないでくれ……ここから出て行ってくれ……」

「阿魏ノ国」そこは忘れもしない屈辱の場所だった。かつて、鳳来と敵対していたこの国を守るべく森羅と篝は力の限り戦ったが、
仏鉄塊「仏法僧」を操る法角の非情な民間人への攻撃によって国長が降伏。撤退を余儀なくされ、涙に暮れた場所である。
今や鳳来の支配下に置かれたこの国の奪還、そして地下に建造中の軍事拠点を叩く為、森羅達は試練の奇襲を決行する。

“自らの意志が、強固であるほど様々な試練に苛まれるものだ。
 無論、試練を目前に避ける事も出来れば、逃げる事も出来る。
 だが、試練の真意は、そんな己の心を克服することにある。“

Boss:02「奪還」(Recapture)

法角「何を騒いでいるかと来てみれば、性懲りも無くまたおまえらか。今更廃墟と化した阿魏を取り戻してどうするつもりなのやら……」

森羅「貴様には、何を言っても分かるまい……分からんだろうさ」

森羅の頭の中では、様々な思いが駆け巡っていた。炎の中で逃げ惑う人々。死体の山。
炎上する家屋の上で涙を流し白旗を振る国長の顔……

そして、森羅達は再び法角に挑む。


Chapter:03「信念」(Faith)

戦闘は膠着状態になりつつあり、消耗戦の様相を呈していた。
消耗による自滅を避けなければならない森羅達は「鳳来ノ国」への潜入を計画する。
難攻不落と言われる要塞渓谷。そして、敵に対する情報の少なさから、自信の持てない作戦に渋る天内だったが、
森羅の信念に迷いが無いとみると、黙したまま整備室へと向かう。

翌日の朝、斑鳩の操縦席へ向かう森羅は、何気ないところでつまづき、そして転ぶ。
「あわてるでない」と笑う老人達とは対照的に、篝は険しい表情で森羅を見つめていた。

“浮き世に絶対などというものは無く、理不尽な思いを胸にして途方にくれる時もある。
 それを乗り越える為には、確固たる信念と洞察、そして幾分かの行動力を持つ必要がある。“

150 :斑鳩:2006/08/08(火) 21:07:04 ID:Q9FNEMAb ID:
Chapter:04「現実」(Reality)

渓谷を突破し、鳳来ノ国へ入った森羅達を待ち受けていたのは、「鬼羅」の率いる大部隊であった。
圧倒的な力と巨大さを誇る仏鉄塊「鶚」に対し、天内の導き出した戦略は、接近戦による弱点部の破壊だった。

“そして、現実はその姿を現す。
 何を求め・・・・・何を見て・・・・・
 何を聞き・・・・・何を思い・・・・・何をしたのか・・“

やがて、森羅達は仏鉄塊「鶚」の撃破に成功するが、これまでの激しい連戦は、森羅の身体機能を着実に蝕み、
飛鉄塊乗りとしての宿命(体に埋め込まれた箍と機体との神経接続により、神経細胞の破壊が徐々に進み、死に至る)を早めてしまっていた。
篝には、分かっていた。このまま戦いを続ければ、どういう現実が待っているか……だが、森羅は無言のまま鳳来の待つ地下空間へと突入して行った。


Final chapter「輪廻」(Metempsychosis)

(まだだ……このまま……終われない……あと少しの……間だけでいい……持ち堪えてくれ……)

朦朧とする意識の中で、精神力だけが今の森羅を支えていた。
地下中枢へ突入した森羅達は「鳳来天楼」と対峙する。虚しくも繰り返される起源の言葉。その最中、森羅は夢の中で出会った精神存在の声を聞く。

“やがて一つの因果は、その意志元の場所へと回帰させ、
 記憶の深淵に刻まれた起源の意識を思い起こさせるだろう。
 故に、斑鳩は行く・・・・・・“

鳳来「おまえ達を生かしているのは、この私。正しき道を歩めるようにと・・・だが、おまえ達はそれを理解できぬというのか?
    やり直さなければならぬ。なぜそれを理解できぬのか・・・・・・目に見えるものを感じずに・・・目に見えぬものを感じられるとでも言うのか?
    おまえ達にも解っているのだろう? 未来永劫、この輪廻を断ち切ることなど出来ないことを。」

やがて、身体の限界を迎えながらも鳳来を倒した森羅の目前に「産土神黄輝ノ塊」(ウブスナガミ オウキノカイ)が姿を現す。

森羅「技師……長……制御装置……外してくれるか?」

151 :斑鳩:2006/08/08(火) 21:10:57 ID:Q9FNEMAb ID:
Final chapter「産土神」(The Stone-Like)

森羅は「石のような物体」にたどり着くまでの戦闘で、その身体機能に極度のダメージを負っていた。
「石のような物体」と対峙しながら、森羅と老人達の間で話し合いが持たれる……。
体内に鋼のタガを埋め込まれた鉄塊乗りの寿命は短い。
敵機の攻撃を受けること無く戦い抜いた森羅だったが、過酷な戦闘は確実に彼の余命を縮めるものだった……。

「石のような物体」の巨大なエネルギー反応を検知した天内はダメージを負った森羅の戦闘能力では勝ち目が無いと判断し、
森羅に対し、篝を連れて逃げるように説得する。しかし、森羅は自分の余命が残り少ないことを悟っており、最後まで戦う意志を変えようとしない。
その状態を飛鉄塊乗りの宿命として理解できる篝は、老人達の反対をよそに呟く……。

篝「それ故に・・・悔いの残らぬよう、やり遂げなさい。 我、生きずして死すこと無し。
  理想の器、満つらざるとも屈せず。これ、後悔とともに死すこと無し・・・
  わかっていたはずだった・・・私達は、自由を見られるかしら?」
森羅「もうすぐ……な」

長い沈黙の後、風守老人は静かに言った「……そうか……そうじゃったな……」と、
リミッター解除を了承するよう、天内を見てうなずく。
斑鳩の「力の解放」は、天内が機体の安全を保障するリミッター機能が付けられているのだ
「一度……一度しか撃てんのだぞ!この意味がわかっとるのかッ!」
と食い下がる天内だったが、森羅の次の一言になす術も無く泣き崩れ、已む無くリミッター機能を解除する。

森羅「……技師長……あんたを信じるよ……」


Epilogue「精神存在」(Spirit being)

斑鳩「Release the restrain device. Using the released power may result the possibility of destruction the ship.」
(リミッターを解除します。しかし、「力の解放」の使用と同時に機体が崩壊する可能性があります)

斑鳩「You did your best. Was I helpful for you?」
(あなたは、最善を尽くしました。私は、あなたのお役にたてましたか?)

森羅はその答えを行動で現す。

斑鳩「I am deeply grateful to you.」
(ありがとう…)


制御装置を解除した斑鳩は、蓄えた全ての力を一気に解放し、この世から消え去った……

やがて、森羅と篝は精神存在へと変化を遂げる。
浮遊する二人の前に、かつて森羅が夢の中で出会った精神体が現れる。

森羅「これで……良かったのか?」
精神体 男「大丈夫……何時か、きっとわかり合える日が来る」
精神体 女「そして、遠い未来へ……命は受け継がれるから」

152 :斑鳩:2006/08/08(火) 21:16:33 ID:Q9FNEMAb ID:
一応本編はこれで終了。
2面以降のストーリーが少ないのは正直参考資料がゲーム雑誌の解説とゲームのサウンドテストにしかストーリー書かれてないからです。
以下はキャラ紹介など


◆森羅(シンラ)
鳳来との戦いで斑鳩の里へ墜落したところを、村の老人たちに救われる。
その後、老人達の作った「斑鳩」に乗り込み、鳳来へ挑む。鳳来の支配から自由を取り戻す事を道とするが、
同時に生涯の中で、たった一つだけでも後悔の無いことをやり遂げたい、という一心ゆえに、事の本質を見失う無鉄砲さを持っていたりもする。
また、気性の激しそうな外見とは裏腹に、感情を内に秘める性格である。
……人によっては、まるで死に急いでいるように見えるほど、たびたび無茶な行動に出てしまう。
だがそれは彼に死が訪れた時、後悔の念を残したくないがゆえである。
……最後には斑鳩の抑制装置を解除して全エネルギーを解放し、「産土神黄輝ノ塊」に篝と共に特攻をしかけ、「輪廻」を断ち切った。
同時に死が現実となって訪れたが、森羅は精神体へと変化を遂げたため、彼の存在は死後も続いていくこととなる。


◆篝(カガリ)
元々は、鳳来の人間であり、仏鉄塊(ブツテッカイ)を操り森羅に挑んできた刺客である。
戦いに敗れ、墜落したところを森羅に助けられる。本人は、その気高い性格から自害することを望んだが、
時とともに落ちつきを取り戻し、森羅や老人達の言う「自由」という物が本当ならば、それを見てみたいという理由で、現在は斑鳩の里に居着いている。
「鉄塊乗り」は過度な加速や衝撃に耐えうるため、その体にはいたるところにグロテスクな鋼の箍(タガ)が埋め込まれている
(しかし、この鋼の箍そのものが人体に与える負担も大きいため、一般に鉄塊乗りの寿命は短い)。
だが、篝の体に埋め込まれている箍はごく少ない。これは、彼女が第二世代飛鉄塊乗りとして遺伝子的な身体強化を因られているからであり、
通常の飛鉄塊乗りに比べ、身体の耐久力等で優れている。
……鳳来に反旗を翻し、森羅と共に天内によって「斑鳩」と同じ改装を施された自身の個人所有飛鉄塊「銀鶏」で鳳来に挑んだ。
森羅が斑鳩の全てをかけて「力の解放」を行ったときに、自らも同様に銀鶏の全てのエネルギーを解放し、森羅と共に「産土神黄輝ノ塊」を破壊した。
同時に篝は森羅と共に絶命したが、彼女も森羅と同じく、精神体として変化し、その存在は続いていく……。

◆風守(カザモリ) 老人
「斑鳩の里」の長老役を担う老人。「斑鳩の里」に「白鷺」ごと墜落した森羅を自宅でかくまい、静養させていた。
聡明かつ大局的に世の中を見通す眼力と判断力は、森羅にとって心的な支えとなった。
天内技師長を助け、新海里長らと共に飛鉄塊「斑鳩」を作り上げた一人で、自由が人を活かす日が来ることを信じて、鳳来との戦いに身を投じる。

◆天内(アマナイ) 技師長
「斑鳩の里」に住む、元凄腕の飛鉄塊設計技術者であった老人。
里へ来た当初は生きる支えを失い、生きる屍状態であったが、風守老人の説得により飛鉄塊「斑鳩」の制作を始めた。
設計から組み立ての大部分をこなしている。技術屋特有の少々ひねくれた部分があり、
人に対してなかなか素直な態度を取れないが、心根は優しい人物である。

◆新海(シンカイ) 里長
豪快でがさつな気質の持ち主だが人の面倒見の良い彼は、「斑鳩の里」で里役を務めている。
見た目通りのまっすぐな性格であるが、人情に対して脆いことが仇となることもある。
森羅にとっては良き兄貴分となっており、天内と森羅の橋渡し役にもなっている。ある程度の機械知識を持っており、
風守老人と共に天内技師長を助け、飛鉄塊「斑鳩」を作り上げた一人だが、がさつな作業を嫌う天内からは力仕事しか頼まれないようである。

153 :斑鳩:2006/08/08(火) 21:20:03 ID:Q9FNEMAb ID:
◆浅見 影比佐(アサミ カゲヒサ)
「鳳来ノ国」の武将。仏鉄塊「烏帽子鳥」を操る。かつて、飛鉄塊「白鷺」で挑んできた森羅を難なく倒した過去がある。
しかし、飛鉄塊「斑鳩」で再戦を仕掛けてきた森羅と「斑鳩」の機体性能の前に敗れた。
当初の設定では、「変わり身の術」で逃げ去った後に4面で再び登場して森羅達を引きつけ、
その間に「斑鳩の里」を「鶚(ミサゴ)」が強襲するも、浅見を破った森羅達がそこへ駆けつけるというストーリー展開だった。
しかし製品版では、1面で森羅達に遭えなく倒されるというストーリーとなった。
ちなみにロケテ版では1面で撃墜時に確かに変わり身して逃げてたりする。

◆法角(ホウカク)
「鳳来ノ国」の武将。鳳来ノ国と敵対していた「阿魏ノ国」において民間人にまで非情な攻撃を加えて阿魏を制圧した冷酷な人物。
森羅と篝は一度はやむなく撤退したものの、鳳来の支配下に置かれた阿魏へと再び向かい、法角の駆る「仏法僧」を破り、かつての雪辱を晴らした。

◆鬼羅(キラ)
「鳳来ノ国」の武将。自国の国境付近にて、仏鉄塊「鶚(ミサゴ)」を操ると同時に、大部隊を率いて森羅達を待ちうけていた。
「鶚」の圧倒的な力と大きさに森羅達は圧倒されるが、天内の助言などを得て、最終的には「鶚」と鬼羅を倒すことに成功した。

◆鳳来 天楼(ホウライ テンロウ)

「鳳来ノ国」の支配者。白髪と真っ白な肌を持ち、少女のような顔つきをしているが、顔には老婆の如く皺が刻まれており、
いったいどれくらいの年齢なのかは誰も知らない。
元々、超能力者だった彼女は、自国の地下空洞において「石のような物体(=産土神黄輝ノ塊)」と遭遇し、強烈な残留思念を知覚した。
その思念を「神の啓示」として受け取った鳳来だったが、その思念の根本的な部分を理解できないまま「石のような物体」と同調した結果、暴走を始める。
やがて、表層的な使命感を持ち、狂気に取り付かれた彼女は、石の力までも自分に取り込もうと、「石のような物体」に制御装置を取り付けた。
数々の猛攻をくぐり抜け「鳳来ノ国」の地下中枢に辿りついた森羅達の前に、自ら仏鉄塊「田鳧(タゲリ)」を操って立ちはだかる。
だが最後には、「石のような物体」と同調して狂気と共に得た力も虚しく、森羅と篝の前に敗れ去った。

◆精神存在
森羅が夢の中で聞いた声。
男性と女性の声を聞くが…?
実はレイディアントシルバーガンの主人公二人と言われている。

154 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/08(火) 21:27:11 ID:2hAvH+b7 ID:
>>138
dクス。

>>139
>無実の証明に、力が抜けて震えがとまらないパートナー。深呼吸の後、ただ主人公に飛びつき、全身全霊で
>無実を喜び合った。
カワエエ・・・(*´д`)ハァハァ

155 :斑鳩:2006/08/08(火) 21:29:35 ID:Q9FNEMAb ID:
◇飛鉄塊「斑鳩」
元凄腕の技術屋であった天内技師長が、風守老人、新海里長とともに作り上げた飛鉄塊。
現在は、斑鳩の里地下に隠され、出撃時には転送機「不動明王の剣」を使用して外へ転送する。
陽と陰、2つのエネルギー属性をコンパクトに一体化し、1機体でありながら属性変更することに成功した初の機体である。
特殊コーティングされた主装甲フレームは、電圧をかけることにより属性を変化させる事が可能。
メインエンジン及びノズルは左右バインダー内に格納されている。
武器はメインの60mmバルカン×4、サブウエポンにE・カノン×2、左右リングユニット内にE・カノン×12である。

◇飛鉄塊「銀鶏」
元は鳳来の一世代前の機体だった。
その機体性能は高かったが非常にコストパフォーマンスが悪かったため、製造されたのは実験機数機のみである。
その機体設計に惚れ込んでいた篝が整備部を脅迫し、個人所有となったといういわくつきの機体。
天内により、装甲や武装は「斑鳩」をベースに改装されている。

◇飛鉄塊「白鷺」
天角壊滅後、朽ち果てた組織の跡地で、残骸や残された部品を森羅がかき集めて造り上げた飛鉄塊。
軽武装機ながら、独立稼動する8枚の翼によって高い空制能力を有していた。
しかし、その機体性能は決して高いとはいえず、森羅がたぐいまれな腕前でカバーしていた。
だが、鳳来の武将「浅見 影比佐」の操る仏鉄塊「烏帽子鳥」との戦いに敗れ、
「白鷺」はそのまま「斑鳩の里」へと墜落・大破し、墜落の瞬間に機外へと放り出された森羅は一命を取り止めた。

◇不動明王の剣
斑鳩の里地下に隠された飛鉄塊「斑鳩」を転送・射出するための転送装置。
Chapter:01で「斑鳩」の存在を危惧した鳳来の部隊に包囲される。

◇仏鉄塊(ブツテッカイ)
「仏鉄塊」とは個々の機体の名称を示すのではなく、鳳来の繰り出す様々な異形の中型クラスの機体の総称である
(「飛鉄塊」は小型クラスの機体の総称。また、仏鉄塊以上の大型クラスの機体は「神鉄塊(シンテッカイ)」と呼ばれる)
篝も鳳来から刺客として送り込まれてきたときはこの仏鉄塊クラスの機体を駆って来たが、森羅との戦いに敗れ、撃墜されたが、篝は森羅に助けられた。
……ボスクラスの強力な仏鉄塊が接近した場合には、画面上にその接近を告げるアラームが表示される。
そのアラームは>>148で斑鳩が言っている「 Warning! The big enemy is approaching at full throttle. According to the data, it is identified as "Butsutekkai" 
 There is no refuge. Unable to avoide firing 」である。(実際は梵字でオンマリシエイソワカとゲーム内で書かれてるのも入る)

156 :斑鳩:2006/08/08(火) 21:36:14 ID:Q9FNEMAb ID:
◇仏鉄塊「烏帽子鳥」
斑鳩の存在に危惧した鳳来は、斑鳩の転送装置である「不動明王の剣」を包囲した。
反撃する斑鳩に対して送りこまれた仏鉄塊の名称、それが「烏帽子鳥(エボシドリ)」である。
鳳来の武将「浅見 影比佐」が操る機体。森羅の駆る「白鷺」を倒すも、再び「斑鳩」で反撃を加えてきた森羅の前に敗れた。

◇仏鉄塊「仏法僧」
かつて鳳来と敵対していたものの、戦いに敗れ現在は支配下に置かれている「阿魏ノ国」。
森羅と篝は、国の奪還と、地下に建造中の軍事拠点を叩くため、奇襲を決行する。
その彼らの前に立ちはだかるのが、まるで陰陽道のマークを模したような姿をした仏鉄塊「仏法僧(ブッポウソウ)」である。

◇仏鉄塊「鶉」
戦況は膠着状態になりつつあったため、消耗戦による自滅を避けなければいけない森羅と篝は、「鳳来ノ国」への潜入を試みる。
国境へ辿り着いた森羅達を待ちうけていたもの、それは要塞化した人工の峡谷であった。ここで森羅達を待ちうける仏鉄塊が「鶉(ウズラ)」である。

◇仏鉄塊「鶚」
渓谷を越えた森羅達が目にしたのは、鳳来の武将「鬼羅」の率いる大部隊であった。
圧倒的な力と巨大さを誇る仏鉄塊「鶚(ミサゴ)」に対し、天内の導き出した戦略は、接近戦により数箇所の弱点部を破壊することだった。

◇仏鉄塊「田鳧」
「鳳来ノ国」の支配者である「鳳来 天楼」自らが操る仏鉄塊。操縦者の鳳来の持つ「神通力」に加えて、
その機体性能自体も今までに登場した仏鉄塊を上回る機体である。
産土神黄輝ノ塊(ウブスナガミ オウキノカイ)がエネルギー元だと思われる。

◇産土神黄輝ノ塊
「鳳来ノ国」の地下空洞から掘り出された謎の物体。強烈な残留思念を帯びており、この物体に遭遇してその残留思念を知覚した「鳳来 天楼」は、
奇跡的な力を発揮し始めると同時に、表層的な使命感と狂気に取り付かれた。
その暴走の結果、鳳来はこの物体が持つ力をも自身のものにしようと企んだため、鳳来によって、物体には制御装置が取りつけられた。
そのため、鳳来を倒した森羅達の前にも、制御装置を取り付けられた姿のまま現れるが、それでもなお、巨大なエネルギーを内部に秘めている。
また、この物体は、その別名を「石のような物体」と称せられている……。


とりあえず以上です。
レイディアントシルバーガンのストーリーを見てもらうとわかりますが一応直接的続編になります。
多分何回も輪廻繰り返している内に歯車が狂い、天楼が普段より早く石のような物体を見つけたものと思われます。
そしてついに今回で石のような物体は破壊されたので人々は輪廻から解放されたそうですが
このシルバーガン・斑鳩の後になんでももう1作続く予定らしくそこで全てが終わるそうです。
出る予定はまったくないみたいですが。

157 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/09(水) 01:57:36 ID:bHMq7O8u ID:
133 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2006/08/08(火) 03:16:22 ID:2hAvH+b7
リンク乙。
ガノンの部下たちはゲーム中ではどういう扱いなの?戦うのかな?
あと、初代じゃなくて現代のゼルダ姫は出てこないの?

154 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2006/08/08(火) 21:27:11 ID:2hAvH+b7
>>138
dクス。

>>139
>無実の証明に、力が抜けて震えがとまらないパートナー。深呼吸の後、ただ主人公に飛びつき、全身全霊で
>無実を喜び合った。
カワエエ・・・(*´д`)ハァハァ

お前の感想や質問スレじゃねーんだよボケ

158 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/09(水) 02:51:25 ID:NmeYHuMe ID:
デジタルデビルサーガ アバタールチューナー2、ドラッグ・オン・ドラグーン2、
ファイアーエムブレム烈火の剣のページを復旧させました。

たぶんこれで、破損したページの復旧作業は完了したと思います。

159 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/09(水) 03:52:58 ID:cXsoi9D+ ID:
主人公の境遇や行く末をまとめてみた、やっぱり5の主人公は不遇だな…
1→フレッシュゴーレムな救世主、女にはモテモテ、みんなが祈ってくれて延命。
2→頑張ればインペリアルナイトな騎士、割と好き勝手に行く末を決めれる。
3→一回死んでるダークロード、ホムンクルスに体移してロリハァハァできたりもするが成仏する事も。
4→黒唇の人間兵器、存在消えてみんなに忘れられたりしたけど黒歴史を経て帰還。
5→対化け物用の改造人間、仲間の人望やおいしい所はみんなボンボンが持って行く。

シリーズ振り返るとまともな人間はキャラ立ちまくって声まであるウエインだけなんだな…


160 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/09(水) 03:53:57 ID:cXsoi9D+ ID:
スマン誤爆した…orz

161 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/09(水) 04:11:26 ID:OyazwHrP ID:
かまいたちの夜3をお願いできないでしょうか。

完結編といわれているし内容を知りたいのですが事情によりゲーム類が一切できない状態です。
誰かお願いします。

162 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/09(水) 04:17:21 ID:zpYvXa9N ID:
犯人はヤス

163 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/09(水) 17:41:42 ID:kLVP21NF ID:
斑鳩の人乙です

164 :幕末降望伝ONI 1/20:2006/08/10(木) 07:09:47 ID:r7gt35Yx ID:
幕末降臨伝ONI


――メインキャラ

大和丸(やまとまる):
主人公。16歳。
明るく正義感と気の強い熱血少年。言葉使いは荒いが情にもろい。
自らの力を磨くためにと影の新撰組に入る。
父は亡くなり母と爺やの三人暮し。
覇光童子(はこうどうじ)へと転身する。

壬生十郎太(みぶじゅうろうた):
22歳。
本来は道場の跡取りだったが妖怪退治の才能があるために影の新撰組に入った。
剣の腕や美貌、明晰さと数物を与えられている。
竜の化身、蒼牙天子(そうがてんし)へと転身する。
美青年だが秘密が…。

才神夏芽(さいがみなつめ):
15歳。
法術使いの一族に生まれた少女。無邪気で気が強い。
実は才能があるのだが訓練を受けていないために序盤は法術を使えない。
鳳凰の化身である緋空翼姫(ひくうよくき)へと転身する。

才神冬夜(さいがみとうや):
30歳。
才神家の長男で夏芽の兄。
勇ましい巨漢だが夏芽に対しては馬鹿兄でかなりの過保護。
虎の化身である顕祀烈士(けんこれっし)へと転身する。

スクワント:
25歳。
生真面目なネイティブアメリカンの青年。
古代から続いた王国の守護者だったがとある事件から長い眠りについていた。
狼の化身の漆威武漢(しついぶかん)へと転身する。

165 :幕末降望伝ONI 2/20:2006/08/10(木) 07:10:48 ID:r7gt35Yx ID:
――サブキャラ

タミアラ:
古代から続いた王国の女王でスクワントの恋人だった。
今は故人として幽霊となって現れる。

シャリタ・リッシュ:
三博士の手先で感情が希薄な危険な男。
ガラガラヘビの化身に転身する。

三博士:
美しい外見と歪んだ性根を持った子供、ライヒ。
因業の老人テスラ。
冷血なリーダーのアルヴァ。
霊穴のエネルギーを研究に利用して破滅を目論むマッドサイエンティスト達。
霊魔獣やリッシュを部下として操る。

真雪:
大和丸の母。

イヒカ:
人類より前に地上を支配していた一族。
黄金色の二束歩行トカゲが歳をとったような風貌。

過去の英霊:
北斗丸、源頼遠、火鷹、阿古耶、法輪
(ほくとまる、みなもとのよりとう、ひだか、あこや、ほうりん)
前作メインキャラ。

みなみ:
北斗丸達が知り合った謎の少女。記憶喪失だったようだが…。

天下五剣(てんかごけん):
鬼丸、童子切り、大典太、三日月、数珠丸
(おにまる、どうじぎり、だいてんた、みかづき、じゅずまる)
意思をもって話す刀。

他に坂本竜馬とか新撰組とか幕末人が以下略

166 :幕末降望伝ONI 3/20:2006/08/10(木) 07:11:30 ID:r7gt35Yx ID:
 池田屋に押し入った十郎太を含む新撰組。彼らは屋敷の中の人間を全員縛り上げる。
十郎太がその中に化けて潜んでいた妖怪達の正体を暴くと彼らと討ち合いになり、
その際二体を捕り逃がしてしまう。後を追う十郎太。
――新たな時代の到来を感じさせるこの時代、妖怪達が各地で暗躍するようになった。
それに対抗するために影の新撰組が作られる。
妖怪に対抗できる特殊な力をもった専門家達だが
そんな彼らでさえ海を渡ってきた恐ろしいものの存在に気付いていなかった――
 妖怪達を追って飯田町まで来た十郎太。十郎太はそこで今までに感じたことのない気を感じる。
そこに大和丸と喜助という子供が狩を終えて帰ってきた。
大和丸が子供と別れ家に戻ると母から蔵にある文箱を探してきてほしいと言われる。
彼はそこで文箱の他に不思議な包みを発見した。それを母に見せるとそれは父の刀だと教えられる。
父は彼が幼い頃に妖怪退治の途中、恐ろしい妖怪に殺されてしまったのだそうだ。
そこに太助という子供が大和丸に助けを求めに来た。
子供達が北西の山にてオバケに捕まってしまったのだという。
大和丸は父の形見を身につけ助けに向かう。
 丸山で妖怪を倒すと妖怪は倒れ際に「まさか"影"…」と言い残した。
「かげ?」。疑問には思うがよくわからなかった。
 子供達を連れて町に帰ると妖怪が仲間の敵討ちにきた。大和丸は迎え撃つが妖怪にはかなわない。
止めを刺されそうになったときに十郎太が助けに来た。
退治された妖怪は「おのれ"影"…」と言って消えていく。
十郎太は倒れた大和丸に実力もないのに無理をするなと忠告をする。
大和丸が素性を尋ねると十郎太と名乗り妖怪を退治してまわっているのだと言い、
大和丸に素質はあるので一緒に来ないかと持ちかける。大和丸は自分には関係ないとはねつけた。
しかし家に帰った大和丸はその夜母に強くなりたいという想いを打ち明ける。
夫と同じなのだと思った母は大和丸の好きにさせようと決めた。
翌朝旅立った彼を見て爺やはいつか彼にも父と同じ力が目覚めることを心配するが、
真雪はその力をどうするかは彼が決めることなのだと言う。
 北の富山村。
十郎太と合流した大和丸は東の皆神山に妖怪が集まっているので一緒に調査・討伐に行くことに。
 皆神山に行くと隠し扉に入っていく妖怪を発見する。
後をつけて洞窟を進むと巨大な穴を掘っている妖怪達がいた。
隠れて様子を窺っていたのだが見つかってしまう。
襲い掛かってきた妖怪連中を倒すとそのうちの一体が穴に身を投げた。
すると大きな揺れが起きる。危険を感じた二人は逃げ出し外に飛び出した。
爆発が落盤を誘発して洞窟はふさがってしまう。
結局妖怪が集まっていた原因はわからなかったが
十郎太は大和丸の実力を認め京に彼を連れて行くことを決めた。
 京に行くと居丈高な連中と面通しをされた大和丸は影の新撰組の隊士として認められる。
その後二人は隊士が妖怪のことを耳に挟んだりどうにかしてほしいと人に頼まれていたり
二人に内緒で報酬を取り付けていた妖怪退治の仕事をやれと各隊士に命じられる。
一部には復活の足がけとして二人の霊力を取り込もうとする妖怪達がいた。
妖怪の力が強まっていることを感じ取る十郎太。


167 :幕末降望伝ONI 4/20:2006/08/10(木) 07:12:57 ID:r7gt35Yx ID:
 その頃とある洞窟では、何らかの力が吹き出る大穴の上で燃えている火が小さくなっていた。
それにあわてている慶喜という幕府の重鎮や侍達。
火が消えては困るらしく出力を最大にしろと命じるもこれが限界だった。
終に火は消えてしまう。それに驚愕する将軍。
慶喜が言うにはこの"霊穴(れいけつ)"は霊力を使い果たしてしまったのだという。
将軍は慌てた。
この国は霊穴の力によって守られてきたのであり、このままでは自分の天下が終わってしまうと。
慶喜は他の霊穴を使えばいいと宥める。
将軍がその穴がどこにあるか訊ねたその時、大きな揺れがおきた。
将軍は悲鳴を上げるばかりだが慶喜は予見するところがあった。
江戸の霊穴が枯れたのでれいみゃくが乱れ各地の霊穴が暴走し始めたのだろうと。
それを聞いた将軍は己の力のことを心配するが慶喜はそれどころではないと続ける。
れいみゃくが乱れ霊気が吹き出れば妖怪が集まってくるという大事変になるのだ。
それを聞いてもなお将軍は己の力のことだけを心配する。
そこへ異国の男が現れた。「その力……我々が差し上げましょうか?」。
海の向こうからやってきたという彼は望むのなら霊穴の力を吸い上げてやろうという。
ありがたがる将軍だが、その代わりに男達にも霊穴の神秘の力を利用させてほしいと言われると
「霊穴の力はこの国のもの。この国のものは、わしのもの。分けてやるなんて、断じていやじゃ!!」
と拒否する。
それを聞いた男は、穏やかに話を進めてやろうとしたのだが、それなら勝手にやらせてもらう、
こんな小さな国など自分達にはひとたまりもない、その時になって後悔するなと言い残して消えた。
将軍は彼らに霊穴をとられるのを恐れ慶喜に詰め寄る。
慶喜はとにかく霊穴の暴走を止めるのを先とし、それを影の新撰組にでもやらせればよいと言った。
 京に将軍の遣いが現れ"影"に終結した妖怪を倒せという命が下る。
場所がわからないので出雲にいる才神という一族の力を借りろという奇妙な言い渡しだった。
 西の出雲に行くと才神の家は討ち果てていた。町人によると先日妖怪に襲われたのだという。
その家を調べていると隠し扉を発見、地下に倒れた女の子を発見する。
彼女は二人を見て取り乱し壁にすがりつく。
――火がまわり父は覚悟した。暴走した霊穴の場所やその封印方法を知る彼らは妖怪の敵なのだ。
皆を地下道に逃がし妖怪を食い止めようと決意する父。それに母や兄達も加わった。
少女"夏芽"も加わろうとするが生きて長兄の"冬夜"を探せと止められる。
才神一族一番の力の持ち主なら妖怪を倒せるだろうと。
「何か恐ろしいことがおきようとしている。それを防ぐために、頼んだぞ!」。
そして夏芽は穴に押し込められた。
別れの言葉を告げた両親と兄達は妖怪達と戦うために飛び出していき夏芽は絶叫する――
屋敷が襲われた時の夏芽の記憶が二人に流れていた。
才神の生き残りだと知った十郎太は夏芽にやさしく語りかける。
十郎太を見た夏芽はその容姿に心奪われあっさりと十郎太に懐いた。
夏芽は冷静になったのだが、妖怪が終結する場所はわからない。
そこで彼女の提案で八束山に行くことに。才神の一族の聖地なら何か手がかりがあるかもしれない。
 八束山に行くと麓で追いついてきた夏芽が仲間になった。
登っていくと封印された洞窟がある。
夏芽の力ではどうにもできないのでひとまず山を下ることに。
そこで伝令が現れた。富山村の近くに妖怪が集結しているらしい。

168 :幕末降臨伝ONI 5/20:2006/08/10(木) 07:14:13 ID:r7gt35Yx ID:
 富山村に行くと神社を妖怪に奪われたという神主がいた。
その大石神社に行くと不思議な声が聞こえてくる。
一行を導く者だと言うその声によると妖怪は神体の大岩に集まっているという。
そこに霊穴があるからだと。
霊穴とは何なのか、問う十郎太に声は神社の後ろの木に行けと言った。
言われたとおりにしてみると洞窟が隠されていた。
下っていくとすさまじいまでの霊力を溢れ出させた大穴を発見する。
妖怪はこれに集まってきたのか。
先程の声が聞こえた。
「霊穴の暴走だ。霊気を発し、物事すべての繁栄を司る"霊穴"がな……」。
姿を現せと怒鳴る大和丸に声の主は、まだその時ではない、
それよりもこの霊穴の暴走こそが妖怪が暴れる原因なのだと言う。
この穴こそがこの国に古くから伝わるこの国の繁栄の源だった。
しかし全国の霊穴が突然暴走し始めてしまい、このままでは霊気は枯れてしまう。
そうなれば木は枯れ動物・人間も弱り始め次第にこの国はゆっくりと死んでいってしまうだろう。
そうならないためにも霊穴を封印しろと言われた。
その時大揺れが起きる。地上では妖怪が神体の石に何かしていたようだ。
そして霊穴の上に"石の神"が現れた。
強い霊力を浴びて目覚めた石の神は更なる力を手に入れ人類を信者としようという野望に目覚めていた。
しかしその強大な力を得た神も一行に敗れる。
十郎太「欲に走ったために力を失ったのだ」
大和丸「お前なんか神じゃないぜ!」
石の神は力を失い後には小さな石が残った。
また不思議な声が聞こえた。
神をも惑わす霊穴の力、この力を制すれば国を制することも可能だろうと。
霊穴を封印する方法を請うと目の前の小さな石、石の神の力の結晶である御霊石を使えと言われる。
堕ちたとも元は神、この聖なる力なら封印できるだろうと。
夏芽がさっそくこの石を手にして祈ると霊穴が封じられた。
この国に暴走した霊穴はいくつもある。残りの霊穴もこの調子で封じなければならない。
次は北東の宝珠山だ。
 宝珠山に行くと寺では聖火が消えてしまい困っている僧侶がいた。
その寺の隣には鍵がかかって開かない蔵があり、そこから強大な霊気があふれていた。
寺に鍵を借りにいくと消えてしまった聖火の火を京の比叡にもらいに行けば貸してやると言われる。
東北から京の往復とはものすごい浪費だが僧侶は「嫌なら貸さんぞ」である。
 延々歩いて比叡山に登り火をもらってくる。
蔵に入るとお札で封印された場所がありそこから地下洞窟に入る。
 ――北斗丸は妖怪が出るという洞窟に入ろうとしていた。そこに頼遠が現れる。
邪悪で強大な何かがいる洞窟に弟分を一人で行かせるわけにはいかないと同行を申し出た。
入ろうとすると後ろから阿古耶が突進してくる。法輪と待っていたらしい。
洞窟の入口にいた法輪が姿を見せ歩み寄ってくるが後ろから妖怪が襲ってくる。
それをあわやというところで現れた火鷹が救う。
ここにかつての仲間が久しぶりに集結した。
中にいるのは大物の妖怪だ――
 洞窟の入口で一行は倒れていた。頭の中に何者かが映像を送っていたようだが。
奥で霊穴を発見。封印すると下から刀が上ってきた。
 ――北斗丸達が奥に進むと行き止まりに突き当たった。
しかしその壁はぬりかべという妖怪だった。倒すと道が拓かれる。
やはり奥には一行に来てほしくない何かがいるらしい――
 今の映像はこの刀の記憶だろうか。十郎太の胸に刀の名前が浮かぶ。"大典太"と。
刀は十郎太の手に納まった。十郎太に力を貸してくれるようだ。
洞窟から蔵に戻ると隊士が十郎太を探しにきた。十郎太の故郷の六甲村で妖怪が暴れているらしい。
何故か乗り気でない十郎太だが。

169 :幕末降臨伝ONI 6/20:2006/08/10(木) 07:15:42 ID:r7gt35Yx ID:
 六甲村に行くと十郎太の実家でおときという女性が妖怪に襲われようとしていた。
それを叩きのめす大和丸。
そこに騒ぎをききつけた家の者達がやってくる。そこには十郎太の父の一郎太もいた。
長居できないという十郎太だったが一郎太は一行をひきとめる。
大和丸と夏芽がくつろいでいると一郎太に連れられて十郎太がやってきた。
女性としてめかしこんだ本当の姿で。
てっきり男だと思い込んでいた二人は驚きまわる。
十郎太という男の名前は代々跡継ぎにつけられてきたものだという。
霊気に惹かれて集まってくる妖怪達の行き先に心当たりがないか尋ねると、
考えておくので泊まっていくようにと言われる。
一夜明けると南にケガや病気の治る不思議な場所があったと聞ける。
 南の荒地に行くとまたあの声が聞こえてきた。
封印された模様つきの石が他の地に運んでくれ、その先に霊穴があるという。
ワープを繰り返して進むと岩で塞がれた洞窟があった。
その岩を大典太がどける。この刀が一行を導いてくれるようだ。
中に入ると妖怪が襲ってきた。倒すと妖怪は仲間を呼ぶ。
その仲間が集まる前にと封印をすませてしまうとここにも刀があった。大典太と似ているようだが。
そこに先程の妖怪の仲間が現れる。
襲い掛かってこようとする妖怪達だが謎の力で撃退されてしまう。
 ――北斗丸が奥に進み妖怪を撃破すると少女が倒れていた。
介抱すると少女は名前もここにいた理由もわからないという。記憶を失っているようだ。
外に連れ出すことはできないが自分達といた方がまだ安全だろうと北斗丸は彼女に同行をすすめる。
火鷹はこんな所で出合った怪しい少女を疑っていたが怪我をしている彼女を放っておけないし、
この怪我なら悪さもできないだろうという他の仲間の意見を受け入れた。
北斗丸のあいさつを受けた少女は仮に"みなみ"を名乗ることにした――
 今のも刀の記憶のようだ。妖怪が吹き飛ばされたのも刀の仕業だろうか。
そう疑っていると新しく見つけた刀が肯定した。刀は数珠丸を名乗る。
刀が話すことに一行は驚くいた。何も話していなかったのかと数珠丸は大典太を怒鳴りつける。
大典太も話すことができたようだが面倒だかたらと説明すべき説明もしなかったそうだ。
数珠丸は話す。彼らは目覚めさせてくれる者を待って自らを封じていたという。
霊穴が暴走したときにこの国を守ろうとする者達の力を引き出して助けとなるために。
しかし今の3人の中には数珠丸を使えこなせそうな者はいなかった。
他にも3振りの刀があり5本で力を高めあう天下五剣は各地の霊穴に眠っているのだという。
次は九州の高千穂にある滝だ。
しかしそこへ行くには日光村の青い宝珠と出雲の八束の勾玉が必要だという。
勾玉は封印された才神の家宝である。やはり冬夜の力が必要だ。
とりあえず日光に行ってみることに。
 その頃の将軍達。将軍と慶喜の会話からあの後は影の新撰組のおかげで経過がいいらしい。
そこに島津と毛利が現れる。
霊穴を暴走させたと聞きつけたという二人は
これからは好きにさせてもらうと将軍を見限ったことを宣言し下がっていく。
慶喜は例の異国の男のことを話して協力を仰ぐべきだったのではないかと言うが、
将軍は奴らはそんな殊勝な性格ではないと怒鳴り散らす。

170 :幕末降臨伝ONI 7/20:2006/08/10(木) 07:17:06 ID:r7gt35Yx ID:
 日光に行くと娘が妖怪の生贄に選ばれて嘆いている長老がいた。
娘の佐和を連れて逃げようとする長老を十郎太が止める。
そんな妖怪がいるのなら退治しなくてはならない。
娘に危ない目にはあわせないので生贄のふりをしてほしいと言うと、
この娘もまた十郎太の容姿に心奪われて承諾する。
よそ者など信じられないという長老だが、こんな格好いい人に守ってもらえるなら…、と娘は赤らむ。
それを見た長老はさらに激昂、夏芽を代わりにしろとわがままいっぱい錯乱状態。
皆が長老を止めようとするが夏芽は二人を信じているからと承諾した。
 山の麓まで長老に連れられてきた。
長老は妖怪を倒せたら何でもいうことをきいてやると言い置いて帰っていく。
これなら妖怪を退治する代わりに宝珠を手に入れられそうだ。
現れた猿神を倒し夏芽の縄を解こうとすると猿神の弟が現れ夏芽に襲い掛かる。
そこへ謎の男が現れ法術で救ってくれた。
男はただの通りすがりだといって去ろうとするが夏芽が引き止める。
男の方は夏芽に気付いていなかったようだが、この男こそが冬夜だった。
村が襲われたと聞いて修行の帰り際に通りすがったのだという。
夏芽がいけにえの代わりになったと聞くと冬夜は二人に詰め寄り見かねた夏芽が間に入る。
詳しいことを説明し始めて日光村の長老の名前が出ると冬夜は長老の下へ飛んでいく。
彼は夏芽が可愛くて仕方が無いので過保護なのだ。
 長老の家に乗り込み長老を締め上げている冬夜のところへのうのうと現れた三人。
助けを求める長老に宝珠をくれたらと持ちかける。
迷う長老だが例の口約束のことを出すとようやく条件を呑んだ。
「兄さん、もうやめないと口きいてあげないからっ!!」。
その一言で豹変した冬夜は長老を放し夏芽にすがった。
佐和は長老を介抱もせず宝珠を持ち出して十郎太に渡した。
家宝なのに…と呟く長老だが約束は守らなきゃと佐和。
十郎太に惚れたからなのか長老に呆れているのかその両方なのか。
冬夜が仲間に加わり数珠丸が冬夜を認めた。
 〜〜この頃から出雲村に泊まると才神きょうだいの過去がランダムで夢に見れます〜〜
■過去の夢その1.
 術の特訓をしている兄弟。そこに夏芽がやってくる。
自分も特訓がしたいという彼女だが16才になるまで修行はできない決まりだと断られる。
冬夜は
「夏芽は術なんて覚えなくてもいい。一生、俺が守ってやるからな。嫁になんか絶対にやらん!!」
と馬鹿兄っぷりを発揮する。
「何でそうなるのよっ!」〜〜
■過去の夢その2.
 冬夜の見送りに出たきょうだい達。
寂しがる夏芽はふてくされ意地の悪い事ばかり言って兄達を困らせる。
旅立ち始めた冬夜に夏芽は別れの言葉を送る。
「冬夜兄さん、早く帰ってきてね。早く帰ってこないと、嫌いになっちゃうから」
「夏芽……わかったよ」。
冬夜は旅立ち夏芽は兄達に連れられて家路につく。
するとすぐに冬夜が後を追ってきて「ただいま、夏芽!まだ、嫌いになってないよな!?」〜〜
■過去の夢その3.
 結婚式に出席してきたきょうだいを出迎える夏芽。
自分も早く花嫁衣裳を着たいというが、
冬夜は
「じょ、冗談じゃない!夏芽は嫁にはやらんぞ。どうしてもというなら、この俺を倒してからだ!」、
三男も同意する。そんな兄達にあきれる夏芽。
次男ももしそんな男がいるならやはり自分とも勝負はしてほしいようだった〜〜

171 :幕末降臨伝ONI 8/20:2006/08/10(木) 07:18:34 ID:r7gt35Yx ID:
 出雲の山で封印を解いて奥に進むと糸が張り巡らされた大穴があった。
その糸の上に勾玉が乗っている。
身体の軽い夏芽が一人で取りに行くがそこに大蜘蛛が襲ってくる。
三人が分散して倒すと大揺れがおき夏芽が穴に消えていってしまう。
しかしその後光に包まれた夏芽が上ってくる。才神の一族に伝わる法術"結界"だ。
夏芽が咄嗟に力を使って助かったようだ。宝珠が引き出したのだろうか。
 高千穂近くの滝に行くと水に異変が起こり引き込まれてしまう。
しかし何故か息ができた。ちょうどいいのでこのまま霊穴探しに。
奥に進んで酸素のある地下道に出ると宝珠が崩れてしまった。
息が出来たのも宝珠のおかげで、役目が終わったので崩れたのだろう。
更に進んでいくと途中の鍾乳石に勾玉が反応し刀が現れる。
 ――北斗丸達が進んでいくと後から後から追いついてくる妖怪に襲われ続ける。
後をつけられているようだ。
火鷹はみなみを疑うが北斗丸は証拠がないなら疑うべきではないとかばう。
さらに進むと清姫という妖怪がおそってくる。
「そなたがいながら、なぜ……」。清姫はみなみに襲いかかろうとして北斗丸に止めをさされる。
先の言葉はみなみへの疑いを濃くした――
 刀は霊穴を守ってきた三日月という天下五剣だった。
しかし最近では霊穴の制御がきかなくなっているという。
今度の刀は女同士仲良くと夏芽を選んだ。
奥に進むとまた謎の声が聞こえてきてこの霊穴を封印してはならないと言う。
この霊穴のみを封ずるなというその理由も言わない声に一行は反発。
すると岩陰に身を潜めていた人物が現れる。
フードを被った先の声の主は霊穴の力を借りて異形のものとなると一行に挑んできた。
倒すと力を失ってよろける敵を謎の力が討った。
そしていつもの声が聞こえる。先の声の主は今まで助言してくれた者とは別人だったのだ。
先程襲い掛かってきたのは声の主の昔の仲間で霊穴の力に魅せられて欲に走った裏切り者だという。
では声の主は人間ではないのか?
先の者は霊穴の力で変形はしたが声の主はたしかに人間とは違う種族だという。
そろそろ姿を現すように言う一行。
声の主の迷いが伝わるが、十郎太が将軍の使いだから先程の裏切り者よりは信用できるだろうと言うと、
真実を知るその時までの間会うことは無いだろうと声の主の気配は消えていく。
 滝つぼに戻ると天下五剣が語りだした。声の主のことは自分達にもよくわからない。
そのためにもと声の主に心当たりのあるだろう天下五剣がいる東北の十和利山を示す。
 山は別名をぴらみっどとも呼ばれていて人口であるという噂もあった。
十和利山に行くが何か仕掛けがあるらしく入れない。
戸来村に行くとおばあさんがその仕掛けを動かすための石版を発見したという。
貸してほしいというと森でフワフワ草を集めてこい、そうでなければ石版は貸さんと言われる。
森で集めた草を渡すと草でフワフワ酒を造り出した。
ぴらみっど内には熱い川がありそこを渡るにはこの酒が必要なのだという。
そのために草を集めさせたのだ。
おばあさんも山が人口であると疑っておりその謎を解き明かしてほしいと託される。
 石版をはめてからくりを動かして洞窟に入り、
長い通路を抜けた後にエレベーターを動かして最下層のマグマ近くを通る。
石塔の中で眠っていた天下五剣を今まで入手した三本が呼び覚ました。
 ――みなみは北斗丸達に迷惑をかけているだろうことを気に病んでいた。励ます一行。
奥で妖怪を倒すと霊穴を手に入れようと画策していたというようなことを言い残して消えていく。
みなみは霊穴という言葉に聞き覚えがあるらしいがうまく思い出せないようだ――
 天下五剣の童子切りが大和丸を選ぶ。
地下のマグマは妖怪の進入を防いでいたのだが、霊穴を封印するとマグマも消えてしまう。
溢れ出てきた妖怪を振り切って脱出。
石版を外して追ってくる妖怪を閉じ込めようとするが外れない。
仕方が無いので夏芽と冬夜で封印をするが夏芽は倒れ御霊石は砕けてしまう。
村に戻っておばあさんと夏芽を介抱する。

172 :幕末降臨伝ONI 9/20:2006/08/10(木) 07:19:50 ID:r7gt35Yx ID:
 一方、将軍は慶喜を責め立てていた。
影の新撰組が次々と霊穴を封印しており、このままでは全てが封印されてしまう。
毛利達が好き勝手に動き始めたこともあって苛立ちは最高潮だった。
霊穴を手に入れようと焦る将軍に慶喜は暴走した霊穴は扱えるものではない、
まずは封印すべきだと進言するが将軍は聞く耳持たずと寝所に入る。
その頃島津と毛利は影の新撰組を味方に引き入れればどうかと画策していた。
毛利が下がっていくと島津の前に異国の男が現れ島津を洗脳してしまう。
男は霊穴と天下五剣を手に入れろと命令して消えていく。
島津は竜馬と伊蔵を呼び出し霊穴と天下五剣の入手に全力を注げ、邪魔者は殺せと命令した。
竜馬はいつもの島津らしくないと違和感を覚える。
 大和丸と冬夜は童子切りに謎の声の主について聞く。
はるか昔に地下に住み人間と同等かそれ以上の知能をもちながら滅びてしまった一族がいたという。
その時、四国帰りの男が外で子供に霊穴がどうこうという話を聞いたと教えていた。
詳しいことを聞きに行ってみると四国の剣山に霊穴があるとか。
霊穴の暴走は将軍の失態なのであまり吹聴しないと思われるが。
とりあえず夏芽も復活したので四国に行ってみることに。
 四国への船は船頭がいないために出ていなかった。
近くの岡山村に行くと今は舟を出していないという渡し守がいた。
童子切りがこの男が妖怪であることを見抜くと渡し守は代々渡し守をしてきただけの妖怪だと白状する。
それなら船を出せと怒鳴りつけた。
 〜〜四国の別府村には安心して暮らせる場所を探しているというタヌキがいます。
彼を信じると彼はそんな妖怪のための村を作り始め、
似たような妖怪を紹介していくと村は大きくなっていき、
レアなアイテムがもらえたりレアなアイテムが買えるようになります〜〜
 四国の山城村に行くと侍達にゆうまという人物が連れ去られていったらしい。
なんでも財宝のありかを知っているために狙われたとか。
村の中にゆうまのことを思って泣くひふみという女性がいた。
放っておくわけにもいかないし、もしかしてその財宝というのは霊穴かもしれない。
助けに行くが屋敷の正面からは入れない。裏口を見つけ出してこっそり侵入する。
地下牢では剣山の秘密を教えろとゆうまに暴行する伊蔵がいた。
伊蔵が一休みした隙に見張りの侍を倒してゆうまを助け出す。
ひふみに頼まれたことを告げるが怪訝な顔をされる。
そこに戻ってきた伊蔵とも戦闘になった。
後々厄介なことになりそうなので伊蔵は牢屋に入れて鍵をかける。
 彼の家に帰ると猫のひふみが出迎えた。ひふみとはこの猫だけとのこと。驚く一行。
ゆうまは礼にと剣山の秘密を教えてくれた。
頂の大岩に秘宝をはめ込むと秘密の通路が開くらしい。
その秘宝は四国に5箇所ある塚に奉られていた。
 秘宝を剣山の頂に配置すると霊穴への入口が現れる。そこへ伊蔵が来た。
霊穴を手に入れてどうするのかという問いに力を手に入れて無能な将軍を倒すと豪語する。
謀反人を討とうという十郎太、将軍の犬めがと牙を剥く伊蔵。
戦闘になるが勝利したのは大和丸達だった。撤退する伊蔵を追わず霊穴の封印を先にする。
奥では他の霊穴が封印されたために膨大な霊気が集中してあふれだした霊穴があった。
それに絶えられず最後の天下五剣の鬼丸は凍りついてしまっていた。
御霊石がないために冬夜が封印を施そうとするが失敗してしまう。
このままでは冬夜も鬼丸と同じように凍り付いてしまうかもしれない。
夏芽が一か八かで封印を成功させる。
最後の天下五剣を取ろうとすると毒霧が蔓延し一行は動けなくなる。現れた伊蔵達。
島津は鬼丸を掲げ、封印されておらず未だ眠っていた残りの霊穴を目覚めさせる。
島津は一行を始末しようとするが
毛利がそこまですることはないと引き止めたために連中は一行をそのままにして帰っていった。
鬼丸は未だ目覚めてはおらずどうにかしないとずっとこのままなのだろう。
身体を引きずっていくと新撰組の人間が一行のところへくる。
将軍が直々に屯所に会いに来たので帰れとのこと。
こちらも急いでいるのだが将軍がわざわざ来たのだから早く行けと命令される。

173 :幕末降臨伝ONI 10/20:2006/08/10(木) 07:22:12 ID:r7gt35Yx ID:
 将軍は妖怪を退治しろとは言ったが霊穴を封印しろとは言っていないと一行を怒鳴りつける。
島津達に先を越されたら…と不穏当な言葉を口にしたところで慶喜が割って入る。
新たに開いた飛鳥の霊穴に自分と将軍を連れて行けと言う。
一行には拒否も反論も許されていないため誰も何も言わずに受け入れるしかなかった。
 飛鳥の霊穴には島津達が先にたどり着いていた。
島津は霊穴を枯らした将軍を非難し、それに反論できない将軍は無礼者を始末しろと一行に命じる。
伊蔵達と戦闘になりそれを倒すと島津達はここをあきらめ蝦夷に先回りしようとこの場から消え去る。
連中は一瞬で城まで戻った。
毛利はそんな力を見せる島津をバケモノよばわりし逃げ出そうとするが島津の妖術が毛利を直撃する。
それを見た竜馬も逃げ出す。島津は術で竜馬も始末しようとするが竜馬はそれをかわして逃げおおせた。
島津達の言ったことが本当なら将軍にも霊穴は渡せない。
立ちはだかる大和丸、それに自らの地位を誇示して怒る将軍、駆け寄る仲間と慶喜。
そこに異変が起こり皆が霊穴に吸い込まれてしまう。
 大和丸はどこか暗い底にいた。自分は死んだのだろうか。
そこに光が現れ大和丸を労う。光は大和丸の成長を喜び彼の力を解き放とうと言う。
光の素性とは?力とは?光はそれに答えず霊穴の力を借りて彼の体内に眠る鬼神の力を目覚めさせた。
この国はかつてない危機に見舞われているので将軍も島津も信じず己の目で全てを確かめろという。
光は大きくなっていく―。
 天下五剣は大和丸達が転身したことに驚いていた。
全員倒れたままではあるが大和丸達一行は鬼神の姿に転身しているのだ。
目覚めた大和丸は自らの姿の変貌に気付き、他の仲間も目覚める。
彼らもかつて親しかった者達の声を聞いていたらしい。
夏芽と冬夜は母、十郎太は亡き祖父に語りかけられたのだという。
大和丸に語りかけた声はもしや父だったのだろうか。
再び四振りの天下五剣を取ると復活した鬼丸が霊穴から上ってきた。
鬼丸は自分を無理やり手にした島津は人間ではない、早くどうにかしなければと言う。
ぼろぼろになっても戦う意思を見せる鬼丸に夏芽は何故そこまでするのか問うた。
その答えに鬼丸は最後の記憶を見せる。
 ――みなみは絶叫した。奥に霊穴とは違う霊気がうずまいているのを感じたのだという。
その奥にまで行くとあまのじゃくがいた。妖怪はみなみを裏切り者扱いする。驚く北斗丸。
「その女は妖怪なのさ。オレとの戦いで大ケガをして、もうとっくに死んだと思っていたがな。
 しかも、その正体は……」
みなみはその先を言ってほしくないためにあまのじゃくに立ち向かうが一蹴される。
霊穴とは何か問う北斗丸。
この洞窟の地下には巨大な霊気の川の霊脈があり、
その霊気を吸って強大な魔物になるために部下に穴を掘らせたのだという。
そんなことをさせないためにあまのじゃくを打ち倒す。
本当の霊穴でなければいけないのかとうめくあまのじゃく。
記憶を取り戻したみなみが言うには霊穴とは霊気が地上に噴出す場所であり、
それが見つからなかったために無理やり穴を掘ったのだという。
あまのじゃくは死に際に霊気の流れを狂わしてやると霊穴に身を投げ出した。
身を挺してあまのじゃくを止めるみなみ。
みなみは最後の力でここを封印するので皆に逃げろと言った。
力を使い果たせば人間の姿ではいられない、北斗丸にはそんな姿を見せたくないという。
霊力の暴走により揺れが起きる。
怪我をおして北斗丸を助けようとする彼女の意思を酌むべきだという仲間の説得に、
彼は後ろ髪を引かれながら撤退する。
最後にみなみの名前を呼ぶと彼女はやさしくしてくれたことを感謝し、
もうこのようなことがないように霊穴を守ってほしいと言い残した。
揺れが収まった。みなみのことを確認しに行きたい北斗丸だが仲間に止められる。
彼女の気持ちを守ってやれと。
北斗丸はこのようなことが起きないように霊穴を探す旅に出ることを決意する。
そこで彼らの持つ天下五剣が反応した。
いつか来る危機のためにそうすべきだという強い意志を後押ししたのだ。
皆は力強く旅立っていく――
 一行は気付いた。
いつかくる危機からこの国を守るために北斗丸達は天下五剣に自分達の魂を封じ込めたのだ。
その志を継いだ一行もまたかつての北斗丸達と同じように歩き出す。……ちなみに将軍達は倒れたまま。
 洞窟を脱出した一行。その頃慶喜が将軍をゆり起こしていた。
将軍は霊気の感じられなくなった穴を見て一行への怒りを募らせる。

174 :幕末降臨伝ONI 11/20:2006/08/10(木) 07:23:33 ID:r7gt35Yx ID:
 蝦夷への船は出ていなかった。船が壊れてしまったそうだ。
仕方が無いので自分達で船を作ろうと森に材料取りに行くと神木と戦闘になる。
倒すと神木は大和丸達が無闇な伐採をしないと知りイカダをくれる。
 船頭に船があることを話すと船頭は船着場で人魚を呼び出し人魚に船を牽かせた。
 函館村の宿屋にて例の異国の男がいた。
その下男として荷物運びをさせられているネイティブアメリカンの姿があった。
きりがないだろうと手伝おうとすると感謝はされるが自分が主人にしかられてしまうと断られる。
 怪しい異国の人間達の話を宿屋の少女が聴いていた。教えてほしいが客の話は他言できないという。
ここは女性に強い人物に聞き出してもらうことに。
なんでも異国の連中はこの辺にしかない穴を探しているらしい。
 元は泉だったのに最近は傷を治す温泉に変わったという所へ行ってみる。
そこに日本人に連れられて異国の連中がやってくる。
ジョージという男はほうびを渡すといいながら案内役を殺してしまう。
それを見ていた一行は連中と対峙する。
リーダー格のリッシュという男にいいところを見せようとジョージという男が挑んでくるが、
リッシュはジョージでは敵わないことを見抜いていた。
案の定ジョージは一行に返り討ちにされる。
「この程度の男に、やられるはずがないな。ONIの子孫……。
 いや、この国の言葉で言うなら、鬼神の力をつぐ者達よ」。
リッシュは大和丸達の正体すら見抜いていた。
彼の主の三博士からこの国にONIの力を持つ人間がいることを聞いていたという。
リッシュもまた挑んでくるが大和丸達には敵わない。リッシュは一行の実力を認めた。
そこに現れた島津が毛利にリッシュを抱えさせテレポートを行う。
リッシュは消える間際に「今度会ったときは、必ず殺す!!」と捨て台詞を吐いた。
そのせいで荷物運びをさせられていたティンバという男は置き去りになってしまう。
異国へ連れていってやる手段がないのでどうしようもない。
 温泉は傷を癒す不思議な効力を持っていた。
十郎太はこの下に霊穴がある影響だろうと当たりをつける。
この下に洞窟のようなところがあると思われた。
 村に行くと行商人から有料で情報が聞ける。
北東の洞窟に牛鬼という恐ろしい化け物が棲みついており、その弱点はなんと天下五剣だという。
これなら普通に行って退治していればよかったような気もするが。
 洞窟の入口まで行くと新撰組が将軍のわがままにつき合わされてここまで出張ってきていた。
将軍と会うとやはり責め立てられるが、慶喜はそれよりも霊穴の確認をすべきだと諌める。
そこに隊士が緊急報告に来た。中に入った隊士の悲鳴が聞こえたというのだ。
入口付近まで行くと件の化け物に襲われただろう隊士が覚束ない足取りで出てきて死んでしまう。
将軍は一行に化け物を退治してこい、こういう時のための"影の新撰組"だろうと命じた。
一行が先行すれば霊穴をどうにかできるだろう。引き受けて洞窟に入る。
奥で牛鬼を倒すとその下に穴を発見。そこから潜ると霊穴のある空間に出る。
その霊穴は穏やかさを持っていた。これが本来の霊穴のもつ空気なのだ。
生き物の成長を助けるこの姿こそ暴走する前の全ての霊穴の持つ姿だったのだろう。
近くには温泉が湧いており、そこに入ると先の温泉にまで流されてしまった。
飛び出してきた一行を心配するティンバ。彼も同行することに。

175 :幕末降臨伝ONI 12/20:2006/08/10(木) 07:28:13 ID:r7gt35Yx ID:
 洞窟前まで戻ると将軍達が何か話している。
"影"が化け物を倒したら霊穴を独占するつもりであり、
江戸から遠く離れているので利用が難しいようなら
霊気の流れを力づくで変えてでもここを利用できるようにしようとしていた。
霊気の流れを歪めたらまた暴走してしまう、
霊力を搾り取ったことが日本中の霊穴の暴走という結果を生んだのだという慶喜だが、
将軍は自分が生きている間だけ保てばよい、その他のことなどどうでもよいと言う。
大和丸は怒った。
霊穴を暴走させて大和丸達にその後始末をさせていたのであり、
更に今また同じことをしようというのだ。
事実を知られようが将軍は一行に悪びれる様子も見せず、
自分の命令どおり動けばよいという姿勢を変えなかった。
大和丸はついに将軍を殴り飛ばす。
「お前等の薄汚い欲望なんかにゃあ、"霊穴"はもったいねえ!!」、冬夜は洞窟を封印した。
「うう……わ、わしを殴ったな!?将軍のわしを………
 ええい、許さん!みなの者、出あえーーーーっ!!」。
新撰組が集結する。
「こいつらは裏切り者だ!たたき切ってしまえ!!」。
何かの間違いではないかと信用のない将軍と信用されている一行。
「こいつらは、わしをなぐったんだぞ!!」。「本当なのか?」。
問われた十郎太は答える。「……大和丸がやらなければ、わたしがなぐっていました」。
何があったのか聞かれるが、「そんなことは、どうでもいい!裏切り者を、さっさと片付けよ!!」
という将軍の命を優先した隊士達は襲い掛かってくる。
撃退すると「何でもいいから、ヤツらを殺せっ!!」。
今度は沖田と土方が相手のようだ。
沖田が大和丸と切り結ぶと自分を弾き飛ばして逃げろと言う。
言葉に甘え吹き飛ばしその隙をついて一行は脱出する。
土方にはばれていたが将軍にはわからなかったようだ。新撰組に一行への追撃命令が出る。
 霊穴は封じてこなかったが、あの霊穴の場合は正常なままにしておいた方がいいだろう。
新撰組には戻れない。そこでティンバが一緒に海を渡ってはどうかと提案する。
聖地を守るガーディアンのごとき勇気の持ち主と褒め称え、聖地には病気を治す泉があると話が及ぶ。
それではまるで霊穴の影響を受けた温泉ではないか。他の国にも霊穴があるのかもしれない。
どうせ日本にはいられないのだから一緒に海を渡ってみることに。
 横浜で異国の船乗りに同船させてもらえないか頼むがそんな暇はないと却下され、
持っているイカダを改造してはどうかと言われる。
港で異人に船から追い出されたゆえもんという老人を発見。
船の性能を上げてやろうという好意で近づいたのだが、
最新鋭の船が小さな国の老人にどうこうできるはずはないと断られている。
船大工としての自信があるようなのでイカダの改造を頼んでみる。
さすがに難しいようだが引き受けてくれた。
〜〜金銭を渡してイカダを改造してもらい、
その船で海戦を経験すると船の格が上がるのでまた改造してもらいます〜〜
 その頃、将軍はえぞの洞窟で侍達に封印の岩をどかせようとしていた。
そこに隊士が大和丸達が海を渡ろうとしていたことを報告に来る。その傍らで沖田が倒れこむ。
将軍は国中の宿屋に一行が現れたら知らせるよう伝えさせる。
 同じ頃のリッシュ。彼もまた島津の前で大和丸達の動向に関する報告を聞いていた。
リッシュは聖地でガーディアンに接触されることを恐れていた。
がーでぃあんとは何か問う島津に「聖地を守るONIのことだ」と答え、
「オレも後を追う」と留守を島津に任せて自分も旅立つ。
島津は竜馬が姿を見せないことを気にしていた。
 海を渡り港町に着く。ティンバは皆に会いたいと先に東の村に行く。
残された一行に対して何故か町の白人は皆冷たかった。
町を出て草原の村に行くとティンバと再会する。
話を聞くと南に霊穴があるらしい。案内役としてティンバが再び同行者となる。

176 :幕末降臨伝ONI 13/20:2006/08/10(木) 07:29:02 ID:r7gt35Yx ID:
 南下して村々を回っていくと南の川に魔物が棲みついて川を渡れなくなったことがわかる。
退治してやろうと川に入ったが水魔に水の中に引きずり込まれてしまった。
一行は川の中にある建物の牢に閉じ込められてしまう。
その仲間のセイレンが水魔がいなくなった隙に一行に取引を持ちかける。
助けてやる代わりに森から虹色の羽をとってきてほしいというのだ。
事情があって一緒にいるだけで仲間ではないらしい。
条件を呑んで脱出すると水魔が襲い掛かってきたが返り討ちに。
 森に羽を探しに行くとトレントという木がそれを持っていた。
トレントは森の仲間が持っている他のアイテムがほしいといい、
そのトレントもまた他のアイテムをほしがり、
最後に8本目のトレントがモンスターの持っているアイテムを欲しがる。
外でモンスターを倒してアイテムを手に入れ、
今度は逆順に物々交換をしていき最初のトレントから羽を手に入れる。
 羽をセイレンに与えるとセイレンに羽が生えた。これが事情だったのだという。
水魔に羽を奪われでもしたのだろうか。
 セイレンに乗せてもらって川を渡る。先の道には砦があり入口は鍵がかけられていた。
その先の山に人を食う恐ろしい魔物がいるから近くの村の住人が鍵をかけたとのこと。
魔物を倒すことを約束して鍵をもらい、その鍵を使って砦を抜ける。
約束どおり山を抜ける途中で魔物を倒す。
 さらに南下すると遺跡を発見する。その遺跡には国が滅び悲しむ女性の幽霊がいた。
彼女はせめてティアラがあればとこぼして消える。
ティンバが言うには以前この辺りには王国があったのだが、それは突然滅んでしまったらしい。
その王国には黄金のティアラという女王の印たる冠があったそうだ。
遺跡の中でティアラを探し出し台座に置くと
幽霊はティアラの力により明確な意思を持って一行と会話を始める。
彼女は滅びた王国の女王タミアラ。霊穴を救いにいったガーディアンの帰りを待ち続けているらしい。
ガーディアンは国を豊かにする霊穴を白人達から守っていたのだが、
霊穴の力は奪われ王国も滅びてしまったのだ。
ガーディアンと霊穴の様子を見に行くという一行にタミアラは自分のティアラとピアスを渡す。
 霊穴は谷の奥深くにあった。その谷の奥でガーディアンのスピリットと戦闘になる。
倒すとガーディアンはピアスを見て誤解を解いた。
彼はガーディアンの魂であり体は霊穴の近くにあるのだが魂は洞窟をさまよっているのだという。
奥に行くと枯れ果てた霊穴があった。
その底に謎の機械を発見し、その機械を取ると霊気が復活した。
この機械が霊気を吸い取っていたようだ。
その奥でガーディアンの体を発見する。どうすれば戻れるのか模索しているとリッシュが現れた。
ガーディアンはリッシュに見覚えがあった。白人達と共に一族を襲われたのだ。
タミアラもその時殺されていた。タミアラの名を出すとリッシュは動揺を見せる。
ONIを倒しガーディアンの体を破壊してやるとリッシュは自らもONIとなる。
三博士から力を授かったというリッシュだがそれでも一行には勝てない。
次こそはと言い残してどこぞへと消えていった。
大和丸達の力を見て彼らがONIだと知ったスクワントはその力を使えば魂を体に戻せると言う。
鬼神の力を注ぐとガーディアンの魂が体に戻った。
復活したガーディアンもまた大和丸達と同じONIの力を持つ仲間だった。彼の名はスクワント。

177 :幕末降臨伝ONI 14/20:2006/08/10(木) 07:30:28 ID:r7gt35Yx ID:
 スクワントをタミアラに引き合わせると
己を維持することが限界だったタミアラは最後にスクワントに会えた事を喜びとして消えていった。
傷心のスクワントはその場に立ち尽くす。
一人にしておいてほしいという彼を放ってもおけないので遺跡の一室に宿を借りることに。
 ――王国にてタミアラは傷ついたリッシュを発見し手当てをする。
リッシュはタミアラを見て何故自分と違う存在なのかを問う。
それは男と女だからだという当たり前の理由だった。
リッシュは初めてそこで男女というものを意識する。
タミアラをただ見送るリッシュに三博士が追いついた。
この国を滅ぼすための偵察にきていたらしい。
タミアラに興味を抱いたリッシュは三博士にこの国を滅ぼす際に彼女をもらう許可を得る。
 総攻撃が始まりスクワントはタミアラを奥に避難させた。
そして彼はタミアラには生きてほしいと一人で飛び出していく。
その部屋にはリッシュが入り込んでいた。
リッシュはタミアラを連れ出そうとするがタミアラに拒まれてしまう。
彼女の心にいるスクワントを殺せば彼女が手に入ると思ったリッシュは部屋を出て行こうとするが
タミアラが立ちはだかる。
タミアラはリッシュを可哀想な人間だといい、命と引き換えに彼を止めようと自害する。
その行為への流れが理解できないリッシュは
全てをスクワントのせいだと思い込みスクワントへの憎しみを募らせる――
 過去を夢見ていたリッシュは目を覚ます。そこへ三博士がやってくる。
今度こそはONI達を倒して見せると意気込む彼に窮地を救うための薬が渡された。
リッシュはそれを受け取り遺跡へと向かう。
三博士はそろそろリッシュを使うのも限界と感じているようだった。
 大和丸達が遺跡を出るとリッシュが現れる。
今度もまた敗れたリッシュだが、手渡されていた三博士の力にすがると体が変貌する。
その姿はONIともかけ離れもはや完全に魔物だった。
満ちる力で勝利を確信するリッシュだったがそれでも勝つことはできなかった。
「何故だ!?何故勝てない…………
 オレの何が、ヤツらに劣っていると!?ヤツらとオレとどこが違うと!?」。
冬夜「そのギラギラした憎しみを捨てなきゃオレ達には勝てないぜ」
十郎太「それ程の力を持ちながら、なぜ邪悪に心を染めた!?」
「邪悪……邪悪とは何だ!?オレは、三博士に忠誠を誓ったのだ!」
体を引きずって下がっていくリッシュ。
「ONIにやられるなど、オレのプライドが許さん!自分の始末は自分でつけるのさ!!」
彼は自爆した。
 遺跡を後にしようとすると三博士と対面する。
彼らがリッシュを使って霊穴を探していたのは、
この国の霊穴からは霊気をほとんど吸い上げてしまったからで、
その代わりに日本で上等な霊気を得ようとしていたからだという。
リッシュが彼らが作った人造人間であること、島津がリッシュに操られていたことなどもわかる。
そこまでして何をするつもりなのか?その答えとしてモンスターのフェニックスがあらわれた。
「我々は、霊気によってモンスターを創り出し思いのままに操ることができるのさ。
 名付けて、霊魔獣!!」
フェニックスが襲い掛かってきた。フェニックスは強力な魔物であり再生力も並外れていた。
何度やっても復活するフェニックスにとうとう一行は崩れ落ちる。
しかしそこから冬夜が立ち上がり猛攻を潜り抜けてフェニックスを退けた。
死んでもおかしくないほどの傷を負っているにも関わらずだ。
「へへっ……オレにゃあ、守らなけりゃならないもんが……あるんでな」
それは国でもなく平和でもなく夏芽ただひとり。
何も顧みない冬夜の猛攻にフェニックスの回復能力も追いつかずついに撃破されてしまう。
倒れこむ冬夜。そこにスクワントがやってきた。
霊魔獣がなければONIとは戦えないと三博士は撤退する。
 冬夜は皆に別れを告げる。
夏芽には才能がある、十郎太のようないい女に夏芽にもなってほしい、
大和丸になら国のことを任せられる、そして彼は永い眠りについた。
三博士が日本の霊穴を狙っている以上、放ってはおけない。
一行は彼の死を無駄にしないためにも日本へ戻ることを決意する。

178 :幕末降臨伝ONI 15/20:2006/08/10(木) 07:31:35 ID:r7gt35Yx ID:
 遺跡に残ったスクワントだったが、
タミアラのティアラが彼を鼓舞したことで大和丸達と戦うことを決意する。
彼はティアラを持って一行と合流し、そのティアラを夏芽に渡した。
ティアラは夏芽の力を引き出し彼女は法術が使えるようになる。
 船で日本に戻ると横浜で将軍と再会。自分達に下る最後の機会を与えるが一行は力は貸せないと断る。
襲ってくる侍達を倒すがきりがなさそうだ。そこを竜馬に助けられる。
彼も島津から逃げてきたらしい。ひとまず彼の家に匿ってもらうことに。
 竜馬の家で寝ていると久しぶりに一行を導いていた謎の声が聞こえた。
蝦夷の霊穴が狙われているらしい。
 道中では人々が将軍の命を聞いて一行に非協力的になっており店の利用もできなくなっていた。
 蝦夷の洞窟に行くと入口はこじ開けられており奥に着くと三博士が霊穴を枯らした後だった。
その霊力で造られた霊魔獣サイクロプスが襲い掛かってくる。
撃退すると三博士は残り1つの眠れる霊穴を目指すといって消えていく。
後を追おうとすると将軍達がやってくる。
枯れた霊穴を指して一行が霊気を独占しこの国を奪おうとする動かぬ証拠だと言い張る将軍。
先程までは確かに霊気があったと新撰組までもが一行を犯人と思い込む。
彼らは将軍の命令通り一行に斬りかかろうとにじり寄ってくる。
そこに謎の声が聞こえた。「この者達は、殺させはせぬ!!」
 大和丸一行はどこか地下洞窟にいた。そしてついに謎の声の主達と対面する。
彼らは人間が知性も持たない昔、地上を支配していたイヒカという種族だった。
そんな彼らが何故今は人間の目を忍んでひっそりとしているのか?
 ――かつて彼らも霊穴を暴走させてしまった。その反動で大爆発が引き起こされる。
その現場にいたイヒカの神官は霊穴の支配など思い上がりに過ぎなかったのだろうかと呆然としていた――
 大暴走した霊穴のせいで地上は荒れ果ててしまい、
彼らは何百年も地下に潜み地上に出れる日を待っていた。
しかし気付いたとき、地上は人のものになっていたのだという。
彼らが大和丸達に力を貸したのも
霊穴を暴走させた結果を知っているからこそそれを止めてもらいたかったからだった。
この国のれいみゃくは歪み、その上正常な霊穴から強引に霊気が吸収され、
いつ大暴走をおこしても不思議はないところまできていた。最後の霊穴は富士山にある。
 富士の入口には封印が施されていたがイヒカが解く。
発見した洞窟を奥に進むと先に来ていた将軍と新撰組の姿があった。陰に潜んで様子を見ることに。
「これが完成すれば、霊気を操れるようになる。無傷の霊穴があったとは嬉しい誤算だったのう」
うかれる将軍とは違い慶喜は浮かない顔をしていたが、将軍は江戸の二の舞にはしないと楽観的だった。
休憩をしに下がっていく連中だったが、新撰組の沖田が見張りを買って出る。
彼なら話を聞いてくれるかもしれないと三博士が狙っていることなどを話すと
「それでは、"霊穴"の力というのは本当なんですね…!?」
彼は池田屋の時に受けた妖怪の毒が回りもう長くはなくなっていた。
霊穴の力を使えば自分も力を得ることができるだろうと霊穴に近づいていく。
馬鹿な真似をしようとする彼を止めようと一行は説得する。
だが、彼は、わがままを通させてもらうと霊穴に飛び込んだ。
力が満ちたことを喜ぶ沖田の姿は既にバケモノだった。
襲い掛かってくる沖田怪物を倒すと彼は人間の姿を取り戻し、
最後の力を振り絞るようにして十郎太に剣士としての決闘を申し込む。
十郎太はそれを受け彼を打ち負かした。
そんな最悪のタイミングで将軍連中が戻ってくる。
もはや一行は昔の仲間にさえ剣を向けてしまった重罪人だ。これではもう言い訳の余地はない。
キレた新撰組の連中は一行に襲い掛かってくる。一行は捕らえられ即席の牢に入れられてしまう。
 沖田を引きずって新撰組の土方と慶喜が下がっていく。
将軍は"影"が捕らえられ安心しきっていたが、そこに三博士が現れる。
アルヴァ「ONIを追い払ってくれたのかい。ありがとう。ついでに"霊穴"もいただくよ」
止めようとする局長を霊魔獣が吹き飛ばし、三博士は悠々とエネルギーを奪い始める。
 異変を感じた一行は目を覚ました。牢は即席だけあってかなり脆い。
蹴破って霊穴に駆けつけると霊気が荒れ狂っていた。

179 :幕末降臨伝ONI 16/20:2006/08/10(木) 07:34:49 ID:r7gt35Yx ID:
 誰もいないので外に出てみると異変を確認しようと集まった人々がいた。
富士の上に光の玉ができており、それは一光りすると城になった。そこに三博士の声がきこえてくる。
三博士は地上の征服を宣言し、見せしめとして野次馬を殺してしまう。
外にいた慶喜は一行を目にすると
「キサマら!!キサマらが、ヤツらを倒していれば、こんなことには!!」と責任を押し付け、
それに触発された野次馬達も「こんなことになったのは、あいつらのせいなの!?」
「そうだ、あいつらのせいだ!!」「責任を取れ!!ヤツラを倒せ!!」
と大和丸達を非難して詰め寄ってくる。
「ヤツらを、やっつけなさいよ!!」「そうだ、やっつけろ!!」
パニックになった人々は何の事情さえも知らずに全てが大和丸達の責任だと信じ込んでいた。
本当に殺気を向けてくる人々。ここは退散するしかない。
一行は逃げ出すが、後ろからは「逃げたぞ!追いかけろーーっ!!」という本気の声がかかっていた。
 謀反人扱いされ人々に追われる一行にはどこにも行く場所はない。
イヒカ達の隠れ里に匿ってもらうことに。
 九州の地下の隠れ里では立派な文明をもったイヒカ達が暮らしていた。長老に迎えられる一行。
何故これだけの力をもっていながら地上を取り返さないのか。
「わしらは、すでに一度"霊穴"を大暴走させた…………
 危うく、地上を破壊するところだったのじゃ。
 そんなわしらが、ノコノコと出てゆけると思うかね。
 ヒトには、我等と同じ過ちを、繰り返してほしくはないのだ。
 だからこそ、お前達を影から見守ってきた。
 我々には、もう数十年も子供が生まれない……
 生き物として、滅びの時期に来ているのかもしれない。
 今のうちに、ヒトに後を託したいのだよ」
同じ人間でさえ一行を信じず襲ってきたが、彼らは一行に力を貸してくれる。
 戦支度を整えた一行が再び富士に行くと
「ヤツらが、戻ってきたぞ!!」「あの変なバケモノ達を、倒してくれるんでしょうね!?」
と野次馬達が。
戦いの準備は整っている。一行が肯定すると「じゃあ、行けよ!!」と怒声が。
〜〜ちなみにここで"いいえ"を選ぶと
「じゃあ、来るなよ!!ふざけやがって!!」と追い返されます〜〜
 頂上には開いた大穴があり、城を支える柱が山の内部から聳え立っていた。
柱に登るためには火口を降りていかなければいけない。
火口から山の内部を降り、柱の内を上っていき城へたどり着く。
 途中の霊魔獣ガーゴイルを倒すと、
散り際にもうすぐ中央に大量の霊力が集まり霊魔獣の力が増大すると言い残した。
そうなったらさすがに手に負えない。先を急ぐ。
ラミアーは機械を止める方法は残りの霊魔獣しか知らない、
レプラコーンはゴーレムを倒して道を開き他の霊魔獣を倒さねば機械は止まらないと言って倒れる。
ゴーレムを倒しその鍵で登りつめ、メデューサを倒してその遺品を機械にはめ込む。
すると機械は暴走を始めた。そこに防衛システムが襲ってきたので撃退する。
爆発に巻き込まれてはかなわないと離れようとすると三博士がやってくる。
ライヒ「よくも、我等の空中楼閣を!!長年の夢を砕かれた恨み、思い知れ!!」
テスラ「富士山地下の"霊穴"を暴走させてやるわい。
    わし等のものにならぬ国など、破壊してくれる!!」
アルヴァ「かわいい霊魔獣達を殺したこと、後悔させてやるからな!!」
三博士はこの下の霊穴に向かうためにと姿を消した。それを追うために一行は空中楼閣を脱出する。

180 :幕末降臨伝ONI 17/20:2006/08/10(木) 07:36:57 ID:r7gt35Yx ID:
その頃外では異変が。
ライヒの声「この国を支配しようと思ったが、やめた。
      "霊穴"を暴走させて、すべてをブチ壊してくれる!!」
テスラの声「わし等が"霊穴"に行くまでの間、せいぜい楽しんでもらおうか!!」
アルヴァの声「行け、霊魔獣!!思いっきりハデに、この国を滅ぼせっ!!」
モンスターが現れる。
 一行が外に出ると人々が霊魔獣に襲われていた。現場に行き霊魔獣を倒す一行。
襲われていた人達を心配するが、
「あんなバケモノを倒すなんて、人間じゃないのか!?」「こっちに来るなよ!!」
傷つく一行。
「そんな顔しても騙されないわよ!!」
大揺れがおきる。霊穴が暴走を始めたのだ。時間がない。まだいる霊魔獣が洞窟への侵入を阻んでいる。
三博士を追うためにと助力を請うが、
「冗談じゃない。死ぬのは、ごめんだ!!」
「あんた達が行けばいい!!」
大和丸「あんた達もこの国も、危ないんだぞ!そんなこと、言ってる場合かよ!!」
しかし、
「こんなことになったのも、お前等のせいじゃないのか!?」
彼らは当てにすべきではない。一行は自分たちだけでなんとかしようと霊魔獣に立ち向かう。
そこに新撰組が待ったをかけた。沖田の件は誤解だったとわかったらしい。
彼は自分から決闘を挑んだことを教え、一行を恨まないでくれ、
ありがとうと伝えてほしいと言って息絶えたという。
〜〜何かこれはこれで腹が立つくらい恩着せがましい気がしますが〜〜
土方は誤解の侘びと沖田の礼だと新撰組が霊魔獣の相手をすることを宣言し、隊士達も喊声を上げる。
新撰組が霊魔獣をひきつけている隙に霊穴へと続く洞窟に飛び込んだ一行。
彼らはここで今まで力を貸してくれた皆(イヒカやNPCキャラ)に別れを告げる。
ここから先はあまりにも危険すぎて彼らを連れて行くわけにはいかないからと。
 霊穴へと向かう道中、アルヴァが待ち受けていた。
「ボクはね、キミ達が大っ嫌いなんだ!ボクの霊魔獣をいじめたお返し、させてもらうよ!」
変貌を遂げるアルヴァ。
「どうだい、カッコイイだろ!?ボクらは、とうとう自分を霊魔獣にすることに、成功したのさ!!」
しかしそんな力をもってしても一行には敵わなかった。
「うう………お前等なんか、ライヒ達に殺されればいいんだ……」
続いて待ち受けていたのはテスラ。
「ほほう、アルヴァを倒したか…その力、大いに興味があるわい。解剖させてもらいたいのう!!」
テスラもまた異形化した。
「ONIの力の秘密がわかれば、もっと強い霊魔獣が造れるわい!!」
そんな彼の老人もONIの後継者達に打ちのめされる。
「く、くやしい……もう少しだったのに」
殿のライヒ。
「最後まで、邪魔をする気か!!」
ライヒもヒトであることを捨てた。
「この国と、"霊穴"は、我等のものだ!究極の霊魔獣を造るまでは、私は死なぬ!!」
野望を果たせずに散るライヒ。
「わ……我等の王国……」

181 :幕末降臨伝ONI 18/20:2006/08/10(木) 07:37:59 ID:r7gt35Yx ID:
霊穴の周りでは霊気が荒れ狂っていた。
このままでは大地が揺れ、火の山が目覚め、津波や地割れがこの国を襲うだろう。
霊穴を封印しなくては。
夏芽が封印の儀を始めようとしたその時、リッシュが一行を襲う。
生きていたのか!?
「何とか、間に合ったようだな。さあ、最後の勝負だ!決着をつけようぜ!!」
霊穴に飛び込み強大な力を得るリッシュ。
「三博士にもらったONIの力……霊気を浴びて、今こそ完全に目覚めた!!
 たとえこの身は滅びても、貴様らだけは道連れにしてやる!!」
一個の存在としての影も残っていない完全異質なものとなったリッシュ。
「行くぞぉーーーっ!!」
…――――・・・
リッシュ「な、何故勝てない!?スクワントとオレでは、どんな違いがあるというのだ!?」
十郎太「邪悪な心を持つお前が、この国を救おうと命を懸ける私たちに、勝てるはずがないだろう」
リッシュ「そんなはずはない……力こそ正義ではないのか?三博士は、そう教えてくれたのに…」
夏芽「力なんかじゃないわ。正義は、心の中にあるのよ……それもわからないなんて、かわいそうな人」
リッシュ「かわいそう……?」
リッシュはかつてタミアラが彼を止めようと命を絶った時を思い出す。
彼女もまた彼をかわいそうな人間だと言っていた。
リッシュ「タミアラ、お前が言いたかったのは…………オレをかわいそうだと言ったのは!」
スクワント「リッシュ……」
リッシュ「オレはタミアラが欲しかった……何故かはわからん。
 しかし、一緒にいたかったのだ………死なせたくはなかった、タミアラ……」
スクワント「……一足先に、タミアラに会いに行くがいい」
リッシュの身は滅びてしまった。
限界が来た。霊穴がもう保たない。
夏芽は今のリッシュとの戦闘で力を使い果たしておりこれだけの霊穴を封印できるとは思えない。
大和丸「…………一つだけ、方法があるぜ」
十郎太「それは!?」
大和丸「四人で"霊穴"に飛び込むんだ。
オレたちが、体ごと力をぶつければ、封印できるかもしれねえ」
皆は勝率の低い賭けに乗ることにした。
人々やイヒカの想いに応え全てに決着をつけるためにと四人は霊穴に飛び込む。
 その頃の表では振動がやみ妖怪が消えた。
人々は邪悪が倒れたと喜ぶが大和丸達はどうなったのだろうか。

182 :幕末降臨伝ONI 18/20:2006/08/10(木) 07:40:57 ID:r7gt35Yx ID:
 そして月日は流れ、新撰組の土方は竜馬と茶屋で話をしていた。
まさかこんな日が来るとは思ってはいなかった彼らだが、それも大和丸達のおかげだろうと結ぶ。
その大和丸達の行方はわからないままだった。あの日富士の氷穴に消えたまま。
大きな不安はあるが彼らは一行が無事であることをどこかで信じていた。
土方は函館にたった一つ残った霊穴に向けて旅立とうとする。
行けば霊穴を狙うもの達との戦いは避けられないだろう。
しかし彼は大和丸達の志を無駄にしないためにも上に城を築いて最後まで戦う覚悟だった。
城の名前は平和のために戦った大和丸達にちなんで"ごりょうかく"と名付けるつもりらしい。
もう会うこともないだろうと今生の別れをすませて二人は別の道を行く。

 〜〜スタッフロール〜〜

 竜馬の下へ少年が言伝を持って来た。少年は桟橋で竜馬への伝言を頼まれたらしい。
『国中を敵に回した俺達は、もう、ここにはいられない。船に乗って、新天地を目指す。元気でな……』
竜馬は少年に伝言を頼んだ連中の風貌を訊ねる。
赤い着物で頬に傷のある少年、長い髪できれいな男、かわいい女の子と異人。
竜馬は飛び出した。
船着場にいた男に四人組を見なかったかと尋ねると、ついさっき船出していったという。
ついさっきだ。
彼らが暮らせなくなったこの国はどうなるのだろうか。
この国の変化が良いのか悪いのか竜馬にも答えが出せなかった。


 〜〜海に沈む夕日を見ている竜馬らしき人物の背にテロップがかかる〜〜
――かくして、一つの時代が終わりを告げた。
荒れ狂う霊気も鳴りを鎮め、太平が戻ろうとしているかに見える。
歴史の裏で戦い続けた「影の新撰組」の存在を知る者は、ほとんどいないであろう。
彼らが、どこへ行ってしまったのか……。その消息も、ようとして知れない。
やがて歴史は大きく動き、新しい時代が始まる。
後に「明治」と呼ばれる時代に、何が待つのか。それはまた別の物語である…………。――

END



■■■■
ちなみに、ケイブンシャ、双葉社の攻略本では
天下五剣の鬼丸(北斗丸の魂が入っている)を装備できるのは大和丸となっていますが
実際に装備できるのはスクワントです。主人公つながりにはなりません。
北斗丸達がいつどんなタイミングでどうやって魂を天下五剣へと封じ込めたのかは不明、
島津、毛利、将軍、局長らの生死もわかりません。

183 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/10(木) 07:44:20 ID:r7gt35Yx ID:
長くなりましたが1200行以内ではあります。
あと、1/20〜4/20にて名前のところの"臨"を"望"と間違え、
最後の19/20を18/20と間違えています。

184 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/10(木) 08:34:48 ID:UrN8uqjm ID:
幕末ONI、お疲れ様です
ONIがどんどん埋まるけど、次が無くなるのが怖い…

185 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/10(木) 10:41:24 ID:r7gt35Yx ID:
ONI1とONI2を書く人はいないと思いますけどね。
多分ずっと埋まらないままでしょうな。

186 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/10(木) 12:27:22 ID:y0gpmjcp ID:
リクです。どちらも6ヶ月新作規制がかかりますが、
・絶体絶命都市2 (PS2) 3/30発売
・歪みの国のアリス (携帯アプリ) 7月配信開始?
のふたつをお願いしたいです。

前者は災害ものだけど実は例によって陰謀がらみという話を耳にしたので
どういう話か知りたいと思いました。
後者は、自分も周りもみんなdocomoユーザーのため遊べないので・・・。

187 :ジルオール∞:2006/08/11(金) 01:18:25 ID:Q38S/Mk9 ID:
ジルオールインフィニット 2周目から追加になる新規スタート地点「始まりの地」の
ストーリーについて、ジルオールからの変更イベント等に触れつつまとめます。
基礎知識はまとめサイトのジルオールを参考にしてください。
重複部分も多数ありますがご勘弁を。

 「始まりの地――旅立ち」(新規イベント)
主人公が小さな村オズワルドの自宅で目覚めるところから始まる。
捨て子だった主人公を16年前に拾って育てた母親「アスティア」は、
実は『破壊神ウルグ』の部下、魔人『円卓の騎士』たちの1人であった。
アスティアは破壊神ウルグが目覚める時期が近づいている事を知り、
ウルグを目覚めさせる役目をもつ『円卓の騎士』の1人、魔人「ヴァシュタール」を
復活させる役目を負っていたが、主人公を育てるうちに人間に情がうつり
破壊神を復活させる自分の役割に疑問を抱き始めていた。

アスティアは同じく『円卓の騎士』の魔人「バルザー」と話し合い、
ともに破壊神ウルグに叛いて自分の役目を放棄することを決意するのだが、
『闇の子』である「シャリ」が現れ、オズワルド村に封じられていた
魔人「ヴァシュタール」が復活してしまう。ヴァシュタールはアスティアが
ウルグに叛いたことを知り、彼女を始末しようとする。
そこに主人公が現れたが、今の主人公では魔人には太刀打ちできない。
アスティアは傷つきながらも、最後の力を振り絞って遠くの地へ主人公をワープさせる。

188 :ジルオール∞:2006/08/11(金) 01:20:01 ID:Q38S/Mk9 ID:
 「猫屋敷にて〜冒険へ」
ロストール王国にワープした主人公は、吟遊詩人レルラ=ロントンと出会い、
彼に連れられて「賢者の森」の奥深くにある「猫屋敷」にたどり着く。
そこで屋敷の主人「オルファウス」に出会った主人公は、自分が「無限のソウル」という
成長に限界のない特別な資質をもつ存在だと知らさせ、様々な助言を受ける。
同時にオルファウスから「闇の神器」の1つ「禁断の聖杯」探しを依頼され、
主人公は世界を巡って力をつけるべく冒険者となった。
(フリー冒険 以下、重要イベント&新規イベントを抜粋)

 「ソウルイーター」(変更イベント)
冒険の途中で、暗殺者たちの戦闘に巻き込まれた主人公たちは「シルヴァ村」にたどり着く。
シルヴァ村では、領主の娘「ノエル」が村に伝わる伝説の剣「天動地鳴」を抜こうとしていた。
しかしノエルが剣を抜いた瞬間、魔物「ソウルイーター」が現れ、村の人々の魂を吸い取ってしまった。
そこに現れた黒衣の男「レイブン」の力も借りて何とかソウルイーターを追い払ったが、
「自分が剣を抜いたから魔物を呼び寄せてしまった」とノエルは落ち込む。
主人公はノエルをはげまし、冒険者となってソウルイーターを倒せば村の人々も
元通りになるかもしれないと提案する。ノエルは主人公の提案に従い、旅立つ。
ノエルは主人公とおなじ、もう1人の「無限のソウル」を持つ者だった。

189 :ジルオール∞:2006/08/11(金) 01:21:38 ID:Q38S/Mk9 ID:
 「城塞都市の黒い霧」
経験を積んで少し成長した主人公たちに、城塞都市跡に黒い影が現れるという噂の
調査依頼が舞い込んだ。早速主人公たちは調査に向かう。
城塞都市跡に入ると、黒い霧に包み込まれ、不思議な姿をしたダンジョンに迷い込む。
ダンジョンの敵に苦戦する主人公たちを助けてくれたのは『勇者』ネメアだった。
かつて世界を恐怖に陥れた『邪眼帝』バロルを倒し、
放浪の旅に出ていた勇者ネメアもこの調査に来たのだという。
ダンジョンの奥に進むと、破壊神ウルグの円卓騎士の1人バルザーが待っていた。
黒い霧はバルザーが作り出したもので、ネメアがやってくるのを待っていたのだ。
オズワルド出身の主人公はバルザーのことを知っているが、問答無用で襲い掛かってくる。

実は勇者ネメアは魔人バルザーと人間の娘エスリンの子供、半魔人である。
つまりバルザーとネメアは実の親子だが、ネメアは容赦なくバルザーを打ち倒す。
バルザーは敗北を悟りながら、「やはり予言には逆らえぬ」とつぶやく。
高名な予言者『妖術宰相』ゾフォルによれば、ネメアがバルザーを倒す時、
破壊神ウルグの復活が近づくというのだ。バルザーはその予言を覆そうとネメアに
挑んだが、やはり予言のとおり敗れてしまった。崩れ落ちるバルザー。
ネメアはバルザーの愛用していた『破滅の槍』を手にとると、バルザーの作り出した
ダンジョンから主人公たちとともに脱出した。

 「ネメア即位」
破壊神ウルグの復活は避けられないことを知ったネメアは、破壊神が復活しても
その闇の力に対抗できるように、人間世界を一刻も早く統一しなければならないと考えた。
ネメアは「ディンガル帝国」の王家の血を引いているので、現在の皇帝「エリュマルク」を
クーデターによって倒し、新たにディンガル皇帝『獅子帝』ネメアとして君臨すると、
世界を統一するため、バイアシオン大陸中の全ての国家に宣戦布告した。
ネメアは、破壊神が復活するという運命にあらがうため、世界の全てをも敵に回す覚悟だ。
主人公は旅先でこのニュースを聞く。

190 :ジルオール∞:2006/08/11(金) 01:22:59 ID:Q38S/Mk9 ID:
「ロセン攻略〜ロストール戦」
ネメア率いるディンガル帝国軍は次々に周辺国家を征服していく。
東方の城塞国家「ロセン」は2週間で陥落。南方の「ロストール王国」にも出兵し
緒戦はディンガル軍がロストール軍に勝利するが、ロストール貴族「ゼネテス」率いる部隊に
奇襲を受け、ディンガル軍は一時撤退する。
主人公がどちらの軍勢に味方するか、あるいは傍観するかはプレイヤーの自由。
味方することで、戦死するはずの人物を助けたりもできる。
同時にネメアは側近を使って『闇の神器』集めも行う。これも破壊神復活に備え、
強力な力をもつアイテムを集めておくためで、火山都市「ウルカーン」にある闇の神器
「束縛の腕輪」奪取にはネメア自らが出向くほどであった(新規イベント)。
破壊神復活に備えるためとはいえ、強引に力を集めるネメアに主人公は反感を覚える。

 「リベルダム攻略〜アキュリース攻略」
ディンガル帝国の侵略は続き、貿易で栄える自由都市「リベルダム」も陥落する。
さらに西方の水上都市「アキュリース」にディンガル軍が向かう。
(これらの戦争にも、どちらに味方するも、傍観するもプレイヤーの自由。)
アキュリースは湖に囲まれた都市で、湖には水龍「ミズチ」が棲んでいるため
侵略は容易にいかなかったが、『東方の博士』を名乗る闇の子「シャリ」の魔法によって
水龍ノズチたちは全滅し、アキュリースは押し寄せるディンガル軍によって占領される。
シャリはディンガル軍に協力した見返りとして、アキュリースの「水の巫女」イークレムンを誘拐する。

191 :ジルオール∞:2006/08/11(金) 01:24:28 ID:Q38S/Mk9 ID:
 「封印された空中都市」
「水の巫女」イークレムンを始め、「火の巫女」フレア、「風の巫女」エア、「地の巫女」エステルが
シャリによって次々にさらわれていく。主人公はこの巫女たちのうちの何人か(あるいは全員)と
親しくしていたため、巫女たちをさらったシャリを追って、砂漠の地下都市「ラドラス」に辿り着く。
闇の子シャリは「この世界の叶えられなかった願いを全て叶えることが自分の目的」と話し、
封印された古代の地下都市ラドラスの作成者たちの願い、すなわち
「ラドラスを使って世界を滅ぼす」ために、4人の巫女の力を使って『古代兵器』ラドラスを起動するが
主人公たちの活躍によりラドラスの動力炉は破壊され、巫女たちも救出される。
「ゴメンね・・・あんなに強い願いだったのに、かなえてあげられなくて・・・」
シャリはそうつぶやくと、再びどこかに姿を消す。
(プレイヤーがこの事件を傍観した場合、『世界の秩序を守る神』である「竜王」によって
ラドラスが破壊され、巫女たちは全員死亡する。)

 「魂吸いの指輪」
猫屋敷に向かうと、猫屋敷の主人オルファウスとネメアが対峙している。
ネメアはオルファウスの持つ闇の神器「魂吸いの指輪」を取りに来たという。
「久しぶりに育ての親に会いに来たのに、お土産もなしにおねだりですか。」
オルファウスは飄々としているが、ネメアは容赦なく戦う姿勢を見せる。
ネメアの強い意志を見てとったオルファウスは自分の魂を指輪に吸わせ、ネメアに渡す。
育ての親すら手にかけるネメアに主人公は食ってかかるが、
ネメアは「私のやり方に不服か? …ならば私と戦え」と冷たく言い放ち去っていく。
落胆する主人公の前に一匹の猫が現れる。
オルファウスは自分の魂の一部を猫の体に移すことで完全な死を免れていたのだ。

 「ソウルイーター再び」
竜王の島に魔物ソウルイーターが現れ、もう一人の無限のソウルの持ち主ノエルが
討伐に向かったという。ノエルの仲間ナーシェスに頼まれ、主人公はノエルの援護に向かう。
主人公たちは何とかソウルイーターを倒すが、ノエルの仲間「レイヴン」「カフィン」が死亡してしまう。
ノエルは仲間たちを生き返らせてもらうために、竜王と取引をする。
どんな時でも竜王の命令に従うことを条件に、ノエルの仲間たちは復活した。

192 :ジルオール∞:2006/08/11(金) 01:26:01 ID:Q38S/Mk9 ID:
 「第2次ロストール攻略」
再びディンガル帝国がロストール攻略を宣言する。
(しつこいようだがどちらに味方するも傍観するもプレイヤーの自由。)
両軍がにらみ合っている最中、ディンガル皇帝ネメアがゼグナ鉱山で
闇の神器を捜索中に死亡したという噂が流れ、ディンガル軍は動揺する。
(主人公がゼグナ鉱山に赴いていれば、ネメアが暗殺者ジュサプブロスによって
次元の狭間へと飛ばされてしまう現場に直面することも可能。)
物量で上回るディンガル軍に対し、ゼネテス率いるロストール軍は奇襲をしかける。
奇襲は成功し、ディンガル軍は再び一時撤退を強いられる。

 「リューガの変」(新規イベント)
ロストール貴族ゼネテスは「ファーロス家」出身であったが、2度に渡ってディンガル軍を撃退し
ロストール王国内でのファーロス家の地位は大きく上昇していた。
このためファーロス家のライバル「リューガ家」の当主であった「レムオン」は焦っており、
さらにレムオン本人の出生の秘密――実は吸血鬼「ダルケニス」の一族であること――を
知られてしまっていたため、ロストール王国での政治力を失うことを恐れ、
ついにレムオンは反ファーロス家の貴族を集めてクーデターを起こした。
ディンガル軍の脅威も去らぬ間に貴族同士での勢力争いなど愚かなことだが、
クーデターは成功し、ゼネテスも捕らえられてしまう。
主人公がこのイベントに関わっていればレムオンを止め、魔人を倒す事で事件を沈静化できる。
実はこのクーデターを裏で操り、レムオンの焦りや不安を募らせ、彼の心の闇を煽って
クーデターへと仕向けたのもあの「闇の子」シャリであった。
シャリの目的はロストールを混乱させ、ロストールの王女「ティアナ」と「アトレイア」が
世界に絶望するように仕向け、世界を憎む『闇の王女』に仕立て上げ、連れ去る事にあった。
ティアナとアトレイアのうち、主人公と親しくしていた方の王女は心の闇を振り払うことができるが
もう一人の王女は心が闇に染まり、シャリに連れ去られてしまう。
また主人公がこのイベントに関わり、それまでにゼネテスやレムオンと信頼関係を築いていなければ
彼等も死亡してしまう。この混乱でロストール王家の力は大幅に弱体。
ロストール王家に斜陽の時代が訪れていた。

193 :ジルオール∞:2006/08/11(金) 01:27:09 ID:Q38S/Mk9 ID:
 「ディンガル帝国の混乱――ジラークの乱、ソウルリープ」(新規イベント)
ネメアが次元の狭間に落ち、行方不明となって「ネメア死す」の噂が流れ、ディンガル帝国は
混乱に陥っていた。まず、北方の都市アルノートゥンを占領したディンガル軍の指揮官
「ジラーク」が、有角種族「コーンス」の独立自治を求め、ディンガル帝国に反乱を起こした。
主人公がアルノートゥンに赴く事で、コーンス族の仲間を死なせずに説得したりできる。
この事件もシャリが裏で糸を引いており、ジラークの心を支配していたのだと判明する。
さらにディンガル帝国の首都「エンシャント」では、妖術宰相ゾフォルがエンシャントの住民の
魂を破壊神に捧げる闇の呪術「ソウルリープ」を発動させ、エンシャントが死の都に変わってしまう。
主人公たちはゾフォルを倒すものの、エンシャントの住民は返ってこない。
また、主人公の仲間の一人「ザギヴ」が『円卓の騎士』の一人「マゴス」に取り付かれ苦しむが、
主人公がこれまでに信頼関係を築いていれば彼女を救う事ができる。

 「ネメア救出」
次元の狭間に落ちたネメアは『闇の門の島』へ連れて行かれており、そこで破壊神ウルグを
現世に降臨させるための生贄にされてしまうのだとオルファウスは語る。
主人公たちはネメアを救出するべく闇の門の島へと向かう。

闇の門の島の奥で待っていたのはシャリだった。シャリはネメアの肉体にウルグを降臨させる
予定だったが、その予定が変わったという。
なぜなら、今やネメアを越えるほどに強くなった主人公がいる。
その主人公の肉体を使えばウルグはより完全な形で復活できるのだという。
ネメアから奪った闇の神器で主人公の精神を支配しようとするシャリ。
しかし、『魂吸いの指輪』が反発する。オルファウスの魂だ。
オルファウスが指輪に自分の魂を封じ込めていたおかげで、闇の神器が効力を発揮しなかったのだ。
主人公は自分の心の中に入り込んでくるウルグに打ち勝ち、ついにウルグの復活を阻止する。
しかしシャリは焦った様子を見せない。まだ奥の手があるようだ。
「エンシャントにおいでよ」と不敵に言い残し、シャリは去っていく。

猫屋敷に帰還した主人公たちは傷を癒す。ネメアはまだ眼を覚まさない。
オルファウスも仲間に加わり、主人公たちはシャリの企みを阻止すべく、
死の都となったエンシャントへ――最終決戦の場へ向かう。

194 :ジルオール∞:2006/08/11(金) 01:28:54 ID:Q38S/Mk9 ID:
 「ラストバトル」(変更イベント)
シャリによって、エンシャントは魔物が溢れかえる地獄と化していた。
ディンガル軍も混乱の極みにあり、今必要なのは軍隊ではなく勇者だという。
魔都と化したエンシャントへ突入する主人公一行。

姿を現すシャリ。ロストールで引き起こした「リューガの変」で闇に墜ちた『闇の王女』と、
世界を憎悪する「システィーナの伝導師」エルファスを引き連れている。
闇の王女の力により、黒い闇の塊である強力なモンスター『闇の巨人』が
世界各地に次々と出現し、世界は混乱に陥る。同時に、これまで『救世主』を名乗り
世界中で奇跡を起こし、信者を集めてきたエルファスが世界中の信者に呼びかけ、
恐怖のあまりエルファスに救いを求める信者たちの魂を吸収していき、
無数の人間の魂の集合体である『神=エルファス』へと姿を変える。
『闇の王女』『闇の巨人』『神』、これらを使って世界を滅ぼすのがシャリの最後の計画だったのだ。
倒しても倒しても出現する『闇の巨人』に疲労する主人公たち。

そこに意識を取り戻したネメアが現れる。ネメアは父バルザーの使っていた『破滅の槍』の力で
『闇の巨人』たちを退け、シャリたちと対峙する。
「この大地は、ここに生まれ、ここで育ち、死にゆく、我らのものだ。」
ネメアによって『神=エルファス』が傷つけられる事を懸念したシャリたちは一時撤退する。
主人公たちとネメアはシャリを追い、エンシャント廃城でシャリと決戦する。

シャリは自らの出生を語る。シャリは「闇の子」であり、「世界を滅ぼしたい」という世界の憎悪――
人間誰しも、強弱の差こそあれ、一度は抱く暗い感情――から生まれた存在であり、
「世界を滅ぼしたい」という願いを全て叶えるために生まれてきたのだという。
そのためウルグを復活させようとしたし、闇の王女たちを作り上げた。
それに対し、無限のソウルをもつ主人公は「世界を守りたい」という人々の願いから
生まれた存在であり、世界を守ろうとする願いを叶えるために生まれてきたのだという。
だから主人公とシャリが世界を賭けて戦うのは必然だと。
シャリは嬉しそうに笑いながら戦いを挑んでくる。

195 :ジルオール∞:2006/08/11(金) 01:30:33 ID:Q38S/Mk9 ID:
 「ラストバトル――続き」
主人公たちとネメアはかろうじてシャリを討ち果たす。
シャリは、闇の王女や『神』の結末を見られないのが残念だと言いながら消滅する。
さらにエンシャントの廃城の奥で、主人公たちは『闇の王女』『神=エルファス』と戦い、
これに勝利する。主人公が「禁呪」を全て解放していた場合、さらに闇の聖母神「ティラ」も
現世に復活し、ティラとも戦闘し勝利する必要がある。

シャリの企みを阻止し、世界を救うことができて安堵する主人公たち。
そこにノエルたち一行が現れる。ノエルは主人公に剣を向ける。
ノエルの仲間ナーシェスが言うには、主人公たちは今や世界のバランスを崩すほど
強くなりすぎてしまった。世界の秩序を維持する神である竜王は主人公の存在を許さないと。
襲い掛かってくるノエル一行。やむなく応戦する主人公たち。
しかし、もはやノエル一行は主人公たちの敵ではない。

ノエルは傷つきながらも主人公と戦おうとする。それは、竜王との取引によって
仲間であるレイヴンとカフィンを人質にとられているからだった。
竜王の命令に背けばレイヴンとカフィンは再び死んでしまう。だからノエルはどうしても
主人公と戦わなければならない。
元々竜王の神官であるナーシェスは、ノエルという無限のソウルの存在は
今回のような――主人公のようなイレギュラーが現れた場合に、竜王のしもべとして
使うために用意されていたのだと言う。主人公もノエルを攻撃できずにためらっている。

と、そこで、立ち上がったレイヴンがナーシェスを後ろから短剣で刺す。
「ノエルを悲しませるな」とレイヴン。レイヴンとカフィンは、自分がノエルの足手まといになるぐらいなら
竜王に背いて自ら死ぬことを選んだのだ。倒れこむナーシェス。
悲しむノエルをよそに、ほほ笑みながら消滅していくレイヴンとカフィン。

ノエルたちの失敗に業を煮やした竜王が、ついに自ら主人公たちの存在を消し去ろうと現れた。
「がんばって…ください」とノエル。うなずいて、竜王との決戦に挑む主人公たち。

バイアシオン大陸に存在する最後の神・竜王は、前作ジルオールより強化されており
主人公たちも苦戦を強いられるものの、これまでの冒険で成長してきた主人公たちは
ついに竜王すら打ち倒す。
こうして、バイアシオン大陸に存在していた「神」は全て姿を消し、
人間は自分たちの力で歩み始めることとなった。

196 :ジルオール∞:2006/08/11(金) 01:32:36 ID:Q38S/Mk9 ID:
「エンディング――終わりの地」(新規エンディング)
本来なら主人公が親しくしていたキャラクターとのエンディングで終わりですが、
以下は「始まりの地」からスタートし特定の条件を満たした場合のエンディングの紹介を。

竜王を倒した主人公は仲間たちと別れると、「まだやることがある」と言って
もう一度闇の門の島へと向かう。主人公の前に現れる魔人ヴァシュタールとの決戦。
ヴァシュタールに打ち勝ち、母アスティアのソウルを奪い返す。

オズワルドに帰った主人公は、母アスティアと再び平穏な日々を送っている。
主人公はまた冒険に出るのか、アスティアに見送られて再び村を出発する。
主人公が去った後、家の隅に眼を向けるアスティア。
「…いつまで気配を消している気?」
影からバルザー登場。生きていたのだ。
「幸せそうだな。…アスティア。」
「…そうね。バルザー。」
「我らの使命は終わった。次の眠りはおそらく永遠のものとなるだろう。それでも幸せといえるのか?」
「ええ。暖かい日の光…愛すべき隣人達…豊かな大地の恵み…
そして、世界で一番誇らしくて…世界で一番愛らしいあの子…。
それより他に何もない永遠と引き換えになんてできないわ。
宿命も運命も全てを捨て…新しい時代がくる。
私はその到来を告げるため、この世界に生まれたのかもしれない。」
「…そうだな。」
「行くの?」
「ああ…。エスリンに会う前にするべきことがあってな。
さらばだ、告げる者よ。新たな時代に幸多からんことを祈っている。」
言い残してバルザーは去った。「するべきこと」とは、息子ネメアに会うことだろうか?
アスティアは一人つぶやく。
「大丈夫よ。あの子のいる世界、あの子達の築く世界だもの…
幾千万の意思がその幸せを祈る新しい時代なんですもの…。」

かつて破壊神ウルグの復活を「告げるもの」であった魔人アスティアは
有限の命をもつ人間として――主人公の母親として生まれ変わり、
新しい時代を「告げるもの」としての自分を見出した。
神の去ったバイアシオン大陸において、人間の作る未来を、
命ある限り、アスティアは祝福し続けることだろう。
(完)

197 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/11(金) 01:35:08 ID:Q38S/Mk9 ID:
長くなりましてすいません以上です。
新規追加のサブストーリーも結構端折ってしまっているので、
よければ誰か追加してください。ってな感じで。

198 :超絶魔界波動残酷冷徹戦士闇暗殺丸百二十世 ◆BTssHwqyPE :2006/08/11(金) 03:43:33 ID:2XmmZNTx ID:
ジルオールの人乙

サターン買ってきたんで新世紀エヴァンゲリオンとラングリッサーW・X予約します。 

199 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/11(金) 08:55:04 ID:3RnTTRl9 ID:
夏厨のコテに書かれるぐらいなら書かなくていいよ

200 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/11(金) 10:53:51 ID:zVbtV5G5 ID:
>>197
わかりやすかったです。乙。

201 :ポケモン不思議のダンジョン:2006/08/11(金) 11:06:25 ID:c14hgA+m ID:
>>139続き
久々に帰ってきたポケモン広場を見て、懐かしさをかみしめる主人公・パートナー。
広場の真ん中にいたゲンガーを見つけたパートナーは、ゲンガーを厳しく追求しだす。
パ「お前の言うことデタラメだったじゃないか! キュウコン本人から主人公は伝説に出てくる
 人間じゃない、ってことを確認できたから、あらためてここに帰ってきたんだ」
ウゲゲッ! ひるむゲンガー。だがこちらも狡猾、ゲ「そこまで言うなら、その会話の証拠を見せてみろよ。」
パ「証拠は・・・無いけど・・・」 ゲ「ケケッ! しょうこがなくちゃ、しょうがない!」 証拠不十分を傘にして、
住人に主人公らを取り押さえるように、とまた煽るゲンガー。 だが、今度は誰一人その場を動かない。

 キャタピー「・・・僕は元々、主人公さんを信じてたんだ! お前なんかに騙されるもんか!」
 ダーテング「俺もやめだ。主人公は危険を顧みず、無償で俺の命を助けてくれたんだ。そんな悪いヤツとは思えん。」
 ハスブレロ「俺ももういい! 主人公を信じるぞ!」 ブルー「そうだそうだ! 証拠が何だってんだ!」

一瞬で形勢逆転、孤立無援のイジワルズ。 郵便屋ペリッパーがバラ撒いていった号外ビラがトドメとなった。
『〜主人公 無実だった〜:キュウコンに出会った主人公は、フーディンの立ち会いの下、自分が伝説に出てきた
 人間ではないことを証明した。 これにより、ゲンガーの言ったことは、真っ赤なウソであることが判明した。』

ゲ「ウゲゲゲゲゲゲゲゲゲゲゲゲゲゲゲゲゲゲゲゲ〜〜〜〜〜〜ッ!!」
ハ「キサマら〜〜〜っ!」 ダ「待てーーっ! コノヤロー! 騙しやがってー!」 住人に追われイジワルズは逃走。
他人にした人の嫌がるコトは、めぐり巡って自らの元へ帰ってくる・・・ありがちな格言を身をもって証明したのであった。

約束どおり帰ってきたよ、と キャタピーに語りかけるパートナー。キ「・・・ぐすん・・・よかったです・・・」
その日はすぐに帰り、翌日から救助活動復活ということでお開き。そして、いつもと変わらぬ平和な日々が戻ってきた。

ストーリーとは関係ないが、この後イベントを進める前に広場の住人らに話すと、思い思いの言葉が聞ける。
主人公を襲った張本人の1人として謝罪するハスブレロ・ブルーら、君達がそんなコトするような子じゃないとは
思っていたよ、とリザードンと似たようなことを言う店の方々、面白おかしくキュウコン伝説をペラペラと喋ってしまい、
騒ぎを大きくしてすまなかった、とションボリなナマズンじいさん。 それにしても、口調的に子供と思われるポケモンは割と
素直に謝るのに対し、大人のポケモンは大体が「扇動にモロに乗せられ広場の主人公に迫ってた→疑惑が晴れると一転
『まあそんなコトじゃないかt(ry』」と、リザードン方式で釈明するのが興味深い。人だろうがポケモンだろうがオトナって汚い・・・
何か釈然としない、モヤモヤとしたわだかまりのような感情を残すイベントの幕切れであった。

そのまた翌日の夜、主人公はまた夢を見た。今やサーナイトの姿がはっきり見える。声も聞き取れる。
主人公は問う。どうして君は僕の夢の中に現れるのか? 
サ「精霊の使いとして貴方を見守ること・・・それが今の私に与えられた役割だからです。
 私はかつてトレーナーの人間に代わって祟りを受けてしまいこのような実体の無い存在になってしまいました。
 (主:それキュウコン伝説のことだよね? 君を見捨てて逃げちゃう人間なんて・・・ヒドイよね。)
 ―(笑って)はい。ヒドイ人です。イジワルしたり、騙したり、しょうがないヒトです。本当に。でも私、
 あの人のこと恨んでなんていません。(主:なんで!?)・・・それは・・・ホントどうしてでしょう? 私にもよく
 分かりませんが、でも・・・ヒドイ人だけど何故か憎めないんですよね。ちょっと変わってるけどいい所もあるんですよ」
― 『主:なんで そんなに信じてくれるの? ― パ:あれ? なんでだろうね? よく分からないや・・・でも、最初に出会った
 あの時から、何かピンときてたんだ』 ― (パートナーと同じコト言ってるよ、サーナイト・・・)

サ「それにあの時は私、必死だったから・・・パートナーと認めたものを命がけでお守りする、それが私達サーナイトなのです。
  あの人を無事に護ることができた・・・それだけで私は嬉しいのです。」 サーナイトの凄まじい本能に呆然の主人公。
  「あと、私は今のような存在になってしまっても嫌ではないんですよ。私は今の役割に誇りを持っていますし。 ・・・万物には
  かならず役割があります。私には私の、そして貴方もまた、ある役割を負ってこの世界に導かれたのです。」

202 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/11(金) 14:03:34 ID:1cPqkXTP ID:
ああもうポケモンたちかわいいなあ

203 :198:2006/08/11(金) 14:21:24 ID:mJvc0sQp ID:
>>199
アンカーついてないけど、それって俺に言ってんの?
俺だってんならとりあえず一旦予約取り下げとくけど、
今まで書き手に資格なんか求めてなかったよな。

204 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/11(金) 16:16:13 ID:1cPqkXTP ID:
前スレでスレ違いの質問をしたりしてたから印象悪くなったんじゃないか?

あとコテの名前もなんとなく印象悪い感じだからね
そのコテを使っていくならこの先、叩かれるのはよくあることだと思って
スルーするスキルが常に必要になると思われる。

205 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/11(金) 16:31:59 ID:mkAoImgR ID:
基本的にコテは嫌われやすい、煽られやすいってことは覚えておいた方がいい。

206 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/11(金) 17:24:43 ID:o+isUVrt ID:
あのネームを使って嫌われないためには
私見を排除しつつ丁寧な態度でよほどこのスレに貢献するくらいでないといけないかと。
作品解説の時にトリップを使うだけなら摩擦もないでしょうけど。

207 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/11(金) 22:30:12 ID:Vc16Ai+0 ID:
ところで>>5に出てる同人ゲームの「雪道」ってステッパーズストップのやつ?
だとしたらdatフォルダの中にストーリーのテキスト全部あるけど。
まとめたのがリクエストされてるんかな?

208 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/12(土) 01:29:25 ID:2qKkOue/ ID:
>>204-206
なにか暖かさを感じた

209 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/12(土) 02:42:26 ID:nPhYOybP ID:
セガの「ザ・ロストワールド」を教えてください。
ゲームセンターにあった、恐竜の出てくるガンシューティングゲームです。
カプコンやエレクトロニックアーツの同名ゲームや、
ジョイポリスにあったアトラクションのロストワールドスペシャルではありません。

210 :SS版 新世紀エヴァンゲリオン:2006/08/12(土) 23:46:52 ID:ylyz79Pz ID:
本作は原作アニメの中の(オリジナルの)1エピソードとして作られていますので
簡単に用語とか説明しておきます。映画版のTV放送しか見てないですけど。

使徒・・・謎の怪獣群。主に日本に現われる。
ネルフ・・・謎の特務機関。
エヴァンゲリオン(以下エヴァ)・・・ネルフの造った謎の巨大人造人間。
コクピットを取り付けられますが、14歳の少年少女しか操縦できません。
使徒を倒せるのはエヴァだけです。

シンジ・・・主人公。エヴァ1号機パイロット
レイ・・・エヴァ0号機パイロット
アスカ・・・エヴァ2号機パイロット
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
【本編】
物語は使徒の攻撃によりエヴァ1号機が倒れるところから始まります。
使徒の放つ光に包まれ気を失うシンジ。ですが使徒は止めも刺さずに消え去りました。
幸いエヴァもシンジも軽傷ですみましたが、シンジが目覚めたときネルフに来る前後辺り
からの記憶を失っていました。
ネルフはこの件を使徒が何らかの方法でシンジの記憶を吸収していったのだと推測します。
あたしとキスしたことも忘れたの、と(ニヤニヤしながら)ショックを受けるアスカ。
使徒の脅威が去ってない以上、シンジの戦線離脱を黙って見過ごす訳にもいかず、体が
覚えてるかもとネルフはシンジにシュミレーション戦闘を体験させます。結果は上々、
シンジはそのまま戦力に組み込まれました。
そして使徒が再び出現。初戦では見せなかったビーム攻撃に苦戦するものの、あと一歩の
ところまで使徒を追い詰めます。ですがその時、使徒は2体に分裂して逆襲してきました。
ビームに分裂。それはかつての戦いでシンジを苦戦させた使徒達の攻撃方法でした。
記憶を失ったシンジですが、その攻撃は彼の恐怖心を揺さぶるのでした。
チームプレイが決まりなんとか撃退には成功しますが、空へ舞い上がる使徒に逃走を許して
しまいます。

とは言え、撃退に成功し時間の猶予が出来たため記憶を取り戻すきっかけになるかも、と
ネルフの勧めもあり学校へ行くことに。
アスカがキスのことも含めベラベラ喋るので記憶喪失の件は速攻でクラス中に広まります。
記憶が無いのをいいことにシンジの友人トウジ&ケンスケが、近く行われる学園祭の出し物と
して企画していた地球防衛バンドのメンバーに(反対していたシンジ)を引きずり込みます。
女生徒は女生徒で、アスカにキスした責任取るのが恐くて記憶喪失のフリしてるだけなんじゃ
ないかと疑いの眼を向けられます。
そして放課後、アスカの友人ヒカリに呼び出されます。ここでもアスカとのキスの件で
なじられるのですが、なんとか本当に記憶喪失だということを信じてもらいます。
その後はバンド練習。パンチ力不足ということになりボーカルに女の子をスカウトしようと
言う方向へ。人選を任されたシンジはヒカリに声をかけて見ます。
翌日の放課後、快くボーカルを引き受けてくれたヒカリとバンドの練習中、使徒の出現警報が
鳴り響きます。アスカが迎えに来るものの、シンジは使徒への恐怖から戦闘を拒否、ヒカリ達と
シェルターへ避難します。

シンジの記憶を元にアスカ達の動きを読む使途に全く歯が立たたないエヴァ。そんな様子を見て
歯噛みするシンジでしたが、ヒカリ達の励ましにより恐怖心をふっきり戦場へ向かいます。
そして3体揃ったエヴァの前にさしもの使徒も敗れ去り、シンジの記憶も戻ってくるのでした。
記憶が戻った衝撃でまたも倒れるシンジ。意識を取り戻したときには記憶を失ってる間のここ
数日間の記憶が逆に抜け落ちていました。ですが、面会謝絶状態で会えなかったけどヒカリが
見舞いにきてくれていたという話を聞いて何かを思いだしそうになるシンジ。

翌日、シンジの様子を心配するバンドの皆の前にシンジが姿をあらわします。
こうして学園祭は(地球防衛バンド的に)大成功に終わるのでした。

 −おわり−

211 :SS版 新世紀エヴァンゲリオン:2006/08/12(土) 23:47:56 ID:ylyz79Pz ID:
以上。
マルチシナリオでほかにも展開があるんだけど多分このバンドに参加するのが
本筋の展開になると思う(バンド用に挿入歌が入ってたし)
エンディングとしては使徒に勝って記憶が戻る/戻らない。負けて全員死ぬの3パターンかな?


>>204-206
冷静な意見ありがとうでした。
コテはずす気は無いけどこれからはあんまり適当なカキコは避けるようにするよ。
つう訳でラングリッサーもまとめるね。

212 :絢爛舞踏祭:2006/08/13(日) 00:22:28 ID:cDWLkNwI ID:
ながーいの行きます。分量規制に引っかかってたらすいません。まず基本設定。

第6世界『ゴージャスタンゴ』、というのが『絢爛舞踏祭』の世界の名前です。
このゲームを作ったスタッフ達による前作『ガンパレードマーチ』をプレイした人はご存知の通り
『ガンパレードマーチ』の世界(=第5世界『ガンパレード』)の並行世界です。
そんな設定をもつこの世界は、西暦2252年。人類が火星に移住した頃のお話です。
人類は火星を人が住める星にするため、火星の氷を溶かして火星を水の星に変えました。
火星の大地は丸々海に沈んで、人々は「火星の海」の中で、都市空間をもつ巨大な潜水艦「都市船」の中で生活しています。

当初こそ火星は豊富に水があるおかげで経済も潤っていましたが、人類がさらに木星へと
生存圏を広げるうちに、木星のほうでより安く良質な水が豊富に採れることが分かり、
水資源に経済を依存していた火星は激烈な不況に陥ります。
不況に苦しむ火星は、地球から独立する事で地球の経済統制を離れようとしますが、
地球は火星の独立なんて許してくれません。地球は火星を植民地扱いです。
そんなわけで火星には独立運動が起こり、『夜明けの船』という最新鋭の戦闘潜水艦を擁する
――というより、その潜水艦だけで構成される『火星独立軍』が立ち上がりました。

同時に、人類が宇宙に進出して最初に出会った地球外知的生命体(第1異星人)こと
『グレートワイズマン』の残した遺蹟が火星に存在する、という噂が広がります。
グレートワイズマンの残した遺蹟を手にした種族は新たな進化を遂げる――かもしれない?
と言われているため、様々な異星人までもが火星に介入し、火星を支配しようとしてきます。

地球と火星の独立戦争、及び異星人たちの戦争介入。
戦争を食い物にして利益を上げている組織が世の中にはたくさん存在しており、
戦争を続ければ続けるほど儲かる人がいる、というのが、我々の世界でも同じ『経済システム』。
この『経済システム』があるかぎり戦争は根本的にはなくなりません。
こんな戦争の続く世界において、『100年間続く平和を作り上げること』、
それが「あなた」に与えられた目標です。
あなたが操作できるのは一人の人間だけ。あなたの味方は1隻の潜水艦と
37人(人の姿をしていないのも多いですが)のクルーだけ。
この状況から世界を変えてください。タイムリミットは3年間。

213 :絢爛舞踏祭:2006/08/13(日) 00:24:08 ID:cDWLkNwI ID:
続いて最低限これだけ知ってれば何とかなる用語説明。

RB … ラウンドバックラー。人型戦闘ロボット。「火星の海」を泳ぎ潜水艦を破壊する
     この世界での主力兵器。

第6世界 … 『絢爛舞踏祭』の世界。

第7世界 … 「あなた」や私が暮らすこの世界。

異星人 … 地球の外に住んでいる知的生命体の方々。
       人類より遥か昔に存在していて全ての宇宙文明の基礎を作ったという
       『グレートワイズマン』、女性だけの異星人『ネーバルウィッチ』、
       要はウ○トラマンの巨人族(ミクロ化もOK)の『光国人』、
       イカの姿の『イカン』、機械族の『F』とか色々。そういうのが共存する世界です。

プレイヤー … このゲームをプレイするあなた自身。今までに様々なゲームをプレイして
         様々なゲームの世界を救ってきた(よね?)。 その腕を見込まれて、この
         『絢爛舞踏祭』の世界も救って欲しいと依頼されてコントローラを手にした
         (という設定でお楽しみください)。

主人公 … あなたがこのゲームをプレイするために用意された『絢爛舞踏祭』の世界の
       住人の姿をしたサイボーグ(義体)。あなたが好きな名前をつけて、この主人公を
       操作することで、あなたは『絢爛舞踏祭』の世界に「介入」していく。

OVERS … オーバーズと読む、コンピュータプログラム。あなたが「主人公」を操作してこの世界に
        介入するための全般的なサポートを行う。自分の意思を持っている。

ヤガミ … あなたが『絢爛舞踏祭』の世界に介入するにあたって、その目的や手段を教えてくれる
       人物。「夜明けの船」の1クルーのような振りをしているが、実際は彼が火星独立軍の
       最高責任者。あなたが主人公を操作し世界に介入していることも知っている。
       「セプテントリオン」による世界の支配に敵対する組織の一員。

セプテントリオン … 色々難しい設定はあるが要するに「(並行世界を含む)世界の黒幕組織」。
             自分たちの計画どおりに世界が運営されることを望んでおり、世界に介入して
             この世界の運命を変えようとするプレイヤーたちに敵対する。

ブラック・レイディ(BL) … 黒幕組織セプテントリオンの一員。「光国人」の体を借りているらしい。
                 セプテントリオンの指令を受けてプレイヤーへの刺客として「夜明けの船」
                 に乗り込む。コードネーム「BL」を別の読み方で読んではいけない。

214 :絢爛舞踏祭:2006/08/13(日) 00:25:27 ID:cDWLkNwI ID:
端的に言うと『100年間の平和を達成しろ』という目的以外、ストーリーはプレイヤーが作ります。
どのクルーと交流するか、パイロットとして敵を全て殲滅するか、潜水艦の艦長として行動するか、
政治家として敵対勢力と同盟を結ぼうとするか、平和を達成する方法もその過程も自由です。
それだけプレイヤーに丸投げされたゲームです。
ここで紹介するストーリーは、
『100年間全く戦争が起こらない平和な状態にするのはどうしたらいいか?』
→『戦争によって儲ける人や組織がある限り戦争はなくならない』
→『だったら、戦争は儲からないものだよ、とそういう人に教えてあげればいい』
→『戦争をするために火星に兵器や人を送ると、それが全て無駄になると教えてあげればいい』
→『自分がパイロットとして活躍して、火星独立軍の敵を一人残らず全滅させよう』
→『そうしていれば、いつか火星に兵器や兵士を送る人はいなくなり平和になる』
という、トンデモな考えを実行したプレイヤーが辿った「1つの」ストーリーだと思ってください。
(だいたいの人はこの方法で無理やりこの世界を平和にしたことだと思います。)

このゲームをプレイする「あなた」は、今までに様々なゲームをクリアしてきたことと思います。
『GPM』をやった人なら『GPM』の世界を救ってきたでしょうし、『FF』の世界や『DQ』の世界を
救ってきた人もいるでしょう。そんな世界を救うプロゲーマーであるあなたに、
意思をもつプログラム「OVERS」が語りかけるところからこのゲームは始まります。

「私の名はOVERS・SYSTEM。 貴方とともに戦う未来予測システム。貴方の友。
状況を手短に説明します。 貴方が投入されるのは2252年の火星の海です。」

「火星は現在、太陽系の火薬庫といえる不安定な政治状況にあり、中央政府(地球)からの
独立を叫ぶ革命派武装組織の火星独立軍と、中央政府が派遣した治安維持部隊との間で
激しい内戦が起きています。 戦力比は太陽系2299に対して火星側1です。
貴方の最初の目的は火星独立軍に味方し、火星の独立を成功させることです。」

「我々の最終目的はプレイヤーである貴方や私がいない状況で、
太陽系及び太陽系を含む辺境銀河系での100年の平和を約束することです。
貴方に与えられたプレイ時間は、介入先の世界時間で3年です。
我々は介入先の世界では本来存在してはならない異分子です。
我々は我々の存在意義を無くすため(『クリアするため』)にこのゲームに参加します。」

215 :絢爛舞踏祭:2006/08/13(日) 00:26:34 ID:cDWLkNwI0 ID:
OVERSは続ける。
「貴方の介入先は夜明けの船という火星独立軍唯一の戦闘潜水艦です。
貴方はその中の独りの人間として介入します。
扱えるのはたった一人のただの人間ですが、大丈夫。
貴方はこれまでも、色々なゲーム世界を渡りながら平和を呼んできたはずです。」

「一人と一プログラムと一隻で、終わりなき戦いを呼ぶシステム、
すなわち運命をたたきつぶすゲームを始めましょう。」

こうして、永遠に戦争の続く世界の運命を叩き潰す戦いが始まります。
あなたが名前をつけた「主人公」が目覚め、あなたが彼/彼女を操作して世界へ介入していきます。
「主人公」は『夜明けの船』の医務室で目覚めます。
目覚めた主人公に、火星独立軍の最高責任者ヤガミが色々説明してくれます。

「意識はあるな?その身体にも、違和感はないようだ。予定通りだ。」
「乗員達には、漂流者発見と。パイロットとして、新しい仲間に迎え入れると説明しておいてくれ。」
「お前はこれから、火星独立軍の一員として、太陽系を含む銀河系での不毛な争いを
止めさせるために動くことになる。」
「その体は、お前がこの世界で行動するために作られた義体だ。せいぜい人間らしく振舞ってくれ。」

ヤガミは「主人公」を操作する「あなた」の存在を知っており、火星が置かれている状況や
基本操作について色々と教えてくれます。

「この火星の海には、地球の艦船がウヨウヨしている。俺達を追ってな…。
我々の『当面の』敵は、そいつらだ。俺達は、俺達の側に『お前』がいる事を
敵に知らしめなくてはならない。和平のために、火星が火星のことを決めるために、
ある程度は勝たなければ…。殴られて言う事を聞くような星じゃないんだよ、火星は。
そのために『お前』がいる…最強の『お前』が。 そして、このまま夜明けの船が勝ち進めば、
地球軍も本腰を上げ、火星に増援艦隊を派遣するだろう。外交カードを切るのはそれからだ。」

「そんな顔をするな。お前なら出来る。OVERSに選ばれたお前なら。
だから、お前は現れたんだ。○○○…、絢爛舞踏。
…ああ、そうだ。言い忘れていた。
火星へようこそ。ここが絢爛舞踏祭の舞台だ。」

こうして「あなた」の操作する「主人公」は、人型兵器RBのパイロットとして、火星独立軍の敵を
殲滅し、この世界を平和にするために戦い始めます。

216 :絢爛舞踏祭:2006/08/13(日) 00:27:33 ID:cDWLkNwI0 ID:
クルーたちに挨拶したり、一緒に食事したり仕事したり、敵と遭遇すれば出撃し勝利し…
そうした生活を繰り返しながら、主人公はエースパイロットとして成長していきます。
たちまち撃墜数は100機を超え、殺害数が1000人(きっちりカウントされます)を超えていくと、
この世界の黒幕的組織である「セプテントリオン」は、この世界の住人ではないものが
この世界に介入して運命を変えようとしている、ということに気付きます。

(引用 http://www3.atwiki.jp/kenran/pages/4.html
天井に映る銀河の星々。パイプオルガンの曲が、鳴っている。
一際高いパイプオルガンを演奏するのは、純白の長衣を着た男。
その下には黒衣の男女が並び、新たな指令を待っている。

MA/セントラルワールドタイムゲート、解放を確認しました。
WA/第5世界で接触があったという、他の世界間移動組織の差し金か?
MA/いくつかの世界で我々が遭遇した、一連の敵の一つと思われます。
ブランカ/組織化に成功していたのか。友よ。
WA/ブランカ、御命令を。
ブランカ/我々の作る未来以外は、必要ない。フットワーカーを送り込め。介入し、敵を探し、排除せよ。
WA/BL。

その他大勢と言った感じの中から、ブラック・レイディが顔をあげる。

BL/は…。
WA/いけ。異星人の一つをお前にやろう。間接的に太陽系を使い、目的を達成せよ。
BL/は…。

専門用語とか人名とか説明してくれよ的な言葉は多いと思われますが
劇中でも(ほとんど)説明はありません。そういう丸投げなゲームであることをご了承ください。
ともあれ、世界に介入するプレイヤーとそれを支援するヤガミたちの存在に気付いた
セプテントリオンから、刺客ブラック・レイディが送り込まれます。

217 :絢爛舞踏祭:2006/08/13(日) 00:28:29 ID:cDWLkNwI0 ID:
MA/BLよりの報告がきました。第3異星人(=光国人)の制御に成功しました。
現在太陽系に移動しています。
WA/BLに伝えよ。第3異星人を高圧的な態度に変え、地球の危機感を募らせて
火星の内乱を潰すのを急がせるのだ。
MA/第3異星人への餌は、どうするつもりで。
ブランカ/嘘の情報でよかろう。火星に、グレートワイズマンの遺跡あり。それぐらいでどうだ。
WA/御意に。BLに命じましょう。

こうして「火星にグレートワイズマンの遺跡がある」との噂が流れ、地球と火星の独立戦争に
介入するという名目で、次々に異星人の艦隊が火星に降り立ち、戦争が激化していきます。
しかし、世界を救うプロゲーマーである「あなた」が操る主人公は最強の存在。
地球艦隊だけでなく異星人の艦隊もちぎっては投げちぎっては投げ、打ち倒していきます。
その強さに「セプテントリオン」も焦りはじめます。

MA/第6世界で新たな報告が入ってきました。火星の海賊に、敵からの介入があったようです。
我が方が投資した方の損害が激増しています。
WA/どの程度の損害だ。どの程度の介入があった。
MA/介入は、一名のようです。戦果は…たった一隻で、すでに数十の艦を撃破し、
その数倍の艦隊を足止めしています。
MA/実質上、通常戦力では歯が立ちません。
BA/強いですな。
WA/彼我で兵器の性能差はないはずだぞ。
MA/差は、腕だと思います。差は、数を圧倒する介入者の知恵と技量だと思われます。
ブランカ/友よ、竜を引き連れて出てきたか。
…だが、たかが一人の人中の竜で、どれだけの戦いが出来るというのだ。
MA/化け物め。
MA/世界決戦存在級の強さです。たった一人で、世界の流れをねじまげようとしています。
WA/いかが、いたしましょうか。
ブランカ/太陽系に与える援助を増やせ。
竜とて、所詮はただの一人の人間。隙は必ずある。
ブランカ/寝る暇もなく襲いかかり、圧倒する数で踏みつぶせ。些細な損害にひるむな。
WA/BLを通じて第3異星人を通じ、援助をさせましょう。

セプテントリオンの指令により、さらに敵は増加し、戦争はさらに激化していきます。
そんな中、『夜明けの船』が立ち寄った都市船で、主人公はブラック・レイディに遭遇します。

218 :絢爛舞踏祭:2006/08/13(日) 00:29:21 ID:cDWLkNwI0 ID:
黒衣の女性は、どこからともなく現れてあなたの隣に立つと、あなたに微笑んだ。

黒衣の女性/…いい、天気ね。
(主人公/都市船の空はスクリーンに映した偽物です)
黒衣の女性/…では、いい天気なのは…私の心ね。
黒衣の女性/…呪われたこの星では、あなたのような…朴訥な人はあまり、…いないのよ。
黒衣の女性/ブランカは言うわ…本当の力は…、身体にも船にも…、…機械にも宿らない。
黒衣の女性/力は…心に…。ただの心が…顔をあげて努力を始める時に…、力は…宿るのだと…。
黒衣の女性/心に力が宿るとしたら…、それはきっと…、あなた…のような人ね…。

黒衣の女性はそう言って笑うと、背を向いて歩いていった。嬉しそうに、悲しそうに。

ブラック・レイディのこの行動は、恐らく、命令されてのものではないでしょう。
その後も主人公は別の都市船でレイディと遭遇します。

黒衣の女性/…いい、…天気ですね。
(主人公/そうですね、良い天気だ)
黒衣の女性/ええ…、本当に…良い天気。

黒衣の女性は、子供のように微笑んだ。あなたの方を見る。

黒衣の女性/世界には…、運命という名の悪意の連鎖が…巣くっているの…。
黒衣の女性/…あなたは、それと戦うためにこの世界に現れた…、いつも通りに…。
黒衣の女性/そうやって…、いくつもの…いくつもの世界を渡ってきたのね…。
自分の存在を…否定しながら。
黒衣の女性/今度の運命の正体は、…経済。あなたのお得意の武力では倒せない…。
黒衣の女性/…どうするの?…異世界のプレイヤー。…どうするの?

黒衣の女性はそう言うと、背を向いて歩いていった。嬉しそうに、悲しそうに。

219 :絢爛舞踏祭:2006/08/13(日) 00:30:21 ID:cDWLkNwI0 ID:
そして、別の都市船での3度目の遭遇。

黒衣の女性/…いい、…天気ですね。
(主人公/いや、私の心にも雨が降るときはある)
黒衣の女性/…雨が、雨がなければ種も…芽を出さないわ。
…ずっと晴れている1年中の晴れは、いい天気じゃない…。

黒衣の女性は、優しく笑った。

黒衣の女性/また逢いましょう、それでも青空の人。
OVERS・SYSTEMがあなたを選んだ理由、今ならわかる気がするわ。

黒衣の女性は、子供のように小さく手を振ると、背を向いて歩いていった。嬉しそうに、悲しそうに。

そして主人公が『夜明けの船』に戻ると、そこには。

>彼女だ。あの、黒衣の女性だ。なぜここにいるのだろう…。
BL/…会いに…来たの。…あなたに。

女性は、柔らかな笑みを浮かべ、それでも物悲しそうな目をして言った。

BL/不思議そうな顔ね…。私は…BL。
BL/ここへ来たのは…あなたの…側に居たいだけ…。あなたの未来が見たいだけ…。
BL/よろしくね…。

こうして『夜明けの船』のクルーにブラック・レイディが加わりました。
彼女とも交流を深めつつ、主人公は更にエースパイロットとして成長し、敵を撃破し続けます。
主人公の活躍により、第3異星人の艦隊やネーバルウイッチの艦隊も壊滅し、
彼/彼女らは自身の本国の防衛戦力すらおぼつかなくなったため、火星からの撤退を発表。
火星の独立と100年の平和が近づきます。
そして、セプテントリオンもまた、この世界にこだわり続けることを断念します。

220 :絢爛舞踏祭:2006/08/13(日) 00:31:01 ID:cDWLkNwI0 ID:
MA/BLより報告です。リューンの極端な増大を確認。ヤオト接近は確実の情勢。
BA/第3異星人の艦隊は?
MA/介入者によって、ほぼ駆逐されました。もはや組織的な戦いは困難です。
ブランカ/第6世界を放棄する。第7世界で防衛線の構築を開始する。WA。
WA/…は。
ブランカ/責任を取れ。

WAは己の額に銃を当てた。そのまま倒れる。

MA/防衛線ですか?
ブランカ/第6世界を分けたように、第7世界を分離して、片方を盾とするしかあるまい。
BA/第4、第5世界に引き続き、第6世界までも…。
ブランカ/のんびりと原因の追究は出来んということか、友よ。
MA/火星にいるBLをどうしますか。
ブランカ/残念だった。…この上は立派に戦えと伝えろ。
MA/了解しました。第6世界を放棄して、世界を閉じます。

乱れ飛んでいる専門用語と意味深なセリフについては説明を求めないでください。
そういう丸投げの(ry
ともかく、セプテントリオンはこの世界の運営を放棄し逃亡します。
そして、組織に見放されたブラック・レイディは、『夜明けの船』を降りることを決意します。

221 :絢爛舞踏祭:2006/08/13(日) 00:31:33 ID:cDWLkNwI0 ID:
とある都市船にて。

黒衣の女性は、どこからともなく現れてあなたの隣に立つと、あなたに微笑んだ。
(主人公/いい天気ですね)
あなたがそういうと、彼女は無邪気な子供のように笑った。

黒衣の女性/…世界を移動出来るのは、…あなただけではないのよ。あなた達の敵も、そう…。
…あなたは危険だわ…強すぎる。…あなたは世界のバランスを壊している。
このままでは…、第7世界のバランスも狂い始める。
この世界と第7世界は隣同士、そう違わない…。
この第6世界を変容させるあなたは…、その気になれば…あなたと私の故郷も変えはじめるわ…。
…アリアンも…グレートワイズマンも、…その重大性がわかってない。あなたは世界の敵に…なるわ。
少なくともあなたの子孫は…、世界を変え始める。…そんなことは、させない。

黒衣の女性は、悲しそうに優しく笑った。

…OVERS、あなたも聞きなさい。セプテントリオンは…、あなた達を世界の敵として扱います。

BLの言葉に、OVERSシステムが反応する。

「私の名前はOVERS・SYSTEM。7つの世界で唯一希望を与えられたプログラム。
私は、宣戦布告を受諾しました。退去を勧告します。退去を勧告します。
OVERS・SYSTEMは、存在するあらゆる世界で活動を邪魔するものを許しません。
私は、不幸を終わらせるでしょう。私は、敵を排除します。
私は、プレイヤーと共に世界を変えるでしょう。 」

黒衣の女性/…傲慢なプログラム。
覚えておきなさい、…OVERSは必要になったら…あなたも排除するでしょう。
あれにとってあなたは…、…何十万人かの世界を変える存在の一人でしかない…。

黒衣の女性は、背を向けて歩いていった。

ブラック・レイディと親しくしていたプレイヤーにはガックリですが、彼女は艦を降りていきます。
それでも鬼神のごとく戦い続ける主人公によって、ついに火星には
火星独立軍を除いてあらゆる戦闘潜水艦と兵器の姿がなくなります。
これでもう、むこう100年間は、例え「あなた」がいなくても、この世界で戦争を起こそうなどという
バカげた考えをもつ存在はいなくなっている――はずですが、
OVERSシステムは、最後に残された敵意を感知します。最後の戦いが始まります。

222 :絢爛舞踏祭:2006/08/13(日) 00:32:14 ID:cDWLkNwI0 ID:
ヤガミが全クルーに向けて演説する。
「これから最後の戦いへ向かう。皆、いままで良くついてきてくれた。
この一戦を銀河系最後の戦いとしよう。それと、私は皆に謝らなければならない。
俺の目的は、火星独立ではない。
戦争を必要とする太陽系と銀河の経済システムの撃滅と修正が目的だ。
火星独立はその一部でしかない。
呪われたこの星には、戦争が集まってくる。経済がそれを必要とするからだ。
俺はその呪いを解くためにやってきた。
戦争よりも話し合いの方が意味あるとわからせるために、
戦争が不経済であることをわからせるために!
この戦いで戦争が割にあわないことを銀河にしめそう。
呪われた戦の星がそれでも平和を望むとすれば、それ以外に道はない。
話し合いのほうが得だと、我々の血で示すのだ。
戦いしかしらない戦士達よ。
呪われた戦いの星の、結晶のような戦士達よ。
この一戦で、俺は皆の存在意義を奪う。 だが、そろそろわかってくれるはずだ。
戦いが出来るからという理由で戦うのは愚かだと。
この戦争は、ことの最初から敵も味方も戦士と戦力が余っているからやっているのだ。
今、敵も味方も傷ついた。余っているとは、もう言わせない。
そろそろ祭りは終りだ。皆には最後の奮闘を期待する。
以上。 最後の航海だ」

と、言っておきながら、ヤガミはこっそりと主人公に『最後の敵』と『最後の戦い』の意義を話します。

「まて。○○○…。最後の戦いを始める前に聞いてくれ。
この戦い、世界最後の戦いはBLという女がたった一人で仕掛けてくる、私戦だ。
戦略的意味はない。
もう大勢は決まっている。俺達の勝ちだ。この世界は荒れ果てた代わりに平和になる。
だが彼女は、それでも戦いを仕掛けてきている。
…もう、お前が勝っても負けても結果は同じだ。後は、お前の気が済むようにやってこい。
ここから先の時間だけは、お前一人のものだ。
最後の舞踏を楽しんでこい。これが祭の最後だ!」

223 :絢爛舞踏祭:2006/08/13(日) 00:32:49 ID:cDWLkNwI0 ID:
そう、最後の敵とは艦を降りたブラック・レイディ。もはや主人公が勝とうが彼女が勝とうが、
この世界で戦争を起こそうなんて考えるものはいないのだが――それでも、戦いを挑まれる。
RBで出撃したあなたを、レイディが迎え撃つ。

BL/…きっと、ここに来ると思ったわ。

時間が止まったような、その静かな佇まい。憂いを帯びた目で、空を見上げる。

BL/見て…。リューンよ…。世界は…変わりつつあるわ…。
BL/あなたという存在が…、諸々の力を呼び寄せ…変えていった…。

BLの身体が、不意にブレたように見えた。
もう一つの姿…、琺瑯のような肌の光国人の姿が重なるように見える。
BLが、涙を溜める。

BL/この姿でいるのも…、もう…最後。この世界で…、私が最後の敵になるわ…。
BL/逃げても無駄…。あなたは…私のものになるの…。

BLは、辛そうに声を振り絞って目を伏せた。

BL/正々堂々と戦うわ…。全てを尽くして…あなたと…。

勝っても負けても、この勝負が終わればエンディング。
私の場合で言えば、この勝負にも勝って、このゲームを終えました。

224 :絢爛舞踏祭:2006/08/13(日) 00:33:33 ID:cDWLkNwI0 ID:
OVERSシステムから通信が入る。

「おめでとうございます。
あなたの想像を絶するプレイングによって、ここより先、一世紀先までの平和の獲得に成功しました。
今や第6世界、太陽系周辺を含む領域におけるあらゆる紛争の芽は潰されました。
パーフェクトゲームです。勝利条件、達成しました。目的達成です。
私の名前はOVERS・SYSTEM。あなたの名前は希望。
我々は二つで一つのユニットを構成する豪華絢爛たる光の舞踏。
我々は己の存在を否定する為に出現する幻の存在。
世界は、我々の存在を必要としなくなりました。
また一つ我々は我々の存在意義を消す(クリアする)事に成功したのです。
コントローラを置きなさい。 そして電源を切りなさい。
胸を張って第7世界にお帰りなさい。あなたは一つの世界を救ったのです。
夜が明ければ星は消え、絶望が終われば希望が消えるのが道理。
我々がいなくなるという事は平和が訪れたという事でしょう。
あとは、第6世界の人々が未来を決めて行く事です。
手を休めて次なる召喚を待ちなさい。私の名前はOVERS・SYSTEM。
またあなたと共に戦う事を楽しみにしています。
ありがとう。ありがとう。ありがとう。」

主人公のいなくなった後の『夜明けの船』の日々が描かれ、
火星の夜明けが映し出され、そのままスタッフロールへ。

再びタイトル画面に戻ると、OVERSシステムからの警告。

「あなたはこのゲームをプレイするべきではありません。
世界の行く先は、世界に決めさせなさい。あなたの役割は、もう終わっています。
START button を押すと、それでもゲームを始めることが出来ます。」

これで『絢爛舞踏祭』のお話はおしまいです。

225 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/13(日) 00:36:00 ID:cDWLkNwI0 ID:
以上です。セルフお疲れさまでした。
プレイする人によってストーリーの印象は変わるでしょうし、
事情通のNPCと仲良くした事で世界の事情を良く知った人もいると思いますので
適当に補完していただけるとありがたいです。
ゲームの世界を救って帰ってきて自分の故郷の世界を変える事に挑む、
というストーリーに何となく「moon」がフラッシュバックしたのは私だけではありますまい。
蛇足で失礼しました。

226 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/13(日) 01:25:58 ID:pj0FywURO ID:
セプを含む用語は近年のアルファシステム(※社名)作品に共通しています。
オーマとか青とかリューンとか…気になる方は検索してみるといいでしょう。
アルファシステム節だとか意味不明だとか批判されまくりの
「ふーん、あっそ」的な裏設定に呆れることでしょう。

227 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/13(日) 08:03:03 ID:8b9/1W47O ID:
GJです
アルファシステムの裏設定、世界の謎って実はこうだった
本当はこうだったと、設定が二転三転するのが基本
だから
中途半端な知識だと過去の設定になっちゃうんだよな。

228 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/13(日) 20:56:34 ID:yCY+8jUV0 ID:
「ひぐらしのなく頃に」をお願いします。
エロゲのほうも見てみましたが無かったので・・・

229 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/13(日) 21:17:24 ID:PwFO+Q9B0 ID:
エロゲではないわなw

230 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/13(日) 21:50:01 ID:KE8zcW4v0 ID:
ギャルゲ板の似たようなスレにあったぞ

231 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/13(日) 22:00:22 ID:thwlJId3O ID:
ただし解答編だけ無いという嫌な書き方だったがな

232 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/13(日) 22:14:52 ID:7opHAUcAO ID:
絢爛舞踏祭ってアニメと全然違うんだな。
矢神がえらいカッコよくなってる。てか絢爛って第六世界なんだっけ?
ガンパレの来栖銀河が絢爛のミルヒでいいんだよな?

233 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/13(日) 22:42:20 ID:YBK2v7a00 ID:
>>229
エロシーンない上に同人だからなw

234 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/13(日) 23:17:49 ID:Ru0KfHWd0 ID:
玻璃ノ薔薇をクリアしたので予約します
週末までには書き始められる予定

235 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/14(月) 00:17:32 ID:E5w6ChihO ID:
FF3

236 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/14(月) 01:09:24 ID:VUhFuCCuO ID:
>>234
期待してます

237 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/14(月) 14:00:13 ID:EHFDOoGn0 ID:
XBOX360のバレットウィッチ、PCゲームのHalf-Life2を教えてください。

238 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/14(月) 14:14:15 ID:/3221cE70 ID:
絶体絶命都市2、予約します。
選択肢によってルートと印象がかなり変わるゲームなので、話の大筋だけ追う形で。
8/20くらいまでにはまとめます。

239 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/14(月) 18:00:12 ID:7Cp46eiv0 ID:
>>237
Half-Life2やります。Half-Life1のおさらいも軽くいれましょうか?

240 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/14(月) 18:24:48 ID:DTIE9+hn0 ID:
SIREN2の続きが読みたいです。

241 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/14(月) 19:29:22 ID:EHFDOoGn0 ID:
>>239
ありがとうございます。
まとめサイトにHalf-Life1はあるみたいなのでそっちはいいです。
http://www8.atwiki.jp/storyteller/pages/511.html
でも、この中に足りない部分とかがあるのならそれも教えて欲しいです。

242 :斑鳩:2006/08/14(月) 22:24:04 ID:qBJ1vfCk0 ID:
そういやどうでもいいがBLて、ガンパレの陽子さんなんだよな確か

243 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/14(月) 22:25:20 ID:qBJ1vfCk0 ID:
あ、名前欄残ってたごめん

244 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/15(火) 00:05:47 ID:mMJ3F2cSO ID:
>>210-211
GJ!!

245 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/15(火) 02:10:39 ID:43duzf2C0 ID:
PCエンジンのスプリガンマーク2お願いします

246 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/15(火) 16:07:12 ID:AqYd1lfWO ID:
SIRENのストーリーを教えてください。

247 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/15(火) 19:30:20 ID:z+dIlnhrO ID:
>>246
>>1の指示に従いましょう

248 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/15(火) 19:40:11 ID:FA8+BIVE0 ID:
どなたかザ ハウス オブ ザ デッド4スペシャルのストーリーを教えてくださいませんか
東京まで行く金も時間もやる気もありませんので

249 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/15(火) 21:53:25 ID:9zpdp19x0 ID:
グローランサー5お願いします

250 :グロラン5 ◆l1l6Ur354A :2006/08/15(火) 22:06:45 ID:08O6EPff0 ID:
光のカーテンに包まれた大陸。海辺は水棲生物スクリーパーに侵食され
内陸部も砂漠化、不作が続く世界。人は豊かな土地を求め戦争を続ける。

孤児院が焼かれて以来、かって武力を持たずに大陸を支配した楽園伝説の謎を追う
青年セルディスは、大国グランゲイルと小国ネイラーンの戦争を目の当たりにする。
瀕死の兵士から友情のメダルをもらい、その後アイザックという男を助ける。
アイザックも戦争を憎んでいることを知り、幼馴染のヴァネットと共に仲間になる。

古代遺跡でペルナギ博士と出会い超兵器アドモニッシャーを発見する3人。
アイザックは力を持って戦争を止めようとするがセルディスは間違っていると旅を続ける
だが、兵士の形見を届けに行くと村は滅ぼされていた。
自分が楽園伝説を追いかけている間にも犠牲が出続けるとしてアドモニッシャーに頼ることに

兵器を危険視した正義戦隊を倒し、もし自分達が間違ったらいつでも倒しに来いと
友情のメダルを渡す。その後、商人や元山賊の力を借りてアドモニッシャーの修復が進むが
肝心の動力が確保できない。そんな中、ヴァネットが息子クライアスを出産
大国同士の戦争が始まり食い止めようとするが、産後に無理したヴァネット死亡
龍脈の力を操る「龍玉」をアイザックが持ってきてアドモニッシャー起動。
これが希望の一撃とならんことを祈り、両軍の真ん中に主砲を打ち込む。

かくしてセルディスを司令、アイザックを副司令とする平和維持軍が誕生した。

251 :グロラン5 ◆l1l6Ur354A :2006/08/15(火) 22:17:34 ID:08O6EPff0 ID:
時は流れ20年後・・・
有名な考古学者ランディの元に、シリルティア兵ビリィから協力要請が来る。
遺跡探索に向う途中、王妹のシェリス近衛兵長と再会するがスクリーパーと戦闘に
崖が崩れ地下に落とされる。スクリーパーの中でも強力なナイトクラスと戦い脱出
勇敢なビリィにランディはかって友から託された友情のメダルを渡す。
だが、兵士に確認するとビリィという兵士はいないといわれ、姿を消していた。

ネイラーンの将軍ロックバイン。平和維持軍に自治は認められたものの
グランゲイルに豊かな土地を奪われ屈辱の時を過ごしていた。
かって最強の戦士と呼ばれた彼も病に犯され、祖国解放の為強攻策に乗り出す。
新発見の遺跡を探索するが、スクリーパーとの戦闘で部下であるビリィが死亡。
形見として、友情のメダルを受け取る。古代兵器を発見するがエネルギーが見つからず。
謎のボドラド人(ペルナギ)の協力を得て地下活動を続ける。

252 :グロラン5 ◆l1l6Ur354A :2006/08/15(火) 22:27:59 ID:08O6EPff0 ID:
平和維持軍の研究者ファニルはバイタルエネルギー理論を生み出したが認められず
新しい研究に乗り出そうとするがアイザックは許可を出さない。
司令の息子クライアスと幼馴染のアリッサに協力をしてもらい、妖精コリンの協力を得た
ファニルは妖精が植物からマナを産み出すという理論の証明に成功する。
だがその力は小さく、すぐに大地を救う術となるものではなかった。

主人公「ゼオンシルト」は戦争孤児として村で暮らしていた。
兄貴分が平和維持軍に入る日に村がスクリーパーの大軍に襲われ瀕死の重傷を負う
助かったのは幼馴染のエイミーと主人公。特殊な手術を受けたので助かったと言われる。
平和維持軍にはいることになったゼオンシルト。手術の影響で定期的に薬を飲むことになる。
ロックバインの反乱が起き、クライアスは食い止めようとするが
アドモニッシャーが発射され、遺跡の封印が壊されてしまう。
中ではネイラーンのスパイだったアリッサが死んでおり封印されていた生体兵器と
思われる手のあるスクリーパーを追いかけることに、背後にペルギナの関与を知る。
手のあるスクリーパーを倒すとネイラーンの兵士に代わった。

253 :グロラン5 ◆l1l6Ur354A :2006/08/15(火) 22:44:15 ID:08O6EPff0 ID:
ランディの協力でペルギナから、龍玉の使用によって大地の衰退が加速していること
それを止めようとしたらセルディスに殺されそうになったと聞かされるが
全てはアイザックの独断だった。ペルギナがネイラーンに生体兵器の情報を渡し
グランゲイルにスクリーパー制御装置を渡すことにより大陸を統一させようとしたことは
スルー。真の力を出すには人間の命が必要だから使わないと思うといわれる。

そもそも大地が衰退したから戦争が起きるのに、浮いているだけで大地のエネルギーを
大量消費するアドモニッシャー。止めるべきなのに止めたら戦争が起こると謎理論を展開。
そんな中アイザックの副官メルヴィナが龍玉を盗んだので落っこちる。
実はアイザックは竜玉を守護する一族でメルヴィナは娘。
一族の宝を取り戻す使命を与えられていたが、正義のためやっぱり止める。

太古の戦争でクイーンスクリーパーという化け物が作られたが
人類の力では倒せなかったので地下に封印。2000年位封印で死ぬと思うが
大地の力は3000年持つ予定。その間大陸の人は苦労するけど仕方ないよね
でも大地の力を乱用したせいで1900年目にして封印が解けようとしていること。
(楽園伝説は竜玉の力で敵国を痩せ細らせたというオチ。)
この事実を司令に伝えるが、アドモニッシャーでクイーン倒せば大丈夫と
わけのわからないことを言う。

254 :グロラン5 ◆l1l6Ur354A :2006/08/15(火) 22:54:24 ID:08O6EPff0 ID:
アイザックがクーデターを起こし、アドモニッシャーを使おうとするのを止めたり
ジークヴァルトという男が龍玉を奪ったり、実はこいつが遺跡に封印されていた生体兵器で
人間のバイタルエネルギーを吸収してクイーンと戦えるまでパワーアップを目指していたり
主人公の受けた手術がスクリーパーの細胞移植で、飲んでいた薬が
罪人のバイタルエナジーを抽出(一粒20人)したものだったるする。

ジークヴァルトを封印していた技術を使い、主人公のスクリーパー化を止める
(ファニルの研究していた妖精のマナ生成技術が生かされる)

ジークが頑張ったおかげでグランゲイルは大損害、反乱を企てた
ネイラーン軍もクライアスの活躍により兵器を使わずに収めることができる。
主人公の親父が正義戦隊のレッドでランディがグリーンだったとか
どうでもいい事実が明らかになりつつクイーンスクリーパーが復活。
アドモニッシャーをぶつけ(司令、副司令死亡)弱った所を生身で止め。
危機は止められたが、政治的には何ら問題解決していないのに物語終了。

255 :グロラン5 ◆l1l6Ur354A :2006/08/15(火) 23:03:28 ID:08O6EPff0 ID:
なんか、後になるほど適当になっていてすまん。
でも書き直す気力もない。超展開すぎて上手く説明できない。
戦争さえしなければどうなろうと知ったことではないという平和維持軍は
まじ滅んだ方がいいと思う。
命を大切にしない奴は嫌いだ!というクライアスの主人公っぷりに
ゼオンシルトは空気。クイーンを作った存在の正体とかさっぱりわからず。

256 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/15(火) 23:15:28 ID:66rLmWFs0 ID:
グロランXの人乙!

正直、後半は読んでて一粒20人くらいしか頭に入って来てないけど
超展開っぷりは理解できました。

257 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/16(水) 00:15:10 ID:fPdM9L3YO ID:
乙です。

とりあえず旅をしながら子作りに励んでいたことはわかった。

258 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/16(水) 01:41:06 ID:SMfCnV59O ID:
ペルソナ3ってどうなったの?

259 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/16(水) 03:03:55 ID:SB/WsHmw0 ID:

228 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/13(日) 20:56:34 ID:yCY+8jUV0
「ひぐらしのなく頃に」をお願いします。
エロゲのほうも見てみましたが無かったので・・・

夏厨市ね

260 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/16(水) 03:55:46 ID:dq67eTpuO ID:
サモンナイトエクステーゼの内容をキボンヌ
凄い簡単な説明でよいので教えてくれ
クラスメイトに借りて犬の人に会うとこまで行ったのだが、めんどくさくなって放棄した
返すときに感想聞かれそうなんで一応内容は知っておかんとやばいのです

261 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/16(水) 04:13:11 ID:Gfm+hSyX0 ID:
>>255

なんか、段々ワケワカラン展開になっていくのがワロタ

262 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/16(水) 06:21:12 ID:S5i60hr+0 ID:
ゼーガペイン XORをお願いします。

263 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/16(水) 09:40:07 ID:7CwdpLC40 ID:
かまいたち3頼むよ!

264 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/16(水) 17:03:00 ID:8MBBd5aA0 ID:
エクステーゼって性転換するやつか? とっくの昔に誰かが書いてくれたぜ。
ちゃんとwikiを見てからリクエストするんだな。

265 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/16(水) 17:42:14 ID:Bw+fHl8c0 ID:
ジアビスのセシルとフリングスのサブイベントの詳細を教えて下さい

266 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/16(水) 20:09:50 ID:vhpfUqTX0 ID:
「ウィザップ!」をお願いします。機種はスーファミです。

267 :SIREN2:2006/08/16(水) 22:08:40 ID:tyC+jfBT0 ID:
百合をさがして夜見島遊園へ独りたどり着いた一樹。
百合は座っていた。声をかける一樹に百合はガラス製の鳩を見せた。
「見て」百合の手から滑り落ち、粉々に砕けるガラスの鳩。
「早くしないと戻ってしまう、混沌の闇の中に・・・」そうつぶやく百合。
一樹は百合の言葉を理解できなかったが驚くべきものを見た。
それは先ほど砕けたはずのガラスの鳩だった。まるで何事もなかったかのようにそれはそこにあった。
百合の歌う失われたはずの「巫秘抄歌」と幻視によって次々と現れる碑の封印を解く一樹。
最後の巫女の碑の封印を解いた一樹。とたんに強い眩暈に襲われる。
「見て・・・」頭を押さえ、苦しむ一樹の背後を指差す百合。
錆付いた観覧車があったはずのそこには巨大な穴が現れていた。

遊園地の地下に広がる空間。異様な雰囲気が漂うなか、一樹は百合の後を追って鉄製の階段を下りていく。
その先にあったのは、地底に広がる赤い海。百合はゆっくりと振り返り、上着を脱ぎ捨てていく。
「本当の私を見て・・・」そう呟き、はだけた胸元には、もうひとつの顔が浮かび上がっていた。
百合もまた、人ならざる者だったのだ。立ち尽くす一樹。今度は胸元の顔が話しかける。
「見て・・・私を見て・・・本当の私を・・・」そして百合の背後の赤い海の底から、
サイレンに似た咆哮とともに怪物と呼ぶにふさわしい姿をしたものが現れたのだった。

百合を名乗っていたモノ・・・。それは「母胎」の化身だった。
母胎・・・かつて地上を光の洪水によって追われ、異界の地の底に潜みしものの集合体。
永遠に近いときを経て、彼らの悲願を達成する機会がついに訪れた。
人間の手により封印を解き、人の肉体を自らと融合させること。悲願達成の第一歩はついに歩みだされた。
成す術もなく、母胎に取り込まれそうになる一樹。だが取り込まれようとした瞬間。
翔星丸の無線員、木船郁子が突如現れ、不可思議な力で母胎の動きを封じ、一樹を助けた。
「早く逃げてっ!これ以上は私が持たない!」正気に返り、母胎から逃げる一樹。
その時。
「うわぁっ!何なんだよこれ!」絶叫する阿部。
三上と阿部の二人がこの封印の地へと、母胎の前へと現れた。
三上の見えなくなったはずの目に、母胎の、かつて己の目の前で海の底へ溶けるように消えていった加奈江の顔が映った。
「おねえちゃん・・・?おねえちゃんだよね・・・?」全ての記憶を取り戻した三上。彼の目に映るのは人面魚体の怪物ではなく、しかし、やさしかった姉の姿。
「ぼくさびしかったよ・・・くらやみのなかでひとりぼっちだったよ・・・」ふらふらと赤い海に佇む加奈江へと歩いていく三上。
三上が加奈江に抱きつこうとしたその時、章子が現れ、三上に叫んだのだった。
「脩ゥッ!見ちゃダメェーーッ!!」
「おねえちゃん・・・?」章子の言葉に驚きの表情見せた三上だったが・・・
すでに遅かった。
母胎の腹部から伸びた何本もの触手によって、三上は母胎に完全に取り込まれてしまった。
「あはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは」
歓喜の笑い声とともに何十、何百もの闇霊を産み落とす母胎。
その姿に驚き、阿部は章子を、木船は一樹を連れ、その場から逃げるのだった。
しかし彼らの後を闇霊-大きな口を持った、たとえるなら真っ白な人魚の胎児のようなモノ-が追いかけてくるのだった。

その時、地上では、三沢は無数の屍霊と戦い、永井は鳴り響くサイレンの音に耳をふさぎ、
市子は・・・鮮血に染まり、もう動くことのない藤田に抱きついて、泣いていたのだった。


268 :SIREN2:2006/08/16(水) 22:12:30 ID:tyC+jfBT0 ID:
修正・・・
>彼の目に映るのは人面魚体の怪物ではなく、しかし、やさしかった姉の姿。
訂正
>しかし彼の目に映るのは人面魚体の怪物ではなく、やさしかった姉の姿。

269 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/16(水) 22:49:19 ID:lb0RsjvJ0 ID:
キタキタキターーーーーーー
SIREN2乙!

270 :ラ・ピュセル 大魔王エンド:2006/08/16(水) 22:54:58 ID:q52DXP6X0 ID:
まず最初に、大魔王エンドという名がついてますが、マルチエンドじゃありません。
魔界をクリアして、ある条件をクリアするとこのイベントが起こるだけのことです。
このイベントは短いんで全文抜き出します。

回りに魔物が次々と現れてくる。
その中に一人、代表格のような魔神がいる。
魔神「魔王プリエよ。
    あなたは魔界をすべる20もの王を支配下に置きました。
    今、あなたは魔王の中の魔王、『大魔王』の仲間入りを果たしたのです」
プリエ「冗談……よね?」
魔神「マジで ございます。」
アルエット「…プリエ。
       あなたは道を誤ってしまったようですね。
       ちからにおぼれ 本来の道を忘れるとは……」
アルエット首を振る
アルエット「残念ですが、ここでお別れです。」
キュロット「………」
キュロット首を振る
キュロット「……さよなら、姉さん。」
二人とも画面の右から去る。ガーンの効果音。
プリエ「ま、待ってよ!!」
プリエ「ワン・モア・チャンス・プリィィィィィズ!!!」
画面暗転

ラ・ピュセル
【企画・製作】
株式会社 日本一ソフトウェア

(キュロットのナレーションで)
これは、のちに全ての大魔王を支配下に置き、統一大魔王と呼ばれるようになる一人の少女の物語。
この物語は語りつがれ、そして伝説となる。

                                                  To be continued?

271 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/16(水) 23:01:05 ID:kYaZE6nN0 ID:
>>267
人魚の胎児だなんて無理しやがって
素直にたっぷりタラコと言っていいんだよ…乙!
続きも楽しみにしてる

272 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/16(水) 23:35:17 ID:1fTpaZU5O ID:
GCの「神機世界エヴォルシア」とDCの「魔剣X」をお願いします。

273 :SIREN2:2006/08/17(木) 16:12:30 ID:2pt0I5q10 ID:
>>272
PS版「魔剣爻」なら。多分ストォリィは同じだと思うけど

274 :SIREN2:2006/08/17(木) 17:07:52 ID:2pt0I5q10 ID:
船から投げ出され、赤い海の中を漂う三上。
過去の記憶が断片的によみがえる。

足場が崩れ、海に落ちた後、彼は加奈江によってボートに乗せられた。
しかし加奈江は全ての力を使い切ってしまい、もう動くことすら出来なかった。
力なく海に浮かぶ加奈江。そしてそれを見つめる脩。
「脩・・・見ないで・・・・お願い。見ちゃダメ・・・・」
昇りゆく朝日とともに、加奈江は海の底へ、まるで溶けていくように消えていったのだった。

穴の壁面に沿うように設けられた鉄組みの足場を全力で駆け上がる木船と一樹。
だが一樹は母胎に操られたこともあってか、疲労が頂点に達していた。
膝をつき、その場から動けなくなる一樹。
そこへ、階段の上から無数の屍霊が、下からは無数の闇霊たちが迫ってくるのだった。
「僕を置いて・・・逃げるんだ・・」弱音を吐く一樹。
「何かっこつけてんのよ!こんなとこでかっこつけたって誰も見てないよ!バッカじゃないの!?」そんな一樹を叱咤する木船。
人外のものが迫り、最早これまでと思われたが、果たして化物たちは二人に襲い掛かることはなかった。
彼らを飛び越え、互いに喰らい始めたのだ。顔を見合わせ、頷く一樹と木船。
二人は全ての力を振り絞り、地上へと向かって走り出したのだった。
なんとか地上へと出た二人だったがそこにはすでに屍人たちによって包囲されていた。
木船は他者の肉体を乗っ取る自らの力を駆使し、武器を手に入れ、七つの碑を叩き壊し、
「冥府の門」を閉じようとするのだった。しかし門は閉じられることなく、門の中から黒衣をまとった闇霊たちがあふれ出てくるのだった。
逃げようとする二人を、変わり果てた藤田と屍人自衛官が包囲する。
しかしまたしても闇霊たちによって屍人は喰われ、二人は窮地を脱するのだった。

遊園地の出口へと向かった二人は三度、闇霊に襲われた。すでに出せる力もなく、絶体絶命の危機に陥る二人。
しかし空から降り注いできた赤い光によって彼らを取り囲んでいた闇霊は消滅し、二人は三度の危機をまたしても運命に救われたのだった。

集落まで逃げた二人。しばしの休息の後、人との接触を怖れる木船はその場から立ち去ろうとする。
木船の手をつかみ、二人で行動することを提案する一樹。
しかし木船の、自分は人の心を読むことが出来る、という言葉に驚き、一樹は手を離してしまう。
「そんな・・・化物を見るような目で見ないでよ」木船はそういい、力なく微笑み立ち去っていった。
-やはり自分は化物なのか。そのような思いに捕らわれる木船であった。

取り残された一樹は、何故手を離してしまったのか、と後悔していた。
彼の脳裏につらい過去の記憶がよみがえる・・・。

275 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/17(木) 19:33:08 ID:xBgequs70 ID:
>>273
その存在を知りませんでした。
ぜひお願いします!

276 :MGS2 Snake Tales〜A Wrong Doing〜:2006/08/17(木) 21:30:50 ID:2pt0I5q10 ID:
数年前に起きたNY湾で起きた石油流出事故。
史上最悪級の海洋汚染になるかと思われたこの事件も、
大型海洋除染施設、通称「BIG SHELL」すばやく建設されたことにより、最悪の事態は回避された。
いまやBIG SHELLは環境保護のシンボルのなっていた。

「そのBIG SHELLが武装グループに占拠され、視察しに来ていた大統領たちが人質に取られたのが今からちょうど6時間前だ。」
スネークは大佐の説明を思い返す。
「テロリストたちは大統領たちの身柄と引き換えに、連邦政府に現金30億ドルを要求してきた。
 君に依頼する任務は2つだ。大統領たちと施設職員ら人質を救出すること。そしてテロリスト達を武装解除することだ
 そのためにはあらゆる手段を用いてかまわない。」
海中からBIG SHELLを支えるA脚の基部へと侵入することに成功したスネークは大佐に連絡を入れた。
「こちらスネーク。大佐、侵入に成功した。」
「スネーク。テロリスト達の手を逃れたシークレットサービスのリチャード・エイムズに接触してくれ。
 今回の事件も彼の通報によって発覚したのだ。君を指名したのも彼だ。」
「俺を指名した?わかった。で、エイムズはどこにいる?」
「F脚にある倉庫だ。くれぐれも敵に見つからないようにしてくれ」
「わかった」
大佐との通信を終えたスネークはすばやくF脚へと向かった。F脚内の倉庫のひとつにエイムズは隠れていた。
「あんたがエイムズか」
「そうだ。君がソリッド・スネークだな。噂どおりの男のようだ。2年前の活躍も聞いている」
「・・・・」
スネークの脳裏に苦い記憶が甦る。
2年前、占拠されたタンカーを奪還するよう依頼されたスネークは、見事テロリスト達を制圧し、タンカーを奪還することに成功した。
しかし、テロリスト達の正体は年端もいかない少年兵だったのだ。
「・・・大統領たちは?」
「Shell 1中央棟の集会場に全員いるはずだ。」
「テロリスト達について何か情報をもってないか?」
「・・・テロリスト達のリーダーはあのファットマンだ」
「何!?あのファットマンだと!?」
ファットマン、爆弾王を自称する、世界的なテロリスト。思想も信条もなく、ただ金のためだけにテロを繰り返す最低の男。
3年前、教会を爆破し、多数の人を殺傷した罪により逮捕されたが、裁判の結果、無罪となったのだ。
彼自身、そして彼を利用しようとするものが多額の弁護費用を支払い、優秀な弁護団を結成したのだ。
法の正義は金で買われてしまったのだった。
「これを使えば中央棟に入ることができるはずだ。それとこれを。」
エイムズはセキュリティパスカードとUSP自動拳銃を手渡した。スネークは鎮圧用のベレッタ改造麻酔拳銃しか持ち込んでいなかった。
「ファットマンは非常に危険な奴だ。必ず殺せ。」
エイムズが鋭い目つきでスネークの目を見据えながら言った。
スネークは倉庫の外へ出た。背後で扉がロックされる音が聞こえた。
Shell 1中央棟へ侵入しようとしたとき、大佐から通信が入った。
「スネーク、たったいま人質にされているシークレットサービスの1人から連絡が入った。ジェニファーという女性らしい。
 携帯電話のメール機能を使っているようだ。ただ目隠しをされ、後ろ手に縛られている状態らしく、こちらから連絡を取れない。
 スネーク、彼女に接触してくれ。彼女はメールを打っているから電子音が目印になるはずだ。」
Shell 1中央棟B1Fにある集会場へと侵入したスネーク。パーティーが行われる予定だったのだろう、
広い会場内にはいくつものテーブルが置いてあった。そのテーブルにもたれかかる様に何人もの人質が目隠しをされ、拘束されていた。
見張りは1人。だが頻繁に定時連絡を行っており、排除することは出来ない。
見つからないように、慎重に耳を澄まして電子音を聞きとるスネーク。
しばらくしてそれらしき女性を見つけるスネーク。
「君がジェニファーか?」
驚いたのか顔を上げるジェニファー。彼女の目隠しを外すスネーク。
「大統領は?」
「大統領なら真っ先に脱出したわ。探査用の潜水艇を使ったの。私たち優秀でしょ?」
「馬鹿な・・エイムズは何も言っていなかったぞ。」
「?彼はまだ捕まっていないの?変ね、大統領を脱出させるのを提案したのは彼よ?」
「・・・大統領が無事なら、君たちをここから脱出させよう。」
「だめよ」「なぜだ?」


277 :MGS2 Snake Tales〜A Wrong Doing〜:2006/08/17(木) 22:07:48 ID:2pt0I5q10 ID:
「爆弾が仕掛けられているらしいの。私たちが逃げ出そうとしたら爆破するって。」
「・・・そちらを先に処理したほうがよさそうだな。爆弾はどこに?」
「この中央棟のどこか・・・みたいな口ぶりだったけど・・。」
「わかった」
見張りが仲間と連絡をとっている。どうやら警備を強化しようとしているらしい。長居はできそうにない。
スネークはジェニファーに再び目隠しをつけると必ず助けると言い残し、集会場を脱出するのだった。
中央棟B2F、電算室のあるフロアに侵入したスネーク。施設の占拠に必要な場所でないに関わらず、警戒が厳重である。
厳重な警戒の一瞬の隙を突き、瞬く間に電算室を制圧するスネーク。
部屋の中央に大型のC4爆弾が仕掛けられていた。これほどの量なら、中央棟倒壊とまではいかないが、上階の人質は無事ではすまないだろう。
C4爆弾の起爆装置を解除し、爆弾を無力化することに成功したスネーク。
「こちらスネーク。大佐、爆弾の解除に成功した。」
「よくやったスネーク。だがあれだけの人質を一度に脱出させることは難しい。先にテロリスト達を制圧したほうがいいだろう。」
エイムズの話によればファットマンはE脚にあるヘリポートから指揮を取っているらしい。
USPのグリップを握り、エイムズの言葉を思い出す。-必ず殺せ
E脚へと向かったスネーク。指揮所があるだけに内部の集配所内の警戒は厳重だったがベルトコンベアの音と薄暗い照明、
そして運ばれていく荷物によるいくつもの死角を利用してスネークはヘリポートへの扉へと向かった。
ヘリポートにはいくつもの大型コンテナが置かれていた。
そのコンテナの陰から巨大な影現れた。ボムブラストスーツに身を包んだ大男、ファットマンだ。エイムズの情報は正しかった。
ファットマンが巨体とは不釣合いな細い指でスネークを指差し叫ぶ。
「大統領はどこだ!?」
「お前の手の届かないところだ。」
「そう思うのはお前の勝手だ。」
ファットマンが手に持った何かをスネークに向かって突き出す。
「爆弾の無線式起爆装置だ。大統領を出さなければ人質の命はない。」
「やってみろ。」
不敵な笑みを浮かべ、スイッチを押すファットマン。しかし何の反応もない。
何度も中央棟のほうを見かえし、スイッチを連打するファットマン。
「悪いな、お前のおもちゃはさっき壊した。」
「きさまァッ!?」
起爆装置を地面にたたきつけ、叫び散らすファットマン。
「クソッ!エイムズの奴め!大統領を人質に出来るというから奴の計画にのってやったのに!!」
「なんだと?」
「こうなりゃ貴様をブッ殺して人質どもだけで計画続行だ!!」
コンテナの陰に隠れるファットマン。ローラーブレードを装着しているため巨体のわりに動きがすばやい。
よく見ればコンテナの影にいくつもの爆弾が仕掛けられている。
「その爆弾は時限式だ!無事に解除できるかァァッ!?」
マシンピストルを乱射しながら走り回るファットマン。
拳銃を抜き、狙いを定めるスネーク。
引き金を振り絞る。
そして-

278 :MGS2 Snake Tales〜A Wrong Doing〜:2006/08/17(木) 22:10:31 ID:2pt0I5q10 ID:
原文
「お前の手の届かないところだ。」
「そう思うのはお前の勝手だ。」
訂正
「お前の手の届かないところだ。」
>「嘘は為にならんぞ」
「そう思うのはお前の勝手だ。」



279 :玻璃ノ薔薇:2006/08/17(木) 23:45:43 ID:g/0BBAV/0 ID:
登場人物と第一の殺人まで書きます。

はじめに、『キネマ屋敷連続殺人事件』について

「新世界キネマ社」の創設者であり、東京郊外の「キネマ屋敷」に隠遁していた映画王・
芳野堂伝衛門が、昭和4年10月22日、書斎で青酸カリの入ったワインを飲んで死んでいた。
屋敷に一族が集まるが、3日間で5人が殺される事件に発展。
犯人は見つからず、事件は迷宮入りしてしまった。

280 :MGS2 Snake Tales〜A Wrong Doing〜:2006/08/17(木) 23:50:34 ID:2pt0I5q10 ID:
<ファットマン殺害>
ファットマンは倒れた。ボムブラストスーツが血で染まっていく。
ファットマンに近寄り、死んだのかどうか確かめるスネーク。
その時背後の階段をジェニファーが駆け上ってきた。
SEAL10が突入し、テロリスト達を制圧したのだ。
「・・・死んだの?」
「そのようだ」
ファットマンの死体から目をそらすジェニファー。
大佐から無線が入った。
「ご苦労だったスネーク大統領も無事、沿岸警備隊に保護された。
 少し混乱しているようだが怪我などはしていないそうだ。
 ところでさっきからエイムズに連絡を入れているが応答がない。
 突入したSEAL10もそれらしき人物は見ていないようだ。」
スネークはファットマンの言葉が引っかかっていた。
エイムズの計画-どういうことだ。
ジェニファーが呟く。
「エイムズは・・・2年前の爆弾テロで妹さんを亡くしているの。そうファットマンが逮捕されたあの事件で・・・。」
スネークはその時全てを理解した。
この事件の真の首謀者、それはエイムズ。
しかしその目的は金ではなく、ファットマンへの復讐。
司法ですら裁くことが出来ず、警戒心の強いファットマンへ直接復讐できないが為にこの事件を仕組んだのだ。
そしてこの困難な状況下でファットマンを確実に殺害できる人物として自分は選ばれたのだ。

事件の後、エイムズの姿を見たものは一人も居らず、今なおその行方は知れないままである。<END>

<ファットマン気絶>
ファットマンは倒れた。銃を構えたままファットマンに近寄るスネーク。
一見死んでいるかのように見えたが、かすかに上下する胸と、時折聞こえるうめき声が生きていることを証明した。
「なぜ殺さなかった」
「!!」
銃を構え、突然スネークの背後に現れたエイムズ。
「ファットマンはこの事件がお前が仕組んだといっていたぞ。どういうことだ?」
「そうだ。すべて私が仕組んだことだ。こいつに復讐するために・・・!」
「・・・なんだと?」
「2年前の教会爆破テロ・・・。私の妹も殺されたのだ・・・この男にな!
 だが司法はこいつを裁くことが出来なかった。金で雇われた連中に屈したんだ。」
「それで大統領をエサにファットマンをおびき出して、俺に殺させようとした訳か。」
「そういうことだ。そこを退け。その男を殺さないと永遠に悲劇は続く!」
ガァァン!銃声が響いた。
エイムズの銃は吹き飛ばされていた。
エイムズの銃に向けて発砲したのはジェニファーだった。SEAL10が突入し、テロリスト達は制圧したのだ。
「そんなの間違っている・・・。あなたの妹は復讐なんて望んでないはずよ・・・」
「なら・・・私はどうすればいんだ・・・」
力なくその場に崩れるエイムズ。
「分からない・・・でも、復讐なんて間違ったことよ・・・」

スネークはただ、二人を見ていることしか出来なかったのだった<END>
(爆弾未処理による分岐もあるけど割愛)

次回「Big Shell Evil」



281 :玻璃ノ薔薇 登場人物:2006/08/17(木) 23:56:13 ID:g/0BBAV/0 ID:
影谷貴史(かげたにたかし) 主人公。天涯孤独の新聞記者。
片桐尚美(かたぎりなおみ) 行動的な大学院生。祖父の手帳を持って、貴史を訪ねてきた。

芳野堂伝衛門(よしのどうでんえもん) 新世界キネマ社の会長。晩年は豪邸にひきこもっていた。
芳野堂絢子(あやこ) 伝衛門の後妻。実家の再興のため嫁いできた。部屋に閉じこもりがち。

芳野堂偉雄(ひでお) 伝衛門の長男。キネマ社の社長。高圧的なところがある。
芳野堂貴子(たかこ) 伝衛門の長女。キネマ社の看板女優。華やかな美女。
芳野堂加奈絵(かなえ) 伝衛門の次女。女優にあこがれるが才能は無い。意地がわるい。
芳野堂茉莉絵(まりえ) 伝衛門の三女。寄宿舎で暮らす学生。清楚だが思いつめた感じ。

芳野堂蓉子(ようこ) 偉雄の妻。夫と心が通わず悩んでいる。
芳野堂偉哉(ひでや) 偉雄の息子。おとなしい子供。伝衛門を慕っていた。
芳川虚彦(よしかわきよひこ) キネマ社専属の監督。貴子との婚約を機に、助監督から出世した。
野々村海道(ののむらかいどう) 銀座の映画館の弁士。加奈絵の婚約者。

蜂谷國男(はちやくにお) 古くから働く執事。慇懃無礼な性格。
六条喜久代(ろくじょうきくよ) 古くから働くメイド。厳格な婦人。亡くなった百合絵を敬愛する。
島田松之助(しまだまつのすけ) 古くから働く庭番。へんくつな老人。伝衛門と同郷のよしみで雇われた。
伊原遼次(いはらりょうじ) 知らせを受けてやってきた刑事。やる気がなさそう?
片桐光太郎(かたぎりこうたろう) 二日目から応援に来る刑事。尚美の祖父にあたる。無口。

沢松艶子(さわまつつやこ) 貴子と張り合う、キネマ社の看板女優。虚彦を訪ねてくる。
高瀬水穂(たかせみずほ) 新人女優。艶子を慕って訪ねてくる。
ナオミ 水商売風の赤いドレスの女。片桐刑事を訪ねてくる。

芳野堂緋沙子(ひさこ) 故人。伝衛門の最初の妻。偉雄と貴子を生んだ。
芳野堂百合絵(ゆりえ) 故人。伝衛門の二番目の妻。加奈絵と茉莉絵を生んだ。

282 :玻璃ノ薔薇:2006/08/18(金) 00:03:39 ID:g/0BBAV/0 ID:
2003年秋
主人公・影谷貴史は新聞記者。
20世紀の未解決事件特集として「キネマ屋敷連続殺人事件」を記事にしたところ、片桐尚美という
若い女性が訪ねてきた。
「刑事だった祖父・片桐光太郎が遺した手帳に、事件のことが書かれていたんです」
古く読みづらい手帳を持って、荒れはてた屋敷跡に入った二人は、突然発生した空間のゆがみに
吸い込まれ、伝衛門の死亡直後の屋敷へとタイムスリップしてしまった。

昭和4年10月22日
貴史が意識をとりもどすと、そこは豪奢な書斎だった。
暖炉の上にあった新聞の日付を見て、自分が過去の時代にいることに気がついた貴史。
古びていたはずの手帳は新しくなっていて、中には貴史の顔写真と、ガラスでできた
薔薇の花のパズルの写真、そして光太郎が書いたらしい文字があった。
『10月24日 彼はこれを残して忽然と消えてしまった どこへ行ってしまったのか
彼は一体何者なのか……』

2日後に自分は消える?それまでに事件を解決し、尚美さんを見つけて現代に帰らなくては…。

ふいに、丸眼鏡チョビ髭の男が書斎に入ってきた。男は執事の蜂谷と名乗った。
そのとき貴史の手が白く光りだし、蜂谷にかざすとその心の中を映像として見ることができた。
蜂谷は貴史のことを「伝衛門が20年ぶりに招いた隠し子・七瀬和弥」だと思い込んでいる?
「和弥様はこの部屋で旦那様の死体をご覧になり、ショックで気絶されたのです」

タイムスリップしてから貴史には、物の残留思念や、目の前の人間の心の中を
透視できる能力が備わってしまったようだ。

蜂谷の後ろに、尚美のうっすらとした幻があらわれた。助けを求めながらさまよい歩いている。
しかし、貴史の声は届かず、触れることもできない。蜂谷には尚美の姿自体が見えていないようだ。
尚美は、ずれた次元に迷い込んでしまっている…。

部屋の中には、白く光る小さなカケラがいくつか落ちていて、手にとると尚美の想いが伝わってくる。
過去に飛ばされた時の衝撃で散らばってしまった、尚美の心のカケラのようだ。
屋敷の中でできるだけこのカケラを集めることで、尚美を救えるかもしれない。

283 :玻璃ノ薔薇:2006/08/18(金) 00:08:58 ID:g/0BBAV/0 ID:
一階の書生室を貸してもらうことに。引き出しを調べると、ガラスでできた未完成のパズルを見つけた。
「これがそろった時、自分は消える…」とつぶやく貴史。
その時、頭の中に重々しい男の声がひびいた。「和弥…私の想いがわかるか…私の心を知れ…」

何もなかったはずの机の上に、顔の半分を隠せる形の仮面があらわれた。
伝衛門は後年、顔にケガをして、仮面を愛用していたという。これがそうなのだろうか?
手にとると、仮面は白く光り、薔薇の花びらのようなガラス片に変わった。さっそくパズルにはめこむ。

伝衛門死亡の知らせを受けて、刑事や、伝衛門の子供たちとその関係者が屋敷に集まることになった。

伝衛門と最初の妻・緋沙子の間に生まれた長男・偉雄(キネマ社の現社長)、
同じく長女・貴子(キネマ社専属の看板女優)。
伝衛門と二番目の妻・百合絵との間に生まれた次女・加奈絵(女優志望)、
同じく三女・茉莉絵(寄宿舎で暮らす女学生)。

ほかに、偉雄の妻・蓉子、偉雄の息子・偉哉、貴子の婚約者・虚彦(キネマ社専属の監督)、
加奈絵の婚約者・海道(映画館の弁士)、刑事・伊原。

また、普段からこの屋敷で暮らしているのは、
伝衛門の三番目の妻・絢子、さきほどの執事・蜂谷、メイド・喜久代、庭番の老人・松ノ助の四人だ。

貴史は、「伝衛門の隠し子・七瀬和弥」になりすまして、情報を集めることにした。

284 :玻璃ノ薔薇:2006/08/18(金) 00:19:15 ID:hAMbW5dj0 ID:
伊原刑事は、伝衛門の死は他殺ではないかと疑っていた。
「遺書もなく、隠し子を呼んでおいて自殺とはおかしい…。誰かがワインに毒を?」

刑事の部屋からテラスに出ると、庭番の松之助が農具をふりあげて襲ってきた。
刑事が止めてくれたが、松之助は「七瀬和弥」のことを憎んでいるのだろうか。

メイドの喜久代から、貴子様・加奈絵様・茉莉絵様にあいさつするようにと言われ、
二階へ上がるとすぐに、次女・加奈絵と、その婚約者の海道に出会った。
加奈絵はプライドが高く、貴史の身なりを軽蔑しているようだ。

長女・貴子は華やかだが気の強い美女。父の後妻・絢子のことを疑っていた。
伝衛門が顔に怪我をした後、絢子は屋敷に住んでいた家族を全員追い出したとか。
貴子はその他にも気がかりなことがあるらしい。3歳の時に事故で死んだ母の記憶…。

三女・茉莉絵は清楚な感じの学生だが、「お父様は悪魔に殺されたんです」と不気味につぶやく。

伝衛門の後妻・絢子は部屋に閉じこもっていた。一族や使用人たちからつらく当たられ
心細いようだ。それに、伝衛門のことについても何かおびえている。
「主人の遺体が地下食料庫にちゃんと安置されているか見てきてほしい」と頼まれた。

夜になって、キネマ社の看板女優を名乗る艶子という美女が、虚彦に会いにきた。
野心が強く、新作映画「人形」の主演になった貴子をねたんでいるようだ。

「人形」は、キネマ社の第一作目の映画で、妻を愛するあまり嫉妬に狂った男が
妻を殺害してしまう話。かつて貴子の母・緋沙子が演じたこの作品を、貴子主演でリメイクするらしい。
伝衛門はこのリメイクに強く反対していたらしいが…。

深夜、鍵をこっそり拝借して、地下の食料庫に降りる。棺を開けると中には伝衛門の遺体が。
伝衛門の目が開いた!?と見えた次の瞬間、庫内に火が投げ込まれ、出口が外側から塞がれてしまう。
必死に火を消して脱出すると、目の前の椅子で貴子が死んでいた……。

285 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/18(金) 15:48:36 ID:YmcU5VEnO ID:
スネークテールズ、ガラスノバラ、超乙です。

286 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/18(金) 21:19:39 ID:NTfjIYtTO ID:
玻璃=ガラス?

287 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/18(金) 22:58:06 ID:ah5kin4o0 ID:
>>286
http://www.capcom.co.jp/gnb/
俺には、なんて打ったらそんな候補が出てくるのか分からないが。

288 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/18(金) 23:34:14 ID:fdlGWUhSO ID:
ガラスって言葉がなかった時代の当て字だろ

289 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/19(土) 02:08:15 ID:9v9Esu0r0 ID:
「はり」と読むらしい。ガラスの別名。

290 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/19(土) 05:07:41 ID:9wrjwC6X0 ID:
難しい名前にしちゃったばっかりに、「瑠璃ノ薔薇」だと思い込んでる人がけっこう多いようだ。
"玻璃ノ薔薇" の検索結果 約 535 件
http://www.google.com/search?hl=ja&q=%22%E7%8E%BB%E7%92%83%E...
"瑠璃ノ薔薇" の検索結果 約 112 件
http://www.google.com/search?hl=ja&q=%22%E7%91%A0%E7%92%83%E...

しかし正式名称でぐぐってヒットするのがたった535件というのもやけに少ない。
芸能人主演で、ラノベ作家にノベライズ出させたりとメディアミックス展開もしてるみたいなのにな。
ゲームとしてはどうなんだろう。面白いのかなぁ。

291 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/19(土) 05:17:21 ID:9wrjwC6X0 ID:
調べてみたら、DSの「アナザーコード」開発したとこが作ってるのな。
http://www.cing.co.jp/works.html

292 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/19(土) 14:45:01 ID:M0tHAYN10 ID:
>>289
というか、普通「玻璃」で「はり」と読んで「がらす」とは読まないのを、
無理矢理「がらす」と読ませているんだよな。
「本気」と書いて「マジ」と読ませるようなもの?

293 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/19(土) 16:04:15 ID:UgxqW66HO ID:
>>292
なるほどそのたとえでよく分かったw

294 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/19(土) 19:02:30 ID:Uqsip5NV0 ID:
"玻璃の薔薇" の検索結果 約 741 件
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=%22%E7%8E%BB%E7%92%83...

これが現実


295 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/19(土) 22:55:18 ID:QG7F1HWC0 ID:
玻璃ノ薔薇 松岡 の検索結果 約 1,050 件

松岡を入れると検索結果が増えるのは何故だw

296 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/19(土) 23:23:08 ID:h2GYRpKg0 ID:
>>292
中国語ではガラスは「はり」に近い読みかたをするからそっちじゃね?

この作品、小説ともども微妙なんだよな
主人公の能力名は「閃光の誘惑」に「審判の右手」だっけ?
どこのサイコメトリーですか?

297 :MGS2 Snake Tales〜Big Shell Evil〜:2006/08/20(日) 02:36:12 ID:wcuM1eE+0 ID:
「スネーク、実は頼みがあるんだ。」
「断る。」

長い間姿を見せなかったオタコンが突然スネークの元を訪れた。
「レアなものだかなんだか知らんが、分けのわからん物のために全米中を駈けずりまわるのはもう・・・」
「違うよスネーク!!真面目な話なんだ。」
そういってオタコンは真面目な顔で話し始めた。聞けば彼の生き別れになった義理の妹が見つかったという。
今彼女はBig Shellでシステムプログラマとして働いているらしい。
「ん?Big Shellと言えば・・・。」
「そうだよ。君も聞いたことはあるだろ?」
Big Shellでは奇妙な事件が続いているという噂である。
連続殺人、集団うつ病、挙句の果てにはBig Shellには悪魔がすんでいるという。
いまやBig Shellは環境保護のシンボルではなく、タブロイド紙のネタ供給源になっていた。
「で、なんでそんなこと俺に話すんだ。警察にでも頼めばいいだろ。」
「警察はかまってくれないよ。」
「俺ならかまうとでも!?」
「いや違うよ。今犯罪組織どうしの抗争が激化してるだろ?警察はそっちに忙しくて僕らの相手なんかしてくれないよ。」
「なら自分で行ったらどうなんだ。」
「何か悪い予感がするんだ。スネーク頼むよ。」
「嫌だ!」
「お願いだって。君しかいないんだよ。」
「絶対嫌だ!!」

6時間後、スネークはBig Shellのヘリポートに立っていた。
彼が見たのはBig Shellが武装した集団に占拠されていくところだった。

(続く)

298 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/20(日) 03:05:06 ID:O8lW30h20 ID:
オリジナル展開で面白いな
続き期待してます

299 :魔剣X:2006/08/20(日) 03:06:47 ID:wcuM1eE+0 ID:
PS2版、魔剣爻と(おそらくストーリー同じ)

イマージュ。
別次元に存在する高位の自我。
証明された魂の存在。
約束されたはずの豊かな未来の予感。
でも「彼ら」はそれを認めない。

世界に目を向ければ、

欧州で続く無差別テロの恐怖。
追い討ちをかけるような「石死病」の猛威。
汚染されてゆく土壌、大気、そして食料。
心の支えであるはずの宗教は人々に「来世への旅立ち」を勧める。

原因不明の突然死や自殺、そして無気力により急激に国力を低下させ、死にゆくインド。

反米主義とアジアの結束を謳い、急激に勢力を拡大する中国。
西側諸国への石油供給を全面停止し、中国を支援するOPEC。
深刻なエネルギー危機と、強大な敵国の出現に態度を硬化させるアメリカ。
米中首脳会談は開始5分で決裂し、両国の激突は回避不能、第3次世界大戦まで秒読みかと思われていた。

そのような時代のなか「あなた」つまり魔剣は生み出される。
最新のイマージュ理論を応用した精神医療器具。
直接相手のイマージュに干渉し、病んだ精神を切除、矯正し修復する画期的な治療方法。
病み、壊れていくこの世界の精神を救うことさえも期待されていた。
-表向きには。

しかしその真の目的は人類破滅を裏で操る盤古の脳髄「天尊流星」を倒すこと。
天尊流星のこの世界における姿は一振りの剣。
しかしながらその本体はイマージュ世界に存在する。
魔剣でなくては天尊流星は切れない。
人の精神に干渉し、自在に操る天尊流星はもとは人を導く存在だった。
盤古の死とともにその亡骸は森羅万象となり、その肉体に湧いた蛆は人となった。
その蛆を導き、世界を滞りなく進め、全てを調和させる。
初めはそうだった。
だがしかし、盤古の死より幾万、幾千の月日が過ぎようとも人の愚かさは変わることがなかった。
天尊流星はついに人間を、その精神を自らの支配下、保護下に置くことを決断する。
しかし天尊流星は封じられた。
封剣士の一族が封じたのだった。
封剣士-それは天尊流星とともに世界を導く人間の一族。
世界の安寧秩序の為にあるときは悪人を切り、またあるときは英雄と称されるものををも殺す。
全てはただ歴史を進めるため。

<続く>

300 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/20(日) 03:32:49 ID:rOOyuxLuO ID:
固有名詞の読み仮名を教えてくれ

301 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/20(日) 03:51:34 ID:fHMpqcki0 ID:
>>300
ほぼ音読みでよかったような


302 :魔剣X:2006/08/20(日) 17:08:59 ID:z7wc7qrl0 ID:
軽く用語解説
・盤古(ばんこ)世界を創造した巨人。人面蛇身とも。
 起き上がったことで世界は天と地に分かれた。
 死後、その肉体は大地に。右目は太陽に。左目は月に。息吹は風に。声は雷鳴に。
 毛は植物に。そして湧いた蛆は人間に。脳髄は全てをすべる一振りの剣になった。
・天尊流星(てんそんりゅうせい)盤古の脳髄。盤古の分身ともいえる存在。
・封剣士(ふうけんし)中国奥地の崑崙(こんろん)山脈に拠点を置く一族。
 イマージュ理論の完成前からその存在を知り、自在に操る術を持つ。
 天尊流星を用いて歴史を裏から調和させていた。その事実を知るものは少ない。

だがしかし。
天尊流星の封印は破られた。
悪心を起こした封剣士によって天尊流星は持ち去られ、封剣士の分派にして犯罪シンジケートの「三業会」へと持ち込まれた。
三業会-封剣士として世に出ることもなく、世のためと称して悪人善人、さらには己までも殺すことに嫌気がさしたものたち。
もてる術を己のために使うことを目論んだものたち。才能なく、封剣士にもなれず、死ぬことを定めらた者たち。
そうしたものが寄り集まった組織。封剣士打倒を掲げる者たちの組織。
しかし。
三業会は瞬く間に天尊流星の手中に落ちた。三業会は天尊流星の実行機関に成り果てたのだった。
そして三業会からも天尊流星が姿を消して幾年。
 
日本。金沢総合研究所。イマージュ理論の第一人者、相模広光が所長を務める施設である。
いまここで、魔剣の覚醒実験が行われようとしていた。
立ち会おうのは所長相模広光。研究員のアン・ミラー、そしてJ.J.ジョーンズの3名である。
そこへ封剣士の一人、李飛爪(リー・フェイシャオ 通称フェイ)が所長の娘、相模桂(ケイ)とその幼馴染の山城弘(コウ)をつれて来た。
覚醒実験に立ち会いたいというのだ。
コウは無理やり連れて来られたようだが。
フェイが魔剣の前に立ち、魔剣に自分のイマージュを分け与える。
人工知能に魂が入れられ、魔剣は自我を持った。
周囲のクォーク物質を触手で集め、本体を守る鎧を作り上げる魔剣。
その姿は名前にふさわしい刀剣となった。
フェイが魔剣を手にしようとしたその時。爆発音とアラートが鳴り響いた。
それと同時に硬くロックされたはずの扉をこじ開け、男が侵入してきた。
ロシア軍の軍帽、ウシャンカをかぶり、ウールの付いた襟、袖。
サディスティックな形状の黒革のブーツ。
何より異常なのは背中に背負った得物。巨大なメス。
青白い男の顔に表情はなく、鳶色の双眸が相模所長を捉える。
他には目もくれず、大股で相模所長に近づく男。
男の背後からコウが飛び掛る。厳格な祖父から質実剛健な日本男児育つべく叩き込まれた武術の数々。
結局コウはなんだかナヨナヨとした男に育ったが、武術は一人前-剣道では全国に名を轟かせていた。
が、しかし。
繰り出す技を軽く捌かれ、逆に顔面に蹴りを叩き込まれ昏倒するコウ。
男はすばやく相模所長に当身を食らわせ担ぎ上げた。
去り際、父に駆け寄ろうとしたケイに向かって、大きく口を-耳元まで裂けた大きな口から、
グロテスクな形状の舌を突き出した。
舌の先にはメスが生えていた。
次々にケイに向けてメスが発射されていく。
しかし、メスに斃れたのはフェイだった。咄嗟にケイをかばったのだ。
「血の・・・契約に従い・・君が魔剣を・・・」
そう言い残すとフェイは事切れた。「いやぁぁぁッ!!」
慕っていた家庭教師を目の前で失い、錯乱するケイ。
フラフラと立ち上がり、魔剣をその手にする。
魔剣を振りかざし、振り返るケイ。その顔からは全ての感情が消えていた。



303 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/20(日) 17:26:17 ID:4LfpgBA7O ID:
乙。文章がうまい

304 :絶体絶命都市2(1)  ◆l1l6Ur354A :2006/08/20(日) 21:31:34 ID:GVJ+RRZy0 ID:
絶体絶命都市2いきます。とりあえず今日は(1)(2)まで。
細かい部分や分岐ははしょってますのでご了承を。

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前作舞台・首都島の壊滅から数年。
失われた第3首都の座は空席のまま。都市開発の波は激しさを増し、様々な都市に及んでいた。
ここ、富坂市ももその一つ。
四方を海と山に囲まれた地方都市、Z県富坂市。
どこにでもあるような一地方都市であるこの街を変えたのが、時の富坂市長である田辺宗一郎が提唱した
限られた土地を有効かつ計画的に開発する地下都市開発計画「ジオフロンティア計画」であった。
この計画は富坂市に飛躍的な発展をもたらし、今もなお、その勢いは留まるところを知らない。

時は2010年12月24日。
連日続く記録的な集中豪雨の中、韮沢ジオセクションにて「ジオフロンティア計画」
第一期計画工事完了を祝うパーティーが盛大に催されていた。
折りしも、この日はクリスマスイブ。
季節はずれの大雨は祝福の雨か、それとも・・・

305 :絶体絶命都市2(2)  ◆l1l6Ur354A :2006/08/20(日) 21:32:45 ID:GVJ+RRZy0 ID:
■CASE1 篠原一弥編(大学生・男性・22歳)

どこにでもいる普通の大学生・篠原一弥。
(篠原一弥:http://www.zettai-zetsumei.com/zz2/f_gazou/f_shinohara.jpg
12月24日14:06、彼はアルバイトウェイターとしてジオフロンティア計画第一期工事完成披露パーティー会場にいた。
壇上では今は県知事となった田辺宗一郎が雄弁に完成披露の挨拶を行っている。
(田辺宗一郎:http://www.zettai-zetsumei.com/zz2/f_gazou/f_tanabe.jpg
だが、バイトウェイターらはそんな話などそっちのけで、同じバイト仲間の藤宮春香について噂話をしていた。
(藤宮春香:http://www.zettai-zetsumei.com/zz2/f_gazou/f_fujimiya.jpg
「やっぱいいよな〜、藤宮さん!なんでも、実はすげえ大金持ちの娘らしいぜ!」
そんなご令嬢が何故アルバイトなんかしているのかは謎だったが、当の彼女は会場内でせっせと給仕に励んでいる。
そんな彼女を手伝ったり食事を運んだりと篠原もウェイター業務をこなすが、そんな中、田辺知事に飲み水を頼まれた。
厨房へと水差しを取りに行くと、厨房では料理長が電話に向かって怒鳴りつけていた。
「水道もガスもだ!どっちも止まって使い物にならん!」どうやら水道やガスの調子が悪いらしい。
水差しを持って戻ろうとすると廊下を走る藤宮春香の姿が見えたので、気になって後をついていくと、天井からの雨漏りを発見。
雨漏りを報告した警備員は心配ないと言うが、パーティー会場外の廊下にも所々水漏れしている箇所が見られる。
頼まれた飲み水を田辺知事に給仕していると、先ほど中座していた青いスーツの男が血相を変えて駆け戻り、知事に耳打ちした。
(青山透:http://www.zettai-zetsumei.com/zz2/f_gazou/f_aoyama.jpg
「…何!?わかった、すぐ行こう」パーティー会場を中座する知事と青スーツ。同時に、スタッフ全員にも集合がかけられる。

会場裏に集合したスタッフ全員に、市内を流れる羽代川が決壊したことが告げられる。
このパーティー会場は地下。騒然とするスタッフ達を一喝し、チーフはウェイター達に来場客の避難誘導指示を出す。
担当の会場ロビーの客に避難を呼びかける中、トイレにまだ田辺知事の秘書がいると聞き男子トイレへ向かうと、
壊れた蛇口から吹き出る水にパニクっている先ほどの青スーツの男がいた。
後は頼んだよ!と男がトイレから立ち去ると同時に轟音とともに大量の水が男子トイレに流れ込んできた。
篠原は慌ててトイレを出るが、目前で緊急シャッターが下り、その向こうでは来場客たちが慌しく避難している。
おーい!大声でシャッターの向こうに声をかけると、チーフから藤宮を探してきてくれと頼まれる。
なんでも、早退するためロッカー室に戻って以来姿が見えないらしい。

既に浸水や壁が一部崩壊している館内を抜けロッカー室にたどり着くと、開かないドアの中から助けを求める藤宮の声が聞こえた。
大量の水が押し寄せる中、篠原は間一髪崩れた壁からロッカー室に侵入し、別の崩壊した壁から二人は脱出を試みる。
途中、藤宮の携帯が鳴る。電話の主は藤宮の父だった。電話に出た篠原は、藤宮の父に彼女の避難を助けてやってくれと頼まれる。
藤宮に電話を代わる。「あのことはもう怒ってはいないから帰ってくるんだ」などという会話が聞こえる。どうやら訳アリのようだ。
会話中、突然起こった大きな揺れのせいで藤宮は携帯電話を水に取り落としてしまい、会話は中断される。
気を取り直して、変わり果てた館内を進み、合流場所の非常階段まで辿り着くが、そこにはもう誰もいない。
ふと吹き抜けのロビーを見上げると、上の階を走るチーフや避難客の姿が見えた。
直後、ガラス張りの吹き抜け天井が崩壊し、信号機や車が降ってくる信じられない光景が目の前で繰り広げられる。
同時に雨も降り注ぎ、浸水速度もスピードを増す。みるみるうちに足元が水に浸される。急いで上の階に行かなければ!

306 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/21(月) 04:10:58 ID:a/51Udp/0 ID:
MGS2の人と魔剣な人と絶体絶命2な人乙
続きも期待してます

307 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/21(月) 13:07:51 ID:2YkUAy4wO ID:
PS2の「THEメイド服と機関銃」を教えてください。

308 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/21(月) 21:44:57 ID:GTtSe3tt0 ID:
SIMPLEはまだキワドイの出したな

309 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/21(月) 23:01:31 ID:6TGzOjqc0 ID:
同日発売の「THEロボットつくろうぜっ」の方がキワドイぞ。

310 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/21(月) 23:57:20 ID:eYluHDhb0 ID:
>>309
サイト見てみたけど、OPムービー、すごいな。
へぼいポリゴンロボ以外は静止画をスライドさせたりしてるだけなのに
そこそこアニメOPっぽくまとめている。動画があるかのように錯覚した。
低予算の鑑だ。
編集してる奴がうまいのかなあ。

ただ、ロボットバトルとかのゲームそのものの部分は泣くほど地味そうだけどな!

311 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/22(火) 14:53:26 ID:OkpSzzHf0 ID:
ドラゴンマスターシルクの1は非エロみたいだけど、2って18禁だから板違いだね。
1はコンシューマーにも移植されたらしいけどウィザードリー並にストーリーは無いとか・・・

312 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/22(火) 15:28:51 ID:dME6Z8+20 ID:
サガフロ2書いた人、文章上手いな。文才ウラヤマシス。

313 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/22(火) 19:12:59 ID:4+lCZUc90 ID:
マグナブラバンが未解決にあがっているが、For Long The Eirthのコンテンツ「レゲー戦記」にプレイ記が
載っているよ。具体的にはここだな。http://trernoth.cool.ne.jp/game/retro/magna_braban/index.htm...

というわけで、一応リストからはなくしていいんじゃないかな。


314 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/22(火) 19:59:10 ID:OEqcP1zm0 ID:
>>313
ベタなだけどなかなかいい話だ

315 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/23(水) 02:54:10 ID:+2P8cVXU0 ID:
「忍道 戒」
「サムライウエスタン」
「侍」
「侍道2」
をお願いします。ぜんぶPS2です

316 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/23(水) 11:39:09 ID:EvhxeVrO0 ID:
ストーリーを教えてもらうスレ暫定Wiki 見てみたが、文章の
書き方が下手すぎ。
ま、それだけ低年齢層が多いということかwwwwww
ちゃんと国語の勉強しとけよガキ共www

317 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/23(水) 12:04:43 ID:NmV5DBdQ0 ID:
>>316
有名な作家さんとお見受けしました。
モンスターハンター2をお願いします。


318 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/23(水) 12:09:03 ID:w5/Ltozy0 ID:
>>316
最低の煽り方だな(www

319 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/23(水) 12:20:43 ID:ZToohCr00 ID:
>>316
ダーククラウドお願いします

320 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/23(水) 16:14:25 ID:xUEas2ly0 ID:
いまからこのスレは>>316にストーリーを教えてもらうスレになりました。

321 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/23(水) 19:19:45 ID:O5A+3IbJ0 ID:
>>316
文章のレベルが高そうな人が来たなあ
という訳で破滅のマルスをお願いします

322 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/23(水) 20:06:21 ID:bsyP8D060 ID:
>>316
かまいたち3−

323 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/23(水) 20:08:08 ID:ZM2fG+ta0 ID:
>>316
ロックマンZX宜しく。

324 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/23(水) 20:12:55 ID:GTs0+37xO ID:
>315
侍だけ予約する

>316
ガンパレードオーケストラをお願い

325 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/23(水) 23:10:46 ID:S9WGi5JbO ID:
>>316
PS2の式神の城 七夜月幻想曲、此花シリーズ、
DCのソニックアドベンチャー、ソニックアドベンチャー2、
SSのディープフィアーを

326 :式神の城 七夜月幻想曲:2006/08/24(木) 00:05:57 ID:3oMFsaIY0 ID:
登場人物紹介
玖珂光太郎:2で兄晋太郎を倒したことを引きずる少年探偵。高校中退
結城小夜:敵を倒すためだけに育てられた巫女。光太郎と出会い恋をする
城島月子:光太郎の幼馴染。病床の床についている。
日向玄乃丈:光太郎の相棒。元殺し屋のハードボイルド探偵。人狼
ふみこ・オゼット・ヴァンシュタイン:魔女。光太郎をいい男に育てようとする
金大生:1の事件後自首し刑務所入り。博学な知識と情報網で協力。
ロジャー・サスケ:光太郎の親友。世界忍者。じつはセプテントリオンの一員
七城メイ:東原ののみの世界移動した姿。
近衛貴之:瀬戸口隆之の世界移動した姿。
本編はまた今度

327 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/24(木) 00:35:20 ID:3ytIuj/c0 ID:
リストに載せる人が困るだけだから
>>316に頼むのはそれくらいにしとけ

328 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/24(木) 00:40:27 ID:01d2EGcX0 ID:
じゃあ327にお願いしちゃおかな

329 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/24(木) 02:29:51 ID:+1PARQnb0 ID:
ある一人に頼んだものはリストに入れないっしょ
その人にしか関係無いんだから

330 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/24(木) 11:03:04 ID:pN34YDJn0 ID:
>>315
忍道予約

331 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/24(木) 16:37:54 ID:+1PARQnb0 ID:
前作のエンディングから3ヶ月。
リックは罪の意識と悪夢に苦しめられていた。
悪夢の内容は、自分に助けを求めるが怪物たちに飲み込まれてしまうジェニファー、
そしてあの呪いの仮面の誘惑。

『彼女は死ななくてもいいのだ、リック……』
『私とお前なら彼女を救える』
『屋敷へ戻るのだ』
『そこで私はお前を見つけるだろう』
『私だけがお前に力を与える事が出来るのだ』
仮面の笑い声が闇にこだまする。
『お前は私を必要としている』

悪夢の内容にいざなわれるようにスプラッターハウスの焼け跡に戻ったリックは
再び呪いの仮面を身につけ、仮面の怪人の姿となる。
怪物たちを蹴散らして焼け跡を調べると、秘密のエレベータがあり地下道に続いていた。
その地下道を抜けた先にあった湖の中の孤島には家があり、その中にジェニファーが囚われていると
直感したリックはどんな事をしても彼女を助けると決意を固める。

家の中は怪物を作成する研究所のようになっていた。
そして自らもゾンビと成り果てたマッドサイエンティストが襲ってくる。
彼を倒したリックはその研究結果を読む。
そこには「呪いのマスクは虚無への入り口を開くことができる」と記されていた。

研究室の奥にあった魔法陣が虚無へとつながる。
そしてジェニファーの姿が魔方陣の上に現れた……しかし、無数の手につかまれて
再び虚無の中へと引き込まれてしまう。リックは虚無から現れた怪物を倒し自らもその中へと足を踏み入れる。
そして、虚無の中でクリスタルのようなものを破壊して中に閉じ込められていたジェニファーを救い出した。
ジェニファーを連れての脱出。逃がすまいと強大な怪物たちが立ちふさがるが全て打ち破る。
そして怪物たちとともに家は湖の中へと沈んでいった。

「恐怖は湖の中へ消え去った。
仮面は私を残して消えた。
あの仮面は何だったのだろうか?
あのマスクが存在する限り……またこのような事が起こるに違いない。」
仮面の笑い声。

〜夕暮れの湖のほとりで見つめあうリックとジェニファーをバックにスタッフロール〜

スタッフロールの後、夜になり誰も居なくなった湖から霊の顔が浮かび上がる。
霊がこちらに向かって迫ってくる。女性の悲鳴。

PRESENTED BY namco

332 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/24(木) 19:15:09 ID:bW1XqWq/0 ID:
>>331
何の作品かわかんね

333 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/24(木) 19:46:12 ID:g6yRGAHk0 ID:
>>332
多分スプラッターハウス2か3

334 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/24(木) 21:49:18 ID:jTYbcp1TO ID:
「テイルコンチェルト」お願いします。できれば詳しく…

335 :331:2006/08/24(木) 22:04:48 ID:+1PARQnb0 ID:
失礼しました。>>331はスプラッターハウス2です

336 :324:2006/08/24(木) 22:28:03 ID:ekdDytOkO ID:
スマン、いざ書き始めたらうろ覚え部分が多すぎるんで、いったん予約取り下げるわ

337 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/24(木) 23:45:14 ID:+1PARQnb0 ID:
他スレで発見。
まとめwikiはhttp://www8.atwiki.jp/storyteller/なので該当します

165 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/24(木) 14:03:03
■☆☆1.@wikiメンテナンスのお知らせ

◇メンテナンス1
対象サーバ:全サーバ
予定時刻:8月25日AM3:00〜5:00
内容: FTPなど新機能。スパム対策に関する改善など。
補足:予定時刻内において、多少つながりにくくなることがある程度の予定です。

◇メンテナンス2
対象サーバ:www8
日程:8月25日AM3:00〜AM6:00
内容:サーバ機能増設、連日の過負荷を改善する目的です

338 :Remember11 1/5:2006/08/25(金) 01:22:49 ID:AHd6IfY60 ID:
まだ未解決だったようなので・・・


登場人物
冬川こころ:女主人公。犯罪心理学を学ぶ大学生で、犬伏について調べている
優希堂悟:男主人公。スフィアという施設にいる。時計台からの転落のショックで記憶喪失中
楠田ゆに:こころが飛行機で知り合った少年
黄泉木聖司:山をよく知る登山家。頼れる存在で、墜落現場から3人を助けた
黛鈴(まゆずみ りん):きつい性格の国選弁護人。非協力的なトラブルメーカー
内海カーリー:スフィアで皆の面倒を見る心優しき女性スタッフ。ハーフ
犬伏景子:かつて病院に忍び込み大量殺人を働いた犯罪者。しかしDID(解離性同一性障害、つまり多重人格)であることが証明されたため、現在はとある施設に収容されている
涼蔭穂鳥:スフィアにいる少女で言葉を話せない。犬伏の別人格?

2011年1月11日、こころは犬伏が収容された施設がある青鷺島(稚内の近く)に向かおうと乗った飛行機でゆにと知り合う。しかし二人は、原因不明のトラブルによる墜落事故に巻き込まれてしまった。
そしてスフィアにいた悟は、時計台の上から何者かに突き落とされて意識を失った。

<こころ編>
目を覚ましたこころは自分がスフィアにいることを知る。
そこには介抱してくれたカーリー、同じく救助されたと思われるゆに、そしてあの犬伏がいた。
殺人鬼を前に怯えるこころだが、何故か彼女は「涼蔭穂鳥」と名乗り、犬伏であることを否定する。
非常に物静かな彼女はどうやら犬伏の別人格のようで、少し安心するこころ。
しかし再会したゆにには「お前はこころじゃない!」と非難されてしまう。
その時ようやく自分の姿を確認したこころは、自分が知らない男になっていることに気付いた。
次の瞬間目を覚ましたこころは山小屋にいた。吹雪の雪山に墜落した飛行機から黄泉木たちに助け出されたという。そしてそこにはゆにの姿もあった。事故のショックで混乱し、変な夢を見たのだと結論付けたこころだったが、しばらくすると再びスフィアに「転移」していた。


339 :Remember11 2/5:2006/08/25(金) 01:26:06 ID:AHd6IfY60 ID:
その男の名前は優希堂悟。
転落事故のショックでDIDになったのではないかというカーリーの言葉が信じられず取り乱すこころ。
否定するがまわりは誰も信じようとはしない。そんな時、悟の部屋にあった週刊誌の記事に驚愕する。
「2011年1月11日に墜落した飛行機に搭乗していたと思われる最後の行方不明者3人の腐乱死体を発見。
天候悪化のため救助活動を行えたのは事故から1週間後だったが、
発見された生存者は楠田ゆに君ただ一人であり、その他3名が行方不明となっていた。
しかし半年後、事故現場付近でその3名と思われる腐乱死体が発見された。
死亡者は黄泉木聖司、黛鈴、冬川こころと見られ、死亡したのは事故から1週間後と見られている。
唯一の生存者であるゆに君はかたくなに口を閉ざしている」とあった。
しかしラジオを聞いてもテレビを見ても、今日の日付は2011年1月11日であり、
その記事が存在しているはずがない。混乱するこころ。
「転移」で山小屋に戻ると、そこにも3人の死亡を伝える新聞記事があった。
こんなの何かのいたずらだ、と結論付ける3人(ゆに除く)だが、
山小屋でのギリギリの生活もあわせて精神的に追い詰められていく。
度重なる転移で、こころはメモを残しあうことで悟とコンタクトをとることに成功する。
それによると二人は空間を越えて心が入れ替わっているらしいという。
二人はなんとか転移という状況、そして山小屋での極限の生活から脱出しようと誓い合うのだった。
そうして落ち着きを取り戻した二人は転移を繰り返すうち、いくつかの疑問を持つようになる。
何故心が入れ替わるのか。何故ゆにが山小屋とスフィア、二つに同時にいるのか。
そして悟はどうやら何者かに命を狙われているらしいことがわかる。
しかし悟が記憶を失っているため、詳しくはわからないままであった。
スフィアでは幾度と無く命を狙われ、山小屋では食料もほとんど底をつき、
度々衝突が起こっていた。そんな中、スフィアに転移したこころは、
血の付いたナイフを持つ犬伏と、側に倒れる見知らぬ黒髪の男の死体を見る。
現場に居合わせたゆには「悟が殺した」と叫ぶ。
山小屋では預かっていたみんなの分の最後の食料が無くなり、こころが食べたと非難される。
こころは混乱し、悟に不信感を抱く。
そうして新聞と雑誌に書かれていた「3人が死んだ」運命の日、
吹雪が止んだのを見計らい山小屋の外を歩き回ったこころは、何故か海岸に出る。
雪山にいたはずなのにどうして、と戸惑うこころの元に悟が走ってきた・・・。


340 :Remember11 3/5:2006/08/25(金) 01:28:19 ID:AHd6IfY60 ID:
<悟編>
目を覚ました悟は山小屋におり、自分がこころと呼ばれる女性になっていることに気付く。
そしてその山小屋にはかつての恋人、鈴がいた。
しかし鈴はこころの姿をしながら「悟」だと名乗る彼を信じるわけもなかった。
度重なる転移のうちこころとコンタクトを取ることに成功した悟だが、
記憶を失っている彼にとって、スフィアの状況は異様なものだった。
優しさの中に時たま凶暴性を見せるカーリー、どうしてそこに存在するのかわからないゆに、
明るく快活ながらねずみを平気で殺し、悟に怪しげに近づく穂鳥。幾度と無く命を狙ってくる「誰か」。
そして、今が2011年ではなく2012年であるという事実。転移は時間すら越えていたのだった。
1年前に死んだはずのこころ、別れてはしまったが思い入れのある鈴、黄泉木の3人を助けようと心に誓う悟。
そんな中、彼は地下室にある隠し扉を発見し、その先で黒髪の榎本尚也と名乗る男と出会う。
「記憶を無くしてしまうとは。せっかく二人でこの『計画』を実行していたのに」という榎本。
彼によると二人はライプリヒの社員で、時間と空間を越えて転移させる装置を開発したのだという。
そして遭難者3人(+救出されたとされるゆに)を雪山から脱出させるため、
スフィアのある空間(周囲数キロも含む)と、山小屋のある空間を何度か入れ替えていたのだ
(だからこころがスフィアにいた時、場所は2011年の雪山だったのでラジオやテレビが2011年だった)。
つまり山小屋を遭難者4人ごと青鷺島に、スフィアを4人ごと雪山に入れ替えており、
「転移」とは、体は移動したがなんらかの要因でこころと悟の二人の心だけがその場に残り、
空いたそれぞれの体に一時的に入っていたのだという。
そこで再び山小屋に転移した悟。しかし次にスフィアに戻ったときにそこにあったのは、
榎本の死体であった。悟が殺したと叫ぶゆに。悟はこころに不信感を抱く。
その後山小屋に転移した際、悟は山小屋から離れた場所で見知らぬ少女の遺体を発見していた。


341 :Remember11 4/5:2006/08/25(金) 01:30:27 ID:AHd6IfY60 ID:
次にスフィアに戻った際、カーリーは実はスフィアのスタッフではなく精神患者であり、
精神を害した原因が犬伏に息子を殺されたためであることを知る。そして彼女は黄泉木の妻でもあった。
しかし1年前の飛行機事故で夫を亡くした彼女は更に追い詰められ、犬伏を殺すためにスフィアに来たのだった。
カーリーを思いとどまらせる悟。
その時にカーリーから聞いた話に、悟はある考えが思い浮かぶ。
飛行機事故とスフィアでの「今」のちょうど中間地点である日の、ちょうど中間地点である場所にカーリーはいた。
そしてそのお腹には双子の子供がいたという。
つまり転移とはその場所を含む3点間で行われており、
かつ心もカーリーのお腹の中の子供一人を含む3人で入れ替わっていたのだと気付く。
榎本を殺した犯人も残りの食料を食べたのもその子供だったのだ。
悟は4人を助けるため、転移が起こる時間を10分後にセットし、スフィアから出て転移範囲から外れたところで待機した。
これにより転移の際に二人の心が入れ替わることもなく、
山小屋メンバーを青鷺島に連れてくることが出来る。
こうして海岸に出てきたこころをまず救出することが出来た。
しかしこころが助かることは当初の運命通りの可能性があった。
何故なら発見された3人の腐乱死体は人物の特定が出来ず、
こころだと判断された遺体が実は悟が発見した方の遺体だったのかもしれないからだ。
運命を変えるにはまだ助け出すべき3人が残っていた。
助けに走る悟だったが、ゆに(山小屋にいた方)の導きにより彼らも救出されたのであった。


342 :Remember11 5/5:2006/08/25(金) 01:37:00 ID:AHd6IfY60 ID:
当初の運命においてゆにのみが助かった理由は、墜落事故直後に最初の転移が起こり、
ゆに一人が青鷺島についていたからだった。
そこでスフィアにかくまわれたゆには、この事件の最後の転移で偶然雪山に舞い戻ってしまっていた。
そこを救助されたのだった。
その後死んでしまった3人を助けるためスフィアにいた時に得た知識を参考に、
ちょうど1年後に青鷺島から最初の転移で雪山に行き、2011年のあの3人との山小屋生活を送ったのだ。
最後の日に転移の起こる場所に3人を導くために。

犬伏がこころ編と悟編で人格が違うのは、彼女もやはり人格の転移を繰り返していたからだった。
犬伏景子(悟編)、カーリーのお腹の子供ももう一方、
そして雪山にいた例の「遺体」であるもう一人の生存者「涼蔭穂鳥」(こころ編)である。
実は穂鳥は悟による発見時まだ死んでおらず、転移が行えたのである。

最後に悟の姿で鈴に再会した悟は彼女に声をかける。
しかし鈴は「あなたは悟じゃない!」と言い放つのだった。

バッドエンドの一つで、半年前にカーリーがいたもう一つの地点でのことが描かれている。
そこで「悟」の姿の男が「榎本」と呼ばれ、黒髪の「榎本」が「悟」と呼ばれていた。

更に、本編の最初に犬伏に良く似た女の子(誰かの回想シーン)が出てきます。
その子もまたDIDでした。
ただクリア後のおまけの人物紹介で、悟の妹「優希堂沙也香」とあり、
彼女の11年前の死が今回の計画の実行理由だと書かれている。
つまり転移計画が先で、たまたま墜落事故で元カノの鈴が遭難してたから、
この事件にあわせて実行された?

本作品はすごくわかりにくいゲームです。しかも本編では謎があまり解決されていないので、
公式ガイドや考察サイトを参考にされるとよいと思います。


343 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/25(金) 01:49:05 ID:5z+vVZET0 ID:
>>8から>>342までの間に書き込まれたストーリーをまとめWikiに収録しました。
また、未解決リストも>>342までの分に更新しました。

344 :SIREN2:2006/08/25(金) 05:20:53 ID:o/3MmBwC0 ID:
怪異発生より8時間後の夜見島、潮降浜。
その近くを矢倉市子は彷徨っていた。服には藤田の血がついている。
「お母さん・・・家に・・・帰りたい・・・」
そう呟く市子の脳裏に一瞬奇妙な記憶が甦る。
誰かの手にぶら下がる自分。しかし、ブレスレットが千切れて海へ落ちていく。
記憶のなかの市子が海に落ちたと同時に、市子自身も足を踏み外し、崖下の道路へと転落した。
-逃げなきゃ。そう思い、潮降浜の前を走りにける市子。その前にアイロンで武装した女屍人が立ち塞がる。
武器を持たない市子では対抗することができない。逃げようとしたその時、背後から軽トラックのエンジン音が鳴り響いた。
驚いて道脇の草むらに飛び込む市子。そのすぐ横を軽トラックが猛スピードで通過した。
市子が草むらから這い出してみてみると、女屍人が少し離れたところに転がっていた。
撥ねられたらしい。
市子はアイロンを手にすると廃墟になった小中学校跡へと向かったのだった。
大道具倉庫で釘箱を入手した市子はそれを校舎裏の道に撒いた。しつこく追跡してくるトラックをそれでパンクさせようというのだ。
市子の目論み道理、タイヤが破裂し、制御を失い、封鎖された校舎裏門を突き抜けるトラック。
その時校舎裏門から大量の闇霊が侵入してきた。屍人たちは市子に目もくれず、闇霊を攻撃し始める。
そのまま校舎裏門を抜ける市子だったが軽トラックから屍人が降りてきた。
かつての沖田宏である。
沖田は市子に気づくまもなく闇霊に囲まれ、そして喰われた。
市子は泣き叫びながらその脇を通り抜けるが、闇霊に囲まれてしまう。
その時、市子の頭上に赤い光が降り注ぎ、包囲していた闇霊は蒸発するのだった。

その1時間ほど前。
崩谷、夜見島金鉱(株)社宅跡。
そこに女の悲鳴が響き渡った。だが生きているもののそれではない。
海より来る穢れに操られしもの、屍人の叫び声である。

異界、夜見島において人の上に君臨し、蹂躙する存在。
そのはずの彼らが恐怖し、逃げ惑い、仲間に助けを求めていた。
かつての彼らの同胞、闇人が復活したのだった。
同胞とはいえ彼らの間には仔細あって愛憎遺恨が渦巻いていた。
初めはいきり立って闇人に襲い掛かった屍人たちだったが、その力の差たるや歴然。
屍人は頂点の座をあっさり奪われた。しかし己の存在意義を賭け、全力で抵抗していた。

助けを求めた女屍人、鍋島揉子(金鉱跡で一樹たちの脳天をハンマーでカチ割ろうとした)は背後に迫る気配を感じ、ベランダへと逃げた。
機関拳銃を手にした闇人が彼女を追いかけていたのだ。
彼女を見つけ、歓喜の叫びを上げる闇人。その時。
-響きわたる叫び声に答えるかのように、不規則な足音が社宅跡に響く。その数2人分。
三沢、永井らの隊を指揮していた陸上自衛隊の佐官、一藤二孝が部下の屍人自衛官を連れ、揉子救出に駆けつけたのだ。
銃に弾倉を装着し、部下に指示を出す一藤。動き回る死体程度の屍人と完全に肉体を支配する闇人では身体能力の差は歴然。
ならば戦術でカバーするのみ。光に弱いという闇人の致命的な弱点をつきながら、立ち塞がる敵を倒し、社宅に突入した両名。
その一室で揉子を無事発見した一藤。
「うぉぅ!?(訳:大丈夫か!?)」
「ヒィィィィィィィ・・・(訳:アイロンが・・・形見のアイロンがないの・・・)」
銃に新しい弾倉を取り付ける一藤。
「うぉぅ!(訳:俺にまかせな!)」
女を泣かすやつァ許さねぇとばかりにいきり立つ一藤。その心の裏には彼女への想いがあった。
屍人だてらに一目ぼれである。
その想いの前には凄腕狙撃闇人も変わり果てたかつての部下も意味を成さなかった。
ついにアイロンを手にする揉子。あとはここより脱出するのみである。
脱出まであと一息、その時背後から一藤を大量の銃弾が襲った。
振り返ると銃を構えた闇人が立っていた。
「イヒヒヒィィィイィィ!!」
一藤に狙いを定め笑い声をもらす闇人。
「!?ギィィィィィィッ・・・!」
銃声とともにその場に倒れる闇人。その背後には部下屍人が立っていた。
その姿を見て、安堵し、その場に座り込む一藤と揉子であった。

345 :トラキア:2006/08/25(金) 09:22:49 ID:DLt6m6KO0 ID:
なんかキャラ紹介しかなかったので、トラキアを。

前作「聖戦の系譜」がそのままバックストーリー。

・オープニング。
シグルド軍を助けるためイードを行軍中のレンスター軍は、トラキア軍の奇襲を受ける。
レンスター王子キュアンと妻エスリンは、娘アルテナを人質に取られ、砂漠に散る。
一方、レンスター王も友軍コノートに裏切られ、討たれる。レンスター城は帝国の手に落ちる。
若き騎士フィンと共に城を逃げ出したキュアンの嫡男リーフは、焼け落ちる城をただ見守るだけであった…


物語は「聖戦の系譜」6章(グラン暦777)の少し前、グラン暦776から始まる。

リーフは、騎士フィンとその娘ナンナと共に、迫り来る追手をかわしながら各地を転々とし、北トラキア東部のフィアナ村へと身を寄せていた。
フィアナ村の女剣士エーヴェルとその娘マリータ、村の若者達と共に健やかに成長していくリーフ。
だが、リーフが15歳となったある日、大国グランベル帝国のレイドリックがリーフの存在を嗅ぎつけフィアナ村を占領。ナンナとマリータはマンスター城に連れ去られてしまう。
リーフはナンナとマリータの奪還のために(←まだ村で捕まっていると思っている)、村の解放作戦を決行する。
エーヴェルの旧知ダグダらの助勢も得て村を解放したリーフは、ナンナらが連れ去られた事実を知る。
リーフは二人を助ける決意を固め、フィアナ義勇軍を率いてマンスターへと軍を進める。

346 :トラキア:2006/08/25(金) 09:23:25 ID:DLt6m6KO0 ID:
マンスターへと向かう途上、リフィス団という海賊に悩む集落に立ち寄る義勇軍。
海賊を撃退すると、旅のブラギ僧のアウグストが同行を申し出る。リーフは拒む理由も無く、承諾する。
その後、ケルベスの門と呼ばれる小さな砦にたどり着く。
ケルベスの門は周辺の子供狩りの拠点(7〜13歳の子供は全員帝都に強制送致され、暗黒神ロプトの僕として生まれ変わる。これを子供狩りと呼ぶ)として、恐れられていた。
アウグストに話を聞かされ、リーフは子供の解放を決意する。アウグストと別れ、無事にケルベスの門を制圧、子供を解放した義勇軍。
しかし、快進撃はここで終わりを告げる。ケルベスの門で休んでいたレイドリックが現われ、ナンナを人質として降伏を迫る。
リーフとエーヴェルはやむなくレイドリックの手に落ち、義勇軍は敗走するのだった…

347 :トラキア:2006/08/25(金) 09:24:27 ID:DLt6m6KO0 ID:
セティをリーダーとするレジスタンス組織マギ団は、子供狩りに遭った子供を解放し、マンスターへと護送されてきたリーフ王子を救助する作戦を展開。
リーフはマギ団や牢仲間のフェルグスやカリンらの力を得て脱獄に成功する。
マンスター城からの脱出の最中、闘技場にナンナとエーヴェル、マリータの姿を見る。
魔剣に操られたマリータは母エーヴェルと交戦する事に・・・
駆けつけたリーフはナンナを無事に救出するが、エーヴェルは目の前でベルドという邪悪な者の魔法により石像とされ、マリータはどこかへ転送させられてしまう。
リーフはなすすべも無く脱出するが、いつか必ずエーヴェルを助け出す事を誓うのであった。
マンスター城下でリーフ救出作戦を練っていたアウグスト司祭と合流したリーフ。
帝国とロプト教団を打倒しエーヴェルを取り戻す策を尋ねるリーフに司祭は、
エーヴェルの石化は治せない、今は逃げ延びて「英雄」となり北トラキアの反帝国勢力を纏める事が打倒帝国への道だ、と説く。
リーフはその言葉に従い、城下を脱出。追手をかわしながら国境を越え、南トラキア国のミーズ城に逃げ落ちるのだった。
(エーヴェルの石化を治すには大司教マンフロイ一族しか使えない聖杖が必要だが、マンフロイはロプトの司教で敵対関係なので事実上治せない。
帝国とトラキアは一応同盟関係だが、帝国の軍隊が国境を越えるとなると流石にトラキアも黙ってはいないため、ミーズ城に逃げるか山中を当ても無く逃げるしか無い。
勿論身分は隠す。また、この頃子供狩りに反発する都市は、ことごとく帝国、ロプト教団の攻撃を受けている)

348 :トラキア:2006/08/25(金) 09:25:13 ID:DLt6m6KO0 ID:
ミーズ入りし帝国の追っ手を振り切ったリーフはフィンや義勇軍らと再会を果たす。
その後、帝国の大部隊に包囲され陥落寸前の自由都市ターラを解放したいと願うリーフは、匿ってくれたハンニバル将軍に別れを告げ、中央山脈を西へと進む。
紫竜山を越えた先、ハンニバル将軍の別荘にてレンスターの遺臣ドリアスと再会。ターラへの道を急ぐ。
トラキア国境、ノエル渓谷を越え帝国領へ侵攻したリーフら北トラキア解放軍は、最大の関門ダンドラム要塞をも攻略。更にダキアの森でマリータと合流。遂にターラへと辿り着くのだった。
ターラでは帝国軍の総攻撃が始まっていた。守備軍と共にターラを防衛する解放軍。
そこに漁夫の利(帝国とターラが疲弊したら纏めて攻撃)を狙うトラバント王率いるトラキア軍までも駆けつけ、ターラは窮地に陥る。
リーフらの奮戦もむなしく外壁は粉砕され、町に帝国の兵が侵入し始める…
その時、トラキアの王子アリオーンはターラ市民の安全のために一計を案じる。
ターラをトラキアに無条件降伏させ、アリオーンが市民を保護するというものだった。
そうしなければターラには帝国による子供狩りかトラキア軍による破壊が待つのみである。
ターラ代表のリノアンはこれを承諾。それによりリーフら解放軍はターラを離れなくてはならなくなる。

後味は悪いものの一応ターラ保護という目的は果たしたリーフらは、いよいよ故国レンスター奪還作戦を開始。
途中、サラという奇妙な少女と知り合いながらも、解放軍はレンスター城へと進む。そして、遂に悲願であったレンスター城奪還に成功する。
が、喜びも束の間、隣国アルスターにおける民の反乱、そして反乱軍の危機を知らされる。リーフはすぐさま救援を差し向けようと考えるが、軍の疲弊、兵力不足を理由にドリアス、アウグストに止められる。だがリーフはそれを聞かない。
ドリアスはとうとう諦め、先発隊として自ら志願。リーフを城に残し、兵の半数とともにアルスターへ向かった。
翌日、後発としてアルスター進撃に出ようとするリーフに衝撃的な報告がもたらされる。
先発部隊は惨敗を喫し、ドリアスは無念の死を遂げたというものだった。
逃げ延びてくるわずかな仲間と共にレンスター城へ敗走するリーフ。ドリアスとアウグストはこうなることを知っていたのだった。愚かな判断を悔いるリーフだが、帝国の総反撃は間近に迫っていた。
ちょうどその頃、遥か東では光の公子セリスが旗揚げ。帝国の支配から各地を次々と解放していた。

349 :トラキア:2006/08/25(金) 09:26:44 ID:DLt6m6KO0 ID:
それから半年あまり。執拗な攻撃にリーフらは徐々に追い詰められ、レンスター落城は時間の問題となっていた。
次々と崩れ落ちる城壁。怒涛の攻撃に晒され、解放軍は崩壊寸前に追いやられる。
その時、セリス軍がアルスター城を強襲、レンスター攻撃軍は慌てて撤退したとの報がもたらされる。
リーフ軍が敵の大部分を引き付けていたおかげでセリス軍が素早く辿り着いた結果であった。
九死に一生を得たリーフは、セリス軍と合流するためにアルスターへと出発する。
セリス軍の勢いは凄まじく、リーフが辿り着くころにはアルスターは既に解放されていた。
後の生涯の親友であり従兄弟でもあるセリスと出会い、心機を新たにするリーフ。
その後、セリス軍はコノートへ進軍。
リーフ軍はリーフの希望(マンスターにはレイドリックやエーヴェルがいるため)によりマンスターを攻略することに。
トラキア大河を越え、マンスターへと辿り着いたリーフは、セティ率いるマギ団とマンスター軍との戦いに参戦。
市街の制圧をマギ団に任せ、レイドリックとベルド、そしてエーヴェルのいる王宮へと進撃する。
レイドリックを撃破し、マンフロイの孫娘サラの力を借りてエーヴェルの救出に成功したリーフ。
ロプトの祭壇にてベルドをも打ち倒し、遂に北トラキアにおける帝国、ロプトの支配は消え去ったのだった。
そして、リーフはコノート制圧を完了したセリス軍に合流。
南トラキアのトラバントや帝国のユリウスらに立ち向かっていく事になる。
グラン暦777年、時代は新たな局面を迎えようとしていた・・・

・・・そして、「聖戦の系譜」第八章へと続く。
余談・リーフらがレンスターを奪還し、猛反撃を受け窮地に…辺りは「聖戦」でも描写されてますが、
その後、マンスター奪還云々は必ずしもそうとはならないため、完璧にストーリーが噛み合っている訳でもないかと。
ドリアス率いるアルスター先発隊は「聖戦」ではリーフ、ナンナ、フィンを除いた全部隊が皆殺しにされているため、マンスター攻略は否応も無くセリス軍として行なう。
また、リーフ側には知らされないが、リーフの父キュアンの軍が壊滅したのは、トラキア軍というよりはロプト教団の仕業。トラキアはその野心を体良く利用されていたらしい。

350 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/25(金) 14:51:48 ID:5z+vVZET0 ID:
SIREN2乙です。屍人が妙に人間っぽいですね

351 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/25(金) 17:04:22 ID:jJpm7ujV0 ID:
>>344のSIREN2の
>その一時間ほど前
以降は隠しシナリオなので、あまり本編にはかかわりがありません。
っていうか、アイロンくらい?

352 :SIREN2:2006/08/25(金) 19:14:35 ID:/KaRmDtp0 ID:
>>351
この隠しシナリオが書きたくて書き始めたようなものだったりする。

あ、ちゃんと最後まで書きますよ。

353 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/25(金) 21:12:19 ID:tsuXl9LP0 ID:
今更だが闇人と屍人は別物なのか?
闇人は屍人の進化型だと思ったが・・・・・

354 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/25(金) 21:15:43 ID:MgFHkEhD0 ID:
トラキア乙です。
聖戦しかやってないんだけど、セティはレヴィンの子になってるらしいよね?
ナンナや他の聖戦キャラは父親決まってるのか?

355 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/25(金) 21:48:35 ID:l9Eai30b0 ID:
>>354
自分はトラナナ書いた人じゃないけど。

>セティ
トラナナではシレジアの王子でフォルセティ使える

>ナンナ
フィンを父と呼んでいるが、実父か義父かは論争あり

>他の聖戦キャラ
デルムッドについては名言されていないが、「ベオの剣」なるほぼ専用の武器がある(これがまた論争の原因に)

>その他、聖戦に関連した親子関連
フェルグスは上記の「ベオの剣」を使える
ミランダというキャラは、ティルテュの姪(妹の娘)という説がある
サイアスというキャラは、アルヴィスの隠し子らしい

356 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/25(金) 23:18:35 ID:5O4BfiJd0 ID:
SIREN2まってましたー!

357 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/26(土) 00:36:49 ID:n4VPU3gI0 ID:
>>354
後、エーヴェルの正体はブリギッド(記憶喪失)。
名言こそしないが、台詞等でほぼ確定。 夫は不明。
聖戦でも出るキャラは、リーフ、ナンナ、フィン、デルムッド、セティ、(エーヴェル)。
セリス、ユリア、レヴィン、トラバント、マンフロイ、アルテナ、アリオーン等が全て顔見せで出る。

358 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/26(土) 00:39:27 ID:n4VPU3gI0 ID:
>>357
コープル君とハンニバル将軍も顔見せで出てた。

359 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/26(土) 04:38:26 ID:hzAcrGHL0 ID:
×名言する
○明言する

360 :メタルスレイダーグローリー:2006/08/26(土) 09:25:05 ID:n4VPU3gI0 ID:
>>359
修正d。 溜まってるリクをやっちまう月間。
メタスレ行きます。

・日向忠→地球で機械オペレートの引き受け、操作代行業を営む17歳の青年。
腕前は超一流だが、美人と妹に滅法弱い。結構シスコン。

・日向あずさ→忠の妹。12歳の少女。やや落ち着きが無いが天真爛漫で明るい性格。
学園の成績は優秀。両親と死別しているせいか、ブラコン気味。幼い頃の一部の記憶が無い。
母の形見のパヒュームペンダント(母自作の香水が入っている)が宝物。

・日向政忠→忠、あずさの父親。故人。
職業は大学教授。また、メタルスレイダーの操縦の腕前も超一流。
8年前のある戦争中、あずさの眼前で死去。

・日向エイミア→忠、あずさの母親。故人。趣味は香水作り。
10年前、自宅の火事によって死去している。

メタルスレイダー、ちょっと長いのでMSと略します。
細かい部分は選択肢によって展開が微妙に変わります。これは一例だと思ってください。

361 :メタルスレイダーグローリー:2006/08/26(土) 09:26:04 ID:n4VPU3gI0 ID:
時は西暦2062年。
5年間にわたる長い戦争が終結して8年…地球の人々は平和を謳歌していた。
日向忠は、妹のあずさと、学校時代の同級生エリナと共に、よろず機械のオペレート、操作代行の仕事をしていた。
ある日、作業用のMSを買う事にした忠たちは、店主のゲンに薦められるままにある機種を購入。
試運転に入る。忠が電源を入れるや否や、とあるメッセージが響き渡る。
"創造主を探せ…。地球は危機に瀕している…"
外に出てみると、そのMSは戦闘用のMSへと姿を変えていた…
なんと忠たちが買ったそのMSは作業用などではなく、
以前の戦闘で実際に使用された本物の戦闘用MSのレストア品であったのだ。
更に、あずさはこのMSに見覚えがあると言う…
気になった忠はゲンに事情を尋ねるが、はっきりとした事は分からず、結局仕入先である宇宙ステーションに向かう事に。

衛星軌道上にあるターミナルステーションにて情報収集する忠、あずさ、エリナの3人。
そして、そのMSは通常の登録がなされていない事、パイロットは忠の父親、日向政忠であった事を知る。
父が死んだ8年前の事を調べる忠。ターミナルの責任者ジフや居住区責任者シルキーヌに尋ねても、8年前の戦争がある居住区が中央政府に自治を要求した独立戦争であった事、それ以外は全くデータが無いという程度しか分からなかった。
その後、メカニックのシンにMSを見てもらったところ、8年前に作られたたった一機の試作機「GLORY」である事、
製造メーカーが月にあった「I.S.D.C」(今は分散して名前も変わっている)であること等が判明。
しかし、手がかりの一つと思われた「GLORY」に詰んでいた謎のディスクを再生しようとした時、あずさがいたずらで自分の声を上書き録音してしまう。結局あずさの声以外は何も再生されない。
忠達は、更なる情報を求めて、とりあえず「I.S.D.C」のあった月に向かうのだった。

362 :メタルスレイダーグローリー:2006/08/26(土) 09:26:55 ID:n4VPU3gI0 ID:
月で得たのは、「GLORY」の設計者がヴィヴァーチェという者である事と、その彼が行方不明である事であった。
ヴィヴァーチェを捜し方々を回る忠達。途中休憩のために立ち寄ったレストランの店名はVIVACE。
忠はウェイトレスのやよいにヴィヴァーチェについて尋ねる。忠の名前とヴィヴァーチェを聞き狼狽するやよいは、あるメモを忠に渡し、急いでそこへ行けと店から追い出すのだった。
メモには居住区の地図が記されていた。そこへ向けて宇宙船を動かす忠。
移動の途中、宇宙船が突然大きく振動する。エリナ、あずさの安否を気遣い船内を巡る忠。
ところがあずさは謎の少年と会話中・・・会話の内容は、「GLORY」に関する事であった。
逆に少年について質問する忠とエリナだったが、突如少年は怪物に変身。あずさが攫われてしまう。
居住区に着いた忠はあずさの捜索願いをシルキーヌ主任の秘書である小夜子に届け出て、メモの場所へ向かう。
メモの場所はハンバーガーショップが建つのみであったが、近くの店員に事情を告げると地下へ案内される。
そこには、多数のMSが。そこはヴィヴァーチェの私設軍基地であったのだ。

知り合ったキャティとエンカイに、ヴィヴァーチェは既に死んでいる事と共に、8年前の戦争の真実を知らされる。
8年前、地球から最も遠い居住区が、謎の物体の攻撃を受けた。中央政府は調査に乗り出し、付近でとある漂流物が回収。
それは異星生物の死骸であった。異星生物の存在に政府はパニックを恐れ真実を伏せ、居住区の反乱と発表したのだった。
異星生物との戦いが激化する中、軍は開発途上の兵器「メタルスレイダー」を配備。勝利は目前となる。
しかし、異星生物には、”自分の意志で姿を自由に変化できる”という能力を備えていた。人間側がそれを知った時には既に手遅れだった。
密かに人間に成りすましていった異星生物は、表面上は「異星生物の撃退に成功」として、また、民衆に公表しなかった事を利用し、真実を知っている人間を皆殺しにした上で、記録を全て消去。今も密かに自分達の絶対数を増やしているのだった。
ヴィヴァーチェはその事実を知るや否や、世間から身を隠し、密かに軍を組織。MSの開発、敵の弱点を探る事に。
が、人間に化けている奴らを見抜く事は難しく、あるときに殺されてしまったのだ。

363 :メタルスレイダーグローリー:2006/08/26(土) 09:27:46 ID:n4VPU3gI0 ID:
異星生物の映像見てみると、そこにはあずさを攫った怪物が。
人語を解する上、見破る方法、撃退する方法も分からないが、なんとかあずさを助け出そうとする忠は、
キャティからヴァヴァーチェの作った”危機に陥った時にのみ使う”というディスクを託される。
私設軍への協力を誓い基地から出ると、そこには小夜子が。あずさに関しての連絡が入ったと言う。
基地のキャティにこの事を告げると、あずさの保護された03区居住区は無人であり、とても不自然であると言う。
無人コロニーは異星生物の繁殖所として使われやすい。忠はキャティ、エンカイに同行を頼み、4人で03区に向かうのだった。
(選択肢によって、3人、2人の場合もある)

荒れ果てた03区居住で待っていたのは、ターミナルステーションの責任者ジフ。
ジフに従いあずさの保護されているという部屋に向かうが、そこは無人…
その時ジフは異星生物に変貌。「GLORY」を操れる忠が邪魔だと言い放ち、襲い掛かってくる。
なんとか撃退し、捜索を続ける。とある部屋で良い匂いのする場所を発見。
胸のペンダントが割れたせいで香水の匂いを発していたあずさを無事に保護。基地のある35区コロニーへと帰還する事に。
異星生物がなぜあずさを生かしていたのか、なぜ「GLORY」にこだわるのかを考えつつコロニーに近づく宇宙船。
しかし、コロニーでは謎の爆発が起こり、内部は破壊されていた。
破壊活動は異星生物の仕業であった。コロニーのあらゆる機関、極秘であった私設軍基地までも壊滅・・・
忠達は私設軍の巨大戦艦T・ストークと合流。実は私設軍と協力関係にあったシルキーヌと秘書の小夜子に再会する。
ここでキャティ、エンカイは極秘であるはずの私設軍基地が襲撃されているのは「メンバーの中に異星生物が紛れている」ためであると考える。
今までの推理(小夜子が基地近くにいた、異星生物は性格まではコピーできないため親しい者にはばれる等)から、小夜子を疑う忠。
その時、その場にあずさが現われる。あずさは父・政忠の死の前後を思い出し、その事を忠に告げる。
父は死の直前、コクピットであずさに話をさせていた事、あずさが話をしている間機械をいじっていた事、死の直前にあずさの名前を何度も呼んでいた事…
父の死を思い出し傷心するあずさを気遣う忠。
だが、その時小夜子が突然苦しみだす。あずさの匂い…いや、あずさの香水の匂いに反応したのだ。
異星生物の弱点は、忠の母親の作った香水の香りだったのだ。
開き直る小夜子は、T・ストークから忽然と姿を消す。直後襲ってきた振動。
T・ストークが35区コロニーから急速離脱したと同時に35区コロニーに異常が検知される。
その直後、T・ストークの前には、敵の超巨大要塞が圧倒的な存在感を示していた…

364 :メタルスレイダーグローリー:2006/08/26(土) 09:28:36 ID:n4VPU3gI0 ID:
私設軍は、超巨大要塞と無数の異星生物を相手に、MSを全機投入した総力戦を挑む。
忠、エリナ、キャティ、エンカイも出撃。忠とエリナはチームを組み敵を一機、また一機と撃墜していく。
しかし、戦力差がありすぎる私設軍は徐々に劣勢に。
シルキーヌは短期決戦を考え、T・ストークの大口径ビーム砲による敵要塞直接攻撃を行なう。
ビーム砲の直撃を受け、沈黙する要塞。安堵するエリナだが、その時、敵要塞の右翼が光る。
要塞のビーム砲を逆に受け、T・ストークは被弾。通信不能に陥ってしまう。
次のビーム砲を受けたら、T・ストークは撃沈されてしまう・・・
忠は、ヴィヴァーチェの”危機に陥った時にのみ使う”ディスクを「GLORY」にセット。最後の望みを託す。
出てきた表示は、ULTIMATE WEAPON…最終兵器であった。ディスクは「GLORY」の最終兵器のキーディスクだったのだ。
最終兵器は、「GLORY」を中心に、半径50kmにも達するというもの。
しかし、敵要塞は500km程度の大きさはある。最終兵器を作動させても、破壊は不可能である。
但し、ほんの一時、敵のビーム砲を撃つ直前ならば、そのエネルギーを誘爆させて要塞を破壊できるかも知れない。
それに賭ける忠は、ディスクにはB面がある事を見つけ、兵器の作動条件を探る。作動条件は3つ…

365 :メタルスレイダーグローリー:2006/08/26(土) 09:32:06 ID:n4VPU3gI0 ID:
一つ目は正式パイロットとして登録してある事。これは父・政忠と誤認されている忠には問題無かった。
二つ目は作動キーワードを入力する事…キーワードに心当たりがない忠。
一か八か、以前あずさが上書き録音したディスクのB面を再生する。
すると、父の声が聞こえてきた。”キーワードはあずさに託してある”というメッセージを受け取る忠。
あずさはT・ストークにいて通信は不可能…忠は父が死の直前、あずさの名前を連呼していた事を思い出す。
”AZUSA”入力したキーワードは見事に一致した。
そして3つ目は、音声によるパイロットの確認。しかし、政忠本人が変更したためか、政忠、忠、ヴィヴァーチェのどの音声を照合しても一致しない…
忠は再び、父が死の直前あずさに喋らせていた事、機械をいじっていた事を思い出す。正解はあずさの声なのだ。
しかし、あずさのいるT・ストークとは連絡が取れず、音声照合が出来ない…
が、幸運にもディスクのA面にはあずさが以前いたずらで上書き録音した音声が入っていた。
「はあーい あずさでーす お兄ちゃん だーいすき」
無邪気な声と共に、全ての条件はクリアされる。同時に、敵要塞にビーム砲のエネルギーが集中していく。
失敗は死を意味するこの作戦を必死に止めるエリナだったが、忠は仲間を戻らせて単身敵巨大要塞に向かっていく。
そして、兵器を作動させた。

T・ストークを眩しい閃光が襲う。目を開けた者が見たものは、残っていた敵要塞の残骸であった。
忠は成功したのだ。安否を気遣うみんなの前に現われる「GLORY」。
地球は、忠、あずさ、政忠、エイミアの4人の家族によって救われたのだ。   The End

366 :メタルスレイダーグローリー:2006/08/26(土) 09:35:29 ID:n4VPU3gI0 ID:
あー、途中どこかで入れようと思ったけど忘れてた。
母親エイミアの死は自宅の火災によるものですが、それは異星生物の仕業。
ゲーム中のどこかにそれを匂わす台詞があります、確か。

367 :メタルスレイダーグローリー:2006/08/26(土) 09:50:24 ID:n4VPU3gI0 ID:
>>366
あー、ごめ。気にしないでこれ。今確認したら勘違いだった。
正しくは、続編の漫画で出た話だからゲームには無関係。

368 :絶体絶命都市:2006/08/26(土) 12:40:25 ID:rSm+oxSH0 ID:
さっき渡された消火器で火を消して炎で道が塞がれていた別ルートを通り、真理の元へ急ぐ須藤。
その途中、建物の中を通り抜けようとしたとき、建物の奥からよろよろと男が歩いてきて
須藤の目の前で倒れてしまった。
驚いて駆け寄った須藤に男はなぜか「嵩原建設 総務課 杉山義博」と書かれた名刺を託すように差し出し、
そのまま意識を失ってしまった。名刺の裏には「アサガオノ ヒルネ」と意味不明な殴り書きがしてある。
そこに、こんな状況なのにきっちりとスーツを着込んだ小太りの中年男性が現れた。
小太りはどうしたんですかその人!?と驚いた後、あっちに銃を持った男たちが居たから撃たれたのかも、という。
須藤は「銃!?どうして!?」と驚くが、小太りもわからないと答え、須藤が急いでいる事を察したのか
「その人は私が面倒を見ますよ」と申し出てくれる。その申し出を受けて先を急ぐ須藤。
途中の通り道にあった給湯室で携帯ラジオと傘を見つけ、一応持っていく事にする。

建物を抜けて外に出ると、銃を持った謎の男がヘリに乗り込み立ち去るのを遠くから目撃する。
ともあれ真理が居なくなった先ほどの段差の上にたどり着いたので周辺を探索すると、
完全に横倒しになったビルの中で真理と合流する事が出来た。
須藤の顔を見てほっとしている真理に何があったのか聞くと、変な人に追いかけられたと言う。
再び二人で脱出のために島の中心部を目指す。

その倒壊したビルを抜けると、高層ビルが並び立つオフィス街に入った。
しかし道路はボコボコに陥没しており車は乗り捨てられ、人っ子一人居ない。
余震で崩れてきたビルにまきこまれそうになったり雨が降ってきたので
真理に傘を貸してあげたりして進んでいく途中、ビルの壁にポスターを見かけた。
首都島土地造成局のポスターだったが、そこに大きく載せられた局長「八田 巧」の顔は
先ほどの小太りの男のものだった。そんな人がこんな時になぜうろうろしていたのだろうか?

登場人物紹介
八田巧
首都島土地造成局長。島の建設当時から首都島に関わっているものの一人。

途中、街角にある宝石店の中に人の気配を感じる。余震で崩壊すると危険なので真理を外に残らせ
須藤が入ってみると、髪がぼさぼさでどことなく目つきのおかしい女性が宝石を一心不乱に紙袋につめていた。
火事場ドロボーをしている女性に圧倒されながらもここは危険ですよ、と何度か説得してみるが、
「う・・・嘘よ!危険なんて無いわ!」「そんな事言って、私の宝石を横取りするつもり!?」
などと取りあってくれない。どうやら被災のショックで少し精神のバランスを欠いているようだ。
聞く耳を持ってくれないようだし、真理が外からしきりに危険ですよ、と呼びかけてくるので、
女性が腕に負っているケガだけでも直してくださいと手持ちの医療品を分け与えてその場を去る須藤。
一応それには女性もお礼を言ってくれた。
出てきた須藤に真理は「さっきはあの人に追いかけられたんです・・・」とおびえながら言う。
呼び戻そうとしていたのはそのせいだったらしい。
(本筋に関係無いので以後省略するがここで一生懸命説得して医療品を渡したりしてると
この女性からの好感度が上がり、この後も何度か出てきてこちらを見てうれしそうにぼそっとしゃべったり
盗んだ宝石を分け与えて(断ったら必死になって押し付けて)くれたりする。恐い。)

雨のオフィス街を二人で歩き続けていると、カメラを持った眼鏡の男から声をかけられる。
「おい、ちょっと君たち!こっちに困っている人が居るんだ。手伝ってくれんか。」
そう言うとこちらの返事も聞かずにビルの建設現場に入っていってしまった。
顔を見合わせ、しょうがないので男に付いていく二人。
建設中のビルの中で待っていた男に追いついて「困っている人はどこですか?」と聞くと、
男 「ん?ああ、困っている人?俺。」
須藤・真理 「「はぁ?」」
話を聞くと、この建設中のビルの奥に進みたいらしいが崩れてきた資材が邪魔で通れないらしい。
一人では動かせないので助けが欲しかったらしい。
「俺は陣内晃二。フリーのカメラマンだ。記事もちょっとは書くがな。君たち、名前は?」
「す、須藤です」「相沢です」
「須藤と、相沢だな。よし、それじゃあ、手伝ってくれ。」
陣内のペースに圧倒される須藤たち。

369 :絶体絶命都市:2006/08/26(土) 12:46:12 ID:rSm+oxSH0 ID:
言われるままに須藤と陣内の二人がかりで資材を動かし、奥に進めるようになった。
その先、ビルの基礎となる部分の地下建設現場では、壁から出た直径数メートルはある巨大な管から、
床にある同じく巨大な垂直の管へと非常に大量の水がドウドウと轟音を立てて流れ込み続けていた。
垂直な管の方は底が見えないほど深く暗い。なぜかその光景を盛んに撮影している陣内。
真理「陣内さーん!これなんですかー?」
陣内「うん?これはな。水道管だ。」
真理「そうじゃなくて!なんでこんなもの写真に撮ってるんですか?」
陣内「まあ、色々あるのさ。」
妙にはぐらかされたまま地下を通り抜け、余震によって大崩落を始めた建設現場を命からがら駆け抜け、
なんとか無事、入ってきたのと逆側のビル街へと出た。
陣内は避難所を知っているらしいので、そっちに案内してもらう事にする。

登場人物紹介
陣内晃二
フリージャーナリスト。今回の首都島災害の裏にある「何か」を追っている。

三人で避難所のあるほうに道路を進んでいくが、大きく深い陥没により道路が無くなっていた。
しかし無くなった道の脇に外壁が崩れ落ちたビルがあったので、そのビルを通り抜けて進む事にする。
その中の一室では、足に破片が突き刺さって大怪我を負った初老の男性とその妻らしき婦人が取り残されていた。
出会うなり無断でパシャリと二人の写真を撮った陣内に、「何だ貴様!訴えるぞ!」と怒る男性。
陣内「やあー、すいません。職業柄、つい。」
男性「・・・ジャーナリストか。ちょうどいい。今から言う事を報道しろ。」
陣内「! ちょっと待って・・・(ペンとメモを用意して)・・・お願いします。」
男性「この島は欠陥品だ!穴が開きすぎとる。」
この男性はいわゆる市民派弁護士で、首都島の住民たちの一部が日ごろ不安に思っている、
謎の不気味な音と振動について調査していた。その結果、雨が降ったときにその排水を行う
水道管や水路がこの島の地下にはあるが、排水がそれらを通るときに起こす轟音が
空洞の多い構造に共鳴して雨の日などに聞こえる不気味な音や振動を起こしていると結論付けたのだ。
しかしその事を責任者に指摘しても誠意ある対応を得られなかったと言う。
この地震で島が崩壊して行っている事の原因もそういった構造に原因があると彼は考えていた。
陣内「責任者、と言うと?」
男性「首都島管理センターの、新崎だ。」
真理「!」
なせかその名前を聞いて動揺している真理。

婦人に、須藤が部屋の隅で倒れた家具の下から見つけた男性と妻と小さな子供の写真を手渡すと
大切な写真だったらしく、ひどく喜んでくれる。
真理「お孫さんですか?」
婦人「ええ・・・夏休みになったら、一緒に遊園地に行こうって・・・」
男性「そうか、約束してたな・・・」
そこに救助ヘリの音が聞こえる。婦人の頼みで、須藤たちがヘリに気づいてもらえるように
合図をしに建物の外へ走り出た。しかし、次の瞬間大きな余震が襲う。
男性と婦人を中に残したまま、ビルは跡形も無く崩壊してしまった・・・。

さっきまで話していた相手の死に落ち込む一行だが、とにかく避難所を目指して進む事にする。
と、ある交差点で陣内が立ち止まり、どちらへ行くかを聞いてきた。
島の中心の方にある避難所と、島の東の方にある避難所。陣内は東の方の避難所の近くに
何かの用があるらしい。一方、真理は一旦家に帰ってゲンを探したいと言うが、
そちらの方向なら距離的に、島の中心にある避難所を目指す事になる。
陣内は須藤がどちらに行きたいか決めろと言う。
須藤が真理の目的につきあうならそのあと一緒に中心の方の避難所に向かえばいいし、
そうじゃないならば陣内が真理に同行するので須藤は東に向かえと言う。
(ここでどちらを選択するかによってしばらくストーリーが分岐する。)

370 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/26(土) 12:53:52 ID:rSm+oxSH0 ID:
>>369リンク付け忘れ

登場人物紹介
陣内晃二 http://www.zettai-zetsumei.com/zettai/character/jin.gif
フリージャーナリスト。今回の首都島災害の裏にある「何か」を追っている。

371 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/26(土) 14:46:48 ID:FZz08Svg0 ID:
リメンバー11の人乙でした

372 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/26(土) 14:55:23 ID:SZQBSaY90 ID:
「バズー! 魔法世界」がいつの間にか未解決リストに復活しているなぁ。
 あれはもう、
「このスレで聞くまでもない、書くまでもないゲーム」(いろんなところでネタあかしされている)
になっているので、このスレではリクエストしないでほしいゲームになっている。

http://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%90%E3%82%BA%E3%83%BC...
とりあえず、リクエストした人は上の検索欄から
[バズー!ストーリー]と[バズー!魔法世界補完のページ]を参照してね。

373 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/26(土) 16:00:34 ID:RpZSIx/R0 ID:
>>372
そんなの決まってたっけ?
何それ。

374 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/26(土) 18:22:22 ID:60WgbUYO0 ID:
 そういう事実はなかったが、バズー!のリクエスト自体は1スレの頃から出ているな。

668 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:03/11/25 03:15 ID:4KiPqQ1u
>>317
バズーの裏EDを知りたいなら製品版では削除されたテキスト込みで載せてるサイトがあったはず。
ぐぐれ。
後ユーゲーっていう雑誌のホットビー特集に殆ど載ってたはず。
漏れは・・4/5ぐらいまでしかやってないので書けないのでつ
一応報告つーことで。勘弁。

4スレ目で、

405 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 04/03/09 00:08 ID:SK+Zxc9Z
SFCのバズー!魔法世界をグ○ると
ストーリー解説サイトやライター本人による補完サイトがヒットする。
興味ある人はそっち見たほうが良いんでないかと。

407 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 04/03/09 02:19 ID:OpJW42hM
そうそう。バズーは調べたらすぐわかるから、もう名前からとっぱらっちゃって下さい。

 上記の結論が出て、実際それ以降バズーの名前は未解決欄から外された。
いつから未解決欄に復活しているのかまでは知らないが、再リクエストした人が調査不足であることは事実だろう。

375 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/26(土) 18:43:42 ID:60WgbUYO0 ID:
>バズー! 魔法世界
雑誌ではユーズド・ゲームズ10号。つまり、ユーズド・ゲームズ 総集編3に所収されているのか?

■webサイト

 三つに留めておく。

http://web.archive.org/web/20040202201225/http://www2g.biglo...
http://my.reset.jp/~keito/SDA/bazoe/bazoe1.html
http://lovehorse.que.jp/lovegame/ancient1.htm

 

376 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/26(土) 22:09:57 ID:Zx2hlvnTO ID:
メタルスレイダー乙です。エイミアの面影も持ってるんですね。
あれ一度読んでみたいんだけど古本屋で見つからない。

377 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/26(土) 22:13:44 ID:Zx2hlvnTO ID:
「HλLF-LIFE OPPOSING FORCE」と「HλLF-LIFE BLUE SHIFT」をお願いします。

378 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/26(土) 22:29:22 ID:n4VPU3gI0 ID:
>>376
某ファンサイトの隠しページ?においてあるよ。多分今もある。
ちょっと画質悪いけど、気になるなら捜してみては?

379 :パワプロクンポケット3:2006/08/27(日) 01:32:37 ID:dVnV8dqn0 ID:
極悪久高校の甲子園優勝から3年。
世界のスポーツはそのほとんどがプロペラ団のものになりつつあった。
のりかとの結婚生活を送っていた主人公はひょんなことから死に、
亀田と唐沢博士の手によって、サイボーグとして蘇ったのだった。

第一章 生きる為に働け!

主人公には生きていた頃の記憶が全くない。
亀田は主人公はプロペラ団との戦いによって死んだと説明し、
半ば強引に主人公は自分たちの組織「ネオプロペラ団」の一員にする。
プロペラ団と戦う正義の組織なのにも関わらず
「ネオ」プロペラ団という敵の名称が入った名前に疑問を持つ主人公だったが、
アパートの一室を秘密基地として、アルバイトで活動資金を稼いでいく。
一般的な悪の組織と戦うサイボーグヒーローとのギャップを感じる主人公。
聞くと亀田は主人公の得意な野球でプロペラ団を倒すという。
亀田の計画は毎年プロペラ島で開かれる闇大会で優勝、
その時に入れる中枢を滅茶苦茶にして島を沈め、
プロペラ団の資金源を断つというものだった。
一方プロペラ団支部では、支部長となった智見がビッグボス、Mrリッチモンドによる指令を受けていた。
何が何でも全てのスポーツを支配しようとするビッグボスにあきれる智見。
智見はプロペラ団を脱走した唐沢博士を亀田を警戒するものの、放置することを決める。
大会に参加するため、火星に行くことが夢である火星カンパニーのチーム
火星オクトパスを見つけてくる亀田。
だが元プロのためセンスはあるものの、能力不足のため主人公は入団試験に落ちてしまう。
アルバイトに励む主人公はある日、近所の子供達からスポーツはあらかじめ優勝するチームが
決まっていることとを知る。
プロペラ団はリーグを面白くして、収入を安定させるために
ある程度スポーツの勝ち負けを演出してコントロールしているのだ。
プロペラ団を倒してスポーツ界をまともな状態に戻すことを決心する主人公。
資金を溜め、パーツを買うことでパワーアップをした主人公は
見事火星オクトパスに入団するのだった。
だが自称アスリートで元極悪久高校の英語教師アルベルトがオクトパスで4番を打っていることを知り、
二人は先行きに不安を感じる。
12月、元スリーエーの女投手アンヌとも知り合いになり、
いよいよプロペラ島での試合!
と思ったものの、主人公は今年から巨額の賞金目当ての実績のないチームを絞るため、
一年かけて予選を行ない、選抜を行なうことになったことを知る。
ルールを変えられたことに怒る亀田。
そして予選の一回戦。
相手チームの木岡率いるラッキーフラワーズは垣内社長との因縁の相手。
久しぶりの試合にはりきる主人公。
火星オクトパスは先制点を上げ、そのままフラワーズに勝利。
木岡と垣内があらかじめ他のチームを潰しておいたため、
この一回戦の勝利だけでオクトパスはプロペラ島へと駒を進めるのだった。


380 :パワプロクンポケット3:2006/08/27(日) 01:35:16 ID:dVnV8dqn0 ID:
第二章 命ある限り…

アルバイトを続ける主人公だったが、なんだか調子が悪い。
唐沢博士に相談すると、生命維持装置の耐久性が低くあと一年しか命が持たないという
とんでもない宣告をされる。
おまけに装置の交換に必要な資金は300万円!
主人公は文字通り資金集めに命をかけることとなる。
亀田にプロペラ団の基地をつぶし、資金を集めることを薦められた主人公は
次々とプロペラ団の拠点を調べていく。
一度は敗北するものの、爆弾ネズミ、ゾンビ、ロボットのPX005を倒した主人公は
組織から爪弾き者となっている元聖皇学園4番のネロ、バッタの改造人間立花、
PX005改めたかゆきを説得して仲間にする。
さらにプロペラ団を抜けた宿敵、元大東亜学園投手の鋼、
プロペラ団によってクビにされたくらがり、ドミオ、
トラブルメーカーの冬野を勧誘し、
オクトパスはどんどん強力なチームに変貌していく。
主人公自身も、たこ焼きやを始めた外藤に出会い、徐々にだが記憶を取り戻す。
ある日、智美は主人公の墓参りをしているときに偶然通りかかった主人公を見かける。
智美にあった外藤は、主人公は生きていたものの
記憶喪失で居場所がなくなり苦しんでいることを告げるが、
主人公の死を確認した智美はそれを信じない。
智美がプロペラ団の収入源のひとつである新興宗教フラップ教団の視察を行なっている最中に
主人公が突如登場。
教祖とスプーン曲げ対決を行なうものの、負けてしまった主人公は信者にボコボコにされる。
主人公を病院に連れて行き、何者なのか問う智美。
「ただのサイボーグです」とか無茶苦茶な返答をする主人公。
怪しいと感じた智美は美千代という偽名を名乗り、正体を探るために電話番号を渡す。
退院した主人公はフラップ教団の教祖に再挑戦し、なんとか教祖も仲間にするのだった。
「活動資金をもらっていくでやんす〜」
「クラゲ飼育セットが欲しいのでやんす〜」
「パソコンが安いのでやんす〜」
「英会話セットが安かったのでやんす〜」
何故か理不尽な理由で溜めた金を容赦なく最悪20%も奪っていく亀田にも負けず、
300万円を用意した主人公は、博士の作ったパーツでなんとか一命を取り留めた。
そしていよいよプロペラ島での野球大会へと参加する火星オクトパス。
初戦の相手は何とプロペラ団所属の優勝候補、プロペラデストロイヤーズ。
自分たちの存在がばれたのではないかと危惧する主人公と亀田。
そうこうしているうちに試合が始まるが、強力な選手を引き連れ、
強化された火星オクトパスはなんとプロペラデストロイヤーズに勝利してしまう。
あわてるプロペラ団。
しかしビッグボスはオクトパスの買収を指示。
優勝賞金の半分を提示された垣内は2回戦を辞退。
自分たちの安全を確認した亀田もそれに賛同し、オクトパスは島から帰ってきてしまう。
火星へ行くという夢のため、確実に金を得る方を選んだ垣内だったが、
主人公や社員達の頑張る姿を思い出し、素直に主人公に謝る。
そんな社長を見た主人公は、来年こそ優勝することを約束するのだった。


381 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/27(日) 01:38:14 ID:dVnV8dqn0 ID:
第三章 記憶を求めて!

主人公は鋼からプロペラ団について聞き出す。
プロペラ団は元々アメリカでスポーツの健全化を図る普通の権利団体としてスタートした。
しかし、理想論だけではスポーツを暴力や利権から守れない。
スポーツの健全化を建前に次々とより大きな権力、利権を取り込んでいた結果
破壊行為、脅迫を平気で行なう狂気の集団になってしまったのだ。
現在でも構成員のほとんどはスポーツの健全化を信じ、無償のボランティアで
活動を行なっていることに驚く主人公。
現在のプロペラ団を「自分の死を認めようとしない死病の鯨」と例える鋼。
鋼は組織が拡大しすぎてしまったため、現状維持ができなくなり、
存続のために勢力拡大を行なうプロペラ団は、いずれ滅びる運命にあると断言する。
プロペラ団を倒し、無政府状態となったスポーツ界が、必ずしも健全になる保障はないとも…。
鋼はプロペラ団と決別をつけるためにネロと共に基地を襲撃、
主人公に強力なパーツを渡すのだった。
さらに夢の中で記憶ゲージを8割埋めろという具体的な指示を貰った主人公は、
外藤のたこやきやでバイトしたり、のりかの悪夢を見たり、廃校となった極悪久高校に通うことで
本格的に記憶を取り戻し始める。
偽名を名乗る智美としばらくデートをした後、極悪久高校へと誘う主人公。
主人公は智美にどうして自分と知り合いだったことを黙っていたのかを問い詰める。
自分のことを思い出してほしかったと答える智美。
この出来事で謎のサイボーグが主人公であることを確信した智美は
唐沢博士と亀田が主人公の脳を持ち出していたことを突き止める。
「全て亀田の仕業だったのね」真相に気付く智美。


そして12月。
鋼の予言通り、組織としての限界がきてしまったプロペラ団。
力によって選手達を抑えることができなくなり、
南米支部での選手達のストライキを皮切りに各支部で次々と問題が発生。
大混乱の中、ビッグボスは新たな動きを起こす資金を得るため、プロペラ島へと向かう。

再びプロペラ島へと向かうオクトパス。
来図率いるドルフィンズを破り、勝ち進んでいったオクトパス。
決勝の相手はやはりプロペラデストロイヤーズ。
追い詰められるものの、鋼の力投、味方打線の爆発でついに逆転勝利。
しかし、オクトパスに主人公と亀田がいることを知った智美は、試合場に工作員を突入させる。
オクトパスと工作員の大乱闘で滅茶苦茶になる試合場。
その騒ぎに乗じて亀田はプロペラ団の中枢へと潜り込む。
亀田の目的は最初からプロペラ島に眠る隠し財宝だったのだ。
だが、遅れて亀田を追ってきた主人公は島の時限自爆装置を作動させてしまう。
大混乱に陥るプロペラ島。
ビッグボスを爆弾付きのヘリに乗せ、爆殺しようとする智美だったが
失敗の責任を追求するビッグボスに撃たれてしまう。
逃げようとする主人公の前に、虫の息の智美が現れる。

「あなたが…甲子園で優勝した……時
わたし、亀田君を利………前の支部長を…たから
あのときに………言えなかったから………今言うね。
甲子園優勝…おめでと……う…。」

最後の言葉を交わし、智美は主人公の目の前で絶命する。
隠し財宝を求め、中枢へと向かうビッグボス。
しかし、ついに自爆装置が作動。
プロペラ島はプロペラ団と共に崩壊するのであった。

382 :パワプロクンポケット3:2006/08/27(日) 01:40:20 ID:dVnV8dqn0 ID:
ついにプロペラ団を倒したものの、釈然としない主人公。
その時、頭にボールが激突。
主人公は自分の死因が、崖から落ちたことであることを思い出した。
のりかは主人公に保険金をかけ、
大量の金を得るために事故を装って主人公を崖から突き落としたのだ!
亀田を問いただす主人公。
「なぁんだ。全部思い出しちゃったでやんすか。」
ついに亀田が本性を表した!
亀田はおこづかい、唐沢博士は研究費を得るためプロペラ団を抜け、
主人公を好きな智美に手加減させるために主人公を蘇らせ、こきつかっていたことを語る。
さらに亀田はプロペラ団残党をまとめ上げ、世界征服を行なうことを宣言する。
大切に思っていた智美を助けるためにプロペラ団に入ったにも関わらず、
智美が本当に好きな人が主人公であり、
自分が主人公の当て馬でしかなかったことを知った亀田は、
智美と主人公への復讐のためにこの計画を思いついたのだった。
「力ずくでもそんなことやめさせてやる!」
二人の男の決闘が始まった!
激しい殴り合いの末、主人公に負ける亀田。
しかし亀田には最後の切り札があった。
亀田の呼び出しに答え、地下から地響きと共に巨大なスーパーロボット、
ガンダーロボがその姿を現す。
亀田は主人公から奪った金で、こっそり1/1スケールのアニメのロボットを作り上げていたのだった。
「うおおーついに長年の腐れ縁に決着をつけるときが来たのでやんす!」
主人公vs亀田の第2ラウンド
サイボーグvsスーパーロボットの戦いの火蓋が切って落とされた!
圧倒的な力で襲い掛かってくるガンダーロボ。
主人公がミスをするたびに強力な光線が襲いかかってくる。
おまけにガンダーロボの体力はとんでもなく多く、一発や二発のカウンターではびくともしない。
絶望的な状況の中、攻撃を潜り抜け、着実に反撃でダメージを与える主人公。
一進一退の攻防。
そして長く苦しい死闘を制したのは、サイボーグである主人公であった。
敗れた亀田に、何故こんなことをしたのか問う主人公。
亀田は極悪久高校を甲子園に導いた主人公のように何かを成し遂げたかったと語る。
全ては亀田の主人公への嫉妬が原因だったのだ。
「その割には俺だけ働かせて、何にもしなかったじゃないか!」
「そうなのでやんす。おいらヒマでヒマでもう張り合いがなくなっちゃって…」
亀田をぶん殴る主人公。
主人公はクローン再生装置で人間へと戻り、
亀田と共にプロ野球に殴りこみをかけることを誓うのだった。

もっとも亀田はこの後異世界へと飛ばされ
剣と魔法の世界、忍者のいる戦国時代や大正時代、
果ては地獄のダンジョンで大暴れすることになるのだが……。

パワプロクンポケット3 完

383 :パワプロクン:2006/08/27(日) 01:45:48 ID:dVnV8dqn0 ID:
とりあえずプロペラ団三部作はこれでおしまい。
ルートによっては、主人公が奴隷になったり、
亀田と一緒に世界征服したりするけど、これが正史です。
今多分パワポケの中でも一番ストーリーが濃いであろう6と6のしあわせ島を書いてます。
4、5、7、8、ダッシュとかは誰か書いて。

384 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/27(日) 01:46:04 ID:AD1eoybU0 ID:
パワポケ3乙です、智美カワイソス
3も正史ルート以外があるのですか?

385 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/27(日) 11:36:01 ID:8ajEEV5C0 ID:
>>377
aki_tanのウォークスルーに詳細があるからそれ見るのがいいかも。

簡単にいうと、Blue Shiftは警備員バーニーが研究者とテレポートで
脱出するために、Xenまで乗り込んで目的地を再設定したり、電源
集めたりする話。バーニーはHL2でも登場。

Opposing Forceは輸送ヘリをエイリアンに撃墜されて孤立した軍の
伍長が主人公。軍、ゴードン、エイリアンの背後にいる政府の勢力の
企みに気がつき、ブラックメサの爆破を防ごうとするがG-manに阻まれる。
ポータルから召喚された巨大エイリアンを倒したところでG-manに捕まり
口封じのために異空間に拘留される。以後消息不明。(HL2にも出てこない)

Blue Shift
http://www.asahi-net.or.jp/~ku5a-ktjm/bshift/bsfrm0.html
Opposing Force
http://www.asahi-net.or.jp/~ku5a-ktjm/opfor/op4wtfrm0.html

386 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/27(日) 18:38:11 ID:me1ZwHAe0 ID:
パワプロクンポケットの人、毎回乙です。
あいかわらずイヤなイベントのある話ですね

しかし公式サイト行ってみたんですが、
http://www.konami.jp/gs/game/poke/8/history.html
>まとめとして…プロペラ団関係者のその後
>[死亡]
>日本支部長
>ビッグ ボス
>[行方不明]
>四路智美
>唐沢博士
>イワノフ

となっているんですが。
後からそういう設定になったが、作中では智美は死亡と描写されてるって事ですか?

387 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/28(月) 01:20:49 ID:/Dc0plCI0 ID:
メダロット1〜5までリクエストします。

388 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/28(月) 01:49:33 ID:R3x5a95e0 ID:
フィロソマきぼん。

389 :パワプロクン:2006/08/28(月) 17:15:49 ID:54lynq6f0 ID:
>>386
一応5では死亡がほのめかされているようなイベントがあるので、
個人的にはほとんど死亡扱いだと思ってます。
他にも主人公が防弾チョッキをプレゼントしたおかげで助かり、
プロペラ団の下部組織を合法のものとして残すパターンと
主人公に別れを告げて、悪の道まっしぐらパターンがあるんですが、
上の二つだと行方不明にならないんで、死亡ルートを選びました。

390 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/28(月) 18:57:34 ID:KVUQWWzF0 ID:
>>389
3は1みたいに他のヒロインがいたりはしないの?

391 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/28(月) 23:06:11 ID:1lcqBKLKO ID:
全シリーズいるよヒロイン達は
ただ、ブラックな過去が多い
3はガンダーロボ戦に集中しないと勝てないからいつやっても緊張する

392 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/29(火) 01:22:54 ID:i0Di+yYK0 ID:
携帯アプリの「フライハイトクラウディア」と「テイルズオブヴァールハイト」をお願いします。

393 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/29(火) 02:20:22 ID:oVpWDHy8O ID:
ルーンファクトリー ―新牧場物語―
を教えてください。よろしくお願いします。

394 :てすと ◆l1l6Ur354A :2006/08/29(火) 09:18:00 ID:g6laYzSS0 ID:
てすと

395 :FF12(1) ◆l1l6Ur354A :2006/08/29(火) 09:20:18 ID:g6laYzSS0 ID:
FF12途中みたいだけど別に簡単にまとめた

(OP)
・前バレンディア歴734年、アルケイディア帝国の侵攻が間近に迫るダルマスカ王国とナブラディア王国は、
両家の王族の結婚により互いの連携を深めることにした。かくしてダルマスカ王女アーシェのもとへ
ナブラディア王子ラスラが婿入りし、盛大な結婚式が行われた。
 しかし間もなくアルケイディアの侵略が始まり、ナブディスは謎の大爆発により壊滅、
ナブディス王は行方不明に。ラスラ王子はダルマスカ王ラミナスより剣を賜り、最後の砦である
ナルビナ要塞へ出陣するが、要塞は陥落、王子は戦死する。
ダルマスカは帝国の提示した和平協定を受け入れざるを得なくなった。

 しかし和平協定の調印式が行われるナルビナ要塞でラミナス国王が暗殺される。
発表によれば、首謀者はダルマスカ将軍のバッシュ・フォン・ローゼンバーグ。
彼は和平案を受け入れた国王のふがいなさに失望し、王を暗殺して徹底抗戦を呼びかけるも、
大逆犯として処刑されたという。
 さらにダルマスカの将来を悲観したアーシェ王女は自害し、これによってダルマスカ王家は断絶した。
これを受けて中立を保って来た空中都市ビュエルバの支配者オンドール侯爵は、ダルマスカ国民へ向けて
停戦を呼びかける。王家と指導者を失ったダルマスカの民はほどなくこれを受け入れ、
ダルマスカは帝国の支配下に置かれることになった。

396 :FF12(2) ◆l1l6Ur354A :2006/08/29(火) 09:22:45 ID:g6laYzSS0 ID:
・主人公のヴァンはラバナスタのダウンタウンに住む孤児。空賊になりたいという夢を抱きながらも
その夢を叶える手段を見出せず、帝国兵相手にスリなどをしながら日々を過ごしている。
彼の兄のレックスは国王暗殺犯バッシュ将軍の一味として汚名を背負ったまま精神病により他界している
彼の幼なじみのパンネロも戦乱で兄を失った孤児で、道具屋でバイトしている。

・降伏から2年後のある日、帝国皇帝の三男ヴェイン・ソリドール(ラスボス)が新執政官として
ラバナスタへ赴任する。ヴァンはこの期に帝国に一泡吹かせてやろうと王宮に潜入し、
宝物庫から財宝を盗み出すが、そこでバルフレアとフランという空賊二人組と遭遇。宝の奪い合いになる。
 さらにそこへ反帝国組織レジスタンスの軍が襲撃してくる。迎え撃つ帝国戦艦イフリートの砲撃で王宮内は大混乱に。
ヴァンたちは王宮から逃れる際に反乱軍=解放軍の女戦士アマリアを助けるが、結局4人とも帝国兵に捕まり、
ヴァン、バルフレア、フランの3人は盗賊としてナルビナ要塞地下牢に投獄される。

397 :FF12(3) ◆l1l6Ur354A :2006/08/29(火) 09:27:40 ID:g6laYzSS0 ID:

・ヴァンたちは脱獄し、途中で処刑されたはずのバッシュ将軍を発見し救出。
バッシュは国王を殺害したのは自分に化けた双子の弟ガブラスだと語る。
ガブラスは帝国の武装裁判官ジャッジのひとり(ジャッジマスター)である。
ラミナス国王暗殺はヴェインの策略であったのである。
 4人はラバナスタへ戻り、バッシュはかつての同僚ウォースラと再会、アマリア救出の策を練る。
その時、パンネロがバルフレアを付け狙う賞金稼ぎのバッガモナン一味に誘拐され、
空中都市ビュエルバヘ連れ去られる。ヴァンたちはパンネロ救出のためビュエルバへ。
バッシュも、自分が処刑されたと虚偽の発表をしたビュエルバ領主オンドール侯爵に
面会するために同行する。

ヴァンたちはビュエルバでバッガモナン一味を追い払い、自力で逃げ出したパンネロは
皇帝の四男、ヴェインの弟であるラーサー・ソリドールに保護される。
バッシュはオンドール侯爵と面会。侯爵は、バッシュ処刑とアーシェ王女の自害、
停戦の発表はすべてヴェインの提案であったと語る。
侯爵はバッシュらをわざと帝国に引き渡すことで帝国戦艦リヴァイアサン内に捕らわれた
アマリアと再会させる。アマリアこそ自害したはずのアーシェ王女であった。
アーシェはウォースラの保護でレジスタンス活動に身を投じていた。

ヴァンたちはウォースラの援助でリヴァイアサンを脱出。
自分の知らない帝国の裏事情を知りたがるラーサーは、ヴァンたちに
帝国のゆがみを見せて欲しいと頼み、脱出の手引きをする。
しかしヴァンが王宮から盗んだ宝石=ダルマスカ王家の証は帝国に奪われてしまう。

398 :FF12(4) ◆l1l6Ur354A :2006/08/29(火) 09:29:34 ID:g6laYzSS0 ID:
ダルマスカ王家再興を熱望するアーシェはバルフレアに懇願し、
もうひとつの王家の証『暁の断片』が眠る古代の覇王レイスウォールの霊廟へ飛ぶ。
しかし暁の断片を手に入れて王墓を出ると、そこにはリヴァイアサン艦隊が。
再び捕らわれたアーシェはギースに暁の断片=破魔石の引き渡しを要求される。
なんとウォースラがアーシェに無断でジャッジマスター・ギースと取引をし、
破魔石とダルマスカ王家復活の交換を約束していたのだ。
ウォースラの裏切りにアーシェは失望する。

破魔石を手に入れたギースはさっそく魔力測定器にかけるが、破魔石に蓄えられたミストの量は
膨大で、ミストは暴走して大爆発し、ギースやウォースラを艦内に残したまま
リヴァイアサン艦隊は消滅。アーシェたちは脱出し、途中で暁の断片を回収する。

399 :FF12(5) ◆l1l6Ur354A :2006/08/29(火) 09:33:34 ID:g6laYzSS0 ID:
伝承によれば、覇王レイスウォールは神々から破魔石=『神授の破魔石』を賜り、
その力でイヴァリースを平定したという。その後、破魔石は覇王の血統を引く王家に受け継がれ、
『夜光の砕片』は旧ナブラディア王家に、『黄昏の破片』=ヴァンが盗んだ宝石 はダルマスカ王家に、
『暁の断片』は覇王の霊廟に保管されていた。しかしうちふたつはすでに帝国の手にある。
アーシェの持つ暁の断片はミストを放出しきって力を失い、もとの力を取り戻すには数百年かかるという。

破魔石は単なるミストの結晶である普通の魔石と異なり、内部に大量のミストを蓄え、
エネルギーとすることができる伝説上の魔石であった。
しかしアルケイディア帝国の科学者たちは破魔石について研究し、
能力は劣るとはいえ、すでに『人造破魔石』の製造に成功していた。
そしてさらには神授の破魔石のエネルギーをも手に入れようとしている。

400 :FF12(6) ◆l1l6Ur354A :2006/08/29(火) 09:37:09 ID:g6laYzSS0 ID:

主力艦隊であるリヴァイアサンを失った帝国軍部は混乱しており、この隙を狙った
ロザリア帝国や解放軍の攻撃に備えて戦々恐々としていた。
この状況でラバナスタの解放軍が帝国に攻撃を仕掛ければ街が戦場になってしまう。
ラーサーは開戦を阻止するため、ダルマスカ王家の復活を神都ブルオミシェイスの大僧正に認めてもらい、
アーシェに女王としてアルケイディアと反帝国解放軍を仲裁して欲しいと提案する。
アーシェははじめ反発するも、しぶしぶこれを受け入れた。

アーシェたちはブルオミシェイスに向かい、慣習に従って王家の証『覇王の剣』を手に入れる。
しかしそのときアルケイディア皇帝グラミスが暗殺される。
ヴェインはは元老院の仕業と断定してこれを粛正し、軍全体を掌握、
ロザリアとの開戦に向けていっそうの軍拡を始める。
さらに帝国はブルオミシェイスをも襲撃、大僧正アナスタシスが殺害されてしまう。
アーシェの復権による開戦回避策は実現が難しくなった。

401 :FF12(7) ◆l1l6Ur354A :2006/08/29(火) 09:39:13 ID:g6laYzSS0 ID:

もはや直接破魔石を奪うしかない。
ヴァンたちは破魔石研究の拠点である帝都アルケイディスのドラクロワ研究所に乗り込む。
オンドール侯爵の依頼を受けた空賊レダスと協力して、破魔石研究の責任者である
ドクター・シドを追いつめるが取り逃がす。
ヴァンたちはシドを追って古代都市ギルヴェガンへ。
そこでアーシェはオキューリアという存在と出会う。

オキューリアとは太古より神としてイヴァリースを見守って来た存在で、
世界を治めるに相応しい人物に力ある剣と石を授け、世界の安定をはかってきた集団である。
彼らに覇王レイスウォールの正統な後継者と認められたアーシェは『契約の剣』を授けられ、
破魔石の源である『天陽の繭』から新しい破魔石を切り出すよう教えられる。
さらにオキューリアたちは、自分たちの意思に反して人造破魔石を製造し、
世界を混乱させているアルケイディア帝国にも制裁を加えるようアーシェに命じた。

402 :FF12(8) ◆l1l6Ur354A :2006/08/29(火) 09:43:00 ID:g6laYzSS0 ID:
新しい破魔石を得れば打倒帝国はおろか世界制覇も夢ではない。
しかし長い旅を経て戦乱にまきこまれた人々を見続けて来たアーシェは、
復讐は悲劇しか生み出さないことを実感し始めていた。
悩んだ末、アーシェは天陽の繭を砕いて復讐の根を断ち切ることを決心する。

しかしそのときアルケイディア軍の新型巨大空中要塞バハムートが完成。
繭に蓄えられた多量のミストを吸収し始める。
かつてナブディスで破魔石の暴走を目の当たりにしていたレダスは、
二度と同じ悲劇を繰り返さないためにと捨て身で繭に近づき、
契約の剣と王の剣、ふたつの剣で繭を砕き、破魔石のもとは消え去る。

しかしバハムートは十分なミストを吸収し、ロザリア攻撃のため移動を始める。
バハムート起動の報を聞いたオンドール侯爵は解放軍主力艦隊ガーランドを動かし、
両軍はラバナスタ上空で激突。ついに戦争が始まってしまう。

ヴァンたちは戦闘を食い止めるため、シュトラールで直接バハムートに乗り込み、
ヴェインに反旗を翻したラーサー、ラーサーを守るガブラスらとともに
指揮官のヴェイン(ラスボス)を倒した。

403 :FF12(9) ◆l1l6Ur354A :2006/08/29(火) 09:46:30 ID:g6laYzSS0 ID:
(ED)
アーシェは自分の生存を明かし、ダルマスカの解放を宣言。ラーサーとともに停戦を呼びかける。
彼らの呼びかけに戦闘は集結するが、制御を失ったバハムートは市街地へ落下を始める。
バルフレアとフランはシュトラールをヴァンとパンネロに託し、
墜落寸前のバハムートに乗り込んで落下軌道を変えることに成功。
しかしふたりがシュトラールに戻らぬままバハムートは湖に墜落してしまう。

それから2年後、王家が復活したダルマスカは徐々に復興していた。
アルケイディア帝国はラーサーが皇帝の座に就き、バッシュは弟の遺志を継いで
ジャッジマスターとして彼に仕える日々を送っていた。

そしてアーシェの女王戴冠式を間近に控えたある日、ヴァンたちが預かっていたシュトラールが
何ものかに盗まれてしまう。
泥棒の置き土産は、かつてアーシェがバルフレアに報酬として奪われていたラスラの形見の指輪。
ふたりは生きていたのだ。喜びに沸くヴァンとパンネロ。
そして彼らふたりもまた自前の飛空艇を手に入れ、
かつての夢であった空賊として新たな人生を歩み始めようとしていた。

おわり

404 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/29(火) 09:54:02 ID:Jkl39QD10 ID:
FF12の人乙

405 :FF12(10) ◆l1l6Ur354A :2006/08/29(火) 10:02:01 ID:g6laYzSS0 ID:

人物紹介も

・ヴァン(17♂)
 ラバナスタに住む孤児。単純思考で明るい性格。自前の飛空艇を手に入れて空賊になるのが夢。

・パンネロ(16♀)
 ヴァンの幼なじみで同じく孤児。素直で明るい少女。道具屋で働いている。
・バルフレア(22♂)
 帝国軍などを相手に略奪を繰り返す若手空賊。自信家で、酒と女が好き。

・フラン(50歳以上、見た目20代後半 ♀)
 バルフレアが絶対の信頼を寄せる相棒。
 ヴィエラ特有の鋭い視聴覚と俊敏さを武器にバルフレアを強力にサポートする。無口。

・アーシェ(19♀)
 帝国に滅ぼされたダルマスカ王家の王位継承者。王家再興のため解放軍に身を投じている。
 王族としてのプライドが高く、帝国への復讐と亡夫ラスラの仇討ちに燃える。

・バッシュ(36♂)
 国王の濡れ衣を着せられた元ダルマスカ将軍。律儀な性格で、ダルマスカに忠義を尽くしている。
 故郷ランディスは帝国に滅ぼされ、帝国に対抗するためにダルマスカに移り住んだ。


・ヴェイン(27♂)
 アルケイディア帝国皇帝の三男で将来の皇帝候補。政治と軍事の天才。
 冷酷な現実主義者だがラーサーには思いやりを見せる。

・ラーサー(12♂)
 皇帝の四男、ヴェインの弟。父と兄を敬愛している。
 子供らしく純粋に帝国を発展させようと考えている。

・グラミス:アルケイディア帝国皇帝。ふたりの息子の将来を憂いている。

・ガブラス(36♂)
 アルケイディア帝国のジャッジマスターの一人。
 かつて自分と母を捨てて故郷を離れた双子の兄バッシュを非常に憎んでいる。

・シド
 ドラクロワ研究所所長。破魔石研究に取り憑かれた天才科学者。バルフレアの父。

・オンドール侯爵
 空中都市ビュエルバの領主。
 帝国と友好関係を保ちながら反帝国組織にも資金提供するなどかなりの策略家。
 ラミナス国王は朋友でもあった。

・レダス
 港街バーフォンハイムに居を構える空賊。
 元は帝国のジャッジマスター・ゼクトで、ナブディス壊滅に責任を感じている。

406 :FF12(11) ◆l1l6Ur354A :2006/08/29(火) 10:14:19 ID:g6laYzSS0 ID:

(地名&用語)

・イヴァリースには多数の種族が存在する。
 最多はヒュムと呼ばれるサルから進化した人間で、その他に主要なものとして
 バンガ、シーク、ヴィエラ、モーグリ、ン・モゥ、ガリフなどがいる。


・ダルマスカ
 熱帯気候で領地の大半は砂漠である。王都はラバナスタ。

・ナブラディア
 ダルマスカの隣国で友好国でもある。
 首都ナブディスはアルケイディアの侵略で壊滅。

・アルケイディア
 イヴァリースの覇権を求めて各地を侵略している北方の巨大帝国。
 皇帝と元老院が政治を取り仕切り、政民、新民、外民などと
 階級による身分差がある。

・ロザリア
 アルケイディアと覇権を争う西の帝国。

*ダルマスカとナブラディアは北と西からふたつの帝国にはさまれている。


・ミスト
 不可視のエネルギー。
 イヴァリースにおける主要エネルギーのひとつ。

・魔法
 ミストを技術的に操り様々な現象を生み出す方法。

・魔石
 ミストが固形化したもの。各種機械の主要エネルギー源。

・破魔石(はませき)
 内部に大量のミストを蓄えることができる魔石。
 伝説上のものだったが、アルケイディア帝国は人造破魔石の製造に成功する。
 これに対しオキューリア(神々)が人間に授けた本来のものは神授の破魔石と呼ばれる。

・覇王レイスウォール
 古代に神から授かった破魔石の力でイヴァリースを平定したとされる人物。
 ダルマスカとナブラディア両王家は彼の血統である。

・ジャッジ
 アルケイディア帝国の武装裁判官。
 皇帝の直属部隊でもあり、法の番人と呼ばれ恐れられる。
 責任者として数人のジャッジマスターがいる。

・オキューリア
 古代都市ギルヴェガンに隠れ住むイヴァリースの神々。
 自分たちが見込んだ人物に契約の剣と破魔石を与えて世界を導かせる。

・ヴェーネス
 オキューリアの離反者。
 オキューリアが背後からイヴァリースに介入する手法に異を唱え、
 ヒュムであるシドに破魔石の製造法を教えた。

407 :FF12(12) ◆l1l6Ur354A :2006/08/29(火) 10:21:48 ID:g6laYzSS0 ID:
補足
シュトラールはバルフレアの飛空挺の名前

408 :FF12補足 ◆l1l6Ur354A :2006/08/29(火) 10:44:02 ID:g6laYzSS0 ID:

補足
FF12の主要ストーリー
・反帝国活動、帝国からの独立戦争
・ごく普通の青年ヴァンの成長物語
・過去との決別の物語(アーシェ:ラスラ、復讐 バルフレア:父との確執 など)
・歴史を神々から人間の手に取り戻す戦い
 (帝国による人造破魔石の製造&破魔石を捨てたアーシェ=神々の支配からの脱却)

409 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/29(火) 11:25:04 ID:vXBC90dP0 ID:
シュトラールってのはどうも飛空挺らしい

410 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/29(火) 12:35:46 ID:BFz2wiKZ0 ID:
FF12の人乙です。
なんかオキューリア(神々)の登場が唐突だなあ。
まあFFTやベイグラもそんな感じで尻切れとんぼな感じだったが。

411 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/29(火) 15:27:32 ID:Pms8MBMH0 ID:
●執筆予告がある物
・おさわり探偵 小沢里奈[4月] ・コンタクト[4月]
・.hack// Vol.2 悪性変異(既出部分の続き)、Vol.3以降も[4月] ・白中探検部[4月] ・スペクトラルフォースクロニクル[4月] ・ぼくのなつやすみ2[3月]
・武蔵伝2[1月]・パワプロクンポケット[1月] ・コロニーの落ちた地で[1月]
・バテンカイトス[1月]・ナムコ×カプコン[1月]・ルドラの秘宝 隠忍伝説[1月] ・ラングリッサー4、5[1月]



↑過去ログ置き場の前スレ空拾ってきたんですけど、予告有効期間設定の余波で一月予約分が
消滅しています(執筆優先権が消えただけなのに未解決に移されなかったということ)

412 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/29(火) 16:56:32 ID:cfUzF/5K0 ID:
誰かかまいたち3を…!!!

413 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/29(火) 17:27:54 ID:i0Di+yYK0 ID:
Wiki、ゲストアカウントでログインしてもページの削除ができなくなってますね。
最初は削除したいページの編集ページで内容をすべて空白にして投稿すればページが削除されたし、
それができなくなってからもログインすれば「設定」からページ削除できたんだけど。
今それをやろうとすると管理ログインを求められてしまいます

Wikiモードで作成されたページをワープロモードで作り直すには
一度削除する必要があるので、ちょっと不便。
「あ行」とかの一覧ページは簡単にリンクを作れるWikiモードのほうがいいんだけど、
各ゲームのページは、Wikiモードだとブラウザからの単純なコピペでは表示が崩れてしまうので
ワープロモードに切り替えたい場合がけっこうあるんですよね

414 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/29(火) 21:38:49 ID:PyoJVglv0 ID:
なんかずっと執筆が止まってる奴があったりするけど、
やたらと長く書いてあるから途中執筆しにくいのが結構あるなあ。
英雄伝説5とか書きたいけど、前任者が長めに書きすぎてて手が出せん。

415 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/29(火) 21:48:12 ID:WNspkyhL0 ID:
>>414
そのへんこのスレは融通が利くから、君のスタンスで書くといいと思うよ。まぁ、英雄伝説ガガーブ三部作って
どれも長いから詳しく書くと自然と長くなっちゃうんだよね。

416 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/30(水) 10:00:01 ID:7LDooFMG0 ID:
>>400
 ここの後半、覇王の遺産『覇王の剣』を巡るあたりは入れ違っているような気がする。
 たしか、
 「帝国の爺様が暗殺された! 暴走息子が政権握っちまった。」
 「な、なんだって! じゃあ、武力で対抗ぢゃ。」
 「そんなに力が欲しければ、『覇王の剣』ってのがあるがどうする?」
 「それだ!」
 って感じで、アーシェが遺跡へ『覇王の剣』を取りに行く。
 遺跡でどたばたしている間に、帝国が神都を襲って大僧正暗殺。

 他にプレイした人で覚えている人いますか?

417 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/30(水) 12:16:11 ID:0XpA5uAS0 ID:
ポポロ1(PSの初期版)執筆予約します。
ストーリー重視RPGゆえ、詳しく書くので少し時間かかるかもですが。

418 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/30(水) 14:56:30 ID:Hdd4khv00 ID:
>>343から>>417までの間に書き込まれたストーリーをまとめWikiに収録しました。
また、未解決リストも>>417までの分に更新しました。

419 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/30(水) 17:41:07 ID:rpKTgBbx0 ID:
式神の城 七夜月幻想曲の続き・・・というか本編は書いていただけるのかな?

420 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/30(水) 19:21:57 ID:uhrBSJKJ0 ID:
N64のマリオストーリーの続きを書きます。
私はpart23のレスNo.329の人とは別の者です。攻略本に沿って書いてみます。

ステージ1
ティンクから貰った「ラッキースター」のおかげで、より強い攻撃ができる様になったマリオ達。
ティンクを追いかけて来たカメックを倒してキノコタウンに戻ると、
占い師のデアールから星の精がノコブロスの砦に捕らえれていると教えられる。
さっそく出発しようとするマリオとクリオだったが、
怪しいキノピオの4人組が町の出口で邪魔をしていて外に出られない。
デアールに相談すると、キノピオ達の正体をノコブロスだと見破り追い払ってくれた。
マリオ達がノコノコ村に来てみると、村はチョロボン達のいたずらで大騒ぎになっている。
逃げ回るチョロボン達から、ノコノコ達のコウラを取り戻すと
青いコウラのカメキが感激して「どこまでもマリオさんについて行きやス!」と言う。
カメキを仲間にしてノコブロスの砦に行ってみると、地下の牢屋にボム兵達が捕らわれていた。
助け出してあげると、ピンク色のボム兵のピンキーが「あんた もしかして・・・マリオでしょ?」と言って仲間になる。
ノコブロス4兄弟が作ったクッパの着ぐるみ(コウラの内側には何故かピーチ姫の絵が貼られている)を倒し、
合体攻撃をしてくるノコブロス4兄弟を撃退して、マリオ達は星の精チョールを助け出す。

その頃、捕らわれの身でありながらマリオを助けたいと思っているピーチ姫は、部屋に隠された抜け道を発見する。
奥に進んでみると「クッパの日記」が置いてあった。

ステージ2
「クッパの日記」を読んで、星の精の1人が”カラカラさばくのアラビンいせき”に捕らわれている事を
知ったピーチ姫は、ティンクをマリオの元へ行かせる。
アラビンいせきの話を聞いたマリオはキノコタウン駅からゴツゴツ山へ向かう。
ゴツゴツ山ではキノコタウンの郵便局にいたパレッタ(空とぶ郵便屋のパタパタ)が手紙を落として困っていた。
手紙を全部探し出して返してあげて、パレッタを仲間にする。
ゴツゴツ山を越え、カラカラさばくを横断し、カラカラタウンについた。
この町のどこかに、アラビンいせきの場所を知っているロレンチュがいるらしい。
町の情報屋に”あるアイテム”を渡し秘密の合図を教えてもらったマリオはチューチューショップへ行く。
ロレンチュに会ったマリオは、遺跡に入る為に必要なアイテム「ピカピカストーン」をもらう。
かなり広く結構迷いやすいカラカラさばくで、「ピカピカストーン」が反応しアラビンいせきが出現した。
ストーンワンワン(めっちゃ硬い)を倒し、3つの石を像にセットする等々の苦労の末、
遺跡のボス、カーメン&ワンワンとバトルに突入。
(カーメン=自らが王になる事を企み、アラビンいせきで星の精を捕まえている。怪しげな魔法を使うが
失敗する事が多い。ちなみに、こき使われているワンワンは時々カーメンにも牙をむく。)
無事に二人目の星の精マールを助け出したマリオ達はキノコタウンに戻る。

421 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/30(水) 19:23:02 ID:uhrBSJKJ0 ID:
ステージ3
キノコタウンに戻ってくると、森の見張り番が悲鳴を上げている。
オバケを見たと言う見張り番に頼まれたマリオ達はさっそくまよいの森へ。
するとオバケ=テレサ(セバスチャン)が現われて、マリオ達を森の奥にあるお屋敷に招待すると言う。
迷いに迷って”まよいの森”を脱け出し、”テレサのおやしき”に到着すると、
レサレサ(テレサのお嬢様、気が強い)と執事のセバスチャンから「ふじみのドガボン」の話を聞かされる。
このドガボンはオバケが大好物でたくさんのテレサ達が食べられてしまったらしい。
しかも不死身なので、どうする事もできないと言うのだ。
「今からあたくしはドガボンをギャフンと言わせるまで、あなたと行動を共に致しますわ。」
と言ってレサレサが強引に仲間になり、ドガボンを倒しに行く事になってしまう。
”ピューピューヒル”を通り”ドガボンのしろ”にたどり着いたマリオ達は
「ドガボンのしんぞう」をやっつけない限り、ドガボンは不死身のままだという事を知る。
「ドガボンのしんぞう」が封印されている風車小屋に行き、
まず「ドガボンのしんぞう」、その次に、しんぞうと合体したドガボンと戦い星の精ハールを助ける。
食べられたテレサ達も戻ってくる。

ステージ4
キノコタウンに戻ったマリオ達は、町を荒らすヘイホー達と出くわした。
皆の大切な物を盗んだヘイホー達はどこかへ消えてしまう。
町の人達の話から”空き家”が怪しいと思ったマリオはレサレサの力で姿を消して待ち構える。
するとヘイホーが壁の隠し扉を開け、大きなおもちゃ箱の中へと入っていった。
”ヘイホーのおもちゃ箱”の中には駅や線路、ヘイホーの遊び場等があった。
おもちゃ箱とキノコタウンを何度も行き来し、町の人達の協力を得ながら、
マリオはおもちゃ箱にある、ブルー、ピンク、グリーン、レッドの4つの駅の線路を繋げた。
レッド駅にようやく行けたマリオは、ビッグカンテラくんと戦い
ビッグカンテラくんが持っているカンテラの中からアカリン(部屋を明るくしたり、
見えないブロックを見える様にする特技を持っている。ケセランの赤ちゃん)を助け仲間にする。
そして、ぐんだんヘイホー、たけうまヘイホー、トーテムヘイホー、しょうぐんヘイホーとの4連戦をこなし、
マリオは星の精ニールを助け出す。

その頃、マリオの為にお城の中をこそっと探索しているピーチ姫は、5人目の星の精が
”ジャンボル島”の”グツグツ火山”に居る事を知り、ティンクをマリオの元へ知らせにやる。

422 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/30(水) 19:23:55 ID:uhrBSJKJ0 ID:
ステージ5
ジャンボル島に行きたいのだが、どうやって海を渡ればいいのか悩むマリオ。
とりあえず町の人達から情報を集めていると、お腹が痛くて困っているクジラに出会う。
マリオがクジラのお腹の中を調べてみると、ケムシ(釣り人がエサとして使う予定だった)が居た。
これを倒し(結構強い)その恩返しにとクジラにジャンボル島まで連れて行ってもらった。
ジャンボル島に着き、まずはヨッシー村(キューちゃん達も住んでいる)へ。
ところがグツグツ火山までの道が無い。
またまた困っていると、ヨッシーの子ども達が行方不明になるという事件が起きた。
子ども達を捜しに行く事になり、ここで、おプク(プクプクのおばさん、世話好き)が仲間になる。
無事に子ども達を見つけ出し、村長からお礼に「キューちゃんの像」を貰う。
「キューちゃんの像」を使ってジャングルの奥へ行けるようになり、ビッグキューちゃんに会う。
ビッグキューちゃんに火山への道を作ってもらい、グツグツ火山の中のファイアパックンとバトル。
星の精ネールを助け出す。

ステージ6
ジャンボル島から帰ってみると、フラワーガーデンで花の世話をしているキノピオがマリオを探していた。
さっそく行ってみると、フラワーランドで花達が酷い目にあっているという。
各地に居る4人の”フラワーさん”から貰える「ふしぎなタネ」が4つそろった時に、
フラワーランドへのゲートが開かれた。
ゲートを通り、フラワーランドへ向ったマリオ達は、長老のコボックから
オズモーンという者がフラワーランドで悪さをしていると聞かされる。
オズモーン(大きな雲の怪物)の仕業で空が曇り、太陽の光がフラワーランドに届かない。
初めは敵として出てきたポコピー(ジュゲム)が仲間になり、
雲を大量に作り出しているクモクモマシーンをいっしょに壊す。
フラワーランドに太陽の光が戻ったので「マメのきのタネ」「ゆたかなつち」「おいしいみず」の3点セットを使う。
伸びたマメの木を登って、オズモーンの元へ行きバトル。
6人目の星の精テールを助け出す。

一方、やはりお城を探索中のピーチ姫は、
キノコ城の屋上で、カメックババが何やら大掛かりな装置を作っているらしいと知り不安になる。

423 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/30(水) 19:25:15 ID:uhrBSJKJ0 ID:
ステージ7
この後、どうすればいいのかわからないので、デアールの所に行ってみると、
”星のうまれる谷”からの使いがマリオを待っていた。
スタール(デアールの一族)が会いたがっている、との事。
”星のうまれる谷”は”サムイサムイ村”のもっと先にあるらしい。地下の土管から、まずはサムイサムイ村へ。
なりゆきで村長(ペンギン)を訪ねてみると、村長は家の中で倒れていた。
早とちりの村長の奥さんは、倒れて動かない村長とマリオを見て
マリオが「殺ペンギン事件」の犯人だ、と決めつけてしまう。
どうにか無実を証明し、やっと村の外へ出られるようになったマリオは、”星のうまれる谷”へ行く。
スタールから「でんせつのマフラー」を受け取り、ペンギン村長から「すばらしいバケツ」を貰ったマリオは
”サムイサムイ雪原”にいる雪だるまに、この2つの伝説のアイテムを使う。
すると雪だるまがお礼に”クリスター神殿”へ続く道(サムイサムイ山へ行ける)を作ってくれる。
神殿に近い場所で、デアールの先祖のクリスタール(話が超長い)に会い、スターストーンをもらう。
スターストーンを使い神殿の中へ入り、パラレラー(クッパの手下、アイスビームや分身攻撃等をしてくる)
と戦い、最後の星の精ダールを救い出す。

ステージ8
7人の星の精全員を助け出したマリオは、”星のふるおか”へ行く。
そして、そこから星の国への”スターロード”が開かれた。
星の国で、マリオは星の精達から、「スターのつえ」に対抗するワザ「スターフラッシュ」と、
クッパ城へ向かう為の「星のふね」を授けられる。
「星のふね」でクッパ城にのりこんだマリオ達は、さらにクッパ城の上に置いてある(積み重ねてる?)
キノコ城へと向かう。
クッパとのラストバトルが始まった。「スターのつえ」を使ったクッパは、ほぼ無敵状態になるが
「スターフラッシュ」で打ち消す事ができる。旗色が悪くなったクッパは姫を連れて城の屋上へと逃げて行く。
仕切り直しとなったクッパ戦だが、カメックババが作った装置によりクッパはパワーアップしてしまう。
この状態のクッパが「スターのつえ」を使うと「スターフラッシュ」で打ち消す事も不可能になる。
クッパに「スターフラッシュ」が効かない事がわかると、ピーチ姫はティンクにただひたすら祈り続けた。
姫の祈りの強さと共にティンクもだんだんと強くなっていった。
強くなったティンクはカメックババを倒してしまう。そしてマリオは「ピーチフラッシュ」が使える様になった。
「ピーチフラッシュ」で「スターのつえ」の力を打ち消し、マリオはクッパを倒す。

あらすじとしては以上です。
この他にも、コワッパという何故かマリオを勝手にライバル視してる奴(結構強くて、ほんっとに迷惑!)が、
話の流れと全く関係無く出てきたり、マリオが時々我が家に帰ってみると、ルイージが「あれっ?」と思う
ような事をしていたり(ルイージは日記も書いているので、読んでみると面白い)。
レサレサが、ドガボンの件が済んだ後もマリオについて行くと言うのでセバスチャンが心配しまくったり、
セバスチャンとクリオのじーちゃんとノコノコ村のノコジロウ(すんごい手のかかる長老)が知り合いらしいとか、
ノコノコ村にはボム兵達も住んでいるんですが、そこのボム兵のブルースがピンキーに片思いをしてるんだけど、
ピンキーはまるで眼中ない、とか、ちょっとしたサイドストーリーやエンディング、いろいろなサブイベント
(プレゼントキャンペーン、リレーメール、ハテナ虫のクイズなど)も、楽しかったゲームでした。
クリアしてから随分時間が経っているので正確ではない部分もあります。
気がつかれた方に訂正して頂けたら嬉しいです。

424 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/30(水) 20:15:18 ID:Hdd4khv00 ID:
マリオストーリー乙です。

425 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/30(水) 20:43:50 ID:Hdd4khv00 ID:
●しんじゅく【新宿】の項がこれだけじゃ、知らない人には意味不明だと思うので、せめて

☆関連語☆
ドラッグオンドラグーン

を追加。

426 :425:2006/08/30(水) 20:44:38 ID:Hdd4khv00 ID:
おっと誤爆

427 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/31(木) 04:15:03 ID:iYaKshXQ0 ID:
眠れないからざっと読んでたんだが…
パワプロってそんなどろどろした話があったのか。毎回ただ野球してるだけだと思ってたんだが

428 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/31(木) 04:30:58 ID:IePsZ6x90 ID:
>>418
乙です。仕事早いっすね

429 :FF12 ◆l1l6Ur354A :2006/08/31(木) 04:56:47 ID:IePsZ6x90 ID:
>>416
その部分は前後の違いはあんま支障はないかと思って適当にまとめた。すまん

430 :FF12 ◆l1l6Ur354A :2006/08/31(木) 05:07:48 ID:IePsZ6x90 ID:
それで思い出したけど、『覇王の剣』は昔レイスウォールが繭から破魔石を切り出す時に
オキューリアにもらって遺跡に保管しておいたもので、破魔石を砕く能力があるので
アーシェたちは破魔石対抗のために取りにいったという設定だった。
これ加えないと分かりづらいっすね

他にも訂正あったらよろ
特にミストあたりはかなり記憶に頼ってるので

431 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/31(木) 15:13:07 ID:kw8/gK4o0 ID:
人魚の烙印をお願いします
(ハイウェイスター,NECインターチャネル/PS)

432 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/31(木) 15:49:12 ID:QBiuMWNf0 ID:
PCゲーム「アルファ」(スクウェア)と
プレステの「キャプテン・ラヴ」をお願いします。

433 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/31(木) 19:59:19 ID:a7G30wRm0 ID:
つ【かまいたち×3 予約】

ところで、以下のどちらの方式で書いたらよいでしょうか?

1)香山編→透編→俊夫編……と、実際にプレイした場合の最短解決ルートを辿る。
2)〜編とか実際のプレイ手順は無視して時系列で全部まとめて語る。

434 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/31(木) 22:40:13 ID:HH4IiJDV0 ID:
>433
1番希望。
謎解きの感覚がプレイした時に近い方がいいから。

435 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/31(木) 22:57:40 ID:xHgb4Ztg0 ID:
>>433
うおおおおお
かまいたち3の人が出現した!
1,2、どっちでも歓迎

436 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/01(金) 00:08:27 ID:oKsc1ikk0 ID:
う〜ん。要望だけど、かまいたち3に対するレスも、全部新作トリ付けてくれないかしら。
トリ見て避けていってもうっかり416みたいなの見て部分バレしちゃうとかありそうだし。
FFとかならまだいいんだけど、かまいたちはバレのダメージがでかそうだからさ。
嫌ならここ来るなって反論されそうだけど、あくまで要望ってことで。

437 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/01(金) 00:19:28 ID:2D0UpVen0 ID:
FFとかならまだいいってずいぶんな俺ルールだな。
嫌ならここに来るな。

438 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/01(金) 00:28:45 ID:KNedAk9L0 ID:
>>437
俺ルールって・・・そういう意味じゃないんだが。FFだって本当は迎合できないよ。
というか、そんな事いうなら新作トリ自体もあまり意味をなさないんじゃないかな?
ストーリーのカキコに対するレスでネタバレしてたらトリで回避させる意味無いじゃない。
むしろ名前がタイトルになって無い分、そっちの方がネタバレの蓋然性は高いよ。
特にかまいたちみたいなストーリーだけで成り立ってるようなゲームなら尚更。
まあ、437みたいなのがいるから言っても無駄だろうししばらく退避するつもりではあるけどね。

439 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/01(金) 01:00:43 ID:hcwtR4Y50 ID:
>>436
要望も何も>>1のテンプレにそう書いてある

440 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/01(金) 01:10:09 ID:KNedAk9L0 ID:
>>439
うん。ストーリー書く人はやってくれてるけど、それにレスする人が付けてないのが多いなって思ったから。

441 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/01(金) 02:47:26 ID:FMJXZPdn0 ID:
なんかこの流れいつか見た気がするなあ。
まあ、自分で言っているとおり嫌なら来んなってことだ。
わざわざ言いにくる事じゃないだろ。

442 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/01(金) 03:59:19 ID:hcwtR4Y50 ID:
言っとけば優しい人は気をつけるだろうから
言わないよりは言っといた方が良いんじゃないの。

443 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/01(金) 04:24:34 ID:hcwtR4Y50 ID:
ゲームキューブの「ターミネーター3:ザ・レデンプション」をお願いします。

444 :416:2006/09/01(金) 08:38:49 ID:DU7duaGJ0 ID:
FF12を書いた人ではありませんが、FF12(6)後半の修正です。
さすがに>416をそのまま乗せるのは気が引けたので、新たに書き起こしました。


>400後半修正案

  しかし、ラーサーの目論見は頓挫してしまう。
  アルケイディア帝国グラミス皇帝が暗殺され、
  対ロザリア開戦派のヴェインが実権を握ってしまったのだ。
  和平交渉を諦め、再び武力を求めるアーシェ。
  大僧正アナスタシスは、彼女に覇王の遺産『覇王の剣』の在りかを打ち明ける。
  アーシェたちは、破魔石を破壊できる『覇王の剣』を求めて遺跡へ向かう。
  その間、帝国は神都を襲撃、『覇王の剣』を求めたあげく大僧正を殺害してしまう。
  戦争を避けたかったグラミスと大僧正が相次いで亡くなった今、
  アーシェの復権による開戦回避は絶望的になった。

445 :かまいたちの夜×3 ◆l1l6Ur354A :2006/09/01(金) 15:03:40 ID:0jEsCZss0 ID:
矢島透    主人公の1人。休みの時だけ真理を手伝ってペンション「シュプール」で働いている。
小林真理   透のガールフレンド。前作の事件後、「シュプール」の新オーナーとして奮戦中。
久保田俊夫  主人公の1人。前作の事件以降、荒んだ生活を送っている。
久保田みどり 俊夫の妻。前作で発覚したひき逃げ事件により服役中。
香山誠一   主人公の1人。大阪の会社社長。「三日月館」の修復をし皆を集めた張本人。
香山夏美   香山の後妻で前作の被害者の1人。夢の中で香山に成仏できないと訴える。
香山春子   香山の元妻。香山の依頼で供養に集まる皆のために料理を振舞うことに。
北野啓子   主人公の1人。何かとお菓子などを食べまくるぽっちゃり系OL。
渡瀬可奈子  啓子の親友で元同僚。今は美樹本のアシスタントをしている。美人。
美樹本洋介  フリーのカメラマン。香山に三日月館の写真を提供。

小林二郎&今日子 真理の叔父夫婦。ペンション「シュプール」の前オーナー。前作ラストで行方不明に。
村上つとむ    今日子の弟。作曲家。前作ラストで行方不明に。

446 :かまいたちの夜×3 ◆l1l6Ur354A :2006/09/01(金) 15:04:41 ID:0jEsCZss0 ID:
プロローグ

50年に一度、三日月島一帯に訪れる暴風、かまいたちの夜。
そこで起こった、恐ろしくも哀しい殺人事件から数ヵ月後。

香山は東京のとある喫茶店にて美樹本と待ち合わせをしていた。
挨拶もそこそこに、ウェイトレスが来たのでミックスジュースを注文する。
……何、おいてない? ふつうミックスジュースくらいあるやろ。ほんならレーコー。
何、レーコーもない? そんな喫茶店ないやろ。
ほら、ここに書いたある。アイスコーヒーって。レーコー、一つ。
……最近の若い子は言葉を知らんから困るわ。
おしぼりで顔を拭きながら、香山は美樹本に「例の写真」が出来てるかどうかを問う。
丁度そのときその美樹本のアシスタントがその写真を持って喫茶店に姿を現した。
香山はそれが可奈子であったことに驚きつつ写真を受け取る。
「例の写真」とは事件前に美樹本が撮っていた三日月館の写真であった。
こんな写真をどうするのかと加奈子に問われ、香山は修復すると答えた。
すでに島も館も買い取っていた香山は、三日月館を修復して供養をするつもりなのだという。
香山は事件で死んだ夏美の夢を四十九日が過ぎた頃から見るようになった。
夢の中で夏美は苦しそうに香山の名を呼びながら『助けてくれ、成仏でけへん』と訴えるのだ。
事件のせいでそんな夢を見るのだと思い、忘れるために仕事に打ち込んでも業績は中々伸びない。
特に東京に出店したお好み焼きチェーン『浪速のど根性焼き』が中々軌道に乗らないのだ。
今度食べに来いと2人に10%割引券を渡そうとするが、「結構です」と断られた。
美樹本に促され話を戻す。何度も繰り返される夏美の夢にカウンセラーにまでかかった香山。
事件のトラウマのせいだと言われたが、だんだんそうだとは思えなくなった。
三日月館は元々岸猿家当主の伊右衛門が奉公人たちを閉じ込めるために作った監獄、
そこで死んだ数多くの奉公人たちはろくな供養をされていないだろう。
わしも十六のときに船場の丁稚奉公に出された身やから分かる。
そもそも、わしが今の商売を始めたきっかけというのも……。
供養の話をと促されて再度話を戻す。そんな浮かばれない魂が大勢いるところで夏美は死んでしまった。
しかも館は大津波以降荒れ放題で放置されている。そんなところでは夏美も成仏できないだろう。
だったら館をきれいに修復して、事件の犠牲者全員をまとめて供養してやろう。そう思い立ったのだ。
来年の命日近くになったら連絡するから、そのときは皆であの島に集まろう。香山はそう提案した。

447 :かまいたちの夜×3 ◆l1l6Ur354A :2006/09/01(金) 15:05:37 ID:0jEsCZss0 ID:
翌年、夏。

俊夫はアパートの一室で酒浸りの荒みきった生活を送っていた。
去年の秋、服役中のみどりとの最後の面会で離婚を切り出されたのだ。
それ以来面会にも応じず差し入れも受け取ってもらえなかった。
会社を辞め、新居のマンションも引き払い、今のアパートに転がり込んだものの働く意欲もない。
生活費も底をつきかけたが、結婚指輪だけはどうしても手放せなかった。
でも、みどりはもう戻ってこない。新しい生活を始めよう……数ヶ月ぶりに離婚届を出し、
書こうと決意したところでケータイが鳴った。透からだった。
透から香山が三日月館を修理したことと供養のために集まろうという話を聞かされた俊夫は、
去年の事件の関係者に会うことは苦痛だと最初は断ろうとしたものの、透の言った言葉の中の
『不幸な偶然』という単語になぜか心が騒ぎ、反射的に参加を決意した。
指輪を見ながら俊夫は誓う。みどりを必ず取り戻してみせる、と。

電話を置いた透は真理に俊夫の参加を報告した。
去年の事件で小林夫妻が波に消える直前の言葉に従い、シュプールの経営を引き継いだ真理。
皮肉にも事件のおかげで有名になったシュプールはある程度繁盛していたが、それはあくまでも
一過性のものだからと人を多く雇いはせず、透は臨時アルバイトとして真理を手伝っていた。
毎日一品だけまかない料理を作っている透は“シェフ”に習ったオムレツを作り食堂に持っていく。
1番上手くできたオムレツを小林の知り合いを通じて見つけたという“シェフ”の姫宮麗子
(本名・権藤精作 外見190の大男でホモ)にセクハラを受けつつ出すが、45点の辛口判定。
まだまだお客に出すにはほど遠く、結局力仕事しかできない透はレイコに頼まれて届いたワインを
ワインセラーに入れに行くことになった。
地下室に下りた透はワインを並べている途中で鍵を棚の下に落としてしまう。
床を探って見つけた……と思ったが、それはまったく別の鍵だった。
その鍵には、岸猿家の紋章が刻まれていた。

啓子は自宅で一時間かけて書いたメールを送信しようかどうかで悩んでいたが、結局消してしまった。
「あの人」が啓子を愛してくれないのは分かりきっているのに、未練がましい己がうとましい。
一日も早く忘れようとベッドに寝転んだところでケータイが唐突に鳴り出した。
まさか、と思ったが相手は香山。用件は三日月館での供養の話だった。
可奈子も来る、と言ったところで香山は可奈子が美樹本と付き合っていることに関して話すが、
啓子はどこかぎこちない。可奈子と何かあったのかと訊かれたがなんでもないと答えた。
啓子は香山に美樹本も来るかどうかを訊いた。美樹本どころか、みどりは無理だが全員来る。
一瞬躊躇った啓子だったが、参加を決意した。あの島に行って、想いを伝えよう、と。

448 :かまいたちの夜×3 ◆l1l6Ur354A :2006/09/01(金) 15:09:00 ID:0jEsCZss0 ID:
ひとまずプロローグだけ。

方式については1)を採用致します。
最短ルートと書きましたが、本当の最短ルートではなく何の予備知識もない状態で
普通にプレイした場合の「おそらく最短」と思われるルートで書いていきたいと思います。

449 :かまいたちの夜×3 ◆l1l6Ur354A :2006/09/01(金) 15:22:59 ID:0jEsCZss0 ID:
すみません、プロローグのラストが抜けてました。


唯一電波の届く島の丘の上に立っていた香山はケータイを切ると、修復の終わった館を見下ろした。
去年も送迎船を出してくれた船長は、こんな手をかけて修復する必要があったのかと香山に言う。
あの館は元々呪われているから、そっとしといた方がよかったのでは、と。
岸猿伊右衛門が自害する前、館に莫大な財宝を残したという言い伝えがあった。
しかし未だに誰にも見つけられないばかりか、探しに行ったもので帰ってきた者はいない。
それは伊右衛門があの館に呪いをかけたからだともっぱらの噂だった。
香山は自分には関係ない話だと思ったが、呪いのことは引っ掛かった。
夏美が夢で助けを求めるのも呪いに関係があるのではないか。
念には念をと、夏美のつてで知り合ったケマルーア彦田という祈祷師に連絡をとろうとしたところで、
香山は船長に指摘されて食事のことをすっかり忘れていたことに気がついた。
小林が生きていればともかく残りの面子では期待できない。
あいつなら――と香山が思いついたのは、元妻の春子だった。

450 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/01(金) 18:40:23 ID:dx15hAYW0 ID:
かまいたちの夜×3お疲れ様です!
とても気になっていたので、凄く嬉しいです。

今後も、無理をなさらずにお書き頂くと嬉しいです。

451 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/01(金) 20:42:49 ID:Xsk9eToYO ID:
PS2の「神業−KAMIWAZA−」をお願いします。

452 :ポンコツ浪漫大活劇バンピートロット:2006/09/01(金) 21:16:12 ID:8O+9mRsu0 ID:
長いの行きます。分量規制にかかるようならすみません。
多量のサブイベントや選択肢による分岐があるためおそらく正規ルートの善人ルートの一例です。

基本設定
産業革命の時代。自動車が普及し始める頃
トロットビークルと呼ばれる全高4M程度のガソリンエンジンで動く二足歩行作業機械が生まれ
農業・土木・輸送など広い用途で利用され、産業の機械化によって
豊かになると信じる人々といままでの生活を捨てられず機械化を否定する人たちが混在する世界。

登場人物
バニラビーンズ:主人公。海岸で倒れているところをコニーに助けられる。記憶喪失となっており、
自分の過去が思い出せない。持っていた所持品は謎のペンダントと自分の名前が書かれたハーモニカ。

コニー:ヒロイン。人気バンド「トロット楽団」のボーカル担当少女。病弱な母と誰にも言えない過去がある。

マジョラム:トロット楽団のドラム担当
バジル:トロット楽団のウッドベース担当
セイボリー:トロット楽団のコーラス担当
フェンネル:トロット楽団のギター担当
ダンディリオン:元トロット楽団リーダー。現在は楽器職人
チコリ:亡くなったダンディリオンの弟

シブレット:大型船の女船長
マーシュ:行方不明のコニーの幼なじみ


本編開始前
大型船に密航していたバニラビーンズとマーシュ。船員に発見されたもののシブレット船長のはからいで、
トロットビークルによる決闘に勝利すれば船に乗せてもらえることに。
苦戦の末どうにかシブレットの乗機グレートセーリングに勝利し、無事船員に。オープニングへ

453 :ポンコツ浪漫大活劇バンピートロット:2006/09/01(金) 21:18:00 ID:8O+9mRsu0 ID:
波打ち際にたった一人で倒れているバニラビーンズ。自分を呼ぶ少女の声に目を覚ます。
髪をポニーテールにまとめ暖色系の質素な装いの少女コニーに助け起こされる。
見上げると沖で自分たちが乗っていた船がまっぷたつに割れ座礁している。
コニーと話し、自分が記憶喪失であることが判明するバニラビーンズ。
とりあえず海岸から出ようとしたところガケの上から謎のトロットビークルが出現。
砲撃によってガケが崩れ海岸からの出口が塞がれてしまう。
謎のビークルは去っていったが途方に暮れる二人。脱出手段を探して漂着物を漁っていると、
くすんだ色のポンコツトロットビークルを発見。エンジンはまだかかる。
ビークルに乗ってどうにか海岸を脱出するが街への定期バスは既に行ってしまった後だった。
仕方なく二人はそのままビークルで街へとドライブ。
途中ジュウタン工場でマジョラムとバジルに合流し共に街へ向かうが、道中盗賊団の20m級大型ビークルに襲われる。
バニラビーンズはポンコツビークルを操りこれを撃退。無事コニーの住む街へと到着。
夜に行われるコニー達トロット楽団のライブに誘われるバニラビーンズ。観客席で大盛況のライブを鑑賞していると、
突然ミサイルが街の主要施設を破壊する。盗賊団が大挙して攻めてきたのだ。
舞台装置から変形したトロット楽団のビークルと協力しコレを撃退するも街の主要施設とバジルのビークルは壊れてしまう。
翌日、復興する街の駅で次の公演地へ鉄道で旅立つコニー達トロット楽団と別れるバニラビーンズ。
記憶喪失の事はナツメッグ博士に相談してはどうかと勧められる。

しばらく街で働き、お金を稼ぎながらビークル強化したり闘技場に出場したりしながら生活し旅費を稼いだバニラビーンズは
ナツメッグ博士に会うためピジョン牧場へと旅立つ。

454 :ポンコツ浪漫大活劇バンピートロット:2006/09/01(金) 21:20:04 ID:8O+9mRsu0 ID:
広大な牧場では変な二人組の兄弟がトロットビークルに翼をつけて空を飛ぶ実験をしていた。
この世界には空を飛ぶ機械は存在しないので彼らの行動は妄想としてバカにされているのだ。
兄弟から工学博士であり医者でもあるナツメッグ博士はトロットビークルの発明者であることを聞く。
期待して博士に会うも記憶喪失には打つ手が無いという。
落胆し街へと帰ると入り口のゲートでビークルを没収される。留守中に街は盗賊団の支配下になっていたのだ。
盗賊団の構成員になりすまし、ビークルを取り返したバニラビーンズは盗賊団の本部へと潜入する。
盗賊団の首領と一騎打ちで勝利し、街を開放。

盗賊団の支配下に落ちた噂を聞き、病弱な母親を心配して街に戻ってきたコニーと再会する。
彼女は翌朝鉄道でメンバーを追いかけて合流するという。
見送りに行くと鉄道が事故で大都市へと通じる便が不通となっていた。
困りはてたコニーを送るべく砂漠を越えて大都市ハッピーガーランドへ

キャラバンの護衛をしたり、砂漠の盗賊にコニーがさらわれたり、オアシスでコニーにハーモニカの曲を披露したり、
謎のペンダントの持ち主がマーシュだと判明したり散々苦労の末に大都市へと到着。
トロット楽団が公演をする酒場に送り届けるとメンバーの一人フェンネルが音楽性の違いから脱退するという。
コニーの説得もむなしくエレキギターの世界へ行ってしまった彼の代わりにバニラビーンズを新メンバーに推薦するコニー。
新生トロット楽団はライブを行い成功をおさめる。しかし翌朝メンバーのバジルがウッドベースの不調を訴える。
どうやら以前バジルのビークルが破壊されたときウッドベースもおかしくなっていたようだ。
近くの山小屋に住んでいる楽器職人のダンディリオンに修理を依頼に行くという。
バジルのビークルは壊れているのでバニラビーンズが送っていく。

455 :ポンコツ浪漫大活劇バンピートロット:2006/09/01(金) 21:21:44 ID:8O+9mRsu0 ID:
ダンディリオンは長身でエプロンの似合う穏やかな青年だった。
数年前、事故で弟のチコリを失ってからトロット楽団のリーダーを引退し、閑静な山小屋で楽器職人をやっている。
バジルのウッドベースを修理しながら彼は色々な事を語ってくれた。かつてチコリとコニーが親友だったこと。
コニーは未だにチコリの死から立ち直って居ないことなど。
修理をすませバジルを送り届けた後、誘われてコーラス担当の大人びた女性セイボリーと食事をともにする。
彼女はトロット楽団の一人一人について語り、最後にコニーを大事にしてあげて欲しいと願う。
約束して宿へ帰ると次の公演地が港町の豪華客船上に決まったと連絡が入る。

豪華客船で行った公演は大盛況の内に終了する。その後、自由行動時間にぶらついていたバニラビーンズは偶然懐かしい人物に再会する。
花売り娘に身をやつしていたシブレット船長だ。船が難破した時、脱出がまにあった彼女たちはこの街に流れ着いていたのだ。
新しい船を入手するため生き残った船員全員で各々働いているらしい。
そして難破の時に傷つき寝たきりになってしまっているマーシュと再会する。
マーシュは何者かに命を狙われているという事を話し、自分のために船の皆を巻き添えにしたことを悔いていた。
シブレット船長は沈んだ自分たちの船から渡航許可証を回収してきて欲しいと頼む。
大破した船長のビークルの部品を使い、水陸両用機へと改造されるトロットビークル。
これで最初の海岸から難破船へとたどり着けるはず。

456 :ポンコツ浪漫大活劇バンピートロット:2006/09/01(金) 21:23:54 ID:8O+9mRsu0 ID:
落ち着いたトロット楽団は次の公演が決まるまで長期休暇となる。
バニラビーンズは長期休暇を利用し、渡航許可証を取りに旅立つ。
途中、大都市ハッピーガーランドに寄った際、新聞社等でチコリの事件を調べた断片情報を重ね合わせると、悲しい事実が判明する。
チコリは待ち合わせて居た友達が大幅に遅刻し、それを当時のいじめっ子にからかわれ、捨てられた荷物を取りに車道に出たところをはねられて死亡したのだ。
そしてその遅刻した友達というのがコニーだった。

入手した渡航許可証をシブレット船長に渡して居たところ、マーシュの居所をずっと探していた父親が訪ねてくる。
マーシュと再会した父親にマーシュを安全な所へ移して欲しいと依頼され、秘密裏に今はほぼ廃村となっている鉱山の村へ移送する。
鉱山の村への旅から大都市に帰還すると事件が起こっていた。
以前からちょこちょこ姿を見せていた広域マフィアの秘密結社ブラックマンティスが本格的攻勢に出て砂漠の油田を占領してしまい、
燃料がほとんど手に入らなくなってしまったのだ。
産業革命の中心であるトロットビークルはガソリンエンジン。備蓄の燃料だけではいずれ枯渇してしまう。
バニラビーンズはトロット楽団の皆と共に市民軍に参加。双方の陸上戦艦同士が砲雷撃戦を行う泥沼の艦隊決戦に参戦する。
戦力に劣る市民軍もトロットビークル部隊の活躍によって辛くも勝利を収め油田を開放する。

戦いが終わりコニーの実家がある街へ帰るとコニーの母親が自然療養のため引っ越しをするという。コニーと一緒に引っ越しを手伝うことに。
荷物を抱えてコニーの母の実家へと向かうと、そこはマーシュを移した鉱山の村だった。
夜も遅いので鉱山の村で一泊すると表が騒がしい。ブラックマンティスがマーシュとコニーを誘拐に来たのだ。
なぜコニーまでと悩みながら必死で追いかけると彼女たちは湖にある変な建物の中へ連れ込まれていく。
厳重な警備のなか、途中で合流した元トロット楽団のフェンネルが囮になり、バニラビーンズはビークルを囮に置いて生身で建物へ潜入する。
助け出そうとした時、隣に捕まっているのがマーシュだと気づくコニー。マーシュを罵倒するコニー。
チコリを死なせてしまったいじめっ子はマーシュだったのだ。
騒ぎに気づかれ結局捕まるバニラビーンズ。ぐるぐる巻きにされて表へ放り出されると、変な建物は上昇していく。飛行船だったのだ。
敵を片づけて追いかけてきたフェンネルも今まで見たこともない空を飛ぶ機械に唖然とする。二人を尻目に飛行船は上昇していく。

457 :ポンコツ浪漫大活劇バンピートロット:2006/09/01(金) 21:26:37 ID:8O+9mRsu0 ID:
大都市へ帰るとそこは地獄だった。
ブラックマンティスの飛行船が爆撃をして都市中が燃えているのだ。
敵は空の上。そして思い出したのは、ピジョン牧場に居た空を飛ぼうとする兄弟のこと。急いでピジョン牧場に向かうバニラビーンズ。
しかし兄弟とナツメッグ博士の力を合わせても鈍重なトロットビークルが空を飛ぶことは出来ない。
行き詰まり悩む一行がふと見たのは農家の少年が遊んでいた紙飛行機。
それにヒントを得た博士は兄弟のビークルを使ってバニラビーンズのビークルを可変トロットビークルへと改造する。
そして兄弟がいつも飛行実験をしていた丘からついにトロットビークルが空へと飛び立ったのだ。
複葉機に変形したビークルは激しい空中戦の末、飛行船を撃墜し、コニーとマーシュを助け出す。
しかし山の上の湖に墜落した飛行船の前で遂に目の前に現れるブラックマンティスの真の首領。
それはトロット楽団のコーラス担当セイボリーだったのだ。
コニーの必死の説得もむなしく彼女は川の流れを利用して逃走する。
援護に現れた他のトロット楽団メンバーにマーシュをまかせ、バニラビーンズとコニーはセイボリーの追跡を開始する。

今まで通ってきた全ての場所を川を下りながらの高速激戦で通り抜け、遂に活動停止のトドメをさそうとした瞬間、
一体の真っ白なトロットビークルが間に入る。
ブラックマンティスに雇われたはずの闘技場の幻のチャンピオン、エルダーだ。
再び川下りしながらセイボリーをかばうエルダーとの高速の激戦を続けた後、すべての始まりの場所である最初の海岸にたどり着く。
そしてエルダーと決着。
その仮面の下から現れたのは元トロット楽団リーダーにしてチコリの兄、ダンディリオンだった。彼が全ての黒幕だったのだ。

彼は語る。最愛の弟チコリの事故の後、街の有力者だったマーシュの父と関わらないよう無関心だった街の人たちに放置され手遅れとなった。
彼は許せなかったのだ。事故の原因となったコニーを。マーシュを。
ハッピーガーランドの街を。トロットビークルを。
仮面の闘技場チャンピオンとなったダンディリオンは稼いだ金で秘密裏にブラックマンティスを組織した。
油田を占領しトロットビークルそのものを無くそうとし、
ハッピーガーランドの街を爆撃し、コニーとマーシュの命を狙っていたのだった。
その頃ようやく送れて到着した警察が包囲。
確認のために連れてこられたブラックマンティスの責任者が隙をついて逃げだし、ダンディリオンに銃口を向ける。
だがその凶弾に倒れたのはセイボリーだった。
彼女はダンディリオンを愛するが故にブラックマンティスの首領として付き従っていたのだ。

458 :ポンコツ浪漫大活劇バンピートロット:2006/09/01(金) 21:27:30 ID:8O+9mRsu0 ID:
エンディング
船を再建したシブレット船長について、航海へと旅立つバニラビーンズ。
泣きながら見送りに来る今まで出会った人たち。だがその中にコニーの姿は無かった。
遠ざかっていく船を遠くから見守るコニー。表情は見えない。

後日談(クリアデータロード)
1年後。航海から帰ってきたバニラビーンズ。船着き場でコニーからの手紙を受け取る。
コニーを探してあちこち旅をすることになる。
チコリの墓を訪ねると死刑が執行されたダンディリオンとセイボリーの墓が並んでいた。
出会った人々を訪ねコニーを行方を捜してまわると彼女はあの海岸に座っていた。
そして・・・告白する二人(完)


以上です。乱文にて失礼致しました


459 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/01(金) 21:41:45 ID:dkedMhj9O ID:
幻想水滸伝2お願いします
なんか長そうなので主人公、ライバル、ヒロイン?の物語を通しての関係だけをよろしくお願いします

460 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/01(金) 22:10:03 ID:HnlZN03D0 ID:
Wikiにあるけどアレが長いから要約してくれって事かな?それなら書くけど。

461 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/01(金) 22:22:29 ID:OZyMo+Mf0 ID:
夏厨最後の自治荒らしか
ID:hcwtR4Y50、ID:oKsc1ikk0
勝手に追加されたテンプレなんかに従う理由なんかねーんだよ
勝手にテンプレ作ってそのまま新スレ立て続けてルール作りに励み
大半を追い出して常連が馴れ合ってスレ進行出来る状態作り出して
まだ足りないか

462 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/01(金) 22:23:34 ID:OZyMo+Mf0 ID:
>>443
図に乗って要求すんじゃねーよ
wikiだけ見てな

463 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/01(金) 22:36:07 ID:mdfXIui40 ID:
かまいたちの人乙ー
読みやすいしわかりやすい
続き楽しみにしてますよー

464 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/01(金) 22:44:06 ID:dkedMhj9O ID:
>>460お願いしますm(_ _)m
主人公とライバルが昔は仲良かったのに憎しみあう関係に…みたいな話を聞き前々から気になっていたので

465 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/01(金) 22:57:12 ID:cpTdMigA0 ID:
>>464
別に憎み合ってなどいないけど・・・、
単にそれぞれの立場から対立してただけ。


466 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/01(金) 23:22:38 ID:hcwtR4Y50 ID:
>>452-458
バンピートロット乙です。
タイトルからドタバタコメディ系かと思ってたけど、結構暗い話ですね。
マーシュやマーシュの父親はダンディリオンの動機を知った後何かコメント発しますか?

467 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/01(金) 23:41:36 ID:TOYkFLne0 ID:
ピートロ乙です。読み易かった。

468 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/01(金) 23:51:16 ID:zr42NLBb0 ID:
バンピートロットは主人公の記憶はどうなったん?

469 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/02(土) 00:13:02 ID:ZpkgrDFX0 ID:
>>466
マーシュは後日談で心を入れ替えて工場で働いてるのを見た。パパはシラネ
メインストーリーは暗い話だけどサブイベントや別ENDに向かう分岐がメインと同じぐらいボリュームがある
ドタバタコメディでは無いけれど切ないショートイベントやバカバカしいイベントはあちこちにある。
本編にまったく絡まないので省略したと思われ。

>>468
主人公の記憶は戻るけど正体を自分でいくつか選択できる上、本編にまったく関係ないので省略したかと

470 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/02(土) 03:02:53 ID:6RlSZSx60 ID:
ゲームキューブの
「ポケモンコロシアム」
「ポケモンXD 闇の旋風ダーク・ルギア」
のストーリーを教えてください。

471 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/02(土) 05:00:07 ID:AgbyzU5dO ID:
PC-88の「どろろ―地獄絵巻の章―」をお願いします。

472 :ポポロクロイス物語:2006/09/02(土) 15:38:08 ID:Pvlr/59h0 ID:
ポポロクロイス物語1。最初のPS版のです。PSP版等とは話の流れが異なるようなので注意。
ストーリー重視のRPGなので、詳しく長めにします。
また、一部ではサブイベントや寄り道もちゃんとやらないと話が分からなくなりますが、最低限に補完してます。
竜の玉の関連イベントについては除外します。

・ピエトロ ポポロクロイスの王子。10歳の誕生日を境に、王国全土を巻き込む大事件に関わる事に。
      母は幼い時に死んだと聞かされている。趣味はおみやげ集め。

・ナルシア フローネルの森の心優しい魔女。姉ギルダと日々魔法の修行に勤しむ。
      森の魔女なので森や山以外では力を発揮できない。特に海は苦手(海に入ると体が泡になってしまう)

・白騎士  伝説のキングナイトの剣を求めて放浪する正義感と義理人情溢れる騎士。外見は白い鎧。
      ナルシア同様、海が駄目(海水で体が錆びて動けなくなる)。泳ぎ自体は苦手。
      オバケも苦手。高所恐怖症もあり。と意外に弱点が多い。

・ガミガミ魔王 ポポロクロイスに憧れて自分の国を作っている自称魔王のおじさん。
        メカに強いらしく数々のロボットを開発していて、飛行船も作れる。
        数々の事件を起こすが、決して悪人ではない…というより実は根は凄く良い人。

・カイ   何にでも変身できるという能力を持つナルシアの友達。割と毒舌。

473 :ポポロクロイス物語:2006/09/02(土) 15:39:52 ID:Pvlr/59h0 ID:
むかしむかし、剣と魔法がこの世を支配していたころ・・・
あるところにポポロクロイスという国がありました。
ある日、パウロ・パカプカ王とサニア王妃との間にピエトロという王子が生まれました。
ところが、突然ポポロクロイスを大寒波が襲ったのです。ポポロクロイスは氷に閉ざされました。
それは北の大地を領土とする氷の魔王の仕業だったのです。
四天王と呼ばれる4人の魔術師を擁する魔王軍に、ポポロクロイス軍は為す術もなく、全滅も時間の問題でした。
そのとき。城を守るようにして巨大な竜が現われたのです。
竜と氷の魔王との戦いは7日7晩続き、死闘の末、遂に氷の魔王は倒されました。
しかし、氷の魔王は自分が落ちていく暗黒の世界に、疲れ果てた竜をも引きずり込んでしまったのです。
人々は自分達を守ってくれた竜を称え、その姿を国のシンボルにしました。
それから10年の歳月が流れました・・・(ゲームはここから↓)

474 :ポポロクロイス物語:2006/09/02(土) 15:40:44 ID:Pvlr/59h0 ID:
第一章 奪われた王冠

今日はピエトロ王子の10歳の誕生日。華やかなパーティーが城で催されるも、王子は浮かない顔。
なぜなら、一番祝って欲しい母親がその場にいないためでした。
夜、テラスで亡き母親を想いため息をつくピエトロ。ふと気がつくと、父王パウロが一人でどこかへ行く様子…
ピエトロは後をつけ、城の西の塔に昇ります。そこで見たものは、ベッドで眠る女性と、その女性に話しかけるパウロ。
ピエトロが事情を尋ねるも、パウロは沈黙するばかり・・・
その時、ポポロクロイス城で爆発が起こります。爆発の正体は、ガミガミ魔王による襲撃でした。
ガミガミ魔王は、ポポロクロイスに憧れて北の山に自分の国を作っている魔王(おじさん)。
ポポロクロイスの国宝、身に着けたものに英知を授けるという「知恵の王冠」を強奪するために城を襲撃してきたのです。
結局「知恵の王冠」は奪われ、立ちはだかったピエトロもあっさりと伸されてしまいます。
・・・翌日、「知恵の王冠」奪還に向かおうとするピエトロですが、当然ながらパウロ王に止められます。
そんな時、昨夜の塔の前でピエトロは不思議な声を聞きます。
”ピエトロ・・・国王を救いたいという貴方に力を貸してあげましょう”
ふと頭上を見ると、一振りの剣 ”竜の剣”が舞い降りてきました。
大臣モームはこれを竜の神の導きと思い、王に黙ってピエトロの旅立ちを許可したのです。
兵士ゴン、ドンと共に竜の剣を片手にガミガミ魔王城へ向かうピエトロ。
途中差し掛かった迷いの森…フローネルの森で、一匹のデーモンに襲われます。デーモンを見るやゴン、ドンはすぐに逃走。
一人でデーモンを撃退したピエトロでしたが、デーモンをけしかけた魔女ギルダによって気絶させられてしまいます。
ギルダはどうやらピエトロが森を荒らしに来たと思っているようでした。
目覚めたピエトロが事情を説明すると、ギルダの妹の魔女ナルシアが協力、同行を申し出てくれました。
先を急ぐピエトロとナルシア。魔王城付近、ゴミ捨て場を通った時、何やらついてくる白い”鎧”が。
”鎧”は自分を、白騎士と名乗り、ガミガミ魔王に剣を奪われてしまったと言ってきます。
ピエトロも名乗り経緯を告げると白騎士は協力を申し出てくれ、3人は魔王城へと更に進みます。

475 :ポポロクロイス物語:2006/09/02(土) 15:41:32 ID:Pvlr/59h0 ID:
城下町のガミガミシティ(住民は魔王製のロボだが普通にのんきに生活している。敵意も忠誠心も極薄)の市役所で、「ガミガミ魔王をやっつけにきた」とアポを取ったピエトロは魔王城へとたどり着きます。
魔王城のトラップをかいくぐり、白騎士は剣を奪還。一行はついにガミガミ魔王と対峙します。
「知恵の王冠」の力を得て作り出された、「ガミガミ魔王ロボ」を苦戦の末になんとか撃破したピエトロ。
追い詰められたガミガミは城の自爆装置を起動。自分は逃げ出してしまいます。
ガミガミ魔王私室のダストシュートから脱出したピエトロが目にしたものは、城の爆発に巻き込まれ、炎を上げるガミガミの飛行船でした。
燃えながらフローネルの森へと落下していくガミガミ飛行船の脱出ポッド。
ピエトロが駆けつけると、ポッドから出たガミガミは炎の中で苦しんでいます。ナルシアに言われ渋々ガミガミを助ける白騎士。
ガミガミは助けてもらった礼だと「知恵の王冠」をピエトロに渡し去っていきます。
残ったのはフローネルの森に広がる火災でしたが、そこへやってきたギルダがあっという間に炎を鎮めてくれます。
紆余曲折あったものの、ついに「知恵の王冠」を奪還したピエトロ一行は城へと凱旋。
待っていたのは城門でパウロ国王。黙って旅に出た事で恐縮するピエトロでしたが、パウロは逆に国宝を取り返してくれたピエトロに礼を言うのでした。
白騎士、ナルシアに礼を言い再会を誓うピエトロ。二人は城に戻るピエトロを見届け、それぞれ戻っていくのでした。
一方その頃、はるか西の海では、とある巨大な影がポポロクロイスにまっすぐ向かってきていたのです・・・

476 :ポポロクロイス物語:2006/09/02(土) 15:42:13 ID:Pvlr/59h0 ID:
第二章 空に浮かぶ島

ポポロクロイスではガミガミ魔王から国宝を取り戻したピエトロ王子の活躍に国中が沸いていました。
ところが、ピエトロはずっと城の中。町の外にすら出してもらえませんでした。ピエトロ王子の勉強の時間…ピエトロはやる気なく机に佇んでいました。
叱るパウロにピエトロは、勉強や計算、冒険よりも気になる事がある…と反論します。
ピエトロが気になっている事とは、以前塔で見た眠ったままの女性の事でした。パウロは全てをピエトロに話す決心をし、塔の女性の前にピエトロを連れてきます。
その女性の名はサニア。ピエトロの実母。サニアはピエトロを産んで間もなく不思議な眠りにつき、10年間目覚める事がなかったと告げます。
あらゆる手段を講じても、どんな人に相談しても目覚める方法はおろか、原因すらも特定できなかったのです。
だからパウロ国王はやむを得ず、ピエトロには母は死んだ事にしておいたのでした。
ピエトロの授かった「竜の剣」はもともとサニアのもの。サニアは夢の世界からでもピエトロを見守ってくれている、とパウロは言い、
そして、今も目覚めさせる方法は探している。母が目覚めた時、喜ばれるような立派な人間になるために、真面目に勉強するようにと言われます。
ピエトロは夜のテラスで、死んだと思っていた母と一度でいいから話をしてみたいと願います。
そこへ突然現われるギルダとナルシア。なんでもナルシアがピエトロの事ばかりを話すので、気を利かせて連れて来たとの事。
母に会うため、ピエトロはギルダ達と再び塔へ訪れます。
ギルダはサニアの様子を見て、サニアに何が起こっているかを理解します。
サニアは寝ているのではなく、誰かに魂を吸い出され、闇の世界に封じ込められている。
それを聞いたピエトロは、ならば闇の世界に行ければ、母に会え、母を助けられるのかと問います。
ギルダは肯定。ピエトロは更に、闇の世界に行く方法を尋ねます。
が、返ってきた答えは、「死ぬ事」でした。生者が闇の世界に行く方法は無い、少なくとも自分は知らないとギルダは言います。
落胆するピエトロ。ナルシアはピエトロを気遣い、自分に会いたい時にはこれで合図してくれと「緑の笛」を渡し、森へ帰っていきます。

477 :ポポロクロイス物語:2006/09/02(土) 15:42:43 ID:Pvlr/59h0 ID:
・・・翌日。ギルダに聞いた事をパウロに報告するピエトロは、城の外に出て母を助ける方法を探したいとお願いします。
しかしパウロは許可しません。諦めきれないピエトロは城のテラスで「緑の笛」を吹き、ナルシアに城の外へ連れ出してもらいます。
ポポロクロイス城下町では、空飛ぶ島ブリオニアの話題が飛び交っていました。
ブリオニアは一年に一度ポポロクロイスに接近し、そして去っていくという島。また、接近時は魔物が凶暴化するらしいのです。
それ以外には特に収穫も無く、当然ながら闇の世界の手がかりに関してはきっかけすら掴めないまま。
更なる手がかりを求め、ピエトロは一度城に戻ります。そんなピエトロにパウロは折れ、とうとう旅立ちを許すのでした。
宮廷占い師シターから、魔術師の町カナリシアへ行けと助言を受けるピエトロ。
ゴドリフを越えカナリシアへとやってきたピエトロは、町の長老にブリオニアにある大図書館には、全ての知恵、全ての謎を解き明かす術が眠っていると聞かされます。
ピエトロとナルシアはこれを聞いて、ブリオニア行きを決意します。しかし、空飛ぶ島のブリオニアに行く方法がありません。
ピエトロは、国王パウロの依頼でブリオニア上陸の研究をしていた魔術師ヤンに出会い、研究の協力を承諾します。
その方法とは、魔法の大砲で、中に入った人間をブリオニアに撃ちだすという大胆なもの。
ピエトロは一人で大砲に入りますが、発射の寸前にガミガミ魔王の妨害(惚れたナルシアと旅するピエトロに嫉妬している)を受け、あらぬ方向へ飛んでいってしまいます。
ピエトロの着弾地点は、魔物が暴れているというゴドリフ鉱山の奥深く。
鉱山に閉じ込められた炭鉱夫ナグロ、助けに来てくれたナルシアと共に魔物のボス「オークキング」を撃退。
魔物退治に来て逆に囚われてしまっていた白騎士とも再会します。
外に出たピエトロ、ナルシア、白騎士の前にはヤンが。スポンサーであるパウロに失敗の報告に行くとの事・・・
ピエトロも一旦城に戻ると、ヤンはパウロに失敗の言い訳をしていました。ヤンから港町パーセラでも空飛ぶ船の開発をしていると聞いた3人は一路パーセラへ向かいます。
パーセラの船大工ボストフを訪ねると、空飛ぶ機械…フライヤーヨットは、プロペラスクリューが作れないので製作できないと言ってきます。
原因は、優秀な鍛冶屋が町にいないためでした。ナルシアはゴドリフの人たちならば作ってくれるかも知れないと考えます。
しかしボストフは以前手酷く断られた経験があるために、今回も断られるだろうと不安顔。
ピエトロ、ナルシアは更に強引に説得し、スクリューの図面を片手にゴドリフへと向かうのでした。
ボストフの不安をよそに、ゴドリフの鍛冶屋はあっさりと仕事を引き受けてくれました。
しかし翌日、出来上がっているはずのスクリューはガミガミ魔王に盗まれていました。
ガミガミの置き手紙には、「返して欲しいなら新魔王城まで来い」との事。
新魔王城でもガミガミ魔王を追い詰めたピエトロは、ガミガミ魔王に「王子のクルージング遊びなんかのためにヨットを作るな」と言われます。
ピエトロ達は母親のためだと、今までの事情を説明します。するとガミガミ魔王は絶句し、黙ってスクリューを返すのでした。
晴れてスクリューはボストフの手に。ピエトロ達はボストフと共にフライヤーヨットを製作。遂に完成にこぎ着けました。
いよいよブリオニアへ…と思うピエトロに、ナルシアがおずおずと言います。
「森の魔女は森で暮らすように定められている。なので、海に出てはいけない」
やむなくブリオニアへはピエトロと白騎士、ボストフとその弟子達で行く事に。ナルシアに見送られ、大海原へと出港します。

478 :ポポロクロイス物語:2006/09/02(土) 15:43:15 ID:Pvlr/59h0 ID:
ピエトロ王子を乗せたヨットは順調に航海(文字通り海上を航海、空を飛ぶには燃料が多く必要でせいぜい1〜2回しか飛べない)を続け、何日かが過ぎ、いよいよブリオニアが見えてこようと言う時…
ヨットは急な潮の流れに舵を取られ、船の墓場に迷い込んでしまいます。そして前方からは巨大な船が接近してきました。
ブリオニアのために今飛行して避けるわけにも行かず、ヨットは為すすべも無く前方の船に激突してしまいます。
ボストフはヨットの修理に励みます。その間ピエトロは白騎士の提案で激突した船を探検する事になります。
探検の結果、この船は幽霊船だと判明。オバケを怖がる白騎士でしたが、船にいる何者かの気配を感じ、確かめる事に。
船長室にいたのは、朽ちたガイコツと、それを通して聞こえる不気味な声でした。
声の主は、ピエトロに挨拶と称し語りかけてきます。「生きていれば私とはすぐに出会う事になる」と言い声は止みます。
船長室を出るピエトロの前には一匹の鯉が。鯉はたちまち怪物リッカーに変身し、襲い掛かってきます。
撃退した時、突然船が消滅。幽霊船はリッカーの生み出した幻だったのです。ピエトロと白騎士は海に投げ出されます。
その様子を遥か遠く…井戸の水を通して見守るのは、フローネルの二人の魔女でした。
ピエトロの苦戦にいてもたってもいられずナルシアは飛び出そうとしますが、ギルダは森の魔女は海では力を出せない。
下手をして海に落ちると体が泡に溶ける、と諌めます。それでもナルシアは決意を変えません。
ギルダはため息をつきながらも、一族に代々伝わる魔法道具「黄金の鍵」をナルシアに渡します。
「黄金の鍵」は、手に持って念じると、その時思い描いた姿に変身できるというもの。
人間の女の子に姿を変えたナルシアならば海に落ちても大丈夫。早速ナルシアは人間に姿を変えます。
ギルダは、その姿の時はカイと名乗れ、「黄金の鍵」を使っている事は森の魔女以外には知られてはならない。
もし知られると、森の魔女としての全ての力を失ってしまうと忠告します。
カイは、ピエトロを助けても感謝されるのはナルシアでなくカイだと承知しながらも、ピエトロの後を追うのでした…
一方、ピエトロは付近の小さな島に流れ着き、村娘パミィに助け出されていました。
その村は、通称流され村。そこに流れ着いた人々は救助も脱出も諦め、怠惰に暮らしていました。
唯一、パミィだけが諦めきれずに船を製作していましたが、貴重な資源の浪費だと村の人に煙たがられていました。
島中心部には、クジラ岩というハンマーで叩けば潮を吹くという岩がありました。
それを利用して救難信号を出そうと考えるピエトロは、無駄だと言われながらもパミィからハンマーを借りてクジラ岩に向かいます。
クジラ岩についたピエトロは岩を一叩き。岩は潮を吹きます。それを合図にしたのか、一匹の鳥が接近してきます。
鳥はピエトロの前に来ると、突然人間に変身。ナルシアの友達のカイと名乗り、ナルシアに頼まれて助けに来たといいます。
ピエトロは鳥に変身できるカイに、空からヨットとボストフらを捜して欲しいとお願いしますが、カイは自信顔でピエトロ達を村に戻らせます。
村にはボストフらのヨットがたどり着いていました。カイはクジラ岩に来る前に、ヨットを導いてくれていたのです。
ヨットの修理完成を待ち、いよいよ出航と言う時、ボストフらはパミィの船を作る手伝いをしたい、と島に残る事に。
ピエトロは快諾し、船の操縦方法を教えてもらいます。そして、ようやくブリオニアに向けて再び出発。

479 :ポポロクロイス物語:2006/09/02(土) 15:44:49 ID:Pvlr/59h0 ID:
それから何日目かの朝が訪れた時、とうとうピエトロの眼は、ブリオニアを捉えます。
フライヤーヨットは満を持して変形。大空へと飛翔し、ブリオニアへと突入します。
遂にピエトロは前人未踏のブリオニアに到達。さっそく辺りを散策します。
金属で出来た妙な機械や、どこかで見た彩色の小型飛行船を横目に、ブリオニア城門前に向かう3人。
その時、ピエトロ達の前に謎の4人組が現われます。東のカウパ、北のゾルダン、西のドルン、南のヤブー…
幽霊船で聞いた不気味な声の主は4人のリーダー、ヤブーでした。
彼らは自らを、氷の魔王に忠誠を誓う四天王であると名乗り、大切な目的があると言って消えてしまいます。
更に散策するピエトロは、ブリオニア最後の住人と名乗るサボーと出会います。
サボーから、四天王の目的は「闇の本」…この世界と闇の世界とを行き来するのに必要な本である事を聞かされます。
ピエトロがサボーに事情を伝えると、サボーは生者と死者の境を無くす「闇の本」は危険な書物であるため厳重に封印され、今や手に入らないと言います。
封印を解除するには、ブリオニアの制御システムを破壊する…すなわちブリオニアの破滅以外に方法は無いのでした。
落胆するピエトロにサボーは、ついでだからとブリオニアの歴史を教えます。
3000年前、天変地異による破滅から逃れるために、巨大な力を持つ機械「バルの心臓」を地下に建造した事。
空に飛んだはいいが、制御不能になり天空の孤島になった事。「バルの心臓」の力でブリオニアの民はブリオニアにいる限り不老不死となったが、みな長く暮らすうちに不老不死よりも自由と新天地を求めて旅立って、今ではサボーだけが残って日々書物をあさっている事。
話を聞いていると、ふと背後に気配が…そこにはなぜかブリオニアに来ていたガミガミ魔王が一緒になって話を聞いていました。
みんなが気がつくと一目散に逃げるガミガミ。その時、ブリオニアが大きく振動します。
サボーは大慌てでブリオニアのシステムを確認。四天王によってシステムが破壊された事に気がつきます。
ピエトロは大急ぎで「闇の本」の所へ向かいます。途中、図書館で本を読んでいたガミガミ魔王と再会。
カイは逃げようとするガミガミ魔王を説得し、助力を要請します。ガミガミは結局承諾。4人で「闇の本」の間へ。
ところが既に遅く、「闇の本」は氷の魔王を復活させようとするヤブー達に奪われてしまいました。
サボーの所へ戻ると、なんとブリオニアはシステム破壊の影響で落下していて、このままではポポロクロイスに衝突してしまうという事態になっている事を知ります。
防ぐ方法はただ一つ、エンジンである「バルの心臓」を破壊して墜落を早め、ポポロクロイスに落ちる前に海に墜落させることだけ。
「バルの心臓」の破壊は、不老不死の終焉…それを惜しむサボーでしたが、結局「バルの心臓」を破壊する決心をし、ピエトロ達はブリオニア地下中心部へと向かいます。
一行は防衛システムをかいくぐり「バルの心臓」を破壊。崩壊するブリオニア王宮、墜落するブリオニアから脱出を試みます。
ガミガミ魔王は自分の飛行船で、ピエトロ達はサボーと共にフライヤーヨットでブリオニアを離脱します。
墜落するブリオニアから飛び立つ2機の飛行船でしたが、なぜかガミガミは途中で転進。ブリオニアへと引き返していきます。
カイの制止の叫びも届かず、ガミガミ魔王の飛行船は墜落に飲まれて姿を消したのでした。

480 :ポポロクロイス物語:2006/09/02(土) 15:45:51 ID:Pvlr/59h0 ID:
第3章 闇の世界

「闇の本」は奪われ、ガミガミは行方知れず。ポポロクロイスを救えたとは言え失敗に終わったブリオニアの冒険にピエトロの心は沈んでいました。
そんな折、浜に打ち上げられていたところを救助されたガミガミ魔王が城に運ばれてきます。ガミガミ魔王は目を覚ますと、真っ直ぐにピエトロのもとへ駆けつけ、「ラダック仙人と闇の世界」という本を渡します。
ブリオニアでこれを発見していたガミガミ魔王はわざわざこれを取りに飛行船を転進させたのでした。
居合わせた魔女ギルダに本の解読を頼むと、ラダック仙人とは、何千年も昔から遥か東の剣の山に住み闇の世界に通じる入口を守り続けている人物だという事が分かります。
光明を見出したピエトロでしたが、今度はブリオニアよりも何十倍も遠いという東に行く方法を探すために奔走することに。
城を出て手がかりを捜そうとするピエトロに、ナルシア、白騎士がついてきてくれます。そして、ガミガミ魔王も。
ガミガミ魔王は、「東に行きたいなら、騙されたと思ってオレの城に来い」と言い、ピエトロはガミガミ魔王城へ向かいます。
途中、「もしもその方法が駄目になったらブリオニアに来なさい」と言うサボーと会い、一行は魔王城へ。
魔王城の、ガミガミ魔王にしか開く事ができない扉のロックを解除したガミガミは、奥に良いものがあるから勝手に使えと言って立ち去ろうとしてしまいます。
ナルシアがガミガミに東行きの協力を願うと、ガミガミ魔王は犬猿の関係である白騎士が頭を下げるならという条件を出します。
白騎士はピエトロとその母のために躊躇せず頭を下げ、協力を願います。ガミガミはその姿に押され協力する事に。
ガミガミ魔王と共に魔王城奥へ進むものの、中には何者かが侵入した形跡が・・・
奥の格納庫に着いたピエトロは、ガミガミ魔王渾身の超高性能飛行船ガミガミウイングRXがありました。
これならば東に行ける。と思ったのも束の間、突如四天王が姿を現します。
目的はガミガミ魔王の飛行船…ピエトロ同様東の剣の山に行くためでした。
ガミガミ魔王と白騎士が戦闘態勢に移ると、四天王はカウパだけを残して姿を消してしまいます。
カウパと戦うピエトロ達でしたが、ある程度時間を稼ぐとカウパは飛行船へとテレポートしてしまいます。
そして、四天王を乗せたガミガミウイングは東へと飛んでいってしまうのでした。
やむなくピエトロは、サボーの言葉を頼りにパーセラ付近に墜落したブリオニアに向かいます。
フライヤーヨットで再度ブリオニアにやってきたピエトロ、白騎士、ガミガミ…と、ナルシアと入れ替わりで現われたカイ。
ブリオニア王宮にいたサボーに事情を伝えると、ブリオニアのサブ・エンジンを利用すれば飛行船代わりにして東に行けると言います。
墜落のショックで半壊しているブリオニア地下で、無事なサブ・エンジンを発見。別パーツとドッキングし飛行船となります。
こうして飛行船を手に入れたピエトロ達は、東へ行く前に長旅の準備をする事に。ピエトロが父王パウロに東行きを告げると、パウロはサニアの事を託すのでした。
ピエトロと白騎士とガミガミ…それにカイと入れ違いに駆けつけたナルシアの4人はラダック仙人に会い闇の世界にいくために東へと旅立ちます。

481 :ポポロクロイス物語:2006/09/02(土) 15:46:52 ID:Pvlr/59h0 ID:
長い長い空の旅の末、ようやく見えてきたのは大きな山…剣の山でした。
勇んで接近するものの、操縦を誤り飛行船は落下…着陸も上手くいかず飛行船は中破してしまいます。
目覚めたときピエトロ一行はハタハタ村にいました。ラダック仙人の事を尋ねると、裏手にある剣の山にいるとの事。
早速剣の山を登るピエトロは、途中、奪われたガミガミ魔王の飛行船と、なぜか悲鳴を上げながら山から落下する四天王を目にします。
山頂にたどり着いた一行は、ラダック仙人とその弟子ジャンボに出会います。
ピエトロが事情を話しているとそこへ四天王が闖入してきます。が、仙人が杖をかざすだけで、たちまち四天王は体の自由を奪われてしまい撤退していきます。
そしてラダック仙人は、闇の世界に行くには「闇の本」が必要だが、それは闇の世界の入り口である「永遠の番人の館」に示す証に過ぎず、ラダック仙人が許さない限りはそこへすらたどり着けないと説明します。
そして、「闇の本」こそ持っていないものの、ピエトロを資格ありとして、闇の世界行きを許可してくれるのでした。
闇の世界行きを翌日に回し、一行は一泊し疲れを取る事に。夜中、目を覚ましたピエトロは仙人に闇の世界とはどんなところかを尋ねます。
ラダック仙人は言います。この世界は、光、闇、地上の三世界があり、死者は光の世界に行く。例外として、邪悪な魂だけは闇の世界に永遠に封じられ、二度と地上に復活しない様に闇の王ダーナの管理下におかれる・・・
ピエトロはそれを聞き、母サニアが邪悪な者であるという疑念を抱いてしまいます。結局、答えは自分で確かめる以外に無いのでした。
ナルシアに「明日になればお母さんに会えるね」と言われたピエトロは、複雑な心境のまま、ただ頷くのでした。
翌日、山頂の更に上に登ったラダック仙人は「永遠の番人の館」への入り口を開いてくれます。中の番人に「闇の本」代わりに力を示せば闇の世界に行ける…
いざ突入、というとき、再びそこへ四天王が。迎撃しようとする仙人でしたが、ピエトロ達の方が狙われ、あっという間に4人は石になってしまいます。
仙人がそれに気を取られた一瞬を突き、四天王は4人がかりで仙人を集中攻撃。「館」への封印を解くために多大な魔力を消耗していた仙人は倒されてしまいます。
悪い事に、闇の世界への入り口は開かれたまま。ヤブー、ゾルダン、ドルン…闇の世界に次々を侵入する四天王。最後のカウパが続こうとする時、仙人は力を振り絞り、ピエトロ達の石化を解除してくれます。
ピエトロは再び四天王、東のカウパとまみえ、今度こそカウパを倒すのでした。
そして、命に別状は無かったラダック仙人に激励され、闇の世界の入り口「永遠の番人の館」へと進みます。番人は、闇の世界へと続く扉を見つけると言う試練を課します。
体が小さくなる薬を飲んだり、コロシアムで戦ったり、鍵盤をなんとなく叩いていると怒った音楽家ドン・マエストロが襲い掛かってきたり、ハープの音色を聞いて眠りに落ちたり、ポセイドンの使いからクイズ勝負を挑まれたりして扉を捜します。
その最後には番人の使いのカルラが待ち構えていました。ピエトロ達がカルラをなんとか倒すと、永遠の番人はピエトロの力を認め、扉へと導いてくれるのでした。
そして、ピエトロは扉を開き…闇の世界へと落下していきます。

482 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/02(土) 18:11:40 ID:6RlSZSx60 ID:
ポポロクロイス乙です。詳しく書いてくれてうれしい。

483 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/02(土) 18:14:09 ID:6RlSZSx60 ID:
500KBを超えると書き込めなくなるのでそろそろ次スレの時期です。
ちなみに俺のホストでは立てられず。立てられる人よろ。

スレ天麩羅↓
http://www8.atwiki.jp/storyteller/pages/19.html

484 :ポポロクロイス物語:2006/09/02(土) 18:14:28 ID:Pvlr/59h0 ID:
落下するピエトロ達を受け止めてくれたのは白いクジラのマック。マックは、闇の世界の決まりごととして、まずは闇の王ダーナのもとへとピエトロを運びます。
神殿で闇の王ダーナと謁見するピエトロ。ダーナは、サニアの魂が闇の世界に確かにあり、ピエトロが自由に連れ出しても良いと許可してくれました。
ピエトロはダーナに、母が邪悪な者であるかを尋ねますが、ダーナはそれに答える事はありません。
またダーナは、連れ出すのは自由であるが、それはサニア本人が望んだ場合のみ限ると付け加えます。
ピエトロ達はマックの背に乗り、母サニアのいる、そして魔王の魂が眠ると言われる、魔王の星へと向かいます。
荒れ果てた魔王の星で、ピエトロは光を放つ氷の塔と、そこにある何かの封印を見つけます。
ピエトロ達が中に入ると、足場は裂け、いくつかの足場…ピエトロが乗った足場も浮上し、ピエトロは一人上空へと舞い上がっていきます。
ピエトロの向かう先、遥か上空では、母サニアの魂が四天王の残り3人と対峙し攻撃を受けていました。サニアが弱っている事を確認し、四天王はなおも攻撃を集中します。
対するサニアはその身を黄金の竜へと変え、逆に四天王を一蹴。四天王は自分達の力では全く歯が立たない事を悟ります。
が、偶然そのタイミングで飛び出してきたピエトロによって、事態は大きく変わる事に。
ピエトロは初めて見る母の後姿を見て、何度も母を呼びますが、サニアは振り返りません。
そして辺りに響き渡るヤブーの狂喜の声…「不動の竜を引きずり出す、最高のエサが現われた!」
ヤブーがピエトロに電撃を浴びせると、ピエトロは下に落ちそうになります。弱弱しいピエトロの声を聞いてしまったサニアは遂に振り返り、ピエトロの名を叫びながら駆け寄るのでした。
ヤブーはその一瞬を狙って、サニアのいた足場にあった封印を破壊。封印されていた氷の魔王の霊を解き放つ準備が整ってしまうのでした。
下に戻ったピエトロは、サニアに、自分が光の世界の使いとして地上を守ってきた竜の化身であり、10年前の氷の魔王との戦いで闇の世界へと落ちてきた事、
氷の魔王がサニアの力を利用し再び地上に復活しようと企んでいた事、それを阻止するために封印を作り、魔王の魂と共に、他ならぬ自分自身を守っていた事を聞かされます。
魔王の魂の復活を尚も阻止しようとするサニアでしたが、十年も魔王の魂を封じ、四天王の攻撃を受けて最早動けないサニアに代わってピエトロがそれを為そうとします。
ピエトロが四天王のもとへ駆けつけた時、四天王は復活の儀式を完了していませんでした。しかし、そこに立ちはだかるのは四天王、西のドルン。

485 :ポポロクロイス物語:2006/09/02(土) 18:15:38 ID:Pvlr/59h0 ID:
辛くもドルンを倒した丁度その時、氷の魔王は復活の儀式は完了してしまいます。高笑いをする四天王の前に、サニアが現われます。
サニアは復活を止めるため、力を振り絞り竜変化を試みますが、それほどの力は最早残されてはいませんでした。
四天王は、サニアがわざわざ来てくれた事で最後の準備が整ったと言い放ちます。
ピエトロはサニアを助けようとしますが、魔王復活の影響で塔が崩壊を始め、結局4人で脱出する事が精一杯になってしまいます。
ピエトロはクジラのマックに助けられ、母のいる魔王の星から離脱する事に。魔王の星では、星を覆いつくす程に巨大な影…氷の魔王が復活していました。
氷の魔王は、星々を粉々に砕きつつ、逃げるクジラのマックに急激に迫ります。あわやという所に駆けつけたのは闇の王ダーナの軍勢。
ダーナ軍の援護を受け、ピエトロは命からがらダーナの神殿へと逃げ込むのでした。
ダーナと再度謁見するピエトロ。白騎士はダーナに軍勢を率いて氷の魔王を打倒して欲しいと頼みますが、ダーナは、兵士はあくまでも闇の世界を守るためのものであるため手助けはできない、それに地上に出たのなら自分達とは無関係であると拒否します。
ガミガミ魔王はそれに怒り、氷の魔王復活は全て自分達のせいだと言うのかと怒鳴ります。
ダーナは、お前達の責任ではない。ピエトロの責任だと冷徹に言い捨て、ピエトロ達を地上に戻させようとします。
ピエトロ以外の3人はダーナの協力を諦め、地上に戻り氷の魔王と戦う決心を固めます。ところがピエトロは虚ろなまま。
地上に戻ってきたピエトロ達は、ラダック仙人に、地上に出た氷の魔王はポポロクロイスに向けて飛んでいった事、魂だけで肉体は復活していないのでまだチャンスはある事を教えてもらいます。
そして、仙人が修理してくれていた飛行船に乗って、4人はポポロクロイスへと帰還します。
結局、ブリオニアに続いて闇の世界の冒険でも目的は果たせず、結果的にとは言えピエトロが動いた事によって最悪の結果を招いてしまったのでした。
こうして失意のまま戻って来たポポロクロイスでしたが、なんとポポロクロイスは一面を氷で覆われるという異変に見舞われていました…

486 :ポポロクロイス物語:2006/09/02(土) 18:18:37 ID:Pvlr/59h0 ID:
第4章 氷の魔王

ピエトロは沈んだ心のまま、闇の世界の一部始終をパウロに報告します。
パウロは、生死が分からないならまだ希望はあると言い、サニアとの馴れ初め…10数年前に狩りをしに森に言ったときに弱っている竜に出会ったこと、
手当てをしたその竜にもう一度会いに行くとそこにはサニアがいた事、恋に落ちピエトロが生まれたこと、
10年前の戦いでポポロクロイスとなによりピエトロを守るために竜となった事を語ります。
サニアは強い、きっと生きているとピエトロが激励されていると、塔で眠っていたサニアの肉体が霧のように消えたという報告がもたらされます。
サニアの魂と連動して肉体が消滅したと考えたピエトロは、溜め込んでいた自責の念が爆発してしまい、ポポロクロイス城を飛び出してしまいます。
一人城を飛び出したピエトロの前に氷の魔王の僕が現われピエトロに襲い掛かりますが、自責の念に囚われているピエトロは力を全く出せず、一撃でのされてしまいます。
トドメの一撃が振り下ろされようと言うとき、ナルシアが駆けつけます。
ピエトロを守るために必死に魔法攻撃を放つナルシアですが、魔法は全く効かず窮地に立たされます。
ナルシアは「黄金の鍵」を発動させ、カイとなり魔王の僕を迎撃するのでした。しかし、ナルシアへと戻るための変身を、ピエトロに見られてしまいます。
「ナルシアがカイだったの?」ピエトロが言葉を発した瞬間、魔女の力が失われ、ナルシアは倒れるのでした。
それでもなお、真実を隠していたことを謝りピエトロの無事を喜ぶナルシアを見て、ピエトロはようやく氷の魔王と戦う決心をします。
城に運び込まれたナルシアを診るギルダでしたが、魔女の力はそう簡単に戻るわけも無く、魔女にとって最高の薬「ソームの種」すら効果はありませんでした。
「ソームの花」ならば、と愚痴るギルダ。ピエトロはその花を取ってくると言いますが、「ソームの花」は100年に一度しか咲かないというもの。
諦めかけるギルダでしたが、ふと、フローネルの森にある、時間が早く進むという「かけあしの泉」の事を思い出します。
ピエトロは一縷の望みを託し、ソームの種を片手に「かけあしの泉」へと走ります。
「かけあしの泉」についたピエトロは急いで種を蒔きますが、そこへ泉の妖精が現われ、100年もの歳月はさすがにすぐには訪れないと言いながらも、ナルシアのためにと妖精は特別に力を尽くし、花を咲かせてくれるのでした。
ポポロクロイスに戻ったピエトロは、早速ナルシアに花を摂らせます。
そこでギルダが言うには、ピエトロが持って来たのはソームの花でなく1000年に一度咲くと言うソームの命の花だという事でした。ナルシアが再び眠りについている間、ピエトロは対氷の魔王のための軍議に参加します。
サボーの調査によって、ヤブー達は北の大地に氷の魔王の神殿を建造した事、神殿は魔王の魂の受け皿である肉体を再生するためのものである事、そして魔王の真の復活を狙っている事が判明します。
各重鎮は、最強の攻撃隊を編成し神殿を攻撃しようと考えますが、パウロ国王は神殿攻略は少数精鋭として、ポポロクロイス最強の勇者ピエトロに託します。
反対の声も上がりましたが、ピエトロには強さ、戦う資格、そして王子として率先して戦う義務があると言い放ちます。
父でなく国王としてのパウロの「命令」をピエトロは子でなく王子として受け入れ、北の大地へと目を向けるのでした。
白騎士、ガミガミ魔王、そしてソームの命の花のおかげで命をとりとめ、逆に黄金の鍵の弱点を完全に克服したナルシアと共に、ピエトロは北へ向かいます。

487 :ポポロクロイス物語:2006/09/02(土) 18:19:47 ID:Pvlr/59h0 ID:
寒波で凍ってしまった「かけあしの泉」を越え、北の大地の奥にそびえる氷の神殿に辿り着きます。
神殿一階で待ち構えるのは、四天王の一人、北のゾルダン。ピエトロはそのゾルダンをも倒し、ヤブーのもとへ急ぎます。
神殿最上階にあったのは、水晶球の中に閉じ込められているサニアと、サニアの中に流れ込んでくる上空からの一筋の光でした。
なんとかサニアを助け出そうと苦心している時、四天王最後の一人、南のヤブーが立ちはだかります。
竜の化身であるサニアの肉体を利用して氷の魔王は真の復活を遂げてしまう。
ピエトロはそれを阻止するために、全力でヤブーと戦い、勝利します。しかし、復活の儀式は既に完了した後でした。
魔王の復活に祝するヤブー。ヤブーの消滅と同時に、サニアを覆っていた水晶も割れ、サニアの体は上空に舞い上がります。
そして、サニアは氷の魔王に取り込まれてしまいました・・・
真の復活を遂げた氷の魔王が手をかざすと、それだけでピエトロ達は吹き飛ばされてしまいます。
気を失ったピエトロでしたが、その瞬間、ピエトロの体が光を放ち始めます。
そして、空からは黄金の竜が舞い降り、氷の魔王と戦い始めます。
熾烈な戦いを制したのは、竜でした。氷の魔王と神殿は崩れ落ち、サニアは解き放たれます。
竜が消え、ピエトロが目を覚ましたとき、目の前には仲間と、サニアが。
ピエトロはサニアのもとへ走り、遂に、実に10年ぶりにサニアと抱き合うのでした。
気を利かせて仲間は先に戻り、ピエトロとサニアは親子水入らず、のんびりとポポロクロイスへ戻ります。
城に戻った二人を、ポポロクロイスのみんなが迎えてくれます。
しかし、パウロがサニアに声をかけた時、サニアは自分の体の異変に驚愕します。
次の瞬間サニアの体は石と化し、氷の魔王の邪悪な声が響き渡ります。
消滅したはずの氷の魔王の肉体は、ほんの一かけらを残していて、それがサニアの生命力を奪い復活してしまったのです。
氷の魔王は、ピエトロ達4人を異空間に誘い込み、この世の真の平和…完全なる静寂、完璧たる闇をもたらすために、ピエトロを抹殺しようとしてきます。
氷の魔王との最終決戦。勝利したのはピエトロでした。最後の瞬間まで抵抗する氷の魔王をとうとう撃ち滅ぼしたのでした。
戦いの終わりにふける一行でしたが、異空間は消滅せず、そこに閉じ込められてしまいます。
しかし、そこにサニアの声が響き渡り、自分の最後の力を使って、死と暗黒の世界からピエトロ達を助け出してくれます。
戻ってきたピエトロは、戦ってる間辺りの時間が止まっていた事、サニアが倒れている事に気がつきます。
時が動き出したとき、周囲の人々は氷の魔王の事にも気がつかず、倒れているサニアを介抱しようとします。
しかし、パウロだけはサニアの心の声によって、ピエトロの最終決戦の事を知らされていました。
パウロはポポロクロイス国王として、誰も知らない所で戦いを終結させた四人に礼を言うのでした。
そして、パウロとピエトロ達は、サニアのもとへと向かいます・・・

488 :ポポロクロイス物語:2006/09/02(土) 18:21:05 ID:Pvlr/59h0 ID:
エピローグ

朝、自室で眠っていたピエトロはパウロに起こされます。
パウロは良い知らせがあると言い、もったいぶりながら自分の寝室に来いと言います。
寝ぼけ眼で寝室に行くと、パウロは、十分に目を覚ましてから、気持ちを落ち着けたら来いと言います。
ピエトロは、散歩がてら助けてくれた仲間に会いに行きます。
パーセラには、フライヤーヨットで伝説の剣探しの旅に出ようとする白騎士が。
別れを悲しみながらも、ピエトロは白騎士を見送ります。
次に、新ガミガミ魔王城にはガミガミの置手紙がおいてありました。
「世界一の悪党になるために修行に出る。そして戻ってきたらまた知恵の王冠を奪ってやる。そのときに備えてピエトロも修行して、強くなっておけ。最後に、母親を大事にしてやれ」手紙にはそう綴られていました。
最後に、かけあしの泉にいるナルシアのもとへ。ナルシアを前にして、ピエトロは告白をしようと考えますが、言葉が出てこず仕舞い。妖精の激励を受けても、結局は駄目でした。
そんなピエトロに、ナルシアは「私はいつもこの森にいるからいつでも遊びにきて」と優しく言うのでした。
そしてピエトロはパウロのもとへ。
サニアの寝室に行くと、サニアは目を覚まし、ピエトロはようやく本当に母親を助け出せたのでした。
宴の席で、人々はサニアの目覚めを祝福してくれます。しかしその時、城の外で謎の爆発音と閃光が…
新しい敵の警戒にざわめく人々でしたが、窓の外をみたピエトロは、あれは爆弾じゃないと叫びます。
そう、それはガミガミ魔王からの祝福の花火だったのです。

こうしてピエトロの長い長い冒険が終わりました。
ピエトロはナルシアや白騎士と、数々の冒険を経てポポロクロイスの立派な王子へと成長していきます。
それにはまだ、語らなければならないお話が沢山あります。
しかし、それはまた、他の機会に・・・    The End

489 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/02(土) 18:24:32 ID:Pvlr/59h0 ID:
ちょっと長くしすぎたかな?
長文見るのが苦痛な人スマソ。後、長すぎて同じ表現、文法多用だけど大人のスルーでおながいします。

途中、サルにくじゃがエラーになって書き込めなかった・・・

490 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/02(土) 19:29:19 ID:xJjnA5/8O ID:
ポポロの人乙

重複スレがあったから次はそこ使えばいいか

491 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/02(土) 20:36:44 ID:uRoKKxgq0 ID:
ここだな

【やるのが】ストーリーを教えてもらうスレpart24【面倒】
http://game9.2ch.net/test/read.cgi/gamerpg/1154441601/

492 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/02(土) 20:45:29 ID:6RlSZSx60 ID:
そこ、もう>>78で削除依頼出されてるようだ。
http://qb5.2ch.net/test/read.cgi/saku/1153030829/17
もしそこを使うなら誰かが削除依頼スレに「やっぱ使うんでもういいです」って書き込まないと

493 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/02(土) 21:01:55 ID:6RlSZSx60 ID:
でも誰か立てられるならpart25って付いた新スレがあった方がいいなあ
wikiでの初出スレの表示とかで混乱しそうだし

494 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/02(土) 22:04:04 ID:svtnU2JA0 ID:
ポポロの人乙ー!
懐かしくて読み込んだよ。

495 :ラングリッサー4:2006/09/03(日) 00:40:06 ID:gyA0bD0X0 ID:
【登場人物紹介】
●レーゲンブルク連邦王国
 大陸最大の国家。その武力を背景に領土拡大中。
○クレオネス大王
 連邦の盟主。温厚な性格だけど病弱で床に伏せがち
○ローゼンシル姫
 大王の娘。婚約者候補の1人、将軍アルダンが好き
○フレデリック王子
 ローゼンシル姫の弟。王位継承するのはこっち
○リヴァース元帥
 連邦軍最高司令官。話の分かる男だがそれが原因で・・・
○アルダン将軍
 貴族の青年。貴族至上主義。ローゼンシル姫の婚約者候補の1人
○ランフォード将軍
 貴族の青年。士官学校主席の天才用兵家
○エミリー副官
 ランフォードの副官。若い女性
 ラングリッサー世界の副官は平時は秘書だけど有事は副将軍的な面のが強いって感じ
○バルク将軍
 現場たたき上げの平民で部下の信望も厚い。貴族嫌い
 現在、国境警備の任に付いているため国を空けている
○ギザロフ将軍
 貴族。将軍の中では1人だけ魔法使い
○クルーガー
 ギザロフの息子。軍人でやっぱり魔法使い
 あの失敗作とは大違いだな、とクルーガーを見てほくそえんだギザロフの姿を彼は知らない
○宰相
 SRPGだけに政治方面の人は・・・
○ラッセル
 宰相の息子。ローゼンシル姫のもう1人の婚約者候補

●連邦領内ゴダール村
 税も満足に払えない貧しい村。
○村長
 ランディウスの養父
○ランディウス
 主人公
○レイチェル
 ランディウスの義妹。村長の実子
○リッキー
 レイチェルの弟。村長の実子。上品だけど自信過剰。でもランディウスを立ててくれる

496 :ラングリッサー4:2006/09/03(日) 00:40:36 ID:gyA0bD0X0 ID:
●カコンシス王国
 連邦に隣接する小国。王族を人質として連邦に差し出すことで和平条約を結んでいる
 半島を領土とするため海洋貿易が盛んで操船技術なら連邦以上
○カコンシス王
 自信過剰でわがままな子供、といった性格
○カコンシス王妃
 常識人
○シェルファニール姫
 人質になっていた兄が病死したため、新たな人質として連邦へ旅立つ
○アンジェリーナ姫
 シェルファニール姫の双子の妹。姉と一緒に連邦へ
○ウィラー提督
 王国軍最高責任者。頭脳派の青年。剣の腕は無きに等しい。王のわがままに嫌気が
 さした上官が次々出奔し繰り上がりで提督になる。姫の警護のため連邦へ
○セレナ将軍
 若き女将軍。姫の警護のため連邦へ
○ブルーノ将軍
 国に居残り中

●その他
○マクレーン
 放浪の戦士。


注)戦闘要員は全て指揮官クラスなので例え1人旅に見えようが、いつでもどこも
  1人当たり最大40人の部下が付きます。


●物語の舞台になる周辺の地図
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■■■■■■■■■■■■■■■■           ■…連邦領
■■■■■■■  ■■■■■□□            @…連邦王城
■■■■■■    B□□□□□□            □…カコンシス領
■■■■       □□□□□□□□          A…カコンシス王城
              □□□□□□□□         B…カコンシス最大の港町
               □□□□□□□□□□□    白いとこ…海
              □□□□□□□□□□□
             □□□□A□□□□□
           □□□□□□□□□□□
               □□□□□□□


497 :ラングリッサー4:2006/09/03(日) 00:41:13 ID:gyA0bD0X0 ID:
ベルダン方面の暴動を鎮圧した連邦軍将軍ギザロフ。
かねてからの働きもあり、新たに肥沃なロットバイル地方を拝領する。だがギザロフは、
それほどの豊かな地は陛下が治めてこそ有益、と辞退し替わりに功績を認めて頂いた証に
と辺境の小さな村ゴダールを所望するのだった。
だが、それは思惑あってのこと。領主になったとたん村の税率を2倍に上げるギザロフ。
今までですらまともに税を払えなかった村人達は、減税の交渉に応じないギザロフに
追い詰められ反乱を決意するのであった。
そして主人公ランディウスもそんな村人の中の1人である。

徴税官がゴダール村を訪れたその夜、襲撃をかける村人達。
だが徴税官を討った直後、ギザロフが兵を引き連れて出現。ギザロフは反乱鎮圧を息子の
クルーガーに任せ、自身はテレポートで女子供が避難していた教会に侵入し村に伝わる
秘宝・賢者の水晶を奪い、偶然だが高い潜在魔力を感じとったランディウスの義妹
レイチェルを行きがけの駄賃とばかりにさらって消え去ってしまう。
ことここに至ってギザロフの目的がワザと暴動を起こさせ、討伐を隠れ蓑に秘密裏に
賢者の水晶を奪うことにあったと気付く村長達。このままでは全滅しかねないと
ランディウスとその義弟リッキーを逃がすためクルーガー隊の前に立ち塞がる村長達。
賢者の水晶、アレは動かしてはならないものだ、と水晶とレイチェルの奪還を託された
2人は涙を飲んで村を後にするのであった。

ゴダ−ル村近くの森の中、暴動の一部始終を見守る一人の男がいた。
彼の名はランフォード。ギザロフと同じく連邦の将軍の1人である。
ギザロフの強引な手口に嫌悪感を示すものの村人から先に手を出した以上、庇うことも
できず臍を噛むランフォードだったが、村から逃れてきたランディウス達と出会い
2人を茂みに隠れさせ追っ手をやり過ごすさせるのだった。
そして、ランディウスを兄と呼ぶリッキーに気付き、あまり似てないことから本当の
兄弟なのか、とランフォードが口を滑らすと気を悪くすることもなく自身の素性を
打ち明けるランディウス。
ランディウスの過去、それはかつて山麓にある村が洪水に見舞われ、親を失い一人
残された赤ん坊のランディウスをリッキーの父であるゴダール村村長に拾われたという
ものだった。
そして義妹を助けるためにギザロフの屋敷を目指すというランディウス達に、ギザロフの
領地で起こったことにこれ以上口を挟むことはできないと別れを告げランフォードは
去っていくのだゅた。

旅路を急ぐランディウス達だったが、そこへクルーガー配下の追っ手が立ち塞がる。
力づくで突破をはかるも、次々と追っ手が集まってきて苦戦する兄弟。
そこへ謎の戦士が登場。連邦兵と戦うランディウス達になにやらかしたんだと聞いて
くるが問答してる場合じゃないので妹を助けに行くだけだ、と叫ぶと何か感じるものが
あったのか力を貸すぜと参戦。なんとか追撃部隊を撃破するのだった。
その後、妹のために軍隊を敵に廻そうなんて他人事とは思えないとマクレーンが同行を
申し出てきてくれて一緒に旅をすることとなる。

498 :ラングリッサー4:2006/09/03(日) 00:42:40 ID:gyA0bD0X0 ID:
一方、連邦軍最高司令官のリヴァース元帥の下へ一通の書状が届く。
それは連邦と和平条約を結ぶ替わりに実質人質として元帥邸へ居留するカコンシス王国の
双子の王女達の母親、カコンシス王妃が危篤状態に陥ったという内容であった。
そして元帥は独断で王女及び一緒に付いてきたカコンシス軍最高責任者ウィラー提督、
女将軍セレナを一時帰国させるのだった。もちろん同情だけではなく彼女達の人となりを
知っての判断だが。

カコンシスへの帰路、書状が自分達で無くリヴァース元帥に直接届いたことに不穏なものを
感じ取った提督は書状が偽者の可能性を示唆する。このまま帰国すると最悪カコンシス攻めの
口実に利用される危険性が、とは言え本物だった場合のことも考がえ折衷案としてセレナ将軍に
先行して帰国してもらうことに。
だが悪い予感が当たったか、先行するセレナ将軍に連邦兵が襲い掛かる。

裏で手を引いていたクルーガーはセレナ将軍襲撃が失敗に終わったことを知ると、
このままでは策が露見するのも時間の問題とカコンシスの王女達をも襲撃するよう
指示を出す。
さらに、ギザロフ将軍が兵士を引き連れ元帥邸を訪れる。
カコンシスの王女達を逃亡させたとして元帥を連行しに来たのだった。そして元帥と
手を組んで連邦に反旗を翻そうとする旨の書かれたカコンシスからの書状を元帥に
突きつけるギザロフ。書状によると反乱の合図は王女の帰国と書かれていたが、身に
覚えが無いと抵抗する元帥をギザロフは殺してしまうのだった。

連邦兵に追われる王女一行。
そこへ通りかかったランディウス達を、見られた以上生かして返さぬと連邦兵が
襲い掛かる、のだが返り討ちに。結果的にとはいえ王女を救出したことから感謝される。
本来、元帥の元に戻るべきなのだが連邦兵に襲われたことから敵の懐に飛び込むような
もの、元帥邸に着く前に命を落としかねないとカコンシス帰還を提案する提督に、それならばと
ランディウス達の妹救出を手伝おうと言い出す妹姫アンジェリナ。受けた恩は返しましょうと
いう母の教えの賜物か姉姫シェルファニールも了承する。実は王女達はカコンシスが小国と
いうこともあって十分な兵力を保持していないことからシェルファニールは魔法の技を、
アンジェリナは剣の腕を磨いてきたのだった。提督は頭脳派で戦闘力0だったするが・・・
アンジェリナがランディウスの方をチラチラ見るのが気になるがこうして予想外の
戦力増強に成功するランディウス一向だった。

一方、クレオネス大王より件の元帥反乱疑惑の書状からカコンシス軍部の印が確認
できた旨の報告を受ける将軍達。さらに反乱を未然に防いだ功績によりギザロフが空位に
なった元帥位に就き、ギザロフの将軍位は息子のクルーガーに与えられる。
そしてギザロフは元帥着任の初仕事としてカコンシス侵攻を宣言するのだった。
この件に関してはもちろん大王からも了承を得るのだが、病気で抵抗力が落ちていた
大王はこの時すでにギザロフの怪しげな術で傀儡となっていた。

だが未だ前元帥の反乱を信じられない者達もいた。
その1人、フレデリック王子はアルダン将軍に本心を明かすが彼は口ごもるばかり。
ローゼンシル姫も書状の印からみて少なくともカコンシス側にその気はあったのでは
ないかと取り合ってくれない。彼女はただ婚約者候補であるアルダンが戦場に出る
ことになるのを寂しがるだけだった。
そしてもう1人、ランフォード将軍もまた前元帥の反乱を疑問視していた。
確認した限り書状は確かに正規の物だったが、そもそもギザロフはアレをどこで入手
したのか?その考えは前元帥を陥れるための策略の可能性にまで及ぶのであった。

499 :ラングリッサー4:2006/09/03(日) 00:43:52 ID:gyA0bD0X0 ID:
ギザロフ元帥の屋敷を目指すランディウス一行の前に一軒の邸宅が姿を現す。
その寂れ具合とは不釣合いの警備兵の数に警戒心を強めていると、こちらに気付いた兵が
先走ってゴダール村の生き残りだ、娘を取り返しに来ただの騒ぎ出す。
必然的に邸宅へ乗り込むことになり無事レイチェル救出に成功する。実はここはギザロフの
魔導研究所で地下には怪しげな地下牢があり、そこでマクレーンは妹の指輪を発見する。
そしてポツポツと過去を語りだすマクレーン。
3年前、彼が妹のマリーと用事で隣村へ行った帰り、急に意識が遠くなり気がついた
時には見知らぬ場所に倒れていてマリーは見当たらず、時間も1年が過ぎ去っていた
という。その一年間の記憶はすっぽりと抜け落ち、改造?されて継ぎ接ぎだらけの醜い
姿になった彼を故郷の者達ですら恐れ、以来人前では鎧を脱がず過ごしてきたと。
未だ何が起きたのかは分からない。だがここに監禁されていたことだけは確実と
ギザロフへの復讐を決意するのマクレーンだった。

その後、ウィラー提督にギザロフと敵対する立場ならばとカコンシスに誘われる一行。
カコンシス王城に着いてみるとやはり王妃は元気だった。先に帰還したセレナ将軍は
怪我を負って詳しい報告をする前にダウンしたらしく説明を求めてくるカコンシス王。
だがその時、連邦王国から宣戦布告の報が入る。慌てた王は提督に今すぐクレオネス
大王に謝罪して来いと言いつけるが、殺されに行くようなものと庇う王女達。
そいつが死んで戦争が避けられるなら喜んで死んで来い、と吐き捨てる王に対し
国を守るためには提督の力が必要と将軍ブルーノが自ら交渉に志願する。
癇癪の治まらない王を鎮めるため、せめてこれをと渡された使い捨てのテレポート
リングを手にブルーノは旅立っていくのだった。
そして戦争が回避できると信じて疑わない王のため軍を動かせないでいる提督の要請に
より密かに監視の任務に就くランディウス一行。これには軍人ではない王女達も同行する。

その頃、ギザロフよりカコンシス討伐の命を受けるアルダン将軍。カコンシスの予想兵力
1万に対し2万の兵を与えられ出撃する。だがこれは補給線の確保を計算に入れてない
兵員数だった。ギザロフはワザとアルダンが苦戦するよう仕向け、息子のクルーガー将軍を
援護に出し手柄を独り占めさせようとしていたのだ。

やがてブルーノが無事帰還するも結果は交渉決裂だった。
無能と罵る王。無事に帰ってきただけでも良かったじゃないですかと庇う提督を見て
また怒り心頭。交渉一つまとめられない男なぞ死んでも惜しくないはと吐き捨てる王に、
それより連邦への対策をと話をそらす提督。だが提督の立てた策はリスクが高すぎると
却下され、作戦は俺が立てるといって軍に待機命令が出されてしまう。

そして敵が目前まで迫った時、これ以上待てないと出撃命令を要請するのだがここで
前の作戦でいいぞと許しをもらう。が、その作戦は今からでは実行不可能だった。
それを告げるとおまえ達は俺がいないと何もできないのか!とまた激怒。とにかく
なんとかしろと言い張る王を残し退席する提督たち。そして、もしもの保険にと
先行させていたランディウス達に作戦開始の合図を送ることに。
作戦はこう。元々連邦の進軍ルートは予測出来ていたので同じく予測した伝令基地を
ランディウス達に見張らせていたが、この基地を押えれば部隊単位での孤立を誘え、
各個撃破も可能になる、というもの。そして伝令基地を落とすのは会戦直後か直前が
望ましいと。この作戦は見事に成功。伝令兵を一網打尽にしたランディウス達は
継続してその場で待機することになるが提督率いるカコンシス軍は部隊を小分けして
包囲陣形を敷いていた連邦軍を敗走させる。
この敗走は失策に気付いたアルダン将軍が兵の被害を最小限に押えるためもあったのだが
敗戦の懲罰として将軍職から降格。バルク将軍の配下に組み込まれることとなる。
が、貴族至上主義のアルダンは平民出のバルクの下につくのを拒み。同じ貴族である
ランフォード将軍の隊へ志願する。だがそれは未だ国境警備の任から戻らないバルク隊
に対し、カコンシス攻めの第2陣として出撃しようとしているランフォード隊に休む
まもなく同行するということでもあった。